Snow Man・渡辺が少年忍者に“奮闘”、HiHi Jetsは“お色気”サムネが波紋?【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、1月2日~8日公開の動画をチェックします!

少年忍者、逸材登場の自己紹介は必見!

 8日の動画は「少年忍者【自己PR】Snow Manに名前を覚えてもらえ!」(再生回数は10日時点で42万台)。前任のSnow Manメンバーも出演し、新たに「Jr.チャンネル」の仲間入りを果たした少年忍者の「自己PR」がメインの回となっている。進行役は、Snow Man加入前に少年忍者の一員だったラウールが担当し、まずは「動画作りで大事なポイント」の話に。佐久間大介が「心から楽しむこと」と答えた瞬間、ラウールは「はい、違います。違います」と即否定。向井康二、深澤辰哉のコメントに対してもクールにかわしており、約1年前の初々しさからは想像できないほど、ラウールの成長ぶりが垣間見える一幕でもあった。

 一方、ラウールいわく、実際の正解は「人に覚えてもらうこと」だといい、今回は「自己PRバトル!! 渡辺翔太にフルネーム覚えてもらうまで出演できません!」と題した企画を行うという。メンバーそれぞれが30秒ずつ自己紹介し、22人分が終わった後、渡辺がフルネームを答えられれば、次回も出演できるとのこと。重要な役目を任された渡辺は「俺の責任ヤバくない?」と困惑していた。確かになぜ渡辺が選ばれたのかは疑問ながら(覚えられなさそうだから?)、テーマ自体は少年忍者に詳しくない視聴者に向けた良心的な企画であり、スタートにピッタリだ。

 重圧がのしかかる中で、渡辺は「YouTubeは、ホントにみんなが思っている以上に楽しいし、覚えてもらう機会がスゴく大きいから。本当に全員に出てもらいたいから、俺は全力で」と後輩のために奮起を約束。自己紹介タイム前には少年忍者の緊張が伝わってきたのか、「俺に(アピール)っていうより、カメラ越しの、見てる視聴者の人にも覚えてもらえるっていうことは大事かもしれないんで。とにかく気にせず、楽しむことが一番だと思うんで、僕も頑張ります!」と、温かい言葉をかけてあげていた(優しい)。

 渡辺自身、もともと名前を知っている子も多いと思われるが、こうも人数が多いと、もはや“どれだけ印象付けられるか”のオーディション制だ。しかし、トップバッターの内村颯太はいきなり「うちむら しょうたです!」と、肝心の名前を間違える始末(翔太に引っ張られた?)。以降の川崎皇輝、北川拓実らも名前の連呼や特技披露(アクロバットや歌)など、積極的に自分の長所を売り込んでいく。後輩思いなお兄ちゃんたち(Snow Man)は、随所で「特技とかないの?」(佐久間)「歌っちゃえ!」「そして名前を言う!」(深澤辰哉)と、フォローを入れていた。

 元気いっぱいの元木湧は、脇を締める動作をしながら「元木ワクワク!」と名前を強調(掴みはバッチリ)。いきなり上着を脱いでバク転やバク宙を披露した安嶋秀生の番では、渡辺が思わず「ヤバくない?」と、“オネエ”のようなリアクションに。平塚翔馬の特技「高くジャンプ」には、Snow Manも大爆笑したほか、アニメオタクの佐久間は自称「陰キャ(根暗)」の豊田陸人に親近感を抱いていた。そんな中、筆者が個人的に気になったのは、カーキのロングコートが特徴的な深田竜生(17)だ。

 開口一番に「初めてです!」と言い出したかと思えば、「まだ1年経ってます。ジャニーズに入って……」と、おかしな日本語で挨拶。開始5秒もしないうちに、かなりの天然キャラであることは丸わかりだったが、その後も名前の漢字について「深い田んぼに“唐揚げ”に……」と、たどたどしく話していた(おそらく竜田揚げの竜を説明したかった模様)。これを受け、向井らが「覚えやすい」と気を遣ったにもかかわらず、「あ、ありがとうございます。あんま覚えられないっす」と笑顔でサラリ。

 加えて、「特技はありますか?」(深澤)「特技は、特にないです!」(深田)と正直に申告するあたりも好印象だ(素直にすくすく育ってきたことが伝わる)。さらに、終盤に差し掛かったところで「えっと……こっちの歯がちょっとへこんでるのが……これがちょっと気に入って……」とチャームポイントを訴え始め、深澤は「いま言うかー!?」と、ツッコミ。「へこんでるのが深田です」と締めるなど、動画内でも良い意味で周囲をかき回してくれそうな伸びしろを感じた(逸材現る?)。

 また、あこがれの先輩がKing&Prince・岸優太だと話した長瀬結星に対しては、「だよね! 岸に似てるよね!」(深澤)「岸っぽい!」(佐久間)「めっちゃわかる!」(阿部亮平)と、納得の声が続出。田村海琉(13)からは一気に“親目線”で見守るSnow Man。続いて、「田村くんと同じ最年少の小田将聖です。形は汚いですが、特技はバク転です。やってみます」と、バク転からの正座でフィニッシュ。「もういっちょう!」と再びバク転を見せ、「お願いします!」とお辞儀したのだった(最年少にして、礼儀正しい上に言葉遣いも綺麗)。

 18年の入所当時、「坊主の子」としてファンの間で話題になった久保廉は「久保廉です。Snow Manさんと会った時は坊主でした」と、コメント。メンバーも久保は認識しているようで、現場に大きな笑いが起こった。ラストの川崎星輝が名前を連呼している時は、実の兄・皇輝が頷きながら見つめる場面も(15分13秒頃)。こうして各々のPRが終わり、解答タイムへ。ところどころで下の名前が怪しい部分もあったものの、渡辺はなんとか最後まで完遂し、一同大盛り上がり。先輩という立場でも威張らず、名前がすぐに出てこなかった人には、「ごめん」と謝る配慮にも筆者は胸を打たれた。「Jr.チャンネル」スタッフは彼が全問正解できないと思っていたのか、「翔太すげえ!」とのテロップに心の声が表れている。

 晴れて、次回は全員が出演できると決まった少年忍者。メンバーを代表し、織山は「今までのSnow Manさんに負けないように僕たちも頑張りますので、よろしくお願いします!」と、意気込んでいた。

 5日の動画は「HiHi Jets【あけおめ】2020年もHiレベルで行きます!!」。さっそく、猪狩蒼弥が「2019年、意外とさ、振り返ってみるとあっという間だったよね」と切り出すと、高橋優斗は「ポケベル(9月配信)とかもやったりとかもしたし。それこそ、ご飯系の企画っていうのも2019年からなんじゃない?」と、昨年の企画についておさらい。今年やりたいことを問われた猪狩は、「もういい加減、チーターと競争したい」と、長年の夢であるローラースケートVSチーターでの戦いに思いを馳せた。さらには、「はじめしゃちょーさんとスマブラやりたい」「催眠術をかけられたい」(猪狩)「大食い企画」(高橋)「北海道行きたい」(井上瑞稀)といった案も。

 一方、この動画のサムネイルは、猪狩の肩が露わになったセクシーな状態で、高橋&猪狩は妖艶な表情を浮かべている。動画内でも肌の露出を期待してしまったファンが多かったのか、SNSやコメント欄では「HiHi Jets、サムネ詐欺……」「サムネ、全く関係なくて笑った」「本編にはない、お色気サムネがじわじわ笑える」と動画の内容とは整合性のないサムネイルに反応する声が。スタッフやメンバーの狙いがあるのかは定かではないものの、再生回数は10日時点で29万台とあって、「これの再生回数が伸びてるのは絶対にサムネのおかげだよね。サムネって大事(笑)」「HiHi Jetsの再生回数が伸びてるのはサムネのせい?」と、ファンは指摘している。

 そんなHiHi Jetsといえば、プライベートの写真がネット上に流出した一件で、昨年9月上旬より橋本涼&作間龍斗が活動を自粛し、以降は猪狩、井上、高橋の3人体制で奮闘してきた。しかし、年明けに今年から5人での仕事を再開すると発表。1月8日、作間が公式携帯サイト・Johnny's webのグループ連載「伝記」で近況を綴り、ファンを喜ばせた。「Jr.チャンネル」の撮影にはどんな形で戻ってくるのか、今後の展開に注目が集まる。

 3日の動画は「7 MEN 侍 【謹賀新年】あけおめ挨拶が…なぜか不満爆発!?」(再生回数は10日時点で11万台)。こちらも、7 MEN 侍メンバーがYouTubeで取り組みたい企画について、「東京オリンピックにちなんで、得意なスケートボード」(中村嶺亜)「メンバー全員でドライブロケ」(菅田琳寧)「カラオケ」(今野大輝)とそれぞれコメント。そんな中、いつも率先してボケる賑やかしキャラの最年少・佐々木大光が「キャラ変えようかなと思って。かっこいいキャラ(に転身)」と言うものの、「無理だよ」と中村にバッサリ斬り捨てられた。

 続いて、菅田が「克樹は?」と本高に意見を求めると、佐々木が「『フライング』したいって言ってた」と代弁。本人は「フライング!?」と寝耳に水の様子だったものの、その場で佐々木主導の“フライングを疑似体験するミニコント”に発展。しかし、佐々木は「行ってきま~す」と飛び去った本高を完全に無視して「僕はね……」と、しゃべり始めてしまった。結果的に自分がスベったような形になった本高は、戻ってくるなり佐々木に突進。「2人の絡み初めて見た!!」と菅田はつぶやいていた。

 というのも、本高と佐々木といえば、「【メンバーへの想い】本音で語る…キャンプファイヤー!」(昨年11月公開)内で、「俺は……嫌いだった」「普段のプライベートでさえも気まずかった」(佐々木)「っていうか、最初っから違くね? 俺ら」(本高)などと明かした通り、“気まずかった過去”がある2人なのだ。現在はわだかまりが解けたためか、菅田の一言を受け、揃って照れくさそうな笑みを浮かべていた(ちなみにキャンプファイヤーロケの際、菅田は不在だった)。

 一方、SixTONESに代わって「Jr.チャンネル」に加入した8月以降、「【武者修行!!】お題をクリアするまで石段を駆け上がれ!」「侍の食事を体験せよ!」「江戸時代の遊びをやってみた!」「江戸時代のキャンプを体験せよ!」と、“侍”関連のお題に挑戦してきた7 MEN 侍メンバー。佐々木は「あのさぁ、(企画が)侍にちなみ過ぎじゃなかった?」とスタッフへの愚痴をこぼし、「頼みますよ!」と、念押し。「駕籠(かご)」で移動した回に関しても、「あれホントやりたくない」(中村)「めちゃくちゃカットされてるし。3時間をもう10何分に!」(佐々木)と、文句タラタラだった。

 4日にアップされたのは「美 少年【2020あけおめ】今年やりたいこと発表です!」(再生回数は10日時点で15万台)。19年は、8月にアメリカ・ロサンゼルスに行った際の密着動画、人気YouTuber・はじめしゃちょーとコラボレーションするなど、イベントも多かった美 少年。また、チャンネル開設当初は積極的に言葉を発する機会も少なく、置物状態だった金指一世が下半期頃より“キャラ変”し、視聴者をハラハラ・ドキドキさせつつも、楽しませてくれている。今回の動画では、佐藤龍我が「今年も金指くんが覚醒します!」と煽ると、本人は「2020年もYouTube、美 少年で全力で盛り上げま~す! お願いしま~す!」と、宣言した(やや照れ気味)。

 岩崎大昇は今年の目標について、「はじめしゃちょーに(大乱闘スマッシュブラザーズで)リベンジしたい」と話し、浮所飛貴は「6人でどこかに遠出したい」とコメント。8月に18歳になる岩崎は免許を「速攻で取る」といい、「ドライブしようぜ」と、乗っかった。「お泊り企画」(藤井直樹)「ドッキリ仕掛けたいね、みんなに」(佐藤)「1人だけあることが知らされないドッキリ」(金指)と盛り上がったところで、「まぁ、いろいろやりたいこと、みんなあると思いますけど。それが2020年ね、できると……」と、トークの締めに入った岩崎。忘れ去られた那須雄登は、思わず「那須もいるよー」とアピールした上で、「スポーツセンターに行きたい」と要望。

 浮所が「運動神経、誰が一番いいのか選手権とか」と構想を広げるも、ここで岩崎は「まぁまぁ、藤井はないじゃん」と毒づき、「身長制限で、まず門前払いされる可能性ある」とさらに痛烈な一言。岩崎による最年長・藤井イジりに、メンバーは大笑い。確かに160cm台の藤井は美 少年の中でも小柄であり、特にこの日は、スタイル抜群の佐藤と、比較的に背が高い岩崎に挟まれて立っていたため、より身長の低さが目立ってしまっている。個人的には、手を叩いて爆笑する浮所&那須コンビと、なぜか後ろに振り返って笑う佐藤&金指コンビの絶妙なバランスの良さが気になった。

 1月1日配信の少年忍者の「【新年の抱負】これからよろしくお願いします!」に続き、2日~5日にかけてTravis Japan、7 MEN 侍、美 少年、HiHi Jetsによる新年の挨拶動画が4本公開された。いずれも2~3分前後とコンパクトな仕上がりで、2019年の撮影を振り返っているほか、今年の目標などを述べている。  

 「Travis Japan【夢語る】新春のごあいさつ2020」(再生回数は10日時点で37万台)では、まず七五三掛龍也が「一番はTravis Japanで、今年は絶対に(コンサート)ツアーをやりたい」と、グループとしての夢を口に。また、SixTONES&Snow Manの卒業に伴い、Travis Japanが「ジャニーズJr.チャンネル」の年長組になったことで、川島如恵留は「大人っぽい企画とかやってみたくないですか?」と、話を振った。これを受け、松田元太は「誰かメンバーが運転してドライブとか」とリクエスト。これ以外にも「釣り」「ヒグマと対決」(宮近海斗)「川辺でバーベキュー」「サバイバルゲーム」(松倉海斗)「マグロとサバイバル」(中村海人)「メンバーの髪形をセットしたい」(七五三掛)「オリンピック・パラリンピックに関すること」(川島)など、アイデアが次々と飛び出した。

 なお、今回は京都ロケ編やお泊り企画は不参加だった吉澤閑也が復帰しており、「スノーボード」がやりたいと主張。撮影に不在だった理由は明かされていないものの、一部ファンはけがを心配していただけに、今後は無理のない範囲で体を張った企画に挑んでもらいたいものだ。

 コメント欄やネット上では「しーくん、お帰りなさい。2020年も応援してます!」「しーくんがいると安心感がスゴい」「前週の京都のお泊まり企画が最高だったので、次はしーくんも入れて7人でのお泊まりが見たい!」「元太提案のメンバーが運転してのドライブ企画、需要しかない! ぜひお願いします」「ヒグマと対決、マグロとサバイバルは謎」「ヒグマと対決が一番恐ろしい……」と、さまざまな感想が上がっている。

Snow Man・渡辺が少年忍者に“奮闘”、HiHi Jetsは“お色気”サムネが波紋?【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、1月2日~8日公開の動画をチェックします!

少年忍者、逸材登場の自己紹介は必見!

 8日の動画は「少年忍者【自己PR】Snow Manに名前を覚えてもらえ!」(再生回数は10日時点で42万台)。前任のSnow Manメンバーも出演し、新たに「Jr.チャンネル」の仲間入りを果たした少年忍者の「自己PR」がメインの回となっている。進行役は、Snow Man加入前に少年忍者の一員だったラウールが担当し、まずは「動画作りで大事なポイント」の話に。佐久間大介が「心から楽しむこと」と答えた瞬間、ラウールは「はい、違います。違います」と即否定。向井康二、深澤辰哉のコメントに対してもクールにかわしており、約1年前の初々しさからは想像できないほど、ラウールの成長ぶりが垣間見える一幕でもあった。

 一方、ラウールいわく、実際の正解は「人に覚えてもらうこと」だといい、今回は「自己PRバトル!! 渡辺翔太にフルネーム覚えてもらうまで出演できません!」と題した企画を行うという。メンバーそれぞれが30秒ずつ自己紹介し、22人分が終わった後、渡辺がフルネームを答えられれば、次回も出演できるとのこと。重要な役目を任された渡辺は「俺の責任ヤバくない?」と困惑していた。確かになぜ渡辺が選ばれたのかは疑問ながら(覚えられなさそうだから?)、テーマ自体は少年忍者に詳しくない視聴者に向けた良心的な企画であり、スタートにピッタリだ。

 重圧がのしかかる中で、渡辺は「YouTubeは、ホントにみんなが思っている以上に楽しいし、覚えてもらう機会がスゴく大きいから。本当に全員に出てもらいたいから、俺は全力で」と後輩のために奮起を約束。自己紹介タイム前には少年忍者の緊張が伝わってきたのか、「俺に(アピール)っていうより、カメラ越しの、見てる視聴者の人にも覚えてもらえるっていうことは大事かもしれないんで。とにかく気にせず、楽しむことが一番だと思うんで、僕も頑張ります!」と、温かい言葉をかけてあげていた(優しい)。

 渡辺自身、もともと名前を知っている子も多いと思われるが、こうも人数が多いと、もはや“どれだけ印象付けられるか”のオーディション制だ。しかし、トップバッターの内村颯太はいきなり「うちむら しょうたです!」と、肝心の名前を間違える始末(翔太に引っ張られた?)。以降の川崎皇輝、北川拓実らも名前の連呼や特技披露(アクロバットや歌)など、積極的に自分の長所を売り込んでいく。後輩思いなお兄ちゃんたち(Snow Man)は、随所で「特技とかないの?」(佐久間)「歌っちゃえ!」「そして名前を言う!」(深澤辰哉)と、フォローを入れていた。

 元気いっぱいの元木湧は、脇を締める動作をしながら「元木ワクワク!」と名前を強調(掴みはバッチリ)。いきなり上着を脱いでバク転やバク宙を披露した安嶋秀生の番では、渡辺が思わず「ヤバくない?」と、“オネエ”のようなリアクションに。平塚翔馬の特技「高くジャンプ」には、Snow Manも大爆笑したほか、アニメオタクの佐久間は自称「陰キャ(根暗)」の豊田陸人に親近感を抱いていた。そんな中、筆者が個人的に気になったのは、カーキのロングコートが特徴的な深田竜生(17)だ。

 開口一番に「初めてです!」と言い出したかと思えば、「まだ1年経ってます。ジャニーズに入って……」と、おかしな日本語で挨拶。開始5秒もしないうちに、かなりの天然キャラであることは丸わかりだったが、その後も名前の漢字について「深い田んぼに“唐揚げ”に……」と、たどたどしく話していた(おそらく竜田揚げの竜を説明したかった模様)。これを受け、向井らが「覚えやすい」と気を遣ったにもかかわらず、「あ、ありがとうございます。あんま覚えられないっす」と笑顔でサラリ。

 加えて、「特技はありますか?」(深澤)「特技は、特にないです!」(深田)と正直に申告するあたりも好印象だ(素直にすくすく育ってきたことが伝わる)。さらに、終盤に差し掛かったところで「えっと……こっちの歯がちょっとへこんでるのが……これがちょっと気に入って……」とチャームポイントを訴え始め、深澤は「いま言うかー!?」と、ツッコミ。「へこんでるのが深田です」と締めるなど、動画内でも良い意味で周囲をかき回してくれそうな伸びしろを感じた(逸材現る?)。

 また、あこがれの先輩がKing&Prince・岸優太だと話した長瀬結星に対しては、「だよね! 岸に似てるよね!」(深澤)「岸っぽい!」(佐久間)「めっちゃわかる!」(阿部亮平)と、納得の声が続出。田村海琉(13)からは一気に“親目線”で見守るSnow Man。続いて、「田村くんと同じ最年少の小田将聖です。形は汚いですが、特技はバク転です。やってみます」と、バク転からの正座でフィニッシュ。「もういっちょう!」と再びバク転を見せ、「お願いします!」とお辞儀したのだった(最年少にして、礼儀正しい上に言葉遣いも綺麗)。

 18年の入所当時、「坊主の子」としてファンの間で話題になった久保廉は「久保廉です。Snow Manさんと会った時は坊主でした」と、コメント。メンバーも久保は認識しているようで、現場に大きな笑いが起こった。ラストの川崎星輝が名前を連呼している時は、実の兄・皇輝が頷きながら見つめる場面も(15分13秒頃)。こうして各々のPRが終わり、解答タイムへ。ところどころで下の名前が怪しい部分もあったものの、渡辺はなんとか最後まで完遂し、一同大盛り上がり。先輩という立場でも威張らず、名前がすぐに出てこなかった人には、「ごめん」と謝る配慮にも筆者は胸を打たれた。「Jr.チャンネル」スタッフは彼が全問正解できないと思っていたのか、「翔太すげえ!」とのテロップに心の声が表れている。

 晴れて、次回は全員が出演できると決まった少年忍者。メンバーを代表し、織山は「今までのSnow Manさんに負けないように僕たちも頑張りますので、よろしくお願いします!」と、意気込んでいた。

 5日の動画は「HiHi Jets【あけおめ】2020年もHiレベルで行きます!!」。さっそく、猪狩蒼弥が「2019年、意外とさ、振り返ってみるとあっという間だったよね」と切り出すと、高橋優斗は「ポケベル(9月配信)とかもやったりとかもしたし。それこそ、ご飯系の企画っていうのも2019年からなんじゃない?」と、昨年の企画についておさらい。今年やりたいことを問われた猪狩は、「もういい加減、チーターと競争したい」と、長年の夢であるローラースケートVSチーターでの戦いに思いを馳せた。さらには、「はじめしゃちょーさんとスマブラやりたい」「催眠術をかけられたい」(猪狩)「大食い企画」(高橋)「北海道行きたい」(井上瑞稀)といった案も。

 一方、この動画のサムネイルは、猪狩の肩が露わになったセクシーな状態で、高橋&猪狩は妖艶な表情を浮かべている。動画内でも肌の露出を期待してしまったファンが多かったのか、SNSやコメント欄では「HiHi Jets、サムネ詐欺……」「サムネ、全く関係なくて笑った」「本編にはない、お色気サムネがじわじわ笑える」と動画の内容とは整合性のないサムネイルに反応する声が。スタッフやメンバーの狙いがあるのかは定かではないものの、再生回数は10日時点で29万台とあって、「これの再生回数が伸びてるのは絶対にサムネのおかげだよね。サムネって大事(笑)」「HiHi Jetsの再生回数が伸びてるのはサムネのせい?」と、ファンは指摘している。

 そんなHiHi Jetsといえば、プライベートの写真がネット上に流出した一件で、昨年9月上旬より橋本涼&作間龍斗が活動を自粛し、以降は猪狩、井上、高橋の3人体制で奮闘してきた。しかし、年明けに今年から5人での仕事を再開すると発表。1月8日、作間が公式携帯サイト・Johnny's webのグループ連載「伝記」で近況を綴り、ファンを喜ばせた。「Jr.チャンネル」の撮影にはどんな形で戻ってくるのか、今後の展開に注目が集まる。

 3日の動画は「7 MEN 侍 【謹賀新年】あけおめ挨拶が…なぜか不満爆発!?」(再生回数は10日時点で11万台)。こちらも、7 MEN 侍メンバーがYouTubeで取り組みたい企画について、「東京オリンピックにちなんで、得意なスケートボード」(中村嶺亜)「メンバー全員でドライブロケ」(菅田琳寧)「カラオケ」(今野大輝)とそれぞれコメント。そんな中、いつも率先してボケる賑やかしキャラの最年少・佐々木大光が「キャラ変えようかなと思って。かっこいいキャラ(に転身)」と言うものの、「無理だよ」と中村にバッサリ斬り捨てられた。

 続いて、菅田が「克樹は?」と本高に意見を求めると、佐々木が「『フライング』したいって言ってた」と代弁。本人は「フライング!?」と寝耳に水の様子だったものの、その場で佐々木主導の“フライングを疑似体験するミニコント”に発展。しかし、佐々木は「行ってきま~す」と飛び去った本高を完全に無視して「僕はね……」と、しゃべり始めてしまった。結果的に自分がスベったような形になった本高は、戻ってくるなり佐々木に突進。「2人の絡み初めて見た!!」と菅田はつぶやいていた。

 というのも、本高と佐々木といえば、「【メンバーへの想い】本音で語る…キャンプファイヤー!」(昨年11月公開)内で、「俺は……嫌いだった」「普段のプライベートでさえも気まずかった」(佐々木)「っていうか、最初っから違くね? 俺ら」(本高)などと明かした通り、“気まずかった過去”がある2人なのだ。現在はわだかまりが解けたためか、菅田の一言を受け、揃って照れくさそうな笑みを浮かべていた(ちなみにキャンプファイヤーロケの際、菅田は不在だった)。

 一方、SixTONESに代わって「Jr.チャンネル」に加入した8月以降、「【武者修行!!】お題をクリアするまで石段を駆け上がれ!」「侍の食事を体験せよ!」「江戸時代の遊びをやってみた!」「江戸時代のキャンプを体験せよ!」と、“侍”関連のお題に挑戦してきた7 MEN 侍メンバー。佐々木は「あのさぁ、(企画が)侍にちなみ過ぎじゃなかった?」とスタッフへの愚痴をこぼし、「頼みますよ!」と、念押し。「駕籠(かご)」で移動した回に関しても、「あれホントやりたくない」(中村)「めちゃくちゃカットされてるし。3時間をもう10何分に!」(佐々木)と、文句タラタラだった。

 4日にアップされたのは「美 少年【2020あけおめ】今年やりたいこと発表です!」(再生回数は10日時点で15万台)。19年は、8月にアメリカ・ロサンゼルスに行った際の密着動画、人気YouTuber・はじめしゃちょーとコラボレーションするなど、イベントも多かった美 少年。また、チャンネル開設当初は積極的に言葉を発する機会も少なく、置物状態だった金指一世が下半期頃より“キャラ変”し、視聴者をハラハラ・ドキドキさせつつも、楽しませてくれている。今回の動画では、佐藤龍我が「今年も金指くんが覚醒します!」と煽ると、本人は「2020年もYouTube、美 少年で全力で盛り上げま~す! お願いしま~す!」と、宣言した(やや照れ気味)。

 岩崎大昇は今年の目標について、「はじめしゃちょーに(大乱闘スマッシュブラザーズで)リベンジしたい」と話し、浮所飛貴は「6人でどこかに遠出したい」とコメント。8月に18歳になる岩崎は免許を「速攻で取る」といい、「ドライブしようぜ」と、乗っかった。「お泊り企画」(藤井直樹)「ドッキリ仕掛けたいね、みんなに」(佐藤)「1人だけあることが知らされないドッキリ」(金指)と盛り上がったところで、「まぁ、いろいろやりたいこと、みんなあると思いますけど。それが2020年ね、できると……」と、トークの締めに入った岩崎。忘れ去られた那須雄登は、思わず「那須もいるよー」とアピールした上で、「スポーツセンターに行きたい」と要望。

 浮所が「運動神経、誰が一番いいのか選手権とか」と構想を広げるも、ここで岩崎は「まぁまぁ、藤井はないじゃん」と毒づき、「身長制限で、まず門前払いされる可能性ある」とさらに痛烈な一言。岩崎による最年長・藤井イジりに、メンバーは大笑い。確かに160cm台の藤井は美 少年の中でも小柄であり、特にこの日は、スタイル抜群の佐藤と、比較的に背が高い岩崎に挟まれて立っていたため、より身長の低さが目立ってしまっている。個人的には、手を叩いて爆笑する浮所&那須コンビと、なぜか後ろに振り返って笑う佐藤&金指コンビの絶妙なバランスの良さが気になった。

 1月1日配信の少年忍者の「【新年の抱負】これからよろしくお願いします!」に続き、2日~5日にかけてTravis Japan、7 MEN 侍、美 少年、HiHi Jetsによる新年の挨拶動画が4本公開された。いずれも2~3分前後とコンパクトな仕上がりで、2019年の撮影を振り返っているほか、今年の目標などを述べている。  

 「Travis Japan【夢語る】新春のごあいさつ2020」(再生回数は10日時点で37万台)では、まず七五三掛龍也が「一番はTravis Japanで、今年は絶対に(コンサート)ツアーをやりたい」と、グループとしての夢を口に。また、SixTONES&Snow Manの卒業に伴い、Travis Japanが「ジャニーズJr.チャンネル」の年長組になったことで、川島如恵留は「大人っぽい企画とかやってみたくないですか?」と、話を振った。これを受け、松田元太は「誰かメンバーが運転してドライブとか」とリクエスト。これ以外にも「釣り」「ヒグマと対決」(宮近海斗)「川辺でバーベキュー」「サバイバルゲーム」(松倉海斗)「マグロとサバイバル」(中村海人)「メンバーの髪形をセットしたい」(七五三掛)「オリンピック・パラリンピックに関すること」(川島)など、アイデアが次々と飛び出した。

 なお、今回は京都ロケ編やお泊り企画は不参加だった吉澤閑也が復帰しており、「スノーボード」がやりたいと主張。撮影に不在だった理由は明かされていないものの、一部ファンはけがを心配していただけに、今後は無理のない範囲で体を張った企画に挑んでもらいたいものだ。

 コメント欄やネット上では「しーくん、お帰りなさい。2020年も応援してます!」「しーくんがいると安心感がスゴい」「前週の京都のお泊まり企画が最高だったので、次はしーくんも入れて7人でのお泊まりが見たい!」「元太提案のメンバーが運転してのドライブ企画、需要しかない! ぜひお願いします」「ヒグマと対決、マグロとサバイバルは謎」「ヒグマと対決が一番恐ろしい……」と、さまざまな感想が上がっている。

「男は性欲を抑えられない生き物」という性欲自然主義の捏造。暴力は「仕方ない」ものじゃない

 「男の性欲は女とは違う」「男は浮気する生き物」「レイプされそうになった? 夜中に男の家にひとりで行った方が悪い」……こういった言説を聞いたことがない人はいますか。

 なぜ男性の性欲は「抑えられないもの」とされ、浮気や性犯罪は甘く見られるのでしょうか? 答えは簡単。一般的に、男性の方が女性よりも権力を持っているからです。権力者の比率は、圧倒的に男性のほうが多い、ということです。

 もし日本の政治家や法律家の女性比率が9割を超えていたら、痴漢は「迷惑防止条例違反」で済まないかもしれません。

 テレビ局の上層部を女性が占めていたら、お笑い芸人たちが「合コンでセックスできそうな女を捕まえたけど、逃げられそうになったので凍った鶏肉を投げつけた話」に手を叩いて笑う場面が全国放送で流れることはなかったのではないでしょうか。

 では「男が悪い」のか? そういうことではありません。暴力的な性のありかたが許容される“構造”に目を向けてみましょう。

「男はそういうものだから」は違う
 その“構造”を理解するのに役立つ一冊として、『ジェンダーとセクシュアリティ 現代社会に育つまなざし』(昭和堂・大越愛子/倉橋耕平ほか著)をあげます。

『ジェンダーとセクシュアリティ 現代社会に育つまなざし』(昭和堂・大越愛子/倉橋耕平ほか著)
 ここでは、「男性の性欲は抑制できないとし、性欲自然主義を捏造し、性暴力や性産業を肯定する言説は、問題を隠蔽するために作動している典型的な構造的暴力」だということが明確に述べられています。

 男性の性欲や暴力性というものは「男ってそういう生き物だから仕方ないよねー」という話ではなく、「男性側の権力によって、そういうものだと思い込まされてきたもの」であり、「構造的暴力だ」というわけです。

 性暴力だけではなく、経済的暴力、植民地暴力、戦争暴力、国家暴力、軍事暴力など、構造化された暴力はたくさんあります。近畿大学名誉教授の大越愛子さんをはじめとし、同書では様々な角度からこうした暴力に斬り込んでいます。

 構造的な暴力は、やっかいです。直接的に殴られるわけではなく、暴力をふるわれていると自覚しにくいものでもあるからです。

 でも、「男性の性欲は抑制できないのが普通」と考えてしまったら、性暴力被害にあったとき、加害者ではなく、被害者の自分自身を責めることにもなりかねません。

性暴力被害にあったとき、「自分が悪かったのかも」と考えてしまう理由
 先日、高校時代の友人A子から聞いた話です。

 A子は、お酒を飲むのが大好きで、バー巡りを趣味としています。一軒のいい感じのバーを見つけ、その店主である女性と仲良くなったA子は、彼女の夫・Xも近くで別のバーを経営していると聞き、そのバーにも行ってみることにしました。

 家から近いということもあって、A子はXの経営するバーにしばしば通うようになりました。そんなある日、A子が飲んでいたら、Xは店の閉店準備をし、自分も飲みはじめました。小さな飲食店では、よくあることかもしれません。

 店の外にクローズの札を出し、ふたりで飲みはじめたときも、A子はとくに疑問を抱かなかったといいます。しかしXは、突然、A子に抱きついてきました。A子は動揺して、「そういうつもり、まったくなかったんです」と言ったそうです。それに、「奥さんいますよね」とも。

 するとXは、「いるけど、自分、言わんやろ?」と笑って言ったそうです。A子は動揺し、取り繕ってその場をあとにし、その後、その店に通うことはなくなりました。

 A子は、「けっこうショックやってんけど。でも私も恋愛の話とかしちゃってたから、しょうがなかったんかなあ」と言っていました。

 ……いや、しょうがなくねえわ! 全然、しょうがなくない。店を閉めて、いきなり客の体触るって、普通にセクハラっていうか、性犯罪だから。怖くて抵抗できなくなる人もいるからね? なんなんその男! 私は憤りましたが、A子は「勘違いさせてしまった自分も悪かったのかも」と思ったとも言います。

 悪くないよ。A子イチミリも悪くない。そいつが悪い、という至極当たり前の話を私はA子に滔々と説きました。A子は、「そっか、そうやんね。ちょっと気が楽になったわ」と応えました。

 性暴力被害にあったのに、加害者じゃなくて自分を責める女性は少なくありません。なぜか。その一因に、「男性の性欲は抑制できないものなのだから、男性側に加害させないために女性側が自衛すべき」という言説が未だにそこら中に溢れていること、その価値観を知らずしらずのうちに内面化してしまっていることが、あるのではないでしょうか。

「男性の性欲はとても強い」という神話
 大越愛子さんは<「加害者に甘く被害者に厳しい社会」のあり方を問うという理論的作業は、自分の仕事だと思いさだめるようになった>としています。

 大越さんの生徒であった倉橋耕平さんは、日本では「慰安婦」「従軍慰安婦」と呼ばれる対象者が、国際社会では、「性奴隷」と表現されていることや、橋下徹氏の「風俗活用発言」(※1)に触れ、以下のように述べています。

<国際社会は、橋下がいうような、強制の有無を問題としていない、ということだ。女性を慰安所に監禁し、身体と生命の自由を奪い、「性的奉仕」を強制したことが問題であり、国家機関がそうした制度を公認のうえで運営した構造的な暴力を問題としている。<慰安婦>=公娼とする保守政治家も橋下も(そして<慰安婦>問題を否定したい少なくない女性を含めた国民も)、男性の性に関する神話を自明視し、「必要悪」と認識しているのは、女性の人権を蹂躙すること以外の何ものでもない>

 「居酒屋で男性にいきなり抱きつかれ、自分に非があったのではと考えてしまう女性」と、「慰安婦問題」は、すごくかけ離れた出来事のように思えます。ですが、「男性の性欲を抑えられないものとする神話」である「性欲自然主義」が根底にある、という点では、通底した問題をはらんでいるのではないか、と私は思います。

 「男性の性欲は抑えられないものである、という言説は神話にすぎない」と気がつくことができれば、性暴力は「仕方ないこと」ではなく、明確に犯罪であり、加害者側の罪であると認識することができます。

 そう認識できれば、「男の性欲は女とは違う。男は浮気する生き物」ではなく、「浮気する人は、男とか女とか関係なくするし、しない人はしない」という当たり前の事実に気がつくことができるはずです。

 「レイプされそうになった? 夜中に男の家にひとりで行った方が悪い」と被害者や被害にあった自分を責める視点は消え、「ミニスカ履いて夜中にひとりで男の家に行っていたとしても、レイプした奴が1億パー悪い。被害者にまったく非はない」と確信できるでしょう。

世界の見方を広げる
 『ジェンダーとセクシュアリティ 現代社会に育つまなざし』は、「男性の性欲神話」以外にも、既存の社会で「常識」とされているジェンダーにまつわる様々な事象に揺さぶりをかけてくれます。

 筆者のひとりである堀田義太郎さんは、「第7章 リベラリズムとフェミニズム ケアを誰がどのように担うべきか」において、こう述べています。

<どんな学問や知識についてもいえることかもしれないが、フェミニズムやリベラリズムも含めて、とくに「正しさ」や「望ましさ」「善さ」についてのさまざまな考え方や理論、思想や主張について学び・知ることは、私たち自身の世界の見方・価値観・生き方に密接に関わってくるはずである。それは、より広く深い視点でこの世界を見直して評価し、そして自らの生き方を善い方向に導くための「力」を得ることである>

 個人的には、マスメディアはまだまだ「男性の性欲は抑えられないもの」という神話に基づいたコンテンツをバラマキ続けていると思います(テレビのバラエティ番組などで特に顕著です)。また、ネットでも、性被害にあった女性の落ち度を叩く風潮は依然としてあります。そういった言説にモヤモヤしている人にもオススメの一冊です。

(※1)2015年5月、当時大阪市長だった橋下徹が述べた以下の発言が、世界中のメディアで取り上げられた。
「銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で、命をかけて走っていくときに、どこかで休息させてあげようとおもったら慰安婦制度は必要なのは誰だって分かる」
「慰安婦制度じゃなくても風俗業は必要だと思う。沖縄の普天間に行ったときに、司令官に『もっと風俗業を活用してほしい』と行った。性的なエネルギーを合法的に解消できる場所はある。真正面から活用してもらはないと、海兵隊の猛者の性的なエネルギーをきちんとコントロールできないじゃないですか」

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年収2000万円のエリート夫が二度の破産――「夫婦ってなんだろう?」と妻が自問するワケ

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

 昨年、NHKで放送された『ドキュメント72時間』に、樹木葬を取り上げた回があった。亡くなった父親と母親の仲が悪かったという娘に、母親は「夫は最期は『ありがとう』と感謝していた」と明かし、「夫婦って、最終的につじつまが合うようになっているんですね」とつぶやいていたのが、強く印象に残った。今回は、老いた親と夫婦の関係について考えてみたい。

どんなにケンカをしていても最期は互いを思いやる

 夫婦って何だろう……折田真由美さん(仮名・51)は、最近よく考える。

 義父母は始終ケンカをしていた。二人で小さな定食屋を営んでいたが、営業中の店内でも言い争いが絶えなかった。折田さんと夫の稔さん(仮名・55)は、お客さんにも険悪な雰囲気が伝わるんじゃないかとハラハラしていたくらいだった。

 そんな中、義母の体が動きにくくなっていった。「大丈夫だから」と義母は店に立っていたが、次第に歩くのも危なっかしくなってきた。心配した稔さんが義母を病院に連れていったところ、パーキンソン病だと診断された。10年ほど前のことだ。

 定食屋は、義父一人でもできないことはなかったが、二人で店に立つことができなくなったので、この辺で潮時だと店をたたむことにした。

 すると、義父母の関係はそれまでと一変した。

 体が動かなくなっていく義母の介護を、義父は一人でやるようになった。「介護サービスを使えば」と、稔さんも真由美さんも何度も言ったが、義父は一人でできると言って耳を貸さなかった。「お母さんは、人の世話になるのはイヤな人だから」と。

「食事や入浴の介助はもちろん、下の世話から買ってきた服の手直しまで。小柄な義母にはズボンが長すぎるからと、それまで使ったことのないミシンを引っ張り出して縫っていました。その姿を見ると、涙が出てしょうがありませんでした」

 折田さんの実父は、それより前に亡くなっていた。一人になった実母が、「夫婦はいくらケンカをしていても、最期はお互いを思いやるものだ」としみじみ言っていたが、義父母の関係を見ていると、その言葉がよみがえってくる。

「毎日ケンカばかりだったので、義父は義母に苦労をかけてきたと思って、義母の人生の最後にそのお返しをしているのかなと思うんです」

 苦労といえば、折田さんの結婚生活も苦労続きだ。折田さんは笑顔を絶やさないが、その話はかなり深刻だ。

 一流企業に勤めていた夫、稔さんは、元同僚に誘われて独立。共同で事業をはじめたがうまくいかず倒産。その後一人でまったく畑違いの健康食品販売に手を出した。

「サラリーマン時代、とんとん拍子に出世して、天狗になっていたんだと思います。海外赴任もして、メイドさんを使う生活に何か勘違いしてしまったんでしょう。子どもたちが小さかった頃、家庭を顧みなかったときは、こんな生活をしていると家族がバラバラになってしまうと思い、一時期、家を出て目を覚まさせたこともあります。でも、独立については私も強く反対はしませんでした。夫がやりたいのなら、好きなことをやらせたいと思ったんです」

 健康食品販売は、稔さんの大学時代の同窓生がやっている会社の流通ルートに乗せてもらえたこともあり、一時はかなりの業績を上げていたという。このまま順調に成長すると思っていた矢先、稔さんと同窓生との間にトラブルが起き、再び倒産の憂き目を見た。

「私たちの生活は、本当に浮き沈みが激しいんです。サラリーマンの頃は、年収2千万以上ありました。最初の倒産のときは、借金を双方の親から援助してもらってなんとか切り抜けましたが、二度目の倒産で貯金も底をつきました。電気代も払えなくて、電気が止まったこともあります。ろうそくでご飯を食べたんですが、まるでドラマみたいなことが現実にあるんだと驚いたほどです。そんなとき、長女が『キャンプみたいで楽しいよ。たまにはこういうのもいいね』と明るく言ってくれて、子どもながらに家族のことを考えてくれているんだと、心で泣きました」

 家も激変した。セレブが住む都心の高級マンションから、今は公営住宅だ。クルマも売り、子どもたちの学資保険もすべて解約したという。

――続きは、1月26日公開

年収2000万円のエリート夫が二度の破産――「夫婦ってなんだろう?」と妻が自問するワケ

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

 昨年、NHKで放送された『ドキュメント72時間』に、樹木葬を取り上げた回があった。亡くなった父親と母親の仲が悪かったという娘に、母親は「夫は最期は『ありがとう』と感謝していた」と明かし、「夫婦って、最終的につじつまが合うようになっているんですね」とつぶやいていたのが、強く印象に残った。今回は、老いた親と夫婦の関係について考えてみたい。

どんなにケンカをしていても最期は互いを思いやる

 夫婦って何だろう……折田真由美さん(仮名・51)は、最近よく考える。

 義父母は始終ケンカをしていた。二人で小さな定食屋を営んでいたが、営業中の店内でも言い争いが絶えなかった。折田さんと夫の稔さん(仮名・55)は、お客さんにも険悪な雰囲気が伝わるんじゃないかとハラハラしていたくらいだった。

 そんな中、義母の体が動きにくくなっていった。「大丈夫だから」と義母は店に立っていたが、次第に歩くのも危なっかしくなってきた。心配した稔さんが義母を病院に連れていったところ、パーキンソン病だと診断された。10年ほど前のことだ。

 定食屋は、義父一人でもできないことはなかったが、二人で店に立つことができなくなったので、この辺で潮時だと店をたたむことにした。

 すると、義父母の関係はそれまでと一変した。

 体が動かなくなっていく義母の介護を、義父は一人でやるようになった。「介護サービスを使えば」と、稔さんも真由美さんも何度も言ったが、義父は一人でできると言って耳を貸さなかった。「お母さんは、人の世話になるのはイヤな人だから」と。

「食事や入浴の介助はもちろん、下の世話から買ってきた服の手直しまで。小柄な義母にはズボンが長すぎるからと、それまで使ったことのないミシンを引っ張り出して縫っていました。その姿を見ると、涙が出てしょうがありませんでした」

 折田さんの実父は、それより前に亡くなっていた。一人になった実母が、「夫婦はいくらケンカをしていても、最期はお互いを思いやるものだ」としみじみ言っていたが、義父母の関係を見ていると、その言葉がよみがえってくる。

「毎日ケンカばかりだったので、義父は義母に苦労をかけてきたと思って、義母の人生の最後にそのお返しをしているのかなと思うんです」

 苦労といえば、折田さんの結婚生活も苦労続きだ。折田さんは笑顔を絶やさないが、その話はかなり深刻だ。

 一流企業に勤めていた夫、稔さんは、元同僚に誘われて独立。共同で事業をはじめたがうまくいかず倒産。その後一人でまったく畑違いの健康食品販売に手を出した。

「サラリーマン時代、とんとん拍子に出世して、天狗になっていたんだと思います。海外赴任もして、メイドさんを使う生活に何か勘違いしてしまったんでしょう。子どもたちが小さかった頃、家庭を顧みなかったときは、こんな生活をしていると家族がバラバラになってしまうと思い、一時期、家を出て目を覚まさせたこともあります。でも、独立については私も強く反対はしませんでした。夫がやりたいのなら、好きなことをやらせたいと思ったんです」

 健康食品販売は、稔さんの大学時代の同窓生がやっている会社の流通ルートに乗せてもらえたこともあり、一時はかなりの業績を上げていたという。このまま順調に成長すると思っていた矢先、稔さんと同窓生との間にトラブルが起き、再び倒産の憂き目を見た。

「私たちの生活は、本当に浮き沈みが激しいんです。サラリーマンの頃は、年収2千万以上ありました。最初の倒産のときは、借金を双方の親から援助してもらってなんとか切り抜けましたが、二度目の倒産で貯金も底をつきました。電気代も払えなくて、電気が止まったこともあります。ろうそくでご飯を食べたんですが、まるでドラマみたいなことが現実にあるんだと驚いたほどです。そんなとき、長女が『キャンプみたいで楽しいよ。たまにはこういうのもいいね』と明るく言ってくれて、子どもながらに家族のことを考えてくれているんだと、心で泣きました」

 家も激変した。セレブが住む都心の高級マンションから、今は公営住宅だ。クルマも売り、子どもたちの学資保険もすべて解約したという。

――続きは、1月26日公開

バズレシピ・リュウジ「半熟餅カルボナーラ」、料理ダメ主婦が作ったら……“絶品レンチン餅”に感動

料理がまったくできない主婦の私。もう4年ほど夫が料理を担当していますが、子どもの成長とともに「いやでも作らなあかん時」に見舞われるように……。そこで「かんたん」「ラクチン」とTwitterで話題のレシピにチャレンジしていきます!

今日のレシピ:【半熟餅カルボナーラ】

 1月ということもあって、まだまだ我が家には餅がたくさん。ですが、簡単に餅を消費しようと思っても、「焼く」「味噌汁に入れる」くらいしか餅レシピを知らない私。そんな私でも簡単にレンジだけで作れるレシピを発見したんですが、これが、本当においしくてマジで簡単だった! お試しあれ。

 料理手順はこちら。

1)餅とベーコンを切る。にんにく粗みじん切り
2)常温の卵に(コンソメ小さじ1/3 ・オリーブオイル小さじ2・粉チーズ大1と1/2)入れて混ぜる
3)1の材料に100ccの水を入れレンジで2〜3分チン
4)水を捨て、2と混ぜる
5)レンジで20〜30秒チン

 切って、レンチンだけ〜。って、ホントにうまくできるのか!? 実際に作ってみましょう!

 まずは材料を包丁で切っていると、我が家の料理担当・旦那に「そんなノコギリみたいに包丁使ったらあかん」と言われる。包丁どころか料理をほとんどやってないんだから、包丁さばきがノコギリになるのは仕方ない。

 切った材料が浸かるくらいまで水を入れて、渾身の期待を込めてレンジに託す。あとは頼んだよレンジ君。

 レシピには「2〜3分チン」と書いてあったが、私はこの料理レシピによくある「〜」の頃合いがわからないため、我が家の600wレンジで2分30秒くらいチンして、餅が大丈夫か見てみる。ウンウン大丈夫そう。程よく柔らかくなっていたので、水を捨てて、先ほど混ぜておいたタマゴと優しく合体させてみる。

 タマゴがシャバシャバなので不安になった。しかし料理に不安はつきものだ(私の場合)。混ぜたらもう一回レンジでチン。

 10秒チンして、開けて調べて、10秒チンして開けて確認して、2回繰り返していたら旦那に「そんなレンジを何回も開けたり閉めたりしたらアカン」と言われたが、気にしない。だいたい合計30秒くらいチンしたら、出来上がったかもしれない!!

 見た感じはちょっと、あれなんですけど。これめっちゃいい匂い。食欲そそるチーズとニンニクの匂いがたまらない。あのシャバシャバだったタマゴはどれくらいトロンとなったのか? 一番心配していたのはそこですが、こんなにとっろとろに!

 早速食べてみた。ニンニクが程よくピリッとしていて、チーズがトロトロの餅に絡んでめちゃくちゃおいしい! お餅なのにナンボでも食べれる勢い。あと20秒くらいレンチンしてたら、皿の端についてるタマゴももう少しトロッとなったかも。何回もレンジ開けたことを少し後悔。

 作るのは簡単なのに、めちゃくちゃ手の込んだ、店が作る濃厚カルボナーラのよう。こんなに「食欲そそる餅」を食べたのは初めてでした。カルボナーラのスパゲティーよりも相性がいいかもしれない「餅」に感動ものです。

 旦那受けもかなり良かったのでまた作りたい度は満点評価です。ズボラ料理全くできない主婦でも簡単にできた〜。リュウジさんありがとう!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆
子供ウケまたは夫ウケ:★★★★☆

レシピ作成者・リュウジ@料理のお兄さんバズレシピ

「京都ダルク」建設反対運動を元“ポン中”が考える――薬物中毒者の大半は凶悪事件を起こしません

覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

テレビも大々的に紹介した「京都ダルク」建設反対運動

 あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願い申し上げます。
 いつも読んでくださってありがとうございます。

 新年早々アレですが、少し前から京都ダルクの建設計画をめぐって、めっちゃ反対運動が起こっているようですね。1万4,000人の署名が京都市に送られたそうです。ネットでも「リハビリ施設(ダルク)建設断固反対」とか書かれたビラが町中に貼られていて、物々しい雰囲気なのがわかります(2019年3月4日「住民の反発で建設計画がストップ 「地域の中で回復したい…」共生を模索する薬物依存回復施設」)。

 ダルクに限らず、火葬場とか刑務所とか、いわゆる「迷惑施設」の建設には、反対運動はつきものですよね。実は私の地元でもダルクへの反対運動がありましたが、今は運営されているようです。いろいろと話し合ったんでしょうね。

 今回に限らず、ダルクについては地元の反発が多いようですが、こんなに騒ぎになったことって、ありましたっけ? 報道やと、ダルク側の説明にも問題があったようです。もっと丁寧に説明して合意を得るべきでしたね。

 迷惑施設をめぐっては、いろんな問題があって根が深いですよね。今回は、ダルクの説明の段取りが悪かったようで、時間がかかるでしょう。こういう問題は、いっぺんには解決できませんが、私の思うところを書かせてください。

 まず、ダルクが地元にできることを住民がイヤがる理由は、「ポン中に何かされるとイヤやから」ですよね。これは、マジほとんどありません。「シャブ山シャブ子」問題の時にも同じことを書きましたが、ポン中が他人を傷つけることは、ほぼないです。なぜなら、自分にしか興味がないから。 

 事件を起こす人は、クスリでアタマがイカれる前に、もともと何か別の病気にかかっているのと違いますかね。でも、ダルクにいる人たちの多くは、病気でもなくて、「ポン中」から脱却したい人たちです。社会に身を置きながら、修行を積んでいるんです。

 反対派の皆さんは、「こんな町中でなく、山奥や離島に行け」とおっしゃっているようですが、それよりも、社会復帰しやすい都会に近いところでがんばるほうが、私はいいと思います。そもそも社会復帰をがんばりたい人たちが受け入れられずに復帰できなかったら、どうなるでしょうか? 社会復帰できない人が増えて、もっとイヤな社会になるのと違いますかね。ここはひとつ、あたたかい目でリハビリを見守っていただきたいです。

 そして、クスリの問題を「他人ごと」でなく「自分ごと」として考えていただきたいです。前にも書いてますが、ダルクは国内になんと90も関連施設があるそうです。それだけクスリをやっている人が多いちゅうことです。これもすごい話やないですか。自分もそうでしたが(笑)。

 ほとんどの方は、「違法薬物なんか自分とは関係ない」と思われているでしょう。田代まさしさんも「オレだけはすぐにやめられると思ってた」とテレビで話されてましたよね。でも、今回また逮捕されました。明日は我が身かもしれません。それに、自分は無関係でも、周囲の大切な家族や恋人、お友だちがクスリに手を出すかもしれませんよ。誰もが、いつダルクにお世話になるかわからないのです。

 クスリに限らず、間違いを起こしてしまった人を受け入れてくれる場所は、ひとつでも多いほうがええと思います。「居場所」の問題については、今後も皆さんと一緒に考えていきたいですね。

※この連載が本になりました!
女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)発売中です。

中学受験否定派の「勉強漬けでかわいそう」の声に反論――サッカーをやめた息子の母は語る

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 今年も中学受験の本番の日々が始まった。これは何を意味するかと言えば、終わるや否や、次年度がスタートするということだ。つまり、我が子に中学受験を経験させようかと悩んでいる、春から小学4年生になる子の親にとっては、「決断の時」を迎えるということになる。というのも、中学受験は、小学3年生の2月スタートが一般的なのだ。

 塾にもよるが、国語・算数・理科・社会の4科目受験を想定した4年生(新4年生含む)は、塾での拘束時間が週2日で計6時間くらい、5年生は週3日で計9時間くらい。これにプラスして隔週末に模試やら、組み分けテストなどが入ってくる。

 6年生は最終学年なので、土日も含めて週4日ほど、計12時間程度の拘束時間になることもある。もちろん、テストは頻繁に行われ、むしろそれが普通だ。これに加えて、長期休み中は「講習」でスケジュールが埋まっていく。

 こうした実情を受け、中学受験否定派の人たちからはこういう声が飛んでくる。

「小さな子どもを勉強漬けにしてかわいそう!」
「教育虐待だ!」

 筆者は中学受験の取材を20年近く続けているが、この「かわいそう」だという意見を数多く耳にしてきた。ところが、意外なことに「かわいそう」だと声高に言う人に限って「イメージ先行」。つまり、中学受験に経験がないケースが少なくないのである。ごくたまにニュースになる中学受験絡みの虐待事件などが大きく報じられることもあり、そのイメージが強く印象に残って、実態がつかみにくいのかもしれない。

 幸喜君(仮名)は、小さい頃からとても活発な男の子で、運動神経も抜群。地元にある小学生対象のサッカーチームでは常にエース級の活躍ぶりであった。当然、幸喜君はジュニアユース入りを狙っていたのだが、お姉さんが中学受験を経験しているということもあり、小学校3年生から寺子屋のような地元の受験塾に通っていた。大手塾と違い、小規模塾の方が「融通が利く」ということで選んだそうだ。

 ところが、ジュニアユースのセレクションは甘くない。6年夏のことだ。幸喜君のライバルであった歩君(仮名)のみがセレクションを突破し、幸喜君は落ちた。人生初の挫折。彼は一生懸命、考えたそうだ。

「歩は受かって、自分は落ちた。プロから見たら、自分には実力がまだ備わっていないということだ。では、どうすれば実力を磨くことができるのか? 僕はサッカーがやりたい!」

 スポーツ推薦を実施している高校はあるが、中学では稀だ。しかも、幸喜君の学区にある公立中学のサッカー部は、幸喜君が求めるレベルには程遠いものだったという。そこで彼の出した結論はこうだった。サッカー名門と呼ばれるX学園のサッカー部に行くこと。そしてプロになる――!

 このX学園は、難関校。幸喜君は本気で勉強に立ち向かわないと無理だと言い、母・美紀さん(仮名)に自ら転塾を希望して、有名中学受験専門塾の門を叩いた。そして、今までの遅れを取り戻すかのように必死で勉強したという。

「当然、周りからはいろいろ言われました。『(セレクションを落ちたくらいで)サッカーをやめさせられて、夜遅くまで勉強させられてかわいそうに!』って。これには困惑しましたね。サッカーをやっていた時の方が、よほどきつい生活をしていたんですが、世間には『スポーツはいくらやってもいいが、勉強はかわいそう』っていう価値観があるんですね……」とは美紀さんの弁だ。

 当時、美紀さんは幸喜君に、「急にサッカーやめちゃったから、ストレス溜まるでしょ? 無理しなくていいんだよ」と聞いたことがあったそうだ。

「そしたら、幸喜がこう言ったんですよ。『お母さん、勉強も楽しいよ』って。『サッカーで得点を上げた時もワクワクしたけど、問題が解けた時もすっごくうれしい! それに、僕はサッカーをやめたんじゃなくて、続けるために(受験勉強を)やってるんだ』ってね」

 そして、美紀さんに、その日習ったばかりの「星の話」や「戦国時代の話」「速さの公式について」などを楽しそうに話して聞かせたという。

「ウチの場合はですが、受験勉強であらゆる基礎知識を吸収できたことが、すごく良かったと思っています。歴史も化学も、もちろん算数も、私よりも知識豊富になったんじゃないでしょうか? 私が勝てるとしたら、ギリギリ国語の語彙力だけだったかもしれません(笑)。それに、『本番で自分の力を最大限に出すため準備をする』って経験はとても素晴らしいもの。スポーツであっても、勉強であっても同じだと思います。受験勉強中心の生活も、サッカー中心の生活もそれぞれ大変でしたが、幸喜が夢中になっていたので、やらせて良かったです」

 幸喜君のその後をお伝えしておこう。幸喜君はX学園のサッカー部で活躍したが、途中、ケガが原因でプロはあきらめざるを得なかったという。今、彼はアスリートをサポートする整形外科医になるべく医大に通っている。

「失礼すぎる」「論点ズレすぎ」情報番組でのコメントが物議を醸した有名人3人

 12月22日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、MC・関口宏がフィギュアスケート男子・高橋大輔に苦言を呈したが、その発言が「失礼」だとネットを中心に物議を醸した。

「番組では、20日に行われた全日本フィギュアスケート男子ショートプログラムを取り上げ、羽生結弦選手が1位、宇野昌磨選手が2位になった様子を放送しました。また、2020年からアイスダンスへの転向を表明している高橋大輔選手にとって最後のシングルということもあり、こちらも大きな話題になっていたんです。すると、関口は14位となった高橋選手ついて『最後にしたいということなんで。まあ、思い出作りみたいなもんかな?』と発言。これに、元フィギュアスケート選手の鈴木明子が『一度引退してから復帰してきましたので、ファンに対しても最後にきちんと演技をしたいっていうところがあったんじゃないかなと思います』と説明したものの、関口は『じゃあ、もうちょっと頑張ってほしいなあ』とダメ出ししたんです」(芸能ライター)

 関口の発言に、ネット上では「失礼すぎる」「最善を尽くしているのにその発言はない」「どうしてこの番組が続いているのか不思議」と非難の言葉が噴出した。

 また、同日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)でのダウンタウン・松本人志の発言も波紋を広げた。

「この日の番組では、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者の山口敬之氏から性暴力を受けたとして損害賠償を求めた訴訟で、6日に山口氏が330万円の支払いを命じた東京地裁の判決を不服として控訴を表明したという話題を取り上げました。松本はこれについて『控訴したところで、もし逆転で勝訴したとしても、山口さん格好良くないですよね』『どこまでいっても、こうなっちゃうと格好良くないので』と持論を展開。ネット上では『格好良い悪いの問題じゃない』『中途半端な言葉で濁すなら、コメントしない方がいい』『論点がズレすぎ』など厳しい声が飛び交いました」(同)

 情報番組でのコメントに疑問の声が上がった芸能人はほかにもいる。『ゴゴスマ~GOGO!Smile!』(TBS系)でコメンテーターを務める、ますだおかだ・岡田圭右もその1人だ。12月17日の放送では、強制わいせつの疑いで書類送検された、立憲民主党の初鹿明博衆院議員について取り上げた。

「捜査関係者によると、初鹿氏は15年5月、タクシーの中で知人女性にキスを迫り、わいせつな行為をした疑いが持たれています。その後、19年に入り女性が刑事告訴したということですが、これに岡田は『4年前のことなのに違和感を感じる』と疑問を投げかけたんです。続けて、『被害女性の方にも申し訳ないですけど、こういうタイミングでこうってことは、なかなかちょっと……』と言葉を濁しつつ、『ウラに何かあるんじゃないかと勘ぐっちゃう』とコメント。この発言に、ネット上からは『この発言ってセカンドレイプじゃないの?』『初鹿議員の行動を批判しないのはなぜ?』『被害女性を疑うのは間違っている』と非難が集まりました」(同)

 コメンテーターには、歯に衣着せぬ発言や厳しい意見が求められてもいるだろう。しかし、専門的な知識や情報量が欠けている中での不用意な発言は、視聴者から批判が噴出するようだ。
(立花はるか)

「犠牲者や遺族に失礼」「他局に抜かれて当然」ヤラセ疑惑が浮上した日本テレビの番組

 2011年8月20、21日に生放送された『24時間テレビ 愛は世界を救う』(日本テレビ系)の放送内容に、8年の時を経てヤラセ疑惑が浮上し、ネット上で物議を醸している。同番組は、タイ北部・チェンマイ県の人々が、東日本大震災で亡くなられた犠牲者の冥福を祈り、数千個の灯籠を空に放つ「コムローイ祭り」を行ったと放送していた。

「19年12月18日配信のウェブサイト『TABLO』の取材によると、灯籠の制作や飛ばす人々を、テレビ局側が金銭を支払って募っていたそうなんです。また、現地の女性は『コムローイ屋と町役場が協力してやったイベント』『そこに日本の撮影隊が来てコムローイの映像を撮っていった』と証言。この報道にネット上では『震災の犠牲者や遺族にもすごく失礼』『感動の押し売りに加え、ヤラセはダメ』『ヤラセが当たり前の日テレだから驚かなかった』というコメントが上がりました」(芸能ライター)

 また、昨年の8月24、25日に生放送された『24時間テレビ』にも、過剰演出なのではという指摘があった。

「24日深夜に放送された嵐・二宮和也MCの企画『お節介バラエティー「あの人に会いたくない!」』に、お笑いコンビ・EXITの兼近大樹とりんたろー。が出演。番組では、兼近が中学時代に二股をかけたせいで、交際女性・マナさんが男性不信になったというエピソードをまとめたVTRが放送されました」(同)

 しかし、放送終了後にマナさんは「伝えたいこと」というタイトルの動画を、自身のYouTubeチャンネルで公開。その中で「実際に浮気を目撃したわけじゃない」「男の人を怖いと思ったことはないです」とVTRの誤りを指摘した。また、スタッフから「兼近の悪いエピソードいっぱいください」と言われたそうだが、思い当たらず、「兼近と付き合っていた約2年間は、自分の中で本当にすごく良い思い出」とも話している。

「その後、番組で兼近のことをかばっていたりんたろー。は、自身のTwitterでマナさんの動画を紹介しながら『何が本当か俺にはよくわかんないけど、俺がそばで見てきたあいつか兼近であることは真実で。だからあの場で自分に嘘ついて兼近を否定するような変なノリに参加する事だけは出来ませんでした』(当該ツイートは削除済み)と投稿。すると、この件がネット上に拡散され、『番組側の演出がひどすぎる』『視聴率の為なら、芸人を潰そうとするんだね……』『ネタがないからって、でっち上げるのはダメでしょ』など、日テレへの批判が寄せられました」(同)

 また、同局の人気番組『世界の果てまでイッテQ!』(同)は、これまでに2度ヤラセ疑惑が浮上している。

「1度目は、18年11月に『週刊文春』(文藝春秋)が報じた、宮川大輔の“祭り企画”。日テレ側は捏造の意図は否定したものの、一部過剰な演出があったことは認めています。そして、2度目にヤラセ疑惑が浮上したのは、19年6月2日に放送した、出川哲朗とデヴィ夫人、河北麻友子による無人島企画です。その中でエビを釣り上げるシーンがあったんですが、エビがピクリとも動かなかったため『スタッフが買ってきた仕込み?』『普通はもっと暴れるのでは』といった指摘が相次ぐことに。『イッテQ』に関する一連の騒動に、ネット上では、『時間がたってないのにもう次の疑惑?』『だから「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)に、視聴率を抜かれたんでしょ』など厳しい意見が飛び交いました」(同)

 番組を成立させる上で、ある程度の演出は必要なのかもしれない。しかし、視聴者を裏切るような“捏造”や“ヤラセ”は信頼を失うだけだろう。
(立花はるか)