「レコード大賞」、今年は「かつてないクリーンな審査」に!?  レコード会社や事務所の“ゴリ押し”少なく、ガチバトルが展開か

 今年1年の日本の音楽シーンを振り返る風物詩的イベントのひとつ『第62回日本レコード大賞』(TBS系)の各賞が、11月19日に発表された。同イベントをめぐっては、賞をめぐる“買収疑惑”が取り沙汰されて久しいが、こと2020年、特に「新人賞」に選出された4組に関して、「『最優秀新人賞』は、ガチな選考になる」(テレビ局関係者)と言われているようだ。

 発表によると、「日本レコード大賞」候補となる「優秀作品賞」に選ばれたのは、三浦大知、 純烈、 Little Glee Monster、 瑛人、 乃木坂46、 DISH//、 AKB48、 氷川きよし、 DA PUMP、 LiSAの楽曲10曲。「新人賞」には真田ナオキ、 Novelbright、 豆柴の大群、 Rin音の4組が選出された。

「現時点で、大賞は瑛人の『香水』かLiSAの『炎』というのが業界全体の共通認識となっていますが、最優秀新人賞に関しては、『今年はかつてないほどのクリーンな選考になるのでは』という話です」(スポーツ紙記者)

 例年この時期になると、特にプッシュしたい新人を抱えるレコード会社やプロダクションは、レコ大審査員に対しあらゆる手段で“接待攻勢”を仕掛けるのだとか。

「特にレコ大に力を入れているレコード会社は、エイベックスやその系列、また芸能事務所ではバーニングプロダクションの系列ですが、特にエイベックスは、先日、本社ビルの売却と希望退職者の募集を行うことが大々的に報じられている通り、賞レースに力を入れる状況ではなくなっている。ただでさえコロナ禍による不況は音楽業界全体に及ぶもので、各社まったく余裕がなく、今回の新人賞枠に関しては、例年より“ゴリ押し”は少ないものとみられています」(レコード会社関係者)

 最優秀新人賞候補となる新人賞を受賞した4組をみてみると、TBSのバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』から誕生した5人組女性アイドル・豆柴の大群がエイベックスからデビューしている。また、演歌歌手・真田ナオキは、バーニング系列の芸能事務所・テイクオフに所属しているため、本来なら有力候補なとなり得るが……。

「真田がバーニング総帥・周防郁雄社長から寵愛を受けていることから、最優秀新人賞は、真田の一強になるのでは? というのが第一印象でした。しかし、今年はかつてのように“鉄板”といわれるような新人はいなかったため、新人賞を受賞した4組は苦し紛れで選ばれたとか。そのため、最優秀新人賞をめぐっては、“影響力”や“資金力”を排除したガチバトルになる可能性も秘めているんです」(同)

 コロナの影響により、“悪しき伝統”というべき事態が解消されるのであれば皮肉な話だが、果たして今回ばかりは「クリーンな審査」を見ることができるのだろうか。

Hey!Say!JUMP、「売り方汚い」「ひどい」とアルバム通常盤めぐり物議! 特典「生配信イベント」にファン大荒れ

 12月16日にニューアルバム『Fab! -Music speaks.-』をリリースするHey!Say!JUMP。このほど、同作の発売を記念したスペシャル生配信イベント『「Fab! -Music speaks.-」Online』を、ライブ配信プラットフォーム・SHOWROOMで配信することが明らかになった。しかし、二部構成のイベントをすべて視聴するには、アルバムの通常盤を2枚購入しなければならないため、ファンの間で「通常盤2枚はいらない」「アルバム買って配信も見れるなんてお得」と、賛否両論が巻き起こった。

「10月12日、顔を隠してダンスパフォーマンスをする謎のボーイズグループ・Honey Beeの動画が突如としてYouTubeにアップされ、『Hey!Say!JUMPメンバーではないか』とネット上で話題に。その後、JUMPの新アルバムの詳細が明らかになると、Honey Beeの正体がやはりJUMPであることや、アヴちゃん(女王蜂)、Ayase(YOASOBI)、清水翔太、まふまふ、岡崎体育ら、豪華アーティストの楽曲提供も判明しました」(ジャニーズに詳しい記者)

 発売前から注目を集めている同作だが、通常盤の購入者を対象に、12月20日正午より生配信イベントを開催するという。所属レコード会社・J Stormのサイトによれば、PART-1は同日正午、PART-2は午後3時30分からスタートするとのこと。視聴にあたっては、通常盤の封入用紙に記載された番号が必要になり、両方見る場合は「異なる引換番号が2つ必要」だとアナウンスされている。なお、初回限定盤1と2の金額は3,500円で、通常盤は2,800円(すべて税別)だ。

 生配信イベント発表後、PART-1とPART-2を両方みたいと思うファンからは「通常盤2枚買うのはキツい。てか、同じCD2枚もいらないよ!」「全形態予約してるのに、通常盤もう1枚追加するのは金銭的に無理」「お金の問題じゃなくて、JUMPが“同じ商品を2枚買わせる”っていう売り方にシフトしたことが悲しい」「今までで一番ひどい売り方だね。シングルならまだしも、単価の高いアルバムでそんなことするなんて……」「ファンのことなんだと思ってるんだろう? 売り方の汚さに腹が立つ」と、否定的な反応が上がることに。

 しかし一方では、「全17曲も入ったアルバムに、配信イベントのチケットが付いてくるなんて最高じゃない?」「CD買えば配信イベントが見られるって、かなりお得だと思う」と、今回の手法に賛成する声も。こうしてさまざまな反応が飛び交ったことで、11月18日夜にはTwitter上で「通常盤2枚」の言葉がトレンド入りを果たした。

 そんな中、Hey!Say!JUMPはこのところ、シングル・アルバムの売り上げが芳しくなく、リリースのたびにファンから「人気落ちてる」「買い足したほうがいいかも」といった声が上がっていたため、「通常盤を2枚買わせようとするのは、JUMPの売り上げが危ういってこと?」「こんなことするのも、JUMPの売り上げがヤバイからだよね……」などと、危機感を感じているファンも。

「今年9月発売の最新シングル『Your Song』は、発売初日に14万3,641枚を売り上げ、6月発売の前作『Last Mermaid…』の初日記録(13万2,394枚)よりも1万枚以上アップしました。しかし、『Your Song』の初回限定盤2には、ジャニーズJr.が出演するDVD『Your Song~はじまりの冒険~(Promotion Video)』が付いており、『Jr.効果で枚数が伸びた』との見方もあります。一方でアルバムは、18年8月リリースの『SENSE or LOVE』が初日12万7,852枚、19年10月リリースの『PARADE』が初日11万9,462枚と、右肩下がりの状況。これ以上売り上げが落ちると、10万枚を切る可能性も見えてくるだけに、今回のアルバムに力が入るのも致し方ないのでは」(同)

 物議を醸した“商法”は、アルバムのヒットにつながるのだろうか。まずは初日の売り上げ枚数に注目が集まる。