5月26日放送の『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)で企画された「ドミノ・ピザ番付」。日本最大のピザチェーンだというドミノ・ピザで、いま人気のピザをランキング形式で発表する内容だった。
番組では取り上げられなかったが、大手宅配ピザチェーン店といえば、ドミノ・ピザだけでなくピザーラやピザハットも有名。それら大手3店のピザとサイドメニューを比較した記事をあらためて紹介したい。
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
大手宅配ピザチェーン3社、徹底比較! カロリーを抑えるポイントも伝授
ホームパーティーの定番といえば、宅配ピザ。今年は、クリスマスから年末年始にかけてのイベントシーズンも、ステイホームで過ごすことが増えるため、テイクアウトの需要も高まりそうです。そこで今回は、管理栄養士の川村先生に、大手宅配ピザチェーン「ドミノ・ピザ」「ピザーラ」「ピザハット」のメニューを、栄養面から解説&格付けしてもらいました。
――ピザというと、どうしても“高カロリー”なイメージがあります。カロリーを抑えるポイントはありますか?
川村郁子先生(以下、川村) ピザの具が変われば、摂取できる栄養素やカロリーも変わるわけですが、生地の変化も重要なポイントです。最近の宅配ピザは、さまざまな種類の生地が用意されていますが、ミルフィーユ生地やパイ生地は、サクサク感を出すために油脂を加えているため、カロリーが高くなります。耳の部分にも具が入っている生地も見かけますが、これも、入っている具の分だけカロリーは上がりますね。
そこでおすすめなのが、薄めのクリスピー生地。カリカリとした食感が楽しめてカロリーも抑えられる、一石二鳥のチョイスだと思います。また、具や生地だけではなく、ソースにも要注意。マヨネーズが加わっているものは脂質がアップして、カロリーが高くなりますよ。
――宅配ピザといえば、サイドメニューも充実しています。ピザに追加する場合、何を選ぶといいのでしょうか?
川村 ピザは生地の炭水化物とチーズやソースの脂質、肉類のたんぱく質などは補えますが、野菜が不足しがち。サラダやスープなどをプラスして、野菜や海藻、きのこ類を摂るように意識しましょう。サラダは咀嚼の回数が増えるので、満腹中枢を刺激し、食べすぎを防止する点でもおすすめです。
――ではまず、ドミノ・ピザのおすすめメニューを教えてください。
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川村 カロリーが気になる方には、比較的抑えめな「マルゲリータ」でしょうか。Mサイズ1ピースであれば、ウルトラクリスピークラストが76kcal、ハンドトス(レギュラークラスト)が115kcalなので、思ったほど高カロリーではないんです。モッツァレラチーズはチーズの中でも脂質が抑えられていますし、たんぱく質を補える食材。ソースもシンプルなトマトソースでいいですね。
高たんぱく低カロリーな魚介類の入った「シーフード・スペシャル」もよさそう。トマトソースとホワイトソースが選べますが、大きくカロリーは変わらないので、お好みで注文して大丈夫でしょう。複数のピザを組み合わせたメニューから選ぶなら、「クワトロ・3ハッピー」がおすすめ。野菜がのった「シェフの気まぐれ野菜スペシャル」、魚介類の「シーフード・スペシャル」、お肉系の「ギガ・ミート」「高麗カルビ」とバランスがよく、味も栄養面も充実の一品だと思います。
サイドメニューのおすすめは、「焼肉屋さんのチョレギサラダ」。食物繊維を多く含む海苔が入っているのが、評価のポイントになりました。そのほか、スープの「ミネストローネ」にも食物繊維を多く含む豆類が入っています。サラダ3種&スープ4種という種類の多さなので、メインで頼むピザとの相性を考えて選ぶのも楽しそうです。
――続いて、ピザーラのおすすめメニューをお願いします。
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川村 「オマール海老ソースの贅沢シーフード」は、カニも入っていて“冬ならでは”のメニューという感じ。エビ、カニ、貝柱など、高たんぱく低カロリーなシーフードが魅力で、ホワイトソースで味わうグラタンのようなピザです。Mサイズ1ピースの場合、スーパークリスピーが132kcal、イタリアン・ハンドトスは158kcalとなり、3ピース食べても500kcal未満。ドリンクをノンカロリーにしたり、サイドメニューで揚げ物を避けるなどすれば、カロリーオーバーは防げそうです。
同じ魚介系のメニューだと、「ウインタークラブ」もおすすめです。高たんぱく低カロリーなカニ、エビなどの魚介類に、食物繊維がプラスできるマッシュルームがポイント。ピザーラは全体的に、魚介系のメニューが充実している印象ですね。
サイドメニューは、鶏むね肉の入った「チキンシーザーサラダ」がたんぱく質を補えていいと思います。レタスとグリーンカール、ニンジンにトマトという組み合わせの「フォーシーズンサラダ」も、シンプルでサイドメニューにピッタリではないでしょうか。
――最後に、ピザハットのおすすめメニューを教えてください。
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川村 「グリル野菜ミックス」は、ピザだけでも野菜がたっぷり味わえていいですね。焼き野菜とお肉がのった「グランBBQ」や、エビ好きにはたまらない「特製オマールソースのダブル・シュリンプ」、モッツァレラチーズを楽しめる「本気のチーズキーマ」など、バラエティ豊かなラインナップもうれしいところ。
サイドメニューには2種類のサラダがあり、「さくさくクルトンのシーザーサラダ」「パリパリ揚げ麺のフレッシュサラダ」と、どちらも食感が楽しめるメニューになっています。しっかりかんで、食べすぎを防ぎましょう。
――それでは、大手宅配ピザチェーン3社のランキングをお願いします!
川村 どれもおいしそうで迷いますが……栄養面から見ると、第1位は「ドミノ・ピザ」でしょうか。決め手は、サイドメニューに3種類のサラダと4種類のスープが選べること。「野菜を食べなきゃ!」と意識しすぎなくても、豊富なメニューの中から好きなものを選び、自然に栄養が補えるのはうれしいですね。
第2位は、サイドメニューにチキンを使ったサラダがあった「ピザーラ」。魚介のピザをメインに、サイドで「チキンシーザーサラダ」を選ぶなど、工夫次第でいろいろな食材を摂れるようになっている点がいいと思います。
第3位は、僅差で「ピザハット」。理由は、サラダにクルトンやパリパリの麺がのっていることです。食感を楽しむにはいいのですが、糖質と脂質がプラスされてしまうので、ピザと組み合わせるとなると悩みどころ。ピザーラ「フォーシーズンサラダ」のような、野菜だけのシンプルなサラダメニューが一つでもあればよかったですね。
今回はこのような順位をつけましたが、好きなメニューを選んでもいいと思います(笑)。私もたまにピザを食べるときは、カロリーや栄養のことはあまり気にせずおいしく味わって、その後の食事を軽くするなど調整しています。
とはいえ、年末年始はついつい食べすぎてしまう時期でもありますから、比較的低カロリーの生地を選んだり、サラダを追加したりといった心がけは大切。ピザの具材だけでなく、生地の種類やサイドメニューにも注目してもらえるとうれしいですね。
(文:佐藤真琴)
※2020/12/18初出の記事に追記・再構成しています
■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育」









