「5G」とは一体なんですか? 「4G」のままじゃ、どうしてダメなんですか?

「わざわざ調べるほどじゃないけど、なんか気になる」「知らなくても損しないけど、どうせなら覚えておきたい」……日常にあふれる“素朴なギモン”、ズバッと聞いてきました!

 2020年の春からサービス開始が予定されている、次世代移動通システム「5G」。……といっても、実際「5G」ってなんだかよくわからない人が大半なのでは(もちろん、筆者もその一人)。どうやら、アメリカや中国、韓国ではすでにサービスが開始されており、現在広く普及している「4G」よりも、通信速度が100倍速くなるのだとか。いやいや、ホントに!? 「4G」でも十分速いけど!?

 もうちょっと詳しく知るために、大手携帯キャリアの公式サイトをチェックしてみる。それぞれ「5G」の解説ページを設けており、かなり力を入れているようだ。

 ソフトバンクは5Gについて、「『超高速』『大容量』『低遅延』『多接続』『高信頼』などの特長を持つ」「AI、IoT、スマートカー、ロボット、VRなどの新しいビジネス領域を切り開いていくと予測」と解説している。詳しいことはよくわからないけど、“スゴイ”ことだけは伝わった。新しいビジネスの例として、「遠隔医療や工場の自動化に役立つ ロボットアームの遠隔操作」「建設現場の未来を変える 高負荷な処理が必要な3D設計図をタブレットで操作」といろいろ並べられているものの、これらが今の暮らしにどう役立つのか、イマイチ実感が沸いてこない。

 NTTドコモはさらに力を入れているようで、来年1月に『DOCOMO Open House 2020』なるイベントを開催し、そこで「5G」を大プッシュするよう。公式サイトを見ると、「2014年から実証実験を開始し、2019年9月20日にプレサービスを開始」とあり、思わず「そんな前から!?」と驚いた。こちらでも「ドライバーの眠気などを、カメラやウェアラブル端末から車載AIロボットが検知」「他国語での会話はデバイス間でリアルタイムに通訳」と具体例が挙がっており、「5G」によって便利な生活がもたらされるとアピールしている。

 でも、普通に生活しているだけなら、「4G」でも十分に通信速度は速いし、ほとんど不便を感じない。それに、「4」が「5」になった程度で世界がガラッと変わるとも考えにくい。そこで、思い切ってNTTドコモに話を聞いてみた。

「『5G』とは一体なんですか? 『4G』のままじゃ、どうしてダメなんですか?」

広報担当者 「5G」に関しては主管部署が多岐にわたるため、数日間は時間をいただくことになります。

 ううむ、大手企業っぽい回答~! 仕方なく数日待ち、あらためて聞いてみたが……。

広報担当者 いただいた質問についてですが、弊社のみで回答しきれるものではない質問もあり、関係各所に確認をしてもらっているところです。おそらく、年内の回答は難しそうな状況です。

 なんか、めっちゃ大ごとになってない!? いや、そりゃあ国家規模のプロジェクトでしょうから、簡単に答えが返ってくるわけないですよね。大変失礼いたしました……! というわけで、今回は「5G」に詳しい国際技術ジャーナリストの津田建二氏に質問をぶつけてみた。

――「4G」から「5G」に変わると、一体どうなるんですか?

津田建二氏(以下、津田) 「4G」から「5G」への変化というのは、わかりやすく言うと、高速道路の幅を広げるようなことです。「4G」が2車線だとすると、「5G」はそれを4車線、8車線、10車線と広げていくイメージですね。「4G」だと渋滞してしまうけど、「5G」にしたらたくさん車が通れて、走る速度も上がる。要するに、高速移動できる車に乗り換えるわけではなく、今まで通りの車に乗りながら、快適に通行できるよう道路を整備するのが「5G」ということです。

 「4G」が渋滞する原因は、携帯電話で撮影した動画をSNSにアップしたり、動画配信サービスで映画を見たりといった、今では日常的になった行動です。それに20年夏には、東京オリンピックが開催されますよね。新国立競技場に集まった6万人以上の観客が一斉に動画をアップすると、「4G」のままでは回線に負担がかかって、パンクしてしまうかもしれません。これを今まで通り快適に、サクサク通信を行うため「5G」にしようという話なので、「5G」に変わったからといって、いきなり近未来が訪れるということではないですね。

――大手携帯キャリアのサイトを見ると、「超高速」といった言葉もありました。生活に大きな変化はなくても、「5G」はやっぱり通信速度が速くなるのでしょうか?

津田 20年の時点では、「4G」と「5G」はそこまで変わらないと思います。日常生活の中で変化が感じられるのは、30年頃じゃないでしょうか。一応、「5Gはこれくらいの通信速度を目指しましょう」というのが世界的に決まっているのですが、これはあくまで“目標”なので、今はどこの国もそれを目指している段階。「5G」は、これからも開発が進んでいくということです。遠隔操作で手術ができるようになるなど、「5G」によって大きく変化する業界もありますが、日常生活のレベルでは、私たちが知らないうちに変わっていくことがほとんどでしょう。

 夢のある話のように思えるけど、全然そんなことなかった「5G」。でも、今の暮らしを続けていくため、欠かせない変化だということもわかった。とりあえず、「5G」がブイブイ言わせてるだろう2030年の未来をこの目で見るために、「健康に気をつけよう」と現実的なことを思ったのだった。

★★★★★日常の“素朴なギモン”を大募集!★★★★★

 サイゾーウーマン読者の皆さんに代わって、気になることをズバッと聞いてきます! 下記よりご応募ください。

【応募フォームはこちら】

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「わざわざ調べるほどじゃないけど、なんか気になる」「知らなくても損しないけど、どうせなら覚えておきたい」……日常にあふれる“素朴なギモン”、ズバッと聞いてきました!

 2020年の春からサービス開始が予定されている、次世代移動通システム「5G」。……といっても、実際「5G」ってなんだかよくわからない人が大半なのでは(もちろん、筆者もその一人)。どうやら、アメリカや中国、韓国ではすでにサービスが開始されており、現在広く普及している「4G」よりも、通信速度が100倍速くなるのだとか。いやいや、ホントに!? 「4G」でも十分速いけど!?

 もうちょっと詳しく知るために、大手携帯キャリアの公式サイトをチェックしてみる。それぞれ「5G」の解説ページを設けており、かなり力を入れているようだ。

 ソフトバンクは5Gについて、「『超高速』『大容量』『低遅延』『多接続』『高信頼』などの特長を持つ」「AI、IoT、スマートカー、ロボット、VRなどの新しいビジネス領域を切り開いていくと予測」と解説している。詳しいことはよくわからないけど、“スゴイ”ことだけは伝わった。新しいビジネスの例として、「遠隔医療や工場の自動化に役立つ ロボットアームの遠隔操作」「建設現場の未来を変える 高負荷な処理が必要な3D設計図をタブレットで操作」といろいろ並べられているものの、これらが今の暮らしにどう役立つのか、イマイチ実感が沸いてこない。

 NTTドコモはさらに力を入れているようで、来年1月に『DOCOMO Open House 2020』なるイベントを開催し、そこで「5G」を大プッシュするよう。公式サイトを見ると、「2014年から実証実験を開始し、2019年9月20日にプレサービスを開始」とあり、思わず「そんな前から!?」と驚いた。こちらでも「ドライバーの眠気などを、カメラやウェアラブル端末から車載AIロボットが検知」「他国語での会話はデバイス間でリアルタイムに通訳」と具体例が挙がっており、「5G」によって便利な生活がもたらされるとアピールしている。

 でも、普通に生活しているだけなら、「4G」でも十分に通信速度は速いし、ほとんど不便を感じない。それに、「4」が「5」になった程度で世界がガラッと変わるとも考えにくい。そこで、思い切ってNTTドコモに話を聞いてみた。

「『5G』とは一体なんですか? 『4G』のままじゃ、どうしてダメなんですか?」

広報担当者 「5G」に関しては主管部署が多岐にわたるため、数日間は時間をいただくことになります。

 ううむ、大手企業っぽい回答~! 仕方なく数日待ち、あらためて聞いてみたが……。

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 なんか、めっちゃ大ごとになってない!? いや、そりゃあ国家規模のプロジェクトでしょうから、簡単に答えが返ってくるわけないですよね。大変失礼いたしました……! というわけで、今回は「5G」に詳しい国際技術ジャーナリストの津田建二氏に質問をぶつけてみた。

――「4G」から「5G」に変わると、一体どうなるんですか?

津田建二氏(以下、津田) 「4G」から「5G」への変化というのは、わかりやすく言うと、高速道路の幅を広げるようなことです。「4G」が2車線だとすると、「5G」はそれを4車線、8車線、10車線と広げていくイメージですね。「4G」だと渋滞してしまうけど、「5G」にしたらたくさん車が通れて、走る速度も上がる。要するに、高速移動できる車に乗り換えるわけではなく、今まで通りの車に乗りながら、快適に通行できるよう道路を整備するのが「5G」ということです。

 「4G」が渋滞する原因は、携帯電話で撮影した動画をSNSにアップしたり、動画配信サービスで映画を見たりといった、今では日常的になった行動です。それに20年夏には、東京オリンピックが開催されますよね。新国立競技場に集まった6万人以上の観客が一斉に動画をアップすると、「4G」のままでは回線に負担がかかって、パンクしてしまうかもしれません。これを今まで通り快適に、サクサク通信を行うため「5G」にしようという話なので、「5G」に変わったからといって、いきなり近未来が訪れるということではないですね。

――大手携帯キャリアのサイトを見ると、「超高速」といった言葉もありました。生活に大きな変化はなくても、「5G」はやっぱり通信速度が速くなるのでしょうか?

津田 20年の時点では、「4G」と「5G」はそこまで変わらないと思います。日常生活の中で変化が感じられるのは、30年頃じゃないでしょうか。一応、「5Gはこれくらいの通信速度を目指しましょう」というのが世界的に決まっているのですが、これはあくまで“目標”なので、今はどこの国もそれを目指している段階。「5G」は、これからも開発が進んでいくということです。遠隔操作で手術ができるようになるなど、「5G」によって大きく変化する業界もありますが、日常生活のレベルでは、私たちが知らないうちに変わっていくことがほとんどでしょう。

 夢のある話のように思えるけど、全然そんなことなかった「5G」。でも、今の暮らしを続けていくため、欠かせない変化だということもわかった。とりあえず、「5G」がブイブイ言わせてるだろう2030年の未来をこの目で見るために、「健康に気をつけよう」と現実的なことを思ったのだった。

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実家に帰ったら専業主婦の姉がDV被害者になっていた~女性の中のミソジニー

 先日、旅行ついでに実家に数日滞在していたのですが、そこで衝撃的な話を聞かされることになりました。

 端的に言うと、姉がDVの被害者になっていたのです。

髪の毛を引っ張られ、夜中外に放り出された
 私の姉は27歳で結婚し、勤めていた銀行を退社、主婦になりました。30代半ばに妊娠するまではアパレルでアルバイトをしていましたが、妊娠をきっかけに仕事を辞め、今は専業主婦として✕歳児の子育てをしています。

 姉の夫は銀行員で、最年少で支店長に抜擢されたワーカホリック。私は最初に会ったときの彼の言動から、彼が「俺についてこいタイプ・亭主関白憧れタイプ」っぽく見えたため、「話は面白い人だけど、ちょっと苦手なタイプかも」と思っていました(しかし義兄は会うたびにハーゲンダッツをくれるので、「ハーゲンダッツくれる人に悪い人はいないはず」とも……ハーゲンダッツをくれるDV加害者はいるのですね)。

 ごく最近まで、姉の結婚相手に対しては「ちょっとお酒が好き過ぎるけど、働き者でしっかりした人」というイメージでした。でも、今月帰省したときに、彼がアル中だったという事実を知ることになりました。

 母から聞かされた話によると、「これまで2回、酔っぱらって暴言を吐かれたことから夫婦で大げんかになり、ご近所に通報されて警察が来たことがあった」「数カ月前、髪の毛を引っ張られるなどの暴力(このときが身体的な暴力は初めて)を受け、夜中に外に出されてお酒を買ってくるように要求されるという事件があった」とのこと。

 姉は暴力を受けた直後、警察に連絡。警察はすぐに駆けつけてくれて、「この場で逮捕することもできる」という差し迫った場面にまでいったそうです。ですが、まだ子どもが小さいことや、離婚する覚悟が決まっていないことから、姉は逮捕を望みませんでした。

 私はこの事実を聞かされて、「なんで酔っ払っていたとはいえ、彼はお姉ちゃんに暴言を吐いたり、髪の毛をひっぱったりできたんだろう」と疑問でした。アル中だから? アルコールがそうさせた?

 でも彼がいくら酔っていたとしても、勤める会社の社長の髪の毛を掴んだり暴言を吐いたりは絶対にしなかったはずです。なぜ姉にはそういった扱いができたのかというと、結局のところ「姉を下に見ている」からではないか――。

姉を下に見ている夫と、下の存在でいたい姉
 義兄は「姉を下に見ている」から、暴言や暴力をふるったのだろう、と思うと同時に、「下に見ることができる存在(自分が上の立場に立つことができる相手)」だからこそ結婚相手に選んだのかもしれない、とも思いました。

 そして姉自身もまた、「自分より上の立場にいてくれる相手(自分より稼いでいて、頼り甲斐のある男性)」だからこそ、彼の妻になることを選んだのだと思います。

 独身時代の姉は、「契約社員が合コンにいたらテンションが下がる」「しっかり稼げて安定した職業の人がいい。公務員がベスト」「初デートで割り勘にされたら、二度目はない」など、「稼げる男性・養えるだけの収入がある男性」でなければ相手にしないことを明言していました。

 姉は自分がバリバリ稼ぐ気は毛頭なく、それよりも家事をして家族のサポート役になりたいと考えていたのです。また、「30歳以上の女性はどんな人でも需要がなくなる。女は30までに結婚するべき」という思想の持ち主でもありました。

 姉と義兄は出会って二カ月で婚約し、一年以内に挙式、入籍をしました。ベストマッチだったのです。「対等な関係なんて最初から求めていない」という点で、ふたりの価値観はぴったりでした。

 専業主婦(夫)は労働と切り離された存在ではなく、家事や育児という無給の労働に従事する存在です。外で働いて賃金を稼いでくる人の方が偉いというわけではありません。ですが、家庭内においては「賃金を稼いでいる方」の権力が強くなりがちです。なぜなら、家事労働は無給であり、稼いでいる方から別れを告げられれば、稼いでいない方は生活していくことが難しくなるからです。そのため、「離婚したいけど、生活のために我慢して結婚生活を続けなければならない」という事態にも陥ってしまいます。

 姉は、夫から暴力を受け実家に帰省した後、「これからどうやって生活していくか」を考えざるを得ない状況になりました。保育士、介護士、看護師、歯科衛生士などの資格をとるべきか……と、姉は考え始めました。

女性の中のミソジニー
 姉は、自分の価値観と近い人と出会って、愛し合い、結婚したはずです。それなのになぜ、愛した人から暴力や暴言を受けることになり、経済力のまったくない状態で途方にくれることになってしまったのでしょうか?

 暴力をふるう義兄が悪いことは確かです。しかしそんな義兄だからこそ、姉は惹かれた。そこに、「姉の中の無自覚なミソジニー」を私は感じるのです。ミソジニーが姉自身を苦しめているのではないか、と。

 ミソジニーとは、女性蔑視のことです。今回は、上野千鶴子さんがさまざまなミソジニーについて丁寧に解説している書籍『女ぎらい ニッポンのミソジニー』(朝日新聞出版)をご紹介します。

『女ぎらい ニッポンのミソジニー』(朝日新聞出版)
 同書では、ミソジニーについて、<ミソジニーとは、男にとっては女性蔑視、女にとっては自己嫌悪の代名詞である>と定義しています。

 姉はよく、「女性は30歳を過ぎたら価値が低くなる」という主張をしていました。「30超えたらモテなくなるし、20代のうちに結婚しなければならない」とも言っていました。「若い女の方が、絶対的に価値が高い」という女性蔑視的な思想を内面化していたのです。

 この「女性は30超えたら価値が低くなる」発言は、姉自身が30代になってからも続きました。なぜ、わざわざ自分の価値が年齢とともに低くなるなんて言いたがるのでしょうか?

 また、姉は自分よりも学歴や収入が下の男性を、恋愛や結婚の対象としては見ていませんでした。出会ってすぐの義兄と結婚したのは、相性が良かったのもあるでしょうが、「30歳になって女としての価値が下がる前に、自分を庇護してくれるくらいの経済力を持った男と結婚したい」という思いもあったでしょう。冒頭に記しましたが、当時、姉は27歳でした。

 『女ぎらい ニッポンのミソジニー』から引用します。

<もしほんとうに「対等な関係」を求めていたら、女は年上の男や長身の男や地位や学歴の高い男などのぞまないだろう。「わたし、尊敬できる男の人しか愛せないの」というのは、「男に従属したい」という欲望のあらわれだし、「若くてかわいい女の子にしか萌えないんだ」という男は、自分の手におえる「支配と所有の対象」にしか性的欲望を感じないと告白しているだけのことだ。>

 男性と対等な関係を望まず、見上げられる相手を望むことも、その女性の“個人の自由”かもしれません。けれど、内側にミソジニーが隠れていることには自覚的であったほうがいいのではないでしょうか。

ハイリスクな結婚
 姉のようなパートナー選びをする女性は、まれでしょうか。私はそうは思いません。それに、そうして幸せに生活している人ももちろんいます。姉も最近までは問題なく幸せに生活できていました。役割を分担し、自分が誰かをサポートする側であることや、引っ張ってくれる・大黒柱になってくれる存在がいることは、姉にとって「楽」であったはずです。

 でも、暴力や暴言を受けながら生活することは「楽」ではありません。そのうえ「もうこの人とは別れたい」と思ったとしても、夫婦の関係が対等ではないゆえ別れることができない、という弊害もあります。

 今回の姉の件で言えば、姉には実家がありますから、そこで子育てしたり、新しい仕事を探したり、といったことは可能です。ただし、立て直しができるのは、実家というセーフティーネットがあったからにすぎず、もし実家がなければ(あるいは実家との折り合いが悪ければ)、夫の暴言・暴力に耐えながら生活せざるを得なかったかもしれません。

 幸せな結婚だったはずが、一転してリスクを負ってしまう。これを回避するために女性が取り得る自衛策として、まず非対称な関係性によるリスクを自覚し、「自分より下の存在しか恋愛対象にしない」相手はパートナーに選ばない、という方法があります。

 女性を「格下」扱いしていることがあからさまな男性(「お前呼びする男性」「イジリと見せかけて、バカだよなー、などのディスりをしてくる男性」など)を避ければ、わかりやすくミソジニーの激しい男性は避けることができるでしょう。

 また、私は「自分はフェミニストですよ」「男女差別は許せません」という言動を全面に出す方法で、リスク回避中です。こうしておくと、あからさまなミソジニー男性は近づいてきません。義兄のような男性は、フェミニストを自称する女性を恋愛対象にしようとは間違っても思わないはずです。

 でも、そもそもリスクを自覚していなかったら。そういう男性のミソジニーにも、自分自身のミソジニーにも、気づくことがなかったら。

ミソジニーは、あらゆる場面にある。まずは知ること
 自分の中のミソジニーが強ければ、どうしたってミソジニー男性を引き寄せてしまいます。そしてフェミニストを自称している私自身も、ミソジニー的な価値観を内面化していることに気付く瞬間は頻繁にあるのです。

 たとえば、男性に対して「男のくせにしっかりしろよ!」とか思っちゃうとき。男がしっかりで女はゆるふわ、ってそのイメージおかしいから……女性蔑視であり、男性への重圧ですよね。でも無意識に思っちゃうことが、あるのです。

 上野千鶴子さんは、<わたしはミソジニーがあまりに深く埋め込まれた世界で生まれ育ったために、それがない世界について想像することができません>と述べ、日本には、皇室や婚活、DV、モテなど、あらゆる場面にミソジニーが存在し、あまりにも自然であるため、それがミソジニーであることに多くの人は気がついていない、と指摘しています。

 まずは当たり前を疑い、そこにあるミソジニーに気がつくことが、ジェンダー平等の第一歩だと言えるでしょう。

義兄に『女ぎらい ニッポンのミソジニー』を読んでほしい
 姉は数カ月実家に滞在し、離婚を考えていました。

 しかし、義兄がこれまで否定し続けていた自身のアルコール中毒を認め病院に通い始めたこと、断酒のための薬を飲みこの数カ月お酒を絶っていること、誠意ある謝罪があったことなどから、離婚はひとまずしないことにしたようです。姉は、義兄の購入した家に戻っていきました。

 めでたし、めでたし……とは、まだ思えません。姉夫婦の間に上下関係があることは変わらず、姉は義兄の稼ぎで生活していきます。でも姉は、事件以前のように、義兄のサポートをし育児する生活を、「楽」だと感じることができるでしょうか。

 ふたりが共通して内面化しているミソジニーに気がつき、固定した上下関係に縛られない、本当の意味で楽な関係が築けるなら……これはお節介かもしれないけれど、『女ぎらい ニッポンのミソジニー』を読んでもらいたいと思います。義兄と姉に勧めても、読んでもらえなそうですが……。

 『女ぎらい ニッポンのミソジニー』は、矛盾やツッコミどころもある本(※)ではありますが、社会に蔓延している様々なミソジニーに焦点を当てています。張り巡らされたミソジニーに自覚的になることは、自分自身を見つめ直す良い機会になります。

 (※)「性と愛はべつべつのものであり、性が愛を随伴することもあれば、そうでないこともある」「性欲・性行為・性関係は、厳密に区別されなければならない」と書いたそばから、「好きでもない男に股を拡げるな」と書くなど、矛盾が見られる。

カテゴリー: 未分類

2019年のK-POPシーンを振り返る――日本語楽曲のクオリティが急上昇、EDMはジャンル定着

――毎月リリースされるK-POPの楽曲。それらを楽しみ尽くす“視点”を、さまざまなジャンルのDJを経て現在はK-POPのクラブイベントを主宰するe_e_li_c_a氏がレクチャー。今回は2019年のK-POPを振り返ります。

 明けましておめでとうございます。年も明けたということで、今回は下記の3つのトピックスから2019年のK-Popシーンを振り返りたいと思います。

・K-Popの楽曲の方向性
・K-Popグループの日本での楽曲リリース、活動
・脱退、活動休止など

トピック1:K-Popの楽曲の方向性

 2019年はシティポップ楽曲が増加したこと、 また19年から突然というわけではないですが、年々EDMというジャンルの中での楽曲の幅の広がりを感じます。「EDM」というとフェスで騒ぐうるさい曲というイメージがあるかもしれませんが、Electro Dance Musicの略で、5月に紹介したBlackpinkの「Kill this love」はTrap、6月に紹介したDeep house7月に紹介したPsyche Trance10月に紹介した2stepなど全てがここに包括されるような大きいジャンルのくくりです。

 2010年頃も4つ打ち楽曲は多かったですが、BPM128前後でシンセの音が全面的に出ている、今でいうとElectro Houseとジャンル分けされるような楽曲がほとんどでした。当時の2NE1、BEAST、INFINITE、T-ARA、U-KISS、4MINUTE、KARAなどをイメージしてもらえばわかりやすいかと思います。

 その時と比べると新たに「EDM」という単語ができ定着してきたり、上記のジャンル以外にもFuture Bass、Tropical House、Moombahtonなどのジャンルが新しく生まれ、HouseやTechnoなどのジャンルも更に細分化しました。16年頃から現在も、Future Bassのはやりは依然として根強く残り、18年頃からDeep Houseの流れが来ていますが、一方でマイナーな事務所でも新しいジャンルの楽曲をリリースする状況も出てきているように感じます。今年は特にElectroやBig Room Houseなど一般的にEDMと思われる、フェスで聞くような派手な楽曲が例年に比べて多く感じました。あとはEuro Dance、Hard Style、Hardcoreあたりをやるアイドルが出てくれば、K-PopシーンでもうほとんどのEDMジャンルは網羅できるのではないでしょうか。

 ということで、楽曲にそのジャンルの要素があると思うEDMのサブジャンルを書きながら、19年にリリースされた順に楽曲を紹介していきます。

<French House、Nu Disco、2step>
네온펀치 (NeonPunch) - Tic Toc 2019.1.30

<Future Bass>
이달의 소녀 (LOONA) - Butterfly 2019.02.19

<Future House>
장동우(Jang Dong Woo) - Party Girl 2019.03.04

<Electro Swing>
DIA(다이아) - WOOWA(우와) 2019.03.19

<Melbourne Bounce>
MOMOLAND(모모랜드) - I'm So Hot 2019.03.20

<Electro、Future Bounce>
Stray Kids - MIROH 2019.03.25

<Moombahton>
KARD - Bomb Bomb(밤밤) 2019.03.27

<Tropical House、Future Bass>
IZ*ONE (아이즈원) - 비올레타 (Violeta) 2019.04.01

<Bass House>
NCT 127 - Superhuman 2019.05.24

<Garage House、Electro House>
공원소녀(GWSN) - RED-SUN(021)  2019.07.23

<Synth Pop>
디원스(D1CE) - 놀라워 2019.08.01

<Electro House、Progressive House>
TRCNG - MISSING 2019.08.04

<Big Room House>
EVERGLOW (에버글로우) - Adios 2019.08.19

<Deep House>
NU'EST - LOVE ME 2019.10.21

<Trap>
A.C.E (에이스) - 삐딱선 (SAVAGE)  2019.10.29

<Disco House、French House>
DONGKIZ - Fever 2019.11.06

 韓国語楽曲のリリースより真面目に追ってないこともあり、今回あらためて日本語楽曲を挙げてみたことで、はっきりと2018年とは状況が違うなと感じました。

 まずは日本オリジナル曲の作りが韓国語曲に近付いてきていること です。個人的な好みではありますが、 日本でリリースされる楽曲は韓国語楽曲を越えられることはないから別に聞かなくてもいいだろう、という位置付けでした。そうした固定概念を覆されたのが19年だったように思います。 ジャニーズやLDH関係でもK-Pop(韓国語楽曲) と同じ作曲家が起用されていますが、作曲家が同じにもかかわらずJ-PopとK- Popでは楽曲の構造やトラックの高中低音の配分、 ボーカルの押し出し方など、さまざまなところで違いが感じられます。それはプロデューサー(発注側) の考え方の差だと思っていたので、 その人たちの考え方が変わったのか、何があったのか。 外から見ているだけだとわからず、気になるところです。

 リリース順にいくつか挙げましたが、個人的には今までGOT7の日本語曲に期待したことは一度もなく、聞いては後悔を繰り返していたので、今回このような楽曲がリリースされたことに驚いているし素直にうれしいです。あとはやはりTwiceが「Fake & True」の一つ前の「Breakthrough」がリリースされたときから、おや……? 様子が違うぞ? と思っていたら、その後韓国でも日本でも良い楽曲しかリリースされず、こちらもビックリしました。

 以前に比べて、日本オリジナル曲をリリースするグループが増えたとも感じています。デビューの仕方も、既存韓国語曲の日本語バージョンもしくは日本語オリジナル曲をリリースするという2パターンから、The Boyzのように全く新しい韓国語楽曲で日本デビューするという今までないパターンも出てきました。THE BOYZのEPは6曲中5曲が韓国語で、日本語曲は1曲しかありません。ATEEZは既存韓国語曲の日本語バージョン2曲のうち1つをタイトル曲とし、それ以外は既存韓国語曲をRemixした9曲を収録したアルバムをリリースしました。そして同時に、『TREASURE EP.EXTRA : SHIFT THE MAP (Remixx!) 』として日本語バージョン2曲を除いたものを韓国でリリースするという、今までにない展開です。

 K-Popアイドルが日本語曲を出すことに対しては昔からさまざまな議論があり、どうしても楽曲のクオリティが下がってしまうように感じることから、私は別にいらないと思っていましたが、以前Zion.Tがインタビューで「日本で活動するときは、韓国とは区別して、日本人のように歌いたいなと思っている」と答えている文章を見て、そこに本人の意思があり制作の時間なども十分に取れるなら意味があるのかなと思いました(全ての楽曲の作詞作曲を自分たちでやっているStray kidsの日本デビューがずっと心配です)。

Red Velvet - SAPPY 2019.01.05

EXID(이엑스아이디) - トラブル (TROUBLE) 2019.01.23

NCT 127 - Wakey-Wakey 2019.03.18

SEVENTEEN - Happy Ending 2019.05.17

GOT7 - #SUMMERVIBES 2019.07.31

PENTAGON - HAPPINESS 2019.08.13

MONSTA X - Carry on 2019.08.21

TWICE - Fake & True 2019.10.17

THE BOYZ(더보이즈) - TATTOO 2019.11.06
 

ATEEZ - TREASURE EP.EXTRA : SHIFT THE MAP 2019.12.04

 このキーワードを見て「ああ……」とならない方はいないぐらい、脱退や活動休止の多い年でした。年始のバーニングサン事件に関連するBIGBANGのV.I.の脱退から始まり、さまざまな理由で色々なグループのメンバーが脱退したり活動休止したり……。

 個人的に、物事や人の考えは常に変わるものと思っているので、本人の意思でグループを離れることやグループが解散になることは全然アリだと思う半面、大衆からの評価などが多分に影響してくる仕事の性質上難しいなと思うところもあります。

 年末に来日したLim Kimのインタビューで、「K-POPの女性ソロ歌手に対する画一的なイメージがあり、なぜ私をこう見るのだろうと思った」「以前の活動を通して私を好んでくださっていたファンの方や、私が積み重ねてきたキャリアというのは私の物ではなかった」(自分のやりたいことができていたわけではないという趣旨)と答えているのを見て、もちろん一般的にアイドルというのは演じることがメインで作詞や作曲ができなくても成り立つものですが、「音楽をやりたい」という意思のある人たちにはそれができる環境があればより良いと思います。

 実際にここ3〜4年は「自給自足アイドル」という固有名詞も出てきているように、制作を実現しているグループも数えられないほど出てきています。ですが一方では、アーティスト本人たちへの負担は昔に比べ計り知れないほど大きくなり、韓国の完璧主義の風潮が悪い方向に働き、心身ともに影響が出ている人たちも見受けられます。

 もう少しマクロ的な視点で見ると、個人的にはフットワークが軽く新しいことをやるのに向いている新陳代謝の良い国だと感じますが、何かを長く継続してやるという文化が日本に比べるとあまりなく(それが良いのか悪いのかはまた別の話)、短期間に根を詰めてやるのには支障がなくても、長く続けようとするとどうしても影響が出て、今のような状況になっているようにも感じます。社会としても日本と比べると突然何かが決定されるようなことが多いため、遠くのスケジュールなどを見越せず、中長期的なビジョンを持ちづらく、ほとんどの事務所は会社の規模が小さく体力が持たないという点もあると思います。どうしても世の中の動きが速いため、今アピールできないとチャンスを逃してしまうという焦燥感が強くなることもわかりますが、多様な価値観を重視し、さまざまな活動形態でアーティストとして活動していけるような未来が来て欲しいです。

 前述のLim Kimのインタビューにもあるように「アイドルだからこうなんでしょ」という固定観念が強く、そこから一歩でも道を踏み外すと強いバッシングを受け、日本に比べると流行に一辺倒で多様性に許容が少ない傾向を感じます。先程の日本活動の部分に関係しますが、その点、音楽ジャンルに関して日本はどんなものでも幅広く許容する土壌があり、韓国でやることが難しいようなものでも受け入れられる可能性があるかもしれないので、もちろん韓国で何でもできるのが一番だとは思いますが、せっかく日本で活動するなら、その部分を生かしたことができると良いのかなと思います。

12月分の紹介したい1曲‖Stray Kids - Gone Days

日本語含め8カ国語で字幕がついてるので是非字幕をオンにして見てみて下さい。韓国は日本以上に上下関係が厳しく上の人の言うことが絶対の世界なので、そんな背景を思いながらこの曲を聴いて泣きました。

<近況>
 皆さんにとって2019年はどんな年でしたか? 私は本厄でしたが実家の犬に腕を噛まれたりソファに足を強打して薬指が腫れたぐらいで、その代わりに申し込む公演全てのチケットが当たるという謎な年でした。

 そして冬っぽいなと思う曲を詰め込んだDJミックスを作ったので(一部のクリスマス曲はもう季節外れ感ありますが……)、是非聴いてください!

e_e_li_c_a
1987年生まれ。18歳からDJを始めヒップホップ、ソウル、 ファンク、ジャズ、中東音楽、 タイポップスなどさまざまなジャンルを経て現在K-POPをかけるクラブイベント「Todak Todak」を主催。楽曲的な面白さとアイドルとしての魅力の双方からK-POPを紹介して人気を集める。

Twitter @e_e_li_c_a TodakTodak 
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【独身OLと愛犬の日常】金縛り!? アラサーの睡眠時に襲いかかる謎の物体とは

 ――独身、一人暮らし、彼氏なしのアラサー・いとうぽよん。平日は仕事に追われ、会社と家を往復するだけの毎日。 せっかくの休日も、ダラダラ過ごしているうちに終わり、気づけば月曜日……。そんな退屈な日々に嫌気がしたある日、彼女の前に“天使”が現れた――。その名は、「ジップ」。

 このお話は、1匹のワンちゃんとの出会いによって、最高な生活を手に入れたアラサー独身女の日常をゆる〜く描いた実話である。  

★過去話はこちらから

第14話

  体が重くて金縛りか!? と思うといつも喉の上にジップが…… 。

 ジップが2kgでよかったとしみじみ思う今日この頃です。

↓悪気のないこの顔よっっ!!↓

――毎週、金曜日に最新話を更新。次回15話は1月10日(金)の更新予定です。

いとうぽよん
1988年生まれのイラストレーター。イラスト以外にも、版画、裁縫、グッズ制作など幅広く活動中。 インスタグラムにて、自身の日常生活を描いたエッセイマンガを不定期投稿。
https://www.instagram.com/itoupoyon/
https://twitter.com/itoupoyon

 

【独身OLと愛犬の日常】金縛り!? アラサーの睡眠時に襲いかかる謎の物体とは

 ――独身、一人暮らし、彼氏なしのアラサー・いとうぽよん。平日は仕事に追われ、会社と家を往復するだけの毎日。 せっかくの休日も、ダラダラ過ごしているうちに終わり、気づけば月曜日……。そんな退屈な日々に嫌気がしたある日、彼女の前に“天使”が現れた――。その名は、「ジップ」。

 このお話は、1匹のワンちゃんとの出会いによって、最高な生活を手に入れたアラサー独身女の日常をゆる〜く描いた実話である。  

★過去話はこちらから

第14話

  体が重くて金縛りか!? と思うといつも喉の上にジップが…… 。

 ジップが2kgでよかったとしみじみ思う今日この頃です。

↓悪気のないこの顔よっっ!!↓

――毎週、金曜日に最新話を更新。次回15話は1月10日(金)の更新予定です。

いとうぽよん
1988年生まれのイラストレーター。イラスト以外にも、版画、裁縫、グッズ制作など幅広く活動中。 インスタグラムにて、自身の日常生活を描いたエッセイマンガを不定期投稿。
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木村『グランメゾン』12.7%で2位、ワースト入り『モトカレマニア』4.4%! 10月期ドラマ視聴率ランク

 テレビ朝日系で通年放送されている『科捜研の女』や、2クール連続の『相棒 season18』を除き、10月期の連続ドラマ(民放、午後8~10時台)が最終回を迎えた。平均視聴率で堂々の1位に輝いたのは、米倉涼子主演の人気シリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(同)。全10話の平均視聴率は18.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、秋ドラマだけでなく2019年の連ドラの中でも首位の高記録をマークした。

 12年に第1シリーズが始まった『ドクターX』。今回で第6シリーズとなり、米倉や内田有紀、遠藤憲一、岸部一徳といったお馴染みのメンバーに加えて、市村正親、ユースケ・サンタマリア、武田真治、清水ミチコ、オリエンタルラジオ・藤森慎吾、戸塚純貴、今田美桜らが仲間入りした。初回で20.3%と高視聴率を記録するも、以降は10%台で遷移。シーズン内の最高が20.3%、最低は5話の15.9%だった。

 10月期・年間でもトップに君臨した『ドクターX』だが、ドラマ自体の人気度は低下傾向にある。単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)の数字で見ていくと、第2~5シリーズは平均20%台をキープしていたものの、今期は過去最低の平均18.9%(第1シリーズ)をも下回り、自己ワーストを更新してしまった。

 ベスト2位は、木村拓哉主演の『グランメゾン東京』(TBS系)で、全11話の平均は12.7%。こちらは、ある事件をきっかけに失墜したフランス料理の天才シェフ・尾花夏樹(木村)が、仲間とともにミシュランの三ツ星獲得を目指して立ち向かう姿を描いた“大人の青春”ストーリー。鈴木京香、沢村一樹、及川光博、尾上菊之助、Kis-My-Ft2・玉森裕太ら豪華キャストの共演も話題を呼び、初回は12.4%でスタートした。

 最終回の放送後は「めちゃくちゃ最高のドラマだった」「毎週笑えて泣けて、心を動かしてくれるドラマだった。絶対に続編を作ってほしい」「日本中がキムタクに惚れ直すドラマだった」と絶賛の声が続出。8話で自己ワーストの11.0%を獲るも、最終回は16.4%の最高記録で有終の美を飾った。

 ベスト3位に入った高畑充希主演の『同期のサクラ』(日本テレビ系)は、平均10.9%でフィニッシュ。17年7月期の『過保護のカホコ』制作チームが集結し、主演の高畑と脚本家・遊川和彦が再タッグを組んだ作品。初回は8.1%で、ランキングも13位中8位という中途半端な結果だったが、この後は9~12%台と徐々に2ケタが増え、最終回は自己最高の13.7%で幕を閉じた。

 10月期の下位3作品は、初回視聴率ランキングと同じ順位と顔ぶれが並んだ。ワースト3位は、名取裕子&麻生祐未がバディを組む痛快サスペンスエンターテインメント『特命刑事カクホの女2』(テレビ東京系)で、全7話の平均は5.1%だった。放送時間帯は金曜午後8時台で、7月期は小泉孝太郎主演の『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SEASON4』が6.5%(全8話)で終わったが、今回はこれよりダウン。4話は3.8%という深夜ドラマ並みの数字を記録しており、次シーズンを制作するとなれば、リスク覚悟の戦いになるのかもしれない。

 ワースト2位は、新木優子&高良健吾がW主演を務めた『モトカレマニア』(フジテレビ系)。初回は5.6%で始まり、全9話の平均は4.4%で終了。15年にEXILE・AKIRA主演で放送された『HEAT』(フジ系)の6話でマークした歴史的な低記録・2.8%には届かなかったものの、4話で自己ワーストの3.0%を獲ってしまうなど、放送中から打ち切りがささやかれるように。以降も4%台が続き、最終回も上昇することなく、4.2%で大敗を喫した。

 ワースト1位になったのは、初回4.5%スタートだった中谷美紀主演『ハル ~総合商社の女~』。放送枠は、毎クール最下位が定番になりつつあるテレビ東京の「ドラマBiz」(月曜午後10時台)の作品で、全8話は全て3~4%台。平均は4.2%で、反町隆史主演の7月期『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』の平均3.8%はわずかに上回った。20年の1月期は、同局の『警視庁ゼロ係』でも主人公を演じる小泉主演の『病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~』が始まるが、果たしてこちらはヒット作になるだろうか?

 20年1月期のフジ系では、月9枠で18年に放送された『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』の続編が控え、前回の平均10.6%を超えられるかが見もの。一方で、向井理主演の本格サスペンスドラマ『10の秘密』、松下奈緒主演の『アライブ がん専門医のカルテ』の可能性は未知数であり、ひとまず初回視聴率に注目が集まる。

 TBSは、日曜劇場枠が竹内涼真主演『テセウスの船』で、上白石萌音×佐藤健によるラブコメディ『恋はつづくよどこまでも』や、伊藤英明が僧侶でありながら救命救急医でもある異色の役柄を務める『病室で念仏を唱えないでください』と、バラエティに富んだラインアップ。吉高由里子が週刊誌記者の主人公を演じる『知らなくていいコト』、天海祐希主演『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』(ともに日本テレビ系)も、視聴率ランキングの上位候補作だろう。初回放送を心待ちにしたい。

【2019年秋ドラマ(午後8~10時台、民放5局)平均視聴率一覧】
1位『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系・木曜午後9時)全10話/18.4%
2位『グランメゾン東京』(TBS系・日曜午後9時)全11話/12.7%
3位『同期のサクラ』(日本テレビ系・水曜午後10時)全10話/10.9%
4位『シャーロック』(フジテレビ系・月曜午後9時)全11話/9.8%
5位『まだ結婚できない男』(フジテレビ系・火曜午後9時)全10話/9.3%
6位『俺の話は長い』(日本テレビ系・土曜午後10時)全10話/8.5%
7位『G線上のあなたと私』(TBS系・火曜午後10時)全10話/7.7%
8位『4分間のマリーゴールド』(TBS系・金曜午後10時)全10話/7.4%
9位『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』(日本テレビ系・日曜午後10時30分)全10話/6.9%
10位『特命刑事カクホの女2』(テレビ東京系・金曜午後8時)全7話/5.1%
11位『モトカレマニア』(フジテレビ系・木曜午後10時)全9話/4.4%
12位『ハル ~総合商社の女~』(テレビ東京系・月曜午後10時)全8話/4.2%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。19年4月より通年放送中の『科捜研の女』と、10月から2クール連続で放送する『相棒 season18』(ともにテレビ朝日系)はランキング対象外とする。

木村『グランメゾン』12.7%で2位、ワースト入り『モトカレマニア』4.4%! 10月期ドラマ視聴率ランク

 テレビ朝日系で通年放送されている『科捜研の女』や、2クール連続の『相棒 season18』を除き、10月期の連続ドラマ(民放、午後8~10時台)が最終回を迎えた。平均視聴率で堂々の1位に輝いたのは、米倉涼子主演の人気シリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(同)。全10話の平均視聴率は18.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、秋ドラマだけでなく2019年の連ドラの中でも首位の高記録をマークした。

 12年に第1シリーズが始まった『ドクターX』。今回で第6シリーズとなり、米倉や内田有紀、遠藤憲一、岸部一徳といったお馴染みのメンバーに加えて、市村正親、ユースケ・サンタマリア、武田真治、清水ミチコ、オリエンタルラジオ・藤森慎吾、戸塚純貴、今田美桜らが仲間入りした。初回で20.3%と高視聴率を記録するも、以降は10%台で遷移。シーズン内の最高が20.3%、最低は5話の15.9%だった。

 10月期・年間でもトップに君臨した『ドクターX』だが、ドラマ自体の人気度は低下傾向にある。単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)の数字で見ていくと、第2~5シリーズは平均20%台をキープしていたものの、今期は過去最低の平均18.9%(第1シリーズ)をも下回り、自己ワーストを更新してしまった。

 ベスト2位は、木村拓哉主演の『グランメゾン東京』(TBS系)で、全11話の平均は12.7%。こちらは、ある事件をきっかけに失墜したフランス料理の天才シェフ・尾花夏樹(木村)が、仲間とともにミシュランの三ツ星獲得を目指して立ち向かう姿を描いた“大人の青春”ストーリー。鈴木京香、沢村一樹、及川光博、尾上菊之助、Kis-My-Ft2・玉森裕太ら豪華キャストの共演も話題を呼び、初回は12.4%でスタートした。

 最終回の放送後は「めちゃくちゃ最高のドラマだった」「毎週笑えて泣けて、心を動かしてくれるドラマだった。絶対に続編を作ってほしい」「日本中がキムタクに惚れ直すドラマだった」と絶賛の声が続出。8話で自己ワーストの11.0%を獲るも、最終回は16.4%の最高記録で有終の美を飾った。

 ベスト3位に入った高畑充希主演の『同期のサクラ』(日本テレビ系)は、平均10.9%でフィニッシュ。17年7月期の『過保護のカホコ』制作チームが集結し、主演の高畑と脚本家・遊川和彦が再タッグを組んだ作品。初回は8.1%で、ランキングも13位中8位という中途半端な結果だったが、この後は9~12%台と徐々に2ケタが増え、最終回は自己最高の13.7%で幕を閉じた。

 10月期の下位3作品は、初回視聴率ランキングと同じ順位と顔ぶれが並んだ。ワースト3位は、名取裕子&麻生祐未がバディを組む痛快サスペンスエンターテインメント『特命刑事カクホの女2』(テレビ東京系)で、全7話の平均は5.1%だった。放送時間帯は金曜午後8時台で、7月期は小泉孝太郎主演の『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SEASON4』が6.5%(全8話)で終わったが、今回はこれよりダウン。4話は3.8%という深夜ドラマ並みの数字を記録しており、次シーズンを制作するとなれば、リスク覚悟の戦いになるのかもしれない。

 ワースト2位は、新木優子&高良健吾がW主演を務めた『モトカレマニア』(フジテレビ系)。初回は5.6%で始まり、全9話の平均は4.4%で終了。15年にEXILE・AKIRA主演で放送された『HEAT』(フジ系)の6話でマークした歴史的な低記録・2.8%には届かなかったものの、4話で自己ワーストの3.0%を獲ってしまうなど、放送中から打ち切りがささやかれるように。以降も4%台が続き、最終回も上昇することなく、4.2%で大敗を喫した。

 ワースト1位になったのは、初回4.5%スタートだった中谷美紀主演『ハル ~総合商社の女~』。放送枠は、毎クール最下位が定番になりつつあるテレビ東京の「ドラマBiz」(月曜午後10時台)の作品で、全8話は全て3~4%台。平均は4.2%で、反町隆史主演の7月期『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』の平均3.8%はわずかに上回った。20年の1月期は、同局の『警視庁ゼロ係』でも主人公を演じる小泉主演の『病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~』が始まるが、果たしてこちらはヒット作になるだろうか?

 20年1月期のフジ系では、月9枠で18年に放送された『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』の続編が控え、前回の平均10.6%を超えられるかが見もの。一方で、向井理主演の本格サスペンスドラマ『10の秘密』、松下奈緒主演の『アライブ がん専門医のカルテ』の可能性は未知数であり、ひとまず初回視聴率に注目が集まる。

 TBSは、日曜劇場枠が竹内涼真主演『テセウスの船』で、上白石萌音×佐藤健によるラブコメディ『恋はつづくよどこまでも』や、伊藤英明が僧侶でありながら救命救急医でもある異色の役柄を務める『病室で念仏を唱えないでください』と、バラエティに富んだラインアップ。吉高由里子が週刊誌記者の主人公を演じる『知らなくていいコト』、天海祐希主演『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』(ともに日本テレビ系)も、視聴率ランキングの上位候補作だろう。初回放送を心待ちにしたい。

【2019年秋ドラマ(午後8~10時台、民放5局)平均視聴率一覧】
1位『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系・木曜午後9時)全10話/18.4%
2位『グランメゾン東京』(TBS系・日曜午後9時)全11話/12.7%
3位『同期のサクラ』(日本テレビ系・水曜午後10時)全10話/10.9%
4位『シャーロック』(フジテレビ系・月曜午後9時)全11話/9.8%
5位『まだ結婚できない男』(フジテレビ系・火曜午後9時)全10話/9.3%
6位『俺の話は長い』(日本テレビ系・土曜午後10時)全10話/8.5%
7位『G線上のあなたと私』(TBS系・火曜午後10時)全10話/7.7%
8位『4分間のマリーゴールド』(TBS系・金曜午後10時)全10話/7.4%
9位『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』(日本テレビ系・日曜午後10時30分)全10話/6.9%
10位『特命刑事カクホの女2』(テレビ東京系・金曜午後8時)全7話/5.1%
11位『モトカレマニア』(フジテレビ系・木曜午後10時)全9話/4.4%
12位『ハル ~総合商社の女~』(テレビ東京系・月曜午後10時)全8話/4.2%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。19年4月より通年放送中の『科捜研の女』と、10月から2クール連続で放送する『相棒 season18』(ともにテレビ朝日系)はランキング対象外とする。

【2019年セレブのB級ニュース】グウィネス「40代のおっぱいはイケてる」、オアシス再結成を意識するギャラガー兄弟

 人気ラッパーの射殺事件に若いセレブの急死。セレブ子女の大学不正入学スキャンダルなど、衝撃的なニュースが多かった2019年の海外ショービズ界。マイリー・サイラスとリアム・ヘムズワース、アデルとサイモン・コネッキーの電撃離婚など、別れの多い年でもあった。今回は、19年に起こったにもかかわらず、特ダネの中で埋もれがちだったB級ニュース紹介しよう。

1月:リアーナ、実の父を「私の名前で便乗ビジネスするな!」と告訴

 自身の名字「Fenty」を使った、コスメブランド「Fenty Beauty」、ランジェリーブランド「Savage X Fenty」、ファッションブランド「Fenty」の商品を軒並みヒットさせている、R&B歌手のリアーナ。彼女が1月、実父ロナルド・フェンティに対して、「Fenty」という名前を使用したビジネスの差し止めを求めるべく提訴した。

 裁判所に提出された書類によると、ロナルドは2017年に「Fenty エンターテインメント」を立ち上げ、ビジネスパートナーと共に「自分たちがリアーナのマネジメントをしている」と触れ回り、「リアーナは17年12月にラテン・アメリカツアーをスタートさせ、15公演を行う」といった架空の計画で1,500万ドル(約16億円)の契約金を手に入れようとしたとのこと。リアーナは早い段階から「Fenty」を商標登録しており、父親に対し、「『Fenty』の名を使ってビジネスをするな」という通告書を再三送っていた。しかし、父親はこれを無視。「Fenty」の名を使ったリゾートホテルの商標登録を試みるなどの便乗ビジネスをもくろんだため、とうとうリアーナの堪忍袋の緒が切れたのだ。

 この父親だが、かつては薬物依存症で、リアーナや彼女の母親にDVを働いていた。リアーナが14歳の時に妻と離婚してからは、音信不通に。数年前にやっと和解をし、リアーナはインスタグラムに父親との写真を投稿。ファンを驚かせたのだが、父親の性格は直っていなかったようだ。父親は「娘がオレのことを訴えてるの? なんで? オレの名字なのに!」「戦ってやる!」と息巻いたが、どのメディアも「父親に勝算はなし」と冷ややかに伝えていた。

2月:クリス・ブラウンとオフセット、小学生のようなビーフを展開

 「アメリカに不法滞在している」として突然逮捕された、イギリス国籍を持つラッパー、21サヴェージ。インスタグラムで彼をネタにした歌手クリス・ブラウンに対し、サヴェージの友人でヒップホップトリオ「ミーゴス」のオフセットが、「全然、笑えないんだけど。ダサ」とコメント。クリスが「フ●ック・ユー、自分のことでも心配してろ!」「インスタグラムにこんなこと書いてるほうがダサいだろ。言いたいことあるなら直接電話しろよ!」とまくし立てた上で、「オレのちんこでもしゃぶってろ!」と返した。

 怒りが収まらないクリスは、インスタ・ストーリーで、オフセットに対して「コメント欄から消えろ」とFワードを使ってイキりまくり。オフセットも自分のインスタ・ストーリーに「オレとおまえの前科を比べりゃ明確だよな。おまえは女相手にしかイキれないし」「安いコカイン中毒野郎なんて相手にしてらんねぇ」と盛大にディス。

 その後、クリスはインスタにオフセットとのダイレクトメールでのやりとりのスクリーンショット画像を投稿。「4時には自宅にいるから。ググって住所を調べて来い!」と挑発するクリスに、オフセットが「警察を呼ぶよ」と返しているもので、クリスは「こいつ、ビビってやんの!」とバカにしたような言葉をメッセージ欄に書き込んでいた。

 2人は、17年にも「BETアワード」のアフターパーティで、互いの取り巻きが小競り合いになった。その際、オフセットもミーゴスの仲間と共に応戦したが、クリスはそそくさと自分の車に乗り込み、知らん顔。今回は、レベルの低い罵り合いだけで済んだが、2人の仲は悪化しているため、来年授賞式などで顔を合わせたら取っ組み合いになりそうだと注目されている。

 3月23日にエリカ・コイケという日系人女性と結婚した、俳優のニコラス・ケイジ。しかし、4日後にはニコラスが婚姻関係の無効を求める申し立てを行い、世間を驚かせた。

 ニコラスいわく、かなり泥酔した状態で、手続きが簡単なラスベガスでの結婚をしたそう。「酔いがさめ、正気に戻り、とんでもないことをしたと後悔した」と明かした。メイクアップ・アーティストだというエリカには、飲酒運転のほか、元夫や口論になった近隣女性への暴行で逮捕歴があり、またニコラスと他の男性の二股をかけていたそうで、ニコラスは婚姻関係の無効を申請したのだった。

 一方のエリカは、ニコラスと交際中に無職になり、ブランクが空いたので再就職が難しくなったこと、逮捕歴や二股が世間に公表されて評判が下がり、ますます職探しが困難になったことを理由に、ニコラスに対して配偶者扶助を求める訴訟を起こした。4月に、ニコラスがカラオケバーでプリンスの「パープル・レイン」をヤケクソ気味に熱唱する動画が流出し、相当のストレスを抱えているんだろうと世間の同情が集まった。婚姻取り消しのほうは、5月31日に無事に認められた。

4月:グウィネス・パルトロー、21歳に「最近の40代のおっぱいってイケてるのよ」

 女優グウィネス・パルトローが、とあるTwitterユーザーの「“常におっぱい見せてなきゃ気が済まないの?”って質問されたんだけど」「私は21歳。今がおっぱい全盛期なの。40歳になって垂れてきたら店じまいするから、ほっといてくれる?」という投稿に反応。「最近の40代のおっぱいってイケてるのよ。最高にかっこいいんだって、忘れないで」とコメントしたことが大きな話題になった。

 グウィネスだが、この「イケてる」という表現を、若者がよく使う「pack of chips」という言葉で表現。このコメントはたちまち話題になり、女優のチェルシー・リンが「アタシのおっぱいは最悪に垂れてるけど、大好評だわよ」と書き込むなど、熟女のおっぱいもイケてるという話題で大盛り上がりした。

 なお、ネット上では「グウィネスのおっぱいは小ぶりだから、さほど垂れないのでは」という指摘も多数上がっていた。

5月:モービー、ナタリー・ポートマンに交際を否定される

 今年、自叙伝『Then It Fell Apart』を発売した、ミュージシャンのモービー。その中で、女優ナタリー・ポートマンとの交際を明かし、出会いについて「彼女は控え室に来て、オレに色目を使った」とつづり、世間に衝撃を与えた。

 しかし、これにナタリーが大激怒。「当時、私は18歳。ファンだったから彼のコンサートに行き、公演後にバックステージで会ったら『友達になろう』と言われた。彼はツアー、私は映画撮影の最中だったから数回しか会わなかったけど、彼が私に対して不適切な感情を抱いていることに気づいたから、会うのをやめたわ」と、交際を全否定。英誌「ハーパース・バザー」に、「彼だけじゃない。出版社も私に事実確認せずに、あの自叙伝を出版したのよ。売るために、故意にそうしたとしか思えない」と憤りをあらわにした。

 モービーは、ナタリーとの2ショットをインスタグラムに投稿し、「混乱してるよ。1999年、短期間だけど僕らは付き合ってたし、その後もずっと友達」「ナタリーは、僕とのデートを後悔してるのかも。そうだとしても別にいいよ」と反論。だが、ネット上では、「ナタリーが16歳年上のモービーに色目なんて使うかね?」「キモい。妄想というか幻覚だったんじゃない?」「そもそも許可なしにナタリーのことを書くのが問題」と、モービーへの批判が相次いだ。

 しばらくして、モービーはインスタグラムに謝罪文を投稿。「時間を置いて、よく考えてみた。そして、ナタリーについて書いたことに対する批判が、妥当なものだと理解できた。配慮に欠けていた。迷惑をかけ、反省している」と、しおらしくつづった。

 6月、ジャスティン・ビーバーの突拍子もないツイートが、世間をあぜんとさせた。「トム・クルーズとオクタゴン(総合格闘技UFCの8角形の試合場)で勝負したいな。トムは、この挑戦を受けないと「臆病者」になり、一生後悔することになるよ。試合を実現させてくれる人、いる?」という文章を、UFC代表者のアカウントに呼びかける形で投稿したのだ。

 Twitterは「トムの映画でも見たの?」「スタントマンを使わずに、アクションシーンも全部自分で行うトムのことをなめてる」「最初の3分でジャスティンがノックアウトされるでしょ」と、ジャスティンをバカにする意見で埋め尽くされた。そんな中、UFC史上初の二階級同時制覇を成し遂げたコナー・マクレガーが、「もしトム・クルーズが男を見せ、挑戦を受けるというのなら、マクレガー・スポーツ&エンターテインメントが試合を企画する。映画のように戦えるのか、見ものだな。みなさん、お楽しみに」とツイート。

 リアルな提案にファンの期待が膨らんだが、米ニュース「TMZ」の突撃取材を受けたジャスティンは、「え? あれはジョークだよ。僕、たまにこういうことするんだよね」とヘラヘラ笑い、「戦ったらやっつけられちゃうよ。僕、今ガリガリだし。トムとは階級からして違うんじゃない?」と、戦う気などこれっぽっちもないと断言。「彼にはさ、父親の強さもあるし」と言った後、間を置いて「彼、子どもがいたよね?」とパパラッチに逆質問。トムに子どもがいることも知らなかったのかと、世間を脱力させたのだった。

7月:アリアナ・グランデ、大ヒット曲「thank u, next」の記憶がない

 昨年末に発売されたアリアナ・グランデの「thank u, next」が、全米シングル・チャート初登場ナンバーワンを獲得。ミュージック・ビデオはYouTubeにおける「24時間で最も視聴された動画」の新記録を樹立するなど、爆発的大ヒットとなった。今年2月にはこの曲が収録された同名アルバムを発売し、これまた全米アルバム・チャート初登場ナンバーワンとなり、プラチナディスク認定を受けるまでに。さぞかし力を入れて制作したのかと思いきや、アリアナは7月に発売された米誌「VOGUE」のインタビューで、アルバム制作中の記憶がほとんどないことを明かしたのだ。

 アリアナは昨年5月に、2年間付き合っていたラッパーのマック・ミラーと破局。翌月にコメディアンのピート・ダヴィッドソンと交際を始めたのだが、9月にマックが薬物の過剰摂取により急死。すぐさまピートと婚約したアリアナのせいだといった非難がネット上にあふれ返り、精神的に追い詰められたのか、10月にはピートとも破局してしまった。

 アリアナは「VOGUE」の中で、アルバムはマックが亡くなった直後に大量の酒を飲みながら制作したため、「ほとんど記憶にない」と告白。「めちゃくちゃ酔っ払ってて。めちゃくちゃ悲しくて。どうやって制作を始めたのか、どうやって完成したのか。記憶にないの」「新曲が10曲突然現れたような感じで、どうやって出来上がったのかも、全然覚えていないのよ」と赤裸々に語った。

 そして、ピートと破局後、現在まで誰とも付き合っていないこともあり、世間は「アリアナはマックの死に深く傷ついていたんだ」「今も彼のことが頭にあるからシングルなのかも」と一気に同情が寄せられるようになった。

8月:リンジー・ローハン、トップレスで奇妙なポージング

 アルコール・薬物依存で、交通事故などの警察沙汰まで起こし、居場所がなくなったハリウッドからイギリスへ移住。そこでも、婚約したロシア人男性と大ゲンカして警察に通報されるなど、お騒がせセレブっぷりを発揮しているリンジー・ローハン。

 そんな彼女が、リアリティ番組撮影のために滞在していたオーストラリアで、有名俳優に狙いを付けた。その俳優とは、8月に歌手マイリー・サイラスと離婚表明したばかりのリアム ・ヘムズワース。マイリーと別れ、家族が住む故郷オーストラリアに戻っていたリアムに、「シドニーかボンダイ(ビーチ)で会わない?」とインスタグラムのコメント欄でアプローチをかけたのだ。

 その後、リンジーは自身のインスタに、ドレスの上がはだけたトップレス状態で、ベッドで四つんばいになっている写真を投稿。ファンは「この写真でリアムを誘惑しようとしているの?」「それにしては、セクシーさが全然感じられないけど……」「ポージングが意味不明」と戸惑っていた。

 SNSを駆使してモーションをかけていたリンジーだが、リアムはまったく誘いに乗らず。さすがのリンジーも腹が立ったのか、問題のトップレス写真は削除してしまった。

 2年前にファンと直接交流できるアプリをローンチした、俳優のジェレミー・レナ―。画期的なアプリだと注目されていたが、今年9月にジェレミーは突然アプリのサービス終了を発表した。

 その理由は、なりすまし投稿。ジェレミーの名前と写真を使って「コカインの売人はいない?」と呼びかけたり、娘殺しで逮捕された母親の写真と名前を使って「ジェレミー、親子共々大ファンです」と呼びかける趣味の悪い投稿が止まらなくなったからだという。

 ジェレミーはアプリのメッセージ機能を使って、「このアプリは地に落ちた。悪人たちが、自分やほかの人たちになりすまして投稿し続けているため、残念ながらサービスを中止することにした」「ファンのための交流の場だったのに、本当に申し訳ない」と謝罪。3カ月以内にアプリ内で課金したユーザーには、返金を約束した。

 実はジェレミー、元妻ソニー・パチェコと6歳の娘の親権をめぐって泥沼裁判を繰り広げており、自分の印象を悪くしないためにアプリ廃止に踏み切ったとみられている。

10月:ベン・アフレックが再度禁酒に失敗! 出会いを求めてデートアプリに登録

 アルコール依存症を公言し、昨年夏にリハビリ施設に入院して以来、断酒しているとみられてきた、俳優のベン・アフレック。しかし10月末に出席したハロウィーンパーティで、「うっかり」酒を飲んでしまい、ガイコツのお面をつけたまま、フラフラと道を歩く姿がパパラッチされた。ベンは、ギャンブル依存症だともいわれており、イカサマすれすれの手を使う彼を出入り禁止にしているカジノもあるほど。一部メディアは、禁酒に失敗した夜、ポーカーで大損したと報道。米ニュースサイト「In Touch」は「40分間に6万ドル(約650万円)すった」という目撃情報を伝えた。

 ベンが酒やギャンブルに再び手を出したのは、恋人と別れ、独り身のさみしさもあるのだろう。しかし、彼はセレブ専用出会い系アプリ「Raya」に登録したと報じられており、その悩みは近いうちに解消しそうである。

 昨年12月にこぢんまりとした結婚式を挙げた、歌手マイリー・サイラスと俳優のリアム ・ヘムズワース 。イベントに2人仲良く出席し、「新婚夫婦」として注目されていたが、8月に突然離婚を発表。世間を驚かせた。

 バイセクシャルを公言しているマイリーは、破局報道直後からモデルのケイトリン・カーターとイチャイチャし、その後は歌手コーディ・シンプソンと交際を開始。離婚を引きずらず、人生を謳歌している。

 しかし、11月になって米ニュースサイト「Radar Online」が、マイリーがリアムとSNS上でも縁が切れたことに傷ついていると報道。「マイリーは、リアムとはどんなことがあっても、最後には元に戻ると信じていた。それなのに、自分より先にリアムがインスタグラムのフォローを解除したことを知り、マイリーは『あぁ、これで終わりなんだ』と激しく傷ついたんだ」という情報筋の話を紹介した。

 ちなみにコーディもリアムと同じオーストラリア人で、「マイリーはよほどオーストラリア人が好きなんだな」と揶揄する声も上がっていた。

12月:ノエル&リアム・ギャラガー、「オアシス再結成」を頻繁に口に

 共に作り上げたロックバンド「オアシス」が2009年に解散してからというもの、ツイッターやインタビューで互いに盛大にディスり合っている、ノエルとリアムのギャラガー兄弟。仲の悪さでも有名な2人だが、オアシス再結成を意識したような発言が相次いでいる。

 12月に入り、ノエルは英誌「Big Issue」のインタビューで、「(リアムは)オレに『やろうぜ!』って言ってもらいたくてたまらないのに、なんでオレのことをディスるんだろう」「あいつは、何がなんでもオアシスを再結成させたくてたまらないのに。オレへの侮辱ツイートをするたびに、再結成というアイデアの入った棺桶に釘を打ってるんだとわかんないのか?」とコメント。リアムはオアシスを再結成したがっているが、自分に対するディスが続く限りないと断言。

 その後、リアムのファンがツイッターで、「オアシスは再結成しない。あなたがノエルのこと嫌いなんだから」とリアムに向けてツイートしたところ、リアムは「ノエルがオレに会いたがってるらしい。なんなんだろうな。もしかしたらオレに謝罪して、オアシスを再結成させてくれって懇願したいのかもな」と返信。「再結成の可能性アリ?」と、ファンのテンションが一気に上がった。

 その後、リアムがツイッターでノエルのことを「いじめを繰り返す奴」と非難したが、英紙「サンデー・タイムズ」では、ノエルが「和解はいいことだと思う」と発言。2人の確執に心を痛める母親を安心させるためのリップサービスと見る向きもあるが、再結成への期待が高まっている。

 しかし、ネット上では「結局、再結成しないまま終わるでしょ」「再結成しても、最初のライブで兄弟ゲンカして終わりそう」と、冷ややかな声が大多数。2020年も、この兄弟から目が離せそうにない。

映画関係者が暴露! 「大コケしそう」とウワサされる、2020年公開の邦画作品

 『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』がダントツのヒットを飛ばしている2020年の正月映画。11月に公開された『アナと雪の女王2』も健闘を続ける中、日本の実写映画は「パッとしない」(映画ライター)状況のようだ。

「この傾向は、何も正月映画に限ったことではありません。19年の日本国内興行収入ランキング第1位は、新海誠監督のアニメ映画『天気の子』で約140億円。第2位の『アラジン』と20億円ほどの差をつけ、『日本映画の好調ぶりを示した』と業界内外で話題を呼びましたが、ベストテンに入った邦画のほとんどがアニメ作品であり、実写作品は『キングダム』だけという有様だったんです」(同)

 しかし20年の日本映画は、「実写、しかも人気原作モノではないオリジナル作品に注目が集まるのではないか」と、前出の映画ライターは指摘。その一例が、1月17日公開の松たか子主演作『ラストレター』だといい、「すでにヒットが見込まれている」(同)そうだ。

「監督は岩井俊二氏で、自身の劇場用長編映画デビュー作『Love Letter』へのオマージュと言うべき内容とのこと。同名の原作小説は岩井氏によるもので、映画関係者の間では『人気漫画原作頼りという映画界の風潮が変わるかも』などと言われています」(同)

 そんな今年要注目の監督オリジナルの実写映画だが、その中には、逆に大コケが予想されている作品もあるという。

「1月31日公開の大沢たかお主演作『AI崩壊』です。大作映画としては珍しい監督オリジナルのSFサスペンスで、業界内では早くも『大爆死』の可能性が指摘されています。16年から約2年間、俳優業を休んでいた大沢の復帰作なのですが、正直、彼の集客力はすでに落ちているだけに、内容でどれだけ観客にアピールできるかがポイント。ところが、日本ではオリジナルのSF作品は鬼門中の鬼門で、1984年公開の三浦友和主演『さよならジュピター』をはじめ、大コケ作品が多数。このジンクスを破るのは至難の業でしょう」(興行関係者)

 一方で映画は公開されるまで、どう転ぶかわからないのも事実。どの映画がヒットするかは神のみぞ知るとも言え、「大爆死が決定的と言われた『翔んで埼玉』が、興収37億円の大ヒットになったのも記憶に新しい」(同)という。『AI崩壊』は大爆死か大ヒットか、成り行きに注視していきたい。
(飛田芹香)