中居正広、絶妙なタイミングで終結した「ジャニーズ事務所退所劇」の見事な着地点

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 巨額脱税で活動休止をしていた「チュートリアル」徳井義実の復帰が発表され、2月24日から活動を再開した。約4カ月ぶり。一方、不倫芸能人たちは、もっともっと長い謹慎を強いられる(時には引退も!)。不思議な国、不思議な芸能界。

第496回(2/20〜2/25発売号より)
1位「中居正広 『退所を決断させたSMAPへの愛!』」(「女性自身」3月10日号)
同「中居正広 2人の“父”に誓ったKANSHAの義理立て」(「週刊女性」3月10日号)
2位「新型コロナウイルス肺炎『現在の検査基準で感染拡大は止められない!』『検査漏れ』感染者は国内100万人超に!」(「女性自身」3月10日号)
3位「槇原敬之容疑者 対面20分実父が明かす『留置所の肉声』『信じて…僕はやってないから』」(「女性自身」3月10日号)

 ついに、そして本当に退所した中居正広。SMAP解散から3年3カ月、“するのか”“しないのか”と芸能マスコミを巻き込みながらの推測劇は、ついに終わりを迎えた。しかも、この退所劇も中居らしく見事なものだった。

 記者を巻き込んでの会見はワイドショーでもおおむね好意的に取り上げられたが、「女性自身」「週刊女性」を見ると、この退所は絶妙なタイミング、戦略があったことがわかる。

 まずは「自身」。退所を見据えて新CMを拒んできたこと、かわいがってきた後輩・Kis-My-Ft2の事務所内における“今後”を考え距離を取ったこと、だが2月に入りキスマイメンバーたちに直接退所の意思を伝えていたこと、そして発表のタイミングとしては木村拓哉のソロツアーが終わったのを待ったこと、等々だが、その最たるはジャニーズ事務所との関係だろう。中居は新事務所「のんびりな会」を立ち上げたが、そこにはSMAP時代からのマネジャーがジャニーズ事務所から“出向”という形で参画しているという。

 さらに「週女」によれば、中居は事務所を独立するものの、ジャニーズとは“業務提携”を結んで仕事を請け負うという。つまり、今後も関係が続くということだ。そうなれば、地上波復帰を遂げつつある新しい地図とも、そしてキムタクとも中立な関係を築いていける可能性が広がる。SMAP再結成の可能性も残しておける。

 見事だ。円満退社ということをアピールし、業務提携もするのだから干される可能性は低い。昨年の公正取引委員会の“注意”もあった。切望していた新しい地図との共演の可能性も大きく広がる。SMAP解散以降、考えに考えた結果であり、タイミングだったのだろう。独立から2年の“縛り”という芸能界の掟も働かない可能性が高い。閉鎖的な芸能界を見事なセルフプロデュースぶりで突破した。やってくれた! そして今後の中居の活動を見守りたい。またぞろ芸能界の掟、大手事務所の介入、テレビ局の忖度など変な横槍が入らないように。

 感染拡大が止まらない新型コロナウイルス。政府の失策が指摘される中、大きな問題のひとつが“当局が検査をさせない”という問題だ。現在、日本では症状が重症化し、感染が疑われても検査が受けることができない。またクルーズ船では4人の死亡者が出ているが、症状を訴えたのに検査を受け搬送されたのは1週間後。さらにクルーズ船に入った厚生労働省職員を、その後ウイルス検査を受けさせず元の職場に復帰させ、そのことに批判が起こると検査を実施。しかし案の定、新たな感染者が見つかった。

 そんな中、「女性自身」では医療ガバナンス研究所の上昌広医師による、新型コロナの検査に関する解説・警告を掲載している。上医師によれば、いま明らかになっている感染者は氷山の一角で、なぜなら必要な検査が行われていないから。しかも、その能力は十分にあるにもかかわらずだというのだ。

 たとえば感染チェック方法であるRT−PCR法について。費用は1万円程度で、検査した次の日には結果が出るありふれた検査方法だといい、政府は1日に最大3,800人の検査をすると発表した。しかし上医師によれば、「この数では少なすぎる。1日20万件以上も検査できる能力を持つ民間企業もあるのにもかかわらず、厚労省は検査数を絞っているようにみえます」という。さらに検体採取は郵送でも可能なのだ。

 こうしたことから、上医師は早い段階からクルーズ船の全員検査を主張してきたが、「当初、政府は頑なに症状のある人しか検査しようとしなかった」という。またその理由として自らの管理下で検査を行い、影響力を維持したい厚労省の意図や予算の不足を指摘している。確かに感染が急増している韓国では、1日で約5000件、約3万もの人々に検査を実施したが、日本ではクルーズ船を除き700人ほど。能力があるのに“しない”。検査制限が行われているのは明白だ。

 こうした上医師の指摘は重要だ。しかし、こんな事態を生んだのは何も厚労省の責任だけではないだろう。もちろん国民の命を守る責任があるべき政権の意図だ。これまでの失策続きで支持率が下がる。さらに感染者が増えたらもっと下がる。だから検査は最小に。そして正式な会見は行わず、挙句に注意喚起のCMだもの……。今回、女性週刊誌ではヒステリックに危機を煽る記事が散見される中、「自身」記事は政府の信用できない対応を伝えている。今後も、その路線でお願いしたい。

 先週、覚せい剤取締法違反で逮捕された槇原敬之の実父への直撃インタビューを掲載した「自身」だが、今週も実父の“その後”を伝えている。先週は「ただ、今回で2回目。もう、息子の人生は終わりだと思います。わたしらも、ここには住んでいられなくなりそうです……」との胸中を話した父だが、その後、息子と面会を果たした。槇原はその際「僕はやってない」とはっきり語ったという。そして、そのことを記者に語る父は笑顔だったそうだ。よかったし、やはりこの事件、おかしい。

『月曜から夜ふかし』、関ジャニ∞・村上信五が「何これ?」と“パパラッチ除け”お守りに困惑

 関ジャニ∞・村上信五とマツコ・デラックスが出演するバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)。2月24日深夜の放送では、村上が神社からある“お守り”をもらう場面があった。

 「全国ご当地問題」というコーナーにて、日本中の地域が抱える問題が紹介される中で、岡山県では「細かすぎるお守り問題」をピックアップ。岡山県倉敷市にある日本第一熊野神社では、健康に関する多数のお守りが存在しており、腰痛や糖尿病だけでなく、膝、骨、耳、鼻、肩、シナプスなど、「科目の細かさでは総合病院を上回る」全51種類の“からだ守り”が紹介された。

 これは熊野神社の宮司が考案したそうで、地方から取り寄せの注文が入るほど大ヒットしているのだとか。また、健康以外にもさまざまなお守りを作っているとのことで、番組スタッフは村上とマツコのために、オリジナルのお守りを作ってほしいと宮司に依頼。「一般的にはやってない」としながらも、宮司は特別にこの依頼を引き受けると、スタッフの要望を元に村上は「週刊誌に追われないお守り」、マツコは「楽しいことが起こるお守り」が用意されることになった。

 その後、スタジオでご祈祷済みのお守りが二人に手渡しされ、「内符」と呼ばれるお守りの中身を見せてもらった村上は、「何これ? 俺、ようわからん……」と困惑。というのも、そこには「パパラッチ除 透明人間成就」と書かれており、マツコとそろって「透明人間って何!?」とツッコミ。「解釈が難しいですよ、我々には」と、村上はお守りに感謝しつつも首をひねっていた。

 ネット上では「オリジナルお守りうらやましい! 私も作ってもらいたい」「村上くんのお守り、芸能人が持つお守りとして大丈夫なのか?(笑)」「週刊誌には追われてほしくないけど、透明人間になったら困る~!」など、さまざまな声が。たしかに透明人間になったら、パパラッチには追われなくなるものの、芸能人として存在感がなくなってしまいそう。村上が同番組でたびたび口にしている、『NHK紅白歌合戦』の司会になれるお守りを作ってもらったほうが、村上的にはよかったのかもしれない。

レーザー妊活、子宮の冷え…妊活雑誌はトンデモ健康法の無法地帯

 2月14日のバレンタインデイを「ふんどしを贈りあう日」とする日本ふんどし協会の活動が、NHKでとりあげられたようですね。しかも、番組を見ていた当連載の担当編集によると、西武百貨店が「通常の下着は締めつけが強く、生理不順などの原因になる」的なことを説明したとか。2016年にもこのてのおしゃふん(別名ふんパン)にはツッコミを入れさせていただいていますが、血流を妨げるほどサイズのあわないゴム入りパンツをはいている人が、どれだけいるんじゃい。

▽参照
「おしゃふん」が女性を健康に? ベストフンドシストに矢口真里まで担ぎ出したふんどし業界の詭弁マーケティング

 このおしゃふん案件で、2018年の夏を思い出しました。妊活雑誌『赤ちゃんがほしい』(主婦の友社)、略して「赤ほし」が付録につけていた「子宮イキイキ夜ふんパンツ」なる珍品のことです。

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かあさん、僕のあのおしゃふん、どうしたんでせうね?
ええ、夏、赤ほしで
妊活沼へ落とされた あのおしゃふんですよ。

レーザー妊活でスーパーレディに!?
 ……最近は、自称霊能者たちの「アタイが卑弥呼」騒ぎに心を奪われ、すっかりあの沼を忘れかけていました。「巡りUPで子宮イキイキ! 夜ふんパンツ」。「夫婦でタイミング砲!」などのキラキラした元気を振りまいていた「赤ほし」は、今!?

 2年ほど妊活雑誌を見ていなかったので、まずは『赤ちゃんが欲しい』2019年の夏号あたりから、拝読してみました。大特集1は「授かるSEX最新ウソ・ホント」。攻めてますな~。巻頭では、有名人である妊活女子が「ベビ待ち」である胸の内を語るインタビューです。そこにあのお騒がせブロガー、はあちゅう氏が!

 最近ではニセ医学である血液クレンジングを宣伝して炎上したことで、インフルエンサー(自称)ばかりが叩かれる! とプンスカしているようですが、この当時といえば「妊活宣言のからの、実はすでに妊娠していたんじゃ疑惑」で巷を騒がせていた頃でしょうか。ちなみに同書は夏号と表記はあるものの、発売は2月15日。はあちゅう氏が妊活宣言をしたのは確か1月10日でしたから、その後ダッシュでインタビューしたのか? そしてその後、ご懐妊のニュースは翌月の3月。あ~ら、なんだか出来過ぎだわ。

 『赤ちゃんが欲しい』2019年夏号で、はあちゅう氏はこんなことを語っていました。子どもを持たない人生になるかもしれない不安。一方、妊活にあまり真剣に取り組んでくれない夫。それでも公言したことで、同じ妊活仲間がいることがわかって心強い! なる締め。もしこれが出来レースですでに妊娠している状態だったら、なんという茶番なのか。妊活界で、プロレス(段取りが決まっている興行)を繰り広げるとは、貴重なものを見せていただきました。このインタビュー記事は、同誌Web版でも読むことができます。

 さて、この件はあくまで前菜。筆者基準のメインディッシュは「レーザー妊活」です。不妊治療は血流がカギ。それには首からレーザーを照射して脳の血流を促すことから! なる治療が紹介され、この治療で妊娠したという体験者が「レーザー妊婦」として登場しています。この治療が妊活に本当に効果があるかどうか? は、素人の私にはよくわかりませんが、これを推す医師とレーザー妊婦のトークに、トンデモの風を感じました。

「レーザーで脳の血流を30%アップさせると130%のスーパーレディになり、全身の血流がよくなるんだから元気になりますよ(笑)」と医師が語ると、体験者は「最初の施術を受けたあと、Hな夢を見た」なる報告が飛び出す。すると「夢の形で効果が表れた」「女性の本能の部分がよみがえってきたんだと思いますよ」と喜ぶ医師。

 ……妊活に、いるのかコレ? このページのキャッチもすごかった。ーー「レーザーで女性本来の力を取り戻し、美しく! 自然にお互いを愛しいと思う授かり体質に」。「女性本来」という単語が出てくると、私の中のトンデモセンサーが発動しますよ~。

 ほかにも広告ページでも何かすごいものを見かけた気がしますが、雑誌というものは広告収入なくして成り立ちませんので、そこはスルーしておきましょう。

ベビ待ち、妊婦周辺は呪いがいっぱい
 さてお次は2020年冬号です。『赤ほし』は子宝を謳う神社をめぐる旅を特集したり、子授け祈願で有名な鬼子母神にまつわるデザインをお守りカードにした付録をつけたりと、「神頼み」もふんだんに盛り込むのが特徴。それゆえ、占い師も度々誌面に顔を出しています。

赤ちゃんが欲しい2020冬
 この号でかり出されたのは、Love Me Do(ラブちゃん)。妊活と目にみえない世界との関わりかたを、こうコメントしています。

「占いや風水はできる範囲で取り入れてほしいと思います。2019年は神頼みがいいという話をしましたが、神社の鳥居は女性の子宮を表します。生命は水と切っても切り離せないので、手水で手を洗うことは妊娠を呼び寄せるのに絶好だと思います」

 子宮は神社! ま・だ・い・う・か~。もうそれ、何周目。神社の構造に生殖を見出だすご意見があってもいいと思いますが、さぞそれが「当然」のように語られてもなああぁ~。女性器崇拝が子宮系女子をはじめとするキラスピ界で悪用されるのは、こういう適当な「それっぽい解説」が諸悪の根源です。

 知人の神職に「相変わらずこんなこと言っとりますぜ」とタレこんでみたところ、「神道は、言葉のゴロ合わせが多いのは確かです。なので『産道は参道』とか言い出す人がいるのも理解はできなくもありません。ただ、鳥居が子宮を表している!とまで言い出すと、さすがに大上段から言い過ぎでしょう」とのこと。そりゃそーだ。ついでに「そういうのを『熱心な崇敬者』と勘違いする神社関係者がいると、やっかいです」だそうですよ。

 ちなみに「赤ほし」は一にも二にもひたすら「温活」。誌面のそこここに「子宮の冷え予防は布ナプキン」「湯たんぽで体の芯から冷えない体になった」「授かりやすい発熱ボディ」など、女体温暖化推進ワードがちりばめられております。これもまた、いい加減食傷気味っす。

 妊活雑誌は相変わらずや……! と白目をむきかけましたが、もう1歩進んだ妊婦雑誌はどうなんだ? と同社の『安産Pre-mo』(主婦の友社)もチェック。

Pre-mo2020年02月
 ああ、こちらでも「母乳にいいのは粗食!」やら「骨盤のゆがみが~」やら、根拠なき情報がチラホラ。でも何がイラついたかって、里帰りする人のための「やっておくことLIST」がNo.1でしょう。「留守中の夫のケア&フォロー」「夫の父親力を養っておく」。それ、妻の仕事なの?

 今回つい、突っ込みどころが多いものを取り上げた結果がこうなりましたが、トンデモが嫌いでも、決して赤ほしや主婦の友社が嫌いなわけじゃないんです~。そこんとこ、どうぞよろしくお願いします。

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ベン・アフレック、元婚約者J.loと「ずっと連絡を取ってる」と告白! “ベニファー”ファン歓喜

 長年苦しんでいるアルコール依存症について赤裸々に語った米紙「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューが話題の俳優、ベン・アフレック。そのインタビューで、16年前に婚約を解消した歌手ジェニファー・ロペス(以下、J.lo)について、「ずっと連絡を取り続けてきた」と明かしていたことが判明し、「ベニファー」ファンを喜ばせている。

 これは、インタビュアーを務めたモデルで女優のブルックス・バーンズが、Twitterで「記事には掲載しなかった話」として伝えたもの。J.loの話題になった際、ベンが「今年のアカデミー賞に『ハスラーズ』(J.lo主演)がノミネートされるべきだった」と強く主張し、「彼女は本物のクリエイターだからね」と称賛。「彼女とは定期的に連絡を取り合っているんだ。すごく尊敬してる人なんだよ」と告白したという。

 ベンとジェニファーは、ゴールデンラズベリー賞を独占した、駄作中の駄作として名高い『ジーリ』(03)で共演。米映画評論サイト「ロッテン・トマト」では、評論家支持率がわずか6%しか得られなかった史上最悪の映画ともいわれる同作は、オスカーを2度も獲得しているベンにとっては『バットマン』以上の黒歴史だが、この撮影を通して2人は急接近し、交際を開始。ジェニファーと2番目の夫クリス・ジャッドの離婚が成立した02年7月に、公の場でキスをして、関係をオープンにした。

 美男美女カップルをファンは「ベニファー」と呼び、交際を応援。ベンは、J.loの33歳の誕生日に40万ドル(約4,400万円)を超える高級車ロールス・ロイス・ファントムを気前よくプレゼント。02年11月には、250万ドル(約2億7,500万円)するハリー・ウィンストンの6.1カラットもあるピンクダイヤモンド・リングを渡してプロポーズ。この婚約指輪に似合うからと、40万ドルのダイヤモンドとトパーズの指輪までプレゼントした。

 しかし、ベンがストリップクラブやカジノに繰り出したなどと報じられるようになり、「ベンはまだ結婚する覚悟ができていない」と叩かれるように。結局、04年1月にベニファーは破局してしまった。

 セレブの中にはマライア・キャリーのように破局後、高価な婚約指輪を相手に返すことを拒否する者もいるが、ジェニファーはベンにもらった高額のプレゼントは全て返しており「いい女」だと株を上げたものだった。

 破局から5カ月後、ジェニファーは失恋の傷を癒やしてくれたサルサ歌手マーク・アンソニーと電撃婚をし、双子をもうけた。ベンも同年10月には映画『デアデビル』(03)で共演したジェニファー・ガーナー(以下、ガーナー)との交際を公にし、05年6月に結婚。2女1男に恵まれた。女優業より子育てを優先し、ハリウッド随一の母親とたたえられるようになった妻にベンは深く感謝し、13年のゴールデン・グローブ賞最優秀監督賞の授賞スピーチでは「愛してる。きみはオレのすべてだ」と述べ、理想の夫婦だと話題を集めた。

 が、15年6月に、ベンと子どものナニーとの浮気疑惑が持ち上がり、2人は離婚すると発表。今回の「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューで、ベンはガーナーとの結婚生活の破綻に伴い酒量が増えてしまったこと、そのせいで夫婦仲がさらに悪化し、ますますアルコールに依存したことを激白。離婚を「人生最大の後悔」と表現するなど、つらい胸の内を激白している。

 ガーナーは離婚報道後、「実は何カ月も前から別居してた。ナニ―とのことは『何やってるの?』って感じだったけど、離婚の原因じゃないのよ」「ベンは私にとって生涯愛する人。カリスマ性も思いやりもある人なの。複雑な人間でもあるけどね」とベンをかばう発言をし、「最高な嫁を手放した大馬鹿者」だとベンは叩かれた。

 ガーナーは、離婚後もベンの母親と仲良く出かけ、子どもを連れてベンと一緒に外出することも。そんな彼女の愛情と懐の深さに触れるたびに、「離婚しなければ」という後悔の気持ちが深まったのかもしれない。

 一方、J.loも、14年に発売した自叙伝『True Love』で、ベンとの別れについて「まるで胸が引き裂かれ、心臓が引きづり出されたような痛みを感じた」と回想。ベンを恨むような言葉は一切書かなかった。

 再び「ベニファー」カップルを期待する声も多数上がったが、ジェニファーは17年から元プロ野球選手アレックス・ロドリゲスと交際を開始。昨年婚約し、お互いの子どもたちとの関係も良好で、現在幸せのピークにいる。

 一方のベンは、ブロンド美女らと交際したものの長続きせず。アルコール依存症克服のためのリハビリ治療を受けたり、映画作りに力を入れるなど、公私共に生活を立て直そうと奮闘中だ。ここ数年、精神状態が不安定とファンを心配させているが、魅力的な2人の女性に愛されていたことを誇りに、本格的にカムバックしてほしいものだ。

『テセウスの船』、「節約ドラマ」と言われながらも……今期最高13.2%の大金星でTBS驚き!?

 TBS日曜劇場で放送中の竹内涼真主演ドラマ『テセウスの船』(TBS系)。2月23日に放送された第6話が、1月期ドラマの単話最高視聴率である13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得し、局内では驚きの声が上がっているという。

 初回11.1%でスタートした『テセウス』は、第2話で11.2%、第3話で11.0%と2ケタをキープ。一方、初回視聴率が13.0%で1月期ドラマの首位を獲得した『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(日本テレビ系)は、第5話で9.1%の1ケタ落ち。現時点で、『テセウス』の全話平均は11.5%、『トップナイフ』は11.2%となっている。

 高視聴率をキープする『テセウス』だが、放送前は、制作費を抑えた「節約ドラマ」と言われ、局内でも「コケなければOK」といった扱いになっていたそうだ。

「TBS日曜劇場では、昨年10月期に、木村拓哉主演ドラマ『グランメゾン東京』が放送されていたのですが、フランスでロケを行ったため、かなりの製作費がかかったという報道がありました。また、今年4月からは2013年以来の復活となる『半沢直樹』の新シリーズが控えており、こちらの製作費も高額だそうです。前後を“大作”に挟まれた『テセウス』は、必然的に製作費を抑えねばならず、近代のSFミステリーという設定にもその意図を感じさせます」(テレビ局関係者)

 また、『テセウス』の出演者陣に関しても「そこまでギャラが高い役者はいない」(同)との声が。その背景には、『半沢直樹』で主演を務める堺雅人のギャラが「べらぼうに高いため」という点が関わってくるようだ。

「堺はここ最近、連ドラから遠ざかっていますが、その理由の一つは『ギャラの高騰』だと言われています。彼の主演作で、人気シリーズだった『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)は、これまで何度も続編が企画されているものの、最終的にボツになるのは、堺サイドが提示するギャラが『あり得ないほど高額だから』だそうなんです。堺自身、連ドラ主演に重きを置いていないため、半ば断るつもりで強気のギャラを提示するのかもしれませんが、今回TBSがその条件をのんだと考えると、やはり『テセウス』にギャラの高い役者を起用できないであろうことは、想像に難くありません」(週刊誌記者)

 そんな中で、『テセウス』がトップ視聴率を獲得したとあって、「TBSからすればさぞ満足のいく結果でしょう」(前出・関係者)という声も出ている。一方、TBSの“本命”である『半沢直樹』は、近年の連ドラには珍しく、クランクイン初日に各スポーツ紙を呼び、宣伝記事を書かせる気合の入りっぷりだが、7年の空白期間は大きく、世間の熱も下がっている様子。『テセウス』とともに、その後に放送される『半沢』の視聴率にも注目していきたい。

ジャニーズWEST・桐山照史、丸山桂里奈との“関係”に「元カレ?」「一体なに?」とファン&メンバー騒然

 ジャニーズWESTの冠番組『エージェントWEST!』(朝日放送)が、2月22日深夜に放送された。同番組は、ゲストの“ささやかな願い”を叶えるトークバラエティで、この日は先週に引き続き、元サッカー日本代表でタレントの丸山桂里奈が出演した。

 丸山の“ささやかな願い”は、「5年前から借りパクしている石原裕次郎のCDを、現役時代の監督・本並健治さんに返してきて」というもの。この願いを叶えるロケは、すでに神山智洋が実行済みだが、丸山がVTRを見るには、WESTメンバーと一緒にお題をクリアしなければならない。

 今週も「丸山桂里奈のハートを射止めるのは誰? グランプリ」が開催され、丸山が決めたシチュエーションの中で、最も彼女をキュンとさせるWESTメンバーを決めることに。ちなみに前回は「寝顔対決」と「熱々小籠包の食べ方対決」が行われ、それぞれ中間淳太と藤井流星が最下位となり脱落。一方で、どちらも1位に選ばれたのが桐山だったため、メンバーからは「全部(丸山に)ハマってるやん!」「元カレ!?」と“疑惑”の声が上がっていた。

 今回の対決では、丸山が「チーズを伸ばさずにすぐ切って食べる男が嫌い」ということで、ピザトーストを用意して、いかに“丸山好み”な食べ方ができるか競うことに。しかし、このピザトーストが相当熱かったようで、メンバーは「バラエティの熱さじゃないねんて!」「持たれへん! 熱いって!」と大騒ぎ。悶絶しながら、いかにチーズを伸ばしながら食べられるか奮闘するメンバーの中、丸山から「NG」が出て、脱落したのは小瀧望。一方、ここでも「一番よかった」と評価されたのは桐山で、落とされた小瀧は「次週(丸山と桐山が)付き合うんちゃう?」と恨み節。

 その後、“サッカーが得意そうな雰囲気”を出す「エアウォーミングアップ選手権」を行ったところ、桐山と重岡大毅が勝ち抜け、神山が脱落。最終対決は桐山と重岡、そして“敗者復活”となった小瀧の3人で「チョコレートをカッコよく投げて食べる選手権」を行う展開となったが、勝負の行方は次回の放送に持ち越しとなった。

 放送を見ていたファンからは、「丸山さんの謎すぎるツボを押さえまくる照史くんって一体なに!?」「次回の結果を見る前から、丸山さんのハートを射止めるのが照史くんだとわかってしまう(笑)」「『元カレ!?』ってツッコミ面白すぎるし、ジャニーズ的にNGです!」といった反応が寄せられていた。

関ジャニ∞・村上信五、『関ジャム』収録めぐり「『えー!?』って思った」衝撃メールの内容とは?

 関ジャニ∞がさまざまなアーティストを迎えてトークを繰り広げる音楽バラエティ『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)の2月23日放送回は、アーティストゲストに音楽プロデューサーの寺岡呼人と、ゲスの極み乙女。の川谷絵音が登場。彼ら以外の音楽プロデューサーやアレンジャーからもアンケートを取り、その結果をもとに「すごいイントロ特集」が行われた。

 洋楽からJ-POPまで幅広い楽曲のイントロが流れる中、SMAPの「Let It Be」(2000年)も紹介。大倉忠義は曲を聞きながらノリノリでリズムを刻み、「これはわかるな」とつぶやいていた。同楽曲を選曲した音楽プロデューサーのKan Sanoによると、「バンドの演奏、フレーズ、アレンジのすべてが洋楽的。初めてイントロを聞いた時、ジャミロクワイかと思ったほど、J-POP要素がひとつもないのが斬新」なのだとか。

 SMAPに楽曲提供をしている川谷も、「SMAPのこの時代の曲ってめっちゃすごいですよ」と同調。川谷いわく、SMAPのレコーディングには、世界的ドラマーのオマー・ハキムや、ベーシストのウィル・リーといった「海外のトップクラスのスーパープレイヤー」が参加しているのだそう。「SMAPのオケだけをコピーバンドしている人もいましたよ、めっちゃ難しいんで。一番うまくなった人たちがやる」と川谷が説明し、村上信五は「なるほどね~」と納得しながら聞いていた。

 そして、「ジャムセッション」のコーナーでは、RCサクセションの「雨あがりの夜空に」(1980年)を村上のボーカル&タンバリン、大倉のドラム、安田章大のギター&コーラスで披露することに。一人でメインボーカルを担当することが少ない村上は、「僕、今日歌うんですよ」とポツリ。すると大倉は、それを知ったトークゲストの足立梨花が「えー!」と驚きの声を上げていたことを暴露。足立は「ごめんなさい、びっくりしちゃって……」と謝罪していたが、村上自身も「メール見て『えー!?』って思ったから」とのこと。村上のメインボーカルに一番衝撃を受けたのが村上自身だとわかり、スタジオは笑いに包まれていた。

 一曲歌い上げた村上は、最後に「張りきったで!」と胸を張り、大倉と安田も笑顔に。また、放送後はTwitter上で「#雨上がりの信五に」というハッシュタグが登場し、トレンド入りするほど大きな反響となった。ファンからは「ヒナちゃんのサラサラ前髪が顔にかかって、歌う姿がセクシーだった!」「ヒナのボーカルめっちゃよかったし、何より倉安がすごく楽しそうに演奏してて、ずっと幸せな気持ちでした」「ヒナちゃんの歌すごくよかった。RCサクセションの歌に声がバッチリあってたね!」などの感想が多数書き込まれていた。

チュートリアル・徳井義実、活動再開も「確定申告期間中に復帰って」「早すぎる」と世間は冷たい反応

 昨年10月に、東京国税局から7年間で総額約1億2000万円の申告漏れを指摘され、芸能活動を自粛していたチュートリアルの徳井義実が、2月24日から活動を再開。しかし、ネット上では「あまりにも早すぎる」「許されることではない!」と批判の声が噴出している。

 2009年に設立した個人事務所「株式会社チューリップ」を通して吉本興業からのギャラを受け取っていた徳井は、昨年10月、16年から18年の2年間にわたる所得を一切申告していなかったことが発覚。さらに、それ以前からの追徴課税なども含めると約1億2000万円もの申告漏れと約2000万円の所得隠しがあったこともわかっている。

「これに対し、徳井は会見を開き『想像を絶するだらしなさ、ルーズさ』と言い訳をしていましたが、ネット上では『悪質な所得隠し』『もうこの人を見て笑えない。逮捕されても仕方ないレベルのことをしてる』と批判が続出。結局、自ら活動休止を申し出て休養に入ることで一旦は騒動が鎮静化しましたが、わずか4カ月での芸能界復帰ということもあり、ネット上では『みんな必死に税金払ってるのに、許せない』『不倫よりもタチ悪いのに、復帰が早すぎ。やっぱり芸能界は甘いな』と怒りが再燃しています」(芸能ライター)

 さらに、2月17日から3月16日までは19年分の確定申告期間であり、現在真っただ中ということもあり、「申告漏れで活動休止しておいて、確定申告期間中に復帰とかなんなの?」「間が悪すぎる」と揶揄する声も見受けられる。

「すでに徳井は19年分の確定申告を済ませており、今後は東京の税理士に管理をお願いするということです。しかし、申告漏れが起こった理由について徳井は『仕事が忙しくなり税理士さんとの連絡も忘れてしまうようになった』と語っていたため、ネット上では『ルーズさが原因だから調子よく復帰しても、また同じことを繰り返すだけだろ』『“新しい税理士にしました”とか言ってるけど、悪いのは自分だからな!』『この人、脱税がなぜ悪いのか本当に理解してるの?』『今が確定申告時期だってことすら知らなそう』と不信感を募らせているネットユーザーも多いようです」(同)

 また、Yohoo!ニュースに掲載されたインタビュー記事によると、徳井は活動休止中、午前中にジムに行き、昼と夜は自炊して食事をとるという生活をしていたというが、これに対しても一部では、「謹慎じゃなくてただの休暇じゃん」との声が上がっている。

「昨年、同じく吉本興業の芸人11人が闇営業問題で謹慎処分を受けた際は、謹慎期間中にボランティアで施設慰問を行うなどの社会貢献活動を行っていました。徳井の場合、謹慎処分を受けたわけではありませんが、わかっていながら申告を怠り所得隠しを行った場合は“脱税容疑”で逮捕されるケースもあるだけに、社会奉仕活動を望む意見も。そうした休止中の動向を踏まえてネットユーザーは、『反省してたらこんな早く復帰しないよね』『国民の義務である納税を何年も怠っておきながら、4カ月だけ活動自粛って絶対反省してない』と呆れているようです」(同)

 相方・福田充徳とともにコンビでレギュラー出演していたバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)でのテレビ復帰が濃厚とみられてる徳井だが、果たして、世間は徳井の復帰を温かく迎え入れてくれるのだろうか……。

嵐・二宮和也、「ファンがライブ会場で!?」と驚愕……「それは知らなかった」と漏らしたワケ

 嵐・二宮和也がパーソナリティを務めるラジオ番組『BAY STORM』(Bayfm)が2月23日に放送された。この日は、以前から企画されていた「番組オリジナルグッズ」について、リスナーから届いた案を紹介した。

 今週はマグカップ、手ぬぐい、スニーカーの紐などの案が紹介される中、二宮が最も反応していたのは「レターセット」。この案を出したリスナーは、「ファンの間ではライブ会場などでお手紙交換なるものがあったりします」「『BAY STORM』から届いたレターセットなら、手紙を書くモチベーションも上がります」とその理由をつづっていた。

 二宮はこの「ファン同士の手紙交換」という部分に反応し、「ファンがライブ会場でお手紙交換? 俺もそれは知らなかった」と驚き。「ファン同士で同じ日に(コンサートを)見に行くことになって、(手紙を)書いて送るってことかな?」と、交流の方法についても予想した。しかし、このリスナーは「正直、便せん・封筒を用意するのは手間がかかって面倒です」ともつづっていたため、二宮は「だから作ってくださいって?」と苦笑い。複雑な心境のようだったが、「レターセットね」と確認するように繰り返しており、この案を気に入った様子。

 続いて「二宮くんの腹筋が割れた時の写真がプリントされている、“ニノちゃん腹筋Tシャツ”がいいと思います」という案を紹介した二宮。すると、番組スタッフがすかさず「今日はヒゲがちょっと、薄っすら(生えてる)。腹筋が割れ始めたんですか?」と問いかけた。というのも、二宮は以前の放送で、「腹筋を六つに割ってヒゲを伸ばして色を黒くする」と宣言していたため、スタッフは“進捗状況”が気になったよう。「まだそんなに色も黒くないんで」「(腹筋は)縦のラインだけなんで」と答えた二宮だが、“ニノちゃん腹筋Tシャツ”については「どこでできる?」と前のめりだった。

 これまでさまざまな案が出されたが、3月中に決定し、グッズの詳細を発表するとのこと。二宮は最後に、以前飛び出した「タピオカ」案に再び触れ、「僕はタピオカだと思います!」と予想し、スタッフから笑われていた。

 この日の放送にリスナーからは、「ニノちゃんの“理想の体”がプリントされたTシャツいいね! ライブに着ていきたい!」「どうしてもタピオカを譲れないニノかわいいな(笑)」「このコーナー好きだから、これからもゆるゆる議論してほしかったなー」といった声が寄せられた。

『ザ・ノンフィクション』難病宣告を本人にしなかった時代「ザ・ノンフィクション 花子と大助 ~余命宣告から夫婦の700日~ 前編」

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。2月23日放送のテーマは『ザ・ノンフィクション 花子と大助 ~余命宣告から夫婦の700日~ 前編』。

あらすじ

 2019年12月。宮川大助・花子による会見が行われ、花子はがんの治療中で、復帰の目処はまだ立っていないことが発表された。花子の病気は18年3月、イベント『淀川寛平ウォーク』中に突然立つこともままならなくなり発覚。血液のがんのひとつ、症候性多発性骨髄腫と診断され余命半年を宣告される。翌月の4月、二人の紫綬褒章受章記念のイベントが開催され、花子はステージでいつもの調子で漫才を披露するも、楽屋ではずっと寝たきりで、横の大助はそんな花子を「坐骨神経痛」なのだと周囲のスタッフに話す。二人と一人娘のさゆみ、マネジャーと弟子しか花子の病気を知らない中での闘病生活が始まる。

 花子の腰にできたがんへの放射線治療が奏を功し、一時は弟子の結婚祝いに駆けつけるほど復調するも、全身に再発。放射線治療から化学療法へと切り替わり、寝たきりの生活で、体を前と後ろから支える人がいないと歩くこともままならなくなった。そんな花子を大助は毎日見舞う。

 19年12月の会見の当日、花子は半年ぶりに病院の外に出て、なんばグランド花月にて車いすで会見に臨み、大助に感謝の気持ちを伝えた。

かつて胃がんを知らされなかった花子

 花子は以前もがんを患ったことがある。人気絶頂の1988年に胃がんが見つかり、その際に大助は花子に病名を告げず、病室に泊まり込みで看病していた。当時は、難病名が本人に告げられないケースは多かったように思う。自分の本当の病名を知らずに亡くなった人は今よりはずっと多かったはずだ。

 がんとは思ってもいない花子は、病気が治った後も生活はすさむ一方で、夜も家に帰って来なかった頃、大助は夫婦喧嘩の中でかつて花子ががんだったことをはずみで話してしまう。命を落としていたかもしれない大病を患っていたことをあとから知る心境というのは、想像もできない。その晩、二人は一晩中話したといい、きっとこの夫婦の歴史にとって大きな転換点になる一日だったのだと思う。

 それから約30年後の2019年の会見で、症候性多発性骨髄腫の治療を続ける花子は、いつものしっかりと通る声でこう話した。

「復帰会見ということになっていますが、まだ復帰の目処はまったく立っておりません。退院の日にちもまだハッキリ決まっておりません。それでも生きている。生きれることが自分で証明できましたし、これからも証明していきたいので、皆さん方に諦めずに治療して、命を一日でも大切に伸ばしていってもらいたいなと思って、今回この会見に臨みました」

 花子がこう言えるのは自分の病名を知っていたからこそだろう。しかし30年前とて、医療機関も大助も意地悪で告知しなかったのではなく、それが本人にとって善かれと思って黙っていたのだ。「国立がん研究センターがん情報サービス」のウェブサイトに、部位別のがん死亡率の推移グラフ「部位別がん年齢調整死亡率の推移【女性1958~2015年】」がある。これを見ると男女とも、「胃がん」は時代が進むにつれ明らかな右肩下がりになっている。ほかのがんよりも治療方法が発展したといえるだろう。

 しかし花子が胃がんになった1988年時点を見ると、どのがんより死亡率は高い。こういった背景が、“告知しない決断”に影響したのは想像に難くない。それでも、自分を苦しめる病気の正体が、知らされているものとは違うのではないか? と家族や医療関係者に疑いを抱きつつ、病の苦しみに向き合う状況は想像するだけで孤独で恐ろしい。

 それから30年後の現在、告知が当然となったのは大きな変化だ。もしかしたらこの先30年後、2050年の医療水準や価値観で現在を見たら、不思議としか言いようのない言動があるのかもしれない。最善の手法なんてものは、時とともに変わるのだろう。

 次週の『ザ・ノンフィクション』は今回の続編となる『花子と大助 ~余命宣告から夫婦の700日~ 後編』。車いすで会見に臨んだ花子が、舞台のセンターマイクで大助と漫才をすることを願い、リハビリに励む日々を伝える。

国立がん研究センターがん情報サービス