ダイアンの凄さに芸人も驚愕! ちょっとしたハプニングを笑いに変える魔法の理由

「おもしろいものを作る」を目標に日々切磋琢磨している若手芸人。当然彼らが同業者のYouTubeを見るとき、その目線は厳しくなる。そんな芸人間で流行る動画は、掛け値なしにおもしろいと言っていい。この企画は現役の芸人をゲストに呼び、「芸人が一番笑ったYouTube動画」を紹介してもらう対談企画である。

 今回のプレゼンターは、芸歴11年目ビッグボンバーズの平田寛弥さん。

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『関ジャム』関ジャニ∞新アルバム特集で感じた、ジャニーズ“サブスク全面解禁”の緊急性

 11月21日の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)が放送したのは、「関ジャニ∞オリジナルアルバム制作現場の裏側を大公開」だった。言うなれば、彼らが4年半ぶりにリリースした11月17日発売のニューアルバム『8BEAT』の宣伝を兼ねた回である。冠番組なのに、自分たちについてほと…

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少年忍者・織山がコンサート中に母親を見つけ「死にそうな顔に」! Travis Japan・七五三掛はヘドバンでも髪形が崩れない?【ジャニーズJr.チャンネル秀峰】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、11月18日~24日公開の動画を注目度順にチェックします!

少年忍者・織山がコンサート中に母親を見つけ「死にそうな顔に」

 24日にアップされたのは「少年忍者 【ドッキリ!親アンケートFINAL】親が僕たちの素顔をぶっちゃけます!」(再生回数は26日時点で16万台)。10日より始まった“親アンケート”の最終回。スタッフが親御さんに事前アンケートを行い、その回答をメンバー全員でチェックしていくという企画だ。

 これまでの回でも、親だからこそ知っている素顔や意外な一面が発覚。今回も、さっそく「子供から言われて1番嬉しかったことは?」のお題から、「ママがいないと生きていけません」(ヴァサイェガ渉)「ママ大好き」(黒田光輝)といったストレートな言葉が続出し、見ているこちらもついついほっこりした気持ちになる。

 そんな中、“ジャニーズJr.の親”のチケット事情が判明。川崎皇輝の親御さんは「出演する舞台やライブのチケットが全然取れなくて一般発売の電話と格闘している時に小学生か中学生だった皇輝が『いつか僕が招待してあげられるような存在になるね』と言ってくれました」と答えており、タレントの家族でも自力でチケット戦争に挑んでいたようだ。皇輝も「いつか僕が招待してあげられるような存在になる」と明言したということは、ある程度の立ち位置になれば、公演に家族などを呼べる“招待枠”が使えるのだろう。

 さらに、「自分の子供が思春期だなと思った時は?」との質問では、織山尚大の親が「息子に内緒」で少年忍者のコンサートに行ったときのエピソードを披露。「たまたま席が、前の方に当たってしまい 幕が開いた瞬間、すぐにバレてしまい 太陽の笑顔をニコニコ顔で歌っていた尚大の顔がどんどん死にそうな顔になり それからラストまで目も合わさず完全に干されてしまいました。恥ずかしかったんでしょうね。思春期が終わったらいつかファンサ(ファンサービス)して欲しいです」と明かしていた。

 ジャニーズコンサートにおける“干され”とは、アイドルにファンサービスをもらえなかったという意味だ。織山の親御さんといえば、前回も「反抗期です。弟の反抗期も近づいてるし飼っている犬も反抗期なのでそろそろ空気読んで欲しいです」とのコメントで笑いを取ったばかり。“親なのにコンサートで干される”といった状況は面白いと感じるものの、開演後に自分の応援するタレントがいきなり不機嫌な表情で踊っていたとしたら……。そんな事情を知らずにこの公演を見ていたお客さんに、ついつい同情してしまった。そういえば、「少年忍者『太陽の笑顔』サマステ★ライブ THE FUTURE」(9月8日配信)の動画でも織山は笑顔が少ない印象だったが、もしや親が来ていたのはこの公演だったのでは……? 

 一方で、織山本人は「これは嫌でしょ! だって最前(列)だよ!」と怒りをあらわにしたが、ほかのメンバーは家族にもきちんと反応する様子。檜山光成の妹さんが最前列のチケットを手にした時は、開演前に少年忍者が騒ぎになっていたといい、安嶋秀生の姉が見に来た時も「みんなで手振ってたよ」(ヴァサイェガ)と裏話を語っていた。

 また、皇輝に「絵に描いたような反抗期じゃん」とツッコまれたヴァサイェガの暴れっぷりなど、この機会ならではの貴重な情報が盛りだくさん。中でも、檜山は親への気遣いや優しさが伝わる話が複数出ていた上に、親への感謝の手紙を朗読したシーンで周囲のメンバーも感動。

 なお、個人的には「自分の子供が大人になったなと感じた瞬間は?」との質問は「カレーを密かに中辛にしたけど食べれてること^^」という山井飛翔の親御さんの回答に胸が熱くなった。言葉遣いや行動とは別に、“味覚の変化”で息子のちょっとした成長を感じたのだろう。それぞれの親子愛に、心が和む1本だった。

 ちなみに、内村颯太と稲葉通陽は、先ごろ舞台作品への参加が明らかに。2022年3月1日~11日まで、東京・草月ホールにて上演される『最強で最高の自慢の息子』で内村が初主演を務め、稲葉も出演するという。今回、アンケートに協力した親御さんの気持ちは、まさにこのタイトルの通りなのかもしれない。

 18日の動画は「Travis Japan『GET ALIVE』 IMAGE NATION ~全国ツアーしちゃってもいいですかっ!?~より」(再生回数は26日時点で33万台)。Travis Japan初の全国ホールツアー『Travis Japan Live tour 2021 IMAGE NATION~全国ツアーしちゃってもいいですかっ!?~』のDVD発売決定を受けて、今回は「GET ALIVE」のパフォーマンス映像を配信している。

 こちらは、彼らのオリジナル楽曲で、ダンスが持ち味のTravis Japanには珍しいロックナンバー。この動画ではダンスをせずに客席を煽りながら立って歌うスタイルで、7人の力強い歌声が聞けるほか、ヘッドバンギングも披露している。ほとんどのメンバーは汗だくでヘアセットも乱れてるいるが、不思議と七五三掛龍也は開演直後のように髪の毛がキレイな状態でキープされていた。

 この様子にはファンからも「トラジャの『GET ALIVE』見たけど、しめちゃんって汗かかないの……?」「しめちゃん、前髪がキレイ」「みんな汗だくなのに、しめちゃんだけ髪形がサラッサラのなのスゴすぎる」「ビックリするほど髪の毛が乱れてる人と、ビックリするほど髪の毛が乱れてない人がいる」「しめちゃん、なんで髪形が崩れないのか教えて(笑)」「しめちゃんはこんなに激しく踊っても髪が乱れないし、汗もかかない。お人形なの?」と驚きの声が上がっている。

 なお、DVDは「Johnnys' ISLAND STORE online」の限定・受注生産販売商品で、30日の午後11時59分まで予約可能だ。

 21日に更新されたのは「HiHi Jets【絵文字 だけで出会えるか~2/3~】誰かが出会うゾ編」(再生回数は26日時点で20万台)。“街中で出会えるか”シリーズの第3弾・福島編で、前週より続く2本目の動画だ。

 別々のスタート地点に運ばれてきた5人が、手がかりを見つけながら1カ所に集結できるのかどうかを試す、ドキュメンタリー要素のあるこの企画。今回は“1回につき1文字だけ”送ることができる絵文字をもとに、それぞれが居場所のヒントを提供していく(5分おきに送信)。

 全員、5キロ圏内の同じ街にいるのだが、特に高橋優斗と井上瑞稀は正反対の方向で待機。タワーの絵文字が飛び交う中、徒歩移動しつつ、合流を目指す。高橋はかなり目立つスポットのマリンタワーで待っていたが、動けないもどかしさを抱えている様子。別の鉄塔下にいた井上も「うわぁ~、会えないもんだな」と嘆き、ひとまず歩き始めていた。

 猪狩蒼弥は水族館を表すイルカの絵文字を送り、橋本涼や作間龍斗は地元民に聞き込みをして同じ方向へ。そんな時、高橋がタワーの絵文字でダメ押しすると、猪狩は大笑い。送信者はわからない仕組みになっているため、「頑なに“タワー来い”ってやつが。誰なんだよ、こいつ! 一歩も……ハハハ! 一歩も動かない、タワーから! 何言ってもタワーでおさめたがるよ!」と、何者かの強固な姿勢が面白くなってきてしまったようだ。

 その後、偶然出会えたメンバー2人が一緒に行動を開始。本格的に絵文字の使い方がカギとなるが、あまり参考にならないヒントが届き、苛立つ人も……。HiHi Jetsは制限時間の日没までに集合できたのか、完結編に期待したい。

■7 MEN 侍、ジャニーさんの「ピザはコーラだよなぁ~」発言を回顧

 7 MEN 侍の動画は、通常回の「【質問センスある?】すごい人たちにズバッと聞いてみた!」(19日)と、プロモーション「【目で芝居せよ】瞳で全て伝えろ!」(22日)の2本が公開されている。

 1本目は、7 MEN 侍メンバーがインタビュアーになったつもりで、センスの良い質問を考えるという企画。お題の対象者は、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手、徳川家康といったスーパースターや歴史上の人物ばかりだ。

 家康といえば、江戸幕府を開いた初代将軍だが、“現代まで生きていた”というシチュエーションのもと、問いかけたい疑問などを考えていく。ここでは「ゲームのキャラにされてどう思う?」(菅田琳寧)「ギャル好き?」(中村嶺亜)「どの瞬間から『おれって歴史に名を刻むかもな~』と意識しましたか?」(本高克樹)と個性豊かな回答が飛び出した。個人的には、次のジャスティン・ビーバーに向けた本高の質問も好みだったため、ぜひ注目してほしい場面だ(食べることが大好きな本高ならではの内容)。

 そして、最後のテーマはジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)。今野大輝が「過去のことは結構、聞いてるからなぁ~」とつぶやいた一方、矢花黎は「今でもピザにコーラで食ってるのかな? ずっと言ってたもん。『ピザはコーラだよなぁ~』」とジャニー氏を回顧。すると、メンバーからは「今のオレらカッコいい?」(中村)「元気?」(佐々木大光)と、離ればなれになった今だからこそ確認したい言葉が出てきた。

 また、「世界一好きな食べ物は何?」と書いた菅田が「これも気にならない? これたぶんJr.ならわかるけどさ、ジャニーさんなんでもさ、『世界一うまいよ!』って言うじゃん」と同意を求めれば、「ピータンでしょ、やっぱ」(今野)「“世界一”がたくさんある」(中村)「幸せだよ。なんでもやっぱ、美味しいって思えるっていうか」(本高)と楽しそうにトーク。あらためて、ジャニー氏がいかにJr.たちと親しかったのか、愛される存在だったのかが伝わるやりとりだった。

 2本目では、キャンメイクの商品「クリーミータッチライナー」「クリーミータッチパール」とコラボレーション。今回はメンバー自らがアイメイクを施し、“目のみ”を使ってお題を表現する「目元で演じろ! 目芝居選手権」にチャレンジしている。こちらでも、ジャニー氏の話題が出たほか、事務所の大先輩・木村拓哉の名前も。菅田のターンで「木村拓哉さんに会った時の目」との選択肢が含まれていたのだが、木村の大ファンを公言している今野が「だからさぁ、ホントに失礼だから、もう! 俺らの企画に出てくるレベルの方じゃないの! やめましょう、マジで!」とブチ切れる一幕もあった。

 さらに、本高のパートで登場したのは「ジャニーさんに褒められた時の目」。残る「自分とそっくりな人と会った時の目」「UFOを見た時の目」「渾身のギャグがスベった時の目」の候補のうち、中村は「気づいちゃった。これ全員たぶん当たるけど、言っていいっすか? ちょっと上見てるんだよね」と発言し、「じゃあ、ジャニーさんか!」(佐々木)「そう。デカいもんね、ジャニーさん」(中村)と冗談交じりに述べていた。

 当の本人は目尻に太めのアイラインのみ引いた状態であり、実際の答えは「ジャニーさんに褒められた時の目」と判明。本高は、このメイクになった理由について「ジャニーさんに褒められるということはよ? まぁだいたいライブの後じゃん。結構、みんなナチュラルなメイクが多いじゃん。基本的には。だから、ラメとか使わずにこういう1本で勝負してやったっていうのが1つと。意外とさ、ジャニーさんに褒められるってあんまりないじゃん。だから褒められた時って、“あれ? 褒められてるのかな?”みたいな……」と解説した。

 しかし、矢花は「いやでも、ダカさんがこの顔する時は、ジャニーさんの話聞かないで、お弁当のこと考えてる」と返し、ほかのメンバーも口々に「これはジャニーさんへの冒涜ですよ」(佐々木)「ジャニーさん! 怒ってくださぁ~い」(中村)と、“食いしん坊キャラ”の本高をイジりまくっていた。再生回数は1本目が14万台、2本目は15万台(26日時点)。

 20日にアップされたのは「美 少年【遅刻反省ドッキリ】バンジーかと思いきや…!?」。タイトルにもあるように、今回は一部メンバーへのドッキリ企画となっている。その餌食は、岩崎大昇と藤井直樹。久しぶりの外ロケで浮かれる美 少年だったが、岩崎は「いつも(東京の)渋谷に集合だけして、車乗せられて。気づいたら、なんか変なところいるからね」と今後の展開を怪しんでいた。

 実は、2人は昨年、YouTubeの撮影に遅刻してきたそうで、その証拠となるシーンも公開に。今回は、ほかの4人のメンバーは仕掛け人として行き先を把握済みだ。移動の車内では、ファンから寄せられた質問に回答していくメンバー。「1週間のうち1番好きな瞬間はいつですか」「好きなご飯のお供を教えてください」「冬に聴きたいジャニーズソングはなんですか?」などのテーマで盛り上がる中、那須雄登が「1日お世話するなら? 5人の(佐藤)龍我 VS 5歳の龍我」と質問すると、金指一世は満面の笑みで「5人の龍我がいい。楽しそう!」と返し、最年少のうれしそうなリアクションに、メンバーは大爆笑していた。

 そこへ、スタッフがドッキリお決まりの「よきところで」のカンペを提示。本来のロケ内容を知った岩崎と藤井は目隠しをするよう命じられ、「これはさ、飛ぶの?」(藤井)「マジで怖いよ~」(岩崎)とビクついていた。岩崎は、かつて「Jr.チャンネル」のロケで断念したバンジージャンプだと予想したようだが、実は“遊園地でコーヒーカップ”というドッキリ。何も見えない状態でハーネスまでつけられ、恐怖度MAXの岩崎と藤井は叫び声を上げるばかりだった。

 コーヒーカップに同乗する際には、那須と浮所飛貴がカメラを持ち、金指と佐藤は外で見学。そのうち、見学の2人は手をつなぎ始め、11分24秒頃は手元のアップをバッチリ映していた(次は腕を絡めている)。この場面を含め、ファンの間では「かなりゅ、手つないでて可愛い」「かなりゅ、お互いが大好きなんだろうなと伝わってきて微笑ましい」「コーヒーカップに乗る4人をなぜか手をつないで見てるかなりゅ、意味わからなくて笑った」「罰ゲームで死んだ顔する大昇くんの後ろで、手をつないだり、腕組んでるかなりゅ、ラブラブなカップルだった」と話題になっていた。再生回数は26日時点で19万台。

 23日の動画は「Aぇ! group【人狼鬼ごっこ】もう誰も信じられへん!!」。9日・16日配信の「秋のスポーツテスト」を経て、誰が鬼なのかわからないまま、疑心暗鬼で逃げ回る「人狼鬼ごっこ」を実施している。11日配信回では、Travis Japanが京都・東映太秦映画村を舞台に同様の人狼鬼ごっこを楽しんでいたが、Aぇ! groupは大阪にある寝屋川公園陸上競技場で決行。移動範囲は芝生のフィールド内のみで、制限時間5分以内に全員を捕まえられれば鬼の勝ちとなる。

 第1回戦は、ロシアンノ二ジュースで鬼が決まった後、始まってもいないのに全力疾走するメンバーたち。末澤誠也に「俺は佐野(晶哉)を信用してないから!」と突き放され、佐野は「なんでやねん! おかしいでしょ! まだ体力使うとこ違うから一緒にいろよぉ~!」と、追いかけていた。

 「絶対、佐野やって!」(末澤)「信用して。俺、絶対違う」(正門良規)「俺も絶対ちゃう」(草間リチャード敬太)「飲んだ時の反応が佐野だけおかしかったもん」(末澤)「ホンマに俺じゃないから離れたほうがいい」(佐野)と探り合う一同だったが、「それで言うたら、俺(佐野からノニジュースの)匂い来てたから」と草間が決定的なコメントを投下。

 佐野は「違うから!」「距離置くなって、俺と!」と声を荒げ、断固として“無実”を主張していた。そして、残り時間2分になった頃、鬼は“恐怖の笑み”を浮かべて激走。スポーツテストで1500mを走った直後にもかかわらず、鬼としては見事な仕事ぶりを見せて終了。2回戦は、鬼が2人に増え、再び鬼か、鬼じゃないかの駆け引きを行うAぇ! groupだった。再生回数は26日時点で25万台と、順調に記録を伸ばしている。

 

映画『ドライブ・マイ・カー』で村上春樹の世界観は問い直されたのか 西森路代×ハン・トンヒョン

今年3月に刊行された西森路代さんとハン・トンヒョンさんの『韓国映画・ドラマ――わたしたちのおしゃべりの記録 2014~2020』(駒草出版)。タイトルの通り、本書は2014年から2020年の間に行われたふたりの「おしゃべり」がまとめられたものです。

 今回、ハンさんの呼びかけで、再びおふたりに今年話題となった3作についておしゃべりをしていただきました。最後にお話しいただくのは『ハッピーアワー』や『寝ても覚めても』など評価の高い濱口竜介監督が、村上春樹原作の短編小説を映画化したことで話題となった『ドライブ・マイ・カー』について。第74回カンヌ国際映画祭で、日本映画初となる脚本賞のほかに、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞も受賞した本作において、村上春樹の世界観がどのように残され、ズラされているのかをお話しいただきました。

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西森路代
1972年、愛媛県生まれのライター。大学卒業後は地元テレビ局に勤め、30 歳で上京。東京では派遣社員や編集プロダクション勤務、ラジオディレクターなどを経てフリーランスに。香港、台湾、韓国、日本のエンターテインメントについて執筆している。数々のドラマ評などを執筆していた実績から、2016 年から4 年間、ギャラクシー賞の委員を務めた。著書に『K-POP がアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK 出版)など。Twitter:@mijiyooon

ハン・トンヒョン
1968年、東京生まれ。日本映画大学准教授(社会学)。専門はネイションとエスニシティ、マイノリティ・マジョリティの関係やアイデンティティ、差別の問題など。主なフィールドは在日コリアンを中心とした日本の多文化状況。著書に『チマ・チョゴリ制服の民族誌(エスノグラフィ)』(双風舎,2006)、『ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア』(共著,勁草書房,2017)、『平成史【完全版】』(共著,河出書房新社,2019)など。Twitter:@h_hyonee
「男らしさ」の手放し方が原作と違っている
ハン:『ドライブ・マイ・カー』は映画として構造的によく出来ているし、評価されているのもよくわかります。私も瀬戸内海をドライブするシーンはものすごく好きで、あそこだけで泣きそうになるくらいでした。でも、全体としてはうーん、というところも多くて……。なんというか、冒頭からもそうなんですが、まずはセックスを話のフックにするのは古くね?という。原作が村上春樹だから仕方ないのかもしれないけど。

西森:もともと濱口竜介監督は、プロデューサーから別の村上春樹の作品を映画化してほしいと依頼されたんだけど、いろいろ考えた結果、「ドライブ・マイ・カー」なら映画化できるということで制作に至ったそうです。原作と比較すると結構変わっているところがありました。『バーニング』(村上春樹「納屋を焼く」が原作の映画)も、村上春樹を読んで批評的な視線を持って自分の映画を作ったという感じでしたが、濱口監督の作品にも、同じような感覚がありました。ただあらすじをなぞっただけでは、作れない世界になっていました。原作映画って、そうであるべきだとも思います。

ハン:『バーニング』は、世界観そのものがかなり変わっているような。

西森:『ドライブ・マイ・カー』もかなり変わってるんですよ。原作の要素を残しながら、自分なりの解釈を加えて作ってるんです。

ハン:まあそりゃそうなんだろうとは思うけど、村上春樹の足枷のようなものを感じてしまったんですよね……。原作は読んでいないので恐縮ですが。あと子どもが死んだ設定とかも、余計に感じてしまった。主人公、家福悠介(西島秀俊)が妻の音(霧島れいか)に感じていた彼女の空虚感のようなものにいちいち理由をつけているでしょ。子どもが死なないと女は浮気しちゃいけないのか?という。

西森:理由づけがないといけないという。

ハン:そう。子どもが死んだとき、僕らの生活は終わったっていう家福のセリフがあったかと。

西森:映画でも、音が浮気をした理由については、ドライバーの渡利みさき(三浦透子)との会話で示されているとは思います。それに関しては原作にも、もうちょっとはっきりとそういうセリフがありまして、女性にだってそういうよくわからない欲望や行動があるんだっていうことが書かれています。

ハン:みさきのあの台詞は私の心の叫びでもあったんだけどさ(笑)。村上春樹は大学生の時に『ノルウェイの森』(講談社)を読んだのが最後なんですよね。単純化しすぎていたら申し訳ないけど、西森さんも書いていませんでしたっけ? 「男が強くなくていい」っていうのがいまっぽさなのだとしたら、村上春樹はある意味ずっとそうでしたよね。

西森:微妙に違うと思うんですけど、そうですね。

ハン:ジェンダー的な新しさ?がわからなくて。そういう期待と思い込みありきで見てしまったからかもしれないけれど。

西森:私は、ただ単に妻に先立たれたという悲しみを甘い思い出にするんじゃなくて、ちゃんと悲しもうとしてるというところが、新しいというか、いま、男性がきちんと見つめるべき行動なんだと示しているように思いました。

村上春樹の作品には、いつも「甘い喪失感」とでもいうか、自分の甘い記憶のために女性との思い出を都合よくガラスの箱に入れて、ときどき眺めたり、取り出して手に取って甘い気持ちを思い出して感傷にひたるようなところがあって、そのロマンチシズムが女性に批判されるところだったりします。でも、映画の場合は、恋愛の甘い喪失感に浸るのではなく、自分の内面に目を向けましょう。そして、喪失した自分の痛みに向き合いましょう、それは男性にとっては、すごく難しいことかもしれないけれど、向き合わないといけないんですと描いていると思いました。そこが2021年っぽいなと思いました。

例えば杉田俊介さんの本を読んでいると、もちろん「弱さ」にどう向き合うかということがテーマなのかもしれないんですが、これまで男性社会のあり方に毒されるようにして生きてきたけれど、毒されたままでいるのは辛い、そうではない形にどうすればなれるのかを絶えず模索していて、男性であることだけですでに罪を感じているんじゃないかと思うんですね。男性であることの優位性とかを享受してきた部分もあるかもしれないと反省しながらも、どうやったらそれを手放せるのだろう、もしかしたらもう手放せないのかもしれないから、それとどう向き合えばいいのかというしんどい作業をしている感じ。だから、「弱さ」を認めるということが、単に自分を甘やかすことではなくて、非常につらい作業であるけれど、それでも向き合わないといけないことであるんだと思って。そこがハンさんがイメージしている村上春樹的な「弱さを認める」ということとは対極なところだと思うんです。

ハン:『ドライブ・マイ・カー』の原作とこの映画は、実は対極だと。

西森:そうですね。もちろん、「正しく傷つく」ということは、原作のひとつとなった「木野」という作品にも出てくるんです。そこを着地点にしようとして作っているので、対極ともいいにくいんですが、でも私のような受け手には、どこか対極のようにも思える。それは、原作を読み込んだ上での批評性があると言ったことに繋がります。正しく傷つくということは、自分の感情をまっすぐに見つめないといけないし、そのためには、他者と対話したり自分と対話したりしないといけなくて、それって「男らしさ」に縛られている限りは、あんまりやったことのないことで、しんどくて時間のかかるもので、だから3時間もの時間が必要だったと思います。

ハン:そもそもそういう「男らしさ」みたいなものを持っている存在として家福は描かれているのかな?

西森:一見、「男らしさ」に縛られていないように見えますが、妻のなにかしらの心の変化に気づきながらも、それに対してなすすべがなかったり、妻が亡くなった後にも、その感情と向き合おうとしながらも、なかなか向き合いきれないという意味では、縛られていると思いますよ。

日本の男性の「男らしさ」というのは、ぱっと見ただけではわかりにくいけれど、優し気な男性にだって、女性への偏見は存在していますし、感情をおざなりにしていいと思うことも、「男らしさ」の呪縛のひとつだと思います。そういうことに関しての表現だけは、世界の中でも日本って非常に繊細だと思います。別に日本すごいっていうのでも、いいことだっていうのでもなくて、変に発達しているというか。それに、家福はファムファタル的な、妻のわからなさも受け入れているつもりだったのだけど……。でも、ベッドの上で、妻の得体の知れないタナトスみたいなもの……であってるかな。そういうものを見てしまったときに、目を腕で覆ってしまう。

ハン:あー、私にとってなにが微妙だったのかがわかってきたような気がする。この辺、「おしゃべり本」の中の『ワンダーウォール』とかロスジェネ問題のあたりで出た話とつながるような……? なんなら最初の対談にも……? わからんけど……。で、家福ですが、実際は受け入れられていなかった、わかったふりをして、こだわっていた、本当は、浮気するのはよくない、いや浮気されてしまう自分って男としてダメだって思っていた、と。

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西森:ハンさんが微妙だと思うポイントはけっこうわかるんだけど、わりと日本にいる責任として、この微妙さにも向き合わないといけないというか、それが日本を覆ってるから脚本家や作家が表現してるんじゃないか、みたいなこともあるんですよね。ハンさんが指摘した浮気についての話は、ここも原作と違うところなんですよね。原作だと、家福は「妻はなんであんなしょうもない後輩俳優に浮気したんだ」ってこだわってて。映画よりも下世話でちょっと軽妙なところがあるんです。

ハン:やっぱり原作読んでくるべきだったかー、反省……。杉田さんの本は読んだのだけど。でもなんというか、私そういう感受性ないんだよねーって話だな(笑)。『バーニング』も女性が裸で踊るシーンがあったけど、あれも意味わからないよね。イ・チャンドン監督の世代を考えるとその辺は限界なのかなとも思っていますが。女性をファムファタル的なものとして撮ってしまうっていう。ちなみに『バーニング』の原作の「納屋を焼く」は読みました。で、『ドライブ・マイ・カー』も最初にセックスシーンから始まって、うわーって思っちゃって。

西森:セックスシーンから始まったのは、濱口監督が映画の中で村上春樹の世界からそうじゃない世界に行こうとしてたからなんじゃないかなって思って。

ハン:なるほど。

西森:だから外せなかったんだと思うんです。濱口監督も、セックスを真正面から描くようなシーンは撮ったことがなかったそうで、村上作品を撮るということで避けられないことという感じだったと言われてたような。映画自体は、男性が「やれやれ」とか言って、自分の喪失を甘く思い出すみたいなものではなく、自分の悲しみを受け止めようとしているものだから、いいなと思えたんですが。

ハン:うん、それなのにみさきの力を借りてるんじゃないよって思ってしまって。きちんと傷つきたい家福のために、音やみさきが都合よく利用されているように見えてしまうというか。

西森:まあ原作の要素ですしね。

ハン:みさきも、家福と一緒にいて癒されていくみたいに一見、見えるけど、そうかなぁ? あと、音は録音テープだけで十分でしょ。

西森:あそこは、過去と対話してる感じというか、よりどころみたいな、贖罪みたいなところもりますからね。

ハン:そう、あれだけで十分コミュニケーションできているんだから。それはみさきとも。だからドライブすること自体はいいけど、わざわざ北海道まで行ってベタな話をする必要なんてない。しかもみさきに抱きしめられてるじゃん。美しいシーンだと思いますよ。でも結局、若い女に救われるのかよって思ってシラケてしまった。お芝居のラストに重ねるラストシーンも、美しかったけどまた若い女に抱きしめられてるよって思ってしまった。私厳しすぎかな?(苦笑)

私、この辺の機微というか情緒に欠けているところはあると思うけれど、映画館で観たとき、ひとつ席を隔てて座っていた40代くらいの男性がずっと泣いていて、それでちょっと引いちゃったっていうのもあるかも……。

西森:ああ、その隣の人の影響もあって、より「男だって弱くていい」的なものの癒しになってるって思えてしまったというのだったら、理解もできますね。

ハン:そうなんですよ。まあ泣くのもわかるし、ドライブシーンでは私も泣きそうになったけど。

西森:いま男らしさの話をするときに、例えば『ジョーカー』だったら、男に抱きしめられたらよかったのかもしれないって話をする人がいるんですね。それがいいか悪いは別で、男に抱きしめられていたら、あんな風にならなくて済んだかもしれない。

ハン:女じゃなくていい。

西森:そう。そういう意味だと、高槻耕史(岡田将生)と一緒に救われるのがよかったのかもしれないですね。

ハン:岡田将生すごく良かった。わけのわからない存在を、説得力を持って演じてて。

西森:岡田将生、若い頃からけっこうクセのある役を演じてきた面白い俳優だと思うんですけども、そのうえで、私はまた『ドライブ・マイ・カー』の岡田将生っていうのは、簡単に感情を手に入れられない家福とは対極の存在だからこそ、普通の観点でいう「演技の説得力」みたいなものがある人として際立って、もっと言えば異質的に見えたんだとも思いました。

ハン:話を戻すと、家福とみさきは、ドライブする中で目には見えないコミュニケーションをしていて、それが十分に伝わっていたんだから、北海道で抱きしめてあげる必要なんてなかった。横に並ぶだけで十分。それでもくどいくらい。

あとさ、最後なんで韓国なんだろう? 取ってつけたような感じが。

西森:そもそもは全編においてというか、ほかのシーンも大半を韓国ロケをするつもりだったのがコロナで行けなかったようで、最後のみさきのシーンだけになったみたいですね。

ハン:あれはコロナ後って設定だよね。みさきはマスクしてるし。

西森:彼女がドライブマイカーしている。

ハン:しかもあの犬と。どうなったんだろう。あの夫婦は韓国に戻ったのかな。

西森:原作にはないんですよね。家福が車を降りたシーンって。

ハン:降りたって?

西森:ドライバーのみさきが最後に乗ってる車って、家福のじゃないですか。

ハン:あ、あれはそうか。

西森:そうだと思います。家福は、妻の音と暮らしているときから、車にこだわりがあって、常に運転席に座っていて、妻が亡くなってからもその席を譲りたくなかったんですよね。でもみさきと出会って、後部座席に座って、最後は助手席に座ってる。あれは主体性、男らしさを手放すことにつながってるし、最後にみさきに譲るってことは、老いと重なっている感じがして、よくできてるなあって思いました。

ハン:なるほど。うん、席の移動についてはなるほどって思っていました。で、みさきが最後にあの車に乗っているのはそういうことだったのか。むしろ家福が車を降りて行った、つまりさらにその先に進んだってことですよね。で、それを、本来ロケをするつもりだった韓国で撮ったと。無粋ですみません(苦笑)。

「村上春樹」という存在
ハン:前回の『イカゲーム』のときに西森さんが言ってたけど、例えば韓国だとうだつの上がらない男はあんまり描かれてこなかった。だからこそ、村上春樹は韓国で受けたと言えるかもしれない。韓国人は村上春樹大好きなんですよね。でも、いま日本でグローバルを意識して原作に村上春樹を使うって……、やっぱり新しくないような気がするんですが。濱口監督だって、なぜ2021年に村上春樹なのか。グローバルな展開には村上春樹っていう通過儀礼が必要だった……? まあ成功したわけですが。

西森:はい。韓国の人は、村上春樹を新たな価値観の象徴のように見ていましたね。それは、イ・チャンドン監督も言ってました。『ドライブ・マイ・カー』を成功例に、また村上春樹原作の映画が作られるかもしれないですね。別にこれはいいこととも悪いこととも思ってないですけど、監督が原作を批評をしながら最終的には、映画監督のものとして作品を作るというのならいいのかなって。

ハン:批評性はあってなんぼというか当然のことですが、村上春樹をどう描くか合戦になるのか? ちょっといやだな(苦笑)。あと、串刺しにして比較できるという意味で批評の材料としては面白いかもしれないけど。

西森:もちろん濱口監督だって、オリジナルはこれまでにも作っているし、新作の『偶然と想像』も、もうすぐ公開ですし、短編集なんですけど、脚本の小気味良さったらなかったですよ。『ドライブ・マイ・カー』は、さっきも言ったように、監督自身が企画したのではなくて、プロデューサーからの提案ですし。日本って、原作じゃないとドラマや映画の企画が通りにくいので、内容とは別の要素で惹きつけるところがないと撮影のためのお金が集まらないっていうのはあるのかもしれないですね。今回、海外でも評価されたし、監督はオリジナルがどんどん作るようになるだろうし、一方で、「ほれ、やっぱり村上春樹は世界で強いんだ」っていうことになってしまってるかもしれません。

ハン:今回は、大ヒットしたり評価されている作品だからちょっとくらい文句言ってもいいだろうって企画なので文句ばっかり言ってますが(笑)、それにしても絶賛ばかりで私みたいなツッコミがあまりないのはなんでなんだろう? みんな村上春樹が原作だしってわかってるから? それともやっぱり村上春樹が好きなのか?

西森:私も、ハンさんのツッコミが怒涛のように出てるので、擁護ばっかりになっていますが(笑)。原作を読んでるからこそ、あの原作の中の三篇を読んでひとつの批評性のある作品にしたなということは私の中では大きいです。

ハン:そっか、やっぱり昔の角川映画みたいに、「読んでから見るか、見てから読むか」なんですね、村上春樹原作映画は(笑)。と、反省しつつも、原作から独立して映画は映画だし、くどいけど私は前後はいらないなって思ってて。

西森:前半はやっぱり村上春樹を残しておきたかったっていうのがあるんだと思います。

ハン:でも逆に言うと、それだけレジデンスと劇場を往復するドライブのシーンが饒舌で豊かだったということだと思うんですよ、私にとって。ものすごくエモーショナル、至福。ここは全力でほめています!(笑) あと、芝居の稽古の、とくに本読みのところとか好きです。こうやって言葉にしてみると、この作品については理屈じゃなくて身体的な受け止め方をしたのかも。でも、そのように受容できるある意味映画らしい映画だからこそ他がすべて蛇足に感じられてしまった。とはいえ、実際には前後がないと成立しないかもしれない。

西森:ずっと本読みをしていて、やっと野外で立ち稽古をするシーンが、私も一番好きでしたね。そして、ハンさんがいらないっていうシーンがあるからこそ広く見られるってこともあるんでしょうね。

ハン:はい。たぶんそれはそうなんですよ。それは実は私自身もそうかもしれない。ということで、今回の対談全般を通して言えることですけど、言うのは簡単ですからね(笑)。

西森:そうですね(笑)。

ハン:言うのは簡単といえば、私にそれができているかどうかはさておき、実は簡単ではないということも教えてくれるというか、wezzyでも連載されている北村紗衣さんの『批評の教室―チョウのように読み、ハチのように書く―』(ちくま新書)、とても面白かったし、勉強になりました。

といっても、批評のハードルを上げるのではなく「作品を他の人と楽しくシェアする方法」としての批評を指南してくれる本です。そう考えると、私たちの「おしゃべり」もそういう作業ではあるのかなぁ、と改めて思ったりして。ということで、この対談を読んでくれている読者のみなさんにおすすめしたいなと。とはいえ、なんというか、楽しいおしゃべりの先の奥深い世界も垣間見せてくれる本でもあります。

『韓国映画・ドラマ――わたしたちの おしゃべりの記録 2014~2020』(駒草出版)

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BE:FIRST&Da-iCEの憂き目、なにわ男子キンプリ超えほか週末芸能ニュース雑話

記者I 年末に向けて続々と大型音楽番組が放送されていますが、日本テレビが17日に4時間で生放送した『ベストアーティスト2021』では、色々と波紋が生じていたようです。番組内の企画「BEST of ベストアーティスト ジャニーズ熱狂ライブ編」と称したジャニーズアイドルたちの過去の出演シーンをセレクトした企画で、元TOKIOの長瀬智也さんは大々的に取り上げたもの…

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夫の留守中に8万円を浪費した、メルカリからの“魔のメッセージ”とは?

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 ターンターカターン! ターンターカターン!(結婚式の曲) みんな~~~~聞いて~~~~!!!!!!!! 千葉N子、入籍いたしました~~~~~!!!!!!!!!!

 ステディと出会ってちょうど1年後、N子はステディと一緒に婚姻届けを役所に持っていきました。

 その日は早朝に婚姻届けを提出し、仙台へと出かけました。駅前のPARCOで可愛いポーチを発見し、「結婚の思い出に」とステディに買ってもらい、その後、ステディは本屋でデザインの本を購入。そして、2人でフレンチのランチへ出かけ、「楽しいねえ」と言いながら、笑い合っていました。そして、帰りの車の中……。

「N子ちゃん。これで僕らは夫婦だよ。今後はあまり大きな買い物はしなくていいんだからね」

 ん……? 大きな買い物……? 「……ジュエリーのこと?」と私が聞くと、

「ジュエリーはいっぱい持ってるじゃない……」

 とステディ。うーん、確かにジュエリーはいっぱい持っている……けど、けどもよ。まだまだ狙っているものはあるのよね。「REPOSSI(レポシ)」のイヤーカフとか、「TASAKI」のイヤーカフとか、「quarant'otto(クアラントット)」のユリシスのネックレスとか……。

「えーと、じゃあ……あの……買ったら報告します」

ステディ「買った後じゃ意味ないんじゃない……?」

「えーと。では……買う前に相談します」

ステディ「うん、それがいいね」

 ぐふお……。こりゃ迂闊に買い物できなくなったぞ……。まあ、でもね。あたしも人妻よ。これからはステディとつつましく、無駄遣いせずに生きるという道もいい……そういうことにしよう……。うん、そう。ステディとジュエリーとどっちを取るかって言われたら、迷いなくステディだもの。ステディがいなくて、実家暮らしで、一人孤独に新作ジュエリーに目を凝らしているなんて、そんなのイヤよ! ギラッギラのジュエリーを全身身にまといながら「いい男いないかしら……」って言ってる、アラフォーの独身女には戻りたくないっ!!!!

 そんなわけで、ステディと鉄の約束をしたのですが……。なんとこの日、帰りの車の中でステディが熱を出し、「まさか……」ということで急きょ、休日診療の病院に行くと、まさかのコロナ陽性反応!!!!!! ステディは入院することとなり、結婚0日で私は家に取り残されました。

 悲しみに暮れ、父が差し入れしてくれた牛タン弁当を貪り食い、カフェラテをがぶ飲みし、ふて寝していたのですが……。ふいに、メルカリにメッセージが入り、私はむくりと起きました。

 値下げの希望の連絡かなあ……。でも、商品を購入してもらっても、私、濃厚接触者だから外に出ることはできないからすぐに発送できないんだよね。その話をしなくなちゃなあ……。

 そんなことを思いながら、アプリを開くと、こんなメッセージが来ていました。

「テーパーダイヤモンドのイヤーカフですが、在庫が1点ご用意できますが、いかがでしょうか? よろしくお願いします」

 ファ!?!?!?!?!? テーパーダイヤのイヤーカフ!?!?!?!?!? すぐには思い出せず、私は急いで記憶をよみがえらせました。そうだそうだそうだ!!!! 確かに私、テーパードダイヤのイヤーカフが欲しいと思ってた! フリマアプリで「ご予約品完売」っていう名前のイヤーカフを見て、7万9,800円という値段にビビりながらも、出品者に「あの、次の入荷はありますか?」ってメッセージを送っていたのよ。

 そしたら、「こちらの無色透明タイプのイヤーカフは今予約分でいっぱいとなっており、次回の入荷は少し未定になっております。お店の方に次回また入荷があるときはキープをお願いしておきますね」と返信があったんだった。ぐぬううううううううううう!!!! まさかまさかもうご用意できるとは~~~~~!!!!!!!!!!

 前回入荷分の予約をしていた人の中にキャンセルした人がいたのではないかと思うのですが、せっかく連絡をくれたし、私も「いらない」なんて言えない。これは不可抗力よね……? ステディには事後報告になっちゃうけど……仕方ないっすよね……?

 そんなわけで、ステディに「アクシデントがあって買っちゃいました」と報告すると、ㇺッとした顔のクマのスタンプが送られてきました。そのあと、「こんな(クマの顔ほどは)怒ってないからね」と言われました。やっぱりステディは優しいなあ~~~!

■今回の出費
「テーパーダイヤモンドのイヤーカフ」7万9,800円

視聴者を惹きつける『最愛』、進展しない『真犯人フラグ』…今期“考察系”ドラマの明暗

 日本テレビ系日曜ドラマ『真犯人フラグ』の第7話が11月28日に放送される。近年の国内ドラマは10話前後で完結することが多く、第7話ともなるとそろそろラストに向けて加速し盛り上がる頃合いだが、2クール連続放送の同ドラマは現在全体の3割ほどが終わり、ようやく物語が動き始めたところだ。

 西島秀俊が演じる主人公・相良凌介の妻子が突然失踪してから、次々に不審な出来事が凌介を襲ってきた…

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「忘年会やろう」飲み会好きのママ友からのお誘いLINEに困惑! どう返信すべき?

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 10月1日、首都圏をはじめとする19都道府県に発令されていた緊急事態宣言及び8県のまん延防止等重点措置が解除された。現在、東京都の新型コロナウイルスの感染者数は2桁台と低い水準を保っているが、冬は空気が乾燥することから今後再び感染が拡大し、「第6波が起きる」との見解を公表する医師もいるだけに、引き続き感染予防対策を続ける必要がある。

 今回は、忘年会シーズンの今、徐々に解禁されつつある「飲み会」への参加をめぐり、ママ友の考えに違和感を覚えたという女性のエピソードを紹介する。

保育園の謝恩会の代わりに、ママ友が忘年会を企画

 首都圏に住む奈津子さん(仮名・35歳)は、7歳になる娘を育てながらハウスクリーニングを行う会社で事務として働いている。

「結婚前は、老舗洋菓子店の本社で働いていました。社員の4割近くが20代という環境で、あまり長く勤めている人はいませんでしたね。私は出産後も働き続けていたのですが、特にお歳暮シーズンは繁忙期で、時短勤務でも残業が発生していたため、この会社で子育てをしながら働き続けるのは難しいと感じ、地元のハウスクリーニング会社の事務に転職したんです。収入は減りましたが、会社には最初から子どもがいることを伝えていたので、なるべく定時で帰ることができています」

 奈津子さんの娘は、今年3月に保育園を卒園した。新型コロナ感染予防のため、保護者の参加は“各家庭から1名だけ”という条件のもと、小規模の卒園式が行われたという。

「通常なら、保育士さん全員と年中の生徒たちも出席した賑やかな式になるはずだったらしいのですが、コロナ禍のため、かなり人数を絞っていました。子どもたちによる歌などもなく、式自体が短かかった印象です。同じクラスの子どもたちは、3つくらいの小学校に分かれて進学するので、ママ友と会う機会も減るし、卒園式後の謝恩会が開かれないのはすごく残念でした」

 そう語る奈津子さんは、ママ友たちと「コロナが落ち着いたら、飲み会をやろう」と約束したそうだ。

「娘が小学生になってからも、保育園のママ友とのLINEのグループチャットはまだ残っています。たまに、子どもを連れて公園に行く時などに『一緒にどうですか?』とお誘いメッセージを送ってくれるママもいますが、頻繁にはやりとりをしていませんでした」

 しかし、緊急事態宣言が解除されたことを受け、「12月に忘年会をやろう」とLINEが届いたという。

「娘が通っていた保育園の生徒数は、1学年10人くらい。子どもを含めて集まるとなると、兄弟もいる家庭もあるので20人以上の大所帯になります。コロナ流行前は、居酒屋の個室を貸し切りにして飲み会を開いていたのですが、このご時世に大人数で集まるのはどうかなって困惑しました」

 奈津子さんは、複数人で飲酒すること自体にまだ抵抗があるという。

「お酒を飲めば、自然と大声になって飛沫が飛びそうだし、正直、参加したくないなと思っています。夫も、今年は会社で小規模の忘年会が開かれそうと言っていますが、コロナが怖いので、できれば出席してほしくありません。ママ友の中には、『職場の飲み会は開催時間が遅いから参加が難しいけど、夕方から始まるママ友飲み会なら出かけてもいい』という謎のルールを設けている人もいて、積極的に『飲みに行こう』と誘ってくるので、断るのに困っています」

 奈津子さんは、仲が良いママ友に直接LINEをして、忘年会の参加を断る口実などを相談したという。

「いくら緊急事態制限が解除されても、大勢で集まって飲み会を行うのは、まだ早いと思うんですよね。私の会社には、ハウスクリーニング作業で他人の家に出入りしている人もいますし、知らぬうちにウイルスを持ち込んでいる可能性もあるため、内勤の私も感染予防対策は徹底しています。ママ友の中には看護師をしている人もいるので、一緒に『職場で、大勢で集まるのが禁止されている』というメッセージを飲み会の幹事に送りました。そうしたら、『子どもをパパに預かってもらって、大人だけの飲み会にする? そうしたら、来るのは7~8人くらいだし 』と返信が来て驚きました」

 結局、奈津子さんは、「パパの会社の飲み会と重なって出かけられなくなった」と言って、忘年会の参加を断ったという。

「幹事のママ友とは今後も会う機会があるので、断り方にも気を使っています。今回は、保育園の謝恩会替わりの意味もあって、どうしてもみんなで集まりたかったようでした。本当はグループチャット自体を退会したかったのですが、娘と同じ小学校に通っている子のママもいるので、それも難しい……。飲み会当日はきっと集合写真が送られてくると思うので、どう返信したらいいかと、今から気が重いです」

 飲み会の参加に消極的な奈津子さんだが、緊急事態宣言が解除されてから、仲が良いママ友とランチに出かけたそう。

「この前、2年ぶりくらいにママ友とランチをしました。感染予防対策で食事するとき以外はずっとマスクを着けながら話していたんですが、3人という少人数だったし、みんな飲みに行ったりするタイプでもないので安心でした」

 奈津子さんは、「ママ友の中には価値観が違う人もいるので、大勢で集まるのはなるべく避けたい」とも語る。

「うちはコロナが流行してから、なるべく外食は控えて、デリバリーを利用しています。もちろん、旅行にはもう2年ほど行っていません。子どもの立場に立つと、かわいそうだなと思う時もあります。でも中には、学校を休ませてまで旅行に行ったり、ディズニーランドのような人が集まる場所に出かけている家庭もあるんです。その話を学校で友達から聞いてきた娘に、『うちは行かない』って言っても、なかなかわかってくれないんですよね。ママ友から『●●に出かけたよ』という報告LINEがグループチャットに届くとモヤモヤするし、正直、どう反応してよいのかわかりません」

危機意識のないママに違和感

 奈津子さんは、政府から明確なガイドラインが出ていないことも、飲み会参加の判断に困る原因だという。

「あるママ友からは、緊急事態宣言中も営業していた飲食店について『混んでいたよ』と送られてきて、違和感を覚えました。“これまで飲みに出かけても感染しなかったから大丈夫”と、危機意識がないんです。我が家はずっと気をつけて生活してきたし、ここで気を緩めたくない……。まだ子どもはワクチンを接種できていないし、仲のいいママ友との飲み会でも躊躇してしまいます」

 少しずつ、解禁されつつある職場や友人との飲み会。現在のところ、政府からは飲酒を伴う会食時のルールが明確化されていないため、悩んでしまう人も多いだろう。ママ友とのつながりは、一種のコミュニティでもある。お互いを尊重して、参加も欠席も寛容になれるような付き合いを心がけたい。

「加湿器」買うなら、家電のプロが選ぶこの8台! メンテがラクな象印、電気代の安いパナソニックほか

 もうすぐ12月。寒さが深まり、空気の乾燥も本格的に気になる時期になりました。今年こそ乾燥機を購入しようと思っている人、新調しようと考えてる人もいるのでは?

 今年は新型コロナ感染症の影響から加湿器の需要も急伸してるとか。そこで、サイゾーウーマンで昨年公開した加湿器選びに関する記事を再掲。「お手入れラクチン」「電気代控えめ」の2ポイントから、家電のプロがおすすめを紹介していきます。

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 情報も種類もたくさんありすぎて、どれを選んだらいいか混乱してしまう家電。いったい何を基準にどれを買えばいいの!? とにかく面倒くさがりな編集者・くさ子とドケチなライター・ケチ美が、家電コーディネーター・戸井田園子さんに、いま話題の製品や間違いのない製品を聞きました。

 第1回は身も心もカッサカサになりがちな冬に欠かせない「加湿機」です。

加湿機の「正解」を家電コーディネーターが解説

ライター・ケチ美(以下、ケチ美) 今回は間違いのない加湿機選びを教えていただきたいと思います。やっぱりリビングなどにずっと出しておくものなので、スタイリッシュなものがいいですよね。それでお手頃価格ならサイコーです!

戸井田園子さん(以下、戸井田) ちょっと待った! 加湿器は大きくわけると気化式、スチーム式(加熱式)、超音波式の3つの方式、それに加えて気化式にヒーターを付けたハイブリッド式(温風気化式)などがあるのをご存知ですか? 結構これ重要なんです。メンテナンスが嫌いな人は超音波は選んだらダメ。

編集者・くさ子(以下、くさ子) えっそうなんですか。私、雑貨屋さんで買った加湿器を使っているんですが、メンテナンスなんて、たぶん1回もしたことありません。

戸井田 雑貨屋さんで販売されている製品というと、きっと超音波式ですね。超音波式加湿器の水に発生した雑菌が原因で昨年の冬も死者が出ていますよ。

くさ子 し、死者!?

戸井田 健康な人は大丈夫かもしれませんが、高齢者や赤ちゃんなど抵抗力が弱い人にとっては、肺に菌が入ると非常に危険なんです。だから大手メーカーは超音波式は製造していません。

くさ子 知りませんでした。ショックです。

電気代を抑えるなら「気化式」加湿機がおすすめ【パナソニック・ダイニチ】

戸井田 大手メーカーが製造している製品の多くは気化式。気化式(ヒーターレスファン式)は、簡単に言うとフィルターを濡らしてファンで風を当てて自然蒸発させるという方式です。それにヒーターを併用し温風にして、より早く蒸発を促すのがハイブリッド式(温風気化式)。メリットは電気代が安く抑えられること。ヒーター付きは若干高くなりますが、気化式全般、長時間加湿したい人に向いています。短所は、じわじわ加湿させるので潤うまでの時間が長い。蒸気のモクモクも見えず視覚的にも潤っている感は少ない。フィルターを洗うメンテナンスが必要。

ケチ美 基本的に家で仕事をしている私は電気代が安いのが一番です!

戸井田 であれば、おすすめはパナソニックの「ヒーターレス気化加湿機」。省エネを考えた構造で、「フュージョン素材」というフィルターはカビが生えにくく、1日8時間の使用なら月1回押し洗いすればいい。約10年間使えるフィルターなので、ランニングコストも抑えられます。給水トレイは定期的にお手入れが必要ですが、凹凸が少なく拭きやすい設計。赤ちゃんがいるご家庭など24時間つけっぱなしにしたい場合にもおすすめ。

ケチ美 24時間つけっぱなしでも安く抑えられるのはありがたい。メンテナンスもこれくらいなら許容範囲かな。

くさ子 フィルターを月1回洗うのは私には無理ですね。

戸井田 よりメンテナンスが簡単な気化式は、ダイニチ「LX SERIES」。ダイニチは2018年まで加湿器シェア4年連続ナンバーワンというヒットメーカーです。フィルターはパナソニックと同じく、定期的な手入れは必要ですが、給水トレイに使い捨てカバーが付いており、ワンシーズンごとの使い捨てで清潔。交換用トレイカバーは3枚セットで1,500円です。気化式は、立ち上がりに時間かかることが弱点ですが、これはハイブリッドで最初だけヒーターで温め、湿度が安定するとヒーターを切るので、立ち上がりと省エネを両立させています。家庭用としては大きな、木造16〜20畳向けです。

くさ子 トレイが使い捨てという点は惹かれますね。1枚500円くらいなら全然あり。ただちょっと大きすぎるかな。

戸井田 スチーム式はお湯をわかして蒸気を出す方式。蒸気を送るファンが付いているものはスチームファン式と言います。スチーム式の長所は、水を加熱して蒸気にするので清潔性が高く、パワーがあって早く加湿できるという点。短所は、熱を使うので電気代が高い。お湯を沸かすので製品によっては熱くなる。万が一、倒してしまうと熱湯がこぼれることがあるので小さなお子さんがいるご家庭は不向きかもしれません。また、電気ポットのように内部にカルシウム、ミネラルがこびりつくのでクエン酸洗浄剤を入れるメンテナンスが必要になります。

くさ子 洗浄剤を入れるだけだったら、忙しくてめんどくさがりな私にもできそう。

戸井田 スチーム式で人気があるのが象印の加湿器。しくみも形状もほぼ電気ポット。操作しやすくシニアにも人気です。立ち上がりが早くパワーがあるので、夜だけ寝室をすぐに加湿したいという人にも向いています。お湯を沸かすのでもちろん清潔です。

くさ子 これいい!!

ケチ美 でも電気代がなあ⋯⋯。寒がりで暖房代がかさむ分、加湿にはなるべくお金はかけたくない。加熱式で電気代控えめは難しいですか?

戸井田 スチーム式で電気代控えめなのは、三菱重工「roomist(ルーミスト)」のスチームファン蒸発式。ヒーターに蒸発布をかぶせ、その蒸発布が吸い上げた水を加熱します。象印と違ってタンクの水全体を加熱するわけではないので、比較的電気代を抑えられます。また、タンクの水は熱くならないので安全性も高い。清潔性とコスト、安全性を兼ね備えている点が人気です。ただし、蒸発布に水のミネラルが乾燥してこびりつくので、もみ洗いは必要。

くさ子 私は洗う系のメンテナンスは苦手〜。

ケチ美 それくらいは私は大丈夫かな。スチーム式の清潔さと省エネ、いいとこ取りなのはうれしい。

戸井田 超音波式は、水に超音波振動を与えてミストにする方式。長所は、水を振動させるだけなので消費電力が少なく機器自体も安い。メカが小さいので、デザインが美しいもの、小型のものが多い。ミストが出るので見た目も加湿されている感があるというところです。超音波式の代表格はアピックス「しずく」。手頃な価格でLEDライト、アロマが付いており、形もおしゃれ。若い方や短時間使いたいという人に人気です。水槽内の雑菌繁殖を防ぐ抗菌カートリッジが付いています。

くさ子 私が持っているのはこれです。デザインがカワイイですよね。

ケチ美 私も買おうかなと思ってました。加湿にライト、アロマと一石三鳥でお手頃。

戸井田 ただ、超音波式の短所は冒頭で言ったように、タンクの水をダイレクトに出すので水に雑菌があるとそれをばらまくことになります。この製品には抗菌カートリッジが付いていますが、使用後は必ず毎回お手入れが必要です。ネットや雑貨店でペットボトルを差すだけの加湿器も販売されていますが、あれもいくら水を毎日変えても、トレイに赤カビとぬめりが出てしまいます。フィルター付きの製品もありますが、そうすると機器自体が高くなりメンテナンスも大変になります。

くさ子 激安の超音波式をワンシーズンごとに使い捨てにしたらメンテナンス不要になりますか?

戸井田 いいえ。シーズン中も定期的なメンテナンスが必要です!

くさ子 そうなんですね⋯⋯。

戸井田 方式が決まったら「適用床面積」を確認。基本はジャストサイズを選んでください。大きすぎると過加湿で結露の原因になります。結露は窓だけでなく壁のなかにも発生しカビの原因に。また、給水法が簡単なことも意外と大事です。タンクが大きいとキッチンかお風呂場で給水しなければなりません。洗面所で給水できるタンクが浅めのタイプや、水差しで給水できるタイプが人気ですね。シャープ「プラズマクラスター加湿機」は「どっちも給水」といって、トレーを抜かずに本体の上から注ぐこともできます。ハイブリッド式で電気代も抑えめ、内部まで拭ける設計で、きれい好きな人にも向いています。

くさ子 加湿器がこんなにメンテナンスが必要と知りませんでした。加湿器全体的にハードルが高い。

戸井田 そうですね。加湿器にはトレー、フィルターなど掃除しなければいけないパーツがいくつかあるので、どれくらいのサイクルでどの程度メンテナンスしなければならないかは大きなチェックポイント。また、タンクの水は毎日捨てて新しくしなければなりません。余っているからといって継ぎ足して使っていると、水道水の塩素が薄まり消毒効果が落ち、ぬめりが出てくる。

くさ子 でも、面倒なんで足しちゃいますね。

戸井田 メンテナンスフリーでとことん衛生的にしたいなら、気化式のダイソン「加湿空気清浄機」8万円代! タンクに強力なUV-Cライトが付いており、水に直接照射して除菌。加湿フィルターには銀をより合わせた糸が織り込まれていて細菌の増殖を防ぎます。また、加湿フィルターの「洗浄機能」を搭載。給水タンクに加湿フィルターとクエン酸を入れてボタンを押すと、自動でフィルター洗浄をしてくれます。ほったらかし洗浄ができるのは、業界初ですね。かなり大きいけど。

ケチ美 8万円超え(笑)!

くさ子 高いけど、メンテナンスが限りなく手間が少なくなっているのは理想的だなあ。

戸井田 以上のように、加湿器はどのタイプもフィルターのメンテナンスが定期的に必要です。さらに、フィルターはシーズン終わりに洗ったあと、少しでも水分が残っていると梅雨や夏の間にカビが生えます。それをそのまま次のシーズン使うと菌をばらまくことになるので要注意です。こうしたことを踏まえて、あとはアロマ付きやデザインのお好みで選ぶといいいと思います。

ケチ美 デザインは一番最後。加湿器は衛生、安全が何より大切ということですね。

――次回は布団乾燥機の選び方を教えてもらいます! 

戸井田園子(といだ・そのこ)
家電コーディネーター。All about家電ガイド。大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。現在は、雑誌・新聞・テレビなどで活躍中。夫と息子の3人暮らし。

※ 2020年1月14日初出の記事に再編集を加えています。

元[Alexandros]庄村聡泰、乃木坂46 高山一実が卒業公演で放った最大の「あんたがいうな!」

 さて、カワイイとかキレイとか御御足麗しゅう(美脚軍団)とかメガネ超似合う(Qさま!!)とか、それがそうである事はさて置きます。重要であるのは、高山一実について筆者が語るべきであるのは、決してそんな所ではない。

 皆さんは1人のアイドルに対してその魅力を語るに際して上述した要素、それよりもそんな所よりも”圧倒的”な”いいひと”が先…

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