「絶対ショボくなる」「2クール連続は飽きる」秋ドラマ、早くも賛否両論の3タイトル

 新型コロナウイルスの影響により、テレビ業界で大きな影響を受けた番組といえば、連続ドラマだろう。春・夏クールに放送予定だった作品は撮影中断を余儀なくされ、スタート時期も大幅に変更。話数を減らして完結させるなど、現場の苦労がにじむ数カ月間となっていた。一方で、秋から放送予定のドラマが続々と告知され、ネット上では早くも注目を集めている。

「2019年夏クールのフジテレビ系“月9”連ドラ『監察医 朝顔』が、今秋に続編として放送されます。前作同様、主人公の法医学者・万木朝顔を女優の上野樹里が演じるほか、時任三郎や山口智子といったベテラン俳優も続投。19年放送の第1シリーズは全話平均視聴率12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しており、今年放送の第2シリーズは、月9初の秋・冬2クール連続を予定しているそうです」(芸能ライター)

 人気作だけに、続編の発表には「また『朝顔』が見られるのうれしい!」「待ってました! 大好きなドラマです、楽しみ」とドラマファンから期待の声が。一方、「2クールはさすがにマンネリ化しそう」「このドラマは好きだけど、2クール連続は飽きるだろうなあ……」と心配する声も見受けられる。

 人気海外ドラマ『24‐TWENTY FOUR‐』のリメーク版となる『24 JAPAN』(テレビ朝日系)は、制作発表の時点で賛否両論が飛び交っていた。

「本作は、オリジナル版のシーズン1を基に、“日本初の女性総理”の誕生が待ち望まれる総選挙当日の24時間を、2クールにわたって放送するとのこと。主演を唐沢寿明が務め、仲間由紀恵や栗山千明、佐野史郎ら、豪華で個性的なキャストも発表されています」(同)

 ネット上では、「キャストが意外とハマってる」「オリジナル版が好きだけど、これはこれで面白そう」と期待も寄せられているが、「オリジナル版のイメージが強すぎて、何をやってもギャグになる可能性大」「絶対ショボくなるからやめてほしい」「この作品に挑戦しようと思ったところだけすごい」といった、不安視する声も少なくない。

「7月18日に亡くなった俳優の三浦春馬さん出演予定の『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)は、代役を立てずに台本を書き直し、収録済みの映像でまかなうのだとか。ネット上では、“お蔵入り”を危ぶむ声もありましたが、9月15日から4話完結のドラマとして放送される予定です」(同)

 この発表に安堵する声は多く、「お蔵入りにならなくてよかった! 春馬くんの姿が見られるのは本当にうれしい」「4話完結でも、放送してくれることに素直に感謝です」「見ながら切なくなるのも間違いないけど、春馬くんの演技を目に焼きつけたい」など、ネット上では熱いコメントが飛び交っている。

 感染対策をしながらの撮影が強いられる中、各局どのような秋ドラマを見せてくれるのだろうか。

山下智久「処分甘すぎ」石田純一「東尾理子がかわいそう」“お持ち帰り”報道で批判を集める芸能人

 4月15日に新型コロナウイルス感染を公表した、タレントの石田純一。のちに、仕事を理由に沖縄を訪れ、知人らとゴルフに興じていたことが明らかになり、ネット上でバッシングを受けていた。約1カ月間の入院を経て回復したようだが、5月末には都内で飲み会、7月下旬には福岡でスポンサーとゴルフや宴会を楽しんでいたと立て続けに報じられ、世間からは呆れた声が続出した。

「8月4日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が石田の福岡出張について報じており、直撃取材に対して『スポンサーさんに誘われたら、ゴルフでも、“3密”と言われている食事会でも、そりゃ行くでしょ』などと話していたそう。また、同記事によれば、石田は宴会の席で25歳の一般女性と親しくしていたらしく、会がお開きになると、石田は自身が泊まるホテルへ彼女を“お持ち帰り”したそうです」(芸能ライター)

 石田の言動に対し、ネット上では「全く反省してなくて、怒りというより呆れる」「飲み会に浮気って、本当最低。擁護のしようがない」「夫が若い女をお持ち帰りって、東尾理子がかわいそう」と物議を醸し、現在も批判は収まっていない。

 芸能界でも新型コロナの新規感染者が出ている中、8月7日に配信された「文春オンライン」では、山下智久が深夜にまで及ぶ会食に参加していたことと、未成年を“お持ち帰り”したことを報道。これを受け、ジャニーズ事務所は17日、山下に一定期間の活動自粛処分を下したと発表している。

「『文春』の記事によると、山下は7月30日、東京・港区のバーでKAT-TUN・亀梨和也らと午前4時すぎまで飲んでいたとのこと。この場には、現役女子高生のモデル2人が同席していたらしく、そのうち一人を山下が高級ホテルにお持ち帰りしたそうです。ジャニーズ側はこの報道に対し、女子高生2人は年齢を偽ってバーにいたと説明し、山下と亀梨は彼女たちが未成年だという認識はなかったと強調。一方で、コロナ禍での自覚を欠いた行動だったとして、山下は活動自粛、亀梨は厳重注意の処分に至ったとしています」(同)

 しかし、山下が女子高生を“お持ち帰り”したという部分はスルー。ネット上では、「明け方まで未成年者を同伴させていたなら、処分が甘すぎるのでは?」とジャニーズの対応に異を唱える声だけでなく、「山Pのお持ち帰りを完全に無視してて、逆に怪しい」「山下と亀梨の処分が違う時点で、お持ち帰りは本当なんだろうね」と推測する人も少なくない。

「2019年1月発売の『フライデー』(講談社)では、一般女性をお持ち帰りする、お笑い芸人の安田大サーカス・クロちゃんの姿が掲載されていました。記事によると、クロちゃんと女性は深夜に路上を歩き、都内のマンションへと消えていったとか。また、2人がマンションに入っていった数分後に、クロちゃんが女性の部屋とおぼしき場所で撮った自撮り写真をTwitterにアップしていたそうで、ネット上では『クロちゃんの行動がなんか怖い』『お持ち帰りはいいとしても、普通、女の部屋からTwitterの投稿するか?』『マジで何考えてるかわからない』と、ドン引きする声が続出しました」(同)

 社会的な情勢や相手によっては、“遊び”で済まないこともある。大きなリスクを冒してまですることだったのか、自分自身に問いかけてほしいものだ。

浜辺美波、主演映画が6位スタートの「予想外」! 「浜辺はまだ力不足」「集客力はいまいち」のワケ

 8月14日に公開された浜辺美波主演映画『思い、思われ、ふり、 ふられ』が、上映館数303館と大規模上映の期待作であったにもかかわらず、公開初週の映画ランキングが6位スタートと、予想外の低空スタート。浜辺の主演女優としての存在感に早くも黄色信号が点滅し始めているようだ。

 『思い、思われ、ふり、ふられ』は『ストロボ・エッジ』『アオハライド』とともに、咲坂伊緒氏の“青春三部作” に数えられる人気少女漫画の実写化作品。偶然出会ったタイプのまったく違う朱里(浜辺)と由奈(福本莉子)、朱里の義理の弟・理央(北村匠海)、由奈の幼馴染・和臣(赤楚衛二)の、 複雑に絡み合う切ない恋模様を描く。監督は『アオハライド』の三木孝浩だ。

 浜辺と北村といえば、最終興収35.2億円を記録した映画『君の膵臓をたべたい』でもタッグを組み、再共演が注目を集めていたが、「今回はその相性の良さが数字に結びついていない。それは2人のせいというより、作品の内容自体の問題では」(映画ライター)という。

「もちろん、コロナ禍という逆風があったのは事実ではあるものの、今回の『思い、 思われ、ふり、ふられ』は、少々内容が地味な印象。同作は、家庭環境などに恋の行方が左右されるのですが、さほど珍しくもない展開ですし、よくあるラブストーリーと言えるのではないでしょうか。製作側は、人気原作モノに旬の女優&イケメン俳優が名を連ねていれば、『それなりにヒットするだろう』と思っていたかもしれませんが、ただでさえ映画館から客足が遠のいている昨今だけに、あまりに考えが甘かったと言わざるを得ません」 (同)

 一方、主演の浜辺についてはどうだろう。浜辺は今年1月期に、テレビ朝日系「土曜ナイトドラマ」で放送された『アリバイ崩し承ります』で、同局連ドラに初主演。同ドラマは、全7話の平均視聴率が4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、同枠歴代1位を記録している。そして、この8月からは横浜流星とのダブル主演で、連ドラ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)に出演中で、快進撃が続いているが……。

「それでも、浜辺はまだ主演として作品の興行を引っ張っていくには、まだ力不足のような気がします。彼女は『君の膵臓をたべたい』のヒット後、漫画家・河本ほむら氏の人気漫画を原作とする連続ドラマ『賭ケグルイ』(TBS 系)に主演し、同作を『season2』、さらには劇場版まで制作されるほどのヒット作に成長させましたが、これは、高杉真宙、森川葵、矢本悠馬、中川大志、池田エライザ、福原遥ら豪華若手キャストに支えられてのものという印象で、決して浜辺の魅力が際立った結果、売れたとは言えないのでは。『アリバイ崩し承ります』や『私たちはどうかしている』についても、そこまでの存在感は発揮できていない印象です」 (同)

 映画ライターは、浜辺のルックスに関して「申し分ない美少女」と述べつつ、「ただ個性的なタイプではない」分析する。

「浜辺の“共演者を食うほどではない”存在感が、個性派俳優やイケメン俳優と組ませやすい要因になっているのでしょうが、やはり彼女自身のインパクトの弱さから、集客力は乏しいと言える。しかし、今後もしNHKの朝ドラヒロインに抜てきでもされたら、殻を破るきっかけになるのでは。すでに2015年上半期の朝ドラ『まれ』に出演経験があり、ほかにもNHKドラマでメインとして起用されているだけに、起用される可能性は高いと見ています。持ち前のさわやかさを武器に、朝ドラヒロインを演じて、より幅広い層からの支持を得る……それが女優としてランクアップする秘訣なのでは」(同)

 浜辺は女優の階段を登り始めたばかり。今後どのような成長を遂げるか期待して見守りたい。

ジャニーズJr.、「安売り感が否めない」!? 人気メンバー総出の「有料アプリ」が露骨“値下げ”で「笑える」とファン

株式会社ジャニーズアイランドとワンダープラネット株式会社の共同事業として、今年4月1日にリリースされた手帳アプリ「DecoLu」(デコル)。3月末に開かれた記者発表会には、ジャニーズJr.の人気ユニット・HiHi Jets、美 少年、なにわ男子が出席し、ウェブCMにも登場するなど、宣伝活動に励んでいた。それから半年もたっていないが、ここへ来て有料プランがリニューアルし、「月あたり200円から」に変更。当初の有料プランは最高で月額980円(税込)だったため、一部ファンは「DecoLu、金額リニューアルでめちゃめちゃ値下げしてる! 980円は高かったよね……」「安すぎない? 今まで月額980円も支払ってたのがバカバカしい」と、衝撃を受けている。

 「DecoLu」はスマートフォン向けの“デコれる手帳アプリ”で、カレンダー、メモ帳、友人や家族との予定共有、チャット等の機能に加えて、「スティッキー」(ふせん)などで自分好みにデザインを変えられるというもの。公式サイトには「毎週続々追加されるスティッキーにより、憂うつな予定は頑張ろうと思える予定に、楽しい予定はもっと楽しい予定に。あなたの毎日を楽しく彩る手帳アプリ」と記載されている。サービス当初は無料プラン、月額税込480円(ベーシック)、980円(プレミアム)の有料プランでスタートした。

「株式会社ジャニーズアイランドは滝沢秀明氏が社長を務めており、主にJr.のプロデュースを行う会社として、昨年1月15日に設立されました。そんな同社がリリースした『DecoLu』について、当初は『月額980円のカレンダーアプリなんていらない』といった否定的な意見もありましたが、反対に『アイランド社がどんどん新しいこと始めててすごい。これからが楽しみ!』と期待するファンの声も。リリースに際して人気Jr.のHiHi Jets、美 少年、なにわ男子が出演するウェブCMを制作し、YouTubeの『ジャニーズJr.チャンネル』では4月6~7日にかけて、同アプリをテーマにした『HiHi Jets ×美 少年【初登場!なにわ男子】初コラボは理想の休日発表会』という動画も配信していました」(ジャニーズに詳しい記者)

 こうした宣伝からも、株式会社ジャニーズアイランドにとって力を入れた試みと思われる“アプリ開発”だが、ネット上には「DecoLu、ダウンロードしたけど使いづらくて放置してる」「そういえば、最初の3日間ぐらいしか使ってない……」との声もチラホラ。

 そんな中、8月16日に「DecoLu」の公式Twitterは「8/21(金) DecoLuが生まれ変わる?! プラン大幅リニューアル ぐーんと使いやすい価格に?!」と、ツイート。19日には有料プランがリニューアルすると説明し、「1ヶ月更新と1年更新が選べちゃう」「無料のトライアル期間もあるとか アップデートをお楽しみに」とアナウンスした。そして21日からは、1カ月更新が税込280円、1年更新ならば税込2,400円に料金が変更され、後者は月あたり200円というお得な価格となった。

 これを受け、Jr.ファンの間では「大幅に価格改訂してて驚き」「めちゃくちゃ安くなってて笑える」「高すぎたもんね……」と、さまざまなコメントが出ている。そんな中、8月18~20日にかけて「Johnny's net オンライン」で配信されたHiHi Jetsのコンサート『Summer Paradise 2020 俺担ヨシヨシ 自担推し推し 緊急特別魂』では、一部公演内で「DecoLu」のリニューアルについてメンバーがPRをしていたとか。また、HiHi Jets・作間龍斗はエンタメサイト・ISLAND TVに「DecoLuリニューアル!」と、宣伝動画をアップ。8月21日~9月8日にアプリ内で出された課題をクリアすると、「特製スティッキー」がもらえる「18DAYSキャンペーン」の実施や、無料トライアルについてオススメしていた。

「ジャニーズ関連のアプリや商品において、この短期間で露骨に値下げをするのは、非常に珍しい例でしょう。“安売り感”は否めず、『売り上げがイマイチなのかな?』と勘ぐるファンの声も。今回、主にHiHi Jetsメンバーの呼びかけによって、わずかに『とりあえず年間プランに課金した』『DecoLu、とりあえずやってみるか』と、アプリを利用し始めた人もいるようですが、料金プラン変更に関してファンが盛り上がっている印象はなく、反応は薄い。実際のダウンロード数やユーザー数はわかりませんが、なかなか苦戦しているのではないでしょうか」(同)

 果たして、今回の“テコ入れ”をきっかけに、契約者は増えるのだろうか?

この世で最も恐ろしいのは“わたしたち”――ドッペルゲンガー・ホラー映画『アス』DVDプレゼント

 サイ女のみなさま、こんばんは。暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか? 今週は、うだるような暑さを吹き飛ばしてくれるような、背筋の凍るホラー映画『アス』のDVDを3名の方にプレゼントいたします!
 
 主人公・アデレード(ルピタ・ニョンゴ)は、両親とともに訪れたカリフォルニア・サンタクルーズの遊園地で自分そっくりの少女を目撃したことがトラウマとなり、失語症を患ってしまう。時が流れ、大人になったアデレードは失語症を克服して結婚し、夫と2人の子どもたちと幸せに暮らしていた。ある夏休み、家族とともにサンタクルーズの別荘訪れたアデレードは、不可解な出来事に見舞われ、トラウマがフラッシュバックする。その夜、一家の前に、自分たちとそっくりな“わたしたち”がやってきて――。
 
 本作は、2017年公開のホラー映画『ゲット・アウト』で「第90回アカデミー賞」脚本賞ほか、数々の賞を受賞したジョーダン・ピール氏が監督・脚本・製作を担当。昨年3月に全米3741館で公開され、週末興行収入ランキングでは初登場1位を記録。オリジナル・ホラー作品&オリジナルR指定作品のオープニングで歴代1位を更新し(「Box Office Mojo」調べ)しました。
 
 ドッペルゲンガーを題材にした映画が大好きだというピール監督は、自分とドッペルゲンガーの両方が存在することはできない、どちらかが消えなければならないという死の恐怖を、自分なりの解釈で映画にしたかったそう。“もう一人の自分”に襲われるという物語は、幽霊やゾンビ、殺人鬼など、従来のホラー映画とは違ったスリルを味わえるはず。また、この作品には、アメリカ社会に直結する重厚なテーマが隠されており、ディープなメタファーを数多く抱え、衝撃のラストへつながる伏線もたっぷり散りばめられているそうです! DVDで何度も見返してその意味に気づいたとき、さらなる恐怖に包まれることでしょう……。みなさん、ぜひ奮ってご応募ください!

※8月31日正午〆

【星作業中】中村倫也が借金まみれに!? 新感覚のディストピア・ミステリー映画『人数の町』鑑賞券プレゼントの画像2

『24時間テレビ』チャリティーマラソンが波紋? 去年はランナーに「商品券10万円」で物議も

 日本テレビが総力を上げて生放送する『24時間テレビ43』。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を阻止すべく、「無観客」「キャッシュレス募金」など、例年とは異なるスタイルで実施するが、「走る」企画は健在だ。

 恒例のチャリティーマラソンでは沿道に人だかりが出来てしまうことを懸念し、マラソンは中止となったが、代わって実施されるのが、2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリスト・高橋尚子さん発案の「24時間募金ラン」だ。

 「24時間募金ラン」では、高橋さんや他のアスリートや女優で結成された「チームQ」が、安全な私有地で1周5キロのコースを走り、1周走るごとにランナー自身が10万円を募金する。「チームQ」の他の参加者は放送当日に発表する。

 現役時代に多くの方に応援してもらったという高橋さんは、何か恩返しをできないかと考え、このアイデアが浮かんだという。だが、ランナー自ら募金するというシステムの違和感を訴える声もある。

 伊集院光は、パーソナリティを務めるラジオ番組『JUNK 伊集院光・深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)の17日深夜放送回で、24時間テレビを楽しみにしていると前置きした上で、「24時間募金ラン」について、<この企画のバランス、どっかおかしいよね? 謎じゃない?>と疑問を呈した。

<たとえば、“オカネクバルさん”がいて、「私が1周するごとに頑張りに応じてオカネさんが10万円くれる」はわかるが、これ(24時間募金ラン)を走るモチベーションって……? 疲れてへとへとになっちゃった時に「無理しないで、100万円普通にちょうだい!」っていう>
<「私が止まるまでの間、募金を募りますから、私は延々と長時間走りますので、みなさんよかったら私の頑張りに免じて、どんどん寄付してください」なら、何となくわかるけど、「私」が「10万円寄付しちゃう」と、わからなくないか?>

 走れば走るほどランナー自身の出費が増えてしまうのでは、走るモチベーションを保てないのではないか? という伊集院の指摘も分からなくはない。ただ、走ることは罰ゲームでもなんでもなく、「走りたい」「募金もしたい」というランナーが走るのであれば、それは特に問題ではないだろう。

 むしろ『24時間テレビ』ではこれまで、チャリティーを謳いながらも、出演する芸能人たちにギャラが支払われていることへの疑問が度々波紋を広げてきた。

 ギャラの額こそ明かされないが、昨年はリレー方式で実施したチャリティーマラソンのランナーたちが、10万円ぶんの商品券をもらう場面があり、このことへの異論が噴出した。

 放送時間内のゴールは叶わなかったものの、ランナーを務めた近藤春菜、よしこ、水卜麻美アナウンサー、いとうあさこの4人は全員無事に完走。直後に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)にも出演し、いとう以外の3人が「ご褒美」として商品券10万円(1人当たり2万5千円)を受け取った。

 ネット上では「チャリティー番組なのになぜ」「募金すべきでは?」との疑問が噴出。ちなみに、一昨年に単独でチャリティーランナーを務めたブルゾンちえみは、商品券10万円全額を受け取ったと話していた。チャリティー番組として長年放送されている『24時間テレビ』だけに、視聴者も金銭事情には敏感になるのだろう。

 公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会によれば、集まった寄付金は「福祉」「環境」「災害復興」に使われているという。「福祉」は、福祉車両贈呈・障害者情報保障支援・難聴患者支援・障害者スポーツ支援・身体障害者補助犬普及支援。「環境」は、環境保護活動支援。「災害復興」は、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県や宮城県、福島県への支援のほか、大規模な自然災害に見舞われた地域への「自然災害緊急支援」も行われている。

 『24時間テレビ』の放送が開始した1975年から2019年の42年間の寄付金総額は396億9788万1774円にも上る。昨年の寄付金総額は、歴代2位となる15億5015万8595円だった。ちなみに歴代最高は、東日本大震災が起きた2011年の19億8641万4252円だ。今年は新型コロナウイルスの感染拡大により経済的に困窮している人も多いと予想されており、九州地方で大規模な豪雨による災害も発生した。新しい形式で放送される『24時間テレビ』でどの程度の寄付金が集まるかは未知数だが、寄付をする人たちとしては、出来る限り有効に活用してほしいという思いだろう。

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中学受験に2年間で400万円投入、マンションも手放して……「受験産業に踊らされた」母が今思うこと

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 中学受験を表した言葉に「負けが込む博打」というものがある。

 思うように我が子の偏差値が上がらない現状に、「今度の模試こそは!」「次回のクラス替えこそは!」とばかりに期待を込めて、過剰にお金をつぎ込んでしまう親を揶揄した言葉だ。確かに中学受験は、一度、足を踏み入れてしまうと「勇気ある撤退」はしにくいこともあり、親の多くがお金をかけすぎる傾向がある世界なのである。

 例えば、このままでは志望校には合格しないという焦りのあまりに、塾の言うなりに多くのオプション講座を取ってしまう、また、塾以外に個別指導教室にも通わせるなどだ。

 冷静さを失うと、中学受験の合否に対する不安感ばかりがあふれ出すので、それをどうにかカバーしようと、お金で解決しようとする親が出現しやすいと言えるだろう。

 多香子さん(仮名)も、そういう親の一人であった。

 多香子さんと夫は、ともに地方出身者で、高校までは公立で過ごしてきたこともあり、当初は長男・芳樹君(仮名)に中学受験をさせようという考えはなかったという。

 一家は、芳樹君が小学5年生のときに、新居としてマンションを購入し、移り住む。転校した芳樹君にはすぐに友人ができたそうだが、その子たちと放課後に遊ぼうとすると断られるらしく、理由を聞けば「中学受験塾」に通っているということがわかったのだそうだ。

 芳樹君のクラスメイトは、半分が受験組だったというが、気の合う子たちは全員、受験組。そして、芳樹君が望んだこともあり、多香子さんは「なんとなく中学受験に参入することになった」と話してくれた。

「後で気が付いたんですが、周りのみんなは、低学年から中学受験を意識した生活をしてきて、早い子だと小学3年生から受験塾に通っているんですよね。芳樹が入塾したのは5年生の5月ですから、中学受験にチャレンジするには遅いスタートなんだということに、その時、初めて気が付いたような有様でした……」

 その塾は、成績順に5クラス編成になっており、芳樹君は一番下のクラスでの受講となったそうだ。

「芳樹は負けず嫌いな面があるんですが、とにかく仲間のいる上から2番目のクラスに行きたいってことで、かなり頑張っていたんです。でも、そもそも基礎がなかったもので、これをどうにかしないといけない! って塾に相談することにしました」

 すると教室長から、学生が講師を務める系列の個別塾を勧められ、塾のない日はそこで勉強をすることになったという。

「全ての曜日に塾が入るようになってしまったのですが、芳樹の成績は思うようには上がりませんでした。先生に相談すると『高学年になると、みんなが一斉にギアを上げますから、普通に勉強しているだけでは、成績はなかなか上がらない』って言われてしまい、親子で余計に焦っていました」

 多香子さんは個別塾の教師が学生だからいけないのではないかと考え、芳樹君が6年生になると、プロ家庭教師にみてもらうようにしたという。

「もう、あの頃の私は、お金の計算ができなくなってしまい、結局、中学受験対策の2年間だけで、塾と家庭教師に400万円近く費やしました……。芳樹はもともと、地頭がいいほうではないって気が付いていながら、それをどうしても認めたくなくて。『こんなにお金をかけたんだから、それなりの学校に行ってもらわなければ!』って思っていましたね」

 多香子さんは、自分のパート代を芳樹君の塾代にあてていたそうだが、それでは足りずに、貯金に手をつけるようになっていったという。

「マンションの頭金を払ったせいで、貯金もあまりなかったんですが、それでも『教育費のためだから!』って言い訳をして、出していましたね。今、思えば、完全に受験産業に踊らされていたような気がします」

 結局、昨年、芳樹君はある中堅の大学付属校に入学したのだが、ここで問題が発生したそうだ。

「主人がリストラされてしまい、一気に家計がピンチになったんです。大学付属校って、学費が高いので……。それで、いろんな奨学金制度を探したんですが、中学生にはないんですよね。お金がないなら、公立に行けばいいってことみたいです。でも、今さら転校させるのは、あまりに可哀想なので、マンションを手放すことにしました」

 多香子さんに、今、中学受験についてどう思うかを聞いてみたところ、彼女はこう言った。

「やっぱり、何も知らない素人が雰囲気だけでやるもんじゃないって思います。中学受験って、お金が湯水のように消えることもありますけど、それって多くの場合、親の要らぬ期待とか欲があるように感じるんです。なんでしょうね、周りの優秀な子たちと同じじゃなければならないっていう呪縛に、親子ともども、振り回されていたように思えるんですよ。今、冷静に振り返ると、あんなにお金と時間をかけなくても、入れるところに入ればいいだけの話で……。特にお金のことは、もっと冷静になるべきでしたね。親として最も情けないのは、現在、小2の芳樹の妹には、本人がいくら望んでも、中学受験は受けさせてあげられないことです」

 幸いにも芳樹君はその学校を気に入っており、今のところ塾要らず。万が一、家計が好転しなくても、高校になると学校独自の奨学金が給付される制度があるとのことで、安心材料ではあるという。さらに、大学付属校なので、長い目で見れば、中高生にかかりがちな塾代、予備校代、大学受験料が丸ごと浮く可能性もある。多香子さんの総決算はまだ先の話だ。

 中学受験、その先の中高一貫校にはさまざまなメリットがあることは確かだが、「ない袖は振れない」世界であることもまた事実。親御さんは受験参入前にこそ冷静に、教育費シミュレーションをしておくことを強くお勧めしておきたい。

中学受験に2年間で400万円投入、マンションも手放して……「受験産業に踊らされた」母が今思うこと

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 中学受験を表した言葉に「負けが込む博打」というものがある。

 思うように我が子の偏差値が上がらない現状に、「今度の模試こそは!」「次回のクラス替えこそは!」とばかりに期待を込めて、過剰にお金をつぎ込んでしまう親を揶揄した言葉だ。確かに中学受験は、一度、足を踏み入れてしまうと「勇気ある撤退」はしにくいこともあり、親の多くがお金をかけすぎる傾向がある世界なのである。

 例えば、このままでは志望校には合格しないという焦りのあまりに、塾の言うなりに多くのオプション講座を取ってしまう、また、塾以外に個別指導教室にも通わせるなどだ。

 冷静さを失うと、中学受験の合否に対する不安感ばかりがあふれ出すので、それをどうにかカバーしようと、お金で解決しようとする親が出現しやすいと言えるだろう。

 多香子さん(仮名)も、そういう親の一人であった。

 多香子さんと夫は、ともに地方出身者で、高校までは公立で過ごしてきたこともあり、当初は長男・芳樹君(仮名)に中学受験をさせようという考えはなかったという。

 一家は、芳樹君が小学5年生のときに、新居としてマンションを購入し、移り住む。転校した芳樹君にはすぐに友人ができたそうだが、その子たちと放課後に遊ぼうとすると断られるらしく、理由を聞けば「中学受験塾」に通っているということがわかったのだそうだ。

 芳樹君のクラスメイトは、半分が受験組だったというが、気の合う子たちは全員、受験組。そして、芳樹君が望んだこともあり、多香子さんは「なんとなく中学受験に参入することになった」と話してくれた。

「後で気が付いたんですが、周りのみんなは、低学年から中学受験を意識した生活をしてきて、早い子だと小学3年生から受験塾に通っているんですよね。芳樹が入塾したのは5年生の5月ですから、中学受験にチャレンジするには遅いスタートなんだということに、その時、初めて気が付いたような有様でした……」

 その塾は、成績順に5クラス編成になっており、芳樹君は一番下のクラスでの受講となったそうだ。

「芳樹は負けず嫌いな面があるんですが、とにかく仲間のいる上から2番目のクラスに行きたいってことで、かなり頑張っていたんです。でも、そもそも基礎がなかったもので、これをどうにかしないといけない! って塾に相談することにしました」

 すると教室長から、学生が講師を務める系列の個別塾を勧められ、塾のない日はそこで勉強をすることになったという。

「全ての曜日に塾が入るようになってしまったのですが、芳樹の成績は思うようには上がりませんでした。先生に相談すると『高学年になると、みんなが一斉にギアを上げますから、普通に勉強しているだけでは、成績はなかなか上がらない』って言われてしまい、親子で余計に焦っていました」

 多香子さんは個別塾の教師が学生だからいけないのではないかと考え、芳樹君が6年生になると、プロ家庭教師にみてもらうようにしたという。

「もう、あの頃の私は、お金の計算ができなくなってしまい、結局、中学受験対策の2年間だけで、塾と家庭教師に400万円近く費やしました……。芳樹はもともと、地頭がいいほうではないって気が付いていながら、それをどうしても認めたくなくて。『こんなにお金をかけたんだから、それなりの学校に行ってもらわなければ!』って思っていましたね」

 多香子さんは、自分のパート代を芳樹君の塾代にあてていたそうだが、それでは足りずに、貯金に手をつけるようになっていったという。

「マンションの頭金を払ったせいで、貯金もあまりなかったんですが、それでも『教育費のためだから!』って言い訳をして、出していましたね。今、思えば、完全に受験産業に踊らされていたような気がします」

 結局、昨年、芳樹君はある中堅の大学付属校に入学したのだが、ここで問題が発生したそうだ。

「主人がリストラされてしまい、一気に家計がピンチになったんです。大学付属校って、学費が高いので……。それで、いろんな奨学金制度を探したんですが、中学生にはないんですよね。お金がないなら、公立に行けばいいってことみたいです。でも、今さら転校させるのは、あまりに可哀想なので、マンションを手放すことにしました」

 多香子さんに、今、中学受験についてどう思うかを聞いてみたところ、彼女はこう言った。

「やっぱり、何も知らない素人が雰囲気だけでやるもんじゃないって思います。中学受験って、お金が湯水のように消えることもありますけど、それって多くの場合、親の要らぬ期待とか欲があるように感じるんです。なんでしょうね、周りの優秀な子たちと同じじゃなければならないっていう呪縛に、親子ともども、振り回されていたように思えるんですよ。今、冷静に振り返ると、あんなにお金と時間をかけなくても、入れるところに入ればいいだけの話で……。特にお金のことは、もっと冷静になるべきでしたね。親として最も情けないのは、現在、小2の芳樹の妹には、本人がいくら望んでも、中学受験は受けさせてあげられないことです」

 幸いにも芳樹君はその学校を気に入っており、今のところ塾要らず。万が一、家計が好転しなくても、高校になると学校独自の奨学金が給付される制度があるとのことで、安心材料ではあるという。さらに、大学付属校なので、長い目で見れば、中高生にかかりがちな塾代、予備校代、大学受験料が丸ごと浮く可能性もある。多香子さんの総決算はまだ先の話だ。

 中学受験、その先の中高一貫校にはさまざまなメリットがあることは確かだが、「ない袖は振れない」世界であることもまた事実。親御さんは受験参入前にこそ冷静に、教育費シミュレーションをしておくことを強くお勧めしておきたい。

「普通のおばちゃん」が“やりたい”を貫く7年半――『お遍路ズッコケ一人旅』で描かれた40代女性の情熱

――本屋にあまた並ぶ新刊の中から、サイゾーウーマン読者の本棚に入れたい書籍・コミックを紹介します。

『お遍路ズッコケ一人旅 うっかりスペイン、七年半の記録』(波環、青弓社)

【概要】

 40歳まであまり運動もしてこなかった中年の著者が、東日本大震災で徒歩移動した経験をもとに、いざという時、自分と息子を守るために「足は速くも美しくもなくていいが、使えるようにはしておかなくてはならない」と決意。徒歩能力を強化しようと「四国お遍路」に挑戦。さらに、スペインからキリスト教聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラまで100km近く歩いた巡礼を振り返ったエッセイ。ひたすら歩くことに魅せられた、7年半の記録がつづられる。

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 『お遍路ズッコケ一人旅 うっかりスペイン、七年半の記録』は、ほっこりした素朴なタイトルと表紙で気づかれにくいが、中年女性が自らの冒険心を躍らせた、爽快な一冊だ。普段は北海道で会社員として勤めながら一人息子を育てていた、自称「ごく普通のおばちゃん」が、「やってみたい」という衝動に従い、新たな世界を開いた7年半の記録が、生き生きとつづられている。お遍路に適した服装や装備、宿の実際など体験を元にした初心者に向けた役立つ読みどころも多くあるが、もし、お遍路やスペイン巡礼に興味がない人が読んだとしても、ゼロから新たな何かに向かって一歩踏み出したくなるような魅力に満ちている。

 「お遍路(四国遍路)」とは、四国に点在する八十八の番号が付いた弘法大師ゆかりのお寺にお参りをすること。全長約1,100~1,400km(ルートによって異なる)に及ぶ行程を、著者は40代から50代初めにかけて9回に分けて徒歩で巡り切る。さらに、スペインに飛び、10日間でキリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの100km近くの巡礼を達成。もともと「走る、跳ぶ、スピードに対応する、私はどれもまったくだめ」と、運動が得意とはいえなかった中年女性にとっては、ハードルの高い挑戦のようにも思えるが、彼女にはどうしても祈願したい事柄があったわけではなく、信仰心があつかったわけでもない。純粋に「歩いて旅をする」という行為に、本人にも飼いならせないほどの情熱が生まれ、「誰にも頼まれたわけではないし、そこに意味なんて求めていなかったけれど、やらずにいられなくて、やってしまった」というように、ただただ、その熱に突き動かされているのだ。

 著者も幾度か「取り付かれた」「狂気」と表現する通り、はたから見れば不可解な情熱が、著者をどんどん新たな世界に導いていく様子が鮮やかに描かれる。遍路を体験しなければ縁のなかった、後に友人となる人々との出会いや、地元のあたたかいもてなし。議論を吹っかけてくる不思議なおじさん。長距離移動で爪がはがれるほど酷使される足をケアするためにテーピングを覚え、股ずれを防ぐためにVIO脱毛を始め、体力をつけるためにスポーツジムに通い始める。

 さらに著者は、日本ではほとんど紹介されていないスペインでの巡礼ルートを知るために、ガイド本の英訳を始める。スペインの公営巡礼宿では、男女相部屋でドイツの若者に挟まれて眠り、ガリシア語やスペイン語をほとんど話せないまま、道程の先々で自身の「おばさん力」を発揮して地元の同世代女性と仲良くなっていく――。

 著者は歩くことへの情熱を「誰に強いられたものでもないし、お金にもならないし、誰かに認めてもらうためでもない。やらないという選択肢がなかっただけだ」とシンプルにつづるが、自らの好奇心の向く先を真っすぐ見つめ、試行錯誤を積み重ねながらやりたいことを実現する姿は、何歳であってもその人をパワフルに見せ、読む人をも元気づける。

 仕事やお金になる見込みもない。時間や労力をかけても、失敗するかもしれないことをやりたいと思っても、実行するのは簡単ではない。仕事や家族などさまざまな事情で、思うように身動きが取れない時期もある。それでも「スキあらば、やりたいことはやってみよう」「整った道ではなくても、こっそり一人で歩いてみよう」と、本書は少しずつ、できる範囲で自身の衝動に従う楽しさを見せてくれる。「いつか」と思っていても、時間は有限で、中年を迎えれば体力も知力も無限に伸びるものではない。さまざまな挑戦を経てもなお「今しかやれてないことがやれているだろうか」と自問で結んでいる著者の姿は、読者の冒険心を少なからずたきつけるだろう。
(保田夏子)