ここ数年、視聴率が振るわないフジテレビだが、ネット上で毎週のように放送内容が大きな話題になるのが『ザ・ノンフィクション』。市井で暮らす人々に密着し、人間模様を紹介するこの番組には毎回、「よく見つけたな」と感嘆しきりなキャラの濃い人物が登場する。
今年の放送も楽しみなところだが、2022年の放送でとりわけインパクトがあったのはどの回か? …
ここ数年、視聴率が振るわないフジテレビだが、ネット上で毎週のように放送内容が大きな話題になるのが『ザ・ノンフィクション』。市井で暮らす人々に密着し、人間模様を紹介するこの番組には毎回、「よく見つけたな」と感嘆しきりなキャラの濃い人物が登場する。
今年の放送も楽しみなところだが、2022年の放送でとりわけインパクトがあったのはどの回か? …
今年5月22日をもってメンバーの岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀が脱退し、永瀬廉と高橋海人の2人体制となるKing&Prince(以下、キンプリ)。昨年12月31日は『第73回NHK紅白歌合戦』と、東京ドームで行われた年越しライブ『ジャニーズ カウントダウン 2022-2023』(以下、『カウコン』)に出演した。いずれも、5人での参加は最後の機会だっただけに、ネット上ではファンからさまざまな反響が寄せられている。
キンプリ3人は、昨年11月4日に脱退とジャニーズ事務所退所を発表。平野と神宮寺はグループ活動を終える5月22日で事務所を離れ、岸のみが今年秋頃に退所する予定だ。その後、5年連続5回目の『紅白』出場が決まり、5人でどのようなパフォーマンスを見せるのか、業界内外から関心が集まっていた。
「12月28日発売の『週刊文春』(文藝春秋)には、NHK関係者の話として、『紅白』の一部演出の“ネタバレ”が載っていました。台本では、スペシャルナビゲーターを務める嵐・櫻井翔が、どんな想いでステージに立つかなどをキンプリメンバーに聞いた後、『来年5月から、メンバー5人それぞれの道を歩む』(原文ママ)と、3人の脱退に触れ、曲紹介をする流れだと報じられたんです」(ジャニーズに詳しい記者)
櫻井とキンプリをめぐっては、『ベストアーティスト2022』(日本テレビ系、同3日)での一言が波紋を呼んだことも。番組内で、櫻井が「このメンバーでの『ベストアーティスト』出演は今夜が最後になるということです」と事実を伝えたところ、ネット上では脱退・退所発表にショックを受けた一部のファンたちから「わざわざ『5人最後の出演』って言う必要はあったの?」「台本に書かれていたとしても、『5人最後』とか言わないでほしかった」と否定的な声が噴出した。
この一件もあり、「文春」を通して当日の進行を知ったファンの間では「そんな演出はやめてほしいから、NHKにメールする」「誰も喜ばないし、本当にそんなやりとりがあったら、キンプリファンは来年から『紅白』を見ないと思う」と反対意見が相次ぐことに。
「実際のステージでは、櫻井から『今夜の「紅白」、どんな思いを届けたいですか?』と尋ねられた平野が『5人で出る「紅白」は最後になると思いますので、みなさんの目に焼き付けるようなパフォーマンスができたらなと思っています』と意気込みを語りました。続けて、永瀬は『たくさんの方の応援のおかげで立てたステージだと思いますので、感謝の気持ちを込めながら、大切にパフォーマンスしたいと思います』とコメント。そして、櫻井が『メンバー5人それぞれ、大変な活躍となりました2022年。たくさんの思いを胸に、今夜パフォーマンスを届けます』と紹介。ダンスが話題となった『ichiban』を披露しました」(同)
一部ファンが懸念していた「文春」報道そのままの展開にはならなかったため、ネット上では「櫻井くんからこういう質問が出るっていう台本の情報が報じられていたから、事務所側は本人に『最後』と言わせることにしたんだね」「櫻井くんに非難が集中しないよう、紫耀くんが引き取ったんだな」と臆測の声が上がった。
一方で、キンプリは『紅白』後に東京ドームへと移動し、『ジャニーズ カウントダウン 2022-2023』に出演。18年5月発売のデビュー曲「シンデレラガール」や、先輩・KinKi Kidsの「ジェットコースター・ロマンス」(1998年4月)を披露したほか、個々でシャッフルユニットのコーナーにも登場。公演の模様は31日午後11時45分~1月1日午前0時45分までフジテレビ系で生中継されていたため、会場に行けなかったファンも、“5人のキンプリ”を記憶に留めることができただろう。
なお、実際に会場に足を運んだファンのレポートや、一部スポーツ紙の報道にもある通り、生中継終了後に各グループがステージ上でお客さんにあいさつをする場面では、グループのリーダー・岸が代表して発言し、注目を集めたという。
「『僕事なんですが……』と切り出した岸に、会場内は一瞬緊張が走りましたが、続けて『ものまねしてもいいですか?』と司会の国分太一と井ノ原快彦に確認し、少年隊・東山紀之ふうに『ありがとう、青山劇場』と一言。会場は爆笑に包まれました。また、あらためて今年の抱負は『健康第一で』と話し、『紅白』とは違って脱退や退所については言及しませんでした」(コンサートに参加したファン)
こうした対応の違いに関して、「なんで『カウコン』では脱退と退所に誰も触れないの?」「闇を感じた」との声が上がっているものの、岸に対しては「なんて言うんだろう……って身構えていたのに、ものまねで笑っちゃった」「ヒガシのまねがめちゃくちゃ似てて最高だった(笑)」「岸くんがうまく煙に巻いてて感動した」「ティアラを悲しませない最高の配慮」と、好意的な感想も少なくない。
こうして5人で出演する最後の『紅白』と『カウコン』を無事終えたキンプリ。5月22日までに、ファンの前で再びパフォーマンスをする機会はあるのだろうか? 今後の活動に期待が高まる。
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2022年は学園ドラマや青春ドラマが豊作で、日本のドラマが一気に若返ったように感じた。俳優に関しても同じことが言え、若手男性俳優の注目株が多数出そろったように思う。そこで、23年に注目すべき若手俳優たちを紹介する。
その筆頭は神尾楓珠だろう。年上の女性と恋に落ちる映画好きの高校生を演じた『恋のツキ』(テレビ東京系/18年)や、自由奔放なイケメン教師を演じた『顔だけ先生』(東海テレビ・フジテレビ系/21年)などの作品で頭角を見せていたが、22年は、政治AIを用いて地方都市を統治する総理大臣に選ばれた高校生の少年・真木亜蘭を演じたSF青春ドラマ『17才の帝国』(NHK、5~6月放送)で一気に注目された。
純真無垢な優等生の少年というイメージが強い神尾だが、4月期のドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)では、クールなヤンキーを演じ、演技の幅を広げた。現在、23歳だが少年のイメージが強すぎるため、しばらく学生役が続きそうだが、基本的に演技力のある俳優なので、大人びた役も演じてほしい。
神尾と共に『17才の帝国』に出演した望月歩も、少ない出番の中で、地方都市をまとめる官僚・林完を好演。22年は7月期のドラマ『石子と羽男 -そんなコトで訴えます?-』(TBS系)や、11~12月に放送された『早朝始発の殺風景』(WOWOW)など、多数のドラマに出演。脇で光る演技を見せる若手俳優として、着々と評価を上げてきた望月だが、そろそろ大きな役も見たいところ。23年は、正月時代劇『ホリディ~江戸の休日~』(テレビ東京系)で葵わかなとダブル主演するため、一気に飛躍するかもしれない。
望月と同じ『早朝始発の殺風景』に、山田杏奈とダブル主演した奥平大兼も若手の注目株。映画『MOTHER マザー』(20年)で、母親からネグレクトを受けている小学生役で俳優デビューした奥平は、それ以降、着々とキャリアを積み、現在19歳。年相応の少年を自然に演じられるのが奥平の強みで、すでに演技派としての貫禄すら備わりつつある。23年はDisney+で配信されるファンタジードラマ『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』で中島セナとのダブル主演が決定しており、世界的成功も見え始めている。
一方、“圧倒的な眼力”で俳優として一皮むけたのが、眞栄田郷敦。父は千葉真一、兄は新田真剣佑という俳優界のサラブレッドといえる家系で、すでに『プロミス・シンデレラ』(TBS系/21年)等のドラマにも出演していたが、今年は10月期のドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系)に出演したことで一気にブレーク。
本作で眞栄田が演じたのは、テレビ局で働く若手ディレクター・岸本拓朗。世間知らずのお坊ちゃんだった岸本が、冤罪事件を取材する中でジャーナリストとして成長していく姿を眞栄田は好演しており、最終話では、最初とは別人のような顔立ちに変わっている。圧倒的な眼力が買われての起用だったが、本作で若手俳優のトップとして一気に躍り出たと言えるだろう。
一方、5~6月に放送されたNHK夜ドラ『カナカナ』では主演を務めており、元不良の居酒屋の大将・マサ(日暮正直)を演じている。こちらは強さが前面に出たキャラクターとなっていたが、アクションもできる俳優なので、動画配信サービス制作で派手なバトルのある少年漫画の実写ドラマにでも抜てきされれば、世界的ブレークも夢ではないだろう。
そして、22年最も若者に支持されたドラマと言えば10月期の『silent』(フジテレビ系)だが、Snow Man・目黒蓮と並んで注目されたのが「優しすぎる男」こと戸川湊斗を演じた鈴鹿央士だ。
湊人は、耳が聞こえなくなった親友の佐倉想(目黒)を心配する一方、恋人の青羽紬(川口春奈)が元カレの想に抱いている気持ちを察知し、2人を思いやるという優しい男で、本作の優しい世界観を象徴する天使のようなキャラクター。“常軌を逸した優しさ”を抱える湊斗は、ほかの俳優が演じたらまったく説得力が生まれなかったと思う。間違いなく本作の功労者の一人だ。
俳優デビューのきっかけは、エキストラで映画撮影に参加したところ、出演者の広瀬すずの目に留まり、彼女の所属する芸能事務所にスカウトされたという変わり種。正式に映画初出演となった『蜜蜂と遠雷』(19年)での天才ピアニスト役で、映画ファンには知られていた存在だ。23年はNetflixで放送される少女漫画原作のドラマ『君に届け』で、南沙良とダブル主演を務めることが決定している。しばらくは天使のような優しい青年の役が続きそうだが、そのイメージを逆手にとって悪役を演じても面白いかもしれない。
最後に触れておきたいのが、菅生新樹。坂元裕二氏脚本、7月期の刑事ドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)で事件の鍵を握る大学生を演じ、俳優デビュー。その後、LINEで配信されたスマホ特化型のドラマ『トップギフト』にて、秘密を抱えた地下格闘家の役を演じた。出演作はまだ2作で、どちらも出番は決して多くないものの、鮮烈なインパクトを残している。
俳優・菅田将暉の弟ということでも注目されているが、どんな役でも器用にこなすカメレオン俳優の兄と比べると、演技はまだまだ硬くてぎこちない。だが、その硬さを補って余りある野獣のような圧倒的存在感がある。今後どのような俳優になっていくのか楽しみだ。
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂に対して視聴者が以前から思っていた素朴な疑問が、ついに明かされることとなった。
昨年12月22日深夜放送の『出川一茂ホラン☆フシギの会』(テレビ朝日系)に長嶋がゲスト出演。1年間のうち大半をハワイで過ごすという長嶋に対し、MCのホラン千秋から「その期間は仕事できないじゃないですか。何でそんな豪遊できるのか不思議」と質問されると、「僕、投資す…
2022年も数えきれないほどたくさんの面白いバラエティ番組が放送され、数々の名シーンが誕生した。その中でも僕が「2022年のテレビバラエティを代表する作品」だと強く思っているのが「根建のシビック」だ。このワードで即座に反応する人はお笑い変態の素質ありなのでぜひ、仲良くさせてもらいたい。「根建のシビック」は、プロ野球ファンで言うところの「江夏の21球」のように、今も一部のお笑いファンの間で語…
皆さん、2022年はどのような1年だったでしょうか? エンタメの分野では、ダチョウ俱楽部の上島竜兵さんが亡くなったり、ウィル・スミスがアカデミー賞の司会者をビンタしたり、BTSがソロ活動専念を宣言したり……。はたまたジャニーズ事務所では、Travis Japanが世界デビューしたと思ったら、King & Princeの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の脱退・退所が発表されたりと、目まぐるしい年でした。
そんな世間を騒がせたニュースと並行して、サイゾーウーマンでもさまざまな記事を公開してきましたが、皆さん、見逃しているものはありませんか? そこで今回は、お正月休みにぜひとも読んでほしい記事8本を編集部が厳選! コタツでみかんを食べながら、昨年を振り返りましょう!
テレビ東京の大人気特番『水バラ ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅』で大活躍中のA.B.C-Z・河合郁人に、60代女性の新規ファンが増えているらしい――そんなうわさを聞きつけ、取材を敢行。河合は、「ミスターバス旅」こと太川陽介の鼻を明かす“奇策”を繰り出してくるそうで、ある女性は「太川の“マジな顔”を引き出してくれる」番組になくてはならない存在だと、河合のことを高く評価していました! 60代女性の間で、太川が“厄介者”扱いされているのがビンビン伝わってくる、“ジワる”1本です。(編集部J子)
『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)で、全裸ドッキリをやらされているSexy Zone・菊池風磨が、満を持して「an・an」(マガジンハウス)SEX特集でヌードグラビアに挑戦しました。菊池は同誌で自身のセックス観も明かしているのですが、「語弊があるかもしれないけど」と断りつつ、力技かつダイナミックに“アイドルとファン”の話へ着地させており、「あぁ、これぞアイドル」と感服。元AKB48・板野友美による目が滑りまくるセックスレス回避術も要注目ですよ!(編集部J子)
「充血」「疲れ」「目のかすみ」など、症状によってさまざまな商品が展開されている市販の「目薬」ですが、どれを選べばいいかわからないという人も多いはず。サイゾーウーマンでは、アイケアクリニック院長・佐藤香先生にインタビューを行い、目薬選びのポイントや注意点、おすすめの市販薬について解説いただきました。年始イベントやコンサートの必須アイテムですから、参戦を控えているオタクの皆さんは必見の記事です!(編集部M子)
副社長の滝沢秀明氏の退社や、King&Prince3人の脱退&退所発表と、22年は衝撃的な出来事が立て続けに起こったジャニーズ事務所。ネット上では、創設者・ジャニー喜多川氏がご存命だったら……と嘆く声は少なくありませんでした。サイゾーウーマンでは、そんなジャニー氏と縁の深い、アメリカ・ロサンゼルスの「高野山米国別院」第10代主監、松元優樹さんに取材。激震続きの今だからこそ、喜多川家にまつわる歴史を振り返ってみては。(編集部M子)
國光真耶(旧芸名:小林麻耶)の夫でタレントの國光吟氏が、7月にオリジナルTシャツの販売を開始。しかし、Tシャツプリント会社とトラブルになり、購入者に商品を発送できない状況に……。その際に行った生配信では、同社に対して怒り散らしただけでなく、視聴者にも牙を剥いていました。最近はゲーマー夫婦と化し、すっかり鳴りを潜めてしまった2人ですが、またこうしたパッションあふれる動画が見たいです!(編集部K子)
仲里依紗が「セレブとお母さんを兼ね備えてる上級者」と称賛する“しーちゃん”ことオーガニックママタレ・工藤静香。彼女が外出時、エルメスのバーキンに“干し芋”を忍ばせていることが発覚したことから、この記事ではしーちゃんの“干し芋愛”あふれるSNS投稿の数々を紹介しています。しーちゃんの干し芋情報がこんなに集まっているニュースサイトは、サイゾーウーマン以外になかなかないのでは?(編集部K子)
20年1月に女優・唐田えりかとの不倫が報じられ、同年8月に女優で妻の杏と離婚を発表した俳優・東出昌大。以降、テレビ出演は消滅し、映画や舞台を活動の場としてきましたが、なんと私生活では、“山小屋”で狩猟をしたり薪を割ってお湯を沸かしたりしてるとか! しかも、そんな“ワイルド東出”は、不倫を叩くのがお仕事の一つである週刊誌の記者を虜にしているようで……。東出の人たらしっぷりをしみじみと感じる1本です。(編集部Y子)
主演する単発ドラマ『教場』シリーズ(フジテレビ系)が、今年4月から“月9枠”で連ドラ化されることが決まっている木村拓哉。「何をやってもキムタク」なんて揶揄されることもありますが、同ドラマでは華やかさを封印した、ダークな役が評価されています。そんなキムタク、実は以前にも“ダークヒーロー”を演じたことがあったのですが、ある理由から封印されてしまったそう。俳優・木村拓哉の軌跡、なかなか興味深いです。(編集部Y子)
昭和の時代から、日本のエンターテインメント界を牽引し続けるジャニーズ事務所。ダンスに力を入れている事務所というイメージが強いが、中には「歌がうまい」と評判のタレントも多数在籍し、音楽番組やコンサート、ミュージカルをはじめとする舞台でその美声を披露している。
今回は、2020年以降にデビューした若手グループ・Snow Man、SixTONES、なにわ男子、Travis Japanの各グループから、ファンの間で特に歌がうまいと評判のメンバーを1人ずつピックアップ。音大出身のプロ音楽講師であり、技巧派モノマネタレントとしても知られる知香さんに、その歌声分析を依頼し、歌うまランキングとして発表してもらった。
「今回の歌声分析、とても難しかったです! できるだけ、皆さんの最近の歌声を参考にしたいと思ったのですが、現代の曲はヴォーカルにもエフェクトがかかっているので、歌声が調整されていて、なかなか“うまいヘタ”がわかりづらいんですね。そのため今回は、時期を限定せず、さまざまなジャンルの楽曲を、ソロ/グループで歌っている映像を複数組み合わせた上で分析しました」(知香さん)
果たして、知香さんを最も唸らせた若手歌うまジャニーズは誰だ!?
今回、知香さんに歌声を分析してもらったのは、Snow Man・渡辺翔太、SixTONES・京本大我、なにわ男子・大橋和也、Travis Japan・松倉海斗の4名。いずれもグループ内で「最も歌がうまい」と評判のメンバーだ。
渡辺はSnow Manの“歌”を支える人物として、ファンから絶大な支持を得ているメンバー。京本は、CDデビュー前から人気ミュージカル東宝版『エリザベート』のルドルフ役に起用されるなど、歌唱力の高さは折り紙付き。大橋はハイトーンボイス、松倉は表現力が“武器”といわれ、やはり多くのファンを魅了している。
そんな彼らの歌声は、プロの耳にどう響いたのか? 4人の歌うまランキングを紹介しながら、その歌声の特徴、魅力、そして伸びしろポイントを、歌うまランキングとともに解説していただいた。
大橋さんはいつも笑顔ですよね。天真爛漫さがうかがえる歌声で、しゃべっているときと歌っているときの声が変わらないのが印象的。性格も裏表がない方なのではないかと思います。
常に笑顔だから口角が上がり、自然と表情に引っ張られて目が大きくなって、そこから明るい声が前に飛び出す。それが、大橋さんの歌声の特徴です。元気なアイドルソングを歌うのにはとても向いていると思います。
一方、全部その調子で歌っているので、どんな曲も同じように聞こえてしまうのが惜しいところ。それに大橋さんって、ちょっとハスキーで鼻にかかった声をしているじゃないですか。今は20代と若いので、地声で高い声が出ているけれど、それを続けていると、30~40代になったときに声が出にくくなって、キーを下げて歌わなければいけなくなってしまいます。
改善策としては、「押す」歌い方だけでなく、裏声を用いて「抜く」歌い方を練習するといいと思います。加えて、主に胸式発声で歌われるポップスは、呼吸が浅くなり、カサカサした声になりがちなので、鼻からゆっくり息を吸って、あくびするときみたいに喉を開き、「あー」と声を出してみる――そのとき、前に出る声を、胸に落とす練習をしてほしいです。そうしていくと、もっと歌声の幅が広がって、聞かせる系の曲で人の心に“沁みる”歌い方ができるようになり、さらに声帯に負荷がかかりにくくなりますよ。
松倉さんは、4人の中で最も「歌っているときに顔が動く」のが印象的でした。曲によってエッジ利かせたり、声質の幅も広い。息遣いにも表情が表れているので、ジャニーズ外のミュージカルを本格的にやると、ものすごく化けると思いますし、もっと「歌がうまい」と言われるようになるんじゃないでしょうか。
また、光GENJIの「パラダイス銀河」を歌っている映像を見たのですが、「ようこそここへ 遊ぼうよパラダイス 胸の林檎むいて」という歌詞そのままを振り付けで表現していたんですね。すべての曲でそういったことをしているわけではないですが、歌い手にとっては重要な「歌詞を伝えたい」というパッションを感じました。
ただ、歌詞を伝えようとするあまりに、歌がおろそかになり、ヘタに聞こえてしまうことがあるという点が惜しい。歌うことにも同じくらい意識を向けてほしいです。
具体的には、感覚的な話になってしまうものの、歌う際、頬骨の上あたりから声を出すようにするといいのですが、松倉さんにはぜひ意識してほしいですね。実際、できている曲もあったので、特にアップテンポの曲でより意識するといいのではないでしょうか。歌詞の語尾まで気を抜かずに歌う……というのも大事です!
京本さんは、曲の全部をきれいな一本調子で歌うんですね。それって、とても難しいことなんです。また歌声を聞いていると、凛として美しく、クールな印象を抱き、加えて女性っぽさも感じ、そこが魅力的。
なんというか、流し目が美しい「女形」のイメージが思い浮かぶような歌声です。実際に女形をされている梅沢富美男さんの代表曲「夢芝居」も合うんじゃないでしょうか。ちなみに、マイクの持ち方にも品があると思いました。
そんな京本さんですが、歌声を聞いただけでは感情が伝わりにくい、殻を破り切れていないという点が惜しい。これさえ身に着ければ“最強”でしょう。
京本さんが、ミュージカル『ライオン・キング』の「愛を感じて」を歌唱する映像を見ました。私からすると、短所が浮き出てしまっていて……「話したいけど どうすればいい 過去の真実 ああ、だめだ 言えないんだ」というフレーズがあるんですが、とても淡々と歌っていたんです。
順を追って見ていくと、「話したいけど」の「ど」が歌いづらかったのか消えてしまい、続く「どうすればいい」もそれを引きずっていました。この場合、「ど」をいったんしっかり胸に落とし、役の感情を込めつつ、「どうすればいい」を一個一個はっきり歌ってほしかったですね。また、「過去の真実」で音が上がり、それに合わせて感情も上がるというパートが平坦で、セリフパートの「あぁ、だめだ」も流れてしまっていた。ここも感情を表に出して、声を上げてほしかったです。
歌声に喜怒哀楽を出す。またライオンが口を開いたときのように「ぐわーっ」と口角を上げて、そこから声を出す練習をしてみてはどうでしょうか。
渡辺さんの歌声はずばり「滑らか」。ラブソングを歌っている際に、相手の女性が“見える”ような歌い方をされていて、渡辺さんはロマンチストな方なんじゃないかなと思いました。ちなみにマイクの持ち方にも、ロマンチストぶりが表れていると感じますね。
渡辺さんをなぜ1位にしたかというと、アイドルの方がなかなかできない歌唱法をマスターしていたから。よく音楽の授業で、「口を大きく開けて歌いましょう」と教わると思うんですが、それをやると息漏れしちゃうので、実はよろしくない。本当は、あまり口を開けず、喉の奥を開いて、やわらかい声を出すというのがベストで、それを身に着けていたのが、渡辺さんなんです。
同じくSnow Manの向井康二さんと渡辺さんが一緒に歌っている映像を見ました。向井さんは声を前に出す歌い方をされていた一方、渡辺さんは、裏声を用いて「抜く」歌い方をされていたので、よりやわらかい歌声が印象に残りましたね。声帯を傷めずに歌うテクニックを、自然と身に着けているんです。
また、京本さんに対して「口角上げる」という点をアドバイスしましたが、渡辺さんも上がってはいないんですよね。ただ彼は、松倉さんパートで指摘した「歌う際、頬骨の上あたりから声を出すようにするといい」というのができています。
そんな渡辺さんですが、強弱があまりないのが惜しい。彼の歌声には表情があり、伝えたいこともわかるのですが、曲の中で、聞く人の心に強く訴えたいときは押す、聞く人の心に沁みるように歌いたいときは抜くというのを明確にすると、もっとよくなると思います。
これは4人共通していえることなのですが、皆さんはステージ上で、歌のうまさよりもカッコ良さを出そうとしているように感じました。カッコ良さに加え、さらにパワーアップした歌声を出すためには、まず“マスケラ”を意識してほしいです。
“マスケラ”はもともと、顔の上部を覆うタイプの「仮面」を意味するイタリア語。声楽の世界では、鼻と額の間あたりを指し、そこに声を響かせることが重要とされています。わかりやすくいうと、古畑任三郎が推理中、「んーー」と考え込む際に指で押さえる“あの場所”です!
一度、古畑ポーズをしてみて、マスケラの場所を確認し、そこに声を集めるような感じで、歌う練習をしてみてほしいです。その時、“マスケラ”とおなかを1本の線でつなぎ、軸にするようなイメージで声を出すのも大事。これは、4人だけでなく、「歌がうまくなりたい」というすべての人にアドバイスしたいですね。
ただみなさん、現時点でも、とてもいいモノを持っていると思います。それぞれ長所と短所があるのですが、曲調によっては「短所が長所になることもある」ということを理解していただけるとうれしいです。
大橋さんを4位にしましたが、元気で明るい曲を歌うのにはとても向いてますし、歌っている彼の笑顔を見て、私まで笑顔になり、たくさんのエネルギーをもらいました。松倉さんも、3位と下位グループですが、磨けば確実に化ける逸材です!
また京本さんは2位にしたものの、改善点をたくさん伝えてしまったのですが……歌うときに感情を表に出して殻を破ることができれば、彼は今回のランキングで1位だったと思います! そして1位の渡辺さん。ミュージカル『オペラ座の怪人』なんてやってみたら、すごくハマると思うので、そんな機会があることをひそかに期待しています。
知香(ともか)
モノマネタレント。榊原郁恵、MISIA、平原綾香、鬼束ちひろ、セリーヌ・ディオン、ホイットニー・ヒューストンなどレパートリー多数。東邦音楽大学、大学院で声楽を学び、音楽講師としての顔も持つ。
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