HiHi Jets・猪狩、「一世が大事」“金指愛”アピール、7MEN 侍はリモート収録で大失態【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、6月11日~17日公開の動画をチェックします!

HiHi Jets・猪狩、「一世が大事」と“金指愛”をアピール

 14日の動画は「HiHi Jets【ジャニーズJr.ドラフト会議】最強アイドルグループをプロデュース!!」。5人が挑むのは、当時Jr.だったSixTONESが「【夢のグループ誕生】ジャニーズJr.ドラフト会議」(昨年5月配信)で行った「ジャニーズJr.ドラフト会議」。「Jr.チャンネル」に参加する5組と、関西ジャニーズJr.(なにわ男子・Aぇ! group・Lil かんさい)の中からメンバーを指名していき、理想のアイドルグループを作っていく企画だ。冒頭、高橋優斗は「もしも自分がジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)だったら、どんなグループを作りますか? ということですね。ドラフト形式ですね。皆さん、プロ野球のドラフト形式。人数、メンバー構成、バランスなどを考えてグループメンバーをセレクトします。4人組でも5人組でも10人組でも、人数制限は自由です。全員がベストなグループな人数になったら終了」と、説明した。

 “ジャニーさんを意識する”ということで、一斉にモノマネし始めるHiHi Jets。全員やる気満々の様子だが、特に野球ファンの高橋は発表の仕方にもこだわり、本物のドラフト会議さながらに進行している。1巡目は、トップバッターの橋本涼がAぇ! group・末澤誠也を選び、以降はなにわ男子・道枝駿佑(井上瑞稀)、美 少年・那須雄登(作間龍斗)、美 少年・金指一世(猪狩蒼弥)、なにわ男子・藤原丈一郎(高橋)と、被りもなくスムーズに始動。各々、コンセプトをもとにピックアップする中、猪狩は「強いヤツらをひたすら集める」と、宣言した。しかし、実際のところは大好きな“金指ファースト”の人選になっており、最後まで一途に思いを貫く様子が見ものだ。

 3巡目では、作間と猪狩が少年忍者・青木滉平をチョイスし、初の指名被りが発生。自身と交流のあるメンバーで固めようとしている作間は「いつも僕を癒やしてくれる存在」と青木の重要性を述べた一方、猪狩は「そんな理由で青木くんは渡せないんだよ。僕には青木くんが絶対必要なの! なぜなら、もうこの人(金指)がやっぱ俺に大事だから。一世が大事なんだよ、俺は! で、俺が作ろうとしてるチームに青木くんがいないとキツイ!」と、主張。とにかく“推し”を優先する猪狩は、金指と仲が良い青木を引き入れる作戦を立てるも、じゃんけんで負けてしまい、同じ美 少年の岩崎大昇に差し替えた。

 4巡目は、作間とAぇ! group・草間リチャード敬太の意外な交流エピソードが明らかに。周囲は、接点のなさそうな草間を選出したことに驚いていたが、「ちっちゃい頃、『少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)に出て、まだ何年かしかしてない頃に、仕事帰りにすれ違った時に、リチャードくんらしき人から声かけてもらったんですよ。『ねぇねぇ、作間くん』って言われて。そこでちょっと話しただけなんだけど、“あ、俺ってテレビを通して人に知ってもらえてるんだ”って思って。スゴいそこでね、勇気が湧いてきたのよ」(作間)と告白。初めて聞いた話だったのか、井上らは「なるほどね」と、納得したのだった。

 その後は、猪狩が作間をベタ褒めしたほか、少年忍者・織山尚大のキャラクターを冷静に分析(15分52秒頃からの“狂気の猪狩”にも注目)。井上は5巡目で美 少年・浮所飛貴、6巡目にLil かんさい・西村拓哉を名指ししたが、西村については「浮所と同じタイプなのよ。持ってるのよ、自分のスタイルを。色気も出せるし、オールマイティーだと思う。ニシタクは」と、評価していた。こうして、今回の動画はHiHi Jetsが自分以外のJr.やグループをどう見ているのか、本音が聞ける貴重な機会であり、Jr.ファンならば惹き込まれる1本だろう。8巡目は、それまで一人だけ選ばれてなかった橋本を猪狩&高橋が指名(2人なりの優しさを感じる場面)。じゃんけんで高橋が勝ち、彼のグループに“はしみず”(橋本&井上)が揃う奇跡的な展開にもなった。

 5人が作ったグループの名前は「Team Sexy」(橋本)「fun first」(井上)「Thanks」(作間)「The GoLD」(猪狩)「Interesting BoyA」(高橋)に決定。大満喫した一同は「楽しかったな~、マジで」(橋本)「面白かったね!」(高橋)「実現させたい。せっかくなら!」(井上)と充実の表情を浮かべており、「こうやって考えると、ジャニーさんってスゴかったんだなと思って」(橋本)「ありがとうって感じ。このグループに呼んでくれて」(猪狩)と、ジャニー氏の偉大さを痛感するとともに、感謝の言葉を口にした。

 多くのジャニーズファンが興味ある内容ということもあり、再生回数は今回取り上げた5本の中でも圧倒的な71万台を記録している(19日時点)。人気の高い企画とあって、HiHi Jetsだけでなく、「Jr.チャンネル」内で残る4組にもぜひやってみてほしいものだ。

 12日に配信されたのは「7 MEN 侍【自由すぎた…紙芝居】嵐さんに続け!昔話のその後物語」(再生回数は19日時点で19万台)。今回の企画は「ボクらの妄想紙芝居」で、メンバーは事前に4枚分の紙芝居を作成済みとのこと。それぞれ、オリジナルで自由なストーリーを考えており、さっそくトップバッターの佐々木大光が発表すると、「『意地悪はダメだよ』っていう、幼稚園とかにありそう」(中村嶺亜)「幼稚園向けのいいお話だったと思う」(菅田琳寧)と、高評価を得ていた。

 その中でも、筆者が思わず感心してしまったのは、矢花黎の作品だ。タイトルは「たたかえ!! 勇者ギャグマン!!」で、冒頭は「昔々、あるところにギャグをパワーに戦う勇者・グアグマンがいました。彼は町の平和を守っています」との説明から始まる。最終的には「ここで佐々木大光のギャグおもしろギャグ!!」と、見学側の佐々木を巻き込む展開に。佐々木は「お前、やったな。マジで」と困惑しつつも、とっさに日焼け止めを用いた渾身のギャグを披露。紙芝居とリアルのやりとりをつなげた斬新な仕掛けとあって、「いいね。4コマに感じなかったよ」(本高克樹)と称賛の声が上がった。

 中村は、7 MEN 侍のマスコットキャラクター・Samuちゃんが主人公の物語を制作。途中の絵はかなりのクオリティーで、もはや物語がスッと頭に入ってこないほど、目を奪わてしまう仕上がりになっていた。4人目の菅田は「みんなとテイストがちょっと違う感じがするかもしれないので……」と前置きし、「昔々、え~……」とスタートするも、紙芝居は編集により隠されたまま短時間で終了。矢花が「1つ確認ですけど、これ先の企画のやつやってないですよね?」と指摘すると、中村も「俺もそう思った!」と同調。ここで、台本を凝視した菅田は「あっ!」と状況を把握し、「ヤバイ」を連発。実は見落としがあったようで、「そしたら琳寧、みんなのやつやってないわ」と打ち明けた。本高が「(紙芝居は)2個あるんだよ~」と教えた瞬間、今野大輝までが「うわ、俺も1個しかやってねぇーわ」と申告。あらかじめ、スタッフは「2つの紙芝居を作る宿題」を出していたものの、菅田&今野は後半の紙芝居しか準備していなかったことが判明したのだ。

 まさかの6人中2人が“宿題忘れ”という珍事が発生するも、ひとまず進行通りに本高の発表へ(2人には今後罰ゲームがあるそう)。そして、そんな菅田&今野が取り組んでいたほうのお題「童話の“その後”の話を4枚の紙芝居で自由に作成」の披露となった。彼らがチャレンジしたのは「かぐや姫」「桃太郎」「シンデレラ」といった有名な童話で、ブラックユーモアを含むセリフや、ぶっ飛んだ世界観など、独自の発想ばかり。やはり、こちらも矢花の作品は見応え十分。「浦島太郎が龍宮城に行った経験から自伝を出して大儲け」「アイスの当たり棒を不法に製造したとして、突然逮捕。その他もろもろ、いろいろな余罪も発覚し、江戸の法に基づき、処刑が確定」と、原作からは想像もつかない内容になっていた。特に補足は入っていないが、人気漫画『ONE PIECE』(集英社)を意識したとみられるシーンも(残念ながら中村に先読みされてしまうあたりが不憫)。

 また、「三びきのこぶた」を担当した本高は「嵐さんも、実は(YouTubeチャンネル内で)紙芝居を読んでいて。僕がね、説明するまでもないとは思うんですけど。もしちゃんと内容を知りたい方は、嵐さんの動画を見ていただいた上で。ちゃんと今回、絵もクオリティーは違えど、最後のシーンと同じシーンを最初に持ってきてるんで。ちゃんと続きにしてます」と読む前に解説。人間(もしくは動物)の欲深さを描いた矢花&本高の紙芝居は、個人的に実写化で見てみたいほどの力作だと感じた。

 11日の動画は「Travis Japan【お家でエクササイズ】『Talk it! Make it!』一緒に踊ろう」。今回は、外出自粛生活による運動不足の人たちに向けたエクササイズ企画。グループの振り付け担当で、“カーニバル閑也先生”こと吉澤閑也が振りを考案したといい、「家族でできるように、結構簡単にしてあるから。みんなも覚えてほしい。トラジャも」と、アピールした。そして、彼らのオリジナル曲「Talk it! Make it!」に合わせ、サビ前半の振り付けをレクチャー。「最初は『君と』で前に指差す。これはいつも通り」「そしたら手をグーにして胸を張る。春日さん、春日さん!」(吉澤)と、オードリー・春日俊彰のカスカスダンスにたとえて説明するなど、視聴者にもわかりやすく伝授している。

 途中でメンバーが「肩甲骨、めっちゃ動くわ」(川島如恵留)「くびれてきそう」(松田元太)「これ覚えやすいかもしれない」(松倉海斗)「ポカポカよ、これ」(松田)と好反応を示した通り、確かにダンス素人でも覚えやすい動作ばかり。ほとんどは上半身がメインのため、特にデスクワークの人にとっては、肩こり解消にも効果がありそうだ。順調にエクササイズが進む中、「あげた腕の肘をひき 左右の脇を伸ばす」を実演する場面では、宮近海斗が「先生! ここの時、ここ(肘の上あたりが)伸びてるじゃないですか。顔が、なんか手持ち無沙汰じゃないですか?」と、なにか動きを取り入れようと持ちかけた。

 すると、吉澤は“変顔”を推奨し、メンバーの変顔具合をチェック。七五三掛龍也はアイドルとしての恥じらいが残る顔つきだっただけに、「ちょっと違うんだよな」(吉澤)「ちょっとなんか微妙なんだよ。どっちつかず」(松倉)「弱い、弱い!」(松田)と、ダメ出しが続出。ここで、七五三掛から「じゃあ、“超笑顔”とかは? 楽しくできればいいなぁって思って」と提案があり、吉澤は「なるほどね。じゃあ、笑顔にする? ファンの子たちもできるでしょ。口角上げていこう」と賛同。真似しやすい振り付けを考えてきた優しさも含めて、吉澤のファン思いな一面が伝わってくるやりとりだった。

 また、宮近は「空 はばたく」の振りを見せる吉澤について「急に向こうのエアロビクス講師みたいになった」(5分5秒頃)とツッコんだほか、「プリンセスみたいに、窓を開けたみたいな表情とか入れたほうがいいと思う」と積極的に意見を出していく。単なるダンス指導動画だと、一本調子で真面目な内容になってしまいそうなものだが、宮近は吉澤をサポートしてアレンジを加えつつ、笑いどころもきちんと作る働きぶり。コメント欄では、実際に踊ってみたファンから「このエクササイズは座ったままでもできて、いつでもどこでもすぐに身体を動かせるところが魅力」「湯船に浸かりながらやるとちょうどいい」「本当に肩が軽くなった!」「このエクササイズをしたらスッキリした。閑也くんのおかげかな」「カーニバル閑也先生の振り付けは最高」と、絶賛の声が相次いでいる。

 ちなみに、今回の撮影で川島が着ている私服は、チャンネル登録者数163万人の2人組男性YouTubeチャンネル「はなおでんがん」のグッズ「HNDNパーカー ブラック」だと言われている。どこからか情報を得たのか、でんがん自身がTwitterにて「ジャニーズJr.の人が俺らのパーカー着てる!!!本当にありがとうございます」(12日)と、絵文字付きでツイート。コメント欄でも、でんがんの投稿を見たファンがTravis Japanの動画を見にアクセスしたことを書き残すなど、企画とは別のところで話題を呼んでいた。中には、「川島くんがはなおでんがんのパーカーを着てるって知って動画を見に来たけど、ハマりそう」との感想も。再生回数は19日時点で42万台。

 17日の動画は「少年忍者【SN-1】異種競技No.1決定戦!(リモート版)」。今回は、元木湧が進行を担当し、安嶋秀生・稲葉通陽・内村颯太・ヴァサイェガ渉・織山尚大・川崎星輝・久保廉・田村海琉・豊田陸人・山井飛翔が参加。「SN-1王座決定戦 ステイホーム5番勝負」と題して5つの競技を行い、11名の中で1位を決めるという。最初は「腹筋王」で、シンプルに“腹筋をどれだけ長くできるか”にトライ。監視役の元木は回数を数えながらも、「稲葉くん遅れてるからね」と、シビアな目でチェックしていった。

 年下メンバーはまだ筋肉量が少ないため不利かと思いきや、中でも高校一年生の山井、中学三年生の久保が大健闘。特に山井の場合は、元木の後に続いて大きな声を出しながら腹筋に励んでおり、熱心さと、我慢強い一面が好印象だ。また、最後まで残った織山は210回を終えても余裕そう。「毎日やってて、腹筋は。(いつもは)100のセットを4回くらいやってるから……」と、ストイックな私生活に言及した。6分23秒頃、なぜ久保は洗濯バサミを持っているのか……と思って見ていると、2回戦が「洗濯バサミ王」だと判明(先走りでネタバレ)。こちらも頑張り屋の山井が奮闘し、次の「料理王」では安嶋の間違い発言「キャッシュ」にメンバーから総ツッコミが入る一幕も。

 後半は、万歩計とヘアバンドを使った「ヘッドバンキング王」や、「風船早割り王」で熱戦を繰り広げた少年忍者。すべての戦いを通して山井の一生懸命さが存分に伝わり、ついつい応援したくなってしまったのは、筆者だけではないはずだ。そして、エンディングは、少年忍者の動画で恒例となっている元木の一発ギャグコーナー(3ヶ月ぶり)に移るも、ある意味で“持ってる”オチがついてしまい、「スゴいよ、敵わないわ!」(織山)と感服。

 今回のようにステイホームでも対戦可能なさまざまな勝負を考え、おそらく人数分の小道具を準備した「Jr.チャンネル」スタッフの労力は計り知れない。ちなみに、この動画は通常の午後8時よりも1時間早くアップされ、ファンから驚きの反応が相次いだ。実は当日、8時よりKAT-TUN・関ジャニ∞・Sexy Zoneが出演する『Johnny's World Happy LIVE with YOU』の配信があったため、「オンライン配信と被らないように配慮してくれたんですね!」「『Happy LIVE』への配慮、ありがとうございます!」と、スタッフの気遣いに感激の声が多く上がっていた。再生回数は19日時点で15万台。

 13日の動画は「美 少年【トマトは好き?】リモートでも盛上りのボードゲーム」(再生回数は19日時点で22万台)。今回は、浮所飛貴が進行役を務め、リモート収録でボードゲームに挑戦。「僕もですね、これテレビで見て。KinKi Kidsさんがやってたんですけれども。いいなと思って提案させていただいたゲームで。僕も実はちょっとやったことがなくて。今回、初挑戦なんでちょっとみんなと同じ気持ちで」(浮所)と話し、「トマトマト」のカードを取り出した。これは「トマト」「ト」「マト」「マ」「ポテト」の5種類のカードを使うゲームで、「簡単なルール説明をしますと、早口言葉でこれを言うんです。もし噛んだり、ゆっくりやったり、言い間違えたらアウトです。噛まずに『トマトト、マト』とか、似てるやつを噛まずに言えるか」と、メンバーに向けて解説。手順を把握した上で、トマトマトがスタートした。

 1回戦は「トマト ト マト マト マ」が正しく言えなかった那須雄登がアウトに。回を重ねる中で、周囲が那須らに手厳しい一方、佐藤龍我には「大目に見ましょう」「ギリセーフにしとくか」など、基本的に“甘々ジャッジ”になる一幕もあった。美 少年は10回戦まで楽しんでいるものの、10文字前後で詰まっては次のターンに移るパターンが多いため、ずっと同じことの繰り返しでやや飽きてしまったのは、筆者だけだろうか。ちなみに、浮所が見たのはおそらくバラエティ『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系、3月7日放送回)だと思われる。こちらでは、15~20文字程度の長文になる場面もあり、「こんなにカードが並んで最後まで言えるの?」というドキドキ感を味わえたのだが……。美 少年バージョンは1回ずつがあっさり終わり、仕切り直して再開……と、単調な動画になった印象だ。

 とはいえ、コメント欄やSNSを見る限り、ファンからの感想は「トマトマト、難しくない? 美 少年スゴいよ!」「美Tubeのトマトマト、楽しかった!」と好意的な声が目立っている。一方、細かいポイントで気になったのは、金指一世が「ん? ううん」(12分7秒頃)とわずかに首を横に振るような仕草を見せている場面。ファンの間では「家族が部屋に入ってきちゃったのかな」との指摘が上がっていた。

 

 

HiHi Jets・猪狩、「一世が大事」“金指愛”アピール、7MEN 侍はリモート収録で大失態【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、6月11日~17日公開の動画をチェックします!

HiHi Jets・猪狩、「一世が大事」と“金指愛”をアピール

 14日の動画は「HiHi Jets【ジャニーズJr.ドラフト会議】最強アイドルグループをプロデュース!!」。5人が挑むのは、当時Jr.だったSixTONESが「【夢のグループ誕生】ジャニーズJr.ドラフト会議」(昨年5月配信)で行った「ジャニーズJr.ドラフト会議」。「Jr.チャンネル」に参加する5組と、関西ジャニーズJr.(なにわ男子・Aぇ! group・Lil かんさい)の中からメンバーを指名していき、理想のアイドルグループを作っていく企画だ。冒頭、高橋優斗は「もしも自分がジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)だったら、どんなグループを作りますか? ということですね。ドラフト形式ですね。皆さん、プロ野球のドラフト形式。人数、メンバー構成、バランスなどを考えてグループメンバーをセレクトします。4人組でも5人組でも10人組でも、人数制限は自由です。全員がベストなグループな人数になったら終了」と、説明した。

 “ジャニーさんを意識する”ということで、一斉にモノマネし始めるHiHi Jets。全員やる気満々の様子だが、特に野球ファンの高橋は発表の仕方にもこだわり、本物のドラフト会議さながらに進行している。1巡目は、トップバッターの橋本涼がAぇ! group・末澤誠也を選び、以降はなにわ男子・道枝駿佑(井上瑞稀)、美 少年・那須雄登(作間龍斗)、美 少年・金指一世(猪狩蒼弥)、なにわ男子・藤原丈一郎(高橋)と、被りもなくスムーズに始動。各々、コンセプトをもとにピックアップする中、猪狩は「強いヤツらをひたすら集める」と、宣言した。しかし、実際のところは大好きな“金指ファースト”の人選になっており、最後まで一途に思いを貫く様子が見ものだ。

 3巡目では、作間と猪狩が少年忍者・青木滉平をチョイスし、初の指名被りが発生。自身と交流のあるメンバーで固めようとしている作間は「いつも僕を癒やしてくれる存在」と青木の重要性を述べた一方、猪狩は「そんな理由で青木くんは渡せないんだよ。僕には青木くんが絶対必要なの! なぜなら、もうこの人(金指)がやっぱ俺に大事だから。一世が大事なんだよ、俺は! で、俺が作ろうとしてるチームに青木くんがいないとキツイ!」と、主張。とにかく“推し”を優先する猪狩は、金指と仲が良い青木を引き入れる作戦を立てるも、じゃんけんで負けてしまい、同じ美 少年の岩崎大昇に差し替えた。

 4巡目は、作間とAぇ! group・草間リチャード敬太の意外な交流エピソードが明らかに。周囲は、接点のなさそうな草間を選出したことに驚いていたが、「ちっちゃい頃、『少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)に出て、まだ何年かしかしてない頃に、仕事帰りにすれ違った時に、リチャードくんらしき人から声かけてもらったんですよ。『ねぇねぇ、作間くん』って言われて。そこでちょっと話しただけなんだけど、“あ、俺ってテレビを通して人に知ってもらえてるんだ”って思って。スゴいそこでね、勇気が湧いてきたのよ」(作間)と告白。初めて聞いた話だったのか、井上らは「なるほどね」と、納得したのだった。

 その後は、猪狩が作間をベタ褒めしたほか、少年忍者・織山尚大のキャラクターを冷静に分析(15分52秒頃からの“狂気の猪狩”にも注目)。井上は5巡目で美 少年・浮所飛貴、6巡目にLil かんさい・西村拓哉を名指ししたが、西村については「浮所と同じタイプなのよ。持ってるのよ、自分のスタイルを。色気も出せるし、オールマイティーだと思う。ニシタクは」と、評価していた。こうして、今回の動画はHiHi Jetsが自分以外のJr.やグループをどう見ているのか、本音が聞ける貴重な機会であり、Jr.ファンならば惹き込まれる1本だろう。8巡目は、それまで一人だけ選ばれてなかった橋本を猪狩&高橋が指名(2人なりの優しさを感じる場面)。じゃんけんで高橋が勝ち、彼のグループに“はしみず”(橋本&井上)が揃う奇跡的な展開にもなった。

 5人が作ったグループの名前は「Team Sexy」(橋本)「fun first」(井上)「Thanks」(作間)「The GoLD」(猪狩)「Interesting BoyA」(高橋)に決定。大満喫した一同は「楽しかったな~、マジで」(橋本)「面白かったね!」(高橋)「実現させたい。せっかくなら!」(井上)と充実の表情を浮かべており、「こうやって考えると、ジャニーさんってスゴかったんだなと思って」(橋本)「ありがとうって感じ。このグループに呼んでくれて」(猪狩)と、ジャニー氏の偉大さを痛感するとともに、感謝の言葉を口にした。

 多くのジャニーズファンが興味ある内容ということもあり、再生回数は今回取り上げた5本の中でも圧倒的な71万台を記録している(19日時点)。人気の高い企画とあって、HiHi Jetsだけでなく、「Jr.チャンネル」内で残る4組にもぜひやってみてほしいものだ。

 12日に配信されたのは「7 MEN 侍【自由すぎた…紙芝居】嵐さんに続け!昔話のその後物語」(再生回数は19日時点で19万台)。今回の企画は「ボクらの妄想紙芝居」で、メンバーは事前に4枚分の紙芝居を作成済みとのこと。それぞれ、オリジナルで自由なストーリーを考えており、さっそくトップバッターの佐々木大光が発表すると、「『意地悪はダメだよ』っていう、幼稚園とかにありそう」(中村嶺亜)「幼稚園向けのいいお話だったと思う」(菅田琳寧)と、高評価を得ていた。

 その中でも、筆者が思わず感心してしまったのは、矢花黎の作品だ。タイトルは「たたかえ!! 勇者ギャグマン!!」で、冒頭は「昔々、あるところにギャグをパワーに戦う勇者・グアグマンがいました。彼は町の平和を守っています」との説明から始まる。最終的には「ここで佐々木大光のギャグおもしろギャグ!!」と、見学側の佐々木を巻き込む展開に。佐々木は「お前、やったな。マジで」と困惑しつつも、とっさに日焼け止めを用いた渾身のギャグを披露。紙芝居とリアルのやりとりをつなげた斬新な仕掛けとあって、「いいね。4コマに感じなかったよ」(本高克樹)と称賛の声が上がった。

 中村は、7 MEN 侍のマスコットキャラクター・Samuちゃんが主人公の物語を制作。途中の絵はかなりのクオリティーで、もはや物語がスッと頭に入ってこないほど、目を奪わてしまう仕上がりになっていた。4人目の菅田は「みんなとテイストがちょっと違う感じがするかもしれないので……」と前置きし、「昔々、え~……」とスタートするも、紙芝居は編集により隠されたまま短時間で終了。矢花が「1つ確認ですけど、これ先の企画のやつやってないですよね?」と指摘すると、中村も「俺もそう思った!」と同調。ここで、台本を凝視した菅田は「あっ!」と状況を把握し、「ヤバイ」を連発。実は見落としがあったようで、「そしたら琳寧、みんなのやつやってないわ」と打ち明けた。本高が「(紙芝居は)2個あるんだよ~」と教えた瞬間、今野大輝までが「うわ、俺も1個しかやってねぇーわ」と申告。あらかじめ、スタッフは「2つの紙芝居を作る宿題」を出していたものの、菅田&今野は後半の紙芝居しか準備していなかったことが判明したのだ。

 まさかの6人中2人が“宿題忘れ”という珍事が発生するも、ひとまず進行通りに本高の発表へ(2人には今後罰ゲームがあるそう)。そして、そんな菅田&今野が取り組んでいたほうのお題「童話の“その後”の話を4枚の紙芝居で自由に作成」の披露となった。彼らがチャレンジしたのは「かぐや姫」「桃太郎」「シンデレラ」といった有名な童話で、ブラックユーモアを含むセリフや、ぶっ飛んだ世界観など、独自の発想ばかり。やはり、こちらも矢花の作品は見応え十分。「浦島太郎が龍宮城に行った経験から自伝を出して大儲け」「アイスの当たり棒を不法に製造したとして、突然逮捕。その他もろもろ、いろいろな余罪も発覚し、江戸の法に基づき、処刑が確定」と、原作からは想像もつかない内容になっていた。特に補足は入っていないが、人気漫画『ONE PIECE』(集英社)を意識したとみられるシーンも(残念ながら中村に先読みされてしまうあたりが不憫)。

 また、「三びきのこぶた」を担当した本高は「嵐さんも、実は(YouTubeチャンネル内で)紙芝居を読んでいて。僕がね、説明するまでもないとは思うんですけど。もしちゃんと内容を知りたい方は、嵐さんの動画を見ていただいた上で。ちゃんと今回、絵もクオリティーは違えど、最後のシーンと同じシーンを最初に持ってきてるんで。ちゃんと続きにしてます」と読む前に解説。人間(もしくは動物)の欲深さを描いた矢花&本高の紙芝居は、個人的に実写化で見てみたいほどの力作だと感じた。

 11日の動画は「Travis Japan【お家でエクササイズ】『Talk it! Make it!』一緒に踊ろう」。今回は、外出自粛生活による運動不足の人たちに向けたエクササイズ企画。グループの振り付け担当で、“カーニバル閑也先生”こと吉澤閑也が振りを考案したといい、「家族でできるように、結構簡単にしてあるから。みんなも覚えてほしい。トラジャも」と、アピールした。そして、彼らのオリジナル曲「Talk it! Make it!」に合わせ、サビ前半の振り付けをレクチャー。「最初は『君と』で前に指差す。これはいつも通り」「そしたら手をグーにして胸を張る。春日さん、春日さん!」(吉澤)と、オードリー・春日俊彰のカスカスダンスにたとえて説明するなど、視聴者にもわかりやすく伝授している。

 途中でメンバーが「肩甲骨、めっちゃ動くわ」(川島如恵留)「くびれてきそう」(松田元太)「これ覚えやすいかもしれない」(松倉海斗)「ポカポカよ、これ」(松田)と好反応を示した通り、確かにダンス素人でも覚えやすい動作ばかり。ほとんどは上半身がメインのため、特にデスクワークの人にとっては、肩こり解消にも効果がありそうだ。順調にエクササイズが進む中、「あげた腕の肘をひき 左右の脇を伸ばす」を実演する場面では、宮近海斗が「先生! ここの時、ここ(肘の上あたりが)伸びてるじゃないですか。顔が、なんか手持ち無沙汰じゃないですか?」と、なにか動きを取り入れようと持ちかけた。

 すると、吉澤は“変顔”を推奨し、メンバーの変顔具合をチェック。七五三掛龍也はアイドルとしての恥じらいが残る顔つきだっただけに、「ちょっと違うんだよな」(吉澤)「ちょっとなんか微妙なんだよ。どっちつかず」(松倉)「弱い、弱い!」(松田)と、ダメ出しが続出。ここで、七五三掛から「じゃあ、“超笑顔”とかは? 楽しくできればいいなぁって思って」と提案があり、吉澤は「なるほどね。じゃあ、笑顔にする? ファンの子たちもできるでしょ。口角上げていこう」と賛同。真似しやすい振り付けを考えてきた優しさも含めて、吉澤のファン思いな一面が伝わってくるやりとりだった。

 また、宮近は「空 はばたく」の振りを見せる吉澤について「急に向こうのエアロビクス講師みたいになった」(5分5秒頃)とツッコんだほか、「プリンセスみたいに、窓を開けたみたいな表情とか入れたほうがいいと思う」と積極的に意見を出していく。単なるダンス指導動画だと、一本調子で真面目な内容になってしまいそうなものだが、宮近は吉澤をサポートしてアレンジを加えつつ、笑いどころもきちんと作る働きぶり。コメント欄では、実際に踊ってみたファンから「このエクササイズは座ったままでもできて、いつでもどこでもすぐに身体を動かせるところが魅力」「湯船に浸かりながらやるとちょうどいい」「本当に肩が軽くなった!」「このエクササイズをしたらスッキリした。閑也くんのおかげかな」「カーニバル閑也先生の振り付けは最高」と、絶賛の声が相次いでいる。

 ちなみに、今回の撮影で川島が着ている私服は、チャンネル登録者数163万人の2人組男性YouTubeチャンネル「はなおでんがん」のグッズ「HNDNパーカー ブラック」だと言われている。どこからか情報を得たのか、でんがん自身がTwitterにて「ジャニーズJr.の人が俺らのパーカー着てる!!!本当にありがとうございます」(12日)と、絵文字付きでツイート。コメント欄でも、でんがんの投稿を見たファンがTravis Japanの動画を見にアクセスしたことを書き残すなど、企画とは別のところで話題を呼んでいた。中には、「川島くんがはなおでんがんのパーカーを着てるって知って動画を見に来たけど、ハマりそう」との感想も。再生回数は19日時点で42万台。

 17日の動画は「少年忍者【SN-1】異種競技No.1決定戦!(リモート版)」。今回は、元木湧が進行を担当し、安嶋秀生・稲葉通陽・内村颯太・ヴァサイェガ渉・織山尚大・川崎星輝・久保廉・田村海琉・豊田陸人・山井飛翔が参加。「SN-1王座決定戦 ステイホーム5番勝負」と題して5つの競技を行い、11名の中で1位を決めるという。最初は「腹筋王」で、シンプルに“腹筋をどれだけ長くできるか”にトライ。監視役の元木は回数を数えながらも、「稲葉くん遅れてるからね」と、シビアな目でチェックしていった。

 年下メンバーはまだ筋肉量が少ないため不利かと思いきや、中でも高校一年生の山井、中学三年生の久保が大健闘。特に山井の場合は、元木の後に続いて大きな声を出しながら腹筋に励んでおり、熱心さと、我慢強い一面が好印象だ。また、最後まで残った織山は210回を終えても余裕そう。「毎日やってて、腹筋は。(いつもは)100のセットを4回くらいやってるから……」と、ストイックな私生活に言及した。6分23秒頃、なぜ久保は洗濯バサミを持っているのか……と思って見ていると、2回戦が「洗濯バサミ王」だと判明(先走りでネタバレ)。こちらも頑張り屋の山井が奮闘し、次の「料理王」では安嶋の間違い発言「キャッシュ」にメンバーから総ツッコミが入る一幕も。

 後半は、万歩計とヘアバンドを使った「ヘッドバンキング王」や、「風船早割り王」で熱戦を繰り広げた少年忍者。すべての戦いを通して山井の一生懸命さが存分に伝わり、ついつい応援したくなってしまったのは、筆者だけではないはずだ。そして、エンディングは、少年忍者の動画で恒例となっている元木の一発ギャグコーナー(3ヶ月ぶり)に移るも、ある意味で“持ってる”オチがついてしまい、「スゴいよ、敵わないわ!」(織山)と感服。

 今回のようにステイホームでも対戦可能なさまざまな勝負を考え、おそらく人数分の小道具を準備した「Jr.チャンネル」スタッフの労力は計り知れない。ちなみに、この動画は通常の午後8時よりも1時間早くアップされ、ファンから驚きの反応が相次いだ。実は当日、8時よりKAT-TUN・関ジャニ∞・Sexy Zoneが出演する『Johnny's World Happy LIVE with YOU』の配信があったため、「オンライン配信と被らないように配慮してくれたんですね!」「『Happy LIVE』への配慮、ありがとうございます!」と、スタッフの気遣いに感激の声が多く上がっていた。再生回数は19日時点で15万台。

 13日の動画は「美 少年【トマトは好き?】リモートでも盛上りのボードゲーム」(再生回数は19日時点で22万台)。今回は、浮所飛貴が進行役を務め、リモート収録でボードゲームに挑戦。「僕もですね、これテレビで見て。KinKi Kidsさんがやってたんですけれども。いいなと思って提案させていただいたゲームで。僕も実はちょっとやったことがなくて。今回、初挑戦なんでちょっとみんなと同じ気持ちで」(浮所)と話し、「トマトマト」のカードを取り出した。これは「トマト」「ト」「マト」「マ」「ポテト」の5種類のカードを使うゲームで、「簡単なルール説明をしますと、早口言葉でこれを言うんです。もし噛んだり、ゆっくりやったり、言い間違えたらアウトです。噛まずに『トマトト、マト』とか、似てるやつを噛まずに言えるか」と、メンバーに向けて解説。手順を把握した上で、トマトマトがスタートした。

 1回戦は「トマト ト マト マト マ」が正しく言えなかった那須雄登がアウトに。回を重ねる中で、周囲が那須らに手厳しい一方、佐藤龍我には「大目に見ましょう」「ギリセーフにしとくか」など、基本的に“甘々ジャッジ”になる一幕もあった。美 少年は10回戦まで楽しんでいるものの、10文字前後で詰まっては次のターンに移るパターンが多いため、ずっと同じことの繰り返しでやや飽きてしまったのは、筆者だけだろうか。ちなみに、浮所が見たのはおそらくバラエティ『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系、3月7日放送回)だと思われる。こちらでは、15~20文字程度の長文になる場面もあり、「こんなにカードが並んで最後まで言えるの?」というドキドキ感を味わえたのだが……。美 少年バージョンは1回ずつがあっさり終わり、仕切り直して再開……と、単調な動画になった印象だ。

 とはいえ、コメント欄やSNSを見る限り、ファンからの感想は「トマトマト、難しくない? 美 少年スゴいよ!」「美Tubeのトマトマト、楽しかった!」と好意的な声が目立っている。一方、細かいポイントで気になったのは、金指一世が「ん? ううん」(12分7秒頃)とわずかに首を横に振るような仕草を見せている場面。ファンの間では「家族が部屋に入ってきちゃったのかな」との指摘が上がっていた。

 

 

HiHi Jets・猪狩、「一世が大事」“金指愛”アピール、7MEN 侍はリモート収録で大失態【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、6月11日~17日公開の動画をチェックします!

HiHi Jets・猪狩、「一世が大事」と“金指愛”をアピール

 14日の動画は「HiHi Jets【ジャニーズJr.ドラフト会議】最強アイドルグループをプロデュース!!」。5人が挑むのは、当時Jr.だったSixTONESが「【夢のグループ誕生】ジャニーズJr.ドラフト会議」(昨年5月配信)で行った「ジャニーズJr.ドラフト会議」。「Jr.チャンネル」に参加する5組と、関西ジャニーズJr.(なにわ男子・Aぇ! group・Lil かんさい)の中からメンバーを指名していき、理想のアイドルグループを作っていく企画だ。冒頭、高橋優斗は「もしも自分がジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)だったら、どんなグループを作りますか? ということですね。ドラフト形式ですね。皆さん、プロ野球のドラフト形式。人数、メンバー構成、バランスなどを考えてグループメンバーをセレクトします。4人組でも5人組でも10人組でも、人数制限は自由です。全員がベストなグループな人数になったら終了」と、説明した。

 “ジャニーさんを意識する”ということで、一斉にモノマネし始めるHiHi Jets。全員やる気満々の様子だが、特に野球ファンの高橋は発表の仕方にもこだわり、本物のドラフト会議さながらに進行している。1巡目は、トップバッターの橋本涼がAぇ! group・末澤誠也を選び、以降はなにわ男子・道枝駿佑(井上瑞稀)、美 少年・那須雄登(作間龍斗)、美 少年・金指一世(猪狩蒼弥)、なにわ男子・藤原丈一郎(高橋)と、被りもなくスムーズに始動。各々、コンセプトをもとにピックアップする中、猪狩は「強いヤツらをひたすら集める」と、宣言した。しかし、実際のところは大好きな“金指ファースト”の人選になっており、最後まで一途に思いを貫く様子が見ものだ。

 3巡目では、作間と猪狩が少年忍者・青木滉平をチョイスし、初の指名被りが発生。自身と交流のあるメンバーで固めようとしている作間は「いつも僕を癒やしてくれる存在」と青木の重要性を述べた一方、猪狩は「そんな理由で青木くんは渡せないんだよ。僕には青木くんが絶対必要なの! なぜなら、もうこの人(金指)がやっぱ俺に大事だから。一世が大事なんだよ、俺は! で、俺が作ろうとしてるチームに青木くんがいないとキツイ!」と、主張。とにかく“推し”を優先する猪狩は、金指と仲が良い青木を引き入れる作戦を立てるも、じゃんけんで負けてしまい、同じ美 少年の岩崎大昇に差し替えた。

 4巡目は、作間とAぇ! group・草間リチャード敬太の意外な交流エピソードが明らかに。周囲は、接点のなさそうな草間を選出したことに驚いていたが、「ちっちゃい頃、『少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)に出て、まだ何年かしかしてない頃に、仕事帰りにすれ違った時に、リチャードくんらしき人から声かけてもらったんですよ。『ねぇねぇ、作間くん』って言われて。そこでちょっと話しただけなんだけど、“あ、俺ってテレビを通して人に知ってもらえてるんだ”って思って。スゴいそこでね、勇気が湧いてきたのよ」(作間)と告白。初めて聞いた話だったのか、井上らは「なるほどね」と、納得したのだった。

 その後は、猪狩が作間をベタ褒めしたほか、少年忍者・織山尚大のキャラクターを冷静に分析(15分52秒頃からの“狂気の猪狩”にも注目)。井上は5巡目で美 少年・浮所飛貴、6巡目にLil かんさい・西村拓哉を名指ししたが、西村については「浮所と同じタイプなのよ。持ってるのよ、自分のスタイルを。色気も出せるし、オールマイティーだと思う。ニシタクは」と、評価していた。こうして、今回の動画はHiHi Jetsが自分以外のJr.やグループをどう見ているのか、本音が聞ける貴重な機会であり、Jr.ファンならば惹き込まれる1本だろう。8巡目は、それまで一人だけ選ばれてなかった橋本を猪狩&高橋が指名(2人なりの優しさを感じる場面)。じゃんけんで高橋が勝ち、彼のグループに“はしみず”(橋本&井上)が揃う奇跡的な展開にもなった。

 5人が作ったグループの名前は「Team Sexy」(橋本)「fun first」(井上)「Thanks」(作間)「The GoLD」(猪狩)「Interesting BoyA」(高橋)に決定。大満喫した一同は「楽しかったな~、マジで」(橋本)「面白かったね!」(高橋)「実現させたい。せっかくなら!」(井上)と充実の表情を浮かべており、「こうやって考えると、ジャニーさんってスゴかったんだなと思って」(橋本)「ありがとうって感じ。このグループに呼んでくれて」(猪狩)と、ジャニー氏の偉大さを痛感するとともに、感謝の言葉を口にした。

 多くのジャニーズファンが興味ある内容ということもあり、再生回数は今回取り上げた5本の中でも圧倒的な71万台を記録している(19日時点)。人気の高い企画とあって、HiHi Jetsだけでなく、「Jr.チャンネル」内で残る4組にもぜひやってみてほしいものだ。

 12日に配信されたのは「7 MEN 侍【自由すぎた…紙芝居】嵐さんに続け!昔話のその後物語」(再生回数は19日時点で19万台)。今回の企画は「ボクらの妄想紙芝居」で、メンバーは事前に4枚分の紙芝居を作成済みとのこと。それぞれ、オリジナルで自由なストーリーを考えており、さっそくトップバッターの佐々木大光が発表すると、「『意地悪はダメだよ』っていう、幼稚園とかにありそう」(中村嶺亜)「幼稚園向けのいいお話だったと思う」(菅田琳寧)と、高評価を得ていた。

 その中でも、筆者が思わず感心してしまったのは、矢花黎の作品だ。タイトルは「たたかえ!! 勇者ギャグマン!!」で、冒頭は「昔々、あるところにギャグをパワーに戦う勇者・グアグマンがいました。彼は町の平和を守っています」との説明から始まる。最終的には「ここで佐々木大光のギャグおもしろギャグ!!」と、見学側の佐々木を巻き込む展開に。佐々木は「お前、やったな。マジで」と困惑しつつも、とっさに日焼け止めを用いた渾身のギャグを披露。紙芝居とリアルのやりとりをつなげた斬新な仕掛けとあって、「いいね。4コマに感じなかったよ」(本高克樹)と称賛の声が上がった。

 中村は、7 MEN 侍のマスコットキャラクター・Samuちゃんが主人公の物語を制作。途中の絵はかなりのクオリティーで、もはや物語がスッと頭に入ってこないほど、目を奪わてしまう仕上がりになっていた。4人目の菅田は「みんなとテイストがちょっと違う感じがするかもしれないので……」と前置きし、「昔々、え~……」とスタートするも、紙芝居は編集により隠されたまま短時間で終了。矢花が「1つ確認ですけど、これ先の企画のやつやってないですよね?」と指摘すると、中村も「俺もそう思った!」と同調。ここで、台本を凝視した菅田は「あっ!」と状況を把握し、「ヤバイ」を連発。実は見落としがあったようで、「そしたら琳寧、みんなのやつやってないわ」と打ち明けた。本高が「(紙芝居は)2個あるんだよ~」と教えた瞬間、今野大輝までが「うわ、俺も1個しかやってねぇーわ」と申告。あらかじめ、スタッフは「2つの紙芝居を作る宿題」を出していたものの、菅田&今野は後半の紙芝居しか準備していなかったことが判明したのだ。

 まさかの6人中2人が“宿題忘れ”という珍事が発生するも、ひとまず進行通りに本高の発表へ(2人には今後罰ゲームがあるそう)。そして、そんな菅田&今野が取り組んでいたほうのお題「童話の“その後”の話を4枚の紙芝居で自由に作成」の披露となった。彼らがチャレンジしたのは「かぐや姫」「桃太郎」「シンデレラ」といった有名な童話で、ブラックユーモアを含むセリフや、ぶっ飛んだ世界観など、独自の発想ばかり。やはり、こちらも矢花の作品は見応え十分。「浦島太郎が龍宮城に行った経験から自伝を出して大儲け」「アイスの当たり棒を不法に製造したとして、突然逮捕。その他もろもろ、いろいろな余罪も発覚し、江戸の法に基づき、処刑が確定」と、原作からは想像もつかない内容になっていた。特に補足は入っていないが、人気漫画『ONE PIECE』(集英社)を意識したとみられるシーンも(残念ながら中村に先読みされてしまうあたりが不憫)。

 また、「三びきのこぶた」を担当した本高は「嵐さんも、実は(YouTubeチャンネル内で)紙芝居を読んでいて。僕がね、説明するまでもないとは思うんですけど。もしちゃんと内容を知りたい方は、嵐さんの動画を見ていただいた上で。ちゃんと今回、絵もクオリティーは違えど、最後のシーンと同じシーンを最初に持ってきてるんで。ちゃんと続きにしてます」と読む前に解説。人間(もしくは動物)の欲深さを描いた矢花&本高の紙芝居は、個人的に実写化で見てみたいほどの力作だと感じた。

 11日の動画は「Travis Japan【お家でエクササイズ】『Talk it! Make it!』一緒に踊ろう」。今回は、外出自粛生活による運動不足の人たちに向けたエクササイズ企画。グループの振り付け担当で、“カーニバル閑也先生”こと吉澤閑也が振りを考案したといい、「家族でできるように、結構簡単にしてあるから。みんなも覚えてほしい。トラジャも」と、アピールした。そして、彼らのオリジナル曲「Talk it! Make it!」に合わせ、サビ前半の振り付けをレクチャー。「最初は『君と』で前に指差す。これはいつも通り」「そしたら手をグーにして胸を張る。春日さん、春日さん!」(吉澤)と、オードリー・春日俊彰のカスカスダンスにたとえて説明するなど、視聴者にもわかりやすく伝授している。

 途中でメンバーが「肩甲骨、めっちゃ動くわ」(川島如恵留)「くびれてきそう」(松田元太)「これ覚えやすいかもしれない」(松倉海斗)「ポカポカよ、これ」(松田)と好反応を示した通り、確かにダンス素人でも覚えやすい動作ばかり。ほとんどは上半身がメインのため、特にデスクワークの人にとっては、肩こり解消にも効果がありそうだ。順調にエクササイズが進む中、「あげた腕の肘をひき 左右の脇を伸ばす」を実演する場面では、宮近海斗が「先生! ここの時、ここ(肘の上あたりが)伸びてるじゃないですか。顔が、なんか手持ち無沙汰じゃないですか?」と、なにか動きを取り入れようと持ちかけた。

 すると、吉澤は“変顔”を推奨し、メンバーの変顔具合をチェック。七五三掛龍也はアイドルとしての恥じらいが残る顔つきだっただけに、「ちょっと違うんだよな」(吉澤)「ちょっとなんか微妙なんだよ。どっちつかず」(松倉)「弱い、弱い!」(松田)と、ダメ出しが続出。ここで、七五三掛から「じゃあ、“超笑顔”とかは? 楽しくできればいいなぁって思って」と提案があり、吉澤は「なるほどね。じゃあ、笑顔にする? ファンの子たちもできるでしょ。口角上げていこう」と賛同。真似しやすい振り付けを考えてきた優しさも含めて、吉澤のファン思いな一面が伝わってくるやりとりだった。

 また、宮近は「空 はばたく」の振りを見せる吉澤について「急に向こうのエアロビクス講師みたいになった」(5分5秒頃)とツッコんだほか、「プリンセスみたいに、窓を開けたみたいな表情とか入れたほうがいいと思う」と積極的に意見を出していく。単なるダンス指導動画だと、一本調子で真面目な内容になってしまいそうなものだが、宮近は吉澤をサポートしてアレンジを加えつつ、笑いどころもきちんと作る働きぶり。コメント欄では、実際に踊ってみたファンから「このエクササイズは座ったままでもできて、いつでもどこでもすぐに身体を動かせるところが魅力」「湯船に浸かりながらやるとちょうどいい」「本当に肩が軽くなった!」「このエクササイズをしたらスッキリした。閑也くんのおかげかな」「カーニバル閑也先生の振り付けは最高」と、絶賛の声が相次いでいる。

 ちなみに、今回の撮影で川島が着ている私服は、チャンネル登録者数163万人の2人組男性YouTubeチャンネル「はなおでんがん」のグッズ「HNDNパーカー ブラック」だと言われている。どこからか情報を得たのか、でんがん自身がTwitterにて「ジャニーズJr.の人が俺らのパーカー着てる!!!本当にありがとうございます」(12日)と、絵文字付きでツイート。コメント欄でも、でんがんの投稿を見たファンがTravis Japanの動画を見にアクセスしたことを書き残すなど、企画とは別のところで話題を呼んでいた。中には、「川島くんがはなおでんがんのパーカーを着てるって知って動画を見に来たけど、ハマりそう」との感想も。再生回数は19日時点で42万台。

 17日の動画は「少年忍者【SN-1】異種競技No.1決定戦!(リモート版)」。今回は、元木湧が進行を担当し、安嶋秀生・稲葉通陽・内村颯太・ヴァサイェガ渉・織山尚大・川崎星輝・久保廉・田村海琉・豊田陸人・山井飛翔が参加。「SN-1王座決定戦 ステイホーム5番勝負」と題して5つの競技を行い、11名の中で1位を決めるという。最初は「腹筋王」で、シンプルに“腹筋をどれだけ長くできるか”にトライ。監視役の元木は回数を数えながらも、「稲葉くん遅れてるからね」と、シビアな目でチェックしていった。

 年下メンバーはまだ筋肉量が少ないため不利かと思いきや、中でも高校一年生の山井、中学三年生の久保が大健闘。特に山井の場合は、元木の後に続いて大きな声を出しながら腹筋に励んでおり、熱心さと、我慢強い一面が好印象だ。また、最後まで残った織山は210回を終えても余裕そう。「毎日やってて、腹筋は。(いつもは)100のセットを4回くらいやってるから……」と、ストイックな私生活に言及した。6分23秒頃、なぜ久保は洗濯バサミを持っているのか……と思って見ていると、2回戦が「洗濯バサミ王」だと判明(先走りでネタバレ)。こちらも頑張り屋の山井が奮闘し、次の「料理王」では安嶋の間違い発言「キャッシュ」にメンバーから総ツッコミが入る一幕も。

 後半は、万歩計とヘアバンドを使った「ヘッドバンキング王」や、「風船早割り王」で熱戦を繰り広げた少年忍者。すべての戦いを通して山井の一生懸命さが存分に伝わり、ついつい応援したくなってしまったのは、筆者だけではないはずだ。そして、エンディングは、少年忍者の動画で恒例となっている元木の一発ギャグコーナー(3ヶ月ぶり)に移るも、ある意味で“持ってる”オチがついてしまい、「スゴいよ、敵わないわ!」(織山)と感服。

 今回のようにステイホームでも対戦可能なさまざまな勝負を考え、おそらく人数分の小道具を準備した「Jr.チャンネル」スタッフの労力は計り知れない。ちなみに、この動画は通常の午後8時よりも1時間早くアップされ、ファンから驚きの反応が相次いだ。実は当日、8時よりKAT-TUN・関ジャニ∞・Sexy Zoneが出演する『Johnny's World Happy LIVE with YOU』の配信があったため、「オンライン配信と被らないように配慮してくれたんですね!」「『Happy LIVE』への配慮、ありがとうございます!」と、スタッフの気遣いに感激の声が多く上がっていた。再生回数は19日時点で15万台。

 13日の動画は「美 少年【トマトは好き?】リモートでも盛上りのボードゲーム」(再生回数は19日時点で22万台)。今回は、浮所飛貴が進行役を務め、リモート収録でボードゲームに挑戦。「僕もですね、これテレビで見て。KinKi Kidsさんがやってたんですけれども。いいなと思って提案させていただいたゲームで。僕も実はちょっとやったことがなくて。今回、初挑戦なんでちょっとみんなと同じ気持ちで」(浮所)と話し、「トマトマト」のカードを取り出した。これは「トマト」「ト」「マト」「マ」「ポテト」の5種類のカードを使うゲームで、「簡単なルール説明をしますと、早口言葉でこれを言うんです。もし噛んだり、ゆっくりやったり、言い間違えたらアウトです。噛まずに『トマトト、マト』とか、似てるやつを噛まずに言えるか」と、メンバーに向けて解説。手順を把握した上で、トマトマトがスタートした。

 1回戦は「トマト ト マト マト マ」が正しく言えなかった那須雄登がアウトに。回を重ねる中で、周囲が那須らに手厳しい一方、佐藤龍我には「大目に見ましょう」「ギリセーフにしとくか」など、基本的に“甘々ジャッジ”になる一幕もあった。美 少年は10回戦まで楽しんでいるものの、10文字前後で詰まっては次のターンに移るパターンが多いため、ずっと同じことの繰り返しでやや飽きてしまったのは、筆者だけだろうか。ちなみに、浮所が見たのはおそらくバラエティ『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系、3月7日放送回)だと思われる。こちらでは、15~20文字程度の長文になる場面もあり、「こんなにカードが並んで最後まで言えるの?」というドキドキ感を味わえたのだが……。美 少年バージョンは1回ずつがあっさり終わり、仕切り直して再開……と、単調な動画になった印象だ。

 とはいえ、コメント欄やSNSを見る限り、ファンからの感想は「トマトマト、難しくない? 美 少年スゴいよ!」「美Tubeのトマトマト、楽しかった!」と好意的な声が目立っている。一方、細かいポイントで気になったのは、金指一世が「ん? ううん」(12分7秒頃)とわずかに首を横に振るような仕草を見せている場面。ファンの間では「家族が部屋に入ってきちゃったのかな」との指摘が上がっていた。

 

 

TWICEミナが不安障害からグループへ復帰、メンバーの支え語る

TWICEのミナが、自身が精神的な不調による長期休養を乗り越えてグループの活動に復帰することができた背景には、メンバーによる支えがあったことを明かした。

 ミナは2019年7月、「ステージに立つことに対して極度の緊張や不安を感じる」という理由から活動を休止。ワールドツアーのアメリカ公演などは残された8人で行った。その後、段階的に活動を再開し、今年2月からは本格的にグループに戻っている。

 先日、無料公開されたYouTubeのドキュメンタリー『TWICE: Seize the Light』Ep.8で、ミナは、復帰を待ってくれているメンバーと会話を重ねることで回復し、ステージに戻ることができたと感謝の言葉を述べた。

<メンバーとはたくさんのことを話しました。そのおかげで少しずつ考えが変わり、回復していったんです。メンバーはどんなことがあっても一緒にいてくれると気づいたからです>
<すごく感謝しています。決心がつかなかったんです。ずっと会社と相談していました。どう復帰するのかと。戻りたかったけど、怖かったんです。悩んでいました。でも、メンバーの気持ちを聞いて、ようやく勇気が出てきました>

 TWICEのこなすスケジュールは過酷だ。活動範囲は世界にまたがっているうえ、アルバムやシングルのリリースペースも非常に早い。2018年末には、日本ツアーとアルバム製作が重なったことで追い込まれ、ネット番組でジョンヨンが<メンバーたちも、すごくすごく大変な思いをしている状況です。隣で力になってあげたいのに、力になってあげられないような気がして、申し訳ない気持ちになって。いつもファンの方々にも笑う姿だけを見せないといけないのに、辛い姿を隠しきることが出来なくて、申し訳ないです>と、涙を流したこともあった。

 しかし続く2019〜2020年も、彼女らに空白の時間はない。去年は韓国でミニアルバムを2枚、日本ではシングル2枚アルバム1枚をそれぞれリリースし、韓国・日本・タイ・フィリピン・シンガポール・アメリカなどをまわるワールドツアーを行った。

 今年もすでに韓国でミニアルバム1枚、日本でも7月8日にシングルをリリースする。コロナの影響がなければ東京ドームでコンサートを開く予定でもあった。

 心身ともに疲れ果ててもおかしくない過剰なスケジュールのなか、助けとなるのがメンバーの言葉であるという。『TWICE: Seize the Light』では、ミナ以外もメンバーによる支えに感謝の気持ちを語っている。

<メンバーが多いのはいいことです。前に進む力をくれます。誰かが『疲れた』とか、『もうイヤ』と言ったとします。誰にも起こり得ることです。その時、別の誰かが『うまくできてよかった』『たくさんの人の心をつかんだね』『もっとやれるよ』と言うんです。メンバーはいるおかげで『また頑張ろう』と奮起できる。そこがグループであることの利点です>(ジョンヨン)
<メンバーとは同じ状況にいるから気持ちを分かり合えるんです。なんでも一緒にやるので、私が疲れていれば誰よりも私の気持ちを分かってくれます>(サナ)

 ナヨンは<9人で一緒にいることは、私たちの夢でした>という言葉で、ミナも揃って活動できている現在の心境を表現している。TWICEはお互いが支え合うことでさまざまな局面を乗り切ってきたグループだからこそ、9人揃っていることに深い意味がある。彼女たちの言葉からはこれまで積み重ねてきたものの重みが伝わってくる。

 もちろん、精神論や仲間との絆で、無茶な状況を乗り越えることを美談にするのは違う。彼女たちの労働環境は事務所側が責任を持って整えるべきだし、メンタルも含めたケア、休息の時間も必要であることは間違いない。

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メルカリで購入前に「写真検索」をすべき理由――買って後悔した、「トッズ」のバッグをめぐる戦い(前編)

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 田舎者あるある。「買い物のほとんどが通販なのでよく失敗する」。

 そう、私はまさにコレ。しかも、「あはー、2,000円失敗しちゃったあ☆」ならまだあきらめもつきますが、私の場合、「あはー、40万円失敗しちゃったあ☆」なので、頭を抱えてうずくまるしかありません。読者の皆様に誤解を招かないようにお伝えしたいのですが、私はなにも「高額で買ったものをフリマアプリで半額で売る神様」になりたいわけじゃないんですよ。毎回、血反吐を吐きながら「こんちくしょー! カードの引き落としにお金が足りないから、半額でもいいから返してくれェ!」と投げ売りしているのです。そんな私なので、通販した商品がすぐに手元に届かず、20日も30日も待たされるようだと、その商品の形、重さ、大きさ、ほかの人のレビューなどをネットで繰り返し調べて、このギャンブルの勝敗を占うようになります。

 ついこの間、海外ファッション通販サイト・バイマで、トッズの「Dスタイリングバッグ」を購入しましたが(第11回参照)、商品はイタリアから輸入されるとのことで、到着するまで結構待つことになりました。その間、私は「トッズ」のDスタイリングバッグについて調べまくっていたのですが……。調査の結果、どうも私の購入した「スモール」というサイズは、サイズ展開の中では中くらいの位置。どちらかというと大きめだということがわかりました。その瞬間、騒然となったのは千葉N子の脳内デスク。

部長「おい、キミ! サイズ感はちゃんと確かめたのかね!?」

部下「は! スモールと書いてあったので、小さいものとばかり……」

部長「ばかもん! 私は、『モテる女はカバンが小さい』というコラムを読んで、小さいバッグを買いたまえとキミにお願いしたんじゃないか! 至急、サイズ感を調べなおしたまえッ!」

 もう部長はカンカンです(部下も私だけど)。トッズのDスタイリングは、「マイクロ」「ミニ」「スモール」「ミディアム」とサイズ展開されており、スモールは幅33cm、高さ19cm、マチ15cm。ミニは長さ28cm、マチ13cmくらいで、どう考えても、私が欲しかったサイズ感はミニ。私が読んだ「小さなバッグがモテる」の記事で紹介されていたバッグも、みんな25cm前後でした。……最悪だ。

 脳内で部長と部下が揉めに揉め、頭が白髪だらけになりそうなほど悩み、私はバイヤーさんに連絡をしてみることにしました。

「あの……私、スモールとミニのサイズ感を間違えていたみたいで……スモールの33cmというのはちょっと大きすぎると思うのです。あんしんプラスに入っているのですが、キャンセルは可能でしょうか?」

 バイマには「あんしんプラス」というオプションがあり、商品代金の1.47%を支払うことで、商品に初期不良があった際に交換品を手配してもらえる“初期不良補償制度”や、本物か怪しい時に無料で鑑定してもらえる“本物保証制度”など、いくつかのサービスがつきます。そのなかに、“返品保証制度”というものもあり、届いた商品のイメージが違い、もし気に入らなかった場合は、商品代金がポイントという形で付与されるようになっていると聞いていたのです。

 しかし、バイヤーさんからの答えは以下のモノでした。

「申し訳ないのですが、こちらのバッグは返品交換の対象商品ではありません。まだ商品がイタリアにあればキャンセル手続きができたのですが、すでに日本の税関手続きをしている途中です。ただ、イタリアへの返送料等をお支払していただければ、キャンセル手続きも可能です。その場合は2万3,000円になります」

 もともとバイマは一度購入するとキャンセルができないようになっているので、出品者さんは本当に優しい方でした。すべては己のせい……。そう、よく考えもせずに「スモールだから小さいんだい!」と思って購入した私が悪いのです。私は悩んだ末、やっぱり大きいバッグは使わないだろうな……と思い、2万3,000円を払うことにしました。

 くそお……(自分のせいだけど)2万3,000円も失ったからには、取り返してやるうううう! 私の中のギャンブラーの血が「このままじゃすまされねえ……」と騒ぎ始めました。2万3,000円をなんとかして取り戻したい。そうだ! フリマアプリで2万3,000円分お得に買い物すればいいんだ!

 すぐに私はフリマアプリを開き、「トッズ D バッグ」で検索をかけ始めました。おお、あるある。可愛いバッグがいっぱいあるじゃない! いつものように高いもの順で見ていくと、「トッズ 銀座三越」と書かれたバッグを発見しました。19万で購入後、数回使っただけのお品。お値段7万2,000円也。

 これを買えば、2万3,000円を足しても、9万5,000円。わははは、10万円の儲けなり!! 私はまたしてもあまりよく考えずにポチりました。16万円のローンがなくなったことにより、気持ちがめちゃくちゃ大きくなっていたのです。

 しかし、購入し、「はー、買ってやったぜ!」と思った後でした。ふと、「写真から似た商品を探す」という項目が目に入りました。ん……? なんだこれ?

 メルカリには「写真から似た商品を探す」という機能があり、似ているものを画像検索してピックアップしてくれるらしいのです。興味本位でボタンを押してみると、画像が解析され、あっという間に私が購入したバッグと同じ形のトッズのバッグが出てきました。もう売れていましたが、そのお値段、2万7,000円……。え、2万7,000円……? ちょっと待って……、私。このバッグの相場ってこんなもんなの……?

 急に不安になり、そのバッグと同じ形のバッグをネットで探し回ると、かなり昔のバッグだったことが判明。ほかのサイトでも3万円前後で売られていました……なんてこったい。でも、いいよね……? このバッグの色味と雰囲気が気に入ったんだし。私のバッグはきっときれいさ……。

 私はそうやって自分を納得させたのですが、このトッズのバッグをめぐる事件はまだまだ始まりにすぎなかったのです……。

 次回に続く。

高齢者住宅で女たちの大ゲンカ勃発! “ボスババ”と義母が取っ組み合い、仲良しグループ終焉のワケ

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。前回は、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)への入居をきっかけに起こった、“老妻の反乱”を紹介した。

(前回:「怒鳴られても言い返さない」貞淑な妻の反乱

 井波千明さん(仮名・55)の義父、勇三さん(仮名・88)は認知症が進行し、義母の茂子さん(仮名・86)は初期の認知症に加え、硬膜下血腫の手術も受けた。二人暮らしを続けるのが難しくなったことから、井波さんの家から近いサ高住に入居した。しかし、同じ部屋に入るどころか、同じ階の別室に入るのもイヤだという茂子さんの頑強な抵抗により、二人は別の階で暮らしている。

天敵「ボスババ」と取っ組み合いの大ゲンカ

 ところが、入居してからちょっとした“事件”が起こった。

 入居してまもなく、井波さんがサ高住の茂子さんの部屋を訪ねたところ、友達が遊びに来ていたことがあった。井波さんは「もうお友達ができたんだ」と喜んでいたという。

 このサ高住では、食事のときの座席が決められていて、毎日同じグループで話をしながら食事をしている。茂子さんはそのグループで仲良しの友達ができたようだった。

「それが義母に話を聞くと、グループにボス的な女性がいるらしくて、食事が配膳されると、いつも目配せして食事を友達から奪うというんです。義母はその行為が許せなかったようで、文句を言ったことからケンカがはじまり、スタッフから私に連絡が来るほどの関係になってしまいました。解決策として、スタッフが席替えをしようかと義母に相談したところ、義母は『私が悪いわけではないので、席は替わらない』と譲らなかったそうです。相手も同じようなことを言ったので、『じゃあ、今度ケンカしたら席替えしますよ』と警告されたのに、それでもまた取っ組み合いに近いケンカをしてしまったんです」

 とうとう、茂子さんと“ボスババ”は、二人ともグループ席から離れた一人席にされてしまった。

 そんな事件があった後に、井波さんは娘を連れて茂子さんのもとを訪ねた。井波さんの娘には障害がある。すると、ボスババは井波さんの娘を指差して、「これがあの人の孫よ」と周りの入居者たちに陰口を言ったというのだ。

「スタッフも『井波さんのお母さんが悪くないのは私たちもわかっています。相手の方が、これまでも何度も問題を起こしている、癖のある方なんです』と言っていました。その通り、ボスババはあきれるほど人間的に欠陥のある人のようです。そんな人に真っ向からケンカを挑む義母って……」

 意外だった。井波さんはこれまで茂子さんのことをシャイで控えめな女性だと思っていたが、実は正義感に燃えた熱い人だったんだと見直した。

 それでも、茂子さんに嫌な思いをさせまいと、それからは茂子さんのいるフロアには娘を連れて行かないようにしている。「老人集団って、小さな子どもの社会みたいですね」とため息をつく。

 ちなみに、このサ高住を選ぶ決め手となったのは、庭に野菜や花を育てるスペースがあったことだった。井波さん夫婦は、義父母が部屋に閉じこもることなく、この園芸スペースで少しでも活動的に過ごしてもらいたいと考えたのだ。

 しかしその園芸スペースでも、茂子さんの“天敵”ボスババがよく活動しているため、茂子さんは決して近づこうとはしない。「こんなはずじゃなかった」と井波さんは苦笑する。

 それまで何十年も、一切口答えすることなく夫に仕えてきた茂子さんは、終の棲家となるサ高住に入居してはじめて夫を断固拒否し、ボスババに対しても決して妥協しようとしなかった。

 「小さな子どもの社会のようだ」と井波さんは感想をもらしたが、茂子さんは、“長いものには巻かれろ”といった、いわゆる大人の対応をすることを一切拒否したといえる。

 茂子さんは、人生の最後くらい「イヤなものはイヤ」と自己主張しようと思ったのだろうか。それとも、認知症によって、茂子さんの本来の姿が明らかになったのか。

 井波さんにも本当のところはわからないというが、茂子さんの武勇伝はなんとも痛快だった。そのように生きられるなら、人生が楽になるだろうとうらやましく思う人は多いのではないだろうか。

 それにしても、終の棲家でも女どうしの人間関係に悩まされるとは……。そんなボスがいるのなら、イヤな夫の方がまだマシかも?

四代目山口組組長射殺事件の“ヒットマン”からの手紙――元獄妻が語る、「人殺し」ヤクザの心情

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

75歳になったヒットマン

 話題の『竹中四代目暗殺事件のヒットマン・長野修一~獄中書簡356通全公開~』(木村勝美著、かや書房)がようやく届いたので、読んでみました。

 2002年からの、長野さんの手紙をまとめたものだそうです。長野さんは、1985年1月に起こった四代目山口組・竹中正久組長の射殺事件のヒットマンで、無期懲役の判決を受けて今も熊本刑務所(不良的には「クマケイ」)に服役しています。マスコミ嫌いだったそうですが、著者の木村さんから「自分も80歳になり、体力のあるうちに取材したい」という手紙を受け取り、ご自身も75歳ということで心が動いたのだそうです。

 竹中組を率いていた竹中組長が四代目に襲名した「山口組」と、それに不満を持った山広組・山本広組長らが山口組を脱退して立ち上げた「一和会」との抗争である「山一抗争」(1984〜89年)については、お聞きになったことのある方も多いと思います。四代目の射殺で、山一抗争は一気に火がついてしまい、双方に多くの死傷者を出すことになります。

 長野さんは94年にクマケイで竹中組の関係者から暴行を受けていて、これは私も聞いたことがありました。当時は長野さんとは存じませんでしたが、この件について長野さんは「これは褒めてやりたい。私も立場が逆なら同じことをしてます」と書いていて、さすがという感じでした。すでに仮釈放へ向けた面接も受けておられるそうで、ひとまず安心です。

 実は、この本は、最初はあまり読む気がありませんでした。だいたい懲役(受刑者)の手紙なんて、大半は食事の不満とか、観桜会(お花見)や運動会のお菓子がショボくなったこととかだし、そもそも何を言いたいのかよくわからないことも多いです。あとは事件の言い訳ですね。ちなみにどの手紙も、上手かどうかは別にして、字は罫に沿ってきちんと書かれています。「汚い字だと刑務官に突き返されるから」だそうですが、真偽は不明です。

 でも、本を読み始めて、まず読みやすさに驚きました。山口組の事件や分裂騒動についても本音を淡々とつづっていて、とても興味深かったです。そして、著者や関係者からの差し入れに感謝しながらも、次からは無用と固辞しているのもさすがです。やはり獄中では尊敬されているのでしょう。敵の親分のタマ(生命)をきっちりトって(殺して)いますから、「ええ仕事をした人」といわれているのだと思います。

 獄中ではみんなセコくなりますし、差し入れは1円でも多いほうが存在感を示せるので、断る人はなかなかいないですよ。

ヒットマンになるヤクザの心情

「射殺犯には、どこか命令に背けない中年男の哀愁を感じる。展望もないのに、なぜやったのか」

 作家の正延哲士さんは、竹中組長射殺事件の公判を傍聴した際に、朝日新聞の取材にこう明かしています(1985年5月25日付)。長野さんも、この正延さんが傍聴された裁判の被告人の一人でした。正延さんは『最後の博徒――波谷守之の半生』(幻冬舎アウトロー文庫、現在は絶版)など、レジェンド的なヤクザや冤罪事件を取材していて、不良の間では有名な作家さんです。

 中年男の哀愁――なかなか味わい深いお言葉です。以前も書かせていただいていますが、ヤクザが全員「人殺し」というわけではないです。大半は子どもの頃から居場所がなく、成り行きで行き着いた場所がヤクザ組織だっただけです。そこから組織のために懲役に行くか、死ぬか、あるいは成り上がれるかは運次第なんですね。

 ヒットマンになりたくてヤクザになる人なんか、いません。たまたまヒットマンになるタイミングが回ってきちゃっただけなんですよ。そして指名されたら、もうノーとは言えないのです。長野さんは、書簡で「私は、この事件後、いろいろと考えてみても、何かあの当時起きたことが、諸々と1本の細い糸で結ばれているような気がしてならんのです」と回想されています。本当にいろんなことが重なって「事件」になったのでしょう。切なさしかありません。

西川きよしは、なぜこれほどまで面白いのか? 千鳥、中川家、テンダラー、藤井隆らとの「団体芸」の妙

テレビ・芸能ウォッチャー界のはみ出し者、佃野デボラが「下から目線」であらゆる「人」「もの」「こと」をホメゴロシます。

【今回のホメゴロシ!】伝説の漫才師が変容の末にたどり着いた境地……西川きよしの“見守られ芸”

 ここ数年、西川きよしから目が離せない。レギュラー番組『ごごナマ・おいしい金曜日』(NHK総合)は特に要注意物件で、「おじいちゃんが家でテレビを見ながらつぶやく感想」となんら変わらぬ素直すぎる発言が5発中4発、逆に、予想の斜め上をいく放送事故寸前のアッパーな言動が5発中1発というロシアンルーレットばりのスリルがあり、「何をしでかすか見張っていないとまずい」という意味で目が離せない。

 特筆すべきは同番組でトークゲストを招く回。きよしのはりきりスイッチが入り、テンションゲージが最高位までいってしまうので、ロシアンルーレットの「当たり」が出やすい。人気俳優を招いた回で驚異的な枚数のFAXが届けば「確定申告じゃないですか」、オーディションに4回落ちたエピソードを話せば「自動車学校でもそんなに落ちませんよ」といった亜空間ボケを披露したり、ゲストが子育てエピソードを話せば「子どもって、そういうところありますよねえ」となぜか子どものいない近田雄一アナウンサー(2020年3月までMC)に振ってデリケートな問題に抵触し、メインMCのテンダラー・浜本広晃に「(近田アナには)子どもいませんて」と小声でいなされたりなど、いろいろ大変だ。

 伝説の漫才師「横山やすし・西川きよし」として一時代を築き、吉本興業所属の芸人としては(桑原和男など新喜劇俳優を除き)笑福亭仁鶴に次いで2番目に古参となる西川きよし。昭和の時代には数々の大人気バラエティ番組でメインMCを張り、関西での抜群の知名度を武器に参議院議員を3期務め、名声を欲しいままにしてきた。「破天荒な相方に苦労させられた努力の人」期に始まり、「ヘレンおおきに」「息子(次男)がロックやってますねん」「娘が結婚して離婚しましてん」「息子(長男)が新喜劇に入りましてん」を包括する「“浪速のロイヤルファミリー”の長」期を経て、ここ7〜8年で一気に「ハラハラ見守られるおじいちゃん」期へと変容していったのが興味深い。

 「全盛期の切れ味は見る影もない」という状態になっても出演番組がなくならない。このレアケースは、長年第一線で活躍し、ドル箱として貢献してきた「やすきよ」のきよしに対する吉本興業からの「特別年金制度」のようなものかもしれない。また、どれだけ下の後輩にも自分から楽屋へ挨拶しにいき、番組内でイジられても「今日は面白くしてくれてありがとう」と礼を言うことを忘れないという、バカ真面目で奇矯なほどに寛容な人となりと、大ベテランなのに「(ヘレンが許す範囲で)イジってくれてOK」の空気を作り出したことも多分に影響しているのだろう。

 大阪のローカル番組や舞台できよしと長らく共演を重ね、親近感の強い中川家や千鳥などの後輩がこすり倒す「西川きよしのすべらない話」の効果も大きい。『秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ)でCM明けにクレーンカメラが回ってきたら、きよしが「大阪最高!」とコールする段取りだったのに、直前まで隣席の千鳥にきよしが漏らしていた問わず語り「緊張するわ〜」に引っ張られ、CM明けコールが「緊張するわ〜」になってしまった話(千鳥・ノブ談)や、営業先で一緒になった際「久しぶりやなあ、元気?」と声をかけてきたきよしが、2時間後には先ほどの挨拶を忘れ、再び「元気やった?」と目ん玉ひん剥きながらガッツポーズで言ってきた話(中川家・礼二談)、空港できよしと鉢合わせた際、手に野菜ジュースを持っていることを忘れて話に夢中になりロビーの床に全部こぼしていた話(中川家・剛談)、そのエピソードトークを気に入ったきよしがバラエティ番組本番中、剛に対し「ほらお兄ちゃん、あの、空港で僕がジュース全部こぼした話して」と、あらすじとオチを全部言うかたちでのムチャ振りをしてきた話(中川家・礼二談)など、きよしのド天然エピソードは枚挙にいとまがない。そして、この熟達した「イジり手」「語り部」たちがテレビ界における現在のきよしの命綱となっていることは間違いない。

 話をきよしのレギュラー番組『ごごナマ・おいしい金曜日』に戻すが、この番組の歴代MCたちの「猛獣使い」ぶりにも目を見張る。19年3月までMCを務めていた藤井隆の、大御所であるきよしに最大限の敬意を払いつつも、きよしがトークにおける“徘徊”を始めれば「はい、おじいちゃんそっちじゃないですよ。こっちね」ときっちり軌道修正する手腕には唸ったものだ。19年4月のリニューアルからレギュラーとなった浜本は、藤井とはまた毛色の違う「猛獣使い」だが、こちらはあくまでも「芸人 対 芸人」のスタンスを貫きつつ、きよしの天然ボケを拾いツッコむ自然さと取捨選択の妙(拾えばケガする場合は大胆にスルー)が目を引く。また、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言以降、2カ月の間リモート出演となったきよしに、番組冒頭で「今週はお家でどのように過ごしましたか?」とスタジオからヒアリングし「塗り絵をしたり、パズルをしたり、本を3冊読んだりしました」「ラジオ体操を毎日しています。25日間かけてやっと間違えずにできるようになりました」などというきよしの答えに笑顔でうなずく岩槻里子アナウンサーなどは、もうベテランヘルパーさんの風情である。

 現在の西川きよしと彼を取り巻く状況はある意味、超高齢化社会の理想的なロールモデルと言えるのかもしれない。「お年寄りに優しく」などという歯の浮く金看板ではなく、年少者が年配者に敬意を払いつつも、決して腫れ物扱いせず、現役としてできるサポートをしながら自然なかたちで彼らの居場所を作る。年配者の側も、現役時代と形は違えど「今できるスタイルでの社会参加」を果たし、年配者と年少者が快適に共存できるシステムを……って、何をこの連載で真面目に語り出してるんだおい。まあ、とにかく西川きよしを含む「団体芸」は面白いということだ。今後もハラハラ見守りながら注目していきたい。

「主食はグミとポテトチップス」「キャビアを1瓶食べる」“偏食”を告白し衝撃を与えた芸能人

俳優・山崎賢人主演の映画『キングダム』(2019年公開)が、5月29日に『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で地上波初放送された。平均世帯視聴率は16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、大きな反響を呼んだ。

 脇を固める豪華俳優陣にも注目が集まる中、主人公に立ちはだかる敵・成蟜役を演じた俳優の本郷奏多は「ビジュアルがハマりすぎ!」と、ネット上で話題に。そんな本郷は、芸能界屈指の“偏食家”としても知られている。

「16年9月22日放送の『櫻井・有吉 THE夜会』(TBS系)に出演した本郷は、『食事っていうのは異物を体内に取り入れる行為』『何も食べないで生きていられるなら、それがベスト』と持論を繰り出し、出演者をあぜんとさせました。さらに、潔癖症でもあるため、食材を手で混ぜたハンバーグが一番苦手だとも明かしています。ちなみに、本郷の主食はグミとポテトチップスだそうです」(芸能ライター)

 本郷の偏食や潔癖ぶりに、ネット上では「痩せてるから食が細いイメージはあったけど、これはさすがに異常……」「俳優なんだから、健康管理はしっかりしたほうがいい。周りに迷惑かけたらどうすんだろ」「これが本当なら、さすがに体調が心配になる」と驚きの声が続出していた。

「モデルの森泉は、13年6月17日放送の『私の何がイケないの?』(TBS系)に出演し、セレブ全開な偏食ぶりを明かしています。なんでも、幼少期からキャビアを瓶ごと食べていたといい、『私のキャビアは30グラムで9万8,000円もするの』と“ドヤ顔”で自慢。しかし、番組に出演していた医師は『魚卵の過剰摂取は尿酸値が上がり痛風になる可能性があります』と警告し、心理カウンセラーも森の食生活を見て『かなりストレスが溜まっている』と指摘していました」(同)

 ネット上では、「なんのアピールか知らないけど、本当のお嬢様ならバランスの取れた食事をしてると思う」「キャラクターだとしてもやりすぎ。セレブ自慢が裏目に出てる」「痛風になったらどうするの? 後先考えないのかな?」と、ドン引きの声が上がっていた。

 6月18日からNetflixにて配信されたアニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』で声優を務めた女優の志田未来も、その偏食ぶりが話題に。09年1月9日放送の『VVV6』(フジテレビ系)に出演した際、グルメを扱うバラエティ番組だったにもかかわらず、「食べられない」を連発していたのだ。

「当時15歳だった志田は、ロケ先のラーメン店でチャーシューやきくらげ、メンマなどを小皿によけて『食べられないんですよ』と言い、共演者を驚かせていました。その後、別の店に行っても『白い長いネギはダメなんですよ』『ちょっとアサリ、ダメですね。貝全般ダメです』と、苦手な食べ物が続々と飛び出したんです。番組では事前にアンケートを行っていて、志田はほかにも『天丼、お好み焼き、グラタン、焼肉、しゃぶしゃぶ、コロッケ、パフェ』が苦手だと申告しています」(同)

 放送当時、ネット上では「これって、ただわがままなだけでは?」「こういう人と一緒に食事するのは苦痛だろうな……」「面倒な人だね。芸能人だから通用するけど、普通にあり得ない」といった厳しい声が。一方で、「このくらいの年齢なら親が悪いね。ちょっとかわいそう」「食事の管理ができてない家庭が問題でしょ」と、志田に同情する意見もあった。

 キャラクターとして面白おかしく取り上げられ、注目を集めることはできても、体を壊してしまっては元も子もない。健康のことも考えて、偏りのない食生活を心掛けてほしいものだ。

「今と比べると別人」「髪形がまったくイケてない」“卒業アルバム”の写真で世間を驚かせた芸能人

6月4日、俳優の河相我聞が自身のブログを更新。押し入れの掃除中に小学校の“卒業アルバム”を発見したといい、「もう私の黒歴史と言っても過言ではありません」と振り返った。「学校生活に馴染めなくて不登校でした」という河相は、「いい社会人になりたいです」と書かれた作文の一部を公開し、「これは間違いなく間違いなく思っていなかった」とツッコミ。「久しぶりに自分の闇を見た気がする」と自虐気味につづっていた。

「河相は自ら公開した形でしたが、芸能人の“卒アル”流出は頻繁に起きており、その都度ネット上で話題になります。中でも有名なのが、菜々緒だとされている中学卒業アルバムの写真。中学生らしいあどけなさが残る一方で、ネット上では『今と比べると別人じゃない!?』『これ本当に菜々緒!? イメージが違いすぎる』などと驚かれることに。菜々緒はドラマや映画で“悪女”を演じることが多いため、そのギャップに衝撃を受けていたようです」(芸能ライター)

 また、俳優の速水もこみちは中学・高校の卒アルがネット上に流出し、“黒歴史”だと話題になった。

「02年に俳優デビューした速水は、05年放送のドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)で大ブレーク。同作で“ヤンキー”を演じていた速水ですが、その面影が感じられる卒アルに、ネット上では失笑が起こりました。中学時代のものだと言われている卒アルは、長めの髪の毛を四方八方にツンツンと立たせた、不思議なヘアスタイルで写っています。高校時代のものだと言われている卒アル写真も、茶髪のロングヘアーで“チャラ男”の雰囲気を醸し出していましたね」(同)

 若き日のもこみちに対し、ネット上では「ツンツンスタイルがまったくイケてない……まさに黒歴史」「この奇妙な髪形は何? センスが独特で笑っちゃうんだけど」「学生時代からチャラいし遊び人っぽい」といったマイナス意見が。一方で、「すでに芸能人オーラがある」「髪形はアレだけど、顔はイケメン」と驚く声もあった。

 自ら卒アルを「黒歴史」だと公言し、流出を恐れるイケメン若手俳優も……。 

「来年放送予定のNHK大河ドラマ『青天を衝け』で主演を務める、俳優の吉沢亮です。19年7月にウェブサイト『モデルプレス』の独占インタビューに応じ、高校の卒アルが“黒歴史”だと明かしていたんです。なんでも、高校の文化祭で女装をしたらしく、その姿が卒アルに掲載されているとか。しかし、転校したため手元にアルバムがないらしく、吉沢は『あの写真が出てこないことを願う(笑)』と流出しないよう懇願していました」(同)

 吉沢のカミングアウトに、ネット上では「流出する前に黒歴史を告白するとか好感持てる(笑)」「本人には申し訳ないけど、ぜひ流出してほしい。吉沢亮の女装見たすぎる!」「女装写真を卒アルに収めた人、ナイス!」といった称賛の声が上がっていた。

 どこからともなく“黒歴史”を暴露される前に、自ら申告しておいたほうが、傷は浅く済むかもしれない。