嵐×ソフトバンク、“ファン参加CM”が物議! 「共演なんて夢みたい」「地獄」と賛否両論のワケ

 このほど、嵐とソフトバンク株式会社による新プロジェクトが始動。「誰も見たことのない世界へ、一緒に。」をテーマに、5G(第5世代移動通信システム)時代を見据えたコンテンツなどを展開していく予定だという。その第1弾は、ファン参加型プロジェクトの「5G バーチャル大合唱」だと発表されたが、ネット上では賛否両論となっている。

 2008年にau(KDDI)携帯電話サービスのイメージキャラクターに就任し、11年頃までCMに出演した嵐。ソフトバンクといえば、09年には先輩グループ・SMAPがソフトバンクモバイルのCMキャラクターに起用され、以降も数年にわたって登場。16年12月26日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最終回では、過去の映像を編集した特別CMが流れ、大きな話題となった。

 それだけに、ジャニーズグループにおいては“ソフトバンク=SMAP”のイメージを抱いている人も少なくないようで、今回の嵐とのコラボレーションを受け、ネット上には「昔はauのCMで、今度はSMAPがやってたソフトバンクのCMに出るなんて、嵐さんスゴい!」「ソフトバンクはSMAPさんがCMやってたし、嵐は起用されないと思ってた」「ソフトバンクっていまだにSMAP兄さんのイメージ。『スマスマ』最終回のCMもよかったから、嵐とのCMにも期待」といった反応が寄せられている。

 そんな嵐とソフトバンクによる「バーチャル大合唱」は、メンバーとファンが同グループの人気楽曲「Love so sweet」(07年発売)を一緒に歌うというもの。歌唱動画を撮影し、7月18日午後8時~22日午前3時59分までに、専用のスマートフォンアプリや特設サイトを通じてアップロード。応募規約を遵守した参加者には、自身の映像が組み込まれたオリジナル映像の視聴URLが送られてくるという。

「ファンと嵐の映像を融合したオリジナル映像はテレビCMにもなり、8月上旬から放映予定だそうです。嵐は20年末をもって活動休止に入りますから、彼らと“共演”できるこの企画は、ファンにとっても貴重な機会でしょう。ネット上には『嵐と合唱できるとか最高すぎる!』『嵐と合唱して、CMで共演できるなんて夢みたい』『顔出しは恥ずかしいけど、めったにないことだし応募する!』といった喜びの声や、参加に前向きなツイートが見受けられます」(ジャニーズに詳しい記者)

 しかし、中には「嵐と合唱したいとは思わないし、CMは5人だけがいい」「嵐は好きだけど、ファンと合唱とかどこに需要があるの? まったく興味ない」「ファンとつながる企画は基本的にいらない。嵐5人の歌が聞きたいのに……」「嵐がファンと共演するのを見るなんて地獄」「第1弾ってことは、第2弾、第3弾って続くの? まさかファンとの共演を見続けなきゃいけないなんてことはないよね?」と、否定的な意見も。

「嵐とファンが“つながる”企画で賛否両論となったのは、これが初めてではありません。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、5月にチャリティーイベント『嵐のワクワク学校』をオンライン開校した際、期間限定の公式Twitterアカウントでファンの投稿に『いいね』を押したり、メンバーがファンの投稿を引用リツイートしていたんです。これは、指定されたハッシュタグをつけて“感謝の気持ち”を投稿すると、メンバー5人がランダムでコメントをつけてくれるといった内容でしたが、一部ファンの間で『特定の人へのファンサービスはしんどい』『引リツ企画で喜ぶのは、コメントをもらった本人だけ』『メンバーとファンがSNS上で絡むとこなんて見たくない』と、物議を醸したんです。嵐メンバーが特定のファンを贔屓しているように見えたり、距離を縮める様子を快く思わないファンは一定数いるのでしょう」(同)

 今回、明らかになったのは第1弾のみだが、第2弾以降も嵐とファンのCM出演は続くのだろうか?

山崎賢人が時代劇に初挑戦! 本格派剣術アクション映画『狂武蔵』鑑賞券プレゼント

 山崎賢人が初めて時代劇に挑戦した映画『狂武蔵』が、8月21日に公開! 今回は、3名の方に劇場鑑賞券をプレゼントいたします。アクション監督であり、2013年1月に一度俳優業を引退している坂口拓が、「俳優業最期の挑戦」として9年前に撮影したという本作は、「坂口拓引退興行」として1日だけ特別上映されました。しかし、音楽や効果音、映像処理などは仮の状態で完成には至っておらず、日の目を見ぬまま眠っていたところ、クラウドファンディングで支援者を集め、復活が決定! 昨年撮影したという山崎の出演シーンを加えた完成版として公開されます。

 主人公・宮本武蔵に道場破りをされた名門・吉岡道場は、すでにこれまで2度の決闘で師範の清十郎とその弟・伝七郎を失っていた。一門は、武蔵を襲う計略を練り、幼い清十郎の嫡男・又七郎殿との決闘を仕組む。一門100人に加え、金で雇った他流派300人で決闘場の周りに身を潜めていたが、突如現れた武蔵の奇襲に凍りつく吉岡一門。そして、武蔵1人対吉岡一門400人の死闘が始まる――。

 昨年公開された映画『キングダム』で坂口と共演している山崎は、親友の吉岡清十郎を武蔵に討たれた武士・忠助役で出演。また、『キングダム』『GANTZ』シリーズでアクション監督を務めている下村勇二が全体の仕上げを担当しています。
 
 見どころはなんと言っても、70分以上に及ぶワンシーン・ワンカット撮影、400人斬りシーン。公式サイトによれば、坂口は開始5分で指の骨が折れ、歯が砕け、肋骨が折れたとか……。「未完の作品がある」と聞いて出演を希望したという山崎が、どんなアクションを見せているのか、ぜひスクリーンでご覧ください! みなさまのご応募をお待ちしてます。

※7月27日正午〆

【星作業中】の画像2

櫻井翔も結婚へ? 二股報道乗り越え元同級生と交際継続と報道

 嵐の櫻井翔がいよいよ結婚を意識して動いているという。相手は今年1月に「週刊文春」(文藝春秋)がベトナム旅行を報じた学生時代からの知り合いで恋人の女性・A子さんだという。A子さんは昨秋に勤務先のテレビ局を退職している。

 しかし3月になると同誌は一転、櫻井の「二股愛」を報じる。それによると、櫻井は本命・A子さんと結婚を前提に同棲生活を送る一方で、“別宅”として使うマンションでは浮気相手となる30代一般女性との逢瀬を楽しんでいたという。

 おまけにそちら側には「浮気」であることは伏せていた櫻井は、1月にA子さんとのベトナム旅行がスクープされると、「写真を撮られたからA子さんと付き合うことにした」と説明したというから、事実であれば不誠実にも程がある。A子さんにとってはショッキングなエピソードに違いなかったが、しかしA子さんは浮気を許し、結婚に前向きだという。

 7月17日発売の「FRIDAY」(講談社)が、櫻井とA子さんの結婚について詳報。

 同誌はテレビ局関係者による「すでに両親に紹介済みで、来年早々にもファンに向けて入籍を発表することになるでしょう」とのコメントを掲載。櫻井は子供好きであり、「早く家庭を作りたいはず」ともあった。

 年内いっぱいでのグループ活動休止を予告している嵐。活動休止以降も櫻井は、キャスターや番組MCなどの仕事を継続予定だというが、一部では政治家転身の噂も流れている。先頃、実弟が老舗百貨店の令嬢と結婚していたこともわかるなど、華麗なる一族を地でいく櫻井だが、彼自身も来年には既婚者となるのだろうか。

カテゴリー: 未分類

櫻井翔も結婚へ? 二股報道乗り越え元同級生と交際継続と報道

 嵐の櫻井翔がいよいよ結婚を意識して動いているという。相手は今年1月に「週刊文春」(文藝春秋)がベトナム旅行を報じた学生時代からの知り合いで恋人の女性・A子さんだという。A子さんは昨秋に勤務先のテレビ局を退職している。

 しかし3月になると同誌は一転、櫻井の「二股愛」を報じる。それによると、櫻井は本命・A子さんと結婚を前提に同棲生活を送る一方で、“別宅”として使うマンションでは浮気相手となる30代一般女性との逢瀬を楽しんでいたという。

 おまけにそちら側には「浮気」であることは伏せていた櫻井は、1月にA子さんとのベトナム旅行がスクープされると、「写真を撮られたからA子さんと付き合うことにした」と説明したというから、事実であれば不誠実にも程がある。A子さんにとってはショッキングなエピソードに違いなかったが、しかしA子さんは浮気を許し、結婚に前向きだという。

 7月17日発売の「FRIDAY」(講談社)が、櫻井とA子さんの結婚について詳報。

 同誌はテレビ局関係者による「すでに両親に紹介済みで、来年早々にもファンに向けて入籍を発表することになるでしょう」とのコメントを掲載。櫻井は子供好きであり、「早く家庭を作りたいはず」ともあった。

 年内いっぱいでのグループ活動休止を予告している嵐。活動休止以降も櫻井は、キャスターや番組MCなどの仕事を継続予定だというが、一部では政治家転身の噂も流れている。先頃、実弟が老舗百貨店の令嬢と結婚していたこともわかるなど、華麗なる一族を地でいく櫻井だが、彼自身も来年には既婚者となるのだろうか。

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バズレシピ【白滝のオイルパスタ風】、超絶おすすめ! 味しみしみの白滝が胃袋にドカドカ入ってしまう

料理がまったくできない主婦の私。料理は夫担当になっていますが、子どもが大きくなるにつれ、私も作らなアカンときに見舞われるように。まずはツイッターで人気の簡単レシピから料理にチャレンジ!

今日のレシピ:【白滝のオイルパスタ風】

 コロナ自粛のせいか? ツイッターレシピの高カロリーなバカウマレシピたちを片っ端から作っていってるからだろうか? 太った。5キロ太った。そこで、料理できない私がダイエットメニュー(簡単)に初めてチャレンジすることにした。

 カロリーや甘さなど気にしたことがなかった私が今回作るのは、パスタ代わりに白滝を使ったレシピ。体に優しそう……! 

 料理手順はこちら

1)オリーブ油大さじ1でベーコン50gとニンニク2片を炒める
2)ぬるま湯で洗った白滝200gと、ほうれん草1/3束を入れて炒める
3)水大さじ2、コンソメ小さじ1弱と醤油小さじ1弱、塩胡椒を入れて炒めたら完成

材料はこちら。

・ほうれん草1/3
・白滝200g
・ニンニク2片
・ベーコン50g
・オリーブオイル大1
【水大さじ2・コンソメ小さじ1弱・醤油小さじ1弱・塩胡椒】

 実際に作ってみましょう!

 スーパーに買い物に行って、帰宅してすぐに必要な材料をそのまま、机に並べてしまった……。色気がなくて申し訳ないが、ベーコンがわかりやすくて個人的には気に入ってる。

 オリーブオイルで、ニンニクとベーコンを先に炒めてから白滝とほうれん草を投入する。しかしニンニクに火が通り、ベーコンのいい匂いがしてきたところで、何も考えずにほうれん草と白滝を入れた後に、写真を取っていないことに気がついた……。

 ベーコンのこんがり写真撮れなかった(白目)。太りすぎて若干私の動きも鈍い。

 ほうれん草がしんなりしてきたところで、【水大2・コンソメ小1弱・醤油小1弱・塩胡椒】を入れて味つける。塩胡椒以外の調味料を一つの器に混ぜてみた。

 一つにしてよかったのだろうか……。これであってるのだろうか不安。

 フライパンに調味料を入れて、泡がぶくぶく〜となってきました。もはや、なんの組み合わせか一瞬わからなくなる見た目。もやしにも見えなくないが、白滝です。

 

 完成しました! 

 おわかりいただけるだろうか。炒めてる時は真っ白だった白滝だが、完成したらうっすら色味がついている……。これは味が染み込んだ証拠なのでは?

 早速食べてみましょう!

 食欲そそる濃厚な味付けと、味の染み込んだ白滝の歯ごたえ。ほうれん草・ニンニク・ベーコンの相性は説明するまでもないが、白滝が全く臭みがなくて、やばい……これ、どんどん食べてまう。ダイエット食によくある「ヘルシーさ」を、良い意味で全く感じない! 白滝はぬるま湯で洗うと書いてあったが、どうしても匂いが気になって少し茹でたのが良かったようだ。これは成功だったかもしれない! 

 ダイエットを気にしていた私は半分残すつもりだったのに、味が染み込んだ白滝の食感にハマって、一瞬で完食してしまった。白滝が飲み物のようにドカドカ胃袋に入っていくので作りすぎ注意だな……。暴飲暴食が普通だった私だが、「これで低糖質!?」と驚くほどの、満足感味わえるレシピだった!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(白滝に染み込んだ味にハマった)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(酒のアテにもなる少し大人の味)

マキアージュの下地&○○○で「炎天下でも崩れないメイク」が完成! 人気コスプレイヤーが教える“マル秘技”

カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

 ジメジメ&汗だくな日々、みなさまどうお過ごしでしょうか? マスクで顔が隠れるとはいえ、「メイク必須!」な方は多いと思いますが、この時期はどうやっても“メイク崩れ”に悩まされますよね。毎年、夏の「コミックマーケット」で炎天下のもとコスプレを楽しみ、終わってからは夜まで「コスホリック」に参加と、オタクイベントをハシゴしていた私ですが、朝6時ごろから終電まで活動しても崩れないメイクをするには、さまざまなコツが必要。私なりの方法ですが、今回は「夏でも崩れないメイク術」を伝授しようと思います。

「ウォータープルーフ」を使えばいいってもんじゃない!?

 まず第一に、メイク前のスキンケアが大事! テカりやすいからといって保湿をおろそかにすると、肌が潤いを補おうとして皮脂を過剰分泌してしまうそうで、夏でも乾燥には気をつけています。ズボラな方や、どうやってケアしてよいかわからない方におすすめなのは、オールインワンタイプのスキンケア用品。私はドクターシーラボの「VC100ゲル」(5,280円/税込)を愛用していますが、さっぱりしつつ保湿できるタイプなので、夏にも重宝すると思います。

 スキンケアが終わったら、次は下地作りですが、マキアージュの「ドラマティックスキンセンサーべース EX」(2,860円 /税込) をおすすめします。顔色がよく見え、どんな肌質にも合う“優秀下地”といえるでしょう。化粧崩れを防ぐ下地といえば、花王の「プリマヴィスタ(3,080円/税込)もよく挙がりますが、私はマキアージュのほうが好みでした。

 下地を塗ったら、気になる部分をコンシーラで隠していきます。スポンジでなじませ、余分な油分はティッシュオフ。その後、フェイスパウダーで仕上げる……といった感じで、ファンデーションは使いません。試行錯誤していた頃は、ファンデーションもとにかく「ウォータープルーフ」を使っておけばいいと思っていましたが、そうではないという結論に至りました。どんなファンデーションを使っても、ベースメイクをしっかり仕上げてしまうと、夜には結局、恐ろしく汚い感じに崩れます。もちろん、個々の肌質などにもよりますが、長年の研究(?)から、「スキンケアはしっかり、ベースメイクは薄く」が一番だと思っています。

 ベースメイクが終わったら、メイクアップに移ります。コスプレのメイクと普通のメイクでは少し違うのですが、デパコス、プチプラコスメをどちらも使ってみた結果、総合的に好みだったのはKATEでした。普段から濃いめのメイクが好きなのですが、KATEの化粧品は撮影に映える色味も多く、コスプレイヤーにはありがたいのです。ちなみにデパコスだと、MACとSUQQUの発色が好みですね。

 で、「崩れないメイク」の話に戻ると、化粧を終えた後に「メイクキープスプレー」を使えば解決です!(急に雑!) その名の通り、メイクの上からスプレーすることで、キレイな状態を保つことができる魔法のスプレー。保湿効果やUVカットできるものもありますし、最近はマスクによるメイク崩れを防いでくれるアイテムとしても注目されているとか。特にこの夏は、マストバイな商品でしょう。

いろいろ試してきたけど……結局「美容外科」が最強!

 10代の頃から化粧品に興味を持ち始め、いろいろ使ってきたわけですが、結局のところ土台となるお肌がしっかりしていないと、何をやってもキレイに見えないことがわかりました。肌の欠点を隠すために厚塗りをするとさら汚く見えるし、時間がたつとメイクが崩れてさらに悲惨なことに……。

 なので最近は、ハイドロキノン療法と、トラネキサム酸を飲んで内側から肌をキレイにすることに労力とお金をかけています(専門家による正しい指導のもと行ってくださいね!)。ちなみに、ハイドロキノン療法が落ち着いたら、話題のダーマペン4もやってみようかとも思っています。高いスキンケア用品も使いましたが、毎月1回、美容外科の安いレーザーを当てるほうが効果がある気がします。こうやってどんどん、ラクしてキレイになれる方法へと落ち着いていくんですよ!

 またも“外出自粛ムード”な昨今ですが、「普通に通勤してるんですけど!」という方も少なくないと思います。暑い中、マスクでメイクも崩れがちでしょうから、ぜひ参考にしてください。頑張って出勤した自分へのご褒美として、レーザーを当てに行くのもおすすめですよ(笑)。

金も、仕事も、家族との絆も失ったニセ天皇──マスコミにすら見向きもされなかった熊沢天皇の末路【日本のアウト皇室史】

 皇室が特別な存在であることを日本中が改めて再認識する機会となった、平成から令和への改元。「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「天皇」のエピソードを教えてもらいます!

――前回までは、天皇になろうと右往左往した熊沢寛道ですが、いよいよ首が回らなくなってきた……というお話でしたね。結局、熊沢天皇はどこまで一般的な支持を集められたといえるのでしょうか?

堀江宏樹(以下、堀江)知る人には知られている程度、でしょうか。「人気」という点でいえば、さらに微妙なところなんですね。実は、今回のコラムのために世田谷にある「大宅壮一文庫」の所蔵する膨大な雑誌のデーターベースを使って、熊沢天皇などのキーワードで検索してみたのです。すると彼の存命時から現代に至るまで、検索結果はなんと20件しか出てきませんでした。

――えっ、意外に少ないですね。

堀江 しかも扱われているページ数が少ない。おそらく大手媒体からは雑誌の企画が不足した時、おもしろおかしく、いじられるだけが関の山だったのではないでしょうか。

 「大宅壮一文庫」は、戦後のドサクサにまぎれて発刊された劣悪な情報誌である「カストリ雑誌」などはあまり所蔵していないようで、カストリ雑誌の愛読者には熊沢天皇は有名人物であった可能性があるのですが……。

 雑誌より、スポーツ新聞で熱心に取り上げられていたという情報もあるにはあります。ネットを検索していると、その名も「実話雑誌」というカストリ雑誌の情報が出てきまして(笑)、その昭和25年(1950年)5月発刊の「初夏新緑号」には熊沢天皇のお宅訪問記事ほか、何名かの天皇候補者の情報が掲載されています。

――民間からの天皇候補者がまだまだいたってすごいですね。

堀江 「天皇だらけの座談会」くらいやっててほしかったですよね~(笑)。ただ、この雑誌自体、ホントに取材したの? と思えるような文章ばかりで、熊沢天皇のお宅訪問記事も、売れない作家を称する主人公による小説仕立てです。本当に取材したのかどうか……。

 ちなみに熊沢天皇は愛知弁丸出しの冴えないおじさんとして描かれています。同じように、天皇候補者リストにはフィクションとは思うのですが、たとえばこんなすごい「女帝」が……。

蝉花女帝 松江の美容院主で、銀杏返しの三十年増。町では色キチガイで通っており、常に男出入りが絶えないというパンパン型女性である。(記事より引用)

――うわぁ、これ完全にアウトですね!!

堀江 この雑誌、「大宅壮一文庫」には所蔵されておらず、つまり資料価値なし……ということなのかもしれません。いずれにせよ、マスコミからは「時々」お声がかかって、取材を受ける程度の知名度になるのが、熊沢天皇の人気の限界だったようですね。

――熊沢天皇はどうやって生計を立てていたのでしょうか?

堀江 これがよくわからないのですが、親戚からの借金と、支持者への寄生。このふたつのような気がします。

 例の吉野旅行の翌年である昭和25年頃には、親戚一同を回って金を借りたり、浅草の山口屋という甘味屋さんの新聞広告では落ち目のタレント的に名義貸しする仕事までしていたそうですよ。

 その山口屋の看板メニューは「びっくり大福」で、12個の大福を完食できたらタダになるのだとか(笑)。食べるごとに大福はどんどん巨大になっていって、文字通り「びっくり」してしまうという仕掛けでした。その広告には「熊沢天皇の子孫も召し上がっておられる」……熊沢天皇、お子さんを連れて山口屋を訪れたのでしょうかね。ともかく、そういう広告が全国紙に載ったそうで。

 ただ、これを恥ずかしがった親戚筋からは「もう来ないでくれ!」と言われてしまい、孤立を深めるのでした。

 この頃、すでに地元・愛知に熊沢天皇の居場所はなく、大阪で一家は暮らしていました。しかし昭和30年頃、熊沢天皇は最後のひと旗をあげるべく、家族を大阪に残し、単身で上京しています。

――悲壮な「上京物語」ですね。

堀江 この時、熊沢天皇御年66歳。現代の年齢感覚でいえば、80代目前といったところでしょうか。

 東京での当初の住まいは池袋の日の出町にあった、支持者のマッサージ師の家でした。仕事は自称天皇、実質的には居候です。ちなみに日の出町の地名は現在すでに地図上からは消え去り、東池袋にある「日の出町商店街」くらいにしか名残は残っていません。ここは都電の停留場があったり、今でも昭和の香り漂うエリアです。

 熊沢天皇の最後の敵は、一族でした。どうして熊沢の総本家を熊沢寛道が名乗っているのか? ということが、熊沢一族の中で問題になりはじめたのです。昭和30年頃には、熊沢の総本家に属する人物たちが、本当の熊沢天皇は私だ! という活動を展開するようになりました。内部分裂です。

 昭和天皇崩御の頃、平成元年(1989年)3月10日の「週刊朝日」に「昭和の大喪 「熊沢天皇」も新世代 「皇位は望まぬが南朝は正統」 町の製本屋さん“皇太子”の意地」という記事が発表されております。少なくともこの頃までは、熱心に活動なさっていたようです。ここでは熊沢YさんとTさん親子と伏せ字で書かせていただきますが、この熊沢Yさんの編集をうたった「南朝熊沢史料」なる機関紙まで一時期は発行していたようです。ちなみに国会図書館にこの「南朝熊沢史料」は所蔵されていますね。

――本格的じゃないですか。

堀江 そうですね。ヤフオクでも10部まとめて4,000円くらいで売ってたりもしますけどね(笑)。内容は俳優みたいなイケメンフェイスの熊沢Tさんが、南朝ゆかりの人物の子孫に会いにいって親睦を深めた! とか、南朝関係の遺跡を研究した! とかいう感じ。ゲストもそうそう見つからないので、何回も同じ人のところに行ったりしているようです。

 しかしその後、熊沢天皇の件に関して、彼らは完全沈黙するようになりました。過去の活動は苦い思い出しか残さなかったようで、「熊沢天皇がらみの件についてはもう触れたくない」と取材拒否を貫いておられるため、やはり具体的なお名前をあげることはここでは避けておきます。

――結局、その方も天皇になるという活動の中で痛い目を見たということですね?

堀江 そうでしょうね。近所から「クマテン」などと茶化したあだ名で呼ばれており、要するに世間から白い目で見られることに疲れてしまったのでしょう。バブルの頃には、他にも次代の熊沢天皇を名乗る親族が詐欺を犯して逮捕もされていますしね。偽天皇にすぎない「熊沢天皇」にそこまで価値が生まれていたのは、驚きではありますが。

 さて……熊沢天皇の晩年ですが、昭和32~33年頃には、天皇を退位して法皇になると宣言。そして、とくに出家をしてもいないのに大延法皇を名乗りはじめています。自由ですねぇ。池袋から、今度は練馬区のマッサージ師夫婦の家に転がり込んでいます。

――池袋でも練馬でもマッサージ師に縁があるのは不思議です(笑)。その後の熊沢天皇じゃなかった法皇、どうなってしまったのでしょうか?

堀江 最後の住居は板橋区にあった「法華道場」だったそうです。日蓮宗関連の施設でしょうか。詳細はネットで調べた限り、不明でした。亡くなったのは昭和41年(1966年)6月11日午前3時8分、78歳の死でした。「週刊サンケイ」(産経新聞社/昭和41年7月4日号)などに死亡記事は載りましたが、大きなニュースにはなりませんでした。

――なんだか尻すぼみで、虚しい……。

堀江 最後まで自分こそが本物の天皇であることをブレずに自称し続ける人生でした。が、そのために財産も、仕事も、家族との絆まですべて失って終わってしまったという最期は、もの悲しいですね。

 天皇の位を乗っ取ろうとすることは確かに大罪ですが、その罪に見合う以上の罰を一族ともども、世間様から受けてしまったのが熊沢天皇の悲劇だったといえるかもしれません。現代なら天皇ユーチューバーとして「クマテンちゃんねる」とかやっていたら、多少は人気者になれたかもしれませんが……。

――次回からは、“知られざる”女官から妃殿下への洗礼を明かします!

木下優樹菜、不倫疑惑で「ヤンキーは一途説」をぶち壊し!? 伝説のレディース総長が語る「ヤンチャ少女のセックス観」

 昨年、都内タピオカドリンクてんのオーナー夫妻とトラブルを起こし、芸能活動を休止していた木下優樹菜が、7月1日に活動再開を宣言するも、わずか5日後の同6日に、と突然、引退を発表した。この背景には、木下の不倫問題があったとする疑惑が浮上。そのお相手については「大手事務所に所属する男性グループの30代メンバー」などと報じられており、現在ネット上では、候補者の名前が飛び交っている状況だ。さらには、「不倫相手は一人ではない」とするウワサもささやかれており、木下への批判も日に日に強まっている。

 一方、ネット上では、木下が「夫に一途」ではなかった点に驚く声も少なくない。というのも、「ヤンキー」「ギャル」と呼ばれる女性は、見た目の派手さとは裏腹に、恋愛に対しては至極真面目で、一度好きになった相手には一途だとする説が存在するからだ。

 実際に、昨今テレビに引っ張りだこのギャルタレント・みちょぱは、プレゼンバラエティ『俺の持論』(テレビ朝日系)で、相手を一途に思い、浮気は絶対にせず、尽くすタイプだと解説していたこともある。しかし、これまで「ヤンキー」「ギャル」と言われてきた木下が、もし本当に複数人と不倫関係にあったとすれば、この説も怪しいものだろう。

 そんな、「ヤンキー」「ギャル」の恋愛観について、サイゾーウーマンは過去に取材を行っている。90年代レディース文化のアイコンだった紫優嬢四代目総長・中村すえこ氏に、ヤンチャ少女の恋愛観・セックス観の変遷を語ってもらった。すえこ氏が「昔は、たくさんの男の人とセックスしていることが周りにバレると、自分が『下』に見られてしまう恐れがありました」と語るワケとは。この機会に、ぜひご一読いただきたい。
(編集部)


(初出:2014年5月11日)

90年代伝説のレディース総長が読み解く、『ヤカラブ』の現代ヤンキー少女の恋とセックス

 「男一瞬、ダチ一生」でおなじみ、悪羅悪羅系ギャル誌「SOUL SISTER」(ミリオン出版)。昨年惜しまれつつ休刊となった同誌で、人気を博していた読者モデルたちの恋愛体験談が小説としてまとまり、この度『ヤカラブ』として発売された。「彼氏と入れたイレズミ」「14歳の不倫」「クラブでの男狩り」「暴走族との恋」など、“現代のヤンキー少女”のリアルな恋愛は、大反響を呼んでいるという。そこで今回、90年代レディース文化のアイコンだった紫優嬢四代目総長・中村すえこ氏を迎え、現代のヤンチャ少女たちの恋愛観、セックス観が当時からどのように変化していったのかを語ってもらった。

――率直に、『ヤカラブ』に描かれている、“現代のヤンキー少女”たちをどう思いましたか?

中村すえこ氏(以下、中村) 私たちの時代とは、20年くらいの差があると思うのですが、「男の名前を体に彫る」とかは、同じようにやってたことだなぁと思いました。それから、まだシンナー吸ってるんだって、びっくりしましたね(笑)。てっきり今のヤンキー少女は、もっと違うことをしてると思っていたので。シンナーとかタバコとか根性焼きとかをする前に、すぐクスリにいっちゃうようなイメージもありましたね。どっちがよくて、どっちが悪くてという話ではないですけどね。

 あと、彼女たちは浮気したりなど、男性関係が結構激しいんだけど、実は誰か1人の男の人を一途に思っているというのは共感できました。ただ昔は、たくさんの男の人とセックスしていることが周りにバレると、自分が「下」に見られてしまう恐れがありましたね。この本の中ではそういう価値観はないですよね。小説の元になった女の子には、百人斬りを公言している子もいるし。当時は、遊んでいたとしても、決してそういうことは公言しなかったので。

――それは、ヤリマン扱いされるから?

中村 変な話、私たちの周りには、3日ごとに彼氏を替えても、ちゃんと「付き合ってからセックス」しているならいいという価値観があったんです。付き合ってもいないのにセックスをしている子は「ヤリマン」っていう。そのけじめがきちんとつけられていないと、バカにされちゃうんですよ。私たちはとにかく「硬派でいることがカッコイイ」とされてましたから。愛する男も1人っていうのがカッコイイ。

――すえこさんの自伝『紫の青春』(ミリオン出版)を読むと、確かにレディースはルールや規則が厳しいですよね。

中村 そうですね。目標というか、自分が今進んでいる道というものが明確にあったので。例えば、レディースとして全国制覇するといった、笑っちゃうような目標ですけど。だけど今の子たちの方が、いろいろなことに迷って、悩みながら進んでいるように感じる。目標とか目的が見えない。

 一方で、たくさんの選択肢があって、すごく自由でうらやましいとも思う。私は好きで紫優嬢をやっていたけど、地元でもし目立つことをしたいのならば「レディースに入らないとできなかった」っていうのもあったから。今は自由ですよね。男関係も口に出して言えるし。私なんて、今でも過去は隠したいですよ(笑)。

――『ヤカラブ』の男性像についてはどうですか?

中村 ここに出てくる男は「勝手な男」だと思う! でも、女の子は相手に一途で、その付き合いがいい終わり方をしなくても、男のことを悪く言わないですよね。いい思い出として終わらせているなと感じました。私も一途ではあったけど、そんな男だったら、別れた後に追い込みかけてたかも(笑)。

いわゆるヤンキーの子たちが、相手に一途になってしまうのは、早い年齢で恋をするからでしょうね。自分が何者かもわからない状態で。自分のこともどうにかできない幼い自分が、相手をどうにかなんて絶対できないんだけど、とにかくどうにかしたいんです。もうそれだけですね。

――すえこさんも「13歳で同棲した」と書かれていましたが、『ヤカラブ』の子たちも、かなり早い段階で同棲しています。

中村 この本には「居場所がなかった」「彼と過ごす時間が全て」と書いてありますけど、すごくよくわかります。私も家に両親がいなくて1人の時間が多かったし、そういう寂しい時間を一緒に過ごせて、しかもそれが好きな相手だったら、彼が全てになっちゃうなって。私は今、非行に走ってしまった子どもたちと関わっているんですけど、やっぱり大人からの絶対的な愛が足りない。そういうのもあって、男に対しての愛情の表し方がわからないんですよ。

――今も昔も不良少女たちは、なぜ不良や暴走族といった「強い男」「危険な男」に惹かれるのでしょうか?

中村 本能だと思います。より多く狩りができそうな男を求めるというね。ヤンキー少女は、今も昔も、基本あまり考えてないで本能で動いているから。

 それから、ヤンキーには尽くす女が多いんですよ。「私がどうにかしてあげなきゃいけない」という「ナイチンゲール症候群」の女だからこそ、そういう男に惹かれてしまうのかも。『ヤカラブ』にもいましたよね。DVの男に苦しめられながらも「この人は、私がいないとダメなんだ」って思い込んでいる子が。母性本能が強いのかもしれませんね。

――なぜ、母性本能が強くなるんでしょうか?

中村 親や周りの人から愛されてこなかった子が「自分はこうされたかった」というのを、男にしてしまうというのはあると思います。別にその男が「助けてくれ」って言ってるわけじゃないのに、先回りして助けようとしちゃう。結局それで、男をダメにしちゃうんですけどね。

――すえこさんは紫優嬢に入ってから、男性に対する意識の変化はありましたか?

中村 今思えば、当時は「男に負けたくない」という気持ちが強かったかもしれません。なかなか女だけで走るのが難しかった時代だから、結局男を頼らないといけないんだけど、でも全部おんぶに抱っこじゃなくて、自分たちができることはしたかったし、男性のチームからも認めてほしかった。男とただ一緒にいるだけより、紫優嬢の活動の方がアドレナリンが出ていたのは確かです。『ヤカラブ』の子たちは、ヤンキー少女だけど「男に負けたくない」という感情はないですよね。彼女たちは、そういう「女は男より弱い存在」「だから男に認められたい」という価値観からも、もう自由なんじゃないですか。もしくは人にあんまり干渉しないのか。

 ただ……当時も、暴走族の男の先輩で、レディースの子を彼女にしてる人はいなかったですね。嫌だったみたいですよ、自分の女がグレてるっていうのが(笑)。先生に目をつけられてる女の子くらいが、ちょうどよかったみたい。

――『ヤカラブ』に出てくるのは、アイドル事務所に入っているとか、109のショップ店員とか、比較的モテる・容姿に自信がある目立つタイプの女の子ですよね。レディースの中でも「モテてる女がエライ」という風潮はありましたか?

中村 私たちはとにかく仲間意識が強くて、同時に、はじかれるのがイヤだったので、「誰か1人が目立ったりモテたりしたら、周りはいい気がしないだろう」という意識が強かったですね。女同士の中で「モテる・モテない」があると気まずいでしょう。まぁでも、きっと心の中ではあったと思いますよ。「この女には負けてねぇだろ」とかは。それより、私たちの時代と決定的に違うなと驚いたのは、10代の女の子が「セックスが気持ちいい」と言っていることですよ。


――すえこさん自身は、そう感じたことはなかった?

中村 よく当時の友達とも話をするんですが、私たちの時代って「男がイクためのセックス」ばっかりで、多分、自分にとって気持ちのいいセックスはできてなかったんだなぁと思います。セックスに関しては「自分より、男」だったのかもしれない。

 もちろんそこには、「男がそういうセックスしかしてこなかった」というのと、私もそれしか知らなかったというのもあると思います。相手が好きだから、相手がセックスして満足するのであれば、たとえ自分が満足できなくても、それはそれでうれしかったんです。でもやっぱり、『ヤカラブ』の子のように、セックスを「気持ちいいもの」として楽しむという感覚はありませんでした。

――『ヤカラブ』の少女たちには、誰よりも早く処女を捨てること、たくさんの男性とセックスをすること、そしてセックスを楽しむことに価値があるのかもしれませんね。

中村 確かに初めてセックスした後は、私も「これで自分も大人になったのか」とは思いました。だけど、ほかの子より「前に出る」って感覚ではなかったですね。セックスすることで周りと同じラインに立った感じ。

――すえこさんにとって「一歩進んでいること」とは何だったのでしょうか?

中村 『ヤカラブ』の子たちは、みんな彼のバイクの後ろに乗るんですよね。だけど私は後ろじゃなくて自分で運転したかったんですよ。やっぱり自分で運転するのと、後ろに乗るのとでは見える景色は違うから。多分それが、私の「誰よりも先に一歩進みたい」っていうやつだったのかも。『ヤカラブ』の彼女たちが誰よりも先に進むために、セックスをしたり、可愛くオシャレであろうとするように。私にとっては、それが最高にオシャレなことだったんですよ。そういう意味では、「誰よりも先に一歩進みたい」というのは、今も昔も、ヤンキー少女の変わらないところかもしれませんね。
(取材・文/西澤千央)

中村すえこ(なかむら・すえこ)
1975年埼玉県生まれ。13歳でレディース紫優嬢に入り、15歳で四代目総長に。テレビや雑誌に取り上げられ、ヤンキーのカリスマとして圧倒的な人気を誇る。現在は、少年院などを慰問しながら、非行少年少女たちの更生に力を入れている。四児の母。著書に『紫の青春 ~恋と喧嘩と特攻服~』(ミリオン出版)がある。

『ヤカラブ』 鈴木有李著
「SOUL SISTER」(ミリオン出版)連載当時から、大反響を巻き起こしていた“現代ヤンキー少女”の恋愛ストーリーをまとめた1冊。「彼氏と入れたイレズミ」「14歳の不倫」「クラブでの男狩り」「暴走族との恋」といった、彼女たちのリアルな物語には、全国の女子高生を中心に感動の声が多く寄せられている。

木下優樹菜、不倫疑惑で「ヤンキーは一途説」をぶち壊し!? 伝説のレディース総長が語る「ヤンチャ少女のセックス観」

 昨年、都内タピオカドリンクてんのオーナー夫妻とトラブルを起こし、芸能活動を休止していた木下優樹菜が、7月1日に活動再開を宣言するも、わずか5日後の同6日に、と突然、引退を発表した。この背景には、木下の不倫問題があったとする疑惑が浮上。そのお相手については「大手事務所に所属する男性グループの30代メンバー」などと報じられており、現在ネット上では、候補者の名前が飛び交っている状況だ。さらには、「不倫相手は一人ではない」とするウワサもささやかれており、木下への批判も日に日に強まっている。

 一方、ネット上では、木下が「夫に一途」ではなかった点に驚く声も少なくない。というのも、「ヤンキー」「ギャル」と呼ばれる女性は、見た目の派手さとは裏腹に、恋愛に対しては至極真面目で、一度好きになった相手には一途だとする説が存在するからだ。

 実際に、昨今テレビに引っ張りだこのギャルタレント・みちょぱは、プレゼンバラエティ『俺の持論』(テレビ朝日系)で、相手を一途に思い、浮気は絶対にせず、尽くすタイプだと解説していたこともある。しかし、これまで「ヤンキー」「ギャル」と言われてきた木下が、もし本当に複数人と不倫関係にあったとすれば、この説も怪しいものだろう。

 そんな、「ヤンキー」「ギャル」の恋愛観について、サイゾーウーマンは過去に取材を行っている。90年代レディース文化のアイコンだった紫優嬢四代目総長・中村すえこ氏に、ヤンチャ少女の恋愛観・セックス観の変遷を語ってもらった。すえこ氏が「昔は、たくさんの男の人とセックスしていることが周りにバレると、自分が『下』に見られてしまう恐れがありました」と語るワケとは。この機会に、ぜひご一読いただきたい。
(編集部)


(初出:2014年5月11日)

90年代伝説のレディース総長が読み解く、『ヤカラブ』の現代ヤンキー少女の恋とセックス

 「男一瞬、ダチ一生」でおなじみ、悪羅悪羅系ギャル誌「SOUL SISTER」(ミリオン出版)。昨年惜しまれつつ休刊となった同誌で、人気を博していた読者モデルたちの恋愛体験談が小説としてまとまり、この度『ヤカラブ』として発売された。「彼氏と入れたイレズミ」「14歳の不倫」「クラブでの男狩り」「暴走族との恋」など、“現代のヤンキー少女”のリアルな恋愛は、大反響を呼んでいるという。そこで今回、90年代レディース文化のアイコンだった紫優嬢四代目総長・中村すえこ氏を迎え、現代のヤンチャ少女たちの恋愛観、セックス観が当時からどのように変化していったのかを語ってもらった。

――率直に、『ヤカラブ』に描かれている、“現代のヤンキー少女”たちをどう思いましたか?

中村すえこ氏(以下、中村) 私たちの時代とは、20年くらいの差があると思うのですが、「男の名前を体に彫る」とかは、同じようにやってたことだなぁと思いました。それから、まだシンナー吸ってるんだって、びっくりしましたね(笑)。てっきり今のヤンキー少女は、もっと違うことをしてると思っていたので。シンナーとかタバコとか根性焼きとかをする前に、すぐクスリにいっちゃうようなイメージもありましたね。どっちがよくて、どっちが悪くてという話ではないですけどね。

 あと、彼女たちは浮気したりなど、男性関係が結構激しいんだけど、実は誰か1人の男の人を一途に思っているというのは共感できました。ただ昔は、たくさんの男の人とセックスしていることが周りにバレると、自分が「下」に見られてしまう恐れがありましたね。この本の中ではそういう価値観はないですよね。小説の元になった女の子には、百人斬りを公言している子もいるし。当時は、遊んでいたとしても、決してそういうことは公言しなかったので。

――それは、ヤリマン扱いされるから?

中村 変な話、私たちの周りには、3日ごとに彼氏を替えても、ちゃんと「付き合ってからセックス」しているならいいという価値観があったんです。付き合ってもいないのにセックスをしている子は「ヤリマン」っていう。そのけじめがきちんとつけられていないと、バカにされちゃうんですよ。私たちはとにかく「硬派でいることがカッコイイ」とされてましたから。愛する男も1人っていうのがカッコイイ。

――すえこさんの自伝『紫の青春』(ミリオン出版)を読むと、確かにレディースはルールや規則が厳しいですよね。

中村 そうですね。目標というか、自分が今進んでいる道というものが明確にあったので。例えば、レディースとして全国制覇するといった、笑っちゃうような目標ですけど。だけど今の子たちの方が、いろいろなことに迷って、悩みながら進んでいるように感じる。目標とか目的が見えない。

 一方で、たくさんの選択肢があって、すごく自由でうらやましいとも思う。私は好きで紫優嬢をやっていたけど、地元でもし目立つことをしたいのならば「レディースに入らないとできなかった」っていうのもあったから。今は自由ですよね。男関係も口に出して言えるし。私なんて、今でも過去は隠したいですよ(笑)。

――『ヤカラブ』の男性像についてはどうですか?

中村 ここに出てくる男は「勝手な男」だと思う! でも、女の子は相手に一途で、その付き合いがいい終わり方をしなくても、男のことを悪く言わないですよね。いい思い出として終わらせているなと感じました。私も一途ではあったけど、そんな男だったら、別れた後に追い込みかけてたかも(笑)。

いわゆるヤンキーの子たちが、相手に一途になってしまうのは、早い年齢で恋をするからでしょうね。自分が何者かもわからない状態で。自分のこともどうにかできない幼い自分が、相手をどうにかなんて絶対できないんだけど、とにかくどうにかしたいんです。もうそれだけですね。

――すえこさんも「13歳で同棲した」と書かれていましたが、『ヤカラブ』の子たちも、かなり早い段階で同棲しています。

中村 この本には「居場所がなかった」「彼と過ごす時間が全て」と書いてありますけど、すごくよくわかります。私も家に両親がいなくて1人の時間が多かったし、そういう寂しい時間を一緒に過ごせて、しかもそれが好きな相手だったら、彼が全てになっちゃうなって。私は今、非行に走ってしまった子どもたちと関わっているんですけど、やっぱり大人からの絶対的な愛が足りない。そういうのもあって、男に対しての愛情の表し方がわからないんですよ。

――今も昔も不良少女たちは、なぜ不良や暴走族といった「強い男」「危険な男」に惹かれるのでしょうか?

中村 本能だと思います。より多く狩りができそうな男を求めるというね。ヤンキー少女は、今も昔も、基本あまり考えてないで本能で動いているから。

 それから、ヤンキーには尽くす女が多いんですよ。「私がどうにかしてあげなきゃいけない」という「ナイチンゲール症候群」の女だからこそ、そういう男に惹かれてしまうのかも。『ヤカラブ』にもいましたよね。DVの男に苦しめられながらも「この人は、私がいないとダメなんだ」って思い込んでいる子が。母性本能が強いのかもしれませんね。

――なぜ、母性本能が強くなるんでしょうか?

中村 親や周りの人から愛されてこなかった子が「自分はこうされたかった」というのを、男にしてしまうというのはあると思います。別にその男が「助けてくれ」って言ってるわけじゃないのに、先回りして助けようとしちゃう。結局それで、男をダメにしちゃうんですけどね。

――すえこさんは紫優嬢に入ってから、男性に対する意識の変化はありましたか?

中村 今思えば、当時は「男に負けたくない」という気持ちが強かったかもしれません。なかなか女だけで走るのが難しかった時代だから、結局男を頼らないといけないんだけど、でも全部おんぶに抱っこじゃなくて、自分たちができることはしたかったし、男性のチームからも認めてほしかった。男とただ一緒にいるだけより、紫優嬢の活動の方がアドレナリンが出ていたのは確かです。『ヤカラブ』の子たちは、ヤンキー少女だけど「男に負けたくない」という感情はないですよね。彼女たちは、そういう「女は男より弱い存在」「だから男に認められたい」という価値観からも、もう自由なんじゃないですか。もしくは人にあんまり干渉しないのか。

 ただ……当時も、暴走族の男の先輩で、レディースの子を彼女にしてる人はいなかったですね。嫌だったみたいですよ、自分の女がグレてるっていうのが(笑)。先生に目をつけられてる女の子くらいが、ちょうどよかったみたい。

――『ヤカラブ』に出てくるのは、アイドル事務所に入っているとか、109のショップ店員とか、比較的モテる・容姿に自信がある目立つタイプの女の子ですよね。レディースの中でも「モテてる女がエライ」という風潮はありましたか?

中村 私たちはとにかく仲間意識が強くて、同時に、はじかれるのがイヤだったので、「誰か1人が目立ったりモテたりしたら、周りはいい気がしないだろう」という意識が強かったですね。女同士の中で「モテる・モテない」があると気まずいでしょう。まぁでも、きっと心の中ではあったと思いますよ。「この女には負けてねぇだろ」とかは。それより、私たちの時代と決定的に違うなと驚いたのは、10代の女の子が「セックスが気持ちいい」と言っていることですよ。


――すえこさん自身は、そう感じたことはなかった?

中村 よく当時の友達とも話をするんですが、私たちの時代って「男がイクためのセックス」ばっかりで、多分、自分にとって気持ちのいいセックスはできてなかったんだなぁと思います。セックスに関しては「自分より、男」だったのかもしれない。

 もちろんそこには、「男がそういうセックスしかしてこなかった」というのと、私もそれしか知らなかったというのもあると思います。相手が好きだから、相手がセックスして満足するのであれば、たとえ自分が満足できなくても、それはそれでうれしかったんです。でもやっぱり、『ヤカラブ』の子のように、セックスを「気持ちいいもの」として楽しむという感覚はありませんでした。

――『ヤカラブ』の少女たちには、誰よりも早く処女を捨てること、たくさんの男性とセックスをすること、そしてセックスを楽しむことに価値があるのかもしれませんね。

中村 確かに初めてセックスした後は、私も「これで自分も大人になったのか」とは思いました。だけど、ほかの子より「前に出る」って感覚ではなかったですね。セックスすることで周りと同じラインに立った感じ。

――すえこさんにとって「一歩進んでいること」とは何だったのでしょうか?

中村 『ヤカラブ』の子たちは、みんな彼のバイクの後ろに乗るんですよね。だけど私は後ろじゃなくて自分で運転したかったんですよ。やっぱり自分で運転するのと、後ろに乗るのとでは見える景色は違うから。多分それが、私の「誰よりも先に一歩進みたい」っていうやつだったのかも。『ヤカラブ』の彼女たちが誰よりも先に進むために、セックスをしたり、可愛くオシャレであろうとするように。私にとっては、それが最高にオシャレなことだったんですよ。そういう意味では、「誰よりも先に一歩進みたい」というのは、今も昔も、ヤンキー少女の変わらないところかもしれませんね。
(取材・文/西澤千央)

中村すえこ(なかむら・すえこ)
1975年埼玉県生まれ。13歳でレディース紫優嬢に入り、15歳で四代目総長に。テレビや雑誌に取り上げられ、ヤンキーのカリスマとして圧倒的な人気を誇る。現在は、少年院などを慰問しながら、非行少年少女たちの更生に力を入れている。四児の母。著書に『紫の青春 ~恋と喧嘩と特攻服~』(ミリオン出版)がある。

『ヤカラブ』 鈴木有李著
「SOUL SISTER」(ミリオン出版)連載当時から、大反響を巻き起こしていた“現代ヤンキー少女”の恋愛ストーリーをまとめた1冊。「彼氏と入れたイレズミ」「14歳の不倫」「クラブでの男狩り」「暴走族との恋」といった、彼女たちのリアルな物語には、全国の女子高生を中心に感動の声が多く寄せられている。