「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
松屋・吉野家・すき家、食欲そそる“ピリ辛メニュー”No.1はコレ!
5月とは思えない暑さの日が続いたと思ったら、急に肌寒くなったり、この時期は体調管理が難しいですよね。ステイホームが続き、体力の低下も気になる今、食事でしっかり栄養を取って、体調を整えたいもの。そこで今回は、手軽におなかを満たせる人気牛丼チェーン「松屋」「吉野家」「すき家」の3店から、食欲をそそる“ピリ辛メニュー”に注目。おいしく食べてしっかり栄養を補うには、どんなメニューを選べばよいのか、管理栄養士の川村先生に教えてもらいました!
――辛い食べ物には「食欲増進の効果がある」と聞きますが、これは本当ですか?
川村郁子先生(以下、川村) 唐辛子などに含まれるカプサイシンという辛味成分は、口や食道、胃などを刺激します。個人差はありますが、少量であれば、この刺激が唾液の分泌を促して、食欲増進につながるんです。しかし、大量に食べすぎると刺激が強くなりすぎて、胃粘膜などを傷つけてしまう恐れがあるので、“ピリ辛”程度がいいでしょう。
また、牛丼メニューの特徴としては、基本的にごはんの量が多く、肉を甘じょっぱい味付けにしていることから、カロリーが高くなりがち。なるべく野菜の入っているメニューを選んで栄養バランスを整えたり、食事の前後に運動するなど、うまく調整してほしいですね。
――ではさっそく、「松屋」のおすすめピリ辛メニューから教えてください。
「旨辛牛焼ビビン丼(並盛)」550円/税込、以下同
丑年だからぁ”ビビン丼”も🐮にチェンジ🦹
『旨辛牛焼ビビン丼』は明日3月2日(火)10時新発売🆕
まずは四の五の言わずに食べてみよ✊#丑年に松屋#ビビン丼 pic.twitter.com/PTDWssrkON— 【公式】松屋@今年は丑年&松屋55周年&🐷トンテキ新発売🧄 (@matsuya_foods) March 1, 2021
川村 「旨辛牛焼ビビン丼」は、青ネギやキムチなどが乗った牛丼ですね。牛肉や卵でタンパク質、ビタミンB群などを補えるほか、発酵食品のキムチを一緒に摂れるのもポイント。発酵食品には、ビタミンCやカロテン、ポリフェノールなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。
「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし(並盛)」430円
川村 こちらのメニューは商品名の通り、たっぷりの青ネギにピリ辛のたれがかかった牛丼です。青ネギは、βカロテンを多く含む緑黄色野菜の一つであり、ビタミンCやカリウム、カルシウムなど、不足しがちなビタミン、ミネラルも多く含んでいます。牛肉と卵からは、タンパク質やビタミンB群などを補うこともできますよ。
――続いて、「吉野家」のおすすめを教えてください。
「ライザップ辛牛サラダ」660円
“高タンパク質、低糖質”を叶えた #ライザップ 公認メニュー第3弾❗️
脂肪燃焼系『#ライザップ辛牛サラダ』が新登場✨1食で満足感があり、食べごたえありな『ライザップ辛(しん)牛サラダ』😎
これから夏に向けて脂肪燃焼🔥だっ٩(`ω´ )و詳細はこちら🔻https://t.co/2wz6qTzloZ#吉野家 pic.twitter.com/cbtDciS0Wj
— 吉野家 (@yoshinoyagyudon) May 14, 2021
川村 こちらは牛丼ではなく、ピリ辛風味でおいしくいただけるサラダ。高タンパク質、低糖質のサラダなので、炭水化物をセーブしたい方や、筋トレ中の方によさそうですね。また、肉類だけでなく、ブロッコリーやキャベツなどの野菜も一緒に食べられるのが魅力的。緑黄色野菜のブロッコリーからはβカロテン、淡色野菜のキャベツからはビタミンC、カリウムなどを補えます。また、海苔も使われているので、食物繊維もプラス。カロリーが468kcalと低く抑えられているのもうれしいポイントです。
――最後に、「すき家」はどのメニューがおすすめですか?
「ビビンバ牛丼(並盛)」580円
#ビビンバ牛丼弁当 におんたまをプラスしたら、完璧すぎる食べ物が完成しました…✨
ちなみに私は、最初はそのまま食べて、途中から全部混ぜる派です。#すき家 #SUKIMIX pic.twitter.com/Kaj60I0VBe
— すき家【公式】 (@sukiya_jp) May 14, 2021
川村 こちらは、野菜のナムルとキムチに甘めのコチュジャンが乗った牛丼で、野菜も肉もバランスよく摂れるのがよさそう! ナムルのシャキシャキとした歯ごたえを楽しみながら、よく噛んで食べることで、満腹感も得られますね。
肉のタンパク質だけでなく、青菜でβカロテンやカルシウム、もやしでカリウムなどを補えるのも魅力的。「並盛」は766kcalですが、「ミニ」だと529kcalまで下がるので、カロリーが気になる方は「ミニ」を選んで、腹八分目で抑えるといいでしょう。
――「ピリ辛メニュー」を食べるなら、どこの店舗がおすすめですか?
川村 今回紹介した中で、一番おすすめしたいのは「すき家」です。ごはんも肉も野菜もバランスよく味わいつつ、ピリ辛の風味を楽しみたいなら、「ビビンバ牛丼」を選ぶといいと思います。プラス80円で「おんたま」(温泉卵)を追加して、タンパク質を増やすことも可能。食べごたえをアップさせたい方にも、おすすめのトッピングです。
糖質が気になる方や、ダイエット中の方でしたら、「吉野家」の「ライザップ辛牛サラダ」はとてもうれしいメニューですよね。ごはんは入っていないですが、ボリューム感があるので満足できるはず。カロリーも500kcal未満なので、カロリーコントロールをしている方にも注目してほしいメニューです。「松屋」の「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし」は500円以下でかなりコスパが高いメニュー。「今日はガッツリ食べて、ガッツリ動くぞ!」と気合を入れたい日には、ピッタリだと思います。
それぞれの店舗に魅力的なメニューがあるので、その日の予定や気分によって、食べ比べてみるのもいいでしょう。体調管理のためにも、手軽に栄養を補える牛丼チェーンを活用してみてくださいね。
(文:佐藤真琴)
川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育」