中村倫也が1人7役を演じきる! 映画『水曜日が消えた』鑑賞券プレゼント

 中村倫也が1人7役に挑戦する話題の映画『水曜日が消えた』が、5月15日より全国公開されます! 中村といえば、『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)などでの怪演でじわじわと人気が上がり、2018年の朝の連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)でドカンと大ブレーク。昨年の『NHK紅白歌合戦』では、吹き替えを担当した実写映画『アラジン』の主題歌「ホール・ニュー・ワールド」を熱唱し、これも話題になりました。そんな中村主演の新作映画、まずはあらすじをご紹介!

 幼少期の事故をきっかけに7つの人格が曜日ごとに入れ替わってしまう"僕"は、少々不便ながらも平穏な生活を送っていた。そんなある日、"火曜日の僕"がなぜか水曜日の朝を迎えていることに気づく。それまで家の掃除など、ほかの曜日に面倒なことを押し付けられ損な役回りをしていた火曜日は、ここぞとばかりに水曜日を満喫するのだが、その日常は徐々に恐怖へと変わっていき……。

 それにしても、中村が所属する事務所トップコートの快進撃が止まらない昨今。映画『新聞記者』でまたもや脚光を浴びる松坂桃李、ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)のヒットも記憶に新しい菅田将暉、映画『るろうに剣心』の新作に出演することが決まった新田真剣佑と、映画・ドラマ界隈を席巻するスターばかり。中村の映画も当然ヒットが期待されるところ……なんですが、実はこの作品、設定がイギリス映画『セブン・シスターズ』(17年)に酷似しているのではないかと、一部の映画ファンの間で疑惑の視線が投げられているのです。

 いろいろな意味で話題の映画『水曜日が消えた』、今回はこちらの鑑賞券を3名の方にプレゼント。『パクリか!?』『オマージュか!?』それは劇場でご確認あれ! サイ女読者の皆さま、奮ってご応募ください。お待ちしております!

※3月30日正午〆

長澤まさみ×東出昌大のドタバタコメディー! 映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』鑑賞券プレゼントの画像2
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「正しいセックス」がわからない。『聖なるズー』動物性愛を通して見えてきたもの

 「セックスの正しいあり方」って、どういうものだと思いますか? 

 「セックスは本能的なものだから、正しいも間違いもない」という考え方もありますよね。「愛情があれば自然としたくなるもの」「夫婦なのだから(または、付き合っているのだから)セックスするのは当たり前」「無理やりするのはもちろんダメ。言葉で合意がとれていればOK」……と考える人もいます。ですが、そもそも「本能」「自然」「当たり前」などと言えるものでしょうか。

 たとえば、『夫のHが嫌だった』(亜紀書房)には、著者Mioさんの「夫のHが苦痛で仕方なかったけれど、断って不機嫌になられるのが嫌で、我慢して応じていた」過去が詳細に綴られています。この本が話題になったのは、「夫婦間のセックスを苦痛に感じる人も多い」ことの証左でしょう。

 これまで夫婦になったら夫の求めに妻が応じることは当然だ、という規範も確かにあったのでしょう。それは日本社会に限ったことではありません。しかし現在、「夫婦間であっても、セックスを強要することは性暴力であり、断ったことで不機嫌になる行為はモラハラである」という認識も浸透しつつあります。

 でも未だ、「自分はセックスが辛いけれど、夫婦なんだから(付き合っているのだから)、相手がセックスを求めるのは正しいこと。ここには愛があるのだから」「自分もきっぱり断れない。夫婦(恋人)なのに拒絶したいなんて、悪いのは自分かもしれない」と思い込み、暴力から逃げられず、自分を責めてしまう人も少なくありません。

性暴力被害を受けたノンフィクションライターが動物性愛を研究する動機

『聖なるズー』(集英社)
 2019年の開高健ノンフィクション賞を受賞した話題の書『聖なるズー』(集英社)を書いたノンフィクションライターの濱野ちひろさんも、長い間、パートナーからの暴力に苦しめられてきたひとりでした。

 19歳から付き合い結婚したパートナーから、約10年間に渡り、性暴力も含む身体的・精神的暴力を受けていたのです。こういった経験から愛とセックスを軽蔑しきっていた濱野さんでしたが、軽蔑するだけでは傷は回復しないということに気がつき、愛とセックスを突き詰めて考える道を選びます。

 そんな濱野さんが研究テーマに選んだのは、「動物性愛(ズーフィリア)」でした。動物性愛とは、<人間が動物に対して感情的な愛着を持ち、ときに性的な欲望を抱く性愛のあり方>(P.15)のことです。

 動物性愛者(以下・ズー)のなかには、パートナーになった動物とセックスする人もいます。動物性愛と聞いて、私が真っ先に思ったのは「それって動物虐待じゃない?」ということでした。動物は人間とは言葉が通じない。言葉が通じないのに、性的な同意をとることは不可能。それゆえ「人間が動物を一方的に性的対象として搾取しているだけでは?」と思ったのです。

 しかし本書を読み進めるうちに、境界線がぼやけてくるのを感じました。「虐待しているのは誰か」と。

動物との「対等な関係」は実現可能?
 濱野さんが研究対象にしたのは、ドイツにある世界でたったひとつしかない動物性愛者の団体「ZETA(ゼータ)」です。ゼータは「動物を愛し、危害を加えない」ことを主張している団体であり、動物をペットとして見るのではなく、「対等な」パートナーとして接することを目指しています。

 ゼータに所属するズーたちは、犬や馬を妻・夫・恋人として扱います。彼らにとって動物は家族なのです。

 ズーでなくても、ペットを飼っている人の多くは、「マロン(犬の名前)はうちの家族」とか言ったりしますよね。ただし、そういった場合のマロンの立ち位置は、「子供」であって、妻・夫・恋人ではありません。ペットは庇護すべき対象ではありますが、対等な存在ではない、というのが、多くの動物好きの共通認識ではないかと思います。

 この場合、動物の性欲は軽視されます。去勢するのが動物自身のためであると考えたり、犬が腰を振っていたとしても「やめなさい」と注意したり、「仕方ないな」と笑いつつも居心地の悪い思いをしたりするのは、「動物の性」を無視した態度だ、とも見ることができます。

 うちの実家にも猫がいて、去勢手術もしています。手術については、痛そう、かわいそうだとは思いましたが、去勢することで猫が発情を抑えて穏やかに生活できること、予防できる病気のこともありますし、罪悪感は抱いていませんでした。動物の性欲について、考えたこともなかったのです。ですが『聖なるズー』を読むうちに、動物には性欲があるし、それを人間がコントロールしたり、ないものとしたりすることは、人間側に都合のいい暴力でしかないのかもしれないと思い至り、居心地の悪い気分になりました。

 ゼータに所属するズーたちは、ほかの動物性愛者から、その倫理観の高さから、「セイント・ズー(聖なるズー)」と揶揄されています。彼らは、動物と人間は対等な存在であるという前提に立ち、対等性をどのように担保するのか、について日々悩み続けていると言います。

 濱野さんの取材したズーたちは、自分たちが「動物を性的に虐待している変態」という誤解を受ける機会が多いと知りながらも、実際には「自分の性欲を満たすため」だけのセックスには強い嫌悪感を抱いています。ズーたちはとてもロマンチックで、「愛や心の絆がないセックスには意味がない」と感じているのだそうです。

 ズーたちは、「動物が求めてきたときだけ」セックスをするのだと言います。濱野さん自身もペットを飼った経験があることから、動物が性的に求めてくるなんてにわかに信じられなかったようですが、ドイツのズーの家に寝泊まりしながら調査し、ズーが犬のマスターベーションを介助する様子を見たり、「動物から性的にアプローチされた」という日本の男性の話を聞いたりしているうちに、「動物にもセックスの欲望がある」ことに気がついたと綴っています。

<暮らしをともにする犬などの動物の性を無視していいのかという彼らからの問題提起は、議論を呼んでいいはずだ。(略)ズーたちの話を聞き、「動物にもセックスへの欲望がある」と気づかされてしまったために、私はもはやそれを無視することができない。(略)あらかじめ性を持たない「子ども」として、ただかわいがるだけの接し方のほうがよほど楽だと、正直に言えば思っている。だが、もはや、私はそのような飼い主になろうとは思わない>(P.247-248)

 動物と人間は言葉が通じません。ズーたちは、動物の意思を一方的に解釈して自分の欲求を押し付けているだけだろう、という批判に常にさらされ続けます。異種間で完全に対等になることなど不可能ではないか、とも。しかし少なくとも、本書で濱野さんが紹介しているズーたちは、言葉が通じないからこそ、いかにして対等であることができるかに心を砕いているように見えました。

 お気づきでしょうが、「対等であろう」とすることは、人間の大人同士であっても重要なことです。人間同士のセックスで、相手を尊重し対等であろうとする態度が必要とされないはずがありません。

<対等性とは、相手の生命やそこに含まれるすべての側面を自分と同じように尊重することにほかならない。対等性は、動物や子供を性的対象と想定する性行為のみに問われるのではなく、大人同士のセックスでも必要とされるものだ>(P.104)

 人間同士は、基本的に言葉で意思疎通できます。言葉で相手の意思を確認すること、そしてセックスの最中であっても言葉で訴えることができるのですから、しない手はありません。また言葉で合意をとったとしても、「対等であろう」と相手を尊重することが大切なのでしょう。

それは、愛? 正しいセックス? すっきりしない・させない。
 『聖なるズー』は、動物性愛の実態に迫った本であると同時に、性暴力を受けた著者の「カミングアウト」に至るまでの軌跡を描いた一冊でもあります。

<カミングアウトとは、自分の究極的な問題を周りの人々に知らせることだ。カミングアウトされる側は、それまで「他人事」だった問題を、身近な当事者の「自分事」として突然提示される。その行為によって、その問題はどうでもよいものではなくなり、わかち合われるべきものになる。>(P.242)

 ズーたちが「誰を愛するかの自由」を求めるように、濱野さんは「セックスを語る自由」を求めているといいます。

 この本は愛や性についてすっきり理解できる解説本ではありませんし、冒険活劇のようなカタルシスを与えはしません。反対に、モヤモヤする気持ちが残ります。そのモヤモヤ、先ほど書いたような居心地の悪さこそ、自分自身がもっと考えなければならないことを浮き彫りにしています。

 「自分はパートナーや動物と対等だろうか」「自分の望む対等な関係とはどういったものだろうか」「そもそも対等な関係を望んでいるのだろうか」「愛があるからセックスする、と単純に言い切れるのか」「セックスやセクシャリティ本能的なもので、自分では変えられないものなのか」「愛を免罪符に相手を傷つけていないだろうか・または傷つけられていないだろうか」……簡単に答えを出せない問いに、じっくり向き合っていかなければなりません。

 旧来の価値観をゆさぶる本書は、多くの人に、「自分事」として、愛や性について考え、語る機会を与えるでしょう。

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手のひらから癒やしパワー? 激安クーポンサイトで見つけた「宗教っぽい」施術を体験したら……

お安い金額で、イイことしたい! 得したい!」という女の欲望を刺激する、「クーポン雑誌」「クーポンサイト」が巷に溢れまくっている現代――。しかしあまりの安さに、「こんなに安くて大丈夫?」「逆に損するなんてやーよ!」と、クーポンに半信半疑の人もいるはず。そんなあなたに向けて、女が特に気になる「美容・健康クーポン」を、世界で最も「安い!」に弱い大阪出身の女性ライターが、覆面調査員としてレポートしちゃいます!

 最近、クーポンサイト「E」にハマっている筆者。というのも、この「E」は、年10回以上のサービス利用で得られる特典「ゴールドパスポート」を保持することで、年間を通して多くのプランが最大半額で体験できるお得なサイトなのだ。予約もスムーズに取れ、多くの店舗で「PayPay(ペイペイ)」を使って決済できるのもメリットだと感じている。今回はそんな「E」と、お馴染みのクーポンサイト「G」で見つけた3軒のサロンに潜入する!

潜入その1:「クーポンエステあるある」を打破!?/千石・L

【メニュー】フェイシャルエステ80分
【クーポン価格】2,000円(60%オフ)

 今回「E」で見つけたのは、「ジジババの原宿」こと東京・巣鴨からほど近い千石の激安クーポン。前日に予約を取り、いざ出陣したところ、お店は超高級住宅街の中にあるプライベートサロンだった。「個人のお客様を大切にする」というスタンスのお店のようで、オーナーさんが直々に施術を行ってくれるという。

 このサロンの特徴は、知る人ぞ知る化粧品が使われているところだろう。シワやほうれい線にも効果が期待できるなどと、クオリティーの高さで知られている化粧品だけに、そのアイテムをフルに使ってエステを施してくれるとなれば、必然的にテンションも上がる。オーナーさんが、写真よりもずっと若いと感じたのも、「もしかしてあの化粧品効果?」と期待を高めてくれた。

 今回筆者がセレクトしたコースは毛穴の黒ずみ、開き、くすみなどをケアするコース。スチームをあてつつ、途中、超音波機器で振動を与え、クレンジングとマッサージ、そして最後にパックをしてくれ、とにかく「施術者が肌に触れてくれる時間が長いこと」に感動した。クーポンエステ店では「施術時間だけやたら長く、なのに施術者が肌に触れてくれる時間は短い」というのは「あるある」なのだが、そのガッカリ感は皆無であった。ちなみにこのオーナーさん、エステ業界で10年以上のキャリアがあり、昨年このサロンをオープンしたとのことで、腕のほうもなかなかのものだった。

 コース終了後、鏡を見ると、肌がワントーン明るくなり、口角もキュと上がって、小顔なったように見えた。しかし、そんなふうに見えたのは筆者だけなのか、翌日会った知り合いに「大丈夫? 疲れた顔しているよ」と言われ、大撃沈であった。

クーポン満足度:★★★☆☆
リピート思案度:★★★☆☆
※「あの化粧品でエステ」というのは

【メニュー】温熱療法30分
【クーポン価格】1,000円(80%オフ)

 「コワイもの見たさ」から、思わず「E」で購入してしまったのが「温熱療法」なる施術のクーポン。調べてみると、なんでもこのお店の代表は「レイキヒーラー」だという。レイキとは一体……と思って調べてみたところ、民間療法の一つで、手当て療法、エネルギー療法の一種となっていた。漢字では「霊気」と書き、手のひらから発する癒やしのエネルギーによって、不調和を整えるといったものだというが……正直、なんだそりゃ! ますますわからん! と思ってしまう。何らかの宗教なのではと怪しくさえ感じる。

 ドキドキしながら予約を取り、お店へと足を運ぶ。店舗のドアを開けると、普通の事務所という印象だ。サイトに掲載されていた写真では、やや怪しげな雰囲気を醸し出していた代表だが、実際に会うととても紳士的な感じがした。

 まずはカルテ記入。その後、施術台にうつ伏せになり、温熱療法を施してもらう。この温熱療法は、熱刺激によって気の流れをスムーズにするというものらしく、ここでは、温熱器を押し当てながらの施術ということだった。たとえるなら「人間アイロン」だが、レイキヒーラーでも手のひらだけではダメなのか、温熱器はまた別の話なのか……と疑問がよぎる。

 このお店に伺ったとき、ちょうど仕事の忙しさがピークであったため、筆者の背中はガチガチの状態。温熱器で温められると、確かに気持ちいいにはいいのだが、代表が「一度しっかり治療した方がいいです。ゆっくり来てください」を連発するため、スッと我に返ってしまう。というのも、公式サイトで確認した「基本施術」は、60分で1万5,000円(初診料込み)のセレブ価格だったから。このお店はどちらかというと、スピリチュアルな世界に生きている人向けなのだろうと思ってしまった筆者である。

 ちなみに、行きつけの鍼灸院の先生の話では、「なんとなく『治療しなきゃ』と思わせるのが、施術者の腕の見せどころなのよ!」とのこと。怪しげな勧誘もなく、それなりに技術はある施術者だと思ったので、今回は良しとしよう。

クーポン満足度:★★★☆☆
リピート思案度:★★★☆☆
※レイキに興味があるなら、オススメかも?

【メニュー】シロダーラ約85分/ヘッドマッサージ約5分
【クーポン価格】4,000円(55%オフ)

 久々に使用した「G」で見つけたのは、アーユルヴェーダ式シロダーラ施術のクーポン。この施術は45〜60分で、通常価格1万円前後なので、「このお値段なら」と思い切って購入した。

 シロダーラは、ヘッドスパトリートメントの一種で、額の第3の目「チャクラ」にハーブオイルを垂らし続ける、いわば「脳のマッサージ」だという。誰でも受けてOKというものではなく、体質に合わない人が受けると、逆に体調が悪化する場合もあると耳にする。どうなるものかと少し不安を抱きながら、今回筆者は、施術時間約90分、約85分がシロダーラ、約5分がヘッドマッサージというコースを選んだ。

 筆者が潜入したサロン「N」では、まず5分ほどヘッドマッサージを行い、その後、シロダーラに。なお、体質をチェックしてから、どのハーブオイルを使用するか決めるのだろうかと思ったが、そういったことはなかった。

 さて、お待ちかねのシロダーラだが、温度調節したオイルを額に垂らすため、首に枕を入れたはいいものの、だんだん首が痛くなり、さらに生暖かいオイルは頭の後ろに伝うのではなく、顔や耳にも流れてくる始末。感覚的には頭からドクドクと血が流れるようなものだった。長時間ベッドに横になっていたのでウトウトはしたものの、リラックスには程遠く、施術後、すっきりと爽やかな感じも特になかった。

 翌日、行きつけの鍼灸院でボディーチェックしてもらったところ「首がガチガチなんですけど」と言われ、やっぱりそうだよねと深く頷いてしまった。

クーポン満足度:★★☆☆☆
リピート思案度:★★☆☆☆
※正直、美容院でだったら受けたいかも

吉原杏(よしわら・あんず)
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生~ゼロからわかる株の教科書~』(オープンアップス)などのアプリ作家として活動。

手のひらから癒やしパワー? 激安クーポンサイトで見つけた「宗教っぽい」施術を体験したら……

お安い金額で、イイことしたい! 得したい!」という女の欲望を刺激する、「クーポン雑誌」「クーポンサイト」が巷に溢れまくっている現代――。しかしあまりの安さに、「こんなに安くて大丈夫?」「逆に損するなんてやーよ!」と、クーポンに半信半疑の人もいるはず。そんなあなたに向けて、女が特に気になる「美容・健康クーポン」を、世界で最も「安い!」に弱い大阪出身の女性ライターが、覆面調査員としてレポートしちゃいます!

 最近、クーポンサイト「E」にハマっている筆者。というのも、この「E」は、年10回以上のサービス利用で得られる特典「ゴールドパスポート」を保持することで、年間を通して多くのプランが最大半額で体験できるお得なサイトなのだ。予約もスムーズに取れ、多くの店舗で「PayPay(ペイペイ)」を使って決済できるのもメリットだと感じている。今回はそんな「E」と、お馴染みのクーポンサイト「G」で見つけた3軒のサロンに潜入する!

潜入その1:「クーポンエステあるある」を打破!?/千石・L

【メニュー】フェイシャルエステ80分
【クーポン価格】2,000円(60%オフ)

 今回「E」で見つけたのは、「ジジババの原宿」こと東京・巣鴨からほど近い千石の激安クーポン。前日に予約を取り、いざ出陣したところ、お店は超高級住宅街の中にあるプライベートサロンだった。「個人のお客様を大切にする」というスタンスのお店のようで、オーナーさんが直々に施術を行ってくれるという。

 このサロンの特徴は、知る人ぞ知る化粧品が使われているところだろう。シワやほうれい線にも効果が期待できるなどと、クオリティーの高さで知られている化粧品だけに、そのアイテムをフルに使ってエステを施してくれるとなれば、必然的にテンションも上がる。オーナーさんが、写真よりもずっと若いと感じたのも、「もしかしてあの化粧品効果?」と期待を高めてくれた。

 今回筆者がセレクトしたコースは毛穴の黒ずみ、開き、くすみなどをケアするコース。スチームをあてつつ、途中、超音波機器で振動を与え、クレンジングとマッサージ、そして最後にパックをしてくれ、とにかく「施術者が肌に触れてくれる時間が長いこと」に感動した。クーポンエステ店では「施術時間だけやたら長く、なのに施術者が肌に触れてくれる時間は短い」というのは「あるある」なのだが、そのガッカリ感は皆無であった。ちなみにこのオーナーさん、エステ業界で10年以上のキャリアがあり、昨年このサロンをオープンしたとのことで、腕のほうもなかなかのものだった。

 コース終了後、鏡を見ると、肌がワントーン明るくなり、口角もキュと上がって、小顔なったように見えた。しかし、そんなふうに見えたのは筆者だけなのか、翌日会った知り合いに「大丈夫? 疲れた顔しているよ」と言われ、大撃沈であった。

クーポン満足度:★★★☆☆
リピート思案度:★★★☆☆
※「あの化粧品でエステ」というのは

【メニュー】温熱療法30分
【クーポン価格】1,000円(80%オフ)

 「コワイもの見たさ」から、思わず「E」で購入してしまったのが「温熱療法」なる施術のクーポン。調べてみると、なんでもこのお店の代表は「レイキヒーラー」だという。レイキとは一体……と思って調べてみたところ、民間療法の一つで、手当て療法、エネルギー療法の一種となっていた。漢字では「霊気」と書き、手のひらから発する癒やしのエネルギーによって、不調和を整えるといったものだというが……正直、なんだそりゃ! ますますわからん! と思ってしまう。何らかの宗教なのではと怪しくさえ感じる。

 ドキドキしながら予約を取り、お店へと足を運ぶ。店舗のドアを開けると、普通の事務所という印象だ。サイトに掲載されていた写真では、やや怪しげな雰囲気を醸し出していた代表だが、実際に会うととても紳士的な感じがした。

 まずはカルテ記入。その後、施術台にうつ伏せになり、温熱療法を施してもらう。この温熱療法は、熱刺激によって気の流れをスムーズにするというものらしく、ここでは、温熱器を押し当てながらの施術ということだった。たとえるなら「人間アイロン」だが、レイキヒーラーでも手のひらだけではダメなのか、温熱器はまた別の話なのか……と疑問がよぎる。

 このお店に伺ったとき、ちょうど仕事の忙しさがピークであったため、筆者の背中はガチガチの状態。温熱器で温められると、確かに気持ちいいにはいいのだが、代表が「一度しっかり治療した方がいいです。ゆっくり来てください」を連発するため、スッと我に返ってしまう。というのも、公式サイトで確認した「基本施術」は、60分で1万5,000円(初診料込み)のセレブ価格だったから。このお店はどちらかというと、スピリチュアルな世界に生きている人向けなのだろうと思ってしまった筆者である。

 ちなみに、行きつけの鍼灸院の先生の話では、「なんとなく『治療しなきゃ』と思わせるのが、施術者の腕の見せどころなのよ!」とのこと。怪しげな勧誘もなく、それなりに技術はある施術者だと思ったので、今回は良しとしよう。

クーポン満足度:★★★☆☆
リピート思案度:★★★☆☆
※レイキに興味があるなら、オススメかも?

【メニュー】シロダーラ約85分/ヘッドマッサージ約5分
【クーポン価格】4,000円(55%オフ)

 久々に使用した「G」で見つけたのは、アーユルヴェーダ式シロダーラ施術のクーポン。この施術は45〜60分で、通常価格1万円前後なので、「このお値段なら」と思い切って購入した。

 シロダーラは、ヘッドスパトリートメントの一種で、額の第3の目「チャクラ」にハーブオイルを垂らし続ける、いわば「脳のマッサージ」だという。誰でも受けてOKというものではなく、体質に合わない人が受けると、逆に体調が悪化する場合もあると耳にする。どうなるものかと少し不安を抱きながら、今回筆者は、施術時間約90分、約85分がシロダーラ、約5分がヘッドマッサージというコースを選んだ。

 筆者が潜入したサロン「N」では、まず5分ほどヘッドマッサージを行い、その後、シロダーラに。なお、体質をチェックしてから、どのハーブオイルを使用するか決めるのだろうかと思ったが、そういったことはなかった。

 さて、お待ちかねのシロダーラだが、温度調節したオイルを額に垂らすため、首に枕を入れたはいいものの、だんだん首が痛くなり、さらに生暖かいオイルは頭の後ろに伝うのではなく、顔や耳にも流れてくる始末。感覚的には頭からドクドクと血が流れるようなものだった。長時間ベッドに横になっていたのでウトウトはしたものの、リラックスには程遠く、施術後、すっきりと爽やかな感じも特になかった。

 翌日、行きつけの鍼灸院でボディーチェックしてもらったところ「首がガチガチなんですけど」と言われ、やっぱりそうだよねと深く頷いてしまった。

クーポン満足度:★★☆☆☆
リピート思案度:★★☆☆☆
※正直、美容院でだったら受けたいかも

吉原杏(よしわら・あんず)
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生~ゼロからわかる株の教科書~』(オープンアップス)などのアプリ作家として活動。

コスプレ業界にはびこる「性犯罪」の実態――“トイレ盗撮”された人気コスプレイヤーの悲痛な思い

カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

 コスプレイヤーを撮影するカメラ小僧、通称「カメコ」のぶっ飛んだ言動をご紹介した前回に続き、今回は“エロキモカメコ”に遭遇した一件をぶっちゃけます。

 連載1回目で明かした通り、私はコスプレ写真集を販売し、収入を得ていました。そのコスプレ写真集の内容が「どんどんエロくなってしまう」なんて話もしましたが、これは被写体となるコスプレイヤーの意思だけではなく、カメコの影響が大きかったんだと、今になって思います。長年、顔なじみのカメコさんに写真を撮られていると、最初は恥ずかしかった水着撮影も慣れてしまい、いつの間にか“ほぼ素っ裸”でも平気になってしまうのです。

しれっと「緊縛」を要求してくるカメコ

 私は、撮影会で好みの写真を撮ってくれるカメコ・Bさんに出会い、コスプレ写真集制作のお手伝いをお願いしたことがあります。Bさんはほかのコスプレイヤーさんの写真集撮影もお手伝いしていて、界隈からの信頼がありました。そのため、こちらも警戒心ゼロになってしまい、ラブホテルで1対1の撮影をしたのです。

 ……といっても、いきなり変な要求はしてきません。場所はラブホでも、最初は普通の撮影で終わりました。しかし、回を重ねるうちにBさんは

「〇〇のコスプレするなら、▲▲バージョンの衣装(よりエロい衣装)を持ってるから、着てみない?」
「××ちゃんの写真集撮影したときは、ローションでヌルヌルになる撮影をしたんだよね。彼女の写真集けっこう売れてるみたいだから、そんな感じで撮ってみない?」
「今は“緊縛”がはやってるんだってさ。蜜ちゃんもチャレンジしてみない?」

 などなど、あくまでも“売れる作品作りのアイデア”として、しれっとエロいことを提案してきたのです。

 当時の私は「なるほど、やってみよう!」とBさんに言われるがまま、服じゃなくて“ほぼヒモ”みたいな衣装を着てみたり、縄で縛られて撮影してみたり、ローションで衣装を濡らされたり(Bさんは「濡れた衣装に興奮する」らしい。知らんがな)、ニプレスや前貼りの上から生クリームを塗られたりしていました。

 ちなみに、生クリームって体温で溶けてくるので、撮影中に何度も塗り直さないといけないんですが、こっちはポーズを決めているので、Bさんが丁寧に塗り直してくれるんです。そうすると必然的に、私の大事なところを何度も触ることになるので、まったくありがたい話じゃなかったです。

 自分の感覚としては「アート作品作り」だったので、Bさんと協力していいものを作ろうと熱くなっていて、このおかしさに気づかなかったし、気づこうともしませんでした。でも今なら、Bさんがしたことは立派なセクハラであり、一歩間違えば性暴力だったのだとわかります。

 Bさんのような“エロキモカメコ”の中には、右も左もわからない中学生コスプレイヤーにエロいポーズを求めて無理やり撮影をしたり、撮影会を主催してスタジオのトイレや更衣室を盗撮したり、イベント後に居酒屋で打ち上げをしたあと、酒に酔わせたコスプレイヤーをラブホに連れ込んで強姦するなど、犯罪を犯す人もチラホラいます。

 「撮影会スタジオでトイレ盗撮」を実行し逮捕された人が、過去に私も写真集の撮影をお願いした人だと知った時は、衝撃が走りました。もちろん私もそのスタジオを利用していたので、トイレを盗撮されていたんじゃないかと思うと、本当にショックです。

 彼が撮影した写真は、レタッチをしなくても透明感のあるキレイな仕上がりだったので、私はその“写真”がすごく好きでした。しかし、この一件があったことで、自分が置かれている世界の異常さを思い知ることになりました。もちろん、純粋にコスプレが好き、作品が好き、撮影が好きで良い写真を撮りたいというカメコさんもいますので、“エロキモカメコ”のせいで真面目なカメコさんが誤解されないよう願うばかりです。

 ひとくちに「カメコ」といっても、さまざまな人がいることを学びました。地下アイドルストーカー刺傷事件、秋葉原耳かき店員殺人事件は、いずれも男性から見て「身近で気軽に会える手の届きそうな女性」が、深刻な被害に遭っています。“エロキモカメコ”には、コスプレイヤーも同じように見えているでしょう。

 犯罪に巻き込まれてからでは遅いですから、コスプレイヤーさんや、これからコスプレイヤーになろうと思っている人たちには、“エロキモカメコ”のうまい言葉にだまされず、何よりも「自分の身を守る行動」をしてほしいと思います。

『M 愛すべき人がいて』は『奪い愛、冬』の二番煎じ? 「SNSウケ狙いのコント仕立て」と関係者

 浜崎あゆみの自伝的小説、『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎、以下『M』)を原作に制作される同名ドラマ(テレビ朝日系)。主人公・アユを演じる安斉かれん、相手役・マサを演じる三浦翔平に加え、マサの秘書役に田中みな実、さらに高橋克典、高嶋政伸、白濱亜嵐(GENERATIONS/EXILE)といった追加キャストが発表された。

 昨年の夏に刊行され大ヒットを飛ばした浜崎の自伝的小説が原作ともあり、放送前から話題にはなっているものの、どうやら「あの作品」の二番煎じになりそうだとテレビ関係者は語る。

「テレビ朝日が制作し、ゼネラルプロデューサーは横地郁英、脚本は鈴木おさむが務め、三浦翔平がメインの役を演じる。この布陣、実は同局で2017年に放送した『奪い愛、冬』(以下、『奪い愛』)と全く同じなんですよね。『奪い愛』は金曜ナイトドラマ(23時台)枠ということもあり、予算もあまりかかっていなかったが、回を増すごとに波乱万丈なストーリーが話題を呼び、視聴率も初回6.6%から最終回には8.0%まで上昇。昨年末には2夜にわたりイッキ見再放送されるほどの人気ぶりで、結果的にかなりコスパが良いドラマだったと、業界内でも評判でした」(キー局ドラマ制作部社員)

『奪い愛』は倉科カナ演じる主人公を中心に、4人の男女が織りなすドロドロの愛憎劇。往年の昼ドラのようなストーリー展開だったが、特に主人公の元彼(大谷亮平)の妻役を演じた水野美紀が怪演し、その狂気すら感じる芝居と過剰すぎるセリフがSNS上で大きく話題を呼んだ。

「『奪い愛』は実際コントみたいなドラマで、さすが鈴木おさむの脚本といった感じ。水野美紀のエキセントリックなセリフや表情のスクリーンショットがSNS上で広く拡散されると、そこから回を重ねるごとに盛り上がっていった印象です。制作サイドもこれに味をしめたんじゃないですか。『M』も『奪い愛』メソッドで、過剰な演出やセリフを畳み掛け、SNS上でバズらせようっていう魂胆が見えるんですよ。特に田中みな実に、『奪い愛』でいう水野美紀のような“バズり”を期待しているに違いありません。だって彼女がポスタービジュアルでつけてる謎の眼帯、どう見てもコントじゃないですか(笑)。真面目にあゆの生涯を描くというよりは、ネタ化して反響を集めようという腹づもりなんでしょう」(前出のドラマ制作部社員)

 果たして『奪い愛』に続く”二匹目のどじょう”となるのか? 「あゆの自伝」は壮大なコントドラマとして視聴者を釘付けにするかもしれない。

出刃包丁で143カ所ズタズタに――“うわさ話”に追い詰められた女の鬱屈【練馬・隣家主婦メッタ切り殺害事件:後編】

 昭和51年、1月28日。練馬区東大泉に暮らす主婦・佐藤明子さん(仮名・当時40)はパートから自宅に帰ったと同時に、隣人の青木友子(仮名・当時47)から出刃包丁で切りつけられた。顔と頭をひたすらに包丁で切りつけられ、頸動脈切断による出血多量で死亡。合計143カ所もの傷がつけられ、両手首は切断、顔は元の姿がわからないほど切り刻まれていた。

(前編はこちら)

都営住宅に同年に入居、“普通”の隣人付き合いだった

 友子がこの都営住宅に家族と住み着いたのは昭和32年。夫は、通産省(当時)の工業技術院の課長で、当時21歳の長女を筆頭に、4人姉妹と共に暮らしていた。東京に生まれた友子の父親は早くに亡くなり、女手一つで育てられた。母親はマッサージや三味線を教えながら、友子を大妻女子専門学校へ通わせ、卒業後は千葉県市川市の中学校で教師となったが、1年ほどで退職する。職業訓練校でタイプを習い、工業技術院の採用試験に見事合格。ここで夫と出会い、結婚に至った。

「犯人の青木さんは、普段から口数が少なくておとなしい奥さんだったんですよ。まさかあんなことをするなんて……」

 近所の主婦たちは事件当時、こう口々に語っている。一方、被害者の明子さんは高校卒業後、生命保険会社に勤める夫と結婚し、のちに遺体の第一発見者となる長女を含む、子ども2人をもうけた。近所でも「都営小町」と呼ばれるほどの美人で明るい性格。PTAの役員を務めるなど地元の信頼も厚く、子どもも成績優秀で、家庭は至って円満であった。

 明子さん一家も、友子一家と同じく昭和32年に、この都営住宅に入居。以後、何もなく“普通”の隣人付き合いをしていた。途中の10年間を、明子さんの夫の転勤先である関西で過ごし、事件の3年前に戻ってきた。明子さんの長女と友子の末娘とは同じ学校の同級生でもあった。

「佐藤さんの奥さんは、おとなしくて几帳面で、きれいな方だけど控え目のいい奥さんです。殺されるほどの恨みを買う人とは思えませんよ」

 近所の主婦たちは、やはり口々にそう言った。ではなぜ、友子は隣家の主婦を殺害するまでの恨みを抱いたのか。

 ほころびが表面化したのは事件の前年7月。友子は精神科にかかり、医師にノイローゼと診断されていた。しかし、周辺住民はその前から、友子を“異分子”と見ていたふしがある。こんな声も聞こえてきたからだ。

「自分は高学歴ってのを鼻にかけていた。そのくせ生活はだらしなくて、子どもにも平気で汚れた服を着せていた」

「道で出会っても、ロクに挨拶もしなかった」

 そのうえ、友子夫妻の“不仲ぶり”は、もはやご近所では周知の事実でもあった。家からは、毎夜のように夫婦喧嘩の声が聞こえ、時には「殺すなら殺せ!」という友子の絶叫が近隣に響き渡ることすらあった。夫の勤務先が遠方になり、家を空けることが増えたため、近所では「ダンナさんには女がいて、あまりかまってもらえず、別居までしてたらしいわよ」とうわさ話に花が咲く。さらに、友子の実母も

「青木は、離婚したいということばかり言ってきました。友子のほうは主人にかまってもらえない、と泣いてくることもあり、体のあちこちにアザをつけてきたこともあった。黙っておけば、夫婦だからなおる。お前が辛抱しさえすれば丸く収まる、といい聞かせては帰したんです」

と、不仲を認める。そして事件前年の暮れのある夜、友子の夫からこんな電話があったことも明かした。

「あんなバカをくれて! そちらへ返すから、明日とはいわん。いますぐ迎えに来てくれ」

 その夫は、夫婦喧嘩の最中に、友子にこう言い放ったことがある。

「少しは隣の奥さんを見習え」

 近所の住民がこれを立ち聞きしていた。

 友子は、このように夫婦の衝突が外に漏れていることや、住民らのうわさ話を知っていたのか。それとも夫の言葉が呪いのように彼女の心を締めつけていったのか。“見習え”と言われた隣家の明子さんは、家族と共に順風満帆な日々を送っている。

 いつからか友子は、明子さんを単なる隣人ではなく、ライバルとして注視するようになり、最終的には自分の生活を妨害する「首謀者」だと思い込んでいった。

 それは逮捕後の友子の供述からよくわかる。

「佐藤さんは何かにつけて私を目の敵にした。頼みもしないのに私の家の前のドブ掃除をしたのも、私の悪い評判を近所に言いふらすためじゃないか。去年プレハブの子ども部屋を作ったとき、風通しが悪くなる、と文句をつけてきたりしたんです。布団をうちの方に向けてパタパタ叩いたり、電気掃除機でうるさい音を立てたりするのも、嫌がらせだと考えました。佐藤家で飼っていた小鳥もうるさかった」

 こう語り、両手首を切り落とそうとしたのも「この器用な手さえなければ、ドブ掃除も、自転車に乗ることもできなくなると思った」。こんな理由からだった。

 事件前日、友子は何かを訴えたかったのか、実母の住む実家にふらりと現れた。来客中だったため、母は友子に映画のチケットと3,000円を渡した。

「私、『フーテンの寅さん』を見てくるわ。うさばらしになる」

 こう告げて映画に出かけて行った友子の心が晴れることはなく、翌日、事件を起こした。のちに東京地裁で裁かれた友子には懲役10年の判決が言い渡され、控訴せずに確定している。

 彼女は近所のうわさに翻弄されたのか、それとも夫の何気ない一言が重荷となり、不条理を押し付けられた憎しみを明子さんに向けたのか――。

友子と夫それぞれの、その後の“ご近所づきあい”

 妻に心無い言葉をかけたことを認識しているのかいないのか、友子の夫は事件から1年後、驚くべき行動に出た。被害者である明子さんの夫ら遺族を相手取り、3000万円の損害賠償を求める訴訟を提起したのである。事件の示談協議がこじれた結果であった。

「明子さんの夫らは、友子の夫の勤務先上司宛てに、退職を促すような電話をかけ、さらに自宅の周りに『人殺しの家』など、ペンキで書くなどして退職せざるを得ない状況に追い込んだ」など、果たして本当に明子さんの夫によるものか不明な事柄までも訴えてきたのだ。

「もう、呆れてしまって、開いた口がふさがらないといった気持ちですよ」

 と明子さんの夫は当時の取材に応えている。

 そして、逮捕後に警視庁の留置場に送られていた当の友子は「幸恵ちゃん誘拐事件」で逮捕され、留置場に入っていた新井フデ(当時42)と同じ房になっていた。酒に溺れ、職を転々とする……そんな男たちとの結婚や出産、そして離婚の果てに、ようやく好きな男性と結婚したフデ。ところが彼とだけは子宝に恵まれず、他人の子どもを誘拐し、自分の子どもとして育ててきた女性だった。フデは、2日後にやってきた友子をこう慰めたという。

「私もつらい経験をした。あんたも気を確かにもちなさい。しっかりしなさい」

 新たな“ご近所づきあい”が始まっていた。

<参考文献>
「新潮45」2007年3月号
「週刊実話」1999年11月4日号
「女性セブン」1976年2月18日号
「アサヒ芸能」1977年3月17日号
「週刊女性」1976年2月17日号
「週刊ポスト」1976年2月13日号
「週刊文春」1976年2月12日号
「週刊朝日」1976年2月13日号

「Domani」港区タワマン住民の「子育て」は時代逆行!? 「洗濯板を使わせる」意識の高さに衝撃

 働くママ向けファッション誌「Domani」(小学館)4・5月号の特集は、「やってきました! ワー/ママもピッカピカ だけどドッタバタの新学期!」です。進学やクラス替えなど、子どもの環境が変わるこの季節、「Domani」が読者として想定するハイクラスなキラキラワーママにも、懸案事項が山盛りでドッタバタだそうです。早速、中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎ワー/ママ川柳2020
◎“はじめまして!”の『ママの日』メーク、『ワーの日』メーク
◎ごめんなさい(ハート)“世界でいちばん、おうち好き”なもので…。

直球すぎるワーママ川柳

 最初に見ていくのは、「ワー/ママ川柳2020」です。「ピッカピカママによる全然ピッカピカじゃない働く母の心の叫び、集めてみました!」とのこと。「川柳はWEB Domaniおよび公式SNS、メールマガジン等で募集したものです」と注釈があるものの、投稿者の名前やペンネーム、年代などの情報は一切掲載されていないのが少し気になります。

 取り上げられている川柳は「終わらない 仕事も家事も 子育ても」「終わりません 時短勤務に この仕事」「呼び出しは 仕事が大事な ときばかり」など、仕事と子育てを両立する大変さを単刀直入に訴えるものが多い一方、「義理母に 子守りを頼み アフリカへ」といった個人的作品、「すみません 1000回言って 早退す」といった、「せいぜい100回では」と無粋なツッコミを入れたくなる作品なども。

 よく知られた川柳コンテスト「サラリーマン川柳」「シルバー川柳」の入賞作品のようなユーモア、ひねりがないことが一層、ストレートにワーママの余裕のなさを表現しているように感じ、読んでいて心配になりました。

 続いては「‟はじめまして!”の『ママの日』メーク、『ワーの日』メーク」。今号で最も「Domani」の闇を感じた企画です。

 子どもの新学期はママにとってもコミュ力が試される時だとして、「『コミュ力が高そう』と思わせるメーク」を紹介しているのですが、読者モデル「Domanist」6人による座談会の内容が、とにかく恐ろしい。

 まず、産前はバッチリメークだったという読者モデルの、こちらの発言。

「それまでと同じメークで児童館に行ったらナチュラルメークのママから話しかけられなくて。その代わり、メークもファッションも気合いの入ったママに声をかけられました(笑)。濃いメークにしたつもりはなかったけれど、ママらしさはなかったかも」

 児童館デビューで誰かからあからさまに無視されたり、仲間外れにされたわけでもない上、「メークもファッションも気合いの入ったママ」に声をかけてもらえたなら万々歳では? と思える話ですが、なぜかこの方は「(笑)」をつけ、これを“失敗談”として語っています。自分のメークに「ママらしさはなかった」ことが“失敗”の原因だと分析していますが、その「ママらしさ」は、この読者モデルの個人的観念に過ぎません。「児童館でメークもファッションも気合いの入ったママ」を、この読者モデルは「ママらしくない」と感じ、無意識に「一緒にされたくない」と思ったのでしょうか。

 また別の読者モデルは、薄いメークのときにママ友と会ったときには、「今日の顔は違うんです。これでラベリングしないで」と思うとか。一方で、仕事の都合でフルメークだった日に保護者会に遅刻した時のことは「初対面の人には『子どものことを差し置いてメークを優先するなんて、自分のことが大好きな人かしら。お子さんもそういう性格?』って思われたかも」と振り返っています。メークが薄くても濃くても悩みは尽きない様子。

 読者モデルの方々には、思い込んでいる「ママらしさ」や「ラベリング基準」に縛られず、もっと気楽に生きてほしい! と思うと同時に、そもそも「ママらしさ」「ラベリング基準」の刷り込みを行っているのは、「Domani」のこういう企画なのだと気づきます。

 「Domani」は、“たった一瞬のメークやファッションの印象で他人をラベリングすること”を普通のことだと捉えているのだろうか? 子どもにもそう教えるようなママが想定読者なのだろうか? と考えると、ますます恐ろしくなってきます。

 実際の読者のほとんどは、この座談会に出てくるような凝り固まった思考を持っていないだろうし、ワーママ川柳のような忙しさの中で、他人のメークをそこまで気にしていないのでは。「Domani」は、ワーママを応援しているようで逆になめている……と思われても仕方ないかもしれません。

 最後は、おうち自慢企画「ごめんなさい(ハート)“世界でいちばん、おうち好き”なもので…。」。モデル・黒木ナツミの23区内一軒家、滋賀県在住Domanistの一軒家などが紹介されています。

 中でも目を引いたのは、港区のタワマン上層階に住むDomanist。自動車販売会社を経営する夫が元々住んでいたタワマンの別階住居110平米を新たに購入したそうで、リビングの壁一面が窓という造りで、ビル群が見渡せます。

 その暮らしぶりにも、意識の高い感じが漂います。生活感のないスッキリとした部屋で、「家具以外にあるものは…息子の学習本くらい!?」とのこと。その一人息子はまだ3歳ですが「テレビは見せませんが図鑑のDVDならOK」と決め、『図鑑 NEO』シリーズ(小学館)を見せているそうです(これは「Domani」の版元が小学館だから……という流れでしょうか)。さらに「夜景の美しさは、また格別!」という大きな窓付きバスルームでは、息子に「水遊び感覚で自分の洗濯物を洗濯板で洗ってもらう」そう。

 時代に逆行し、図鑑DVDだけ見て、洗濯板を使う男子。なかなかの人物になりそうです。リアル意識高い系タワマン住人の子育てを垣間見ることができて、こちらは素直に楽しめました。

美容アカが崇拝する中国の美女たちーーブレイク中のグーリー・ナーザーは“第二のアンジェラベイビー”になるのか?

 元EXO・ルハンが主演するドラマ『擇天記~宿命の美少年~』にヒロイン役として出演し、その美貌が中国で大きな話題となった女優・グーリー・ナーザー(グリナザ/古力娜扎)。彼女が今、中国でブレークを果たし、さらに日本の“とある層”からも熱い支持を集め始めている。

 「絶世の美女」と謳われ現在中国でプチブレーク中の彼女は、ウルムチ出身1992年生まれの27歳。映画関係の人材を養成する名門大学・北京電影学院を卒業し、172cm50㎏という抜群のスタイルと美貌を持ちながらも、親しみやすいキャラクターでバラエティ番組し人気を博している。

 中国の人気トーク番組『你好生活』 に出演した際には、自身のとんでもない食の好物を暴露し、これによってさらに好感度が爆上がりした。「スターを自然あふれる地域に招待し、素に近い状態で自身の近況を話してもらう」というコンセプトの同番組で、「中国のお茶文化」に触れた彼女は「お茶を飲むのは大好き。けど、一般の人とは違って辛いものが好きかも」と発言。なんでも、グーリー・ナーザーはお茶を淹れた後のティーバッグをこじあけ、そのまま葉っぱをムシャムシャ食べるのが大好きだというのだ。「辛いものが好き」というのも、茶葉を噛んだ時に辛味が強いもののほうが良いということだろう。「落ち込んでたり気分が悪い時は50個ぐらい食べる」そうで、後にこのやりとりは中華圏で大きなニュースとなった。彼女はこの茶葉を食すこと以外にも、唐辛子を丸かじりするクセもあると告白しており、「異食症ではないか」と彼女の身を心配した現地メディア報道も出るくらいだ。

 しかし、そんな変わったクセが彼女の魅力をより引き立てた。中華圏では「美人なのにちょっと変」「美人だけど親しみやすい」と、このキャラクターが大ウケし、今や飛ぶ鳥を落とす勢いだ。日本でもローラや滝沢カレンなど、美貌と天然ボケのギャップで親しまれている女性タレントがいるが、グーリー・ナーザーもこの系統に近いかもしれない。さらに、2019年にはネットユーザーが選ぶ「新疆四美」(新疆出身の美しい人TOP4)のうちの1人にも選出された。

美容アカから圧倒的支持を集めているアンジェラベイビー(Getty Imagesより)
 そもそも、「新疆四美」というランキングが出来るほど、中国では「新疆出身の美女」の需要がとても高い。グーリー・ナーザーのほかにも、ドラマ『宮廷の諍い女』で最も華やかな妃・華妃を演じたジャン・シン(蔣欣)や、19年は惜しくもTOP4には入らなかったが、ドラマ『永遠の桃花〜三生三世』の白鳳九役で一躍スターとなったディルラバ・ディルムラット(迪丽热巴)など、数々の美女が生まれている地域だ。彼女たちが持つ美しい目鼻立ちと陶器のような肌の秘密は、新疆がアジアと中東の丁度真ん中に位置することから、さまざまな血が融合しているからじゃないか……などとも囁かれている。

 また、グーリー・ナーザーはアジアの美容好きのSNSコミュニティー、いわゆる「美容アカウント」(美容アカ)界隈からも注目が高まっている。韓国では「まるで仙女」と評価され、日本の美容アカからは「圧倒的オーラ」「グリナザ様になりたい」という声が徐々に増え始めた。

 日本の一般人が「美人」を思い浮かべるとき、北川景子や最近だと白石麻衣(乃木坂46)を挙げるかもしれないが、ツイッターなどの美容アカ界隈では韓国・中国美女を崇拝する女性がとても多いのだ。特に、中国の女優ファン・ビンビン(范冰冰)やモデルのアンジェラベイビー(楊穎)は、美容アカの間ではレジェンド的な扱いになっている。特に、アンジェラベイビーに関しては、整形を志す女性のアカウント「整形アカ」からの支持が厚く、アイコン写真に掲げられることが多々ある。彼女たちは、日中韓を横断し美容を趣味にする人々の「究極の理想の顔」として、崇められているのだ。

 このようにアジア中から熱視線を送られる中国の美女だが、そこに彗星の如く現れたグーリー・ナーザーはきっと日本の若い女性の間でも「第二のアンジェラベイビー」として、今後ますます羨望を集めていくに違いない。

美容アカが崇拝する中国の美女たちーーブレイク中のグーリー・ナーザーは“第二のアンジェラベイビー”になるのか?

 元EXO・ルハンが主演するドラマ『擇天記~宿命の美少年~』にヒロイン役として出演し、その美貌が中国で大きな話題となった女優・グーリー・ナーザー(グリナザ/古力娜扎)。彼女が今、中国でブレークを果たし、さらに日本の“とある層”からも熱い支持を集め始めている。

 「絶世の美女」と謳われ現在中国でプチブレーク中の彼女は、ウルムチ出身1992年生まれの27歳。映画関係の人材を養成する名門大学・北京電影学院を卒業し、172cm50㎏という抜群のスタイルと美貌を持ちながらも、親しみやすいキャラクターでバラエティ番組し人気を博している。

 中国の人気トーク番組『你好生活』 に出演した際には、自身のとんでもない食の好物を暴露し、これによってさらに好感度が爆上がりした。「スターを自然あふれる地域に招待し、素に近い状態で自身の近況を話してもらう」というコンセプトの同番組で、「中国のお茶文化」に触れた彼女は「お茶を飲むのは大好き。けど、一般の人とは違って辛いものが好きかも」と発言。なんでも、グーリー・ナーザーはお茶を淹れた後のティーバッグをこじあけ、そのまま葉っぱをムシャムシャ食べるのが大好きだというのだ。「辛いものが好き」というのも、茶葉を噛んだ時に辛味が強いもののほうが良いということだろう。「落ち込んでたり気分が悪い時は50個ぐらい食べる」そうで、後にこのやりとりは中華圏で大きなニュースとなった。彼女はこの茶葉を食すこと以外にも、唐辛子を丸かじりするクセもあると告白しており、「異食症ではないか」と彼女の身を心配した現地メディア報道も出るくらいだ。

 しかし、そんな変わったクセが彼女の魅力をより引き立てた。中華圏では「美人なのにちょっと変」「美人だけど親しみやすい」と、このキャラクターが大ウケし、今や飛ぶ鳥を落とす勢いだ。日本でもローラや滝沢カレンなど、美貌と天然ボケのギャップで親しまれている女性タレントがいるが、グーリー・ナーザーもこの系統に近いかもしれない。さらに、2019年にはネットユーザーが選ぶ「新疆四美」(新疆出身の美しい人TOP4)のうちの1人にも選出された。

美容アカから圧倒的支持を集めているアンジェラベイビー(Getty Imagesより)
 そもそも、「新疆四美」というランキングが出来るほど、中国では「新疆出身の美女」の需要がとても高い。グーリー・ナーザーのほかにも、ドラマ『宮廷の諍い女』で最も華やかな妃・華妃を演じたジャン・シン(蔣欣)や、19年は惜しくもTOP4には入らなかったが、ドラマ『永遠の桃花〜三生三世』の白鳳九役で一躍スターとなったディルラバ・ディルムラット(迪丽热巴)など、数々の美女が生まれている地域だ。彼女たちが持つ美しい目鼻立ちと陶器のような肌の秘密は、新疆がアジアと中東の丁度真ん中に位置することから、さまざまな血が融合しているからじゃないか……などとも囁かれている。

 また、グーリー・ナーザーはアジアの美容好きのSNSコミュニティー、いわゆる「美容アカウント」(美容アカ)界隈からも注目が高まっている。韓国では「まるで仙女」と評価され、日本の美容アカからは「圧倒的オーラ」「グリナザ様になりたい」という声が徐々に増え始めた。

 日本の一般人が「美人」を思い浮かべるとき、北川景子や最近だと白石麻衣(乃木坂46)を挙げるかもしれないが、ツイッターなどの美容アカ界隈では韓国・中国美女を崇拝する女性がとても多いのだ。特に、中国の女優ファン・ビンビン(范冰冰)やモデルのアンジェラベイビー(楊穎)は、美容アカの間ではレジェンド的な扱いになっている。特に、アンジェラベイビーに関しては、整形を志す女性のアカウント「整形アカ」からの支持が厚く、アイコン写真に掲げられることが多々ある。彼女たちは、日中韓を横断し美容を趣味にする人々の「究極の理想の顔」として、崇められているのだ。

 このようにアジア中から熱視線を送られる中国の美女だが、そこに彗星の如く現れたグーリー・ナーザーはきっと日本の若い女性の間でも「第二のアンジェラベイビー」として、今後ますます羨望を集めていくに違いない。