羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今回の有名人>
「あれ以来、(赤江アナと)一回も食事に行けないし」博多大吉
『おかべろ』(関西テレビ、1月4日)
芸能人は、不倫がバレるとイメージダウン必至だが、それでは「不倫」とは何だろうか。
法的に考えるのなら、不倫とは配偶者以外との肉体関係を指す。夫(もしくは妻)が配偶者以外とセックスをした場合、民法の定める貞操権が侵害されたとして、妻(もしくは夫)は不倫相手に慰謝料を請求することもできる。ということは、カラダの関係がなければ不倫とは言えないことになる。
1月4日放送の『おかべろ』(関西テレビ)に出演した博多大吉が、2019年4月に「フライデー」(講談社)に報じられた赤江珠緒アナウンサーとの不倫疑惑を振り返ったのも、肉体関係がなく、うしろめたいことがないからだろう。大吉は「あれ以来、(赤江アナと)一回も食事に行けないし」とボヤいてみせたが、たとえ不倫でなくても、大吉のイメージダウンになるのではないだろうか。
同誌が報じた2人の“不倫デート”を振り返ってみよう。大吉と赤江アナはTBSラジオ『たまむすび』で共演中だが、『あさイチ』(NHK)の出演を終えた大吉と、週に一度のオフ日である赤江アナが、高級イタリアンで2時間かけてランチをし、近所の公園に移動して、なぜか芝生の上に寝っ転がったというもの。2人はこの日だけでなく、夜の西麻布に食事に出かけているところも、目撃されているそうだ。
記事から2人が頻繁に会っていることがわかるが、肉体関係を感じさせるような記述はない。あの記事を見て、2人が不倫関係だと思う人はほとんどいないのではないだろうか。
しかし、不倫とは違う“イヤらしさ”を感じた女性もいると思われる。
赤江アナは『たまむすび』で、大吉と会っていた理由を、「仕事上の相談」だと説明していた。共演していたピエール瀧が、麻薬取締法違反で逮捕されたことで、「もう番組をやる気力がない。こんな大事件が起こったから、終わらす方向でやる」「(私は)出産終わって戻って育児をしながら、ちゃんと仕事をこなしているのか」などの悩みを抱えており、それを大吉に打ち明けていたのだという。
降板を考えているのなら制作側に、育児に不安を抱えているのなら夫や実母など近しい人に相談した方が、問題は解決しやすいと思われるが、それはさておき、大吉に相談に乗ってもらうために、赤江アナは17年に出産した幼子を当時育児休暇中の夫に任せ、外出している。一方の大吉も売れっ子であるのに、忙しい時間を割いて赤江アナに会っている。それで真面目に「仕事の相談」をしていると思いきや、なぜか2人は芝生で添い寝しているわけだ。
自分の恋人や夫がほかの女性と会うことを内心面白くないと思っても、「仕事の相談だ」と言われれば、「会うな」と言いにくいものだろう。特に専業主婦の場合、男性は仕事、女性は家事育児という役割分担をしていることが多いだろうから、仕事に口を出したり、仕事の邪魔になるようなことはしてはいけないと自制する人も多いと思われる。そういう我慢をしたことがある女性にとって、今回の大吉の行為……仕事にかこつけてほかの女性と頻繁に会い、芝生で寝っ転がっていたことは、肉体関係がないとしても、一種の裏切りのように感じられるのではないだろうか?
大吉は現在『あさイチ』(NHK)のMCを務めているが、放送時間帯から考えて、専業主婦も多く視聴していると考えていいだろう。となると、専業主婦層の気持ちをつかむことは、大事なお仕事だと言える。大吉は「あれ以来、(赤江アナと)一回も食事に行けないし」とボヤいていたが、「お仕事として」口にすべきは、妻の気持ち、もしくは妻への謝罪ではないだろうか。「妻につらい思いをさせて申し訳ない」もしくは「妻に叱られた」など、妻について言及しなければ、大吉は「妻を傷つけて、平気な顔をしている人」とみなされてイメージダウンする可能性がある。また、妻へのエクスキューズなく、今回のように「赤江アナと食事に行けなくなった」と大吉が言えば、なぜそんなに赤江アナと食事に行きたいのかと、不倫疑惑が再燃するかもしれない。
個人的には、大吉が赤江アナと食事に行くこと自体は問題がないと思う。既婚者であっても、仕事仲間と食事に行くことはおかしいことではない。マスコミが怖いというのなら、潔白の証明として、食事の模様をSNSにアップしたらどうか。『たまむすび』公式インスタグラムを見ると、19年12月31日、「ミニミニ忘年会」と称して、赤江アナが玉袋筋太郎と酒を酌み交わしたり、地面にあおむけで寝そべった瀧の上に、同じくあおむけの体勢で乗っかる画像がアップされている。ここに大吉との食事画像が加わっても、何ら違和感はないだろう。
誰かと食事をしたくらいで、不倫を疑われる芸能人のみなさんはお気の毒と言うしかないが、その一方で、不倫は「謝罪力」が試される場でもあると言えるのではないだろうか。夫の不倫疑惑が写真週刊誌に掲載されて、うれしい妻はいないはず。実際に不倫をしていないから、妻には謝らなくていいという問題ではない。土下座して謝るという本気の謝罪ではなく、相手に嫌な思いをさせたことを即座に謝れるかは、司会者としても必要な能力ではないか。腰の低さや物腰の柔らかさに定評のある大吉だが、「妻に謝った話」をできるがどうかは、司会者としての大吉の今後の“課題”なのかもしれない。


材料の豚バラ肉は栄養の宝庫で、疲労回復や免疫力アップも期待されています。ほうれん草は緑黄野菜の代表。特に冬のものは栄養もおいしさもアップしていて、夏のものに比べてビタミンCは3倍とか。同じく冬が旬の大根を加えてボリューム感をプラスしました。大根の皮に近い部分に消化酵素が多く含まれるので、よく洗って皮ごと使いましょう。