瀬戸大也の妻・馬淵優佳さんに「グラビア写真集のオファー」の出版ウラ情報

 2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダリストで、今年開催された東京五輪にも出場していた萩野公介選手に現役引退が報じられた。報道によると、東京五輪後は予定を白紙にして休養に入り、関係者にあいさつ回りを行っているほか、すでに所属先などへの連絡も済ませており、今後については未定という。

 スポーツ紙の一般スポーツ担当記者はこう語る。

「…

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ドトール・タリーズ・コメダ、モーニングメニュー格付け“2021年最新版”! 第1位は「追加オプションが多い」あの店

 「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

3大コーヒーショップ、モーニング格付け“2021年最新版”発表!

 忙しい朝にパッと食べられて重宝するのが、コーヒーショップのモーニングセット。この連載でも何度か取り上げていますが、今回はあらためて、「ドトールコーヒー」「タリーズコーヒー」「コメダ珈琲店」のモーニングメニューを比較し、“2021年最新版”格付けを実施! 日々進化している各店のメニューから、管理栄養士・猪坂みなみ先生に“おすすめ”を教えてもらいました。

 
――まずは「朝食」の知識について教えてください。コーヒーショップのモーニングメニューは「パン」がメインですが、朝食は「ご飯」と「パン」どちらがいいのでしょうか? 
 
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 食事の際に栄養バランスを整えやすいという点では、ご飯をメインとした和食のほうがおすすめです。パンは“パンだけ”で食事が成り立っているように感じられるので、トーストや菓子パンのみで朝食を済ませる人も多いのでは。しかし、それだとタンパク質や野菜が不足してしまうので、栄養バランスとしてはあまり良くありません。

 また、ご飯は粒状でよく噛んで食べるので、パンよりも早食いを防止できるメリットもあります。早食いの人のほうが肥満の割合が高いというデータもあるため、肥満予防のためにも、よく噛んでゆっくり食べることは有効です。さらに、ご飯はパンより血糖値をなだらかに上昇させて、長時間維持してくれるため、腹持ちが良いという特徴もあります。

 とはいえ、朝は時間がない人も多いと思いますし、朝食として和定食を食べられる外食店も多くない。そう考えると、手軽に食べられるパンを活用することは、現実的な選択肢だといえます。朝食を抜くと脳や体がエネルギー不足となり、効率よく1日の活動をスタートすることができないので、ご自身のライフスタイルに合わせて、何かしらで栄養補給することが大事です。

――それではまず、「ドトールコーヒー」のおすすめモーニングメニューから教えてください。

猪坂 一番のおすすめは、「モーニング・セットA ハムタマゴサラダ+豆乳(orミルク)」のセット。 全4種の中で一番野菜が摂れそうな点が、評価のポイントです。

 また、多少ではありますが、タンパク質の量を比べても「セットA」が一番多く、逆に脂質が少ないので、総合的なバランスが良いと思います。しかし、「セットA」だけだと栄養素が足りないため、ドリンクはタンパク質を補給できる豆乳や、ミルクなどを選ぶといいですね。

 次点は、タンパク質不足が気になる方におすすめのメニュー「モーニング・セットD ベーコンとタマゴ ~3種のチーズ~+豆乳」。成人女性の場合、1食あたりのタンパク質摂取目安量は20~25g程度ですが、こちらのメニューは14.5g摂れます。少し足りないとはいえ、ほかのメニューよりは多いので、おすすめできます。

 一方で、「セットD」は野菜を摂取できないため、ドリンクは豆乳を選んでビタミンやミネラル、ポリフェノールなど、植物性の栄養を摂るように意識しましょう。

――続いて、「タリーズコーヒー」はどうでしょうか?

猪坂 まず前提として、どのメニューも単品ではタンパク質や野菜類が足りないですね。なので、ドリンクに豆乳ラテやカフェラテを選んだり、セットメニューの「ミニサラダ」や「ハニーヨーグルト」をプラスすると良いと思います。

 その上で、一番おすすめなのは「厚切りトースト ツナチーズメルト セット(ミニサラダ+ハニーヨーグルト+ソイラテ(orカフェラテ)」のセット。「厚切りトースト ツナチーズメルト」は、タンパク質含有量が14.4gで、ほかのメニューと比較しても一番多いのが決め手です。

 ほかにも、ドリンクで豆乳(ソイラテ)やミルク(カフェラテ)、ヨーグルト(ハニーヨーグルト)をプラスして、タンパク質を補ってほしいところ。野菜も不足してしまうので、ミニサラダを追加するといいでしょう。 
 
 また、「ハムチーズ&サラダサンド セット+ミニサラダ+ハニーヨーグルト+ソイラテ(orカフェラテ)」のセットもいいと思います。「ハムチーズ&サラダサンド」には、ブロッコリーやにんじん、キャベツが入っているので、これだけでも野菜を摂れていいですね。

 とはいえ、サンドイッチだけでは野菜不足なので、ビタミンやミネラル、食物繊維をしっかり補給するために、ミニサラダも追加することをおすすめします。

――最後に、「コメダ珈琲店」のおすすめメニューを教えてください。

猪坂 「コメダ」のモーニングメニューはほか2店と違って基本的に変化がなく、“いつも同じもの”を提供してくれる安心感がありますね。そんな中でも一番のおすすめは、「A 定番ゆで玉子+自家製コールスローサラダ+北海道生乳100%ヨーグルト+ミルク」のセットです。

 ゆで玉子でタンパク質を摂ることができる点と、殻をむかないと食べられないため、自然と早食いを防止できるのが評価ポイント。しかし、ゆで玉子だけではタンパク質が足りないので、ミルクやヨーグルトをプラスして補いましょう。同じく、野菜も不足するので、サラダをつけると良いですね。

モーニングメニューを食べるなら「タリーズ」がおすすめな理由

――モーニングメニューを食べるなら、3店の中でどのお店が一番おすすめですか? 
 
猪坂 一番おすすめなのは「タリーズコーヒー」です。メインメニュー自体にタンパク質を多く含むメニューがあること、追加できるオプションメニューにサラダとヨーグルトがあるので、足りない栄養を補いやすいことが決め手でした。

 「コメダ珈琲店」もサラダやヨーグルトをプラスできるのは良いのですが、「タリーズ」と比較すると、メインメニューがトーストだけなので、栄養が少なめですね。また、「ドトールコーヒー」は追加できるメニューがないため、モーニングセットだけで栄養バランスを整えるのは難しいと思います。

 ただ、1食だけで完璧にバランスをとること自体が難しいので、あまり神経質にならず、お昼や夜、前後2~3日の食事も含めて、栄養バランスを意識してみてくださいね。
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
HP「Diet Solution Lab

【厚労省発表】新型コロナ禍でも違法な時間外労働が9000件以上! ブラック労働改善されず事業所側の意識の低さ露呈

 新型コロナウイルスの感染拡大により、経済活動が縮小している中においても、過重な長時間労働が行われているようだ。厚生労働省が8月20日に発表した「労働基準監督署の監督指導の結果」で、その実態が明らかになった。

 この監督指導は、各種情報から時間外・休日労働時間数が1カ月当たり80時間を超えていると考えられる事業場や、長時間にわたる過重な労働による過労死等に係る労災請求が行われた…

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『BTTF』マーティとドクのほほ笑ましいツーショット、クリス・ブラウンの愛娘はトラと仲良し!?【今週のセレブ一行ニュース】

セレブがインスタグラムで披露する日常の姿や意外な素顔は、ほほ笑ましかったり、世間に強烈なインパクトを与えたり、時には物議を醸すことも。そんなセレブの今週のインスタグラムから、見逃せないショットを紹介!

カイリー・ジェンナー、第2子妊娠疑惑の中で水着写真を投稿

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 現地時間8月20日、ラッパーのトラヴィス・スコットとの2人目の子どもを妊娠したと複数の米メディアに報じられたカイリー。待望の2人目とも報じられたが、カイリーは沈黙。今週に入り、インスタグラムを更新し、16日に発表した水着ブランド「Kylie Swim」の宣伝写真をお披露目した。

 報道後最初のインスタグラムの投稿写真で、ふっくらしたおなかを見せながら妊娠発表するかと思われたが、おなかは引き締まっており、妊婦の雰囲気はなし。「第1子同様、今回も出産するまで公表しないのか」と落胆する声が上がった。

 カイリーが着用していたが水着だが、日焼けした肌によく映える“夕焼け”カラーで、超ハイレグのボトムがサイドだけトップにつながっているというユニークなデザイン。コスメ同様、水着も大ヒットして、また巨万の富を築きそうだと注目されている。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ&ドクがツーショット

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 不朽の名作として不動の人気を誇る映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ。主人公マーティを演じたマイケル・J・フォックスと、ドク役のクリストファー・ロイドが、8月22日にワシントンD.C.で開催されたコミコン「Awesome Con」に登場。昨年、新型コロナウイルス感染拡大のため中止された公開35周年記念のイベントに参加し、ファンと交流した。

 2人は互いのインスタグラム・アカウントに再会を楽しむ写真を投稿。マイケルは、2人が移動用のカートに乗り、後ろを振り返った時に撮影した写真を掲載。真っ白な髪とひげを伸ばしたクリストファーは穏やかな表情を浮かべているが、目力は健在。マイケルは左口角を上げて親指を立てるポーズをとっており、「映画の撮影当時にタイムトリップしたみたい!」とファンを大喜びさせた。

 一方のクリストファーは、コミコンの会場でぴったりと並べられたイスにマイケルと座って談笑中の写真を投稿。クリストファーの背中に手を回すマイケルとの、親密そうな一枚だ 。クリストファーがコメント欄で「(この写真に)キャプションをつけてみなよ」と呼びかけたため、ファンは大盛り上がり。同作でマーティが過去に行った時、着用していたダウンベストを救命胴衣と間違えられたエピソードを踏まえて、ダウンベストを着ていたクリストファーを茶化すようなコメントも書き込まれていた。

ブルック・シールズが“空の巣症候群”に!?

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 アメリカでは、大学進学と同時に家を離れる子どもが多いため、新年度が始まる9月前は巣立ちの時期となっている。ブルックの長女ローワンは、ノースカロライナ州にあるウェイクフォレスト大学に進学。大学の寮に引っ越したのだが、その旅立ちの様子をブルックは、「ユニークで素晴らしいベビーガールが、羽を大きく広げて羽ばたきました」「誇らしく思うけど、見送りのドライブほどつらいドライブはなかった」という言葉を添えて投稿。子の成長はうれしいけれど寂しいという、空の巣症候群に陥りそうな心境を明かした。

 ブルックは、2001年に脚本家のクリス・ヘンチーと結婚し、03年にローワン、06年に次女グリアを出産。05年に人気司会者オプラ・ウィンフリーの番組で産後うつになったことを告白し、理解されにくかったこの病への認知度を上げるなど貢献した。

クリス・ブラウンの愛娘、子トラと仲良くスイミング

 トラブルの多いR&B歌手として知られるクリス・ブラウン。そんな彼が、目に入れても痛くないほどかわいがっているのが、愛娘のロイヤルティ・ブラウンだ。3歳から子ども服ブランドのオーナーを務める、幼きインフルエンサーでもある彼女が、自身の公式インスタグラムに、サウスカロライナ州のマートルビーチ・サファリで、子トラたちと一緒に泳ぐ動画を投稿した。

 子トラに恐怖心を持つことなく、顔を寄せ合い、笑顔を浮かべるロイヤルティに、ネット上からは「ますます大物になりそう」「肝が据わっているのは父親譲り」といった声が上がった。子トラだけでなく、ゾウ、チンパンジー、フクロウとたくさんの動物と触れ合う写真や、クリスの楽曲「Undecided」が流れる中、水の中でゾウと遊ぶ動画も投稿しており、大きな話題になった。

 

50年ぶりに発掘された歴史的な野外フェス!黒いウッドストック『サマー・オブ・ソウル』

 もうひとつのウッドストックをご存知だろうか? “愛と平和と音楽の祭典”と謳われた伝説のロックフェス「ウッドストック ・フェスティバル」が開かれたのが1969年の8月だった。40万人を超える観客がニューヨーク州郊外の避暑地に押し寄せた一大野外フェスとしてロックファンに記憶されているが、ほぼ同時期に注目すべき音楽の祭典が同じニューヨーク州のニューヨーク市内でも行われていた。同年6月29日から8…

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Sexy Zone・菊池風磨やSixTONES・田中樹への全裸股間ドッキリ 男性へのセクハラ意識はいつになったら浸透するのか

 「『女性にやってはいけない』ことは男性にもダメ」「男性もセクハラを嫌だと感じている」——そういった認識は広まりつつあると感じていたが、先日ある番組で放送された企画と視聴者の反応を見て、そうではないのかもしれないと思った。

 8月21日放送の『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP ドッキリも地球を救う4時間TVSP』(フジテレビ系)(以下、『ドッキリGP』)にて、Sexy Zoneの菊池風磨が全裸にされる企画が放送された。

 その内容は、同じくSexy Zoneの松島聡とともにニセロケに参加し、番組が考案した「冷水を浴びまくる」ニセのお祭りを菊池だけ体験するというもの。その際、菊池に用意されたのは「濡れると溶ける着物」であり、水をかけ始めてから15秒ほどで全裸の状態となってしまった。

 同番組が菊池を全裸にしたり“股間ネタ”を仕掛けるのは、今回が初めてではない。昨年1月には、菊池がシャワーを浴びていると天井からお化けが出てきて、驚いてシャワールームを飛び出し、手と足で股間を隠している様子をカメラで撮影。さらに、パンツに清涼感のある液体を仕込まれ、股間がスースーして辛そうにしている反応を見るというドッキリも仕掛けられている。

 また昨年8月には、水で溶ける水着を着て泳いでいるうちに全裸になってしまうドッキリもあった。

 こうした内容の企画が放送される度に、ネット上では「本人が了承していたとしてもセクハラでは」「女性にできないことを男性にはやってもいいの?」「『ドッキリ』という名のセクハラ」と企画への批判的な意見も散見される。しかし一方で、菊池のジャニーズアイドルらしくない体の張り方を評価したり、「面白い!」と喜ぶ視聴者の方が多いのが現状だ。

 人気企画だからなのか、『ドッキリGP』は菊池風磨に対してだけでなく、これまでも男性の裸やプライベートパーツを雑に扱う企画を繰り返し放送してきた。シャワーを浴びていると天井からお化けが出てくるドッキリ、及び股間スース―ドッキリは、他の男性芸人に対しても度々仕掛けている。

 また今年2月には、ロープが十字状に張られたおみこしに男性芸能人を突然担ぎ、上下に動くことで、股間を圧迫する「秒でお宝みこし」ドッキリが放送され、A.B.C-Z・河合郁人もターゲットにされた。さらに8月7日の放送では、河合とSixTONES・田中樹が、股間スースードッキリを仕掛けられた。

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テレビの“セクハラネタ”と、男性の声のあげづらさは地続き
 冒頭で述べたように、筆者が「男性へのセクハラ」の意識が高まっていると感じるようになった一端は、就活セクハラ被害の調査だ。今年4月に公表された厚生労働省の調査では、就活セクハラ被害の経験がある割合は、女性より男性の方が多かった。内容としては「性的な冗談やからかい」「食事やデートへの執拗な誘い」「性的な事実関係に関する質問」「不必要な身体への接触」などが挙げられている。これらの内容はかつては「その場を盛り上げるためのノリ」として受け入れざるをえない状況だったが、学生たちはセクハラだと感じているようになってきたということだ。

 なお、ジェンダーのトピックでは女性差別だけでなく、男性の生きづらさも解消が必要なものだとされている。例えば、女性に“女性らしさ”を求めることは「時代遅れ」と認識される一方で、男性に対する男性役割を求める風潮は今も強い。また、元々被害を訴え出にくい性暴力において男性が被害に遭った場合、「男性なら逃げられたのでは」「男性が被害に遭うはずがない」といったセカンドレイプが横行しており、男性はより声をあげにくいことなどだ。

 それでも、テレビでは「男性の扱いを軽視するのはやめよう」という動きとは逆行する全裸ドッキリや股間ネタが再生産され続け、多くの視聴者が疑問を持たずに享受している。

 テレビ番組の内容は多かれ少なかれ、確実に社会に影響を与えるものであり、男性へのセクハラの軽視や、男性が性被害やジェンダーステレオタイプに声をあげにくい状況と無関係でないだろう。

 子どもへの影響を懸念すると「見せる親の責任」と“自己責任論”を展開する声もあるが、テレビで放送する以上、当然作り手の責任はある。また、保護者がいつも監督できるとは限らないし、家庭で教えるにしても、今の大人世代は性教育をまともに受けられなかった人がほとんどだ。現在、性教育の重要性は広まり始めたところであり、「各家庭におまかせ」とするには負担が大きすぎる。

 男性タレントであれば、裸にされたりプライベートゾーンを痛めつけられる姿をエンタメとして楽しんでよいのか、私たちは今一度考える必要があるだろう。

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『#家族募集します』にレギュラー“出演”するアレの存在… 「不自然すぎる」と話題も今や視聴者の楽しみに?

 TBS系金曜ドラマ『#家族募集します』で、物語とは直接関係ない、とあるシーンが話題を呼んでいる。

 ジャニーズWESTの重岡大毅が主演し、木村文乃や仲野太賀、岸井ゆきのらが出演する同ドラマ。それぞれの事情を抱えたシングルファーザーとマザーたちがひとつ屋根の下で暮らしながら、さまざまな悩みや子育てをシェアしながら“家族”となっていく、新しくもどこか懐かしさ漂うホームドラマだ。第…

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韓国映画『シュリ』『JSA』 から『白頭山大噴火』まで! 映画から南北関係の変化を見る

 近年、K-POPや映画・ドラマを通じて韓国カルチャーの認知度は高まっている。しかし、作品の根底にある国民性・価値観の理解にまでは至っていないのではないだろうか。このコラムでは韓国映画を通じて韓国近現代史を振り返り、社会として抱える問題、日本へのまなざし、価値観の変化を学んでみたい。

『白頭山大噴火』

 2010年、韓国では「近く白頭山(ペクトゥサン)が大噴火する!」というウワサをメディアが騒ぎ立て、国民を不安と恐怖に陥れたことがあった。結果的には現在まで噴火は起こっていないのでただのウワサにすぎなかったのだが、かといってまったく根拠がないわけでもなかった。当時、大噴火の可能性をめぐって韓国や北朝鮮、中国の間で共同研究の動きがあり、シンポジウムなども頻繁に開かれていたからだ。 
 
 朝鮮半島一の標高2744mを誇る白頭山は、北朝鮮北部の咸鏡道(ハムギョンド)と中国東北部・吉林省の国境にまたがっている。建国神話として知られる「檀君神話」(神と、人間の女性になった熊が結ばれ、2人の子どもが古朝鮮を開いたという神話)の舞台であることから、朝鮮民族発祥の地とされ、また半島の山々はすべて白頭山から始まったとするいわゆる「祖宗山」でもあり、それゆえ古くから民族の霊山として信仰されてきた。南北それぞれの国歌にも登場し、とりわけ北朝鮮では金日成(キム・イルソン)の直系家族を「白頭血統」と呼び、金氏一家の神格化に利用している。いずれにせよ朝鮮半島において白頭山は、朝鮮民族の原点を象徴する超自然的な存在なのだ。 
 
 このように日本での富士山のような存在感を持つ白頭山だが、10年にはちょうどアイスランドで火山の連続噴火が発生し、ヨーロッパの航空運航に大混乱をもたらしたことも、白頭山への注目が一気に高まった一因となった。だが北朝鮮には火山や地震の専門家はおろか、測定に必要な設備すらなく、韓国は勝手に手が出せないため、韓国側は中国からの情報提供に頼るしかない中で、中国からは「数年以内に火山性地震再活発化の可能性」という情報がもたらされた。 
 
 こうして一部の韓国メディアが「14年ごろ火山爆発?」といった刺激的な見出しをつけてほぼ確実な情報として大げさに報道したというわけだ。結果、メディアが無責任に「大噴火」と騒ぎ立てたことが判明して大バッシングとなって終わったが、ある与党議員は「北朝鮮の核実験のせいで白頭山の大噴火が近づいている」と主張、噴火までをも「反共」に利用しようとした旧態依然な発想は国民をあきれさせたものだ。 
 
 今回取り上げるのは、こういった一連の騒ぎを背景に作られた『白頭山大噴火』(イ・へジュン監督、19)である。もし本当に大噴火が起きれば朝鮮半島は破滅を免れないと想定し、それを防ぐために命を懸けて共闘する南北を描いたパニック映画である。思えば韓国ではこの20年ほどの間に、何らかの「問題」を解決するために南北が力を合わせて立ち向かうといった映画が何本も作られてきた。軍事独裁の終焉とともに台頭した「同一民族主義」が根底にあるそれらの映画には、南北関係に対する韓国の思惑が少なからず反映されているといえる。そこで本稿では、韓国映画史を振り返りながら、反共から始まり、時代や政権の移り変わりによって共闘へと変化していく、“映画から見える南北関係の変化”をたどってみたい。 
 

<物語> 

 北朝鮮と中国の国境にまたがる白頭山で、観測史上最大規模の噴火が発生。韓国も北朝鮮もパニックに陥って朝鮮半島は甚大な被害に見舞われる。さらなる大噴火が予測される中、南北の破滅という最悪の事態だけは避けようと、政府は地質学者カン・ボンネ教授(マ・ドンソク)に協力を要請、カン教授は北朝鮮が保有する核爆弾で白頭山地底のマグマの流れを変えて噴火を阻止するという作戦を立てる。 
 
 除隊を控えた特殊部隊の大尉チョ・インチャン(ハ・ジョンウ)をはじめ、隊員たちは南北の運命がかかった任務を背負って北朝鮮に向かう。そこで作戦の鍵を握る北朝鮮の工作員リ・ジュンピョン(イ・ビョンホン)との接触に成功。白頭山へ向かうが、中国や米軍までもが核を狙って介入し、噴火までのタイムリミットは刻々と迫ってくる。ようやく白頭山に到達したチョ大尉とリ・ジュンピョンだが、彼らを待っていたのは過酷な運命の分かれ道だった……。 
 
 白頭山大噴火という社会的な話題性を取り入れ、さらに最先端のCGを駆使してリアルに撮り上げた映像、スリリングなタイムリミット付きの死闘など、高い完成度を見せつけた本作は、韓国国内で800万人以上の観客を動員する大ヒット作となった。とりわけCG技術は、20年の大鐘賞と21年の青龍映画祭で立て続けに「技術賞」を受賞するほどの高評価だった。ハ・ジョンウとイ・ビョンホンのダブル主演かつ初共演作としても注目を浴び、同じく20年の大鐘賞でイ・ビョンホンが主演男優賞を受賞している。本来であれば肉体を駆使したアクションが期待されるマ・ドンソクは、本作の製作にも名を連ねていたこともあって学者役にとどまったものの、最後まで目が離せないエンタテインメント作品になっている。 
 
 世界中から問題視されてきた北朝鮮の核爆弾のおかげで噴火を阻止し、韓国も救われるという発想の自由さには正直舌を巻いたが、今でも続く南北の緊張関係ゆえに、映画製作においても豊かな想像力が駆使され、韓国映画界の質を底上げしている点は否めない。ここからは本作の重要な軸である「南北共闘」から見える南北関係と、そこに至るまでの関係性の変遷を、反共映画の歴史を通してたどってみよう。 
 

 韓国で長い間、政権に抗う人々を弾圧/排除するため“武器”として「反共」が利用されてきたことについては、このコラム(『チスル』『スウィング・キッズ』『弁護人』など)でも言及してきた。1948年の建国から軍事独裁が終わる90年代前半までは、映画もまたその反共を美化し、国民を右傾化するプロパガンダの手段として使われてきた。当然のことだが、映画の中で韓国(時の政権)は常に「善」であり、北朝鮮はその善を正当化する「悪」の塊として描かれ、そのルールから逸脱すれば問題となった。

 たとえば、『7人の女捕虜』(65)では人民軍に助けてもらった韓国の女兵士が彼を“素敵”と形容するシーンが「反共法違反」とされ、監督のイ・マニはKCIA(韓国中央情報部)による拷問を受け、裁判にまでかけられた。北朝鮮を良く描くことは、1mmたりともあってはいけなかったのだ。イ・マニ監督はその後「罪滅ぼし」として、徹底した反共映画『軍番なき勇士』(66)を撮らざるを得なかった。 
 
 98年に金大中(キム・デジュン)政権が発足し、北朝鮮に対する融和政策「太陽政策」が本格化すると、反共にがんじがらめにされて硬直していた時代もようやく終わりを告げ、反共映画も著しく変化を遂げることとなった。その幕開けを国内外に広く知らしめたのは『シュリ』(カン・ジェギュ監督、99)である。北朝鮮のテロリストやスパイを「内面を持つ一人の人間」として描き、それまでの反共映画とは比較にならない進化を見せたのだ。とりわけ、金大中大統領の平壌訪問と、金正日総書記との南北首脳会談の実現は、北朝鮮との関係を敵ではなく同じ民族の視点から見直す動きに拍車をかけた。本作の南北共闘の根底にある「同一民族主義」は、この時代に形成されたものにほかならない。 

 
 政治・社会・軍事など、あらゆる局面で対立はしていても同じ民族ゆえに必ず融和できるはずだと訴える同一民族主義は、南北関係の進むべき理想の道とされてきた。しかし、豹変を繰り返す北朝鮮の態度はその限界を露呈させるものでもあった。だからこそ同一民族主義は韓国にとって「欲望」であり、その欲望を収斂する場として映画というファンタジーを必要としたのかもしれない。 
 
 南北兵士の密かな交流を描いた『JSA』(パク・チャヌク監督、00)、南の男子大学生と北の女子大学生の恋物語『南男北女』(チョン・チョシン監督、03)、南北離散家族が偶然見つけた38度線付近の地下トンネルで再会する『出会いの広場』(キム・ジョンジン監督、07)など、金大中の後を継いだ盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権までは、南北統一はそう遠くないといったムードの中で、同じ民族であることを前面に出した映画が量産された。

 中には、北朝鮮が故郷である病気の父のために家族全員がウソの南北統一の世界を作るという『大胆な家族』(チョ・ミョンナム監督、05)のような奇想天外な映画もあった。同作は朝鮮戦争後初めて北朝鮮でロケをした韓国映画としても歴史に残っている。この時代の映画は、反共映画に反旗を翻した「反・反共映画」と呼んでも差し支えないだろう。ただ、問題は韓国のこうした思惑に対して、北朝鮮側はどうだったかである。同一民族主義への韓国の願いは、残念ながら「片思い」に近いものだったと言わざるを得ない。 
 

 このような同一民族主義に基づく映画は、韓国において保守派が政権を取ると、すぐさま姿を消すことになる。その豹変ぶりは、北朝鮮のそれに負けないほどだ。保守派政権下になった08年からの李明博(イ・ミョンバク)と朴槿恵(パク・クネ)大統領時代、南北関係はまたそれまでと方向を変えて進んでいく。ただし、さすがに軍事独裁時代の反共政策には戻れないため、映画における反共ぶりはかなり変形した姿で現れる。 
 
 「反共映画」「反・反共映画」に続く、新たな反共映画を私は「新反共映画」と名付けたい。この時代の作品としては、人権問題の観点から北朝鮮を批判する『クロッシング』(キム・テギュン監督、08)や、昔の反共映画に酷似しているものの実話に基づいていることを強調した『戦火の中へ』(イ・ジェハン監督、10)がよく知られている。北に対する保守派政権の強硬な姿勢が反映されているものの、かつてのような一方的な表現はもはや成立しないという意味で「新反共映画」といえるのだ。 
 
 そんな中、朴槿恵政権が重大な不正によって幕を閉じ、現在の文在寅(ムン・ジェイン)政権に交代。金大中と盧武鉉をの路線受け継ぐ文政権は当然「同一民族主義」に戻り、金・盧大統領と同様、北朝鮮の最高指導者・金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会談、再び韓国は南北融和の期待感に満ちあふれた。映画も再び「反・反共」に戻り、本作に代表されるような、南北が力を合わせて危機を乗り越えるといった作品が登場するようになった。 
 
 『鋼鉄の雨』(ヤン・ウソク監督、17)では、クーデターが起こった北朝鮮から、瀕死の金正恩を南に運び出し治療するという展開で、金正恩の後ろ姿やベッドに横たわる姿だけを断片的に見せる手法が斬新だった。これらの映画では、一致団結して難局を乗り越える南北のキャラクターの友情をメロドラマ的に描き、同じ民族ゆえにいかなる混乱も平和的に解決できるという同一民族主義への欲望が堂々と反映されている。 
 
 だが翻って現実はどうだろう? たとえば些細なもめ事が起こるたび、文大統領と金委員長の「融和」の象徴といえる開城連絡所を北朝鮮が一方的に爆破する態度を見ると、同一民族主義があくまで韓国だけの思惑にすぎないことを物語っていないだろうか? もちろん、同じ民族が協力して問題を解決しようとする姿勢が間違っているとは思わない。ただ、どの映画でも結局のところ、南北融和のために犠牲になるのは北朝鮮側の人間であることを考えると、韓国側の同一民族主義にもまたご都合主義が潜んでいるという限界を思わずにいられない。

 ポストコロニアリズムの著名な理論家エドワード・サイードは、著書『オリエンタリズム』で「心象地理」という概念を展開している。西欧によって想像され描かれた東洋という地理は、あらゆる空想や作り話によって満たされた挙げ句、「実在する東洋」は消え、西欧によって想像された「東洋化した東洋」だけが残るというものだ。この理論に基づくならば、韓国に都合のいいように練り上げられた同一民族主義により、北朝鮮は「心象地理」になってしまうだろう。

 ただし、西洋と東洋のようにかけ離れていない、隣り合っている南北では、白頭山大噴火のような両国にとって重大な事件が起こる場合には、最後の選択肢として「南北共闘」はまだあり得るのかもしれない。非現実的でしかない「南北統一」の幻想に冷ややかな視線を送りつつ、そう考えてしまう私もまた朝鮮民族の一員なのである。 
 
 最後に余談だが、「反・反共映画」で南北それぞれの要人を演じる俳優を並べてみると、興味深い共通点が浮かび上がってくる。イ・ビョンホン、チョン・ウソン(『鋼鉄の雨』)、カン・ドンウォン(『義兄弟』)、ヒョンビン(『コンフィデンシャル/共助』)と名だたる二枚目俳優が北側の人間を演じているのに対し、南側の人間を演じるのはハ・ジョンウ、クァク・ドウォン(『鋼鉄の雨』)、ソン・ガンホ(『義兄弟』)、ユ・ヘジン(『コンフィデンシャル/共助』)と、超がつく名優ながら容姿的には決して二枚目ではない(私はこっそり“じゃがいも顔”と呼んでいる)俳優たちばかりだ。

 もちろんこの図式が当てはまらない作品もあるし、個々に異論もあるだろう。だがこのようなキャストをもってくることで、それまでの「反共映画」とは違うのだという作り手側の意図が一目瞭然になるとともに、北の軍服に身を包んだイケメンたちに観客がうっとりする効果を発揮するのは言うまでもない。 

崔盛旭(チェ・ソンウク)
1969年韓国生まれ。映画研究者。明治学院大学大学院で芸術学(映画専攻)博士号取得。著書に『今井正 戦時と戦後のあいだ』(クレイン)、共著に『韓国映画で学ぶ韓国社会と歴史』(キネマ旬報社)、『日本映画は生きている 第4巻 スクリーンのなかの他者』(岩波書店)など。韓国映画の魅力を、文化や社会的背景を交えながら伝える仕事に取り組んでいる。

乃木坂46の新センター・嘉喜遥香は“弱点”を補えるか!? 「一般知名度」爆上げ必至の武器とは?

 あの“弱点”をどう克服していくのか見物だ。

 9月22日に発売される乃木坂46の28枚目シングル曲のセンターに4期生の賀喜遥香が抜擢された。表題曲でのセンターは初となるが、25枚目シングルのカップリング曲『I see』でセンターを務めて高評価を得ているだけに、乃木坂ファンからも「納得!」の声が上がっている。

 一方、乃木坂46はグループ全体として大きな課題を抱え…

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ご近所の団地ママ友を惨殺……子ども会役員で知り合い「仲が良すぎて」恨みに変わった【福岡 レズビアン殺人事件:前編】

世間を戦慄させた事件の犯人は女だった――。平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。自己愛、欲望、嫉妬、劣等感――罪に飲み込まれた闇をあぶり出す。

【福岡レズビアン殺人事件】

「うちの女房が、人殺しをしたと、さわいどります……」

 1973(昭和48)年2月28日の朝10時すぎ、東福岡署(現・東警察署)。上ずった声で電話をかけてきたのは、池田さん。福岡市の市営住宅に住む鮮魚商の男だった。

 さっそく署員が池田家に駆けつけてみると、妻の美里(仮名・33=当時)が、放心したような顔でフラフラと歩き回り、「奥さんを、殺してしもた」とつぶやいていた。署員がすぐに相手の名を確かめ、池田家から30メートルほど離れた同団地の別の家に向かうと、6畳間に敷かれた布団のなかで、黒木紀子さん(仮名・39=当時)が血まみれになって死んでいた。

 紀子さんはスカートにエプロンをかけた普段着の姿でうつぶせになり、布団から身を乗り出すようにして血まみれで倒れ、周辺にも血が飛び散っていた。

 凶器は池田家の炊事場にあった刃渡り約25センチの刺身包丁。遺体の喉にはこれを用いたと思しき3カ所の刺し傷が認められた。頸動脈の切断が直接の死因だったが、さらに、その下腹部は刺身包丁で刺しえぐられていた。同署員は、紀子さんの遺体を確認後、自宅にいた美里を殺人容疑で緊急逮捕。東福岡署に連行した。

 団地での凶行直後である、その日の朝8時すぎ。美里は夫の営む鮮魚店にふらりと現れ、妙なことを口走った。

「人を殺したら、どうなるんじゃろか……」

 これを聞いた夫ははじめは軽く聞き流していたが、どうも美里の様子がおかしい。問いただしても、はっきりとしたことは言わなかったが、夫は美里が紀子さんに大金を貸していることを知っていた。

「そのもつれから、紀子さんを殺したんじゃないかと思って、110番したんです」

 と夫は当初語っていたが、捜査の結果、判明した実像の構図は全く違っていた。

「私に冷たくするようになった」恨み節を口に

 東福岡署に連行された美里だったが、実はその直前、自宅でウイスキーを飲んだうえに睡眠薬を20錠ばかり飲んでいた。

「逮捕して署に身柄を引き取ってきたときにはメロメロでね。調室の中でアクビをしたり居眠りをはじめたんで『こりゃおかしい!』と思ってすぐ下剤をかけて、そのまま近くの病院に収容しちまったんだよ……」(東福岡署の話)

 それでも、病院に入る前に、美里がうわごとのように言っていたのが「私に冷たくするようになった……私を捨てる気だ」といった恨み節。背景は、捜査が進められると徐々に明らかになってきた。

 現場となったのは、福岡市の東の外れにあった1957年建設の古い市営住宅。102棟で、1棟が2戸の2棟長屋式だった。隣近所の暮らしぶりがすぐ覗けるような団地だ。その主婦同士が加害者、被害者となった凄惨な殺人事件は、近所のものたちの格好のうわさのタネとなった。というより、美里と紀子さんは、事件の前から、うわさの的のふたりだった。

 この古い団地に一足先に住み始めたのは池田家で、事件の6年前のこと。夫婦とその間に生まれた長女(事件当時9歳)と長男(同6歳)の4人で暮らしていた。紀子さん一家の入居はその翌年の2月。夫婦と長女(同9歳)の3人家族だった。長女が同級生同士の美里と紀子さんは、ママ友としての付き合いが、仲を深めるきっかけになる。

「ここじゃ、子ども会の役員を持ち回りでやっとりますけど、去年(事件前年)の春、ふたりとも役員になってから、特に親しくなったようですね」(近所の主婦)

 ふたりは妙に気が合い、美里が紀子さんの家に入り浸るようになった。それには、紀子さんの家庭の事情もあった。彼女の夫は冷暖房機器の会社に勤めていたが、敷設工事のための出張が多く、ほとんど家にいなかったという。

 紀子さんも、近くのパン工場にパート勤めをしていたが「心臓が悪いとかで、勤務ぶりはほめられたものじゃなかったですね」(パン工場スタッフ)ともいわれ、そんな家庭に美里はすっかり入り込んでしまい、やがて近所の主婦たちがささやき始めたのは、ふたりが単なるママ友ではなく恋愛関係にあるといううわさ話だった。

 美里の供述によれば、たしかにふたりは友情を超えた関係にあったのだが、当時取材した週刊誌に対して、近所の主婦たちは口々に、ふたりの関係を語り出す。

「もうしょっちゅう、池田さんは紀子さんの家に上がり込んどったですね。我が家とおんなじだったですよ」
「ほんとにもうべったりだったですね。あの人たち、同性愛じゃなかね、とうわさが立つくらい」
「仲がよすぎて、憎さ百倍になったとじゃなかですか。ふつうの付き合いじゃなかったですもんねえ」

 ふたりがどちらかの家を訪ねると、すぐにバタバタと雨戸を閉めるといったことからも、うわさは信憑性を増して広まっていった。

 我々が生きる現代でこそLGBTQなど多様なセクシュアリティについて知られるようにはなったが、それに対する差別や好奇の目がゼロかといえば、いまだそうではない。であれば当時、ふたりを見る主婦たちのまなざしはどのようなものであっただろう。

 ふたりは団地に住む主婦たちにとって、うわさ話の格好の対象だった。また美里自身も、ママ友にふたりの関係を尋ねられ「女同士のほうが体の線がくずれなくていい」などと、肉体関係をほのめかすような発言をしていたといわれる。

――続きは8月28日公開

※レズビアン殺人との名称は、今日では差別意識を助長する表現ですが、1973年の時代背景と社会状況を伝えるため、当時の報道の文言を引用することとしました。