Travis Japan・宮近がキンプリ・岸のモノマネ、HiHi Jets・高橋は「乳首」カミングアウト【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、2月20日~26日公開の動画をチェックします!

Travis Japan・宮近、キンプリとのボーリング告白

 Travis Japanの動画は、通常回の「【宮近海斗クイズ】リーダー徹底研究!キンプリと過ごす休日も!?」(20日)と、プロモーションの「【極寒】真冬に開催!巨大シャチとずぶ濡れ対決」(24日)の2本が配信されている。1本目はロケバス内での撮影となり、グループのリーダー・宮近海斗にまつわるクイズ企画を実施。「いま宮近が一番食べたいものは?」というお気楽な問題に続いて、2問目は「Travis Japanのリーダーとして心がけていることは?」と、いきなり真面目なテーマに。宮近の回答は「調和を保つ」で、「あんまりトラブルが好きじゃないの。なんないですけど、なりそうな雰囲気の時は……」と話していたものの、吉澤閑也が「お前、すぐ逃げるよな。いっつも。いっつも逃げるじゃん! いっつもケンカになったら知らない感じで、なんかこう……(立ち去る)」と、愚痴をこぼした。

 本人が「離れて見るか、ちょっと冷めた頃に『どうしたの?』みたいな」と補足すれば、今度は松田元太が「2日後とかよ」と、ボソリ。宮近は、こうした自分の気遣いでグループがうまくまわっていると思っていたらしいが、実は一部メンバーは不満を抱いていたようだ(正直に言える間柄だからこその指摘)。第3問の「宮近が『最近 頑張っているなぁ』と思うメンバー」のくだりでは、松倉海斗が川島如恵留の一言に「俺もちょっと傷つくよ」と嘆いたほか、その松倉は吉澤について「こんなワイワイ、陽気なキャラだけど、本を読んだりとかいろいろ知識入れたりとか、結構真面目だから、そういう部分で……」と、裏の顔を暴露。松倉の言う通り、普段から一発ギャグを披露するなど、ムードメーカーでもある吉澤は「あんまり言うなよ」と、照れてしまった。宮近も吉澤のギャグがツボだというが、この日は絶不調で、車内が一時静まり返る場面も。

 第4問・5問目は、宮近のサッカー少年時代、幼稚園のお遊戯会での貴重な写真が登場。「人前が苦手だった」と明かす宮近は、ジャニーズ事務所に入ったことで「人前の方が楽しくなった」といい、松田は「ジャニーズすげぇな」と、しみじみ。そして第6問は、King&Princeファンにとってもうれしい情報が。YouTubeの撮影前日がオフだったため、宮近は岸優太&神宮寺勇太と遊ぶ最中、プリクラ(プリントシール機)を見つけて「3年ぶり」に撮ったとか。宮近いわく、神宮寺は写真に落書きする際に「ズッ友」と書いていたそうだ(『これからもずっと友達でいようね』の略語)。次に宮近は、岸&神宮寺とボウリングを楽しんだエピソードから、スコアを当てる問題を出題。この日の岸に関して、宮近は「必ず投げたら、なんか(手を)斜めにするんですよ。絶対、(球が)重いんだろうね。合ってないのよ」「『いやぁ~』ってずっと……」と報告し、頭をかく仕草を真似していたのだった。

 2本目は、千葉県の水族館テーマパーク「鴨川シーワールド」のプロモーション動画。同所にてシャチのパフォーマンスを見学しつつ、真冬にも限らず“大量の水”を浴びるといった過酷なロケに挑戦している。Travis Japanは、過去にも「【極寒でアイス】ホームランバーでガチ野球やってみた!」(昨年2月配信)「【水着で夏先取り】サンカットを真夏風にCMガチ撮影!」(同4月配信)と、コラボレーションで体を張ってきただけに、コメント欄には「ホームランバー、日焼け止めといい、極寒企画はTravis Japanの担当なの?」「トラジャ、体張りすぎ……ほどほどにね」「トラジャが『Jr.チャンネル』で一番体張ってるのでは」「ファンは温泉とかで温まる撮影も待ってます!」「季節が逆転して体を張ることが多いから、お風呂企画で体を休ませてあげてほしい」と、要望などが書き込まれている。再生回数は1本目が54万台、2本目は34万台(28日時点)。

 23日にアップされたのは「HiHi Jets【高橋優斗知ってますか】メンバーも知らないエピソード公開します!」(再生回数は28日時点で32万台)。茨城県への遠足に向かうロケバス車内で、高橋優斗自らが考えた「優斗クイズ」を開催。“メンバーのゆうぴ~愛”を検証する企画となっていたが、初歩的すぎる第1問の「生年月日と血液型」を答える問題の時点で、まさかの不正解者が。ちなみに2分26秒頃、思い出そうとするあまり、作間龍斗は魂が抜けたような顔でボーッと考えを巡らせていた。高橋について、意外と何も知らないメンバーも多い中、井上瑞稀は「野球以外に才能があったスポーツ」「いつか行ってみたい国は?」の際に、高橋が過去に話していた内容を具体的に説明。記憶力の良さや、高橋への関心度の高さが窺い知れた。

 第4問は「チャームポイント」を予想するもので、「ヒントとしては、俺は、あこがれの人っていうのは決めてる」「顔じゃないです。最近、気づいたというか……」(高橋)とのこと。自身の眉毛と目は殿堂入りしたといい、「本当にあこがれの先輩がいるわけ。その部位にとって。本人にも、もう確認とった。『言っていいですか?』って」と、補足した。正解は「乳首」で、昨年9月上演の舞台『DREAM BOYS』で共演した際、King&Prince・神宮寺勇太に尊敬の念を抱いたとか。「『ドリボ』の時に、上裸のシーンとかあるじゃないですか。乳首が大きいんだよね、神宮寺くん(笑)。で、僕は今まで、ちょっとコンプレックスみたいな感じで。(自分は)小豆みたいな乳首なんで。それ、コンプレックスだったんだけど、逆にそれをもうチャームポイントにしようじゃないかと、2020年。眉毛と目とかも正解だったんだけど、やっぱり2020年推していきたいのは乳首」(高橋)と、述べていた。

 21日の動画は「7 MEN 侍【撮影前ルーティン】ロケ前のガチ姿を特別公開!」。最近、YouTubeで「モーニングルーティン」の動画がはやっていることを受け、7 MEN 侍も「YouTubeロケ前ルーティン」の撮影に挑戦。楽屋に複数のカメラが設置されており、普段通りの準備の過程を撮っていくという。開始後、中村嶺亜はヘアアイロンを使って髪の毛のセットを始めたほか、佐々木大光はリップグロスを塗りつつ、「結構、発色がよくてですね。結構赤なんですけど、これをよく、僕は使ってますね」と、紹介(2分19秒頃、よく見るとすでにアイメイクも済んでいる?)。グロスを塗る柄の部分が映っているだけに、SNS上では「エスプリーク リッチクリーミー ルージュ」のレッド系ではないかと、一部ファンが検証していた。

 対照的に、今野大輝は「YouTubeでメイクしたことないんだけど」と話し、矢花黎や本高克樹も、さほどメイクやヘアセットには興味がない様子。菅田琳寧は中村のアイロンを借り、ワックスを使ってこだわりのヘアスタイルを作り上げていた。その後は擬音を使ったゲームを楽しむなど、カメラが回っていない時の“素の7 MEN 侍”の姿が盛りだくさん。再生回数はいつもよりハイペースの29万台(28日時点)だった。

 22日の動画は「美 少年【質問に答えます】NGなしで全部話します!」(再生回数は28日時点で31万台)。今回は、早朝6時に撮影がスタート。これから、車で3時間かけて群馬県へ向かい、ワカサギ釣りを体験するという。メンバーは朝早いにもかかわらずハイテンションだったが、編集サイドは「この時、スタッフ含め誰しもがワカサギ何匹釣れるかな? とウキウキだったのに…ジャニーズJr.チャンネル史上最大のハプニングが!!!!」とのテロップを入れ、何らかの不測の事態があったことを予告した。これだけ煽るのであれば、相当なトラブルが生じたものとみられるが……。釣り企画と聞いて、視聴者から「企画として成立してない」「つまらなかった」と非難轟々だった「HiHi Jets【試練】釣り堀でお蔵入り企画か!?」(昨年5月配信)を思い出したのは、筆者だけだろうか。

 車内では、コメント欄で募集していた質問の数々に答えていく美 少年。浮所飛貴が「今までに踊ったダンスの中で一番苦戦した曲はなんですか?」という声をピックアップすると、浮所、那須雄登、金指一世が「アディクト!」と、発言した。これは、Kis-My-Ft2が昨年リリースしたアルバム『FREE HUGS!』に収録されている「A.D.D.I.C.T.」のこと。実は読み方が異なっており、キスマイが所属するレコード会社のエイベックス・エンタテインメントのサイトでも「正式な呼び方は、『エー.ディー.ディー.アイ.シー.ティー.』になります」と、記載がある。それだけに当該シーンについて、Twitter上には「美 少年が『A.D.D.I.C.T.』のことを『アディクト』って言ってて悲しかった」と、ショックを受けているキスマイファンの書き込みも見受けられた。

 その後は「各メンバーの○○担当を決めてほしいです」「メンバーの皆さんは、佐藤龍我くんのこと何歳児としてみてますか?笑」など、メンバーが気になる質問を次々とセレクト。また、美 少年はAOKIの「フレッシャーズ応援フェア」の新CMで先輩のSexy Zoneと共演しているが、裏話を求めるコメントに対しては、浮所が「(CMが決まった時は)驚いたし、うれしかった」と、素直な気持ちを明かした。「菊池風磨くんがね、もうスゴい裏でもしゃべらせていただいたかな」(那須)「俺はね、中島健人くんがスッゴいしゃべってくれた。めっちゃいい匂いするもん、もう! マジでいい匂いしたもん」(浮所)と、撮影を振り返る2人。

 浮所の言葉を受け、藤井直樹が「わかる! 『それどこの匂いなんですかね?』って言ったら、『うーん、それは教えられないな』って言ってた」と中島の謎めいた一面を語ると、浮所は大声になって「それもまたいいの! わかる!?」と、大興奮していた(ノリがただのファン)。10分過ぎには、金指が「1日だけメンバーカラーを変えられるとしたら何色選びますか?」という問いを選び、佐藤が「俺、緑! 俺の“推し”が、メンバーカラーがそうなの」と告白。嵐・松本潤にあこがれている金指は紫、櫻井翔を慕う那須は赤をそれぞれチョイスした。このやりとりに関して、ネット上の佐藤ファンの間では、尊敬する先輩の嵐・相葉雅紀を指しているのか、それともK-POPボーイズグループ・BTS(防弾少年団)の「テテ」ことV(キム・テヒョン)のことなのか……と、疑問の声が出ている。

 佐藤といえば、昨年10月公開の「【奇跡の連続】現代版流鏑馬をやってみた!」内で、BTSの「Boy With Luv」のダンスを踊っているのではないかと話題になるなど、以前から“BTSファン”疑惑が取り沙汰されていた。Vはメンバーカラーが緑というより、イヤーモニターやマイクに緑色が多々入っているそうで、「龍我が言ってる『推しのメンバーカラーが緑』って、テテのこと? BTSはメンカラがないけど、テテは緑のマイクを使ってたし。相葉くんのことなら、『推し』って言い方せずに名前を出すと思う」「確実にテテも入ってるよね? テテのマイクカラーが緑なのも理由の一つでは?」「とうとう龍我くんがテテファンだと公言した! テテのマイク、緑だもんね」と、Vの可能性が高いと推測するファンも多いようだ。

 一方、最近の美 少年の動画は明らかに編集のテイストが変わっただけに、異変に気づいている視聴者も多かったが、「『編集者さんは変わってますか?』という質問が最近多いらしいです」(浮所)「変わってません!」(全員)「最近、編集の感じ、スッゴい変わりましたよね」(浮所)「最近、好き!」(佐藤)「上からで申し訳ないですけど、腕上げましたね」「みんなでホント、一致団結してね、頑張って」(那須)「変わっていくよ」(藤井)「変わっていってますよ、素晴らしく」(浮所)とのことだった。ちなみに、那須が最新一発ギャグを披露する12分51秒~13分7秒頃、質問を選定するためのスマートフォン画面に夢中で、那須に一切目線を向けていない金指にも注目してほしい(一応、笑みはこぼれている)。

 26日の動画は、前週より続く「少年忍者 【全員アンケート第2弾】メンバーの知られざる秘密が明らかに…」(再生回数は28日時点で15万台)。少年忍者22名にアンケートを実施し、その回答をもとにメンバーの個性を深堀りしていく企画だ。今回は、瀧陽次朗(ブスな犬役)×黒田光輝(犬好きの人役)らが戯れるというカオスな寸劇から始まり、久保廉は「お腹を大きくできる」と、体を使った一発芸を披露。川崎星輝が縄跳びに挑戦する場面では、兄・皇輝が小学校の時のエピソードを語る場面も。深田竜星は「耳を動かせる」との特技を見せるはずが、なんと星輝の方がうまいというオチがつき、“不憫”さが際立っていた。

 さらに、「罰ゲームで絶対にやりたくないことは?」のテーマで、檜山光成が「ストッキング相撲」を挙げると、進行役の皇輝は「ストッキング相撲って、一人じゃできないんですよ。仲良しの深田くん」と、指名。巻き込まれた深田は頭を抱えて動揺したものの、拒否権はなくストッキング相撲対決に突入した。1戦目は檜山が圧勝し、2戦目で深田が踏ん張りがち……かと思いきや、リプレイを見ると、深田はちゃっかりと首元をおさえてストッキングを固定していた様子。しかし、この“反則スレスレ”の行為は特に咎められることはなく、ドローで終結。深田は天然キャラで知られているだけに、おそらく故意ではなかったのだろう。12分29秒頃、本人はストッキング越しでもわかるほどのドヤ顔を浮かべていたのだった。

 また、「メンバーのここを直してほしい」というお題に対し、久保は鈴木悠仁について「すぐ『チュー』しようとする」と告発。ほかにも小田将聖、稲葉通陽、田村海琉、山井飛翔ら年下メンバーをはじめ、12名が“被害”に遭ってきたとか。どうやら鈴木は、普段からスキンシップが激しいタイプらしく、例えばゲーム終わりに「久保廉大好き」と、チューしてくるそうだ(もはや“セクハラ親父”がやること)。鈴木が「かわいいっすもん」と開き直ると、周囲は爆笑。皇輝が「最後に、久保くんにチューして、これが最後」と仕向けると、久保は「イヤだ~」と大絶叫した。

 こうして、最後のハグ&チュータイムで、鈴木は「もうしません!」と、久保の頭あたりにキス。皇輝や小田らがすぐに久保を鈴木から引き剥がし、アシスタントMCの長瀬結星は、すかさずウエットティッシュを久保に手渡していた。おそらく、鈴木の唇は久保の髪の毛にさほど触れていなかったものの、必死で“汚れ”を拭き取る久保の姿についつい笑ってしまう。続いて、星輝が織山尚大に「ブス」と言われることを暴露すると、ここでも被害者5名が名乗り出た。MC陣が「言われた人で言っちゃいます? 1回」(長瀬)「言われた身として、1回大きく言って……」(皇輝)「みんなで合わせて、『せーの、ブス!』って言った方がいいです」(長瀬)と促すも、星輝は「俺、言うの?」と、やや抵抗。当人が許可したため、星輝たちが一斉に「ブス!」と罵声を浴びせると、織山は「うるせ~!」と、逆ギレしたのだった。

 個人的に、いくらなんでも「ブス」と言い返す展開は見ていてあまり気持ちのいいものではなく、普段は多方面に配慮ができる川崎が同調した点も、珍しいなと感じた(弟が傷つけられたから?)。ただ、一旦は「言うの?」と戸惑った星輝に対し、筆者は好感を抱いた。“自分がされて嫌なことは人にしない”を身をもって体験したからこそ、織山には気をつけていってほしいものだ。一方、今回取り上げた5組の動画は、宮近クイズ、7 MEN 侍のロケ前ルーティン、美 少年の質問コーナー、高橋クイズ、少年忍者の全員アンケート……と、どのグループもメンバーの個性や特徴を知るにはうってつけの回が多かったように思う。今後控える美 少年、HiHi Jetsのロケ企画では、彼らのどんな姿が見られるのか、楽しみに待ちたい。

「男同士の絆」は一緒に風俗やキャバクラに行くと深まる?

 男性が恋人の実家に出向き、「娘さんを下さい」と父親に頭を下げる。ドラマなどのコンテンツで、そんなシーンを見たことがある方は多いでしょう。頑固な父親が「娘はやらん!」と怒る、とかね。

 こういった会話が交わされるとき、「女性が誰の【モノ】になるか」は、挨拶に来た男性と娘の父親の間で決定され、母親と娘には決定権はありません。女性をめぐる、女性不在の構図がそこにあるのだと思います。

女性の交換・モノ化による男同士の絆の強化
 なぜこういった構図になるかというと、背景に家父長制があります。家父長制とは、「男性が家長になり、絶対的な権力を持ち、ほかの家族の構成員を支配するという制度」のことです。

 「女性がモノや財産として男性の間で取引されること」は日本特有の事象ではありません。人類学者のレヴィ・ストロースによる、「婚姻は男性集団の間で成立し、女性は交換されるモノでしかない」という分析は有名です。

 アメリカの文学研究者であるイヴ・K・セジウィックは、そこからもう一歩踏み込み、「女性の交換こそ、家父長制を支える重要なシステムのひとつであり、男性は女性の交換を通じて男同士の絆を強める」ことを、著書『男同士の絆―イギリス文学とホモソーシャルな欲望―』(名古屋大学出版界)のなかで明らかにしました。

『男同士の絆―イギリス文学とホモソーシャルな欲望―』(名古屋大学出版界)
 今回は本書を参考に、「女性の交換を通して、あるいはモノ化して、男同士の絆を深めようとする行動は現在も行われているか」について考えてみたいと思います。

ホモソーシャルに内在する女性蔑視による実害
 男同士の絆を意味する「ホモソーシャル(略してホモソ)」。最近、少しずつ認知度が高まっている言葉ではないでしょうか。

 私自身がいつこの言葉を知ったのかは覚えていないのですが、捉えどころのない現象に名前をつけることができ、とてもスッキリしたことは覚えています。

 男同士の間に絆があることは、それ自体はいいことのように思われますが、ホモソという言葉は大抵、否定的な意味合いで使用されます。なぜなら、ホモソーシャルは、女性蔑視と同性愛嫌悪(ホモフォビア)を強制する圧力を内包しているからです。

 男同士の絆を強めるために、周囲に女をはべらす、女をモノ化する、という方法を取る人は未だに存在しているようです。

 たとえば、友人A君は、取引先との接待でホモソ圧力を感じることが多いと言います。A君は取引相手にキャバクラへ連れて行かれることが多いそうで、「行きたくないけど、仕事だから仕方ない」と割り切っているものの、水着を着た女性が隣に座るお店だったときは、とてもストレスを感じたと言います。

 A君いわく「こういうの、男だったら嬉しいでしょ? と思われているのが嫌だった。仕事だからノリを合わせてはしゃいでいるふりをしなくちゃいけないのがキツかったし……」とのこと。

 一方で、別の友人B君はナンパが大好きで、友人C君とよく街にナンパに繰り出しています。B君は、「実際にナンパしているより、Cと成果について話している時の方が楽しい」と言うのですが、これも典型的なホモソーシャルです。

 B君にナンパ相手の女性を「モノ」として捉えている自覚はありませんが、「女性が、結果的に男性との絆を深めるためのアイテムになっていた」という構図は否定できません。

 「男同士の絆を深めるために、女性をアイテムとして使う」ことがいきすぎてしまうと、セクハラや性犯罪につながる恐れもあります。

 スーパーフリー事件を始めとする、集団強姦事件を耳にするたびに、「なんで知り合いの前でセックスする気になれたのだろう?」と思っていました。でも彼らは実は、「むしろそのグループに認められるために、自分の知っている人の前だからこそ、した」のではないでしょうか。

 ただ「セックスしたい」というわけではなく、女性を共有・交換することで得られる利益が彼らにはあったのだと思います。

男同士の絆を深めるために、女性を利用する必要ってある?
 セジウィックは、「家父長的な制度下においては、同性愛は必然的に嫌悪されること」、それゆえ、「同性愛嫌悪は女性の交換を推進する原動力にもなっていること」を指摘しています。

<ホモフォビア(引用者註:同性愛嫌悪のこと)と無縁の家父長制など想像できそうにない。たとえば、ゲイル・ルービンはこう記しているー「人間のセクシャリティを構成している要素のうち、同性愛的要素を抑圧すると、同性愛者を迫害することになる。それはまさしく……女性を支配する法と関係のシステムの産物なのである>(P.4)

<そもそもホモソーシャリティ(引用者註:ホモソーシャルと同義)とは、女性蔑視ないし女性嫌悪に基づくことから、潜在的に同性愛的なのであるが、セジウィックによると、男性はこの同性愛的なるものを隠蔽するために、女性を交換するという。つまり、女性の交換は、ホモフォビアに囚われた男性にとって、女性を周縁化するだけでなく、異性愛者としての主体を立ち上げつつ、ホモソーシャル体制に参入する、言うなれば通過儀礼なのである>(P.358)

 家父長制および家父長制を維持するために、ホモソーシャルは欠かせません。同性婚や、男性を家長とするイエ制度を脅かす可能性のある夫婦別姓を頑なに否定する人たちがホモソーシャルに自覚的かどうかはわかりませんが、内面化している可能性はあるのではないでしょうか。

 「娘さんを下さい」と女性をモノ扱いする場面が“定番”ではなくなっているとしても、今でも結婚式で娘は、父親から夫へと受け渡されます。花嫁はバージンロードを父と歩き、夫に引き渡されるのです。幸福な花嫁、頼もしい新郎、祝福の拍手。

 ホモソーシャルは特権的な立場にいる人びとに限定したものではありません。私たちの社会に文化として染み込んでいます。社会的に報われない弱い立場にいても、同性愛嫌悪・女性蔑視的な言動をします。強者の価値観に同化するのです。社会的弱者が社会の構造や政治を批判的に見るのではなく、弱者同士で憎み合ってくれれば、これほど体制にとってありがたいことはありませんね。

 本当は、男同士が仲良くなる方法なんて、女性を媒介にしなくたってたくさんあるはず。一番シンプルな方法は、自分の感情を打ち明けることです。でも、「男の子なんだから泣いちゃだめ」などと言われ、感情や弱さを見せることをよしとしない教育を受けている男性もいるでしょう。なんて根深い問題でしょうか。

 でも、一緒にキャバクラに行ったり、風俗に行ったりするよりも、感情を打ち明けあったほうが仲良くなれると思いませんか。男同士の絆のために、女性を利用しないでください。

カテゴリー: 未分類

認知症の女性から1900万円奪った訪問介護員――「家族に相談できない」一人で抱えた悩みとは

 殺人、暴行、わいせつ、薬物、窃盗……毎日毎日、事件がセンセーショナルに報じられる中、大きな話題になるわけでもなく、犯した罪をひっそりと裁かれていく人たちがいます。彼らは一体、どうして罪を犯してしまったのか。これからの生活で、どうやって罪を償っていくのか。傍聴席に座り、静かに(時に荒々しく)語られる被告の言葉に耳を傾けると、“人生”という名のドラマが見えてきます――。

【#007号法廷】

罪状:常習累犯窃盗
被告:M子(57歳)

<事件の概要>
 訪問介護員(ホームヘルパー)の被告・M子は、日頃から出入りしていた利用者の80代女性・Aさん宅から銀行と信用組合のキャッシュカード2枚を無許可で持ち出し、2017年7月〜18年4月の間に4回、ATMから計124万円を不正に引き出していた。Aさんは認知症を患い家族と同居中で、記帳を行った息子が気づき、事件が発覚。また、追起訴(余罪)として、Aさんの口座から同じ手法で11回、計516万円を不正に引き出し、着服していたことも判明。報道によれば、Aさんの通帳からは合計1900万円が引き出されており、本件との関連を調べている。M子は16年にも、別宅にて同様の手口で金を引き出し逮捕されており、今回は保釈中の犯行だった。

再犯をした被告、「二つの誤算」とは?

 介護が必要な高齢者の預金を、何度も勝手に引き出していたM子。生活費と、16年に逮捕された際の被害者に月20万円の賠償金を支払うため、金が欲しかったのだといいます。示談がスムーズに進むことだけを考えて、賠償金の額を支払い能力上限ギリギリまで上げるも、のちにM子の家族が2人続けて入院するという想定外のできごとが起こり、あえなく机上の弁済計画は破綻したそうです。

 検察官と弁護士からの質問にか細い声で答えるM子は、体つきも小柄。このときは、杢スウェットの上下を着用していました(拘留中の被告は、この杢スウェット着用率が異様に高いです。ちなみに、保釈中でシャバから出廷できる被告は、スーツなど“襟付き”の服が多いです)。裁判所で見る被告は誰でもそうですが、映画やドラマのような“悪者っぽい人”って、あまり見たことがないんですよね。いつ自分の身近で起こるかわからないリアルさが、裁判傍聴の醍醐味なんだと再確認します。

 16年の段階では、初犯だったことや賠償金をきちんと支払ったことなど、もろもろの情状を酌量され、保釈にこぎ着けたらしいM子。それなのにまた、同じ訪問介護員の仕事に戻ってしまったのが、M子の「誤算その一」といえるでしょう。犯行前と生活環境を変えることは、再犯を防ぐ上ではマストだと聞きます。なるべく早く金を稼ぐには、なじんだ仕事が一番だとは思うものの、同じ罪を犯して逮捕されているのですから、結果的には「戻っちゃダメだった」としか言えません。

 それと「誤算その二」。陳述を聞いていると、どうもM子は自身の家族から、更生のための真剣な協力を得られなかったようなのです。ざっくり話をまとめると、

・16年の逮捕でM子は実姉から「縁を切る」と言われ、パニックに陥ってしまった。
・八方ふさがりになっていて、誰にも相談できなかった。それでも賠償金の支払いは毎月やってくるため、誘惑に負けてしまった。
・家族に相談しなかったのは、自分の問題だし、これ以上迷惑はかけたくなかったから。しかし、つらかった。

 16年の事件後、頼れる人が誰もいないまま、M子は一人で思いつめて、精神的にも負のスパイラルに陥っていたことがわかります。

認知症の女性から1900万円奪った訪問介護員――「家族に相談できない」一人で抱えた悩みとはの画像2

 さらに、弁護側証人としてM子の夫が登壇したのですが……。

検察官 前回の逮捕では、夫が「監督する」と言っていたが?
M子の夫 (M子を)監督できなかった、悔しい。そばで見守りたい。家族で支えたい。

と、一見“妻を支える良き旦那”のようなことを言いつつ、別の場面では

M子の夫 金の管理は女房に任せていた。前回の保釈金をどう(工面)したのかは把握していない。

と話していました。他人の金を盗んだM子が一番悪いのは当然ですが、こうした家族の“非協力的”な部分が、彼女をそうさせてしまったとも感じます。しかしその一方で、検察官がM子に「自尊心とプライドと傲慢なところが(事件の)原因」とバッサリ切り捨てていたので、遊興費などあまり同情できないものに使うため、金を盗んでいた可能性も。傍聴席で話を聞いているだけだと、そのへんの詳しいことがわからず、モヤモヤが残ってしまいました。

 裁判長の「訪問介護は信頼されてこそなのに、あなたは裏切ってしまいました。今回の処遇についても、周りに相談していないことが、むしろ不審に思われるのでは?」という言葉は、この裁判のまとめとして、とても的確だったと思います。他人に迷惑をかけたくない気持ちは誰しも持っているでしょうが、やましいことを隠せば隠すほど、自分の信頼は失われていく。2度目の逮捕で、M子がそれに気づいたと信じたいものです。

 高齢化で今後ますます需要が高まるだろう、訪問介護。実際に利用中で助けられている方や、訪問介護員として働いている方のためにも、もう二度と起きてほしくない事件でした。

料理研究家・ぼくさん「フッカフカパンケーキ」、豆腐入りパンケーキに挑戦してみたら……めちゃめちゃ膨らむや〜ん!

料理がまったくできない主婦の私。かれこれ4年、夫が料理を担当しています。パンケーキはもちろん作ったことがない。だけど、ぼくさんのめちゃめちゃ膨らむパンケーキに興味津々でチャレンジしてみることに。出来上がったパンケーキは料理できない主婦が作ったと思えないくらいフカフカに膨らんで、食べてびっくり市販されているチーズ蒸しパンのようなしっとり食感に!

今日のレシピ:【フッカフカパンケーキ】

 材料(3枚分)と料理手順はこちら

1)ビニール袋に豆腐100gを入れてよく揉み、卵1個を加えてさらに揉み、ボウルに移す
2)牛乳30ccを加え混ぜ、ホットケーキミックス150gを加えて20回だけ混ぜる
3)油を引いたフライパンに、お玉1杯分の生地を高さが出るように落として、蓋をする。両面弱火で2分ずつ焼く

 実際に作ってみましょう!

 必要な材料を用意。豆腐は水を切らなくていいと書いてあったのですがべちゃべちゃになりそうな気がした。……が、料理研究家のいうことはちゃんと聞こうと水を切らずに準備完了。

 豆腐をビニール袋に入れモミモミ。ボールに入れて混ぜないのは、ビニールに入れて揉んだ方がペーストになるからなんだそうだ。なるほど……。ペースト……の意味はあまりよくわかってないが、気にせず卵も入れてさらにモミモミ。なんかベチャベチャなんだがこれでいいのだろうか……。

 ここからが緊張した。ビニールからボールに移し牛乳を入れてよく混ぜたら、ホットケーキミックスを入れて「大きく混ぜる。20回混ぜる」。まさかの、料理で初めての回数制限。20回と言われると緊張してしまって「い〜ち。に〜い……」とゆっくり混ぜるが、だんだんとかき混ぜるやつの真ん中にホットケーキミックスが固まってきてしまう。トントンと叩き落とし、「じゅうご〜じゅうろく〜……」と緊張しながら混ぜる。大きく混ぜること20回。

 すると料理のできる旦那が横からやってきて「ダマになっててもいいからグルテンが、どうのこうの……」と話し始めたが、緊張している私の耳には何も入ってこない。

 さっそく焼いてみます。そーっとオタマから落とし、高さをつけるイメージで。そして蓋をして2分。

 ひっくり返すのは大の苦手だが、簡単にひっくり返せました! 分厚い。こんな分厚いパンケーキは初めてだ。しかし中まで火が遠てるのだろうか。片面2分づつ焼いて完成。

 何これ! 料理できない主婦が初めて作ったパンケーキにしたら上出来じゃない!?

 中まで火が遠っているか確認。「ファッ! いい感じに焼けてる〜しかもフッカフカじゃないの!」思わず声が出る。朝飯前くらいの頻度でパンケーキを作ってるパンケーキ職人のような旦那も、このパンケーキを見て思わず「うまそ〜」と呟いた。料理できない主婦は勝利の瞬間を目撃した。旦那に勝った……。

 実際に食べてみて、見た目以上にフッカフカで驚きました。豆腐を入れることで、こんなにフカフカになるのか? よくわからないけどビニールに豆腐を入れてモミモミして「ペースト」にする工程がよかったのか? しっとりチーズケーキのような食感で、どっしりした食べ応えのあるパンケーキが完成しました!

 裏と表で合計4分と短時間しか焼いてないのに、中も生焼けじゃなくてしっかり焼けている。そしてシットリおいしい。フカフカパンケーキのレシピは数多くあるようですが、ぼくさんのレシピは簡単優しく再現可能なレシピで本当にうれしい。週末に子どもたちにも作ってあげよう!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★☆
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆

レシピ作成者:ぼく イラスト料理研究家

 

メルカリが無法地帯!? コロナパニックで「エタノール」「スピリタス」転売の違法性を、弁護士解説

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、先ごろからマスクが品薄状態となり、「メルカリ」などのフリマアプリや「ヤフオク!」などのオークションサイトで、高額転売される事態になっている。そんな中、感染予防に「消毒」が重要視されていることから、消毒用エタノールにもマスクと同様の問題が浮上。さらには、アルコール度数96度というウォッカ「スピリタス」を消毒液の代替品にする流れもあり、こちらも転売が散見されるようになっているのだ。

 新型コロナウイルスに対する恐怖心につけ込む高額転売には、ネット上で批判の声が続出しているが、中には「違法性があるのでは?」といった疑問の声も出ている。というのも、消毒用エタノールは「医薬品」というイメージがあるため、「それを転売するのは問題ないのか?」と言われているのだ。また、酒類の転売も違法性が疑われる中、今回その実際を、山岸純法律事務所の山岸純弁護士に聞いた。

 まず、「医薬品」と一口に言っても「医療用医薬品」「要指導医薬品」「一般用医薬品(第一類、第二類、第三類)」があると山岸氏。これらは、「薬機法第24条によって、許可がない限り『転売』もできません」とズバリ指摘する。

「許可がないのに、医薬品を転売した場合、薬機法第84条により、3年以下の懲役や300万円以下の罰金という重い罪が科せられます」

 しかし、「医薬部外品」とされているものは、このような許可がなくても「転売可能」。エタノールには製品によって、「医薬品」のものと「医薬部外品」のものがあり、現状メルカリに「エタノール」として出品されているものには、その判別がつかないものも少なくないが、一歩間違うと、出品者は罪に問われることになるようだ。

 一方で、消毒液の代替品として、アルコール度数の高い酒が転売されている件についてはどうだろう。山岸氏いわく、「自分で飲むつもりで購入した酒類を、たまたま転売するような場合は違法ではありません」というが……。

「インターネットなどで、繰り返し繰り返し転売しているような場合は、アルコールの転売を『業』として行っていると考えられます。そのため本来、税務署に申請し、審査を受けて、『酒類販売業』の免許を取得しなければなりません」

 免許がないのに酒類を転売した場合、酒税法56条により、「1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます」というだけに、新型コロナウイルス感染拡大のパニックに乗じ、こうした酒類を何度も転売していると、法に触れる可能性が出てくるだろう。

 また「メルカリ」や「ヤフオク!」でこういった製品を購入する側も、注意が必要と山岸氏。

「『エタノール』に似たものとして、毒性のある『メタノール』があります。高額転売している輩は、免許もない素人でしょうから、間違って『メタノール』を販売してしまっている……そんな危険性も否定できないでしょう。やはりプロがいる薬局で買うに越したことはありません」

 何よりもまず、マスクも含め、消毒用エタノールの品薄状態が解消されること、新型コロナウイルスの感染拡大が収束に向かうことを祈りたい。
(解説 山岸純弁護士/取材・文 サイゾーウーマン編集部)

ヤクザの「代紋入り」が意外な人気! 元極妻が教える、伊勢の「赤福」以外にもあった暴力団グッズ

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

「赤福」の会長辞任のきっかけ

 1月19日、三重県伊勢市の老舗和菓子メーカー「赤福」の会長さんの辞任が発表されましたね。報道などによると、元会長さんは関連会社の酒造会社が製造する焼酎のボトルに「暴力団」の代紋を入れて販売し、11年半の間に総額1,500万円を売り上げていたそうです。この代紋ボトル、前から内部的には問題だったようですが、会長さんのやることですから周囲は文句を言えなかったのかなと拝察いたします。

 今回発覚したのは、恐喝事件があったからです。「暴力団名」が入った空きボトルを古道具屋さんで買った68歳(!)のアルバイト男性が、昨年12月に赤福本社に出向き、「これが世に出たらどうなる?」「50万円で買ってくれ」と言ったのだそうです。少し前なら通用した手口かもしれませんが、当然通報されて逮捕されました。

 もともと会長さんは2007年に消費期限の偽装問題の責任を取って、いったん会長職を辞任していますが、17年にちゃっかり復権した「前科」があるそうです。だから、もはや会社的にはかばう気もなかったのでしょう。もう公にして会長を退いてもらってよかったのかもしれません。

 この68歳アルバイトさんの裁判は、2月25日に三重県の津地裁で開かれています。被告人は起訴事実を認めていて、検察側は懲役1年6月を求刑して結審したと報道されていました。判決は3月9日に出るそうです。1年半(仮釈放もあるかもしれませんね)の懲役中に古希を迎えて、出所後はどうなさるのでしょうね。

 それにしても、恐喝はアレとしても、「代紋入りグッズ」を売るのがそんなに非難されるとは、時代は変わったなあと思いました。以前はどこでも作っていたし、カタギさんも喜んでもらっていたんですよ。

 焼酎やワインのボトルのラベルのほか、大福やおまんじゅう、手ぬぐいやタオルなんかに代紋を入れるんですね。あとは盃事のビデオもあります。ちゃんとプロの制作会社が編集し、テーマ曲などもつける本格派です。もともとヤクザは侠(おとこ)を売る人気商売。今はなくなった実話雑誌もアイドル雑誌と似たような作りでした。ひたすらファンの目線でカッコよく撮るんです。

 グッズもその一環で、組関係者のほかつきあいのあるカタギさんに配るのがほとんどでした。親分衆の別荘に遊びに行くと、お風呂場に「ご自由にお使いください」的に代紋入りタオル(新品)が山積みになっていることもありました。

 オットは「なんでタオルに代紋とかつけるかなあ。これでチン〇とか畏れ多くて拭けんし」と苦笑しながら、実際にはしっかり使わせていただいていましたよ。今思えば何にでも代紋をつければいいってもんでもないですよね。事務所には代紋入り灰皿もありましたが、吸い殻をぎゅうぎゅうと押し付けるのも微妙です。

ネット通販で売られていることも

 事務所といえば、部屋住み君(事務所に住み込んで修行する若い衆)たちの着る工務店の作業服に組の名前を入れることもありました。こうした代紋アイテムは、「配下の組織に大量に買わせる」というアイドル事務所的なシノギの面もたしかにありますが、思えば大学のサークルから暴走族まで、みんな「グッズ好き」ですよね。

 もらったりあげたりすれば話のタネになりますし、受注した会社も潤います。組織名の入った名刺は威圧感があるかもしれませんが、代紋の入ったお酒やおまんじゅうやタオルをもらってビビる人がいたら見てみたいです。ちなみに真偽のほどはわかりませんが、代紋入りのおせんべいの袋に若い衆がコッソリ乗っかってバリバリと割っていた……というのも聞いたことがあります。若いコは、怖いものナシですね。ふざけているんでしょうが、きついシゴキへの反感もあったかもしれません。

 なお、だいぶ前ですが、オットの兄弟分の中でも「わりと有名人」だった某親分の名刺がネット上で1枚3万円で売られていたのですが、怒るどころか「自分で刷ってシノギにしようかなあ。100枚で300万円ならうれしいかも」と笑っていました。こうした代紋グッズは、今でもネット通販で扱っているところもあるようですから、ご興味のある方は見てみてくださいね。

「お金が絆って理解できない」「笑い話にするのは……」ギャンブルが原因で借金し批判された芸能人

 2月17日放送の『有田哲平と高嶋ちさ子の人生イロイロ超会議』(TBS系)に、お笑いコンビ・霜降り明星が出演。せいやが粗品のギャンブル好きを心配し、MC・有田と高嶋らに相談する一幕があった。

「粗品はギャンブルが原因で『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)優勝前から借金を抱えていて『年収の3分の1しか借りられないんですけど、年収が上がったから借り入れが増えました』とブレーク後はさらに借金が増えたことを明かしました。せいやいわく粗品は、『イベントの前に(競馬を)何レースかやって大金を失っているので、ツッコミに全然覇気がない』『ネタ合わせよりもレースを優先』など仕事にも影響が出ているとのこと。負けることが多いとせいやに指摘された粗品は、『僕は勝ってる途中なんです。借金は増えてますけど、これはいずれ勝つためのプロセス。未来の自分に金を借りてるだけなんです』と説明しました」(芸能ライター)

 この放送に視聴者からは、「才能があるんだし、変なことで潰れてほしくない」「イメージダウンした」「ギャンブルを楽しむのは自由だけど、借金してまではダメ」という意見が飛び交った。

「また、お笑いコンビ・相席スタートの山添寛は、2月16日深夜放送の『博多華丸のもらい酒みなと旅2』(テレビ東京系)で、相方の山崎ケイから『中古車1台分』ほどの借金をしていたと語っています。毎月の返済によって着々と借金は減っていたものの、『今月、一気に増えましたね』と山崎が暴露。山添はボートレースにつぎ込んだといい、借金をふたりの“絆”と表現した上で『たくさん絆はいただきました』と感謝したんです」(同)

 この山添の発言に、ネット上では「お金が絆って、理解できない」「芸人とはいえギャンブルでの借金は笑えない」「どんなに親しくても、大金の貸し借りはやめたほうがいい」など厳しい声が寄せられた。

「2019年10月31日放送の『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に、フリーアナウンサー・垣花正が出演。同年3月に25年勤めたニッポン放送を退社した垣花ですが、競馬にハマり23歳から10年間で約800万円もの借金を抱えたといいます。05年に行われた有馬記念では、全財産の160万円をG1最強馬と言われたディープインパクトに託すも、国内レースで初めて負けてしまうことに。その結果、借金が800万円、家賃は3カ月滞納、所持金が1,000円という事態に陥ったとか。両親に『給料もボーナスも出ない』とウソをついて金を借りたそうですが、その後も懲りずに競馬を続け、1600万円を得るも、全額競馬につぎ込んだといいます」(同)

 結局、ニッポン放送の同期が借金を全額立て替えてくれ、現在は完済したという。この事実を両親には伝えておらず、返済もしていないそうだ。垣花の告白にネット上では「家族や同僚に迷惑をかけていて笑えない」「笑い話にする神経を理解できない」など辛らつなコメントが上がった。

 厚生労働省は20年度からギャンブル依存症の治療を公的医療保険の対象にすると発表している。彼らは面白おかしく“ネタ”としてエピソードを披露したものの、もしかしたら治療する必要があるのかもしれない。

「お金で品位は買えない」「店員がかわいそう」接客にクレームをつけ、物議を醸した有名人

 「銀座クラブ高嶋」のオーナーママ・高嶋りえ子氏が、1月15日に自身のTwitterを更新。「JALのCA○○(実名)による不公平な注意、客のバッグを『床に置け』と言った言葉使いを機内で証拠として録画するもそれを消すまで機内から降りるなと言った言動も全て一旦消しましたが全動画復元出来JAL上層部へはこの傲慢な接客を報告させて頂きました」(当該ツイートは削除済み)という文言とともに、客室乗務員の写真を投稿した。

「同月30日発売の『週刊新潮』(新潮社)で高嶋は、『ツイートしたのはJALのサービス向上を願ってのことですよ。(中略)CAとのやり取りを撮影したのも高圧的な態度を記録したかっただけです。向こうは“銀座ママのバーキンを床に置かせてやった”と思ったのかもしれませんね。まぁ、弁護士に言われて書き込みは削除しましたけど』と説明しました」(芸能ライター)

 高嶋の言動に、ネット上では「お金で品位は買えないということがわかった」「CAは安全のために注意しているのに、自意識過剰すぎ」「逆にJAL側が搭乗を拒否してもいい」という非難の声が相次いだ。

 「クレーマーなのでは?」とネット上を中心に物議を醸した人物はほかにもいる。俳優・生瀬勝久もその一人。生瀬は2019年5月28日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演。この日は「最近私をイラつかせた他人の言動」をテーマにトークを展開し、喫茶店での出来事を明かした。

「生瀬によると、その喫茶店にはドリンクとフードがセットになった『モーニングセット』が3種、オプションにホットドッグやパンケーキがあったといいます。そこで、生瀬が『ホットドッグください。飲み物はホットコーヒーで』と注文すると、店員に『ホットドッグは“オプション”なので、コーヒーが付いているのは“セット”になります』と言われたそう。そのため、生瀬が『厚切り(トースト)のBセット』と再オーダーしたところ、トーストとコーヒー、さらにホットドッグの3点が目の前に並んだといい、『ホットドッグは頼んでいない』と伝えたものの、『キャンセルされていませんよね?』と言われ、仕方なく受け取ったそうです」(同)

 納得がいかない生瀬は、ホットドッグに手を付けず「両方払わなきゃいけないんですよね?」「あなたが同じことになったら払います?」とレジで店員に抗議したという。共演者たちは生瀬に共感することなく、ネット上でも「明らかにクレーマーの言い分」「『キャンセル』って一言説明すればいいだけでしょ」「会計時にも文句を言うって、往生際が悪い」などバッシングが起こった。

 19年9月4日、お笑いコンビ・流れ星の瀧上伸一郎の妻・小林礼奈が自身のブログを更新。「夫はクレーマーです。クレーマーのせいで、一緒にいて恥ずかしい思いをよくします」とつづり、瀧上の非常識ともとれる行動を暴露した。

「約3年前、瀧上夫妻が近所の寿司屋に出前を頼んだ際、店に『家の前ですが、配達エリア外だから受け取りに来てください』と言われたそう。納得した上で注文したものの、寿司を取りに行ったはずの瀧上が手ぶらで帰宅。不思議に思った小林が瀧上に尋ねると、瀧上は『ムカついたから返してきた』と答えたといい、『配達のためのガソリン代とかかからないんだから、何かしらサービスがあるはずなのに何にもないから、ブチ切れてもういらない!!って言ってきたんだ!!!』(原文ママ)と反論したそうです」(同)

 結局、小林が店に謝罪して受け取りに行ったというが、ネット上では「納得した上で注文してるのに、意味がわからない」「自己都合でしか物事を考えられないんだね……」「店側にもルールがあるのに、店員がかわいそう」など、瀧上に批判が集中した。

 店の対応に不満があった時は、一度自身の言動を冷静に振り返ることが必要なのかもしれない。

Snow Man、冠番組決定で「許せない」! SixTONES・King&Princeファン不満爆発

 Snow Manにとって地上波初の冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』が、3月25日にTBS系で放送されることが決定した。彼らは今年1月にCDデビューを果たしたばかりで、いきなりの朗報にファンからは「冠番組おめでとう!」と、歓喜の声が続出している。その一方で、Snow Manと同時にCDをリリースしたSixTONESや、今年でデビュー3年目となるKing&Princeのファンは、この決定に不満を抱いているようだ。

 2月28日午後5時、Snow Manの公式YouTubeチャンネルで「Snow Man【初の???】サプライズ重大発表!」と題した動画が公開された。撮影当日、メンバーは「リアル知名度調査」のロケを行うと聞かされていたが、実際には冠番組決定をドッキリ形式で知る……という内容だ。冠番組のタイトルは『それSnow Manにやらせて下さい』で、3月25日の午後11時56分~午前0時55分の放送(TBS系、一部地域を除く)と詳細が発表された一方、番組の内容は「一切決まってない」とのこと。スタッフは「(番組名が)変わる可能性もあります」と、9人に伝えていた。

 Snow Manといえば、「SixTONES vs Snow Man」または「Snow Man vs SixTONES」名義で、今年1月22日にシングル「D.D./Imitation Rain」をリリース。ジャニーズ事務所初の2組同時デビューは大きな注目を集め、2月3日付のオリコン週間シングルランキングでは、132万8,206枚という驚異的な売り上げを記録した。昨年8月のデビュー発表後、何かと“セット売り”されてきた両グループだが、ここへ来てSnow Manのほうが先に冠番組をゲットした形だ。

 またSnow Manは、今年1月9日から文化放送で冠ラジオ『Snow Manの素のまんま』も始まっているだけに、SixTONESファンは「Snow Manは冠番組決まったのに、SixTONESはないの? ちゃんとした理由が知りたい」「Snow Manばっかり冠番組持ってるって意味がわからない。SixTONESのこと忘れてない?」「SixTONESには冠番組の仕事が来てないのかな……悔しすぎて泣けてきた」と落胆。特に、Snow Manは滝沢秀明副社長の“ゴリ押し”グループだと捉えているファンも多く、「同時デビューのSixTONESとここまで仕事に差が出るのはおかしい」と、怒りを露わにしている。

「Snow Manは、2012年に深澤辰哉、佐久間大介、渡辺翔太、宮舘涼太、 岩本照、阿部亮平の6人で始動したグループ。ジャニーズJr.時代は、舞台『滝沢歌舞伎』などに出演しており、滝沢副社長からの信頼が特に厚いグループなんです。19年には、Snow Manに新しい風を吹かせるべく、滝沢副社長が向井康二、目黒蓮、ラウールの加入を決断。増員までしてグループを強化させたため、Jr.ファンの間でも“Snow Man=滝沢副社長のお気に入り”といったイメージが広まっていました。そんな経緯もあり、昨年8月のデビュー発表後は、『どうしてもSnow Manをデビューさせたい滝沢副社長が、人気のあるSixTONESと一緒に売り出すことを画策した』などと、邪推するファンも。今回の冠番組発表を受けて、『こればかりは、“タッキーがスノに肩入れしてる”と思われても仕方ない』との指摘も出ています」(ジャニーズに詳しい記者)

 とはいえ、SixTONESメンバーは個々での活躍の場も増えている。松村北斗は、1月期の向井理主演ドラマ『10の秘密』(フジテレビ系)に出演中で、ジェシーは情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)内のコーナー「WEニュース」のマンスリーMC(2月)を務めたほか、森本慎太郎は先輩・TOKIOの冠番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(同)に複数回登場している。グループでは、アパレルショップ「WEGO」のCMキャラクターに起用され、まったく露出がないわけではないのだが……。

「ここ半年のSnow Manは、お笑い芸人とともに出演した特番『7G~SEVENTH GENERATION~』(フジテレビ系)が昨年2回オンエアーされ、今年の元日も『第53回新春!爆笑ヒットパレード2020』(同)に出演。グループとしてメディアに露出する機会が多かったんです。また最近も、ラウールがクリスチャン・ディオールのアイテムとのコラボレーションを任され、目黒は嵐・二宮和也とJCBの新テレビCMで共演。渡辺は1月にWOWOWプライムでスタートした織田裕二主演『連続ドラマW 頭取 野崎修平』のキャストに選ばれていました。こうした動きが立て続けに起こったこともあり、『Snow Manは大きな仕事が増えている』と、SixTONESファンが不満を漏らしているのかもしれません」(同)

 しかし、ネット上ではSixTONESファンだけでなく、現状で冠番組を持っていないキンプリのファンからも非難の声が出ている。キンプリは、情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)内の冠コーナーこそあるものの、18年5月のCDデビュー以降、単体の冠番組には恵まれていない。その一方、昨年8月発売のシングル「koi-wazurai」が、オリコン週間ランキングで39.9万枚を売り上げたほか、メンバーやグループで表紙を務めた雑誌が何度も「重版決定」と話題になるほどで、その勢いはとどまることを知らない。

 こうした結果を残しているキンプリが、デビュー順では後輩のSnow Manに先を越されてしまい、「キンプリは数字を出しても冠番組をもらえないのに、スノはデビュー1カ月って……どうして?」「大事なのはタッキーに推されるかどうかなんだね。本人たちの頑張りが評価されないのは悔しいし、悲しい」「スノはタッキーのお気に入りだから冠番組を持てたの? キンプリならまだ納得できるのに、モヤモヤする」「スノの冠番組はおめでたいけど、キンプリは? タッキーのえこひいきは許せない」と、ファンが意気消沈している。

 Snow Manの新規仕事が入るにつれて、厳しい意見も増えてきてしまったよう。近いうちに、SixTONESやキンプリファンにとっても、うれしい知らせがあることを願いたい。