ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、10月15日~21日公開の動画をチェックします!
Travis Japan・川島、「7人じゃなきゃダメ」発言にファン感動
Travis Japanは、通常回の「【単独公演2020秋】コンサート完全密着!」(15日)と、プロモーションの「【ハロウィーン】映える料理でコスプレパーティー」(19日)に加えて、20日にはパフォーマンス動画「『Happy Groovy』(LIVE 2020 ENTER 1234567)」の計3本が公開されている。
1本目は、9月26日・27日に「Johnny's net オンライン」を通じて配信した単独ライブ『Travis Japan LIVE 2020 ENTER 1234567』の裏側に密着したもの。彼らは、8月の配信ライブ『Summer Paradise 2020 俺担ヨシヨシ 自担推し推し 緊急特別魂』で初のソロ公演に挑戦していたが、新型コロナウイルスの影響もあり、7人全員でのコンサートは久しぶりとなった。
ソロライブを経て、それぞれステージとの向き合い方や心境にも変化があったようで、七五三掛龍也は「前よりもみんなが意見を言うようになった」「こだわりが強くなったのかなと思って。スゴくみんなの意見が刺激になって、むちゃくちゃ完成度の高いものに仕上がってる感じがしました」と、コメント。吉澤閑也も同じく、「振り付けも結構、自分の中ではスゲー出てくるんですよ。そういうのは成長できたのかなって思うし。リハーサルしてて、やっぱみんな変わったなってちょっと思いましたね。ダンスもそうだし、歌とかもめちゃくちゃうまくなってて。(松田)元太が俺はめちゃくちゃスゲーなと。ほかのみんなもスゴいんだけど。歌うますぎてビビりますね」と、自身を含めて仲間の進化を感じているという。残念ながらファンと会場で会うことはできなかったが、単独ライブはTravis Japanにとって意義のある公演になったのだろう。
公演初日は、吉澤がカメラを持ち、本番30分前の楽屋の様子を撮影。上半身裸でメイクや準備に入る宮近海斗&松倉海斗をはじめ、松田がウクレレでSMAPのシングル曲「朝日を見に行こうよ」を弾き語りする姿も。そして公演終了後、川島如恵留は「“7人だからTravis Japanなんだな”っていう。そういう強みというか、やっぱり帰るべき場所。ホームなんだなっていうのはあらためて感じたから。7人でできるって、こんなに幸せなことなんだなというのも感じつつ。やっぱり、7人じゃなきゃダメだなというのもありましたね」と、感慨深げに振り返る。松田も「家族と一緒にライブができて、最高でした。ただただ楽しくて、一つ言うなら、早くお客さんを。ファンのみんなを入れて(ライブを)やりたい」と、Travis Japanは“家族”だと表しつつ、無観客ライブに対する寂しい気持ちを吐露していた。
この動画を受けて、ファンは「『家族と一緒にライブができて最高』って楽しそうに話す元太を見て泣いた」「『7人じゃなきゃダメ』『家族』っていう言葉がなんの迷いもなく出てくるし、Travis Japanはメンバー愛が強い。彼らに出会えて幸せ」「『家族とライブできて最高』と話す元太くんが好き。そんなTravisJapanが最高だよ」「如恵留くんの『7人じゃなきゃダメ』って言葉の重みと深さがスゴい。ソロ公演を経て、自分もそう思った」「『7人でできるって幸せ』『7人じゃなきゃダメ』っていう如恵留くんの言葉が胸に刺さる」と、大感激している。
2本目は、ハウス食品とのコラボレーションで、「ごちレピライス キーマカレー/タコライスソース」のPR動画。「メンバーが料理してるの見るのって初めてじゃない!?」(川島)「確かに」(松倉)と話した通り、Travis Japanにしては珍しい料理企画で、食材を炒める、飾り付けなどの工程も大公開している。合間には松倉、松田、宮近らのコントが始まり、ボケの大渋滞が発生。最後は仮装し、和気あいあいと「ハロウィンパーティー」を楽しんでいた。再生回数は1本目が42万台、2本目は50万台、3本目が24万台(23日時点)。
18日の動画は「HiHi Jets【カレー祭り】100種以上のカレーが下北沢にあるらしい…」。東京・下北沢の街で18日まで行われていた「下北沢カレーフェスティバル」を舞台に、113店舗の中からテイクアウトできる商品を選ぶといったお楽しみ企画。メンバーは現地には行かず、下北沢に向かったスタッフと中継をつなぎ、買い物をしてきてもらうという斬新な企画となっている。
冒頭、橋本涼が「ナン食べたいね」とつぶやく場面が流れたほか、「ちょっと食べてみたいな~って思うのは、ナンが食べたいんだよね。美味しいじゃないですか」(1分36秒頃)と、ナンに関する発言がチラホラ。テロップでも「ナンが食べたい橋本涼」(5秒頃)「全て橋本LOVEのナンがついてるよ!」(4分頃)と、“橋本のナン愛”を強調するかのような構成になっているのだが、後にこの伏線が回収されることに……。
一方、カレーは無条件で食べられるわけではなく、希望商品を選択した上で、誰かと答えがかぶれば実食できるとのこと。ただ、テイクアウト可能なメニューが1つだった場合は無条件で食べられるといい、橋本は「みんなハッピーやん!」と喜んでいた。さっそく、奇跡の満場一致を果たすなど、順調にカレーを獲得していく5人。特に揉め事もなく、あまりにもスムーズに進むため、雨の中で“使いっぱしり”をさせられているスタッフが可哀想に思えてくるほどだ(ただタレントが室内でぬくぬくと指示をして買い物に行かせているだけのように見えてしまう)。
また、下北沢は「古着の街」として知られているだけに、待機中は古着に関するトークにも発展。少年忍者・川崎星輝に求められ、猪狩蒼弥が私服を譲った話や、「織山(尚大)にも昔、Tシャツあげたことがあって。1回も(着ている姿を)見てない」と、愚痴をポロリ。すると、井上瑞稀も「わかる。俺も織山に『それください』って言われてあげたのに、あいつ着ないよね!」と暴露していた。猪狩がKis-My-Ft2・玉森裕太にサルエルパンツをもらったエピソードを明かした際は、周囲が「カッコいい!」と玉森の対応を絶賛。
橋本はTravis Japan・吉澤閑也から「剥ぎ取っている」ほか、井上は高橋海人、平野紫耀らKing&Princeメンバーのお下がりをもらっているんだとか。そんな井上とキンプリメンバーの関係性について、他メンバーは「固い絆みたいの感じる」(高橋優斗)「俺も意外としゃべるほうだとは思うけど、でもあの距離感出せない」(猪狩)「違うよね、なんかね」(作間龍斗)と羨んでいるよう。そして、最後のお店は、和風鶏キーマ、マトンキーマ、海老×海老ポークキーマの3種類があると判明。“意見が割れるか、割れないか”という、この企画のヤマが終盤でようやく到来したのだ。ここで、猪狩、井上、作間がマトン、高橋と橋本は海老をチョイス。
二手に分かれたことで、ラストも“全員食べられる”と決まると、緊急会議によって「今、見てる人も見応えがないというふうになりました。じゃあ、最終問題はルールを変更して、多かったほう(多数派)だけが食べられるようにしよう」(猪狩)と説明。これを踏まえて仕切り直すと、高橋がマトン派に移り、橋本のみが変わらずに海老派に残留した。その後、猪狩が“裁判官”となり、両者の言い分を確認。「俺がマトンを食べないので、優斗さんは餃子を今回は抜いて」(橋本)「そしたら、ナン抜きで」(高橋)との提案が出ると、橋本は「ナンだけは食べさせてください! 俺今日、最初から途中までずっと『ナンが食べたい』と(主張していた)」と懇願した。
結果的に、猪狩裁判官はなぜか高橋側の言い分を尊重し、橋本が敗訴。なにも悪いことをしていないにもかかわらず、マトン&ナン抜きの酷な判決が下り、橋本は「これがバラエティの怖さか……」とショックのよう。こうして、実食タイムではナンのお預けをくらった橋本だったが、4人に「美味しい?」(17分28秒頃)と聞くなど、優しい性格が垣間見える。ブチ切れもせずに理不尽な要求を飲み込んだ橋本が、収録後にナンを味わえていればよいのだが……。なお、どのメンバーのコメントなのかは不明ながら、概要欄には「僕たちらしいナンにまつわるやりとりにも注目です。はしもっちゃん、ゴメンね」と、謝罪の言葉も書かれていた。
SNSやコメント欄を見ると、「涼くん、あんなに楽しみにしていたナンが食べられなくて可哀想」「ナン好きなのに食べられなかった橋本さんが可哀想だった」「ナンは食べさせてあげようよ……。収録後も食べてなかったとしたら、さすがに橋本くんが不憫」「なんで橋本さんがナンを取り上げられたのかわからない」「猪狩裁判長、多数派に寝返ったのはゆうぴ~で、橋本さんは何もしてないのに!」「あの状況でナンを没収されたら、自分なら絶対怒る。橋本さん、優しすぎ」「橋本くんが可哀想で見ててつらい。いつか橋本くんが楽しいだけの企画もやってほしい」と、橋本に同情の声が集まっていた。
ちなみにこの動画、通常の日曜午後8時頃に上がったものの、「Jr.チャンネル」公式Twitterは8時30分に「本日アップの動画に不具合があったため修正して再度アップいたします。申し訳ありませんがもうしばらくお待ちください」と、ツイート。同日10時に再アップを報告した。途中まで最初の動画を見れていた人たちの書き込みによれば、特におかしな点はなく、どこのシーンを修正したのかはハッキリわかっていないようだ。再生回数は23日時点で22万台。
21日の動画は「少年忍者 【マスクマンは誰!?】失敗でモザイク!」。今年1月配信の「【22名チャレンジ】けん玉成功しないとずっとモザイク!」に続く第2弾の企画で、今回はお題を変えてチャレンジ。新型コロナの影響で、前回のように全員参加とはいかず、メンバーは安嶋秀生、稲葉通陽、内村颯太、織山尚大、ヴァサイェガ渉、川崎星輝、久保廉、田村海琉、豊田陸人、元木湧、山井飛翔の11名だ。項目は、比較的に簡単な「お手玉(30秒続ける)」を皮切りに、「ダルマ落とし」「たて笛(音を外さずドレミファソラシドを吹く)」「テーブルクロス引き」「皿回し(5秒続ける)」と、難易度はバラバラ。カードに書かれたお題に取り組むため、それぞれ条件が異なる中での挑戦となる。
“成功しないと映れない”というコンセプトとあって、進行役・元木の合図を受けて、1分52秒頃から全体にモザイク処理が施されてしまう。引きの映像だと、誰がどこに座っているのかも区別できないほどだ。個人的には、この段階でのモザイクは「もったいない」の一言に尽きる。ある意味で“顔を売る”目的もあるYouTubeの動画において、序盤から顔を隠す演出は必要なのかと、疑問に感じてしまった。
他グループは基本的に全メンバーが揃った上で収録を行っているものの、少年忍者の場合は人数が多いこともあり、新型コロナが流行した春以降は半数が定番。緊急事態宣言が明けて通常の収録が再開した後、特に安嶋、星輝、山井あたりは登場回数が少なく、ファンからたびたび不満の声が漏れていた。そんな中、貴重な出演回で、彼らの表情が見えにくい動画となり、最後までモザイクが外れなかったタレントのファンは、もどかしい気持ちになったのではないだろうか。
とはいえ、もちろんメンバーによっては成功後にモザイクが取れるだけに、その瞬間のリアクションを楽しめる喜びもある。ただ、もし今後もこの手の企画を恒例化するのであれば、個人のチャレンジの直前までは素顔を晒し、失敗したらモザイク……といった編集に変えるなど、改善の余地もありそうだ。「少年忍者、モザイクがかかっててもカッコいいし、可愛くて最高」と純粋に楽しんだファンもいる一方で、「今回の動画、推しメンバーが全員いる回なのに、みんなモザイクで終わった……」「面白かったけど、やはり少年忍者みんなの顔が見たいから、次回はモザイクを外してほしい」「好きな子の顔を見せてもらえないという拷問……」「今回のYouTube、モザイク外してほしいシーンが多すぎる」と、嘆くコメントも多数見受けられた。あまりリピートできる内容ではないのか、再生回数も23日時点で12万台と、低調。ファンのリアルな反応が数字に表れているのかもしれない。
17日の動画は「美 少年【脳トレ】まさかのあいつが脳の潜在能力NO.1!?」で、美 少年がひらめき力、発想力などが重要な脳トレにチャレンジしている。最初の問題は、うまく伏せられている状態の個人名を探し出す「隠れている有名人は誰?」。わかったメンバーは、席を立ち、固定カメラに向かって答えを言う方式になっており、まずは那須雄登が挙手した。これにより、那須がカメラ(視聴者側)に近づいてきた上で、口元のアップに。このカメラに対して囁くスタイルは、ファンにとってうれしい演出だろう(画質もキレイ)。
そんな中、この日は天然なキャラクターで知られる佐藤龍我が“覚醒”。直感力に優れているのか、メンバーも驚くほどの活躍を見せている。終盤10分過ぎからは、お題カードに従って試験管の玉を注ぎ移すゲーム「ドクターエウレカ」で対決。頭を使う対決がよほど面白かったようで、エンディングでは「楽しかった」(藤井直樹)「第2弾やりたい」(浮所飛貴)「最高だった」(岩崎大昇)と、元気いっぱいの美 少年だった。
ファンからも、「まさかの展開でたくさん笑った」「脳トレ企画なら、クイズが得意のうきなすが優勢かと思ったら、まさかの龍我くんが覚醒! 喜んでいる龍我くん、本当に可愛い!」「頭を使う企画だから、那須くん&浮所くんがリードするかなと思ったら……なんと龍我が! ひらめき力があるんだね」と、意外な能力を発揮した佐藤に関するコメントが多く出ている。こちらの動画は通常の午後8時より約40分遅れで配信され、再生回数は23日時点で21万台。
■7 MEN 侍、自信満々の「ダンス企画」の結果は……
16日にアップされたのは「7 MEN 侍【ダンスNo.1は誰?】僕たちジャニーズなんで踊れます!」(再生回数は23日時点で23万台)。Jr.内ユニットではバンドのイメージが強い7 MEN 侍だが、今回はメンバー待望のダンス企画とのこと。3種類のダンスゲームで対決し、合計ポイントが多かった上位3名には高級焼き肉弁当のご褒美が待っているという。最初の「ダンスde絶景ジェスチャー」は3人ずつの2チームで勝負。リズムに乗りつつ、ただ顎を突き出した今野大輝の「モアイ像」(2分15秒頃)や、「東京駅」がお題の際、菅田琳寧が「とうきょう」と口パクしているように見えるシーン(7分17秒頃)など、ツッコミどころ満載だ。
このほか、指定の秒数でフリーダンスをできるかどうかを競う「万歩計ダンス」と、1人だけ違う曲で踊っている人物を当てる「ダンス人狼」を実施。最後に矢花黎が「果たして魅力が伝わったかどうかはわからないですけど」と漏らした通り、6人のダンス技術はあまりアピールできていないが、珍妙な動きについつい笑ってしまう場面も多かった。ここ半年の「Jr.チャンネル」は、新型コロナ感染拡大防止のため、基本的にロケを見送っており、各グループとも少し離れて座りつつ、トークがメインの企画を行っている。室内での撮影だけに、あまり画変わりしない動画も多い中で、こうした全身が写る企画は見ていて飽きにくいという良さがある。今回は20分とやや長尺だが、他グループも10分~15分程度で視聴できるようなダンス企画をどんどんやってほしいものだ。