「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
アラサー女性必見! ファミマのお惣菜で栄養を“チョイ足し”
「コンビニのお弁当だけでは栄養が足りていない気がするけれど、何を・どうやって補えばいいの?」と、迷ったことはありませんか? そんな時に便利なのが、コンビニで買えるお惣菜。特にファミリーマートは種類が豊富で、さまざまな目的に合わせて選ぶことができます。今回は川村先生に、アラサー女性に不足しがちな栄養素と、それを補うお惣菜を選んでいただきました。※価格はすべて税込み。
――普段の食事で不足しがちな栄養素は、具体的にどのようなものがありますか?
川村郁子氏(以下、川村) 厚生労働省が実施している「国民健康・栄養調査」によりますと、20〜30代の女性に不足しがちな栄養素は、「ビタミンC」「鉄」「カルシウム」「食物繊維」などとなっています。
例えばビタミンCは、1日あたりの推奨量100mgに対し、30代女性の摂取量は68mgです。また、月経のある女性の場合、鉄の推奨量が10.5mgなのに対し、平均摂取量は6.4mgとなり、これも不足しがち。どれも体の原材料やエネルギー代謝、調子を整えるために必要不可欠な栄養素なので、普段の食事でこれらの栄養素を含む食材をプラスしましょう。
――おかずで「ビタミンC」を補う場合、どういったものを選べばよいのでしょうか?
川村 ビタミンCは果物に多く含まれますが、おかず類でプラスするのはちょっと難しいかもしれません。デザートにカットフルーツを追加したり、飲み物をトマトジュースにして補ったりするのがいいでしょう。おかずで補うのであれば、やっぱり野菜を食べるのがおすすめです。ファミリーマートのお惣菜なら、ブロッコリーの入っている「おダシとたまごのとろーり豆腐」(320円)や、じゃがいもの入っている「北海道産男爵じゃがいも使用 肉じゃが」(257円)をプラスしてみてください。
――では、「鉄」が摂れるおかずを教えてください。
川村 「鉄」というと、ほうれん草に多く含まれているイメージがありませんか? 実際、ほうれん草には100gあたり0.9mgの豊富な鉄分が含まれています。その他、レバーやハツ、牛肉(バラ肉)も100gあたり1.4mgほどの鉄分を含んでいます。「愛知県産ほうれん草の白和え」(298円)や、「牛ハツ七味唐辛子焼き」(320円)、「豚肉と玉子の中華炒め」(398円)あたりがおすすめです。
「肉豆腐」(348円)は鉄を多く含む豆腐と牛肉が入っているメニューであり、植物性の食材と動物性の食材をどちらも食べることができます。両方のいいところを一緒に摂取できるお惣菜だといえますね。ニンジンやネギなどの野菜が入っているのも、うれしいポイントだと思います。
ちなみに、ほうれん草や大豆にはカルシウムも多く含まれています。乳製品が苦手などの理由でカルシウム不足を感じる人は、ほうれん草や大豆を含むメニューを選ぶといいですよ。地域限定商品ですが、「アラ!で食べる ほうれん草ごま和え」(178円)は、ほうれん草、ゴマ、佃煮にカルシウムが含まれており、とてもよいですね。大豆を含むメニューであれば、「揚げ出し豆腐」(278円)がおすすめです。
――「食物繊維」を補うには、何がいいでしょうか?
川村 食物繊維を多く含む食材は、海藻、きのこ、根菜類や豆類などです。豆やひじきが入っている「ゆず香る 4種の豆とひじきのサラダ」(127円)、根菜類の入っている「きんぴらごぼう」(178円)、「切干大根煮」(158円)が特によさそうですね。
■管理栄養士が選ぶ「おかずベスト3」!
――では最後に、これまで挙げた惣菜の中で、特に不足している栄養素を補えるメニューを3つピックアップするとしたら、どんなラインナップになりますか?
川村 私の独断と偏見になりますが(笑)、不足しがちな栄養素に加え、タンパク質も摂れるメニューは以下の3つです。
1.「豚肉と玉子の中華炒め」(398円)
豚肉や卵が入っているので、タンパク質や鉄を補えます。少しですがきくらげも入っているので、食物繊維も摂取できますね。すりごまをトッピングすれば、カルシウムも補うことができますよ。
2.「おダシとたまごのとろーり豆腐」(320円)
豆腐や蒸し鶏が入っているので、脂質を抑えつつも、タンパク質が摂取できます。また豆腐のカルシウムや海藻に含まれる食物繊維、ブロッコリーのビタミンCを摂取することができていいですね。
3.「肉豆腐」(348円)
牛肉と豆腐が入っているので、タンパク質が補えます。また、豆腐でカルシウムや食物繊維、牛肉で鉄を摂取することができます。
毎食、すべての栄養素を完璧に摂ろうと思うと大変です。ですから、「今日は鉄の多そうなおかずを食べよう」など、まずは1つの栄養素を意識することから始めてみましょう。あまり神経質になりすぎず、「1週間でトータルバランスを整える」と考え、おいしい食事をしてくださいね!
(文:佐藤真琴)
■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育」 https://shokuikuko.net/











