ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、2月25日~3月3日公開の動画を注目度順にチェックします!
美 少年・岩崎、「私服がダサい」の指摘にファン激怒
2月27日に配信されたのは「美 少年【ファッション改造計画】ダサい…!?大昇にプチドッキリ」で、ファンの間で物議を醸している動画だ。概要欄に「みなさんも今年に入って気付いていることありましたよね? そう!大昇がいっつも同じ服を着ている! 別にダサいって言っているわけではないですが…今回はニセ企画『無音ダンス第2弾』ではなく、大昇に似合いそうな服をメンバーそれぞれ家から持ってきてもらいました」と記載がある通り、今回は岩崎大昇へのプチドッキリ企画。
藤井直樹が「大昇これ、毎回服一緒じゃないですか」と切り出し、「今年の撮影時」として、岩崎が黒のパーカー&ズボンを着ている写真が表示された。浮所飛貴も「YouTubeの撮影はよくこのスタイルが多いけど、普通の時もこれだから。もうね、洗ってないの!」とイジり、岩崎は「洗ってます!」と反論。匂いを嗅いだ浮所が「あぁ~」と、いかにも“ニオッてる”感を出すと、「洗ってますよ、ちゃんと」と再度否定した上で、「ひどいよぉ~」と泣き真似をしていた。
ちなみにメンバーだけでなく、タイトル上のタグでも、編集サイドが「#大昇ファッション改造計画」「#岩﨑大昇洋服ダサい」と、かなり直接的にディスっている。筆者は岩崎の私服をそこまで注視していなかったため、そこまでダメ出しされるほどのことなのか? と感じてしまい、オープニングの時点で「可哀想……」と、モヤモヤした思いを抱えてしまった。
その後、岩崎は4人がセレクトした“大昇に似合いそうな私服”にそれぞれチェンジ。ファッションリーダー・藤井のガチなダメ出しも入りつつ採点も行い、どんなコーディネートが良いのか、見比べていった。最近、特に「ポンコツチキン」呼ばわりされている岩崎だが、ファンはいくら“イジり”とはわかっていても、我慢ならなかった様子。
この動画に対して、「大昇くんはダサくはないよね!? 企画はとても面白かったから、ほかのメンバーの回にも期待したい」「同じ服を着たり、物を大切にするのが大昇のいいところ。そんな彼が好きだから一生そのままでいて!」「私は大昇の私服が一番好みだし、ダサくない。等身大の高校生感や清潔感もあってオシャレだと思っていた」と、否定的な反応が多く上がっている。
さらには「今回の美Tubeはさすがにひどすぎて引いた」「美Tubeのスタッフさん、大昇くんへのあたりが強い気がするけど、どういう意図があるのか気になる」「他グループのファンだけど、美Tubeの大昇の扱いが本当に不快」「最近の美Tube、ハッシュタグとかテロップとか引っかかることが多くて見るの嫌になる」「大昇を執拗にイジる企画ばっかり。言うほどダサくないし、チキンでもないよ」といった辛口コメントも。
おそらく、「Jr.チャンネル」の中で、ここまで編集スタッフへの苦情が相次いでいるグループは、美 少年だけだろう。中にはこうした手厳しいファンを“モンペ”(モンスターペアレント)扱いする意見も見受けられるが……。このまま視聴者のコメントをスルーし続けるのかどうか、今後の展開に注目していきたい。再生回数は20万台(3月5日時点)。
今年1月より、「Jr.チャンネル」の火曜日に関西ジャニーズJr.のなにわ男子、Aぇ! group、Lil かんさいが参加。2月はなにわ男子が担当していたが、3月はAぇ! groupに切り替わり、初めての単独動画「Aぇ! group【YouTubeに本格参戦】斬新なる企画会議!」(2日)が配信された。
1本目とあって、まずは今後に向けた企画を提案。佐野晶哉は「ハイハイの楽屋にリチャすえ(草間リチャード敬太・末澤誠也)入れてみた」とのアイデアを出し、HiHi Jets・猪狩蒼弥と話した際に「リチャ末のパフォーマンス、めちゃめちゃカッコいいんだけど、イカツすぎてちょっと怖いんだよ」とボヤいていたと暴露。「だからこそ、交流するきっかけというか。HiHiの楽屋に間違って2人が入っちゃって……みたいな。ドッキリみたいな感じで」と、構想を明かした。こうした関西と関東Jr.のコラボレーションは、多くのファンが待ち望んでいる動画だろう。
現役国公立大学生・福本大晴の希望は「リアルケイドロ」。ケイドロは、警察と泥棒の2組に分かれて行う鬼ごっこのようなゲームだが、「実際にコスプレをして、僕のイメージでは学校とかを借りてやりたい」とか。福本いわく、「子どもが時間潰しとかにも見てくれるもんがYouTubeなんですよ」と子ども向けがいいとのことで、正門良規も「子どもがあこがれる企画っていいよな」と、理解を示していた。
末澤は「Sue'sキッチン」を挙げ、「番組で料理のロケがあって。料理、面白いなって。Sue'sキッチンの中で成長していくっていう。料理の腕を磨いていく。それを皆さんにごちそうする」とプレゼン。しかし、当の末澤はラップの切り方すらわからないといい、試食担当は「罰ゲーム」扱いされてしまった。
末澤の企画に対する周囲の反応はイマイチだったが、筆者としてはぜひ実現してほしいテーマの1つだ。これまで、美 少年・岩崎大昇やHiHi Jets・橋本涼ら料理が得意なメンバーが振る舞う企画はあったものの、“成長過程を見せる”とは、斬新な切り口ではないだろうか。例えば、専門家のアドバイスや指導を参考にしつつトライしてみるなど、一度は試す価値があるように思う。
さらに、末澤が「キャンプしたいね」と切り出すと、佐野が「キャンプといえば、小島くん」と振り、本人が「私、キャンプにはとても厳しいです」と自負。「テントとか、もともとあってさ」(末澤)「グランピング」(佐野)と盛り上がるも、こだわりの強い小島は「なしです! 建てます!」と、却下した。
それでも末澤が「別にええやん」「グランピングのがちょっと楽でさ」と説得すると、小島は「楽を求めてキャンプをやるなら、俺はこの回に出ません! YouTubeを辞退します。この回は!」と、宣言。1人だけ本気のあまり、「撮れ高とかいいです。視聴回数とか。“生きる”っていうことを実感して」と名言が放ったのだった。
また、福本が「最新の市場を分析した結果」と、「メンズメイク」案を出すと、この世代のJr.にしては珍しい“ヒゲ対策”話に発展する一幕も。
動画内では触れていなかったが、ホワイトボードに書かれてる「寝起きBAND」など面白そうなワードが出ていたため、これからのAぇ! groupの動画に期待が高まる。なお、再生回数は公開後3日時点で60万台と、いきなりの好スタートを切っていた。
2月28日の動画は「HiHi Jets【学力より大事なモノ!?】脳トレ王に俺はなる!」(再生回数は3月5日時点で22万台)。これは「HiHi Jets的脳トレ王」を決めるクイズ系企画で、学力ではなく、頭の回転力や柔軟性を競う戦いとのこと。第1問は美 少年・金指一世と岩崎大昇が“登場”し、「ロケである乗り物に乗りました。すると、2人はとても怖がっていましたが、金指くんは途中で降りてしまい、岩崎くんが最後まで乗り物に乗ったままでした。ところが、みんなから『勇気がないな』と言われたのは、岩崎くんでした。これは一体どういうことでしょう?」という問題だった。
作間龍斗は「ロケ車に乗ったと私は思いました」「車乗ってた、2人。これバンジー(ジャンプに向かうロケ車)かなと思って」と、予想。実際、岩崎は過去の動画で罰ゲームのバンジージャンプが飛べなかったのだが、ほかのメンバーも「飛び込み台 バンジージャンプ」(橋本涼)「バンジーから岩崎は降りなかったから」(高橋優斗)と答えていた。概要欄でも「ポンコツチキン岩﨑が初めて露呈したこちらの動画」として、2019年11月配信の「美 少年【ドッキリ罰ゲーム】バンジージャンプで衝撃の結末!」のリンクを貼り付けている。
正解は「スカイダイビングのロケだったから」だが、「この問題はフィクションです。大昇がチキンであること以外実在の人物や団体などとは関係ありません」とテロップで補足。美 少年の動画では、“岩崎をイジるスタッフの悪ノリ”がもはや定番となってしまっているが、それがここでも表れていた。ちなみに、脳トレ問題は、猪狩と井上が特に活躍しており、コメント欄は2人を称える声が多く上がっている。
一方、美 少年と同じように、こちらも一部のファンが不快感を抱いたよう。HiHi Jetsの動画では、2月7日配信の「【夢の叶え方】俺たち…今何をする?」でも、「清潔感」との話題から、お尻を叩く7 MEN 侍・佐々木大光の映像を唐突に挟み込んでいた。そんな経緯もあり、「HiHi Jetsはトーク力を持っているから、編集や問題などで本人たち発信ではない他グループメンバーのイジりは必要ないと思う。そこだけ改善してほしい」「スタッフ側が他のグループのメンバーをイジるのは見ていて気分が悪い」と、率直な感想が寄せられている。いずれにせよ、岩崎が“オイシイ”と思い、広い心で受け止めているのかどうか、本人の胸中が気になるところだ。
2月25日にアップされたのは「Travis Japan【校長ゲーム】何秒で話し終わる?新感覚トークバトル」(再生回数は3月5日時点で35万台)。Travis Japan恒例の“巷で密かに流行っているゲームをやってみた”企画で、今回は「校長ゲーム」にチャレンジしている。これは、お題に書いてあるミッションを順番に実行し、全員が終わるまでに何秒かかるかを事前に予想するというもの。
最初のテーマは「思い出の曲を1つあげる」で、自分の回答タイムであえて時間稼ぎする人もいれば、悠長にしゃべる人を見て苛立つメンバーも。中には先輩のSexy Zone、Hey!Say!JUMPの楽曲を選び、吉澤閑也、宮近海斗がジャニーズ事務所のオーディションで踊った楽曲について話す場面もあった。
続いて、「自分の決めポーズを考えて披露する」で、中村海人はお金マークを作り、片手で指差すポーズを考案。中村といえば、「タダ飯おごってもらう時」が幸せだと公言するなど、すっかり“ヒモキャラ”が定着している。本人も「『お金ください』のマークですね。お金に勝るものはないと思ってるから」としみじみ語っており、ジャニーズアイドルらしからぬ言動はむしろ清々しいほど。
「中学校か高校でのエピソードを1つ話す」とのお題では、松倉海斗が不憫なエピソードを告白。中学生の時、日直だった彼はロッカーの上に乗り、教室の後ろの黒板に時間割を書いていたという。すると、「ちょっとヤンチャな男の子」に、イタズラでズボンを下ろされてしまったとか。松倉は「そしたらパンツがまぁ、案の定丸見えで。で、俺、その時にとった行動がこう……全部ズレたまま、(ズボンを)上げもせずにこれで黒板の方向むいて泣く。なんで俺は上げないで、この状態で泣いてたんだろうっていう、ちょっと異様な空間があった」と回顧。6人は大笑いしつつも、宮近が「でも今、強くなったよね。笑い飛ばせるって」と、優しい言葉をかけてあげていた。
この話にはファンも、「ズボンを上げないまま泣いてる松倉くんが想像できちゃう……。『強くなったよね』って笑ってくれるTravis Japanが温かい」「まつくの話、ズボンを下ろした子は覚えてないんだろうけど、下ろされた側はこうやって忘れないよね」「自分の子どもがそんな目にあって学校で泣いていたら……と思うと胸が痛む」と、切ない気持ちになってしまったようだ。
一方、今回はトーク企画であるためか、コメント欄などではメンバーの発言をメンバーカラーごとにテロップで表示してほしい、日本語字幕をつけてほしい……という要望が相次いでいる。ルールの解説・補足、編集サイドのツッコミは表示されているものの、例えば難聴の方や、グループのことを知らない視聴者のためにも、必要だと感じているのだろう。リクエストを受けて、改善されるのだろうか?
2月26日の動画は「7 MEN 侍【シンデレラガール披露】民族楽器楽団を結成!」。今回は「変わった楽器に挑戦しよう」と題して、バンドグループでもある7 MEN 侍がそれぞれ違う民族楽器を担当し、演奏してみるという企画。まずは、用意した楽器のお披露目から始まり、進行役の矢花黎がカリンバ(アフリカの民族楽器)、カズー(アフリカからアメリカに伝わったとされる楽器)などを次々と紹介していく。
その語り口は、ついつい「専門家ですか?」と聞きたくなるレベルで、「カズーに関しては、本当に歌声が音に変わるだけなんです。歌がうまいこんぴー(今野大輝)とかがいったほうが上手に(演奏できると思う)。これ、僕持ってます」と、かなり重要なアドバイスを伝えた。音楽の企画とあって、変にふざけることもなく、矢花の説明に耳を傾けるメンバー。「音階に自信がない」などの理由から、各々が自分の楽器を決め、1週間かけて習得を目指す。練習時のVTRでは、矢花だけキーボードや音楽機材に囲まれた場所で行っており、かなり本格的だ。
なお、「口琴」なる楽器に挑む矢花は「指でこう弾くんですけど、完全にこれ(ベース)と一緒なんですよ。(自分が普段演奏している)べースと一緒だったんで、奇しくも。僕は選んで良かったんじゃないかなと。我ながら良いチョイスをした」と、コメント。
素人にもわかりやすい解説を挟んでくれたことで、あらためて今回の動画は音楽に対する知識面を含め、矢花のスキルの高さに気付かされた。しかも、伴奏を厚くするため、矢花は口琴に加えて、急きょハンドパン(カリブ海の島国の楽器をもとにスイスで開発された楽器)も追加していたのだ。
そして1週間後に集結したメンバー。全員で合わせるのはこの日が初めてとなったが、King&Princeのデビュー曲「シンデレラガール」と光GENJIの「勇気100%」によるオリジナルメドレーを披露することに。民族風の衣装に身を包んで再登場した6人がどんな音色を響かせたのか、ぜひ今動画をチェックしてほしい。
こういった動画は7 MEN 侍ならではの独自カラーが出るため、個人的には今後も定期的に続けてもらいたいジャンルの1つ。練習の時間が必要とあって、本人たちの苦労は想像に難くないが、恒例企画として組み込んでほしいところだ。
なお、再生回数はタイトルに「シンデレラガール」と入っているだけに、King&Princeファンも注目する動画かと思いきや、19万台(3月5日時点)と、さほど伸びていない印象。ファンからは「素敵な企画をありがとうございます」「楽器をやってる7 MEN 侍が好きなのでまたぜひやってください」と好評であり、他グループのファンにもぜひ見てほしい1本だと感じた。
3月3日の動画は「少年忍者【全部初出し!】幼い頃の写真で神経衰弱」で、出演メンバーは初MCを務めた安嶋秀生をはじめ、内村颯太、織山尚大、長瀬結星、平塚翔馬、深田竜生の6人。2019年2月公開の動画「【子供の写真】あの頃は可愛かった!」で美 少年も行ったように、メンバーが幼かった頃の写真を使い、神経衰弱を楽しんでいる。写真は全て初出しだそうで、「カッコいいし可愛い」(深田)「カッコいい写真しか送ってない」(内村)と、自信をのぞかせた。
写真をめくってみると、面影がない人や、“前歯全溶け”の人、これはジャニーズ入れるわ……と納得しまうほど、愛くるしい表情のメンバーも。なお、内村は「カッコいい写真しか送ってない」と話してたが、周囲に「この頃からサイコパスだった」(12分26秒頃)「どこ見てんの?」(17分36秒頃)と、ツッコまれてばかりだった。
貴重な写真の数々にファンも感動しており、コメント欄は「いつか見たいと思ってたから、忍者の幼少期の写真が見れてうれしい!」「みんな幼少期から良い顔だな」「みんな安定して可愛かったけど、織山くんの幼少期はレベルが違いすぎる」「織山くんって、小さい頃女の子だったの?」「織山くんの幼少期が可愛すぎる」「この企画大好き! ほかのメンバーの回も楽しみにしてます」と、盛り上がっていた。再生回数は5日時点で18万台。






