「闇金」新入社員が見た、夜逃げ社長のその後――ヤクザ登場で「自宅と工場占有」の現場

 こんにちは、元金融屋事務員、自称「元闇金おばさん」のるり子です。

 勤務初日。先輩社員の愛子さんから、朝礼前に済ませておかなければいけない掃除箇所や開店準備の仕方を教わっていると、社長が出勤するなり、共に清掃中であった営業社員を集めて言いました。

「M自動車がバックレた。債権は150万。各自役割分担して、早急に保全を図れ」

 一体何が起こったのかと困惑していると、先輩が「借りたお金を返せなくなったM自動車が逃げたってこと。これから僕たちは貸した分を回収しに行くんだよ」とこっそり教えてくれました。社長の手には「不渡速報」と書かれたピンクの小冊子が握られており、そこで得た情報をもとに話を進めているようです。

 するとまもなく、営業部長の伊東さんが席を立ち、重要確認事項というタイトルをホワイトボードに書き込み始めました。債務者(M自動車)の会社概要をはじめ、社長と連帯保証人の個人情報や所有不動産、売掛先の一覧、車両などの資産状況が詳細に書き出されると、その脇に「担当」と「結果」という枠を設けて表を完成させます。

 どうやら連帯保証人は、別所帯で暮らす息子のようで、取引には関係ないだろう子どもが通う学校名、嫁の実家住所までもが確認事項とされており、少し不穏な気分になりました。

「担当の小田は、伊東と会社。佐藤と藤原は社長の自宅、鈴川と田代は保証人関係を洗え。社長本人の身柄を押さえたら、すぐに連れて来い。俺は事務所で登記書類と債権譲渡の段取りをしておくから、弁護士や他業者に介入されたら、すぐに連絡するように」

 まだガラケー初期の時代であったため、社員たちは現場までの道程を赤ペンで記入した地図を用意します。また、M自動車から150万円を回収できない場合に備えて、借用証のコピーを用意し、いつでも担保や連帯保証人を取り込めるようにと、まっさらの契約書類と朱肉のセットもあわせてバッグに入れて出動します。手早く準備を済ました社員たちが、あっという間に事務所を出ていくと、ここで初めて社長から声をかけられました。

「初日から不渡が出て、少し驚かせてしまったかな。これが毎日ってわけじゃないから、そんなに怖がらないで大丈夫だよ。みんな揃ったときに、きちんと紹介するから、それまでは先輩の愛子さんに日常業務を教えてもらうように」

 私の担当は、営業事務と経理補助。掃除やお茶出しなどの日常業務はもちろん、不動産謄本や信用情報の定期閲覧、印鑑証明の期日管理などが主たる仕事です。見たことのないものばかりで、初めこそ少し不安に思っていましたが、慣れてしまえば簡単なことでした。

 いい機会だからと、愛子さんに情報端末の操作方法を教わりながら、M自動車の社長の名前と生年月日を入力して、信用情報を取得してみます。排出されたレシートの上部には、住所、氏名、生年月日、電話番号、勤務先、勤務先電話番号などの情報が明記されており、その下には多くの数字が羅列されていました。

 レシートの長さは、与信審査の回数や借入件数の多さに比例し、短いほど信用のある人だと判断されるそうですが、M自動車の社長の信用情報は、素人の私が見ても多重債務者とわかるほど長いレシートで提供されます。

「やっぱりたくさん申し込んでいるわね。ここ数日の信用照会(新規申込や追貸の問い合わせ)を見ると、7件もの業者に新規で申込みして、そのうち1件が実際に貸し付けしてる。これによると保証人も同じ人をつけているようね」
「そんなことまでわかるんですか?」
「これ、全部番号で書いてあるから、何がなんだかわからないでしょ? でもね、見方を覚えてしまえば、いろいろと見えてくるものなのよ」

 愛子さんによると、M自動車の社長は返済の遅延などはしてないものの、商工ローン業者やサラ金など、複数の業者から限度額一杯まで借り入れをしているとのこと。大手自動車ディーラーに籍を置く息子も、同様に複数の借り入れがあり、その日付から、父親の資金繰りに巻き込まれている様子が見て取れました。取得した信用情報のレシートを、書類作成に勤しむ社長に見せると、あからさまに顔をしかめながらも、どこか楽しそうにつぶやきます。

「最後に摘まみ(金融業者から借入すること)やがって。これは飛んでいるな」
「飛んでいる?」
「もう夜逃げしてるってこと。不渡を出した翌日にサラ金から借りているから、最後に摘まんだ金を持って、どこかに潜伏しているんだろう」
「夜逃げする人、本当にいるんですね……」
「ああ、たくさんいる……」

 昼前になると、現場に向かった社員からの報告が相次ぎ、大体の状況がわかってきました。どうやら借主の社長と連帯保証人である息子は、事後を弁護士に一任して身を隠しているらしく、会社や自宅などの玄関には、担当弁護士の介入通知が貼られ封印されているようです。社長の読み通り、すでに夜逃げしている状態といえ、ホワイトボードに書かれた情報の意味合いが理解できました。

「建物の中に誰もいないのなら、破って入れ」

 この時はわからなかったのですが、「破って入れ」という言葉の意味は、弁護士の封印を破って物件を占有しろという意味でした。占有とは、実際に居座って物件を支配することで、賃借権の実力行使というべき強硬手段です。こうなってしまうと、所有者本人はもちろん、第三者の立ち入りは許されません。このようにして手に入れた賃借権を売却、または転貸することで150万円の回収を図っていたのです。

 いまこんなことをすれば世間を騒がせるくらいの大事件になるでしょうが、平成16年に改正法が施行されるまでは横行していました。たとえ他業者と城(占有対象物件のこと)の取り合いで警察沙汰になっても、厳重注意、最悪でも書類送検くらいで済まされていたのです。

「“看板”を出したら、応援が到着するまで、誰も入れるなよ」

 看板を出すといっても、A3のコピー用紙に社名と電話番号が大きく書かれたものを、玄関に貼るだけのこと。貼り出し方はもちろん、看板に使用される勘亭流の字体が、穢れを外に漏らさぬよう、家人の死を周知させる忌中用紙と同じで、法人の倒産は人の死と変わらぬものだと実感しました。

 この日は昼すぎから続々と強面の人たちが会社に集まって、ヤクザ事務所と見紛うくらいの状況になりました。社長と来社された方があいさつを交わしています。

「ご苦労様です」
「おう、お疲れさん。今回も、よろしくな」

 企業舎弟ではないものの、ケツ持ちと呼ばれる暴力団関係者との関わりは深く、物件を占有する時や回収現場で大きな揉め事が起きた時には、結束力が強く、集結していました。社長個人の先輩後輩や個人向けの闇金業者など、グループ会社も複数あり、有事には殴り込みにいくような雰囲気が醸成されます。以前、地元の大親分の葬儀を経験していたこともあって私は平気でしたが、普通の人ならば採用を辞退してしまうレベルの環境といえるでしょう。

「念のため、賃貸契約書の写しも持っていけ」

 M自動車社長らから署名捺印をもらっていたという白紙の賃貸契約書に、各物件の詳細と特約を書き込んだ社長は、そのコピーと数万円の経費を各グループに持たせて現場に送り込みます。結局、この日はM自動車の会社(工場)と自宅、連帯保証人の自宅を占有することになったようで、社員のみんなは事務所に戻れず、入社の挨拶はできないまま帰宅することになりました。

 1日が目まぐるしく、まるでヤクザ映画を見た後のような心境になっていた私は、続きを楽しみに早寝した次第です。

※本記事は、事実を元に再構成しています
(著=るり子、監修=伊東ゆう)

中居正広、『めちゃイケ』は「全部台本」「面白くない」と暴露! 波紋呼んだ“裏話”

 7月5日放送のドキュメンタリー番組『笑いの正体』(NHK総合)で、MCの中居正広がかつて複数回出演したバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)は「一言一句、全部台本」と明かし、ネットユーザーから驚きの声が上がった。

「フジテレビで1996年10月から2018年3月まで、約22年放送された『めちゃイケ』は、ナインティナイン・岡村隆史と矢部浩之を中心に、よゐこや極楽とんぼ、オアシズといったメンバーが出演していた大人気バラエティ。中居は不定期で『中居&ナイナイ日本一周』という人気企画に出演し、自身のファンや番組ファンを楽しませていたのですが、今回の『笑いの正体』で、『めちゃイケ』は一言一句、全部台本通りのセリフで、リアクションや間の取り方についても、参考VTRが用意されていたと暴露したんです」(芸能ライター)

 その上で、「だから僕は『めちゃイケ』、やっていてまったく面白くない」と“ぶっちゃけ”た中居に、ネットユーザーは「みんな楽しそうにしてたけど、全部やらせだったの!?」「中居くんが『めちゃイケ』で見せる素の感じ、好きだったけどな~」といった反応を示していた。

「『めちゃイケ』は平成を代表する伝説的番組の一つといえますが、これまでにもさまざまな“裏話”が明かされ、そのたびにネット上で波紋を呼んでいます。例えば、18年11月に放送された『ジンギス談!』(HBC北海道放送)では、よゐこ・濱口優が『共演者同士が楽屋で話したりしていると、(番組スタッフに)めっちゃ怒られてた』と告白。“面白い話は本番でするもの”という番組サイドの方針だったようですが、本番前にあいさつのため共演者の楽屋へ行くことも許されていなかったとか」(同)

 なお、『ジンギス談!』MCのタカアンドトシ・トシも、『めちゃイケ』収録に臨むよゐこ・有野晋哉とメイクルームで会ってもテンションが低かったことを振り返っていた。

「さらに、今年6月放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、ナイナイの岡村と矢部が、『めちゃイケ』に不定期出演していた江頭2:50の“流血騒動”を明かしています。フジテレビの局内で江頭を胴上げするシーンで、天井を突き破り流血させてしまったことがあるんだそう。『めちゃイケ』ではいつも体を張っていた印象の江頭も、この時は『マジか』と困惑していたといいます」(スポーツ紙記者)

 この流血シーンはオンエアされなかったというが、岡村いわく「江頭さんって、めちゃくちゃ『めちゃイケ』で血出てる」「みんななんかね、どっかでケガしてる。ただ江頭さんが一番多かった」とのこと。ネット上には「危ない現場だな」「面白い番組だったけど、コンプライアンスは完全無視だったんだろう」「さすがに流血沙汰はヤバい」といった声が寄せられた。

「岡村とオアシズ・光浦靖子が19年2月放送の『人生最高レストラン』(TBS系)に出演した際には、『めちゃイケ』最終回後に打ち上げがなかったと告白。岡村が『「めちゃイケ」なんか打ち上げやったことないし。そんな番組だったから』と述べると、光浦も『(深夜放送時代から)25年ずっと一緒にやってきたのに、びっくりしちゃった。「あっ、打ち上げやらないんだ?」って』とコメントしたんです」(同)

 また、このところYouTuberとしても活躍している江頭も、昨年11月にサブチャンネル「エガちゃんねる ~替えのパンツ~」で公開した「【相関図】江頭の交友関係をまとめてみた。」という動画内で、『めちゃイケ』の打ち上げは「全然なかった」と発言。

「江頭によると、番組の総監督・片岡飛鳥氏の『甘えが生じる』との考え方により、打ち上げが行われることはなかったそう。ただ、最後の収録時、スタジオで乾杯する程度の『ちょっとした打ち上げがあった』といい、江頭はその際に“仮病”を使って『ちょっと家に来てくんない?』とお願いする形で、岡村の連絡先をゲットし、『ちょっと仲良くなった』とうれしそうに振り返っていました」(同)

 終了後もたびたび裏話が飛び出す『めちゃイケ』。視聴者だけでなく、出演者にとっても思い入れが強い番組だったということだろう。

Hey!Say!JUMPがランクイン! ダンサーチーム「RAB(リアルアキバボーイズ)」が選ぶ、上半期ジャニーズダンス楽曲ベスト3

 7月11日に投票締め切りが迫った「ジャニーズダンス楽曲大賞2022上半期」。今年上半期に発表されたジャニーズ楽曲の中から、ジャニーズファンの投票によって振り付けやダンスパフォーマンスのベスト1を決定するという企画です。

 全17曲の対象楽曲のうち、現在トップに立っているのは、King&Prince「ichiban」。2位にSnow Man「ブラザービート」、3位にはなにわ男子「The Answer」がランクインしています。ジャニーズファンの投票結果も気になるところですが、今回はYouTubeチャンネルも人気のプロダンサーチーム「RAB(リアルアキバボーイズ)」にベスト3を聞いてきました!

・涼宮あつき
RABメンバー。世界的に有名なブレイクダンスの祭典”BATTLE OF THE YEAR”で日本1、国内のB-BOYソロバトルの中でも超ハイレベルな大会”Hook up”で優勝するなど、実力派ダンサー。漫画とアニメが好きで、アニソンでダンスをするA-POPダンスバトル『あきばっか~の』を主催。

・マロン
RABメンバー。声優やアイドルの振り付けや、RABでも振付けを担当している。漫画家としても活動し、『RAB(リアルアキバボーイズ)の日常描いてみた』(ライブコミックス)は単行本化。

・ネス
RABメンバー。A-POPシーンの日本一を決める大会『アキバストリート』を連破、『あきばっか~の』で優勝。タットダンスの日本一を決める大会『ARMS』で優勝し、世界大会DDLでのエキシビジョンバトルでNYに世界進出を果たす。

ジャニーズダンス楽曲1位:King&Prince「ichiban」

マロン 1位はキンプリさんの「ichiban」ですね。確実に世界を狙っているな、と感じさせるダンス技術と構成、気合の入りようがちょっとほかの楽曲よりずば抜けてましたね。

涼宮 良い意味でジャニーズっぽくないというか、完全に世界基準という感じでした。僕たちダンサー目線でいうと、すごいコアなダンスの技術も詰め込まれている一曲。それなのに、メンバーがただ振り付けを踊っているわけじゃなくて、“ダンスを踊っている”という感じなんです。

 ベースはヒップホップダンスのSWAGといわれているジャンルだと思うんですけど、これがむちゃくちゃ難しいジャンル。めちゃくちゃ見た目がかっこいいので、踊りたいとはみんな思うんですけど、難しくて扱いにくいというか。それなのに、キンプリさんはそれを選んでやって、しかもクオリティがすごく高い。単純に、このジャンルを選んでやっているということ自体がすごいなと思いますね。

マロン ジャニーズさんは、振りをファンと共有するというか、一緒に楽しめる振り付けが多かったイメージなんですけど、今回、完全に突き放しにかかっているなと。アーティストは「憧れ」と「共感」といわれていて、今までのジャニーズさんは「共感」のほうがどちらかといえば強かったんですけど、今回のキンプリは「憧れ」のほうに行こうとしている気がしました。

 K-POPの今の勢いに負けないように、「俺たちがイチバンだ」というのをダンスで出そうとしているな、というのがこの一作に表れているなと。そこにKREVAさんの歌詞とかも合わさって。これはダンサーとしてかなり食らっちゃいましたね、正直。

ネス 小手先じゃない感じがすごいというか。ちゃんとダンスを理解して踊っていないと、ここまでにはならないなという感じです。圧倒的なアーティストになろうとしている気合が伝わってきますね。

涼宮 ダンサーから見ても、一般人から見ても「すごい」と思わせるのは、結構難しい。僕らがやっているダンスは、ダンサー向けに踊ることもあれば、一般人に向けて踊らなきゃいけないときもあって、その使い分けがすごく難しいんです。でも「ichiban」は、誰がどう見ても「この人たちはうまいな」と思わせることをやってのけている。それは見せ方がうまいのと、ダンスのショーとしても完成されているのと、さらに歌っていらっしゃるので、パフォーマンスとしてもできている。今までのジャニーズさんにはなかったものを感じました。

ネス そうですね。たしかにSWAGは、手の動きとかはわかりやすいものが多いんですけど、それを上手に見せるのがすごく難しいジャンルなんです。だから、相当やりこまないと一般人にもダンサーにも「うっま!」と伝わりづらいというか。これをアイドルがやってるのは「マジ?」となりましたね。

マロン あとメンバーの平野(紫耀)くんと高橋(海人)くんの存在感がすごい。高橋くんはジャニーズいちダンスがうまいといわれているくらいなので、まずダンサー目線から見てもめちゃくちゃうまいですね。平野くんは存在感がすごくて、たぶん圧倒的カリスマ性。そこがすごく光っている感じがしますね。

涼宮 今までキンプリさんみたいなタイプの人たちって出てきてなかったので、僕らプロダンサーからするといい意味で「商売上がったり」というか。こんな、イケメンでかっこよくて楽曲も良くて、僕たち勝てる要素なくなっちゃうみたいな(笑)。

ネス やめてくれー! みたいな感じ。

マロン 本当そうですね。唯一僕たちが勝てるところがそこだけだったのに、ダンスのコアな技術の部分だけだったのに、そこまで手出されちゃったらもう。

マロン キンプリさんは「突き放すようなアーティスト感」だったんですけど、「ブラザービート」はちょっとマネしたくなるキャッチーな振りと、本格的なダンスの技術がちょうどいいバランスで入っていて、すごく魅力的だなと思いました。ちょっとした振りに見えても、実はボディコントロールが必要だったりするんですけど、見ている側に難しさを感じさせないで、サビは一緒に踊りたくなる。でも、間奏部分はむちゃくちゃ細かい踊りをしたり。見ている側がマネしたくなるし、派手な動きも入っていたりして、エンターテインメント作品としてむちゃくちゃ完成されているものだなと思いました。

ネス メンバーが出ているアニメの『おそ松さん』の実写劇場版でしたっけ?

涼宮 そうそう。実写の劇場版ということで、ハードルもすごく高かったと思うんです。でも、この曲とMVを見たときに、ある種、原作の『おそ松さん』をいい意味で超えている部分もあるなと思いました。ダンス的なジャンルで見ると、ソウルダンスが多く組み込まれていて、ソウルダンスはパーティーダンスともいわれています。どちらかというと「みんなで一緒に踊ろうよ」みたいな、共有的なダンスなんです。そういうことを意識して振り付けで入れているんじゃないかなと思いました。BPMも心地よくて、ソウルステップが映える曲ですよね。

マロン 『おそ松さん』という作品に対するリスペクトをすごく感じる。なるべく『おそ松さん』ファンを裏切らないように、ということはめちゃくちゃ意識しているんだろうと思います。例えば、ちょっと古くさい、昭和くささのあるダンスというか。サビのあの振りは漫画感というか、赤塚不二夫の良い感じのダサさがある。

ネス ジャニーズさんは「国民的アイドル」というイメージが僕の中にあって。世界に向けているのがキンプリさんで、国民みんなに向けて、「国民みんなで盛り上がろう!」という曲が、これだなという印象です。だから、2つはまったくタイプが違って正反対。本当に評価というか、順位をつけられない。どっちも好きですね。

マロン Hey!Say!JUMPさんの「春玄鳥」。この曲は僕が好きで推薦しました。僕、お仕事でいろいろな振り付けを作ってるんですけど、その目線で見て、この作品は構成がむちゃくちゃ良いのと、曲自体も透明感があってとても良いと思ったんです。Hey!Say!JUMPさんって「狼青年」なんかだとヒップホップをがっつり踊ったりして、元々技術が高いと思うんですけど、これはガチな部分とラフな部分がちょうどいい感じなんですよね。腕を振るシーンとか、人によって動かす幅が違っていて、そこにキャラクター性が出てたりする。あと、構成的にちょっと食らうのは、非対称がすごい多いんですよ。

ネス 左右非対称のアシメが多いですね。

マロン どうしても構成を考えるときは、左右対称だったり、ちゃんと真ん中で割れるように作るんですけど、この曲は非対称が目立つ。7人いるメンバーうちの3人がキックをしていたり、こっちのほうでは違うことをやっていたりとか、振り付けを作る側からすると勇気のいることをやっている。そういうのもありつつ、一人ひとりの個性もちゃんと出ているというところで、結構、自分は食らいました。

ネス ダンサーだと振り付けが「そろってない」となるところが、アイドルだから「色が出てる」になってるんだなという感じはすごくありますよね。振りをそろえてない。でも、それがいいんだ、ってなるんですよね。僕としても新しかったです。

涼宮 ダンスが技術志向になっていく中、あくまで自己表現なんだよ、ということを感じてハッとさせられる。例えば、7人のメンバーがほとんど同じ衣装で、ダンスがビタぞろいだと、特定の一人を目で追うことはあまりないですよね。「この人はクールに手を振ってるな」とか「この人は思いっきり手を振ってるな」とか、一人ひとりに目がいかない。「この人好きだな」って、ならないんです。そういう目で見ても、アイドルの中で百戦錬磨という感じはしますよね。タレント力といいますか、個人としてのアイドル力というのかな? そういうものが高くて、それぞれのキャラクターがすごくわかりやすい。

マロン これを見たときに「Hey!Say!JUMPさんのこと好きだな」となったんですよね。踊っているのを見ただけで好きになった、ということのすごさです。技術もあるからこそなんですけど、「見て好きになるダンス」というのは、一番の最高峰だと思います。人が理屈じゃなくて好きになるという、それこそ魔法ですよ。「春玄鳥」にはそれがあったので、これはすごいなと思いましたね。

涼宮 ファミリー感があるんですよね。僕らの世代が見てたジャニーズさんって、見てて幸せな気持ちになるのが魅力で、この曲にはそれがちゃんとある。ダンススキルとしても、次世代の技術も入ってるし。

マロン Hey!Say!JUMPさんは中間ですよね。僕たちの時代でいうと、ジャニーズはSMAPさんとか、V6さん、TOKIOさんを見てきたんですけど、そこと今のキンプリさん、Snow Manさんのちょうど間が、Hey!Say!JUMPさんだと思うんです。そのどちらのニュアンスもちょっと入っている感じがします。ジャニーズのダンスが変わっていく転換期にいたグループだからこそ、Hey!Say!JUMPさんにしか出せない色みたいなのが、逆にあるんだろうなとは思いますね。

マロン またSnow Manになっちゃいますが、「REFRESH」もすごかったですね。振り付けがすごく良くて。大体、サビ振りには激しい動きを出すんだけど、この曲はすごい細かいのを出してきた。あえて引き算を持ってきたというところが、とても良いなと。

ネス 妹がジャニオタで「WESTを見ろ」ってずっと言われていたのもあって、個人的にはWESTさんを応援していたりします。「Mixed Juice」はめっちゃ好きでしたね。僕は手を使うタットダンスをというジャンルをやっているんですけど、この曲は指先まですごくきれいで。 PVの楽しさにも、WEST感がやっぱり出てますね。

涼宮 KAT-TUNさんの「STING」は、僕たちの時代の、小さい頃に見ていたときの“あのジャニーズ”という感じがして、すごい良かったです。懐かしい気持ちになりました。あれはもう、踊りのジャンルでいうとたぶん「ジャニーズ」なんですよね。明確にいうとフリースタイルという言い方になってしまうと思うんですけど。

今後注目のジャニーズグループ:Snow Man、King&Prince、ジャニーズWEST

マロン キンプリさんは、今までのジャニーズになかったやり方を今打ち出そうとしているので注目しています。ついにジャニーズが本格的に世界に照準を合わせてきたか、という感じがしていて。今、K-POP一強だなんていわれている時代だと思うんですけど、そこに一石を投じるようなグループになるんじゃないかな、とわくわくしてます。同じ日本人のダンサーとして誇らしいというか。自分が誇らしいと言うのもおこがましいんですけど。

涼宮 僕はSnow Manさんです。アクロバットな部分と、今までのジャニーズさんの中でも1個とび抜けた技術に注目してます。「ブラザービート」を見て思ったんですけど、デビュー当時、「DD」あたりは、すごく「かましてやる」という感じがしてた。ほかの人たちと差をつけるために、体を張ってアクロバットをやってる印象だったんです。でも、「ブラザービート」はすごく“抜き”が出てきたというか、リラックスした感が出せていた。自然体のダンスが出てくるようになったので、生意気なことを言うと、またここから1個、Snow Manさんは伸びるんじゃないかなと思ってます。すごく注目したいですね。

ネス ジャニーズWESTさんに頑張ってほしいです。僕は「ギャップ」にやられちゃうところがあって。「Mixed Juice」のような元気な曲もあれば、わりとしっとりしたR&Bみたいな曲もあって、幅が広くてギャップも強い。その分、曲によって踊りのジャンルも変えなきゃいけないと思うんですけど、ちゃんと使い分けて踊れている。ジャニーズとしての戦闘力の高さみたいなところを、やっぱり感じますね。バラエティ番組とか見てるので、人としてもすごい好き。タレントとしてすごく応援しています!

涼宮 僕らが最初にダンス始めたのって20年くらい前なんですが、そのときにダンスの手本としてあったのは、ジャニーズさんだけだったんです。ジャニーズJr.さんとか、SMAPさん、嵐さんとかいて。当時、全然ダンスの情報や知識もなかったので、振り付けとかを見よう見まねでやったりとかしてたんですよ。ダンスを始めるとき、ジャニーズさんのダンスは通る道でもある。

 そう考えると、今の若い子たちは、キンプリさんを経由してダンスを始めると思うんですよ。最初の入り口の段階で、すごく水準の高いものに触れる。キンプリさんを見てダンス始めるような子たちは、間違いなくこれから世界に通用していくようなダンサーになるだろうと思いますね。

マロン キンプリさんが日本のダンスの水準をぐっと上げているでしょうね、今。

■『SUMMER SESSION RAB IN 日比谷野外大音楽堂』開催!

日程:2022年7月10日(日)
時間:OPEN 16:45 START 17:30 END 20:00予定
場所:日比谷野外大音楽堂
受付URL:
ローソンチケット https://l-tike.com/rab/
イープラス https://eplus.jp/rab0710/
ほか
配信チケット:
ローソンチケットhttps://l-tike.com/rab/

詳細はこちら

スリコ(3COINS)「and us 持ち手折り畳みミラー」は細かな肌荒れまでハッキリ! 自立&壁掛けできて使いやすい

 オシャレなグッズから便利グッズまで、思った以上に何でもそろう「スリーコインズ」。「コスパ最高!」なグッズもあれば、「これってどうなの?」なグッズもちらほら……。そんなスリコワールドを、ズボラなアラサー女子がご案内! 私見全開でバシッとレビューしていきます。

今日のスリコアイテム【and us 持ち手折り畳みミラー】

便利度:★★★★☆(どこでも置きやすい!)
コスパ:★★★★☆(拡大鏡もついていてお得♪)
持ち運びやすさ:★★★☆☆(少し大きいかも)

 出先で身だしなみをチェックするのに欠かせないハンドミラー。でも、いざメイクが崩れていた時、鏡を持ちつつメイク直しをするのは大変ですよね……。そんな悩みを解消できるのが、スリーコインズで発売中の「and us 持ち手折り畳みミラー」です。

 同商品は持ち手が折り畳めて、ハンドミラーだけでなく自立ミラーとしても使える一品。さらに持ち手は真ん中が空洞でフックに引っ掛けられ、家用の壁掛けミラーにもうってつけですよ。

 サイズは全長およそ23cmと大きめですが、厚さはさほどないため鞄に入れても邪魔にならないかも。鏡部分の直径は約15cmで広々しており、全体をしっかり見られるのも、うれしいポイントです。両面ついているミラーの片方は拡大鏡で、細かい部位まで見渡せるので、よりきれいにメイクを仕上げられそう。

 実際にミラーをスタンド状態で置いたところ、安定感は抜群。多少角度もつけられて、自分の見たい部分を簡単に映すことができました。持ち手部分の可動もなめらかで、パっと動かせて気軽にモードを切り替えられるのは助かりますね。

 肝心の鏡部分もかなりの見やすさ。特に拡大鏡は毛穴に至るまで自分の肌の状態がハッキリわかり、「もっと肌ケアを頑張ろう!」と一層美意識が高まります。

 購入者からも「スタンドと手鏡どちらにもなるのが便利」「視力が良くないから拡大鏡があって重宝してる」と好評の声が多数。3種類のモードでどこでも手軽に使える「and us 持ち手折り畳みミラー」を自分磨きに役立ててみませんか?

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

山岳映画『アルピニスト』と『神々の山嶺』同日公開 狂気以上の“映画館で見る価値”

 まるで示し合わせたかのような「同日公開」だ。何がって、ドキュメンタリー映画『アルピニスト』と、アニメ映画『神々の山嶺(いただき)』のことである。

 この「断崖絶壁や過酷な環境に挑む登山家もの」という大きな共通点…

続きを読む

『バチェロレッテ2』は大丈夫? やらせ疑惑、匂わせ投稿、ネタバレ……『バチェラー』はトラブルだらけ!

 7月7日、婚活リアリティー番組『バチェロレッテ・ジャパン』(以下『バチェロレッテ』)のシーズン2がAmazon Prime Videoで配信を開始した。

 2020年にスタートした『バチェロレッテ』シリーズは、社会的成功を収めた男性(バチェラー)を、女性陣が奪い合うリアリティー番組『バチェラー・ジャパン』(17年~、以下『バチェラー』)の男女逆転バージョン。今回は、起業家・尾崎美紀さんをめぐり、22~40歳の男性たちが“婚活サバイバル”を繰り広げる。

「『バチェロレッテ』に関しては、シーズン2が始まったばかりとあって、今のところ大きなトラブルは伝えられていませんが、すでにシーズン4まで配信している『バチェラー』シリーズのほうは、週刊誌でやらせ疑惑が報じられるなど、さまざまな問題が勃発しており、ネット上でも物議を醸してきました。今作の『バチェロレッテ』シーズン2はそれら問題をクリアしているのかと、心配になってしまいます」(芸能ライター)

 例えば、19年9月に配信された『バチェラー』シーズン3は、3代目バチェラーとなった実業家・友永真也さんが一度は焼き鳥店勤務の水田あゆみさんをパートナーに選ぶも、すぐに破局。結局は、ぶどう農家・岩間恵さんとカップルになる(後に結婚した)という展開でも視聴者から賛否が寄せられたが、同年11月発売の「週刊文春」(文藝春秋)は“台本通り”だったなどと報じた。

「“リアリティー番組”を謳っている以上、台本があること自体おかしいのですが、『文春』は番組関係者への取材をもとに、出演者間の会話などにも筋書きがあり、友永さんがいったんは水田さんを選ぶというのも、実は番組サイドの意向だったと報道。そのほか、エピソード4で友永さんとDJの中川友里さん、歌手の金子実加さんが池に飛び込んだシーンも、台本通りだったと伝えました」(同)

 しかしこの報道後に、当時、中川さんはTwitterで「この記事くそカスだなあ まじリアルに現場見てから言えよ」「あれ演技だったら参加女子みんなアカデミー賞だな」(ともに原文ママ、以下同)と反応。「文春」が報じた“やらせ疑惑”を否定したものとみられる。

「同報道を受け、前シーズンで2代目バチェラーを務めた実業家・小柳津林太郎さんも『文春!あれがやらせで、台本があるならば、、、[僕らは名俳優]』とツイートし、ネット上には『演技にしては、たしかに全体的にリアルな番組だよね』『とはいえ、多少の演出はありそう』などと困惑が広がっていました」(同)

 一方、最終的に3代目バチェラー・友永さんのパートナーとなった岩間さんについては、全エピソードが配信される前に結末の“匂わせ”となるようなSNS投稿をしていた疑惑も。

「最終エピソード配信前の19年8月に、岩間さんがインスタグラムで公開した写真が、友永さんの地元・神戸のデートスポットではないかと話題に。また、同9月には友永さんの趣味として知られていたゴルフを楽しむ岩間さんの姿も公開されていました。これらの投稿はすでに削除されていますが、ネット上には当時『もう付き合ってるってこと?』『ネタバレじゃん』といったあきれた声が続出したんです」(テレビ局関係者)

 さらに、Twitterでは一般ユーザーから友永さんと岩間さんの海外デートを目撃したという情報も寄せられ、「まだ最後まで配信されてないのに堂々とデートしていいの?」「結末わかっちゃってガッカリ」などと落胆する番組視聴者が相次いだ。

 また、同11月から配信された『バチェラー』シーズン4に出演した社会学者・松本妃奈子さんは、配信前からTwitterで番組批判を展開した。

「シーズン4は、中国人実業家・黄皓さんが4代目バチェラーを務め、松本さんは配信開始前から、自身のプロフィール動画を“事前に確認させてもらえなかった”と明かしつつ、『不本意な編集』『人権ないん?』などとTwitterで苦言を呈していました」(スポーツ紙記者)

 さらに、21年12月配信のニュースサイト「デイリー新潮」にも登場した松本さんは、番組収録のためとはいえ「いきなりスマホを取り上げられて、異国のホテルに10日間も缶詰めにされた」「収録が始まる前から、すでにストレスフルな状態」と明かしたほか、打ち合わせの段階で何度も番組スタッフから「痩せたほうがいい」「お前の水着姿は水着じゃない」などと言われ、「人権的に問題」があると非難したのだ。

「同誌の取材に対し、『Amazon Japan』から回答はなかったというが、松本さんの主張が事実なら、制作体制を見直すべきでしょう。そうでないと出演者があまりにも気の毒ですし、視聴者離れを引き起こすきっかけになりかねません」(同)

 『バチェロレッテ』シーズン2では、大きなトラブルが起こらないことを祈るばかりだ。

6股疑惑のTBS小林廣輝アナ退社、遊びまくりの男性アナウンサー事情「100人抱いた」も

 TBSの小林廣輝アナ(28)が、7月下旬で同社を“卒業”することを発表した。昨年6月にテレビ朝日の斎藤ちはるアナ(25)との熱愛が報じられた小林アナだが、続けざまに複数の女性との関係が発覚。実に“6股”をかけていたとされ、“赤坂のドン・ファン”などと揶揄されることに。このスキャンダル後、『アッコにおまかせ!』などのレギュラー番組を降板していた。

 いわば、自身の…

続きを読む

『彼女、お借りします』『テッパチ!』好発進 TVerドラマ人気ランキング

 在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、昨年10月には月間動画再生数が初めて2億回を超えるなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVerではドラマが圧倒的に見られており、ドラマの見逃し配信需要がこのサービスを牽引していると言えるだろう。

 しかしTVerにおける再生回数は基本的に…

続きを読む

『鎌倉殿』ついに“序章”終了――頼朝の死と、後家・北条政子の「尼将軍」の始まり

──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NHK「大河ドラマ」(など)に登場した人や事件をテーマに、ドラマと史実の交差点を探るべく自由勝手に考察していく! 前回は続きを読む

平野紫耀と高橋海人はどっちがダンス上手い? 不毛なファン闘争勃発か

 King & Princeの4thアルバム『Made in』(6月29日リリース)が、オリコン週間アルバムランキング1位を記録。初週48.6万枚を売り上げるヒットを記録している。

「キンプリのアルバムはこれまで2019年の1st『King & Prince』が初週売上46.8万枚、20年の2nd『L&』(ランド)が55.5万枚を記録。しかし、翌21年に発売した…

続きを読む