Sexy Zone・中島健人、菊池風磨との「an・an」表紙ウラ話! 「吐息を肌で感じる」撮影明かす

 Sexy Zoneメンバーが交代でパーソナリティを務めるラジオ『Sexy ZoneのQrzone』(文化放送)の8月26~29日放送回に、中島健人とマリウス葉が登場。28日に発売された、中島と菊池風磨が表紙の雑誌「an・an」(マガジンハウス)について、撮影の裏話が明かされた。

 中島と菊池は、ジャニーズJr.時代からシンメトリーで踊る、通称“シンメ”の関係性で、ファンから「ふまけん」の愛称で呼ばれる人気のコンビ。「an・an」の表紙では、中島が白シャツ、菊池が黒シャツに身を包み、菊池が中島の肩に手を回すツーショットが選ばれている。発売が発表されると、ネットの予約販売が相次いで売り切れ状態となり、発売日も書店では品薄や品切れ状態が多数発生。29日には早くも“重版”されることが決定した。

 そんな中、27日放送のラジオでは「an・an」の発売を前に、リスナーから「あの『an・an』様にふまけんがドーンと表紙になると知って飛び跳ねました。ネット販売は、すでに売り切れ状態が続いていました。撮影の裏話があったら聞かせてください」というメッセージが寄せられていた。

 これに中島は「まあ、ちょっとね……濃厚な撮影でした」と含みを持たせてコメント。2人で「an・an」の表紙を飾るのは今回が初めてというだけでなく、2人だけの撮影自体が久しぶりだったとか。中島が「あんなにメンバーの吐息を肌で感じるって、ちょっと久しぶりだった」と言うと、マリウスは「欲しがっちゃうもんね、カメラさんも。だってないじゃん、『もっと近く、もっと近く』って(言われること)」と、2人の距離を縮めたがるカメラマンの気持ちに理解を示す。

 撮影には「an・an」の編集長がついていたそうで、「どういうのがいいだろうね?」と相談しながらの撮影だったとか。中島は「結果、あの表紙になったんですよ! まあ、いいの選んだな!」と絶賛していたが、ほかにも候補になる写真はたくさんあった様子。その中でも、中島にとって大満足な出来栄えとなったのが、あの写真ということのようだ。

 「あんなに密着したの久しぶりだったので。ちょっと新鮮だったし。インタビューも熱かったですね」と、とにかく濃い内容だったと語る中島。撮影中は「どんな風磨を表現したら、彼が良く見えるかな」と考えていたとも語っており、お互いを思いやりながら、撮影・インタビューに臨んだそう。

 また、マリウスから「ちょっと違うんだろうね。僕たちがいる時の“ふまけん”と、2人だけの“ふまけん”って」と言われると、「全然違う! あいつの雰囲気がまるで違うから」「もう全然違うよ」と中島。2人の間にマリウスが入るだけでも、“ふまけん”コンビの雰囲気が変わるのだと説明していた。

 この放送にファンからは、「ケンティーが『an・an』をめっちゃ熱く語っててうれしい。本当に2人一緒の表紙でよかった!」「『どうやったら彼が良く見えるか』を考えていたケンティー、風磨くんへのリスペクトが感じられて胸が熱くなる」「とにかく今言いたいことは、『an・an』様ありがとう!!!」といった声が続出していた。
(華山いの)

King&Prince、『夜会』でナンパ&オネエbarロケ!? 「何してんの?」「見たくない」とファン複雑

 嵐・櫻井翔と有吉弘行が有名人の素顔や本音に迫るバラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)。8月29日の放送回には、King&Prince・平野紫耀と、女優の橋本環奈がゲストで登場。平野はメンバーの岸優太、神宮寺勇太とともにロケにも参加し、アイドルらしからぬ姿を見せていた。

 スタジオでは、プライベートを含むゲストの「令和になってからの4カ月のスケジュール」が公開されたのだが、平野宅には「週1でメンバーが泊まりに来る」という。一方、「嵐はそういうことないでしょ?」と有吉に聞かれた櫻井は、「デビュー当時は確か、あったはあった」と返答。そのころまだ千葉県に住んでいたという相葉雅紀は、仕事のあと終電がなくなると、櫻井の実家に泊まっていたと振り返った。

 一方King&Princeは、デビュー1周年の5月23日に、メンバーだけで焼肉を食べに行ったそう。グループのルールとして、メンバー同士で食事に行った際のお会計は、“男気じゃんけん”で決めるという。ちなみに、ほとんど岸が負けるとのことだった。

 また、番組後半は平野、岸、神宮寺による「King&Prince はじめての○○」というロケ企画が行われ、それぞれ「アイドルゆえにできなかったこと」を体験。まず神宮寺は、ジャニーズファンの聖地でもある、東京・原宿の「ジャニーズショップ」に潜入。かつら、めがね、キャップでスタッフに変装しつつ、「バレちゃうかもしれない……」とかなり心配していたが、後輩グループのファンから「HiHi Jetsのコーナー(どこですか?)」と聞かれるなど、かなり溶け込んでいる様子。その後もスタッフ役に徹し、最後までファンに気が付かれない神宮寺であった。

 一方、英語を勉強中だという岸は、「実際に外国人としゃべって友達になりたい」とリクエスト。そこで、外国人が集まるカフェを訪れたのだが、神宮寺の提案で、最終目標は「女性と連絡先を交換すること」に決定し、“初ナンパ”にも挑戦することに。途中、岸は自分のことを“コメディアン”だと紹介し、なぜか「グ~チョキ、パ~で、グ~チョキ、パ~で何つくろ~♪」と歌い出す“迷走”シーンも。しかし、岸は流暢な英語と持前のコミュニケーションスキルで、グイグイと女性に迫り、無事に連絡先をゲットしていた。結局、連絡先はスタッフに取り上げられ、岸は「マジっすか!」と残念そうにしていた。

 そして最後は、「人生相談をしたい」という理由で“オネエBar”を訪れた平野。店ではスタイルのいい美人オネエ・ベルが出迎えた。ボディタッチ多めの接待に気をよくした平野は、ベルの髪の毛を触ったり匂いを嗅いだり、耳元で「ベルさあ、今日ここから連れ出していい?」と囁くなど、すっかり本来の目的を忘れて満喫。その後も、ほかのスタッフと“たけのこニョッキ”ゲームをして盛り上がり、人生相談など忘れて大ハッスルする平野だった。

 そんな姿にファンからは、「アイドルがアイドルだということを忘れた瞬間! 特に平野くん、何してんの?」「なんかいろんな感情が……楽しいのは何よりだけど……あんまり見たくない光景だった」「紫耀くんも岸くんも神くんも“オス”だったね。アイドルじゃなかったら、こういうことがやりたいのかあ」など、やや複雑な声も上がっていた。
(華山いの)

ゆるキャラビジネスの“光と闇”――「ふるさと納税で6億円稼ぐ」「グレーな仕事で在宅起訴」

 ゆるく愛らしい見た目とは裏腹に、著作権問題や『ゆるキャラグランプリ』への不正な組織票が取り沙汰されるなど、全然“ゆるくない”ゆるキャラ業界。前編に引き続き、『ゆるキャラ論 ~ゆるくない「ゆるキャラ」の実態~』(ボイジャー)の共著者であり、自身もキャラクター制作に携わるデザイナーの犬山秋彦氏に、業界の裏事情を聞いた。

――前編では、『ゆるキャラグランプリ』に参加する自治体が多額のお金と時間を費やし、1位の座を勝ち取ろうとする泥臭い実情を知ることができました。グランプリを獲得したとして、経済効果はどれほどのものなのでしょうか。

犬山秋彦氏(以下、犬山) 2016年に行われた第7回大会で1位になった、高知県須崎市の「しんじょう君」は、その年のふるさと納税で6億円近くまで集めましたね。

――6億円!? 一体どうやって稼いだんですか?

犬山 しんじょう君そのものをデザインしたグッズだけでなく、しんじょう君がブログで地元の名産品をうまいこと紹介したんです。どんな話題でも、最終的にはふるさと納税に絡めていくという(笑)。これを嫌味なく書いていて、ファンはしんじょう君を応援する意味合いも込めて、ふるさと納税をしているようです。

 あと、須崎市では毎年9月にしんじょう君も出演するイベントが行われていて、市民の数よりも多くのファンがやってくるんです。これにより、観光や宿泊費で市にお金が入るという経済効果もあります。キャラクターの活動が地元の経済波及につながることは、“ご当地キャラ”の存在意義と合致するので、正しいお金の動き方だと思います。

ゆるキャラ運営は「唯一、罵られない部署」

――ゆるキャラのファンは、どんな方が多いんですか。

犬山 子どものイメージがあるかもしれませんが、実は中高年が多いんです。アイドルの追っかけと同時並行していたりするので、遠征慣れしてるんですよね。元バンギャ、元ジャニオタ、元ヅカファンといった、“卒業組”も結構います。キャラクターには熱愛スキャンダルもないし、安心して追っかけできるのかもしれません。また、子育てが一段落して、子どもや孫に近い感覚で愛でる対象を求めた末、母性や父性を注げる相手として、キャラにたどり着いた人もいるようです。

 特にコアなのが、千葉県船橋市非公認ご当地キャラクター「ふなっしー」のファン。何年か前に行ったイベントでは、どうやってたどり着けばいいのかもわからないような陸の孤島にまで、ファンが大挙して訪れていました。一時期メディア露出が多かったため、今は「干された」と思われがちですが、グッズの売れ行きも相変わらず好調で、船橋・ららぽーとTOKYO-BAYにあるふなっしーグッズ専門店「ふなっしーLAND」は、“優良テナント”と言われているそうですよ。

――しんじょう君しかり、そこまで熱狂的なファンを集めるということは、戦略的な運営がハマっている感じがしますね。

犬山 しんじょう君は、須崎市市役所に勤務する、守時健さんという方が運営を担当されています。“超公務員”と呼ばれるほどのやり手ながら、普段は大仏のお面をかぶって写真に写ったり、テレビ出演したりしています(笑)。一時期世間を騒がせた「ちぃたん☆」との著作権問題も、彼の幅広い人脈に端を発したもので、「行政だけではできない新しい試みを民間企業に託してみよう」というチャレンジからでした。しかし、最初はきちんと協力関係を結べていたものの、背後で糸を引いている人たちに問題があり、だんだんと制御が利かなくなったんでしょうね。

――そこまでの人気キャラクターになるには、今、何が求められるのでしょうか。

犬山 一昔前までは、ビジュアルの良さよりも、北海道山越郡長万部町の「まんべくん」のような“面白さ”が求められていましたが、今は「結局、かわいくて面白いのがいいよね」という、贅沢な段階に来ているように思います。それと今、キャラクターの主戦場はTwitterです。彼らがどんな投稿をするかで、人気度が変わってくるんです。特に面白いのは「しんじょう君」と、埼玉県志木市文化スポーツ振興公社の公式イメージキャラクターの「カパル」。特にカパルは24時間体制でリプライをくれて、ファンから“ツイ廃”と呼ばれています。

――それって、行政の人がやってるんですよね? 24時間体制となったら、「ブラックだ!」「パワハラだ!」と声が上がりそうですが……。

犬山 いえ、むしろ逆なんです。キャラクターを担当している行政の人は、「もっとやりたいのにやらせてもらえない」というジレンマのほうが強いようです。役所って、たいていの部署はちょっとでもサボると「税金泥棒!」と罵られるのに、キャラクターと一緒だと、「ありがとう」「お疲れさま」と優しい言葉をかけてもらえるんですって。どんなに頑張ってもクレームしかこない中で、正当な評価をもらえるのが、キャラクター担当だけなんです。だからやりがいがあるし、カパルに限らず、ゆるキャラの担当者は1件でも多くファンにリプライしたいという気持ちがあるようです。

――なんだか、大変いい話が聞けました。

犬山 行政が運営するキャラクターは割とほっこりする話も多いですが、今は個人が作るゆるキャラも増えていて、 そっちは不穏な話もあったりします。14年に東京・高円寺の商店街でご当地キャラクターの公募があって、本来はイラストで応募するところを、いきなり既存の着ぐるみ姿で登場して「俺を高円寺のキャラにしてくれ」と名乗り出た人たちが何人もいました。そういった各地の“非公式キャラクター”が徒党を組んで、「ぐれキャラ」と名乗っていたことがありましたね。その頃から、個人で勝手に作ったキャラクターが爆発的に増えた印象です。個人的に活動をしている人の中には、「お金のため」「モテるため」など、本来の地域活性化とは違った、よこしまな目的を持って活動を始める人たちも紛れているのです。

――ゆるい見た目に隠されている部分があるかもしれない、という……。

犬山 そもそも着ぐるみ自体、“中の人”が見えない危うさがありますよね。数年前、都内某所をボランティアで清掃し、道ゆく人にお菓子や金銭を渡す「M」というキャラクターが出没したことがありました。私が彼に話を聞くと、「もう一生分稼いだから、余生は人助けをして生きたい」と言っていて、その立派な考えに憧れを抱きました。でも実は、中の人が“グレーな仕事”をしていて、脱税容疑で在宅起訴されてしまったんです。このように、最近は過去のトラブルや炎上を隠して参入してくるキャラクターもいるんですよ。

――顔の見えない危うさや怖さは、特に個人キャラクターだと意識しないといけませんね。

犬山 個人キャラクターだけでなく、企業が関わるキャラクターにも、キナ臭いのは結構います。8月3日にロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが設立した、キャラクタービジネスの会社「株式会社がちキャラ」は、これからいろんな意味で注目した方がいいですよ。

――と、言いますと……。

犬山 今年5月に『第1回がちキャラグランプリ』というイベントが行われましたが、開催前の大会概要の資料を見ると、「第1回には間に合わなかったけど、第2回にはふなっしーをはじめ、人気キャラクターが続々参加!」といったことが書いてあったんですよ。ふなっしー本人に確認したところ、「参加するわけがない」と一笑に付されましたが。ほかにも、大手出版社が主催する子ども向けイベントに「参加決定(仮)」と書かれていたり……決定なのか仮なのか、どっちなんだよと(笑)。真偽を疑いたくなる記述がいくつもありましたが、田村さんや大企業の名前を信頼して、イベントに金を出すスポンサーが実際にいるんですよね。ちなみに、『がちキャラグランプリ』の運営には、「ちぃたん☆」の過激動画を制作していた会社も絡んでいるようなので、今後の展開が気になります。

 過去にも、キャラクター業界には“お金儲け”のために参入してきた企業がいくつかありました。しかし、ビジネス的に失敗して撤退する、といったことを繰り返しているんです。「儲かるだろう」と思って自分たちのノウハウを持ってやって来るのですが、なかなかうまくいかずで。そう考えると、『ゆるキャラグランプリ』はよくぞここまでやって来たなと思います。

――そんな『ゆるキャラグランプリ』ですが、2020年をもって終了することが決定しています。今後のゆるキャラ業界は、どう変わっていくのでしょうか。

犬山 ゆるキャラのブームは終わったと言われていますが、文化として成熟したからこそ、みんなが気づかないくらい社会に浸透したんだと思います。これまでは『ゆるキャラグランプリ』で1位になれば、ある程度の評価はもらえましたが、今後の観点になるのは、本当の意味での「成果」でしょうね。今はネットやSNSなどの発達で、ウソやハッタリはすぐに見抜かれてしまいますから。表面上の順位や票数だけではなく、本当の意味で地元の役に立つ。それができないゆるキャラは、どんどん淘汰されていくと思います。
(番田アミ)

■犬山秋彦(いぬやま・あきひこ)
1976年東京都生まれ。ライター、デザイナー、キャラクターコンサルタント。自衛隊勤務、テレビゲームのシナリオアシスタント、ディズニーキャストなどを経て現在に至る。戸越銀次郎・大崎一番太郎など「ゆるキャラ」のデザイン、プロデュースを行う傍ら、『週刊戦国武将データファイル』(デアゴスティーニ・ジャパン)、『信長とお江』(徳間書店)など歴史関連の記事・マンガ原作も執筆。著書『ワーキングプア死亡宣告』(共著)、絵本『しんかいくんとうみのおともだち』(イラストを担当)。

水卜麻美「日本テレビとして感謝」山崎夕貴「社長は年俸おいくら?」女子アナが体現する局情勢

 女子アナはテレビ局の顔と言われて久しいが、2010年に入社した二人の女子アナが話題になっている。日本テレビ・水卜麻美アナとフジテレビ・山崎夕貴アナ。局のエースとしてそれぞれ活躍中だが、彼女たちの発言は見事なまでに対照的だ。

水卜アナは、今年の『24時間テレビ~愛は地球を救う~』の通し企画「24時間駅伝」のランナーとしてフルマラソンに挑み、42.195kmを見事に完走。チャリティーマラソン企画において、史上初の日本テレビ社員、そして番組の総合司会を兼務しながらの挑戦は大きな話題を呼んだ。

「彼女は、ランナーの打診を受けた際に『(『24時間テレビ』で)今までいろんな方のチャレンジを見せていただいて、自分に何ができるだろうとずっと考えてきた』と、後日に自身レギュラーの『スッキリ』内でインタビューに答え、さらには『「24時間テレビ」を新しい時代まで皆さんに支えていただいて、日本テレビの一員として感謝をしたい、ありがとうを言いたい』と謝意を述べていました。つまり局を代表した視聴者への“恩返し”だったわけで、その務めを果たした水卜からは愛社精神が感じられます」(芸能ライター)

 そんなコメントが「優等生すぎる」と「胡散臭さ」を感じる視聴者もいたようだが、一方で同じ女子アナでも対照的な言動を見せているのが、フジの山崎アナだ。

23日の『ダウンタウンなう』にゲスト出演した山崎は、同じくゲストで登場した同局の新社長・遠藤龍之介氏に、待遇改善を直訴。社長を目の前にして、「上の世代の(アナウンサーの)お給料(の高さ)がうらやましい。若手、どうにかなりませんか?」と訴えた。

「遠藤氏が『そんなに上も、もらってないですよ』と返すと、『ウソばっかり!』と、まるで彼氏や夫に言うような口調で叱責。しかもこの後、『社長は年俸、おいくらなんですか?』『フジテレビの女性アナウンサーたくさんいますけど、女として好みの女性アナウンサーは?』など、社員であるにもかかわらず、酒の勢いに任せて暴走していたのです」(同)

 ところで、『24時間テレビ』のチャリティーマラソンは、タレントが1人で挑んだ際、1000万円のギャラに加え、向こう1年は日テレで優遇されるといった“旨味”があるという。今回はランナーが4人いたうえ、水卜アナはあくまでも一社員なので、ボーナスが多少上がる程度だろう。それでも、愛社精神から過酷な仕事を全うした水卜アナと、憮然とした表情で給与面での不満を直接社長にぶつけた山崎アナ――。

局を代表する女子アナ2人の言動はまさに、民放1位・日テレの「優等生」ぶりと、4位に沈むフジテレビの「もがき」を体現しているように思った。
(村上春虎)

水卜麻美「日本テレビとして感謝」山崎夕貴「社長は年俸おいくら?」女子アナが体現する局情勢

 女子アナはテレビ局の顔と言われて久しいが、2010年に入社した二人の女子アナが話題になっている。日本テレビ・水卜麻美アナとフジテレビ・山崎夕貴アナ。局のエースとしてそれぞれ活躍中だが、彼女たちの発言は見事なまでに対照的だ。

水卜アナは、今年の『24時間テレビ~愛は地球を救う~』の通し企画「24時間駅伝」のランナーとしてフルマラソンに挑み、42.195kmを見事に完走。チャリティーマラソン企画において、史上初の日本テレビ社員、そして番組の総合司会を兼務しながらの挑戦は大きな話題を呼んだ。

「彼女は、ランナーの打診を受けた際に『(『24時間テレビ』で)今までいろんな方のチャレンジを見せていただいて、自分に何ができるだろうとずっと考えてきた』と、後日に自身レギュラーの『スッキリ』内でインタビューに答え、さらには『「24時間テレビ」を新しい時代まで皆さんに支えていただいて、日本テレビの一員として感謝をしたい、ありがとうを言いたい』と謝意を述べていました。つまり局を代表した視聴者への“恩返し”だったわけで、その務めを果たした水卜からは愛社精神が感じられます」(芸能ライター)

 そんなコメントが「優等生すぎる」と「胡散臭さ」を感じる視聴者もいたようだが、一方で同じ女子アナでも対照的な言動を見せているのが、フジの山崎アナだ。

23日の『ダウンタウンなう』にゲスト出演した山崎は、同じくゲストで登場した同局の新社長・遠藤龍之介氏に、待遇改善を直訴。社長を目の前にして、「上の世代の(アナウンサーの)お給料(の高さ)がうらやましい。若手、どうにかなりませんか?」と訴えた。

「遠藤氏が『そんなに上も、もらってないですよ』と返すと、『ウソばっかり!』と、まるで彼氏や夫に言うような口調で叱責。しかもこの後、『社長は年俸、おいくらなんですか?』『フジテレビの女性アナウンサーたくさんいますけど、女として好みの女性アナウンサーは?』など、社員であるにもかかわらず、酒の勢いに任せて暴走していたのです」(同)

 ところで、『24時間テレビ』のチャリティーマラソンは、タレントが1人で挑んだ際、1000万円のギャラに加え、向こう1年は日テレで優遇されるといった“旨味”があるという。今回はランナーが4人いたうえ、水卜アナはあくまでも一社員なので、ボーナスが多少上がる程度だろう。それでも、愛社精神から過酷な仕事を全うした水卜アナと、憮然とした表情で給与面での不満を直接社長にぶつけた山崎アナ――。

局を代表する女子アナ2人の言動はまさに、民放1位・日テレの「優等生」ぶりと、4位に沈むフジテレビの「もがき」を体現しているように思った。
(村上春虎)

シヤチハタ・痴漢撃退スタンプが完売も――2016年の“痴漢抑止バッジ”の効果とその後

 今年5月にSNSを中心に議論が巻き起こった“痴漢を安全ピンで撃退すること”の是非。そんな中、文具メーカー・シヤチハタの公式Twitterアカウントによるツイートが注目を集めた。

「今現在Twitterで話題になっている社会問題の件ですが、早期に対応ができるようにします。ジョークではなく、本気です」

 それから約3カ月後、実際に同社は痴漢を抑止するためのグッズとして「迷惑行為防止スタンプ」をテスト販売。スタンプを押された部分にブラックライトを当てると、手のひらのマークの印影が浮かび上がるという仕様だ。携帯用のブラックライトも付いて2500円(税別)で、販売数500個は即完売になったといい、テレビをはじめとしたマスコミは盛んに報じている。

 ネット上では、「痴漢撃退スタンプは現行犯逮捕にはならないだろうが、抑止力にはなる」「絶対イジメの道具にされる」「冤罪が増える。適当に押して犯人にできるんだから」と、賛否両論の意見が飛び交い、痴漢をめぐる議論が再熱している状態だ。

 このスタンプより以前、2016年に痴漢対策ツール「痴漢抑止バッジ」が販売された当時も、さまざまな意見がネット上に書き込まれ注目を集めていた。サイゾーウーマンでは、18年に「痴漢抑止バッジ」の制作・普及を進める痴漢抑止活動センターの代表理事・松永弥生氏に取材し、普及状況や効果について、そして世間からの反響について話を聞いている。バッジの販売によって、痴漢をめぐる状況は何が変わり、変わらないままだったのか? 記事を再掲するこの機会に、ぜひ読んでいただきたい。
(初出:2018年4月4日)

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 「痴漢は犯罪です」「私たちは泣き寝入りしません」そんなフレーズが書かれたバッジ「痴漢抑止バッジ」。女子高生が考案した「痴漢抑止カード」をもとに、「かわいくてつけやすいものを」とデザインを公募し、2016年に誕生した。その後、多くのメディアで取り上げられた痴漢抑止バッジだが、現在はどれぐらい広まっているのか? なにより効果はあるのか? 性犯罪防止・抑止のためにバッジの制作や普及を進める「一般社団法人 痴漢抑止活動センター」代表理事の松永弥生さんに話を聞いた。

共感が広がる一方で、課題も

 松永さんはバッジを普及させるために、防犯キャンペーンなどの無料配布ではなく、流通に乗せたいと考えている。「キャンペーンでは、その時その場にいた人しか入手できません。防犯ブザーのように必要とする人が、いつでも手に入れられるようにしたい」というのが理由だ。営業は未経験だったが、商談会にも参加し、販路を求めた。

 初めての商談会で、イトーヨーカドー津久野店と商談が成立。16年10月に販売がスタートした。バイヤーは、新聞記事で痴漢抑止バッジを知っていたそうだ。17年2月には、別の大手スーパーでも期間限定で関西の10店舗、3月に南海電鉄が運営するコンビニ「アンスリー」20店舗で販売。夏には首都圏にも進出。小田急電鉄と相模鉄道の売店、原宿竹下通りの雑貨店「ハッピーワン」で取り扱いが始まった。18年3月からは東急ハンズあべのキューズモール店で、防犯ブザーと同じ棚で販売されている。

「かつて自分も痴漢被害に遭い、悔しい思いをしたという女性バイヤーさんや、この活動に意義を感じた男性のバイヤーさんが、積極的に上司に掛け合ってくださり、実現しました。駅構内や駅の近くのお店は、特に売れ行きがいいです」

 現在、痴漢抑止バッジは約6000個普及しているそうだ。引き続き、駅ナカ・駅チカ店舗に向けて営業活動を続けているが、バッジを扱ってもらうには大きく分けると2つの課題があるという。

「バッジは利益が出にくい商品なのです。食べ物や消耗品ではないので、次々売れることはありません。また、このバッジは利幅が少ないので、売れたとしても大きな利益にならないのです。特に駅のコンビニは商品がよく売れる立地で、かつ坪数が狭い『激戦区』。坪数に応じて売り上げを上げないといけないので、簡単には置いてもらえません」

 さらに利益の面だけではなく、鉄道系列ならではの事情もあるらしい。

 バッジを紹介したバイヤーさんが関心を持ち、上司に話を上げてくれても、「このバッジを売店で売っていたら、痴漢が多い鉄道だと思われる」と却下されたことがあったという。「三大首都圏は、どの路線も痴漢が多いんですけどね」と松永さんは苦笑する。

「『ほかの鉄道会社と足並みをそろえ、一斉に販売できるなら扱う』という会社もあります。痴漢が減るのは鉄道会社にとっても大きなメリットだと思いますが、ブランディングイメージも大切なのでしょう」

 なかなか順調に進まないバッジの普及。しかし、松永さんは手ごたえを感じているという。

「取扱店舗は増えていますし、警察からの共感も得られ、防犯キャンペーンにバッジを使っていただくこともありました。社会が少しずつ、痴漢抑止バッジを活用する方向に動いていると感じます」

 販痴漢抑止活動を立ち上げた15年当初、「やってもいないことで罪に問われる男の方が大変」という否定的な意見もあったという。しかし、バッジを製作する資金調達のために行ったクラウドファンディングでは、協力者の4割が男性、バッジのデザインコンテストの応募者、バッジ購入者も4割が男性。男性支援者から、「被害者も加害者も出したくない」「性犯罪に苦しむ人がいなくなることを願っております」といったメッセージもあったという。

 また、一部のフェミニストから「被害に遭う女の子は悪くないのに、バッジで被害を防止させようとするのは、セカンドレイプにつながる」という指摘もあった。松永さんは一定の理解を示しつつも反論する。

「これまで痴漢やレイプ被害に遭った女性は、警察をはじめ周りの大人や友人から、『暗い道を歩いていたから』『あなたにも隙があった』などと言われてきた。だから、それを思わせるような言動はいけないということなのでしょう。ですが、これから初めて通勤ラッシュの電車に乗って学校に行く女子高生に、電車の中に痴漢がいることや、身の守り方を教えずに送り出すのは危険です」

9割以上が効果に肯定的な評価

 批判を受けたり、販路拡大に苦戦したりしながらも、痴漢抑止バッジは個人や企業、警察の理解や共感により、徐々に広がりつつある。だが、本当に痴漢を抑止する効果はあるのだろうか?

 松永さんは16年に埼玉県の浦和麗明高校に100個寄贈した際、バッジについての感想をはがきで募り、女子生徒からの回答を集計した。回答した70名の生徒のうち「効果があった」(バッジをつけるまでは痴漢被害に遭っていたが、つけたら被害がなくなった等)と答えた生徒は61.4%、「効果を感じた」(痴漢被害に遭ったことはあるが、最近は被害に遭っておらず、バッジをつけてからもない。バッジをつけると、より安心。電車に乗ると、周りにほかの女性客が立ってくれるといった配慮があった等)と答えた生徒は32.9%と、90%以上の生徒が肯定的な評価をしている。「変化なし」(これまで痴漢に遭ったことがない)は4.3%、「効果がないと思う」(友達がそう言っていた)は1.4%だったそうだ。

 松永さんは、「『バッジをつけていたのに痴漢に遭った』というコメントは、今までのところ届いていません。痴漢抑止バッジには効果があります」と断言する。

コンテストで痴漢問題を共有

 バッジのデザインは、毎年コンテストを実施し、選ばれた5種類を商品化している。2回目の16年度からは、将来デザイナーを目指す学生を対象とした。これは、「コンテストに参加することで、同世代が痴漢被害に遭っていると知り、自分のデザインで解決する方法を考えてほしい」という狙いがある。自分は男だから関係ない、私は痴漢に遭ったことがないから関係ない――などと他人事として捉えるのではなく、社会の課題として、皆で解決法を考える機会が「痴漢抑止バッジデザインコンテスト」だ。

「私は、『このバッジをつけて、自分を守りなさい』と被害者を突き放すつもりはありません。活動を通じて、10年後の社会を変えていきたいのです。世の中の表現には、すべてデザインの要素があります。ジェンダー意識の高いデザイナーが増えれば、社会に発信される情報の質も変わるでしょう」

 17年度のコンテストには、全国43都道府県とニューヨーク、ソウルから1338作品の応募があった。デザインと共に、活動へのメッセージも寄せられている。「今後は学校との連携も強化して、参加者を増やしていきたい」と松永さんは話す。今年も、8月にコンテストを実施するそうだ。

 松永さんは今後、バッジの普及に加えて、中学生・高校生に対して痴漢から自分の身を守るための教育をしたいとも考えている。

「バッジをつけていても、痴漢に遭う可能性はゼロではありません。バッジが見えないかもしれないし、加害者の視力によっては『私たちは泣き寝入りしません 痴漢は犯罪です』の文字が見えにくい場合もあります。だから、バッジでの痴漢の抑止と、痴漢に遭ってしまった時の対処方法の両方が必要だと考えています」

 そして、バッジの有無にかかわらず、痴漢抑止のために伝えていきたいことがあるという。

「もし電車内で触れるなど、痴漢に遭ったのでは――と感じたら『当たっています。どけてください』と言うように伝えたい。警察から『痴漢です』と大きな声を出すように指導されることがありますが、加害者と周りの2〜3人に聞こえる程度の声で十分です。また、『痴漢です』と言うことは『あなたは犯罪者です』と言うことで、決めつけになってしまうし、『冤罪だ』と主張されると、周りの人も助けづらくなります。でも『当たっている手をどけてほしい』のは事実。これなら『痴漢!』よりは言いやすいですよね」

 確かに相手に面と向かって「痴漢」だと言うのは、冤罪を引き起こすかもしれないと思い、声を上げるのをためらうケースもあるだろう。

「『これは痴漢かな? 偶然、手が当たっただけかな?』と考える必要はありません。加害者はその迷いにつけ込み、どちらとも取れるような触り方をします。それを繰り返しても何も言ってこないとわかったら、下着の中に手を入れてくるなど、エスカレートすることも。その状態になると、怖くて声が出せなくなります。だから、早く声を上げる必要があるのです」

 「どけてください」の一言が言えない理由を、松永さんは教育の不足だと考えている。

「私たちには、嫌な触られ方をしたら『嫌だ』という権利があります。けれど、これまで大人は子どもに、そのルールを伝えてきませんでした。教えなければ、子どもは被害に遭っても『嫌だ』と言えません。特に、子どもが知らない大人に対して言うのは難しいです。将来的には、子どもたちへ『NOを言う権利』を伝えるワークショップを行いたいですね」

 15年に、ひとりの女子高生と彼女を支援する数人の人たちから始まった痴漢抑止活動。バッジで痴漢から被害者を守り、デザインコンテストで問題をシェアする。「性暴力に対してNOと言う」ことに対する理解と共感の輪が、世代や性別、立場を超えて、少しずつ広がっているのが感じられた。
(谷町邦子)

一般社団法人痴漢抑止活動センター

シヤチハタ・痴漢撃退スタンプが完売も――2016年の“痴漢抑止バッジ”の効果とその後

 今年5月にSNSを中心に議論が巻き起こった“痴漢を安全ピンで撃退すること”の是非。そんな中、文具メーカー・シヤチハタの公式Twitterアカウントによるツイートが注目を集めた。

「今現在Twitterで話題になっている社会問題の件ですが、早期に対応ができるようにします。ジョークではなく、本気です」

 それから約3カ月後、実際に同社は痴漢を抑止するためのグッズとして「迷惑行為防止スタンプ」をテスト販売。スタンプを押された部分にブラックライトを当てると、手のひらのマークの印影が浮かび上がるという仕様だ。携帯用のブラックライトも付いて2500円(税別)で、販売数500個は即完売になったといい、テレビをはじめとしたマスコミは盛んに報じている。

 ネット上では、「痴漢撃退スタンプは現行犯逮捕にはならないだろうが、抑止力にはなる」「絶対イジメの道具にされる」「冤罪が増える。適当に押して犯人にできるんだから」と、賛否両論の意見が飛び交い、痴漢をめぐる議論が再熱している状態だ。

 このスタンプより以前、2016年に痴漢対策ツール「痴漢抑止バッジ」が販売された当時も、さまざまな意見がネット上に書き込まれ注目を集めていた。サイゾーウーマンでは、18年に「痴漢抑止バッジ」の制作・普及を進める痴漢抑止活動センターの代表理事・松永弥生氏に取材し、普及状況や効果について、そして世間からの反響について話を聞いている。バッジの販売によって、痴漢をめぐる状況は何が変わり、変わらないままだったのか? 記事を再掲するこの機会に、ぜひ読んでいただきたい。
(初出:2018年4月4日)

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 「痴漢は犯罪です」「私たちは泣き寝入りしません」そんなフレーズが書かれたバッジ「痴漢抑止バッジ」。女子高生が考案した「痴漢抑止カード」をもとに、「かわいくてつけやすいものを」とデザインを公募し、2016年に誕生した。その後、多くのメディアで取り上げられた痴漢抑止バッジだが、現在はどれぐらい広まっているのか? なにより効果はあるのか? 性犯罪防止・抑止のためにバッジの制作や普及を進める「一般社団法人 痴漢抑止活動センター」代表理事の松永弥生さんに話を聞いた。

共感が広がる一方で、課題も

 松永さんはバッジを普及させるために、防犯キャンペーンなどの無料配布ではなく、流通に乗せたいと考えている。「キャンペーンでは、その時その場にいた人しか入手できません。防犯ブザーのように必要とする人が、いつでも手に入れられるようにしたい」というのが理由だ。営業は未経験だったが、商談会にも参加し、販路を求めた。

 初めての商談会で、イトーヨーカドー津久野店と商談が成立。16年10月に販売がスタートした。バイヤーは、新聞記事で痴漢抑止バッジを知っていたそうだ。17年2月には、別の大手スーパーでも期間限定で関西の10店舗、3月に南海電鉄が運営するコンビニ「アンスリー」20店舗で販売。夏には首都圏にも進出。小田急電鉄と相模鉄道の売店、原宿竹下通りの雑貨店「ハッピーワン」で取り扱いが始まった。18年3月からは東急ハンズあべのキューズモール店で、防犯ブザーと同じ棚で販売されている。

「かつて自分も痴漢被害に遭い、悔しい思いをしたという女性バイヤーさんや、この活動に意義を感じた男性のバイヤーさんが、積極的に上司に掛け合ってくださり、実現しました。駅構内や駅の近くのお店は、特に売れ行きがいいです」

 現在、痴漢抑止バッジは約6000個普及しているそうだ。引き続き、駅ナカ・駅チカ店舗に向けて営業活動を続けているが、バッジを扱ってもらうには大きく分けると2つの課題があるという。

「バッジは利益が出にくい商品なのです。食べ物や消耗品ではないので、次々売れることはありません。また、このバッジは利幅が少ないので、売れたとしても大きな利益にならないのです。特に駅のコンビニは商品がよく売れる立地で、かつ坪数が狭い『激戦区』。坪数に応じて売り上げを上げないといけないので、簡単には置いてもらえません」

 さらに利益の面だけではなく、鉄道系列ならではの事情もあるらしい。

 バッジを紹介したバイヤーさんが関心を持ち、上司に話を上げてくれても、「このバッジを売店で売っていたら、痴漢が多い鉄道だと思われる」と却下されたことがあったという。「三大首都圏は、どの路線も痴漢が多いんですけどね」と松永さんは苦笑する。

「『ほかの鉄道会社と足並みをそろえ、一斉に販売できるなら扱う』という会社もあります。痴漢が減るのは鉄道会社にとっても大きなメリットだと思いますが、ブランディングイメージも大切なのでしょう」

 なかなか順調に進まないバッジの普及。しかし、松永さんは手ごたえを感じているという。

「取扱店舗は増えていますし、警察からの共感も得られ、防犯キャンペーンにバッジを使っていただくこともありました。社会が少しずつ、痴漢抑止バッジを活用する方向に動いていると感じます」

 販痴漢抑止活動を立ち上げた15年当初、「やってもいないことで罪に問われる男の方が大変」という否定的な意見もあったという。しかし、バッジを製作する資金調達のために行ったクラウドファンディングでは、協力者の4割が男性、バッジのデザインコンテストの応募者、バッジ購入者も4割が男性。男性支援者から、「被害者も加害者も出したくない」「性犯罪に苦しむ人がいなくなることを願っております」といったメッセージもあったという。

 また、一部のフェミニストから「被害に遭う女の子は悪くないのに、バッジで被害を防止させようとするのは、セカンドレイプにつながる」という指摘もあった。松永さんは一定の理解を示しつつも反論する。

「これまで痴漢やレイプ被害に遭った女性は、警察をはじめ周りの大人や友人から、『暗い道を歩いていたから』『あなたにも隙があった』などと言われてきた。だから、それを思わせるような言動はいけないということなのでしょう。ですが、これから初めて通勤ラッシュの電車に乗って学校に行く女子高生に、電車の中に痴漢がいることや、身の守り方を教えずに送り出すのは危険です」

9割以上が効果に肯定的な評価

 批判を受けたり、販路拡大に苦戦したりしながらも、痴漢抑止バッジは個人や企業、警察の理解や共感により、徐々に広がりつつある。だが、本当に痴漢を抑止する効果はあるのだろうか?

 松永さんは16年に埼玉県の浦和麗明高校に100個寄贈した際、バッジについての感想をはがきで募り、女子生徒からの回答を集計した。回答した70名の生徒のうち「効果があった」(バッジをつけるまでは痴漢被害に遭っていたが、つけたら被害がなくなった等)と答えた生徒は61.4%、「効果を感じた」(痴漢被害に遭ったことはあるが、最近は被害に遭っておらず、バッジをつけてからもない。バッジをつけると、より安心。電車に乗ると、周りにほかの女性客が立ってくれるといった配慮があった等)と答えた生徒は32.9%と、90%以上の生徒が肯定的な評価をしている。「変化なし」(これまで痴漢に遭ったことがない)は4.3%、「効果がないと思う」(友達がそう言っていた)は1.4%だったそうだ。

 松永さんは、「『バッジをつけていたのに痴漢に遭った』というコメントは、今までのところ届いていません。痴漢抑止バッジには効果があります」と断言する。

コンテストで痴漢問題を共有

 バッジのデザインは、毎年コンテストを実施し、選ばれた5種類を商品化している。2回目の16年度からは、将来デザイナーを目指す学生を対象とした。これは、「コンテストに参加することで、同世代が痴漢被害に遭っていると知り、自分のデザインで解決する方法を考えてほしい」という狙いがある。自分は男だから関係ない、私は痴漢に遭ったことがないから関係ない――などと他人事として捉えるのではなく、社会の課題として、皆で解決法を考える機会が「痴漢抑止バッジデザインコンテスト」だ。

「私は、『このバッジをつけて、自分を守りなさい』と被害者を突き放すつもりはありません。活動を通じて、10年後の社会を変えていきたいのです。世の中の表現には、すべてデザインの要素があります。ジェンダー意識の高いデザイナーが増えれば、社会に発信される情報の質も変わるでしょう」

 17年度のコンテストには、全国43都道府県とニューヨーク、ソウルから1338作品の応募があった。デザインと共に、活動へのメッセージも寄せられている。「今後は学校との連携も強化して、参加者を増やしていきたい」と松永さんは話す。今年も、8月にコンテストを実施するそうだ。

 松永さんは今後、バッジの普及に加えて、中学生・高校生に対して痴漢から自分の身を守るための教育をしたいとも考えている。

「バッジをつけていても、痴漢に遭う可能性はゼロではありません。バッジが見えないかもしれないし、加害者の視力によっては『私たちは泣き寝入りしません 痴漢は犯罪です』の文字が見えにくい場合もあります。だから、バッジでの痴漢の抑止と、痴漢に遭ってしまった時の対処方法の両方が必要だと考えています」

 そして、バッジの有無にかかわらず、痴漢抑止のために伝えていきたいことがあるという。

「もし電車内で触れるなど、痴漢に遭ったのでは――と感じたら『当たっています。どけてください』と言うように伝えたい。警察から『痴漢です』と大きな声を出すように指導されることがありますが、加害者と周りの2〜3人に聞こえる程度の声で十分です。また、『痴漢です』と言うことは『あなたは犯罪者です』と言うことで、決めつけになってしまうし、『冤罪だ』と主張されると、周りの人も助けづらくなります。でも『当たっている手をどけてほしい』のは事実。これなら『痴漢!』よりは言いやすいですよね」

 確かに相手に面と向かって「痴漢」だと言うのは、冤罪を引き起こすかもしれないと思い、声を上げるのをためらうケースもあるだろう。

「『これは痴漢かな? 偶然、手が当たっただけかな?』と考える必要はありません。加害者はその迷いにつけ込み、どちらとも取れるような触り方をします。それを繰り返しても何も言ってこないとわかったら、下着の中に手を入れてくるなど、エスカレートすることも。その状態になると、怖くて声が出せなくなります。だから、早く声を上げる必要があるのです」

 「どけてください」の一言が言えない理由を、松永さんは教育の不足だと考えている。

「私たちには、嫌な触られ方をしたら『嫌だ』という権利があります。けれど、これまで大人は子どもに、そのルールを伝えてきませんでした。教えなければ、子どもは被害に遭っても『嫌だ』と言えません。特に、子どもが知らない大人に対して言うのは難しいです。将来的には、子どもたちへ『NOを言う権利』を伝えるワークショップを行いたいですね」

 15年に、ひとりの女子高生と彼女を支援する数人の人たちから始まった痴漢抑止活動。バッジで痴漢から被害者を守り、デザインコンテストで問題をシェアする。「性暴力に対してNOと言う」ことに対する理解と共感の輪が、世代や性別、立場を超えて、少しずつ広がっているのが感じられた。
(谷町邦子)

一般社団法人痴漢抑止活動センター

DaiGo、京アニ実名報道めぐり「NHKには出ない」宣言直後に「TBSはまとも」発言で非難轟々

 メンタリストのDaiGoが8月29日、自身のYouTube公式チャンネルで「京アニ実名報道を批判したら【テレビから連絡が来ました】」というタイトルの動画を公開。35人が亡くなった京都アニメーション放火事件をめぐり、京都府警が新たに25人の名前を明らかにした同27日、NHKなどが実名報道を行ったことで、DaiGoはこの日“怒りのライブ配信”を行っていた。

「7月18日に発生した放火事件による死亡者のうち、遺族の了承が得られた10人に関しては、8月2日に実名が公表されていました。世間では実名報道への批判が強かったものの、警察は『事件の重大性、公益性から実名を提供すべきだと判断』し、ほか25人の名前も公表。これを真っ先に報道したのがNHKのニュースサイト『NEWS WEB』で、27日午後7時から放送された『NHKニュース7』では、名前のみならず顔写真なども公開されていました」(芸能ライター)

 その後、『NHKニュース7』に続く形で、同日放送の『FNN Live News α』(フジテレビ系)や『NEWS ZERO』(日本テレビ系)、『報道ステーション』(テレビ朝日系)、『NEWS23』(TBS系)といった報道番組が、25人の実名を公開。そんな中、DaiGoも同日に「京アニ実名報道【人の死を金としか考えないマスコミ】の正体を解説【NHKも新聞もグル】」と題してライブ配信を行い、「僕、二度とテレビに出れなくなってもいいです、全然。ハッキリ言います、NHKには二度と出ません。こういうことをするNHKには」「ホント“きったねー奴ら”だなってことが、よくわかりましたね」と、怒りを露わにしていた。

「また、『毎日新聞』がWeb上で『亡くなった方々の氏名を含め正確な事実を報じることが、事件の全貌を社会が共有するための出発点として必要だと考えます。遺族の皆様への取材に関しては、そのご意向に十分配慮し、節度を守ります』と発表したことに対しても、DaiGoはNHKを批判した動画の中で『どの口が節度とか使ってんの?』と疑問を呈していました」(同)

 この動画が公開された翌日の28日、DaiGoは自身のTwitterに「昨日の生放送、この動画で僕はもうテレビに呼ばれなくなるでしょうが、我慢なりませんでした。この放送後にNHKや毎日新聞以外の一部民放も実名報道をしたようです」と投稿。どうやらライブ配信をしていた時点では、実名報道をしていたのがNHKと毎日新聞だけだったため、DaiGoは2社を“名指し”したよう。しかし、後に民放各社も25人の名前を出したということで、ネット上には「気持ちはわかるけど、NHKだけ批判するのはおかしい」「何だかNHKや毎日新聞を叩きたいだけに見える。冷静になってほしい」との声が。また、「DaiGoは『モニタリング』(TBS系)とか出てたから、テレビ局を批判できないんでしょ。TBSも実名報道したけど、それでも『出ない』って言えるのかな?」とも指摘されていた。

「DaiGoは29日にも新たな動画を公開し、『テレビ局から連絡が来た』『もう「モニタリング」に出ないでくださいみたいなね、そういう話かと思いきや、TBSさんから連絡来た』と報告。なんでも、同局の『サンデー・ジャポン』への出演依頼だったそうで、スケジュールの都合で生出演は無理だとしつつ、『必要であればコメント動画を送る』などと説明。その上で、『テレビにもいい人いるんですね』『勇気がある行動だな、とちょっと思った』『TBSさんってそういう、まともなところあるんですね。ちょっとなんか、見直しました』と述べていました」(同)

 この発言にネットユーザーからは、「え? TBSも実名報道したのに出るの? 矛盾してない?」「あれだけ実名報道やマスコミを批判しておいて、結局これかよ……」「NHKを叩いてYouTubeの再生数稼ぎたかっただけでしょ」「本当に実名報道に対して怒ってんのかも怪しい」といった書き込みが続出。『サンジャポ』出演が実現するならば、DaiGoが何を語るのかに注目したい。

「依頼人の成婚の喜びはやみつきに!」副業としての“仲人”がいまアツい!!

 近年、働き方に対する考えもフレキシブルになり、副業を解禁する企業も増えている。しかし、せっかく副業をするならば単にお金のためではなく、やりがいを求めて働きたいもの。そんな人々の注目を集めている副業が「仲人」だ。日本仲人協会には現在1,800人あまりの仲人が加盟し、パートナーのいない男女に出会いを提供。結婚にまで導く活動を行っている。

 果たして「仲人」とはどんな仕事なのだろうか? そして、そのやりがいとは!? 日本仲人協会の中西圭司理事長、そして、仲人協会に加盟する仲人士の小嶋英光さん、金井美枝子さんにお話を伺った!

婚約に導くまで、わずか6カ月

──まず、仲人の仕事はどのようなものでしょうか?

中西 結婚したいという依頼者と面談をするところから仕事が始まります。しかし、この時に、依頼をお断りしてしまうことも結構あるんです。男性が結婚を希望するのは若くてきれいな女性。一方、女性のほうは、高学歴、高収入の男性を望みます。やっぱり「高望み」をする人が多いんです。

──結婚するなら条件のいい相手と……、と思ってしまいますね。

中西 私だって、いま結婚相手を探すならば20代のキレイな女性のほうがいいと思ってしまいますよ(笑)。しかし、医師や弁護士ではない限り、そんな出会いはほとんどありません。高望みしている場合、男性ならば、許容する年齢を上げてもらったり、女性であれば希望の収入を下げてもらいます。また、男性であれば資格を取ってもらったり、女性なら自分磨きをしてもらうなどして、自分の価値を高めるように指導する。塾の先生が志望校のアドバイスをしていくようなものですね。

──けっこう厳しい指導から始まるんですね……。

中西 はい。というのも、日本仲人協会では、ほかの結婚相談所とは異なり、入会金、月額顧問料はわずかな金額しか頂かない。その代わり、成婚した際に成婚報酬を頂いているんです。だから、仲人としても真剣に結婚をしたいと考えている依頼者に出会いを提供しているんです。

 そして、依頼者に対して指導しながら、マッチしそうな相手を紹介したり、会員サイトを閲覧してもらって全国1万人の会員から気に入った人を選んでもらう。そして、お互いに気が合いそうと感じることができれば、お見合いをセッティングします。

──「お見合い」というと、カップル、その両親、そして仲人さんが料亭でお食事をしながら……というイメージですが。

中西 いえ。昔はそういった形のお見合いも多かったのですが、うちでは仲人が始めに当人同士を紹介するだけ。あとは、2人で喫茶店などに行って話してもらうという流れであり、最後まで付き沿うようなことはしません。あくまでも、我々の仕事は2人を引き合わせることだけです。そして、お見合い終了後、最長6カ月までで交際をしてもらい、婚約か否かの判断をしてもらいます。

──わずか6カ月で婚約を決断!?

小嶋 みなさん驚かれるんですが、ほとんどの人が6カ月以内に決められますよ。私の経験だと、長くても4カ月ですね。というのも、会員さんはみんな早く結婚したいと思っているし、相手の学歴や趣味などもすべてわかって、納得してから会っているから話も早い。「6カ月以内」という期間がいい後押しにもなっていますね。

──そんなに早く決まってしまうものなんですね!

中西 結びつけたカップルがプロポーズを行い、無事婚約となったら、成婚報酬を頂いて我々の仕事は終わりになります。

仲人としての幸せは「一度味わったら辞められない」

──仲人さんとしてはどれくらいの依頼者を受け持っているのでしょうか?

中西 仲人によって異なるのですが、20~100人超の依頼者のお世話をしている人もいます。

金井 私は、100人以上仲人として関わっていて年間20組程度のカップルを婚約まで導いていますね。

──年間20組も!?

金井 はい。割合としては会員さんの10%程度です。大手結婚相談所の場合、成婚率は3~5%といわれているので、かなり高いほうだと思いますね。大手の場合、初期費用が高額なために、依頼者を「お客様」として扱いますが、私たちの場合は成婚することによって報酬がもらえる。だから、単に「お客様」として扱うのではなく、指導をしながら一緒に結婚までのステップを踏んでいくんです。

──仲人という仕事には、どのようなやりがいがあるのでしょうか?

金井 伝えきれないほど数多くのやりがいがありますが、なんといっても、依頼者が婚約にまでたどり着いた瞬間が一番うれしいですね。一度でも依頼者が成婚し、仲人としての喜びを知ると、もう仲人を辞めることはできません。

──そんなに喜びにあふれたものなんですね。

小嶋 本人同士だけでなく、家族も喜んでくれますよね。また、仲人としては、成婚報酬を得ることができるので、成婚をさせることに対してのモチベーションも上がる。相手を幸せにすることによって、自分自身の生活も豊かにすることができるんです。

──では、仲人に向いているのはどのような人でしょうか?

中西 まず、お世話が好きな人が向いていますね。いわゆる「おせっかいおじさん・おばさん」です。ただ、あまりおせっかいすぎると嫌がられることもあります。そのため、なるべく、質問が来た時だけ応えるようにして、仲人の方からはあまり連絡はしないようにしていますね。

小嶋 私の場合、親身になりすぎて、以前はLINEが一日鳴りっぱなしなんてこともありました。ただ、そうやって相談に乗りすぎるのも依頼者のためにあまりいいことではない。適度な距離を保ちながら仕事を行うように気をつけています。

仲人で「社会貢献」ができる!

──現在、日本仲人協会に加盟する仲人さんは、どのような方がいらっしゃるのでしょうか?

中西 中心になって活動しているのは50代の仲人ですが、20代から年配の方まで、さまざまな方がいます。私自身、30代から仲人を始めたのですが、友達感覚でお世話をしていたことが好評でした。人の人生に大きく関わる仕事なので、仲人それぞれの個性や強みを生かすことがやりがいや成果につながる仕事ですね。

──近年は、少子高齢化が進んでいます。結婚したいカップルを結びつけていくことは、社会への貢献にもつながりますね。

中西 少子化の根本的な問題は未婚率の上昇にあります。というのも、結婚したカップルだけで出生率を見ると1.96人と、カップルでほぼ2人の子どもを生んでいる状況です。つまり、未婚率を減らすことによって、出生率の低下は防ぐことができるんです。実際、定年退職した人で「第2の人生として社会貢献をしたい」という気持ちから仲人という仕事を選ぶ人も多いですね。

──定年してから仲人に?

中西 はい。また、主婦や自営業、あるいは会社員で週末に副業をする人など、さまざまな方々が仲人として仕事を行っています。私自身も、呉服店を営んでいたのですが、呉服が売れない時代になり、本業の売上アップにつなげるサイドビジネスとして始めたのが仲人をするきっかけでした。

──副業で仲人をされている方が多いんですね。

中西 日本仲人協会としては、副業で仲人を行うことを推奨しています。その理由は、お金ばかりを求めてしまうと依頼者の気持ちに寄り添うのが難しくなってしまうから。副業として始められるように、開業資金も抑えています。他の結婚相談所などの場合、開業するにあたって加盟料として100万円かかることも珍しくありませんが、日本仲人協会の場合は無料講座に参加すれば加盟金はかからず、いただくのも3万円のホームページ利用料のみなんです。

──理事長である中西さんの目から見て、どういった方に仲人になってほしいと思っていますか?

中西 加盟してほしいのは、おせっかいではない程度のお世話好きです。そして、結婚したいという人を甘やかさず、指導者として結婚まで導いてあげられる人ですね。

──そんな仲人さんがいたら、依頼者も思わず頼りたくなってしまいますね。

金井 いま、「結婚したいけど出会いがない……」という人はたくさんいます。自分が仲人になって結婚に導くことができれば、相手も幸せになるし、自分でもその喜びを味わうことができる。仲人として仕事をすることを通じて、そんな喜びを味わってほしいですね。

中西 未婚率は上がっているものの、アンケートによれば「一生結婚しなくていい」と考えている人はわずか5%程度しかいません。90%近くの人が「いい人がいたら結婚したい」と考えているんです。そんな人々を幸せな結婚に導く仕事は、とても大きなやりがいを与えてくれる。これまで多くの仲人を見てきましたが、経験を積めば積むほど、仲人自身の顔つきも変わってきました。ほかの人に幸せをつかんでいただくことで、自身の人生も豊かにできるのが仲人 という仕事なんです。

仲人業の紹介・仲人募集

日本仲人協会

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「依頼人の成婚の喜びはやみつきに!」副業としての“仲人”がいまアツい!!

 近年、働き方に対する考えもフレキシブルになり、副業を解禁する企業も増えている。しかし、せっかく副業をするならば単にお金のためではなく、やりがいを求めて働きたいもの。そんな人々の注目を集めている副業が「仲人」だ。日本仲人協会(https://www.omiaink.com/business)には現在1,800人あまりの仲人が加盟し、パートナーのいない男女に出会いを提供。結婚にまで導く活動を行っている。

 果たして「仲人」とはどんな仕事なのだろうか? そして、そのやりがいとは!? 日本仲人協会の中西圭司理事長、そして、仲人協会に加盟する仲人士の小嶋英光さん、金井美枝子さんにお話を伺った!

婚約に導くまで、わずか6カ月

──まず、仲人の仕事はどのようなものでしょうか?

中西 結婚したいという依頼者と面談をするところから仕事が始まります。しかし、この時に、依頼をお断りしてしまうことも結構あるんです。男性が結婚を希望するのは若くてきれいな女性。一方、女性のほうは、高学歴、高収入の男性を望みます。やっぱり「高望み」をする人が多いんです。

──結婚するなら条件のいい相手と……、と思ってしまいますね。

中西 私だって、いま結婚相手を探すならば20代のキレイな女性のほうがいいと思ってしまいますよ(笑)。しかし、医師や弁護士ではない限り、そんな出会いはほとんどありません。高望みしている場合、男性ならば、許容する年齢を上げてもらったり、女性であれば希望の収入を下げてもらいます。また、男性であれば資格を取ってもらったり、女性なら自分磨きをしてもらうなどして、自分の価値を高めるように指導する。塾の先生が志望校のアドバイスをしていくようなものですね。

──けっこう厳しい指導から始まるんですね……。

中西 はい。というのも、日本仲人協会では、ほかの結婚相談所とは異なり、入会金、月額顧問料はわずかな金額しか頂かない。その代わり、成婚した際に成婚報酬を頂いているんです。だから、仲人としても真剣に結婚をしたいと考えている依頼者に出会いを提供しているんです。

 そして、依頼者に対して指導しながら、マッチしそうな相手を紹介したり、会員サイトを閲覧してもらって全国1万人の会員から気に入った人を選んでもらう。そして、お互いに気が合いそうと感じることができれば、お見合いをセッティングします。

──「お見合い」というと、カップル、その両親、そして仲人さんが料亭でお食事をしながら……というイメージですが。

中西 いえ。昔はそういった形のお見合いも多かったのですが、うちでは仲人が始めに当人同士を紹介するだけ。あとは、2人で喫茶店などに行って話してもらうという流れであり、最後まで付き沿うようなことはしません。あくまでも、我々の仕事は2人を引き合わせることだけです。そして、お見合い終了後、最長6カ月までで交際をしてもらい、婚約か否かの判断をしてもらいます。

──わずか6カ月で婚約を決断!?

小嶋 みなさん驚かれるんですが、ほとんどの人が6カ月以内に決められますよ。私の経験だと、長くても4カ月ですね。というのも、会員さんはみんな早く結婚したいと思っているし、相手の学歴や趣味などもすべてわかって、納得してから会っているから話も早い。「6カ月以内」という期間がいい後押しにもなっていますね。

──そんなに早く決まってしまうものなんですね!

中西 結びつけたカップルがプロポーズを行い、無事婚約となったら、成婚報酬を頂いて我々の仕事は終わりになります。

──仲人さんとしてはどれくらいの依頼者を受け持っているのでしょうか?

中西 仲人によって異なるのですが、20~100人超の依頼者のお世話をしている人もいます。

金井 私は、100人以上仲人として関わっていて年間20組程度のカップルを婚約まで導いていますね。

──年間20組も!?

金井 はい。割合としては会員さんの10%程度です。大手結婚相談所の場合、成婚率は3~5%といわれているので、かなり高いほうだと思いますね。大手の場合、初期費用が高額なために、依頼者を「お客様」として扱いますが、私たちの場合は成婚することによって報酬がもらえる。だから、単に「お客様」として扱うのではなく、指導をしながら一緒に結婚までのステップを踏んでいくんです。

──仲人という仕事には、どのようなやりがいがあるのでしょうか?

金井 伝えきれないほど数多くのやりがいがありますが、なんといっても、依頼者が婚約にまでたどり着いた瞬間が一番うれしいですね。一度でも依頼者が成婚し、仲人としての喜びを知ると、もう仲人を辞めることはできません。

──そんなに喜びにあふれたものなんですね。

小嶋 本人同士だけでなく、家族も喜んでくれますよね。また、仲人としては、成婚報酬を得ることができるので、成婚をさせることに対してのモチベーションも上がる。相手を幸せにすることによって、自分自身の生活も豊かにすることができるんです。

──では、仲人に向いているのはどのような人でしょうか?

中西 まず、お世話が好きな人が向いていますね。いわゆる「おせっかいおじさん・おばさん」です。ただ、あまりおせっかいすぎると嫌がられることもあります。そのため、なるべく、質問が来た時だけ応えるようにして、仲人の方からはあまり連絡はしないようにしていますね。

小嶋 私の場合、親身になりすぎて、以前はLINEが一日鳴りっぱなしなんてこともありました。ただ、そうやって相談に乗りすぎるのも依頼者のためにあまりいいことではない。適度な距離を保ちながら仕事を行うように気をつけています。

──現在、日本仲人協会に加盟する仲人さんは、どのような方がいらっしゃるのでしょうか?

中西 中心になって活動しているのは50代の仲人ですが、20代から年配の方まで、さまざまな方がいます。私自身、30代から仲人を始めたのですが、友達感覚でお世話をしていたことが好評でした。人の人生に大きく関わる仕事なので、仲人それぞれの個性や強みを生かすことがやりがいや成果につながる仕事ですね。

──近年は、少子高齢化が進んでいます。結婚したいカップルを結びつけていくことは、社会への貢献にもつながりますね。

中西 少子化の根本的な問題は未婚率の上昇にあります。というのも、結婚したカップルだけで出生率を見ると1.96人と、カップルでほぼ2人の子どもを生んでいる状況です。つまり、未婚率を減らすことによって、出生率の低下は防ぐことができるんです。実際、定年退職した人で「第2の人生として社会貢献をしたい」という気持ちから仲人という仕事を選ぶ人も多いですね。

──定年してから仲人に?

中西 はい。また、主婦や自営業、あるいは会社員で週末に副業をする人など、さまざまな方々が仲人として仕事を行っています。私自身も、呉服店を営んでいたのですが、呉服が売れない時代になり、本業の売上アップにつなげるサイドビジネスとして始めたのが仲人をするきっかけでした。

──副業で仲人をされている方が多いんですね。

中西 日本仲人協会としては、副業で仲人を行うことを推奨しています。その理由は、お金ばかりを求めてしまうと依頼者の気持ちに寄り添うのが難しくなってしまうから。副業として始められるように、開業資金も抑えています。他の結婚相談所などの場合、開業するにあたって加盟料として100万円かかることも珍しくありませんが、日本仲人協会の場合は無料講座に参加すれば加盟金はかからず、いただくのも3万円のホームページ利用料のみなんです。

──理事長である中西さんの目から見て、どういった方に仲人になってほしいと思っていますか?

中西 加盟してほしいのは、おせっかいではない程度のお世話好きです。そして、結婚したいという人を甘やかさず、指導者として結婚まで導いてあげられる人ですね。

──そんな仲人さんがいたら、依頼者も思わず頼りたくなってしまいますね。

金井 いま、「結婚したいけど出会いがない……」という人はたくさんいます。自分が仲人になって結婚に導くことができれば、相手も幸せになるし、自分でもその喜びを味わうことができる。仲人として仕事をすることを通じて、そんな喜びを味わってほしいですね。

中西 未婚率は上がっているものの、アンケートによれば「一生結婚しなくていい」と考えている人はわずか5%程度しかいません。90%近くの人が「いい人がいたら結婚したい」と考えているんです。そんな人々を幸せな結婚に導く仕事は、とても大きなやりがいを与えてくれる。これまで多くの仲人を見てきましたが、経験を積めば積むほど、仲人自身の顔つきも変わってきました。ほかの人に幸せをつかんでいただくことで、自身の人生も豊かにできるのが仲人という仕事なんです。

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