『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』北川悦吏子氏の脚本は「不安」!? “朝ドラ大炎上”から繙く革命的な表現手法

 本日1月13日午後10時より、連続ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系、以下『ウチカレ』)の放送がスタート。女優・菅野美穂が主演を務め、浜辺美波、沢村一樹、岡田健史ら、豪華な共演者が名を連ねている。

 恋愛小説家のシングルマザー・水無瀬碧(菅野)が、恋愛をしないオタクの娘・空(浜辺)とともに、親子で新たな恋に踏み出す「エキサイティングラブストーリー」と銘打つ本作。昨年10月に情報が解禁されると、約4年ぶりに連続ドラマ主演を務める菅野に期待が寄せられる一方、ネット上では「内容が時代遅れ」といった声が上がり、脚本を担当する北川悦吏子氏に対して「不安」だと訴える人も続出した。

 90年代に大ヒットドラマを多数世に送り出した北川氏だが、2018年にNHK連続テレビ小説『半分、青い。』の脚本を務めた際、自身のTwitterアカウントで作品の解説や感想を意欲的に投稿したことで、たびたび炎上。これにより世間から大きな注目を集め、結果的に作品への感心が高まったのも事実であり、『ウチカレ』でも同様の動きが起こる可能性はあるだろう。

 サイゾーウーマンでは『半分、青い。』の放送中、芸能ウォッチャー・佃野デボラ氏の記事にて、炎上の発端となった北川氏のツイートを振り返りつつ、彼女の“革命的”な表現手法を掘り下げていた。北川氏が発明した「新しい」ドラマの楽しみ方を再確認すべく、『ウチカレ』スタートの前にあらためて同記事を掲載する。
(編集部)


(初出:2018年6月13日)

朝ドラ『半分、青い。』脚本家・北川悦吏子の“革命的な表現手法”“トレンディ霊力”をホメゴロス

テレビ・芸能ウォッチャー界のはみ出し者、佃野デボラが「下から目線」であらゆる「人」「もの」「こと」をホメゴロシます。

【今回のホメゴロシ!】Twitterと同時進行で楽しむ“神”朝ドラ『半分、青い。』が革命的な理由

 現在放送中のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』がすごいことになっている。『愛していると言ってくれ』(TBS系)『ロングバケーション』(フジテレビ系)など、90年代に数々のヒット作を生み出し「恋愛の神様」の異名をとる北川悦吏子(以降「神」と呼ぶ)が脚本を手がける本作は、神自らNHKに企画を持ち込み3年の歳月をかけて成就させたという。「朝ドラに革命を起こした」と神自身が言い切るだけあって、このドラマ、かなり“革命的”だ。4つの革命ポイントをみていこう。

4本立てのメディアミックスが革命的

 放送開始の1年以上前から、独自の制作スタイルが耳目を集めていた。神がTwitterでドラマ内に取り込むネタを募集し、「ドアが3枚以上ある車ではモテない」や、漫画家を目指すヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の相手役である律(佐藤健)の飼っているペットの種類(亀)とその名前「フランソワ」、漫画アシスタントの同僚・誠(志尊淳)の愛称「ボクテ」など、一般視聴者から寄せられた数多のネタがそのままの形で劇中に反映されたのだ。この軽やかさと大胆さ。さすがは一時代を築いたインフルエンサーである。

 神の“お示し”であり、民との交わりの場であるTwitterは、うつろいやすい神のお気持ちを著したポエムをはじめ、脚本の進捗、制作中の愚痴、熱い自画自賛などのツイートが頻繁に更新されており、ドラマのサブテキストとして必読だ。放送直後に《あれ、今後のストーリーの伏線にもなって来ます》と、わざわざ伏線のありかを教えてくださったり、行間を読んだ視聴者の感想ツイに神自ら「そうじゃない」と訂正されたり、批判的な意見を述べる視聴者に「嫌なら観ないでいい」と忠告されることもある。こうした「脚本家による視聴者との距離の取り方」も非常に革新的である。

 また、台本に書いた台詞がカットされたことに大層おキレになり《みんな!オンエアが完璧なものとは思わないで!》《やさしく脳内補完を、お願いします》という“お触れツイート”を投下されたこともあった(現在は削除済み)。さらにその後続けざまに《カットされたセリフやシーンが蘇ります。 半分、青い。 上 [楽天]》と、ノベライズ版の宣伝を差しこむあたりの商魂もたくましい。

 つまり『半分、青い。』とは
・ドラマ本編
・Twitterでの神による補足説明
・ノベライズ版(上下巻)
・視聴者による「やさしい脳内補完」
の4点セットで初めて完結する、まったく新しいタイプのメディアミックス朝ドラなのだ。あの『パ★テ★オ』も『赤い糸』(ともにフジテレビ系)もなし得なかった4本立てである。これは斬新というほかない。

 神は、シーンと台詞ありきで後から背景を書き足す作風で知られる。「恋愛の神様」が描く「北川世界」において最も重要なのは「きゅんきゅんシーン」と「萌える台詞」であり、そこに至る背景や物語は二の次。『半分、青い。』はその集大成といえる仕上がりで、「Why」や「How」の過程は映像で描かず、台詞かナレーションで「こういう設定だから。そういうことでよろしく」と唐突に説明される。この手法もまた2018年の今、5周ぐらい回って新しいといえるのかもしれない。

 本作では鈴愛の亡き祖母・廉子(風吹ジュン)による「空から降るナレーション」が登場人物たちの心の動きや、すでに映像上に存在する情報をわざわざ説明・反復してくれるのがお約束となっている。これは視聴者の理解力を小学校低学年程度に想定している神の“親切心”。つまり廉子のナレーションは作り手である神自身の声なのだ。「この台詞ときめくでしょ?」「今から面白いことを言いますよ。どう? 面白いでしょう?」と、本来はBDやDVDを購入しなければ聴けない、脚本家によるオーディオコメンタリーをOAで聴けてしまうというお得感。これも神のサービス精神の成せる業だ。

 《コメディが得意です》と公言するだけあって、神は笑いのセンスにかなり自信をお持ちのようだ。鈴愛の初デートを描いたエピソードについて《とにかく笑えます!(実は笑うのが好きなんです。泣かせるよりも)》とツイートで予告、自らハードルを上げるというストイックさをお見せになった。そのうえで放送された第3週「恋したい!」は、通学途中に出会った小林(森優作)の落としたカセットテープを拾った鈴愛が、小林のルックスを「微妙」と見下すにはじまり、初デートで突如飛び出した鈴愛の「拷問機具オタクの蘊蓄」で小林をドン引きさせ大失敗に終わるというあらまし。凡人の筆者にはどこで笑ったらいいのかわからなかったが、Twitterには「朝から超笑った〜」「鈴愛の天真爛漫さが最高www」などの声が上がった。 

 また、神が《渾身の一打や》となぜか突然、現役時代の清原のような口調で激推しした、廉子による「もうイントロ始まる? 星野源が歌いはじめる〜?」といういわゆる「メタナレ」もあり、『あまちゃん』(13年)におけるカーブやスライダーを自在に操るようなメタ技法とは趣を異にする“直球”の手法が話題を呼んだ。おそらく神のコメディセンスはイルカの超音波やモスキート音のように、聴こえる人にしか聴こえない“高次元”のものなのだろう。

 《もはや、ツイッターなくしては、ホン(脚本)が書けなくなってるな》《どうしたら脚本家になれますか、とかどういうお仕事ですかってお手紙をもらうけれど、私が書きながらつぶやくことを読んでもらえれば、それは一番いい答えになってるかもしれない》という神のツイートが物語るように、神・ドラマ・ツイートは三位一体であり、フラクタル(自己相似)の構図をなしている。ドラマは神に似て、神はドラマに似ている。ツイートは神を表し、ツイートはドラマを表している。 

 なるほど神はインタビューで『半分、青い。』について「自分の人生をもう一度生き直すようなつもりで書いている」と語り、ヒロイン・鈴愛の左耳失聴と、鈴愛の母・晴(松雪泰子)が「腎臓の持病で子供は諦めかけたが運良く授かった」という設定は、自らの境遇と同じにしている。《私の人生は、ずっと律を探す旅だった》とのことで、いつでも鈴愛を助けてくれる“ナイト”の律は神が深層心理で求め続けた存在。鈴愛の師匠である秋風羽織(豊川悦司)の「漫画の神様に愛された」天才性は神の自己評価の表れといえる。つまり『半分、青い。』は、神が登場人物たちに自己投影した新手の“自伝”であり、北川悦吏子の北川悦吏子による北川悦吏子のためのドラマなのだ。

 鈴愛は自分の要求を通すために師匠の秋風を「原稿を窓から捨てるぞ」「セクハラされたと吹聴して陥れてやるぞ」と恫喝したり、土下座する秋風の姿を写真に収めてキャッキャするような性質だが、誰からも叱られず、内省する姿もない。ボクテの「鈴愛ちゃんは自分が場の中心になるとDNAレベルで嬉しくなっちゃう」という台詞に象徴されるように、朝ドラ随一の「周りが見えていないヒロイン」として描かれる。神の分身ヒロインとしての人物造形が実に見事だ。翻って、神が自己投影した登場人物以外の脇役たちは「どんな趣味で休日に何をして過ごしているのか」などまったく想像できないほど「描き込み」がない。ぼかした背景画のようにひたすらヒロインを引き立て、ヒロインの今後に好都合な台詞を吐いてふわっと去っていく。本来脇役に課されるはずである第三者の目、つまりツッコミが不在なのだ。「私」と「私を守り崇めてくれるあなた」だけの世界を描く作劇は、作者自身の社会観と強く結びついている点も含め、奇警である。

 本作は時代考証の“ファジーさ”で有名だが、神はのたまう、《思い出せないことは、書けない》《仕方ないんだよ》と。「なつかしネタ」の情報ソースは神の記憶とTwitterの民からのタレコミのみ。さすがは全知全能の神である。下々の者の営みの記録である「史実」など調べる必要はないのだ。

 神のツイートから窺い知れる「語弊? 知るかよ」の精神、バブル型スノビズムと軽やかな足取りで地雷を踏み抜く作法は、そのままドラマの台詞に表出している。2010年代も終盤に差しかかった今日、権威主義、容姿至上主義、マイノリティへの差別・偏見がたっぷり盛り込まれた台詞を「トレンディ霊力」でふんわり押し切るという作家性は唯一無二といえよう。ポエティックな台詞回しも持ち味のひとつで、「鈴愛の口は羽より軽い」「あの出会いは宝石のように輝いていました」「その性根は腐っていました」などの、フットボールアワー後藤なら「ようこれ世に出したな。陶芸家なら割るやつやで」とツッコむであろう推敲なし……あ、いや、ライヴ感あふれる台詞で楽しませてくれる。さらに、「どちゃくそ」「〜的にあり/なし」など周回遅れの若者スラングを時代背景に関係なく「使いたいから使う」というあたりも「オカンアート」のデコパージュに突如STUSSYのロゴ入れちゃいました的な目新しさがある。

 こうした脚本における神の奔放さ、チェック機能とコントロールの無効ぶりをみるに、NHKは本作に限って特例的にコンプライアンスを取っ払ったのではないか、とさえ思えてくる。現に制作スタッフは、豊川悦司、原田知世をはじめ過去の北川作品出演者を脇に起用し、神の母校である岐阜県立加茂高等学校でロケを敢行し、神が個人的にヒロイン役の永野芽郁にプレゼントしたカエル柄のワンピースをストーリーに押し入れることを容認し、神が大ファンだという中村雅俊を鈴愛の祖父役に据え必然性なく劇中で歌わせるなど、神を喜ばせるために奔走した。これはもはやNHKさん、「接待」ではありませんか? いやはや、天下のNHKをも意のままに操る神の「トレンディ霊力」に畏怖の念を禁じ得ない。

 《褒めて!讃えて!》《いい?!あなたは私を肯定するためにいる!》――今日も神はTwitterで「称賛」という名の供物を求めお叫びになる。民はひれ伏し、受信料を払い、56歳にして“少女のような感性”を持った神の大掛かりな「リカちゃん遊び」を毎日視聴し、「神からの引用RT」という尊き授かり物にあやかるために感想ツイートを投稿し続けるのだ。とにかく我々は今、希有な視聴体験をしている。これは間違いない。

※文中《 》内は北川悦吏子氏のツイートから引用。省略以外は原文ママ。

佃野デボラ(つくだの・でぼら)
ライター。くだらないこと、バカバカしい事象とがっぷり四つに組み、掘り下げ、雑誌やWebに執筆。生涯帰宅部。

『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』北川悦吏子氏の脚本は「不安」!? “朝ドラ大炎上”から繙く革命的な表現手法

 本日1月13日午後10時より、連続ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系、以下『ウチカレ』)の放送がスタート。女優・菅野美穂が主演を務め、浜辺美波、沢村一樹、岡田健史ら、豪華な共演者が名を連ねている。

 恋愛小説家のシングルマザー・水無瀬碧(菅野)が、恋愛をしないオタクの娘・空(浜辺)とともに、親子で新たな恋に踏み出す「エキサイティングラブストーリー」と銘打つ本作。昨年10月に情報が解禁されると、約4年ぶりに連続ドラマ主演を務める菅野に期待が寄せられる一方、ネット上では「内容が時代遅れ」といった声が上がり、脚本を担当する北川悦吏子氏に対して「不安」だと訴える人も続出した。

 90年代に大ヒットドラマを多数世に送り出した北川氏だが、2018年にNHK連続テレビ小説『半分、青い。』の脚本を務めた際、自身のTwitterアカウントで作品の解説や感想を意欲的に投稿したことで、たびたび炎上。これにより世間から大きな注目を集め、結果的に作品への感心が高まったのも事実であり、『ウチカレ』でも同様の動きが起こる可能性はあるだろう。

 サイゾーウーマンでは『半分、青い。』の放送中、芸能ウォッチャー・佃野デボラ氏の記事にて、炎上の発端となった北川氏のツイートを振り返りつつ、彼女の“革命的”な表現手法を掘り下げていた。北川氏が発明した「新しい」ドラマの楽しみ方を再確認すべく、『ウチカレ』スタートの前にあらためて同記事を掲載する。
(編集部)


(初出:2018年6月13日)

朝ドラ『半分、青い。』脚本家・北川悦吏子の“革命的な表現手法”“トレンディ霊力”をホメゴロス

テレビ・芸能ウォッチャー界のはみ出し者、佃野デボラが「下から目線」であらゆる「人」「もの」「こと」をホメゴロシます。

【今回のホメゴロシ!】Twitterと同時進行で楽しむ“神”朝ドラ『半分、青い。』が革命的な理由

 現在放送中のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』がすごいことになっている。『愛していると言ってくれ』(TBS系)『ロングバケーション』(フジテレビ系)など、90年代に数々のヒット作を生み出し「恋愛の神様」の異名をとる北川悦吏子(以降「神」と呼ぶ)が脚本を手がける本作は、神自らNHKに企画を持ち込み3年の歳月をかけて成就させたという。「朝ドラに革命を起こした」と神自身が言い切るだけあって、このドラマ、かなり“革命的”だ。4つの革命ポイントをみていこう。

4本立てのメディアミックスが革命的

 放送開始の1年以上前から、独自の制作スタイルが耳目を集めていた。神がTwitterでドラマ内に取り込むネタを募集し、「ドアが3枚以上ある車ではモテない」や、漫画家を目指すヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の相手役である律(佐藤健)の飼っているペットの種類(亀)とその名前「フランソワ」、漫画アシスタントの同僚・誠(志尊淳)の愛称「ボクテ」など、一般視聴者から寄せられた数多のネタがそのままの形で劇中に反映されたのだ。この軽やかさと大胆さ。さすがは一時代を築いたインフルエンサーである。

 神の“お示し”であり、民との交わりの場であるTwitterは、うつろいやすい神のお気持ちを著したポエムをはじめ、脚本の進捗、制作中の愚痴、熱い自画自賛などのツイートが頻繁に更新されており、ドラマのサブテキストとして必読だ。放送直後に《あれ、今後のストーリーの伏線にもなって来ます》と、わざわざ伏線のありかを教えてくださったり、行間を読んだ視聴者の感想ツイに神自ら「そうじゃない」と訂正されたり、批判的な意見を述べる視聴者に「嫌なら観ないでいい」と忠告されることもある。こうした「脚本家による視聴者との距離の取り方」も非常に革新的である。

 また、台本に書いた台詞がカットされたことに大層おキレになり《みんな!オンエアが完璧なものとは思わないで!》《やさしく脳内補完を、お願いします》という“お触れツイート”を投下されたこともあった(現在は削除済み)。さらにその後続けざまに《カットされたセリフやシーンが蘇ります。 半分、青い。 上 [楽天]》と、ノベライズ版の宣伝を差しこむあたりの商魂もたくましい。

 つまり『半分、青い。』とは
・ドラマ本編
・Twitterでの神による補足説明
・ノベライズ版(上下巻)
・視聴者による「やさしい脳内補完」
の4点セットで初めて完結する、まったく新しいタイプのメディアミックス朝ドラなのだ。あの『パ★テ★オ』も『赤い糸』(ともにフジテレビ系)もなし得なかった4本立てである。これは斬新というほかない。

 神は、シーンと台詞ありきで後から背景を書き足す作風で知られる。「恋愛の神様」が描く「北川世界」において最も重要なのは「きゅんきゅんシーン」と「萌える台詞」であり、そこに至る背景や物語は二の次。『半分、青い。』はその集大成といえる仕上がりで、「Why」や「How」の過程は映像で描かず、台詞かナレーションで「こういう設定だから。そういうことでよろしく」と唐突に説明される。この手法もまた2018年の今、5周ぐらい回って新しいといえるのかもしれない。

 本作では鈴愛の亡き祖母・廉子(風吹ジュン)による「空から降るナレーション」が登場人物たちの心の動きや、すでに映像上に存在する情報をわざわざ説明・反復してくれるのがお約束となっている。これは視聴者の理解力を小学校低学年程度に想定している神の“親切心”。つまり廉子のナレーションは作り手である神自身の声なのだ。「この台詞ときめくでしょ?」「今から面白いことを言いますよ。どう? 面白いでしょう?」と、本来はBDやDVDを購入しなければ聴けない、脚本家によるオーディオコメンタリーをOAで聴けてしまうというお得感。これも神のサービス精神の成せる業だ。

 《コメディが得意です》と公言するだけあって、神は笑いのセンスにかなり自信をお持ちのようだ。鈴愛の初デートを描いたエピソードについて《とにかく笑えます!(実は笑うのが好きなんです。泣かせるよりも)》とツイートで予告、自らハードルを上げるというストイックさをお見せになった。そのうえで放送された第3週「恋したい!」は、通学途中に出会った小林(森優作)の落としたカセットテープを拾った鈴愛が、小林のルックスを「微妙」と見下すにはじまり、初デートで突如飛び出した鈴愛の「拷問機具オタクの蘊蓄」で小林をドン引きさせ大失敗に終わるというあらまし。凡人の筆者にはどこで笑ったらいいのかわからなかったが、Twitterには「朝から超笑った〜」「鈴愛の天真爛漫さが最高www」などの声が上がった。 

 また、神が《渾身の一打や》となぜか突然、現役時代の清原のような口調で激推しした、廉子による「もうイントロ始まる? 星野源が歌いはじめる〜?」といういわゆる「メタナレ」もあり、『あまちゃん』(13年)におけるカーブやスライダーを自在に操るようなメタ技法とは趣を異にする“直球”の手法が話題を呼んだ。おそらく神のコメディセンスはイルカの超音波やモスキート音のように、聴こえる人にしか聴こえない“高次元”のものなのだろう。

 《もはや、ツイッターなくしては、ホン(脚本)が書けなくなってるな》《どうしたら脚本家になれますか、とかどういうお仕事ですかってお手紙をもらうけれど、私が書きながらつぶやくことを読んでもらえれば、それは一番いい答えになってるかもしれない》という神のツイートが物語るように、神・ドラマ・ツイートは三位一体であり、フラクタル(自己相似)の構図をなしている。ドラマは神に似て、神はドラマに似ている。ツイートは神を表し、ツイートはドラマを表している。 

 なるほど神はインタビューで『半分、青い。』について「自分の人生をもう一度生き直すようなつもりで書いている」と語り、ヒロイン・鈴愛の左耳失聴と、鈴愛の母・晴(松雪泰子)が「腎臓の持病で子供は諦めかけたが運良く授かった」という設定は、自らの境遇と同じにしている。《私の人生は、ずっと律を探す旅だった》とのことで、いつでも鈴愛を助けてくれる“ナイト”の律は神が深層心理で求め続けた存在。鈴愛の師匠である秋風羽織(豊川悦司)の「漫画の神様に愛された」天才性は神の自己評価の表れといえる。つまり『半分、青い。』は、神が登場人物たちに自己投影した新手の“自伝”であり、北川悦吏子の北川悦吏子による北川悦吏子のためのドラマなのだ。

 鈴愛は自分の要求を通すために師匠の秋風を「原稿を窓から捨てるぞ」「セクハラされたと吹聴して陥れてやるぞ」と恫喝したり、土下座する秋風の姿を写真に収めてキャッキャするような性質だが、誰からも叱られず、内省する姿もない。ボクテの「鈴愛ちゃんは自分が場の中心になるとDNAレベルで嬉しくなっちゃう」という台詞に象徴されるように、朝ドラ随一の「周りが見えていないヒロイン」として描かれる。神の分身ヒロインとしての人物造形が実に見事だ。翻って、神が自己投影した登場人物以外の脇役たちは「どんな趣味で休日に何をして過ごしているのか」などまったく想像できないほど「描き込み」がない。ぼかした背景画のようにひたすらヒロインを引き立て、ヒロインの今後に好都合な台詞を吐いてふわっと去っていく。本来脇役に課されるはずである第三者の目、つまりツッコミが不在なのだ。「私」と「私を守り崇めてくれるあなた」だけの世界を描く作劇は、作者自身の社会観と強く結びついている点も含め、奇警である。

 本作は時代考証の“ファジーさ”で有名だが、神はのたまう、《思い出せないことは、書けない》《仕方ないんだよ》と。「なつかしネタ」の情報ソースは神の記憶とTwitterの民からのタレコミのみ。さすがは全知全能の神である。下々の者の営みの記録である「史実」など調べる必要はないのだ。

 神のツイートから窺い知れる「語弊? 知るかよ」の精神、バブル型スノビズムと軽やかな足取りで地雷を踏み抜く作法は、そのままドラマの台詞に表出している。2010年代も終盤に差しかかった今日、権威主義、容姿至上主義、マイノリティへの差別・偏見がたっぷり盛り込まれた台詞を「トレンディ霊力」でふんわり押し切るという作家性は唯一無二といえよう。ポエティックな台詞回しも持ち味のひとつで、「鈴愛の口は羽より軽い」「あの出会いは宝石のように輝いていました」「その性根は腐っていました」などの、フットボールアワー後藤なら「ようこれ世に出したな。陶芸家なら割るやつやで」とツッコむであろう推敲なし……あ、いや、ライヴ感あふれる台詞で楽しませてくれる。さらに、「どちゃくそ」「〜的にあり/なし」など周回遅れの若者スラングを時代背景に関係なく「使いたいから使う」というあたりも「オカンアート」のデコパージュに突如STUSSYのロゴ入れちゃいました的な目新しさがある。

 こうした脚本における神の奔放さ、チェック機能とコントロールの無効ぶりをみるに、NHKは本作に限って特例的にコンプライアンスを取っ払ったのではないか、とさえ思えてくる。現に制作スタッフは、豊川悦司、原田知世をはじめ過去の北川作品出演者を脇に起用し、神の母校である岐阜県立加茂高等学校でロケを敢行し、神が個人的にヒロイン役の永野芽郁にプレゼントしたカエル柄のワンピースをストーリーに押し入れることを容認し、神が大ファンだという中村雅俊を鈴愛の祖父役に据え必然性なく劇中で歌わせるなど、神を喜ばせるために奔走した。これはもはやNHKさん、「接待」ではありませんか? いやはや、天下のNHKをも意のままに操る神の「トレンディ霊力」に畏怖の念を禁じ得ない。

 《褒めて!讃えて!》《いい?!あなたは私を肯定するためにいる!》――今日も神はTwitterで「称賛」という名の供物を求めお叫びになる。民はひれ伏し、受信料を払い、56歳にして“少女のような感性”を持った神の大掛かりな「リカちゃん遊び」を毎日視聴し、「神からの引用RT」という尊き授かり物にあやかるために感想ツイートを投稿し続けるのだ。とにかく我々は今、希有な視聴体験をしている。これは間違いない。

※文中《 》内は北川悦吏子氏のツイートから引用。省略以外は原文ママ。

佃野デボラ(つくだの・でぼら)
ライター。くだらないこと、バカバカしい事象とがっぷり四つに組み、掘り下げ、雑誌やWebに執筆。生涯帰宅部。

買い物狂い、アップル新年セールの「1万2,000円値引き」の誘惑に敗北! 不要なiPad Proを売った利益が一瞬で無駄に


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 正月も終わり、いつもの生活に戻りましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 新年早々、私は性懲りもなく散財をしてしまい、マジでガチで体調が悪いです。「今後の支払い……月50もあれば大丈夫かしら……」と頭を抱えながら電卓を打っているうちに吐き気がしてきて、仕事をしなくちゃならないというのにグロッキーでフラフラしているんです。ええ、「あんた、馬鹿よ」って笑ってちょうだい……。

 事の発端は昨年12月の頭。「N子! あんたの部屋、どうにかしなさいよ!! 年末までにちゃんと片付けなきゃ出て行ってもらうから!!」と母に言われた私は、「全部捨てりゃあいいんだろ、捨てりゃあ!」と半ギレしながら大掃除を決行しました。「なぜ買ったのかわからないもの・使っていないものは捨てる」というマイルールのもと、ボンボン物を捨てた結果……、買ったばかりのコンパクトDVDプレイヤーの蓋を捨て(よくわかんないけど要らないだろと思った)、iPad用のアップルペンシルも捨て(使わないから要らないだろと思った)、だいぶ部屋がスッキリして、満足していたのです。

 それから時は過ぎ、年末……。今年度の仕事が終わった私は、マイステディ・たくちゃんの家のベッドでのんびりとスマホをいじっていました。と、そのときです。ふいに横でスマホをいじっていた彼が言いました。

「アップルの新年セール、今年もやるんだね」

 ふぁ? アップルの新年セール? その瞬間、たった今の今までiPadが欲しいなどと思ったこともなかったのに、急に興味を覚えたのはいつものこと。私はのそのそと起き上がり、スマホをチェックしました。すると、iPad Proを買った場合、1万2,000円のギフトカード分が値引きされるということがわかりました……! ふぬぬぬぬ……! 欲しい……かも。とはいえ、私、iPad Proをすでに持っていたんですよ。使いもしないiPad Pro。ペンシルもキーボードも気合を入れて純正品を買ったのに、ちょっと使ったらすぐに飽きて、それからぶん投げて埃をかぶったiPadPro……。

 待てよ、N子。さすがに待て。私は心の中で自分に言い聞かせました。一度買って意味なかったものを、また買うってただのバカでしょうが。いい加減、散財をするのをやめて返済するって決めたじゃないか!!  私はそれもそうだよな、と思い直し、ゴロゴロしながら彼氏に聞きました。

私「たくちゃんはなにか買うのー?」
彼「んー、買わないかなあ。お絵描きはしてみたいけどね」

 ん……? お絵描き? それって、私のiPad Proでできるやつじゃないの?

私「じゃあさ、私がiPad Pro売るって言ったら買う?」
彼「買う!! いくら?」

 彼のあまりの即答に、私はビビりました。え……家の中で埃をかぶってる、あれを欲しがる人がいるのか……? でも待てよ。あれだって元を正せば、由緒正しきアップルの純正品であり、当時は一番高かったのよね? 全然使ってないから性能だってあんまり落ちてないだろうし……。

私「3万円だとうれしいけど……2万円でもいいよ」
彼「やったー!! 買う!! 3万円ね!!」

 私はその彼のあまりの喜びように、急に自分が今結んだ契約はすごくいい条件だったのか……? と思い直しました。そ、そうなのか……! みんなiPad Proが欲しくてほしくて仕方ないのか……!? あたいはとてももったいないことをしたのか……!?

 確かに、iPad Proなら雑誌だって大画面で見られるし、ハッ! そうだ、デュアルモニター的な雰囲気で仕事にも役立てるかもしれない! そして絵だって毎日書いて上達するかもしれないんだ!! 私の中で次々にクリエイティブなアイディア・展望が広がっていきました。

 先ほど、つるーっと文章を読んだ方のために、もう一度言いましょう。千葉N子という女は、iPad Proを買い、ペンシルもキーボードも気合を入れて純正品を買ったのに、ちょっと使ったらすぐに飽きて、それからぶん投げて長期間まったく使わなかった女なんですよ……。

 嗚呼、それなのにそれなのに。アップルのかっちょいいページを見ては、「12.9インチならきっと使う!!」と鼻息荒く頷き、「この進化したアップルペンシルならきっと絵を描くぞ!!」と納得し、「キーボードも純正を買って、ドックとして使おう!」と意気込むと、速攻カードを切るという暴挙に出たのです。

 しかも48回払いで買う気満々だったのに、初売りセールでは認められないと聞き、吐きそうになりながらカードを切ったよ……。もう後には引けねえって思ったんだ……。すべての買い物を終えた時、あたしゃ思いましたね。「これはいよいよやべえぞ」と。

 大体、12月に200万円ほど散財したあたりから(詳しくは後日)、私の心臓は常にドキドキしており、「ちゃんと今月も返せるんでしょうね!?」という強迫観念めいたものが渦巻いているのです。それなのに、ここにきて新たに16万円。マジで馬鹿すぎてあたしゃ自分が情けないよ……。こうなったら、絶対に絶対に絶対に、iPad Proを擦り切れるまで使う!! 使ってやるんだからあ!!!!

 そして、私がアップルペンシルを捨ててしまったばっかりに、新たに買う羽目になってしまったマイステディにこの場を借りてお詫び申し上げます。ごめんよ!!!!

上白石萌音主演『ボス恋』、「『プラダを着た悪魔』にしか見えない」「モロパクリ」と物議! 初回11.4%の好発進も“パクリ疑惑”で暗雲か

 上白石萌音が主演を務める連続ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系、以下『ボス恋』)が、1月12日にスタート。平均視聴率11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、まずまずの滑り出しとなったが、ネット上ではある作品との類似点を指摘する声が上がり、「パクリではないか?」と物議を醸している。

 同ドラマは、ファッション雑誌編集部を舞台に、田舎町で育った平凡な主人公・鈴木奈未(上白石)が仕事や恋に悪戦苦闘しながら成長していく姿を描いた、お仕事&ラブコメディ。初回では、片思いしていた幼なじみを追いかけようと、東京にある音羽堂出版の備品管理部の採用試験を受けた奈未が、なぜか新設されたファッション雑誌「MIYAVI」編集部に配属され、超ドSな鬼編集長・宝来麗子(菜々緒)の雑用係を任されることに。一方で、ひょんなことから出会った子犬系イケメン御曹司のカメラマン・潤之助(Kis-My-Ft2・玉森裕太)から「ニセ彼女になってほしい」とお願いされ、聞き入れるが、実は潤之助の姉が麗子だと発覚する――という展開になっていた。

「ネット上では、主人公がファッションに疎い』『舞台がファッション雑誌の編集部で超ドSな編集長がいるといった設定が、2006年公開のアン・ハサウェイ主演映画『プラダを着た悪魔』にそっくりだと、ドラマ放送前から話題を呼んでいました。この映画は、ファッションに興味がないジャーナリスト志望の主人公・アンドレアが、ファッション雑誌『RUNWAY』のカリスマ鬼編集長・ミランダのアシスタント兼雑用係に採用され、仕事を通して成長する様を描いたお仕事ムービー。『ボス恋』は、脚本家・田辺茂範氏によるオリジナル作品となっていますが、あまりに設定が被っているため『「プラダを着た悪魔」にしか見えない』『モロパクリだよね』との指摘が相次いでいます」(芸能ライター)

 しかし、視聴者の間で物議を醸しているのは、設定だけではない。

「『MIYAVI』編集部に配属された奈未が、編集長である麗の出社に合わせてコーヒーを買いに行ったり、頼まれた洋服を受け取ったりするシーンも映画に酷似していて、『ただのパクリじゃん。オマージュってレベルじゃない』『これで原作ナシのオリジナル扱いはちょっと厳しくない?』『大好きな映画だから、ちょっと複雑』との苦言が続出。また、なだぎ武が演じている副編集長・半田進が、『プラダを着た悪魔』でミランダの右腕として登場するアートディレクター・ナイジェルと役柄が似ているとの声も多く、『ナイジェルみたいなのまでいるし、朝イチでコーヒーとか買ってるし、和製プラダを着た悪魔かよ』『これのどこがオリジナルストーリーなの?』『オリジナルじゃなくてリメークかオマージュって言ったほうが潔いと思う』と苦笑されています」(同)

 上白石と佐藤健が共演し、2人の恋愛模様が話題になった昨年放送の連続ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(同)のスタッフが再集結していることでも世間の関心を集めていた『ボス恋』だが、悪い意味で注目を浴びる結果になってしまったようだ。とはいえ、初回視聴率では『恋つづ』の9.9%を上回っており、「既視感は否めないけど、面白かった」という声も多いだけに、これからの展開に期待したい。

AKB48グループで大規模リストラがスタート 苦境に立つエンタメ業界

 AKB48グループが海外で最初に立ち上げた姉妹グループJKT48が大規模の人員整理を行うと発表し、AKB48をはじめとしたグループのファンは戦々恐々としている。

 JKT48は2011年にデビューしたインドネシアのジャカルタを拠点に活動するグループだ。すでに10年近く活動し現地で人気を博してきたが、新型コロナウイルス流行の影響は深刻であったようだ。

 発表によると、JKT48は解散を防ぐためにメンバーとスタッフの数を減らす大規模な組織改革を断行せざるを得ない状況。メンバーの卒業イベントは2月末に開催するそうだ。

 JKT48のスペシャルアドバイザーを務めている湯浅洋氏(元SKE48・AKB48劇場支配人)は1月11日、<コロナ禍、JKT48を継続する為には決断しなければなりませんでした><今までの、あたり前の事があたり前に出来なくなる事が、こんなに辛いとは。一日一日を大切にして行こうと思います>とツイートし、悔しさを滲ませた。

 JKT48が大規模な人員整理を行わざるを得なくなった理由は、コンサートや握手会などのイベントを行えないことに起因する経営悪化だ。ファンとの交流はオンラインイベントで代替しているものの、それではビジネス上の損失を補填できなかったという。

 これを受けてネット上ではAKB48グループのファンから「明日は我が身」「この状況は日本の48も同じ」「AKB48劇場は維持できるのだろうか?」と、危惧する声が出ている。

 確かにこれがAKB48ら日本国内のグループにも共通する問題であることは間違いない。AKB48のシングルリリースは2020年3月に発売した「失恋、ありがとう」以降途絶えており、2021年1月12日現在にいたっても新譜情報は出ていない。約15年におよぶAKB48の歴史において、ここまでリリースの空白期間が続くのは初めてのことだ。

 ファンの間では「2011年リリースの『桜の木になろう』から38作連続で続くミリオン記録を途絶えさせたくないから、新曲を出せないのではないか?」と見る向きが強い。他の姉妹グループはコロナ禍以降もリリースを続けているが、握手会をオンラインでのイベントに切り替えたところセールスが大きく落ちた例もある。こうしたデータもまったくの無関係ではないだろう。

 コロナ禍で大規模なコンサートがなくなって久しい。AKB48は1月22日〜24日にかけてTOKYO DOME CITY HALLで久しぶりにコンサートを行う予定だったが、緊急事態宣言の発令を受けて全7公演すべて中止となっている。AKB48劇場での公演も当面の間は開催を見合わせることになった。

 コロナ禍の収束見通しはまったく立たず、エンターテインメント業界は苦境にあえいでいる。安室奈美恵や浜崎あゆみなどを擁し、1990年代〜2000年代にかけて隆盛を誇った音楽業界大手のエイベックスでさえ非常に厳しい状況に追いやられ、100名程度の希望退職者を募集したうえ、南青山の自社ビルを売却することになった。

 興業が打てず、接触イベントも難しい。当面はこの状況が続くと見られる中、これまでとは異なる“稼ぎ方”を見出した企業が勝ち組となるだろう。

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西野亮廣、オンラインサロン会員を「食い物にしてる」!? 『えんとつ町のプペル』めぐり「信者ビジネス」の指摘

 昨年12月25日から公開中のアニメ映画『えんとつ町のプペル』の原作者で、製作総指揮・脚本も務めているキングコング・西野亮廣が、自身のオンラインサロン会員向けに「胡散臭いビジネスを展開しているのではないか」と、ネット上で物議を醸している。

「2016年に幻冬舎から出版した絵本版が累計発行部数50万部を超えるベストセラーとなった『えんとつ町のプペル』は、ゴミ人間・プペルと、えんとつ掃除屋・ルビッチの冒険を描いた物語。20年1月の舞台化を経て、同12月に公開したアニメ映画では、プペル役に窪田正孝、ルビッチ役には芦田愛菜が声優として起用されています」(芸能ライター)

 そんな映画『えんとつ町のプペル』の“生みの親”である西野は、16年からオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」を開設、運営しているが……。

「ネット上では現在、ある一般男性が、情報発信サービス『note』につづった記事が注目を集めています。記事によると、この男性は西野のサロン会員らしく、映画『えんとつ町のプペル』の“シナリオ台本&前売りチケット”を原価で仕入れ、販売できる権利を手に入れたそう。『80セットで23.6万円』と高額ながら、値段を上げて売れば利益も出るということで、『普通に売れる』と思って購入したといいます」(同)

 しかし、男性は結局“売るのは難しい”と痛感し、自分で映画を80回見るという方向に切り替えたようだ。

「この男性の投稿が話題を呼ぶと、ネット上では『西野のオンラインサロンで一般人が食い物にされてる』『西野的にはチケットがはけて金も入るけど、うまい話に乗っかったサロンメンバーは損でしかないな』『西野はノーダメージだからモヤモヤする』『これはまさに信者ビジネス』といった西野への批判が飛び交うようになりました」(同)

 ちなみに、映画『えんとつ町のプペル』は、公開初週末の映画ランキング(興行通信社による全国動員集計)で4位に入り、2週目で3位に上昇。3週目で再び4位となったが、トップ10上位をキープし続けている。

「一方で西野は、先月22日深夜放送の『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』(テレビ東京系)に出演した際、映画には莫大な製作費がかかっていることから『100万人動員しても赤字』と公言していました。関係者によると、すでに90万人は突破したようですが、今回の“炎上”がどう影響するか……」(テレビ局関係者)

 これまで炎上を物ともしてこなかった西野だが、オンラインサロン批判をどう見ているのか。

キッコーマン公式レシピ【餅の肉巻き】、うますぎて感無量! 和食派の夫も「おいしい!」太鼓判で超絶おすすめ

料理がまったくできない主婦の私。料理は夫担当になっていますが、子どもが大きくなるにつれ、私も作らなアカンときに見舞われるように。まずはSNSで人気の簡単レシピから料理にチャレンジ!

今日のレシピ:【餅の肉巻き】キッコーマン

 餅の大量消費レシピで「うまくて簡単」なものを探していたら、キッコーマン公式サイトの「ホームクッキングレシピ」にうまそうなものを発見。挑戦してみたところ、「皆さんこれ絶対作って〜!」と声を大にして言いたいくらいおいしかったので超絶おすすめしたい。和風だしに餅と大葉の組み合わせで、完全に味は「和」。食べた瞬間に「これまた絶対作りたい」と本音がポロリするほどのうまさだった。

 しかし料理ベタな主婦には作る工程が少々大変だったので、その過程もレポしていきます。

 材料はこちら。

・切り餅(2個) 100g
・豚バラ肉(薄切り・しゃぶしゃぶ用) 200g
・青じそ8枚
・キッコーマン濃いだし本つゆ 大さじ4
・青ねぎ(小口切り) 適宜
・青じそ(飾り用) 適宜

 料理手順はこちら。

1)切り餅は十字に4つ切りにする。
2)豚肉1枚を縦に広げて置き、青じそ1枚、1)の1切れを縦向きにのせて手前からきつめに巻く。さらに豚肉1枚を縦に広げて置き、巻いた肉巻き餅の長い面を横向きにのせて手前から巻き、餅全体を覆う(※餅が加熱中に出てこないよう、しっかり巻くのがコツ)。
3)耐熱ボウルに本つゆ、水120mlを入れ、2)の巻き終わりを下にして並べる。ラップをふんわりとかけて電子レンジ(600W)で3分加熱する。肉巻きを裏返して再度ラップをかけ、さらに1分程加熱し、火を通す。
4)食べやすい大きさに切って器に盛り、好みで青ねぎをちらし、青じそを添える。

(レシピはキッコーマン公式サイトより引用)

 実際に作ってみましょう!

 材料を揃えました。「肉巻き」とは豚バラだったんですね。切り餅と大葉、小ねぎとキッコーマンの「濃いだし本つゆ」で準備完了です。この後、切り餅を4つにカットしました。

 「豚肉1枚を縦に広げて置き、青じそ1枚、(1)の1切れを縦向きにのせて手前からきつめに巻く」の説明が何回読んでも理解できなかったので、4分の1に小さくカットした切り餅に大葉を巻いて、豚肉を横にくるくるっと巻き、さらに縦に巻こうとしています。

 豚バラで「餅全体を覆う(※餅が加熱中に出てこないよう、しっかり巻くのがコツ)」と書かれていたので、多分これでOKなはず……。少し空いた隙間から餅が出てこないことを願いました。

 豚肉の巻き終わりを下にして並べ、耐熱タッパーに「キッコーマン濃いだし本つゆ 大さじ4」と、水120mlを入れ、ラップをふんわりとかけて電子レンジで600W、3分加熱する。

 さらに肉巻きを裏返して再度ラップをかけ、さらに1分程加熱します。裏返す工程は、豚肉が剥がれないように慎重になりました。

 レンチンだけのレシピですが、途中で餅が膨らんで豚バラからはみ出ないか、レンジからピタッと離れずに手を望遠鏡のようにして監視する時間は結構、大変でした。

 完成しました!

 途中で豚バラが剥がれそうになったりしましたが、見た目も成功なのではないでしょうか!? 早速食べてみましょう!

 ……これは餅の食感か!? いや、豚の食感なのか? とにかく豚と餅の甘みとモチモチした食感がめちゃくちゃおいしい。さらに、大葉も結構主張してきて爽やか。そして豚肉のジューシさが食欲を刺激して箸が進む〜!

 さすがキッコーマンさんの公式レシピだけあって、キッコーマンの出汁とうまくマッチしている。感無量だ。昭和の味が少しするものの、組み合わせた材料の相性が良く、全ての素材の味に無駄がない。子どもはもちろん、年配の方も好むような優しい味がうますぎる。餅も一気に大量消費できるので、おすすめです!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★☆☆☆(巻く工程やひっくり返す工程は結構難しかった)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(和食派の旦那からも「おいしい!」と言ってもらえた!)

NEWS・小山慶一郎、大みそかの「貴重な体験」明かす! 「母親と2人でやった」コトとは?

 NEWS・小山慶一郎がパーソナリティを務めるラジオ『KちゃんNEWS』(文化放送)が1月12日深夜に放送され、大みそかの過ごし方について語った。

 毎年大みそかは東京ドームで『ジャニーズカウントダウンライブ』が行われ、テレビでも生中継されているが、昨年は新型コロナウイルスの影響でライブが中止に。そのため、今回は都内の各所でグループが歌う様子が生中継され、一部のグループは事前収録での参加となった。

 NEWSは事前収録だったため、大みそかはお休み。小山は「本当に何年ぶり……何十年かぶりに家にいて過ごすことをした」と、かなり久しぶりに自宅で年越しを迎えたという。生放送された『ジャニーズカウントダウン20202021~東京の街から歌でつながる生放送~』(フジテレビ系)は録画をして後から見たようで、「こういう(自宅で大みそかを過ごせる)時って、今後なかなかないかもしれないから、なんか静かに迎えるってのもアリかなと思って。母親と2人で『5・4・3・2・1、あけましておめでとうございます』というのをやった」と、新年を迎えた瞬間を明かした。

 さらに、母親が作った年越しそばを食べたという小山。「年越しそばって『年を越す前に食べるんじゃないっけ?』」と話しながら、年が明けてからそばとケーキを食べてゆっくり過ごしたという。「家族と向き合う時間をお正月にとれたのは、ほんと久々だったから貴重な体験となりました」と、価値ある時間となったようだ。

 また、今年は多くの地域で成人式の式典が中止になったが、リスナーからも「人生で一度きりの成人式がなくなってしまったことがすごく悔しいです」「全国に同じような状況の人が多いと思うので、何かメッセージをもらえたらうれしいです」とのメッセージが届いた。

 これに小山は、「逆にこういう経験をして成人の日を迎えた人って、後にも先にもいないからね」と言い、「だから、10年後20年後とかに子どもができたり周りの人とかに、『ちょうどあのときね……』って(話をしたり)、もしかしたら自分の子どもが生まれたときに自分の分まで盛大にやってあげられる気もする」とコメント。「悲しい思いをすると思うけど、何かちょっとでもプラスに考えられることがあれば、考えてほしいな」とエールを送った。

 そのうえで、「この時期に写真に撮っておさめるのはタブーなの?」と確認をとりつつ、「悔しい思いをしてる方がいたら、写真屋さんで写真を撮ってもいいと思うし、行かなかったとしても家族で着て写真を撮ってもいいと思う」と提案。そして、「悔しいと思うけどね」と成人式に行けなかった人たちの心情を汲み取りつつ、「今はなんとか協力していきましょう。何はともあれ、(成人)おめでとうございます」とメッセージを送っていた。

 この放送に、ファンからは「NEWSのみんなが家でゆっくりできたなら、ジャニーズカウントダウンが収録なのもたまにはいいね」「小山さんはお母さんとゆっくり年越せてよかったね」「ママと過ごした慶ちゃん、それも親孝行だね! ほんと貴重なカウントダウンになったんだね!」などの声が集まっていた。

NEWS・小山慶一郎、大みそかの「貴重な体験」明かす! 「母親と2人でやった」コトとは?

 NEWS・小山慶一郎がパーソナリティを務めるラジオ『KちゃんNEWS』(文化放送)が1月12日深夜に放送され、大みそかの過ごし方について語った。

 毎年大みそかは東京ドームで『ジャニーズカウントダウンライブ』が行われ、テレビでも生中継されているが、昨年は新型コロナウイルスの影響でライブが中止に。そのため、今回は都内の各所でグループが歌う様子が生中継され、一部のグループは事前収録での参加となった。

 NEWSは事前収録だったため、大みそかはお休み。小山は「本当に何年ぶり……何十年かぶりに家にいて過ごすことをした」と、かなり久しぶりに自宅で年越しを迎えたという。生放送された『ジャニーズカウントダウン20202021~東京の街から歌でつながる生放送~』(フジテレビ系)は録画をして後から見たようで、「こういう(自宅で大みそかを過ごせる)時って、今後なかなかないかもしれないから、なんか静かに迎えるってのもアリかなと思って。母親と2人で『5・4・3・2・1、あけましておめでとうございます』というのをやった」と、新年を迎えた瞬間を明かした。

 さらに、母親が作った年越しそばを食べたという小山。「年越しそばって『年を越す前に食べるんじゃないっけ?』」と話しながら、年が明けてからそばとケーキを食べてゆっくり過ごしたという。「家族と向き合う時間をお正月にとれたのは、ほんと久々だったから貴重な体験となりました」と、価値ある時間となったようだ。

 また、今年は多くの地域で成人式の式典が中止になったが、リスナーからも「人生で一度きりの成人式がなくなってしまったことがすごく悔しいです」「全国に同じような状況の人が多いと思うので、何かメッセージをもらえたらうれしいです」とのメッセージが届いた。

 これに小山は、「逆にこういう経験をして成人の日を迎えた人って、後にも先にもいないからね」と言い、「だから、10年後20年後とかに子どもができたり周りの人とかに、『ちょうどあのときね……』って(話をしたり)、もしかしたら自分の子どもが生まれたときに自分の分まで盛大にやってあげられる気もする」とコメント。「悲しい思いをすると思うけど、何かちょっとでもプラスに考えられることがあれば、考えてほしいな」とエールを送った。

 そのうえで、「この時期に写真に撮っておさめるのはタブーなの?」と確認をとりつつ、「悔しい思いをしてる方がいたら、写真屋さんで写真を撮ってもいいと思うし、行かなかったとしても家族で着て写真を撮ってもいいと思う」と提案。そして、「悔しいと思うけどね」と成人式に行けなかった人たちの心情を汲み取りつつ、「今はなんとか協力していきましょう。何はともあれ、(成人)おめでとうございます」とメッセージを送っていた。

 この放送に、ファンからは「NEWSのみんなが家でゆっくりできたなら、ジャニーズカウントダウンが収録なのもたまにはいいね」「小山さんはお母さんとゆっくり年越せてよかったね」「ママと過ごした慶ちゃん、それも親孝行だね! ほんと貴重なカウントダウンになったんだね!」などの声が集まっていた。

ヘンリー王子とメーガン妃、エリザベス女王の誕生日パレードに出席か!? 「最も離れた位置に立たされるのでは?」との推測も

 昨年3月末に英王室を離脱後、英王室メンバーとは疎遠になっており、不仲説までささやかれているヘンリー王子とメーガン妃が、今年6月12日にロンドンで開催される公式行事に出席する予定だと報じられている。

 英大手紙「サンデー・タイムズ」によると、2人が出席するのは、エリザベス女王の誕生日を祝福する軍事パレード「トゥルーピング・ザ・カラー」。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、昨年は大幅に縮小され、王族としては女王のみが出席するという寂しい式典になったこともあり、多くの国民が「今年は例年のように王族メンバーがバルコニーに集結する姿を見たい」と願っている。

 ヘンリー王子とメーガン妃は高位王族として昨年3月9日に出席した「コモンウェルス・デー」の公務以来、王室メンバーとは顔を合わせておらず、実現したら1年3カ月ぶりに公の場で再会することになる。

 この報道にネットは、「離脱したのに、なんで?」と反応。昨年11月の「リメンブランス・サンデー(戦没者記念日)」の式典で、「自分からの花輪を捧げてほしい」というヘンリー王子からのリクエストを、女王が「もう王室の人間ではない」と拒否したと報じられていることから、「この出席は王室からの要望ではなさそう」「女王と最も離れた位置に立たされるのでは?」と推測する声も上がっている。

 「トゥルーピング・ザ・カラー」が開催される2日前の6月10日は、女王の夫であるエディンバラ公爵フィリップ殿下の100歳の誕生日。また、7月1日はダイアナ元妃が生きていたら60歳の誕生日を迎えていた日であり、ケンジントン宮殿のサンクンガーデンに建立されるダイアナ元妃銅像の公開日であることから、「トゥルーピング・ザ・カラー」に出席するのであれば、息子アーチーも連れて1カ月ほどイギリスに滞在するのではないかとみられている。

 公務に顔を出すと報じられたヘンリー王子とメーガン妃だが、SNSにカムバックする気はさらさらないという報道も流れている。SNSにはびこるヘイトにうんざりしたからとされており、これに対してネット上からは「投稿するたびに炎上するだろうから、賢明」と納得する声が上がっている。