ヒロミの初ソロCD発売に「誰が買うの?」疑問の声続出も……THE YELLOW MONKEYファンは歓喜!?

 タレント・ヒロミが3月16日、初のソロCDを発売することがわかった。ヒロミの地元である東京都八王子市をテーマにした「八王子のうた」と、妻で歌手の松本伊代にまつわる日常のエピソードを詩にした「神様との約束」の両A面シングルだというが、ネット上では「ターゲット層がわからない」と疑問の声が上がっている。

 ヒロミといえば、八王子出身の芸能人を集めた“八王子会”の主宰者で、今年に入ってYouTubeチャンネル「ヒロミの八王子会ch」も始動。一方、2020年12月17日には別のチャンネル「Hiromi factory チャンネル」で「『八王子のうた』完成しましたー」という動画を公開していた。

 「八王子のうた」とは、八王子会のメンバーでTHE YELLOW MONKEYの菊地英昭と菊地英二、マキシマム ザ ホルモン・ダイスケはんとナヲ、KICK THE CAN CREW・LITTLE、FUNKY MONKEY BABY'S・ファンキー加藤、元AKB48・高橋みなみ、元モーニング娘。・飯窪春菜らが参加する楽曲で、同動画では歌唱シーンも公開していた。

「八王子愛を歌った同曲は、当初は、YouTubeの企画として制作されたものの、動画を見たファンや八王子市民、関係者から後押しがあり、リリースに至ったそう。CD化にあたって新たに作ったという『神様との約束』は、2月13日に音楽ストリーミングサービスおよび主要ダウンロードサービスにて先行配信されるといいます」(芸能ライター)

 しかし、ネットユーザーからは「ヒロミのソロCD? 誰が買うの?」「八王子会の内輪でやっている感じがちょうど良かったと思う」「“八王子会のCD”として出すならまだしも、“ヒロミのCD”ってとこに引っかかる」という声も。

「さまざまなテレビ番組に出演しているヒロミですが、一部ネット上では以前から『ヒロミって、どの層に需要があるの?』『ヒロミを起用する番組が多いのはなぜ?』などと疑問視されていました。昨年3月までMCを務めていた『火曜サプライズ』(日本テレビ系)が終了し、同4月にスタートした後番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(同)で引き続き司会に起用された際も、『またヒロミ!? なんで?』と驚かれていたほどです」(同)

 このように、ネガティブな意見が寄せられがちなヒロミだが、『オモウマい店』は1月25日放送回が世帯平均視聴率13.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率をマーク。さらに、「Hiromi factory チャンネル」も人気で、チャンネル登録者数は111万人を突破(28日時点、以下同)。動画の再生回数には波があるものの、昨年11月に公開した「【必見】お宝!スカイライン32GT-R 勢いで新潟に見に行ってみた~」は273万回再生を越えている。

 とはいえ、今回のCDがヒットするとは思い難いが……。

「ネット上では、飯窪やモー娘。ファン、バンド好きの間でそれなりに話題になっていて、特にイエモンのメンバーで実の兄弟である菊地英昭&菊地英二が揃って参加していることから、『菊池兄弟が参加してるの!? ヒロミさんありがとうございます』『菊池兄弟が揃うなんてやばすぎ! 絶対買います』などと、喜ぶファンが散見されます。そういった反応を見ても、やはり“ヒロミのソロCD”ではなく、“八王子会のCD”として販売するべきだったのではないかと疑問に思わずにはいられませんが……」(同)

 八王子会メンバーが揃ってテレビで楽曲を披露すればさらに盛り上がりそうだが、音楽番組出演など、次なる展開はあるだろうか。

横浜流星が実写『嘘喰い』で“トンデモ改変”防ぐ! あの作品の二の舞にはならず?

 迫稔雄氏による同名人気漫画を実写化した映画『嘘喰い(うそぐい)』が2月11日に全国公開される。1月19日に都内で行われたジャパンプレミアでは、主人公の班目獏(まだらめ・ばく)を演じる横浜流星や監督を務めた中田秀夫氏らが登壇。撮影の裏話を明かしたが、原作ファンを仰天させたエピソードが飛び出したという。

 同作は、「対戦相手のブラフ(嘘)を見抜いてすべて喰い尽くす」ことから「嘘喰…

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SixTONESジェシーはなぜこんなにもバラエティスキルが高い? テレビ業界人も太鼓判

 グループとしての活動はもとより、ソロでも引っ張りだこのジャニーズアイドルがSixTONESのジェシーだ。度々出演する『ただ今、コント中。』(フジテレビ系)でも、芸人に負けないほどの笑いを作り出している。

「ジェシーは驚くほどお笑いの理解度が高い。コントでも自分の役割をしっかりと理解してアドリブをするので、芸人からの信頼も高いんです。番組制作側としても、あの男前なビジュアルでス…

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「赤坂のドンファン」TBS・小林廣輝アナ、女性問題で退社報道も局残留! レギュラーゼロで「幽霊社員状態」!?

 昨年、複数の女性と交際していたことをスクープされたTBS・小林廣輝アナウンサー。同報道の影響でレギュラー番組もすべて「出演見合わせ」となり、その後は退社する可能性も伝えられていたが、「本人は結局、TBS残留を選んだ」(スポーツ紙記者)という。

「アナウンサーの進退といえば、今年1月23日、日本テレビの桝太一アナウンサーが3月いっぱいで同局を退社すると発表。4月からは同志社大学ハリス理化学研究所の専任研究所員となるそうですが、現在総合司会を務めている報道番組『真相報道 バンキシャ!』への出演は継続するといいます。今月25日配信のニュースサイト『日刊ゲンダイDIGITAL』によると、局上層部が破格のギャラを提示した上で、桝アナに『バンキシャ!』残留をお願いしたとか」(芸能ライター)

 こうして桝アナは日テレを退社し“二刀流”に挑戦することを表明したが、一方、TBSでは小林アナが退社を撤回していたようだ。

「小林アナをめぐっては、昨年6月9日にニュースサイト『フライデーデジタル』が、テレビ朝日・斎藤ちはるアナとの熱愛を伝えた。さらに同11日発売の『フライデー』(講談社)が、別の女性との“2股疑惑”を続報。その後、同誌にはほかの女性から“告発”があり、最終的には“6股疑惑”にまで発展し、小林アナは業界内外で『赤坂のドンファン』と揶揄されるようになりました」(同)

 同騒動を受け、小林アナはレギュラー出演していた『アッコにおまかせ!』や『Nスタ』から姿を消し、同7月にはニュースサイト「Smart FLASH」で、TBSを退社して友人と起業を考えているとも伝えられた。

「実際、小林アナはスキャンダルで謹慎する以前から、起業のために資格の勉強をしていたそう。レギュラー番組から離れることになったため、退社は濃厚とみられていました。しかし、コロナ禍が続く今、すぐに起業するのは厳しいと判断したのか、小林アナはTBS残留を決めたようです」(前出・記者)

 なお小林アナは、スポーツ実況ではひっそりと復帰し、昨年10月期に同局「日曜劇場」枠で放送された連続ドラマ『日本沈没-希望のひと-』の第4話にも、中継リポーター役で出演していた。

「依然としてレギュラー番組はありませんが、TBSは新型コロナ感染対策で、仕事がない日は基本的に在宅勤務を推奨しているため、出社する必要はない状況。小林アナは『局内でもまったく見かけない』という“幽霊社員”のような状態だと聞いています。とはいえ、給料は出ますから、『赤坂のドンファン』時代からのスケールダウン感は否めないにしても、それなりに良い生活はできているでしょう」(同)

 TBSの公式サイトに、今も“アナウンサー”としてプロフィールが掲載されている小林アナ。このまま局アナで居続けるのか、いずれは起業のために退社するのか、こればかりは“2股”とはいかないだけに、彼の動向には引き続き注目したいところだ。

元人気Kアイドルが“エッチ系ライバー堕ち”韓国ファンが悲壮な叫び

 とある女性Kアイドルグループ出身のメンバーが、ネット配信BJ(ライバー)に転身。その事実に対して嘆くファンたちの反応が、韓国社会で共感を呼んでいる。

 ニュースの主人公はT-ARAの妹グループとして人気を誇るDIAの元メンバー・ソミ。2017年にセカンドアルバム「YOLO」からグループに合流し、ファンから絶大な人気を集めていたが、19年末頃から突如として公の場で姿が見えなくな…

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ジャニーズ『カウコン』年男ユニット、「亀梨くんを説得する自信はない」とNEWS・増田貴久が裏側明かす

 NEWS・増田貴久、KAT-TUN・中丸雄一、フリーアナウンサー・宮島咲良がパーソナリティを務めるラジオ番組『増田貴久・中丸雄一のますまるらじお』(MBSラジオ)。1月26日放送回では、昨年大みそか~今年の元日にかけて東京ドームで行われた『ジャニーズカウントダウン2021→2022』(以下、『カウコン』)の裏側に言及した。

 今回の『カウコン』には、デビュー組のKinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King&Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子をはじめ、ジャニーズの4人組ユニット・ふぉ~ゆ~、ジャニーズJr.らが出演。2年ぶりに有観客での東京ドーム公演が実現し、その模様は例年通り、フジテレビ系で生中継されていた。

 そんな『カウコン』について、26日の『ますまるらじお』では、リスナーからのお便りを紹介。1986年生まれの増田は、同公演限定の年男ユニット「トラっ子ナイン!」の一員としての出番もあったが、「最後に登場した年男のグループで、まっすーのみがトラのコスプレをして出てきて、めちゃくちゃ面白かったです。さらに、後ろにいた中丸くんの絶妙な笑みが面白くて大笑いしました。裏話などあれば聞かせてください」というメッセージだった。

 ちなみに、「トラっ子ナイン!」の顔ぶれは、増田、KAT-TUN・亀梨和也、A.B.C-Z・戸塚祥太&塚田僚一、Kis-My-Ft2・横尾渉、ふぉ~ゆ~(越岡裕貴・辰巳雄大・松崎祐介・福田悠太)の9名。トラのスリッパ、カチューシャを身につけた増田は、黄色の全身タイツに黒いパンツを穿き、胸元に黒のテープで「トラ」と記した姿で出現していた。

 司会のKinKi Kids・堂本光一に「増田くんのほうから、真面目な今年の抱負をよろしくお願いします」とコメントを求められると、「僕たち今年、36(歳)にみんななる年なんで、やっぱ後輩の見本になれるように。しっかりとジャニーズを引っ張っていけるような存在になっていけたらなと思っております。ガオー!」と述べたが、KinKi Kidsに「『真面目に』って言ったんだよね。いやでも、おめでとうね」(光一)「はいー」(堂本剛)と受け流されていた。

 トラのコスプレをイジられることなく、なんとも言えない空気が流れると、NEWSメンバーの小山慶一郎が「まっすー、頑張ったよ!」とフォロー。背後に並ぶジャニーズタレントは笑っていたものの、カメラは増田のやや悲しげな表情を捉えていた。

 このシーンについて、ラジオでは宮島が「これひどかったですね。私も拝見しましたよ。テレビで」と回顧。増田本人も仕事場で各テレビ局のスタッフに会うたびに、「あれ、なんだったの?」と真面目な顔で聞かれると明かし、中丸は「そうなっちゃうよね。そりゃそうだよ」と周囲の反応に理解を示しつつ、「説明してよ、あらためて。一応さ。なんでああなったか」と経緯を尋ねた。

 増田いわく、リハーサルの段階だと、トラのカチューシャのみが置いてあったとのこと。スタッフから「まっすー、寅年を代表して一言しゃべってください。カチューシャ着けてますんで」と指示されたそうだが、「もうちょっと面白くできないかな」と考えた増田は、自らコスプレを提案したという。

「ディレクターさんに『めちゃくちゃクオリティ低いトラとかで出てったら大爆笑になりませんか?』って。『面白いですかね?』なんて話して。『それって、みなさんでやったほうが面白いですか? 増田くんだけですか?』みたいな。『一人でやりたい感じですか?』みたいなこと言われて。『僕が目立ちたいとかじゃなくて、別にみんなでもいいんですけど。亀梨くんを説得する自信はないので……。別に僕だけがやりたいとかじゃなくて、ちょっとワンクッション面白いのあったほうがよくないですかね?』みたいな。『ふぉ~ゆ~あたりだったら着てくれるかな?』って雑談程度にね。『トラ感出していいですか?』みたいな。『じゃあ、ちょっとぜひやりましょう』って言ってくれて」

 こうした増田の提案に対し、スタッフは本格的なトラの衣装の写真を見せながら、「どんな感じのトラやります?」と相談に乗ってくれたという。しかし増田は、「クオリティがめちゃめちゃ低ければ低いほど面白いはずです。もうなるべく(クオリティ)低めでいきます」と宣言し、自分が一番面白いと思う格好で『カウコン』に臨んだそうだ。

 ところが、本番での周囲の反応は予想と違ったようで、「大爆笑じゃなくて、“スベりにいってる”みたいなところはあるよ。もちろん。スベリ方が違ったんだよね。思ってるほうと」と増田。中丸も「確かに。新感覚だったよ」「ステ―ジだからさ、ポツンと立ち続けなきゃいけないあの空気っていうのは独特だったよね」と同情していた。

 なお『カウコン』の生放送では、「トラっ子ナイン!」のお披露目後は、そのまま放送のエンディングに突入。出演者が勢揃いしてV6の「WAになっておどろう」を歌唱する流れになっていたが、「『WAになっておどろう』にもういかなきゃいけないタイミングが決まってて。『はい。もう大丈夫です』みたいな。っていうのもありましたね」と、増田は自身の間の悪さも後悔している様子。

 かたや、そんな増田の奮闘を後ろに立って見ていた中丸は「頑張ってんな~っていう気持ちのほうが大きかったですね」「いい意味で半分、悪い意味で半分ですよ」と振り返り、「“何かしよう”っていう気持ちがスタートだったからね」と増田のチャレンジ精神を称賛していた。

 ちなみに、増田が胸に「トラ」という文字を貼っていたのは、「貼らないと乳首がモロ透けだった」からだとか。「ああ、そういう理由なんだ。“乳首隠し”だったんだ」と納得した中丸は、新年早々、体を張った増田のエピソードに「いい1年になりそうですよ」と締めくくっていた。

 なお、『カウコン』の会場に足を運んだファンの書き込みによれば、増田のコスプレは“自前”だったとか。テレビ中継のCMタイムにて、衣装はディスカウントストア「ドン・キホーテ」で買ったと話していたという。

 一年に一度の大イベントだからこそ、増田なりに現場を盛り上げるべく、奮闘していたのだろう。今後の『カウコン』でも、増田のようなお茶目なキャラクターの活躍に期待したいものだ。

『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』、これこそが正統派バイオだ!

 映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』が、1月28日(金)より全国の映画館にて公開される。

「バイオハザード」といえば、1996年に発売され、今もシリーズが続くカプコンの人気ゲームシリーズ。2002年にはミラ・ジョヴォヴィッチ主演で映画化され、これまでに全6作が制作されている。

 しかし、これまでの映画版には、大きな問題点があった。それはシリー…

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「冬季五輪」は今世紀中で終了? 環境問題悪化でウインタースポーツは青息吐息

 北京冬季五輪開幕までいよいよあと1週間。羽生結弦の五輪3連覇をはじめとして興味は尽きないが、実は冬季五輪は崖っぷちに立たされている。地球温暖化の影響が忍び寄り、「いずれは開催が困難になる」との予測が登場。重大な岐路にあるのだ。

「カナダの大学の研究チームが先日、冬季五輪と地球温暖化にまつわる研究結果を発表。温室効果ガスを大幅に削減しなければ、今世紀末には、過去に冬季五輪を開催…

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マツコ・デラックスの引退説に考える、テレビ視聴者に“毒舌”が通用しなくなった現況

 マツコ・デラックスと関ジャニ∞・村上信五がMCを務めるバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)。1月24日の放送では、マツコのある発言がネット上で話題になった。

 番組の終盤、「人気占い師シウマさんに2022年の2人を占ってもらった件」と題したコーナーを放送。『夜ふかし』でおなじみの占い師・琉球風水志シウマ氏が、村上とマツコの仕事運などを占った結果、マツコは「仕事を増やすというよりは、今ある物を辞めずに持続することを心がけてください」と診断されていた。

 この結果に村上が「今までよく(仕事を)辞めずに持続してきたな」と言うと、マツコは「本当です。もう十分でございます」と反応。ネット上ではこの一言を受けて、「マツコはもう芸能界に未練なさそう」「仕事を減らすのか、引退なのか……」といった声が飛び交い、再びマツコの“芸能界引退説”が浮上しているようだ。

 これまで何度も引退をほのめかしてきたマツコだが、2020年9月16日に『ホンマでっか!?TV』を“卒業”した際は、一部週刊誌でも芸能界引退の可能性を報じられていた。「女性自身」10月27日号(光文社)によれば、マツコの所属事務所社長が「彼女もまもなく50歳になります。いまのキャラのままで、これからずっと将来も、というのはやっぱり難しいです」と語ったと伝えている。

 マツコは“毒舌キャラ”として今もテレビに出続けているが、昨年11月13日放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)では、本音が漏れたことも。テレビにおける自身の身の振り方について、「いろいろ考えているのよ。どのタイミングで身を引こうかなってずーっと考えている」「自分も結構、追い詰められているから」などと吐露したのだ。

 なぜマツコが「追い詰められている」のかは、本人にしかわからない。一方で、ライターの仁科友里氏は、かつて連載「女のための有名人深読み週報」の中で、「今の時代はマツコのような毒舌タレントには、やりにくい部分はあるように思う」とつづっていた。一体、何がマツコを“やりにくく”しているのだろうか? マツコの進退を気にする声が上がる今、同記事を再掲する。
(編集部)


羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「今、わからん。女子アナをどう扱っていいか」マツコ・デラックス
『マツコ&有吉のかりそめ天国』(10月9日、テレビ朝日系)

 マツコ・デラックスが『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)を静かに“卒業”したことで、突如“引退説”が浮上してきている。

 10年間レギュラー出演をしていて、司会の明石家さんまとのやりとりを楽しみにしていた視聴者も多いことだろう。マツコクラスの大物が番組を“卒業”するとなると、セレモニー的な企画が組まれそうなものだが、実際は番組の最後に「マツコさんは今日の放送でホンマでっか!?を卒業します。およそ10年間本当にありがとうございました」というアナウンスがあったのみ。

 この顛末について、「女性自身」10月13日号(光文社)は、「マツコ、『ホンマでっか』卒業の真相 引退前倒しで保護猫支援か」と報じた。また10月27日号の同誌では「マツコ引退説に事務所社長答えた『今のままずっとは難しい』」という記事が掲載され、所属事務所の社長が「彼女もまもなく50歳になります。いまのキャラのままで、これからずっと将来も、というのはやっぱり難しいです。これからどうするのかを自分でも考えているところですよ」と、マツコが変革の時を迎えていることを認めるコメントしていた。

 さらに、「週刊女性」(主婦と生活社)の直撃を受けたマツコ・デラックス自身が、「みなさんにとっては突然なのかもしれないけれど。アタシも次の人生を考えるときに、このままだと身動きがとれないからね。だから降りられるものは降りようとしていますよ。なんかしがみつくのも嫌だし、もっと若い人に頑張ってもらわないといけないわけだから」と心境を吐露している。

 このタイミングでの仕事の縮小には驚くが、マツコはブレーク直後から、いろいろな番組でずっと芸能界に居続けるつもりはないと発言しており、今年1月の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)でも、「あと10年くらい細々と頑張って国外に脱出しようと思っているの」と話していただけに、前から思っていたことを実行しつつあるというほうが正しいのではないか。

 気になるのが、所属事務所社長の「いまのキャラのままで、これからずっと将来も、というのはやっぱり難しいです。これからどうするのかを自分でも考えているところですよ」という言葉である。私には順風満帆に見えるマツコの芸能活動だが、マツコ本人とマツコの育ての親は、危機感のようなものを感じているということだろう。

 それが何かが語られることはないので推測するしかないが、確かに今の時代はマツコのような毒舌タレントには、やりにくい部分はあるように思うのだ。

 10月9日放送の『マツコ&有吉のかりそめ天国』(テレビ朝日系)で、マツコと有吉弘行が、フリーアナウンサー・田中みな実とテレビ朝日アナウンサー・弘中綾香について話していた。

 南海キャンディーズ・山里亮太、田中、弘中両アナがMCを務める新番組『あざとくて何が悪いの?』(同)が同10日から始まり、第1回のゲストが有吉だった。収録時、弘中アナが「1回目のゲストが有吉さん、怖い」と怯えていたので、有吉は「そんなこと言わないでよ」と言いつつ、「『かりそめ天国』のオフのとき、お前の悪口言ってるけどな」と付け加えた。有吉はそのときのことを振り返り、「自分の名前だけで言えばよかったんだけど、マツコさんの名前も出しちゃった」と、自分だけでなく、マツコも弘中アナの悪口を言っているかのように話してしまったと謝罪していた。

 私は、マツコや有吉と同世代だが、我々が若い頃のテレビでは、番組の企画で、タレントが大物や旬の芸能人のことを「嫌い」と言うことは結構あった。特に毒舌をウリにする芸人やタレントは、視聴者の興味を引く人物について、カメラの前で悪く言うのが「お仕事」なわけだし(無名のタレントの名前を挙げても、面白さがない)、そもそも、カメラの前でそういう話をしている時点で、本当に嫌いということはないだろう。

 しかし、それは世慣れた中年の論理で、今のテレビで同じことをすると、現代の若者は傷つきやすいのか、「有吉やマツコが女子アナをいじめている」「パワハラだ!」と解釈することもあるのではないだろうか。それがSNSで拡散されると、番組を見ていない人もノリで加担して、炎上しないとも限らない。

 マツコは「田中みな実の時ってプロレスができたじゃん、いい時代だったよ」と回想する。「私はプロレスしがいのある女が出てきたなくらいに思って、ちょっとやったわけよ。そしたら、ただの悪口になるっていう」と予期せぬ結果を生んだと明かし、有吉も「そうなんだよね、ひどい、ひどいと言われちゃうんだよね」「僕も、ほとんどそういうのには関わらないようにしている」と同調していた。

 田中アナとマツコのプロレスと言えば、『さんまのホントの恋のかま騒ぎ』(TBS系)という番組が思い出される。さんまが司会をし、テーマに沿っておネエタレントたちが恋愛にまつわるトークを展開する番組で、ゲストとして登場した田中アナは、「さんまさんのことが結婚したいくらい好き」とぶりっ子キャラを全開で挑んでいた。

 マツコが、隣に座るミッツ・マングローブに「(田中のことが)本当に嫌いなのよ」とつぶやいたことを聞いた双子のおネエタレント・広海が「本当に嫌いって言ってる」と暴露。田中が「マツコさんに嫌われるようなことをしてしまって、申し訳ありません」と泣き出した。が、実は手の甲で隠された田中の口元は笑っていて、つまり泣いたのは一瞬だったという壮大なオチが待っていた。しかし「仕事として」言い合いをしても、「泣かせた」となると、視聴者のイメージ的には、マツコが断然悪者で、結果的に損をしたと言えるのではないだろうか。

 マツコは「今、わからん。女子アナをどう扱っていいか」と、『かりそめ天国』で話していたが、扱いがわからなければ当たり障りなく接するしかなく、けれど、それではマツコの個性が生きない。そして、今後も傷つきやすい視聴者が増えることが予想されるとなると、マツコのやりにくい状態は続くと思われる。

 フェミニズムの台頭も、毒舌タレントには向かい風になるのかもしれない。世間に「性差別を許さない」という空気が生まれ、それ自体は望ましいことだが、「性差別とは何か」を誰もが明言できるほど、フェミニズムは根付いていないと私は感じている。そういう時代に、女子アナや女性タレントに毒舌を吐くと、発言内容を精査せず「女性を悪く言うことは、女性差別だ」と感じる人も出てくるだろう。

 時代の変化を止めることはできないが、マツコが見られなくなるのはつまらない。今のようなスタイルでなくても、マツコにとってベストな形で、コアなファン向けに活動してほしいと思うのは私だけではないはずだ。

※2020年10月15日初出の記事に追記、編集を加えています。