「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
「やよい軒」VS「大戸屋」栄養面&コスパで選ぶならどっち!?
アラサー女子が1人でも入りやすく、おいしい和定食が味わえるチェーン店といえば、「やよい軒」と「大戸屋」! おなかいっぱい食べたい時に足を運びたくなりますが、「メニューが似ていて、どっちに行けばいいのか迷う」なんて人もいるのでは? そこで今回は、管理栄養士の川村先生に「やよい軒」と「大戸屋」の定食メニューを栄養とコスパの面から比較してもらい、「どちらを選ぶのが正解か」決めてもらいました。
――まずは、2店舗それぞれ“おすすめ定食メニュー”を教えてください。「やよい軒」はどうですか?
川村郁子先生(以下、川村) 栄養バランスやコスパを考えて、以下の3つをおすすめします。
やよい軒おすすめ・その1「銀鮭の塩焼定食」(税込790円)
先日のクイズの正解発表✨
やよい軒で一番カロリーが低いメニューは_人人人人人人人人人_
> 銀鮭の塩焼定食 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄なんと白米普通盛りで521kcal👀
皆さんの予想は当たってましたか❓ pic.twitter.com/3Uqo1XeHbx— やよい軒(公式) (@yayoiken_com) September 24, 2020
こちらのメニューは、家で調理するのが面倒なお魚を手軽に食べられるのがうれしいですよね。小鉢で冷ややっこがついているので、カリウムやカルシウムを補えます。シンプルな調理法の定食メニューで521kcalと抑えめながら、タンパク質は29.5gとしっかり補えるのも魅力的です。
やよい軒おすすめ・その2「たっぷり野菜の肉野菜炒め定食」(税込830円)
川村 野菜不足が気になる時には、肉野菜炒め定食を選ぶといいですよ。炒めることでカサが減るので、野菜をたっぷり食べたいときにおすすめ。それだけでなく、例えばニンジンに多く含まれているβカロテンは“脂溶性”なので、油と一緒に摂ることで吸収率が高くなります。また、もやしやキャベツなど歯ごたえがある野菜を多く使っていて、咀嚼によって唾液や消化液の分泌を促し、消化を助けてくれる効果も。1食あたり10.1gとたっぷり食物繊維が摂れるのもうれしいですね。
やよい軒おすすめ・その3「レバニラ炒めとから揚げの定食」(税込890円)
川村 がっつり食べながら栄養を補いたい時におすすめなのが、この一品! レバーをはじめとした動物性の食品に含まれるヘム鉄は、野菜や穀類などから摂れる非ヘム鉄と比べると、吸収率が高いという特徴があります。さらに、鉄はビタミンCと一緒に摂ることで吸収されやすくなるのですが、このメニューにはビタミンCを含むキャベツが添えられているので、とてもいい組み合わせなんです。鉄は意識して摂取しないと不足しがちな栄養素ですので、レバーや赤身の肉、魚などの鉄を多く含む食材は、定期的に食べるようにしましょう。
――続いて、「大戸屋」のおすすめメニューを教えてください。
川村 大戸屋も同じ基準で、以下の3つ選びました。
🌟大戸屋といえばコレ‼️シリーズ5⃣🌟
「ばくだん丼」(税込820円)納豆、おくら、アカモク、とろろのねばねばがご飯とよく合うメニュー☺️💕
あっさりながらも栄養バランスが整っているので食欲が落ちてしまうこの時期にもおすすめです✨初めての方も、久しぶりの方も、この機会にぜひ大戸屋へ🍚🥢 pic.twitter.com/ZrqIBIWusG
— 大戸屋ごはん処【公式】 (@Ootoya_Gohan) August 25, 2020
ご飯の上に、マグロ、卵、納豆、とろろ、オクラ、海藻のアカモクが乗った具だくさん丼。彩りがよく食欲をそそりますが、栄養バランス的にも非常に優れているメニューだと思います。マグロ、卵、納豆などからタンパクをしっかり摂取できる一方、カロリーは534kcalと控えめ。マグロは魚の中でも鉄を多く含む食材ですし、オクラや納豆、海藻などから食物繊維も摂れるため、不足しがちな栄養素を一気に補えます。和定食の場合、塩分がどうしても高くなりがちなのですが、「ばくだん丼」は塩分が2.2gと少なめなのもいいですね。
大戸屋おすすめ・その2「バジルチキンサラダ定食」(税込940円)
川村 生野菜をたっぷり味わいたい方におすすめなのが、この定食。レタスやブロッコリー、トマトなどの色鮮やかな野菜サラダと、バジル風味のチキンを一緒に楽しむことができます。748kcalと比較的高めなので、夕食よりもランチによさそうなメニューですね。また、塩分も5.2gと高めなので、気になる場合はドレッシングを少なめにしたり、セットでついてくる「しそひじきご飯」を白米の「ご飯」や「五穀ご飯」に変えて調整しましょう。
大戸屋おすすめ・その3「手造り豆腐とチキンのトロトロ煮定食」(税込850円)
川村 胃腸にやさしく、あっさりしたメニューを食べたい時におすすめしたい定食です。豆腐と野菜、鶏肉をスープで煮込んでいるので、消化に負担をかけにくいメニューという印象。トロみがついているので温かさが保持されやすく、生姜の風味もきいているので、食事で体を温めたい時には最適でしょう。あまり食欲がない場合には、具だくさんスープを食べるような感覚で、単品を選んでもいいと思います。
――それでは、「やよい軒」と「大戸屋」どちらに行くのが正解か教えてください!
川村 栄養バランスを考えたとき、野菜メニューの豊富さという点では「大戸屋」に軍配が上がります。どの定食にも、小鉢などで野菜や海藻類がプラスされているので、全体的にバランスが整っている定食が多いですね。また、野菜のサイドメニューが豊富で、カロリーを抑えながら自由自在に栄養を補えるのがいいところだと思います。
対して「やよい軒」は、やはりコスト面が魅力。600円台でしっかり食べられる定食もあって、お財布にはとてもやさしいですよね。さらに、ご飯は「もち麦」が選べたり、野菜のたっぷり入った炒め物があったりと選択肢が多いので、「がっつり食べたいけど、懐と健康にも気を使いたい!」という欲張りな要望にも、うまく応えてくれそうです。
ということで、まとめると「バランスの大戸屋」「コスパのやよい軒」といった感じでしょうか。どちらのお店にも魅力的なメニューがたくさんありますので、不足していると感じる栄養素や体調に合わせて選んでみてください。