自宅を燃やした弟は、ADHDだった――「もっと早くわかっていれば」兄が法廷で語った後悔

殺人、暴行、わいせつ、薬物、窃盗……毎日毎日、事件がセンセーショナルに報じられる中、大きな話題になるわけでもなく、犯した罪をひっそりと裁かれていく人たちがいます。彼らは一体、どうして罪を犯してしまったのか。これからの生活で、どうやって罪を償っていくのか。傍聴席に座り、静かに(時に荒々しく)語られる被告の言葉に耳を傾けると、“人生”という名のドラマが見えてきます――。

【#006号法廷】

罪状:現住建造物等放火
被告:Y男(54歳)
逮捕に至る経緯:2018年9月15日午後3時ごろ、都内にある築40年の2階建木造スレートの借家から出火。午後4時半ごろには鎮火したものの、2階の柱などが焼失。住人である兄弟のうち、弟(Y男)が1階風呂場より救出されたが(兄は出勤していたため無事)、「自殺を試みて火を放った」と自供、逮捕。

 ADHD、社会不安障害、回避性パーソナリティ障害、社交不安障害、境界性知能などのため、仕事に就いても長続きしなかったという被告・Y男。勤務していたスーパーを17年末に退職したと、同居する兄(57歳)に言い出せず、9カ月間、貯金を切り崩して生活費の月6万円を入れていた。しかし、ついに支払いができなくなったことから、退職が発覚。それまでもY男は、詐欺に引っかかって借金を作るなどしていたため、兄からきつく叱責される。Y男はこれを機に、焼身自殺しようと思い立ち、ライターで室内に点火。弁護側によると、「犯行時、Y男は心神耗弱状態にあった」という――。

「死ぬしかない」Y男を追い詰めた生活費

 黒いスーツ、豊かなシルバーヘアのY男が手錠と腰縄をつけられて入廷。背が高く手足も長いのに、背中を丸めているので、どこかおどおどした感じでした。「生きづらさを抱えながら都会の片隅で孤独に暮らす男」といえば、どうしても映画『ジョーカー』の主人公、アーサー・フレックを重ねてしまいます。アーサーはダークサイドに堕ちてしまいましたが、Y男には兄という支えがあったので、辛うじて踏みとどまれたのでしょう。

 事件の1週間前、兄から生活費を請求されたものの、すでに蓄えが尽きていたY男。証人として出廷した兄によると、事件のきっかけになったのは「仕事を探したのか?」「ずっと寝てたのか?」と、Y男を責めたことだったといいます。「これでなんとかしてくれー!」と、「尋常じゃない様子で弟が500円玉貯金箱を差し出した」という兄の証言は、不謹慎ですが、映画のワンシーンのようでした。

 他人から見れば、たった1カ月だけ生活費を入れられないという些末なことでも、Y男は「自分はダメな人間、死ぬしかない」とまで思いつめていたわけで……。その空気の重さがヒシヒシと伝わってきます。実際に起きた事象には、フィクションを超えるものが時々あります。報道ではカットされるディテールがあらわになり、人々の思いに息が詰まる。これがたまらなくて、傍聴に足を運んでしまうんですよね。

 兄によると、10年ほど前、借金をつくった父親が実家を立ち退くことになり、Y男と一緒に自宅へ受け入れたのが、同居のきっかけだったといいます(母親はY男が30歳のときに死去)。その後、病に倒れた父親の介護をしつつ、兄は正社員として働きながら借金を返済。今から5年前に父親が死去し、兄弟2人だけの生活になったそうです。転職や無断欠勤を繰り返すY男を、兄は自分が勤める会社に入社させるなど、かなりがんばってサポートしてきたよう。証言台で淡々と語る言葉の端々から、兄の苦労がうかがえます。

 Y男は2歳の時、全身がけいれん・硬直し、白目をむいて口から泡を吹く「引きつけ」を起こしたそう。家族はこれにショックを受け、それ以来、Y男とは「腫れ物に触るように接してきた」とのこと。引っ込み思案で、人付き合いが苦手だったというY男。小学校ではいじめられていたものの皆勤賞で、性格はまじめだったといいます。

 兄は、Y男が40歳の時に「しゃべることが幼稚でおかしい」と気がついたそう。無断欠勤を叱ると幼児のように泣き、「人と会うのが怖くて、店頭にも出られない」との理由でスーパーの仕事を辞めたというY男。「早く(Y男の障害が)わかっていれば、もっと楽に生きられたのでは……と思います」と後悔を語る兄の姿は切なかったです。

 今回の事件がきっかけで精神鑑定を受け、Y男に診断が下されたことで、仕事が続かなかったり、人間関係がうまくいかなかったりなど、「モヤモヤしていたものが(わかって)ちょっとホッとした」と述べた兄。「出所後は施設に入れて、別々に住むことになるが、できるだけのことはしたい。(事件については)親戚にも言わない」といい、Y男はソーシャルワーカーのサポートを受けて、自立を目指すそうです。

 事件以来、久しぶりに会ったY男について、兄は「健康的になった。当時は気になるぐらい顔色が悪かったのでホッとした」と語り、心から安堵した様子を見せていました。この2人はきっと、これからも支え合って生きていくのでしょう。

「裁判員裁判」は傍聴初心者にオススメ

 ちなみに、今回は「裁判員裁判」でした。「裁判を傍聴してみたいけど、周囲に詳しい人がいない」という方には、裁判員裁判の事案がオススメです。普段は裁判官や検察官、弁護士といった法曹関係者のみでやりとりをするため、専門用語がわからなかったり、傍聴し慣れていなかったりすると、チンプンカンプンな点が多々あります。でも彼らは、裁判員がいると一般人にもわかるよう、きちんと説明しながら裁判を進行してくれるのです。いつもはものすごい早口でしゃべる検察官や弁護士も、ゆっくり話してくれますよ(笑)。

 また、普段は裁判長に提出するだけで中身は見られない証拠書類を、大きなモニターに映し出すなんていう優しさも。いつ・どんな裁判員裁判が開かれるのかは、裁判所に電話で問い合わせれば教えてくれますので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

メルカリで1円でも多く利益をあげる梱包と配送のコツ!

 ゲーム感覚で楽しみつつ断捨離もできるだなんて、フリマアプリ最高! と思いつつ、少しでも多くのお小遣いが稼げたら……と欲が出てしまうのが人間です。

 予想以上の値段で売れれば、1人小さくガッツポーズしますし、極端な値下げ交渉をされれば、チッと舌打ちしたくもなります。

 どうせやるなら1円でも多く利益を上げたい! ということで、今回は誰でも簡単にできる売り上げ金アップのアイディアをご紹介します。

梱包する袋は自分で作れる!
 わたし自身メルカリを始めた当初は、ていねいに梱包をしなければならないと、梱包用の封筒や透明のOPP袋を、わざわざ100円ショップなどで購入していました。

 もちろん、ていねいに梱包するに越したことはありません。しかし、メルカリに慣れてきた頃、梱包材が新品である必要はないのでは? と、ふと気付きました。

 例えば、いつか使うかもしれないととっておいたショッピングバックや、去年のカレンダーなど、折って切って貼ればなんでも封筒になりますよね。

 しっかりとしたカタログ雑誌を……

折って切って貼る! 以上で封筒の完成です。

 梱包に使うものなので、ある程度紙が厚くないと破れてしまう可能性があるという点のみ気を付ければ、なんでも封筒になります。

 わたしが暇さえあれば封筒作りしていた結果、小学生の娘から「ママの趣味は封筒作りだね」と言われてしまいましたが、そんな言葉も気にしなければ、お金をかけずに自分で封筒を作ることができるのです。

※注意:商品に直接触れるビニール袋などは、新品の使用をオススメします。

ゆうパケットはA4サイズ以上もOK!
 メルカリの匿名配送の中で送料が1番安いのは、ゆうゆうメルカリ便のゆうパケット175円です。

 メルカリのガイドページには、ゆうパケット(A4サイズ厚さ3cm以内)と表記されていますが、実はA4サイズの封筒に入らなくてもOKということをご存知でしょうか。

 A4サイズの封筒、角2が332mm×240mmなのに対し、ゆうパケットの最大サイズは、長辺が34cm以内、3辺の合計が60cm以内、厚さが3cm以内と決められています。

 つまり、28 cm×28 cm×厚さ3 cmの正方形の絵本など、A4サイズの封筒に入らないものも、ゆうパケットで送ることが可能です。

※注意:重さは1kg内。雑誌や本をまとめて送ると、3 cm以内でも1kgを超えてしまう場合があります。

圧縮袋でボリュームダウン!
 少しボリュームのある洋服など、ゆうパケットの厚さ3 cm以内におさまるか不安な時は、100円ショップなどでも買えるチャック付き袋を使用してみましょう。

 メルカリ専用の梱包資材として圧縮袋も売られていますが、100円ショップのもので十分に圧縮可能です。袋に商品を入れ、中の空気を抜いて厚さ3 cm以内におさまれば、175円で送ることができます。

※注意:コンビニでは、その場で計測しないため、時間の経過により空気が袋の中に入り、厚さ3cmを超えてしまう場合があります。厚さがギリギリの時は、郵便局の窓口からの発送をオススメします。

定形外郵便なら送料が半分になる!
 取引相手に住所や氏名を知られることなく匿名配送できるというのが、メルカリ便の大きな利点です。

 しかし、実名で配送することに躊躇がなければ、定形外郵便やレターパックを利用するというのも、送料を安くおさえる、ひとつの手です。

 例えば、軽いけれどかさばるものは、定形外郵便で送れば、匿名配送のゆうパックの半分以下の送料で済む場合もあります。

 さらに、厚さは3 cm以下だけど1kgを超えてしまい、ゆうパケットでは送れないものは、レターパックライトを使えば、全国一律370円で送ることが可能です。(4kg以内の場合)

※注意:実名配送となりますので、個人情報の取り扱いは自己責任でお願いいたします。

メルカリ活動をよりお得に楽しむ
 以上が、趣味メルカリの私が実践している、少しでも得するための方法です。そもそも梱包がめんどくさいという方からしたら、封筒を手作りするだなんて……と思われるかもしれませんが、やってみると案外楽しいものですよ。

 頭の中で、チャリンチャリンと小銭の音がする感覚、ぜひ1度味わってみてください。

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メルカリで1円でも多く利益をあげる梱包と配送のコツ!

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 予想以上の値段で売れれば、1人小さくガッツポーズしますし、極端な値下げ交渉をされれば、チッと舌打ちしたくもなります。

 どうせやるなら1円でも多く利益を上げたい! ということで、今回は誰でも簡単にできる売り上げ金アップのアイディアをご紹介します。

梱包する袋は自分で作れる!
 わたし自身メルカリを始めた当初は、ていねいに梱包をしなければならないと、梱包用の封筒や透明のOPP袋を、わざわざ100円ショップなどで購入していました。

 もちろん、ていねいに梱包するに越したことはありません。しかし、メルカリに慣れてきた頃、梱包材が新品である必要はないのでは? と、ふと気付きました。

 例えば、いつか使うかもしれないととっておいたショッピングバックや、去年のカレンダーなど、折って切って貼ればなんでも封筒になりますよね。

 しっかりとしたカタログ雑誌を……

折って切って貼る! 以上で封筒の完成です。

 梱包に使うものなので、ある程度紙が厚くないと破れてしまう可能性があるという点のみ気を付ければ、なんでも封筒になります。

 わたしが暇さえあれば封筒作りしていた結果、小学生の娘から「ママの趣味は封筒作りだね」と言われてしまいましたが、そんな言葉も気にしなければ、お金をかけずに自分で封筒を作ることができるのです。

※注意:商品に直接触れるビニール袋などは、新品の使用をオススメします。

ゆうパケットはA4サイズ以上もOK!
 メルカリの匿名配送の中で送料が1番安いのは、ゆうゆうメルカリ便のゆうパケット175円です。

 メルカリのガイドページには、ゆうパケット(A4サイズ厚さ3cm以内)と表記されていますが、実はA4サイズの封筒に入らなくてもOKということをご存知でしょうか。

 A4サイズの封筒、角2が332mm×240mmなのに対し、ゆうパケットの最大サイズは、長辺が34cm以内、3辺の合計が60cm以内、厚さが3cm以内と決められています。

 つまり、28 cm×28 cm×厚さ3 cmの正方形の絵本など、A4サイズの封筒に入らないものも、ゆうパケットで送ることが可能です。

※注意:重さは1kg内。雑誌や本をまとめて送ると、3 cm以内でも1kgを超えてしまう場合があります。

圧縮袋でボリュームダウン!
 少しボリュームのある洋服など、ゆうパケットの厚さ3 cm以内におさまるか不安な時は、100円ショップなどでも買えるチャック付き袋を使用してみましょう。

 メルカリ専用の梱包資材として圧縮袋も売られていますが、100円ショップのもので十分に圧縮可能です。袋に商品を入れ、中の空気を抜いて厚さ3 cm以内におさまれば、175円で送ることができます。

※注意:コンビニでは、その場で計測しないため、時間の経過により空気が袋の中に入り、厚さ3cmを超えてしまう場合があります。厚さがギリギリの時は、郵便局の窓口からの発送をオススメします。

定形外郵便なら送料が半分になる!
 取引相手に住所や氏名を知られることなく匿名配送できるというのが、メルカリ便の大きな利点です。

 しかし、実名で配送することに躊躇がなければ、定形外郵便やレターパックを利用するというのも、送料を安くおさえる、ひとつの手です。

 例えば、軽いけれどかさばるものは、定形外郵便で送れば、匿名配送のゆうパックの半分以下の送料で済む場合もあります。

 さらに、厚さは3 cm以下だけど1kgを超えてしまい、ゆうパケットでは送れないものは、レターパックライトを使えば、全国一律370円で送ることが可能です。(4kg以内の場合)

※注意:実名配送となりますので、個人情報の取り扱いは自己責任でお願いいたします。

メルカリ活動をよりお得に楽しむ
 以上が、趣味メルカリの私が実践している、少しでも得するための方法です。そもそも梱包がめんどくさいという方からしたら、封筒を手作りするだなんて……と思われるかもしれませんが、やってみると案外楽しいものですよ。

 頭の中で、チャリンチャリンと小銭の音がする感覚、ぜひ1度味わってみてください。

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エアロスミス、ドラマー・ジョーイがバンドを提訴! 活動歴50年でも“メンバー復帰”認められず

 グラミー賞主催団体が設立した、ミュージシャンを支援するためのチャリティ団体「ミュージケアーズ」が、毎年、芸術的功績と慈善活動への貢献をが顕著なアーティストに贈る「パーソン・オブ・ザ・イヤー・アワード」。今年この賞を受賞するのは、結成50年という節目の年を迎えた伝説的ロックバンド、エアロスミスである。

 この受賞をたたえる記念式典が現地時間1月24日に開催され、26日の第62回グラミー賞授賞式でもパフォーマンスをする予定。音楽史上最も“機能不全なバンド”と呼ばれている彼らだが、世間は、エアロスミス以上に息が長く、常にヒット曲を飛ばし続けているバンドはいないと、この受賞を祝福している。

 そのエアロスミスにおいて、昨秋から内紛が勃発していることが明らかになった。結成当初からドラマーを務めているジョーイ・クレイマーが、バンドを提訴したのだ。

 米ニュースサイト「TMZ」によると、ジョーイは昨春に肩を痛め、治療を受けるためバンドの活動から離脱。回復したので秋に復帰しようとしたところ、バンドから「新しい方針を作ったからオーディションを受けろ」と突きつけられ、「たった1人でドラムを演奏し、それを録音したものを後日ほかのメンバーが聞いて判定を下す」という屈辱的な形のオーディションを受けたとのこと。しかもその結果、彼らは「十分なエネルギーがない」としてジョーイの復帰を却下。24日と26日のパフォーマンス参加も認めないと言われてしまった。

 ジョーイはバンド活動から離れている間、代理のドラマーに「ライブでの演奏をする場合は週に2万ドル(約220万円)」「リハーサルは週に1万ドル(約110万円)」を支払ってきたことも明かし、納得できないと不満を爆発。「TMZ」の取材に対して、「自分の人生のうち50年を捧げてきたバンドでプレイするのを拒否されるなんて、ショックなんてものじゃない」「問題は金ではない。仲間と共に成し遂げた功績が認められ、たたえられる機会を奪われようとしているんだ」と憤りをあらわにした。

 ネット上でもやはり、「いくらなんでもひどすぎる!」という声が噴出。メタルバンド「ドリーム・シアター」の初代ドラマーで、名ドラマーとして知られるマイク・ポートノイがラジオ番組で、「おかしいだろう? 身体的に演奏が無理な時はあると思うけど、本人ができると言っているのに(パフォーマンスへの参加を)拒否するなんて。演奏するのは『Walk This Way』とか『Dream On』とか(ジョーイが散々演奏し慣れている曲)なんだろう?」「忠義ってもんはないのか。オリジナル・メンバーなんだぜ」と大激怒するなど一部で大騒ぎとなっているが、22日、裁判所はジョーイの訴えを「6カ月間もバンドと演奏していないのだし、パフォーマンスに向けてのリハーサルの時間ももう十分にない」として却下。

 「TMZ」は、ジョーイは15日の時点まで、自分がパフォーマンスに参加できないことを知らされていなかったと報道。リハーサルの日程を知りスタジオに駆けつけたものの、2人の警備員に「あなたを入れないようにと命じられている」と追い返され、途方に暮れるジョーイの映像も公開され、ネット上は「ここまで拒絶されているのか!」と騒然となった。

 バンド側も声明を発表。「今、彼に演奏させても、彼自身やオレたちだけでなく、ファンに対しても迷惑なだけ」「もちろんグラミーにもミュージケアーズの式典にも招待するよ。オレたちが固い絆で結ばれているのはステージだけじゃないんだから」と、今の彼に満足な演奏ができないということを改めて強調した。

 「TMZ」は、バンドに近い関係者の話として「バンドはジョーイが復帰できるよう、何カ月も前から働きかけてきた。だが、どうしても難しいという現実に直面し、彼をパフォーマンスから外さざるを得なくなった」「ジョーイがオーディション演奏を録音したのは今月初めのこと。そして、録音した演奏を聞いたメンバーたちが、『これじゃ無理だ』と感じたため彼を外すことにした」と伝えている。また、「ジョーイが元通りにプレイできるようになったら、いつでもバンドに復帰させるつもり」という関係者の言葉も報じている。

 ジョーイへのバンド側の冷酷な対応に、ネット上では「深い事情があるのではないか」「(ジョーイは)2014年には心臓病でコンサートをキャンセルしているし……。心臓に負担をかけてはいけないと思っているのかな」といった推測や深読みする人も出ている状況だ。

 第一線で活躍し続けている超長寿バンドのエアロスミスだが、これまでにも今回のように不安定な状態だったことがある。70年に結成してから何十年も“セックス、ドラッグ&ロックンロール”な日々を送ってきた彼らは、繰り返しケンカしてぶつかり合ってきたし、薬物、アルコールに依存し、満足にプレイできない時期もあった。80年前後にはギターのジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードが相次いで脱退し、バンドを離れていた時期があったし、95年にはうつの治療のためジョーイがバンドを休んでいた時期も。2009年には足の手術後に依存するようになった鎮痛剤のせいで、ハイになったボーカルのスティーヴン・タイラーがステージから転落し負傷。メンバーたちが新しいボーカリストを検討し始めたことにスティーヴンが激怒し、バンドに相談せずオーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員の仕事を引き受け、これにジョーが激怒するなど、不穏な状態に陥ったこともあった。

 しかし、大げんかをするたびに、バンドは絆を深め、乗り超えてきた。ジョーとブラッドは復帰し、スティーヴンとジョーも和解。バンドは素晴らしいアルバムを作り続けた。スティーヴンは、13年に出演した豪『60ミニッツ』のインタビューで、「エアロスミスは5回もダメになったけど、そのたびに仲直りして、新作アルバムを生み出してきた」と発言している。

 結成50年という記念すべき2020年を、苦い気持ちでスタートさせることになったエアロスミス。はたしてジョーイは24日と26日のレッドカーペットに現れるのか? ファンは「早い段階で和解してほしい」と切に願っている。

エアロスミス、ドラマー・ジョーイがバンドを提訴! 活動歴50年でも“メンバー復帰”認められず

 グラミー賞主催団体が設立した、ミュージシャンを支援するためのチャリティ団体「ミュージケアーズ」が、毎年、芸術的功績と慈善活動への貢献をが顕著なアーティストに贈る「パーソン・オブ・ザ・イヤー・アワード」。今年この賞を受賞するのは、結成50年という節目の年を迎えた伝説的ロックバンド、エアロスミスである。

 この受賞をたたえる記念式典が現地時間1月24日に開催され、26日の第62回グラミー賞授賞式でもパフォーマンスをする予定。音楽史上最も“機能不全なバンド”と呼ばれている彼らだが、世間は、エアロスミス以上に息が長く、常にヒット曲を飛ばし続けているバンドはいないと、この受賞を祝福している。

 そのエアロスミスにおいて、昨秋から内紛が勃発していることが明らかになった。結成当初からドラマーを務めているジョーイ・クレイマーが、バンドを提訴したのだ。

 米ニュースサイト「TMZ」によると、ジョーイは昨春に肩を痛め、治療を受けるためバンドの活動から離脱。回復したので秋に復帰しようとしたところ、バンドから「新しい方針を作ったからオーディションを受けろ」と突きつけられ、「たった1人でドラムを演奏し、それを録音したものを後日ほかのメンバーが聞いて判定を下す」という屈辱的な形のオーディションを受けたとのこと。しかもその結果、彼らは「十分なエネルギーがない」としてジョーイの復帰を却下。24日と26日のパフォーマンス参加も認めないと言われてしまった。

 ジョーイはバンド活動から離れている間、代理のドラマーに「ライブでの演奏をする場合は週に2万ドル(約220万円)」「リハーサルは週に1万ドル(約110万円)」を支払ってきたことも明かし、納得できないと不満を爆発。「TMZ」の取材に対して、「自分の人生のうち50年を捧げてきたバンドでプレイするのを拒否されるなんて、ショックなんてものじゃない」「問題は金ではない。仲間と共に成し遂げた功績が認められ、たたえられる機会を奪われようとしているんだ」と憤りをあらわにした。

 ネット上でもやはり、「いくらなんでもひどすぎる!」という声が噴出。メタルバンド「ドリーム・シアター」の初代ドラマーで、名ドラマーとして知られるマイク・ポートノイがラジオ番組で、「おかしいだろう? 身体的に演奏が無理な時はあると思うけど、本人ができると言っているのに(パフォーマンスへの参加を)拒否するなんて。演奏するのは『Walk This Way』とか『Dream On』とか(ジョーイが散々演奏し慣れている曲)なんだろう?」「忠義ってもんはないのか。オリジナル・メンバーなんだぜ」と大激怒するなど一部で大騒ぎとなっているが、22日、裁判所はジョーイの訴えを「6カ月間もバンドと演奏していないのだし、パフォーマンスに向けてのリハーサルの時間ももう十分にない」として却下。

 「TMZ」は、ジョーイは15日の時点まで、自分がパフォーマンスに参加できないことを知らされていなかったと報道。リハーサルの日程を知りスタジオに駆けつけたものの、2人の警備員に「あなたを入れないようにと命じられている」と追い返され、途方に暮れるジョーイの映像も公開され、ネット上は「ここまで拒絶されているのか!」と騒然となった。

 バンド側も声明を発表。「今、彼に演奏させても、彼自身やオレたちだけでなく、ファンに対しても迷惑なだけ」「もちろんグラミーにもミュージケアーズの式典にも招待するよ。オレたちが固い絆で結ばれているのはステージだけじゃないんだから」と、今の彼に満足な演奏ができないということを改めて強調した。

 「TMZ」は、バンドに近い関係者の話として「バンドはジョーイが復帰できるよう、何カ月も前から働きかけてきた。だが、どうしても難しいという現実に直面し、彼をパフォーマンスから外さざるを得なくなった」「ジョーイがオーディション演奏を録音したのは今月初めのこと。そして、録音した演奏を聞いたメンバーたちが、『これじゃ無理だ』と感じたため彼を外すことにした」と伝えている。また、「ジョーイが元通りにプレイできるようになったら、いつでもバンドに復帰させるつもり」という関係者の言葉も報じている。

 ジョーイへのバンド側の冷酷な対応に、ネット上では「深い事情があるのではないか」「(ジョーイは)2014年には心臓病でコンサートをキャンセルしているし……。心臓に負担をかけてはいけないと思っているのかな」といった推測や深読みする人も出ている状況だ。

 第一線で活躍し続けている超長寿バンドのエアロスミスだが、これまでにも今回のように不安定な状態だったことがある。70年に結成してから何十年も“セックス、ドラッグ&ロックンロール”な日々を送ってきた彼らは、繰り返しケンカしてぶつかり合ってきたし、薬物、アルコールに依存し、満足にプレイできない時期もあった。80年前後にはギターのジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードが相次いで脱退し、バンドを離れていた時期があったし、95年にはうつの治療のためジョーイがバンドを休んでいた時期も。2009年には足の手術後に依存するようになった鎮痛剤のせいで、ハイになったボーカルのスティーヴン・タイラーがステージから転落し負傷。メンバーたちが新しいボーカリストを検討し始めたことにスティーヴンが激怒し、バンドに相談せずオーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員の仕事を引き受け、これにジョーが激怒するなど、不穏な状態に陥ったこともあった。

 しかし、大げんかをするたびに、バンドは絆を深め、乗り超えてきた。ジョーとブラッドは復帰し、スティーヴンとジョーも和解。バンドは素晴らしいアルバムを作り続けた。スティーヴンは、13年に出演した豪『60ミニッツ』のインタビューで、「エアロスミスは5回もダメになったけど、そのたびに仲直りして、新作アルバムを生み出してきた」と発言している。

 結成50年という記念すべき2020年を、苦い気持ちでスタートさせることになったエアロスミス。はたしてジョーイは24日と26日のレッドカーペットに現れるのか? ファンは「早い段階で和解してほしい」と切に願っている。

ストロングゼロで「自殺行動」「暴力」も――松本俊彦氏が“ヤバイ酒”に警鐘

 アルコール度数が「9%」と高いにもかかわらず、ジュースのような口当たりが特徴的で、しかも安価だとして人気のサントリー「-196℃ストロングゼロ」。昨年の大みそか、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長の松本俊彦氏が、「ストロングZEROは『危険ドラッグ』として規制した方がよいのではないか。半ば本気でそう思うことがよくあります。私の臨床経験では、500mlを3本飲むと自分を失って暴れる人が少なくありません。大抵の違法薬物でさえも、使用者はここまで乱れません」とFacebookに投稿し、ネット上で話題を呼んだ。

 確かに、ストロングゼロは、「飲むと嫌なことを忘れられる」「ヤバイ酒」などと言われるほど“酔える”として有名で、ネット上ではストロングゼロを暴飲することを“ネタ”のように扱う向きもある。他メーカーからも同様のアルコール度数が高い“ストロング系”アルコール飲料が発売され、ブームとなる中、松本氏は、その危険性をどのように捉えているのだろうか。今回、詳しく話をうかがった。

ストロングゼロで「リストカット」「飛び降り」も……

――Facebook投稿に、「私の臨床経験では、500mlを3本飲むと自分を失って暴れる人が少なくありません」とありましたが、「暴れる」とは具体的にどのような状態なのでしょうか。

松本俊彦氏(以下、松本) いつもの自分とは全然かけ離れた行動を取ってしまう、例えば“暴力的”になるのがその一例です。また、メンタルヘルスに問題を抱える患者さんが、つらい気持ちを紛らわせようとしてストロングゼロを飲み、前後不覚に陥って、リストカットをしたり、飛び降りようとしたりといった行動に走ることも多いのです。人に危害を与え、自分の安全も保てなくなるだけに、以前からストロングゼロに関しては「困ったものだ」と思っていました。

――気軽に購入できるアルコールで、そのような状態に陥ってしまうのは怖いですね。

松本 厚生労働省による多量飲酒者の定義は、「平均1日当たり日本酒に換算して3合以上消費する者」なのですが、アルコール度数9%のストロングゼロ500ml缶を2本飲むと、それだけで日本酒換算で軽く4合近い量になります。最近では、12%のストロング系チューハイも出ており、これだと500ml缶1本で日本酒2合半、2本ならば5合です。飲みやすいこともあって、多くの人が簡単に多量飲酒者の水準を超えてしまうでしょう。なお、この多量飲酒者は、さまざまな健康被害が生じるため、「医療費がかかる可能性が高い人」という捉え方をされています。

――ジュースのような口当たりでするする飲めるのに、実は相当な量のアルコールを含んでいるとは……。

松本 大前提として、アルコールは薬物なんです。薬物はざっくり、「中枢神経系を興奮させる薬物」「中枢神経系を抑制する薬物」「中枢神経の働きの質を変える薬物」の3つに分けられます。「中枢神経系を興奮させる薬物」の代表例は、強力なものだと覚せい剤やコカイン、身近なものだとニコチンやカフェインで、いわゆる“アッパー系”と言われます。一方で、「中枢神経系を抑制する薬物」は“ダウナー系”で、ヘロインやモルヒネといった麻薬、アルコール、それから精神科の治療で使う睡眠薬や安定剤もその例として挙げられます。軽く効いている時にはふわふわして不安が消えて楽しい気持ちに、もうちょっと量が多くなってくると、眠たくなってくる。最後に、「中枢神経の働きの質を変える薬物」は、大麻やLSDなどで、物がゆがんで見えたり、音がよく聞こえたりなど、知覚を変える性質があります。

――アルコールの仲間として、ヘロインやモルヒネ、睡眠薬、安定剤が挙げられると、「薬物」であるという実感を得ます。

松本 たまたま人間の生活習慣に、歴史的にも深く根付いているだけで、アルコールはれっきとした薬物。しかし多くの人が「アルコールは飲料の一種」と思っているのではないでしょうか。

――Facebookの投稿に対しては、ネット上でさまざまな反響が寄せられたかと思います。中には「ストロングゼロを規制したところで、ウイスキーやワイン、焼酎、日本酒など、もっとアルコール度数の高いものを飲むだけ」といった声も出ていました。

松本 ストロングゼロは、ビールの倍のアルコール度数ですが、飲みやすいですから、清涼飲料水のような感覚で、ビールと同じか、それ以上の速度で飲んでいる人が少なくありません。ビールのようにおなかに溜まる感じがなく、割と量を飲めてしまう。そうすると、アルコールが一気に脳に効いてしまい、僕はそれが危険だと感じているのです。ウイスキーやワイン、焼酎、日本酒などは、あの速度では到底飲めません。

 また、ストロングゼロは、人工甘味料の影響でお酒の味がほとんどしないため、「お酒が苦手な人でも飲めてしまう点」が問題だと思っています。今は、お酒が苦手な若者が多い。昔に比べて、ビールや日本酒離れが進んでいるとも聞きます。飲料メーカーも、利益を追求しなければいけないため、ストロングゼロのような「お酒が苦手な人でも飲めるアルコール度数の高いお酒」を販売するようになったのでしょう。しかしそれは、コーヒーに覚せい剤を入れて、「痩せ薬だよ」「眠気がなくなるよ」と言って売っているのと同じではないかなと思うのです。

――確かに、ストロングゼロと違って、ウイスキーやワイン、焼酎、日本酒はまさに「お酒が好きな人」が嗜むアルコールだと思います。

松本 本当にお酒の味が好きな人にとって、ストロングゼロは「なんじゃこりゃ」という感じなのではないでしょうか。ストロングゼロを好む人、特に若者や女性に多いのですが、彼らは「お酒が好きだから」ではなく、「酔いたくて」飲んでいる傾向がある。意識を飛ばすことで、嫌なことを忘れたいのでしょう。しかしアルコールによってつらい気持ちが和らぐことで、先ほども少し触れたように、自殺行動に走ったり、暴れてしまったりするわけで、これがまさに臨床現場で「困っている点」なのです。

――インスタグラムを見ると、若い女性の間で、ストロングゼロにストローを挿して飲むことがはやっている様子がうかがえます。

松本 ストローを使うと、飲む速度が速まる可能性があり、危険だと思います。なお、ストロングゼロを常飲することによる健康上の問題は、普通のアルコールと同じ。アルコールの度数に従って、肝臓や消化管など、内臓への障害が出てきますし、将来的には脳の萎縮も危惧されます。僕自身、さまざまな依存症の患者さんを診ていますが、一番内臓がボロボロになっている、また脳が縮んでいるのは、覚せい剤ではなくアルコール。そのことを覚えておいてほしいですね。

――「ストロングゼロを規制」という点に関しては、反対の声も出ていました。

松本 Facebookに投稿した時点では、まさかこれほどまで反響があると思っておらず、実際のところは、僕自身、本気で規制はできないだろうなとは感じています。アルコール消費量のコントロールは、アルコールを違法薬物にすることによってするのではなく、課税(酒税)によって行うべきものだと思います。ヨーロッパのいくつかの国では、アルコール度数が高ければ高いほど税率を上げていく方式を採用していますが、それはなぜかと言うと、健康被害はアルコール度数の上昇に従って深刻化していくからです。つまり酒税率を上げることによって、国民がアルコール度数の高いものに簡単にアクセスできないようにし、国民の健康を守るという狙いがあるのです。

 しかし日本の場合は税収ありき。従来税金が高いアルコールは、多くの人たちが飲むビールでしたが、税率の低い発泡酒が登場し、広く世間に行き渡ったところで、国はその一部の税率をビールと同等に引き上げた。そうして、税率の低いストロングゼロのようなものが出始めたという流れです。たとえもし本当に、ストロング系チューハイの酒税が引き上げられるといった規制が行われても、また別のものが出てくると思いますよ。

――国がアルコールによる健康被害を後押ししてしまっているような格好になっていますね。

松本 2013年に成立した「アルコール健康障害対策基本法」が翌年施行され、国を挙げて国民をアルコールの健康被害から守り、また依存症からの回復支援を促していくことになったのですが……。ビールよりはるかにアルコール度数の高いものが、アルコールが苦手な人や子どもでも飲めるような格好で出回っていることに関しては、やはり考えていかなければいけないと思います。ストロング系チューハイがはやってから、コンビニの飲料コーナーの風景がガラリと変わったことにお気づきでしょうか。ギラついたパッケージのアルコール度数の高いお酒が何段にもわたり並んでいる。しかもそれが、24時間いつでも買える。海外の人が見たらびっくりすると思いますよ。

 日本は違法薬物に厳しく、逮捕された芸能人を激しくバッシングする一方で、お酒に関しては本当に寛容。薬物依存症の治療に携わっている身として、違法薬物はNGだけど、合法のアルコールはOKという線引きをすることではなく、そこはフラットに考えていかなくてはいけないと思っています。

――現在ストロングゼロは、安価かつ簡単に酔える酒として、ネット上でネタのようになっています。「飲む福祉」「虚無の酒」などと呼ばれているのですが、この状況をどのように感じますか。

松本 ネタとしてとりあえず飲んでみて、味を覚えてハマッていく人もいるのかもしれませんね。ただ一方で、これだけネタになるのは、皆さんストロングゼロで、痛い目を見たことがあって、「これはヤバイ酒だ」と思っているからなのではないでしょうか。僕がFacebookに投稿したものが、これほど拡散されたのも、同じ理由なのではないかと感じるのです。飲めない人、酒の味が嫌いな人は、別に飲まなくていい――そういった意識をもっと持ってほしいと思いますね。

松本俊彦(まつもと・としひこ)
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年佐賀医科大学医学部卒業後、国立横浜病院精神科、神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部附属病院精神科などを経て、2015年より現職。日本アルコール・アディクション医学会理事、日本精神科救急学会理事、日本社会精神医学会理事。『自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント』(講談社)など著書多数。

ストロングゼロで「自殺行動」「暴力」も――松本俊彦氏が“ヤバイ酒”に警鐘

 アルコール度数が「9%」と高いにもかかわらず、ジュースのような口当たりが特徴的で、しかも安価だとして人気のサントリー「-196℃ストロングゼロ」。昨年の大みそか、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長の松本俊彦氏が、「ストロングZEROは『危険ドラッグ』として規制した方がよいのではないか。半ば本気でそう思うことがよくあります。私の臨床経験では、500mlを3本飲むと自分を失って暴れる人が少なくありません。大抵の違法薬物でさえも、使用者はここまで乱れません」とFacebookに投稿し、ネット上で話題を呼んだ。

 確かに、ストロングゼロは、「飲むと嫌なことを忘れられる」「ヤバイ酒」などと言われるほど“酔える”として有名で、ネット上ではストロングゼロを暴飲することを“ネタ”のように扱う向きもある。他メーカーからも同様のアルコール度数が高い“ストロング系”アルコール飲料が発売され、ブームとなる中、松本氏は、その危険性をどのように捉えているのだろうか。今回、詳しく話をうかがった。

ストロングゼロで「リストカット」「飛び降り」も……

――Facebook投稿に、「私の臨床経験では、500mlを3本飲むと自分を失って暴れる人が少なくありません」とありましたが、「暴れる」とは具体的にどのような状態なのでしょうか。

松本俊彦氏(以下、松本) いつもの自分とは全然かけ離れた行動を取ってしまう、例えば“暴力的”になるのがその一例です。また、メンタルヘルスに問題を抱える患者さんが、つらい気持ちを紛らわせようとしてストロングゼロを飲み、前後不覚に陥って、リストカットをしたり、飛び降りようとしたりといった行動に走ることも多いのです。人に危害を与え、自分の安全も保てなくなるだけに、以前からストロングゼロに関しては「困ったものだ」と思っていました。

――気軽に購入できるアルコールで、そのような状態に陥ってしまうのは怖いですね。

松本 厚生労働省による多量飲酒者の定義は、「平均1日当たり日本酒に換算して3合以上消費する者」なのですが、アルコール度数9%のストロングゼロ500ml缶を2本飲むと、それだけで日本酒換算で軽く4合近い量になります。最近では、12%のストロング系チューハイも出ており、これだと500ml缶1本で日本酒2合半、2本ならば5合です。飲みやすいこともあって、多くの人が簡単に多量飲酒者の水準を超えてしまうでしょう。なお、この多量飲酒者は、さまざまな健康被害が生じるため、「医療費がかかる可能性が高い人」という捉え方をされています。

――ジュースのような口当たりでするする飲めるのに、実は相当な量のアルコールを含んでいるとは……。

松本 大前提として、アルコールは薬物なんです。薬物はざっくり、「中枢神経系を興奮させる薬物」「中枢神経系を抑制する薬物」「中枢神経の働きの質を変える薬物」の3つに分けられます。「中枢神経系を興奮させる薬物」の代表例は、強力なものだと覚せい剤やコカイン、身近なものだとニコチンやカフェインで、いわゆる“アッパー系”と言われます。一方で、「中枢神経系を抑制する薬物」は“ダウナー系”で、ヘロインやモルヒネといった麻薬、アルコール、それから精神科の治療で使う睡眠薬や安定剤もその例として挙げられます。軽く効いている時にはふわふわして不安が消えて楽しい気持ちに、もうちょっと量が多くなってくると、眠たくなってくる。最後に、「中枢神経の働きの質を変える薬物」は、大麻やLSDなどで、物がゆがんで見えたり、音がよく聞こえたりなど、知覚を変える性質があります。

――アルコールの仲間として、ヘロインやモルヒネ、睡眠薬、安定剤が挙げられると、「薬物」であるという実感を得ます。

松本 たまたま人間の生活習慣に、歴史的にも深く根付いているだけで、アルコールはれっきとした薬物。しかし多くの人が「アルコールは飲料の一種」と思っているのではないでしょうか。

――Facebookの投稿に対しては、ネット上でさまざまな反響が寄せられたかと思います。中には「ストロングゼロを規制したところで、ウイスキーやワイン、焼酎、日本酒など、もっとアルコール度数の高いものを飲むだけ」といった声も出ていました。

松本 ストロングゼロは、ビールの倍のアルコール度数ですが、飲みやすいですから、清涼飲料水のような感覚で、ビールと同じか、それ以上の速度で飲んでいる人が少なくありません。ビールのようにおなかに溜まる感じがなく、割と量を飲めてしまう。そうすると、アルコールが一気に脳に効いてしまい、僕はそれが危険だと感じているのです。ウイスキーやワイン、焼酎、日本酒などは、あの速度では到底飲めません。

 また、ストロングゼロは、人工甘味料の影響でお酒の味がほとんどしないため、「お酒が苦手な人でも飲めてしまう点」が問題だと思っています。今は、お酒が苦手な若者が多い。昔に比べて、ビールや日本酒離れが進んでいるとも聞きます。飲料メーカーも、利益を追求しなければいけないため、ストロングゼロのような「お酒が苦手な人でも飲めるアルコール度数の高いお酒」を販売するようになったのでしょう。しかしそれは、コーヒーに覚せい剤を入れて、「痩せ薬だよ」「眠気がなくなるよ」と言って売っているのと同じではないかなと思うのです。

――確かに、ストロングゼロと違って、ウイスキーやワイン、焼酎、日本酒はまさに「お酒が好きな人」が嗜むアルコールだと思います。

松本 本当にお酒の味が好きな人にとって、ストロングゼロは「なんじゃこりゃ」という感じなのではないでしょうか。ストロングゼロを好む人、特に若者や女性に多いのですが、彼らは「お酒が好きだから」ではなく、「酔いたくて」飲んでいる傾向がある。意識を飛ばすことで、嫌なことを忘れたいのでしょう。しかしアルコールによってつらい気持ちが和らぐことで、先ほども少し触れたように、自殺行動に走ったり、暴れてしまったりするわけで、これがまさに臨床現場で「困っている点」なのです。

――インスタグラムを見ると、若い女性の間で、ストロングゼロにストローを挿して飲むことがはやっている様子がうかがえます。

松本 ストローを使うと、飲む速度が速まる可能性があり、危険だと思います。なお、ストロングゼロを常飲することによる健康上の問題は、普通のアルコールと同じ。アルコールの度数に従って、肝臓や消化管など、内臓への障害が出てきますし、将来的には脳の萎縮も危惧されます。僕自身、さまざまな依存症の患者さんを診ていますが、一番内臓がボロボロになっている、また脳が縮んでいるのは、覚せい剤ではなくアルコール。そのことを覚えておいてほしいですね。

――「ストロングゼロを規制」という点に関しては、反対の声も出ていました。

松本 Facebookに投稿した時点では、まさかこれほどまで反響があると思っておらず、実際のところは、僕自身、本気で規制はできないだろうなとは感じています。アルコール消費量のコントロールは、アルコールを違法薬物にすることによってするのではなく、課税(酒税)によって行うべきものだと思います。ヨーロッパのいくつかの国では、アルコール度数が高ければ高いほど税率を上げていく方式を採用していますが、それはなぜかと言うと、健康被害はアルコール度数の上昇に従って深刻化していくからです。つまり酒税率を上げることによって、国民がアルコール度数の高いものに簡単にアクセスできないようにし、国民の健康を守るという狙いがあるのです。

 しかし日本の場合は税収ありき。従来税金が高いアルコールは、多くの人たちが飲むビールでしたが、税率の低い発泡酒が登場し、広く世間に行き渡ったところで、国はその一部の税率をビールと同等に引き上げた。そうして、税率の低いストロングゼロのようなものが出始めたという流れです。たとえもし本当に、ストロング系チューハイの酒税が引き上げられるといった規制が行われても、また別のものが出てくると思いますよ。

――国がアルコールによる健康被害を後押ししてしまっているような格好になっていますね。

松本 2013年に成立した「アルコール健康障害対策基本法」が翌年施行され、国を挙げて国民をアルコールの健康被害から守り、また依存症からの回復支援を促していくことになったのですが……。ビールよりはるかにアルコール度数の高いものが、アルコールが苦手な人や子どもでも飲めるような格好で出回っていることに関しては、やはり考えていかなければいけないと思います。ストロング系チューハイがはやってから、コンビニの飲料コーナーの風景がガラリと変わったことにお気づきでしょうか。ギラついたパッケージのアルコール度数の高いお酒が何段にもわたり並んでいる。しかもそれが、24時間いつでも買える。海外の人が見たらびっくりすると思いますよ。

 日本は違法薬物に厳しく、逮捕された芸能人を激しくバッシングする一方で、お酒に関しては本当に寛容。薬物依存症の治療に携わっている身として、違法薬物はNGだけど、合法のアルコールはOKという線引きをすることではなく、そこはフラットに考えていかなくてはいけないと思っています。

――現在ストロングゼロは、安価かつ簡単に酔える酒として、ネット上でネタのようになっています。「飲む福祉」「虚無の酒」などと呼ばれているのですが、この状況をどのように感じますか。

松本 ネタとしてとりあえず飲んでみて、味を覚えてハマッていく人もいるのかもしれませんね。ただ一方で、これだけネタになるのは、皆さんストロングゼロで、痛い目を見たことがあって、「これはヤバイ酒だ」と思っているからなのではないでしょうか。僕がFacebookに投稿したものが、これほど拡散されたのも、同じ理由なのではないかと感じるのです。飲めない人、酒の味が嫌いな人は、別に飲まなくていい――そういった意識をもっと持ってほしいと思いますね。

松本俊彦(まつもと・としひこ)
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年佐賀医科大学医学部卒業後、国立横浜病院精神科、神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部附属病院精神科などを経て、2015年より現職。日本アルコール・アディクション医学会理事、日本精神科救急学会理事、日本社会精神医学会理事。『自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント』(講談社)など著書多数。

Kis-My-Ft2・玉森裕太、「痛い目に遭わせてやる」発言! 「サイコパス」「怖すぎる」とファン悲鳴

 Kis-My-Ft2の冠番組『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)が1月23日深夜に放送された。この日はゲスト審査員として、タレント・若槻千夏と浪花ほのか、歌手・関取花が登場。「彼女がデート中、スマホばかり見ている」ときの対応に、Kis-My-Ft2メンバーがチャレンジすることとなった。

 この日トップバッターを務めたのは、毎回高得点を獲得する藤ヶ谷太輔。カフェで携帯を操作する彼女に、「2人でもっと話せたらな~」と優しく語りかけ、「2人ともスマホ禁止の日にしよう」と提案した結果、総合得点は61点と高評価。

 その後、メンバーから悲鳴まで上がる対応をしたのは玉森裕太だった。玉森はスマホをいじる彼女の目の前で、大きなため息や音を出し、自身の存在をアピール。それでもかまってもらえないため、隣の席にいた見知らぬ女性に「この後どうしようか? 行きたいところある?」と突然話しかけ始め、戸惑う女性に「まあ、いいか、適当に歩きながら決めよう」と言い、強引にカフェから連れ出すというものだった。

 玉森の対応に、一般審査員からは「は?」「意味不明」など困惑の声が上がり、総合得点は3点という結果に。メンバーからは、爆笑とともに「ウソでしょ!?」「サイコパス」「訳がわからない」というツッコミが聞かれたものの、玉森は冷静に「ふざけてないですよ。アピールも無視するから、じゃあ本当に痛い目に遭わせてやるか、って」と真意を説明し、再び悲鳴が上がった。

 玉森とは対照的に、審査員から絶賛されたのが、宮田俊哉の対応。宮田はスマホばかりいじる彼女に、自身もメールで「マイコー! 俊哉くんが寂しがってるよー! お話しようよー!」と送り、彼女から「いいよー」と返ってくると、頬を膨らませた自撮り写真とともに「この俺、盛れてね?」と送信。彼女から「盛れてるけど、本物の方が良いかな!」と返ってくると、「マジ?」とうれしそうな笑顔を見せ、ツーショット写真を撮り、インスタグラムに投稿しようと提案する。撮影後も「いい感じ? じゃあMatt化しちゃおうよ」と適度におふざけも入れ、総合得点80点でトップとなった。

 この日の放送に視聴者からは、「玉森くん、本当にサイコパス!」「さすがにこれは怖すぎる(笑)」「宮田くんは完璧すぎて最高だった」という声が集まっていた。

Kis-My-Ft2・玉森裕太、「痛い目に遭わせてやる」発言! 「サイコパス」「怖すぎる」とファン悲鳴

 Kis-My-Ft2の冠番組『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)が1月23日深夜に放送された。この日はゲスト審査員として、タレント・若槻千夏と浪花ほのか、歌手・関取花が登場。「彼女がデート中、スマホばかり見ている」ときの対応に、Kis-My-Ft2メンバーがチャレンジすることとなった。

 この日トップバッターを務めたのは、毎回高得点を獲得する藤ヶ谷太輔。カフェで携帯を操作する彼女に、「2人でもっと話せたらな~」と優しく語りかけ、「2人ともスマホ禁止の日にしよう」と提案した結果、総合得点は61点と高評価。

 その後、メンバーから悲鳴まで上がる対応をしたのは玉森裕太だった。玉森はスマホをいじる彼女の目の前で、大きなため息や音を出し、自身の存在をアピール。それでもかまってもらえないため、隣の席にいた見知らぬ女性に「この後どうしようか? 行きたいところある?」と突然話しかけ始め、戸惑う女性に「まあ、いいか、適当に歩きながら決めよう」と言い、強引にカフェから連れ出すというものだった。

 玉森の対応に、一般審査員からは「は?」「意味不明」など困惑の声が上がり、総合得点は3点という結果に。メンバーからは、爆笑とともに「ウソでしょ!?」「サイコパス」「訳がわからない」というツッコミが聞かれたものの、玉森は冷静に「ふざけてないですよ。アピールも無視するから、じゃあ本当に痛い目に遭わせてやるか、って」と真意を説明し、再び悲鳴が上がった。

 玉森とは対照的に、審査員から絶賛されたのが、宮田俊哉の対応。宮田はスマホばかりいじる彼女に、自身もメールで「マイコー! 俊哉くんが寂しがってるよー! お話しようよー!」と送り、彼女から「いいよー」と返ってくると、頬を膨らませた自撮り写真とともに「この俺、盛れてね?」と送信。彼女から「盛れてるけど、本物の方が良いかな!」と返ってくると、「マジ?」とうれしそうな笑顔を見せ、ツーショット写真を撮り、インスタグラムに投稿しようと提案する。撮影後も「いい感じ? じゃあMatt化しちゃおうよ」と適度におふざけも入れ、総合得点80点でトップとなった。

 この日の放送に視聴者からは、「玉森くん、本当にサイコパス!」「さすがにこれは怖すぎる(笑)」「宮田くんは完璧すぎて最高だった」という声が集まっていた。

King&Prince・永瀬廉・ジャニーズJr.の「にいに」呼びに「うっとうしい」「恐怖」とバッサリ

 King&Prince・永瀬廉がパーソナリティを務めるラジオ番組『King&Prince 永瀬廉のRadioGARDEN』(文化放送)が、1月23日に放送。この日は永瀬の誕生日ということもあり、オープニングトークで、番組からサプライズが。「もっとラジオを好きになってほしい」という理由から「ラジオ」をプレゼントされ、大喜びしていた。

 現在、永瀬はジャニーズJr.も多数出演している帝国劇場の舞台『JOHNNYS’ ISLAND』の真っ最中。「ジャニーズの先輩とかには、結構ご飯とか連れていってもらうんですけど、後輩との絡みが一切ないんですよ」と、プライベートではJr.との交流はあまりないそう。

 そんな中、ジャニーズJr.内ユニット「美 少年」の岩崎大昇、「HiHi Jets」の高橋優斗、「7 MEN 侍」の佐々木大光の3人は、2~3年くらい前から「この靴、服をください」と永瀬によく話しかけてくるといい、舞台共演をきっかけに3人を焼肉に連れていったという。

 そして「何を血迷ったか家に連れ込んでしまったんですよ、その3人を」と、後輩を自宅に招き入れた結果、大量に服をあげることになったとか。このときは靴3足、服10着ほどあげたというが、実弟にも大量にあげたため、最終的に靴7足、服25着が永瀬宅から消えたという。「クローゼットがスカスカ。めっちゃ持っていかれた」と言いつつ、「着ない服だからいいんですけど」と話していた。

 ちなみに、岩崎は永瀬からもらった靴を毎日履いているようで、「あげてよかった」とうれしく思っているよう。一方で、最も高額な靴を渡した高橋について「あまり(履いているところを)見ないんですよね」といい、「こうなると(今後)あげたくなるのは岩崎ですよね」と、岩崎の株が上がっているようだ。

 さらに、「うっとうしいのが、岩崎と佐々木が、俺のこと『にいに』って呼んでくる。それが気持ち悪いんですよ」と永瀬。小学生のJr.ならまだしも、声変わりをした低い声で「にいに」と呼ばれることが「恐怖です」語り、「(服も持っていかれたし)もうないかな~ご飯とか、後輩とはしばらく」とつぶやいていた。

 また、永瀬は一緒に舞台の主演を務めている平野紫耀、高橋海人と3人で、舞台に出演している総勢40名弱のJr.に、お年玉を渡したそう。金額は明かさなかったものの「俺らが金額を下げるわけにはいかんということで、(自分たちが)先輩からいただいていた金額をお渡しした」と、先輩からの伝統を引き継いでいるという。

 ただ永瀬は「まさかですよね、20歳であげるなんて」と、自身がお年玉をあげる側にいることを不思議に感じている様子。「今年あげたってことは……来年たぶんあげ続けなきゃダメだね。ちょっとあげる時期ミスったなって思いながら。もう先輩っぽくなっちゃって嫌です」とコメント。とはいえ「『舞台を頑張ろうぜ』って込めてのやつなんで、後悔してません」と男気を見せた。