「男性は性欲を制御できない」という認識が、あらゆる問題を煙に巻く――性教育、AV、戦隊モノが生む古い価値観

 刑務所に入れることで“罰”を与えても、更生につながっていない現状が見え隠れする、DVや性犯罪加害者たち。前回は、彼らの再犯を防ぐ更生プログラムのひとつ、「加害者臨床」の内容について話を聞いたが、この取り組みは、なかなか広がっていかないのが現実だ。その背景には、日本社会にはびこる男尊女卑の価値観や、裁判に漂うアップデートされない固定概念があるという。

 被害者を増やさないために加害者臨床に携わる、精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏と「NPO法人 女性・人権支援センター ステップ」の代表である栗原加代美氏に、引き続き話を聞いた。

■第1回:30年間、電車で痴漢を繰り返してきた――性犯罪“加害者”が語る「逮捕されてもやめられない」理由
■第2回:「女性は痴漢で気持ち良くなる」と信じていた――性犯罪加害者の言葉から、“治療”の在り方を問う
■第3回:性犯罪者・DV加害者は「排除すればいい」のか? 「孤立が再犯率を上げる」現場の専門家が訴えること

「変わらなければいけないのは妻」だと信じるDV夫

――お二人の話を聞いて、日本には“加害者の受け皿”がほとんどないと実感しました。なぜ「加害者更生プログラム」は広がっていかないのでしょうか?

斉藤章佳氏(以下、斉藤) 一言でいうと、物理的に難しいんです。たとえば、私がいるクリニックは女性スタッフも多いですが、そこに痴漢や盗撮の常習者が来るとなると、過去に被害に遭ったスタッフがいた場合、定着率に影響します。もちろん、彼らがクリニック内で痴漢や盗撮行為をすることはありませんが、人として心情的に受け入れ難いという場合もあります。

 また、地域からクレームの電話が来ることもあります。「性犯罪者が集まっていたら、何か事件が起きるんじゃないか?」といった具合です。依存症には、ある特定の状況や条件下で衝動制御が困難になり、問題行動につながる“引き金”があります。例えば、「満員電車を見ると痴漢がしたくなる」「エスカレーターでスマホを出すと盗撮したくなる」といったことですが、逆にいえば、その引き金を引かない限り、条件反射のスイッチは作動せず、脳の誤作動も起こりにくいため、彼らが問題行動を起こす可能性は低いです。こうした正しい認識がないため、過剰な排除意識につながっているのだと思います。

栗原加代美氏(以下、栗原) 私も同じような経験をしたことがありますね。事務所を探しているとき、下階に学習塾がある物件を借りようと思っていたら、オーナーから「DV加害者が集まるんでしょう? 子どもたちが暴力を振るわれたら大変なので、貸すことはできません」と言われたんです。そういったことが続き、今の物件を見つけるのに1年もかかりました。DVは夫婦や恋人、親子の関係性の問題なので、見知らぬ人に暴力を振るう人はほとんどいませんが、世間にはそういう“イメージ”があるんですよね。

――支援者側ですらそうした目を向けられているとなると、加害者自ら自助グループに入ったり、プログラムを受けに行くこと自体、非常にハードルが高いように思えます。彼らは、どのようなきっかけでやって来るのでしょうか?

栗原 我々のもとに来るDV加害者の場合は、周囲から「どうにかしたほうがいい」と言われても、すぐには動きません。妻が家から出て行って、初めて「まずい」と感じ、プログラムを受けに来るパターンが多いですね。あとは、妻に「おまえが行くなら俺も一緒に行ってやる」というDV加害者もいます。「変わるのは俺じゃなくて、おまえのほうじゃないか? なぜ俺だけ行かなきゃいけないんだ」という思考なんです。

斉藤 性犯罪の場合、「問題行為を始めてから治療につながるまでの期間」について、当院のデータがあります。痴漢の場合は8年、盗撮は7.2年、ペドフィリア(小児性犯罪者)が14年です。痴漢や盗撮の加害者は1週間で平均2〜3回の痴漢行為をするケースが多いですが、単純に計算すると、1人の痴漢や盗撮の加害者が専門治療につながるまで、平均で1,000人近くの被害者を出すことになります。

 私は初診時に必ず「逮捕されていなければ、ずっと問題行動を続けていましたか?」と質問するのですが、ほぼ100%が「はい」と答えます。加害者にとっては性欲だけではなく複合的な快楽を満たせる行為ですから、「バレない、逮捕されない限りは続ける」という思考パターンになってしまう。逮捕されてようやく自らの性嗜好に向き合わざるを得なくなり、「性依存症の専門治療」という選択が生まれるわけです。しかし、これも一つの選択肢にすぎないので、加害者本人が治療は必要ないと思えば、そのままになってしまいます。

栗原 私たちのプログラムを受けているDV加害者の場合、逮捕まではいかずとも、通報沙汰になった人は8割以上。それも、複数回です。DVの場合、被害者が通報したとしても、警察から「気をつけてくださいね。今夜はホテルに宿泊することをおすすめしますよ」なんて言われて終わってしまうことが大半です。警察の紹介を受けて加害者がうちに来ることもありますが、そうでなければ、自ら進んでプログラムを受けに来ることはほとんどありません。

 児童虐待の場合、児童相談所と警察が連携していますが、DVについても同じように、警察との連携をするべきでしょう。年間7万人のDV被害者がいますが、うちに来るのは約100人。単純に考えて、残りの6万9,900人は野放しになっているかもしれないわけです。まずは、この現状を知ってほしいですね。

――なぜ児童虐待と違って、DVに関する物事はなかなか進まないのでしょうか?

栗原 「夫婦げんか」という言葉が「DV」にアップデートされ、「DV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律)」が施行されてからまだ20年です。妻や夫に暴力を振るうことが“犯罪”だと認識されるには、もっと時間がかかるのかもしれません。

 DVには、身体的暴力以外に精神的暴力もありますが、「あなた、たたかれていないでしょ?」と、暴力を振るわれていないからと一蹴した弁護士を見たことがあります。通報を受けた警察官の中にも、妻に対して「あなたも悪いよね? じゃあ、お互いさまだ」などと言う人がいるようなんです。そうなると、DV加害者が、なかなか加害者意識を持ちにくい。自分が加害者だと気づき、「相手を傷つけてしまった」と反省することで、初めて「治そう」という意識が芽生えますが、周囲がこうした認識を持っているせいで、その段階にすら立てないわけです。

斉藤 日本で加害者更生プログラムが広がらない原因の一つとして、「マニフェストに掲げても票につながらない」という現実があると、政治家から聞いたことがあります。政治の世界に「加害者の更生は一般市民や地域社会の安全につながる」という理解が浸透すれば、もう少し状況はよくなるのではないでしょうか。今年2月、福岡県が全国に先駆けて「性犯罪加害者への治療費の公費助成」を始めると発表しました。これは、被害者の支援のほうが先ではないかなど賛否両論ありますが、画期的なことです。このような取り組みは、各都道府県に広がってほしいですね。

――お二人のお話を聞いていると、DVや性犯罪は「これをやればゼロになる」といった簡単な話ではないような気がします。もっと社会の根深いところに、問題があるというか。

斉藤 性犯罪はどうしても「性欲」の強さの問題に矮小化されがちですよね。だからSNSなどで「去勢しろ!」という意見が出るのでしょう。しかし、痴漢加害者200人に「痴漢行為時に勃起や射精を伴ったか」というヒアリングを行った当院の調査研究では、半数以上から「NO」という回答を得ています。

 私自身も加害者臨床に携わる前は、「性犯罪は性欲の強い人がやるんだろう」と思っていました。でも、現場で加害者たちに話を聞くようになると、「僕は性欲が強いからやったんです」という話はほとんど聞かなかった。4年制大学を卒業して、企業に勤めて、妻子がいて……という、我々とあまり変わらない人たちばかりなんですよ。では、なぜ痴漢を繰り返すのか? そう彼らに聞くと、支配欲や達成感、弱いものいじめの優越感、釣りに似たレジャー感覚、男性性の確認などが浮かび上がってきたのです。性暴力は、こうした複合的な“快楽”が凝縮した行為だからこそ、なかなかやめられないのだと確信しました。

栗原 私のプログラムに来た男性も、同じようなことを話していましたね。彼は電車の中で男性器を露出させたことがあると言い、その背景には、幼少期にネグレクト状態に置かれたことがあったと告白したんです。「自分の存在に気づいてほしい」という承認欲求が下地にあって、性欲が理由ではないんです。

――それなのにどうして、「性犯罪は性欲の問題」という認識が広がってしまうのでしょうか?

斉藤 性犯罪加害者に警察での取り調べについて聞くと、大抵計画的で「性欲の強さの問題」だというストーリーに誘導されているといいます。裁判でもよく、被告人側の証人として登場する妻に、検察官が「夫婦生活はどうでしたか?」と聞くシーンがあります。この質問の意図は「セックスレスが原因で事件を起こした」「妻が夫の性欲のケアをきちんとしていなかったから事件が起きた」という性欲原因論のバイアスがかかったものであると考えられます。法廷ではいまだに「性欲が背景にあり、それが抑制できず性犯罪が起きている」という認識が根強くあるため、裁判長の最後の訓示でも、「被告人は抑えきれない性欲が暴走し……」といったフレーズが使われることが度々あります。

 そういったことを含めて、世間には「男性は自分の性欲をコントロールできない」という価値観がありませんか? でも、友人の前でいきなりマスターベーションをしたり、交番の前で痴漢をする男性はいないですよね? なぜならば、「性欲をコントロールできている」からです。なのになぜ、男性は自分たちで「男は性欲をコントロールできない生き物だから」ということを否定しないのでしょうか? よく考えると、侮辱的な価値観ですよね。ということはつまり、この考え方で男性側が都合よく隠蔽できる事実があるからです。

 それなら一層、「性欲をなくせばOK」「去勢すれば再犯しない」ではないんです。これでは何も解決にならないことを、まずは知ってほしい。目の前にいる加害者は、日本社会の縮図です。社会に根強くある男尊女卑的な価値観を変えていく必要があります。そのうえで、無数にいる被害者と、その加害者がどう向き合っていくかが、とても大事なんです。

――政治や司法に影響するほど、世の中全体にはびこる根深くかたくなな価値観は、変わっていくものでしょうか?

斉藤 誰も小さい頃から「将来の夢は痴漢です」なんて思っていないですよね。生きていく中で、家庭や学校、メディア、そして社会を通して学習してしまった行動なんです。今の日本社会に前提としてある価値観を変えていかないと、加害者はどんどん再生産されていきます。

栗原 その通りです。たとえば幼少期に見る戦隊モノは、物事を暴力で解決しますが、これは社会全体に暴力容認意識、つまり「悪いことをしたら殴ってもいい」といった考えがあるからだと感じます。

――テレビのフィクションと自分の思考が一体化してしまう人がいるんですね。

斉藤 ある性暴力加害者は、毎回のマスターベーションの際、女性の顔に精液をかけて終わるAVを見ていたんです。中学生からそれを続けていた彼は、初めてできた彼女に同じ行為をしてひどく怒られ、傷ついている彼女を見てびっくりしたといいます。彼はそれが“常識”だと思い込んでいたから、傷つけるとは思わなかったんです。

 もちろん、新しい価値観を知り、インストールしてアップデートしていけるのが健全な大人なんでしょうけれど、そういった機会がなければ、刷り込まれたままの価値観で社会に出てしまいます。新しい価値観をインストールする力と、古い価値観をアンインストールする勇気を持ちたいですね。

栗原 「父親や教師も、怒ったときは暴力を振るった」と話すようなDV加害者も、ほかに怒りの表現の選択肢を持てない環境だった場合は多いですね。だから、健全な表現方法を伝えると、みるみる行動が改善していきます。

 「虐待は連鎖する」とよく言いますが、被虐者の半数は連鎖しないんです。そういう選択をした人たちが、子どもに手を出すようになるというだけ。だから私は、DV加害者にも「全員が連鎖するわけではない。あなたが選択した結果だ。だから、やめることもできる」と伝えています。

斉藤 それと、まず一次予防としては、性行為や出産のことだけではなく、性を通して人との関わり方や相手の立場を考えることを含めた「包括的性教育」が、最も重要ではないでしょうか。大人になっていくための価値観が育まれる最も敏感な小中高校時代に、性的同意などの話を含め、大人が正しく教育していくことが重要だと思いますし、まず大人たちがこのような価値観を積極的に学ぶ姿勢を示していかなければいけないと考えています。
(有山千春)

■斉藤章佳(さいとう・あきよし)
大船榎本クリニック精神保健福祉部長(精神保健福祉士/社会福祉士)。1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模といわれる依存症施設「榎本クリニック」にソーシャルワーカーとして、約20年に渡りアルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・児童虐待・DV・クレプトマニアなど、さまざまなアディクション問題に携わる。その後、2020年4月から現職。専門は加害者臨床で、現在まで2,000名以上の性犯罪者の治療に関わる。また、都内更生保護施設では長年「酒害・薬害教育プログラム」の講師をつとめている。

■栗原加代美(くりはら・かよみ)
NPO法人女性・人権支援センターステップ理事長。同団体にて、 DV・ストーカー・虐待・加害者更生プログラムの講師を務めながら、被害者の回復プログラム・家族面談・ カップルカウンセリング・テレビ出演、DVやスト ーカー防止のセミナー講師として活動する。

「男性は性欲を制御できない」という認識が、あらゆる問題を煙に巻く――性教育、AV、戦隊モノが生む古い価値観

 刑務所に入れることで“罰”を与えても、更生につながっていない現状が見え隠れする、DVや性犯罪加害者たち。前回は、彼らの再犯を防ぐ更生プログラムのひとつ、「加害者臨床」の内容について話を聞いたが、この取り組みは、なかなか広がっていかないのが現実だ。その背景には、日本社会にはびこる男尊女卑の価値観や、裁判に漂うアップデートされない固定概念があるという。

 被害者を増やさないために加害者臨床に携わる、精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏と「NPO法人 女性・人権支援センター ステップ」の代表である栗原加代美氏に、引き続き話を聞いた。

■第1回:30年間、電車で痴漢を繰り返してきた――性犯罪“加害者”が語る「逮捕されてもやめられない」理由
■第2回:「女性は痴漢で気持ち良くなる」と信じていた――性犯罪加害者の言葉から、“治療”の在り方を問う
■第3回:性犯罪者・DV加害者は「排除すればいい」のか? 「孤立が再犯率を上げる」現場の専門家が訴えること

「変わらなければいけないのは妻」だと信じるDV夫

――お二人の話を聞いて、日本には“加害者の受け皿”がほとんどないと実感しました。なぜ「加害者更生プログラム」は広がっていかないのでしょうか?

斉藤章佳氏(以下、斉藤) 一言でいうと、物理的に難しいんです。たとえば、私がいるクリニックは女性スタッフも多いですが、そこに痴漢や盗撮の常習者が来るとなると、過去に被害に遭ったスタッフがいた場合、定着率に影響します。もちろん、彼らがクリニック内で痴漢や盗撮行為をすることはありませんが、人として心情的に受け入れ難いという場合もあります。

 また、地域からクレームの電話が来ることもあります。「性犯罪者が集まっていたら、何か事件が起きるんじゃないか?」といった具合です。依存症には、ある特定の状況や条件下で衝動制御が困難になり、問題行動につながる“引き金”があります。例えば、「満員電車を見ると痴漢がしたくなる」「エスカレーターでスマホを出すと盗撮したくなる」といったことですが、逆にいえば、その引き金を引かない限り、条件反射のスイッチは作動せず、脳の誤作動も起こりにくいため、彼らが問題行動を起こす可能性は低いです。こうした正しい認識がないため、過剰な排除意識につながっているのだと思います。

栗原加代美氏(以下、栗原) 私も同じような経験をしたことがありますね。事務所を探しているとき、下階に学習塾がある物件を借りようと思っていたら、オーナーから「DV加害者が集まるんでしょう? 子どもたちが暴力を振るわれたら大変なので、貸すことはできません」と言われたんです。そういったことが続き、今の物件を見つけるのに1年もかかりました。DVは夫婦や恋人、親子の関係性の問題なので、見知らぬ人に暴力を振るう人はほとんどいませんが、世間にはそういう“イメージ”があるんですよね。

――支援者側ですらそうした目を向けられているとなると、加害者自ら自助グループに入ったり、プログラムを受けに行くこと自体、非常にハードルが高いように思えます。彼らは、どのようなきっかけでやって来るのでしょうか?

栗原 我々のもとに来るDV加害者の場合は、周囲から「どうにかしたほうがいい」と言われても、すぐには動きません。妻が家から出て行って、初めて「まずい」と感じ、プログラムを受けに来るパターンが多いですね。あとは、妻に「おまえが行くなら俺も一緒に行ってやる」というDV加害者もいます。「変わるのは俺じゃなくて、おまえのほうじゃないか? なぜ俺だけ行かなきゃいけないんだ」という思考なんです。

斉藤 性犯罪の場合、「問題行為を始めてから治療につながるまでの期間」について、当院のデータがあります。痴漢の場合は8年、盗撮は7.2年、ペドフィリア(小児性犯罪者)が14年です。痴漢や盗撮の加害者は1週間で平均2〜3回の痴漢行為をするケースが多いですが、単純に計算すると、1人の痴漢や盗撮の加害者が専門治療につながるまで、平均で1,000人近くの被害者を出すことになります。

 私は初診時に必ず「逮捕されていなければ、ずっと問題行動を続けていましたか?」と質問するのですが、ほぼ100%が「はい」と答えます。加害者にとっては性欲だけではなく複合的な快楽を満たせる行為ですから、「バレない、逮捕されない限りは続ける」という思考パターンになってしまう。逮捕されてようやく自らの性嗜好に向き合わざるを得なくなり、「性依存症の専門治療」という選択が生まれるわけです。しかし、これも一つの選択肢にすぎないので、加害者本人が治療は必要ないと思えば、そのままになってしまいます。

栗原 私たちのプログラムを受けているDV加害者の場合、逮捕まではいかずとも、通報沙汰になった人は8割以上。それも、複数回です。DVの場合、被害者が通報したとしても、警察から「気をつけてくださいね。今夜はホテルに宿泊することをおすすめしますよ」なんて言われて終わってしまうことが大半です。警察の紹介を受けて加害者がうちに来ることもありますが、そうでなければ、自ら進んでプログラムを受けに来ることはほとんどありません。

 児童虐待の場合、児童相談所と警察が連携していますが、DVについても同じように、警察との連携をするべきでしょう。年間7万人のDV被害者がいますが、うちに来るのは約100人。単純に考えて、残りの6万9,900人は野放しになっているかもしれないわけです。まずは、この現状を知ってほしいですね。

――なぜ児童虐待と違って、DVに関する物事はなかなか進まないのでしょうか?

栗原 「夫婦げんか」という言葉が「DV」にアップデートされ、「DV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律)」が施行されてからまだ20年です。妻や夫に暴力を振るうことが“犯罪”だと認識されるには、もっと時間がかかるのかもしれません。

 DVには、身体的暴力以外に精神的暴力もありますが、「あなた、たたかれていないでしょ?」と、暴力を振るわれていないからと一蹴した弁護士を見たことがあります。通報を受けた警察官の中にも、妻に対して「あなたも悪いよね? じゃあ、お互いさまだ」などと言う人がいるようなんです。そうなると、DV加害者が、なかなか加害者意識を持ちにくい。自分が加害者だと気づき、「相手を傷つけてしまった」と反省することで、初めて「治そう」という意識が芽生えますが、周囲がこうした認識を持っているせいで、その段階にすら立てないわけです。

斉藤 日本で加害者更生プログラムが広がらない原因の一つとして、「マニフェストに掲げても票につながらない」という現実があると、政治家から聞いたことがあります。政治の世界に「加害者の更生は一般市民や地域社会の安全につながる」という理解が浸透すれば、もう少し状況はよくなるのではないでしょうか。今年2月、福岡県が全国に先駆けて「性犯罪加害者への治療費の公費助成」を始めると発表しました。これは、被害者の支援のほうが先ではないかなど賛否両論ありますが、画期的なことです。このような取り組みは、各都道府県に広がってほしいですね。

――お二人のお話を聞いていると、DVや性犯罪は「これをやればゼロになる」といった簡単な話ではないような気がします。もっと社会の根深いところに、問題があるというか。

斉藤 性犯罪はどうしても「性欲」の強さの問題に矮小化されがちですよね。だからSNSなどで「去勢しろ!」という意見が出るのでしょう。しかし、痴漢加害者200人に「痴漢行為時に勃起や射精を伴ったか」というヒアリングを行った当院の調査研究では、半数以上から「NO」という回答を得ています。

 私自身も加害者臨床に携わる前は、「性犯罪は性欲の強い人がやるんだろう」と思っていました。でも、現場で加害者たちに話を聞くようになると、「僕は性欲が強いからやったんです」という話はほとんど聞かなかった。4年制大学を卒業して、企業に勤めて、妻子がいて……という、我々とあまり変わらない人たちばかりなんですよ。では、なぜ痴漢を繰り返すのか? そう彼らに聞くと、支配欲や達成感、弱いものいじめの優越感、釣りに似たレジャー感覚、男性性の確認などが浮かび上がってきたのです。性暴力は、こうした複合的な“快楽”が凝縮した行為だからこそ、なかなかやめられないのだと確信しました。

栗原 私のプログラムに来た男性も、同じようなことを話していましたね。彼は電車の中で男性器を露出させたことがあると言い、その背景には、幼少期にネグレクト状態に置かれたことがあったと告白したんです。「自分の存在に気づいてほしい」という承認欲求が下地にあって、性欲が理由ではないんです。

――それなのにどうして、「性犯罪は性欲の問題」という認識が広がってしまうのでしょうか?

斉藤 性犯罪加害者に警察での取り調べについて聞くと、大抵計画的で「性欲の強さの問題」だというストーリーに誘導されているといいます。裁判でもよく、被告人側の証人として登場する妻に、検察官が「夫婦生活はどうでしたか?」と聞くシーンがあります。この質問の意図は「セックスレスが原因で事件を起こした」「妻が夫の性欲のケアをきちんとしていなかったから事件が起きた」という性欲原因論のバイアスがかかったものであると考えられます。法廷ではいまだに「性欲が背景にあり、それが抑制できず性犯罪が起きている」という認識が根強くあるため、裁判長の最後の訓示でも、「被告人は抑えきれない性欲が暴走し……」といったフレーズが使われることが度々あります。

 そういったことを含めて、世間には「男性は自分の性欲をコントロールできない」という価値観がありませんか? でも、友人の前でいきなりマスターベーションをしたり、交番の前で痴漢をする男性はいないですよね? なぜならば、「性欲をコントロールできている」からです。なのになぜ、男性は自分たちで「男は性欲をコントロールできない生き物だから」ということを否定しないのでしょうか? よく考えると、侮辱的な価値観ですよね。ということはつまり、この考え方で男性側が都合よく隠蔽できる事実があるからです。

 それなら一層、「性欲をなくせばOK」「去勢すれば再犯しない」ではないんです。これでは何も解決にならないことを、まずは知ってほしい。目の前にいる加害者は、日本社会の縮図です。社会に根強くある男尊女卑的な価値観を変えていく必要があります。そのうえで、無数にいる被害者と、その加害者がどう向き合っていくかが、とても大事なんです。

――政治や司法に影響するほど、世の中全体にはびこる根深くかたくなな価値観は、変わっていくものでしょうか?

斉藤 誰も小さい頃から「将来の夢は痴漢です」なんて思っていないですよね。生きていく中で、家庭や学校、メディア、そして社会を通して学習してしまった行動なんです。今の日本社会に前提としてある価値観を変えていかないと、加害者はどんどん再生産されていきます。

栗原 その通りです。たとえば幼少期に見る戦隊モノは、物事を暴力で解決しますが、これは社会全体に暴力容認意識、つまり「悪いことをしたら殴ってもいい」といった考えがあるからだと感じます。

――テレビのフィクションと自分の思考が一体化してしまう人がいるんですね。

斉藤 ある性暴力加害者は、毎回のマスターベーションの際、女性の顔に精液をかけて終わるAVを見ていたんです。中学生からそれを続けていた彼は、初めてできた彼女に同じ行為をしてひどく怒られ、傷ついている彼女を見てびっくりしたといいます。彼はそれが“常識”だと思い込んでいたから、傷つけるとは思わなかったんです。

 もちろん、新しい価値観を知り、インストールしてアップデートしていけるのが健全な大人なんでしょうけれど、そういった機会がなければ、刷り込まれたままの価値観で社会に出てしまいます。新しい価値観をインストールする力と、古い価値観をアンインストールする勇気を持ちたいですね。

栗原 「父親や教師も、怒ったときは暴力を振るった」と話すようなDV加害者も、ほかに怒りの表現の選択肢を持てない環境だった場合は多いですね。だから、健全な表現方法を伝えると、みるみる行動が改善していきます。

 「虐待は連鎖する」とよく言いますが、被虐者の半数は連鎖しないんです。そういう選択をした人たちが、子どもに手を出すようになるというだけ。だから私は、DV加害者にも「全員が連鎖するわけではない。あなたが選択した結果だ。だから、やめることもできる」と伝えています。

斉藤 それと、まず一次予防としては、性行為や出産のことだけではなく、性を通して人との関わり方や相手の立場を考えることを含めた「包括的性教育」が、最も重要ではないでしょうか。大人になっていくための価値観が育まれる最も敏感な小中高校時代に、性的同意などの話を含め、大人が正しく教育していくことが重要だと思いますし、まず大人たちがこのような価値観を積極的に学ぶ姿勢を示していかなければいけないと考えています。
(有山千春)

■斉藤章佳(さいとう・あきよし)
大船榎本クリニック精神保健福祉部長(精神保健福祉士/社会福祉士)。1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模といわれる依存症施設「榎本クリニック」にソーシャルワーカーとして、約20年に渡りアルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・児童虐待・DV・クレプトマニアなど、さまざまなアディクション問題に携わる。その後、2020年4月から現職。専門は加害者臨床で、現在まで2,000名以上の性犯罪者の治療に関わる。また、都内更生保護施設では長年「酒害・薬害教育プログラム」の講師をつとめている。

■栗原加代美(くりはら・かよみ)
NPO法人女性・人権支援センターステップ理事長。同団体にて、 DV・ストーカー・虐待・加害者更生プログラムの講師を務めながら、被害者の回復プログラム・家族面談・ カップルカウンセリング・テレビ出演、DVやスト ーカー防止のセミナー講師として活動する。

リボ払い額が150万円に到達! 抜け出したくても抜け出せない、カード払いの“負のサイクル”


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 トッズのDスタイリングバッグにドはまりし、ブラウンとグレーを購入した私ですが(第11回第26回参照)、これにより、ある変化が私に訪れました。

 それは――高級チックなお店にも自信を持って入れるようになったこと!

 今まで、エルメスとかシャネルなどのお店にはなんとな~く入りづらくて、フリマアプリで購入していたのですが、最近になってお店に「あら、ちょっと見ようかしらん?」みたいな感覚で入れるようになったのです。

 ふっかふかの絨毯を敷いている系のお店の店員さんにも「まあ、このバッグ素敵ざんすねえ」と自然に話せるようになりました。フリマアプリで高額商品を買いまくっているおかげ(?)で、「45万円」の値札がついているちっちゃいバッグを見ても「あら、買えるわ?(リボ払いで)」と思えたりして……へへ。あたし、レベルアップしちゃったかな、って。へへ。あ、この話、皆さんがドン引きしながら「バカだ、この女」と思っていることは承知しております。

 そんなわけで、今までだったら、なんとなく気後れして行けなかったエリアに私は足を踏み入れ始めました。数えきれないほど仙台に通っているのに、ほぼ訪れなかったエリア。藤崎別館の高級ブランドエリアを「ウィンドウショッピング」するようになったのです。

 その日も友達のS子と一緒に、トッズのお店に入りました。すぐに店員さんが気づいてくれて「あ、そちらのバッグ。ありがとうございます」と話しかけてきてくれました。そうなのです! トッズのバッグを持っているということは、優良顧客の証!!「アタクシ、買うかもしれませんわよ?」というオーラをまとうことができるってわけ! ホホホ、そんじょそこらの「買う気ないけどなんとなく見に来た客」とは格が違いますでしょう!? オーッホッホ!!

「ねえ、Nちゃん、これNちゃんに似合いそう!」

 そのとき、S子がふいに中央に陳列されていたバッグを指しました。おおっ、これはトッズのDスタイリング、ミニサイズに違いない! へ~~、はじめて見たァ。私はそろそろとそのバッグを持ち、肩にかけてみました。あ~、やっぱりミニのサイズ感可愛いなあ。色味は黄色かあ。差し色コーデによさそうだなあ。

「そちらのお色、とてもキレイですよね。レモンイエローで」

 私はその「レモンイエロー」という言葉がとても気に入りました。レモンイエロー、なんて爽やかな名前なんでしょう……うっとり。

 しかし、私といえば毎年赤字女。毎月ヒイヒイ言いながらローン返済に追われる身……。確か、カードの残り利用枠も18万くらいだった気がする……。24万のバッグ……買えないよぉ。

「すごく可愛いですねえ。また見にきます!」

 そう言って、私は店を後にしました。よしよし、今回は買わずにすんだぞ。よかった、よかった、と思っていたのですが……。

 数週間後、発作は突然やってきました。その発作というのは、「欲しかったものを思い出して急激に欲しくなる病」。私はいつの日からか、カードの締め日を過ぎてカード利用額が回復すると、発作が起きる悲しい体質になってしまっていたのです。

 くそおおおおお、つい昨日まで1ミリも思い出さなかったのに、締め日が来た瞬間になんで物欲の権化と化すんだよおおおおお!!!!!!!! 一度病が発病すると、もう頭の中はバッグのことでいっぱい。寝ても覚めても「あれは可愛かったよなあ。季節商品だからそろそろ完売するのではないか? そしたらもうレモンイエローのバッグは手に入らないのでは……」という考えがぐるぐると回り続けました。こうなるともう、仕事も手に付かないので、「こんな気持ちになるなら、ええい、買ってやらあ!」ということになるのです。

 そこで、トッズのオンラインページを見ることに。あった、あった! 23万7,600円。これこれ。あ~やっぱりキレイ。ちょっとグリーンが入ったような色味。かわゆす、かわゆす。

 しかし、やっぱりもう一度実物を見てから購入したほうがいいのではないだろうか……と私は悩み始めました。というのも、店頭だと2回払いを選択できるのです。できるだけ利子は払いたくないから、2回払いにしたいんだよなあ。

 そこで翌日、すぐにバスに乗り、仙台へ。はやる気持ちを抑えて、トッズのお店へと突撃しました。ところが……。

(あ、あれ……!? こんな色味だったっけ!?)

 私はその瞬間、衝撃を受けました。オンラインショップの色味とも記憶の中の色味とも違う……まっ黄色。これ……違う商品?? まっ黄色だよね?? そこに店員さんがススーッとやってきました。

「こちらのバッグ、可愛いですよね。レモンイエローで今期の新作なんです」

 や、やっぱり、この子がレモンイエローの子なんだ!? 結局その瞬間、めらめらと燃えていた炎は鎮火し、私は約24万円の買い物をせずに家に帰りました。帰りのバスでカードの利用額を見たら、膨らみまくったリボ代金が150万円也。これに100万円のネックレスと40万円のチェーンリング、25万円のリングの分割払いが……って、あんた!! トッズのバッグ買ってる場合じゃないやろがい!!!!!!!!!!!!!!!!

 そうはいっても、私に発作が来る限り、これからも散財するんだろうなあ……とぼんやりと景色を眺めながら帰宅しました。そういや私……ここ1カ月ほど、週6~7日で働いてるわ? 働きすぎてストレスが溜まる→散財→カードローンを支払うために馬車馬のごとく働く……嗚呼、無情。

SixTONES・田中が7 MEN 侍に“放送禁止”発言、HiHi Jets「ジャニーさんもハマった映画」を語る【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、9月3日~9日公開の動画をチェックします!

7 MEN 侍・矢花の誕生日ドッキリでSixTONES・田中が“放送禁止”発言

 7 MEN 侍は、通常回の「【サプライズ】20歳で号泣…スノストもお祝い!」(5日)と、8日にはパフォーマンス動画「『サムダマ』(Summer Paradise 2020)」の2本が配信されている。1本目では、8月10日に20歳の誕生日を迎えた矢花黎へのバースデーサプライズを敢行。本人には「チャンネル参加1周年記念のクイズ企画」と伝えてあり、実際に「7 MEN 侍としての最初の動画は2019年何月何日にアップされた?」「始めは各曜日のグループとコラボしたがHiHi Jetsとは何をした?」と、クイズも行っていった。進行役の矢花は何の疑いもなく、通常の撮影と変わらず参加。ところが、VTRを見て考える最終問題になると、矢花以外の5人が出演する映像が流れ始めた。状況がつかめない彼に、「矢花黎の誕生日ドッキリをやるドッキリ~!」(菅田琳寧)と、ネタバラシ。

 まだ矢花が呆然としていると、佐々木大光が「モヤモヤすると思うんで、この動画見てください!」と合図。これをきっかけに、少年忍者や、美 少年メンバーの「おめでとう」メッセージに切り替わった。目元でピースをしている美 少年・那須雄登を目にするなり、7 MEN 侍はなぜか大爆笑。また、HiHi Jetsの5人は、素直に祝福せず、一致団結しておふざけを開始。菅田の誕生日(5月12日)はとっくに過ぎているにもかかわらず、「琳寧くん、誕生日おめでとう」(猪狩蒼弥)と言い出すなど、のらりくらり。悪ノリを見かねた菅田は「なげーよ、ハイハイ!」と、ツッコんでいた。

 続いて、Snow Man・ラウールと渡辺翔太も登場し、ラウールは矢花の自己紹介ギャグ「バチバチ! バチバチ! 火花~、矢花!」を全力で再現。SixTONESはジェシー、京本大我、田中樹の3人が出演し、田中いわく「矢花のお誕生日ということで。『おめでとう』を言おうと思ったんですけど、矢花だったら6人もいらないんじゃないかなって」とのこと(ひどい……)。とはいえ、田中は「7 MENになる前の矢花は、俺らのライブでベースやってもらったんで。それなりに矢花には、ここ(心)で通じる部分があるんで」「7 MENとしてこれからも頑張っていただければなというふうに思います。じゃあ、あらためておめでとうございます」と、真面目にコメントした。

 ここで終わるかと思いきや、「さっきのは練習」と、仕切り直す田中。「矢花くん」と呼びかけた後に何か話していたものの、編集サイドの判断で“自主規制”に。田中の発言は音でかき消されてしまった。視聴者には何を言ったのかわからない仕様だが、佐々木や中村嶺亜らは手を叩いて大笑い。各グループともスケジュールの合間を縫って撮影していたため、矢花は「めっちゃうれしいっす」と、感激していた。そして、終盤は佐々木、菅田、中村、本高克樹、今野大輝の順に手紙を朗読。本高は「矢花って、後輩にも先輩にも一目置かれている存在というか、僕らも(コメント撮影を)頼みやすかったし、相手側もやっぱ快く引き受けてくれたんですよ。そこはやっぱ矢花の持つ力なのかな」と、矢花が“愛されキャラ”であると称賛していたが、当人は感極まって言葉も出ない様子だった。

 そんな矢花の姿に、「珍しくなんもしゃべんないね」(本高)「こういうの苦手なタイプですか?」(今野)と声がかかると、矢花は「8月ど真ん中だから、小学校・中学校とかさ、あるじゃない? 変な話、給食の時間に『誕生日おめでとう』って祝うみたいな。絶対ないのよ」と回顧。最終的に「これだけ大勢の人に祝ってもらってうれしい……ごめんなさい」と笑い泣きしてしまい、5人は“ガチ泣き”に驚いていた。見事、サプライズが成功し、エンディングは「素敵な回だね」(今野)「あんま優しくされると俺、泣いちゃうから」「仕事で初めて泣いた」(矢花)「いい涙よ」(今野)と、ほっこりムードに包まれる7 MEN 侍。

 ちなみに、本高の手紙の中で「矢花は“ステージ上ではヤバくて、本当はまともでヤバくない人”という感じで思われていますよね。僕もそう思っていました。でも最近は“ヤバそうに見えてヤバくない人を装う本当にヤバい人”なのではないかと思うようになってきました」と明かしている。もう1つの「サムダマ」の動画は、そんな矢花の“かなりロック”な姿が楽しめる(特に後半で大活躍)ので、こちらもあわせてチェックしてほしい。

 SNSやコメント欄を見ると、「他グループのファンだけど、7 MEN 侍いいね。矢花が愛される理由もわかった」「貴重な矢花くんの涙にうるっときた。矢花くんは、たくさんの人に愛されているんだな」「サプライズ前のクイズもメンバーが楽しそうだったし、全員の手紙が本当に良くて、いいグループに出会えたなと思った」と、感動の声が続出。さらに、「樹の自主規制が気になって仕方ない」「樹の自主規制の内容が気になる。何を言ったらあんなに爆笑するの?」といったコメントも多く、ファンは「樹の自主規制は下ネタだと思う」「樹の発言は下ネタでしょ」「樹ちゃん、『自主規制』って何言ったの(笑)。個人情報か下ネタ?」と、想像している。

 1本目は、通常金曜午後8時配信のところ、公式Twitterで「本日20:00アップ予定の動画が少々遅れております。申し訳ありませんがもうしばらくお待ちください」「本日アップ予定の動画ですが、明日の朝にアップいたします」と2度にわたるアナウンスがあり、土曜午前10時48分に更新完了ツイートが投稿されていた。1本目は他グループも出ている影響なのか、再生回数は63万台と順調に伸びており、2本目は18万台(11日時点)。

 6日の動画は「HiHi Jets【意外な発見】好きなモノ100個書いてみた!」(再生回数は11日時点で31万台)。今回、HiHi Jetsは“自分たちの好きなモノ”を1位~100位まで書き、発表するという企画に取り組んでいる。考え始めると意外と手間がかかり、1時間以上かけて絞り出した5人。1~100の紙が入った箱から抽選し、まずは81位について発表することに。高橋優斗は「湘南の海」、井上瑞稀は「子供」と回答。こうして、それぞれの趣味嗜好が判明していき、好きなタレント、アーティスト、番組、漫画から、「空港のふんいき」(作間龍斗)といったコアな話も。HiHi Jetsのようなアイドルは、よく雑誌のインタビューでも、「最近ハマっていること」といった質問に答えているが、この企画は100個も挙げなければならないため、より細かい情報となる。特にアーティスティックな猪狩蒼弥は音楽や映画にまつわる好みを語る場面も多く見られた。

 55位で井上が出したミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(2018年公開)の話題になると、「ハマりすぎてジャニーさんに薦めたもんね」(高橋)「で、ジャニーさんもハマった」(猪狩)と、故ジャニー喜多川前社長のエピソードに言及。「ジャニーさん、これがいいんだよ!」とオススメしたところ、「買ってきてよ」と頼まれたといい、16年公開のミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』と一緒に贈呈。すると、ジャニー氏は「どっちもいい」と、気に入っていたそうだ。

 最後は全員の1~100位一覧を公開しており、井上は家族や友達に続いて「ファン」を4位にしたほか、17位の音楽とは別にK-POP(18位)もセレクト。個人的にはあこがれているHey!Say!JUMP・山田涼介が入っていない点に疑問を抱いたが、100個に入れるべき存在ではないということなのだろうか? 高橋はジャニーズの先輩・SMAP(17位)や、32位は木村拓哉が声優を務めた映画『ハウルの動く城』(04年公開)があり、34位にSMAPのアルバム曲「真夏の脱獄者」もランクイン。94位の「ゲレンデで美人をみつける(みるだけ)」の一文に、“ナンパはしていない”とのアイドルらしい配慮を感じた。

 猪狩は美 少年メンバーの佐藤龍我と金指一世を44位と45位に入れ込み、橋本涼は「HiHi Jets&ローラースケート」(2位)「ジャニーズFamily」(4位)や、後半にNEWSの楽曲などジャニーズ関連もズラリ。HiHi Jetsファンにとっては貴重な動画であり、「自分の応援するグループにもやってほしい」と、羨ましくなったファンも多いのではないだろうか。コメント欄やSNSで、ファンも「HiHi Jetsの男子高校生ノリが大好き。5人ともめっちゃしゃべってて可愛い」「順位はバラバラだったりするけど、書いてることだいたい一緒だし、HiHi Jetsの仲の良さが伝わってきた」「情報量が多すぎてまだ消化しきれてない……ファンにとってこんなにうれしい企画はない!」「ガリさんのランキング、一世よりも龍我のほうが上!?」「瑞稀が5位以内にファンを入れてくれて、私たちは幸せ者だな」などと、さまざまに盛り上がっていた。

 3日の動画は「Travis Japan【夏のデート私服対決】Instagram連動企画!あなたはどのファッションが好き?」(再生回数は11日時点で60万台)。Travis Japanは、昨年8月にインスタグラムを開設したが、今回はYouTubeとの連動企画を実施。「夏休みの初デート」をテーマに、メンバーそれぞれが私服をコーディネート。その洋服だけを撮影して名前を伏せた状態でインスタにアップし、「いいね!」の数が一番多かったメンバーの勝利というルールだ。まずは、各々のコーデを披露。宮近海斗が「一番、いいね獲得できんじゃないかなって思う人とかいるんですか?」と尋ねると、松島海斗がすぐに挙手。これには、七五三掛龍也も「まつくはめっちゃオシャレっていうイメージが強すぎて、そこに勝てる自信が出てこない」と弱音モードだ。

 トップバッターの川島如恵留は「ドライブして水族館デート」と、思い描いたデートプランを説明。以降もファッションショーが続く中で、筆者が特に気になったのは松田元太と、メンバーも期待を寄せていた松倉のファッションだ。松田に関しても、「元太、めっちゃオシャレだよ」(松倉)「毎日違うイメージなんだけど」(吉澤閑也)「いろんな服持ってるから、今日どういう感じで来るのか全く想像できない」(宮近)と、一同は洋服へのこだわりを感じているよう。松田の着替えを待つ間、七五三掛は「俺の予想さ、“あんまり気合い入ってない”みたいな感じだったじゃん。めちゃくちゃ気合い入ってる」と話していたものの……。実際に現れた松田は、なんとほぼ裸! お腹周りに「自主規制」の編集を施していたが、まず生脚が目に飛び込んでくるほか、乳首もバッチリ見えている(しかもサングラスをかけているあたりが、より不審者っぽい)。

 本人が満面の笑みで登場したところ、松倉は「俺のバック使うな、お前」とブチギレ。しかし、中村海人は「俺も同じことしようとしてた!」とバック被りに悔し顔。あらためて服を着た松田は、一転して上下白の爽やかなスタイルに変身。さらに、「相手がもし『寒い』って言ったら、『ちょっと待ってね』って言って。シャツ!」と、ズボンの裾から長袖のシャツを取り出した。半裸ファッションを見せたかと思えば、清潔感たっぷりの姿、デート相手に優しい一面……と、松田の場合は短い発表タイムがエンターテインメント性のある内容に。視聴者に笑いを提供しながら、バッチリと自分の個性もアピールしていたのだった。

 そして、最も注目が集まっていた大トリ・松倉で、メンバーは思いのほか困惑。松倉は、アルパカの毛で作られたという飾りが肩についた、独特なデザインのTシャツを着ていたのだ(飾り付け用のモールみたいな素材)。この形のTシャツを選んだのにはきちんと意図があり、「ビーチクルーザーデート」の途中で女性が疲れた時の「休息用」なんだとか。最初こそ引き気味だったが、周囲は「見慣れてきた」(中村)「これをできるのは松倉だけ」(宮近)「めっちゃカッコいいんだけど」(中村)と、ヨイショ。このTシャツを見て、漫画『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』(集英社)の主人公・花中島マサルを思い出してしまったのは、筆者だけだろうか。

 投稿から1週間後、インスタの「いいね」数を確認。最下位には罰ゲームがあり、中でも松倉は「13万」と予想し、勝利宣言していたが……。結果は、ぜひ今動画でチェックしてほしい。

 9日に更新されたのは「少年忍者【スクープトーク第2弾】入所日からの歴史を語る!」(再生回数は11日時点で18万台)。以前、川崎皇輝らが出演した「スクープトーク」(8月19日・26日公開)の第2弾で、今回は稲葉通陽、織山尚大、田村海琉、豊田陸人、平塚翔馬、元木湧、ヴァサイェガ渉という珍しい組み合わせの7人が参加している。これは、一人のメンバーに関して、仲間だからこそ知っている秘密や裏話を暴露する企画。さっそく、豊田がターゲットになると、彼の独特な癖や、「咀嚼音を聞きながら帝国劇場入りする」と、マニアックな話が飛び出した。

 続いて、ヴァサイェガのターンでは、正論を言うと「逆ギレ」するとの指摘が。この流れで、織山は「みんなこれ、最初は通る道なの。わた(渉)がめちゃくちゃ怖い。さっきも話したんですよ、みんなで。『あいつやっぱ、最初は“裏ボス”みたいなあるよね』みたいな。SixTONESさんと仲良いすよ」「(先輩に)敬語を使わないっていうところで、『あいつちょっとヤバイやつなんじゃねぇーか』って」と、リアルな内情を証言した。しかし、織山いわく「最近、変わったんですよ。めちゃくちゃなんか、静かになった。先輩にもしゃべりかけに行かない」そうで、本人が「まぁ、しゃべるよ。しゃべるけど……」と口を挟むと、「ちょっと(ヴァサイェガの)時代は終わった感はあるよね。もう今は久保廉みたいな」と織山がグサリ。この「時代」とは、おそらく“先輩に可愛がられるJr.”を指しているのだろう。ヴァサイェガが成長し、世代交代が起こったようだ。

 最後は織山がメインとなり、普段はあまり会話しないという織山と稲葉は「トイレでの遭遇率が高い」とのこと。また、田村が「鏡あるところで、絶対髪直す」と明かし、ナルシスト疑惑が浮上。当の織山は「それがないと、みんなの髪(のセットを)やってあげられないなっていうのと、センスというか。後悔したくないっていう自分がいて。『この時の髪型……』みたいなめっちゃ思っちゃうから……そうなんですよ。ごめん」と、最終的に謝罪していた。そんな中、進行役の元木は「アイドルだし」「何も迷惑かけてないから全然いいんだけどね」と、優しくフォロー。さりげない一言にも優しさが感じられる一幕だった。

 一方、元木はA.B.C-Zの舞台『ABC座』に出演した際のエピソードとして、「Jr.の子たちもいて。俺たちよりちっちゃい。その一人に、ちゃんと織山にアドバイスを求めてる子がいて。それしっかり真剣に向き合ってあげて。踊りのアドバイスとか。髪の毛のセットの仕方とか。それをちゃんと一から教えてたんで、面倒見が良い」と絶賛。これを受け、織山は「ありがたいことに、僕の身の回りで、やっぱりいろんなことを教えてくれる先輩がいるから」と、自身も悩んだ時はHiHi Jets・猪狩蒼弥らに相談しているとコメント。こうした出来事を通して、「その人に恩返しするっていうか、もっと後輩にこういうことしてあげればいいのかなと思って。どんどんどんどん。自然に出るんだよね。もう(後輩に)こういうことしてあげないと、みたいな」と、先輩の自覚が芽生えたようだ。

 平塚は「ヤバいって。好感度爆上がりだって」と冗談交じりにつぶやいたが、実際にこの動画を見て織山を好きになった人も多いのではないだろうか。ヘアスタイルの話にしても、自分がどう見えるのか、ファンにどう見せたいかを研究しているという、プロ意識の高さがうかがえる。先輩との交流で学んだことや、自分の経験を踏まえて後輩に伝えていく織山のような人は、グループ、ひいては今後のジャニーズにとっても頼もしい存在だろう。次回もこうしたメンバーの本質が垣間見えるトークに期待が高まる。

 5日にアップされたのは「美 少年【数字で価値観ゲーム】みんなで協力…足を引っ張るのは誰だ!?」(再生回数は11日時点で26万台)。今回は「【浴衣で初体験】怪談話を読んでみたけど…!?」(8月22日公開)と同じく浴衣姿で、美 少年が好評シリーズ「浮所家のボードゲームシリーズ」を楽しんでいる。昨年9月配信の「【ホテルの部屋】ラスベガスの想い出トーク&爆笑カードゲーム」など、メンバーの浮所飛貴が家族で行っているというゲームをプレイするもの。過去回はいずれも大盛り上がりで、視聴者の反応も上々の企画だ。

 今回挑むのは「ito(イト)」で、いつもは個人戦が多い美 少年には珍しく、協力型で進行。まずは5人に向け、浮所が「数字の書かれたカードがあります。1~100まで書かれていて、テーマに沿って、数字を順番に出していくんですけれども。数字を低い順から出していかないといけません。その人の感覚だから」と、簡単にルールを説明。藤井直樹は「チームとなると、やっぱり那須くんが心配なんですけど……」と、ゲーム企画に弱い那須雄登を心配し、本人も「聞いたところ、ちょっと難しい……」と、不安を口に。浮所は「ホントに彼の感覚はマジでイカれてる!」と、那須がネックになるのではないかと心配そうだ。1時間以内にラウンド1(1人1枚)ラウンド2(1人2枚)ラウンド3(1人3枚)をクリアできれば、ご褒美ゲットとのことで、意気込む美 少年だったが……。

 最初のテーマは「学校給食の人気」で、例えば彼らは「酢の物」(岩崎大昇)「揚げパン」(那須)といったメニューを挙げ、自分がどれぐらいの数字のカードを持っているのかをアピール。より小さい数字のカードを持つ人物を絞っていくも、各々の物事の捉え方によって、展開が左右されるのだ。以降は「プレゼント・お土産の人気」「言われてうれしい言葉」「強そうな効果音」のお題にもトライ。成功を目指しているため、多少意見がぶつかる場面もあったが、終始和気あいあいとした収録となっていた。ちなみに、「心配」「イカれてる」と名指しされた那須は、さほど悪目立ちしておらず、個人的な印象では比較的にうまい表現ができていたように思う。

 なお、32秒頃は「次回…ドラマの撮影現場に美Tubeが潜入」と、美 少年主演の金曜ナイトドラマ『真夏の少年~19452020』(テレビ朝日系)とのコラボレーションを予告。ファンからは「ドラマの撮影現場に美Tubeが潜入するの楽しみ!」と、期待の声が上がっている。

 

伊勢谷友介の人生は「終わってない」 大麻所持で逮捕された漢a.k.a.GAMI、田口淳之介は今?

俳優の伊勢谷友介が8日、大麻所持で現行犯逮捕された。夏クールの連続ドラマ『未満警察 ミッドライトランナー』(日本テレビ系)にも出演し、5日に最終回が放送されたばかりというタイミング。

 伊勢谷は10月に『とんかつDJアゲ太郎』、11月に『十二単衣を着た悪魔』、来年のGWに『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』など、複数の出演映画の公開を控えており、ネットでは「伊勢谷さんが出てる映画はどうなるの?」「お蔵入りってことはないよね」と心配の声も多い。

 伊勢谷は実業家でもあり、通信制サポート校のLoohcs高等学院の学長も務めていたが、今回の逮捕を受けて運営会社が今後について「特別授業などを除いて通常時に学長である伊勢谷が関与しておらず、現在の運営においても伊勢谷の逮捕による実務的な影響はございません。学生への心理的影響を少しでも和らげられるように、教員一同で取り組んでまいります」と説明している。

 逮捕されると当然ながら仕事をはじめとした日常生活に支障が出てしまい、関係者や家族、ファンに多大な迷惑や心配をかけることになる。芸能人の場合は、撮影中のドラマや映画はもちろん、過去の出演作の扱いにも影響が出ることがほとんどだ。

 沢尻エリカが昨年11月に麻薬取締法違反で逮捕された際には、出演していたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』が撮り直しとなり、彼女の代役探しでNHKが奔走。今年2月に沢尻は東京地裁で懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡されたが、その後も表舞台から姿を消したままとなっている。

 伊勢谷友介の場合、起訴されたとしても大麻所持の初犯ということで懲役6カ月、執行猶予3年となる可能性が高いとみられているが、その後の生活はどうなるか。いくつかの事例を見ていきたい。

漢 a.k.a. GAMI、新たに猫を飼う
 ラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系・AbemaTV)に出演して人気を博していたラッパーの漢 a.k.a. GAMIは、今年5月に大麻取締法違反容疑で逮捕され、尿検査で覚せい剤の陽性反応も出たと報じられた。その後、YouTubeで謝罪動画を公開し、自身が代表を務めていた音楽レーベル「鎖グループ」の代表を辞任することを発表。さらに保釈中だった6月にふたたび大麻取締法違反で逮捕された。

 短期間で二度も逮捕された漢だが、7月末に処分保留で釈放され、8月7日からはインスタグラムの更新も再開。定期的にインスタライブを開催してファンからのコメントにも回答している。かねてから猫好きで知られる漢は「家族が増えました」と新たな猫を迎えたことを報告したり、仲間とバーベキューを楽しむ様子を公開したりと、インスタ投稿を見る限りでは至って平和で穏やかな日々を送っているようだ。

田口淳之介はオリラジ中田敦彦とコラボ
 元KAT-TUNの田口淳之介も、細々とアーティスト活動を続けている。YouTubeチャンネルでは、オリエンタルラジオの中田敦彦とのコラボ動画を公開し、8月にはオンラインライブに出演。直近でもZoomでファンミーティングを行っている。逮捕後の裁判では、ともに逮捕された恋人の小嶺麗奈への“公開プロポーズ”も話題となったが、まだ結婚はしていないようだ。

 昨年7月、大麻取締法違反容疑で逮捕されたRIZEのベーシストでDragonAshの元サポートメンバーのKenKenも、YouTubeチャンネル「スーパーケンケンチャンねる」で元気な姿を見せている。5日に投稿した動画では、友人とともに今後のYouTubeチャンネルの企画について話し合っており、「逮捕以上におもしろいことないかもしれない」と逮捕をネタにする場面も。

 また、逮捕後の活動自粛期間で103キロまで太ってしまったというKenKen。現在は89キロまで痩せたというが、かつての体型に戻すためのダイエット企画にも興味があるようだった。

 罪を犯し逮捕された芸能人が再び活動することに賛否はあるものの、どんな形であれふたたび応援できるようになるのはファンにとっては喜ばしいことでもあるだろう。少なくtも彼らの芸能人生は「終わってない」のである。

 伊勢谷が逮捕前にやっていたYouTubeチャンネルは株式会社貝印とのタイアップだったため、秒速でチャンネルごと全ての動画が消失したが、ハイエース改造など人気動画が多数あった。伊勢谷も事件が収束したのち、またYouTubeを始めるかもしれない。

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ママ友グループで仲間はずれに!? 私以外は『あつ森』内で集合、LINEはゲームの話題ばかり……「寂しい」と漏らす母

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 いまや日常生活に欠かせないアプリとなったLINE。子どもを持つママたちにとっても、重要な連絡ツールだが、気の合うママ同士のグループチャットともなると、雑談も繰り広げられているらしい。今回は、ママたちはどういう雑談で盛り上がっているか、その一部を紹介する。

イケメン俳優ドラマの話題についていけず! 最年長ママの苦悩

 知恵さん(仮名)は、6歳になる男児を都内の認証保育園に通わせている。30代で結婚後なかなか子どもができず高齢出産となった彼女は、現在42歳。子どもを通わせている保育園のクラスでは、一番年上のママだという。

「保育園に子どもを通わせる共働き家庭のママには、同年代がもっといると思ったんです。でも、周りは30代ばかり……。近い年齢のママたちは、自然とグループになっていて、とても仲がよさそうです。私も、子連れでのママ忘年会や花見などに誘ってもらえるのですが、話題についていけず、浮いているのかもしれません……」

 学校や職場での同級生や同期などと違い、ママ友は、子ども同士は同い年でも、歳の差が生じてしまう。普段なら交流のない20代と40代のママ同士の付き合いも避けられない。

「ママ同士のグループチャットでは、子どもが寝た後の時間になると、ドラマの話題で持ちきり。ドラマのスタンプを送って来るママ友もいて、最初は『面白そうだね』と反応していたのですが、正直、興味が持てず。私はドラマを見る時間があったら本を読んだりしたいんです」

 知恵さんは「若手俳優の名前がグループチャットで飛び交うのですが、誰が誰だか区別がつかないんです……」と漏らす。

「仲が良いママ友とのチャットで、『あの俳優の名前と顔が一致しない』と送ったら、わざわざ画像を送ってくれたんです。逆に覚えなくてはならなくて、プレッシャーになりましたね(笑)」

 このように、イケメン俳優のドラマを癒やしとするワーママが多い半面、「話題についていけない」と悩むママも少なくないのかもしれない。

 専業主婦の玲子さん(仮名)には、今年小学校に入学したばかりの女児がいる。同じPTAの役員として知り合ったママ友のTさんからの誘いに困っているそうだ。

「Tさんは、上の子が小5で、下の子がうちと同じクラスにいるんです。今年はコロナ禍でいろいろな学校行事が中止となる中、先輩ママさんとして、私にどんな行事があるのか、詳しく教えてくれました。明るくて面倒見のよい性格のTさんは好きなのですが、仲が良いママ同士で作ったグループチャットで、PTAのママさんバレーに勧誘してくるのは、少々戸惑ってしまいます」

 PTAを母体とするママさんバレー活動は、放課後の小学校の体育館を利用して練習が行われている。地区大会なども開催されるので、本格的な練習を行うチームもあるようだ。

「お誘いのメッセージに、ほかのママ友は『夕方は忙しいから』などと返していて、まったく乗り気ではありませんでした。私も当たり障りなく、断ろうと思っていたところ、Tさんから直で私宛に『練習だけでも見に来てよ』というメッセージが来たため、断り切れなかったんです……」

 その後、とりあえず練習を見に行ったという玲子さん。しかし当日、急きょ練習に参加することになったそう。

「そんなこんなで、次から正式に練習に参加することになってしまったんです。私は初心者なのですが、ほかのみなさんは経験者。Tさんは『ママさんバレーは趣味』というものの、私にとっては、すごくハードな練習なんです。木曜の夜と、隔週の土曜、週2回も練習があり、自分の時間がなくなりました。他学年の子どもを持つママ友ができたのはよかったですが、やっぱり辞めたい。でも、どうしても言い出しづらくて困っています」

 このように、グループチャットで話題に上がる趣味のお誘いは、「たとえ断ろうとしても、それを文章にしなければならず骨が折れる。ほかの人の目も気になりますしね。それに、チャットというのは終わりがないから、その話題がズルズル引き伸びることもあり、面倒です」という。こうしたやりとりはママによっては多大なストレスになるのではないだろうか。

 睦さん(仮名)は、5歳になる女児を幼稚園に通わせている。彼女の最近の悩みは、「Nintendo Switch」が購入できないことだという。

「子ども同士の仲が良いママ友が、『あつまれ どうぶつの森』にハマっているんです。緊急事態宣言が発令された頃、グループチャットでも、『あつ森やってる?』と話題になっていました。私はゲームに興味がないので、『巣ごもりの時期だけの話題』と思ってスルーしていたのですが、周りのママ友にもユーザーが増えだし、今では、『あつ森』のゲームの中で集まって遊んでいるそうなのです」

 子どもを含め、ママ友たちが『あつ森』の中で交流しているため、グループチャットでもゲームの話題が出るそうだ。しかし睦さんはNintendo Switchを持っていないため、話には入れずにいる。

「娘はプレ幼稚園から今の園に通っていて、その時からのお友達とは、お互いの家に遊びに行ったりするなど、とても仲が良いんです。でも今は気軽に会うことができず、うちの子だけゲーム内でも一緒に遊べないのは、なんだか仲間はずれにされたみたいで寂しいですね」

 睦さんは、Nintendo Switchを手に入れるため、何度も家電量販店などの抽選販売にエントリーしたそうだ。

「自分だけではなく、じいじや夫にも協力をしてもらったのですが、全部ハズレ。まだ買えません。この前、仲の良いママ友から『メルカリで売ってるよ。定価より高い値段だったけど、うちは買ったよ』というメッセージがきました。娘のためにいち早く欲しいのですが、さすがに転売から買うのは気が引けるので、また抽選販売を待っています」

 子どもを介して知り合ったママ友。これまでのバックグラウンドの違いから、趣味や価値観なども被らないことが多い。しかし、なかには子どものためと思い、無理に合わせているママもいるようだ。グループチャットは、どうしても公私の区別がつきづらい。相手を尊重しつつ、無理強いをしすぎないようなママ友付き合いが望まれるが……。

52歳の父が若年性アルツハイマーに……「まともな会話もできない」「無表情で無言」娘の感じた異変

 “「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)。そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

 コロナ禍で、看取りや葬儀の簡略化が進んでいる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、終末期の患者であっても、家族の面会が制限されている医療機関は少なくない。最期の時間をともに過ごすことができず、十分なお別れができない状況に、あとあと遺族に悔いが残らなければいいのだが。

 

父と最期に会えたのはたった15分

 三井麻美さん(仮名・31)は、2カ月前父の義徳さん(仮名)を亡くした。享年64歳だった。

 病院から「危ない」と連絡があり、母の典子さん(仮名・63)、兄(39)と駆け付けたが、コロナ禍で許された面会時間はわずか15分。医師からは、誤嚥性肺炎だと告げられた。

「父は苦しそうだけど意識ははっきりしていて、この山を乗り越えれば、またいつも通り元気になるんじゃないかと思っていました」

 そんな思いもむなしく、義徳さんと会えたのはそれが最期となった。

 3日後に典子さんから、義徳さんが亡くなったと連絡が来て、義徳さんが入っていた施設に向かった。

「施設で、いつも面倒をみてくれていた担当スタッフの方に、『頑張ったから、たくさん褒めてあげてくださいね』と言われて、涙が溢れました。父が施設に入って5年。ずっと面倒をみてくださった施設の方には感謝の一言です」

 義徳さんは、若年性アルツハイマー病だった。診断されたとき、まだ52歳。麻美さんは18歳、高校生だった。

「それまでに小さな異変はたくさんありました。母が骨折しても、話しかけることもなく無表情でした。私と友人を車に乗せたとき、友人が挨拶しても無言、無表情だったので、『怖いお父さんだね』と言われたこともあります。ブドウのことを『黒い卵』と言ったり、リンゴと梨を間違えたり。同じ単語を何度も使って話してくるので、何を言ってるのかさっぱりわかりませんでした。その当時、“チラシ”とか”内緒“という言葉を連呼していました」

 病院を受診したのは、義徳さんが職場で問題を起こすようになったからだった。

「建設業だったのですが、トラックを運転して逆走したりしたようで、同業の父の友人から『脳に問題があるかもしれないから、病院に行った方がいい』と言われたんです」

 義徳さんの言動や様子から、家族も普通ではないと感じていたため、若年性アルツハイマー病と診断されてショックは受けたものの、「やはり」と納得する思いもあったという。

 一方、義徳さんはすでに症状が進んでいたため、自分が病気だということも理解できていなかった。「どこも痛くないから、病気なんかじゃない」と言っていたのを、麻美さんは覚えている。

 麻美さんは、義徳さんのことが大嫌いだったと、当時を振り返る。

「意味不明なことを話すし、まともな会話もできません。友達とはふざけて『アルツハイマーじゃない?』と笑っていたんですが、それが本当になるなんて信じられませんでした」

 麻美さんはまだ高校生。アルツハイマー病についての知識はほとんどなかった。

「このころ、渡辺謙さん主演の『明日の記憶』を見て、号泣しました。若年性アルツハイマー病を治す薬はないし、進行性の病気なので、父がこれからどうなってしまうのか、不安とショックで涙が止まりませんでした」

――続きは、9月20日公開

 

中学受験の初テストで「偏差値27」の衝撃! 塾では最後尾……「息子は優秀だと思っていた」母の焦燥

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 「中学受験あるある」の一つに、「我が子の模試の偏差値が思っていたより低くて、衝撃を受ける」というのがある。中学受験では、模試の結果が「偏差値30台」ということは、特に珍しくもないのだが、中学受験経験がない親にとっては“衝撃の数字”に見えてしまう。

 偏差値は、テストを受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかを表す数値であると共に、その平均は「50」であるということを、親はこれまでの我が身の実体験で理解しているが、意外と「母集団の違い」には気が付かないものだ。

 当然のことだが、偏差値はテストの規模、地域、時期、受験層によって大きく数値が異なるので、つまり異なるテストの偏差値というのは、一概に比較できないのである。

 さらに言えば、誰もが受けるわけではない中学受験は母集団が少ない。その上、小学校でも成績の上位層が受験しているので、もともと“できる集団”の中での指標なのだ。

 もちろん模試にもよるが、中学受験の偏差値50は、高校受験の偏差値60~65相当であると言われている。それゆえ、中学受験の偏差値は親が期待するよりも低く出がちになり、時に親の度肝を抜いてしまうことがあるのだ。

  大手企業に勤める総合職の裕子さん(仮名)も、一人息子である弦君(仮名)の“ファースト偏差値”に驚いた一人だ。

 夫婦ともに地方出身者で、大学までオール公立で過ごしてきたという裕子さんいわく、「中学受験の“ち”の字もない地域で育った者」にとっては、先輩社員が口にする「中学受験」は、他人事であったそうだ。しかし、弦君が小学校に上がる頃から、だんだんと感化されるようになり「弦も中学受験をしたほうがいいのかな?」と思うようになったという。
 
 裕子さんは受験当時を振り返りながら自嘲気味に、こう話してくれた。

「自慢に聞こえるかもしれないんですが、受験塾に入れるまで、弦のことは『優秀な子』だと思い込んでいました。小学校のテストでは常に満点かそれに近い点数しか取ってきたことがないので、当然、受験塾に入ったら、最上位クラスは間違いないと思っていたのです……」

 ところが、ふたを開けてみたら、偏差値27、最後尾クラス。裕子さんは、「真面目に『72』」のプリントミスではないか?」と思ったという。

「まず、偏差値に20台があるのか!? ってことに衝撃を受けました。私自身は『いつも偏差値は60台くらいだった』という記憶があるので、そもそも母集団が違うという発想にはならなかったです」

 これは、小学校のテストで出題される問題と、実際の中学入試問題の難易度が桁外れに違うということを如実に示す出来事。小学校で優秀なら、受験塾でも優秀ということにはならないのだ。

「『弦が優秀ではない!』と知り、正直、慌てました。親のミスと言われれば、それまでですが、小学校の成績なんかまったく当てにならないってことが、よくわかったんです」

 勉強熱心な性格である裕子さんは、それから塾のテキストを自らひも解いて、弦君に解るように丁寧に解説をしていったという。

「受験はテクニックということもあるので、問題に慣れるにしたがって、弦の偏差値は面白いように伸びました。偏差値50までは順調でしたね。ところが、55の壁が超えられない。主人も、頭では母集団の違いなども理解しているんですが、どうしても偏差値50=平均という意識が抜けなくて、『金かけてまで、平均の学校に行くことはない! 上位校に行けないなら、やめてしまえ!』って怒っていましたよ……」

 やがて、偏差値50前後のまま、弦君は小学校6年生の晩秋を迎える。

「さすがに、その時期まできたら、それ以上は難しいなと思い始めました。上位校は主人の希望なので、とりあえず受ける。けれども併願校は弦の実力に見合う、弦にとって居心地の良い学校を探そうと、私は説明会に行きまくりました」

 参考までに書くと、中学受験の偏差値は、難関校で60以上、中堅校で50前後から60の間になるので、中堅校といえど競争は厳しい。

 結果的に弦君は中堅校ではあるが大学合格実績も目覚ましく、先進的な教育を行うことで有名な学校に入学した。

「『受験するなら、偏差値60以上の学校に行くべき!』という主張を変えなかった主人は、最初、この結果に不満のようでしたが、実際、難関校はには不合格だったわけで、今の学校に行くしかなかったんです。でも、今は主人の方がこの学校に夢中です」

 弦君の中学には、「お父さんの会」があり、今ではその集まりに積極的に参加しているという。

「主人は去年の文化祭で、焼きそばを腕が上がらなくなるまで焼いたっていうのが自慢みたいです。『弦は本当にいい学校に入ったなぁ……』なんてしみじみ漏らすので、私が『どの口が言う?』と言い返しているほどです(笑)」

 弦君は今、中学3年生。文化祭実行委員会のメンバーの一人として、「コロナ禍で、どのように文化祭を開催できるか」に頭を悩ませながら、日夜、仲間や先生と協議の最中なのだそうだ。弦君の充実した学校生活の話を聞くと、親が偏差値に踊らされないことの重要さを実感する。

「ヤクザでも誰でも等しく人権はある」元極妻が考える工藤會の“死刑判決”

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

6年間の接見禁止が解除

 勾留中の工藤會の親分衆の接見禁止が、6年もたってようやく解除されたことがニュースになりましたね。6年間ずっと独房で、弁護人さん、刑務官としか話せなかったんですよ。すごくないですか?

 報道などによると、五代目工藤會(北九州)の野村悟総裁と田上不美夫会長は、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪で起訴されていて、お2人とも否認しています。9月3日に被告人質問が終わり、証拠調べがぜんぶ終わったので、「罪証隠滅のおそれ」がなくなったので接見禁止も解除ということのようです。もちろんそれはタテマエで、単なるイヤガラセでしょうね。

 6年もの接見禁止は、いろんな意味で問題だと思いますが、そもそも被告人ですから「無罪推定」の原則があります。

 弁護士さんのサイトなどを見ても、接見禁止は、普通は起訴されたら、あるいは初公判が始まったら解除されますし、その後も続くのは「否認して罪証隠滅のおそれがある」とされた場合のようですよ。私の周囲でもそうでした。

 6年は聞いたことがないですね。もっとも工藤會については警察庁が力を入れているので、「刑が確定するまで接見禁止」とのうわさもありましたけど。

 野村総裁と田上会長の求刑は来年1月で、おそらく死刑が求刑されるとみられています。過去には「現役ヤクザのトップの死刑」はなかったので、警察庁はやる気満々らしいです。とはいえ、お2人とも高齢なので、実際には執行はされないともいわれています。要するに「死刑判決」という事実があればいいのでしょう。

 こんなことを書くと、「ヤクザに人権なんかない。接見禁止は当然。さっさと死刑になれ」とか言われそうですね。まあ、しょうがない部分はあるんですが……。それで、少し前に、テレビで弁護士の三輪記子さんが「だれにでもひとしく人権がある」とおっしゃっていて、とてもうれしかったです。

 横浜刑務所の受刑者が、HIVの血液検査で陽性だったのに放置されてエイズを発症してしまった事件があったのですが、それについて、「人権は『あるかないか』ではなく、すべての人に保障されるもの。たとえ受刑者であっても、その大原則は変わりません。一般の方同様に、治療を受ける権利ももちろんあります。これを機会に、こうした原則がもっと社会に周知されるようになってほしいと思います」とおっしゃっていました。

 もう三輪先生の大ファンになってしまいました。東大法学部卒の美人さん、そして自他共に認めるヤリマ〇て、最高のキャラですよね。私が逮捕されたら、ぜひ弁護をお願いしたいです。今のところ思い当たるフシはないのですが、どこからどうタマが飛んでくるか、わかりませんからね。

「留置場お泊まりセット」とガサ入れ対策

 ちなみにオットが生きていた頃は、オットの分と共に私の分も「留置場お泊まりセット」を、いつも用意していました。スーツケースに新品のパンツとか靴下とかを入れておいて、いざとなったら、そのまま差し入れてもらうんです。オットは何度も使う機会がありましたが、おかげさまで私は使うことがないまま終わりました。もちろん、夏物や冬物に入れ替えたりはしていましたよ。今となっては懐かしい思い出です。

 そういえば、以前取材を受けた女性ライターさんは、ガサ入れ(家宅捜索)対策として、下着を入れてある引き出しに100均で買ったゴムのゴキブリやゲジゲジのおもちゃを入れているとおっしゃっていました。ヤクザの裁判などを取材しているので、警察にはかなりマークされているそうです。

 たしかにガサ入れの時って、刑事さんたちは下着とか生理用品をマジマジと見るんですよ。「男ってやあね」という感想しかないんですけど、「下着がゴムくさくなるのでツラい」そうです(笑)。ライターさんは、今も逮捕されずにがんばっておられます。

柳葉敏郎「知事選出馬を否定」波多陽区「レギュラー7本」! “地方移住”した芸能人のいま

 プロ野球選手・ダルビッシュ有の元妻としても知られる、タレントでモデルの紗栄子。そんな彼女が9月2日に発表した意外な“転身”が、ネット上で話題を呼んだ。

「紗栄子はその日、自身のインスタグラムで牧場の写真と共に『このたび、アイランドホースリゾート那須という牧場をNASU FARM VILLAGEと新たに名称を変更し、私が代表を務めるThink FUTURE社で運営に携わらせて頂くことになりました』と発表。引退した競走馬のセカンドライフを築く事業に着手すると明かしました。さらには、牧場のある栃木県大田原市に生活の基盤を移したことを報告し、牧場の運営資金はクラウドファンディングで募るとか。ネット上では、『やりたいことを行動に移せるのは、素直にすごいと思う』『前はあんまり好きじゃなかったけど、一気に好きになった』いうポジティブな意見がある一方で、『話題作りに必死な感じ』といった冷ややかな声も上がっています」(芸能ライター)

 紗栄子のほかにも、首都圏から地方に拠点を移した芸能人は少なくない。大ヒット映画『踊る大捜査線』の室井慎次役を演じたことなどで知られる俳優の柳葉敏郎は、現在、秋田県で暮らしている。

「同県出身の柳葉は、2000年に長女が誕生したのをきっかけに、教育環境に恵まれた場所で育児をしたいという願望を持つようになり、小学校入学を機に移住。秋田県で行われるイベントに積極的に参加するなど、地元でも親しまれている様子です。19年9月には『女性自身』(光文社)が“秋田県知事選出馬説”を報じ、『実は知事選出馬が待ち望まれている』などと伝えていますが、同誌が07年に本人を取材したときは、『俺、学校も出ていないし、人の上に立つ人間じゃないんだよね』と否定。現在は、仕事のたびに東京や大阪などの都市部に出かける生活をしているようです」(同)

 特有の事情で田舎暮らしを決めた例としては、女優の高木美保が挙げられるだろう。

「高木は1998年、紗栄子と同じ栃木県の那須塩原市に移住。2019年6月放送の『直撃! シンソウ坂上』(フジテレビ系)に出演した際、芸能界で不規則な働き方をしているうちにパニック障害を罹患し、治療も兼ねて移住したと明かしています。現在はタレント活動をメインとしてながら、農業を営んでいるそう。仕事のたびに東京に出る生活を送っているといい、00年には、田舎暮らしについてつづったエッセイ『木立のなかに引っ越しました』(幻冬舎)も発表しています」(同)

 芸能界で確かな地位を築いていれば、都会から離れて“悠々自適”な生活を送れるのだろう。しかし、中には「都落ち」と揶揄されるケースもあるようだ。

「“ギター侍”のネタで知られるお笑い芸人の波多陽区は、2000年代半ばにブレークしたものの、その後露出が激減。『一発屋芸人』と言われて久しい存在です。そんな波多は、16年にワタナベエンターテインメント九州事業本部に移籍し、同時に福岡県福岡市に移住。19年3月に波多は、ウェブメディア『R25』のインタビューで移住当初は『まったく仕事がなくて、週5でバイトをしてました』などと語っていましたが、現在は地方局で7本のレギュラーを持っています。また、石田純一の息子である俳優・いしだ壱成も11年から石川県白山市に移住し、YouTubeで田舎暮らしの様子を発信中。とはいえ、2人とも全国区のテレビ番組や主要メディアでその姿を見ることはほとんどなく、ネット上では『都落ち感しかない』『地方で活動していることすら知らなかった』という声も聞かれます」(同)

 移住を決める理由は人それぞれだが、仕事がそれまでと同じように舞い込むとは限らない。新天地で新しい人間関係を築くスキルや、仕事の幅を広げることも必要なのだろう。