「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
■ハイボールは太りにくいはホント?
コロナ禍の影響で、仕事が終わってから飲みに行く……といった機会がめっきり減ってしまった人も多いのでは。逆に、自宅で晩酌を楽しむことが増えたかもしれませんが、ふと頭を過ぎるのが「こんな時間に飲んでて太らないかな?」だったりします。ということで今回は、カロリーと栄養バランスを考えた“晩酌おつまみ”を、大手コンビニ3社で徹底比較。管理栄養士の川村先生にランキング形式で発表してもらいました!
――まず、お酒の種類によって太りやすさは違うのでしょうか?
川村郁子先生(以下、川村) 正直に言ってしまえば、何を飲んでも飲みすぎれば太ります(笑)。蒸留酒は糖質が低いので、ウイスキーをベースにしたハイボールが「太りにくい」という印象があるかもしれませんが、100mlあたりのカロリー比較では、そこまで大きな差はありません。サントリーの3商品を例にしてみましょう。
・ハイボール「サントリー角ハイボール缶」 48kcal/100ml
・ビール「ザ・プレミアム・モルツ」 47kcal/100ml
・チューハイ「−196℃ ストロングゼロ<ダブルレモン>」 54kcal/100ml
(サントリー公式サイトより)
大して変わりませんよね。なので、飲みたいお酒を選んでいいと思いますが、どれも飲みすぎれば太るので要注意。ヘルシーにお酒を楽しみたければ、おつまみの選び方を工夫して、適度に飲むことをおすすめします。
――おつまみを選ぶ時は、どのような点に気をつけるといいですか?
川村 唐揚げやフライドポテト、スナック菓子など、高脂肪なものってお酒と一緒に食べるとおいしいですし、居酒屋さんでも定番のおつまみメニューになっていますが、高頻度で食べると生活習慣病の原因になります。また、アルコールの分解には多くの栄養素を必要とするので、健康のためにもバランスを考慮し、不足しがちな栄養素を補えるおつまみを組み合わせましょう。
例えば、消化の負担をなるべく減らし、肝臓の補修をするためには「たんぱく質」が必要。アルコールの分解で消耗してしまう「ビタミン」や「ミネラル」、血糖値の上昇を緩やかにする「食物繊維」を補えるようなおつまみがいいですね。
■3大コンビニ“おつまみ”ランキング
――では、大手コンビニの「セブン−イレブン」「ローソン」「ファミリーマート」でおつまみを選ぶなら、何がおすすめですか? まずは、セブン−イレブンから教えてください。
川村 「たことブロッコリーバジルサラダ」(税別248円)がとてもいいですね。1品でブロッコリーや豆類、タコ、ポテトなど、いろいろな食材が入っているのが高評価。
95kcalとヘルシーですし、食物繊維も2.2gと多く入っています。300円以下で買えることも含め、総合的なコスパが高いメニューと言えます。また、程よい塩気なので、お酒によく合いそう。バジル風味なので、ワインのおつまみにもピッタリですね。
その他、「たんぱく質が摂れる なめらか豆腐 蒸し鶏」(税込345円)もおすすめ。こちらは脂質を抑えつつ、たんぱく質を補うことができますし、豆腐で満腹感も得られそう。セブンの商品は、たんぱく質やビタミンを補えるおつまみメニューが豊富なので、栄養バランス的には非常に選びやすいと思います。
――続いて、ローソンはどうですか?
川村 ローソンの中でおつまみとしておすすめなのは、パック総菜です。特に「五目白和え」(税込120円)や「ごぼうこんにゃく」(税込130円)は、食物繊維が補えていいですね。
「ごぼうこんにゃく」は1個あたり29kcalとヘルシーですが、「五目白和え」は豆腐が入っている分、少しカロリーが増えます。それでも62kcalと低いですから、どちらも“ちょい足しおつまみ”として活用できそうです。
野菜が不足していると感じる時には、冷凍食品の「青菜とガーリック炒め」(税込248円)もいいですね。青菜にはβカロテンやビタミンK、食物繊維や鉄などが含まれていて、栄養素が豊富。肉や魚などと一緒に、このような野菜類のおつまみを組み合わせるのは、栄養バランスとしてとてもいいと思います。
――最後に、ファミリーマートのおつまみでおすすめは?
川村 ファミリーマートは「おだし香る高野豆腐煮」(税込298円)や「ネバネバとろーり豆腐」(税込338円)など、豆腐を使ったおつまみが豊富で魅力的。なかでも「ネバネバとろーり豆腐」は、タンパク質やビタミンだけでなく、海藻の食物繊維も入っているので、おすすめのおつまみメニューです。
また、酸味が好きな方は「たこのバジルマリネ」(税込298円)もおすすめ。カロリーと脂質は控えめですが、塩分が少し多いので、ナトリウムの排出を促すために野菜を一緒に食べるといいでしょう。
■「ヘルシーな晩酌」を楽しむなら、このコンビニを選べ!
――では、大手コンビニ3社のうち、「ヘルシーな晩酌」にぴったりなメニューが揃っているコンビニをランキングで教えてください。
川村 第1位は「セブン-イレブン」です。野菜や魚介類、豆腐など低カロリーな食材を使用したメニューがたくさん用意されていて、「ヘルシーな晩酌」というテーマにピッタリではないでしょうか。また、定番の枝豆やイカ焼き、ゆで卵などもありますから、全体的なバランスを考えながら、自分の好きな組み合わせで選んでみましょう。
第2位は悩みますが、同率で「ローソン」「ファミリーマート」とさせてください! まず「ローソン」の魅力は、小鉢類と冷凍総菜の豊富さ。価格もリーズナブルなので、手軽におかずをプラスできるのもうれしいです。ただ、パウチ包装の商品が多いので、いちいち食器を用意する必要がありそう。「洗いものが面倒」という、思わぬ欠点があるかなと(笑)。
「ファミリーマート」は「お母さん食堂」シリーズで和風のおつまみを選べるのがポイントだと思います。根菜類など、食物繊維を多く含む食品や、不足しがちな魚のメニューが豊富です。ただ、和惣菜は比較的塩分が多めなので、食べ過ぎには注意しましょう。
最後に、今回紹介をしたおつまみを選んだからといって、「毎日お酒をたっぷり飲んでいい」というわけではありませんよ。暑い季節は汗をたくさんかきますが、アルコールを分解するためには水分も必要。お酒と一緒に水も飲みつつ、晩酌は適量を適度に楽しみましょう!