今月15日に30歳を迎えるエマが、「キンク・カルチャー」への思いを明かしたのは、米誌「Teen VOGUE」のインタビューでのこと。3月8日の国際女性デーに、自身のインスタグラムで「オススメ本」として投稿した『Sex & World Peace』の著者の一人、テキサスA&M大学教授バレリー・M・ハドソンが聞き手であったからか、エマはフェミニズム、結婚、「#MeToo」運動について、いつも以上に熱く語った。
Big beatについては説明がかなり長くなりますが、簡潔に言うとヘビーで歪んだブレイクビーツにシンセやFunk、Soul、Jazz、Rockなどの楽曲をサンプリングしループしたものを使う、BPM100~140ぐらいのエレクトロニック・ミュージック……ですが、この説明でピンとくる方はあまりいないと思うので順を追って説明していきます。
90年代に入り、イギリスのレイヴ、クラブシーンではBritish Hip-hop、Chillout、Ambientなどのジャンルがはやっており、そこにTrip hopやBreakbeatなどのサブジャンルが登場しました。92年に、のちのThe Chemical BrothersとなるTom RowlandsとEd Simonsの2人はマンチェスターのNaked Under LeatherというクラブでDJを始め、彼らはHip-hopやTechno、Houseをプレイしていましたが、自分たちが持っているインストHip-hop(トラックだけでラップなどが乗っていないもの)をかけつくしてしまったため自分たちで作ることにします。
■The Dust Brothers - Chemical Beats (Extended Mix)
この、ドラムがずーっと同じパターンでループされているのをブレイクビーツ(詳細は8月の記事)と呼びますが、そこにビキビキなシンセのサウンドを乗せたり、まさにタイトル通りChemicalな雰囲気の感じられる楽曲です。彼らは最初「The Dust Brothers」というユニット名で活動していましたが、アメリカに同名のグループがいたため、この楽曲の「Chemical」を取り、「The Chemical Brothers」という名前になります。
一方で、90年に結成したThe Prodigyは80年代後半からイギリスで爆発的に広がったレイヴシーンから影響を受けていました。Acid HouseやTechnoといった音楽、エクスタシーなどのドラッグの流行により、若者が今までのナイトクラブになかった新しい音楽やパーティ経験を求めるようになると、倉庫や郊外の廃屋、屋外を利用して一回限りのイベントが行われるようになり、それは「Revolution Live」からの造語でRave(レイヴ)と呼ばれました。91年にリリースされたThe Prodigyのデビューシングル、「Charly」はレイヴ・アンセム(定番曲)と言われ、UK Single Chartでも3位になります。この曲もブレイクビーツとシンセの印象的な楽曲です。