性犯罪者・DV加害者は「排除すればいい」のか? 「孤立が再犯率を上げる」現場の専門家が訴えること

 昨今、事件報道の多くを占める、性犯罪や家庭内DV。そのたびに世論は、「去勢をすればいい」「隔離しろ」などと、厳しい加害者排除へ向かうが、現実には難しい。しかし、性犯罪やDVの再犯率は高く、一向に被害者は減らない状況だ。被害者を“増やさないため”、本当に必要なことは、一体なんなのか? その答えの一つとして、加害行動を心理的なアプローチから防ぐ「加害者臨床」と呼ばれるものがある。性犯罪やDVだけでなく、非行やいじめ、児童虐待などの現場でも行われている更生プログラムだ。

 痴漢で二度服役したあと、自らクリニックに通い、現在は加害行為をやめられているという50代男性・Oさんに話を聞いた第1・2回に続き、第3・4回は、痴漢やペドフィリア(小児性愛)などの性犯罪加害者の更生・治療に取り組む精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏と、DV加害者更生プログラムや被害者支援を行う「NPO法人女性・人権支援センター ステップ」の代表である栗原加代美氏に、性犯罪・DVの現場における「加害者臨床」の意義を聞いた。

■第1回:30年間、電車で痴漢を繰り返してきた――性犯罪“加害者”が語る「逮捕されてもやめられない」理由
■第2回:「女性は痴漢で気持ち良くなる」と信じていた――性犯罪加害者の言葉から、“治療”の在り方を問う

「怒鳴る」「殴る」でしか怒りを表現できないDV加害者

――お二人が、それぞれの分野で「加害者臨床」に携わることになったきっかけを教えてください。

栗原加代美氏(以下、栗原) 私は50代のとき、友人から「DV被害女性たちのシェルターを始めるから助けてほしい」と声をかけられ、この世界に飛び込みました。全国のDVホットラインに被害者から相談が来るのですが、「逃げてください」と伝えても、9割はその場から逃げられません。経済的理由や子どもの存在、夫からの仕返しへの恐怖などで、被害女性たちは我慢してしまうんです。

 本当の解決は「加害者に変わってもらうこと」であり、どんなに被害者を守っても、被害者は一生檻の中にいる感覚を持っています。ある更生プログラム参加者は、「加害者はサファリパークを自由に動き回る肉食動物で、被害者はバスに乗ってビクビクしながら身を寄せる客」だと言っていました。加害者の更生プログラムというのは、肉食動物を草食動物にして、被害者が安全に暮らせる環境を作る、というのが一つの考え方なんです。

 DV加害者のほとんどは、かつて暴力を振るわれてきた人間です。だからこそ、怒鳴るか殴るしか、怒りの表現方法を知らないんですよね。両親や先生、社会からも「問題があったら力を使えばいい」と教えられてきています。そうした歪んだ考え方が、DVや性犯罪に波及していくのではないかと考え、DV加害者臨床に取り組むことにしました。

斉藤章佳氏(以下、斉藤) 私は、約20年前にアジア最大規模の依存症診療施設である「榎本クリニック」でアルコール依存症の臨床に携わったのが始まりです。彼らと関わると、そこにあらゆる問題が集約されていることがわかりました。それは、多量飲酒で体を壊す健康問題、飲酒運転などの事故、DVや児童虐待、離婚や自殺に発展する家族問題。また、こうしたアルコール関連問題で転職を繰り返す職業問題。そして、飲酒酩酊中に重大な刑事事件に発展する犯罪です。

 アルコール関連問題と犯罪の研究では、殺人、強制性交、強制わいせつ、放火、傷害、強盗のいわゆる“六罪種”といわれる犯罪の加害者を対象に「対象行為時、飲酒していたか」を調査したデータがあるのですが、半数以上が飲酒酩酊中だったとのことです。

 その後、日本で初めてDV加害者の更生プログラムを始めた「メンタルサービスセンター」の代表・草柳和之さんと出会ったのが16年前、その2年後の2004年に「奈良小1女児殺害事件」(※)が起きました。これをきっかけに、DV加害者臨床をモデルにして、性犯罪の再犯防止プログラムを日本で初めて社会内で行える治療プログラムを立ち上げました。

※2004年11月、奈良県奈良市の小学1年生女子児童が誘拐され、その後、遺体となって見つかった殺人事件。犯人の自宅からは、幼児ポルノビデオが100本近く見つかるなどし、のちに行われた精神鑑定では「小児性愛障害」だと診断されている。裁判では、犯人が幼少期に父親から暴力を受けていたとの証言もあった。

――アルコール依存症と性犯罪とDVの根底は、通じるものがあるということですか?

斉藤 性犯罪加害者の背景には、男尊女卑や女性蔑視、アルコールを含む依存症など、さまざまな問題が複合的に絡み合っています。従って、プログラムの中では「再犯しない」のはもちろんのこと、根強くある「認知の歪み」に焦点を当て、行動変容を根気よくサポートしていくことになります。なお、「認知の歪み」とは、本人にとって都合のいい認知の枠組みのことで、例えば「被害者側に隙があったのが悪い」「相手もそれを望んでいた」といった考え方がこれに当たります。

――具体的に、どのような方法で更生プログラムを行っているのか教えてください。

栗原 私たちは「選択理論」を用いて、加害者更生プログラムを実施しています。端的に説明すると、「すべての行動は自らの選択である」と考える心理学です。アメリカの女子刑務所でも更生プログラムとして実施されており、3年間これを学ぶと、再犯率がゼロになると聞いています。男性の犯罪者も同様に、再犯率56%だったのが、選択理論を学ぶと再犯率2.9%になる、という統計もあるようです。

 DV加害者と向き合うときに徹底しているのは、「DV加害者を見下げない」ということ。「彼らの中にある“認知の歪み”だけが問題であり、本来持つ人格や生き方は素晴らしい」と、尊敬の念を持って接します。こうするだけで、彼らは「信頼されている」と思い、プログラムも全過程通えるんです。スタッフは女性が多いので、「女からバカにされた」と思った瞬間、通わなくなってしまいますからね。

 プログラムに通う人の中には、「来るのが楽しい」と話す人もいます。「こんな話を他人にしたら嫌われるだろうし、仕事だってなくなる。だから話せる場所はどこにもないけれど、ここでだけは話せる」と言うんです。

斉藤 誰かに正直に話せる場所は必要ですね。依存症の世界には、“自助グループ”というものがあります。性依存症にも専門のグループがあり、当事者が集まって自分の正直な話を打ち明け、参加者同士で「今日1日、問題行動をしなかった」と体験談を分かち合い、支え合っていくのです。

 一方で、榎本クリニックの場合、犯罪傾向が進んでいて、刑務所に10回以上入っていたり、まったく身寄りがなく、刑務所に入ることをなんとも思わなかったりして、再犯率が特に高い人たちも来院することがあります。こうしたハイリスクな人に対しては、認知の歪みを直していく「認知行動療法」と並行して、「薬物療法」などを実施することもあります。

警察は「悪党」と決めつけ、刑務所では「男らしくない」と言われる

――「自助グループ」では、同じ経験をした加害者同士で傷のなめ合いのようになってしまったり、“武勇伝自慢”になることはないのでしょうか?

栗原 それはないですね。うちの場合、人の話を聞いたら聞きっぱなしではなく、ほかの参加者やスタッフが第三者的なアドバイスを出し合っています。以前、DVから逃げた妻に対してストーカー行為をするようになった夫がいました。警察に行けば、自分は「悪党」呼ばわりだし、探偵も彼がDV加害者だとわかると、調査の依頼を受けてくれない。追い詰められた彼は、「妻と子どもを殺し、自分も死ぬ」と言ってヤクザに殺人依頼をし、数百万円の契約をしたそうです。この時点で、うちのプログラムに来たんです。

 そのとき彼は大泣きしながら、自身の両親から虐待を受けていた過去を私の前で語り、「条件抜きで、これだけ受け止めてくれる人は初めてです。みんなに否定され続けてきたから」と言っていました。社会には、彼らを受け止めてくれる場所がなく、誰も話を聞いてくれない。排除は問題解決に結びつかないのです。

斉藤 彼らは排除されればされるほど、孤立化すればするほど、再犯リスクが高まります。私は、刑務所内で行われる再犯防止教育にも講師として参加していますが、性犯罪加害者は、“刑務所のヒエラルキー”の中でも最底辺。その理由は、「性犯罪は一番男らしくなく女々しい」からです。さらに、性犯罪者の中にも実は隠れたヒエラルキーがあって、「痴漢」と「盗撮」が頂点にいて、最下層は「ペドフィリア(小児性犯罪者)」。受刑者同士でも、こうした排除の構造を如実に感じています。

 長年、加害者臨床に携わっていると、世間から「社会の中に、性犯罪者たちの居場所を作るなんて!」と批判を浴びがちですが、排除するだけでは問題解決にはならず、被害者は量産されるばかりです。必要なのは刑罰だけでなく、再教育するための専門治療であると考えています。

 一方、自助グループで人の温かさやつながり、いい仲間意識によって安心感を得るだけでは客観的視点やエビデンスが抜けてしまうので、足りない部分をクリニックで補完する、というイメージです。私は「衝動性」と「言語化」は対極にあると思っています。自分の感情や考えをきちんと言語化することで、衝動性を抑えられます。だから、社会の中につながりの再構築ができる居場所を作り、互いに体験談を分かち合う場所が存在することは、非常に重要だと思っています。

――そうしたプログラムは、何をもって「終了」と考えるのでしょうか?

栗原 私がやっている加害者臨床の落としどころは、「自立」です。加害者たちは、自分をわかってほしい一心で暴力を振るい、承認欲求を満たそうとします。ならば、相手から認めてもらうことを願うよりも、自分が相手を認めることで承認欲求を満たしていくのだと伝え、自立へつなげるんです。これが先ほど言った「選択理論」の考え方ですね。その後、相手の支援を考えられるようになると暴力がなくなっていくので、そこが第二の落としどころです。

斉藤 私は「プログラムは生きている限り死ぬまで続く」という考えで、「これができたら終了」という落としどころはありません。加害者臨床の中には「依存症は治る」という考え方で行うプログラムもありますが、私は「依存症は、回復はあっても完治は困難だ」という考え方がベースになっています。

 私の元には、12年間クリニックに通い続けている痴漢加害者がいますが、「病院に来ないとプログラムでやったことを忘れてしまう」と言います。12年間通っていても、「今日は疲れたな。こんな日は痴漢でもするとスッキリするんだよなぁ」と、自然に“認知の歪み”が出てしまうんですよね。そこで、プログラムを続けている人ならば「いや、これは警告のサインだ。こういう日こそ、病院に行かなきゃ」という思考回路になります。しかし、プログラムから離れて半年~1年ほどたってしまうと、「今までずっと痴漢してないし、たまにならバレないんじゃないか」と考えてしまい、問題行動をとることがあります。

 要するに、認知の歪みはその人の脳内にしっかり刷り込まれてしまっているので、消し去るのは難しい。でも、プログラムを受け続けていれば、認知の歪みに対する反応の仕方を主体的に選択できるようになるんです。

第4回へつづく
(有山千春)

■斉藤章佳(さいとう・あきよし)
大船榎本クリニック精神保健福祉部長(精神保健福祉士/社会福祉士)。1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模といわれる依存症施設「榎本クリニック」にソーシャルワーカーとして、約20年に渡りアルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・児童虐待・DV・クレプトマニアなど、さまざまなアディクション問題に携わる。その後、2020年4月から現職。専門は加害者臨床で、現在まで2,000名以上の性犯罪者の治療に関わる。また、都内更生保護施設では長年「酒害・薬害教育プログラム」の講師をつとめている。

■栗原加代美(くりはら・かよみ)
NPO法人女性・人権支援センターステップ理事長。同団体にて、 DV・ストーカー・虐待・加害者更生プログラムの講師を務めながら、被害者の回復プログラム・家族面談・ カップルカウンセリング・テレビ出演、DVやスト ーカー防止のセミナー講師として活動する。

蒼井優&高橋一生が戦争に翻弄されるラブ・サスペンス映画『スパイの妻』鑑賞券プレゼント

 今年6月に、NHK BS8Kで放送された黒沢清監督のミステリードラマ『スパイの妻』の劇場版が、10月16日から全国で公開されます! 主人公・聡子を演じるのは、黒沢監督とは3度目のタッグとなる女優・蒼井優。今週はそんな同作の劇場鑑賞券を、3名の方にプレゼントしちゃいます!
 
 1940年、神戸で貿易会社を経営する優作(高橋一生)は、物資を求めて渡航した満州で偶然、恐ろしい国家機密を知ってしまう。正義のために事の顛末を明るみに出そうとした彼は、反逆者とみなされ、優作の妻・聡子(蒼井)もスパイの妻と罵られるが、聡子は愛する夫を信じ、共に生きることを誓う。正義を貫くためには、誰かを陥れなければならない。愛を貫くためには、誰かを裏切らなければならない。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく――。

 今回、黒沢監督は初めて歴史作品に挑戦。脚本は、『寝ても覚めても』(2018年)の濱口竜介監督、『ハッピーアワー』(15年)など濱口作品の脚本を手がける野原位氏、そして黒沢監督の3人体制で手がけたそうで、昭和初期の日本を舞台に、時代の荒波にのまれていく夫婦の運命を描き出します。

 出演者には、今年1月公開の映画『ロマンスドール』ぶりに夫婦役を演じた蒼井優と高橋一生のほか、東出昌大、坂東龍汰など豪華俳優陣が集結! 世界3大映画祭の一つである「第77回ヴェネチア国際映画祭」で、最高賞の金獅子賞を競うコンペティション部門に選出された大注目作を、ぜひスクリーンでご確認ください! みなさまのご応募をお待ちしてます。

※9月21日正午〆

堤真一×石田ゆり子×堤幸彦監督が家族愛を描く、衝撃と感動のサスペンス映画『望み』鑑賞券プレゼントの画像2

キンプリ、嵐も論争の“口パク疑惑” ジャニーズ「歌が下手」のイメージは更新できるか

King & Princeの“口パク疑惑”が物議を醸している。

 8月31日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)で、King & Princeは最新アルバム「L&」の収録曲から「&LOVE」と全編英語詞の「Bounce」を披露した。するとネットでは「口から声が出てるように見えない」などと口パクを疑う声が相次いだのである。

 しかしKing & Princeは以前からファンの間で「口パクをせずに生歌で勝負している」ともいわれており、口パクが指摘されていることについて「ダンスが激しい時だけだから大目に見て」と擁護するファンも。

 “口パク疑惑”は、8月26日放送の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に出演したHey!Say!JUMPにも降りかかっていた。『FNS歌謡祭』の夏歌メドレーでは、Hey!Say!JUMPの直後にジャニーズWESTが歌う場面があったのだが、ジャニーズWESTに比べてHey!Say!JUMPのマイク音量が小さすぎたとして、やはりネットで口パクを疑う声が続出。これに対してHey!Say!JUMPファンは「JUMPは口パクに見えるぐらい歌が上手いから」と反論していた。

 生放送の音楽番組にジャニーズのグループが出演するたびに、話題になる“口パク問題”。12日には嵐の櫻井翔が総合司会を務める音楽特番『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)の長時間生放送があり、ジャニーズからは嵐、KAT-TUN、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、King & Prince、ジャニーズWEST 、Sexy Zone、 NEWS、V6、Hey! Say! JUMPと大量に出演するが、果たして大丈夫だろうか。

嵐『口パク』替え歌事件
 ジャニーズの口パクエピソードで最も有名なものといえば、山下智久の“抱いてセニョリータ口パク事件”だ。山下は2006年、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で「抱いてセニョリータ」を披露した際、マイクスタンドが倒れるアクシデントが発生。しかし、マイクが倒れても歌声が流れていたために、口パクで音源に合わせていたことがバレてしまった。

 ちなみに山下は翌週にも『Mステ』に出演し、前週のパフォーマンスについて「ジャニーさんから電話がかかってきまして『ユー、インパクト大だよ』って」とネタにしていた。

 ベテランの嵐も過去に何度か口パク疑惑が浮上したことがある。特に嵐ファンは大激怒したのは、手越祐也がカラオケでCHEMISTRYの「Wings of Words」のメロディに合わせて「いちばーん嵐のファンが多いけど~ 東京ドームで口パク聞いてる~」という替え歌を披露した動画が流出した時のことだった。手越は先月発売したフォトエッセイ「AVALANCHE」(双葉社)でも「嵐『口パク』替え歌事件を今、語る」というトピックを盛り込み、この時も嵐ファンから「掘り返さないで」と批判が殺到していた。

 ネガティブに捉えられがちな口パクだが、本人の意思とは関係なく、制作側の都合で口パクになってしまうケースもあるようだ。

 GLAYのTERUは2014年12月に『FNS歌謡祭』に出演した後、Twitterで“口パクになっていた”と報告したことがある。<HOWEVERと百花繚乱の僕の歌が、オンエアでは綺麗になってたので、ん?と思い何回か見直した結果、やはり差し替えられてるのが分かったって話です。先ほど、エンジニアに確認とったら、やはりそうでした。でもほんの少しだけですって言われましたが・・次回は、生で出演できるように頑張ります!>とのことで、本人たちも知らぬ間に歌声が差し替えられていたそうだ。

 音響設備のアクシデントやスタッフ側の都合で、というケースもある。とはいえ、好きなアーティストの生歌を聴きたい、そして「うちの子は生歌でもこんなに上手い!」と自慢したいファンの想いがあることは確かだろう。実際、ボイストレーニングなど努力を重ねて美しい歌声を響かせているメンバーも大勢おり、「ジャニーズのアイドルは歌が下手だ」などというイメージを覆したい思いは本人たちも持っているだろう。だからこそ、口パク議論は荒れるのである。

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『家事ヤロウ!!!』【絶品ナスユッケ】、焼き肉のタレを使った“絶品ダレ”が簡単うますぎる!!  白米にかけると濃厚「ユッケ卵かけご飯」に変身

料理がまったくできない主婦の私。料理は夫担当になっていますが、子どもが大きくなるにつれ、私も作らなアカンときに見舞われるように。まずはツイッターで人気の簡単レシピから料理にチャレンジ!

今日のレシピ:【絶品ナスユッケ】『家事ヤロウ!!!』

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 『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)にハマってる私。今回はレンチンだけでできる【絶品ナスユッケ】なるものに挑戦してみた。レンチンしたナスが予想以上に柔らかくなり、何より「絶品」というだけあって、ユッケダレが激ウマ。白米との相性もよく、3度おいしい【絶品ナスユッケ】が出来上がった。どのあたりが「3度おいしい」のか? そこも含めて、レポしていきます。

 料理手順はこちら。

1)ナス2本にフォークで穴を2カ所あけ、ラップをして600Wで3分レンチンする
2)チンしたナスを氷水で冷やし、手で縦に細かく裂く
3)焼肉のたれ大さじ1強、味噌小さじ1、ごま油小さじ1、塩・うま味調味料少々を入れて混ぜ合わせる
4)卵黄を乗せ、小ねぎとゴマを散らせば完成!

★ごま油の風味でユッケのような味わいに!
★穴を開けると熱の通りが早い&破裂を防げます
★ナスは果肉が柔らかく、水分が多いためレンチンするとトロトロになります

(レシピは『家事ヤロウ!!!』公式インスタグラムより)

 実際に作ってみましょう!

 材料を揃えました。ナスにはフォークで2カ所ずつ穴をあけます。最後に散らすゴマを、焼肉のタレにも入れてしまったが、多分問題ないはず。

 フォークで穴を開けたナスを、1つずつラップに包んで600wで3分チンします。3分で柔らかくなるのだろうか。

 レンチンしたナスを氷水に入れます。

 レンジから取り出したナスは激アツだったので、急いでラップをはずして氷水に放り投げるようにダイブさせました。

 ナスが冷め始めてから、手で細かく割いて、焼肉のたれ大さじ1強、味噌小さじ1、ごま油小さじ1、塩・うま味調味料少々を入れたタレと絡ませる。

 最後に、卵黄・小ねぎ・ゴマをのせて完成です! 作る工程は結構、簡単だった。

 潰した卵黄にナスビをトロ〜と絡めていただきました。

 ごま油と卵黄で濃厚になった焼肉のタレが、ナスビに絡んでうまい。味は完全に焼肉屋で食べる濃厚な舌触りのユッケ! ……なのだが、ナスビなのでさっぱり食べられる。そして、密かに味噌が焼肉のタレをさらにおいしくしている。うまい……。3分だけしかレンチンしてないナスビも、とても柔らかくしんなりとなっていた。

 ナスビも柔らかくしんなりとしてるから、タレ・卵黄が吸い込むように絡んでいく。お酒のあてにも、普通の食卓の一品にも、どちらにもちょうどいい「塩加減」。これがまた食欲を増進させるのだ。しかも、残ったタレがまた「絶品ダレ」。ご飯にタレをぶっかけるだけで、めっちゃご飯が進みます。まるで、濃厚な「ユッケ卵かけご飯」を食べてるような感じで、サラッと白米が胃袋に入ってしまう……。ナスユッケうまし。残ったタレで白米もうまし。そして酒もうまし。これは3度おいしい絶品ナスユッケだ。

 そして見た目が結構ゴージャスなので、夫に出したら「なにこれ!?」とちょっと喜びながら驚いていた。そして、そのまま無言で完食。味にうるさい料理できる旦那に、こうやってたまに勝利する日が増えてきて、うれしい限りである。「絶品ナスユッケ」は、見た目だけでなく味も絶品でした!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(ナスを氷水につける工程は少し面倒。しかしよくわからないが、これは大切な工程のようだ)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(「何これ!?」発言者の夫も、ご飯にのせてペロッと食べた。酒にも合う大人の味)

SNSに大量の“薬”写真を投稿!? 人気コスプレイヤーが教える「ファッションメンヘラ」の特徴3つ

カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

 こんにちは、椎名蜜です。前編に引き続き、今回も“メンヘラコスプレイヤー”についてお話したいと思います。今一度念押ししておきますが、ここでいう「メンヘラ」とは、基本的に“ファッションメンヘラ”のことです。

 あくまで私の経験上で、「こういうキャラクターが好きな人は、こんな傾向があったよ」という話なのですが、これから紹介するキャラのコスプレをしているコスプレイヤーを見かけたら、ちょっと“取り扱い注意”的な、一歩引いたところから関わるようにすると、厄介なことにならないと思います。なお、すべて私の独断と偏見ですので、以下のキャラのコスプレイヤー全員がメンヘラってわけではないですよ!(多分)

新世紀エヴァンゲリオン/惣流・アスカ・ラングレー

 作中でも精神崩壊を起こすメンヘラぶりを発揮するアスカを支持し、さらに「コスプレしてみたい!」と思う人は、何かしら変わった一面を持っていると言っても過言ではありません。同作にはもう一人、綾波レイというメインキャラの女の子が登場しますが、水色の髪の毛に赤目なので、普通の人がコスプレするには難易度が高いです。逆に言えば、それでも「綾波のコスがしたい」と思う人は、相当キャラクターに対する愛が強いと思います。

 一方、アスカはオレンジの髪の毛に青い目をしていて、綾波よりはとっつきやすい。オタクのみならず一般の認知度も高いので、「かわいいね」と声をかけられる率も高いですし、“かまってもらうこと”を目的にアスカコスをする人も少なくないです。あっ……以前、このコラムで「アスカのコスプレがしたい!」と書いたことを思い出しました。まさか、私もメンヘラなの!?

血のり、包帯、眼帯を用いたキャラ

 誰かに心配されたい欲求の現れからか、メンヘラは血のりや包帯、眼帯を好みます。ちなみに、私服でも常に眼帯、謎に“目玉のアイテム”を持ち歩いている人は要注意です。「そんな人いないだろ」と思うかもしれませんが、私が見たので本当にいます! その人のインスタグラムを恐る恐る覗いたところ、大量に薬(医薬品のほう)の写真を投稿していました。なんとわかりやすいことでしょう……。

肌の露出が多いキャラ

 承認欲求を手っ取り早く満たせるからなのか、自分に自信がなく人に尽くしすぎる傾向が強いからなのか、「そんなに自分を安売りすんな!」と怒りたくなるぐらいの露出をしている人は、メンヘラ率が高いです。露出をすればわかりやすくTwitterもインスタグラムもフォロワーが増え、「いいね」で反応がもらえることもあって、かまってちゃん度高めなメンヘラがこの傾向にあると言えるでしょう。

 私はこの手のコスプレイヤーさんと接する機会が一番多かったのですが、旦那さんとマンネリ気味で満たされていない主婦だったり、アイドル的な何かになりたい子だったり、かまってもらいたいアラサーの女性だったりいろいろ。共通して言えるのは、みんな「誰かに愛されたい」と必死なところだと思います。おそらく、この手のタイプが一番“取り扱い注意”であり、まともに付き合うと疲れちゃいますよ!

 ということで、なんだかコスプレに対してネガティブなイメージを与えてしまったかもしれませんが、私はコスプレを通していろんな人と出会えて、さまざまな経験をしてきました。そんな経験をこうやってお伝えすることは、コスプレをしていなかったら絶対にできなかったことだと思います。

 これからコスプレをしようと思っている方は、「憧れの作者とヤれるかもしれないな~。頑張れば結構稼げるかもな~。でもメンヘラに絡まれるのはごめんだわ~」などと、連載の内容を頭の片隅にでも入れつつ、コスプレライフを楽しんでくれると幸いです。

 それでは、またどこかで会う日まで。さようなら~!

妃殿下、「革ジャン」着用で大問題に! 皇室儀式に「あんなモノを着て!」と女官大激怒【日本のアウト皇室史】

皇室が特別な存在であることを日本中が改めて再認識する機会となった、平成から令和への改元。「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます! 前回まではこちら。

――これまで、女官たちから妃殿下に行われる厳しい指導についてうかがってきました。まるで異なる世界のルールに悩む勢津子妃に、夫である秩父宮様はどう接しておられたのでしょうか?

堀江宏樹氏(以下、堀江) 宮様はおやさしいのです。秩父宮妃殿下の自伝『銀のボンボニエール』(主婦と生活社)には、宮様が「宮中には私が教えようもないほどいろいろあって大変だと思うが、結局、それは自然に覚えるしかない。あまり気にしなくてもだんだんと覚えればいいですよ」というお言葉で、勢津子妃をねぎらったということが書いてあります。勢津子妃は「この宮様だけを頼りにして、お言葉どおりについていけばいいのだ」と思ったといいますね。

――夫婦の愛ですね。

堀江 そう。お二人の時間は、夫婦の時間なのですから、お二人がそれでよければよいはずなのです。しかし、そういうわけにもいかないというのが皇族のしきたり……。たとえば、宮様は結婚なさった後も青山にある陸軍大学まで赤坂の秩父宮邸から徒歩で通っておられました。

 陸軍大学時代も、学生としての勉学と皇族の公務を両立させるという、大変なスケジュールで宮様は動いておられました。学業だけ考えていればよいほかの学生からも、あまりに課題のたぐいが多すぎると音をあげるくらいのスパルタ教育が、当時の陸軍大学では行われていたのですが、不平をこぼすと「戦争中にそんなことが言えるか!」と一喝されてしまうだけ。ちなみに秩父宮様は、その後も学生時代と変わらぬハードな日々を送ることを自分に課し続けたがあまり、後に過労が原因で体調を崩し、肺を病まれてしまうのです……。

――皇族は優雅な生活を送っているのではないことが、この記述からもよくわかります。

堀江 当時の宮様は午後4時~5時くらいに大学から戻られるのですが、その時間、妃殿下はもちろん、「家来」と呼ばれていた邸内の職員すべてが並び、お帰りを待つのが「習慣」でした。

 その後、宮中や各国大使館での晩餐会など公務がない限りは、夜遅めの時間にはじまる宮邸のディナータイムの前に、好物のアンパンを食べてから、宮様は学校で出された課題に取り組むのでしたが……。

――おやつはアンパンですか。当時はハイカラな食べ物だったと聞いたことがあります。

堀江 そうなんですよ。しかし勢津子妃は甘いものが子ども時代から苦手だし、パン食文化の本場であるアメリカ育ちといってもよいお方ですからね。パンにアンコという取り合わせがおイヤだったそうで。一度もアンパンを食べなかったというのです。すると職員が気を利かせて別のメニューを一緒に作って出してくれたら、それを何も疑わずに喜んでパクパクいっていた、と。

――うーん、また女官からキツめのチェックが入りそうな雰囲気。

堀江 ご想像どおりです。殿下のおつきあいもなさらないのは妃殿下として間違っている。自分の好きなものを周囲が作ってくれるからと、殿下をさしおき、それを自分だけ食べ続けるとは配慮が足りていない、との叱責が「ある筋」から届いたのです。宮邸の女官が、勢津子妃の“先輩”にあたる別の妃殿下にでも報告したのでしょうかね。

 勢津子妃の場合、外交官をしているご両親はその時イギリスにいたので、日本の家庭生活、日本の妻のあり方について親から勉強する機会がなかった……というのですね。勢津子妃のおばにあたる方も、武家から宮家に嫁いだ梨本宮伊都子(なしもとのみや・いつこ)妃で、その方のアドバイスは「妃殿下というものはしんぼうが第一」でした。

――「しんぼう第一」……。その様子では、ほかにも厳しい注意を受けていそうなのですが。

堀江 大正天皇の多摩御陵に最初にご参拝、というとき、秩父宮様は「君はぼくがするとおりに真似していたらよいよ」といってくださったので、そのとおりにしても、女官から「ちょっと申し上げかねますが」というチェックが入ったのです。

―――クレームの付け方の言葉使いからして独特ですね(笑)。

堀江 「妃殿下は女子(にょぎ)さま」なので、宮様はしていなくても、もう一度、御陵の方を振り返り、そこで止まり、さらにもう一回多めにお辞儀をなさるべきであった、と。

 「女子」は、御所風では「にょぎ」と読むわけですが、勢津子妃には当初、それ自体がピンと来ず、何を言っているのかわからなかったと書いておられるのでした。

 ほかには、宮様が陸軍大学を卒業、皇族軍人として「歩兵第三連隊第六隊長」の肩書で代々木練兵場で大礼観兵式(天皇が閲兵する儀式)にお出ましになられたときにも、勢津子妃の服装に厳しい指摘が寄せられたというのです。

――立ち居振る舞いとか衣服がマナー違反ですよ! といわれるのは、なかなか傷つくものですよね。

堀江 まさにそうです。勢津子妃も、涙ぐむこともしばしばあったと書いておられますね。

 ちなみに閲兵式に着て出たのは「アメリカの学生たちが着るようなお粗末な皮コート」と書いておられますが、革ジャンの類いでしょうか。もちろん本当に「お粗末」なわけがありません。風も吹いているし、寒いし……ということで、アメリカ育ちの勢津子妃は革ジャンを選んだのですが、日本ではまだ革ジャン自体が珍しかったこともあり、「あんなものを着て!」と大問題となったようです。

――妃殿下たるべき者、どんな場所でもオートクチュールを着て、ほほえみ続けなければならないのでしょうか?

堀江 ちなみに戦前の宮中では、和服(たとえば着物)より、ドレスなどの洋服のほうがよりマナーにかなった正装ということになっていたそうですが、ドレスコード問題は今日でも悩ましいものです。

 それにしても女官も、女官で大変です。憎まれ役に徹してでも、ほかの生活文化圏から嫁いでこられた妃殿下を一人前の皇族に育てあげねばいけないのですから。古写真の中の妃殿下たちは皆さま、美しいだけでなく独特の威厳をもっておられますが、それもすべて女官たちから鍛え上げられて身についたものだったのかもしれませんね。

 秩父宮様ご夫妻のエピソードは短い記事では紹介できないくらい、まだありますので、ご興味がある方は『銀のボンボニエール』をぜひご一読ください。

万引きGメンが語る「YouTuber・へずまりゅう窃盗事件」……スーパーのシャインマスカットを“勝手に食した”老婆の思い出

 こんにちは、保安員の澄江です。今年の7月、YouTuberの「へずまりゅう」という方が、5月に愛知県内のスーパーマーケットで精算前の刺身を店内で食したという事実で逮捕されました。逮捕の容疑は、窃盗。その模様を映した配信動画を見れば、精算前の商品を店内で食した後に空のパックをレジに持参して、店員さんに「おなかが空いて食べちゃいました」と事情を説明したうえで精算を済ませており、その犯意が成立するのか疑問に思いました。この事実で窃盗が成立するのであれば、店内で刺身を食した場所からレジに至るまでの間に盗んだことになってしまいます。その間、隠匿行為もしておらず、店外に持ち出すことなく支払いを済ませていることから、既遂事実として認定できないと思うのです。近頃は、精算前の商品を店内で飲食する欧米系外国人も散見され、実際の業務研修においても、そうした場合は店を出るまで声をかけるなと教育されています。文化の違いによる区別で、犯罪格差が生じる可能性もあり、法の下の平等の原則を思えば、いくら迷惑行為とはいえ立件の判断は難しかったことでしょう。後に、新型コロナウイルスを撒き散らして関係各所に迷惑をかけたという被疑者ですが、それを罰する刑法も見当たらないので、今後の展開が気になるところです。今回は、私たちが店内で声をかける事案の一例について、お話したいと思います。

 当日の勤務は、東京都下のホームタウンに位置する食品専門スーパーE。土地柄なのか、買い物マナーの悪い人が目立つお店で、従前から捕捉の多いお店です。この日は、月に数回開催される朝市の日。開店と同時に勤務を開始してまもなく、どことなく自民党の二階俊博幹事長に似ている80歳前後と思しき老婆が目に止まりました。青果売場に設置されたポリ袋を複数枚手に取り、それをカゴの代わりにして、バラ売りのトマトを入れる姿が気になったのです。そのまま行動を見守っていると、朝市の混雑に紛れた老婆は、いくつかの品種が並ぶ葡萄コーナーでシャインマスカットを手にしました。居並ぶシャインマスカットのパックを、取ったり戻したりしながら、いくつかの実をむしり取っています。

(あんなにいろんなところから取られたら、どれが被害品かわからなくなっちゃうじゃない……)

 右手の中にため込んだシャインマスカットの実を、トマトとは別のポリ袋に入れた老婆は、次に巨峰の実もむしり始めました。あろうことか、その場で1粒食して、その皮をキャベツの外葉を入れるポリバケツに捨てる始末です。

 本来であれば、言い訳できぬよう店の外に出たところで声をかけたいところですが、むしり取った葡萄を食べられてしまえば、声をかけることすらできません。すでに高価な葡萄を複数損壊しており、その被害額は1万円に達する勢いです。おそらくは年金暮らしであろう老婆の弁償能力に、若干の不安を覚えますが、この厚かましい犯行を見過ごすわけにもいきません。

(ここで声をかけないとダメね)

 たまたま近くで品出しをしていた青果担当の社員さんに、そっと声をかけて老婆の行為を見てもらうと、どことなくホリエモンさんに似ておられる顔を途端に紅潮させて言いました。

「あの婆さんだったのか。ふざけやがって!」
「被害品がわからなくなっちゃうんと困るので、ここで声をかけちゃいたいんです。立ち会ってもらってもいいですか?」
「いや、いつもやられているから、俺がいくよ。取られたやつ、集めといて」

 平気な顔で巨峰に手を伸ばす老婆に、早足で詰め寄ったホリエモンさんが、少し大きめの声で老婆に声をかけます。

「お客さん、それ困るなあ。葡萄はね、1粒でもむしられちゃうと商品にならないんですよ。全部お買い上げいただけますか?」
「へ? これくらい、いいじゃないか。ケチな人だねえ」
「そういう問題じゃないでしょう。商品を壊しておきながら、何を言ってるんですか」
「え? あたしが、何を壊したっていうの?」

 2人の声が大きくなるにつれて周囲の視線が集まり始めたので、棚に残る被害品を手早く集めて、事務所まで来てくれるよう促します。渋々と動向に応じた老婆は、手中に残る巨峰の粒を複数個まとめて口に放り込むと、ホリエモンさんの袖口を掴んで歩き始めました。

「お金払ってないのに、なに食べてんだ?」
「これ、甘くておいしいのよ。皮ごと食べられるの」

 事務所の応接セットに座ってもらい、むしり取られた葡萄の粒を数えてみると、ポリ袋の中からシャインマスカットが7粒、巨峰が2粒出てきました。これまでに何粒か食べられてしまっていますが、被害は葡萄本体のほうなので、あまり関係ありません。被害は、シャインマスカットが4房(1房1,580円)、巨峰が2房(1房980円)、トマト(100円)の計7点、合計8,380円(税別)に上りました。数粒の葡萄を食した結果と考えれば、少し高くついたように感じられますが、同情する理由にはなりません。所持金を聞けば、2,000円ほどしか持っておらず、自力での解決は難しそうです。

 その光景を見守っていたホリエモンさんが、鬼の首を取ったような口振りで言いました。

「今日は、全部買っていってもらうよ。お金ないなら、誰か家の人でも呼んでもらえる?」
「いま食べたばかりだし、もういらないよ」
「はあ? 勝手なことばかり言っているけど、あんたさ、払わないまま食べちゃうの、初めてじゃないでしょう? いつも迷惑しているんだよ」
「ここには、たまにしか来ないのよ。あっちのA(近隣のライバル店)には、よくいくけど」

 そういう問題じゃない。整合性のない話を聞いて、認知症の症状だと感じた私は、怒り冷めやらぬ様子のホリエモンさんに警察を呼ぶよう進言しました。

 まもなく臨場した警察官が、老婆の所持品を調べたところ、手書きの「連絡カード」を発見。そこには、老婆の氏名や生年月日、血液型、血圧数値、脈拍、持病などの個人情報が詳細に書かれているほか、連絡先として介護施設らしき名称のゴム判が押されています。早速に警察官が電話をかけて事情を説明すると、職員の方が迎えに来てくれることになりました。姿の見えない老婆の行方を、職員総出で探し始めたところだと話していたそうです。

「どうして勝手に出かけちゃうのよ、心配したのよ」

 ほんの数分で迎えに来てくれた介護施設の女性職員の方に事情を説明すると、老婆が損壊した商品は全て買い取っていただけることになりました。

「ご本人にお願いしても、お支払いただけないのですが、大丈夫でしょうか?」
「預り金があるので、こちらでお支払いいたします。領収証だけいただけますか」

 職員の方によれば、隙を見て施設を抜け出しては近隣の商店を徘徊しているらしく、好きなものが目に入ると見境なく食べてしまうので困っていると話していました。施設内でも、他人の荷物や冷蔵庫まで漁っておられるそうで、ここのところ目の離せない状況が続いていると嘆かれています。

「こんなにたくさん食べきれないでしょうから、みんなで食べましょうかね?」
「あたしは、自分のを食べるからいい。こんな高価なモノ、もらうのは申し訳ないよ」

 自分の担当している商品が被害に遭ったことから、終始殺気立っていたホリエモンさんでしたが、無邪気とも言える老婆の言葉に微笑みを見せてくれて、うれしかったです。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)

志らくMC『グッとラック!』、「もはやバラエティ番組」とあきれる声続出! 田村淳やフワちゃん投入で「視聴者離れ加速」?

 9月8日に行われたTBSの「10月期番組改編説明会」(オンライン開催)にて、同局情報番組『グッとラック!』のリニューアルが明らかになった。9月28日からロンドンブーツ1号2号・田村淳がレギュラー出演するほか、新たな曜日コメンテーターも発表されたが、ネット上では「もはやバラエティ番組」とあきれられている。

「落語家・立川志らくがMCを務める『グッとラック!』は、2019年9月末にスタートしており、放送から2年目に突入するタイミングで、リニューアルが発表されました。淳が月~金曜に毎日メインコメンテーターとして出演するほか、曜日コメンテーターには、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(月曜)、3時のヒロイン・福田麻貴(火曜)、YouTuber芸人・フワちゃん(金曜)が、新たに起用される予定です」(芸能ライター)

 この発表を受け、ネットユーザーが特に注目しているのが、“芸人の加入”だ。

「淳がレギュラー出演した情報番組といえば、10~13年にフジテレビ系で生放送されていた『知りたがり!』がありますが、同番組の視聴率不振が取り沙汰されていた中、12年10月、自身が率いるバンド・jealkbが路上でチケットを販売していた際に、路上駐車をめぐって警察官と口論する様子が、ネットで生配信されるという騒ぎを起こしています。その後、淳は一時的に『知りたがり!』出演を自粛。結局、同番組は翌年3月に終了しており、一部では、淳の件が“打ち切り”の決定打になった……などと報じられました」(同)

 そんな過去を持つ淳だけに、ネット上では「淳は懲りずにまた情報番組に出るの?」「本人は情報番組の仕事がしたいのかもしれないけど、やっぱりバラエティほど需要はないでしょ」「朝の番組にふさわしい人物とは思えない」などと指摘されている。

「淳だけでなく、福田やフワちゃんが起用されたことに対しても、『なぜ朝の情報番組に、こんなに芸人を集める必要があるのか?』『3時のヒロインは売り出し中っぽいし、ゴリ押しかなぁ』『フワちゃんの抜てきが一番意味不明』『バラエティ番組みたいな顔ぶれだけど、TBSの人選、どうなってるの?』と、否定的な声が続出しています。この様子だと視聴者離れが加速するのでは」(同)

 ちなみに、『グッとラック!』と同じ平日朝8時台に放送されている情報番組の中では、テレビ朝日系の『羽鳥慎一モーニングショー』が高視聴率をキープしている。『グッとラック!』はというと、低視聴率から脱せずに終了した『ビビット』の後続番組として期待がかかっていたものの、引き続き苦戦を強いられている状況だけに、今回のリニューアルで挽回したいところだろうが、ネットユーザーからは「消去法で『モーニングショー』を選ぶ人も多そう」とも言われている。

 芸人が投入される一方で、放送時間は30分短縮されるとのこと。果たして、TBSの戦略は成功するのか……まずは、リニューアル初日の放送を見守りたい。

【100均ずぼらシュラン】セリア「窓付テトラバッグ ウォーターフラワー」他5アイテム【週間まとめ9/7~9/11】

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドのアイテムを、ズボラなアラサー女子が私見全開で斬る「100均ずぼらシュラン」、今週のまとめです。

ダイソー【マジカルピーラー】

ポリプロピレン製のコンパクトなピーラー。先端がカーブして手にフィットします。

セリア【ミニカード 20P バード&ラビット】

花の首輪をつけたキュートなウサギ型のミニカードです。20枚入り。

セリア【プラスチックカップ ストロー穴つき 400ml 2P】

ポリプロピレンでできたカフェ風のカップ。2個入りです。

セリア【窓付テトラバッグ 8P ウォーターフラワー シール付】

色鮮やかな花々がデザインされた紙袋。口を閉じると三角になります。

セリア【切れ味抜群! 錆びない! 軽い! セラミックペティナイフ】

小さなフルーツや繊細なカットに適したコンパクトなセラミックナイフ。

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声優業界、事務所の「セックス要員」に関係者から呆れた声……「女子生徒に目星をつける」手口とは?

 プロの声優になるための第一歩として、「養成所」に入所するという方法が浸透してきた。大手声優事務所直営の養成所はもちろんだが、最近は人材育成に力を入れている小規模事務所が増えてきたため、声優志望者の選択肢も非常に広がっている。しかし、中には悪質な経営をする養成所が増えてきているという。

「よくうわさに聞くのは、『経営者の食い散らかし』ですね。小規模事務所では、経営者が養成所に入所している女子生徒に目星をつけ、気に入った生徒を自分の事務所に所属させて“枕営業を要求する”……というケースが頻発しているとか。もちろん、きちんと経営者然とした人がほとんどですが、立場を利用して悪事をはたらく輩は業界内でも目立つため、すっかり呆れられていますよ。声優業界は非常に狭くて閉鎖的な業界ですので、へたなことをすれば、一気に話が広がりますからね。それに、そういった経営者がいる事務所はたいてい“弱小”というところも、失笑を買う一因でしょう」(声優業界関係者)

 実際、被害生徒たちが告発して問題が明るみになることはないのだろうか?

「そういった経営者たちは悪知恵が働きますから、自分と男女の関係になれば、『いつかチャンスが巡ってくる』と信じてしまうような従順な生徒だけを選ぶようですよ。そうやって選ばれた研究生は、彼らにとって『セックス要員』でしかなく、弱小事務所が多いために、新人声優に仕事が回せるほどの案件を抱えていません。事務所に所属していても声優仕事がもらえず、生活のためにアルバイトを辞めることもできない。なおかつ経営者には好き放題に扱われるのですから、数年で退所してしまう研究生は少なくないそうです」(同)

 声優という職業が人気職になってきているからこそ、夢見る者を食い物にする輩は今後も増加していくだろう。養成所を選ぶ生徒側にも注意する意識が必要だ。