2月16日、31歳年下の日本人女優リコ・シバタ(芝田璃子)と5回目の結婚をしたニコラス・ケイジ(57)。ラスベガスのウィン・ホテルで厳かに行われた式で、リコは出身地の京都から取り寄せた手縫いの黒無垢を羽織り、ニコラスはトム・フォードのタキシードを着用。リコが履いていた赤い草履がキュートだと話題になった。
式場にはリコの大好きなKiroroの「冬のうた」が流れ、アメリカの有名な詩人ウォルト・ホイットマンの詩や俳句を読み上げた2人は、カトリック式と神道式の両方で永遠の愛を誓い合った。その後行われた小規模の披露宴には、ニコラスの3番目の妻アリス・キムと、彼女との間に生まれた息子も出席した。
付き合ってわずか1年ほどでスピード婚したニコラスとリコ。ニコラスは昨年8月に出演したラジオ番組で「ニューヨークから彼女は京都、僕はネバダに帰り、それから(コロナのせいで)もう6カ月間も離れ離れなんだ。一緒にいる時間はとても幸せで……これから一緒に過ごす時間を楽しみにしていた」「だから、『君と結婚したい』ってストレートに言ったんだ。FaceTimeで婚約したんだよ」と告白。
「彼女は黒が大好きだから、ブラックゴールドとブラックダイヤモンドで婚約指輪をカスタムメイドして、FedExで彼女に送ったんだ」とも明かした。
日本の複数のメディアによると、ニコラスは映画『プリズナー・オブ・ゴーストランド』の撮影で滋賀県に滞在中、リコと出会い交際を開始。3歳で母親と離れ離れになって児童養護施設で育ち、母親に気づいてもらうため女優になった ──という壮絶な人生を歩んできた彼女を、ニコラスは「絶対に幸せにする」と心に決めたようだ。
今回は、そんなニコラスの結婚遍歴をまとめてみた。
パトリシア・アークエット:レストランで一目惚れ、速攻プロポーズで9カ月目に破局
人気ドラマ『ミディアム霊能者アリソン・デュポア』(2005~11)に主演したことで知られるパトリシアとニコラスが出会ったのは1987年。レストランで当時19歳だったパトリシアに一目ぼれしたニコラスは、「欲しいものを10個書き出してくれ。すべてかなえてあげるから。そして結婚しよう」と速攻でプロポーズ。パトリシアは、『ライ麦畑でつかまえて』の著者J・D・サリンジャーのサイン、タイの少数民族の結婚衣装、ファミレス「ビッグボーイ」の店頭人形、黒い蘭の花など、入手困難なものばかりを書いて渡した。
「絶対に無理」と思っていたのに、その「欲しいもの」が次々と届くようになり、「もうすぐ結婚できるね」と言われたパトリシアは驚愕。「まだデートもしてないのに! スローダウンしてよ」と言い返したという。
2人はデートするようになったが、すぐに破局。その後は友人として付き合っていたが、パトリシアが27歳になった時に「結婚してもいいかな」と思うようになり、ニコラスに「心の準備ができたわ」と電話。19歳にデートした時以来、8年間体の関係はなく「初夜までお預け」のままゴールインした。
結婚式の夜、体を合わせたことをパトリシアは2018年に出演した深夜トーク番組『Watch What Happens Live with Andy Cohen』で、「とってもロマンチックだったわ」と遠い目で回想。95年4月に挙式した2人は、その9カ月後には破局したものの隠し続け、公の場では夫婦であることを演じ続けた。しかし、関係修復は不可能だったことから、01年に正式に離婚した。
パトリシアとの離婚を申請した2000年、パーティで出会ったニコラスとリサ。ニコラスは映画『ゴッドファーザー』シリーズを生み出した巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督の甥、リサはエルヴィス・プレスリーの娘と、“有名ファミリー出身”という共通点から2人は意気投合。02年8月にゴールインしたが、たった3カ月で離婚を申請してしまった。
03年に受けたインタビューで、ニコラスはリサとの関係を「個性豊かで強い性格の人間が一緒になると、なかなかかみ合わなくて」「くっついたり離れたりを繰り返すパターンに陥ってしまってね」と回想。「彼女が恋しい日々を送っているよ。結婚を急ぎすぎた、離婚を急ぎすぎたと、後悔もしている。でも、(努力したところで)もう変わらないと思ってね」と、ため息をついた。
もともとエルヴィスの大ファンで、映画『ハネムーン・イン・ベガス』(92)では、エルヴィスへのオマージュを捧げていたニコラス。「息子が生まれたらエルヴィス・ケイジにする」と宣言していたとも伝えられており、2人の間に子どもが生まれなかったことを残念がる声も多い。
04年、ロサンゼルスのレストランでウェイトレスとして働いていたアリス・キムに一目ぼれしたニコラス。アリスは19歳、ニコラスは40歳と、21歳の年の差があったが、ニコラスは猛アプローチし、出会って2カ月後にスピード婚した。
結婚を急いだ理由は、ニコラスが映画『ロード・オブ・ウォー』(05)の撮影のため、南アフリカに行かなければならなかったから。しかし、ニコラスは13年に受けた英タブロイド紙「ガーディアン」のインタビューで、「互いに愛し合っていたから結婚したんだ」と力説。結婚した翌年の05年10月には息子も誕生した。
ニコラスは、88年に交際していたモデルで女優のクリスティーナ・フルトンとの間に長男ウエストンをもうけており、アリスが産んだ子どもは次男にあたる。この子に、ニコラスは大好きなスーパーマンにちなんで「カル=エル」と命名。「きらきらネームにもほどがある」と大きな話題になった。
「韓国で、自分は“義理の息子”と呼ばれるんだ」「落ち着いた暮らしが送れるのは彼女のおかげ」とうれしそうに明かしていたニコラスだが、次第にけんかを繰り返すようになり、夫婦関係が悪化。16年1月に破局した。「まさか別れるなんて」とショックを受けていたニコラスだが、その年の終わりに離婚している。
19年3月に、交際1年になるメイクアップアーティストのエリカと、泥酔した勢いでベガス婚したニコラス。シラフに戻り、事の重大さに気がついた彼は、4日後、「彼女と結婚をするのだということが理解できないほど泥酔していた。結婚に合意することも不可能だった」と主張し、結婚の無効手続きを申請した。
エリカは、「結婚は有効」だとして配偶者手当を要求。ニコラスも「犯罪歴や、ほかにも男性と関係を持っていたのを隠していた。詐欺だ」と応戦。エリカは「今回の件で評判が悪くなり、仕事をやりづらくなった」として金を払えとゴネ、泥沼化が懸念されたが、結婚から69日後にネバダ州の裁判官が離婚を認め、決着がついた。