「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
大手弁当チェーン3店、500円以下“コスパ最強”メニューはコレ!
外食が増えると、どうしても出費がかさみますよね。そこで助かるのが、食費を抑えながらバランスのいい食事ができる「お弁当」。ほっともっと、ほっかほっか亭、オリジン弁当の大手チェーンでは、500円以下のメニューも多く、お財布にとても優しいんです。ということで今回は、管理栄養士の川村先生に、大手弁当チェーン3店の“おすすめ高コスパメニュー”を紹介してもらいました。
――「お弁当」を選ぶときは、何に気をつけるべきなのでしょうか?
川村郁子先生(以下、川村) できる範囲で構いませんが、やはり“バランス”を意識してほしいですね。野菜が不足していないか、揚げ物ばかりで脂質を摂りすぎていないかなど、1日分の栄養バランスも考えつつチェックしてみましょう。考えるのが面倒な場合は、メニューの写真を見て、赤や緑、黄色や黒などが入っている“カラフルなお弁当”を選ぶと、比較的バランスがとりやすくなりますよ。
――それではまず、「ほっともっと」の500円以下メニューから、おすすめを紹介してください。
川村 まずは、「肉野菜炒め弁当」(482円、価格は全て税抜き)がおすすめですね。キャベツ、玉ねぎ、もやし、ニンジン、枝豆が入った具だくさんの肉野菜炒めが魅力的。キャベツにはビタミンC、玉ねぎともやしにはカリウム、ニンジンにはβカロテン、枝豆にはたんぱく質やビタミンB群など、さまざまな栄養素が補えます。カロリーは646kcalで、お弁当メニューとしては控えめなのも評価できるでしょう。
500円からはみ出てしまいますが、「プラスベジしょうが焼き弁当」(556円)もいいです。ほっともっとには「プラスベジ」シリーズという、サラダが入っているお弁当があります。お弁当で生野菜を食べられるというのは、とても魅力ですね。しかも、レタスや枝豆、トマト入りのドレッシングなど、いくつかの野菜が一緒に摂れるのも高評価。500円以下なら「プラスベジから揚弁当(4コ入り)」(454円)もありますが、揚げ物ではない「プラスベジしょうが焼き弁当」を推します。
ご飯の量を少なめにすることも可能なので、カロリーや糖質が気になる人にもありがたい。また、白米の代わりにもち麦を選べるなど、健康を意識する方にうれしいサービスやメニューがあるのも、見逃せないポイントです。
――次に「ほっかほっか亭」のおすすめメニューを教えてください。
川村 ほっかほっか亭のメニューの中では、「中華丼」(426円)のコスパがかなり高いと思います。ニンジンや青菜、インゲンといった野菜や、きのこ類であるキクラゲ、低脂質のイカやエビなどが入っていて、具だくさんなのがいいですね。
また、炭水化物の量を調整したい時に活用できそうな、おかず単品メニューも用意されています。「肉野菜炒め弁当」(500円)の“ごはん抜き版”「肉野菜炒めおかず」は408円と、100円ほど安くなっているのもうれしいですよね。こちらのメニューは1日の目安とされる野菜摂取量の半分が摂れるので、野菜不足を感じる方には特にいいと思います。
――最後に、「オリジン弁当」をお願いします。
川村 オリジン弁当も、野菜がたっぷり入ったお弁当をおすすめしたいところ。「~1日に必要な野菜の半分使用~野菜炒め弁当(塩)」(490円)、「~1日に必要な野菜の半分使用~野菜炒め弁当(醤油)」(490円)は、野菜もご飯もしっかり食べられるのに、塩は698kcal、醤油は695kcalと、700kcal以内に収まっていて素晴らしい。また、ご飯に黒ごまが入っていて、カルシウムや鉄、ビタミンB群、食物繊維などが補えるのもいいです。
野菜をたっぷり食べられるという意味では、「回鍋肉弁当」(490円)もおすすめ。キャベツや玉ねぎだけでなく、緑黄色野菜のピーマンも食べられるのが高ポイントだといえます。
また、煮物で根菜類が摂れる「幕の内」(490円)も品数が多く、コスパが高いのでは。煮物や魚の照り焼きなど、あまり油を使わないおかずもあって、カロリーも625kcalと抑えられています。こんにゃくやタケノコ、椎茸など、食物繊維を多く含む食材が入っているのもうれしいですね。
――それでは、どの店舗が一番コスパが高いのか、ランキングの発表をお願いします!
川村 どの店舗も定番のお弁当メニューからヘルシー系のメニューまでバラエティに富んでいて、大変悩みますが……。“コスパ”を考えるなら、野菜がたっぷり食べられて価格もリーズナブルな「オリジン弁当」が第1位でしょう。
第2位は「ほっともっと」で、「プラスベジ」シリーズなど、がっつり系のおかずを楽しみつつ、野菜が補える点がうれしいです。第3位は「ほっかほっか亭」でしょうか。ほかの2店舗のコスパが高すぎて、惜しくも3位という評価になりました。
とはいえ、どの店舗も「コスパ抜群」と言っていいでしょう。メニューを決めるときにバランスに気をつけるようにすれば、さらにお得にしっかりとした食事が楽しめますよ。
(文:佐藤真琴)
■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育」