【日雇いマンガ】85話『過酷すぎるチョコレート地獄……バレンタインの影の功労者たち』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介します。

第85話『過酷すぎるチョコレート地獄……バレンタインの影の功労者たち』

 バレンタインが近づいてくると増えてくるチョコを箱に詰める作業。

 普段食べないようなキラキラした可愛いチョコたちに囲まれてウキウキの現場です〜!

 なんとなく毎年チョコの流行も知ることができて楽しいです。

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回86話は2月13日(木)の更新予定です。

柿ノ種まきこ/@kakinotane_makiko
日雇いをしながらマンガを描くアラサー。過去には、「iVERY」にて婚活マンガ『女もつらいよ』を連載。現在はインスタグラムにて、マンガを不定期投稿。
https://www.instagram.com/kakinotane_makiko/
★LINEスタンプ大好評発売中! 購入はコチラから→『柿ノ種まきこの日雇いスタンプ』

【100均ずぼらシュラン】ダイソー「ジョイントできるPP収納(大理石風)」資源ごみの分別にぴったり!

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドをズボラなアラサー女子がご案内! 私見全開でアイテムを斬る「ダイソーずぼらシュラン」開店です★

今日のダイソーアイテム【ジョイントできるPP収納(大理石風)】

便利度:★★★★☆(連結するうえ、大量買いしても荷物にならない♪)
コスパ:★★★☆☆(クオリティー的に1枚100円が妥当かな)
使い勝手:★★★★☆(さまざまな用途で使えそう!)

【100均ずぼらシュラン】ダイソー「ジョイントできるPP収納(大理石風)」資源ごみの分別にぴったり!の画像1

 最近、自宅の“とあるスペース”が気になって仕方ありません。そう、資源ごみスペースです。私はいつもペットボトルはペットボトル、缶は缶でまとめておくのですが、袋に入れているだけなのでかなり見映えが悪い状態に。なんとかコスパ良く解決できないかと考えていたところ、ダイソーで「ジョイントできるPP収納(大理石風)」なるものを見つけました。

【100均ずぼらシュラン】ダイソー「ジョイントできるPP収納(大理石風)」資源ごみの分別にぴったり!の画像2

 同商品は、約25×25×35cmの収納ボックス。その名の通り、大理石風のデザインが施されています。控えめのデザインなので、どこに置いても部屋の雰囲気を壊さずに済みそう。

【100均ずぼらシュラン】ダイソー「ジョイントできるPP収納(大理石風)」資源ごみの分別にぴったり!の画像3

 販売時は薄く折り畳まれているため、大量買いしても持ち運びが楽ちん。さっそく袋から取り出してみると…… あれま、折り目がくっきりついているせいで、縁がすぼまってしまいます。急いで説明欄を確認したところ、どうやら同商品は“縁を折り返して”使うよう。説明通りにやってみたら、今度はしっかり開きました。

【100均ずぼらシュラン】ダイソー「ジョイントできるPP収納(大理石風)」資源ごみの分別にぴったり!の画像4【100均ずぼらシュラン】ダイソー「ジョイントできるPP収納(大理石風)」資源ごみの分別にぴったり!の画像5

 ちなみに商品名の“ジョイント”とは、「連結」を意味する言葉。ボックスの両サイドにはボタンがついており、パチッと留めるだけでほかの「PP収納」と連結させることができます。まさに資源ごみの分別にぴったりの仕様です。ネットでは、同じくごみの分別のほか、ランドリーボックスやおもちゃの収納、トイレットペーパーなど消耗品のストッカーとして使っているという人も。

【100均ずぼらシュラン】ダイソー「ジョイントできるPP収納(大理石風)」資源ごみの分別にぴったり!の画像6【100均ずぼらシュラン】ダイソー「ジョイントできるPP収納(大理石風)」資源ごみの分別にぴったり!の画像7

 ほかにもさまざまな用途で使えるので、気になる方はぜひ1度チェックしてみては?

【100均ずぼらシュラン】ダイソー「ジョイントできるPP収納(大理石風)」資源ごみの分別にぴったり!の画像8

この記事も読まれています

【100均の収納アイテム・DIYグッズ】おすすめアイテム27選!【ダイソー・セリア・キャンドゥ・ワッツ】

ダイソー、セリアの商品をチェック! 100均ずぼらシュランバックナンバー

『まいにち湯豆腐』書評:「ラクを優先派」から「探求心強め」まで幅広いタイプを満足させるバリエーション

時短、カンタン、ヘルシー、がっつり…… 世のレシピ本もいろいろ。今注目したい食の本(食本)を、 フードライター白央篤司が1冊選んで、料理を実践しつつご紹介!

 「この人なら、どの本でも間違いない」と信頼している料理家さんが3人ほどいる。そのうちのおひとりが小田真規子さんだ。味のレベル、レパートリーの広さはもちろん、時代と共に変化し続ける家庭料理のニーズをきちんと見つめ、それらに応じようという姿勢が好きなのだ。

 本書は温かい豆腐料理をメインとしたレシピ本で、2016年に出版されたヒット作『まいにち小鍋』(同社)に続くもの。かつては鍋といえばイコール大鍋のこと、家族そろって囲んでつつくものだったが「それは昔の話」と著者は断言する。

「この十数年で、個食化が進みました。おひとり世帯も急増し、家族で鍋を囲むシーンは激減しています。夫婦共働きが増えたことで、家族の帰宅時間はバラバラになり、家族がいてもひとりで晩ご飯を食べるのが当たり前のことになりつつあるようです」(「はじめに」より)

 ひとり用のカップスープや小分けの総菜、ひとり鍋セットが人気であることに着目し、“鍋も小鍋の時代”と小田さんは考え、『まいにち小鍋』の企画に至った。すると「豆腐メインの小鍋レシピがもっとほしい」という反響を多くもらうとに。値段が手ごろで、カロリー的に罪悪感の少ない豆腐が人気なのはうなずけるが、一冊の本になるほど要望が多かったとは驚く。豆腐の長所を、小田さんは著書内で次のように挙げている。

・扱いが簡単
・そのままでも食べられる→加熱の失敗がない
・約90%が水分、それなりの満足感を得られつつカロリーも糖質も少ない
・タンパク質がとれる
・ボリューム感が出る
・経済的。安いものでもだしや具材の味わいを吸っておいしくなりやすい。高いものでもそれほど高いわけでもない
・どんな味にも染まるので調理バリエーションが豊富

 うーむ、納得。スーパーに行くと激安なのは1丁50円ぐらいで、味が悪くないのもある。質の良いものでも200円台で買える。主菜にも副菜にもなる存在。融通無碍を具現化したような食材だ。

 帯にある「10分でおいしい」、近年の人気ワードだ。「調理時間はなるべく少なく」のニーズは高まるばかり。「料理はラクを優先派」を意識しているのが、レシピの表記からも感じられる。

「絹ごし豆腐(4つにちぎる)」
「木綿豆腐(半分~4等分に切る)」
「牛ロース薄切り肉(半分に切る)」

  ざっくりとした指示が、「厳密にやらなくていいよ~」と言われてるようで、読んでいて肩に力が入らない。ただ、ラク追求ばかりではない。料理をしっかり学びたいなら、44ページから3ページにかけて解説される「3つのかけ算で味をつくる!」はかなりの役立ち情報になる。

 「味の基本」を担当するもの、「コク・旨み」を出すもの、そして仕上げに「香り・辛味・酸味」で料理にアクセントやキレを加えるものを詳述。この構成をざっくりでも知っておくと、料理する上で「このプロセスは何をやっているのか」が理解しやすくて、便利ですよ。

 小田さんの本は、レシピがただ詰まっているだけでなく、「なぜこれをするのか」という理由が添えられることも多い。そこがうれしい。豆腐といえば「下ごしらえとして水切りが常識」という人は多いだろうが、「そのままだし汁や煮汁に入れてもいい」と小田さんはまず書く。けれども「市販の豆腐パックの中の水は、凝固剤が溶け出しているので、できれば軽く水気を切っておくと味のなじみがよくなる」と述べる。理由が書かれると「やろうかな」という気になれるというか。「できれば」という言葉がそえられているのもポイントだ。面倒と思ってしまうときに、この一言があるとないとでは随分違う。気持ちがラクになる。

 さて、本書内の料理で特に私が気に入った2品をご紹介したい。

  「トマトと豆腐のチーズ湯豆腐」、豆腐がここまでパンに合うような味わいになるとは。白ワインが欲しくなったなあ。

 最初に切った豆腐を塩でからめるのだが、これは一緒に煮る「トマトやチーズと(味を)なじみやすく」するため、と説明される。豆腐自体の味つけじゃなく、全体をなじませるためなんだな。パセリがあるとないでは味のしまりが段違い。これだけのためにパセリを購入するのをためらう人もあるだろうが、余った分は細かく刻んで冷凍すればひと月はゆうに薬味として使えますよ。

【配】『まいにち湯豆腐』書評:「ラクを優先派」から「探求心強め」まで幅広いタイプを満足させるバリエーションの画像3

 もう一品、「ピリ辛納豆湯豆腐」もうちの定番になりそう。ひきわり納豆とニラで豆腐を煮るもの。コクが出るものだなあ、納豆といえばそのまま食べることがほとんど。活用レシピが欲しかったので、ありがたい。かすかなぬめり感が豆腐を包んで、塩気は強くないのに満足度高し。ごはんのおかずにぴったり!

 「もっとラクなレシピはない?」という人のためだろう、巻末にはレンチンでOKの冷奴ならぬ温奴の作り方が11品あるのもうれしい。ツナ缶やハムなどのすぐ使える食材と調味料だけでひと皿に。「コンロを使わず作れるレシピがほしい」というのも、現代における強いニーズのひとつだ。

 ラクも考えつつ、料理探究心を刺激し、それなりの「作りがい」も同時に満たしてくれる。小田真規子イズム、これにあり。

白央篤司(はくおう・あつし)
フードライター。郷土料理やローカルフードを取材しつつ、 料理に苦手意識を持っている人やがんばりすぎる人に向けて、 より気軽に身近に楽しめるレシピや料理法を紹介。著書に『 自炊力』『にっぽんのおにぎり』『ジャパめし』など。

 

『まいにち湯豆腐』書評:「ラクを優先派」から「探求心強め」まで幅広いタイプを満足させるバリエーション

時短、カンタン、ヘルシー、がっつり…… 世のレシピ本もいろいろ。今注目したい食の本(食本)を、 フードライター白央篤司が1冊選んで、料理を実践しつつご紹介!

 「この人なら、どの本でも間違いない」と信頼している料理家さんが3人ほどいる。そのうちのおひとりが小田真規子さんだ。味のレベル、レパートリーの広さはもちろん、時代と共に変化し続ける家庭料理のニーズをきちんと見つめ、それらに応じようという姿勢が好きなのだ。

 本書は温かい豆腐料理をメインとしたレシピ本で、2016年に出版されたヒット作『まいにち小鍋』(同社)に続くもの。かつては鍋といえばイコール大鍋のこと、家族そろって囲んでつつくものだったが「それは昔の話」と著者は断言する。

「この十数年で、個食化が進みました。おひとり世帯も急増し、家族で鍋を囲むシーンは激減しています。夫婦共働きが増えたことで、家族の帰宅時間はバラバラになり、家族がいてもひとりで晩ご飯を食べるのが当たり前のことになりつつあるようです」(「はじめに」より)

 ひとり用のカップスープや小分けの総菜、ひとり鍋セットが人気であることに着目し、“鍋も小鍋の時代”と小田さんは考え、『まいにち小鍋』の企画に至った。すると「豆腐メインの小鍋レシピがもっとほしい」という反響を多くもらうとに。値段が手ごろで、カロリー的に罪悪感の少ない豆腐が人気なのはうなずけるが、一冊の本になるほど要望が多かったとは驚く。豆腐の長所を、小田さんは著書内で次のように挙げている。

・扱いが簡単
・そのままでも食べられる→加熱の失敗がない
・約90%が水分、それなりの満足感を得られつつカロリーも糖質も少ない
・タンパク質がとれる
・ボリューム感が出る
・経済的。安いものでもだしや具材の味わいを吸っておいしくなりやすい。高いものでもそれほど高いわけでもない
・どんな味にも染まるので調理バリエーションが豊富

 うーむ、納得。スーパーに行くと激安なのは1丁50円ぐらいで、味が悪くないのもある。質の良いものでも200円台で買える。主菜にも副菜にもなる存在。融通無碍を具現化したような食材だ。

 帯にある「10分でおいしい」、近年の人気ワードだ。「調理時間はなるべく少なく」のニーズは高まるばかり。「料理はラクを優先派」を意識しているのが、レシピの表記からも感じられる。

「絹ごし豆腐(4つにちぎる)」
「木綿豆腐(半分~4等分に切る)」
「牛ロース薄切り肉(半分に切る)」

  ざっくりとした指示が、「厳密にやらなくていいよ~」と言われてるようで、読んでいて肩に力が入らない。ただ、ラク追求ばかりではない。料理をしっかり学びたいなら、44ページから3ページにかけて解説される「3つのかけ算で味をつくる!」はかなりの役立ち情報になる。

 「味の基本」を担当するもの、「コク・旨み」を出すもの、そして仕上げに「香り・辛味・酸味」で料理にアクセントやキレを加えるものを詳述。この構成をざっくりでも知っておくと、料理する上で「このプロセスは何をやっているのか」が理解しやすくて、便利ですよ。

 小田さんの本は、レシピがただ詰まっているだけでなく、「なぜこれをするのか」という理由が添えられることも多い。そこがうれしい。豆腐といえば「下ごしらえとして水切りが常識」という人は多いだろうが、「そのままだし汁や煮汁に入れてもいい」と小田さんはまず書く。けれども「市販の豆腐パックの中の水は、凝固剤が溶け出しているので、できれば軽く水気を切っておくと味のなじみがよくなる」と述べる。理由が書かれると「やろうかな」という気になれるというか。「できれば」という言葉がそえられているのもポイントだ。面倒と思ってしまうときに、この一言があるとないとでは随分違う。気持ちがラクになる。

 さて、本書内の料理で特に私が気に入った2品をご紹介したい。

  「トマトと豆腐のチーズ湯豆腐」、豆腐がここまでパンに合うような味わいになるとは。白ワインが欲しくなったなあ。

 最初に切った豆腐を塩でからめるのだが、これは一緒に煮る「トマトやチーズと(味を)なじみやすく」するため、と説明される。豆腐自体の味つけじゃなく、全体をなじませるためなんだな。パセリがあるとないでは味のしまりが段違い。これだけのためにパセリを購入するのをためらう人もあるだろうが、余った分は細かく刻んで冷凍すればひと月はゆうに薬味として使えますよ。

【配】『まいにち湯豆腐』書評:「ラクを優先派」から「探求心強め」まで幅広いタイプを満足させるバリエーションの画像3

 もう一品、「ピリ辛納豆湯豆腐」もうちの定番になりそう。ひきわり納豆とニラで豆腐を煮るもの。コクが出るものだなあ、納豆といえばそのまま食べることがほとんど。活用レシピが欲しかったので、ありがたい。かすかなぬめり感が豆腐を包んで、塩気は強くないのに満足度高し。ごはんのおかずにぴったり!

 「もっとラクなレシピはない?」という人のためだろう、巻末にはレンチンでOKの冷奴ならぬ温奴の作り方が11品あるのもうれしい。ツナ缶やハムなどのすぐ使える食材と調味料だけでひと皿に。「コンロを使わず作れるレシピがほしい」というのも、現代における強いニーズのひとつだ。

 ラクも考えつつ、料理探究心を刺激し、それなりの「作りがい」も同時に満たしてくれる。小田真規子イズム、これにあり。

白央篤司(はくおう・あつし)
フードライター。郷土料理やローカルフードを取材しつつ、 料理に苦手意識を持っている人やがんばりすぎる人に向けて、 より気軽に身近に楽しめるレシピや料理法を紹介。著書に『 自炊力』『にっぽんのおにぎり』『ジャパめし』など。

 

「田中みな実タブー」がマスコミに蔓延中! 写真集大ヒットの影響で「スキャンダル記事NG」に?

 今やバラエティーにドラマにと多数出演、そして写真集が大ヒットを飛ばすなど、大ブレーク中の田中みな実。業界関係者によれば、田中のメディア需要は継続して高いというが、芸能界では「前代未聞の現象が起きている」らしい。

「田中は2014年にTBSを退社して以降、宮根誠司や羽鳥慎一などが所属する芸能プロダクション・テイクオフに籍を置き、フリーアナウンサーとして活動しています。17年に『an・an』(マガジンハウス)の表紙で“肘ブラショット”を披露した頃から、男性だけでなく女性からも注目を集めるようになり、19年12月に発売した写真集『Sincerely yours...』(宝島社)は、発売前から10万部の重版が決定したことでも話題になりました」(芸能ライター)

 その勢いで、「オリコン週間BOOKランキング」では初登場1位を獲得し、発売1カ月で累計発行部数50万部を突破したことも報じられている。

「写真集の発売を記念し、田中による“お渡し会”が各地で行われたのですが、多くの女性が足を運んでいたようで、やはり女性ファンの急増が、今の田中人気を支えている印象。女性誌への登場も、トップモデルばりに増えていますし、ネットニュースサイトでは、連日大量に田中の記事が配信されている状況。なんでも、田中に関するニュースなら、何でもアクセス数が稼げるとあって、出演番組でのちょっとした発言も取り上げるようになったんだとか。週刊誌も似たような状況で、田中のグラビアを載せれば売り上げは倍増。私生活の小ネタでさえ売り上げにつながるとあって、記者たちは日々、田中の情報を集め続けているといいます」(テレビプロデューサー)

 しかし、この大ブレークぶりが影響して、メディアでは“みな実タブー”が蔓延しているという。

「最近、各週刊誌編集部では、『田中のネガティブなスキャンダルを取り上げると、インタビューやグラビアに出てくれなくなる』として、田中への批判記事が半ばタブー化しているんです。芸能界でこういう話が浮上すると、事務所からの“圧力”と思われがちですが、田中の事務所は以前から、彼女に対して放任主義に近いスタンスで、現在の“みな実タブー”も、あくまでマスコミ側の自主規制なんです」(出版関係者)

 同事務所の稼ぎ頭は宮根だけに、「“外様”でワガママな田中は、むしろ事務所で爪はじきにされかけていた」(同)という。

「しかし、ここへ来てのブレークで、周囲の関係者も、彼女の扱いに困っているといいます。とはいえ、自らの影響力だけでブームを作り出し、マスコミまで抑えてしまった田中には、驚くばかり。ある意味、芸能界でも前代未聞というか、類を見ない存在かもしれません」(同)

 今年はまだ始まったばかりだが、田中の天下はどこまで続くのか。

ジャニーズ“最凶”の男、ジュリー社長に「はぁ!?」と抵抗――初詣で勃発した“とある事件”明らかに

 V6の20th Century(坂本昌行・長野博・井ノ原快彦)がパーソナリティを務めるラジオ番組『V6 Next Generation』(JFN系)。2月1日放送回では、年始に坂本の身に降りかかった“とある事件”について言及した。突如、重要な役目を任された坂本は、ジャニーズ事務所の現社長・藤島ジュリー景子氏に抵抗の姿勢を示したのだという。

 ジャニーズ事務所の新年行事といえば、神奈川県・川崎大師での初詣が定番。大みそかに開催される『ジャニーズカウンダウンライブ』などの仕事を終えたタレント陣が続々と同所に集まることが知られている。今回の初詣は井ノ原が不参加となったものの、坂本と長野は例年通り参拝したそうだ。また、坂本によると、いつもなら護摩焚きが終わった後、室内で年長者の少年隊・東山紀之から年頭の挨拶があり、お年玉をもらった上で、「今年もよろしくお願いします」と、解散する流れになっているとか。ところが、今回の初詣は東山が体調を崩して欠席したそうで、坂本はジュリー社長から急きょ“ご指名”を受けたという。

「急に俺が……。『坂本、あんたが一番上なんだから、年頭の挨拶しなさい』と、急に言われて。一応、もちろんしたんですけど。一番ドキドキしたのが、“ヤベー、お年玉持ってない”と思って。いつもヒガシくんがくれるから」

 と、肝を冷やす思いをしたと告白。東山の不在は、現場に着いてから聞かされたため、お年玉を含めて、話す内容も特に準備はしていなかったとか。お年玉を配ったかどうかについては明かしていなかったが、坂本は「あぁいうね、タレント・社員の皆さんを前にして、年頭の挨拶なんて初めての経験だったんで」と振り返り、これには「我々もね、先輩がいるからぬくぬくしてましたよね」(井ノ原)「実はもうそういうことなんですよ、僕らの歳というのは」(坂本)と、全員40代のトニセンはしみじみしていた。

 一方、当日の現場にいなかった井ノ原に向けて、長野は「ヒガシくんがいつも座るあの座布団に。坂本くん、あの位置に」と教えると、本人は「一番奥ですよ。いつもあの場所は、まぁ避けるわけじゃないけども、“そこにはまだ行けないよ”と思ってたけど。急に来ちゃいました(笑)。もうビビりましたね」と吐露。これを受け、井ノ原は「一つ言えるのは、ヒガシくんは若い頃からその位置にいたのよ。(すでに年齢やキャリアが)上の方だったから。で、そういう挨拶っていうのも、なんとなく慣れてたし。そこにいる一番年上だから、若い頃から、たぶんお年玉っていうのも用意してたはずなんですよ」と、先輩の偉大さを再確認していた。

 しかし、急に任命された坂本はというと、「普段ヒガシくん、何挨拶したっけ……」と考え込んでしまうほど、頭が混乱してしまったよう。「(『挨拶しろ』と)言われた瞬間、もうほかの会話が全然入ってこないですよね。何をしゃべろうか、どう言おうか……」「ジュリーさんにホント寸前に言われたから。俺、ジュリーさんに対して『はぁ!?』って(笑)。いや、なるって!」と、思わず自身を指名したジュリー社長に歯向かってしまったとか。長野いわく、坂本が奥ではなく手前に座ろうとした瞬間、ジュリー社長が「いやいや、(今日は坂本が)一番上だから」と、制止したそう。

 井ノ原は「はぁ!?」と声を上げたという坂本に「そりゃなるでしょ」「社長がやった方がいいんじゃない、それ? って話だよね」と同情。坂本は「そうですよ。社長が……(笑)」と話に乗っかりつつ、「でも、こういうタイミングでもないと経験できなかったことですからね」と、今となっては貴重な機会になったと捉えていた。

 そんな坂本といえば、昨年7月9日に亡くなったジャニー喜多川前社長に“恐れられていた”といった逸話を持つ人物。昨年7月26日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)にトニセンがゲスト出演した際、井ノ原はジャニー氏が坂本だけを「特別扱い」していたと、愚痴をこぼす場面が。例えば、V6が先輩のバックダンサーを務めた際、「ここは自由にやってもいいよ」と言われていたにもかかわらず、ジャニー氏から見ても「自由すぎだろ」と思うメンバーがいたという。最初は三宅健が疑われていたものの、坂本自らが「俺だけど、何?」と、申告。すると、それまで怒っていたジャニー氏が「あっ、そう……」と、すんなり帰っていったとのこと。

 その出来事を回顧し、井ノ原は「“坂本くんには何も言えない”みたいな」と、ジャニー氏の気持ちを想像。さらには、「アメリカナイズされてるんですよね。ジャニーさんって。敬語は基本使わないんで。だからまぁ、対等みたいな感じにはなるから。それにしても、坂本くんにはちょっと、ペコペコしすぎなんじゃないか」と続け、「たぶん、坂本くんのこと怖いんじゃないかな」(井ノ原)「僕が思うに、一回、坂本くんはジャニーさんのこと、シメてるんじゃないかな」(長野)と語り、笑いを誘っていたのだった。

 こうしたエピソードもあるだけに、今回のラジオを聞いたファンは「ジャニーさんに対して『俺だけど、何?』と言ったり、ジュリーさんに対しても『はぁ!?』と言っちゃったり。坂本くんの社長をも恐れない感じが好き」「ジュリーさんに『はぁ!?』と言えるから、坂本くんがジャニーズで一番強いと思う」「ジュリーさんにまで『はぁ!?』と言える坂本くん、もはや敵なし(笑)」「坂本くん、強すぎ。さすがジャニーさんが恐れた男」と、感嘆の声が上がっていた。

 突然のピンチで焦ったとはいえ、新社長・ジュリー氏にも強気に出た坂本。今後も彼の“伝説”は続いていくのかもしれない。

ジャニーズ“最凶”の男、ジュリー社長に「はぁ!?」と抵抗――初詣で勃発した“とある事件”明らかに

 V6の20th Century(坂本昌行・長野博・井ノ原快彦)がパーソナリティを務めるラジオ番組『V6 Next Generation』(JFN系)。2月1日放送回では、年始に坂本の身に降りかかった“とある事件”について言及した。突如、重要な役目を任された坂本は、ジャニーズ事務所の現社長・藤島ジュリー景子氏に抵抗の姿勢を示したのだという。

 ジャニーズ事務所の新年行事といえば、神奈川県・川崎大師での初詣が定番。大みそかに開催される『ジャニーズカウンダウンライブ』などの仕事を終えたタレント陣が続々と同所に集まることが知られている。今回の初詣は井ノ原が不参加となったものの、坂本と長野は例年通り参拝したそうだ。また、坂本によると、いつもなら護摩焚きが終わった後、室内で年長者の少年隊・東山紀之から年頭の挨拶があり、お年玉をもらった上で、「今年もよろしくお願いします」と、解散する流れになっているとか。ところが、今回の初詣は東山が体調を崩して欠席したそうで、坂本はジュリー社長から急きょ“ご指名”を受けたという。

「急に俺が……。『坂本、あんたが一番上なんだから、年頭の挨拶しなさい』と、急に言われて。一応、もちろんしたんですけど。一番ドキドキしたのが、“ヤベー、お年玉持ってない”と思って。いつもヒガシくんがくれるから」

 と、肝を冷やす思いをしたと告白。東山の不在は、現場に着いてから聞かされたため、お年玉を含めて、話す内容も特に準備はしていなかったとか。お年玉を配ったかどうかについては明かしていなかったが、坂本は「あぁいうね、タレント・社員の皆さんを前にして、年頭の挨拶なんて初めての経験だったんで」と振り返り、これには「我々もね、先輩がいるからぬくぬくしてましたよね」(井ノ原)「実はもうそういうことなんですよ、僕らの歳というのは」(坂本)と、全員40代のトニセンはしみじみしていた。

 一方、当日の現場にいなかった井ノ原に向けて、長野は「ヒガシくんがいつも座るあの座布団に。坂本くん、あの位置に」と教えると、本人は「一番奥ですよ。いつもあの場所は、まぁ避けるわけじゃないけども、“そこにはまだ行けないよ”と思ってたけど。急に来ちゃいました(笑)。もうビビりましたね」と吐露。これを受け、井ノ原は「一つ言えるのは、ヒガシくんは若い頃からその位置にいたのよ。(すでに年齢やキャリアが)上の方だったから。で、そういう挨拶っていうのも、なんとなく慣れてたし。そこにいる一番年上だから、若い頃から、たぶんお年玉っていうのも用意してたはずなんですよ」と、先輩の偉大さを再確認していた。

 しかし、急に任命された坂本はというと、「普段ヒガシくん、何挨拶したっけ……」と考え込んでしまうほど、頭が混乱してしまったよう。「(『挨拶しろ』と)言われた瞬間、もうほかの会話が全然入ってこないですよね。何をしゃべろうか、どう言おうか……」「ジュリーさんにホント寸前に言われたから。俺、ジュリーさんに対して『はぁ!?』って(笑)。いや、なるって!」と、思わず自身を指名したジュリー社長に歯向かってしまったとか。長野いわく、坂本が奥ではなく手前に座ろうとした瞬間、ジュリー社長が「いやいや、(今日は坂本が)一番上だから」と、制止したそう。

 井ノ原は「はぁ!?」と声を上げたという坂本に「そりゃなるでしょ」「社長がやった方がいいんじゃない、それ? って話だよね」と同情。坂本は「そうですよ。社長が……(笑)」と話に乗っかりつつ、「でも、こういうタイミングでもないと経験できなかったことですからね」と、今となっては貴重な機会になったと捉えていた。

 そんな坂本といえば、昨年7月9日に亡くなったジャニー喜多川前社長に“恐れられていた”といった逸話を持つ人物。昨年7月26日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)にトニセンがゲスト出演した際、井ノ原はジャニー氏が坂本だけを「特別扱い」していたと、愚痴をこぼす場面が。例えば、V6が先輩のバックダンサーを務めた際、「ここは自由にやってもいいよ」と言われていたにもかかわらず、ジャニー氏から見ても「自由すぎだろ」と思うメンバーがいたという。最初は三宅健が疑われていたものの、坂本自らが「俺だけど、何?」と、申告。すると、それまで怒っていたジャニー氏が「あっ、そう……」と、すんなり帰っていったとのこと。

 その出来事を回顧し、井ノ原は「“坂本くんには何も言えない”みたいな」と、ジャニー氏の気持ちを想像。さらには、「アメリカナイズされてるんですよね。ジャニーさんって。敬語は基本使わないんで。だからまぁ、対等みたいな感じにはなるから。それにしても、坂本くんにはちょっと、ペコペコしすぎなんじゃないか」と続け、「たぶん、坂本くんのこと怖いんじゃないかな」(井ノ原)「僕が思うに、一回、坂本くんはジャニーさんのこと、シメてるんじゃないかな」(長野)と語り、笑いを誘っていたのだった。

 こうしたエピソードもあるだけに、今回のラジオを聞いたファンは「ジャニーさんに対して『俺だけど、何?』と言ったり、ジュリーさんに対しても『はぁ!?』と言っちゃったり。坂本くんの社長をも恐れない感じが好き」「ジュリーさんに『はぁ!?』と言えるから、坂本くんがジャニーズで一番強いと思う」「ジュリーさんにまで『はぁ!?』と言える坂本くん、もはや敵なし(笑)」「坂本くん、強すぎ。さすがジャニーさんが恐れた男」と、感嘆の声が上がっていた。

 突然のピンチで焦ったとはいえ、新社長・ジュリー氏にも強気に出た坂本。今後も彼の“伝説”は続いていくのかもしれない。

『私のおっぱい戦争』リリ・ソン氏に聞いた、フランス人も悩む「完璧な母親像」「女性らしさ」とフェミニズム

 29歳で乳がんと診断されたことをきっかけに、自らの日常と病気についてユーモアを交えて語るオールカラーの漫画ブログを開設し、のちに、そのブログがミシェル・ラフォン社からコミックとして出版されたフランスのコミック作家、リリ・ソンさん。2019年には、日本語版の『私のおっぱい戦争――29歳フランス女子の乳がん日記』(花伝社)が刊行され、同作で「女性の体」や「女らしさとは何か」といった問題について表現している。今回、そんなリリさんに、いまフランスで女性たちを取り巻く状況や、自身のフェミニズムに対しての考えをうかがった。

乳房を取ったら、女らしさもなくなる?

──リリさんは『私のおっぱい戦争――29歳フランス女子の乳がん日記』を通して、女性の体や女性性、フェミニズムについて表現されています。まず、リリさんがフェミニズムに出会ったきっかけについて教えていただけますか?

リリ・ソンさん(以下、リリ) フェミニズムを意識するようになったのは、乳がんがきっかけでした。乳房を切除するときに、「乳房を取ったら、女らしさも一緒に切り取られてしまうのかな」「私を女性にしているものって、一体何なんだろう」と考えたんです。

 私は、教育を受けた西洋の白人女性で、どちらかというと豊かな社会階層の出身。がんになるまでは、そのような女性にありがちな“穏健な”フェミニズム意識を持っていました。つまり、自分の特権に浸りきっていたわけです。ですが、病人という立場に立たされたことで、それまでの自分自身の「枠」から外に出て、全てを問い直さざるを得なくなりました。そのとき初めて、社会が女性やその体に対し、規範を押しつけ、母親や妻の役割を求めていること、さらには、男女不平等が生む暴力といった社会の現実に気がついたのです。

女友達の多くが性的暴行の被害に

──フランスのフェミニズムはどのような状況ですか。

リリ カナダに住んでいた14年に乳がんになったので、フェミニズムに関する私の考えは、男女平等がある程度実現されているカナダという国で生まれたと言えると思います。

 私がフランスに帰国したのは15年。その後に起こった#MeToo運動は、性的暴行を公の場で告発するもので、世の中が動き出す大きなきっかけとなったと思います。実際にフランス人の女友達と話したところ、その子たちの4分の3ぐらいは、性的暴行を受けたことがあったと告白してくれました。#MeToo運動は本当に人々の意識を目覚めさせたと思いますが、それは私がフェミニスト活動家で、周りにも似たような考えを持つ女性が多いので、そう感じるのでしょう。なので、みんながみんな、このように考えているとは思っていません。

 それでも、インスタグラムにはたくさんのフェミニスト・アカウントがありますし、女性同士が助け合う「シスター・フッド」の精神も、最近ますます感じるようになっています。例えば昨日の夜、カップルの女性が男性に「さっきすれちがった3人組の男と話していた女の子が無事かどうか、道を戻って見てきて」と頼んでいる場面を目撃しました。

──最近、お子さんが生まれたと聞きました。日本では、母親の家事・育児が一種の愛情表現だとする風潮があり、頑張りすぎてしまう女性が多いです。フランスでそのような考え方はあるのでしょうか?

リリ フランスでも「母親は完璧であるべきだ」という考え方は、まだまだ根強いですね。多くの母親が、自分は完璧ではないと思い、罪悪感に苦しんでいて、私もそうした母親の一人です。私は「完璧な母親像」に抵抗しようとしていますが、そんな私でも悩んでしまうものなのです。

 我が家では、子どもの教育を夫と“平等”に分担しようとしていますが、それでも私自身「母親は完璧でなくてはいけない」という、よくある考えにとらわれ、悩んでしまうことがありますね。日々、完璧な女性像や母親像と、フェミニストであることの間で自分自身が引き裂かれています。でも、一方でそれによって闘う気持ちが強くなっていることも確かです。

──家事の分担や子育てについてお聞きします。リリさんの周りの状況はいかがですか? また、リリさんのご家庭では、どのような工夫をされていますか? 

リリ 10年のフランス国立統計経済研究所の研究によれば、フランスの女性は1週間に25時間を家事と育児に費やしています。一方、男性はたった16時間。1年間に換算すると、女性はフルタイムで3カ月働いたのと同じ時間を家事に費やしていることになるんです。ですが、この傾向はだんだんと変わってきていて、少し前に女性の間で「家事の精神的負担」が大きな話題となりました。女性は仕事をしているときも、余暇を楽しんでいる間も、どんなことをしていても、常に家事の段取りを考えていなくてはなりません。このことを「家事の精神的負担」(※1)と言います。

 そもそも、母親と父親に対するジェンダーのステレオタイプに問題がありますよね。例えば、母親は本能的に子どもの世話をすることを知っていて、父親よりもうまくできる、だとか。こうしたステレオタイプもとても根強いものです。でもいま、フェミニストたちはこれを変えていきたいと思っていますし、多くのパパたちも同じように考えているのではないでしょうか。

※1 家事の精神的負担 具体的にはオフィスで仕事をしながら、夕飯の買い物の段取り、子どものお迎えについて同時に考えなくてはならないという状態が、精神的負担やストレスにつながるといったことを意味する。

──最近、フランスでは、歴史家で男性作家のイヴァン・ジャブロンカが男らしさの歴史を論じた『正しい男たち』(未邦訳)という本が出版されたそうですね。女性の権利を踏みにじらない、新しい男らしさについて考えようという本で、男性たちに向かって特権を放棄し、公正な男になろうと呼びかける内容だと聞きました。2万5,000部も売れたとフランスのメディアで話題になっていましたが、フランスでは、男性の間にもフェミニズムへの関心が広がっているのでしょうか。

リリ 実際にこの本を買っているのが誰なのかは、わからないですよね。女性読者が買っているのかもしれません。でもそれは結局どちらでもいいことだと思います。

 女性読者の一人ひとり、フェミニスト一人ひとりが、近くにいる父親や兄弟、パートナーの男性に影響を与えることができます。一番大事なのは、このように近くにいる人の意識を変えていくことだと思います。私の場合、父とパートナーの考え方が、ものすごく変わりました。

──『私のおっぱい戦争』では、リリさんのパートナー・マルタンさんの包容力のある行動が印象的でした。優しい言葉をかけたり、術後のケアをしてくれたりしていますよね。日本人の女性読者の中では「こんなに優しく、理解がある男性がいるなんて!」という驚きの声が上がっています。一般化するのは難しいかもしれませんが、フランスには、マルタンさんのような優しい男性が多いのでしょうか?

リリ 笑ってしまうのですが、男性を含め読者のみんな、マルタンの魅力のとりこになるんです。読者は、マルタンの私への関わり方を見て、彼に魅力を感じるようですが、当時の状況を考えてみると、彼の態度はむしろ普通だと思います。

 もしかすると、それは「愛」というものの定義の問題なのかもしれません。誰かを愛していて、その人を失うかもしれないとなったとき、いつも以上に親切で優しくなるのは普通のことではないでしょうか。がんのような経験は、感情を明らかにする“触媒”のようなものだということを忘れてはいけません。つまり、愛情や友情を破壊することもあれば、逆により強固にするケースもあるということです。

 「フランス人男性は優しい」という話ですが、ほかの国と比べて特に優しいとは思いません。でも、「男性はフェミニストであればあるほど優しい」ということだけは確かだと思いますね。また、フェミニズムは男性から男らしさを奪うものといった意見もありますが、そうではなく、むしろより知的で誠実な男らしさをもたらすものだと私は信じています。

――後編は2月6日午後9時公開

リリ・ソン(Lili SOHN) 
1984年8月29日ストラスブール生まれのフランスのコミック作家。本名オーレリー・ソン。ストラスブール第二大学で応用美術とヴィジュアル・アートを学ぶ。乳がん発覚をきっかけに、自らの日常と病気についてユーモアを交えて語るオールカラーの漫画ブログを開設。のちに、ミシェル・ラフォン社からコミックとして出版された。2015年、治療終了にともないフランスに帰国。現在はマルセイユに住み、コミックとイラストの制作を行っている。

プレゼント企画
『私のおっぱい戦争──29歳フランス女子の乳がん日記』は花伝社より発売中。
サイゾー・ウーマンの読者2名様に本書を抽選でプレゼントします。
応募締切:2020年3月5日(木)正午まで
※当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。あらかじめご了承ください

【応募フォームはこちら】

『私のおっぱい戦争』リリ・ソン氏に聞いた、フランス人も悩む「完璧な母親像」「女性らしさ」とフェミニズム

 29歳で乳がんと診断されたことをきっかけに、自らの日常と病気についてユーモアを交えて語るオールカラーの漫画ブログを開設し、のちに、そのブログがミシェル・ラフォン社からコミックとして出版されたフランスのコミック作家、リリ・ソンさん。2019年には、日本語版の『私のおっぱい戦争――29歳フランス女子の乳がん日記』(花伝社)が刊行され、同作で「女性の体」や「女らしさとは何か」といった問題について表現している。今回、そんなリリさんに、いまフランスで女性たちを取り巻く状況や、自身のフェミニズムに対しての考えをうかがった。

乳房を取ったら、女らしさもなくなる?

──リリさんは『私のおっぱい戦争――29歳フランス女子の乳がん日記』を通して、女性の体や女性性、フェミニズムについて表現されています。まず、リリさんがフェミニズムに出会ったきっかけについて教えていただけますか?

リリ・ソンさん(以下、リリ) フェミニズムを意識するようになったのは、乳がんがきっかけでした。乳房を切除するときに、「乳房を取ったら、女らしさも一緒に切り取られてしまうのかな」「私を女性にしているものって、一体何なんだろう」と考えたんです。

 私は、教育を受けた西洋の白人女性で、どちらかというと豊かな社会階層の出身。がんになるまでは、そのような女性にありがちな“穏健な”フェミニズム意識を持っていました。つまり、自分の特権に浸りきっていたわけです。ですが、病人という立場に立たされたことで、それまでの自分自身の「枠」から外に出て、全てを問い直さざるを得なくなりました。そのとき初めて、社会が女性やその体に対し、規範を押しつけ、母親や妻の役割を求めていること、さらには、男女不平等が生む暴力といった社会の現実に気がついたのです。

女友達の多くが性的暴行の被害に

──フランスのフェミニズムはどのような状況ですか。

リリ カナダに住んでいた14年に乳がんになったので、フェミニズムに関する私の考えは、男女平等がある程度実現されているカナダという国で生まれたと言えると思います。

 私がフランスに帰国したのは15年。その後に起こった#MeToo運動は、性的暴行を公の場で告発するもので、世の中が動き出す大きなきっかけとなったと思います。実際にフランス人の女友達と話したところ、その子たちの4分の3ぐらいは、性的暴行を受けたことがあったと告白してくれました。#MeToo運動は本当に人々の意識を目覚めさせたと思いますが、それは私がフェミニスト活動家で、周りにも似たような考えを持つ女性が多いので、そう感じるのでしょう。なので、みんながみんな、このように考えているとは思っていません。

 それでも、インスタグラムにはたくさんのフェミニスト・アカウントがありますし、女性同士が助け合う「シスター・フッド」の精神も、最近ますます感じるようになっています。例えば昨日の夜、カップルの女性が男性に「さっきすれちがった3人組の男と話していた女の子が無事かどうか、道を戻って見てきて」と頼んでいる場面を目撃しました。

──最近、お子さんが生まれたと聞きました。日本では、母親の家事・育児が一種の愛情表現だとする風潮があり、頑張りすぎてしまう女性が多いです。フランスでそのような考え方はあるのでしょうか?

リリ フランスでも「母親は完璧であるべきだ」という考え方は、まだまだ根強いですね。多くの母親が、自分は完璧ではないと思い、罪悪感に苦しんでいて、私もそうした母親の一人です。私は「完璧な母親像」に抵抗しようとしていますが、そんな私でも悩んでしまうものなのです。

 我が家では、子どもの教育を夫と“平等”に分担しようとしていますが、それでも私自身「母親は完璧でなくてはいけない」という、よくある考えにとらわれ、悩んでしまうことがありますね。日々、完璧な女性像や母親像と、フェミニストであることの間で自分自身が引き裂かれています。でも、一方でそれによって闘う気持ちが強くなっていることも確かです。

──家事の分担や子育てについてお聞きします。リリさんの周りの状況はいかがですか? また、リリさんのご家庭では、どのような工夫をされていますか? 

リリ 10年のフランス国立統計経済研究所の研究によれば、フランスの女性は1週間に25時間を家事と育児に費やしています。一方、男性はたった16時間。1年間に換算すると、女性はフルタイムで3カ月働いたのと同じ時間を家事に費やしていることになるんです。ですが、この傾向はだんだんと変わってきていて、少し前に女性の間で「家事の精神的負担」が大きな話題となりました。女性は仕事をしているときも、余暇を楽しんでいる間も、どんなことをしていても、常に家事の段取りを考えていなくてはなりません。このことを「家事の精神的負担」(※1)と言います。

 そもそも、母親と父親に対するジェンダーのステレオタイプに問題がありますよね。例えば、母親は本能的に子どもの世話をすることを知っていて、父親よりもうまくできる、だとか。こうしたステレオタイプもとても根強いものです。でもいま、フェミニストたちはこれを変えていきたいと思っていますし、多くのパパたちも同じように考えているのではないでしょうか。

※1 家事の精神的負担 具体的にはオフィスで仕事をしながら、夕飯の買い物の段取り、子どものお迎えについて同時に考えなくてはならないという状態が、精神的負担やストレスにつながるといったことを意味する。

──最近、フランスでは、歴史家で男性作家のイヴァン・ジャブロンカが男らしさの歴史を論じた『正しい男たち』(未邦訳)という本が出版されたそうですね。女性の権利を踏みにじらない、新しい男らしさについて考えようという本で、男性たちに向かって特権を放棄し、公正な男になろうと呼びかける内容だと聞きました。2万5,000部も売れたとフランスのメディアで話題になっていましたが、フランスでは、男性の間にもフェミニズムへの関心が広がっているのでしょうか。

リリ 実際にこの本を買っているのが誰なのかは、わからないですよね。女性読者が買っているのかもしれません。でもそれは結局どちらでもいいことだと思います。

 女性読者の一人ひとり、フェミニスト一人ひとりが、近くにいる父親や兄弟、パートナーの男性に影響を与えることができます。一番大事なのは、このように近くにいる人の意識を変えていくことだと思います。私の場合、父とパートナーの考え方が、ものすごく変わりました。

──『私のおっぱい戦争』では、リリさんのパートナー・マルタンさんの包容力のある行動が印象的でした。優しい言葉をかけたり、術後のケアをしてくれたりしていますよね。日本人の女性読者の中では「こんなに優しく、理解がある男性がいるなんて!」という驚きの声が上がっています。一般化するのは難しいかもしれませんが、フランスには、マルタンさんのような優しい男性が多いのでしょうか?

リリ 笑ってしまうのですが、男性を含め読者のみんな、マルタンの魅力のとりこになるんです。読者は、マルタンの私への関わり方を見て、彼に魅力を感じるようですが、当時の状況を考えてみると、彼の態度はむしろ普通だと思います。

 もしかすると、それは「愛」というものの定義の問題なのかもしれません。誰かを愛していて、その人を失うかもしれないとなったとき、いつも以上に親切で優しくなるのは普通のことではないでしょうか。がんのような経験は、感情を明らかにする“触媒”のようなものだということを忘れてはいけません。つまり、愛情や友情を破壊することもあれば、逆により強固にするケースもあるということです。

 「フランス人男性は優しい」という話ですが、ほかの国と比べて特に優しいとは思いません。でも、「男性はフェミニストであればあるほど優しい」ということだけは確かだと思いますね。また、フェミニズムは男性から男らしさを奪うものといった意見もありますが、そうではなく、むしろより知的で誠実な男らしさをもたらすものだと私は信じています。

――後編は2月6日午後9時公開

リリ・ソン(Lili SOHN) 
1984年8月29日ストラスブール生まれのフランスのコミック作家。本名オーレリー・ソン。ストラスブール第二大学で応用美術とヴィジュアル・アートを学ぶ。乳がん発覚をきっかけに、自らの日常と病気についてユーモアを交えて語るオールカラーの漫画ブログを開設。のちに、ミシェル・ラフォン社からコミックとして出版された。2015年、治療終了にともないフランスに帰国。現在はマルセイユに住み、コミックとイラストの制作を行っている。

プレゼント企画
『私のおっぱい戦争──29歳フランス女子の乳がん日記』は花伝社より発売中。
サイゾー・ウーマンの読者2名様に本書を抽選でプレゼントします。
応募締切:2020年3月5日(木)正午まで
※当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。あらかじめご了承ください

【応募フォームはこちら】