加湿器、おしゃれな超音波系に短所アリ!? 家電コーディネーターがズボラ・ドケチ目線でおすすめするならどれ?

 情報も種類もたくさんありすぎて、どれを選んだらいいか混乱してしまう家電。いったい何を基準にどれを買えばいいの!? とにかく面倒くさがりな編集者・くさ子とドケチなライター・ケチ美が、家電コーディネーター・戸井田園子さんに、いま話題の製品や間違いのない製品を聞きました。

 第1回は身も心もカッサカサになりがちな冬に欠かせない「加湿機」です。

加湿機の「正解」を家電コーディネーターが解説

ライター・ケチ美(以下、ケチ美) 今回は間違いのない加湿機選びを教えていただきたいと思います。やっぱりリビングなどにずっと出しておくものなので、スタイリッシュなものがいいですよね。それでお手頃価格ならサイコーです!

戸井田園子さん(以下、戸井田) ちょっと待った! 加湿器は大きくわけると気化式、スチーム式(加熱式)、超音波式の3つの方式、それに加えて気化式にヒーターを付けたハイブリッド式(温風気化式)などがあるのをご存知ですか? 結構これ重要なんです。メンテナンスが嫌いな人は超音波は選んだらダメ。

編集者・くさ子(以下、くさ子) えっそうなんですか。私、雑貨屋さんで買った加湿器を使っているんですが、メンテナンスなんて、たぶん1回もしたことありません。

戸井田 雑貨屋さんで販売されている製品というと、きっと超音波式ですね。超音波式加湿器の水に発生した雑菌が原因で昨年の冬も死者が出ていますよ。

くさ子 し、死者!?

戸井田 健康な人は大丈夫かもしれませんが、高齢者や赤ちゃんなど抵抗力が弱い人にとっては、肺に菌が入ると非常に危険なんです。だから大手メーカーは超音波式は製造していません。

くさ子 知りませんでした。ショックです。

電気代を抑えるなら「気化式」加湿機がおすすめ【パナソニック・ダイニチ】

戸井田 大手メーカーが製造している製品の多くは気化式。気化式(ヒーターレスファン式)は、簡単に言うとフィルターを濡らしてファンで風を当てて自然蒸発させるという方式です。それにヒーターを併用し温風にして、より早く蒸発を促すのがハイブリッド式(温風気化式)。メリットは電気代が安く抑えられること。ヒーター付きは若干高くなりますが、気化式全般、長時間加湿したい人に向いています。短所は、じわじわ加湿させるので潤うまでの時間が長い。蒸気のモクモクも見えず視覚的にも潤っている感は少ない。フィルターを洗うメンテナンスが必要。

ケチ美 基本的に家で仕事をしている私は電気代が安いのが一番です!

戸井田 であれば、おすすめはパナソニックの「ヒーターレス気化加湿機」。省エネを考えた構造で、「フュージョン素材」というフィルターはカビが生えにくく、1日8時間の使用なら月1回押し洗いすればいい。約10年間使えるフィルターなので、ランニングコストも抑えられます。給水トレイは定期的にお手入れが必要ですが、凹凸が少なく拭きやすい設計。赤ちゃんがいるご家庭など24時間つけっぱなしにしたい場合にもおすすめ。

ケチ美 24時間つけっぱなしでも安く抑えられるのはありがたい。メンテナンスもこれくらいなら許容範囲かな。

くさ子 フィルターを月1回洗うのは私には無理ですね。

戸井田 よりメンテナンスが簡単な気化式は、ダイニチ「LX SERIES」。ダイニチは2018年まで加湿器シェア4年連続ナンバーワンというヒットメーカーです。フィルターはパナソニックと同じく、定期的な手入れは必要ですが、給水トレイに使い捨てカバーが付いており、ワンシーズンごとの使い捨てで清潔。交換用トレイカバーは3枚セットで1,500円です。気化式は、立ち上がりに時間かかることが弱点ですが、これはハイブリッドで最初だけヒーターで温め、湿度が安定するとヒーターを切るので、立ち上がりと省エネを両立させています。家庭用としては大きな、木造16〜20畳向けです。

くさ子 トレイが使い捨てという点は惹かれますね。1枚500円くらいなら全然あり。ただちょっと大きすぎるかな。

戸井田 スチーム式はお湯をわかして蒸気を出す方式。蒸気を送るファンが付いているものはスチームファン式と言います。スチーム式の長所は、水を加熱して蒸気にするので清潔性が高く、パワーがあって早く加湿できるという点。短所は、熱を使うので電気代が高い。お湯を沸かすので製品によっては熱くなる。万が一、倒してしまうと熱湯がこぼれることがあるので小さなお子さんがいるご家庭は不向きかもしれません。また、電気ポットのように内部にカルシウム、ミネラルがこびりつくのでクエン酸洗浄剤を入れるメンテナンスが必要になります。

くさ子 洗浄剤を入れるだけだったら、忙しくてめんどくさがりな私にもできそう。

戸井田 スチーム式で人気があるのが象印の加湿器。しくみも形状もほぼ電気ポット。操作しやすくシニアにも人気です。立ち上がりが早くパワーがあるので、夜だけ寝室をすぐに加湿したいという人にも向いています。お湯を沸かすのでもちろん清潔です。

くさ子 これいい!!

ケチ美 でも電気代がなあ⋯⋯。寒がりで暖房代がかさむ分、加湿にはなるべくお金はかけたくない。加熱式で電気代控えめは難しいですか?

戸井田 スチーム式で電気代控えめなのは、三菱重工「roomist(ルーミスト)」のスチームファン蒸発式。ヒーターに蒸発布をかぶせ、その蒸発布が吸い上げた水を加熱します。象印と違ってタンクの水全体を加熱するわけではないので、比較的電気代を抑えられます。また、タンクの水は熱くならないので安全性も高い。清潔性とコスト、安全性を兼ね備えている点が人気です。ただし、蒸発布に水のミネラルが乾燥してこびりつくので、もみ洗いは必要。

くさ子 私は洗う系のメンテナンスは苦手〜。

ケチ美 それくらいは私は大丈夫かな。スチーム式の清潔さと省エネ、いいとこ取りなのはうれしい。

戸井田 超音波式は、水に超音波振動を与えてミストにする方式。長所は、水を振動させるだけなので消費電力が少なく機器自体も安い。メカが小さいので、デザインが美しいもの、小型のものが多い。ミストが出るので見た目も加湿されている感があるというところです。超音波式の代表格はアピックス「しずく」。手頃な価格でLEDライト、アロマが付いており、形もおしゃれ。若い方や短時間使いたいという人に人気です。水槽内の雑菌繁殖を防ぐ抗菌カートリッジが付いています。

くさ子 私が持っているのはこれです。デザインがカワイイですよね。

ケチ美 私も買おうかなと思ってました。加湿にライト、アロマと一石三鳥でお手頃。

戸井田 ただ、超音波式の短所は冒頭で言ったように、タンクの水をダイレクトに出すので水に雑菌があるとそれをばらまくことになります。この製品には抗菌カートリッジが付いていますが、使用後は必ず毎回お手入れが必要です。ネットや雑貨店でペットボトルを差すだけの加湿器も販売されていますが、あれもいくら水を毎日変えても、トレイに赤カビとぬめりが出てしまいます。フィルター付きの製品もありますが、そうすると機器自体が高くなりメンテナンスも大変になります。

くさ子 激安の超音波式をワンシーズンごとに使い捨てにしたらメンテナンス不要になりますか?

戸井田 いいえ。シーズン中も定期的なメンテナンスが必要です!

くさ子 そうなんですね⋯⋯。

戸井田 方式が決まったら「適用床面積」を確認。基本はジャストサイズを選んでください。大きすぎると過加湿で結露の原因になります。結露は窓だけでなく壁のなかにも発生しカビの原因に。また、給水法が簡単なことも意外と大事です。タンクが大きいとキッチンかお風呂場で給水しなければなりません。洗面所で給水できるタンクが浅めのタイプや、水差しで給水できるタイプが人気ですね。シャープ「プラズマクラスター加湿機」は「どっちも給水」といって、トレーを抜かずに本体の上から注ぐこともできます。ハイブリッド式で電気代も抑えめ、内部まで拭ける設計で、きれい好きな人にも向いています。

くさ子 加湿器がこんなにメンテナンスが必要と知りませんでした。加湿器全体的にハードルが高い。

戸井田 そうですね。加湿器にはトレー、フィルターなど掃除しなければいけないパーツがいくつかあるので、どれくらいのサイクルでどの程度メンテナンスしなければならないかは大きなチェックポイント。また、タンクの水は毎日捨てて新しくしなければなりません。余っているからといって継ぎ足して使っていると、水道水の塩素が薄まり消毒効果が落ち、ぬめりが出てくる。

くさ子 でも、面倒なんで足しちゃいますね。

戸井田 メンテナンスフリーでとことん衛生的にしたいなら、気化式のダイソン「加湿空気清浄機」8万円代! タンクに強力なUV-Cライトが付いており、水に直接照射して除菌。加湿フィルターには銀をより合わせた糸が織り込まれていて細菌の増殖を防ぎます。また、加湿フィルターの「洗浄機能」を搭載。給水タンクに加湿フィルターとクエン酸を入れてボタンを押すと、自動でフィルター洗浄をしてくれます。ほったらかし洗浄ができるのは、業界初ですね。かなり大きいけど。

ケチ美 8万円超え(笑)!

くさ子 高いけど、メンテナンスが限りなく手間が少なくなっているのは理想的だなあ。

戸井田 以上のように、加湿器はどのタイプもフィルターのメンテナンスが定期的に必要です。さらに、フィルターはシーズン終わりに洗ったあと、少しでも水分が残っていると梅雨や夏の間にカビが生えます。それをそのまま次のシーズン使うと菌をばらまくことになるので要注意です。こうしたことを踏まえて、あとはアロマ付きやデザインのお好みで選ぶといいいと思います。

ケチ美 デザインは一番最後。加湿器は衛生、安全が何より大切ということですね。

――次回は布団乾燥機の選び方を教えてもらいます! 

戸井田園子(といだ・そのこ)
家電コーディネーター。All about家電ガイド。大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。現在は、雑誌・新聞・テレビなどで活躍中。夫と息子の3人暮らし。

牛角、「1万1,000円で1カ月食べ放題」はサブスク炎上商法か否か? 担当者に聞く

「わざわざ調べるほどじゃないけど、なんか気になる」「知らなくても損しないけど、どうせなら覚えておきたい」……日常にあふれる“素朴なギモン”、ズバッと聞いてきました!

 2020年の年明け、焼肉チェーン「牛角」が展開するサブスクリプション「11,000円で1カ月食べ放題PASS」が、ネット上で大きな話題となった。事の発端は1月5日、とあるTwitterユーザーが「食べ放題PASS」について「衝撃的過ぎた」とのコメントをつけて紹介したこと。通常の食べ放題メニューだと、「牛角コース」が1人3,480円(税別)なのだが、「食べ放題PASS」は指定の3店舗のみで実施という条件はあるものの、“1カ月間”食べ放題で1万1,000円(税別)。単純に考えれば、3日程度で元が取れる計算だ。

 このお得情報はSNS上で瞬く間に拡散され、「牛角に毎日行けば、1カ月の食費が1万で済むぞ!」「これ、最高すぎん!? うまく使えば健康的かつ食費がかなり浮くのでは」「こんなに安くて大丈夫なの!? うれしいけど心配になる(笑)」など、あまりの安さに大興奮するネットユーザーが続出。こうした声が牛角にも届いたのか、1月6日には公式Twitterアカウントも高揚を隠しきれない様子で「牛角3店舗で実施しているサブスクが #トレンド入りしているッ」とツイートしていた。

 同日には、ネットニュース等で「食べ放題PASS」が取り上げられ、牛角を運営するレインズインターナショナルによれば、「食べ放題PASS」は「昨年11月29日から実施」しているものの、開始当初は「利用者に届かなかった」とのこと。「今後は全店舗にサービス拡大していけたら」との展望を語っていた、のだが……。

 翌7日、同社が「食べ放題PASS」について「牛角『焼肉食べ放題PASS(11,000円)』販売終了のお知らせ」というリリースを発表。これによると、「多くのお客様から反響をいただき予約で連日お席が埋まりご来店いただけない状態」になっているといい、新規で「食べ放題PASS」を購入することができなくなった上、2月以降の更新も「停止させていただく予定」としたのだ。なお、「食べ放題PASS」購入済みの客への対策として、当初3店舗だった利用可能店舗を48店舗に拡大している。

 正直言って、こうなることは初めから予想できたような気がしないでもない。「食べ放題PASS」が実質終了すると聞き、ネットユーザーは「結局、牛角のは炎上商法だったのかよ。最悪だな」「炎上で話題作らないとやっていけないなんて、牛角もいよいよ経営がヤバいのかな?」と、手のひら返しの状態だった。しかし、「食べ放題PASS」自体は昨年11月29日から始まっていたというし、「炎上商法」と決めつけていいのか疑問だ。念のため、直接聞いてみた。

牛角さん、1カ月1万1,000円のサブスク「食べ放題PASS」って炎上商法だったんですか?

レインズインターナショナル広報担当者 「11,000円で1カ月食べ放題PASS」に関しては、決して炎上商法が目的ではございません。お客様にとって焼肉が身近になり、より多く牛角に足を運んで頂くための試験施策として導入いたしました。本件、3店舗での試験導入で販売は終了させて頂きましたので、以上をもって回答とさせて頂ければ幸いです。他情報に関しては、牛角公式ホームページに掲載しているものがすべてでございます。

 おお、キッパリ否定! まあ、「炎上商法でした、ごめんね!」と答えるハズもないのだが……。牛角側としては「“意図せず”ネット上で拡散された」と言いたいところなのだろう。同社の落ち度といえば、潜在的“牛角ファン”の多さを見誤ったことなのかもしれない。

★★★★★日常の“素朴なギモン”を大募集!★★★★★

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牛角、「1万1,000円で1カ月食べ放題」はサブスク炎上商法か否か? 担当者に聞く

「わざわざ調べるほどじゃないけど、なんか気になる」「知らなくても損しないけど、どうせなら覚えておきたい」……日常にあふれる“素朴なギモン”、ズバッと聞いてきました!

 2020年の年明け、焼肉チェーン「牛角」が展開するサブスクリプション「11,000円で1カ月食べ放題PASS」が、ネット上で大きな話題となった。事の発端は1月5日、とあるTwitterユーザーが「食べ放題PASS」について「衝撃的過ぎた」とのコメントをつけて紹介したこと。通常の食べ放題メニューだと、「牛角コース」が1人3,480円(税別)なのだが、「食べ放題PASS」は指定の3店舗のみで実施という条件はあるものの、“1カ月間”食べ放題で1万1,000円(税別)。単純に考えれば、3日程度で元が取れる計算だ。

 このお得情報はSNS上で瞬く間に拡散され、「牛角に毎日行けば、1カ月の食費が1万で済むぞ!」「これ、最高すぎん!? うまく使えば健康的かつ食費がかなり浮くのでは」「こんなに安くて大丈夫なの!? うれしいけど心配になる(笑)」など、あまりの安さに大興奮するネットユーザーが続出。こうした声が牛角にも届いたのか、1月6日には公式Twitterアカウントも高揚を隠しきれない様子で「牛角3店舗で実施しているサブスクが #トレンド入りしているッ」とツイートしていた。

 同日には、ネットニュース等で「食べ放題PASS」が取り上げられ、牛角を運営するレインズインターナショナルによれば、「食べ放題PASS」は「昨年11月29日から実施」しているものの、開始当初は「利用者に届かなかった」とのこと。「今後は全店舗にサービス拡大していけたら」との展望を語っていた、のだが……。

 翌7日、同社が「食べ放題PASS」について「牛角『焼肉食べ放題PASS(11,000円)』販売終了のお知らせ」というリリースを発表。これによると、「多くのお客様から反響をいただき予約で連日お席が埋まりご来店いただけない状態」になっているといい、新規で「食べ放題PASS」を購入することができなくなった上、2月以降の更新も「停止させていただく予定」としたのだ。なお、「食べ放題PASS」購入済みの客への対策として、当初3店舗だった利用可能店舗を48店舗に拡大している。

 正直言って、こうなることは初めから予想できたような気がしないでもない。「食べ放題PASS」が実質終了すると聞き、ネットユーザーは「結局、牛角のは炎上商法だったのかよ。最悪だな」「炎上で話題作らないとやっていけないなんて、牛角もいよいよ経営がヤバいのかな?」と、手のひら返しの状態だった。しかし、「食べ放題PASS」自体は昨年11月29日から始まっていたというし、「炎上商法」と決めつけていいのか疑問だ。念のため、直接聞いてみた。

牛角さん、1カ月1万1,000円のサブスク「食べ放題PASS」って炎上商法だったんですか?

レインズインターナショナル広報担当者 「11,000円で1カ月食べ放題PASS」に関しては、決して炎上商法が目的ではございません。お客様にとって焼肉が身近になり、より多く牛角に足を運んで頂くための試験施策として導入いたしました。本件、3店舗での試験導入で販売は終了させて頂きましたので、以上をもって回答とさせて頂ければ幸いです。他情報に関しては、牛角公式ホームページに掲載しているものがすべてでございます。

 おお、キッパリ否定! まあ、「炎上商法でした、ごめんね!」と答えるハズもないのだが……。牛角側としては「“意図せず”ネット上で拡散された」と言いたいところなのだろう。同社の落ち度といえば、潜在的“牛角ファン”の多さを見誤ったことなのかもしれない。

★★★★★日常の“素朴なギモン”を大募集!★★★★★

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山口真帆、『シロクロ』の演技力に賛否! 「飛び道具的」出演で女優業の評価は?

 1月期の連続ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)の初回が1月12日に放送され、平均視聴率が9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。横浜流星と清野菜名のダブル主演作で、一時期は不調に苦しんだ「日曜ドラマ枠」も好調の兆しが見えているが、初回はゲスト出演した元NGT48・山口真帆に注目が集まっていた。

 昨年5月、山口は大手芸能プロダクション・研音に移籍。多数の有名俳優・女優を抱える同プロだけに、演技の仕事が舞い込むものとみられていた。

「所属から約半年後に『シロクロ』への出演が決定したのですが、当初から演技力や滑舌を不安視されていました。放送後には、視聴者の間でも賛否が出ている様子です。もともと、山口は演技や歌唱力で売っていたわけではないことから、『及第点』という声から『1人だけものすごく浮いていた』という意見も出ています」(芸能ライター)

 同作で山口が演じたのは、IT会社でパワハラとセクハラに苦しむOL役だった。これについても、業界内からこんな声が聞こえている。

「記念すべきドラマ出演にしては、少々飛び道具的な演出となっていました。『社長のハラスメントを受けていた』という設定も、NGT騒動をほうふつとさせるもので、正統派の役どころとは言い難い。研音が本腰を入れていれば、先輩である唐沢寿明が主演した昨年7月期の『ボイス 110緊急指令室』や、天海祐希主演の1月期ドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(ともに日本テレビ系)へのバーター出演も可能だったはずです」(芸能プロ関係者)

 『シロクロ』出演の横浜はスターダストプロモーション、清野もステッカーの所属で、ほかの共演者には現状、研音所属タレントはいないという。

「一部週刊誌によれば、山口は役者のマネジメントチームではなく、音楽班の預かりとなっているということでした。今回の出演は、後者の関係者が決めたのかもしれませんね」(同)

 山口の次回作が決まった際には、演技面と同じく、共演者や役どころにも注目していきたい。

山口真帆、『シロクロ』の演技力に賛否! 「飛び道具的」出演で女優業の評価は?

 1月期の連続ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)の初回が1月12日に放送され、平均視聴率が9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。横浜流星と清野菜名のダブル主演作で、一時期は不調に苦しんだ「日曜ドラマ枠」も好調の兆しが見えているが、初回はゲスト出演した元NGT48・山口真帆に注目が集まっていた。

 昨年5月、山口は大手芸能プロダクション・研音に移籍。多数の有名俳優・女優を抱える同プロだけに、演技の仕事が舞い込むものとみられていた。

「所属から約半年後に『シロクロ』への出演が決定したのですが、当初から演技力や滑舌を不安視されていました。放送後には、視聴者の間でも賛否が出ている様子です。もともと、山口は演技や歌唱力で売っていたわけではないことから、『及第点』という声から『1人だけものすごく浮いていた』という意見も出ています」(芸能ライター)

 同作で山口が演じたのは、IT会社でパワハラとセクハラに苦しむOL役だった。これについても、業界内からこんな声が聞こえている。

「記念すべきドラマ出演にしては、少々飛び道具的な演出となっていました。『社長のハラスメントを受けていた』という設定も、NGT騒動をほうふつとさせるもので、正統派の役どころとは言い難い。研音が本腰を入れていれば、先輩である唐沢寿明が主演した昨年7月期の『ボイス 110緊急指令室』や、天海祐希主演の1月期ドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(ともに日本テレビ系)へのバーター出演も可能だったはずです」(芸能プロ関係者)

 『シロクロ』出演の横浜はスターダストプロモーション、清野もステッカーの所属で、ほかの共演者には現状、研音所属タレントはいないという。

「一部週刊誌によれば、山口は役者のマネジメントチームではなく、音楽班の預かりとなっているということでした。今回の出演は、後者の関係者が決めたのかもしれませんね」(同)

 山口の次回作が決まった際には、演技面と同じく、共演者や役どころにも注目していきたい。

グウィネス・パルトロー、問題作「私のアソコと同じ匂い」キャンドルを発売!

 日本ではエレガントなハリウッド女優といったイメージの強いグウィネス・パルトロー。しかし彼女、実は下ネタが大好きなことでも知られている。

 彼女が運営している“意識高い系”のライフスタイルサイト「goop」では、以前からバイブレーターやSMボンデージ・グッズなど、セックス関連商品を積極的に販売。またセックスについてのトピックを発信しており、グウィネスと精神分析学者が対談して、大真面目にアナルセックスの素晴らしさを説いたことも。2018年には「膣に入れておくと感度が増し、性的エネルギーが高まるだけでなく、ホルモンバランスも整い、生理不順が改善され、尿漏れ防止にもなる」とうたった「jade eggs(卵形のヒスイ)」なる商品が「効果が科学的に立証されていない」として、カリフォルニア州から14万5,000ドル(約1,600万円)の罰金を命じられている。

 そんな「goop」で販売された“下ネタ”新商品がいま、ネット上を騒然とさせている。

 話題の新商品はゼラニウム、ベルガモット、ヒマラヤスギ、ロサ・ダマスケナ、アンブレットを調合した、「おもしろくて、ゴージャスでセクシーで美しい香り」と説明されたアロマキャンドル。では何が下ネタなのかというと、その商品名。なんと「This Smells Like My Vagina(私のアソコと同じ匂い)」と称して売り出されているのである。

 米カルチャーサイト「ComicBook.com」によると、調香師ダグラス・リトルと共に新商品を開発していたグウィネスが、「う~ん、私のアソコと同じ匂いだわ~」と思わず口走った香りの開発を続けたところ、「おもしろくて、ゴージャスでセクシーで美しい、予想外の香り」へと進化し、グウィネスの感想をそのまま名付けて商品化することに。

 グウィネスは、ダグラスと共に開発した香水、フレグランス、キャンドルを多数「goop」で販売しているが、「FLオルガズム」「めしべの鞭打ち」など、セクシュアルな行為を連想させる商品名ばかり。パッケージも性的なイメージのものが多い。それを考慮すると「私のアソコと同じ匂い」は、満を持して付けられた商品名だともいえるだろう。

 米ニュースサイト「TooFab」は、「goop」が試験販売をしたところ数時間で完売となったため、1月10日から本格的に売り出したと報道。約300gのキャンドルが75ドル(約8,200円)と決して安くない値段だが、こちらも飛ぶように売れ、現在ソールドアウトとなっている。

 「私のアソコと同じ匂い」というインパクトがある商品名にネット上は大盛り上がり。米大型電子掲示板「Reddit」では、「このキャンドルを部屋でたいたら、“グウィネスとヤッた!?”と思われるのか」「彼女、膣スチーム愛好家で『goop』でも推奨してたよね。どんなにおいなんだろう……」といった書き込みが殺到している。

 「goop」といえば、「かんしゃくを起こした子どものオーラに吹きかけると落ち着きを取り戻す」と銘打ったミスト(ちなみに「オーラがどのあたりにあるか正確にわからない場合は、子どもの周りに全体的に振りかけてください」との注意書きアリ)や、「更年期障害の症状を軽減する」と説明が添えられたサプリなど、怪しげな商品も少なくない。24日から日米Netflixで配信されるドキュメンタリー・シリーズ『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』(全6話)の予告が6日にYouTubeで公開されたのだが、高評価は1,500程度で、低評価は1万3,000以上。コメント欄も「詐欺まがいのサイトをなぜ宣伝するの?」「裕福層をターゲットにしてるから、庶民には無関係」などと荒れに荒れており、「goop」に対する批判の声は多い。

 しかし、体験型イベント「goopサミット」に650ドル~2,000ドル(約7万〜22万円)もの大金を支払って参加する人がいるように、「goop」の信者的なファンは多い。海外進出したポップアップ・ストアも大好評で、今や実店舗も存在する「goop」は総資産額推定2億5,000万ドル(約275億円)の大企業なのである。

 低評価とはいえ、恐らくたくさんの人が視聴するであろう『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』予告編でも、“下ネタ商品”に顔をほころばせるグウィネスが映っていたが、このシリーズで新商品「私のアソコと同じ匂い」アロマキャンドルも紹介されるのだろうか? また、今後「夫のアレと同じ匂い」なるスピンオフ商品が出てくる可能性はあるのだろうか? 興味深く見守っていきたい。

グウィネス・パルトロー、問題作「私のアソコと同じ匂い」キャンドルを発売!

 日本ではエレガントなハリウッド女優といったイメージの強いグウィネス・パルトロー。しかし彼女、実は下ネタが大好きなことでも知られている。

 彼女が運営している“意識高い系”のライフスタイルサイト「goop」では、以前からバイブレーターやSMボンデージ・グッズなど、セックス関連商品を積極的に販売。またセックスについてのトピックを発信しており、グウィネスと精神分析学者が対談して、大真面目にアナルセックスの素晴らしさを説いたことも。2018年には「膣に入れておくと感度が増し、性的エネルギーが高まるだけでなく、ホルモンバランスも整い、生理不順が改善され、尿漏れ防止にもなる」とうたった「jade eggs(卵形のヒスイ)」なる商品が「効果が科学的に立証されていない」として、カリフォルニア州から14万5,000ドル(約1,600万円)の罰金を命じられている。

 そんな「goop」で販売された“下ネタ”新商品がいま、ネット上を騒然とさせている。

 話題の新商品はゼラニウム、ベルガモット、ヒマラヤスギ、ロサ・ダマスケナ、アンブレットを調合した、「おもしろくて、ゴージャスでセクシーで美しい香り」と説明されたアロマキャンドル。では何が下ネタなのかというと、その商品名。なんと「This Smells Like My Vagina(私のアソコと同じ匂い)」と称して売り出されているのである。

 米カルチャーサイト「ComicBook.com」によると、調香師ダグラス・リトルと共に新商品を開発していたグウィネスが、「う~ん、私のアソコと同じ匂いだわ~」と思わず口走った香りの開発を続けたところ、「おもしろくて、ゴージャスでセクシーで美しい、予想外の香り」へと進化し、グウィネスの感想をそのまま名付けて商品化することに。

 グウィネスは、ダグラスと共に開発した香水、フレグランス、キャンドルを多数「goop」で販売しているが、「FLオルガズム」「めしべの鞭打ち」など、セクシュアルな行為を連想させる商品名ばかり。パッケージも性的なイメージのものが多い。それを考慮すると「私のアソコと同じ匂い」は、満を持して付けられた商品名だともいえるだろう。

 米ニュースサイト「TooFab」は、「goop」が試験販売をしたところ数時間で完売となったため、1月10日から本格的に売り出したと報道。約300gのキャンドルが75ドル(約8,200円)と決して安くない値段だが、こちらも飛ぶように売れ、現在ソールドアウトとなっている。

 「私のアソコと同じ匂い」というインパクトがある商品名にネット上は大盛り上がり。米大型電子掲示板「Reddit」では、「このキャンドルを部屋でたいたら、“グウィネスとヤッた!?”と思われるのか」「彼女、膣スチーム愛好家で『goop』でも推奨してたよね。どんなにおいなんだろう……」といった書き込みが殺到している。

 「goop」といえば、「かんしゃくを起こした子どものオーラに吹きかけると落ち着きを取り戻す」と銘打ったミスト(ちなみに「オーラがどのあたりにあるか正確にわからない場合は、子どもの周りに全体的に振りかけてください」との注意書きアリ)や、「更年期障害の症状を軽減する」と説明が添えられたサプリなど、怪しげな商品も少なくない。24日から日米Netflixで配信されるドキュメンタリー・シリーズ『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』(全6話)の予告が6日にYouTubeで公開されたのだが、高評価は1,500程度で、低評価は1万3,000以上。コメント欄も「詐欺まがいのサイトをなぜ宣伝するの?」「裕福層をターゲットにしてるから、庶民には無関係」などと荒れに荒れており、「goop」に対する批判の声は多い。

 しかし、体験型イベント「goopサミット」に650ドル~2,000ドル(約7万〜22万円)もの大金を支払って参加する人がいるように、「goop」の信者的なファンは多い。海外進出したポップアップ・ストアも大好評で、今や実店舗も存在する「goop」は総資産額推定2億5,000万ドル(約275億円)の大企業なのである。

 低評価とはいえ、恐らくたくさんの人が視聴するであろう『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』予告編でも、“下ネタ商品”に顔をほころばせるグウィネスが映っていたが、このシリーズで新商品「私のアソコと同じ匂い」アロマキャンドルも紹介されるのだろうか? また、今後「夫のアレと同じ匂い」なるスピンオフ商品が出てくる可能性はあるのだろうか? 興味深く見守っていきたい。

Hey!Say!JUMP・伊野尾慧、中島裕翔と一触即発!? 「ちょ、待てよ!」と責め立てたワケ

 Hey!Say!JUMPの冠番組『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系、1月11日放送)に、中島裕翔、有岡大貴、伊野尾慧が登場し「50音全部食べ尽くせ!」企画が行われた。

 「あ」〜「ん」の50音が書かれたパネルを持ってさまざまな飲食店をめぐり、食べたメニュー名に含まれる文字で、50音すべて埋めればロケが終了するこの企画。ただし、「濁点・半濁点・小文字は含まれない」「食べられるメニューの数は3つまでで、毎回くじ引きで決める」といったルールがある。

 今回の舞台は、活気あふれる商店街がある、東京・武蔵小山。まず3人は、「文字数を稼ぐために、メニュー名が長いイタリアンレストランやフレンチレストランを探す」「『わ』『を』『ん』がついたメニューを意識的に探す」という作戦を立てる。

 さっそく、有岡が商店街の中にあった韓国料理屋で「カンジャンケジャン」を発見。探していた「ん」が入っている上に、文字数をたくさん稼げそうなメニューに見えたが、濁点と小文字を除くと「か」「ん」「け」の3文字しか埋めれないと伊野尾が冷静に判断し、一旦その場をスルー。

 その後、イタリアンレストランを見つけ、10文字以上の長いメニュー名がたくさんあることに、テンションが上がる3人。ここで3品食べると相当文字数が稼げると目論み、中島が点数を決めるくじを引くも、なんと1品しか食べられないという結果に。これに伊野尾が「ちょ、待てよ! こんだけ宝がいっぱいあっても、1個しか食べられないの!?」と中島を責めると、中島も「だったら引けばよかったじゃねーのかよ!」と荒い口調で応戦し、一触即発の状態に。

 さらに、メニュー名に「を」が入った「自家製セミドライトマト“を”使ったカプレーゼ」を注文したものの、店側の準備が間に合っていないと言われ、別の食材を組み合わせて新メニューを作ってもらうことに。すると、「トマトとフルーツのカプレーゼ仕立て」というメニューが登場し、「を」がすっかり消滅。3人はあぜんとし、伊野尾は「ふざけんなよ……」とポツリ。結局、欲しかった「を」は獲得できず、10文字を埋めるだけとなった。

 その後も、焼き鳥屋、中国料理屋、洋菓子店などさまざまな店へ行き、着々と文字を減らした結果、スタートから3時間で残り8文字に。そんな中で入ったイタリアンレストランにて、「を」が使われたメニュー「詰め物をした仔羊のロースト」を見つけ、3人は大興奮。実はこの店、1軒目に訪れたイタリアンレストランの姉妹店だそうで、伊野尾は「まさか1店舗目で拾えなかった『を』を姉妹店で拾うとは……!」と、感動の表情を浮かべていた。

 残りは「へ」「け」の2文字だけとなったところで、3人は冒頭で見た「カンジャンケジャン」を思い出し、韓国料理屋へと戻る。そこで奇跡的に「ヘムルタン」という海鮮鍋を見つけ、無事50音をすべて食べ尽くすことに成功した。

 この放送にネット上では、「今回の『50音全部食べ尽くせ!』は頭脳戦だったな~。めっちゃ面白かった!」「ドラマチックな展開すぎて、思わず感動しちゃった(笑)」「3人のわちゃわちゃしてる感じが最高にかわいい~!」といったコメントが寄せられた。

ジブリ『耳をすませば』実写化に「夢が壊れる」! 清野菜名と松坂桃李のダブル主演にも不満続出

 1995年に、スタジオジブリでアニメ映画化された『耳をすませば』が、清野菜名と松坂桃李のダブル主演により実写化されると、1月14日に発表された。これを受け、ネット上では「やめて!」「いらないことしないで」と悲鳴が上がっている。

 『耳をすませば』は、柊あおいの同名少女漫画(集英社)が原作となっており、アニメ映画版は、読書好きの中学生・月島雫とヴァイオリン職人を目指す天沢聖司が、将来に悩みつつも淡い恋心を募らせ、将来結婚することを約束するという青春ストーリーとなっている。

「今回の実写化は映画として公開されるそうで、『耳すま』の10年後がオリジナルストーリーとして描かれるといいます。24歳になり、出版社で児童小説の編集者になった雫を清野、海外で暮らす聖司を松坂が演じるとのこと」(芸能ライター)

 制作されてから25年たった今でも愛されている『耳をすませば』の実写化とあって、注目度は高いものの、ネットユーザーの間では「こんなの求めてない」「夢が壊れる」と批判が上がっている。

「アニメ映画版では、結婚の約束をした2人がその後どうなったかまでは描かれておらず、その後のストーリーは観客の想像に委ねられていました。それだけにネット上では『その後の2人がどうなったかわからないからよかったのに!』『イメージを崩さないで』『安易に10年後の世界を描いて、名作に傷をつけるようなことするな』『実写化なんか見たくなし、その後の話も知りたくない』と怒りの声が多く見受けられます」(同)

 一方で、ダブル主演を務める2人に対しても不満の声が噴出している。

「アニメ映画版の聖司の声は、当時14歳だった高橋一生が務めていることは有名な話。そのため、『どうせなら松坂じゃなくて高橋で見たかった』という声が聞こえてきています。また、雫を演じる清野は、1月12日にスタートした横浜流星とのダブル主演ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)での演技力が『棒演技すぎる』と不評を買っているため、『よりによって清野とか』『もっと演技力のある人がよかった』との声も散見されました」(同)

 一部ネット上では「楽しみ」という声も上がっているものの、アニメ映画版のファンからは苦々しい声が漏れてくる現状。そういったファンをも納得させられるようなストーリーになるのか、期待したいものだ。

なぜ人は「エセ科学」にハマるのか? マイナスイオンへの“無批判”が孕む危険[朱野帰子インタビュー]

 小説『科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました』(文藝春秋、『賢者の石、売ります』から改題)について、ネット上で興奮の声が次々と上がっている。「エセ科学ネタがたっぷり詰め込まれてて、面白かった」「パワーストーン、自然分娩・母乳育児周辺、がん代替医療と全部盛り。物語の構成がすごい」など、エセ科学やトンデモ科学に引っかかりを覚えたことのある人々から、絶賛を浴びているのだ。

 科学ファンの賢児は、仕事でエセ科学の美容家電を扱うことになり、家でもパワーストーンや代替医療に傾倒する母や姉に囲まれる。それらを正論で否定し続ける賢児は、職場や家族から疎まれていくが、次第に賢児の「科学」を信じる心にも変化が訪れる――。そんな物語を執筆したのは、ドラマ化されて話題になった『わたし、定時で帰ります。』(新潮社)などの作品で知られる朱野帰子氏。なぜ、人はエセ科学にハマってしまうのか? エセ科学の「生温かさ」とは? 朱野氏に話を聞いた。

――『科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました』。理系の研究者方面からの反響も大きいようですね。科学界をテーマにした小説とあって、理系と文系を股にかけたような作品です。

朱野帰子氏(以下、朱野) 私自身は超文系なので、股にはかけてないです(笑)。でも小さい頃から、うっすら“科学好き”ではありました。『NHKスペシャルシリーズ 人体』を録画して見たり。中学の理科の先生がすごく面白い方だったので、理系に進みたいと思ったこともあったんですが、数学の成績は下から数えた方が早いという感じで。ちょうど『動物のお医者さん』(白泉社)もはやっていて、微生物を培養する人になりたいと思ったんですけどね。職業としてやっていけるだけの得意分野ではないな、と思ったので、書く方に行ったんです。

 2000年代の後半、私が20代最後の頃に小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星のサンプル採取に成功したり、中川翔子さんが「しんかい6500」で深海に潜ったりして、科学ブームが起きました。一般人も科学に親しみを持てるニュースも増えて、そのあたりから私の科学を好きな気持ちも再燃しました。

――今回、エセ科学をテーマにしたきっかけは?

朱野 「エセ科学の話を書きませんか」というお話をいただきまして。科学に詳しい人がエセ科学をばったばったと斬っていくような話を想定されてるんだろうな、と思ったんですけど、自分は理系ではないし、会社員時代にはエセ科学商品に関わったことがありますし。

 出版社だって、怪しい健康記事や、エセではないにしても気休めにしかならない健康本を出していますよね。血液型占いも広義な意味でのエセ科学。エセ科学商品を売ることに加担せずに生きていけるのは科学者くらいじゃないでしょうか。だから白が黒を一方的にやっつける物語ではなくてその境界に生きている人たちを書きたかった。エセ科学にハマってしまう人たちと生きていかなければならなかったり、科学者自身もエセ科学に騙されることがあったりという、あるがままの世界を。

――科学者や科学ファンが騙されたケースとして、本書にSTAP細胞の一件が出てきます。

朱野 一般の人にとっては、STAP細胞に強い興味も持たないまま「科学者も騙されるんだな」という印象とともにあの騒動は終わったんだと思います。でも、科学ファンの私はかなりのショックを受けました。莫大な税金を使って研究している研究者たちから「論文不正なんていっぱいある」「なんであの事件だけマスコミは取りあげるんだ」という発言が出たり、「いちいち関わっていたら研究する時間がなくなっちゃうよ」という意見が出たりするのを見てしまったから。

 理化学研究所は科学界最高峰の機関です。にもかかわらず、不祥事へのリスクマネジメント体制が全くできていなかったことにも驚きました。研究者の性別を前面に押し出すこと自体、一般企業に勤める人たちの目には、危なっかしく映ったことと思います。あの事件によって日本における「科学者の権威」は失墜したように思います。それが、今のエセ科学ブームにつながっているとは単純には言えませんが。

――マーケティング会社では、美容系商材を扱っていた経歴があるそうですが、美容商材を売る上で、女性の心をつかむような戦略はありましたか?

朱野 あります。美容雑誌などで目にするのは“恐怖マーケティング”です。「私の後ろ姿が母に似てきた」ってキャッチフレーズで脅しておいて「加齢のせいだ」と原因を示し、「こういうことをすれば防げる」と救いの手を差し出す。「※個人の感想です」を加えることもある。エセ科学をつくるのは簡単です。でも、それって自己啓発系の記事でもよくやる手法だし、小説でもできてしまう。作り手がどこまでやるかの倫理的な問題もある。

 私が担当していたのは大企業の商品でした。法の監視下にあるので、「ない効果」を「ある」とは言えない。だから厳密にエセ科学商品と言えるかというと、違うかもしれない。でも中小企業は大企業の商品をまねる戦略に出ます。彼らは違法な表現も厭わない。「これを飲めば痩せる」とか。嘘だとわかっていて買う消費者もいるでしょう。

――騙されてるかもしれないけど、もしかしたら効くかもといった期待や興奮にお金を出す側面があるのかもしれません。

朱野 パワーストーンだって心の底から「絶対に幸せになれる」と思って買う人は少数だと思います。神社のお守りと一緒で気休めだとわかっているけど、エンタメとして消費をしたい人もいる。そうやって売る側と買う側のリテラシーがマッチしていれば害はないと思うんです。ただ、売る側も買う側も効果を信じ込んでしまっているパターンもある。

 マイナスイオンという物質についても、存在するかどうかをそこまで真剣に考えている人ってほとんどいないと思います。ドライヤーとしての性能を総合した結果、髪がきれいになればよいと思っている消費者がほとんどではないでしょうか。ただ、そういうものを無批判に受け入れていった先に、家族の病気や出産などで直面した「不安」に漬け込んで、お金を払わせたり、治療を遅らせたりするような商品と出会ってしまうことはあると思うんです。

――エセ科学を使った商法は、どれだけ批判されてもなくなりませんよね。

朱野 私は科学を信じる側の人間なので認めたくないですが、エセ科学的なものが心身の痛みを和らげてくれることもありますよね。病気になったときに「生存確率は50%です」と言われて、それを受け入れられる人がどれだけいるか。「このパワーストーンを持っていれば大丈夫」と言われた方が救われることもある。エセ科学は必ずしも害悪ではない。エセ科学が全くない世界は、それはそれで息苦しいし、救いがないですよね。

――本書では母乳信仰、自然分娩信仰というテーマにも触れています。それについて「生温かい科学」と書いていますね。

朱野 エセ科学側の人たちって現実を受け入れられない気持ちに寄り添ってくれたり、希望を持たせてくれたりする。だから優しい世界に一見見えるんです。それに対して科学はすごく「冷たい」。出産に不安を抱えて、我が子だけは助かってほしいと願う親に、「この確率で流産します」と宣告するのが科学です。

――女性の方がエセ科学に興味を持ちやすいんでしょうか?

朱野 女性は美容好きが多いので、早めにエセ科学に触れるかもしれません。妊娠出産に対する関心が高いこともあるでしょう。子どもに予防接種する・しない、などの決断を迫られるのも大体の場合、母親です。科学とエセ科学の境界に向き合わされる場面が多いんだと思います。男性は60代くらいまで老いを感じない人がいると聞いたことがありますが、老いを感じてから先は、女性よりもハマる人が多い印象があります。

――エセ科学にお金を出す人を、賢児は「未開人」と言っています。「それはデタラメだ」と言っても通じない。

朱野 エセ科学そのものを叩いても意味がないと思っています。なぜその人がエセ科学を信じるに至ったかという“ストーリー”に向き合わなければ、根本的解決はできないと思います。一人ひとり違うから大変ですけど。手っ取り早く論破したくなりますが、やればやるほど向こうを向かれてしまう。寄り添ってくれる人の方がいいに決まってます。

 この小説を書き始めた頃に、エセ科学を論破する本を何冊か読みました。中には「理系の頭のいい男性が文系の無知な女性を救う」という構図をとっているものがあって、嫌な気持ちになったこともあります。なぜかというと私も同じ構図で家族に説教することがあるから。私は女性ですが、「賢い私が教える」モードになることはあります。水素水がスーパーマーケットで出されていたりするのを見ても、「この未開人どもが」とスイッチがつい入ってしまう。

――論理的に諭すほど、エセ科学にハマっている人はそっちに向かってしまう。難しいですね。

朱野 うちの祖母は生前「いいことをしていればガンにならない」と言っていたそうです。「なんて非科学的なんだ、悪いことをしたからガンになるわけじゃない」と言いたくなりますが、祖母は戦争中、目の前で夫と幼い子を亡くしています。壮絶な体験を経て、大事な人が再び死ぬのではないかという恐怖から逃れるために「いいことをしていれば……」と言っていたのかもしれない。それに対して「非科学的だ」という言葉はあまりにも冷たい。

科学を尊敬しているからエセ科学にハマる

――エセか否か見極められないのは、学校教育との関係もありそうです。学校で、賢児の姉が光合成について質問すると、「説明してもお前になんかわからない。それよりスカートが短すぎる」と取り合ってもらえない描写がリアルでした。

朱野 勉強嫌いな子だって、どんなに学力が低い子だって、理科のすばらしさを知る権利ってあると思うんです。「なんで光合成ってあるんだろう」「葉緑体って何?」「それは生き物なのか? 細胞なのか? 無機物なのか? 何なんだろう?」という好奇心を持ったとしても「そんなのはいいから、覚えなさい」って言われるのが学校教育ですよね。でも多くの人の心の底には科学への憧れや興味が残っているはずなんです。だから科学的な文句に惹かれてしまう。科学に興味がない人はエセ科学にも興味を持ちません。

――朱野さんは、この商品や情報は怪しいと思ったとき、どのようにジャッジしていますか。

朱野 私の場合は、Twitterでフォローしている人がエセ科学と戦っていたり、科学機関に属していたりするケースが多いです。こういうエセ科学がはやっている、という情報が頻繁に回ってきます。科学が好きな人たちの近くにいるっていうのは、対策のひとつとしてあると思います。それから、自分と正反対の意見にも頑張って耳を傾けること。
また、大好きな科学者の研究発表であったとしても、疑ってみること。国民はスポンサーですから、「これお金いくらかかったんだ?」「不正はしていないかな?」とチェックする権利もあると思います。エセ科学との戦いは冷たくて厳しいんです。

朱野帰子(あけの・かえるこ)
1979年、東京生まれ。マーケティング会社に7年勤務した後、09年に『マタタビ潔子の猫魂』(KADOKAWA)でデビュー。ドラマ化された『海に降る』(幻冬舎)『わたし、定時に帰ります。』(新潮社)ほか、『くらやみガールズトーク』(KADOKAWA)など多数。