ヒュー・ジャックマン主演の大ヒットミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』DVDプレゼント

 新型コロナウイルスの感染拡大防止措置に伴う休校、テレワーク、外出自粛により、自宅で過ごす時間が増えた方も多いのではないでしょうか。今回は、2018年に公開されたヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』のDVDを3名の方にプレゼントいたします!

 舞台は19世紀半ばのアメリカ。主人公のP.T.バーナム(ヒュージャックマン)は、妻と二人の娘を幸せにしようと、唯一無二の個性を持つ人たちを集めてショーを開き、大盛況を収める。しかし、その型破りな内容には反対派もいた。次々と仲間を得たバーナムは、一流のプロモーターとして世間から認められようと奔走するが、“成功”に取り憑かれていき人生を踏み外していく――。

 12年公開の『レ・ミゼラブル』で美声を響かせたヒュー・ジャックマンが、『ラ・ラ・ランド』のオスカー受賞ソングライターチームとタッグを組んだこの作品。日本でも興行収入50億円を突破、350万人以上を動員する大ヒットを記録。世界規模で大興奮の渦を巻き起こしました。
 
 見どころは言うまでもなく、圧巻のミュージカルシーン! 『ゴールデン・グローブ賞2018』で最優秀歌曲賞(Best Original Song)を受賞した主題歌「This Is Me」をはじめ、迫力の歌唱シーンや華麗なダンスシーンが盛りだくさん! ヒューマンドラマとパフォーマンスが見事に融合した作品です。こんなときだからこそ、エンターテイメントの力に元気をもらえるはず。みなさん、ぜひ奮ってご応募ください! 

※4月20日正午〆

長澤まさみ×東出昌大のドタバタコメディー! 映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』鑑賞券プレゼントの画像2

嵐マネージャーの徹底的な気遣いが凄すぎる! TOKIOマネは「ひたすら存在を消す」

 新型コロナウイルス感染拡大を少しでも食い止めるべく、芸能界も活動自粛やリモートワークを進める毎日。そんな中でも笑顔を届けようと、新たにYouTubeなどで動画配信を始めるタレントさんも大勢いますが、特にジャニーズ事務所のライブ配信は画期的だったのではないでしょうか。今回は、黒子に徹してジャニーズタレントを支える、マネージャーさんたちの裏話をアツがお届け!

自粛の中、スクープ狙い動く週刊誌記者
 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 ついに東京はじめ七都府県に緊急事態宣言が発令され、このところテレビを見ていてもニュースや情報番組、ワイドショーやバラエティー番組でも出演者の人数が激減し席も離れていて、別室からのリモート出演ということも増えていて、「大変なことが起きている」ことを実感する毎日。街中も閑散としていて、家の窓から外を見ているとウーバーイーツの自転車が走り回っているしね。

 アツも"いつメン"たちとは会えず、もっぱら長電話でぺちゃくちゃ。だけど「今日はマスクを5枚も作っちゃった。"アベノマスク"みたいに小さくないやつよ」とか「3時のヒロインの"海外ドラマあるある"じゃないけど、ずっと見たかった海外ドラマを一気見した」だとか、みんなそれぞれ在宅勤務をそれなりに謳歌している様子で何よりよ。

 スクープ狙いの週刊誌の編集部も「長時間の待機禁止令」が出ているらしく、行動に規制はあるものの「でも締切りは容赦なく迫ってくるから何らかのネタは取ってこなくちゃならない。朝から晩まで電話したり、あっちこっちと連絡を取り合ってるよ。不完全燃焼のまま記事にするわけにはいかないから、裏取りに手間がかかってる」そう。

 記者はまだいいとしてカメラマンは"写真"がないと話にならないから「自分の食料や生活必需品の買い出しもあるから、芸能人行きつけのスーパーによく行ってるよ。別に張り込みってわけじゃないけど様子見で。ネットで買う人も多いだろうけど、仕事帰りや日中にフラリとスーパーに立ち寄る芸能人も多いから。車で高級スーパーをサクッと2~3軒回って帰ってくる感じかな。ま、警戒しているからか、なかなか出会えないんだけどね」と言いつつも、定期的な"スーパー偵察"は続行している模様。

 ドラマやバラエティーの収録も見合わせる場合も多くなってきて、日頃は忙しい芸能人の方々も急にぽっかり時間が空くことも。皆さん口々に「家にいる」と言うんだけど、凄腕スクープ班の目はいつも以上に光っているみたい。外出がままならないため、ピンポイントで追っているそうなの。

 「俺たちが手をこまねいている間、不倫中のカップルは思う存分、密会しているようだけど……でも情報はちょくちょく入ってきてるから、油断してたら後でとんでもないことになると思うよ。この春一番となる話題のドラマ『日曜劇場「半沢直樹」』(TBS系)も初回オンエアが延期されたけど、雑誌も掲載が延期されただけで証拠はバッチリ掴んでるし、倍返しの方向で発表するつもりだから」と鼻息荒く話していたから、ビクビクしているタレントさんがいるかも!?

嵐の現場マネージャーは…
 新型コロナウイルスの集団感染を防ぐ対策「三密」(密閉、密集、密接を避けること)はアツの周りもみんな実践しているんだけど、ホントこのご時世「人との距離のとり方」が難しいわよね。これはコロナ騒動が起きる前からの課題だったんだけど、取材の合間、よくマネージャーさんたちとそんな話をしていたの。マネージャーさんたちは「担当タレントとの最適な距離感とはどんなものか?」を常に考えているそう。

 アツがよく見かけるのはやっぱりジャニーズ事務所のスタッフなんだけど、まずほとんどが男性なのね。そして彼らの私服はご存じのようにどんな時も黒スーツ。夏でも、山奥のロケであろうと基本はビジッと黒スーツを着こなしていて、もちろん黒の革靴ね。チーフマネージャーと現場マネージャーでは仕事が違うけど、現場マネージャーは送り迎えが第一のお仕事。タレントさんの仕事中は近くにいて、あれこれお世話をするんだけど、タレントさんによって接し方はまるで違ってくるの。

 今は退所してしまったあるタレントさんは、タバコの火をつけてもらったり、スタイリストさんじゃなくて、マネージャーさんに靴まで履かせて貰ったりで、お世話のしがいがあった人もいたけど、人によっては「自分のことは自分でやるから。何かあったら呼ぶから近くにいなくていい」と言う人もいて、その辺を見極めるのがなかなか難しいのよね。グループによってもマネージングは違ってくるものだし。

 先日の『嵐にしやがれ  春の2時間スペシャル』(日本テレビ系)で松本潤くんが「俺のマネージャーにはなりたくないなぁ」と話していて大爆笑しちゃったんだけど、嵐のように大忙しのグループは本当にマネージャーも大変よ。

 次から次へと仕事があるから、1つの仕事が終わる少し前になると現場マネージャーの5人はバタバタと移動の準備に入って、すぐに次の現場に行けるよう車で待機し始めるの。チーフが現場から車までアテンドして、1秒のロスもないスムーズな移動を決行していて見ていて気持ちがいいぐらい。

 メンバーを乗せての移動時間中は「少しでも休んで貰えるように」と無駄口の1つも叩かず黙々と運転に終始。嵐だってファンの皆さんには絶対にお見せできないようなフラフラな姿で満身創痍の時もあるし、声をかけるのもためらわれる時もあるんだけど、帰り際に必ず「お疲れ~」とスタッフに手を振ってくれる嵐には頭が下がる思いよ。

 そりゃたまには本人が言うように潤くんがマネージャーさんに注意する時もあるけど、それは次の仕事をスムーズに進めるための助言だったりするのよ。だって効率を考えた方がいいでしょう?  「常に1歩2歩、先のことを念頭に置いて行動しよう」という、仕事に対して全力でクソ真面目な潤くんらしい気遣いの一つなのよね。

TOKIO松岡がマネージャーに必ずしてあげること
 嵐に限らずTOKIOにーさんたちもそんな感じで、というか松岡昌宏くんなんかは熱血だから「これからどのグループのマネージャーに異動してもいいように、教えられることはきっちり教えとく」って言ってるもの。松兄ィは厳しいけど男気に溢れているから、異動が決まった自分のマネージャーには「TOKIOを担当していただけあってさすがだねと言われるように、しっかりやれよ」と励ましてブランド物のスーツや靴、靴下までつけての一式を自前で作ってプレゼントしてあげちゃう気前の良さ。「恥ずかしくない格好で異動させてやりたいじゃん」なんてサラッと言うのよ。凄すぎない?

  そんなTOKIOにーさんを担当するマネージャーさんたちは、ビシっとしていて誰もが律儀でね。例えば自分たちが水分補給をする時も、タレントには見えないところでコソッと瞬時に飲むのよ。つい「水ぐらいゆっくり飲みなさいよ~」なんて言ってしまうんだけど「いえ、担当タレントが仕事中ですから」とキッパリ。

 食事もね、どのグループのマネージャーさんもみんな、タレントさんが楽屋等で食べている時は外に出て待機しているの。「楽屋はタレントの控え室ですから台本を確認したり、休んだりする場所。基本的にマネージャーがいる場所ではありません」って。体育会系というか、規律正しすぎるわ!

 前述のようにジャニーズの場合はみんな男性マネージャーなんだけど、あるマネージャーさんは「(タレントとは)毎日一緒にいますし一番身近にはいますが、友達ではありませんしメンバーでもないですし。仕事仲間というと言い過ぎかもしれませんが、距離は近くても遠くてもダメだと思うんです」って言うのよね。毎日送り迎えはするけれど家にあがることもないし、一緒にご飯を食べに行ったりもなし。新人の頃はいい意味で「ひたすら存在を消す、無になることを心がけている」んですって。

 移動車の中で二人っきりになって、間が持たずに話しかけるなんて「もってのほか」だそう。「タレントさんが話しかけてきたら答えるけど、移動車の中では少しでもくつろいで貰いたいから無駄口など叩かず、無になっている」んだとか。

 そんなマネージャーさんたちが食事時間も取らずタレントさんのそばで黙々と仕事をしているのを見ていて、アツは「誰も怒らないからご飯だけ食べてきちゃえば。自分が倒れたら元も子もないのよ。その間はちゃんと見ているから」と声をかけることもしばしば。タレントさんにアツから「〇〇マネージャー、食事に行って貰うから。その間、何かあったらこっちに言ってよ」なんて言うと、みんな「はいよ、行ってこい」って言ってくれるしね。時にはアツも新人マネージャーの真似事をしてタバコやお茶をお持ちしつつ、なんてこともあるわ。長く担当記者をしているんだもの、たまには役立たなくっちゃね。

 そういえば取材の日に、あるタレントさんのお母様の誕生日だったから心ばかりのプレゼントを持って行ったことがあったの。取材の中でご両親の話になったりすることも多いしね。「今日は〇〇くんのお母様の誕生日だから」とマネージャーさんに何気に話したら「えっ、知らなかったぁ」と言ってたことがあって、「そっか、男同士だとそんな話は別にしないか」と思ったんだけど。

 タレントさんにもよるけど、10年以上、付いてくれているマネージャーさんの家を知らなかったなんて場合も。ある番組でロケに行った時「〇〇マネージャーの家の近くだね~」とタレントさんに話したら「えー、そうなの?」とびっくりされたりして、こっちがびっくりよ。

 でもこの「つかず離れずの関係」が一番いいのかも、大切なんだろうなと思っていた矢先に今回のような事態に陥って、改めて「人との距離感」について考えさせられている昨今です。アツはこれまでドラマに入ったら3カ月間ずっと密着したり、どんな僻地だろうとロケに同行したり、様々なバラエティー番組の収録にも入ったりで、亀梨和也くんや藤ヶ谷太輔くんなんかに「毎日毎日、友達や家族よりお前の顔を見てるんだけど。もうどうしてくれんだよ~」等とイヤがられ、「あらまそりゃ大変。可哀想にね。ごめーん」なんてやり取りを度々繰り返してきたんだけど、さてこれから一体どうなる事やら。感染拡大がどこまで広がるかもまだわからない状況で、いつ自粛が終わるかなんてわからないわよね。

 皆さんはどう人と距離をとっていますか?   親しき仲にも礼儀あり! アツもタレントさんとの距離をもう一度考えみなくちゃなと思う毎日です。程よい距離ってどんなものなのかしら?  暗いニュースだらけで不安が増すばかりだけど、おうち時間で出来ることをやってみるのもいいかも。しばらくの辛抱です。せめて少しでもいい時間に変えていきましょ、ね!

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「VERY」出産と女性へのメッセージを台無しにする、「ママになれた瞬間」企画の息苦しさ

 新型コロナウイルス一辺倒の世の中でも律儀に発行されるファッション誌。子育て中の女性をメインターゲットに置く「VERY」(光文社)も例外ではなく、発売されたばかりの5月号では、春のファッションをがっつり紹介しています。相変わらず広告量も多いのですが、目に留まったのはオンラインショップ「ロコンド」のページ。「子どもはもちろんママにとっても運動会は晴れ舞台!この日のためにいろいろ準備したい」との言葉に、端的に言って「怖い」と感じました。運動会は親のためにあるわけではない、のでは……?

<トピック>
◎吉川トリコさんにきく 令和のいま、女であること
◎私がママになれた、あの瞬間。
◎今月の“いい妻”みっこ

吉川トリコ氏、女性たちへ「今の自分を否定しないで」

 前置きが長くなってしまいましたが、今号の「VERY」では、ファッション企画よりも読み物ページが印象的です。

 「吉川トリコさんにきく 令和のいま、女であること」は、『マリー・アントワネットの日記』シリーズ(新潮社)の著者・吉川トリコ氏へのインタビュー。吉川氏は、Webマガジン「考える人」にて連載中のエッセイ「おんなのじかん」で、自らの不妊治療体験を明かしています。

 インタビューで吉川氏は、不妊治療がアンタッチャブルになっていること、毒親問題(マリー・アントワネットの母・マリアテレジアは娘への手紙に「妻たるもの夫に付き従え」「いつまでも可愛らしく愛される存在でいろ」と書いていた)に触れ、さらには、今もなお、この国には「子どもは早くたくさん産むのがよし」という風潮があると、とても的確に言及します。

「子どもを産むタイミングには、年齢や他の条件も関わってくるので、早いうちの情報収集をしておくに越したことはないと思います。でも、子どもが欲しいと思わない人も、欲しかったけれど授からなかった人も、今の自分を否定しないでほしい。この国は、表面だけ近代化しているように見せかけて、一皮剥いたら精神論やら家父長制やらでなんでも押し通そうとする『マジやばい後進国』なので、周囲からの価値観の押し付けにはどうか惑わされないでほしいです」

 「VERY」読者たちの中にも、「子どもは早くたくさん産むのがよし」の風潮に苦しめられた、あるいは今も苦しめられている人がいるかもしれません。妊娠や出産や育児にまつわる知識や情報は持っておくべきだと思いますが、実際にどうしたいのか、どうするのかは自分が決めればいい。それなのに、「子どもがいないなんてかわいそう」「少子化問題に貢献していない」などと勝手に後ろ指を指したがる人間も世の中にはいます。

 保守的な土地柄で育ったという吉川氏は、インタビューの最後、自身が10〜20代の頃は「このまま妊娠して結婚してもいいや」という少し投げやりな空気感があった(女は仕事でキャリアを積めないというあきらめによるもの)と振り返った後、「今、10代の女の子たちには、抜け出すチャンスがないなんて思わないで、と小説やエッセイを通して伝え続けたいと思います」と語ります。そのメッセージには心強いものを感じました。

 吉川氏のインタビューから数ページ進んだ先にある企画「私がママになれた、あの瞬間。」を見てみましょう。リードには、「出産した瞬間から『ママ』の肩書を授けられるのに、なかなか自分の気持ちがそれについていかない……。そんなギャップを感じている人は意外と多いようです。『ママ』になるってどういうこと?」との説明があり、実際に0~4歳の子を持つ読者たちの“ママになれた瞬間”エピソードが紹介されています。

 独身時代は面白いと思わなかった『はじめてのおつかい』(日本テレビ系)を見て毎回号泣、2歳娘からの「ママごはんおいしかったありがとう」に泣けた、自分が抱っこするとピタッと泣きやんだ、目に映る全ての子どもが可愛いと思える、一人時間に子ども服を買い漁った、などなど。

 登場するママたちのエピソードや気持ちを否定するつもりはありませんが、ただ、これらのエピソードって“ママになれたあの瞬間”という言葉でしか表現できないものなのでしょうか? 同じようなエピソードや気持ちを持つ“パパ”がいても、おかしくないのでは? という疑問も湧きます。

 筆者(5歳児の母)も出産後、感傷的になることはあったし、出産前と考え方が変化した部分もあるように思います。ただ、それらが “ママになれたあの瞬間”だったかというと、正直よくわかりません。そもそも“ママになれたあの瞬間”なるものが自分にあったのかどうかも、あやふやです。

 小児科で「お母さん」と呼ばれ、「ああやっぱそういうふうに呼ばれるんだ」と思ったことは覚えているけど、それは “ママになれたあの瞬間”というわけではないような……。子どもが不慮の事故で亡くなったニュースに悲しみを感じ、「もし自分の子だったら」と考えてゾッとするようになったけど、そのことを“パパ”になった男友達に話したらめちゃくちゃ共感されたから、“ママ”限定の話ではなさそう……。

 と、こんな具合です。産んだら育てるしかないですし、365日顔を合わせるので、我が子に対する“責任”や“愛着”はありますが……。

 3名の有識者たち(宋美玄氏、黒川伊保子氏、Lily氏)による、それぞれの見解も紹介されています。見出しの「産んだその日から、すぐにママになれるなんて幻想です!」という言葉に安心感を覚える読者もいるでしょう。しかし、3名の見解を読んでいくと、むしろ息苦しさを感じる人もいるのでは? と不安がよぎります。

 例えば、産婦人科医の宋氏は「一人で背負いこまず父親としっかり分担し、『母親』以外の自分の顔も大切にして、気楽に育児してくださいね。いつか『私もお母さんになったなあ』と思える日は必ず来ますので」と語ります。無論、一人で背負い込まず気楽に育児ができるのはいいことでしょう(それが可能な環境の人ばかりではありませんが)。しかし、「母親」の肩書に気持ちがついていけず苦悩している人にとっては、「必ず来ます」と言われても気が遠くなりそうな……? 

 大前提として、「『私もお母さんになったなあ』と思える日」、すなわち“ママになれた、あの瞬間”は、育児に必要不可欠なものなのでしょうか? そんな疑問が拭えませんでした。

 さて、「VERY」では先月号から、カバーモデル・矢野未希子による連載「今月の“いい妻”みっこ(ハート)」がスタート。夫との出会いと馴れ初めがつらつら綴られているという、読み応えのないエピソードに終始した先月号と同様、今号もまた、夫から2度プロポーズをもらったというエピソードがつらつら。期待を上回るほどのどうでもよさに、逆に衝撃を受けました。
(中崎亜衣)

ラク速レシピ・ゆかりさん【深い味わいの最高の味玉】、黄金比のタレがすごい……! 中華風で濃厚のデキに絶句

料理がまったくできない主婦の私。料理は夫担当になっていますが、子どもが大きくなるにつれ、私も作らなアカンときに見舞われるように。まずはツイッターで人気の簡単レシピから料理にチャレンジ!

今日のレシピ:【深い味わいの最高の味玉】ラク速レシピ・ゆかりさん

 ゆで卵すら作ったことがあるかないか怪しい私。冷蔵庫で漬けておくだけ、という味玉に興味が湧いて作ってみることにしました。

材料

・麺つゆ130ml
・ウーロン茶100ml
・ごま油大さじ1/2
・豆板醤小さじ1
・鶏ガラスープの素小さじ1
・おろしにんにく小さじ1/2

 ごま油はなくてもいいそうですが、ゆかりさんが「小さじ1〜大さじ1/2位入れてもおいしいです。 漬け時間はお好みで調整をお願いします☺︎ 調味料足すと複雑な味わいになって更においしいです!」と続けてツイートしていたので、ごま油も投入してみた。

 料理手順はこちら。

1)半熟ゆで卵5個、3倍濃縮麺つゆ100ml、ウーロン茶100mlを混ぜ冷蔵庫に一晩(8時間位)おく。

 調味料を混ぜて、卵を入れて放っておくだけなんですね! 実際に作ってみましょう! まず半熟ゆで卵を作るんですが、料理できない私は当然のこと「半熟」を作ったことがない。ゆかりさんは沸騰した鍋に卵を入れて7分、といっていたので7分タイマーしてみることに。

 ゆで卵を作ったが半熟かどうかは、もうほぼ賭けみたいなもんだったよね……。切ってみないとわからなんだもの。だって、そもそもゆで卵作ったことないんだもの。殻をむいて、これで材料は揃いました。あとはタレに漬けるだけ。

 タレの材料に「烏龍茶」があるけど、どんな味になるんだろう? ごま油と豆板醤、ニンニクなどを見てると、なんとなく中華味っぽくなるのはわかったが、味があまり想像できない。8時間後が楽しみで3時間後、5時間後……と何度も冷蔵庫をのぞいてしまった。

 8時間後の夜10時になりましたので、子どもを寝かしつけ終わった布団からこっそり這い出し、ワクワクしてゆで卵を取り出してみると! とってもいい色に。半分に切ってみた。白身の部分はまだ白い……これで良かったのかな? 食べてみましょう!

 この黄金比のタレはすごい……。すごい味玉ができてしまった。おいしすぎて絶句……。味がしっかりついて濃く深い。タレがおいしすぎて、残るのは勿体ないから食べる時もちょんちょんとタレをつけていただきました。レシピ考案者のゆかりさんも「味たまごはもう全部これで作ろうって思えるくらい」と言っていたが、「わかる。たまごなんぼでもイケる」そう納得してしまった。

 料理できない主婦にとっては浸けて放っておくだけで、こんなにおいしい味玉ができる「黄金比率」のタレは本当にありがたい! 結局、子どもや旦那に食べさせることなく、ひとりでぺろりと食べきってしまいました。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★
子どもウケまたは夫ウケ:計測不能(私が全部食べてしまって子どもと旦那に食べさせておらず……すいません)

料理考案者:ラク速レシピのゆかりさん

1日100万円稼いだコスプレイヤー、“成り上がり”術を伝授! コネを使えば「世の中チョロい」!?

カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

 新型コロナウイルスの感染拡大で、外出自粛が続いていますね。本来であれば、4月から新社会人として新しいスタートを切るはずだった、という方もいるのではないでしょうか? 今回はそんな方に向けて、コスプレ界での経験から得た“成り上がり術”を、前後編でご紹介します。

仕事ができる人と仲良くなろう

 コスプレ界における「仕事ができる人」とは、「写真集の売り上げが多いコスプレイヤーさん」「いい腕を持っているカメラマンさん」のことです。新社会人の方は、上司から「なりたい人や憧れる人のマネをしよう」と言われるかもしれませんが、仕事のできる人の近くに行って、その人がどんなふうに仕事をしているか観察し、マネをしていると、いつの間にか自分も仕事ができるようになってくるものです。

 写真集が売れているコスプレイヤーさんは、ファンへの対応や写真の構図、宣伝の仕方など、やはり完璧なんですよね。また、腕のいいカメラマンさんとお近づきになると、自撮りやレタッチのテクニックが上がります。それに、仕事ができる人のまわりには、自然といい人や仕事が集まってくるものです。私の場合は、カメラマンさんを通してゲーム会社から公式コスプレイヤーのお誘いが来たり、メディア出演をしたりとお仕事が舞い込んできました。

 また、人気コスプレイヤーさんやカメラマンさんは、SNSのフォロワー数が多いので、仲良くしていると自分のツイートがリツイートされ、拡散される確率も上がります。すると、自分のフォロワーがみるみる増えていき、写真集の売り上げも倍増。ラクしてトクしたいなら、仕事ができる人たちを利用しない手はないでしょう。

 コスプレイヤーの場合、見た目の美しさやファン対応のよさも大事ですが、結局は“コネ”で仕事が回る世界です。実社会で同じような場面があれば、利用できるものはなんでも利用して、成り上がっていくことをおすすめしますよ。

 とはいえ、そんな人たちと仲良くなったり、転がり込んできたチャンスをモノにするには、やはり自分自身の努力も必要です。

 コスプレイヤーさんって、時間にルーズだったり、カメラマンさんからチヤホヤされることで自分をアイドルか何かだと勘違いし、横柄な態度になる人が結構います。写真集の制作を手伝ってくれているのに、「思い通りにならない」とカメラマンさんにキレたり、イベントの出演オファーしてくれた主催者さんに失礼な態度を取ったり、普通じゃ考えられないことをやる人もチラホラ。

 イベント主催者側が常識知らずな場合もあるし、無理なノルマを押しつけてくる人もいるので、一概に言えない部分もありますが、まず、オファーをしてくれるだけありがたいものです。手伝ってくれるカメラマンさんも、写真集を買ってくれるファンの方も、基本的にはみんな感謝するべき存在だと思います。それを忘れて横柄な態度を取っていると、次の仕事にはつながりません。

 また、「時間を守る」「あいさつをしっかりする」といったことも、社会人としては最低限のルールですよね。特に「ありがとうございます」というお礼の言葉は、何度言ってもいいくらいだと思います。でも信じられないことに、いい歳のコスプレイヤーでも、これができない人は結構います。そんな中、「待ち合わせ時間の5分前集合」「笑顔であいさつ」を心掛けるだけで、周囲の人は「なんていい子なんだ!」と関心を寄せてくれるようになります。世の中、チョロいもんです。

 コスプレ業界は浮世離れした世界に思えるかもしれませんが、“普通のことが普通にできるスキル”は、どこに行っても本当に重要なんです。実社会でも同じだと思いますので、少しでも参考になれば幸いです。

順風満帆な生活も長くは続かず……

 自分なりの成り上がり術を実践した結果、Twitterのフォロワー10万人、写真集の売り上げは1日で最高100万円、憧れの漫画家さんと一緒に仕事ができたりと、順風満帆なコスプレイヤー生活を送っていた私ですが、やはり出る杭は打たれるものです。最初は人気者を“利用する側”でしたが、次第に“利用される側”になったり、仲良くしていたコスプレイヤーの子に裏切られたり、フォロワーが増えたため炎上に怯えたり……。

 後編では、成り上がったがゆえに起こった、さまざまな災難をお話したいと思います。ほとんど“愚痴”になりそうですが(笑)。

天皇が「ビビビ」ときた3才の少女を勧誘!? 女官スカウト、知られざる波乱の実態

 皇室が特別な存在であることを日本中が改めて再認識する機会となった、平成から令和への改元。「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な天皇家のエピソードを教えてもらいます!

堀江宏樹(以下、堀江) 前回までは山川三千子の『女官』に基づき、明治・大正天皇時代の宮中の“奥”の世界を覗き見してきました。

 “奥”の世界を歴史用語でいえば、「御内儀(おないぎ)」です。御内儀とは、宮中における天皇家の方々の居住空間。私的空間のことです。そこに仕える女官たちは、「御内儀で見聞きしたことは、外部に決して漏らしてはいけない」と先輩女官たちなどから教えられていたのですが、昭和~平成にかけ、元・女官だった女性たちによる証言がいくつか残されてはいます。彼女たちが女官だったのは明治後期~大正時代にかけてです。

 そして、彼女たちの勇気ある証言によって、われわれは大正時代の御内儀という秘密の世界の姿を知ることができるのでした。山川三千子の『女官』で見る大正天皇は、ほかの女官たちからは「お茶目」でフレンドリーな方として知られた一方、山川三千子に執着し続け、彼女からは少し怖がられた存在でした。このような経緯を記した『女官』には多少暴露本的な側面があるのですが、それ以上に過激な“問題の書”が別に存在しているんですね。

――さらなる“問題の書”とは!?

堀江 その書物の名前は『椿の局の記』。大正天皇時代に、天皇・皇后両陛下にお仕えする女官として宮中にあがった、京都出身の坂東登女子(ばんどうとめこ)さんという方の談話を、御所言葉の研究という観点から方言研究家の山口幸洋氏がまとめたものです(以下敬称略)。

 坂東登女子、旧姓・梨木登女子(なしのきとめこ)は明治25年に京都で生まれました。ご実家は、京都の梨木神社(なしのきじんじゃ)の神職を勤めるお家柄で、貴族とか公家とは少し違いますが、宮中とのご縁も代々深かったとのこと。彼女の父は明治天皇のお手紙を代筆したりする「右筆」(ゆうひつ)の仕事をしていました。その関係で東京に天皇が引っ越しなさった後も宮中とのやりとりは続き、明治28年には父に連れられ、坂東登女子も上京。彼女は当時まだ3歳でしたが、そこで明治天皇に面会しました。

 明治天皇にはよほど「ビビビ」とくるものがあったのでしょうか。彼女が6~7歳になると天皇から「あの娘を女官(正確には女官見習い)にさせたいから、東京によこしなさい」というお誘いが熱心に来たそうです。

――どうして明治天皇は「この娘を女官に!」と確信なさったのでしょう?

堀江 さぁ……明治天皇の判断基準は本能的というか、とにかく独特だったようで、たとえばほかの女官志願者たちを落として、例の『女官』の山川三千子を合格させたのも明治天皇の鶴の一声だったそうです。

 ほかのお嬢様たちは面接でスラスラと受け答えしているのに対し、山川三千子は返答がうまくできませんでした。逆にそれを「無口なところがいい」と評価したのが明治天皇だったそうです。まぁ、女官という仕事に知性は必要ですが、基本的には天皇・皇后の手足のように滅私奉公する仕事ですから……。ただ、美しく、知的であれば良いというものでもなかったのでしょうね。

 『椿の局の記』によると明治天皇が「あの方(ほう)よこせ」「あげあげ」とおっしゃったそうですが……おわかりでしょうが、この場合の「あげ」はテンションの話ではありません。「娘を宮中にあげろ」、「早く出仕させなさい」という要請ですね。坂東登女子の父君は、娘はまだ幼いので……と言いつつも、実家で行儀見習いをみっちり彼女に叩き込み、厳しくしつけました。明治天皇が崩御、大正天皇が即位なさった大正元年、坂東登女子は二十歳で宮中にあがります。

 これは、当時の結婚適齢期ですね。だから、彼女の父親の「計算」がありそうです。老いた明治天皇のお側に仕えさせるより、「もしも」を期待して、お若い大正天皇のお側に出仕させたいというような……。まさにこの時、『椿の局の記』によると、彼女はいきなり「権典侍(ごんのてんじ)」……つまり大正天皇の側室候補として女官のキャリアをスタートさせることになったんですね。

――波乱の幕開けですね!

堀江 その時、大正天皇から与えられた女官名が「椿」で、後に彼女は「椿の局(つばきのつぼね)」と呼ばれるようになります。ただし、当時すでに大正天皇とその皇后・貞明皇后の間には、後に昭和天皇となられる皇子たちが3人も誕生していました。

 だから、権典侍として仕事をしていても、実際のメインの仕事内容は側室候補というより、お毒味ばかりだったそうです。食事に毒が入っていないかを調べるというアレですね。そもそも、貞明皇后が夫を婚外恋愛からガッチリとガードしており、夫が関心を示す女官たちにもキツく当たるケースがちらほらありました。山川三千子も、貞明皇后から生意気で大嫌いな女だと言われたと『女官』に書いていますね(笑)。

 椿の局こと坂東登女子は、同僚の女官たちの中でも大正天皇からあきらかに寵愛されていたようで、その分、貞明皇后との軋轢も激しかったようです。「権典侍」の身分のまま彼女を置いておけば、本当に大正天皇の側室になってしまうと貞明皇后は危惧したようです。こうして貞明皇后が嫉妬をあらわになさるため、宮中全体の雰囲気が悪くなってしまったのだとか。これが影響したのか、坂東登女子は自分の意志で上級女官である「権典侍」から、いわば雑用係のような「命婦(みょうぶ)」に官位を下落させてまで、いわゆる“ジョブチェンジ”をしました。もともと彼女自身は最初から権典侍ではなく、掃除とかお金の整理とか、雑用的なことをやらせてほしいと希望はしていたようですが、実家と宮中の間で権典侍となることは勝手に決まってしまっていたようです。

――そこまでしても女官を続けるあたり、さすが明治天皇が見込んだ女性かもしれませんね。波乱万丈の坂東登女子の女官生活については次回に続きます!

オンナ万引きGメン「1日に7人」捕捉! 最高記録を打ち立てた、忘れえぬ“あの日”

 こんにちは、保安員の澄江です。

 先月、この記事を監修してくださっている伊東ゆうさんが出演された『おたすけJAPAN』(フジテレビ系)と『ジョブチューン★人知れず活躍する正義の仕事人!取締りGメン密着SP』(TBS系)の放送を拝見しました。『おたすけJAPAN』で放送されたフィリピンのセブ島における捕捉活動は刺激的で、万引き犯の挙動は世界共通と証明してみせた伊東さんの眼力と、海外でも臆することなく捕捉に挑む勇気に感服。私には真似のできないことだと、あらためて感心した次第です。また、『ジョブチューン』の放送では、6日間に8人の被疑者を捕捉されたそうで、捕らえた被疑者の両腕に手錠がかかるシーンまで放送されていました。見たところ前歴のある常習者ばかりで、その事後処理を考えれば、1日に2人の捕捉が目一杯の状況だったと推測できます。警察庁が平成22年に万引き事案の全件通報指導を行って以来、軽微な事案も含めて通報するようになったため、事後処理に時間を割かれてしまうのです。万引き犯の摘発は、その9割以上が保安員の手によるもの。こうした背景があることから、自ずと巡回する時間は減り、それに合わせて捕捉件数も減少しています。

 万引き事案の全件通報指導が浸透する以前は、盗品を被疑者に買い取らせて済ませることが多く、よほど悪質でなければ警察を呼ぶことはありませんでした。たとえ悪質な事案であっても被害届を出されることは稀で、罰金刑もなかったことから、常習犯がはびこっていたのです。1回の勤務で複数の万引き犯を捕らえることも珍しくなく、私自身、1日に7人の万引き犯を捕捉した記録を持っています。過去には、1日のうちに、同じ人を2回捕まえたこともありました。ちなみに、伊東ゆうさんの最高捕捉記録を伺えば、なんと1日に13人を捕捉された経験があるとのこと。内訳を聞かせていただくと、そのうちの5人は共犯関係にある中学生グループだったそうで、外国人2人組の共犯事案も1件含まれていると聞きました。それでも1回の勤務で8件もの事案を扱っており、そのバイタリティあふれる仕事ぶりに驚愕した次第です。

 今回は、私が捕捉数の最高記録を打ち立てた忘れえぬ1日を、お話ししたいと思います。

 当日の現場は、関東近県のベッドタウンに位置する総合スーパーY。全国展開するクライアント様の支店で、この仕事を始めた頃から絶えることなく契約をいただいている馴染み深いお店です。いわゆる低所得者層向けの団地が目立つ街並みは、飲み屋とパチンコ屋、それにファストフードの店ばかりで、あまり治安のよいところではありません。口の悪い保安員の間では「釣り堀」と称されるほど万引き被害が多く、集中的に保安員を導入して万引き犯確保の通報を入れすぎた結果、店の商品管理体制を強化するよう、所轄警察署から警告を受けるほどのポテンシャルを有しているのです。この店に行けば、なにかが起こる。そんな現場の代表格と言えるでしょう。出勤時、現場に向かうべく駅前交番の前を通いかかると、立番をしていた顔なじみの中年警察官から声をかけられました。

「あれ? 今日、入っているんですか? 参ったなあ。お手柔らかに、お願いしますね」
「おはようございます。後ほど、お呼びするかもしれませんが、よろしくお願いいたします」

 私の登場に顔をしかめる警察官を笑顔でかわして、そそくさと事務所に向かい、副店長から昇格したばかりだという新店長に挨拶を済ませます。

「しばらくお願いしていなかったんだけど、本部に掛け合ってようやく入れてもらえたの。かなりひどい状況だから、ガッツリとお願いしますね」

 自分が店長になったからには、万引きを見逃したくない。そんな気持ちがあるらしく、今日はとことん付き合いますと、すでに鼻息を荒くしています。結果を出して当然と言わんばかりの圧力を感じながら事務所を出て、食品売場に通じる階段を降りると、すぐ目の前でカゴの中にある商品をバッグに移し替えている女性を発見しました。我が目を疑う光景に動揺しつつも、そっと身を隠して彼女の行動を見守れば、棚から取った商品をカゴに入れては死角通路でバッグに隠すという行為を繰り返しています。

(あ、あの人もやってる!)

 その現認中に、70代と思しきホームレス風の男性が、お弁当とカップ酒を競馬新聞に包んで出て行く一部始終も目撃してしまいました。女より先に店を出たので、たまたま近くにいた店長と一緒に、店の外で男性を呼び止めます。

「申し訳ない。競馬で負けちゃって、金がないんだ」

 暴れることなく素直に認めてくれたので、事務所への同行は店長に任せて、急いで店内に戻って女の監視を続けます。2分ほど目を離してしまいましたが、商品を隠したバッグの形状に変化はなく、いくつかの商品を隠匿するところもあらためて現認できました。なに一つ買うことなく店の外に出た女が、出口脇に停められた自転車のカゴに盗品を詰めたバッグを入れたところで、声をかけます。

「店内保安です。そのバッグに入れたモノ、お支払いただきたいのですが」
「はあ? なんですか? どれですか?」
「あんなにたくさん入れたのだから、私の口から言うまでもないでしょう?」
「すみません、ごめんなさい……」

 抵抗空しく犯行を認めた女を事務所に連れて行くと、先程声をかけたホームレス風の男性が、テーブルに置かれたカップ酒と弁当を前にうなだれていました。その横で腕を組み、男を見下ろす店長に、女を引き渡します。

「まだ10分もたっていないのに、忙しいですね。まだ来るかもしれないし、ここは見ておきますから、警察官が来るまで巡回していてもらえますか?」
「わかりました。なにかあったら呼んでください」

 捕捉の連発で興奮した気を静めるために、不審者がいないか店内を一回りしてから、店の外に出て軽い休憩を取ることにしました。駐車場の傍らにある販売機でコーヒーを買い、喫煙所のベンチに座って店の出入りを眺めながら一服していると、妙な雰囲気で店の中に入っていく、中学生くらいに見える2人組の男の子が目に留まります。その顔を見れば、盗む気満々といった感じで、見過ごせるレベルにありません。

(こんな時間に若い子が来るなんて珍しいわね。学校は、お休みなのかしら?)

 すぐにタバコを消して後を追えば、いくつかの整髪料とドリンク、それにガムやチョコレートなどをポケットに隠した少年たちは、そのまま店の外に出て行ってしまいます。後方から声をかけると同時に、走り出して逃走を図られましたが、前件の通報を受けて駅前交番から駆け付けた2人の警察官がタイミングよく現れて、すぐに捕まえてくださいました。

「さっき来たばかりなのに早すぎですよ。通報いただいたのは、このことですか?」
「いえ、これは新件で、あと2人事務所にいます」
「ええっ!? もう、そんなことになっているんですか?」
「なぜか、たくさんいて……。ごめんなさい」

 警察官と一緒に事務所に向かうと、先に捕らえた男女が、盗んだ商品と自身の身分証明書を前に、応接セットでうなだれていました。扉の前で見張りをしていた店長が、少年たちの姿を目にした途端、少し興奮気味に目をギラつかせて言います。

「この子たち、やっぱり、やっていましたか。毎日毎日、おかしな動きしていたもんなあ」
「なんだ、お前ら。いつも、やっていたのか? おお?」

 処理しなければならない仕事が一気に増え、機嫌の悪くなってしまったらしい警察官が、少年たちに凄みます。なにも答えないまま不貞腐れている少年たちを睨みつけながら、呆れた様子で無線のマイクを手にし、応援を要請すると、6人ほどの警察官が集まってきました。一人ずつ警察署に送り、4人全員の引き渡しを終えた頃には、すでにお昼を過ぎていたと記憶しています。

(今日は、なんて日なのかしら。この店、まだまだいそうで、ヤバいわね)

 どこか落ち着かず、バックヤードにある従業員用休憩室で簡単に食事を済ませて現場に戻ると、20分ほど店内を歩いたところで、大量のチョコレートをバッグに隠している女子高生を発見。捕まえて店長に引き渡すと、また警察を呼んだら怒られるかもしれないと危惧され、保護者に連絡をして引き取りに来てもらうことになりました。

「こっちは大丈夫ですから、巡回を続けてください」

 まだ満足していない様子の店長に彼女の身柄を預けて、店内の巡回を続けると、15分ほど巡回したところで、お団子やまんじゅうなどをカートに隠して出て行く80代の老婆を見つけて声をかけることになりました。事務所に連れて行き、盗んだチョコレートの山を前に泣き咽ぶ女子高生の隣に、和菓子を盗んだ老婆を座らせ、被害品の確認を済ませたところで店長が言います。

「この子の親、まだ来ないんですよ。このおばあちゃんは、お金ないみたいだけど、どうしよう? このまま帰すわけにもいかないし」

 結局、老婆のバッグにつけられたネームプレートに書かれた介護ヘルパーの方に連絡を取り、その身柄を引き受けてもらうことになりました。その決着を見届けて店内に戻ってまもなく、炭酸飲料のペットボトルを持ち去る男子中学生を見つけてしまい、またしても事務所に戻されます。

「もう座るところないから、駅前交番に連れていっちゃってください」

 泣きじゃくる男の子を連れて駅前交番を尋ねると、出勤時に挨拶を交わした警察官が、嫌気の差した顔を隠すことなく言い放ちました。

「警察は、あんただけのためにあるわけじゃないんだから、ちょっとは考えてやってくれよ。もうすぐ交代なのに、まったく……」

 その数日後、同じ現場に出勤すると、駅前交番の警察官が新人警察官を伴って店内を徘徊していました。なにを買うでもなく、ただ店内を歩き回っています。気にせずに巡回を始めてまもなく、私の姿を見つけた警察官が、そばに寄ってきて言いました。

「今日は、何時までですか?」
「18時までです」 
「それでは我々も、18時まで警戒させていただきますね。犯罪は、未然に防ぐのが一番大事で、それが我々の使命ですから」

 その日は1日中、警察官に後をつけられ、誰一人捕捉することなく業務を終えました。摘発は最大の犯罪抑止と言われていますが、やりすぎると嫌がられることもあるのです。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)

鬼滅の刃、ヒプマイ……台湾のオタクも「ランダム商法」に踊らされる! 救世主はセブンイレブン?

 アニメ、マンガ、アイドルなどいわゆる「オタク」文化が旺盛な日本。休日の秋葉原や池袋、大阪は難波などではオタク活動に勤しむ人々が「推し」のグッズを片手に幸せそうな笑顔を浮かべているのが定番の光景だが、今は新型コロナウイルス拡散防止のため、自宅待機を余儀なくされている人がほとんどだろう。終息したあかつきには思いっきりオタ活をしたい! と、私も思っている。そこで今回は、お隣の親日国・台湾のオタクたちがどのように「オタ活」を楽しんでいるのか、主にアニメグッズに焦点を当ててご紹介しようと思う。

 日本のアニメやマンガは世界各国で愛されているわけだが、台湾も例外ではない。近年、配信サイトやネット環境の目まぐるしい発達により、日本の作品をほぼリアルタイムで追うことができるようになり、オタクたちの活動も一層活発化している。また、日本のアニメ・マンガグッズ販売の最大手「アニメイト」は台湾にも進出しているし、中古グッズショップでお馴染みの「らしんばん」や「アニメイトカフェ」もあり、台湾にいながら日本のアニメ・マンガグッズが随分と手軽に手に入るようになった。

 台北市信義区にある大手百貨店・新光三越にはコラボカフェ「MyAnimeCafe」もあり、そこで開催されるコラボは『うたの☆プリンスさまっ♪』『名探偵コナン』『ポケットモンスター』と日本の人気作品を網羅しておりこちらも大盛況だ。しばしば「料理がおいしくない」という意見も噴出するが、こういった声は日本のコラボカフェでも見受けられるので、共通の課題といったところだろうか。

 さて、こうしたコラボカフェやグッズ販売での地獄……否、醍醐味とも言えるのが「ランダム商法」だ。フードやドリンクを注文して数十種類ある中からランダムでコースターがプレゼントされる企画や、缶バッジやアクリルキーホルダーを中身の見えない状態で販売する手法は台湾でも常態化している。自分の好きなキャラクターを手に入れるには、莫大なお金と体力を使い目当てが出るまで飲食するか、(不本意ながら)フリマアプリやネットオークションで購入するか、他人と交換するかの3択である。

 「他人と交換する」これが一番コスパがいいわけで、日本では交換ツールとしてよくツイッターが利用されているが、台湾のオタクは「Plurk」という台湾資本のアプリを使用する人が多い。イメージ的には「文字制限が360字のツイッター」であり、交換のほかにも「日本のイベントに行きます。代理購入受け付けます」「本日発売の缶バッジ、共同購入しませんか? 日本からの送料を割り勘で」といった書き込みがたくさんあり、オタクにとっては欠かせないアプリだといえるだろう。交換は「現地手渡し」「普通郵便」のほか、台湾の「セブンイレブン」では指定店舗同士の郵送が可能なので、こちらも広く利用されているようだ。

 「Plurk」では現在、マンガ『鬼滅の刃』や声優ラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』に関するトピックスが多いが、『うたの☆プリンスさまっ♪』『あんさんぶるスターズ!』『A3!』なども根強い人気を見せている。また、男性人気の高い『機動戦士ガンダム』シリーズや『仮面ライダー』などの東映特撮モノ、『トランスフォーマー』なども需要が高いようだ。

 「アニメイト」や「らしんばん」がある若者の街・西門町には「萬年商業大樓」というビルがあり、こちらでは最新グッズや雑誌のほか、アニメ・マンガファンにはたまらないグッズが山ほど取り扱われているため、日本人の間でも「オタビル」と呼ばれているんだとか。

 長年ガンダムシリーズのファンを続ける30代男性は、台湾旅行の際は必ずこのビルに立ち寄るといい、「萬年商業大樓の魅力といえば、日本ではもう見ないような古いプラモデルが掘り出せることですよ。前回行った時も、日本では絶対買えないレアなグッズを見つけて思わず声をあげました。日本だと、お台場のTHE GUNDAM BASEでしか売っていない限定のSDガンダム『三国創傑伝シリーズ』も揃っていて、僕は関西在住なので台湾旅行のついでに買えるのはありがたかったですね。日本でいう中野ブロードウェイに似た雰囲気がありますよ」とホクホク顔で話してくれた。

 このほかにも台北市中正区に位置する台北駅から続く「台北地下街」という長い地下街は、ゲームショップや中古グッズが所狭しと集まっており、こちらも数々のオタクが訪れる聖地となっている。地下街は空港に繋がる電車のターミナル駅にほど近い立地にあるため、旅行者が帰国直前まで見て回れるのが魅力の一つだ。

 性別や年齢の垣根を越えて、さまざまな「オタク活動」が可能となった台湾。旅行に行った際には現地で掘り出し物を見つけるのも、また一興なのかもしれない。

「気合で病気を治す」「おむつ着用でプール入水」“子育て”エピソードが炎上したママタレ3人

 プロゴルファーでタレントの東尾理子が、4月7日に自身のブログを更新。2歳になった次女の誕生日を祝った際の写真を、ブログで公開した。

「東尾は家族の誕生日パーティーの様子をよくブログに投稿しており、ネット上では『仲良し家族でうらやましい!』『写真を見るだけでほっこりする』などと言われています。今回行った次女の誕生日パーティーも、色とりどりのバルーンで部屋を飾りつける気合の入れようでした。新型コロナウイルスの感染拡大に配慮してか、『ちゃんとしたお祝いは、ゆっくり落ち着いてからやろうね』ともつづられていました」(芸能ライター)

 そんな東尾だが、子どもにまつわるエピソードで炎上騒ぎを起こしたことも。2019年3月19日の更新では、次女が体調不良を起こし、大学病院に連れて行ったことを明かしていたが……。

「『点滴』と題したブログで、東尾は『11カ月の次女が2日ほど体調不良。熱は上がったり下がったり』と状況を伝えつつ、『私自身もちょっとやそっとじゃ病院には行かず、身体の治癒力を信じ、気合いで治すタイプな事もあり、子供たちも直ぐに病院へ連れて行く方ではない』と、持論を展開しました。ところが、次女は『ぐったり動かない』ほど弱っていたため、東尾は近所の小児科に行ったそうです。診察の結果、入院するほどの事態ではなかったものの、『今日も一日中ぐったり寝てる娘。心配』と、不安を隠せない様子でした。結局、大事には至らなかったようですが、このブログに対しネット上では、『子どもとブログ、どっちが大事なの?』『なんでもブログに書いちゃうんだね。子どもがかわいそう』などと大バッシングされることに」(同)

 元モーニング娘。・保田圭のブログも、ネットユーザーからツッコミを受けることが多い。1月15日に更新したブログには、2歳の長男が自宅でカラオケに初挑戦したとつづったのだが、「辻希美のブログをパクった?」と指摘されていた。

「自宅で家族とカラオケを楽しんだと報告した保田。歌っていた長男は『マイクをしっかり口に持っていって 得意げにしていました笑』といい、その様子に感動したとつづってました。しかし、ネット上では『防音完備なんでしょうか?』『近所迷惑では?』という声だけでなく、『辻ちゃんのブログと内容が被っている』『ネタがなくて辻のブログをパクった?』などと指摘されたんです」(同)

 保田がこのブログを更新する前日の1月14日、辻も自宅でカラオケをして、三男が「テレビの前でマイク持って離さない」と、ブログにつづっていた。非常に内容が似ていたため、「保田は辻のブログを意識してるのでは?」と疑う声が相次いだのだ。

「実業家でタレントの川崎希美も、子育てブログが時折炎上します。18年4月24日に更新した『赤ちゃんおちびーぬの初プール』と題したブログで、長男がホテルのプールに入るショットをアップしていましたが、使い捨ての紙おむつを着用したままの入水ショットだったため、ネット上で『公共のプールにおむつをつけたまま入るなんて不衛生!』『親として常識がないし、自己中すぎる!』『芸能人だからといって特別ではない』と、批判が続出しました」(同)

 のちに、夫のアレクサンダーが自身のブログで「プール用のおむつ」を着用していたことや、ホテルの許可を取っていたと明らかにし弁明したが、炎上はなかなかおさまらなかった。

 子どもは親にとってかけがえのない存在で、その成長が楽しみで仕方がないとはいえ、“炎上”騒ぎを起こしたことを子どもがのちに知ることになれば、さぞガッカリすることだろう。

「気合で病気を治す」「おむつ着用でプール入水」“子育て”エピソードが炎上したママタレ3人

 プロゴルファーでタレントの東尾理子が、4月7日に自身のブログを更新。2歳になった次女の誕生日を祝った際の写真を、ブログで公開した。

「東尾は家族の誕生日パーティーの様子をよくブログに投稿しており、ネット上では『仲良し家族でうらやましい!』『写真を見るだけでほっこりする』などと言われています。今回行った次女の誕生日パーティーも、色とりどりのバルーンで部屋を飾りつける気合の入れようでした。新型コロナウイルスの感染拡大に配慮してか、『ちゃんとしたお祝いは、ゆっくり落ち着いてからやろうね』ともつづられていました」(芸能ライター)

 そんな東尾だが、子どもにまつわるエピソードで炎上騒ぎを起こしたことも。2019年3月19日の更新では、次女が体調不良を起こし、大学病院に連れて行ったことを明かしていたが……。

「『点滴』と題したブログで、東尾は『11カ月の次女が2日ほど体調不良。熱は上がったり下がったり』と状況を伝えつつ、『私自身もちょっとやそっとじゃ病院には行かず、身体の治癒力を信じ、気合いで治すタイプな事もあり、子供たちも直ぐに病院へ連れて行く方ではない』と、持論を展開しました。ところが、次女は『ぐったり動かない』ほど弱っていたため、東尾は近所の小児科に行ったそうです。診察の結果、入院するほどの事態ではなかったものの、『今日も一日中ぐったり寝てる娘。心配』と、不安を隠せない様子でした。結局、大事には至らなかったようですが、このブログに対しネット上では、『子どもとブログ、どっちが大事なの?』『なんでもブログに書いちゃうんだね。子どもがかわいそう』などと大バッシングされることに」(同)

 元モーニング娘。・保田圭のブログも、ネットユーザーからツッコミを受けることが多い。1月15日に更新したブログには、2歳の長男が自宅でカラオケに初挑戦したとつづったのだが、「辻希美のブログをパクった?」と指摘されていた。

「自宅で家族とカラオケを楽しんだと報告した保田。歌っていた長男は『マイクをしっかり口に持っていって 得意げにしていました笑』といい、その様子に感動したとつづってました。しかし、ネット上では『防音完備なんでしょうか?』『近所迷惑では?』という声だけでなく、『辻ちゃんのブログと内容が被っている』『ネタがなくて辻のブログをパクった?』などと指摘されたんです」(同)

 保田がこのブログを更新する前日の1月14日、辻も自宅でカラオケをして、三男が「テレビの前でマイク持って離さない」と、ブログにつづっていた。非常に内容が似ていたため、「保田は辻のブログを意識してるのでは?」と疑う声が相次いだのだ。

「実業家でタレントの川崎希美も、子育てブログが時折炎上します。18年4月24日に更新した『赤ちゃんおちびーぬの初プール』と題したブログで、長男がホテルのプールに入るショットをアップしていましたが、使い捨ての紙おむつを着用したままの入水ショットだったため、ネット上で『公共のプールにおむつをつけたまま入るなんて不衛生!』『親として常識がないし、自己中すぎる!』『芸能人だからといって特別ではない』と、批判が続出しました」(同)

 のちに、夫のアレクサンダーが自身のブログで「プール用のおむつ」を着用していたことや、ホテルの許可を取っていたと明らかにし弁明したが、炎上はなかなかおさまらなかった。

 子どもは親にとってかけがえのない存在で、その成長が楽しみで仕方がないとはいえ、“炎上”騒ぎを起こしたことを子どもがのちに知ることになれば、さぞガッカリすることだろう。