反町隆史の名を不動にした学園ドラマ『GTO』に見る、『相棒』に至る俳優イメージとは?

――ドラマにはいつも時代と生きる“俳優”がいる。『キャラクタードラマの誕生』(河出書房新社)『テレビドラマクロニクル1990→2020』(PLANETS)などの著書で知られるドラマ評論家・成馬零一氏が、“俳優”にスポットを当てて90年代の名作ドラマをレビューする。

 『相棒』(テレビ朝日系)のSeason20がスタートした。本作は、特命係という窓際部署に所属する頭のキレる刑事・杉下右京(水谷豊)と相棒となる刑事の掛け合いが魅力の人気刑事ドラマだが、現在、4代目相棒の冠城亘を演じているのが反町隆史である。

 冠城は法務省から出向してきたキャリア官僚出身の刑事で、普段は飄々としているが、利用できるものはなんでも利用する合理主義者。しかし、奥底には強い正義感を抱えている。そんな冠城を、反町は落ち着いたトーンで好演しているのだが、エリート官僚出身の刑事を反町が演じると知った時は意外だった。筆者にとって反町はエリートとは真逆の存在で、『GTO』(フジテレビ系)の破天荒なヤンキー教師・鬼塚英吉だったからだ。

 「週刊少年マガジン」(講談社)で藤沢とおるが連載していた同名漫画を1998年にドラマ化した本作は、武蔵野聖林学苑の非常勤として採用された鬼塚が主人公。彼が受け持つこととなった2年4組は問題児ばかり集まったクラスで、過去の担任は生徒から陰湿なイジメを受けて全員辞めていた。

 鬼塚も生徒からの嫌がらせを受けて退職に追い込まれそうになるのだが、元不良で暴走族のリーダーだったため、生徒たちの嫌がらせを飄々とかわし、やがて信頼を獲得していく。正面からクソ真面目に説教するのではなく、一緒に悪ノリして学園生活を楽しみながら、生徒たちの心に深く寄り添っていく鬼塚は、今までの学園ドラマにはいない新しい教師だった。

 脚本は、後に『女王の教室』や『家政婦のミタ』(いずれも日本テレビ系)を手掛ける遊川和彦が担当。遊川は80年代後半からテレビドラマを執筆する脚本家で、『オヨビでない奴!』や『予備校ブギ』(いずれもTBS系)といったコメディテイストのドラマを得意とする脚本家だった。しかし、90年代に入るとバブル崩壊以降の殺伐とした日本の世相に呼応する形で作風も変化。『真昼の月』(同)や『魔女の条件』(同)といったシリアスなドラマを手掛けるようになっていく。

 この『GTO』も、モチーフはとてもシリアスで重たいものだ。登場する高校生たちには90年代に問題になっていた援助交際(少女売春)を行う女子高生や、一見、真面目な優等生に見えるが影で陰湿なイジメに加担する生徒が登場。ナイフを持って暴れる生徒は“キレる若者”のイメージを反映させており、彼らと大人は「どう向き合うべきか?」というテーマが打ち出されていた。

 また、『GTO』は遊川が手掛けた数少ない原作モノのドラマだが、80年代のコメディ作家としての遊川と、90年代以降のハードな作風の遊川の2つの要素が混ざっていることが、今見ると興味深い。『女王の教室』で展開された、普通の人々の中に1人だけ物理法則を無視した漫画のキャラクターのような存在がいて、トリックスターとして周囲を翻弄するという作劇手法を、遊川が初めて自覚的に用いたのである。

 原作が漫画ということを差し引いても鬼塚の行動は超人的で、親子のわだかまりを解消するために生徒の家に乗り込んで、突然、部屋の壁を破壊したり、屋上から飛び降りた生徒をダイビングキャッチで受け止めるといった常識はずれの行動を見せる。

 鬼塚の超人的な振る舞いは本作の魅力であると同時に限界でもあり、「所詮はファンタジーだ」と思わないでもない。ただ、このあたりの描写はおそらく確信犯で、遊川たち製作者の目線は、別の場所にあったのではないかと思う。

 たとえば、スチュワーデス(キャビンアテンダント)の夢に敗れて、つなぎの仕事として教師を選んだ冬月あずさ(松嶋菜々子)の中途半端さに対して鬼塚が説教する場面は、生徒と向き合う時以上に真に迫っていた。おそらく遊川たち作り手は、冬月と同世代の大人の視聴者にこそメッセージを送りたかったのではないかと思う。保身に走るあまり生徒と向き合えない冬月たち教師が、鬼塚と出会ったことで自身の仕事に情熱を見出していく姿こそが、本作最大の見どころである。

 なお、冬月を演じた松嶋菜々子と反町は2001年に結婚している。当時は驚いたが、2人の楽しい掛け合いを見返すと「そりゃあ、お互い好きになるよなぁ」と納得する。

 元々、反町はジャニーズ事務所に所属して本名の野口隆史で活動していた。1994年に研音に移籍して以降は芸名の反町隆史として活動するようになり、同年に放送されたドラマ『毎度、ゴメンなさぁい』で俳優デビュー。その後は『未成年』(いずれもTBS系)や『竜馬におまかせ!』(日本テレビ系)といったドラマに出演し、97年の『バージンロード』と『ビーチボーイズ』(いずれもフジテレビ系)で主演を務めるようになる。

 当時の反町は、男らしさを全面に打ち出した体育会系の肉体派でありながら、クールで飄々としていて暑苦しさがないという、絶妙なバランスの青年を演じることが多かった。 『GTO』はその集大成で、“俳優・反町隆史”の名を不動のものとしたドラマである。『相棒』の冠城亘に至る俳優・反町のイメージは、鬼塚英吉を演じたことで完成したといっていいだろう。

 『GTO』から23年がたち、当時20代後半の青年だった反町も47歳となり、落ち着いた中年男性を演じるようになった。『相棒』の冠城役はすでに6年目で歴代最長の“相棒”となっているのは、役と本人の相性が良かったのだろう。演じる役は元不良の教師から元キャリア官僚の刑事へと変わったが、鬼塚で確立した「飄々とした軽い佇まいの奥に熱い正義感を抱えている男」というイメージは、今も変わらない。
(成馬零一)

Snow Man・目黒蓮、有村架純との撮影情報めぐり一騒動! ファンが「削除」要請のワケ

 10月期の連続ドラマ『消えた初恋』(テレビ朝日系)で、なにわ男子・道枝駿佑とともにダブル主演を務めているSnow Man・目黒蓮。グループとしてはコンサートツアー『Snow Man LIVE TOUR 2021 Mania』を開催中だが、現在、新たな作品に取り組んでいる様子で、ファンの間で話題になっている。先ごろは、女優・有村架純との撮影目撃談をツイートしたある会社の公式Twitterアカウントが、謝罪するという騒動も起こった。

「11月中旬頃から、東京・高田馬場の周辺で目黒と有村が『映画の撮影』をしているといった目撃情報などが出回り、ネット上では作品名を予想する声も上がっています。なお、放送中の『消えた初恋』に有村は出演していませんし、Snow Man主演映画『おそ松さん』(2022年3月25日公開予定)のヒロイン・トト子役は女優・高橋ひかるであることがすでに発表されています」(ジャニーズに詳しい記者)

 一方、有村は新春スペシャルドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』(フジテレビ系、来年1月3日放送)で嵐・二宮和也と共演するため、一部ジャニーズファンは「めめ(目黒の愛称)と有村架純ちゃんの撮影、ニノの後輩役だといいな~」「もしかしてめめの撮影はニノのドラマ?」と、期待しているようだ。いまだ目黒との共演作は明らかになっていないが、目撃談が続いていることからも、単発バラエティの撮影ではなくドラマや映画の可能性が高いだろう。

 11月23日に午前10時台には、結婚相談所「Bridalチューリップ」のTwitterアカウントが「当社スタッフから有村架純さんと目黒蓮さんの目撃情報が…!Bridalチューリップのオフィス前に流れている神田川で映画らしき撮影が連日行われているようです」と、撮影現場とみられる場所の写真を付けて投稿。

 するとジャニーズファンから、「ファンが殺到するかもしれないので、こういう情報は控えていただけませんか?」「撮影現場にファンが殺到したら支障が出ます。削除を要請します」といった指摘が寄せられることに。ほかにも、「公式発表もないのに撮影現場を盗撮して上げたのは怖すぎる」「芸能人の名前を出して遭遇情報を出すなんてヤバすぎ」「撮影現場の写真を勝手に上げるのは絶対ダメでしょ」「撮影情報を公開して、貴社はその撮影に関わっているんですか?」などと、問題視するコメントが続出。

 その後、同アカウントは前述のツイートを削除。24日午前9時台に「【お詫び】11月23日の当Twitterアカウントからのツイートについて、皆様にご不快な思いをさせてしまう不適切な配信をしてしまいましたことを、深くお詫び申し上げます。今後は、配信内容のチェック体制を強化し、細心の注意を払ってアカウント運営を行ってまいります」「該当のツイートは削除させて頂きました」と、謝罪文をアップした。

 なお、「Bridalチューリップ」は東京・豊島区の高田に所在する「株式会社ナウい」が運営しているサービス。同社の代表取締役・桑山裕史氏もTwitterにて「責任者の桑山です。 各関係者様、撮影のプライバシー配慮が欠けておりました。申し訳ございませんでした。深く反省し、受け止めております。該当ツイートは、削除させて頂きましたが、二度と同じことのないよう、コンプライアンス、管理体制を改善致します。ご指摘いただき、ありがとうございました」と、陳謝していた。

「また、『Bridalチューリップ』と名指しで撮影の情報漏えいについて批判しているTwitterユーザーに向けて、同アカウントはツイート削除の報告と、お詫びのリプライを送っています。確かにうかつな投稿だったとはいえ、不快感を抱いたであろう人々に誠心誠意をもって対応している印象ですね。ちなみに、11月19日発売の『フライデー』(講談社)では、東京・銀座の老舗たばこ店で『新作映画ロケ』をしている有村の姿を激写しています。これは、11月中旬に撮った写真だそうですが、記事内には目黒の名前はもちろん、何の作品の現場なのかも書かれていませんでした」(同)

 このところSNS上に増えつつあった目撃談に加えて、「Bridalチューリップ」の一件もあり、目黒と有村の接点により注目が集まっている状況だ。果たして、2人は本当に何らかの作品で共演しているのかどうか、ファンは公式発表を今か今かと待ち望んでいる。

日本テレビが視聴率落ち幅1位に! BPO大逆風で囁かれる「第2のフジテレビ」懸念

 来年あたりが終わりの始まりになるのかもしれない。

 テレビ各局の視聴率に意外な動きが出てきているという。テレビ関係者が明かす。

「2021年4月~9月の上期視聴率を見ると、民放キー局では日本テレビ&テレビ朝日と、TBS&フジテレビの“2強2弱”にはっきりと分かれる形となりました。しかし前年同期比で見てみると、ほかの3局に比べて圧倒的に数字が下がっているのが日テレ…

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坂上忍、中国・彭帥選手「こじらせになる可能性も」性的関係強告発を茶化す

 22日放送のフジテレビ『バイキングMORE』では中国女子プロテニスプレイヤーの彭帥選手が消息不明となっている問題について特集。MCの坂上忍が「奥さんが見張りをしてた不倫なの!?」と茶化したり「今いい待遇になっちゃってる可能性もある」と推測したりと、ありえない放送内容だった。

 彭帥選手はSNSに張高麗前副首相に性的関係を強要され不倫関係にあったと告発し、その後消息が途絶えてい…

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