下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
コロナの収束が見えない中、気になる報道が。一度感染した香港の男性が4カ月後にまた再感染。1度目と2度目では別のコロナウイルス株だったとか。まだまだコロナはわからないことだらけ。なんだか嫌になるニュースばかりだ。
第520回(8/20〜8/25発売号より)
1位「山下智久『女子高生と飲酒&お泊まり騒動』で急転!活動自粛までの全真相」(「女性セブン」9月3日号)
2位「田中みな実 突然の事務所移籍の裏に、あの女優が救いの手『辞めてほしかった…』元事務所の本音」(「週刊女性」9月8日号)
3位「石田純一『理子とは別れない…』懲りない『自爆の酒席』が怯える“黒幕”団体」(「女性自身」9月8日号)
出た! 御用マスコミの必殺技! 山下智久とKAT-TUN亀梨和也の2人が未成年女性と飲酒するなどして処分を受けた一件。先週の「週刊女性」では山下のジャニーズ事務所“退所説”まで飛び出したが、今度は「女性セブン」が一緒に飲酒したとされる女性たちへの攻撃を開始したのだ。
記事では、初っ端から山下の憔悴ぶりを紹介、さらに“山下の知人”がこうまくし立てたというのだ。
「彼は騙されたんですよ。ハメられたのではないかとさえ思っています!」
さらに女の子たちを呼んだのはバーの店長であり、店長が“男性だけだと寂しいだろう”と気を利かせただけで、しかも山下たちは年齢確認をしていたはず、などとまるで落ち度はなかったかのように擁護しているのだ。
そもそも店長が“気を利かせて”というのも大きな疑問がある。芸能人御用達の店では、芸能人に“紹介”と称して女性をあてがうこともある、今回もそれに該当する可能性は捨てきれない。しかし記事ではそうした事情をスルー。まるで年齢詐称した女性たちこそ問題だと言わんばかり。そしてこんな記述も。
「嘘は信じてしまう側よりもつく側が悪いのは明らか」
おいおい。実際ジャニーズ事務所も処分発表の際、「(女性が)積極的に年齢を偽っていた」と主張していたが、「セブン」もそんな言い訳に完全に乗っかり、女性たちを、しかも未成年者を責め立てることで、山下と亀梨を完全擁護した。あまりに卑劣としか言いようがない。
今回に限らず、特にジャニーズタレントが熱愛発覚や未成年飲酒をした際、マスコミがよく使う手口、それが今回のように男性タレント側ではなく相手の女性への攻撃だ。嵐・松本潤のキチク二股スキャンダルの際も相手の葵つかさへのバッシングが吹き荒れたし、NEWS・小山慶一郎と加藤シゲアキの未成年女性と飲酒が発覚した際もそう。さらに、コトが発覚したのは女性側がマスコミにリークしただの、売名行為だの、あるいは美人局だのと攻撃するのだ。全てはジャニーズタレントを守るために、だ。
弱者を、被害者を貶める芸能界、そして芸能マスコミの悪習はいつまで続くのだろう。
8月15日、田中みな実が所属事務所「テイクオフ」から「フラーム」に移籍したことが話題となったが、その内情について「週刊女性」が報じている。今回の移籍は「フラーム」所属で“親友”の山口紗弥加に田中が相談したことで実現したという。
まあ、それはいい。だが芸能界の常識上、独立されたら怒り心頭なはずの古巣の「テイクオフ」が、逆にこれを歓迎しているというのだ。その理由は田中の“わがまま”だという。たとえばこんな記述が続く。
「彼女は少しわがままなところがあるようで、マネージャーが振り回されて疲弊」
「ここ最近は、みな実さんとの意思疎通がまったくできなく」
「『テイクオフ』は、みな実さんの扱いに頭を抱えていましたね」
そして“問題児”だった田中を「テイクオフ」は引き止めるつもりがなく、辞めてほしかったというのが本音だというのだ。だが、これらを額面通りに受け取ることはもちろんできない。なにしろ「テイクオフ」は、“芸能界のドン”であるバーニング周防郁雄社長と極めて近い関係にあることで有名な“バーニング系”芸能事務所だから。
周知の通り、これまでバーニング系事務所から独立したりその意向に逆らった芸能人たちは、圧力をかけられて仕事を干されたり、マスコミにネガティブ情報をリークされるなどバッシングされてきた。まるでそれが芸能界の“掟”かのように。だから田中が移籍を発表した際にも、“わがまま”など事務所からのリークやバッシング報道があるのではと危惧されていた。それがある意味、現実になったのだろう。
でも今回、田中のネガティブ情報はあまりなかったのかも。だって「テイクオフ」の言い分はまるで負け犬の遠吠えのようだし、田中のネガティブ情報にしても単に“わがまま”ってだけしかネタがないから。
さすが田中みな実、バーニングをも屁ともしなかった!?
またしても石田純一がクローズアップされている。先週本欄でも「週刊女性」とのバトルをお伝えしたが、今度は「女性自身」が男女2人と芸能人御用達のイタリアンで食事をする石田を報じたのだ。そしてマスクをしないで帰る姿も。
しかし石田によると1人で来店し、そこで友人が彼女を呼んだ、ということらしい。馴染みの店で、馴染みの客に会ったという、つまり偶然ってことか。しかも滞在時間も2時間弱。そう目くじらをたてるようなことではないはずだ。
でも、狙われやすいんだろうな、石田純一。宴席などが疑問視される中、張っていればどこか食事に行くに違いない。しかもマスコミの直撃にも丁寧に応えるという定評のある石田だからコメントももらえる。安易だが、それ以上にこれってコロナ感染経験者への差別じゃない。コロナに感染し、治った。で、食事に行ったらダメなの? もし石田がコロナに感染してなかったら問題視などされないはずだし。なんか変。