てんちむ、整形・貯金額・性事情まで…キワどい質問にぶっちゃけ回答連発

 タレントでYouTuberの「てんちむ」こと橋本甜歌が19日、自身のYouTubeチャンネルを更新。視聴者からの際どい質問に答える企画で、顔の整形、貯金額、性事情などについて赤裸々に告白している。

 動画では「NGなし!!ギリギリQ&A」と題し、てんちむが視聴者から募集した「ギリギリな質問」に回答。いきなり「なんのおクスリしてますか?」という攻めた質問が寄せられ、てんちむは愛…

続きを読む

『アネット』スパークス×レオス・カラックスが生み出したミュージカル映画の“異端児”

 非日常的なストーリーや浮世離れした演出がミュージカル映画のお約束とするならば、『アネット』はミュージカル映画界における“異端児”である。朗々と歌い踊るシーンもなければ、大勢が集い歓喜に包まれる華々しい演出もない。セリフの代わりに音楽を用いるのではなく、音楽そのものがストーリーとなり、美しい映像と共に、美談だけでは語れない心の深淵を生々しく暴いていく。音楽家スパークスと映画監督レオス・カラッ…

続きを読む

『家事ヤロウ!!!』【いももち】作ったら、うまさジュワー! 子ども2人がガッツリ食べるおやつ感覚でイケるレシピだった

料理がまったくできない主婦の私。料理は夫担当になっていますが、子どもが大きくなるにつれ、私も作らなアカンときに見舞われるように。まずはSNSで人気の簡単レシピから料理にチャレンジ!

今日のレシピ:【いももち】『家事ヤロウ!!!』

 

 『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)で見つけた北海道の郷土料理「いももち」。実はこのレシピは様々なアレンジができるということでネット上の、いももちレシピは多彩な種類のレシピが豊富に掲載されています。チーズ、みたらし、コーンバター風などが楽しめる「いももち」。これは作り方さえ覚えておけばさまざまなアレンジができるのでは?と、早速作ってみることにしました!

材料 分量
ジャガイモ 3個
片栗粉 大さじ3
七味唐辛子
しょう油

(レシピは『家事ヤロウ!!!』公式アカウントより)

 材料を用意しました。じゃがいも、片栗粉、七味(今回は一味)、醤油で準備完了です。

 料理手順はこちら。

(1)ジャガイモ3個の皮を剥き、8等分し鍋に入れる
(2)水を加えて蓋をし、火にかける
(3)フォークが刺さるほど柔らかくなったら水を捨て、再度火にかけ水分を飛ばす
(4)ボウルに移し、熱い状態のまま潰していく

(5)片栗粉を大さじ3 加え、よく混ぜる

 (1)〜(3)のじゃがいもを茹でる工程の写真は飛ばしました。フォークが刺さるほどじゃがいもが柔らかくなったら、熱い状態のまま潰していきますが……潰す前に先に片栗粉を入れてしまった!

 順番は前後してしまいましたが、この状態でじゃがいもをよく混ぜました。

(6)丸太状に形を整え、ラップをして冷蔵庫で冷やす

(7)6を輪切りにし、熱したフライパンに油をひき、中火で両面を焼く

 じゃがいもを冷やしたら、ラップを外して輪切りにします。

 フライパンで両面を焼きます。

(8)焼きあがったら器に盛り、七味しょう油を添えたら完成!

 焼きあがりました! 今回は一味醤油ですが、多分問題はないでしょう。

 「いももち」という名前なのだから、さぞかしモチモチ感がありビローンと伸びるのでしょう! と期待が高まります。

 伸ばしてみたら想像していたほどではありませんでしたが、結構伸びました。しかし、お餅の感触はあまり感じませんでした。

 早速、食べてみましょう!

 口に入れると、モチっとしていて、ジャガイモ本来の素材のうまさがジュワーと口に広がります。そのままでもおいしいのですが、七味醤油をつけることによって味は濃厚に。

 これはケチャップもいけるのでは? と冷蔵庫から取り出してきたケチャップをつけて食べてみると、一気にお子様向けの甘く優しい味に変身しました。

 『家事ヤロウ!!!』のインスタにあったように、もう少し焦げを作ったほうが、さらに香ばしくおいしくなったのでは?と思いました。子どもたちも喜んで食べられるレシピなので次回は、みたらし味に挑戦したいと思います。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★☆(おやつ感覚で食べられます)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(じゃがいもを茹でてラップに包む工程は少し面倒くさい)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(フライドポテトが大好きな我が家の息子2人もガッツリ食べました)

ダチョウ俱楽部のギャグは「一般人でも使える見事なフォーマット」

 放送作家の深田憲作です。

企画倉庫」というウェブサイトを運営している私が「あの企画はどこが面白いのか?」を分析し、「面白さの正体」を突き止めるための勉強の場としてこの連載をやらせてもらっています。

 今回のテーマは「ダチョウ俱楽部のギャグ」です。

 先日…

続きを読む

SixTONESがアポなし旅で「クソ楽しい」! 米津玄師は1分27秒間の“謎動画”が話題に!?【YouTube急上昇ランク】

 24時間365日更新されるYouTubeの中でも、特に注目を集めるのが「急上昇」動画。ランキングを見てみると、芸能人や有名人が出演しているのに、意外と世間で話題になっていない“名作(迷作!?)”もチラホラあります。「見逃した!」なんてことのないように、急上昇No.1とおすすめポイントを毎週振り返っていきましょう!

5月9日~13日 YouTube急上昇ランキング 曜日別No.1

月:SixTONES「SixTONES【アポなしキャンプ旅】ガチ交渉!スーパーで買い出しすると…!~02~
火:杏「合羽橋でお買い物をしました!
水:優里「【神回】歌うまYouTuberとカラオケ採点バトルしてみた
木:オリエンタルラジオ・中田敦彦「【金持ちになる人、貧乏になる人①】お金持ちになる秘訣はメンタルが10割!
金:米津玄師「(o|o)

SixTONESの“アポなし旅”に「ギャップがすごい」と反響

 SixTONESの公式チャンネルでは、メンバーが1人1万円の予算で“アポなし旅”を楽しむ長編企画を数回にわたって配信。今回、急上昇にランクインしたのは「SixTONES【アポなしキャンプ旅】ガチ交渉!スーパーで買い出しすると…!~02~」で、最終目的地である千葉県香取市のキャンプ地を目指しました。

 移動中の車内では、松村北斗が東京・虎ノ門を通るタイミングで「ぼくトラのもんです」と、クオリティに難のある『ドラえもん』(テレビ朝日系)のモノマネを披露。さらに、メンバーからしずかちゃんならぬ“しずおかちゃん”をマネをリクエストされると、「きゃっ! のび太さんのお茶っ葉!」と機転の利いた返しでみんなを笑わせます。

 また、次の動画「SixTONES【アポなしキャンプ旅】動物園で全力そりすべり!~03~」では、自ら電話でアポ取りをしたテーマパーク「成田ゆめ牧場」へ。メンバーはヤギとたわむれたり、竹馬やアーチェリーを楽しんだりした後、芝滑りで遊ぶことに。

 ソリで何度も滑っては「うえーい、うえーい、うえーい」(ジェシー)「クソ楽しいね、これ」(田中樹)と、子どものように大はしゃぎする6人。そんな姿に、ファンからは「大男たちがソリに乗ってはしゃいでるの、ギャップがすごくてかわいい」「童心を忘れない大男たち好き!」などと、好意的な声が寄せられていました。

 料理上手で知られる女優の杏が、料理グッズの問屋街・合羽橋で初めてお買い物。「これ欲しかったやつー」「楽しい、楽しいぞー」と、自撮りをしながら“爆買い”する様子を公開しました。

 3児の母でもある杏は、まず入った食器店でお椀を見つけると「子どもたちも少しずつ大きくなってきたので、こういう物あってもいいのかなあ」とコメント。その後も「子どもたち喜ぶかな~。どうなんだろう、これね~」と悩みつつも、パンダ型のお子様プレートを複数枚購入するなど、ママの顔を覗かせる場面が続きます。

 さらに、食品サンプル専門店では、精巧なお寿司やスイーツの食品サンプルを前に笑顔を見せる杏。ここでは、“子どもがおままごとにも使えるから”と、食品サンプルを自分で手作りできるキットをお買い上げ。その後、この日の本命である箸専門店に入ると、来客用などの箸を大量に購入していました。

 最後には「なんで今まで来なかったんだろう?」「泊まり込みで7日間くらい、全然いけますね」と語り、この街をすっかり気に入った様子。視聴者からは「芸能人なのに、庶民的でしっかり考えて購入するのがとても好きです」「1人で買い物してる時も、子どものことが頭から離れないのはママさんあるあるですよね~」などの声が集まっています。

 シンガーソングライター・米津玄師のチャンネルでは、1分27秒間の難解な動画を公開。わずかな音とともに、モザイクのような模様がうごめく内容で、「これは何!?」「謎解き?」とネットユーザーは騒然としました。

 実はこちら、今月13日に公開された斎藤工主演映画『シン・ウルトラマン』の主題歌でもある新曲「M八七」のプロモーション。動画の中にQRコードとして読み取れる瞬間があり、新曲やミュージックビデオの情報がわかる仕組みになっているんです。

 この斬新なプロモーション動画は、公開から1週間ほどで70万回以上再生されており、ファンからは「この不思議さがたまらん!」「ついに常人が理解できる領域を超えてきた」「目で見る音楽って感じでめっちゃ心地良い」などのコメントが寄せられていました。

 なお、米津は17日にも、インスタグラムのストーリーズに仕掛けのある動画を公開。一見、『シン・ウルトラマン』の静止画のように見えますが、一瞬だけ現れる流れ星をタップすると“隠しリンク”へ飛べるようになっており、ネット上では「最初に気づいた人すごい!」と話題になっています。

「美智子さまいじめ」の主犯だった、学習院「常磐会」とは――皇太子妃の座をめぐる“アンチ活動”

「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます! アンチ活動

――今回からは知る人ぞ知る、「常磐会」についてお話を聞かせていただきます。

堀江宏樹氏(以下、堀江) 常磐会は、学習院の高等科を卒業した女性限定の同窓会組織です。公式サイトによると「名称の『常磐会(ときわかい)』はいつまでも変わらないこと、あるいは木々の葉が常に緑であることの意」だとか。創設が明治28年(1895年)といいますから、長い歴史を持っています。

 昭和時代までは歴代の皇后さまが総裁をおつとめになられ、「総会」は毎年1回、明治天皇の皇后だった昭憲皇太后の誕生日の5月28日に行われているそうです。

――皇室との関係がとても深いことがわかりますね。

堀江 総会の様子を記した昭和中期の文章によると、「会場のメイン・テーブルには皇后席をはじめ旧宮家の席がもうけられている。その周辺には戦前派の有力な会員がむらがり、いきおい、戦後派の若い会員とははなればなれになってしまう」(「日本の孤島『常磐会』 学習院出の純血種女性」「週刊朝日」昭和33年=1958年12月28日号)」。

 これを書いたのはジャーナリストの大宅壮一なんですが、独特の悪意が感じられる一文になっています(笑)。良家出身というバックグラウンドは同じでも、世代差は隠せないようですね。

――会の雰囲気が厳かというか、特殊というか……。学校のOGの集まりとは思えない面々です。皇后陛下が常磐会の総裁を務められるとのことですが、美智子さま、雅子さまは学習院出身者ではないですよね?

堀江 そういう理由で、常磐会に総裁は現在置かれておらず、会長がそのトップということになります。最近、三笠宮家出身の元皇女である近衞甯子さんから、旧皇族夫人である竹田恭子さんに会長職が受け継がれました。なんにせよ、皇族・旧皇族にゆかりのある方が選ばれるという傾向は変わりないようですね。

 この常磐会が特殊なのは、参加資格が限定されていることなのです。戦後にできた女子短大や学習院大学の女性卒業生は、入ることができません。女子短大や学習院大の女性卒業生は、学習院の男子卒業生の団体「桜友会」に入るという、かなり斬新なことになっているのです。

――幼稚園〜高校の間に入学した女性生徒のみが入会できる狭き門、なのですね。

堀江 昭和47年(1972年)6月24日号の「微笑」に掲載された「浩宮妃は常磐会から… 高貴なる秘境・女子学習院同窓会『常磐会』の内幕をさぐる」と題された記事から引用すると、「もともと学習院は、幼稚園からの一貫教育をめざす学校。天皇家の例をみてもわかるように、どうしても学習院でなくてはならない人たちは、まず幼稚園に入り、小、中、そして高等科へとすすむ。途中から入学試験で入ってくるのは、むしろ“外様”。貴族の血は、下へ行くほど濃いのである」。

 しかし、幼い頃から学習院で教育を受けた男性卒業生も同じなんですが、あえて女性だけで固まっているというあたりに常磐会が「高貴なる秘境」と呼ばれ、世間からは好奇の目で見られ続けた歴史がうかがえるような気がします。

――昭和時代は、皇后さまを総裁に、旧華族、旧皇族の女性がズラリと役員を務めていますね。名家出身の女性しか入れませんという排他的な空気は、なかなかキツいものがあります。

堀江 大奥じみた雰囲気はありますよね。ただ、世間から悪意の目を向けられすぎているのでは、と感じる点もありました。

 たとえば、先ほどお話した大宅壮一の記事によると、聖心女子大出身の美智子さまが皇太子妃に決定したというニュースを聞いた常磐会メンバーは、うちの会員の中から皇太子妃が出るはずだと信じ込んでいたので、「ひどくプライドを傷つけられて、『いかに皇太子さまのご希望とはいえ、(美智子さまが)ご遠慮してお断り申し上げるべきだった』という意見が、有力会員の間を支配したという」。

 ほかには「理事の肩書をもつ某老女のごときは、いたってテレビ好きで、特に皇族関係のニュースときたら、画面にかじりつくように見入っているのだが、この日に限り、テレビにお尻をむけて、一日中スイッチを切りっぱなしにしていたという」。

――なるほど、常磐会VS聖心女子という構図が描かれたんですね(笑)。

堀江 入江侍従長(当時)によると、常磐会の会長を長年勤めていた松平信子さんは、常磐会出身者ではない美智子さまが皇太子妃に決定したことに憤激しました。しかも、発表直前まで秘密にされていたのが腹立たしいというのです。

堀江 昭和30年代に皇太子殿下(現・上皇様)の御教育参与(=教育係)として、御所でも勤めていた「保守派の大物」である松平さんが大反対することは見えていたので、妨害工作などできないように事前まで隠されてしまっていたようですね。

 その松平さんの手先のようにして動いていた一人が、柳原白蓮さんだといいます。柳原さんは旧華族の出身ですけれど、富豪の男性を捨てて、貧しい弁護士志望の男性のもとに走るなど、奔放な恋愛事件を起こしたことで、華族の肩書を捨てさせられているんです。

 それでも、歌人として上流社会で人気だったからでしょうか、13歳で華族女学校(現・学習院女子中等科)に入学するも、在学中に最初の夫と結婚、妊娠して中退という在学履歴だけは抹消されずに済んで、常磐会の会員名簿には残り続けられたのかもしれません。普通なら、不倫などが世間に知れ渡ると除籍処分を受けてしまうこともありえるのですが。

――名声がある人物に関しては無罪放免、ということでしょうか。結構、俗っぽいOB会ですね。

堀江 そんな彼女も皇太子妃時代の“美智子さまいじめ”の主犯だといわれていますね。しかし、吉原の遊女だった女性が、廓(くるわ)から逃げ出し、「自主廃業」するのを手伝うなど(参考:森光子『吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日』朝日文庫)、先進的な社会運動家としての顔も柳原さんは持っていたわけです。

――美智子さま排斥運動にそんな柳原さんが加担するのは、矛盾している気がします。

堀江 そうなんですよね。常磐会のメンバーにとって、皇室は最高のスターであり、なにもかも崇め奉るような特別な存在であるべきだったのかもしれませんね。生まれた家が(旧)皇族・華族ではないことはよほど許せなかったのでしょう。もしくは、自分より上位の方々……たとえば松平さんからの排斥運動参加要請を断るようなことは、とてもできなかったのかもしれません。

 柳原さんは、戦前に華族の身分を奪われてしまったような奔放な女性ですし、戦後、ご存じのように華族という身分は消失しています。しかし、柳原さんアイデンティティとしては、高貴な生まれであるという自負心は消えずにあったでしょうし、自分より立場も、身分も上の松平さんから「常磐会出身ではない女性が皇太子妃になるなんてあってはならないことよ。有名人の貴女に協力していただきたいわ」などと頼まれたら、拒めなかったのでは……。

――それにしても、当時の常磐会、相当に美智子さまへの敵対心が渦巻いていたのでは? 常磐会以外の人間が皇后陛下になられたわけですし。

堀江 本当はどの程度のものだったかは、関係者による信頼できる証言がないので、なんとも……なんですがね。でも「(美智子さま)反対派による結婚妨害の火の手は婚約成立後は『美智子妃いじめ』に姿を変えて燃え盛る」(塩田潮『昭和30年代 「奇跡」と呼ばれた時代の開拓者たち』)とか、書籍でも確定事項として取り扱われ、それに校正から特にツッコミが入ることもないという珍しいことになっている話ではあります。

 松平さんは、この連載で以前、紹介した皇太子殿下(当時、現・上皇さま)に帝王学を授けた一人とされるアメリカ人女性・ヴァイニング夫人をサポートしていたそうです。そして松平さんが、皇太子殿下の結婚相手としてプッシュしていたのは旧皇族出身の北白川肇子さんでしたから、美智子さまに決定したことで、他ならぬ、この自分の意志がムシされたと立腹してしまったといわれています。

 そして、昭和天皇の皇后である香淳皇后や旧皇族の梨本伊都子さんなどの、もちろん常磐会会員の有力者を巻き込んで、アンチ美智子さまの活動を繰り広げたとかなんとか。ただ、昭和天皇が皇太子殿下と美智子さまのご結婚に、理解をお示しになったら、表立って大反対の空気を出すことは控えたとされてはいます。

――松平さん、かなりの厄介人物ですね。とにかく、常磐会から皇后を出すというのが悲願なんですね?

堀江 ……というように週刊誌などではされています。皇后だけでなく、当然、宮妃も常磐会から出るんだという空気はあったようです。さきほどご紹介した「浩宮妃は常磐会から…」の記事では、常磐会理事の木村清子さんのコメントによると「義宮さまの妃殿下が、旧華族の津軽華子さまにきまったとき、何人かの外部の人から“皇太子妃では負けたけど、今度は勝ちましたね。おめでとう”という電話をいただきました」とあります。

 ただ、この部分をよく読むと「外部の人から」とありますよね。週刊誌などマスコミでは、閉鎖的な印象をうける学習院の常磐会が、他大学の卒業生の女性たちと争っている姿を作り出されているわけですが、そういう作られた雰囲気に呑まれた、あくまで外部の人が「今度は勝ちましたね」などといってお祝いの電話をわざわざかけてくる……そういってるようにも聞こえます。

――「本当は私どもも、そういうことに拘泥いたしてはおりませんのですけども、ホホホ、外部の方々が盛り上がってしまって、ホホホ」みたいな本音を匂わせているってことですか?

堀江 そうですね(笑)。常磐会を扱った昭和時代の週刊誌記事の中では、常磐会の有力者の談話を掲載しているものも多いのに、「常磐会から次の妃殿下を!」というような意気込みを熱く語る、実名の談話を見る機会がないのです。日本人は本音と建前を別にしているということもありますが……。

――ところで、特殊な空気を出している常磐会とは距離を置いている卒業生もいたりするのですか?

堀江 昭和くらいまでの価値観では、芸能界に入ることは上流階級出身の女性にとっては「身を落とす」行為だとされました。だから、小津安二郎の『東京物語』でおばあさん役を演じたり、老け役女優として有名だった東山千栄子さんは「終戦までは、総会への出席もご遠慮していました。戦後はぜひ出席してほしいといわれ、皇后さまにもお声をかけていただきましたが、何かきゅうくつで、好んで(常磐会の総会には)でかけません。格式ばっていますでしょ」とズバッと否定していますね。

 ちなみに、柳原白蓮さんのように、卒業はしていなくても幼稚園から高等科のいずれかに、何年かでも在学していれば、常磐会への入会資格は生まれるようです。とくに有名人になった女性には常磐会のほうから入会のお誘いも来るようです。

 旧・伯爵家の姫で、学習院高等科在学中の15歳のとき、「第一期東宝ニューフェイス」に応募、4,000人の中から合格資格を勝ち取った昭和の美人女優・久我美子さんによると「わずらわしく思えるので、はいらないことにしています」。

――みなさん辛辣ですね(笑)。

堀江 久我さんは、「クラス会のかたがたとはよく集まりますけど」と言っているので、クラス会≠常磐会なんですね。やはり常磐会の特別な空気は学習院出身者の女性でも好き・嫌い、向き・不向きがあることがわかります。

『ちむどんどん』は対象年齢3歳~。ヒロイン・暢子一家の借金問題だって“なんとかなる”、史上最も“やさしい”朝ドラ

テレビ・エンタメウォッチャー界のはみ出し者、佃野デボラが「下から目線」であらゆる「人」「もの」「こと」をホメゴロシます。

【今回のホメゴロシ!】伸るか反るか! NHKが賭けに出た“愛すべきクソゲー朝ドラ”『ちむどんどん』の“魅力”に迫る

 4月から放送を開始し、今週から「東京編」に突入した連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK総合)から目が離せない。本作は、沖縄本島北部の山原(やんばる)に生まれたヒロインとその家族が、本土復帰前後の時代を、貧しいながらも力強く生きる姿を描いた作品だが、エピソードの整合性やプロセスの積み重ね、人物の細やかな心情描写、それらすべてを「しゃらくせえ!」とばかりにすっ飛ばす“大胆”な構成が見事だ。

 ここ数年、一部の朝ドラには、若年層の視聴者を開拓しようとするNHKの試みが見てとれる。別稿「朝ドラ『半分、青い。』脚本家・北川悦吏子の“革命的な表現手法”“トレンディ霊力”をホメゴロス」(https://www.cyzowoman.com/2018/06/post_186024_2.html)で、筆者は『半分、青い。』の作り手が「視聴者の理解力を小学校低学年程度に想定している」と書いたが、あれから4年の時を経て朝ドラはさらに“進化”を遂げた。本作はどうやら、「3歳児から楽しめる朝ドラ」として作られているようだ。

◎20年後の顧客を見据えたNHKの豪胆な戦略

 3歳児の目と耳を引き付けるために、この朝ドラではとにかく「動きがわかりやすく大袈裟」であることが重視されている。「沖縄編」では、やんばるの美しい自然の中をヒロイン・暢子(稲垣来未/黒島結菜)が溌剌と駆けまわり、海に向かって両手を広げて叫ぶ。「東京編」では“破茶滅茶コント”風のドタバタ劇が展開。大音量の劇伴が「ここ、感動するところですよ」「笑うところですよ」と視聴者の耳たぶをつかんで無理やり引き入れようとする。また、わかりやすい“悪者”が登場して、なにかと「対決」の構図が置かれる。なんだかんだあってトラブルが解決して「ちむどんどん(胸がわくわく)」する。だいたいこのパターンの繰り返しだ。

 「苦難」や「試練」の描写を極力避けるあたりも「お子様向け」の“やさしい”作劇と言えよう。本土復帰50周年にちなみ返還前後の沖縄を舞台に据えながら、基地問題も米兵もコザ騒動も出てこない。時代性が伝わってこない。戦争とアメリカ統治下の時代を生き抜いた沖縄の人々の苦しみも、そこから立ち上がるたくましさも、ほぼ描かれない。もちろん朝ドラという枠ならでの制限は多分にあろうが、いくらでも表現の方法はあるはずだ。

 ともあれ、お子様向けということなら致し方ない。『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)とセットで、ぜひ母子で見てもらいたい、制作側はそんな期待を『ちむどんどん』に寄せているようにも見える。現在3歳のお子様たちも20年後には大切なお客様。未来の受信料支払者を丁重に扱う、NHKの商魂とチャレンジ精神に感服するばかりだ。

◎「愛すべきクソゲー」にも似た味わいの作劇

 お子様向けであると同時に、この朝ドラは、初代ファミコンの大味なゲームのようにも感じられる。“1面”(1週)ごとに登場する、背景も人格もまったく描かれていない、あからさまな「敵役」の雑魚キャラが実にゲーム的だ。「小獣・ヤーイボロボロー」(「貧乏」を理由に突然狂ったようにヒロイン4きょうだいをいじめ出す島袋)や、「妖怪・オンナノクセニー」(暢子の就職先となるはずだったが、ステレオタイプの性差別をかましてくる眞境名商事の幹部たち、そして社長の息子)などが“各面”でヒロインの前に立ちはだかるが、だいたいぶん殴るかバックレるかで攻略できる。

 世界観やストーリー、人物の心情を「描写」するのではなく、設定を「説明」するだけというのも、ゲームっぽい。
 
「ここは ほんどふっきまえの おきなわ」
「のぶこのいえは びんぼうでした しゃっきんも ありました」
「でも ゆうこの きょうどうばいてんでの しゅうにゅうと 
はたけしごとだけで せいかつは どうにかなりました」
「のぶこは とつぜん おもいました 
とうきょうで りょうりにんに なりたい!」

 「そういう設定なんで、つべこべ言わずに、そういうものとしてプレー(視聴)してください」ということらしい。ここまでくると、いっそ清々しい。

 本土復帰前後の沖縄が舞台の『ちむどんどん』だが、「それを題材に選んだ意味を見いだせない」という点において、人気漫画『タッチ』(小学館)のゲーム化を謳いながら犬を探すだけのクソゲーだった『CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE』(1987年発売)に通じるものがある。

 また、暢子が青いシークワーサーをかじれば戦闘力が1.5倍増し、さまざまな試練を蹴散らすことができるという設定は、主人公の筋肉が薬によって増強され、無敵になるクソゲー『突然!マッチョマン』(88年発売)を彷彿とさせる。なにより「突然!」という世界観が似ている。『ちむどんどん』に副題をつけるなら、「突然!料理人」というのはどうだろうか。 

 さらに、地元の山原高校の音楽教師・下地先生(片桐はいり)と、歌がうまい4きょうだいの末っ子・歌子(上白石萌歌)がしつこく繰り返す「追いかけっこ」は、歌子をかくまった風呂敷の模様に、下地先生が目を回すというオチも含め、クソゲー内ミニゲームの様相を呈していた。もちろん、このミニゲームによるボーナス(物語へのなにがしかの寄与)は一切ない。

 しかし多くの人が「クソゲー」という言葉を口にする刹那、心に宿るのは懐旧と愛着の念だ。この朝ドラも、そんな「いろいろと雑で無茶苦茶だけど、なんだかんだクセになって、つい最後まで見てしまう」という“味わい”を目指しているような気が、しないでもない。

◎ヒロインたちの冒険を助ける、さまざまな“アイテム”と“呪文”

 前述した、暢子にとっての「青いシークワーサー」や、暢子の兄・賢秀(竜星涼)がずっと頭に着けている「マグネット・オーロラスーパーバンド一番星」など、「アイテム」が重要な意味を持つのも本作の特徴だ。

 現時点の時代設定である70年代前半、シークワーサーは沖縄県外ではなかなか手に入らなかったという。「東京編」に突入したため、今後暢子がピンチに面した際、お助けアイテムがないのが少し心配だが、ご安心あれ。暢子には「ヒロイン無双アーマー(鎧)」があらかじめ装備されているので、何が起こっても、必ずなんとかなる。さらに、上京前に母・優子(仲間由紀恵)から魔法の刃「ケンゾーナイフ」(亡き父・賢三[大森南朋]の名入り包丁)を授ったので百人力だ。

 「魔法の呪文」の存在も欠かせない。“1面”(1週)につき最低1コールがノルマの言葉「ちむどんどんする〜」は、暢子のHPを上げる。視聴者にはさして「どんどん」が感じられなくても、暢子がそう言えばとにかく「どんどん」したことになるのだ。比嘉家に代々伝わる呪文「お願いします!」を唱えながらBボタンを長押しして頭を下げれば、すでにある借金はいつまでも返済を待ってもらえるし、新たな借金を重ねることもできる。さらに、「幸せになります!」を組み合わせることで「合体魔法」が成就する。

 「沖縄編」“2面”(第2週)で口減らしのため東京の親戚のところに行くことになっていた暢子が、2つの呪文による「合体魔法」により、あっさりと行かないで済むことになったのには度肝を抜かれた。このシーンで、賢三に金を貸し、賢三が作った銀行からの借金の保証人にもなっている暢子の大叔父・賢吉(石丸謙二郎)の抜け殻のような表情が、何度でも見返したくなるほどに白眉だった。「2つの呪文を唱えれば、賢吉の『無の表情』が現れる」というマニア向けコマンドも、心に留めておきたい。

 と、ここで、身も蓋もない話になってしまうのだが、結局「なぜかハンマー」というアイテムがこの物語のすべての鍵を握っているといっても過言ではない。これを使えば、だいたいのことは「なぜか」どうにでもなる。貧乏な比嘉家の子ども4人が全員、なぜか中学卒業後に働かず高校まで進学できて、長女の良子(川口春奈)に至っては名護の短大まで卒業できたのも、上京した賢秀がなぜか爆速でプロボクサーのテストに合格したのも、暢子が知らない住宅街で雨宿りしていたら、なぜか三線の音が聞こえてきて、沖縄県人会の会長宅に拾われ、風呂と食事と寝床の提供を受け、さらに仕事の世話までしてもらえたのも、「なぜかハンマー」が作動したからにほかならない。

◎「借金、ダメ!絶対」啓蒙朝ドラとしての側面と今後の見どころ

 3歳児から楽しめるこの朝ドラにも、非常に強固なメッセージが一つだけある。それは、「どんな理由があろうと、誰かの保証人になってはならない。金を貸してはいけない」という教訓だ。比嘉家が多重債務の蟻地獄にはまっていく姿や、その元凶である優子と賢秀の「母親と長男の共依存」に関する描写だけがやけに微細で、その姿は、現代にも通ずる社会の「闇」を我々に伝えてくれている。

 そんな『ちむどんどん』だが、今後の見どころは盛りだくさんだ。「多重債務どこまでいけるかチキンレース」は、いつ決着するのかという問題。優子がヒロインの最大の理解者を装いながらも、実はラスボス(最大の障壁)なのではないかという疑惑。母・優子の前で天下無双の威力を発揮する鎧「長男アーマー」を生まれながらに装備している賢秀の巻き起こすトラブル。これらは物語にどう絡んでいくのだろうか。

 さらに、本作が『若草物語』をモチーフにしたばかりに、歌子に課された「すぐに熱を出す」という記号的ハンデは、「なぜかハンマー」の力を借りてある日突然解除されるのか。下地先生と歌子からバトンを引き継ぎ、しつこく繰り返される製糖工場の跡取り息子・金吾(渡辺大知)と良子の追いかけっこにはどうオチがつくのか。良子が金吾と結婚する「玉の輿ブースト」で終着するのか、それともダスティン・ホフマンよろしく、友人・石川(山田裕貴)が土壇場で良子を奪いにくる「『卒業』ミニゲーム」となるのか。「そもそもオールクリア(最終回まで見届けることが)できるのか」というチャレンジも込みで、「ちむどんどん」しながら注目していきたい。

松本人志、上島竜兵さん死去に「BPOはどうお考えか」……『水ダウ』コンプラ抗議企画は反響も「自殺原因と重ねる」発言の問題点

 ダウンタウン・松本人志が、5月15日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、同11日に死去したダチョウ倶楽部・上島竜兵さんを追悼。その際、放送倫理・番組向上機構(BPO)を名指しして、「どうお考えですか」と問いかける場面があり、ネット上で賛否両論を呼んだ。

 上島さんは今月11日の午前0時頃、都内の自宅にて意識を失った状態で家族に発見され、病院に搬送。その後、死亡が確認され、自殺を図ったと伝えられている。生前の上島さんは、「絶対に押すなよ!」と周囲に注意した上で“熱湯風呂”に落とされたり、口に運ばれた“熱々おでん”にリアクションしたりと、体を張った芸を中心にお茶の間へ笑いを届けていた。

「そんな上島さんの急死から4日後の『ワイドナショー』に出演した松本は、『深い付き合いっていうわけではないんですけど、長い付き合いだった』と、寂しそうに語りました。一方で『(亡くなった理由について)わからないんですよ。理由は一つじゃないんでしょうけど』と前置きしたうえで、『ダチョウ倶楽部の芸とか、お笑いがテレビではやりづらくなってて。そういう思いとかジレンマとか、“痛みを伴う笑い”がダメと言われてしまうと、熱湯風呂とか熱々おでんとかもできない。僕なんかはあの芸が有害なんて、ちっとも思わないし。それだけが理由とは思わないですけど、BPOさん、どうお考えですかねって、ちょっと思いますね』と、BPOへの苦言とも取れる発言をしたんです」(芸能ライター)

 BPOは昨年8月24日に「痛みを伴うことを笑いの対象とする」バラエティ番組を審議の対象とすることを発表。松本はこれについて、同9月5日放送の『ワイドナショー』に出演した時、「『なんでバラエティだけ言われなきゃいけないのかな?』っていうのはありますよ」とコメントし、当時からBPOのスタンスに疑問を抱いている様子だった。

「そして今年4月15日、BPOは『痛みを伴うことを笑いの対象とする』バラエティ番組について『青少年が模倣し、いじめに発展する危険性も考えられる』という見解を提示。すると、同27日には、松本の出演するバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系、以下『水ダウ』)が、“行きすぎたコンプライアンス”に抗議するような企画を実施しました。『水ダウ』はさまざまな“説”を検証する番組で、この日は『若手芸人 コンプライアンスでがんじがらめにされても従わざるを得ない説』を検証し、ターゲットのお笑いコンビ・そいつどいつや、パンサー・尾形貴弘が過剰な制限にに困惑する様子が放送されました」(スポーツ紙記者)

 罰ゲームで電流を流されても「痛い」と口にすることを封じられるなどしていた尾形は、ネタばらし後に安堵しつつ、「もう俺(テレビに)出れねぇよ! そんなんダメになっちゃったら」「わかってください、皆さん。もう真剣に(バラエティを)見ないでください」と訴えていた。

「同放送から、バラエティに携わる芸人やテレビ関係者の苦労が伝わったのか、視聴者の間で反響を呼び、ネット上には『コンプラを気にしすぎたら芸人さんの仕事がなくなる』『コンプラを厳しくするだけでなく、尾形さんの言う通り“バラエティを真剣に見ない”ことも大事だよね』などと、バラエティ番組側を擁護する声も多くみられました」(同)

 しかし今回、松本が上島さん死去の話題でBPOについて触れたことには、同調するコメントが多数見受けられる一方、「それとこれとを結びつけるだけの根拠はない」「現時点で、自殺の原因をコンプラと決めつけるのはおかしい」など、否定的な意見も目立つ。

「上島さんの死に関しては、いまだハッキリとした理由がわかっていません。そんな中で松本が発したコメントは、自身がBPOに抱いていた苦々しい思いを、上島さんの死に重ねた形にも見えるため、『BPO批判に上島さんの死を利用してるだけでは』などと問題視されているようです。もちろん、松本も『理由は一つじゃないんでしょうけど』と前置きした上で『ちょっと思いますね』と言っていたので、完全にBPOのせいだと言っているわけではないのはわかりますが、もう少し慎重に発言すべきだったのでは」(同)

 それでも、松本の「どうお考えですか」というダイレクトな問いかけは、BPOの方針に何か影響を与えるだろうか。今後も、バラエティ番組の演出とコンプライアンスの問題は、業界内外で議論を呼びそうだ。

“行ってはいけない”縁切り神社3選! 「怨霊より恐ろしい」パワースポットとは?

 縁結び神社などがパワースポットとして注目を集める中、一方で相反する存在として忘れてはならないのが「縁切り神社」。良縁を祈願するのが縁結び神社ですが、縁切り神社は人間関係の悪縁を断ち切るパワースポットなんだとか。

 男女間のこじれた恋愛や、泥沼の不倫関係、DV、モラハラなどの悩みの解消を願う人や、職場の苦手な上司や部下との関係から開放されたいと願う人は、まさにうってつけのスポットと言えます。

 そんな縁切り神社は全国にいくつかあるものの、実は軽い気持ちで参拝するのは危険なケースもあるようだ。有名なパワースポットだから、と観光気分で立ち寄ると、黒い思いに飲み込まれてしまうこともあるとか……。

 そこで、パワースポットの書籍などを手がけ、神社仏閣の知識も豊富な某氏に素人が行ってはいけない縁切り神社について話を聞いた。

***********************:

(初出:2017年10月28日)

 パワースポットの書籍などを手がけ、神社仏閣の知識も豊富なA氏から、素人が行くのは危険な神社を教えてもらうシリーズ第3回。第1回は歴史上の戦場となった神社、第2回は「祟り神」を祀る神社を紹介したが、第3回は、縁切り神社について話してもらおう。

 神社といえば縁結びを願いに参拝する人が多いだろうが、世の中には不本意ながら、付き合っている相手ときっぱり別れたいと願う人もいる。例えば会社の上司や先輩。気の合わない身近な先輩につらく当たられ、「転勤や部署替えで遠くへ行ってくれないかな」と願った経験はないだろうか。そんな場合は、縁切り神社にお参りすれば、願いが叶うという。しかし、そうした祈願ばかりではない。不倫の相手が奥さんやご主人と別れるように祈る参拝者もいるのだ。

 こうした神社の中には、最近では観光地扱いをされている神社もある。黒い思いが渦巻いているとは知らずに、「パワースポットだから」「せっかくだから」と参拝するのは注意した方がいいだろう。

危険な縁切り神社:安井金比羅宮 【危険度★★★★☆】

 昔、花街があった近辺には、縁切りの神社が鎮座することが多いようだ。特に有名なのは、京都は祇園のはずれにある安井金比羅宮だろう。この神社のご祭神は、祟り神としても知られる崇徳天皇。崇徳天皇は、江戸時代の怪談集『雨月物語』でも、天下に大乱を起こそうと企む怨霊として登場するほど、恐れられた神様だ。

 それだからか、縁切りの霊験あらたかな神社として、多くの参拝者を集めてきた。境内には、周囲に白い紙がびっしり貼りつけられた、穴の開いた石が鎮座しているが、これが「縁切り縁結び碑(いし)」。

 まず本殿に参拝して縁を切りたいものとの縁切りを祈り、その後、社務所で「形代(かたしろ)」をいただいて、願い事を書き込む。そしてその形代を手に持って、祈りながら、碑の穴を表から裏にくぐれば、縁切りが叶えられるという。

 次に裏から表にくぐりなおすと、新たな良縁を結ぶことになり、最後に形代を碑に貼りつける。縁切りの対象は人だけではない。「酒を断ちたい」「たばこをやめたい」などの願い事を持って訪れる人も多いとか。

 なかなか結婚の決断をしない恋人とスッパリ別れたいと、この神社に参拝したBさんは、碑をくぐる際、何気なく1枚の札に目が留まった。そこには「シャブとの縁を切りたい」と書かれており、「怨霊より恐ろしい」とゾッとしたとか。その後、見事に恋人との縁は切れたという。

 大阪城の近く。通称「真田丸」があったとされる場所にあるのが、円珠庵(鎌八幡)。神社ではなく寺院だ。境内には大きなエノキ(榎)がそびえており、鎌八幡大菩薩を宿しているとして信仰されてきたという。真田幸村公が大阪冬の陣に出発する際、このエノキに鎌を打ち込んで戦勝を祈願したところ、見事に勝利を収めた。そこで幸村は、祠を新しく建立してお礼をしたと伝えられる。

 現在でも、境内には御神木のエノキが青々とした葉を茂らせ、鎌も打ち込まれている。この鎌の柄をよく見ると、絵馬のように文字が書き込まれているのに気づくだろう。縁を切りたい人が、柄に縁を切りたい対象を書き、打ち込んだのだ。

 何本もの鎌が刺さったご神木は、なんともおどろおどろしい印象だが、この寺院では、鎌や絵馬をジロジロ見るのは禁止。興味本位で写真撮影をすれば、住職にカメラを没収されてしまうので、そういった意味でも非常に怖い寺院だといえるだろう。

 修験者のC氏はこのルールを知らず、悪気なくぼんやりと絵馬を眺めていたところ、笑顔の住職に「あまり見ないでくださいね」と、穏やかに声をかけられたそうだ。「表情は笑っているんですが、反論を許さない気迫がありました。修験者として、あの住職の胆力は本当に怖いと感じましたよ」と語っていた。

 丑の刻参りは、藁人形に五寸釘を打ち込むことで憎い相手を呪い殺すもので、源氏と平家の戦いを描いた『源平盛衰記』に、その起源が書かれている。

 嫉妬に狂った女性が、「憎い恋敵をとり殺したい」と貴船神社に参ったところ、「鬼の姿になって、宇治川に浸かれ」と神託があった。そこで、髪の毛を五つに分けて角のように立て、顔と体を真っ赤に塗り、鉄輪(火鉢に置き、ヤカンなどを乗せる三本脚の台。五つの突起がある)を逆さにして頭にかぶり、その三本の脚の先に蝋燭を立てて、口には松明を咥えて宇治川に21日間浸かったところ、鬼となって、憎い相手を呪い殺すことができたという。

 この女性こそが、宇治の橋姫だ。その橋姫を祀るのが、宇治市にある橋姫神社。この神社も縁切り神社として名高い。

 そもそもは、宇治川の流れに悪い縁を流してもらおうという信仰があったというが、丑の刻参りを連想する人も多いらしく、絵馬には「片思いの相手が恋人と別れますように」といった、怨念を感じずにはいられない願い事も散見される。

 宇治市内に暮らすDさんは、この神社の評判を耳にして立ち寄った。「別に願い事があったわけではなく、絵馬を読むつもりなどありませんでした。でも、なぜだか1枚の絵馬から目が離せなくなったんです」。その絵馬の願主の欄には、会社の同僚の名があったという。そして、その願い事は「息子が憎い嫁と一日も早く別れてくれますように」。

「その同僚は、いつもニコニコ穏やかで、人の悪口を言うこともないような人なんです。だからこそ、よけいに怖くて……」

 縁切り神社では、思わぬ人の本性に触れてしまうかもしれない。それは幽霊に遭うよりもずっと、恐ろしい体験だろう。縁切り神社を訪れる際は、心して参拝しよう。