美 少年・岩崎の「私服イジり」企画にファン激怒! Aぇ! group・小島は「YouTube辞退」宣言!?【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、2月25日~3月3日公開の動画を注目度順にチェックします!

美 少年・岩崎、「私服がダサい」の指摘にファン激怒

 2月27日に配信されたのは「美 少年【ファッション改造計画】ダサい…!?大昇にプチドッキリ」で、ファンの間で物議を醸している動画だ。概要欄に「みなさんも今年に入って気付いていることありましたよね? そう!大昇がいっつも同じ服を着ている! 別にダサいって言っているわけではないですが…今回はニセ企画『無音ダンス第2弾』ではなく、大昇に似合いそうな服をメンバーそれぞれ家から持ってきてもらいました」と記載がある通り、今回は岩崎大昇へのプチドッキリ企画。

 藤井直樹が「大昇これ、毎回服一緒じゃないですか」と切り出し、「今年の撮影時」として、岩崎が黒のパーカー&ズボンを着ている写真が表示された。浮所飛貴も「YouTubeの撮影はよくこのスタイルが多いけど、普通の時もこれだから。もうね、洗ってないの!」とイジり、岩崎は「洗ってます!」と反論。匂いを嗅いだ浮所が「あぁ~」と、いかにも“ニオッてる”感を出すと、「洗ってますよ、ちゃんと」と再度否定した上で、「ひどいよぉ~」と泣き真似をしていた。

 ちなみにメンバーだけでなく、タイトル上のタグでも、編集サイドが「#大昇ファッション改造計画」「#岩﨑大昇洋服ダサい」と、かなり直接的にディスっている。筆者は岩崎の私服をそこまで注視していなかったため、そこまでダメ出しされるほどのことなのか? と感じてしまい、オープニングの時点で「可哀想……」と、モヤモヤした思いを抱えてしまった。

 その後、岩崎は4人がセレクトした“大昇に似合いそうな私服”にそれぞれチェンジ。ファッションリーダー・藤井のガチなダメ出しも入りつつ採点も行い、どんなコーディネートが良いのか、見比べていった。最近、特に「ポンコツチキン」呼ばわりされている岩崎だが、ファンはいくら“イジり”とはわかっていても、我慢ならなかった様子。

 この動画に対して、「大昇くんはダサくはないよね!? 企画はとても面白かったから、ほかのメンバーの回にも期待したい」「同じ服を着たり、物を大切にするのが大昇のいいところ。そんな彼が好きだから一生そのままでいて!」「私は大昇の私服が一番好みだし、ダサくない。等身大の高校生感や清潔感もあってオシャレだと思っていた」と、否定的な反応が多く上がっている。

 さらには「今回の美Tubeはさすがにひどすぎて引いた」「美Tubeのスタッフさん、大昇くんへのあたりが強い気がするけど、どういう意図があるのか気になる」「他グループのファンだけど、美Tubeの大昇の扱いが本当に不快」「最近の美Tube、ハッシュタグとかテロップとか引っかかることが多くて見るの嫌になる」「大昇を執拗にイジる企画ばっかり。言うほどダサくないし、チキンでもないよ」といった辛口コメントも。

 おそらく、「Jr.チャンネル」の中で、ここまで編集スタッフへの苦情が相次いでいるグループは、美 少年だけだろう。中にはこうした手厳しいファンを“モンペ”(モンスターペアレント)扱いする意見も見受けられるが……。このまま視聴者のコメントをスルーし続けるのかどうか、今後の展開に注目していきたい。再生回数は20万台(3月5日時点)。

 今年1月より、「Jr.チャンネル」の火曜日に関西ジャニーズJr.のなにわ男子、Aぇ! group、Lil かんさいが参加。2月はなにわ男子が担当していたが、3月はAぇ! groupに切り替わり、初めての単独動画「Aぇ! group【YouTubeに本格参戦】斬新なる企画会議!」(2日)が配信された。

 1本目とあって、まずは今後に向けた企画を提案。佐野晶哉は「ハイハイの楽屋にリチャすえ(草間リチャード敬太・末澤誠也)入れてみた」とのアイデアを出し、HiHi Jets・猪狩蒼弥と話した際に「リチャ末のパフォーマンス、めちゃめちゃカッコいいんだけど、イカツすぎてちょっと怖いんだよ」とボヤいていたと暴露。「だからこそ、交流するきっかけというか。HiHiの楽屋に間違って2人が入っちゃって……みたいな。ドッキリみたいな感じで」と、構想を明かした。こうした関西と関東Jr.のコラボレーションは、多くのファンが待ち望んでいる動画だろう。

 現役国公立大学生・福本大晴の希望は「リアルケイドロ」。ケイドロは、警察と泥棒の2組に分かれて行う鬼ごっこのようなゲームだが、「実際にコスプレをして、僕のイメージでは学校とかを借りてやりたい」とか。福本いわく、「子どもが時間潰しとかにも見てくれるもんがYouTubeなんですよ」と子ども向けがいいとのことで、正門良規も「子どもがあこがれる企画っていいよな」と、理解を示していた。

 末澤は「Sue'sキッチン」を挙げ、「番組で料理のロケがあって。料理、面白いなって。Sue'sキッチンの中で成長していくっていう。料理の腕を磨いていく。それを皆さんにごちそうする」とプレゼン。しかし、当の末澤はラップの切り方すらわからないといい、試食担当は「罰ゲーム」扱いされてしまった。

 末澤の企画に対する周囲の反応はイマイチだったが、筆者としてはぜひ実現してほしいテーマの1つだ。これまで、美 少年・岩崎大昇やHiHi Jets・橋本涼ら料理が得意なメンバーが振る舞う企画はあったものの、“成長過程を見せる”とは、斬新な切り口ではないだろうか。例えば、専門家のアドバイスや指導を参考にしつつトライしてみるなど、一度は試す価値があるように思う。

 さらに、末澤が「キャンプしたいね」と切り出すと、佐野が「キャンプといえば、小島くん」と振り、本人が「私、キャンプにはとても厳しいです」と自負。「テントとか、もともとあってさ」(末澤)「グランピング」(佐野)と盛り上がるも、こだわりの強い小島は「なしです! 建てます!」と、却下した。

 それでも末澤が「別にええやん」「グランピングのがちょっと楽でさ」と説得すると、小島は「楽を求めてキャンプをやるなら、俺はこの回に出ません! YouTubeを辞退します。この回は!」と、宣言。1人だけ本気のあまり、「撮れ高とかいいです。視聴回数とか。“生きる”っていうことを実感して」と名言が放ったのだった。

 また、福本が「最新の市場を分析した結果」と、「メンズメイク」案を出すと、この世代のJr.にしては珍しい“ヒゲ対策”話に発展する一幕も。

 動画内では触れていなかったが、ホワイトボードに書かれてる「寝起きBAND」など面白そうなワードが出ていたため、これからのAぇ! groupの動画に期待が高まる。なお、再生回数は公開後3日時点で60万台と、いきなりの好スタートを切っていた。

 2月28日の動画は「HiHi Jets【学力より大事なモノ!?】脳トレ王に俺はなる!」(再生回数は3月5日時点で22万台)。これは「HiHi Jets的脳トレ王」を決めるクイズ系企画で、学力ではなく、頭の回転力や柔軟性を競う戦いとのこと。第1問は美 少年・金指一世と岩崎大昇が“登場”し、「ロケである乗り物に乗りました。すると、2人はとても怖がっていましたが、金指くんは途中で降りてしまい、岩崎くんが最後まで乗り物に乗ったままでした。ところが、みんなから『勇気がないな』と言われたのは、岩崎くんでした。これは一体どういうことでしょう?」という問題だった。

 作間龍斗は「ロケ車に乗ったと私は思いました」「車乗ってた、2人。これバンジー(ジャンプに向かうロケ車)かなと思って」と、予想。実際、岩崎は過去の動画で罰ゲームのバンジージャンプが飛べなかったのだが、ほかのメンバーも「飛び込み台 バンジージャンプ」(橋本涼)「バンジーから岩崎は降りなかったから」(高橋優斗)と答えていた。概要欄でも「ポンコツチキン岩﨑が初めて露呈したこちらの動画」として、2019年11月配信の「美 少年【ドッキリ罰ゲーム】バンジージャンプで衝撃の結末!」のリンクを貼り付けている。

 正解は「スカイダイビングのロケだったから」だが、「この問題はフィクションです。大昇がチキンであること以外実在の人物や団体などとは関係ありません」とテロップで補足。美 少年の動画では、“岩崎をイジるスタッフの悪ノリ”がもはや定番となってしまっているが、それがここでも表れていた。ちなみに、脳トレ問題は、猪狩と井上が特に活躍しており、コメント欄は2人を称える声が多く上がっている。

 一方、美 少年と同じように、こちらも一部のファンが不快感を抱いたよう。HiHi Jetsの動画では、2月7日配信の「【夢の叶え方】俺たち…今何をする?」でも、「清潔感」との話題から、お尻を叩く7 MEN 侍・佐々木大光の映像を唐突に挟み込んでいた。そんな経緯もあり、「HiHi Jetsはトーク力を持っているから、編集や問題などで本人たち発信ではない他グループメンバーのイジりは必要ないと思う。そこだけ改善してほしい」「スタッフ側が他のグループのメンバーをイジるのは見ていて気分が悪い」と、率直な感想が寄せられている。いずれにせよ、岩崎が“オイシイ”と思い、広い心で受け止めているのかどうか、本人の胸中が気になるところだ。

 2月25日にアップされたのは「Travis Japan【校長ゲーム】何秒で話し終わる?新感覚トークバトル」(再生回数は3月5日時点で35万台)。Travis Japan恒例の“巷で密かに流行っているゲームをやってみた”企画で、今回は「校長ゲーム」にチャレンジしている。これは、お題に書いてあるミッションを順番に実行し、全員が終わるまでに何秒かかるかを事前に予想するというもの。

 最初のテーマは「思い出の曲を1つあげる」で、自分の回答タイムであえて時間稼ぎする人もいれば、悠長にしゃべる人を見て苛立つメンバーも。中には先輩のSexy Zone、Hey!Say!JUMPの楽曲を選び、吉澤閑也、宮近海斗がジャニーズ事務所のオーディションで踊った楽曲について話す場面もあった。

 続いて、「自分の決めポーズを考えて披露する」で、中村海人はお金マークを作り、片手で指差すポーズを考案。中村といえば、「タダ飯おごってもらう時」が幸せだと公言するなど、すっかり“ヒモキャラ”が定着している。本人も「『お金ください』のマークですね。お金に勝るものはないと思ってるから」としみじみ語っており、ジャニーズアイドルらしからぬ言動はむしろ清々しいほど。

 「中学校か高校でのエピソードを1つ話す」とのお題では、松倉海斗が不憫なエピソードを告白。中学生の時、日直だった彼はロッカーの上に乗り、教室の後ろの黒板に時間割を書いていたという。すると、「ちょっとヤンチャな男の子」に、イタズラでズボンを下ろされてしまったとか。松倉は「そしたらパンツがまぁ、案の定丸見えで。で、俺、その時にとった行動がこう……全部ズレたまま、(ズボンを)上げもせずにこれで黒板の方向むいて泣く。なんで俺は上げないで、この状態で泣いてたんだろうっていう、ちょっと異様な空間があった」と回顧。6人は大笑いしつつも、宮近が「でも今、強くなったよね。笑い飛ばせるって」と、優しい言葉をかけてあげていた。

 この話にはファンも、「ズボンを上げないまま泣いてる松倉くんが想像できちゃう……。『強くなったよね』って笑ってくれるTravis Japanが温かい」「まつくの話、ズボンを下ろした子は覚えてないんだろうけど、下ろされた側はこうやって忘れないよね」「自分の子どもがそんな目にあって学校で泣いていたら……と思うと胸が痛む」と、切ない気持ちになってしまったようだ。

 一方、今回はトーク企画であるためか、コメント欄などではメンバーの発言をメンバーカラーごとにテロップで表示してほしい、日本語字幕をつけてほしい……という要望が相次いでいる。ルールの解説・補足、編集サイドのツッコミは表示されているものの、例えば難聴の方や、グループのことを知らない視聴者のためにも、必要だと感じているのだろう。リクエストを受けて、改善されるのだろうか?

 2月26日の動画は「7 MEN 侍【シンデレラガール披露】民族楽器楽団を結成!」。今回は「変わった楽器に挑戦しよう」と題して、バンドグループでもある7 MEN 侍がそれぞれ違う民族楽器を担当し、演奏してみるという企画。まずは、用意した楽器のお披露目から始まり、進行役の矢花黎がカリンバ(アフリカの民族楽器)、カズー(アフリカからアメリカに伝わったとされる楽器)などを次々と紹介していく。

 その語り口は、ついつい「専門家ですか?」と聞きたくなるレベルで、「カズーに関しては、本当に歌声が音に変わるだけなんです。歌がうまいこんぴー(今野大輝)とかがいったほうが上手に(演奏できると思う)。これ、僕持ってます」と、かなり重要なアドバイスを伝えた。音楽の企画とあって、変にふざけることもなく、矢花の説明に耳を傾けるメンバー。「音階に自信がない」などの理由から、各々が自分の楽器を決め、1週間かけて習得を目指す。練習時のVTRでは、矢花だけキーボードや音楽機材に囲まれた場所で行っており、かなり本格的だ。

 なお、「口琴」なる楽器に挑む矢花は「指でこう弾くんですけど、完全にこれ(ベース)と一緒なんですよ。(自分が普段演奏している)べースと一緒だったんで、奇しくも。僕は選んで良かったんじゃないかなと。我ながら良いチョイスをした」と、コメント。

 素人にもわかりやすい解説を挟んでくれたことで、あらためて今回の動画は音楽に対する知識面を含め、矢花のスキルの高さに気付かされた。しかも、伴奏を厚くするため、矢花は口琴に加えて、急きょハンドパン(カリブ海の島国の楽器をもとにスイスで開発された楽器)も追加していたのだ。

 そして1週間後に集結したメンバー。全員で合わせるのはこの日が初めてとなったが、King&Princeのデビュー曲「シンデレラガール」と光GENJIの「勇気100%」によるオリジナルメドレーを披露することに。民族風の衣装に身を包んで再登場した6人がどんな音色を響かせたのか、ぜひ今動画をチェックしてほしい。

 こういった動画は7 MEN 侍ならではの独自カラーが出るため、個人的には今後も定期的に続けてもらいたいジャンルの1つ。練習の時間が必要とあって、本人たちの苦労は想像に難くないが、恒例企画として組み込んでほしいところだ。

 なお、再生回数はタイトルに「シンデレラガール」と入っているだけに、King&Princeファンも注目する動画かと思いきや、19万台(3月5日時点)と、さほど伸びていない印象。ファンからは「素敵な企画をありがとうございます」「楽器をやってる7 MEN 侍が好きなのでまたぜひやってください」と好評であり、他グループのファンにもぜひ見てほしい1本だと感じた。

 3月3日の動画は「少年忍者【全部初出し!】幼い頃の写真で神経衰弱」で、出演メンバーは初MCを務めた安嶋秀生をはじめ、内村颯太、織山尚大、長瀬結星、平塚翔馬、深田竜生の6人。2019年2月公開の動画「【子供の写真】あの頃は可愛かった!」で美 少年も行ったように、メンバーが幼かった頃の写真を使い、神経衰弱を楽しんでいる。写真は全て初出しだそうで、「カッコいいし可愛い」(深田)「カッコいい写真しか送ってない」(内村)と、自信をのぞかせた。

 写真をめくってみると、面影がない人や、“前歯全溶け”の人、これはジャニーズ入れるわ……と納得しまうほど、愛くるしい表情のメンバーも。なお、内村は「カッコいい写真しか送ってない」と話してたが、周囲に「この頃からサイコパスだった」(12分26秒頃)「どこ見てんの?」(17分36秒頃)と、ツッコまれてばかりだった。

 貴重な写真の数々にファンも感動しており、コメント欄は「いつか見たいと思ってたから、忍者の幼少期の写真が見れてうれしい!」「みんな幼少期から良い顔だな」「みんな安定して可愛かったけど、織山くんの幼少期はレベルが違いすぎる」「織山くんって、小さい頃女の子だったの?」「織山くんの幼少期が可愛すぎる」「この企画大好き! ほかのメンバーの回も楽しみにしてます」と、盛り上がっていた。再生回数は5日時点で18万台。

Kōki,はなぜ中国アイドルオーディション番組の講師に選ばれたか? 多様な文化が混ざり合って急速に発展している中国アイドルシーンに注目!

 中国のアイドルオーディション番組『創造営2021』(WeTVで配信中)に、スペシャルメンター(特別講師)としてKōki,こと木村光希が出演した。

 中国では2018年から、韓国のTV局・Mnetが製作した『PRODUCE 101』(通称“プデュ”)シリーズのフォーマットを模したオーディション番組がブームとなっており、この『創造』シリーズも“中国版プデュ”の一環として若者層を中心に支持を集めている(なお2019年には日本でも“日プ”こと『PRODUCE 101 JAPAN』が製作され、そこから誕生した男性グループJO1が活躍中)。

 2月よりスタートした『創造営2021』第1回の再生回数は、配信開始から19時間で6000万回再生を突破したことからも、その絶大な人気ぶりがうかがえるだろう。

 2018年にモデルとして活動を開始したKōki,は中国のファッション誌「時尚芭莎」で表紙を飾ったほか、元EXOメンバー・クリスこと呉亦凡の楽曲MVに出演したり、メンソレータムの中国エリアにおけるイメージキャラクターを務めるなど、中国の芸能界でも活躍をみせている。父親の木村拓哉も中国で最も名の知れた日本の芸能人のひとりだが、Kōki,自身の知名度も高い。

 そうした背景もあり、人気番組『創造営』に彼女が出演するというニュースは中国のSNS・微博(Weibo)でも多くの関心が寄せられていた。

 Kōki,が特別講師に招かれた背景には、中国内における知名度の高さの他にも“国際的に活躍する芸能人”を起用するという製作側の意図が見受けられる。そしてそれは、この『創造営2021』で図られる“試み”に結びついているように思う。

 2018年から製作されてきた数々のオーディション番組は中国でムーブメントを巻き起こし、国内におけるアイドル人気の火付け役となってきたことは先述のとおりである。ここ数年で急速な盛り上がりをみせ発展が遂げられている中国アイドルシーンで、各オーディション番組は毎シーズンごとに新たな試みを図っている。

 昨年放送された『青春有你2』(iQIYIで配信)では、既存のガールズグループの枠組みに囚われない無限の可能性を表す「X」がテーマとして掲げられ、そこからデビューしたTHE9は新時代ガールズグループとして日本でも注目を集めている。

 また同じく昨年製作された『乘風破浪的姐姐』は、TWICEの先輩グループにあたるmiss Aのメンバー・フェイこと王霏霏など、30歳以上の女性芸能人30人から新アイドルグループのデビューメンバーを選抜するという内容が話題となった。

 そしてこの『創造営2021』に掲げられるテーマは、講師陣や参加者たちの顔ぶれから察することができる。

 参加者のパフォーマンス指導にあたる講師陣には、中国の代表的な女優であり歌手の寧静や、中国映画の興業収入記録を打ち立てた『人魚姫』などの主演で知られる鄧超など主に国内で大きな支持を受ける著名人のほかにも、K-POPグループf(x)の・アンバーこと劉逸雲(台湾系アメリカ人)や、韓国の芸能事務所・JYPエンターテイメントの練習生を経て『創造営2019』からデビューしたR1SEメンバーの周震南ら、中国外での芸能活動を経験した面々が並ぶ。

 また前回の『創造営2020』からデビューした硬糖少女303メンバーで、タイ出身のneneが海外練習生アシスタントとして参加しているあたりから汲み取れるのは、“中国発のグローバルアイドルグループの結成”を目なざすといった番組主旨だ。

 実際に『創造営2021』にはアメリカやタイ、ロシア、ウクライナ、台湾など様々な地域から“学員”と称される参加者たちが一堂に会し、番組内には多言語が飛び交っている。

 特に日本からは参加人数90名のうち17名と過去に類をみないほど多くの学員が集っており、元“日プ”参加者でRBW JAPAN練習生の井汲大翔や田口馨也、avex所属グループ・INTERSECTIONメンバーのミッチェル和馬、橋爪ミカ、モリアティー慶怜など、その顔ぶれの多様さも話題だ。

 そのうちの一人、元ジャニーズJr.の羽生田挙武が『創造営2021』で披露した吉川晃司「モニカ」のパフォーマンス動画は、日本だけでなく中国の視聴者からも大きな反響が寄せられた。同楽曲は香港のスター、レスリー・チャンがカバーしヒットしたことで、中国内でも人気ナンバーとなっている。

 またストリートダンスの世界王者でありSHINee・テミンのバックダンサー経験のあるSANTAと、BoAやSHINeeなどの振付を担当したRIKIMARUの圧倒的なダンスパフォーマンスは、番組序盤のハイライトの一つとなった。

 そんななかでも目を引いたのは、国内外で数多の舞台を踏んできた二人と他の学員たちが互いに及ぼし合う文化的な影響だ。

 特に中国の伝統舞踊を専門とするダンサーの刘宇(リウ・ユー)は、彼らのパフォーマンスを見て「興奮した。(自分も)彼らのように、皆から好かれて楽しませるダンスをしたい」と語り、また刘宇らのパフォーマンスに対しSANTAも「フォーメーションが面白い!」「自国の文化をしっかり守っているところが素敵」と畏敬の念を表した。

 伝統芸能とモダン、互いの異なるダンススタイルに刺激を受け合った刘宇とSANTAは、講師陣のリクエストにより舞台上でコラボレーションを果たす。

 即興にも関わらず、見事に呼吸の合った両者のパフォーマンスは会場からの大喝采を受け、講師の周震南からは「ダンスバトルというよりも、それぞれが自分のスタイルを守りながらしっかりと融合していた」と感嘆の声が上がっていた。

 初回の撮影を終えたRBW JAPAN練習生・隅田隼平が「その国に合わせるというよりも、それぞれの生まれ育った異なる環境を尊重してお互いに歩み寄ることの大切さを感じました。それはとても難しい挑戦になると思いますが、(このオーディションから輩出される)グループだけの魅力になる気がしています」と語ったように、この『創造営2021』における会場全体の光景は、これまでにない新たな何かが生まれる予感さえ感じさせるものだった。

 今後も、それぞれ異なるバックグラウンドをもった学員たちが一つのチームを組んで臨むステージが用意されている『創造営2021』。そこで起こる文化的な化学反応に要注目だ。

(菅原史稀)

 

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「年間ベストコスメ」は本物!? 美容雑誌が大絶賛するシャネルの4色アイシャドウ「レ キャトル オンブル」の実力を買い物狂いがレポート!


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 指輪沼、時計沼、バングル沼、靴沼、スカート沼、文房具沼……。今まで沼という沼にハマり、散財し、「もう終わりだ。もうこれ以上の沼はあるまい」と、全身泥だらけになりながら唸っていた私ですが、またもや沼にハマりましたよ。今回はアイシャドウ沼!

 いやあねえ、どの美容雑誌も、毎年「年間ベストコスメ」を発表するじゃないですか。私は月に3~4冊雑誌を読む“田舎にいるけど気持ちは最先端女”なので、一応「ベストコスメ」なるものもチェックしていたのですよ。そしたら……、どこの雑誌も上位に同じアイシャドウをかかげていて、ファ!? となったのです。

 説明しよう。千葉N子はかつて、1本2,000円くらいで大量に広告記事を書いていたことがある。そのときは、「私はこのサイトで運命の彼と出会いました」とかいう怪しげな記事を大量に書いていた。だから、メイクアイテムにしても、「ランキング入りするようなアイテムはみんな広告料をいっぱい払っているのだ。その順位でしかないのだ」と思うようになっていたのだ!

 疑惑の目を向けたアイテムは、「シャネル」の「レ キャトル オンブル 362 カンドゥール エ プロヴォカシオン」。このアイシャドウがどの雑誌を見ても、必ずランキング入りしているのです。赤みを帯びたピンクやブラウンカラーのパレットなのですが、どう見てもそんなに良さそうじゃない。なんでこれがそんなに高評価なんだ!? 

 YouTubeでも情報を探しまくり、「362」番を使っている女性の動画をいくつか見たのですが、赤いシャドウがどぎつい外国人風のメイクばかりで、やっぱり私の「そんなに良さそうじゃない」という気持ちは変わらず……。しかし、しかしですよ。フリマアプリを覗いてみると、人気商品のため店舗やオンラインショップでは入荷待ちとなっているようで、このアイシャドウが1万円以上の高値でガンガン売れているではありませんか。なぜ!? なぜなの!? みんなステマに踊らされすぎヨォ!! 

 しかし、一番情報に踊らされていたのは、何を隠そう私でした。1万円以上でと飛ぶように売れていく362番を見ているうちに私はどんどん「なぜみんな買いたがるんだ……なぜだ……」という疑問が脳内に溢れかえり、ついに……! その好奇心が抑えきれず購入してしまったのです。お値段1万200円也。

 購入してからも、「やっちまったなあ……、全然欲しくないものを1万円も出して買っちまった……」と落ち込み、「ちょろっとつけてみて、すぐに売ろう」と自分を納得させているうちに、件のアイシャドウが届きました。

 ファーストインプレッションは……「やっぱり使いづらそう」。もともと、あたしは赤いシャドウなど使ったことがないのです。「つけすぎると殴られたようになる」というレビューを見ては、「そうでしょう。目元を赤くするなんておかしいわよ」と思っていたのです。一体、このアイシャドウのどこをみんなが絶賛していたのか。私は不思議に思いながらそっとつけてみました。えーと、まずはピンクを全体的に塗って。左上の赤を目じりのほうにぼかして……ん? んんんんんん!?!?!?!? 362番を塗り終えた私は、鏡をしげしげと見つめました。な、なんだこのおフェロな目元は……!!!!

 確かに赤いシャドウなのですが、絶妙にくすんだ赤で、なんとも色っぽい色味なのです。ぼんやりとグラデーションを作るのもすごく簡単!! あたい、今まできれいな目元の人を見ては、「あの人は美容の専門学校を出て特殊な訓練を受けた人なんだわ」と思っていましたが、その目元に今、なれてる!! あたしの目、今ものすごい盛れてる!! 仙台パルコの店員さんみたいよお(田舎民の最上級の誉め言葉)!

 「ベストコスメ」恐るべし。さすが美の賢者たちが集う雑誌なだけあるわあ。彼女たちの情報にステマの存在などなかったのだわ……!

 そんなわけですっかりアハ体験をしてしまった千葉N子。勢いで美の賢者たちが勧めるほかのアイシャドウも買いまくりました。で、今絶賛アイシャドウ沼にハマっているというわけ。指輪と違って手軽にポンポン買えちゃうから、沼から抜け出せないのよ。しかし、「安い安い」とフリマアプリでアイシャドウを買い漁っていたら、あっという間に4万円超えたわ? 嗚呼、私の沼脱出の道は遠い……。

■今回の出費  4万円(シャネル「レ キャトル オンブル 362 カンドゥール エ プロヴォカシオン」ほか)

「いくら認知症とはいえ理解できない」母のことが大好きだった父……老人ホームで「母に激しい暴力を振るう」

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

 真山昌代さん(仮名・56)の義父母は二人で暮らしていたが、義父が認知症になり有料老人ホームに入居した。しばらくすると義母にも異変があらわれる。身なりに構わなくなったと思ったら、一気に言動や顔つきがおかしくなった。ついには「冷蔵庫がしゃべる」「テレビが動く」と言うようになり、義母は義父と同じホームに入居することになった。

(前回:“良妻賢母”の代表のような母が……「冷蔵庫がしゃべる」「テレビが動く」と訴える、明らかな変化

義父と離れたら認知症の症状が消えた

 本来なら、ここでいったん義父母の介護問題は解決し、落ち着くはずだった。ところが、夫婦って本当にわからない――。

「義父が義母に暴力をふるうようになったんです。それもホームの男性スタッフが止めに入らないとおさまらないくらい激しい暴力だったといいます」

 暴力の理由は、真山さんにも、真山さんの夫にもさっぱりわからない。

「義姉は、義父が義母のことが大好きだから暴力をふるうんだろうと言うんですが……。いくら義父が認知症とはいえ、私にはまったく理解できません」

「冷蔵庫がしゃべり、テレビが動く」という以上に、義母の恐怖はいかばかりだっただろうと思うと、なんとも胸が痛む。

 義姉はホームとも話し合って、義母を義父から離すしかないという結論に達した。幸い、同じ運営会社の系列のホームが同じ市内にあったので、そこに義母を転居させることができた。短い間に何度も環境が変わり、義姉も真山さんも義母の認知症が進行することを心配していたが、意外なことに結果は吉と出た。

「新しいホームに移ると、義母はこれまでの症状がウソのように消えたんです。テレビが動く、冷蔵庫がしゃべるとか言っていたのは何だったんだろうと思うくらいに。顔つきも以前のように明るくなりました。本当は認知症じゃなかったんじゃないか、と義姉と話しているくらいです」

 義姉が言うには、義母は普通の会話ができるようになっただけでなく、元気だった頃に通っていた趣味の手芸サークルにも再び通えるようになったという。

「自宅はそのままにしていたので、時々ホームから自宅に戻って、そこからサークルに通っているそうです。自宅に風を通したり、郵便物を見たりと、ほとんど以前と変わらない様子で、ホームにいる必要はないんじゃないかと思うほどです」

 高齢の親に、何が幸いするかわからない。逆に何かひとつ間違えば、一気に状態は悪化するということでもあるのだが。

 真山さんは一安心したものの、それまで尊敬していた義父に会いたい気持ちがなくなってしまった。

「息子が結婚したので、その報告がてら息子と娘を連れて帰省したのですが、義母のところにはお見舞いに行っても、義父には嫌悪感があって顔を出す気になれませんでした」

 義母に、義父のところにも行ってあげてほしいと頼まれて、渋々見舞いに行った真山さんは、再びキツネにつままれたようだった。

「義父もまた元の穏やかな人に戻っていたんです。義母に激しい暴力を振るったあげく、大好きだった義母に会えなくなったというのに、そんなことは何もなかったかのように穏やかに会話している……本当にあの暴力は何だったんでしょう?」

 ただ、義父は孫娘の顔を忘れてしまっていた。孫息子の嫁だと思っていたという。

「初めて会うような挨拶をしていました。認知症だから、忘れるのは仕方ないです。ただ、昔から義父にとっては息子が一番でした。娘は二番目の子どもだし、女だからだと思うんですが、息子をかわいがる様子とは明らかに扱いが違っていたんです。そんなことを思い出してしまうほど、義父は娘の存在が薄かったんだなと思いました。おじいちゃんのことが好きだった娘がかわいそうになりました」

 義父の心の底にある、女性に対する何か――それが義母への暴力に表れたのかもしれない、ちらりとそんな気持ちにもなる、と真山さんはつぶやいた。

 もうひとつ、義父母のことが落ち着いてから、真山さんが知ったことがある。義姉は義母の様子がおかしくなったころガンが見つかり、体調に不安を抱えながら義父母のもとに通っていたというのだ。

「義父母にはもちろん、夫にも何も言わずに一人ですべてやってくれていたんです」

 結局、真山家の男はハナからあてにされていなかった、と真山さんは肩をすくめて笑った。

離婚して10年たっても「元のりピーの夫」と言われるのは仕方ない――元女囚が考える、覚醒剤との決別

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

罪を犯したら一生ついて回る

 「元のりピーの夫」Tさんの覚醒剤使用事件の裁判が2月25日で結審して、3月24日に判決やそうですね。この「元のりピーの夫」問題については、前にも書きましたが、離婚して10年もたってて、本人は一般人やのに、なぜ「のりピー」がつくのか……と怒ってる人も多いようです。

 でも、のりピーは一度でもそういう人を選んだんですから、そんなにアカンとは思わないです。

 私なんか、「男を悪いほうに引っ張る女」と思われてますからね。私と付き合う男は、周囲が「瑠美から悪い道に誘われてへんやろか?」とか心配されています。

 クスリ(覚醒剤)に限らず、罪を犯したら一生ついて回ります。それはもうしゃあないんですよ。うんと反省して、後悔して、あとは前を見ようよ、と毎日自分にも言うてます。だって、言われても仕方ないことをしてきたんですから、真摯に受け止めなきゃです。

「やめられない気持ち」にめっちゃ共感

 Tさんは池袋で職務質問されて、尿検査で覚醒剤の陽性反応が出て緊急逮捕されたそうです。

 クスリをやめられないのは明らかに本人のせいですが、ニュースを見て、なんか気の毒になりましたね。ダルクに通いながら両親の紹介で居酒屋のバイトをしてたのに、職場でいじめに遭っていたそうです。しかも、いじめの理由は「仕事以外」のことやそうです。それが何かは書いてませんでしたが、やっぱりクスリとちがいますかね。

 マジメにやってるのに、「挙動不審」だとか「アイツはアウトやな(クスリをやってるな)」とか陰で言われてたら、心は持ちませんよね。私もいまだに「もしかして(覚醒剤が)効いてる?」とか言われますよ。失礼極まりないですけど、これもまた仕方ないことです。

 Tさんは、久しぶりに週5日働いて充実していたのに、いじめのストレスで胃潰瘍までできて、ツラくなってきたところで、池袋でクスリを売る友達と「偶然」再会したそうです。ホンマに「偶然」かどうかは別として、何かあるたびに「元夫」とか言われてマスコミに追い回されて、職場でもいじめに遭うてたら、そりゃイッパツ打ちたくもなるなとは思います。

 しかもダルクの仲間からは「そんな職場は辞めたほうがいい」と言われたのに、ご両親は紹介した手前もあってか、退職には反対されてたんですね。これはツラいと思いますよ。さらに、のりピーとの間の息子さんの中学校の卒業式に出席させてもらえなかったそうで、そういうツラさもあったようです。100パーセント身から出たサビですけど、マジこれはツラいです。涙が出ます。

 Tさんは、おそらくまた懲役でしょうが、その後はダルクの寮に戻るようです。そのほうがええと思います。

 今回逮捕された時はダルクを出て池袋の近くで独り暮らしをしてたそうですが、クスリをやめたかったら、独りはアカンですよ。寂しかったり、退屈だったりで、ついクスリのことを考えた時に、誰かが見てなければ、どうしても「ちょっとだけなら……」てなりますから。

 Tさんは、裁判で、ツラい時に偶然再会した友達から売ってもらって、「どうしても苦しいときに夜(一人になった時に)、少しだけ」使てたそうですが、わかりますね、この感じ。

 もうやめたいんやけど、これで終わりにしようと思うんやけど、やっぱり使うてしまう……。瑠美もそうでした。

「そんなのはウソ。反省なんかしてるわけない」と言う人もいてるでしょうね。それは言われてもしゃあないです。クスリをやってた人は、みんな言われることです。

 ほんまにやめたかったら、そこからが勝負です。瑠美もコロナのせいで経営不振とかいろいろいろいろ問題がありますが、おかげさまでクスリに逃げずになんとかやっています。

 だいぶ前ですが、彼とのことでボロボロになり、こんなに責任ある立場なのに、クスリのことが頭をよぎったこともありました。……苦しいから(クスリを)やっちゃおうかな、と。でも、守るべき職場のスタッフや、お客様の顔が浮かんできて、踏みとどまれたんです。

 結局は自分が決めることです。自分の人生ですから。守るべきものを考えて、自分に打ち勝ちましょうね。Tさんも、がんばってほしいです。

「浮気相手は100%同性」夫との子作りを始める30代既婚女性が、浮気相手に女性を選ぶワケ

 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。どちらの呼び名にも大差はない。パートナーがいるのにほかの男とセックスする、それを仰々しく “婚外恋愛”と言わなくても、別に“不倫”でいいんじゃないか? しかしそこには、相手との間柄をどうしても“恋愛”だと思いたい、彼女たちの強い願望があるのだろう。

 近年LGBTQへの理解が進む中、芸能人が性的マイノリティであることをカミングアウトしたり、街中で同性カップルを見かけることが珍しくなくなった。

「本当にありがたい世の中になったなあと感じます。昔は新宿以外のラブホテルに女の子同士で入ると、ジロジロ見られたりしてましたから。受付のおばちゃんが小窓から顔出して覗いてきたこともありますよ」

 そう語るミカさん(仮名)、現在の婚外恋愛相手は「女性」である。

 ミカさんは30代前半。大学時代からの友人であった男性と数年後に再会、交際を経て結婚した。

「ここ最近、私も旦那も『夫婦』としてのペースをつかめてきたので、今年は真剣に子作りしようと思っています。年上の友達も『早く産んでおいたほうがいいよ』ってアドバイスをくれますし、そもそも大変なことは先に済ましておきたいタイプなんです。本当は去年あたりから頑張るつもりだったんですけど、コロナ禍になっちゃったので」

 日本人の母と東南アジア系の父を持つミカさんは、高校進学のタイミングで来日。華奢な手脚と小さい顔、大きな瞳に異国の血を感じさせる。

「それからずっと日本ですけど、どこか『自分の国じゃない』っていう違和感を覚えながら住んでいます。一番強く感じるのは人との距離感ですかねえ……私、人が好きなんですよ。気に入った人にはすぐハグしちゃうし、ほっぺにキスしちゃう。男も女も、おじいちゃんもおばあちゃんも。みんな大好き! 日本だと、特にこのご時世ですから、まあイヤがられますよねえ」

 ミカさんは手を叩いて明るく笑う。大学時代からそんなノリであったミカさんを温かく見守っていたのが、今の旦那さんである。大学在学中は「くっついたり離れたりしていた」という2人は、共通の友人の結婚式で再会。自然と交際が始まり、結婚へと発展した。

「私、男癖が悪いんですけど、旦那はそのことをイヤっていうほど知ってますから。まあこの人だったら、多少の浮気も目をつぶってくれるんじゃないかなという甘えがあったんですよ。彼も彼で、本気の不倫はしないけど、私と同じで、よその子にちょいちょい『ちょっかい』出すのは好きな人なので、まあお互い様ってことで。私も旦那も、出会った時から寄り道してくっついて、を繰り返していたから、多分夫婦して一生このスタンスなんだろうなって思いますよ……」

 しかし、ミカさんは「男癖が悪い」に留まらなかった。

「私はバイセクシュアル。今の恋愛対象は100%女性で、肉体関係もあります。なぜ男性とは寝ないかというと、万が一、旦那の両親や親戚に浮気がバレて、私だけ慰謝料請求されたり攻撃されたりするのは絶対イヤだから。その点、浮気相手が女性なら、『友達』にしか見えないですもんね。私、表面上は良い妻でいたいんです。自分の両親も悲しませたくありませんし」

 お互いの浮気は見てみぬフリという夫婦間の暗黙の了解は、誰しもが理解できることではない。一方で、ミカさんは結婚してからも「タイミングが合えば」女性を対象に浮気をし、旦那さんもまた、同じように浮気を楽しんできた。

 ある意味、進歩的な夫婦にも見えるが、旦那さんは浮気の痕跡は残さなくとも、時々その匂いを漂わせているといい、ミカさんが苦言を呈することもあるそうだ。

「旦那の浮気はセックスでわかります。『あ、これ今のオンナが喜ぶやつ?』ってう技を仕掛けてくるんですよ。まあ数回は許すけど、さすがに1カ月以上続いてそうだったら、『いい加減にしろよ』っていう意味を込めて、遠回しに忠告しますけどね。『最近そのテクニックお気に入りだね』みたいな言い回しで」

 対するミカさんの浮気は、相手が女性なので「多分バレてない」という。

「ベッドの上では確実に気づいていないと思いますよ……私『タチ』なんで。女が男とセックスする時って、まぁ、ほとんどの場合が『ネコ』じゃないですか」

 そう言ってミカさんは朗らかに笑った。
 
 性の多様性が浸透する一方、「ハマりすぎない婚外恋愛はOK」など、「夫婦」の在り方もそれぞれになっているようだ。
(文・イラスト/いしいのりえ)

『天国と地獄』第7話、綾瀬はるか&柄本祐“キスシーン”に衝撃の声! 「このご時世に心配」「コロナ禍なのに大丈夫?」

 2月28日に放送された綾瀬はるか主演のドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)の第7話。14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録した今回は、“キスシーン”がネット上で話題になった。

 刑事の望月彩子(綾瀬)と連続殺人の容疑者・日高陽斗(高橋一生)の“魂”が入れ替わる、「究極の入れ替わりエンターテインメント」をうたう同作。第7話は、日高の体を持った望月が、同居人の渡辺陸(柄本祐)と後輩の八巻英雄(溝端淳平)と共に、日高と共犯で殺人を行った可能性がある“クウシュウゴウ”と名乗る人物を追っていた。一方、望月の体を持った日高も、同じ人物を探しているという内容だ。

「そんな中、渡辺が家に帰ると、なぜか望月の体を持った日高がいるという、衝撃の展開が。焦る渡辺でしたが、日高に『あなたが探している人と、俺たちが探している人って、一緒じゃないかって思うんですよ。だったら、一緒に探すっていうのは?』と提案。それに対し、日高は10秒以上、渡辺にキスをしてから『ご心配ありがとうございます』と言い残し、その場を去って行きました」(芸能ライター)

 突然キスをされた渡辺が、呆然とした表情を浮かべていたこのシーン。ネット上では、「キスをされた渡辺の表情が“骨抜き”になりすぎてて笑った」「綾瀬はるかの豪快なキスシーン、すごい!」など、役者魂あふれる熱演に感心する声が続出したが、一方で、「このご時世、キスシーンをやるのってちょっと心配」「久々にドラマでキスシーン見た気がする。思わず『大丈夫!?』って思っちゃった」といった、コロナ禍でのキスシーンに衝撃を受ける声も上がった。

 『天国と地獄』は第3話でも、あるシーンをめぐって物議を醸していた。

「第3話では、望月の体を持つ日高が、逆さ吊りにした人物をゴルフクラブで撲殺するシーンがあり、ネット上で『グロすぎる』『こんなの放送していいの!?』などと言われ、拒否反応も少なくありませんでした。どちらの場面も、物語の展開的に必要だったのでしょうが、日曜午後9時台という放送時間帯とあって、“攻めた演出”は驚かれてしまうのかもしれません」(同)

 3月7日放送の第8話では、「新たな猟奇殺人」が発生すると予告されているが、果たしてどのような展開が待ち受けているのだろうか。

『天国と地獄』第7話、綾瀬はるか&柄本祐“キスシーン”に衝撃の声! 「このご時世に心配」「コロナ禍なのに大丈夫?」

 2月28日に放送された綾瀬はるか主演のドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)の第7話。14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録した今回は、“キスシーン”がネット上で話題になった。

 刑事の望月彩子(綾瀬)と連続殺人の容疑者・日高陽斗(高橋一生)の“魂”が入れ替わる、「究極の入れ替わりエンターテインメント」をうたう同作。第7話は、日高の体を持った望月が、同居人の渡辺陸(柄本祐)と後輩の八巻英雄(溝端淳平)と共に、日高と共犯で殺人を行った可能性がある“クウシュウゴウ”と名乗る人物を追っていた。一方、望月の体を持った日高も、同じ人物を探しているという内容だ。

「そんな中、渡辺が家に帰ると、なぜか望月の体を持った日高がいるという、衝撃の展開が。焦る渡辺でしたが、日高に『あなたが探している人と、俺たちが探している人って、一緒じゃないかって思うんですよ。だったら、一緒に探すっていうのは?』と提案。それに対し、日高は10秒以上、渡辺にキスをしてから『ご心配ありがとうございます』と言い残し、その場を去って行きました」(芸能ライター)

 突然キスをされた渡辺が、呆然とした表情を浮かべていたこのシーン。ネット上では、「キスをされた渡辺の表情が“骨抜き”になりすぎてて笑った」「綾瀬はるかの豪快なキスシーン、すごい!」など、役者魂あふれる熱演に感心する声が続出したが、一方で、「このご時世、キスシーンをやるのってちょっと心配」「久々にドラマでキスシーン見た気がする。思わず『大丈夫!?』って思っちゃった」といった、コロナ禍でのキスシーンに衝撃を受ける声も上がった。

 『天国と地獄』は第3話でも、あるシーンをめぐって物議を醸していた。

「第3話では、望月の体を持つ日高が、逆さ吊りにした人物をゴルフクラブで撲殺するシーンがあり、ネット上で『グロすぎる』『こんなの放送していいの!?』などと言われ、拒否反応も少なくありませんでした。どちらの場面も、物語の展開的に必要だったのでしょうが、日曜午後9時台という放送時間帯とあって、“攻めた演出”は驚かれてしまうのかもしれません」(同)

 3月7日放送の第8話では、「新たな猟奇殺人」が発生すると予告されているが、果たしてどのような展開が待ち受けているのだろうか。

料理する気力もわきにくい時代だからこそ……『きょうの料理』の「ばぁば」鈴木登紀子が示す「ちゃんとしたもの」の意味

時短、カンタン、ヘルシー、がっつり……世のレシピ本もいろいろ。今注目したい食の本を、フードライター白央篤司が毎月1冊選んで、料理を実践しつつご紹介!

今月の1冊:『ばぁば、93歳。暮らしと料理の遺言』 鈴木登紀子 著

 昨年(2020年)の12月28日、料理研究家の鈴木登紀子さんが亡くなられた。96歳。ご長寿であったとはいえやっぱり、さびしい。NHK『きょうの料理』などの料理番組でも長年おなじみ、「ばぁば」の愛称で広く親しまれていた。

 私は鈴木登紀子さんのファンだった。品がよくてひかえめながら、「押し出しじゅうぶん」なそのたたずまい。「料理とはこうするものですよ」という毅然とした考えがあり、同時にそれをユーモアで包むのも忘れない。ご出身は青森県八戸市で私の父と同郷、話ぶりが耳になつかしかった。

 今回は彼女が93歳のときに発表した、語りおろしエッセイを紹介させてほしい。何しろお生まれが1924年(大正13年!)、母親からみっちり家事全般を仕込まれた方だ。日本人が最も家庭料理に手間ひまをかけ、ていねいに暮らしていた時代の上質な生活様式が登紀子さんの考えの軸にある。けれど、それだけでは料理家として現代に通用しないという明晰さもお持ちだった。

「きちんと手をかけるお料理と、手をかけられないときのお料理。両方があってよいと思います」

 ただ、

「便利なものは活用したほうがいいと思いますが、大切なのは『それも知っているけれど、ちゃんとしたものも知っている』ということではないかしら」

 彼女が伝えたかった一番のことは、ここだと思う。便利なものは若い人がよくご存じだろう、ならば自分はちゃんとした作り方をまず伝えたい、どっちも知っておくほうが人生は豊かで美しいのよ、と。

 「まず型をしっかり学ぶこと。そうでないと型破りなことはできない」なんてことが芸道の世界でよくいわれるが、ラクをするにも手を抜くにも、基本を知らないとできない、というのはそのとおりだと思う。

人生でいちばん脂がのっていたのは、60代

 彼女のバイタリティも印象的だ。

 「自分の人生でいちばん脂がのっていたのは、60代の頃」とある。仕事が忙しくて、年齢を感じるヒマもなかったそうな。うーん……我が身が恥ずかしい。60歳までに私はあと13年もあるのに、現在すでに老化を感じて体力もダダ下がり。

 登紀子さんは「『あれ? 私も年寄りかしら』と自覚し始めたのが90歳ぐらい」と続ける。いやいや、90歳ごろのテレビ出演を覚えているが、調理の手さばきもしっかり、危なげもなくこなされていた。

「これまでの人生を振り返ってみますと、『食欲がなかった』という時代はないわね」
「(分相応が大事、と説きつつ)たまにぶ厚い和牛のステーキが食べたくなるのよ。分に過ぎる食欲を誰か止めてくださらない?」

 繰り返すが、93歳である。おみそれしましたと言うほかない。

 満腹感ばかりじゃなく、満足感を大事にしてねと登紀子さん。一食一食をなるたけおろそかにしないでほしい、という思いが随所に記される。

 「理想はそうだよね」「そうできたら、いいんだけど」と感じる人も多いだろう。自炊に関して、私は「自分がつらくないこと、無理しないこと」を第一にすべきと考えている。食は本当に大事なことだけれど、時間とお金をじゅうぶんにかけられる人は現代においてそうそういない。食を大事にするためにもまず、自分を大事にして休ませないと、料理する気力だってわいてこない。

 そんな時代だからこそ、登紀子さんのような存在が貴重と強く感じていた。

 私たちはこうやって料理してきたのよ、という生き証人。昔ながらのやり方はおいしいでしょう、美しいでしょうと示してくれる先達。気力がわいたときに、やる気が起こったときに鑑(かがみ)となる頼もしい先輩が。

 「大変なときはいつまでも続きません。お仕事も子育てもいつかは落ち着くときがくるのです」

 そのときはできるかぎり、手作りを大事にしてねというラスト・メッセージ。鈴木登紀子さん、素敵な料理と言葉をたくさん、本当にありがとうございました。

白央篤司(はくおう・あつし)
フードライター。郷土料理やローカルフードを取材しつつ、 料理に苦手意識を持っている人やがんばりすぎる人に向けて、 より気軽に身近に楽しめるレシピや料理法を紹介。著書に『 自炊力』『にっぽんのおにぎり』『ジャパめし』など。

【アラフォー婚活ルポ】コイツ、金もないし家事もできないし……マジで役に立たない!

――合コン歴20年以上、累計回数2,500回以上、30代なかばに乳がんで闘病するも、現在は絶賛婚活中のライター・漫画家の白戸ミフルが「アラフォー婚活」の実体験をお届けします! アラフォー中の結婚は成就するのか……!? 

 ※めちゃコミックで独占配信中『オバサンと言われても結婚したい!~元美人がガンと闘病しながら婚活した話~』の続編です!

前回まで

41歳でショウくん(26歳)と、日本とシドニーの遠距離恋愛交際が始まった。でもショウくんは、商社を2年で辞めて、いまはワーホリ中という典型的なダメ男。コロナでメンタルが弱ってしまったショウくんは、電話で「日本に帰ったら住まわして」と言ってきたけど、それってまるでヒモじゃん……?

第27話『コイツ、金もないし家事もできないし……マジで役に立たない!』

——続きは3月10日公開