Travis Japanがメンバー間キス、7 MEN 侍・本高の英語力に絶賛続出!【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、12月26日~1月1日公開の動画を注目度順に紹介します!

少年忍者、初の動画はフレッシュさ満点

 2020年の幕開けである1月1日には、Snow Manから担当曜日を引き継いだ少年忍者にとって、1本目の動画が公開された。タイトルは「少年忍者 【新年の抱負】これからよろしくお願いします!」で、3分39秒と短めの動画。今回は、リーダー的存在の川崎皇輝(17)をはじめとする22人が登場し、「Jr.チャンネル」参戦における意気込みや、1年の目標を語っている。

 まず、トップバッターの内村颯太(16)からは「YouTube参加させてもらうということで、みんなに(少年忍者が)知れ渡ってくれたらいいなと思って。で、僕はファンになってくれた方に恥ずかしくないような、それになんないように頑張ります!」と、アイドルとしては100点の頼もしいコメントが飛び出した。2番手の長瀬結星(16)は、不安があるのか、カメラではなくほぼメンバーを見ながらしゃべるなど、初々しさが画面越しにも伝わってくる。

 そんな長瀬は「僕らも、下の忍者もやっぱ、先輩忍者にガって追いつけるようなレベルに立ちたいし。僕、個人的に言うと、MCにも挑戦したいっていう。皇輝くん第2号にちょっとなってみたいなと思うんで。ちっちゃい子の中のMCに。ちょっとやってみたいってことで。とりあえずは2020年もよろしくお願いします」と本人を前に宣戦布告。個人的には、川崎が「自分のポジションを奪うなよ」といった嫌味を一切言わず、「俺も頑張るから!」と受け止めたところに、懐の深さを感じた。

 元木湧(18)はYouTubeを通じて少年忍者を「全世界に広めたい」と夢を掲げたほか、最年少・田村海琉は13歳にもかかわらず、「2020年はみんなでアクロバットとか、歌をできるように。グループ全体のできることを増やしていきたいと思います」と、正面を見てしっかりと話していた。最年長の平塚翔馬(18)が「大人数だからできるこそのいろいろ企画とか、パフォーマンスでもやっていけたらいいなと思います」と述べると、長瀬が「僕、旅企画したいです」と、希望。

 これに対して、平塚は「そういうのもいつかできる日が来るといいですね」と、どこか他人事で返し、メンバーの笑いを誘っていたのだった。再生回数は1月3日時点で12万台。また、5組が新年の挨拶をしている「ジャニーズJr.チャンネル【あけおめ2020】5グループ総出演!」(12月31日)もアップされており、こちらの再生回数は3日時点で21万台だった。

 12月26日の動画は「Travis Japan【お泊まり】修学旅行気分でワイワイ!」。主演舞台『虎者 ―NINJAPAN―』の公演で訪れていた京都の旅館にて、“修学旅行気分”の一泊を満喫する企画となっている。メンバーの素が垣間見られそうな貴重な機会ながら、「【センスNo.1は誰?】千円で京都みやげ」(12日公開)と同様に、なんの説明もなく吉澤閑也がこの場に不在。川島如恵留・七五三掛龍也・中村海人・松倉海斗・松田元太・宮近海斗の6人で、ひたすら自由な一夜を過ごしている。

 カメラ担当、寝る場所決め、入浴……とイベントが進む中、初のお泊りで興奮気味のメンバーは、とにかくハイテンション。大浴場では、宮近が川島の上半身をアップで映すと、「男性がお風呂に入ってる姿をさ、このアングルで見れることないよ、絶対」(川島)「一緒に入ってる感覚になるんじゃない?」(七五三掛)「いや、お漏らししそう!」(宮近)「ちょっと……エッチ!」(川島)と刺激的なワードが飛び交った。大ハシャギの彼らは、“前髪命”の七五三掛に水をかけて遊ぶなど、2時間もお風呂に入っていたとか。

 入浴後は浴衣に着替え、布団に寝転がりつつトランプゲームの大富豪をプレイ。カメラを忘れてよほどリラックスしてしまったのか、7分20秒頃の宮近は浴衣がはだけてしまい、胸元や太ももまで露わになっていた。負けた人は「カメラ目線で将来の夢を語る」「下位2名がキス」との罰ゲームがあり、最年少・松田と最年長・川島のキスが決定。後ろで松倉が歯磨きをする間、2人は「おやすみのチュウ」をお披露目したのだった。

 ここで、スタッフが「朝ごはん争奪! 目覚ましを使わず起きよう! 選手権」なる企画を投入。これは、目覚ましをかけずに全員で就寝し、翌朝8時~8時30分に自力で起床した人が朝ごはんをゲットできるルール。先ほどまでの盛り上がりから一転、おネムモードになった6人は布団に入って眠りについた。そして翌朝8時、一番早く部屋を出てきたのは、寝起きでほぼ目が開いていない宮近(浴衣のはだけ具合も相まって浮世絵の『三世大谷鬼次の奴江戸兵衛』を思い出させるビジュアル)。

 宮近はもちろん、ジャニーズの“ガチ寝起き姿”はかなりレアだが、中でも七五三掛はお肌がツルツルで、女の子のように可愛らしい。しかも1人だけパジャマに着替えており、珍しいボサボサ頭も含めて、ファンにとってはうれしいお宝シーンだろう。時間になっても目を覚まさなかったうちの1人・中村は、「ポケットモンスター」シリーズのキャラクター・ピカチュウのアイマスクをして爆睡中(モンスターボールのポーチも持参)。中村が10月配信の「【衝撃事件の真相】厳選トークで思い出&プラベ話も!」で、遅刻の過去について懺悔していたこともあり、七五三掛は「せっかくYouTubeで反省したのに……」と、呆れていたのだった。

 コメント欄やSNS上では「寝る場所決めるだけなのに、スゴく楽しそう! トラジャのワチャワチャ感が最高」「寝起きでもこんなに顔が整ってる人、なかなかいない! やっぱりTravis Japanは格が違う」「如恵留くん、キスする時に相手の後頭部に手を置くんだね……」「次は閑也くんも揃った7人でのお泊り会が見たい」「閑也がいたら何時に起きてたのか気になる」と、さまざまな感想が上がっている。Travis Japanの動画は、公開後1週間前後で20~30万台が定番だが、今回の再生回数は53万台(1月3日時点)と、かなり好調だ。

 27日に配信されたのは「7 MEN 侍【コミュ力対決】初対面の海外キッズおもてなし!」(再生回数は1月3日時点で15万台)。今回は「おもてなし王選手権」として、初対面のゲストに“いかにハマるか”を検証する企画にチャレンジ。制限時間3分の面談後におもてなしタイムが設けられ、それぞれ“どんなおもてなしがいいか”の作戦を立てて実行するというもの。コミュニケーション能力が試される場面だが、なんと別室に待機していたのは、ハーフの子ども・ジェイソンくん(7)だった。

 1人目の佐々木大光は、やり取りするうちに日本語では伝わりにくいと考えたのか、なんとか英語で会話しようと奮闘。ところが、あまり有力な情報を引き出せずに持ち時間が終わってしまった。以降、ほかのメンバーもハーフの少年との出会いに驚きながら、思いつく限りの英単語を駆使。やや英語力が心配な菅田琳寧は「ノージャパニーズ? イングリッシュピーポー?」「機関車ジェイソン?」と、名前や年齢を確認した程度でタイムアップとなった。

 中村嶺亜もうまく話せずに終わると、「これは(本高)克樹が有利かな、たぶん。なんかね、勉強しておけばよかったなってシンプルに(思った)」と、現役大学生の本高が最もMVPに近いのではないかと予想。その通り、本高は見事に流暢な英語で質問を投げかけ、ジェイソンくんが「サッカー好き」であることや、好きな色を聞き出していた。いつもメンバーに「デブ」などとイジられている本高だが、今回はここぞとばかりに優秀さを発揮。サラリと特技を披露するあたり、本高に惚れ直したファンも多いのではないだろうか。

 英語が苦手な今野大輝は、単語をつないでジェイソンくんが「ゲーム好き」であるとわかり、どうおもてなしをすればいいのか、真剣に考えている様子。矢花黎は「人見知りなんすよ、俺」とスタート前から不安げで、積極的に声をかけるも、さほどヒントは得られず。おもてなしタイムでは、子どもならば絶対に嫌がらないチョコレートのお菓子で気を惹く佐々木。中村がスケートボードで遊んでいる時も、何かとジェイソンくんに絡んで得点稼ぎに走っていた(他人の手柄を横取り)。本高はサッカーボールを持ち込み、ジェイソンくんとドリブル対決。子ども相手だからと手を抜かず、果敢に取り組んだ。

 そんな中、今野は「俺は20秒で」と、前置き。短時間で何をするのかと思えば、ゲームに使えるニンテンドーのプリペイドカードをプレゼント。11月公開の「【目指せハワイロケ!】いい感じの数字で以心伝心」で、“お坊ちゃん育ち”だと判明したが、お金で解決したところは、今野らしいやり方だと感じた(むしろ潔い)。矢花のアピールタイムは、ジェイソンくんの愛らしいスマイルが何度も見られるため、癒やし効果抜群。

 ちなみにコメント欄を見ると、ジェイソンくんがSixTONES・ジェシーの子ども時代に「似ている」という声や、「本高くん、英語にサッカーって一度にイケメン要素が詰まってる」「本高くん、英語の発音が良すぎ!」「克樹くんの英語話してる姿、爆イケ! カッコよすぎてヤバい!」「克樹くんってホントに多才だね」と、本高を絶賛するコメントが相次いでいる。

 28日の動画は「美 少年【全員にドッキリ!!】ファッション企画?いいえ…びしょ濡れです!」。タイトル通り、美 少年メンバーにとっては予想外のドッキリ企画で、最初は何も知らない6人のファッションチェックからスタート。各々がコーディネートのこだわりを明かす中、チェックのニットベスト&白いパンツ姿の佐藤龍我は「実はちょっとネットで調べて。女子ウケが、どれがいいのかなって……。そしたら、こういう白系がいいみたいな、書いてあった」と、“女子ウケ狙い”で選んだことを告白していた。

 しかし、残念ながらこの日の本題は「ロシアンぬ~れっと」。使うのは、水タンクが設置されているヘルメット型の帽子。そこから8本の棒が突き出ており、引いたカードの言葉に沿って、ゲームを進めていく。カードには好きな棒を1本引く「1本カード」や、「2本カード」(2本引く)「スキップ」(棒を引かなくてよい)「リバース」(順番が逆回りになる)と書かれているが、いつ頭部から水が流れ出てくるかは運次第。黄色い帽子、赤い棒、水色のタンクというシンプルな色合いのためか、ロシアンぬ~れっとを体験する美 少年の姿は幼稚園児のような可愛さだ

 お気に入りの服がダメージを受けるハラハラ・ドキドキの展開となり、最初に藤井直樹が水濡れの犠牲になると、メンバーは大騒ぎ。ファッションで女子ウケを重視した佐藤自身は、リアクションと甲高い叫び声がもはや女子になっていた。以降も佐藤はよほど楽しいのか、随所で大笑い。一方、個人的に「リバース」を出して見るからに調子に乗った那須雄登の顔に苛立ちを覚えたものの(11分14秒頃、絶妙に腹立つ顔をしている)、最後の藤井&浮所飛貴によるイタズラは、不憫に思えて仕方がなかった。

 しかし、さすがは美 少年。“水も滴るいい男”そのもので、むしろ那須のカッコよさが増したような気がしたのは、筆者だけだろうか(14分24秒頃)。タイトルに「ドッキリ」と入っている点も影響しているのか、再生回数は比較的にハイペースの22万台(1月3日時点)。

 29日に更新されたのは「HiHi Jets 【みんな答えわかる?】ひらめき脳No.1は誰だ!?」(再生回数は1月3日時点で21万台)。HiHi Jetsといえば、これまでの脱出ゲームや謎解き系の企画においてグループイチの頭脳派・猪狩蒼弥が大活躍。9月配信の「【ジャニーズ数式】謎を解いて脱出せよ!」でも、人質になっているはずの猪狩自らが孤軍奮闘して答えにたどり着いていた。そこで今回は、「ただ解くだけじゃダメだということで」(髙橋優斗)「もう視聴者さんもね、飽きてるよ。正直」(猪狩)とのことで、「ヒラメキ脳 謎解き選手権」と題して、猪狩VS高橋&井上瑞稀ペアのチーム戦を行うという。

 井上が「2人でガリさんをけちょんけちょんにします!」と強気に出ると、猪狩は「マジで言ってんの!? 皆さん聞きました、今? 20(歳)と19(歳)が寄ってたかって17(歳)を『けちょんけちょんに』って言ってますけども。正直、負ける気はせん。前回の謎解きという面で言ったらね。ほかの人間性とか見たら、もちろん2人とももっと高いけど、謎解きという面に対しては、2人足したところで、到底俺には到達しないから」と、反論。暗に“人間性では2人に勝てない”と謙遜し、あくまで謎解きには自信があるとアピールするあたりに、猪狩の優しさを感じる一幕だった。

 とはいえ、容赦ない猪狩は「要は魔王に対して勇者2人で挑んでるようなものですからね。勇者とスライムだよ」と、高橋を“雑魚”扱い。確かに、高橋はこの手の企画で頭を働かせるのが苦手なようだが、当人は「ありえない」と、突っぱねた。なお、不正解者は罰で激苦のセンブリ茶を飲むといい、猪狩が負けた際は2杯になる。猪狩は「かかってこいよ」と臨戦態勢だったが……。第一問は「O T T F F S S ?」「Sの次に来るアルファベットは?」というもので、知識はもちろん発想力も重要なクイズ。猪狩は自力で当て、2人チームも協力して正解を導き出した。

 こうした謎解き系から、中居正広、Snow Man・渡辺翔太、ENDLICHERI(KinKi Kids・堂本剛のソロプロジェクト)など、ジャニーズ関連の問題まであり、意外にも井上が絶好調。高橋は相棒にうまく助けられた形だけに、猪狩が「お前も(センブリ茶)飲めよ。お前、ホント活躍しねぇのな!」と責めると、仲間のはずの井上も「今回の問題、ほぼ俺解いてる」と、便乗した。

 その後も小競り合いが続くと、最終的に井上が「閉めます!」と、シャッターを下ろすようなジェスチャーで強制終了を宣言。いつもエンディングで流れる「チャンネル登録よろしく」のデザインが出現し、ますだおかだ・岡田圭右の持ちギャグ「閉店ガラガラ」を連想させる、新たな動画の締め方になっていた。

大人こそ性教育の“答え合わせ”をしよう 性教育YouTuberシオリーヌさんインタビュー

「安全日には避妊しなくても妊娠しない」
「射精するときだけコンドームをつければ大丈夫」
「オーラルセックスでは性感染症対策は必要ない」

 これらは全て、誤った性の知識です。

 性についてしっかり学ぶ機会がないまま大人になったという人は、実は少なくないのではないでしょうか。

 大人だからこそ! 性の知識をもう一度、学び直してみませんか?

 助産師で性教育YouTuberのシオリーヌさんは、「コンドームの正しいつけ方」「正しい避妊法」「予定外の妊娠のときどうしたらいい?」などの性の知識を老若男女に伝えるべく、YouTubeで動画配信を行っています。

 シオリーヌさんに、性について抱きがちな誤解や、大人こそ性教育を学び直すことが大切な理由について聞きました。

シオリーヌ(大貫 詩織)/助産師・性教育YouTuber
総合病院産婦人科にて勤務ののち、現在は学校での性教育に関する講演や性の知識を学べるイベントの講師を務める。性を学ぶオンラインサロン「yottoko labo」オーナー。 YouTuberとして性を学べる動画をYouTube配信中 !

まず、自分の体の仕組みを知らない

——シオリーヌさんが性教育YouTuberとして活動を始めたきっかけについて教えてください。

シオリーヌ:大学を卒業後、助産師として働いていたのですが、病院で妊婦さん達とお話していると、妊娠の仕組みや避妊法の活用など具体的なスキルを知らない方が多いとわかったんです。
 「妊娠週数って前回の生理から数え始めるんですね」「出産予定日って40週0日のことなんですね」「赤ちゃんって予定日にピッタリ生まれるものだと思ってました」と言うお母さんも多かったです。
 なかには、予期しないタイミングで妊娠された方や、妊娠という出来事に気持ちがついていけない方もいます。だから、妊娠する前に伝えなくてはいけないことがたくさんあると思いました。
 妊娠や出産はもちろん、セックスや避妊の方法を自分の力でしっかりと考えて選択できるようにするためには、中高生くらいの段階で知識を持っている必要があるんじゃないでしょうか。
 それで私にできることはなんだろうと考え、助産師3年目のときにネットで性教育にまつわる発信を初めて、
現在のような活動に広がっていきました。

——男女を問わず、セックスや避妊、生理などの知識が不確かなまま大人になった人は多いのではないかと感じます。

シオリーヌ:今の日本の不十分な性教育を受けてきたら、多くの人がそうなると思います。中高生くらいから、友達からの話やメディアで得た知識を一生懸命組み合わせて自分なりの答えを導き出すけど、それが正しいか間違っているのか教えてくれる人もいなくて、大人になってからも漠然とした知識の中、なんとなくセックスをこなしている人も多いですよね。

――それぞれが持っている性の知識も全然違いますよね。“答え合わせ”が必要だなと思います。

シオリーヌ:私の動画へのコメントでも「これを学校で教えてほしかったです」「ずっと勘違いしてました」というコメントをいただくこともよくあるんです。
 また、中高生など若い世代の間には、大人たちからセックスにまつわる知識を曖昧にしか教えてもらえないことへの不満のようなものがあると感じています。
 ネットや雑誌などでやんわりとした情報は入手できても、そこにある情報って玉石混交です。正誤の振り分けを自分でするのは難しいですし、教えてくれる大人も周りにいないので、子どもたちも戸惑っていると思います。大人としてはこうした状況を放ってはおけないですし、積極的に口を開いていかないといけないなと。

どんな性教育を受けられるかは「運ゲー」
——日本の性教育は未だに不十分で、今の小中高生たちもしっかりとした性教育を受けられていないのでしょうか。

シオリーヌ:学校で行われる教育は文部科学省が作っている学習指導要領に基づいて行われるのですが、中学校の指導要領には「妊娠・出産に関しては受精から出産に関しては扱うけれども、妊娠に至るまでの経過は取り扱わないものとする」という「はどめ規定」というものがあるんです。つまり、具体的なセックスの話はしてはいけないので、保健の教科書にも精子と卵子がどうやって出会うかという解説はほとんど載っていないんです。
 なので、たとえば「性感染症は“性的接触”によって感染します」という説明はあっても、性的接触の定義はどこにも書かれていないんですね。それだと、なにが性的接触に当たるのか、オーラルセックスやアナルセックス、キスによっても感染するのかどうか、わかりませんよね。

——解釈が子どもたちに委ねられているのですね。

シオリーヌ:ただし、性教育で取り扱う範囲はある程度、学校側の裁量に任せられているんです。 なので、熱意のある先生が子どもたちのためにより具体的な話をしている学校もたくさんあります。たとえば私と同世代の友人にも、公立高校で性教育の一貫としてコンドームを装着する練習をしたよという人もいます。
 とはいえ、どの学校に通うかによってじゅうぶんな性教育が受けられるかどうかが左右されてしまうのは、子ども達にとってはものすごいリスクですよね。

——中高の時にどんな性教育を受けるかで、その後の人生が変わる部分もあるのでは。

シオリーヌ:公立学校の先生は転勤があるので、熱意のある先生が異動になった瞬間に性教育の授業のレベルが下がってしまうこともよくあります。子ども達が必要な知識を平等に得るためには、学習指導要領自体がもっと発展的な内容に変わる必要があるだろうと思いますね。

性について話すこと≠自分のプライベートをオープンにすること
——シオリーヌさんが子どもたちに性教育の話をすると、どんな反応が返ってきますか?

シオリーヌ:未就学から小学校低学年あたりまでは、「赤ちゃんはどうやってできるんだろう」とか「どうしておちんちんがある人とない人がいるの?」とか、純粋な好奇心が強いので、セックスの仕組みを淡々と説明すると「へー!」という感じで終わります。教室内で照れやからかいの“笑い”が起き始めるのは、小学校高学年から中学生くらいまでという印象です。

——子どもが純粋な興味や疑問を持った段階であれば、性について「恥ずかしいこと」「いけないこと」というイメージにつなげずに伝えられるのですね。

シオリーヌ:普通に喋ることがすごく大事だと思うんです。大人の方が、性へのタブー視が強い場合も多いですよね。たとえばお子さんから「赤ちゃんってどうやってできるの?」って聞かれたときに身構えてしまう方もいると思いますが、自分はなぜ性の話題にギクッとしてしまうのか、そのタブー視はどこからやってきたのか、ぜひその価値観と向き合ってください。

――子どもから性への純粋な質問を受けてギクッとしてしまった時、どう答えればよいのでしょうか。

シオリーヌ:お子さんから「お父さんとお母さんはどうやって子どもをつくったの?」「セックスってどういう風にやるの?」と聞かれると、子どもに対して自分のプライベートをオープンにしなきゃいけないような気がして抵抗があるというお話をよく聞きます。親自身がじゅうぶんな性教育を受けてきてなかったので、性に関する話を「一般教養」ではなく「エッチなもの」とみなしていて慌ててしまう親御さんも多いんです。
 もし子どもに聞かれた時は、「精子と卵子は、セックスをする時に男の子についてるおちんちんから精子が出てきて、それを膣を通して子宮という所に届くんだよ」という仕組みを淡々と説明してみてください。
 もしその時、「じゃあ、お父さんとお母さんはどういう時にセックスするの?」と聞かれたら、「それはお母さんのプライベートの話なので言いたくありません~!」「お母さんとお父さんの大事なことだから、二人でしか話さないことなんだよ」って濁してもいいんです。
 親が自分自身のプライバシーを大切にしている姿をお子さんに見せることで子どもにも「あなたのプライベートを大切してほしい」と態度で伝えることができますよね。
 もちろん、「もし誰かに体を触られて嫌な思いをした時は相談してほしい」と伝えることも大切です。でも、それは親御さんのプライベートに踏み込むような話では決してないんです。

——プライベートなことへの質問に必ずしも答える必要はない、答えたくないことには「NO」と言ってもいいと伝えることにもなりますよね。

シオリーヌ:私も小中学校に講演に行くと、子どもたちから「先生は結婚してるんですか?」とか「彼氏はいるんですか?」とか、いろいろ聞かれるんです。そんな時、私はいつも「言いたくありません。初対面でそういうことを聞くのは失礼ですよ~!」って明るく返答しているのですが、その線引きはあっていいと思います。

——教養について話すことと、自分のプライベートをオープンにすることは違う。それがはっきり見えていれば、性教育について話しやすくなる人も増える気がします。

シオリーヌ: 私は動画でよく「性の話をもっと気軽に、オープンに!」と呼び掛けているのですが、それは「みんなが性に対して積極的になることを推奨している」わけではありません。
 私がオープンにしたいのは性について学びたいという気持ちをオープンできて、実際にオープンに学べ環境を作ること。そして、性について何か嫌なことがあったら本人が「NO」をオープンに言えるような社会にしたいんです。もちろん、性的なことに興味がない人だっていますし、一人ひとりが性に対する自己決定権を持って、 「YES」 も「NO」全てオープンに話せてお互いに尊重し合える社会になったらいいなと。そのために、性の話題にかかっているモヤモヤをとっぱらいたいです。

——性の話をオープンにすることの難しさというと、今年11月には大丸梅田店の新フロアで行われた、生理中の女性従業員が「生理バッジ」をつけるという取り組みがありました。

シオリーヌ:私は、「生理バッジ」自体の存在はどちらでも良いと思いました。たとえば妊婦さんもですが、マタニティマークをつけることで嫌がらせをされるのが怖いという人もいますし、マタニティマークをつけていることで配慮してもらえるメリットの方が大きいと考える人もいますので、目印があることで生きやすい人と生きにくくなる人と、どちらもいると思うんです。生理バッジも、つける本人がポジティブになれると思うならつければいいし、オープンにしたくないという人はつけなくてもいい。その選択肢は人によって異なりますよね。
 ただし、それが本当に本人の自由な選択かどうかというのが大事なポイントだと思うんです。取り組み自体はよいものでも、生理バッジをつけることでお客さんから理不尽なセクハラに合わないような環境が作られているか、そういうことが起きた時にきちんと守ってくれる体制があるのか、もしくはつけない選択をした人に対して圧をかけてくる上司がいないのかなど、いろんな問題があると思います。そうした諸問題がクリアになる土壌がまだ今の日本にできていないのなら、引き下げるという選択もありなのかなと騒動を眺めていました。

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——たとえば生理に対して「エッチなもの」という誤解もあると思いますが、それはこれまで生理の話がタブー視されてきた現実があるのだと思います。どうしたらタブー視が払拭できるでしょうか。

シオリーヌ:まだまだ性にまつわるタブー視は根強いと感じますが、ここ数年で、少しずつですが変化は起きていると思います。たとえば私のような性教育YouTuberを含め、YouTubeやTwitterで教養としての性について発信する人は増えています。
 ただ、私はこれを一過性の“性教育ブーム”で終わらせたくないです。性の話について誰もが「一般教養」の範囲として興味や関心を持って、筋トレやダイエットのことのように世間話ができるようにしたいですね。

※後編につづく

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SMセックスとDVの10年間ーー恋人の“暴力”を受け入れ続けた女の理由【元Vシネ女優・内縁夫刺殺事件】後編

 2008年1月26日の早朝。「夫が背中をけがしている」との119番通報を受け、マンションに到着した救急隊員が部屋で見たのは、下半身は裸で血だらけでベッドに倒れている藤田秀則さん(仮名・当時53)の姿だった。女(当時31 )は「午前5時ごろに背中を刺されて帰ってきた」と話し、確かに、商店街の途中にある中華料理店から現場マンションまで、約200メートルに渡り、血痕が続いている 。しかしマンションエントランスの防犯カメラに映る藤田さんはけがをしていない。また、「夫」と話すが、女との関係は夫婦でもない。さらに、女の顔と体には殴られたような痕があった。

 通報した女・木崎恵理子(仮名)は02年に芸能界を引退した元タレントだった。身長172センチ、バスト90センチのEカップという抜群のスタイルと美貌を武器に、グラビアアイドルとして活動し、9本のVシネに出演、テレビ出演も行うなど、精力的に芸能活動を行なっていたのだった。

(前編:22歳年上の“スポンサー”との奇妙な「性生活」――元芸能人が告白した10年の歳月

寝ていたはずが床でセックスの最中だった

 前日の夜、2人は自由が丘で待ち合わせをして食材などを買い込み、21時過ぎに帰宅。日付が変わって0時13分頃、再度2人で外出し、酒などを買い込み0時43分に帰宅した。さらに5時45分、一旦外出していた藤田さんが帰宅後、恵理子は果物ナイフで被害者を背中から突き刺したという。

 傷の深さは6センチ。普通の人であれば血が止まる可能性のある傷だったが、藤田さんは末期の肝硬変で血小板が減少しており、血が止まらなかった。自宅マンションまでの長い血痕は、刺される前、帰宅の途につくところ、吐血したために残ったものだった。

 恵理子が自ら、事件までに覚えていることを赤裸々に語る。

「その前日はご飯を作って一緒に食べて、でも彼がまだおなかすいてるって言っていたのと、野菜スープが飲みたいということだったので、2人でまたお買い物に行きました。コンビニに寄って2人で帰って来たら12時半すぎになっていたので、寝る準備をして、パジャマを着てベッドへ入りました。彼はテレビを観ていたんですが、『もう寝ちゃうの』と言って私の胸や体を触ってきて、イチャイチャしてきました。でも私は風邪気味だったので『後にして』と断りました。彼はすねていましたが、ケンカにはならず、そのまま寝ました。寝たと思っていました」

弁護人「次の記憶は?」

「彼にセックスで起こされました。なぜか床の上で、セックスの最中でした。私が下で、彼が上……。寝ていたと思っていたので、そこまでの記憶はありません。彼は焦げ茶のボーダーのセーター、下半身は何もつけてなく、私も、上は黒いレースのパジャマだけでした。私が気付いてから、あぁ彼はやっぱりしたかったんだな~と、そんなふうに考える時間もあって、少しの間抱き合っていました。10分~20分くらいです。

 しばらくして『衣里、背中見て』と、上にいた彼が横に来て、セーターをまくり上げました。私の記憶では右なんですが、横にシュッと傷がありました。血は出ていなくて、パカッと開いたような感じ……血もついていませんでした。『切り傷みたいになってるよ、また酔っぱらって転んじゃったの?』と聞くと『血は出てる?』って聞いてきたので『出てないよ』と言いました。『アロンアルファでくっつけて』というので、傷をはさむようにペトッとつけました。彼が、アロンアルファは手術で使う医療品で、一番キレイにくっつくといっていたので……私のもそうですが、暴力の切り傷は、アロンアルファで治していました」

 恵理子いわく、その後、藤田さんをベッドで寝かせ、布団をかけたという。うつぶせで寝ていた被害者が、クルッと左を下にして寝返りをうったとき、布団がはだけた。掛け直そうと布団に近寄ったとき、ベッドのマットにおびただしい量の血がついていることに気づき、119番通報に至った。

「私の記憶だと、切り傷から血は出てなく、アロンアルファでくっついていました。そして傷は右でした。痛がってはいなかったです。そうでなければ、強引に連れて行っています。『救急車呼んだから』と言うと彼は『来たら起こして、寝てるから。セックスの続きはあとでやろうね』って言うから、『そんなこと言ってる場合じゃないでしょ』と言ったのですが、今となっては『続きはあとでやろうね』っていう言葉が、彼の最後の言葉になりました……」

 弁護人も「傷は彼が刺したか第三者が刺したか、もしくは彼の暴力で被告人は意識もうろう状態で強制された可能性があり、責任能力はなく無罪であります。被害者は重度の肝硬変を患っており、傷害と死亡に因果関係はありません」と主張した。商店街に長く続いていた血痕は、犯行前のもので、藤田さんが吐血したためにできたものだという。

 二人の日常的なセックスにおける「SM」の、身体的ダメージの大きさが見え隠れする。実際、通報時の恵理子も、全身にけがを負っており、取り調べ時に刑事に指摘を受け、はじめて鼻の骨を骨折していることに気づいたのだという。セックスだけでなく、日常生活でも暴力があったと、恵理子は証言した。

「記憶がないということは今までもありました。4~5年前から、寝てたと思ってたのに、っていうことが何度かあり、ここ1年は、すっぽり記憶がないことが多かったです。気づくと、起きようと思っても体が動かなかったり、痣だらけだったり、ベッドで寝てたのに床の上だったり、セックスで起こされたりっていうことがありました。

 起きてから『昨日、衣里になんかした?』と聞くと『またキチガイになって衣里を殴った』って聞いて、あ、そうか、と。そういう時は部屋の中のモノが壊れ、あらゆるモノが散乱していました。彼はケンカ慣れしていて、右手も左手も使えます。左右の拳で殴られ、蹴られ、モノで殴られる……酒ビン、ベルトのバックル、フライパン、全身鏡、物干パイプ、胡蝶蘭の鉢など……。あとは、掃除機の柄の部分持って、カウボーイのようにぐるぐる回して本体をぶつける……走行中の車から振り落とされる……ウイスキーをかけられ、馬乗りになって顔や頭を拳で殴ったり、床や壁に叩き付けたり、頭をボールのように踏まれて蹴り上げられたり、みぞおちを蹴られたり……」

 凄まじい暴力の詳細を、恵理子は法廷で淡々と語る。これらの行為で恵理子は骨や歯を折り、頭を縫うなどのけがを負ってきた。にもかかわらず、恵理子は藤田さんのことを心から愛していたため、暴力を理解しようとしたのだという。

「この件に関しては、10年近く、殴られる度に悩んだんですが……ん~、私が、なぜ殴られないといけないのか、ってよりも、何故、彼は私のことを殴るのか。必死で理解しようとしていました。悩んで出した結論は、暴力は不器用な彼の愛情表現の1つ。それとして受け止めました。彼はプライドが高いゆえ、傷つきやすく、弱く、不器用な人だと私の目には映っていました。やめてほしかったですが、彼の愛情表現として受け入れていて、別れようと思ったことはありません」

 こうした日常における暴力のあと、藤田さんはいつも「俺が悪い」と自分を責め、自傷行為を始めた。恵理子を殴っていた酒ビンで自分を殴ったり、ナイフを持ち出して体を傷つけたり、また恵理子にナイフを持たせ、傷つけさせようとしたり、ありとあらゆる方法で自傷行為を行うのが常だった。

「自分の体にナイフの刃を押しあて、柄の部分を持たせ、引っ張って誘導して引き寄せる感じ……私は止めてました。ナイフで刺したことはこれまでありません。今思えば、自虐行為のあと、セックスしていました。当然、セックスする場面じゃないので私からは……私の中では求めようとも思わない状況下です。でもなぜセックスできるかと言えば、彼が勃ってるからなので、私は受け入れていました」

弁護人「あなたはどうして受け入れてたの?」

「複雑な思いがありますが、自虐行為を止めることができて、ほっとした気持ち……ここで断ると、第二ラウンド始まりかねないという思い……体力ない状態なので、拒否するより受け入れる方がラク……。彼が泣きながらセックスする姿を見て、不器用な彼の愛情表現なのかな、と思っていました。好きだから一緒にいる。拒否する理由はありません。いつでもどこでもセックスできるのが恋人だと思っています」

 刺した記憶がないという恵理子の主張は、ナイフから藤田さんと恵理子の二人のDNAしか検出されなかったことから退けられた。事件当時の恵理子の精神状態を判断するために精神鑑定も行われたが、その結果から「事件当時、被告人の意識は清明で、その責任能力に何ら問題はなかった」とも結論付けた。そうして、恵理子に対しては「SMプレーの行き過ぎによる行為」として懲役4年が求刑され、懲役2年6月の判決が言い渡された。

「犯行は被害者の暴行を不器用な愛情表現として受け入れ続け、そのような関係を根本的に変えようとしてこなかったという男女関係に起因しており、被告が犯行に及んだことは同情できない。たとえ被害者から頼まれて刺した可能性が高くても実刑は免れない」(裁判所)

 恵理子は法廷で「刺した記憶がない」と主張したが、彼女の精神鑑定にあたった医師は「記憶が清明」だと判断している。であればそのとき、本当は何があったのか。裁判所が言及した通り、藤田さんは恵理子に、自らを刺すように、強く求めたのか。であれば「いつも止めていた」という恵理子はなぜ、刺したのか。

「私は……彼のことを心から愛しています」

 最終陳述でも、震える声で恵理子は、こう言ったのだった。藤田さんが刺される直前、二人の間に何があったのかは、彼女しか知らない。

【参考文献】
「週刊新潮」2008.02.07 
「週刊ポスト」2009.02.13 
「週刊女性」2008.2.26 
「週刊大衆」2002.4.8 
「アサヒ芸能」2008.2.21 

 

【テラスハウスファン座談会】愛華はなぜ「女性視聴者」を戦慄させる? テラハ前半戦のメンバーを考察

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティー番組『テラスハウス」(Netflix先行配信)。2019年5月からスタートした東京編「TERRACE HOUSE TOKYO2019-2020」は、東京オリンピックまで続くと宣言されており、この年末で折り返し地点に到達したものとみられる。

 今回、サイゾーウーマンではテラハが好きすぎて語りたいことが溜まっているウォッチャー3人に集まってもらい、座談会を開催。前編では、マルチクリエーターの翔平とイラストレーターの香織が「テラハの空気をよどませた」という意見が飛び出したが、後編ではほかの気になるメンバーについても話を展開してもらった。(座談会は12月中旬収録)

(前編はこちら)

【座談会参加者】
Aさん:テレビ制作会社勤務。映像作品として興味を持ち、テラハを見始める。とにかく香織に対して並々ならぬ思いがある。
Bさん:編集者。軽井沢編(17~18年)後半のドロドロした展開にハマり、過去のシーズンも一気見。東京編でのお気に入りメンバーは翔平。ジャニオタでもある。
Cさん:ライター。朝井リョウの小説『それでは二人組を作ってください』(新潮社『何様』に収録)でテラハの魅力に気付く。副音声が大好物。イチオシメンバーは軽井沢編の聡太先生。

テラハの愛華、「飲みましょうよ~」発言は怖かった

――ここ最近は、現役大学生・愛華がテラハを盛り上げていますね。バスケットボール選手・凌に寿司をおごらせた「ザギンでシースー」事件や、凌をめぐるライバルであるプロレスラー・花へのマウンティングなどで炎上しています。

 愛華は関わり合いたくない女子そのもの。イメージで言うと、スクールカーストの上から二番目のグループにいる中心人物っぽい。流行を必死に取り入れること、周囲の女子への絶妙なマウンティングを駆使することで、その地位を死守していて、中身は特にない子というか。敵に回すと一番面倒くさいタイプです。

 愛華は、球場のビールの売り子をしてたんですよね。売り上げも上位だったと本人がインスタグラムで書いてました。売り子って、顔採用なのかなと思うほど、可愛い子が多い。売り子からスカウトされてデビューしたグラドル・おのののかのタレントイメージも相まってか、愛華はいわゆる“異性にモテる”ということを、ものすごく意識して生きてきてる子なのかなと。めちゃくちゃ偏見だから、申し訳ないんですけれど……でも、実際にテラハでもそういう姿が見えてきています。

 体をくねらせて、翔平を「飲みましょうよ~」と誘うシーンもすごかった! スタジオの男性陣には絶賛されていたけど、あの仕草を21歳でできるっていうのは鳥肌。テラハのレジェンドと言われるモデルの島袋聖南さんだったら、これをやってもギャグっぽく見えて笑えるけど、この人がやると怖い。

 あの見た目や雰囲気の子がいかにもやりそうなことを、そのままやってるのが怖いんじゃないかな。もっとずばり言うと、見た目も中身も「女に嫌われる女」のステレオタイプなんですよ。生身の人間がこんなにもステレオタイプなことある!? っていう怖さがある。ギャップがゼロすぎるんです。そうやって制作側に編集されてるのかもしれないけど。

 そうそう。「ザギンでシースー」とか、いかにも言いそう。将来は客室乗務員になりたいっていうのもギャップがゼロ!

 凌の試合を応援しに行ったとき、愛華は凌の顔がプリントされた“凌Tシャツ”を買って、「これ毎日着るんだ」ってアピールしてましたよね。それをダシに「ザギンでシースー」をおねだりして、本当に1万2,000円の寿司をおごってもらっていました。調べたら凌Tシャツは4,000円。愛華効果か、現在はどのサイズも在庫切れしていました。

 愛華、花ちゃんのことをちょっと下に見てる感じもするんですよね。愛華のおかげで、花ちゃんの女子人気が高い気すらします。花ちゃんは、女を出すことができないタイプ。それに普段は素直でいい子だけど、プロレスではヒール役というギャップ萌えもある。女を出すのが得意でギャップゼロの愛華と対立しているのが、わかりやすいし面白いです。

――その愛華と花に好意を寄せられている凌についてはどうですか。

 海外で生活していた経験もあるし、チームでもキャプテンなので、人をあからさまにバカにしたりはしないですよね。ただ、一人になりたい時にも「こっち来いよ!」と声をかけてきそうで、私は苦手ですけど。

 最初はやたらと「英語できるぜ」アピールをしていたり、水回りの汚さを指摘したりしていて、面倒くさい人なのかなと疑いましたが、今は普通の常識人なんだなと思ってます。

 基本いい人ですよね。ただ、愛華に財布にされてる感じが、見ていて痛々しい……。あの寿司屋、気になってサイトを見たんですけど、内装がギラギラしていて、若いホステスを同伴で連れて行く用の店という感じなんですよ。セックスする前に行く寿司屋という印象もありましたね。なんか、エロい感じで。

 凌本人は、愛華も花も好みではないとチームメイトにハッキリ言ってました。愛華に行かなかったのはエライぞ! と思いましたね。

――ほかにも気になるメンバーはいましたか?

 女優の春花かなぁ。翔平の「一本に絞らずに、いろいろやっていきたい」という仕事観に、「あれもやりたい、これもやりたいって言ってると、芯がない人なんだって思われちゃいそう」と真っ向から反論していた姿が印象深かったですね。でも春花がメンバーの中で一番、仕事してる感じがしなかった(笑)。どうやって食べていってるんだろう? と不思議に思うくらい。それなのに翔平に正論で説教するのが、ちょっとなぁって思っていました。

 春花は、基本ポケモンしてるだけでしたよね。あとは、春花が「お友達」と呼ぶオッサンたちと一緒に、ゴルフ、車のレース、沖縄旅行に行くとか。

 なんというか、言ってることとやってることに差がありすぎるんですよね。そんな春花に恋をしたのが、イタリア人漫画家のペッペ。イケメンで、「週刊スピリッツ」(小学館)で連載を持ち、おバカなアルバイト・流佳をいつもかばって。非の打ちどころがないいい男なのに、選ぶのは春花なんだ……という衝撃がありました。結局振られましたけど。

 春花を選ぶってダサいなと思って、私のペッペへの思いは早急に冷めました。

 ペッペには、そこはかとないダサさがある。私はそこがいいなって思ってました。そこで春花みたいな女優を手にしてしまったら、彼のアイデンティティが崩れちゃうから、ペッペは振られてよかった!

――おバカさが話題になった流佳についてはどうでしょう。

 最初は笑って見てましたけど、だんだん、テレビでイジってはいけないレベルのおバカさなのかなと思い始めて、どう見たらいいかわからなくなりました……。

B 「スパイダーマンになりたい」と言い出したときは、私も絶句しました(笑)。その後、マーベルファンが集まるバーでバイトし始めるという展開も謎すぎた。

C でも卒業する時、頑張って苦手な英語で一生懸命スピーチしたじゃないですか。以前失敗したパスタも作っていましたし。まんまと号泣しましたね。『はじめてのおつかい』(日本テレビ系)を見てる気分で。

 流佳は途中から恋愛もしないし、全然出てこない回もあったりと、どんどん存在感なくなった。明るい子だったのに、どんどん暗くなっていったのも気になりました。その原因って、私は香織にあると思っています。一時期、流佳は香織にモーションをかけていたけど、香織が「私とアナタでは住む世界が違う」という空気を全身から出していて……流佳はそれを感じ取った気がするんです。

 香織は流佳に誘われた時、「私とアナタで何を話すの?」みたいな理由で断ってましたもんね。

 香織がいなかったら、流佳ももっとのびのび恋愛できていたかも。

――前半でカップルになったのは、結局バンドマン・ケニーとフィットネストレーナーの莉咲子だけでした。

 ケニーと莉咲子は、これから付き合うかも……? というところで、2人そろって卒業しましたね。ホントお似合いな2人だと思いました。

 私はケニーの書く歌詞が、とにかくダサいと思っていて。莉咲子を招待したライブで歌ってた「Sex On Fire」も、意味がわからなくて寒気がしました。でも莉咲子は感動していたので、2人は合ってるんだろうなと。

 ケニーも莉咲子も、オシャレな職業なのにヤンキーっぽいんですよ。2人は、郊外のドンキでスウェットを着て買い物してそう。お似合いです。

――では最後に、テラハ後半戦に期待することをお願いします。

 やっぱり恋愛はしてほしい! 凌は愛華と花に興味はないって言ってたけど、凌をめぐる2人のバトルが見たいです。

 私は「ご近所の悪いうわさ」(宙出版)みたいなドロドロの世界観を笑って楽しむタイプなので、愛華にもっと暴走してほしいですね。彼女に、軽井沢編の悪役レジェンド・優衣ちゃんの素質があるのかどうか。愛華と花の関係性が、どうにか面白く発展してほしいです。

 確かに、軽井沢編にあった下世話さが今はないかな。

 某ネット掲示板では、東京編に優衣ちゃんが参戦するんじゃないかっていうウワサがささやかれてるんですよ。優衣ちゃんが入ったら、また下世話になりそう。でも私は初期テラハの青春っぽさも好きなので、もっと若者たちのキラキラした姿が見たい! 今の東京編では、みんな将来について悩んでるけど、特に前進しないまま卒業してます。流佳が一番成長したように見えたくらい。もっと夢を追う姿を見せてくれ! と思います。

 オシャレなメンバーが気取った恋愛を展開するリアリティーショーと思われがちなテラハだけど、がむしゃらに恋したり、夢を追う中で、メンバーの化けの皮が剥がれていくのが面白いんですよ。「どうぞ本当の私を見てください」と、本性をさらけ出したメンバーの方が、記憶に残るし、テラハを卒業したあとも、何かと話題になる気がします。そういうメンバーが現れてほしいですね。