吉野家・すき家・松屋、“牛すき鍋”メニュー格付け! 840円「豆乳牛鍋定食」が“一歩リード”の結果に!?

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

吉野家・すき家・松屋、期間限定“牛すき鍋”ランキング!

 いつもの牛丼チェーンで“鍋メニュー”を見つけ、「冬だな~」としみじみする……そんな季節の感じ方もありますよね。自宅だと準備や片付けが面倒な鍋も、牛丼チェーンなら1人で手軽に楽しめるのがいいところ。ということで今回は、管理栄養士の川村先生に、大手牛丼チェーン「吉野家」「すき家」「松屋」の期間限定鍋メニューを栄養面から比較し、順位をつけてもらいました。

――3店舗とも、鍋メニューは「牛すきやき鍋(牛すき鍋)」として販売されています。どんな特徴がありますか?

川村郁子先生(以下、川村) 牛丼チェーンの牛すき鍋は、甘辛い味の染み込んだ牛肉や野菜、豆腐などが入っていて、どれも1,000円以下で楽しめる“高コスパメニュー”だと思います。割りほぐした生卵と絡めて食べると、食材のうまみをより一層引き出してくれて、ごはんも進みますよね。甘辛いお肉で大盛りごはんをむしゃむしゃかき込むっ! 

 ……と言いたいところですが、どの店舗もセットメニューで900~1,100kcalくらいありますので、食べ過ぎには注意。寒い冬にポカポカ温まりながら、ゆっくりと味わいたいメニューですね。

 ただ牛丼と比べると、牛すき鍋のほうが野菜や豆腐などが入って具だくさんなので、その点は栄養価的に優れていると思います。牛すき鍋で摂取できる栄養素は、牛肉のたんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミン類、脂質、玉ねぎの食物繊維など、牛丼の具材でおなじみの食材に含まれる栄養素と、基本的には同じ。それに加え、豆腐のカルシウムやマグネシウム、白菜やニンジン、青ネギなどが入っている場合には、ビタミンCやβカロテン、食物繊維なども補えます。

 ただし、醤油と砂糖で甘辛く味付けをしていますので、糖質や塩分は多め。牛すき鍋の場合、スープを全て飲み干すことはあまりないかもしれませんが、なるべくスープは残して、カロリーや塩分を調整したほうがいいでしょう。

――ではまず、吉野家の「牛すき鍋膳」(並盛:712円/税込、以下同)の解説をお願いします。

川村 豆腐、白菜、ニンジンなど、いろいろな食材が入っている点がいいですね。ビタミンCやβカロテン、食物繊維など、お肉だけでは補いきれないような栄養素が補えるのが素晴らしいと思います。3店舗の中で、吉野家の「牛すき」が最もシンプルなメニューなので、甘辛い味のお肉や野菜を味わいたい方には、ピッタリではないでしょうか。

――続いて、すき家の「牛すき鍋定食」(並盛:780円)と「豆乳牛鍋定食」(並盛:840円)について教えてください。

川村 すき家の「牛すき鍋定食」は、吉野家の「牛すき鍋膳」とあまり変わらないように見えますが、しらたきが入っているのが特徴的。甘辛いだしが染み込んだしらたきは、おいしいだけでなく、不足しがちな食物繊維が含まれています。一方で、吉野家には入っていないうどんが具材になっており、炭水化物量は多くなってしまいます。

 「豆乳牛鍋定食」は、豆乳に含まれるカルシウムやカリウムなどを補いつつ、カロリーは少し低くなるようです。「牛すき鍋定食(並盛)」が1,129kcalなのに対して「豆乳牛鍋定食(並盛)」は929kcalで、食塩相当量も「豆乳牛鍋定食」のほうが少ない。醤油ベースのだしが豆乳ベースに替わったことが、一つの要因でしょう。

――松屋も例年「お肉たっぷり牛鍋膳」(2020年は並盛:690円)を数量限定で販売していますが、人気メニューにつき、今年はすでに終了してしまったようです……。来年のために、解説をお願いします!

川村 松屋の牛すき鍋は、たっぷりのお肉と豆腐が特徴的。βカロテンを含む青ネギがトッピングされているのも、いいポイントだと思います。また今年は、6種類の小鉢から好きなトッピングを選べるメニューもあり、いろいろな味が楽しめるのは魅力ですよね。どれもおいしそうですが、この中だと「大根おろし」がローカロリーかつ食物繊維やカリウムを補えるのでおすすめです。

――では最後に、3店舗の「牛すき鍋」を比較して、順位発表をお願いします。

川村 基本的にどの店舗も、牛肉に野菜という組み合わせなので、大きな差はありませんでしたが、第1位はすき家にしたいと思います。決め手はやはり、スープの種類ですね。豆乳ベースのあっさりとした牛すき鍋が楽しめる「豆乳牛鍋定食」のおかげで、すき家が“一歩リード”したという感じです。

 ごはんの量でカロリーを調整できますので、牛すき鍋を楽しみながらカロリーをセーブしたいという方は、「ごはんミニ」を選ぶといいでしょう。また、すき家の牛すき鍋はどちらも野菜がたっぷり入っていて、半日分の野菜が摂れるのもうれしいところです。

 続いて第2位は、吉野家の「牛すき鍋膳」。こちらも1食で半日分の野菜が摂れるのが魅力的。そして、僅差でしたが、第3位は松屋の「お肉たっぷり牛鍋膳」です。豆腐と青ネギが入っているのはいいですが、白菜やニンジンなど、もっと野菜の種類が増えると、栄養面ではうれしいな……という思いで、第3位にさせていただきました。

 とはいえ、このボリュームで690円はかなりコスパが高いですし、小鉢が選べるのも楽しいですよね。100円プラスすると「生野菜セット」も選べますし、サイドメニューは充実しているように感じます。残念ながら今年は販売が終了しているとのことなので、来年は私も、ぜひ食べてみたいです!
(文:佐藤真琴)

■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

吉野家・すき家・松屋、“牛すき鍋”メニュー格付け! 840円「豆乳牛鍋定食」が“一歩リード”の結果に!?

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

吉野家・すき家・松屋、期間限定“牛すき鍋”ランキング!

 いつもの牛丼チェーンで“鍋メニュー”を見つけ、「冬だな~」としみじみする……そんな季節の感じ方もありますよね。自宅だと準備や片付けが面倒な鍋も、牛丼チェーンなら1人で手軽に楽しめるのがいいところ。ということで今回は、管理栄養士の川村先生に、大手牛丼チェーン「吉野家」「すき家」「松屋」の期間限定鍋メニューを栄養面から比較し、順位をつけてもらいました。

――3店舗とも、鍋メニューは「牛すきやき鍋(牛すき鍋)」として販売されています。どんな特徴がありますか?

川村郁子先生(以下、川村) 牛丼チェーンの牛すき鍋は、甘辛い味の染み込んだ牛肉や野菜、豆腐などが入っていて、どれも1,000円以下で楽しめる“高コスパメニュー”だと思います。割りほぐした生卵と絡めて食べると、食材のうまみをより一層引き出してくれて、ごはんも進みますよね。甘辛いお肉で大盛りごはんをむしゃむしゃかき込むっ! 

 ……と言いたいところですが、どの店舗もセットメニューで900~1,100kcalくらいありますので、食べ過ぎには注意。寒い冬にポカポカ温まりながら、ゆっくりと味わいたいメニューですね。

 ただ牛丼と比べると、牛すき鍋のほうが野菜や豆腐などが入って具だくさんなので、その点は栄養価的に優れていると思います。牛すき鍋で摂取できる栄養素は、牛肉のたんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミン類、脂質、玉ねぎの食物繊維など、牛丼の具材でおなじみの食材に含まれる栄養素と、基本的には同じ。それに加え、豆腐のカルシウムやマグネシウム、白菜やニンジン、青ネギなどが入っている場合には、ビタミンCやβカロテン、食物繊維なども補えます。

 ただし、醤油と砂糖で甘辛く味付けをしていますので、糖質や塩分は多め。牛すき鍋の場合、スープを全て飲み干すことはあまりないかもしれませんが、なるべくスープは残して、カロリーや塩分を調整したほうがいいでしょう。

――ではまず、吉野家の「牛すき鍋膳」(並盛:712円/税込、以下同)の解説をお願いします。

川村 豆腐、白菜、ニンジンなど、いろいろな食材が入っている点がいいですね。ビタミンCやβカロテン、食物繊維など、お肉だけでは補いきれないような栄養素が補えるのが素晴らしいと思います。3店舗の中で、吉野家の「牛すき」が最もシンプルなメニューなので、甘辛い味のお肉や野菜を味わいたい方には、ピッタリではないでしょうか。

――続いて、すき家の「牛すき鍋定食」(並盛:780円)と「豆乳牛鍋定食」(並盛:840円)について教えてください。

川村 すき家の「牛すき鍋定食」は、吉野家の「牛すき鍋膳」とあまり変わらないように見えますが、しらたきが入っているのが特徴的。甘辛いだしが染み込んだしらたきは、おいしいだけでなく、不足しがちな食物繊維が含まれています。一方で、吉野家には入っていないうどんが具材になっており、炭水化物量は多くなってしまいます。

 「豆乳牛鍋定食」は、豆乳に含まれるカルシウムやカリウムなどを補いつつ、カロリーは少し低くなるようです。「牛すき鍋定食(並盛)」が1,129kcalなのに対して「豆乳牛鍋定食(並盛)」は929kcalで、食塩相当量も「豆乳牛鍋定食」のほうが少ない。醤油ベースのだしが豆乳ベースに替わったことが、一つの要因でしょう。

――松屋も例年「お肉たっぷり牛鍋膳」(2020年は並盛:690円)を数量限定で販売していますが、人気メニューにつき、今年はすでに終了してしまったようです……。来年のために、解説をお願いします!

川村 松屋の牛すき鍋は、たっぷりのお肉と豆腐が特徴的。βカロテンを含む青ネギがトッピングされているのも、いいポイントだと思います。また今年は、6種類の小鉢から好きなトッピングを選べるメニューもあり、いろいろな味が楽しめるのは魅力ですよね。どれもおいしそうですが、この中だと「大根おろし」がローカロリーかつ食物繊維やカリウムを補えるのでおすすめです。

――では最後に、3店舗の「牛すき鍋」を比較して、順位発表をお願いします。

川村 基本的にどの店舗も、牛肉に野菜という組み合わせなので、大きな差はありませんでしたが、第1位はすき家にしたいと思います。決め手はやはり、スープの種類ですね。豆乳ベースのあっさりとした牛すき鍋が楽しめる「豆乳牛鍋定食」のおかげで、すき家が“一歩リード”したという感じです。

 ごはんの量でカロリーを調整できますので、牛すき鍋を楽しみながらカロリーをセーブしたいという方は、「ごはんミニ」を選ぶといいでしょう。また、すき家の牛すき鍋はどちらも野菜がたっぷり入っていて、半日分の野菜が摂れるのもうれしいところです。

 続いて第2位は、吉野家の「牛すき鍋膳」。こちらも1食で半日分の野菜が摂れるのが魅力的。そして、僅差でしたが、第3位は松屋の「お肉たっぷり牛鍋膳」です。豆腐と青ネギが入っているのはいいですが、白菜やニンジンなど、もっと野菜の種類が増えると、栄養面ではうれしいな……という思いで、第3位にさせていただきました。

 とはいえ、このボリュームで690円はかなりコスパが高いですし、小鉢が選べるのも楽しいですよね。100円プラスすると「生野菜セット」も選べますし、サイドメニューは充実しているように感じます。残念ながら今年は販売が終了しているとのことなので、来年は私も、ぜひ食べてみたいです!
(文:佐藤真琴)

■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

「しゃぶ葉」まるパクりの「しゃぶ食べ」、もはや酒のテーマパークだった! ケチくさくない圧巻の飲み放題、モンテローザ系列随一!?

酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、都内4舗で営業している新業態、しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ食べ」で泥酔してきました。

モンテローザ7軒目:しゃぶ食べ

 「しゃぶ食べ」は、すかいらーくグループの超人気チェーン店「しゃぶ葉」をもろパクリしたとしか思えない、しゃぶしゃぶ食べ放題チェーン。食べ放題のシステムはしゃぶ葉とまったく同じで、しゃぶしゃぶの肉は注文制。野菜やカレー、締めの麺、スイーツなどはバイキング形式で自分で取りに行くスタイルです。

 しゃぶ食べの魅力はなんといっても、アルコール飲み放題。食べ放題に+1,200円で、100分間の飲み放題をつけることができます(ただし、店舗によって金額、内容が異なるようです)。

 酒のラインナップはかなり豊富で、生ビール、黒生ビール、酎ハイ、ウイスキーに始まり、焼酎はいいちこ、黒霧島、黒伊佐錦、白波、大神と5種類。さらに、日本酒の白鶴、ワインのフランジアの赤、白、サングリアの赤、白も冷蔵庫に完備されています。

 果実酒コーナーには、ライチ酒、白桃酒、巨峰酒、津軽りんご酒、あんず酒、ゆず酒、濃厚梅酒が並び、カクテルは、カシス、モスコミュール、ジントニックのほか、あまおう、マンゴー、レモン、グレープフルーツ、ライムのフレーバーでアレンジ可能。これら全てがドリンクバースタイルで飲み放題なのです。

 このセルフ飲み放題、モンテローザにしてはケチくさくない圧巻の種類。セルフは面倒という人もいるでしょうが、生ビールはジョッキを置いてスイッチを押すだけの自動サーバーですし、普通のビールと黒ビールの2種類が用意されているのも地味にうれしいです。

 居酒屋の飲み放題は、酒が薄くてイライラすることが多いのですが、セルフならハイボールや焼酎ソーダ割りをいくらでも濃く作れるのです。原価が高いビールをひたすら飲むもよし、サワーのオリジナルブレンドを試すもよし、なんならデザートコーナーのかき氷の氷に、カシスリキュールをかけてフローズンカクテル風に味わってみるなど……可能性は無限。このセルフ飲み放題、もはや酒のテーマパークと言っても過言ではありません。

 さて、しゃぶしゃぶ食べ放題のほうはどうでしょう。

 しゃぶ食べではいくつかの鍋のコースが用意されていて、肉の種類によって値段が異なります。一番高級なコースが、黒毛和牛と三元豚のタンやロースなど7種類が食べ放題の5,990円のコース。ほか、6種類、5種類、4種類……と、肉の種類が少なくなるにつれて金額も下がっていくのですが、個人的には最安値の三元豚コース(1,690円)で十分満足できると思っています。

 実際にしゃぶしゃぶ食べ放題を体験してみると、育ち盛りの男子ならまだしも、酒を飲みながらだと想像よりも量が食べられないのです。100分間という制限の中、サイドメニューも食べ放題なのに、数千円払って肉の種類を増やしたところで思うように肉を享受できないな……というのが実感。

 最安値の三元豚コースだって、バラ、ロース、鶏肉の3種類が食べ放題ですし、高いコースにしたところで肉の質が特別高級というわけでもありません。

 鍋はだしを2種類チョイスすることが可能。基本の和風だし、豚骨豆乳、ゆず塩、鶏白湯、旨辛の4種類のお好みだし、期間限定の特選だし4種類が用意されています。基本のだし+お好みだしだと無料、お好みだし+お好みだし……などを選ぶと+200円〜の課金が必要になります。

 だしを選べば、あとは制限時間内で食べまくるだけ。しゃぶしゃぶの肉をお代わりしているだけでも満腹になりますが、せっかくなので、スーパーで買い揃えると高くつく野菜類は積極的に摂取して、日頃の野菜不足を補いたいところ。生野菜用に、マヨネーズと3種類のドレッシングも常備されています。

 野菜のほかには、ポテトサラダ、マカロニサラダ、えだまめ、キムチ……と酒のアテにぴったりのツマミも。カレーと特選肉丼があるので、居酒屋メニューでよくある“あたま”としてツマミにすれば酒が進みます(カレー用にガラムマサラ、チリパウダー、辛みスパイスがあるので辛さ調整可能)。

 しゃぶ食べのビュッフェは、セルフのアルコール飲み放題同様、アレンジし放題で自由度が高いのが魅力。自炊だとケチってできない行為も、存分に試せるのです。

 例えば、家庭ではコスト的に躊躇してしまう“肉だらけ”のカレーも、しゃぶしゃぶの肉をカレーに大量投入すれば簡単に作れます。周りの人に迷惑をかけるような振る舞いはもちろんNGですが、人それぞれ好きな食べ方を楽しめるのが、しゃぶ食べの魅力。肉を一気に鍋に入れる……など、高級しゃぶしゃぶ店などでは恥ずかしくてできない行為も、しゃぶ食べなら許されるので、そのフリーダム感も含めて楽しむのが、しゃぶ食べ飲みのポイントではないでしょうか。

 ちなみに、食べ放題ですぐおなかが膨れてしまう場合は、途中で1口ソフトクリームを食べてリセットすると、再びペースが戻るという説も。

 しゃぶ食べの会計は、最安値コースに、飲み放題をつけて合計2,890円(+税)。同じモンテローザでも、魚民や山内農場よりはるかに安くつきますし、何より食べ飲み放題なので、満足度は比べ物になりません。肉の質や味はパクリ元のしゃぶ葉にかなわないものの、モンテローザ系列の中ではリピート率が高いお店なのではないでしょうか。

しゃぶ食べ:総評

味 ★★★☆☆
品数 ★★☆☆☆
雰囲気 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
また行きたい度 ★★★☆☆

「しゃぶ葉」まるパクりの「しゃぶ食べ」、もはや酒のテーマパークだった! ケチくさくない圧巻の飲み放題、モンテローザ系列随一!?

酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、都内4舗で営業している新業態、しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ食べ」で泥酔してきました。

モンテローザ7軒目:しゃぶ食べ

 「しゃぶ食べ」は、すかいらーくグループの超人気チェーン店「しゃぶ葉」をもろパクリしたとしか思えない、しゃぶしゃぶ食べ放題チェーン。食べ放題のシステムはしゃぶ葉とまったく同じで、しゃぶしゃぶの肉は注文制。野菜やカレー、締めの麺、スイーツなどはバイキング形式で自分で取りに行くスタイルです。

 しゃぶ食べの魅力はなんといっても、アルコール飲み放題。食べ放題に+1,200円で、100分間の飲み放題をつけることができます(ただし、店舗によって金額、内容が異なるようです)。

 酒のラインナップはかなり豊富で、生ビール、黒生ビール、酎ハイ、ウイスキーに始まり、焼酎はいいちこ、黒霧島、黒伊佐錦、白波、大神と5種類。さらに、日本酒の白鶴、ワインのフランジアの赤、白、サングリアの赤、白も冷蔵庫に完備されています。

 果実酒コーナーには、ライチ酒、白桃酒、巨峰酒、津軽りんご酒、あんず酒、ゆず酒、濃厚梅酒が並び、カクテルは、カシス、モスコミュール、ジントニックのほか、あまおう、マンゴー、レモン、グレープフルーツ、ライムのフレーバーでアレンジ可能。これら全てがドリンクバースタイルで飲み放題なのです。

 このセルフ飲み放題、モンテローザにしてはケチくさくない圧巻の種類。セルフは面倒という人もいるでしょうが、生ビールはジョッキを置いてスイッチを押すだけの自動サーバーですし、普通のビールと黒ビールの2種類が用意されているのも地味にうれしいです。

 居酒屋の飲み放題は、酒が薄くてイライラすることが多いのですが、セルフならハイボールや焼酎ソーダ割りをいくらでも濃く作れるのです。原価が高いビールをひたすら飲むもよし、サワーのオリジナルブレンドを試すもよし、なんならデザートコーナーのかき氷の氷に、カシスリキュールをかけてフローズンカクテル風に味わってみるなど……可能性は無限。このセルフ飲み放題、もはや酒のテーマパークと言っても過言ではありません。

 さて、しゃぶしゃぶ食べ放題のほうはどうでしょう。

 しゃぶ食べではいくつかの鍋のコースが用意されていて、肉の種類によって値段が異なります。一番高級なコースが、黒毛和牛と三元豚のタンやロースなど7種類が食べ放題の5,990円のコース。ほか、6種類、5種類、4種類……と、肉の種類が少なくなるにつれて金額も下がっていくのですが、個人的には最安値の三元豚コース(1,690円)で十分満足できると思っています。

 実際にしゃぶしゃぶ食べ放題を体験してみると、育ち盛りの男子ならまだしも、酒を飲みながらだと想像よりも量が食べられないのです。100分間という制限の中、サイドメニューも食べ放題なのに、数千円払って肉の種類を増やしたところで思うように肉を享受できないな……というのが実感。

 最安値の三元豚コースだって、バラ、ロース、鶏肉の3種類が食べ放題ですし、高いコースにしたところで肉の質が特別高級というわけでもありません。

 鍋はだしを2種類チョイスすることが可能。基本の和風だし、豚骨豆乳、ゆず塩、鶏白湯、旨辛の4種類のお好みだし、期間限定の特選だし4種類が用意されています。基本のだし+お好みだしだと無料、お好みだし+お好みだし……などを選ぶと+200円〜の課金が必要になります。

 だしを選べば、あとは制限時間内で食べまくるだけ。しゃぶしゃぶの肉をお代わりしているだけでも満腹になりますが、せっかくなので、スーパーで買い揃えると高くつく野菜類は積極的に摂取して、日頃の野菜不足を補いたいところ。生野菜用に、マヨネーズと3種類のドレッシングも常備されています。

 野菜のほかには、ポテトサラダ、マカロニサラダ、えだまめ、キムチ……と酒のアテにぴったりのツマミも。カレーと特選肉丼があるので、居酒屋メニューでよくある“あたま”としてツマミにすれば酒が進みます(カレー用にガラムマサラ、チリパウダー、辛みスパイスがあるので辛さ調整可能)。

 しゃぶ食べのビュッフェは、セルフのアルコール飲み放題同様、アレンジし放題で自由度が高いのが魅力。自炊だとケチってできない行為も、存分に試せるのです。

 例えば、家庭ではコスト的に躊躇してしまう“肉だらけ”のカレーも、しゃぶしゃぶの肉をカレーに大量投入すれば簡単に作れます。周りの人に迷惑をかけるような振る舞いはもちろんNGですが、人それぞれ好きな食べ方を楽しめるのが、しゃぶ食べの魅力。肉を一気に鍋に入れる……など、高級しゃぶしゃぶ店などでは恥ずかしくてできない行為も、しゃぶ食べなら許されるので、そのフリーダム感も含めて楽しむのが、しゃぶ食べ飲みのポイントではないでしょうか。

 ちなみに、食べ放題ですぐおなかが膨れてしまう場合は、途中で1口ソフトクリームを食べてリセットすると、再びペースが戻るという説も。

 しゃぶ食べの会計は、最安値コースに、飲み放題をつけて合計2,890円(+税)。同じモンテローザでも、魚民や山内農場よりはるかに安くつきますし、何より食べ飲み放題なので、満足度は比べ物になりません。肉の質や味はパクリ元のしゃぶ葉にかなわないものの、モンテローザ系列の中ではリピート率が高いお店なのではないでしょうか。

しゃぶ食べ:総評

味 ★★★☆☆
品数 ★★☆☆☆
雰囲気 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
また行きたい度 ★★★☆☆

『笑ってはいけない』止まらぬ情報流出で打ち切りも?『ごっつええ感じ』の二の舞

 大晦日に放送を予定している『ガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない大貧民Go Toラスベガス24時間!』(日本テレビ系)のゲスト出演情報が、またもや漏れてしまったようだ。

 12月9日付東京スポーツによると、今年の『笑ってはいけない〜』には菅野美穂がホテルのオーナー役として出演しているという。菅野は2021年1月スタートの連続ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)に主演するため、そのドラマの宣伝を兼ねた出演であるとみられる。

 すでに11月にほとんどの収録を終えたという同番組だが、アンジャッシュの渡部建が“禊”として出演するとの情報が事前に漏れ、事態は混乱し始めた。

 ダウンタウンの松本人志は、11月23日付東京スポーツのネットニュースを引用したうえで<めちゃくちゃガセです。面白くないよ。東スポ>とTwitterで反論。11月22日放送『ワイドナショー』(フジテレビ系)でもこの件に触れて強い不快感を示した。ドッキリという番組の特性を無視して出演者の情報が事前に漏れたことに、松本は<収録前にネットニュースで知らされるという。これね、考えられないですよ>と苦言を呈したのだ。

 こうした報道を受け、渡部は12月2日に謝罪会見を開いたが、松本は会見が始まる約1時間前に<あえて会見の前に。。。オレと渡部の共演は当分無いと思うよ〜>と牽制のツイート。会見で渡部は番組出演について繰り返し問われたが、「お答えできない」と口を閉ざし続けた。

 12月10日発売「週刊文春」(文藝春秋)によれば、『絶対に笑ってはいけない』での復帰は、アンジャッシュの所属事務所・プロダクション人力舎の玉川大社長と、『行列のできる法律相談所』などの総合演出を務める日本テレビの高橋利之氏との話し合いにより進んでいたという。しかし、情報流出によって松本を怒らせたことにより、収録済みだった出演パートはカットが決まったようだ。

『絶対に笑ってはいけない』大晦日特番は打ち切りに?
 大晦日の『絶対に笑ってはいけない』シリーズは2006年から続く人気コンテンツ。2017年放送の『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』は、浜田雅功がエディー・マーフィーに扮するために顔を黒塗りにした演出によって炎上。黒人差別にあたるとしてニューヨークタイムズやBBCといった海外メディアまで扱うほど大きな問題となったが、それでも終了しなかった。

 企画のマンネリ化を指摘する声も多いが、それだけ数字を稼ぐコンテンツということだろう。

 視聴率は堅調で、2019年放送『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』も、1部が16.2%、2部が14.6%の平均視聴率を記録し、10年連続で民放首位をキープしている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 ただ、松本は好調な番組でもスタッフと対立したことにより、強引に番組を終わらせたことがある。1991年から1997年にかけて放送されたダウンタウンにとっての代表作『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)がそれだ。

 きっかけは、1997年9月28日に放送される予定だったスペシャル企画をフジテレビが急きょ差し替え、プロ野球の優勝決定試合の中継を放送したことだった。松本はこの差し替えをフジテレビや吉本興業から事前に聞いていなかったため激怒し、それ以降の収録をボイコットした。結局番組は総集編を数週間放送した後、改変期ではない11月という微妙な時期に終了している。

 15年近く続いた『絶対に笑ってはいけない』シリーズも、ともすれば同じ道をたどってしまうのかもしれない。

カテゴリー: 未分類

『笑ってはいけない』止まらぬ情報流出で打ち切りも?『ごっつええ感じ』の二の舞

 大晦日に放送を予定している『ガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない大貧民Go Toラスベガス24時間!』(日本テレビ系)のゲスト出演情報が、またもや漏れてしまったようだ。

 12月9日付東京スポーツによると、今年の『笑ってはいけない〜』には菅野美穂がホテルのオーナー役として出演しているという。菅野は2021年1月スタートの連続ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)に主演するため、そのドラマの宣伝を兼ねた出演であるとみられる。

 すでに11月にほとんどの収録を終えたという同番組だが、アンジャッシュの渡部建が“禊”として出演するとの情報が事前に漏れ、事態は混乱し始めた。

 ダウンタウンの松本人志は、11月23日付東京スポーツのネットニュースを引用したうえで<めちゃくちゃガセです。面白くないよ。東スポ>とTwitterで反論。11月22日放送『ワイドナショー』(フジテレビ系)でもこの件に触れて強い不快感を示した。ドッキリという番組の特性を無視して出演者の情報が事前に漏れたことに、松本は<収録前にネットニュースで知らされるという。これね、考えられないですよ>と苦言を呈したのだ。

 こうした報道を受け、渡部は12月2日に謝罪会見を開いたが、松本は会見が始まる約1時間前に<あえて会見の前に。。。オレと渡部の共演は当分無いと思うよ〜>と牽制のツイート。会見で渡部は番組出演について繰り返し問われたが、「お答えできない」と口を閉ざし続けた。

 12月10日発売「週刊文春」(文藝春秋)によれば、『絶対に笑ってはいけない』での復帰は、アンジャッシュの所属事務所・プロダクション人力舎の玉川大社長と、『行列のできる法律相談所』などの総合演出を務める日本テレビの高橋利之氏との話し合いにより進んでいたという。しかし、情報流出によって松本を怒らせたことにより、収録済みだった出演パートはカットが決まったようだ。

『絶対に笑ってはいけない』大晦日特番は打ち切りに?
 大晦日の『絶対に笑ってはいけない』シリーズは2006年から続く人気コンテンツ。2017年放送の『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』は、浜田雅功がエディー・マーフィーに扮するために顔を黒塗りにした演出によって炎上。黒人差別にあたるとしてニューヨークタイムズやBBCといった海外メディアまで扱うほど大きな問題となったが、それでも終了しなかった。

 企画のマンネリ化を指摘する声も多いが、それだけ数字を稼ぐコンテンツということだろう。

 視聴率は堅調で、2019年放送『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』も、1部が16.2%、2部が14.6%の平均視聴率を記録し、10年連続で民放首位をキープしている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 ただ、松本は好調な番組でもスタッフと対立したことにより、強引に番組を終わらせたことがある。1991年から1997年にかけて放送されたダウンタウンにとっての代表作『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)がそれだ。

 きっかけは、1997年9月28日に放送される予定だったスペシャル企画をフジテレビが急きょ差し替え、プロ野球の優勝決定試合の中継を放送したことだった。松本はこの差し替えをフジテレビや吉本興業から事前に聞いていなかったため激怒し、それ以降の収録をボイコットした。結局番組は総集編を数週間放送した後、改変期ではない11月という微妙な時期に終了している。

 15年近く続いた『絶対に笑ってはいけない』シリーズも、ともすれば同じ道をたどってしまうのかもしれない。

カテゴリー: 未分類

『ウワサのお客さま』コストコ&業スー特集の前に……「買って損したアイテム」をチェック!

 12月11日、『ウワサのお客さま』(フジテレビ系)クリスマス3時間スペシャルが放送される。同番組は、大衆飲食チェーン、激安スーパー、ホームセンター、一流店などの店員の間で、「いつも爆買いしている」「細身なのに大食い」などと、ウワサの的になっている“お客さま”を調査するという消費者密着バラエティ。

 今回は、同番組ではおなじみとなった「コストコ」爆買い爆食アナウンサー・谷あさこのほか、「業務スーパー」の激安食品を駆使し、家族4人分、1週間の食費をたったの7,000円に収める主婦も登場するという。「コストコ」と「業務スーパー」といえば、節約意識の高い人たちの2大人気スポットだけに、通だからこそ知るオススメ品を知りたいと、テレビの前でスタンバイしている視聴者もいるのではないだろうか。

 しかし、「コストコ」「業務スーパー」ともに、テレビで扱われる機会は多いものの、「オススメできない食品」が取り上げられるケースは稀なのではないだろうか。サイゾーウーマンでは過去に、男女100人を対象に「コストコや業務スーパーで買って損したアイテム」を調査していた。

 「コストコで、キャラメルが絡んでいるナッツを買いましたが、量も多く、甘すぎて食べ切れなかったので、お得というより損をした感じがします」「小麦粉。業務スーパーよりドン・キホーテの方が安く売っていた」など、赤裸々なコメントの数々をまとめた記事を、今回あらためて再掲する。(編集部)


(初出:2019年1月3日)

業務用スーパー・コストコ、“オススメ”できない商品を100人調査! 飲み物・冷凍食品は要注意?

 大容量の食品などが購入できるコストコや業務スーパー。一般的なスーパーよりコスパが良かったり、ほかでは買えない海外製品が手に入ったりもするため、定期的に買い出しに行っているという人も多いのではないだろうか。ただ、中には「買って損した!」と感じる商品もある様子。そこで男女100人に、「コストコや業務スーパーで買って損したアイテム」を聞いてみた。

「大袋入りのマカロニサラダが水っぽい」「飽きた」レトルト食品、加工食品

 そのまま食べられるレトルト食品や加工食品。便利さとおいしさと低価格のバランスは、なかなか難しいよう。便利さゆえ、連日食べると飽きてしまうリスクも……。

・安さに惹かれて、聞いたことのないメーカーのインスタントカレーを買いました。おいしくなくて、買って損したと思いました(30代/女性/正社員)
・レトルトの味噌汁。とてもたくさん入っていて、値段を考えたらお得だと思ったのですが、だんだん飽きてきてしまい、そうこうしているうちに賞味期限が来そうになって、慌てて食べました。一人暮らしの場合、量が多すぎると消費しきれないので、よく考えて買わないと逆に損するなと思いました(40代/女性/個人事業主)
・アヒージョの大皿。食べたことがなかったので、安くて思わず買ってしまったが、結局そんなに口に合わず、ほとんど捨ててしまった(20代/女性/正社員)
・業務スーパーの大袋入りのマカロニサラダ。水っぽくておいしくなかった(20代/女性/パート・アルバイト)
・業務用ピザ。サイズがデカすぎて家のオーブンレンジでもフライパンでもサイズが足りなかった。結局切って温めた(30代/女性/パート・アルバイト)

「コストコのテーブルロール」「パンの詰め合わせ」パン

 毎朝食べるから……と思っても、大量かつ味がイマイチだと消費が大変!? 日本のパンは世界でもおいしいといわれているとか。それだけに海外産は口に合いにくいのかも?

・コストコで売られているテーブルロール。パサパサしていておいしくなかった(20代/女性/専業主婦)
・マフィン。食べきれなくて残るし、外国のヤツはパサパサであまりおいしくない(40代/女性/専業主婦)
・パンの詰め合わせ。量が多すぎて、頑張って食べることになったので損だったと思う(20代/女性/学生)

「業務スーパーのたい焼き」「コストコのキャラメルが絡んでいるナッツ」菓子類

 大容量のお菓子はテンションが上がりますが、完食するには悩ましい問題が続々。外国の製品ゆえ、味が好みでなかったり、添加物が心配になったり……。

・ポップコーン。子どもにせがまれて買いましたが、何しろ量が多すぎて食べきれないし、外国のものなので食の安全性にも疑問を感じます。もう買うことはないと思います(40代/女性/無職)
・業務スーパーでセット売りのたい焼きを買ったのですが、おいしくなかったのでもう利用しません(40代/男性/派遣社員)
・大量のクッキー。アメリカンなとびきりの甘さで、家族がそこまで多くない我が家では食べきれず……。賞味期限が切れそうだったので、友達にお裾分けしました(10代/女性/学生)
・海外製のお菓子やアイスクリーム。味の薄さ、悪さに、買ったことを後悔しました(40代/男性/経営者)
・コストコで、キャラメルが絡んでいるナッツを買いましたが、量も多く、甘すぎて食べ切れなかったので、お得というより損をした感じがします(50代/女性/個人事業主)
・ブランド物のチョコレートの大袋。なんかちょっと品質が悪いな、と思ったら、本物とは製造場所が違うらしい(20代/女性/正社員)
・コストコでポテトチップスを大量に買って、結局全部食べてしまったときには、なんだか悪いことをしたような気分になりました(40代/女性/正社員)

 大きなケーキはパーティを盛り上げてくれるものの、甘さにやられてしまう人続出の様子。質より量か、量より質か――。

・ケーキ。友人とパーティだからという理由で何回か購入したが、大きすぎて毎回結局残してしまう。ケーキは普通の店で買うのがおすすめ(20代/女性/正社員)
・四角い形のケーキ。思っていた以上に甘くて、買って損したなぁと思いました(30代/女性/無職)
・ティラミスなどのスイーツ類。確かに量は多いし安いんだけど、食べてみたらおいしくなかった。これなら少量でもおいしいものを食べた方が幸せになれると思った(20代/女性/無職)
・大きいレアチーズケーキ。クリームチーズの塊のようで、味が雑すぎてすぐに飽きてしまい食べきれなかった(50代/女性/派遣社員)

「小分けにする手間がかかる」「スーパーの肉よりとても硬い」生鮮食品

 格安で大量購入できるのは魅力の一方、それらをカットしたり保存する手間を考えると、お得とはいえないのかも。結局、食材を傷ませてしまって処分するケースも。

・業務スーパーで大きな肉の塊を購入しました。小分けにする手間がかかったことや、量が多すぎて賞味期限までに食べ切れなかったことで、損をした気持ちになりました(60代/女性/個人事業主)
・業務スーパーで鶏肉がとても安く売られていたので大量に買い込んだのですが、後で食べようと思ったら、その肉は普通のスーパーで売っている肉よりとても硬い物だったので、結局食べずじまいになってしまった(50代/男性/パート・アルバイト)
・野菜や果物を旬の状態で食べきれずに、処分してしまった(40代/男性/正社員)
・玉ねぎの爆買い。結局のところ、そんなにいらなかったのと、普通のスーパーとコスパがあまり変わらないということに気がついたから(30代/女性/正社員)

「コーヒー牛乳風の飲料」「2リットル入りのお茶」清涼飲料水

 好みの飲料水でも、メーカーによっておいしくないこともあるため、大量買いしてしまうと損することに。安いからと大量買いしたものの、消費期限を過ぎてしまう……なんてこともあるようです。

・コーヒー牛乳風の飲料。雪印のコーヒー牛乳より安いので買ってみたが、やはり味が違うので損した気分になりました(40代/女性/専業主婦)
・メーカーが有名ではない飲料水のセット売り。安かろう悪かろうだったのか、あまり味が良くなくてマズかったため、誰も飲まなくなってしまい、気がつけは消費期限が切れて全て廃棄しました。もったいないことをしたと思います(40代/女性/無職)
・2リットル入りのお茶。大量に購入し、常温で保管していましたが、なんだか変な味がしました(40代/男性/正社員)
・ペットボトルのジュース。賞味期限が近いのを承知で買ったが、結局消費しきれなかった(30代/女性/専業主婦)

 調理に便利な味付けの素などは、ついほしくなりますが、口に合わないとムダになってしまうよう。海外の調味料は珍しさから買ったものの、料理法が思いつかずに使い切れないことも……。

・チリソースのもと。意外と甘すぎて、家族に不評でまったく減らなかったから(40代/女性/パート・アルバイト)
・消費期限が長く、使用頻度も高いと思って、炒飯の素を購入しましたが、使い切ることもできず、同じ味に飽きてしまいました。ほかの使い道もあまりなく、損したなぁと思いました(20代/女性/正社員)
・調味料。そんなに大量に使うものではないので、結局半分くらい使ったところで、消費期限切れになってしまいました(50代/男性/経営者)
・グリーンカレーのペースト。おいしいけど、ほかの使い道を知らないし、使いきれない量だった(30代/女性/個人事業主)
・味噌。味が口に合わないと、どんな料理に使おうとその味が合わないため、そのほかの使い道がなかったからです(20代/女性/正社員)
・マヨネーズのボトルが、確かに安いのですが大きすぎます。そんなに使わんよ3人家族じゃ……。結果的に冷蔵庫を圧迫する分、なんか損した気がします(30代/男性/正社員)

「冷凍野菜の原産国が中国」「フライ系はほぼハズレ」冷凍食品

 時短調理を可能にしてくれる、主婦の味方の冷凍食品。しかし、品質がイマイチなことも? 原産国のチェックはしっかりしたいところ。

・冷凍のカット野菜。安いけど品質が悪いので調理に向かないと思いました(30代/男性/個人事業主)
・冷凍野菜。1キログラムほど入った大容量のものを買いましたが、原産国が中国だったことに後から気がついて後悔しました(20代/女性/専業主婦)
・冷凍のミックスベジタブル。少し料理に入れたくて買ったが、一人暮らしのためなかなか消費できずに困ってしまった(20代/男性/学生)
・冷凍食品のフライ系。ほぼハズレでした。イカや白身魚という無難なものを選んだのですが、まずくて食べられないほどで、とてもショックでした(40代/女性/パート・アルバイト)
・特大のフライドポテト。たくさんありすぎて冷凍庫に入らなかった(40代/女性/専業主婦)
・業務用スーパーで冷凍桜餅を購入したが、1個あたりのボリュームが小さかったため、結果的に損をしたように感じた(40代/男性/公務員)
・チュロス。揚げるだけで簡単だと思い購入しましたが、揚げるとバラバラになって、油を吸って、おいしくできませんでした(30代/女性/専業主婦)

「ウェットティッシュの匂いがきつい」「シャンプーが使い切れない」消耗品

 大容量のメリットを感じられないのは、食料品に限ったことではない模様。消耗品でも損することはあるようだ。

・量がたっぷり入ったウェットティッシュ。思ったより匂いがきつく、結局使わなくなってしまいました。まとめ買いしてしまったので損したなあと思いました(40代/女性/専業主婦)
・シャンプー。大容量でお得だなぁと思って購入しましたが、使い切るのに苦労しました(20代/女性/学生)
・たくさん入ったトイレットペーパー。肌触りが合わなかった(30代/女性/専業主婦)
・大きな容器に入った洗濯用洗剤。なかなか使い切ることができず、劣化したと思って使わなくなったから(30代/女性/専業主婦)
・大きめの収納ボックス。今は百均でもいい収納ボックスがあるし、やたらと大きいし値段も高いし、その場の勢いで買ってしまって後悔しています(30代/女性/個人事業主)

 ほかにもさまざまな買って損したアイテムが……。どんなにお得だとしても、自分にとって適切な容量なのか見極めることが必要そう。初めての商品なら、なおさら少ない量から手を出すようにしたいですね。

・業務用のチーズの塊。カットして食べやすい大きさに切って冷凍して使っていたが、なかなか減らない。また、解凍するときに溶けてしまったり、思い通りの硬さになるまで加熱するのに時間がかかったり、使い切りサイズの方が冷蔵保存で食べきれるので便利だと感じた(20代/女性/正社員)
・大きいサイズのオリーブオイル。使い切れずに捨ててしまったことがある(30代/男性/個人事業主)
・コーンミール。マフィン作りにハマっていたこともありましたが、そんなに使わないので大量に余って困っている(30代/女性/専業主婦)
・カレールー。一般家庭では多すぎて使いきれない(60代/女性/専業主婦)
・小麦粉。業務スーパーよりドン・キホーテの方が安く売っていた(40代/男性/無職)
・業務用スーパーで大容量のパスタを買いました。おいしくなくてとてもがっかりでした(30代/女性/正社員)
・大容量のドレッシング。安いけれど自宅で使う分には、すぐ飽きてしまうので(30代/女性/個人事業主)
・輸入物の缶詰。どうしても料理に必要だったのですが、微妙に高かった気がしました(40代/女性/専業主婦)
・小分けになっている商品は、ほかのスーパーと値段変わらずか高いことが多いです(40代/男性/個人事業主)
・国産の物だと思って買ったものが輸入品だと気づいた時に、安いはずだと、損した気分になりました(30代/女性/正社員)

「セウォル号沈没事故」から6年――韓国映画『君の誕生日』が描く、遺族たちの“闘い”と“悲しみ”の現在地

近年、K-POPや映画・ドラマを通じて韓国カルチャーの認知度は高まっている。しかし作品の根底にある国民性・価値観の理解にまでは至っていないのではないだろうか。このコラムでは韓国映画を通じて韓国近現代史を振り返り、社会として抱える問題、日本へのまなざし、価値観の変化を学んでみたい。

『君の誕生日』

 あれからもう6年もたったのか……。韓国人の私は、ついそんな想いを禁じ得ない。2014年4月16日の朝に起こった、「セウォル号沈没事故」。修学旅行中の高校生325名を含む乗客476名のうち、299名の死者(生存者172名、行方不明者5名)を出した大惨事は、日本でも大きく報道され、当時は毎日のように話題になっていた。

 この事故がこれほど大きな問題となったのは、いわゆる船の違法改造や過積載が原因ではなく、メディアによる誤報が海洋警察隊の救助の遅れをもたらし、われ先と真っ先に脱出した船長らのあまりに無責任な行動、政府の安易な初動対応に至るまで、本来なら被害の抑制のために作動するはずの「国家・社会的機能」がほぼ不全状態だったことに起因する、史上最悪の「人災」であった点にある。

 実際、当日私のスマートフォンにも「旅客船の沈没」の直後に「全員救助」の通知が届き、胸をなで下ろしたのをよく覚えている。だがこの知らせは致命的な誤報だった。そして、この事故が国全体に深い悲しみをもたらしたのは、犠牲者のほとんどがまだ若い高校生たちだったためである。

 守ってあげられなかった、助けてあげられなかったことへの罪悪感に駆られた国民は、国家が機能不全に陥ったことの責任を当時の朴槿恵(パク・クネ)政権に求めた。これが発端となり、朴大統領の「お友達の国政介入」のずさんな実態が赤裸々に暴露され、その結果、朴大統領は罷免。現在の文在寅政権への交代が行われたのは説明するまでもない。文大統領は公約として、セウォル号事故の真相究明と責任者の厳罰を約束し、多くの支持を得たのだが、その道のりは今でも決して順調とはいえない。

 政権交代後、「セウォル号船体調査委員会特別法」が成立し、特別調査委員会による本格的な真相究明が始まったものの、野党(朴前政権側)の非協力的な姿勢や、ネット上に出回った陰謀説(「潜水艦と衝突した」「わざと沈没させた」といったもの)に始まり、究明への努力に対する野党議員の「死体商売」という暴言、事故の責任追及を政治利用する与党側の姿勢、さらには、遺族に対する右翼団体からのバッシングと、一向に解決の糸口が見えないことへの疲労感から、国民は次第に忘却へと向かっていった。

 今回取り上げる『君の誕生日』(イ・ジョンオン監督、2018)でも描かれているように、補償金をめぐる誤解や絶えない誹謗中傷によって、遺族間でも分断が見られたり、つい最近も、チョンワデ(大統領官邸)前で1年間「一人デモ」を続けていた遺族に対して批判が巻き起こるなど、事故は徐々に“遺族だけの孤独な闘い”となり、遺族の悲しみだけが取り残されたまま、韓国では醜い争いが繰り広げられている。

 本作は、大事なことを忘れてしまった国民が、愛する家族を失った遺族の悲しみに再び寄り添い、事故そのものを風化させてはならないことを思い出すという意味で、国全体を原点に立ち返らせてくれた映画である。

<物語>

 セウォル号沈没事故で息子のスホ(ユン・チャニョン)を失い悲しみに暮れる母・スンナム(チョン・ドヨン)と、幼くして失った兄を懐かしむ妹のイェソル(キム・ボミン)のもとに、仕事の事情で長い間外国にいた父・ジョンイル(ソル・ギョング)が突然帰ってくる。家族にとって最もつらい時期に不在だったジョンイルに対し、スンナムは戸惑いと怒りを隠せない。罪悪感にさいなまれながらも、夫として、父として償おうとするジョンイルに、遺族団体からスホの誕生日パーティーが持ちかけられる。

 激しい拒否反応を示すスンナムに対し、スホとの新たな再会の機会になるからと説得するジョンイル。生前のスホを知る多くの人々が集った誕生日パーティーで、スホがみんなの記憶の中に生きていることを再確認したスンナムやジョンイルは、スホを近くに感じながら、新たな日々を歩き始めるのだった。

 セウォル号沈没事故で犠牲になった高校生と、その遺族の悲しみを軸にした本作では、コラムの冒頭で紹介したような政治的利害論争とは距離を置き、事故について直接言及はしていない。最愛の家族を失った遺族の心境のみに焦点を当てていることが、何よりも本作の明確なメッセージになっているといえるだろう。

 イ・ジョンオン監督は事故後、遺族に寄り添うボランティア活動に従事し、長年にわたる遺族との交流の中から本作のシナリオを書き上げたという。特定の人物を取り上げるのではなく、多くの遺族から聞き取ったさまざまな物語を映画のキャラクターに溶け込ませる手法には、人間の内面を突き詰めた作品作りで知られるイ・チャンドン(以前のコラムで紹介した『バーニング 劇場版』の監督)のもとで学んだ彼ならではの丁寧さが感じられる。イ・チャンドンも製作に参加している本作は、イ・ジョンオン監督のデビュー作であり、観客からも多くの共感を得た。

 本作を見ながら頭に浮かんだのは、「不在(absence)」と「現前(presence)」というキーワードだった。というのも本作は、「死=不在」をめぐる物語にもかかわらず、『君の誕生日』(原題は『생일』=誕生日)というタイトルにも暗示されているように、新しい命としてこの世に生まれた「誕生=現前」の日に焦点を合わせているからだ。そして、映画の中心を担う残された3人の家族は、スホの不在を「現前する(=そこに存在している)不在」に変えていくことで、深い悲しみを少しずつ乗り越えていこうとしている。

 最愛の息子を突然失った母・スンナムは、スホの「不在」を受け入れることができず、スホの死に正面から向き合おうとしない。スホの新しい服を買い込み、突然灯る玄関のライトにスホの帰還を感じてしまうスンナムは、息子が今にもドアを開けて帰ってくるように思えて仕方がないのだ。

 彼女はスホの不在を受け入れている人々に対して激しい拒否反応を示し、それは時に、夫のジョンイルだけでなく、娘のイェソルにも向けられる。こうしたスンナムの姿は、スホの不在による悲しみの中に、自分自身を閉じ込めているようにも見える。彼女は不在を受け入れられないのではなく、その不在を認めることを怖がっているのだ。不在を認め、悲しみを乗り越える準備ができていないスンナムの姿は、遺族らに共通する「根源的な悲しみ」を象徴しているといえよう。

 一方、妹のイェソルは、幼いながらもスホの不在が何を意味するのかをよく知っている。イェソルにとってスホの死は、湯船にも干潟にも入ることができないほどの大きなトラウマとなっているが、同時に、スホの誕生日パーティーを素直に楽しみにしている。母親以外の人間たちとの関わりを通して、スホを「現前する不在」としてすでに受け入れているのだ。その意味でイェソルは、周囲の人々と触れ合おうとせず心を閉じてしまっている母・スンナムとは異なる形で、悲しみに向き合っている存在である。

 そして父・ジョンイルは、大事なときに家族と共にいられなかったことへの罪悪感に囚われ、スホがどんな子だったかも話せないほどに、息子を知らない自分を責める。だが、事故以前のまま残されたスホの部屋に足を踏み入れたジョンイルは、涙を流しながらスホの痕跡を一つひとつ確かめ、「現前する不在」を見いだしていく。だからこそジョンイルは、果たせなかったスホのベトナム旅行をかなえるために、彼の身代わりとなるパスポートを握りしめて入管に出向き、2人の思い出である釣りにも出かけるのだ。

 「現前する不在」としてのスホを、確かにそこにいるスホを確信したジョンイルは、「スホが来るから」とスンナムを説得して誕生日パーティーに導く。ジョンイルは、スンナムともイェソルとも違い、悲しみに打ち勝つための道を父として模索した。映画の中でのジョンイルの設定は、遺族の中でも特殊な事情のように思えるかもしれないが、彼の立場は韓国国民全体の象徴とも考えられる。そんな彼の行動と努力は、事故に対して韓国社会がどうあるべきかという問題に対する、本作のメッセージとも受け取れるだろう。

 こうして3人の家族は、それぞれのやり方で「不在と現前」を行き来しながらスホの誕生日を迎えていくのだが、最後にもう一つ、「縫合」という概念を取り上げてみたい。「縫合」は、哲学や精神分析において「不在と現前」を考えるうえで重要とされているのだが、「映画」の領域においても語られることがある。

 例えば映画の中で2人の人間が会話をしている場面を思い浮かべてみてほしい。会話はしばしば、話している1人の姿を交互に映す形で描かれるが、そのとき観客は、聞いているもう1人の人物が画面上に映っていなくても、そこにいることを知っている。つまり、画面に映らないもう1人は「現前する不在」であり、観客は映画を見ながら「現前と不在」を絶えず結び付けながら(=縫合)、意味をつないで総体的なひとつの作品として作り上げているのだ。「映画を見る」とは、このような観客自身の無意識的な作業の連鎖だといえる。

 誕生日パーティーでスクリーンに投影された数多くのスホのイメージは、「現前する不在」としての彼が数々の思い出や幾多の写真と共に「縫合」され、家族や友人たちの心の中で依然として「生き続けている」ことを余すところなく見せてくれる。家族だけが知るスホ、友人だけが知るスホが縫合され、その場にいる人たちによって共有されることで、彼は新たな命を得て生まれる――「現前する不在」としてのスホは、まさに誕生日に再び誕生の日を迎えるのである。

 残された人々にとって必要なのは、そんなスホをいつまでも記憶し、忘れないでいることだ。3台のカメラを使い、30分にも及ぶシーンをロングテイクで撮ったという誕生日パーティーのシーン、観客もまた同じだけの時間を通してスホの不在と現前を共有し、悲しみを乗り越えようとする遺族の姿と本作のメッセージを縫合していく。

 悲しみを乗り越えるとは、スホ(によって表象されるすべての犠牲者)と一緒に生きていくことにほかならない。セウォル号沈没事故において私たちが大切にしなければならないのは、責任者への厳罰でも真相究明でも、政治的利害や補償金をめぐる根も葉もない噂でもなく、遺族の「心の痛み」であるというあまりにも当たり前の認識に、今こそ立ち返るべき時が来ているのではないだろうか。

■崔盛旭(チェ・ソンウク)
1969年韓国生まれ。映画研究者。明治学院大学大学院で芸術学(映画専攻)博士号取得。著書に『今井正 戦時と戦後のあいだ』(クレイン)、共著に『韓国映画で学ぶ韓国社会と歴史』(キネマ旬報社)、『日本映画は生きている 第4巻 スクリーンのなかの他者』(岩波書店)など。韓国映画の魅力を、文化や社会的背景を交えながら伝える仕事に取り組んでいる。

Kis-My-Ft2・横尾渉、「詐欺師の才能ありそう」!? “口裏合わせ”と反論封じの行動に警戒の声

 Kis-My-Ft2の冠番組『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)が12月10日深夜に放送された。この日はメンバーにテーマが知らされない“抜き打ちテスト”形式で、「見知らぬ女性が自分の彼女に『私の彼氏と浮気したでしょ!?』と詰め寄り、揉めていたとき」の対応に挑戦。ゲスト審査員には、タレント・若槻千夏、モデル・岡崎紗絵、YouTunber・ゆんが登場した。

 自宅に帰ると、知らない女性と自身の彼女がリビングで対峙。女性は「私の彼氏と浮気したでしょ!?」と激怒し、彼女は「女性の彼氏と2人で食事はしたが、浮気ではない」などと反論しているという、まさに“地獄”のようなシチュエーションを舞台に、キスマイメンバーの対応力が試されることになった。最初に挑戦した玉森裕太は、この展開に戸惑いまくりで、状況を把握するまでにかなりの時間を費やすことに。

 言い争う女性と彼女の様子に、玉森は何度も笑ってしまっていたが、なんとか「謝ったほうがいいんじゃないかな、とりあえず、ちゃんと……」と発言。しかし、彼女から「とりあえず謝ってるってことは、私が浮気したみたいじゃん!?」と猛反論されてしまい、VTRを見ていた玉森が「言わなきゃよかった」と後悔を口にする場面も。最終的に、「両方悪いっちゃ悪いかな」という曖昧な答えを出し、総合得点は33点で最下位となってしまった。

 一方、普段から安定して高得点を出す藤ヶ谷太輔は、「彼女、嘘つくタイプじゃないんで。『(浮気では)ない』って言ってるし、ないんだと思います」としっかり彼女の味方になり、女性と和解することに成功。総合得点は90点と高得点で、この時点で暫定第1位となる。

 そんな中、最後に登場した横尾渉は、「ちょっと待って、どういうこと?」と最初は状況が飲み込めない様子だったものの、彼女から事情を聞かされると、「あれじゃないの? 俺に『男友達とごはん行ってくる』って言った日じゃなく?」と、とっさに彼女と“口裏合わせ”する対応を取った。そして、「うちのマイコ(彼女)はそういうことする子じゃないし」「男性とごはん食べに行くってちゃんと聞いてるし。だから俺の中では浮気ではないというか、そういう疑いはない」とキッパリ。

 さらに、女性に対して「彼氏さんのことを大事にしてることはわかった」とフォローを入れつつ、「ヒートアップして悪い方向に考えちゃってると思うから、ちょっと冷静になって。ここはいったん、僕に預けてもらっていいですか?」と言い、2人からの反論を封じ込み、騒動を解決したのだった。

 これにはメンバーとゲスト審査員から「すごい!」と絶賛の声が上がり、94点を獲得してこの日の第1位に。若槻は「感動しました、すごくないですか!?」とベタ褒めする一方で、「これは詐欺師だな!」と思わず横尾を警戒。放送を見ていたファンからも、「横尾さん、これは神対応! 最高すぎる!」「横尾さんってめちゃくちゃ頭の回転速いんだろうな~。100点満点でもいい」「確かに、詐欺師の才能ありそう(笑)」といった反応が上がっていた。

『バチェロレッテ』黄皓さんに禁断の質問! 「萌子さんのこと、本当に好きだった?」と聞いた結果……

 Amazon Prime Video独占配信のリアル婚活サバイバル番組『バチェロレッテ・ジャパン』で注目を集めた、実業家の黄皓さん。前回では、冷静沈着に見えた黄さんが、実は最初のパーティーで動揺していたことや、参加者の中で孤立しているように見えた背景を聞いてきましたが、今回はググッと“真髄”に迫っていきます!

「杉ちゃんの深さには鳥肌が立ちました」

 『バチェロレッテ・ジャパン』では、いろいろな名シーン・名ゼリフがありましたが、黄さんの中に残っている印象的な言葉はありますか?

「“花びら”ですね。杉ちゃん(杉田陽平)が萌子さんと行った台湾でのデートで、ランタンに書いた“愛”をテーマにした言葉です。その時、萌子さんは“生きる”と書いたのですが、杉ちゃんは“花びら”。その言葉を選ぶ杉ちゃんの深さには鳥肌が立ちました。愛という言葉の特徴を捉えて、それを“花びら”にたとえるなんて、絶対にできない表現だし感動しましたね」

 花びらは、こっちにきたと思って掴もうとすると、ふわっと行っちゃう。向こうに行ったと思ったら、ヒューッと落ちてくる。待ってて手の中に入ることもある……そんな言葉を話していました。素敵な言葉だと萌子さんも感動していましたね。

「『バチェロレッテ・ジャパン』でも、(僕のもとに)ひらひらと手の平に落ちてくると思っていた愛が、スルッと落ちていってしまったし……。視聴者の方からは『黄さんがもっと「好き好き」アピールしていたら、結果は違ったかも』といわれるのですが、杉ちゃんも言ってたように、落ちてきた花びらをギュッと掴もうとしたら、風圧で逃げてしまうし、握りしめてもグチャグチャになってしまう。萌子さんが言ってた“昔の彼氏から受けた束縛がつらかった”という話は正にそれを示していますよね」

 確かに~!!

「花びらだと思って愛を探せば、真実の愛を見つけられるかもと思いました」

 それにしても、杉ちゃんの言葉が一番印象的だったとは。

「後は、台湾の温泉デートで萌子さんに『黄さんと話しながら、自分の人生を肯定できる気がした』と言われたことですね」

 萌子さんが感極まって泣いてしまって、感動的でしたね。

「本質的には僕と彼女って似てる部分があると思っていて。萌子さんって、両親含めいろんな人に認めてもらうために努力を重ねたけど、心ない嫉妬や批判に遭ってきた人だと思うんです。それで僕を見た時に“自分以外にもそんな人がいるんだ”と思ってくれて、僕が“それでも自分が好き”と言ったことに共感してくれたんだと思います」

 心が通じ合ったんですね。

「本当に、あの瞬間から萌子さんと気持ちが通じてきました。それまでは、ほとんどコミュニケーションを取っていなかったし、僕からしたら『スタイルの良いキレイな方』、萌子さんからすると『ただの自信満々なヤツ』だったと思います(笑)」

 ところで、番組を見ていた人なら、誰しも疑問に思うであろう黄さんの本心。心が通じ合っても、それは親友でもビジネスパートナーでもあること。そもそも、本当に萌子さんのことを好きになっていたのでしょうか?

「どう思います?」(少し意地悪そうに)

 好きになっていたとしたら、最後の屋久島デートで黄さんが涙した時かと思いました!

「正解です。好意は持っていたのですが、感情的に燃え上がるような恋心が芽生えたのは、最後の屋久島からなんです。それまでも、品も知性もあって素敵な人だと頭では理解していましたが、グッとそそられるモノはなかったんですよね」

 好意はあるものの、「好き」ではなかったんですね。たしかに、どのシーンでもいつも黄さんは冷静でした。

「でも、台湾の温泉デートで『僕の理解者になってくれる』という安心感が生まれていました。その後の職場デートでは、萌子さんが、僕のローズセレモニーでの立ち振舞いについて感謝の言葉をくれたんです。それがめちゃくちゃ言い当てられた内容だったので、自分をしっかり見てくれていることを感じて、愛おしい気持ちになりましたね」

 そしてその後、黄さんのご両親とのご対面がありました。

「両親が萌子さんをすごく気に入ってくれたんですよ。“あんなに素敵な人にはもう出会えないから、本気で頑張れ”と。僕にとって両親は僕の全てなので、その両親がこんな奥様をもらったら喜んでくれるというのは、僕の選択・気持ちに大きな影響を与えるんですね。さらにあの日、萌子さんと一緒に餃子を食べて、家にいる萌子さんを体感して、居心地が良かったです」

 でもまだ、そそられてはいなかった?

「そうですね。そそられ始めたのは、僕が屋久島デートで泣いた時。あの時、彼女が本気で向き合ってくれて、ハグしてくれてぬくもりを感じたことが大きかったです。ハグした時に、匂いや体温を感じるとドキドキするじゃないですか? このとき、初めて萌子さんに触れたので、すごいそそられましたね」

 感情をあらわにして泣く黄さんは印象的でした。

「あの日の翌日、萌子さんは杉ちゃんとデートだったのですが、その日は1日中、萌子さんのことを考えてて、あぁ好きになったんだ……ということを感じてました」

 最後の最後で好きになるという、切ないエピソード……! でも、その翌日は最後のローズセレモニー。彼女に高まった感情を伝えることはできないまま、最終日になったわけですね。

「時すでに遅しですね。あの最後のローズセレモニーの時、気づいていらっしゃるかわかりませんが、僕、やけに言葉が短くて。『2カ月ここまで連れてきてくれてありがとう』みたいな、突然、中国人の片言のようになってしまいました。本当に萌子さんを好きになっていたから、『これで終わりだな……』と頭の中が真っ白だったんです。これは、参加した人にしかわからないのかもしれませんが、『選ぶ』『選ばれる』というのすごい決断なんです。世間様に責任が生じるから、めちゃくちゃ怖いことなんですね。だから、振られるにしても、選ばれるにしても、あの場では何も考えられなかったですね。だから、片言になってしまったんです(笑)」

 もう少し早く好きになっていたら、違う結末が待っていたかもしれません。なんて言ったら「タラレバはありません!」と萌子さんに言われてしまいそうですが……。

 次回は最終回、ローズセレモニー後の杉ちゃんとのシーンやスタジオトーク、現在の婚活状況について話を聞きました!