中学受験の初テストで「偏差値27」の衝撃! 塾では最後尾……「息子は優秀だと思っていた」母の焦燥

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 「中学受験あるある」の一つに、「我が子の模試の偏差値が思っていたより低くて、衝撃を受ける」というのがある。中学受験では、模試の結果が「偏差値30台」ということは、特に珍しくもないのだが、中学受験経験がない親にとっては“衝撃の数字”に見えてしまう。

 偏差値は、テストを受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかを表す数値であると共に、その平均は「50」であるということを、親はこれまでの我が身の実体験で理解しているが、意外と「母集団の違い」には気が付かないものだ。

 当然のことだが、偏差値はテストの規模、地域、時期、受験層によって大きく数値が異なるので、つまり異なるテストの偏差値というのは、一概に比較できないのである。

 さらに言えば、誰もが受けるわけではない中学受験は母集団が少ない。その上、小学校でも成績の上位層が受験しているので、もともと“できる集団”の中での指標なのだ。

 もちろん模試にもよるが、中学受験の偏差値50は、高校受験の偏差値60~65相当であると言われている。それゆえ、中学受験の偏差値は親が期待するよりも低く出がちになり、時に親の度肝を抜いてしまうことがあるのだ。

  大手企業に勤める総合職の裕子さん(仮名)も、一人息子である弦君(仮名)の“ファースト偏差値”に驚いた一人だ。

 夫婦ともに地方出身者で、大学までオール公立で過ごしてきたという裕子さんいわく、「中学受験の“ち”の字もない地域で育った者」にとっては、先輩社員が口にする「中学受験」は、他人事であったそうだ。しかし、弦君が小学校に上がる頃から、だんだんと感化されるようになり「弦も中学受験をしたほうがいいのかな?」と思うようになったという。
 
 裕子さんは受験当時を振り返りながら自嘲気味に、こう話してくれた。

「自慢に聞こえるかもしれないんですが、受験塾に入れるまで、弦のことは『優秀な子』だと思い込んでいました。小学校のテストでは常に満点かそれに近い点数しか取ってきたことがないので、当然、受験塾に入ったら、最上位クラスは間違いないと思っていたのです……」

 ところが、ふたを開けてみたら、偏差値27、最後尾クラス。裕子さんは、「真面目に『72』」のプリントミスではないか?」と思ったという。

「まず、偏差値に20台があるのか!? ってことに衝撃を受けました。私自身は『いつも偏差値は60台くらいだった』という記憶があるので、そもそも母集団が違うという発想にはならなかったです」

 これは、小学校のテストで出題される問題と、実際の中学入試問題の難易度が桁外れに違うということを如実に示す出来事。小学校で優秀なら、受験塾でも優秀ということにはならないのだ。

「『弦が優秀ではない!』と知り、正直、慌てました。親のミスと言われれば、それまでですが、小学校の成績なんかまったく当てにならないってことが、よくわかったんです」

 勉強熱心な性格である裕子さんは、それから塾のテキストを自らひも解いて、弦君に解るように丁寧に解説をしていったという。

「受験はテクニックということもあるので、問題に慣れるにしたがって、弦の偏差値は面白いように伸びました。偏差値50までは順調でしたね。ところが、55の壁が超えられない。主人も、頭では母集団の違いなども理解しているんですが、どうしても偏差値50=平均という意識が抜けなくて、『金かけてまで、平均の学校に行くことはない! 上位校に行けないなら、やめてしまえ!』って怒っていましたよ……」

 やがて、偏差値50前後のまま、弦君は小学校6年生の晩秋を迎える。

「さすがに、その時期まできたら、それ以上は難しいなと思い始めました。上位校は主人の希望なので、とりあえず受ける。けれども併願校は弦の実力に見合う、弦にとって居心地の良い学校を探そうと、私は説明会に行きまくりました」

 参考までに書くと、中学受験の偏差値は、難関校で60以上、中堅校で50前後から60の間になるので、中堅校といえど競争は厳しい。

 結果的に弦君は中堅校ではあるが大学合格実績も目覚ましく、先進的な教育を行うことで有名な学校に入学した。

「『受験するなら、偏差値60以上の学校に行くべき!』という主張を変えなかった主人は、最初、この結果に不満のようでしたが、実際、難関校はには不合格だったわけで、今の学校に行くしかなかったんです。でも、今は主人の方がこの学校に夢中です」

 弦君の中学には、「お父さんの会」があり、今ではその集まりに積極的に参加しているという。

「主人は去年の文化祭で、焼きそばを腕が上がらなくなるまで焼いたっていうのが自慢みたいです。『弦は本当にいい学校に入ったなぁ……』なんてしみじみ漏らすので、私が『どの口が言う?』と言い返しているほどです(笑)」

 弦君は今、中学3年生。文化祭実行委員会のメンバーの一人として、「コロナ禍で、どのように文化祭を開催できるか」に頭を悩ませながら、日夜、仲間や先生と協議の最中なのだそうだ。弦君の充実した学校生活の話を聞くと、親が偏差値に踊らされないことの重要さを実感する。

「ヤクザでも誰でも等しく人権はある」元極妻が考える工藤會の“死刑判決”

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

6年間の接見禁止が解除

 勾留中の工藤會の親分衆の接見禁止が、6年もたってようやく解除されたことがニュースになりましたね。6年間ずっと独房で、弁護人さん、刑務官としか話せなかったんですよ。すごくないですか?

 報道などによると、五代目工藤會(北九州)の野村悟総裁と田上不美夫会長は、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪で起訴されていて、お2人とも否認しています。9月3日に被告人質問が終わり、証拠調べがぜんぶ終わったので、「罪証隠滅のおそれ」がなくなったので接見禁止も解除ということのようです。もちろんそれはタテマエで、単なるイヤガラセでしょうね。

 6年もの接見禁止は、いろんな意味で問題だと思いますが、そもそも被告人ですから「無罪推定」の原則があります。

 弁護士さんのサイトなどを見ても、接見禁止は、普通は起訴されたら、あるいは初公判が始まったら解除されますし、その後も続くのは「否認して罪証隠滅のおそれがある」とされた場合のようですよ。私の周囲でもそうでした。

 6年は聞いたことがないですね。もっとも工藤會については警察庁が力を入れているので、「刑が確定するまで接見禁止」とのうわさもありましたけど。

 野村総裁と田上会長の求刑は来年1月で、おそらく死刑が求刑されるとみられています。過去には「現役ヤクザのトップの死刑」はなかったので、警察庁はやる気満々らしいです。とはいえ、お2人とも高齢なので、実際には執行はされないともいわれています。要するに「死刑判決」という事実があればいいのでしょう。

 こんなことを書くと、「ヤクザに人権なんかない。接見禁止は当然。さっさと死刑になれ」とか言われそうですね。まあ、しょうがない部分はあるんですが……。それで、少し前に、テレビで弁護士の三輪記子さんが「だれにでもひとしく人権がある」とおっしゃっていて、とてもうれしかったです。

 横浜刑務所の受刑者が、HIVの血液検査で陽性だったのに放置されてエイズを発症してしまった事件があったのですが、それについて、「人権は『あるかないか』ではなく、すべての人に保障されるもの。たとえ受刑者であっても、その大原則は変わりません。一般の方同様に、治療を受ける権利ももちろんあります。これを機会に、こうした原則がもっと社会に周知されるようになってほしいと思います」とおっしゃっていました。

 もう三輪先生の大ファンになってしまいました。東大法学部卒の美人さん、そして自他共に認めるヤリマ〇て、最高のキャラですよね。私が逮捕されたら、ぜひ弁護をお願いしたいです。今のところ思い当たるフシはないのですが、どこからどうタマが飛んでくるか、わかりませんからね。

「留置場お泊まりセット」とガサ入れ対策

 ちなみにオットが生きていた頃は、オットの分と共に私の分も「留置場お泊まりセット」を、いつも用意していました。スーツケースに新品のパンツとか靴下とかを入れておいて、いざとなったら、そのまま差し入れてもらうんです。オットは何度も使う機会がありましたが、おかげさまで私は使うことがないまま終わりました。もちろん、夏物や冬物に入れ替えたりはしていましたよ。今となっては懐かしい思い出です。

 そういえば、以前取材を受けた女性ライターさんは、ガサ入れ(家宅捜索)対策として、下着を入れてある引き出しに100均で買ったゴムのゴキブリやゲジゲジのおもちゃを入れているとおっしゃっていました。ヤクザの裁判などを取材しているので、警察にはかなりマークされているそうです。

 たしかにガサ入れの時って、刑事さんたちは下着とか生理用品をマジマジと見るんですよ。「男ってやあね」という感想しかないんですけど、「下着がゴムくさくなるのでツラい」そうです(笑)。ライターさんは、今も逮捕されずにがんばっておられます。

柳葉敏郎「知事選出馬を否定」波多陽区「レギュラー7本」! “地方移住”した芸能人のいま

 プロ野球選手・ダルビッシュ有の元妻としても知られる、タレントでモデルの紗栄子。そんな彼女が9月2日に発表した意外な“転身”が、ネット上で話題を呼んだ。

「紗栄子はその日、自身のインスタグラムで牧場の写真と共に『このたび、アイランドホースリゾート那須という牧場をNASU FARM VILLAGEと新たに名称を変更し、私が代表を務めるThink FUTURE社で運営に携わらせて頂くことになりました』と発表。引退した競走馬のセカンドライフを築く事業に着手すると明かしました。さらには、牧場のある栃木県大田原市に生活の基盤を移したことを報告し、牧場の運営資金はクラウドファンディングで募るとか。ネット上では、『やりたいことを行動に移せるのは、素直にすごいと思う』『前はあんまり好きじゃなかったけど、一気に好きになった』いうポジティブな意見がある一方で、『話題作りに必死な感じ』といった冷ややかな声も上がっています」(芸能ライター)

 紗栄子のほかにも、首都圏から地方に拠点を移した芸能人は少なくない。大ヒット映画『踊る大捜査線』の室井慎次役を演じたことなどで知られる俳優の柳葉敏郎は、現在、秋田県で暮らしている。

「同県出身の柳葉は、2000年に長女が誕生したのをきっかけに、教育環境に恵まれた場所で育児をしたいという願望を持つようになり、小学校入学を機に移住。秋田県で行われるイベントに積極的に参加するなど、地元でも親しまれている様子です。19年9月には『女性自身』(光文社)が“秋田県知事選出馬説”を報じ、『実は知事選出馬が待ち望まれている』などと伝えていますが、同誌が07年に本人を取材したときは、『俺、学校も出ていないし、人の上に立つ人間じゃないんだよね』と否定。現在は、仕事のたびに東京や大阪などの都市部に出かける生活をしているようです」(同)

 特有の事情で田舎暮らしを決めた例としては、女優の高木美保が挙げられるだろう。

「高木は1998年、紗栄子と同じ栃木県の那須塩原市に移住。2019年6月放送の『直撃! シンソウ坂上』(フジテレビ系)に出演した際、芸能界で不規則な働き方をしているうちにパニック障害を罹患し、治療も兼ねて移住したと明かしています。現在はタレント活動をメインとしてながら、農業を営んでいるそう。仕事のたびに東京に出る生活を送っているといい、00年には、田舎暮らしについてつづったエッセイ『木立のなかに引っ越しました』(幻冬舎)も発表しています」(同)

 芸能界で確かな地位を築いていれば、都会から離れて“悠々自適”な生活を送れるのだろう。しかし、中には「都落ち」と揶揄されるケースもあるようだ。

「“ギター侍”のネタで知られるお笑い芸人の波多陽区は、2000年代半ばにブレークしたものの、その後露出が激減。『一発屋芸人』と言われて久しい存在です。そんな波多は、16年にワタナベエンターテインメント九州事業本部に移籍し、同時に福岡県福岡市に移住。19年3月に波多は、ウェブメディア『R25』のインタビューで移住当初は『まったく仕事がなくて、週5でバイトをしてました』などと語っていましたが、現在は地方局で7本のレギュラーを持っています。また、石田純一の息子である俳優・いしだ壱成も11年から石川県白山市に移住し、YouTubeで田舎暮らしの様子を発信中。とはいえ、2人とも全国区のテレビ番組や主要メディアでその姿を見ることはほとんどなく、ネット上では『都落ち感しかない』『地方で活動していることすら知らなかった』という声も聞かれます」(同)

 移住を決める理由は人それぞれだが、仕事がそれまでと同じように舞い込むとは限らない。新天地で新しい人間関係を築くスキルや、仕事の幅を広げることも必要なのだろう。

柳葉敏郎「知事選出馬を否定」波多陽区「レギュラー7本」! “地方移住”した芸能人のいま

 プロ野球選手・ダルビッシュ有の元妻としても知られる、タレントでモデルの紗栄子。そんな彼女が9月2日に発表した意外な“転身”が、ネット上で話題を呼んだ。

「紗栄子はその日、自身のインスタグラムで牧場の写真と共に『このたび、アイランドホースリゾート那須という牧場をNASU FARM VILLAGEと新たに名称を変更し、私が代表を務めるThink FUTURE社で運営に携わらせて頂くことになりました』と発表。引退した競走馬のセカンドライフを築く事業に着手すると明かしました。さらには、牧場のある栃木県大田原市に生活の基盤を移したことを報告し、牧場の運営資金はクラウドファンディングで募るとか。ネット上では、『やりたいことを行動に移せるのは、素直にすごいと思う』『前はあんまり好きじゃなかったけど、一気に好きになった』いうポジティブな意見がある一方で、『話題作りに必死な感じ』といった冷ややかな声も上がっています」(芸能ライター)

 紗栄子のほかにも、首都圏から地方に拠点を移した芸能人は少なくない。大ヒット映画『踊る大捜査線』の室井慎次役を演じたことなどで知られる俳優の柳葉敏郎は、現在、秋田県で暮らしている。

「同県出身の柳葉は、2000年に長女が誕生したのをきっかけに、教育環境に恵まれた場所で育児をしたいという願望を持つようになり、小学校入学を機に移住。秋田県で行われるイベントに積極的に参加するなど、地元でも親しまれている様子です。19年9月には『女性自身』(光文社)が“秋田県知事選出馬説”を報じ、『実は知事選出馬が待ち望まれている』などと伝えていますが、同誌が07年に本人を取材したときは、『俺、学校も出ていないし、人の上に立つ人間じゃないんだよね』と否定。現在は、仕事のたびに東京や大阪などの都市部に出かける生活をしているようです」(同)

 特有の事情で田舎暮らしを決めた例としては、女優の高木美保が挙げられるだろう。

「高木は1998年、紗栄子と同じ栃木県の那須塩原市に移住。2019年6月放送の『直撃! シンソウ坂上』(フジテレビ系)に出演した際、芸能界で不規則な働き方をしているうちにパニック障害を罹患し、治療も兼ねて移住したと明かしています。現在はタレント活動をメインとしてながら、農業を営んでいるそう。仕事のたびに東京に出る生活を送っているといい、00年には、田舎暮らしについてつづったエッセイ『木立のなかに引っ越しました』(幻冬舎)も発表しています」(同)

 芸能界で確かな地位を築いていれば、都会から離れて“悠々自適”な生活を送れるのだろう。しかし、中には「都落ち」と揶揄されるケースもあるようだ。

「“ギター侍”のネタで知られるお笑い芸人の波多陽区は、2000年代半ばにブレークしたものの、その後露出が激減。『一発屋芸人』と言われて久しい存在です。そんな波多は、16年にワタナベエンターテインメント九州事業本部に移籍し、同時に福岡県福岡市に移住。19年3月に波多は、ウェブメディア『R25』のインタビューで移住当初は『まったく仕事がなくて、週5でバイトをしてました』などと語っていましたが、現在は地方局で7本のレギュラーを持っています。また、石田純一の息子である俳優・いしだ壱成も11年から石川県白山市に移住し、YouTubeで田舎暮らしの様子を発信中。とはいえ、2人とも全国区のテレビ番組や主要メディアでその姿を見ることはほとんどなく、ネット上では『都落ち感しかない』『地方で活動していることすら知らなかった』という声も聞かれます」(同)

 移住を決める理由は人それぞれだが、仕事がそれまでと同じように舞い込むとは限らない。新天地で新しい人間関係を築くスキルや、仕事の幅を広げることも必要なのだろう。

青木源太アナウンサー、日テレ退社後はどうなる!? フリー転身で「成功」した人「失敗」した人

 9月30日をもって日本テレビを退社すると発表した、同局の青木源太アナウンサー。今後はフリーで活動を続けるようだが、ネット上では賛否両論となっている。「アナウンサーというか、“ジャニーズ大好きタレント”みたいになりそう」「ますますジャニーズとべったりになるのでは?」といった懸念の声も一部ジャニーズファンから上がり、今後の活動に注目が集まっているようだ。

「青木アナの退社は、9月3日放送の同局朝の情報番組『スッキリ』で、レギュラー出演者の同僚・水卜麻美アナウンサーから発表されました。青木アナといえば、“大のジャニーズ好き”キャラで知られ、豊富なジャニーズ知識と熱量を武器に、ジャニタレへのインタビューも行っていたことから『キャラクターが立ってるし、フリーでも成功しそう』と期待するネットユーザーも。一方、昨年1月に行われた嵐の活動休止会見をめぐっては、その発言が『公私混同』と批判を呼びました」(芸能ライター)
 局アナとして経験を積み、フリーに転身する人は少なくないが、その明暗はくっきりと分かれるよう。青木アナと同じく日テレに所属していた夏目三久アナは、スキャンダルを起こしながらも“朝の顔”として活躍している。

「2007年に同局へ就社した夏目アナは、同年10月にスタートした昼の情報番組『おもいッきりイイ!!テレビ』のアシスタントにいきなり抜てきされるなど、局からの期待をうかがわせる大型新人でした。しかし、09年7月に写真週刊誌『FLASH』(光文社)が、コンドームの箱を持った夏目アナのプライベート写真を掲載したことで、イメージダウンが避けられない状況に。11年1月にフリーへ転身したあと、『マツコ&有吉の怒り新党』や『ナツメのオミミ』など、テレビ朝日系列で多くのレギュラーを獲得。14年からは朝の情報番組『あさチャン!』(TBS系)でメインMCを務めているほか、古巣の日本テレビでも、高視聴率を誇る情報番組『真相報道 バンキシャ!』に出演。大人気連続ドラマ『半沢直樹』(TBS系)では女優にも挑戦するなど、仕事自体はかなり順調です」(同)

 そんな中、16年8月には番組共演者でお笑いタレントの有吉弘行と“熱愛&妊娠”が一部スポーツ紙に報じられるも、双方がこの報道を否定。一連の騒動はテレビで一切報じられず、ネット上では「さすがに不自然」「ウラがありそうで怖い」と不審がられることに。しかし、仕事に大きな影響はなかったようだ。

「夏目アナがフリー転身後に“成功”したアナウンサーなら、“失敗”したのは登坂淳一アナでしょう。NHKに所属していた10年には、異動先の札幌放送局で大々的にプッシュされ、『麿(まろ)』の愛称で親しまれるほどの人気者に。18年1月にNHKを退職してフリーアナウンサーとなり、同年4月からフジテレビ系の情報番組『プライムニュース イブニング』のメインキャスターを務める予定でしたが、『週刊文春』(文藝春秋)が登坂アナの“セクハラ疑惑”をすっぱ抜き、自ら同番組の出演を辞退。この問題が尾を引いているのか、現在のレギュラーはBS番組のみです」(同)

 局アナ時代は人気を誇っていたのに、フリーになったら鳴かず飛ばず、という人はほかにもいるようで……。

「元TBSの宇垣美里アナウンサーです。19年3月にフリーに転向後、芸能事務所のオスカープロモーションに所属しましたが、現在のテレビ番組レギュラーは、BS日テレのトーク番組『あの子は漫画を読まない。』1本のみ。局アナ時代から、コスプレイベントに参加したり、マンガ誌でグラビアを飾ったことが話題になっていましたが、本職のアナウンサーはおろか、タレントとしても出演が激減しています。宇垣アナと同じく、TBS所属からフリーに転身した田中みな実が大活躍しているだけに、ネット上では『田中に隠れてすっかり存在が薄くなった』『宇垣ってかわいいだけだったもんね……』などと言われています」(同)

 果たして、フリー転身後の青木アナはどうなるのか……今後に注目したい。

映画『今日から俺は!!』興行収入50億目前の大ヒットも……「作品のクオリティ気にしない」発言の福田雄一監督に批判高まる

 7月17日から公開されている福田雄一監督の映画『今日から俺は!! 劇場版』が、興行収入50億目前の大ヒットとなっている。新型コロナウイルスの影響を受け、映画業界全体に活気がない中、人気シリーズ『コンフィデンスマンJP プリンセス編』や『映画ドラえもん のび太の新恐竜』などを押さえて、今年の邦画一番の好記録となりそうだ。

 同作は同名人気ギャグ漫画が原作で、2018年10月クールに放送されたドラマ版から引き続き、福田監督がメガホンを取っている。主演は賀来賢人と伊藤健太郎の2人が務めた。

「ドラマ『勇者ヨシヒコ』(テレビ東京系)や、映画『銀魂』シリーズなど、独特のギャグセンスを生かした話題作を次々と手がけてきた福田監督には、固定ファンも多いようです。一方で、その作風に苦手意識を持つ人も。“好き嫌いがハッキリ分かれる監督”と言えるでしょう」(芸能ライター)

 福田監督は、ムロツヨシや佐藤二朗を筆頭に、同じ役者を自身の作品で何度も起用することで知られている。

「ムロと佐藤は、もちろん今作にも出演。ムロには原作にないオリジナルキャラクターが用意されました。また、今年12月公開予定の福田監督の映画『新解釈・三國志』でも、ムロと佐藤は主要キャストに選ばれていますし、そのほかにも賀来、橋本環奈、山田孝之、小栗旬といった『福田組』常連が名を連ねているんです。また、そんなお気に入りの役者にアドリブや変顔をさせてウケを狙うことが多く、その“内輪ノリ感”が、好き嫌いを分かる一因になっているのでしょう。ネット上では『福田組、大好き!』という声もある一方、『内輪ノリだけで寒すぎる』『福田組みんな嫌いになりそう』『ムロツヨシと佐藤二朗を今すぐ解放しろ』などの声も少なからず見受けられます」(同)

 また、福田監督が『今日から俺は!!』の宣伝で答えたインタビュー内容も、一部ネット上で物議を醸し、「同作のヒットと共に、福田監督に否定的な声が高まっている」(同)そうだ。

「7月に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)のインタビューで、福田監督は『作品のクオリティとか出来の良さとかあまり気にしない』と語りました。作品そのものより出演者が評判になればいいという考えのようで、『作品はボロボロでいいけど、“役者は面白かったね”と言われるとうれしい』とのこと。この発言を『作品への愛情がない』と受け取った一部の映画ファンからは、『それってバラエティ番組だよね』『映画とコントは違う』などと批判されています。『スッキリ』のインタビューではさらに、主演の賀来が『役作りの指示、演技指導はない』『(キャストは)みんな福田さんをどう喜ばせるかしか考えてない』とも話していて、“究極の内輪ノリ”で制作されている様子が伝わってきます」(同)

 アンチが少なからず存在している福田監督だが、映画自体は大ヒット中。良くも悪くも福田作品には“話題性”があるということだろうか。

人気ジャニーズJr.ユニット、SNS動画が“2連続”流出!? 「かわいくて好き」「プロ意識ない」と賛否

 人気上昇中のジャニーズJr.内ユニット・少年忍者。そのメンバーとみられる人物のプライベート動画がネット上に流出し、一部ファンの間で問題視されている。友人と遊んだ際に撮られたもののようで、出演番組の“再現”をする場面も。本人の声や身体的特徴と一致しているため、「プロ意識がない」「友達は選んだほうがいい」といった手厳しい声も上がっている。

 渦中のJr.は、現在18歳で高校3年生の深田竜生。ジャニーズ事務所には2018年6月に入所し、天然なキャラクターや、陥没した前歯がチャームポイントとして知られるメンバーだ。そんな深田によく似た人物の動画が、このほどネット上に流出。ショートムービーアプリ・TikTokにアップされたもので、「友達のストーリーに深田くんいてビビった笑」とのコメント付きだったことから、もともとはインスタグラムに投稿された映像のようだ。

「深田は、自ら前歯が『へこんでいる』とネタにしていますが、動画に映っている男性の顔つき、声、歯並びは深田に酷似しています。映像には、スマートフォンを持っている横顔を捉えたカットと、飲食店で複数人と食事をしている風景が収められており、朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)内のコーナー『めざましじゃんけん』と同じ動作をしている場面も。深田らしき人物が目元を注文用のタッチパネルで隠し、『みなさんおはようございます。いきますよ~! めざましじゃんけん、じゃんけんパー!』と歌うと笑いが起きていたので、おそらく友人とふざけ合う中で、撮影した動画なのでしょう。隠し撮りなどではなく、本人もカメラを向けられているのがわかっている様子でした」(ジャニーズに詳しい記者)

 ちなみに、深田自身も8月27日放送回の「めざましじゃんけん」に登場済みで、くだんの動画と同じくパーを出し、「僕は今年で入所3年目になるので、もっとジャニーズっぽく、カッコよくなりたいと思います!」とコメントしていた。流出した動画を見た大半のファンは、「普通にかわいくて好き」「ただストーリーに映っていただけだし、騒ぐことじゃない」「竜生くんも周りも普通の男子高校生だし、別に気にならない」と楽観視。

 とはいえ、こうした反応とは対照的に、一部ファンからは「今は大事な時期だし、プロ意識が足りないのは不安になる」「現役高校生だし、しょうがないのかもしれないけど、もう少し緊張感を持ってほしい」「深田のストーリー、本当にプロ意識ない。正直がっかりした」といった辛らつな意見もある。

「少年忍者といえば、8月上旬にもインスタグラムから流出したという動画に、メンバーの安嶋秀生が映っていると、一部ファンから指摘されていました。こちらも、友人と飲食店で食事をしている最中の数秒の動画でしたが、安嶋だと断定できない映像だったこともあって、大きな騒ぎにはなっていません。どちらも“スキャンダル”というほどではありませんが、同じユニットで立て続けに似たようなことが起こったため、ファンがメンバーの脇の甘さを心配するのも仕方ないでしょう」(同)

 深田は不参加だったが、少年忍者のメンバー5人がゴールデンタイムのクイズ番組『ネプリーグ』(フジテレビ系、9月7日放送)に出演したばかり。少年忍者は22人の大所帯ながら、今後は個々のメディア露出も増えていきそうな勢いがあるだけに、私生活でも気を引き締めてくれることを願いたい。

性犯罪者・DV加害者は「排除すればいい」のか? 「孤立が再犯率を上げる」現場の専門家が訴えること

 昨今、事件報道の多くを占める、性犯罪や家庭内DV。そのたびに世論は、「去勢をすればいい」「隔離しろ」などと、厳しい加害者排除へ向かうが、現実には難しい。しかし、性犯罪やDVの再犯率は高く、一向に被害者は減らない状況だ。被害者を“増やさないため”、本当に必要なことは、一体なんなのか? その答えの一つとして、加害行動を心理的なアプローチから防ぐ「加害者臨床」と呼ばれるものがある。性犯罪やDVだけでなく、非行やいじめ、児童虐待などの現場でも行われている更生プログラムだ。

 痴漢で二度服役したあと、自らクリニックに通い、現在は加害行為をやめられているという50代男性・Oさんに話を聞いた第1・2回に続き、第3・4回は、痴漢やペドフィリア(小児性愛)などの性犯罪加害者の更生・治療に取り組む精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏と、DV加害者更生プログラムや被害者支援を行う「NPO法人女性・人権支援センター ステップ」の代表である栗原加代美氏に、性犯罪・DVの現場における「加害者臨床」の意義を聞いた。

■第1回:30年間、電車で痴漢を繰り返してきた――性犯罪“加害者”が語る「逮捕されてもやめられない」理由
■第2回:「女性は痴漢で気持ち良くなる」と信じていた――性犯罪加害者の言葉から、“治療”の在り方を問う

「怒鳴る」「殴る」でしか怒りを表現できないDV加害者

――お二人が、それぞれの分野で「加害者臨床」に携わることになったきっかけを教えてください。

栗原加代美氏(以下、栗原) 私は50代のとき、友人から「DV被害女性たちのシェルターを始めるから助けてほしい」と声をかけられ、この世界に飛び込みました。全国のDVホットラインに被害者から相談が来るのですが、「逃げてください」と伝えても、9割はその場から逃げられません。経済的理由や子どもの存在、夫からの仕返しへの恐怖などで、被害女性たちは我慢してしまうんです。

 本当の解決は「加害者に変わってもらうこと」であり、どんなに被害者を守っても、被害者は一生檻の中にいる感覚を持っています。ある更生プログラム参加者は、「加害者はサファリパークを自由に動き回る肉食動物で、被害者はバスに乗ってビクビクしながら身を寄せる客」だと言っていました。加害者の更生プログラムというのは、肉食動物を草食動物にして、被害者が安全に暮らせる環境を作る、というのが一つの考え方なんです。

 DV加害者のほとんどは、かつて暴力を振るわれてきた人間です。だからこそ、怒鳴るか殴るしか、怒りの表現方法を知らないんですよね。両親や先生、社会からも「問題があったら力を使えばいい」と教えられてきています。そうした歪んだ考え方が、DVや性犯罪に波及していくのではないかと考え、DV加害者臨床に取り組むことにしました。

斉藤章佳氏(以下、斉藤) 私は、約20年前にアジア最大規模の依存症診療施設である「榎本クリニック」でアルコール依存症の臨床に携わったのが始まりです。彼らと関わると、そこにあらゆる問題が集約されていることがわかりました。それは、多量飲酒で体を壊す健康問題、飲酒運転などの事故、DVや児童虐待、離婚や自殺に発展する家族問題。また、こうしたアルコール関連問題で転職を繰り返す職業問題。そして、飲酒酩酊中に重大な刑事事件に発展する犯罪です。

 アルコール関連問題と犯罪の研究では、殺人、強制性交、強制わいせつ、放火、傷害、強盗のいわゆる“六罪種”といわれる犯罪の加害者を対象に「対象行為時、飲酒していたか」を調査したデータがあるのですが、半数以上が飲酒酩酊中だったとのことです。

 その後、日本で初めてDV加害者の更生プログラムを始めた「メンタルサービスセンター」の代表・草柳和之さんと出会ったのが16年前、その2年後の2004年に「奈良小1女児殺害事件」(※)が起きました。これをきっかけに、DV加害者臨床をモデルにして、性犯罪の再犯防止プログラムを日本で初めて社会内で行える治療プログラムを立ち上げました。

※2004年11月、奈良県奈良市の小学1年生女子児童が誘拐され、その後、遺体となって見つかった殺人事件。犯人の自宅からは、幼児ポルノビデオが100本近く見つかるなどし、のちに行われた精神鑑定では「小児性愛障害」だと診断されている。裁判では、犯人が幼少期に父親から暴力を受けていたとの証言もあった。

――アルコール依存症と性犯罪とDVの根底は、通じるものがあるということですか?

斉藤 性犯罪加害者の背景には、男尊女卑や女性蔑視、アルコールを含む依存症など、さまざまな問題が複合的に絡み合っています。従って、プログラムの中では「再犯しない」のはもちろんのこと、根強くある「認知の歪み」に焦点を当て、行動変容を根気よくサポートしていくことになります。なお、「認知の歪み」とは、本人にとって都合のいい認知の枠組みのことで、例えば「被害者側に隙があったのが悪い」「相手もそれを望んでいた」といった考え方がこれに当たります。

――具体的に、どのような方法で更生プログラムを行っているのか教えてください。

栗原 私たちは「選択理論」を用いて、加害者更生プログラムを実施しています。端的に説明すると、「すべての行動は自らの選択である」と考える心理学です。アメリカの女子刑務所でも更生プログラムとして実施されており、3年間これを学ぶと、再犯率がゼロになると聞いています。男性の犯罪者も同様に、再犯率56%だったのが、選択理論を学ぶと再犯率2.9%になる、という統計もあるようです。

 DV加害者と向き合うときに徹底しているのは、「DV加害者を見下げない」ということ。「彼らの中にある“認知の歪み”だけが問題であり、本来持つ人格や生き方は素晴らしい」と、尊敬の念を持って接します。こうするだけで、彼らは「信頼されている」と思い、プログラムも全過程通えるんです。スタッフは女性が多いので、「女からバカにされた」と思った瞬間、通わなくなってしまいますからね。

 プログラムに通う人の中には、「来るのが楽しい」と話す人もいます。「こんな話を他人にしたら嫌われるだろうし、仕事だってなくなる。だから話せる場所はどこにもないけれど、ここでだけは話せる」と言うんです。

斉藤 誰かに正直に話せる場所は必要ですね。依存症の世界には、“自助グループ”というものがあります。性依存症にも専門のグループがあり、当事者が集まって自分の正直な話を打ち明け、参加者同士で「今日1日、問題行動をしなかった」と体験談を分かち合い、支え合っていくのです。

 一方で、榎本クリニックの場合、犯罪傾向が進んでいて、刑務所に10回以上入っていたり、まったく身寄りがなく、刑務所に入ることをなんとも思わなかったりして、再犯率が特に高い人たちも来院することがあります。こうしたハイリスクな人に対しては、認知の歪みを直していく「認知行動療法」と並行して、「薬物療法」などを実施することもあります。

警察は「悪党」と決めつけ、刑務所では「男らしくない」と言われる

――「自助グループ」では、同じ経験をした加害者同士で傷のなめ合いのようになってしまったり、“武勇伝自慢”になることはないのでしょうか?

栗原 それはないですね。うちの場合、人の話を聞いたら聞きっぱなしではなく、ほかの参加者やスタッフが第三者的なアドバイスを出し合っています。以前、DVから逃げた妻に対してストーカー行為をするようになった夫がいました。警察に行けば、自分は「悪党」呼ばわりだし、探偵も彼がDV加害者だとわかると、調査の依頼を受けてくれない。追い詰められた彼は、「妻と子どもを殺し、自分も死ぬ」と言ってヤクザに殺人依頼をし、数百万円の契約をしたそうです。この時点で、うちのプログラムに来たんです。

 そのとき彼は大泣きしながら、自身の両親から虐待を受けていた過去を私の前で語り、「条件抜きで、これだけ受け止めてくれる人は初めてです。みんなに否定され続けてきたから」と言っていました。社会には、彼らを受け止めてくれる場所がなく、誰も話を聞いてくれない。排除は問題解決に結びつかないのです。

斉藤 彼らは排除されればされるほど、孤立化すればするほど、再犯リスクが高まります。私は、刑務所内で行われる再犯防止教育にも講師として参加していますが、性犯罪加害者は、“刑務所のヒエラルキー”の中でも最底辺。その理由は、「性犯罪は一番男らしくなく女々しい」からです。さらに、性犯罪者の中にも実は隠れたヒエラルキーがあって、「痴漢」と「盗撮」が頂点にいて、最下層は「ペドフィリア(小児性犯罪者)」。受刑者同士でも、こうした排除の構造を如実に感じています。

 長年、加害者臨床に携わっていると、世間から「社会の中に、性犯罪者たちの居場所を作るなんて!」と批判を浴びがちですが、排除するだけでは問題解決にはならず、被害者は量産されるばかりです。必要なのは刑罰だけでなく、再教育するための専門治療であると考えています。

 一方、自助グループで人の温かさやつながり、いい仲間意識によって安心感を得るだけでは客観的視点やエビデンスが抜けてしまうので、足りない部分をクリニックで補完する、というイメージです。私は「衝動性」と「言語化」は対極にあると思っています。自分の感情や考えをきちんと言語化することで、衝動性を抑えられます。だから、社会の中につながりの再構築ができる居場所を作り、互いに体験談を分かち合う場所が存在することは、非常に重要だと思っています。

――そうしたプログラムは、何をもって「終了」と考えるのでしょうか?

栗原 私がやっている加害者臨床の落としどころは、「自立」です。加害者たちは、自分をわかってほしい一心で暴力を振るい、承認欲求を満たそうとします。ならば、相手から認めてもらうことを願うよりも、自分が相手を認めることで承認欲求を満たしていくのだと伝え、自立へつなげるんです。これが先ほど言った「選択理論」の考え方ですね。その後、相手の支援を考えられるようになると暴力がなくなっていくので、そこが第二の落としどころです。

斉藤 私は「プログラムは生きている限り死ぬまで続く」という考えで、「これができたら終了」という落としどころはありません。加害者臨床の中には「依存症は治る」という考え方で行うプログラムもありますが、私は「依存症は、回復はあっても完治は困難だ」という考え方がベースになっています。

 私の元には、12年間クリニックに通い続けている痴漢加害者がいますが、「病院に来ないとプログラムでやったことを忘れてしまう」と言います。12年間通っていても、「今日は疲れたな。こんな日は痴漢でもするとスッキリするんだよなぁ」と、自然に“認知の歪み”が出てしまうんですよね。そこで、プログラムを続けている人ならば「いや、これは警告のサインだ。こういう日こそ、病院に行かなきゃ」という思考回路になります。しかし、プログラムから離れて半年~1年ほどたってしまうと、「今までずっと痴漢してないし、たまにならバレないんじゃないか」と考えてしまい、問題行動をとることがあります。

 要するに、認知の歪みはその人の脳内にしっかり刷り込まれてしまっているので、消し去るのは難しい。でも、プログラムを受け続けていれば、認知の歪みに対する反応の仕方を主体的に選択できるようになるんです。

第4回へつづく
(有山千春)

■斉藤章佳(さいとう・あきよし)
大船榎本クリニック精神保健福祉部長(精神保健福祉士/社会福祉士)。1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模といわれる依存症施設「榎本クリニック」にソーシャルワーカーとして、約20年に渡りアルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・児童虐待・DV・クレプトマニアなど、さまざまなアディクション問題に携わる。その後、2020年4月から現職。専門は加害者臨床で、現在まで2,000名以上の性犯罪者の治療に関わる。また、都内更生保護施設では長年「酒害・薬害教育プログラム」の講師をつとめている。

■栗原加代美(くりはら・かよみ)
NPO法人女性・人権支援センターステップ理事長。同団体にて、 DV・ストーカー・虐待・加害者更生プログラムの講師を務めながら、被害者の回復プログラム・家族面談・ カップルカウンセリング・テレビ出演、DVやスト ーカー防止のセミナー講師として活動する。

蒼井優&高橋一生が戦争に翻弄されるラブ・サスペンス映画『スパイの妻』鑑賞券プレゼント

 今年6月に、NHK BS8Kで放送された黒沢清監督のミステリードラマ『スパイの妻』の劇場版が、10月16日から全国で公開されます! 主人公・聡子を演じるのは、黒沢監督とは3度目のタッグとなる女優・蒼井優。今週はそんな同作の劇場鑑賞券を、3名の方にプレゼントしちゃいます!
 
 1940年、神戸で貿易会社を経営する優作(高橋一生)は、物資を求めて渡航した満州で偶然、恐ろしい国家機密を知ってしまう。正義のために事の顛末を明るみに出そうとした彼は、反逆者とみなされ、優作の妻・聡子(蒼井)もスパイの妻と罵られるが、聡子は愛する夫を信じ、共に生きることを誓う。正義を貫くためには、誰かを陥れなければならない。愛を貫くためには、誰かを裏切らなければならない。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく――。

 今回、黒沢監督は初めて歴史作品に挑戦。脚本は、『寝ても覚めても』(2018年)の濱口竜介監督、『ハッピーアワー』(15年)など濱口作品の脚本を手がける野原位氏、そして黒沢監督の3人体制で手がけたそうで、昭和初期の日本を舞台に、時代の荒波にのまれていく夫婦の運命を描き出します。

 出演者には、今年1月公開の映画『ロマンスドール』ぶりに夫婦役を演じた蒼井優と高橋一生のほか、東出昌大、坂東龍汰など豪華俳優陣が集結! 世界3大映画祭の一つである「第77回ヴェネチア国際映画祭」で、最高賞の金獅子賞を競うコンペティション部門に選出された大注目作を、ぜひスクリーンでご確認ください! みなさまのご応募をお待ちしてます。

※9月21日正午〆

堤真一×石田ゆり子×堤幸彦監督が家族愛を描く、衝撃と感動のサスペンス映画『望み』鑑賞券プレゼントの画像2