テレビ朝日系の人気ドラマシリーズの最新作『特捜9 season4』が6月30日に最終回を迎えたが、ネット上でファンが歓喜する大団円となった。
第3話で俳優の津田寛治演じる特捜班のメンバー・村瀬健吾が刺されて入院。その村瀬をかいがいしく世話していたのが、羽田美智子演じる小宮山志保だ。以前から2人が“両想い”であることがうかがえたものの、なかなか互いに気持ちを伝えられないままだ…
テレビ朝日系の人気ドラマシリーズの最新作『特捜9 season4』が6月30日に最終回を迎えたが、ネット上でファンが歓喜する大団円となった。
第3話で俳優の津田寛治演じる特捜班のメンバー・村瀬健吾が刺されて入院。その村瀬をかいがいしく世話していたのが、羽田美智子演じる小宮山志保だ。以前から2人が“両想い”であることがうかがえたものの、なかなか互いに気持ちを伝えられないままだ…
ジャニーズJr.内ユニット・HiHi Jetsと美 少年が出演し、9月に東京・新橋演舞場で上演される舞台『少年たち 君にこの歌を』。7月15日に製作発表記者会見が行われ、伝統の作品に挑戦するにあたって、2組が意気込みなどを語った。その中で、“桶ダンス”と呼ばれる演出も引き継ぐことが明らかになったが、ファンからは「桶ダンスはいらない」と、批判的な声が多く寄せられている。
「同作は少年刑務所を舞台とした物語で、1969年の初演以降、数々のジャニーズタレントが引き継いできたシリーズです。ジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川氏が作・企画・構成・演出を手掛け、2010年に大阪松竹座、日生劇場で復活。これまでに、デビュー前のKis-My-Ft2、A.B.C-Z、ジャニーズWESTメンバーらが出演したほか、15~19年の東京公演はSixTONESとSnow Manがメインを務めてきました。今回は、この2組からHiHi Jetsと美 少年にバトンタッチし、ジャニーズ事務所副社長・滝沢秀明氏が演出を担当します」(ジャニーズに詳しい記者)
そして、このほど行われた会見では、桶を使って踊る『少年たち』名物の“桶ダンス”に言及。ニュースサイト「ステージナタリー」の記事によると、HiHi Jets・高橋優斗が「現段階では、“桶ダンス”、あります。ハイビー、“桶ダンス”、やります!」と宣言したという。これは、キャストが“ほぼ裸”で踊り、下半身は桶で隠すといったダンスだが、HiHi Jetsは高橋、橋本涼、井上瑞稀の3人、美 少年・藤井直樹が成人を迎えているものの、残る猪狩蒼弥、作間龍斗と、美 少年の5人は未成年。それだけに、ジャニーズファンはこのダンスに嫌悪感をあらわにしているようだ。
“桶ダンス”宣言を受けて、「裸で踊るなんていう前時代的な演出はやめるべきでは。百歩譲って、成人ならまだしも、未成年がやるのは問題でしょ」「出演者に未成年がいるのに、令和にもなって桶ダンスさせるんだ……」「桶ダンスは嫌いだし、未成年Jr.の裸を見るのは精神的にしんどい」「不必要な露出は求めてない。今からでもいいからやめて。それよりも脚本とかで見応えのある舞台にしてほしい」「桶ダンスは本当に嫌。こんなのは継承しないで」「桶ダンスを未成年にやらせるなんて気色悪い。事務所を軽蔑する」「女性ファンが喜ぶと思って桶ダンスをするなら、事務所の考えはクソ」とネット上でドン引きの声が続出。「Hi美なりの『少年たち』が見たかった」と、落胆の声が上がっている。
「ごく一部のファンは『伝統芸の桶ダンス、楽しみ!』『Hi美の桶ダンス、今からドキドキ』『変態だから「少年たち」は桶ダンスのシーンが一番楽しみ』と歓迎していますが……。やはり、未成年のJr.が露出の多い姿で踊ることに抵抗があり、ジャニーズサイドがそれを積極的に実行しようとしていることに不快感を覚えたファンも少なくないのでしょう。ちなみに過去、桶ダンスは一時的になくなりましたが、16年9月の公演で復活。数日前に急きょこのシーンを入れることになったといい、当時の公開稽古の際、Snow Manメンバーは『待ってました! でした。去年はなくて、すごくやりたくて』(佐久間大介)『間にホッコリするシーンがあって、より後の場面での感動があると思います』(渡辺翔太)と、前向きにコメントしていました。なお、19年の『少年たち To be!』では、当時16歳だったSnow Man・ラウールも桶ダンスにチャレンジしています」(同)
今回、桶ダンスを披露するにあたり、「この中で一番年下なので、かわいらしい“桶ダンス”を見せられたらと思います」(美 少年・金指)「私、橋本涼、漢らしい“桶ダンス”を見せたいと思います。体を鍛えます」(HiHi Jets・橋本)と、メンバーはそれぞれ意欲を示している。会見で高橋は桶ダンスについて、「現段階では、あります」と答えていたが、ファンからの意見を受けて演出が変わる可能性はあるのだろうか?
元欅坂46のメンバーでタレントの今泉佑唯が7月12日、自身のツイッターにつぶやいた投稿にリプライが殺到している。
6日に第一子を出産していたことを報告した今泉だったが、この日は「こんばんは なにしていますか」と、スマイルの顔文字とともにファンに向けて呼びかけた。
これに対し、フォロワーからは、「佑唯ちゃんのこと考えてました」「勉強してました!応援して~」など…
パンケーキを叩きつぶす動画や、派手めなタトゥーの公開など、SNS上でたびたび炎上しているタレント・加藤紗里が7月8日、自身のインスタグラムで発信した内容が話題となっている。
加藤はこの日、愛娘とおそろいのTシャツを着てほほえむショットとともに、「この度キッズと一緒に着れるアパレルブランド『fearless』を立ち上げました」と発表。
これに対して、ネット上で…
比嘉愛未が主演する連続ドラマ『推しの王子様』(フジテレビ系)が15日にスタートした。比嘉は、適応障害の治療で降板した深田恭子の後を受けての緊急登板で、事前の前評判も高くなかったが、SNSでトレンドワード1位を獲得するなど想像以上に反響が大きく、今期のダークホースに浮上するのではないかと期待されている。
同ドラマは、比嘉演じるゲーム会社の女性社長・日高泉美が、乙女ゲームの推し…
7月9日深夜に放送されたニッポン放送『霜降り明星のオールナイトニッポン』で、熱海の土石流災害に関する不適切発言をした、霜降り明星の粗品。番組プロデューサーが粗品に対し、厳重注意をしたことが明らかになった。
粗品は、番組共演者である静岡朝日テレビの宮崎玲衣アナが「雨女」だという話の中で、「熱海が終わった。宮崎アナのせいで」と発言。すぐに、相方のせいやが「熱海、心配なんですよね…
11日に放送されたTBS系ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の第2話の世帯平均視聴率が、初回から0.2ポイントアップの14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。俳優の鈴木亮平が主演し、命を救うために危険な現場に飛び込むため新説された救命救急チーム「TOKYO MER」のメンバーたちの活躍が描かれている。
前期の『ドラゴン桜』は6月27日の最終…
菅田将暉と沢田研二がダブル主演を務める映画『キネマの神様』が8月6日に公開されるということで、劇場鑑賞券を3名の方にプレゼントいたします! 松竹映画100周年を記念して製作された本作は、作家・原田マハ氏の同名小説(文藝春秋)の実写版。家族にも見放された“ダメ親父”を主人公に、映画がつなぐ夢と奇跡の物語が描かれるとのこと。早速、詳しいあらすじを見ていきましょう。
ギャンブル狂いの主人公・ゴウ(沢田研二)は、妻の淑子(宮本信子)や娘の歩(寺島しのぶ)に見捨てられていた。そんな彼が唯一愛してやまないのが映画。なじみの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とは、かつて共に映画の撮影所で働いた仲だった。若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、テラシン(野田洋次郎)は映写技師として、時代を代表する名監督やスター女優の園子(北川景子)たちに囲まれながら夢を追いかけていたが、2人が撮影所近くの食堂の看板娘・淑子(永野芽郁)に恋心を抱いたことから、運命の歯車が狂いはじめていく――。
出演者には、菅田や沢田のほか、永野芽郁、ロックバンド「RADWIMPS」のボーカル・野田洋次郎、北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子ら豪華キャストが集結しています。なお、当初は志村けんさんが菅田と2人1役でゴウ役を演じる予定でしたが、昨年、新型コロナウイルス感染症の肺炎により降板、後に逝去されたことから、かつて同じ事務所の先輩・後輩の関係でもあった沢田が志村さんの意思を継ぎ、代役としてゴウを演じることなりました。
そんな本作でメガホンを取ったのは、『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズを手がけてきた名匠・山田洋次監督。原田氏が自身の家族や経験をもとに“映画愛好家”の目線から書き上げた小説を、映画の“作り手側”に迫り、オリジナルの映画作品へと昇華させたそう。キャスト、スタッフ渾身の一作を、ぜひ劇場で直接お確かめください。皆様のご応募をお待ちしています!
※7月26日正午〆
『K-POP Evolution』は、2021年3月にYouTube Originalsで公開された音楽ドキュメンタリー。7エピソードにわたってK-POPの歴史を考察する作品で、BoA、(G)I-DLE、スルギ(Red Velvet)HA:TFELT(元Wonder Girls)、PENTAGON、カン・ダニエルといったアーティストたちが登場する内容は見応えたっぷりだ。制作は、ヘヴィー・メタルに焦点を当てた映画『Metal: A Headbanger's Journey』(2005)などで有名なBanger Filmsが手がけている。
全エピソードを観て印象に残ったのは歴史観だ。エピソード1「K-POPの誕生」において、本作は1966年のソウル梨泰院地区にまで時を遡る。そして、ヒッピー文化や華やかな繁華街など、多くのカルチャーが交わるこの地をK-POP発祥の地とするのだ。
そうした流れを示すうえで、当時の韓国ロック・シーンで活躍していたギタリスト、キム・ホンタクのインタヴューを挟んだのは良い視点だと思った。ホンタクは、Key BoysやHe 6の一員として韓国のポップ・ミュージックに多大な影響をあたえたアーティストだ。いわゆる米8軍舞台と呼ばれるシーンを中心に活動し、多くの素晴らしい音楽を残している。
そんなホンタクの証言を通して、本作は1960~70年代の韓国がどんな国だったかを伝えていく。当時の韓国はパク・チョンヒ独裁政権下にあった。漢江の奇跡と言われる劇的な経済成長により豊かさを手にしていた一方で、政権に批判的な者は容赦なく罰せられた。表現の自由は狭まり、それに伴いロック・バンドが警察に連行されることもあった。政権の意にそぐわないアーティストの作品は没収され、ライヴでの演奏を禁じる曲も定められた。そうした出来事があたりまえだった時代をホンタクは淡々と、しかし重みがある言葉で振りかえる。
政権に目をつけられていたホンタク、シン・ジュンヒョン、ハン・デスといったアーティストたちの作品を聴くと、いまやあたりまえとなったハイブリッドな音楽をいち早く鳴らしていたことに驚かされる。トロットなど韓国歌謡に多い五音音階が下地のメロディーに、ジャズ、カントリー、ソウル、ブルース、ロックという西洋音楽の要素をブレンドした感性は、確かにK-POPの源流を見いだせるだけでなく、いまもなお私たちに興奮と驚きをもたらすおもしろさで満ちみちている。なかでもHe 6のアルバム『아름다운 인형 / 사랑의 상처』(1972)は、ファンクやソウルのスパイスを振りかけた極上のサイケデリック・ロックで、韓国ロックを代表する名盤と言っていい。
1960~70年代の韓国に起点を置いた本作は、K-POPのみならず、K-POPも含めた韓国ポップ・ミュージック史の一端を炙りだす。先達に対する敬意や、社会と音楽を無理に切り離さない誠実さが際立つという意味でも、本作の視点は高く評価できる。
このように本作は、サウンドの面からもK-POPを見つめる姿勢が顕著だ。とはいえ、エピソード2の「アイドル第一世代」以降はその面が薄くなり、ファン層の拡大など産業としてのK-POPを中心に据えた語り口が目立つ。エピソード2でトニー・アン(H.O.T.)も言うように、アイドル・グループのH.O.T.は、いくら努力してもミュージシャンではなく作り物だと思われがちだった。こうしたアイドルへの偏見は現在も根強く、2020年にはライターのエリカ・ラッセルがそれをBTSとポン・ジュノを比較する形で示唆している(http://www.mtv.com/news/3155318/bts-bong-joon-ho-critics/)。
そういう風潮を、サウンド面にも注目できるはずの本作がほとんど掘りさげていないのは残念だった。サウンド的に掘りさげる価値を持ったK-POPがないわけでもないのだから。
たとえば、(G)I-DLEの“Senorita”(2019)はキャッチーなポップ・ソングでありながら、セビジャーナスやファンダンゴス・デ・ウェルバといった3拍子系のラテン音楽に通じるビートを潜りこませるなど、聴きどころが多い曲だ。そんな曲の作詞/作曲/編曲には、(G)I-DLEのリーダーであるソヨンが関わっている。
現在のK-POPはグループのメンバーが作品の制作に深く携わることも珍しくない。彼ら・彼女らの創作力を軽視してはならないし、もっともっと注目が集まってもいいはずだ。そういったところへの眼差しが本作は不十分だと思う。この物足りなさは、本作がK-POPを一面的に捉えまいとする視座が強いだけに、悪目立ちしてしまっている。サウンド面からの掘りさげだけで言えば、ネットフリックスによるドキュメンタリー・シリーズ『世界の“今”をダイジェスト』(2018~)のK-POP回のほうが優れた内容だ。
K-POPを一面的に捉えないとするあまり、さまざまな題材や視点を取りあげすぎて、ひとつひとつの考察が中途半端になりがちなのは本作の短所と言える。
しかし、さまざまな題材や視点を盛りこんだおかげで、必見レベルの映像が観られるのも見逃してはいけない。とりわけ頭から離れないのは、エピソード4「ファンたち」からエピソード6「アイドルの素顔: 最終評価」までの流れだ。「ファンたち」ではアーティストを支えるファンダム文化に迫っている。推しのファンミーティングやライヴに集うファンに話を聞き、いかにK-POPが世界的産業であるかを示す。
それを掘りさげるうえでフィーチャーされているのがカン・ダニエルだ。元Wanna Oneのメンバーとして知られる彼は、これまでリリースしたすべてのミニ・アルバムをGaonチャート(日本でいうオリコンチャート)1位に送りこむなど、K-POPシーンのなかでも飛びぬけたスターのひとりだ。
「ファンたち」で彼は、自身の音楽やファンについて言葉を紡ぐ。常に良いパフォーマンスを見せて、支えてくれるファンを喜ばせたいという想いには表現者としての誠実さが垣間見れる。一方で、多くの人々がネットなどを介して常に自分の言動を見ていることに対する戸惑いや、その戸惑いのせいでSNSにログインしたくない時もあるなど、苦しさも語っている。
カン・ダニエルの心情を前面に出す「ファンたち」は、ラストで視聴者にシリアスな問いを投げかける。ファンミーティングの後、彼がパニック障害とうつ病の治療を受けたと告げ、幕を閉じるのだ。「ファンたち」はネットによってファンダムが手を取りあうグローバルな繋がりのおもしろさと魅力に触れながら、ネットいじめやファンダムの過剰な期待に釘を刺す姿勢も際立つ。K-POPアイドルが抱える巨大なプレッシャーと、そういう状況が生まれがちなK-POPの産業構造に批判的眼差しを向けるのだ。その姿勢の影響か、「私たちにとって一番大事なのはファンのニーズに応えること」(スルギ)、「ファンと私はまるで家族のようです。でも、やっぱりビジネス関係でもある」(HA:TFELT)など、引用されるトップ・アーティストの言葉にはドライに聞こえるものも少なくない。
批判的眼差しは、エピソード5「アイドルの素顔: 練習生」でさらに顕著となる。この回はデビューに向けて奮闘するHigh Upエンターテインメントの練習生をフィーチャーし、K-POPシーンの厳しさを丁寧に伝える内容だ。筆者からすると、頑張る練習生の汗とパフォーマンスには声援を送りたい気持ちが芽生える傍ら、それと対比させるように挟まれる辛さを吐露した言葉の数々がどうしても頭に残った。特に耳を引いたのはHA:TFELTの証言だ。スターとしての忙しい生活が好きだと認めながらも、「四六時中、元気一杯幸せ一杯の顔はできません。人間なので」「何度も生きるのをやめたいと思いました」など、辛さを率直に告白している。くわえて、辛さに押しつぶされた人たちを助けるシステムがないことへの憤りも見せる。
エピソード6「アイドルの素顔: 最終評価」に入ると、アーティストが所属する芸能事務所の姿勢や、世間の眼差しといった問題にも踏みこむ。多くの人たちがイメージだけでアーティストの人間性を決めつけ、ゆえに交際時は事務所から圧力がかかることもあるなど、かなり赤裸々な証言が多く飛びだす。
同じアーティストでも、性別によって扱いが異なると示すのもエピソード6の特徴だ。男性のスターと比べて、女性のスターは体重の増減といったルックス面に言及されがちという意見や、それを裏付けるように女性の練習生が自身の顔について悩むシーンも挟まれる。いわゆる女性差別的側面がK-POPシーンにはあると暗に伝えるのだ。
こういった視点には一理あると思う。たとえば2019年10月に自らこの世を去ったソルリ(f(x))は、〈Girls Supporting Girls〉と書かれたTシャツを着る(https://www.instagram.com/p/BzctGSSh4oc/)など、女性を支えるフェミニズム的言動が誹謗中傷の的になりがちだった(http://japan.hani.co.kr/arti/politics/34664.html)。
Red Velvetのジョイは、結婚後の女性が強いられる犠牲に疑問を呈したインスタグラムの投稿にいいねをしただけで、「フェミニズムを語るのは引退してから」「生足出してるのに“いいね!”を?」といった罵りを受けた(https://www.wikitree.co.kr/articles/468954)。
いまだアイドルに対する偏見や抑圧が強いなかでも、女性は特にそれを受けやすいということはもっと批判されてしかるべきだし、そのためのきっかけを描いた点は本作の良さと言える。
本作は、K-POPを讃えるだけのドキュメンタリーではない。評価できるところやおもしろさを見せつつ、問題点を無視しない誠実な姿勢と批評眼がある。
また、問題点をただ撮るだけでなく、問題に対して批判的姿勢を隠していないのも好感を持てた。「もし健康を損なったり、不当な扱いを受けたりしたら、黙っていてはダメだと思います。必要なら戦わないと」というスンヨン(KARA)の言葉や、「アーティストにはもう少し自分を大事にし、声を上げてほしい。エージェントには、アーティストをもう少し労ってほしい。ファンや一般の人には、アーティストが人間として幸せになる権利があることを考えてほしいです」と述べるHA:TFELTの切実さを曖昧にせず、議論が必要な事柄として視聴者に示す。
『K-POP Evolution』は、K-POPを楽しみたいだけの人には耳が痛くなる話も多い。しかし、楽しむだけから一歩進み、魅力も問題も含めてK-POPを考えたい人にとっては、重要なヒントがたくさん詰まった作品として映るはずだ。
筆者としては、考える人がもっと増えてほしいと願っている。増えたら、いま以上にK-POPはより多くの人に愛され、さまざまな面で楽しめるものになると思うからだ。ファンもライターも批評家も、提灯ばかり持つのではなく、時にはペンを取る必要がある。ダメものはダメと是々非々で批判し、問題を放置しない。放置すれば、問題は慢性的な膿となり、K-POPの発展に強力なブレーキをかけてしまうだろう。
参考文献
Crystal Tai『Exploding the myths behind K-pop』Guardian 2020
Malvika Padin『Exploring The Darker Side Of K-Pop's Stan Culture』CLASH 2019
Matthew Campbell and Sohee Kim『The Dark Side of K-Pop: Assault, Prostitution, Suicide, and Spycams』Bliimberg 2019
Taylor Glasby『Holland is not afraid』DAZED 2019
パク・ユンギョン『「若い女性は2等市民…問題はこの社会にある」ソルリ1周忌に寄せた女性たちの連帯』ハンギョレ 2020
チョン・ダミン『ソルリ、彼女と一緒におばあちゃんになりたかった』ハンギョレ 2019
김애라『‘패셔너블’한 권리의 언어와 소녀성 산업』2017 女性新聞
姜信子『日韓音楽ノート―「越境」する旅人の歌を追って』岩波書店 1998
朴燦鎬『韓国歌謡史I 1895-1945』2018 邑楽舎
朴燦鎬『韓国歌謡史II 1895-1980』2018 邑楽舎
「さゆりんご」の愛称で知られる松村沙友里が7月13日、乃木坂46を卒業した。
今でこそグループの中心メンバーとして有終の美を飾った松村だが、2014年には不倫スキャンダルを起こしていたことは有名な話。しかし、あるアイドル評論家は当時を振り返ってこう語る。
「言うまでもなく、アイドルにとって恋愛スキャンダルは致命傷です。それが不倫であればなおさらです。実際、松村本…
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