石橋貴明のインスタを木梨憲武がいつまでもフォローしない「なるほど」な理由とは?

「私は今、甲子園にいます」

 人気お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が8月18日、自身のインスタグラムを更新し、高校野球を観戦したことを報告。ファンからも「タカさんがいるなら、甲子園行けばよかった」「握手していただきありがとうございます」「タカさん、実はいい人」などと温かいコメントが殺到した。

 最近の石橋といえば、地上波でのレギュラー番組は1本のみとなり、窮地に追い込まれていると思われていたが、インスタデビューしたことにより、状況は一変。とんねるずのコントを知らない若い世代にも顔が知られるようになり、現在フォロワーは28万人と、新たなファンを獲得しているようだ。

 しかしそんな石橋のインスタグラムに、トンデモナイものが発見されたという。

「8月9日に投稿されたお酒を片手にくつろぐ石橋の姿の手元に、本人のものと思われる“ガラケー”が映り込んでいたのです。インスタグラムはスマートフォンのアプリから投稿するユーザーが多いため、『タカさん、ガラケー?』『携帯2個持ちなのかな?』と、フォロワーから疑問の声が上がりました。有名人のSNSはゴーストライターがいるという噂もありましたが、石橋貴明本人の投稿はSNS初心者感があったので、ガッカリしたフォロワーも多かったことでしょう」(芸能ライター)

 相方の木梨憲武がいつまでもフォローしないのは、ゴーストライターの仕事だからか?

“健常者”の「寄付したら偉い」「私たちも頑張ろう」とは――ろうの両親を持つ映画監督が語る違和感

 現在、放送中の『24時間テレビ 愛は世界を救う』(日本テレビ系、8月24~25日)。毎年恒例、夏の風物詩といえる同番組では、チャリティーマラソンや特別ドラマをはじめ、障害者や難病患者などのチャレンジ企画が放送されている。42回目となる今回は、嵐がメインパーソナリティを務め、義足の少女やろう学校の生徒を“応援”する企画が放送される。

 しかし、同番組における障害者への演出に対し「感動ポルノ」「健常者が上から目線で泣くためもの」といった指摘が近年続出。その批判は、年々強まっているのだ。

 そんな中、サイゾーウーマンでは2017年に耳の不自由な両親を持つイギル・ボラ監督を取材した。両親が「かわいそう」という目で世間から見られることに、違和感を覚えていたというボラ監督。「障害者はテレビなどでは、かわいそうという視点でしか描かれていなくて、何か利用されているように感じることもありました」と語るその言葉を、再掲するこの機会に、ぜひ読んでいただきたい。

(初出:2017年6月6日)

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 耳の不自由な両親が「かわいそう」という目で世間から見られることに、ずっと違和感を覚えていたというイギル・ボラ監督。娘である監督は、両親を、そうしたイメージとはかけ離れた、家族を愛し、人生を楽しんで生きている夫婦として、ドキュメンタリー映画『きらめく拍手の音』でイキイキと映し出した。ボラ監督から見た両親の歴史、自身のルーツ、映画を通して伝えたいことから、韓国の障害者問題までを伺った。

哀れんでお金を包んで渡そうとする人もいる

――映画『きらめく拍手の音』で、ご両親の歴史をインタビューして、どんな気持ちになりましたか? 知らないことも多かったのでしょうか?

イギル・ボラ監督(以下、ボラ監督) 両親の出会いのことは、この映画を撮るまで知らなかったです。父が母に恋煩いをしていたこと、蜂の群れが花に集まるように、母のもとに男性たちが集まってきたことなどのエピソードを聞くのは楽しかったですね(笑)。両親はそれをすべて手話で語るので、情景が目に浮かぶのです。この2人から私が生まれたのだと、自分のルーツを探る旅にもなりました。私の名前イギル・ボラは、父の姓であるボラ、母の姓であるギルをミックスさせた名前です。普通、子どもは父の姓を名乗るので、イ・ボラとなるのですが、私は2人の影響を受けていますから、母の名字も加えてイギル・ボラと名乗っています。

――耳の不自由な人たちへの周囲の見方に対して疑問に感じていたそうですが、それにはどんなきっかけがあったのでしょう。

ボラ監督 私は耳が聞こえるので、両親と一緒にいるときは自然と通訳をすることになります。そのときに接する人の反応がさまざまなのです。とても驚かれる人もいますし、慌てる方もいますし、同情して哀れんでお金を包んで渡そうとする方もいます。そういう反応を見るたびに、「そうじゃないのに」といつも思っていました。両親は変わっていないし、かわいそうでもない。ただみんなと違う言語で生活しているだけなのです。だから私の大好きなドキュメンタリー映画で、うちの両親の本当の姿、幸福であることを伝えようと思ったのです。

――取材対象がご両親なのは大変でしたか? 家族だからこそ聞ける話もありますよね。

ボラ監督 確かにインサイダーとして撮影できたことは長所ですが、近すぎて距離感が難しかったです。あとスタッフは私ひとりなので、インタビューと撮影を同時にやらないといけない。そうすると、両親と手話で会話ができなくなるんです。カメラを回しながら手話をすることができなくて……。それは、面白くもあり大変なことでした。手話スタッフが必要でしたね。

――韓国ではろう者の映画やドラマは多いのですか?

ボラ監督 ほとんどありません。あっても脇役ですね。日本では健常者と同じようにろう者が登場する作品があると聞きましたが、韓国では、何かが不足している人、助けないといけない人として登場する作品がほとんどです。

――確かに日本では、ろう者が主人公のドラマや映画はあります。ただ、ときどき障害者を感動の材料に利用しているという声もありますね。

ボラ監督 それは嫌ですね。私の両親は何でもできる人たちです。私が頼んだことは何でもしてくれましたし、母は友達のお母さんの中でも飛びぬけて美人ですし、本当に自慢の両親です。でも、障害者はテレビなどでは、かわいそうという視点でしか描かれていなくて、何か利用されているように感じることもありました。だから、私の映画では絶対そうは見せたくなかった。「障害者の人たちも頑張っているのだから、健常者の私たちも頑張りましょう!」というスタンスは絶対に嫌でした。

――でも、失礼のないようにと考えすぎて、どう接したらいいのだろうと悩むこともあります。障害者の方に対しては、どのように接するのがいいのでしょうか?

ボラ監督 自分の方が上だと思わないことです。相手が障害者じゃなくても、そう思ってしまうことはあると思いますが、それは危険です。例えば紛争地域の方、難民の方などに寄付しましょう、寄付したらエライ、みたいな考えはよくありません。でも、メディアはそういう考えを拡大させてしまう恐れがありますね。

韓国の障害者教育は日本より25年遅れている

――日本では2017年に初めての「東京ろう映画祭」が開催され、いい方向へと動き始めたと思うところもありますが、韓国ではそういう動きはありますか?

ボラ監督 韓国は日本より遅れていて、25年前くらいの状況です。この映画を字幕入りで公開しても、私の両親は字幕を読めません。なぜなら、韓国の障害者への教育はとても遅れていて、例えばろう者には「リンゴは手話ではコレ、文字ではコレ」と教えるべきなのに、両親が学んだ韓国の障害者学校は手話ができる教師がいないので、文字を学べないのです。クラスにさまざまな障害者を集めて、普通に授業をするので、耳が不自由な私の両親の場合は、教師が何を教えているのかがわからない。ちゃんとした教育を受けられないから、文字も読めないし、書けないし、文脈もわからないのです。障害者学校で起こった実話をもとにした映画『トガニ 幼き瞳の告発』という作品がありますが、あの映画と同じようなものです。
(※映画『トガニ 幼き瞳の告発』は韓国のろう学校で起こった児童虐待事件を描いた実話の映画化)

――きちんとした教育をさせるために制度を作ったり、立て直そうとしたりする人はいなかったのですか?

ボラ監督 両親が学生だったのは、もう何十年も前ですが、障害者学校では不正も多かったのです。学校建設費用を国からもらっていたにもかかわらず、それを横領して、児童にレンガで学校を建てさせたということもあったそうです。普通は告発すべきと思いますが、障害者学校に手話ができる人はいないので、何もできないのです。教育を受けていないので、何が自分たちの権利なのか、それが間違っているのか否かもわからない。こういうことを認識できない教育になっていることが韓国社会の問題点です。ろう者の人たちは、諦めた方が簡単だと思っています。だから私は映画を通して真実を発信し、こうやってインタビューを受けたり、文章を書いたりすることで、伝えていきたいと思っています。

――ご両親は、娘であるボラ監督が作った自分たち夫婦の映画を見て、どんな感想をもたれましたか?

ボラ監督 すごく喜んでいましたが、母は「おなかの肉がはみだしているところが映ってる!」とか「お化粧もしてないのにカメラを回している!」とか、いろいろ言っていましたけど(笑)。でも、両親は文字が読めないから視覚で情報を得るのが日常なので、手話言語の映画を娘が作ったことが、とてもうれしかったようです。

――映画を見ていると、ご両親は行動的で社交的。毎日をイキイキと暮らす姿がとても素敵だと思いました。ボラ監督自身、ご両親の影響を受けていると思うことはありますか?

ボラ監督 私の両親は、何事も目で見ないと信用しません。それはろう者の特徴でもあるのですが「実際に見て、やってみないとわからない」という考えなのです。行きたい場所へ行ってみる、やりたいことをやってみるという、目で見て体で覚えていくのが両親の生き方です。そういう人たちに育てられたので、私もまず「実際に見たい、体験したい」というタイプです。だから高校生のとき「もっと世界を見てみたい。学びたい」と思って、学校を辞めて世界へ飛び出しました。実際にそうして良かったです。多くの人に出会えましたし、学びもたくさんありました。それは私にとって財産です。

――この映画をどんな人に見てほしいですか?

ボラ監督 新しい世界に出会いたいと思っている人ですね。この映画は、障害者の映画でもないし、教育の映画でもないと思っています。本作は新しい世界に関する映画です。視覚、臭覚、触覚が研ぎ澄まされている、ろう者の美しい世界を見たいと思っている人にぜひ見てほしいです。
(斎藤香)

『きらめく拍手の音』
ボラ監督が、両親の過去から現在までをひもといていくドキュメンタリー。家族を通して、ろう者の生活の真実にスポットを当てていく本作は、音が聞こえない不自由さではなく、工夫を凝らし、前向きにハッピーに生きる毎日が映し出されている。
監督&出演:イギル・ボラ 出演:サングク(父)ギョンヒ(母)グァンヒ(弟)
公式サイト

イギル・ボラ監督
18歳で高校を中退して、東南アジアを旅しながら、旅の過程を記録した中編映画『Road-Schooler』(2009)を制作。その後、韓国国立芸術大学に入学してドキュメンタリー制作を本格的に学ぶ。本作は山形国際ドキュメンタリー映画祭2015アジア千波万波部門で特別賞を受賞した。

三瓶の帰国理由はホームシックじゃない? 平愛梨&長友佑都と人間関係のトラブル発生か

 8月23日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)にお笑い芸人の三瓶が“天の声”として出演し、視聴者を騒然とさせている。


 三瓶といえば、芸能活動を休止し、サッカー日本代表・長友佑都の専属料理人見習いとして、今年4月からトルコへ移住したばかり。


「三瓶は調理師免許を持っており、芸能界きっての料理好きで有名です。大親友のタレント・平愛梨の誘いで、彼女の夫である長友の食事をサポートするべく料理人見習いのポストに就いたものの、わずか2カ月であっさり帰国してしまいました。番組でMCの加藤浩次から『どうして帰ってきちゃったの?』と聞かれた三瓶は、『後で楽屋で…ホームシックということで…』と回答。言葉を濁していた感じからは別の理由があるように思えました」(芸能記者)

 
三瓶は自虐ネタで人気を博していたが、ホームシックで帰国したことについてネット上では、「安易な考えでトルコに行くな」と批判的なコメントが多く寄せられている。

 なかには、「平との間で何かあったのではないか」「平らに想いをぶつけてフラれたのでは?」「長友が三瓶の気持ちに気付いてクビにしたのかも」などと、人間関係のトラブルのニオイを感じた人もいたようだ。


「確かに、親友であるはずの三瓶の帰国について平が一言も触れていないのはあまりに不自然。長友からの説明もありません。三瓶は長友が平を食事に誘った際に同席して、キューピッド役となったとされています。しかし、世間からは平に惚れていたとの見方をされていましたし、わざわざトルコに行ったのも、普通なら友人以上の感情がないとなかなかできないこと。いずれにせよ、今回の件で平との友情に亀裂が入ったことは想像に難くありません」(女性誌記者) 


 三瓶が楽屋で加藤にどう説明したのか、気になるばかりだ。

元SMAPの3人、ジャニ―氏のお別れ会欠席を事前に公表で”圧力”を無言でアピールか

 SMAPの集合は幻に終わりそうだ。

 8月20日、ウォルト・ディズニー・アーカイブス設立50周年を記念したコンサート『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』のナビゲートを務める稲垣吾郎が、記者発表会に登場。同会見にて稲垣は、9月4日に東京ドームで行われるジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏の「お別れの会」に、元SMAPの退所組3人が欠席することを明かした。

「稲垣は、お別れ会当日に主演舞台の公演があることから、『行きたい気持ちはありますが、心で思っています』と、仕事で欠席すると明かしました。また、翌21日付の一部スポーツ紙では、草なぎ剛、香取慎吾も稲垣と同じく、スケジュールの都合で欠席する意向であると報道。3人は自分たちが無理をして駆けつけた場合、しめやかなムードがぶち壊しになり、それが失礼になるため、今回は欠席を選んだのではないでしょうか」(芸能記者)

 そんな元SMAPの3人といえば、ジャニーズを退社したことで両者の間にわだかまりがあるとも噂されるだけに、このお別れ会にも参加が許されなかったのかと見る向きもあった。しかし、今回は状況が少し違うようだ。

「ジャニーズサイドは2人にもお別れ会の招待状を送っているようです。ジャニーズは先日、公正取引委員会から圧力の疑いを注意されたばかりであるため、もし3人を呼ばないと発覚した場合、世間の風当たりがさらに強くなるのは確実で、それを恐れたのでしょう。逆に稲垣の記者会見では、所属事務所が報道陣に対して招待状が届いたことを伏せるように依頼していた。事務所はその真意について、そのことが大きな話題となればディズニーに迷惑がかかるからと説明していますが、もしかすると、ジャニーズの“圧力”イメージを世間に植え付けようとしたのかもしれません」(女性誌記者)

 公の場で3人が、中居正広や木村拓哉と顔を合わせるのは、まだまだ先になりそうだ。

史上最悪のダメ総理が活躍!? 三谷幸喜最新作、映画『記憶にございません!』鑑賞券プレゼント

 
 映画『記憶にございません!』が9月13日より全国公開されます! 脚本・演出家として活躍する三谷幸喜監督の長編映画8作目となる本作は、記憶を失くした総理大臣が主人公の政界コメディー。国民から石を投げられるほど嫌われている総理大臣を中井貴一、総理の妻を石田ゆり子、首相秘書官をディーン・フジオカ、米国初の日系女性大統領を木村佳乃がそれぞれ演じます。一体どのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじを見てきましょう!

 国民から「史上最悪のダメ総理」と呼ばれた総理大臣・黒田啓介(中井)は病院のベッドの上にいた。ふとテレビを見ると、そこには演説中に一般市民から石を投げられ、病院に運ばれる自分が映っている。記憶喪失になった黒田は、各大臣の顔や名前はもちろん、国会議事堂の本会議室の場所、自分の息子の名前すらわからなくなり、金と権力に目がくらんだ“悪徳政治家”から善良な“普通の中年”に変貌を遂げる。国政の混乱を避けるため、黒田が記憶を失ったことは国民には隠され、秘書官たちのサポートもあり公務をこなすが、記憶にない件でタブロイド紙のフリーライター・古郡祐(佐藤)にゆすられることに。そんな混乱の中、米国大統領・スーザン(木村)が来訪してしまう。記憶を失った男が、あらゆるしがらみから解放されて、真摯に政治と向き合い……。
 
 三谷監督が、「ある日突然、総理大臣になったら」と、昔から考えていたシチュエーションを映画化したという本作。政治を扱った作品ではあるものの、「決して風刺映画でもないし、誰かを揶揄したものでもありません。風刺映画はそのときでしか成立しなくなっちゃうんです。100年、200年と皆さんに観てもらう作品にしたいと思いました」と語っています。

 今回は、映画『記憶にございません!』の鑑賞券を3名の方にプレゼント。三谷映画常連組の中井、佐藤が織りなす“笑い”を、劇場で堪能するのはいかがでしょうか? 映画サイ女読者の皆さま、奮ってご応募ください。お待ちしております!

※9月2日正午〆

ご応募はこちらから
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大森南朋『サイン』が視聴率2ケタキープの大健闘! 低予算&地味なキャスティングの舞台ウラ

 テレビ業界で、いったい誰が、この高視聴率を予想しただろうか?

 極めて下馬評が低かった、テレビ朝日系木曜ドラマ『サインー法医学者 柚木貴志の事件―』(大森南朋主演)が大健闘を見せている。

 初回は14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で、今期の民放連ドラの中でトップの好発進。第2話で9.5%と急降下したものの、以降、11.5%→9.5%→10.7%→9.9%と、1回おきに2ケタと1ケタを行ったり来たりしているが、ここまでの平均視聴率は11.1%と2ケタ台をガッチリキープしているのだ。

 同作は2011年に韓国で放送されたドラマ『サイン』のリメイク版で、「日本法医学研究院」の解剖医・柚木貴志(大森)が、新人解剖医・中園景(飯豊まりえ)とタッグを組んで、権力に屈することなく、真実と正義を追求していくストーリー。ヒロインで、警視庁捜査一課の管理官・和泉千聖役の松雪泰子、国立大学の法医学教授・伊達明義役で、仲村トオルが出演しているが、それ以外のレギュラーキャストはほぼ無名な俳優・女優ばかりだ。

「大森は実力派俳優として知られていますが、ほとんどが脇役。『サイン』はプライム帯の民放連ドラで初主演となります。正直、演技がうまくても必ずしも数字が獲れるというわけではありません。このキャストでは、あまりにもしょぼすぎて、深夜帯でも十分なくらい。爆死も予想されていただけに、平均で10%超えているのは上出来。万々歳でしょう。テレ朝の『木曜ドラマ』は、米倉涼子や木村拓哉の主演ドラマ、絶対的な人気を誇る『緊急取調室』(天海祐希主演)などがオンエアされている看板枠で、元来数字をもっているので、『サイン』もそのあたりの事情が奏功している。ほかの枠なら、それこそ爆死だったかもしれません」(テレビ誌関係者)

 しかし、同局の看板枠という割に『サイン』は、キャストの乏しさが目に付いてしまう。なぜこのような地味な面々になってしまったのか。

「ズバリ、10月期に2年ぶりに放送する『ドクターX~外科医・大門未知子~』(米倉涼子主演)との兼ね合いでしょう。『ドクターX』はもともとキャスト陣の出演料が高く、莫大な制作費がかかっている。待望の第6シリーズは、やりたくなかった米倉を、大幅ギャラアップで翻意させたと言いますから、米倉一人の出演料だけでも、かなり高騰している。ましてや、米倉だけ上げて、ほかのメインキャストの出演料は据え置きなんてわけにはいきませんから、全体的なギャラアップは避けられません。『サイン』に西田敏行が特別出演しているのは、アップ分の補てんの意味がありそうです。そんな背景があるから、今期の『サイン』は低予算にならざるを得なかったのでしょう。ある意味、『ドクターX』のために爆死も覚悟していた『サイン』が、なかなかの健闘ぶりを見せているのですから、テレ朝の制作陣としてはホッと胸をなで下ろしていると思いますよ」(テレビ制作関係者)

 テレ朝としては、放送すれば20%超えが期待できる『ドクターX』は、まさにキラーコンテンツで、スポンサー受けもいい。それだけに待望の復活となるが、その影で犠牲となってしまった『サイン』の出演者、関係者は気の毒というしかない?

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ジャニー喜多川氏の性的虐待、裁判所で真実と認められても闇に葬られた現実

 8月24日から25日にかけて放送される『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)では、7月9日に亡くなったジャニー喜多川氏の追悼企画が放送される。

 「生涯を捧げたエンターテインメント ジャニー喜多川の想い」と題されたこの『24時間テレビ』の特別企画では、メインパーソナリティーの嵐に加え、SixTONES、HiHi Jets、美 少年、少年忍者といったグループが、ジャニー喜多川氏の残した思い出の楽曲を歌うと告知されている。

 ファンからは嵐とジャニーズ事務所若手グループとのコラボを期待する声がある一方、「番組の私物化」「なぜ『24時間テレビ』で?」といった意見もネット上には多く見受けられる。

 そういった声があがるのは当然だろう。『24時間テレビ』は、障がい者や難病患者に対する福祉、災害の被災者への支援、環境保護などをテーマにしたチャリティー番組という名目で募金を募っている。ジャニー氏の追悼企画はその趣旨とはずれ、日テレとジャニーズ事務所の蜜月をアピールするものでしかないからだ。

 1978年に放送開始した『24時間テレビ』だが、2003年のTOKIOを皮切りに、今年の嵐に至るまで一度も途切れることなくジャニーズ事務所のタレントがメインパーソナリティーを務めている。そうした状況が、番組の主題とはそぐわないこの特別企画を実現させたのだろう。

 ジャニー氏が芸能界に残した足跡は非常に大きいもので、追悼企画を放送することの意義はあるだろう。音楽番組などで編まれる企画ならば違和感はない。実際、テレビ朝日系列の『ミュージックステーション』は7月19日放送回で追悼企画を放送している。

しかし日本テレビは、『24時間テレビ』という番組の掲げる目的との整合性や、視聴者がどんな感想を抱くかということよりも、ジャニーズ事務所のご機嫌伺いを優先したようだ。

ジャニー喜多川氏の性的虐待は「疑惑」ではない
 日本テレビに限らず、テレビ局は大きな力をもつジャニーズ事務所の力に怯え、「ジャニーズ事務所所属タレントのスキャンダル揉み消しに協力する」「ジャニーズ事務所を離脱したタレントに対する不当な干し上げに加担する」といったことを継続的に行ってきた。

 その「忖度」の象徴たるものが、ジャニー氏による所属タレントへの性虐待に関するものだろう。

 ジャニー氏が所属タレントに対して性的虐待を行っているという“疑惑”は生前から常に取り沙汰されてきた。そのなかには、裁判所によって“真実”であると認められたものもある。

 しかし、日本のメディアでジャニー氏の訃報を伝える際にそのことに触れるものは皆無であった。

 一方、海外メディアでは、ジャニー氏の訃報を伝える記事で、性的虐待についてはっきり記している。たとえば、2019年9月9日付ネットニュース版「ニューヨーク・タイムズ」に掲載されたジャニー氏の訃報を伝える記事にはこのように書かれている。

<2002年、東京地方裁判所は、所属する若いタレントたちへのセクシャルハラスメントを報じた週刊誌が名誉棄損であるとの喜多川の主張を支持したが、その後、裁判所は判決の一部を覆した>(編集部訳、以下同)

 同じ日のネットニュース版「BBCニュース」でも同様だった。

<彼のキャリアは論争と無縁ではなかった。1999年、日本の雑誌「週刊文春」が事務所の少年たちに対して性的虐待を加えている記事を何度も掲載したのだ。喜多川はすべての告発を否定。そして、雑誌を相手どった名誉毀損の裁判を起こし勝利した。しかし、その後、裁判所は判決の一部を覆した。彼はどの告発に関しても罪に問われることはなかった>

権力を利用した悪質なセクシャルハラスメント
 ジャニー氏の性的虐待疑惑については、ニューヨーク・タイムズやBBCの報道で触れられている「週刊文春」記事の前から、ジャニーズ事務所の元所属タレントたちが暴露本を通じて告発してきた。

 元フォーリーブスの北公次による『光GENJIへ』(データハウス)、元ジャニーズの中谷良『ジャニーズの逆襲』(データハウス)、平本淳也『ジャニーズのすべて 少年愛の館』(鹿砦社)、豊川誕『ひとりぼっちの旅立ち』(鹿砦社)、そして、2005年には光GENJIの候補メンバーだった木山将吾による『Smapへ――そして、すべてのジャニーズタレントへ』(鹿砦社)と、何冊も暴露本が出版されている。

 だがすべては“公然の秘密”のままだった。しかし、「週刊文春」は1999年から2000年にかけ、10回以上におよぶ追及記事を掲載する。

 記事によれば、「合宿所」と呼ばれているジャニー氏の自宅や、コンサート先のホテルにジュニアのメンバーが宿泊する際、夜中になるとジャニー氏が夜這いをしかけてきて、そのまま肉体関係を強要するのだという。

 ジャニー氏はほとんど同じ手口で何人ものジュニアのメンバーに関係を迫った。「週刊文春」の追及記事では、複数の少年が同様の被害を語っている。

 ジャニー氏は翌朝になると必ず数万円単位のお小遣いを渡すというが、少年たちが肉体関係に応じたのは、そんなはした金のためではない。ジャニー氏の要求を断れば、事務所内での自分の立ち位置が悪くなったり、グループとしてデビューさせてもらえないかもしれないという恐怖があるからだ。実際、記事ではジャニー氏との関係を拒絶したことによって口をきいてもらえなくなった例も記されている。

 ジャニーズ事務所のタレントとして成功したければ、どんな理不尽なハラスメントであろうとも、歯を食いしばって耐えるしかない。「週刊文春」は、ジャニー氏のハラスメント自体はもちろん、こうした権力構造そのものを、記事のなかで何度も繰り返し批判していた。

 これに対しジャニーズ事務所とジャニー氏は、キャンペーン記事によって名誉を毀損されたとして東京地裁に民事訴訟を起こした。

 一審ではジャニーズ側の勝訴となったのだが、二審ではセクハラ行為の部分は事実であると認定して損害賠償額が減額された。

 「週刊文春」によれば、控訴審判決のなかで東京高裁は<喜多川が少年らに対しセクハラ行為をしたとの各証言はこれを信用することができ、喜多川が少年達が逆らえばステージの立ち位置が悪くなったり、デビューできなくなるという抗拒不能な状態にあるのに乗じ、セクハラ行為をしているとの本件記事は、その重要な部分について真実であることの証明があった>と結論づけたという。

 この後、ジャニーズ側は上告したが棄却された。結果的に、名誉毀損自体は認められたが、それは「合宿所のなかで少年らに飲酒や喫煙をさせている」といった記述に対するものであり、ジャニー氏のセクシャルハラスメント自体は事実と認定されたのである。

少年への性虐待は「なかったこと」にされている
 しかし、「週刊文春」記事やこの裁判について、日本国内の主要メディアは黙殺した。マスメディアは総出で少年への性虐待を見ないようにし、ジャニー氏の行為は糾弾されることも罰されることもなかった。こうした日本メディアの「圧力に屈する」「権力に忖度する」といった構図がジャニーズタブーをつくりだし、結果的に、少年たちの心に一生残るような傷を残す非道な行為がまかり通る環境を生み出してしまったのだ。

 これもジャニーズ事務所への忖度が必要ない海外メディアは別であり、2000年1月30日付「ニューヨーク・タイムズ」では、ジャニー氏の性的虐待のみならず、強大な力をもつジャニーズ事務所に屈服してジャニー氏に関するネガティブな報道ができない日本のメディア状況も含めて報道された。

 先に紹介した「BBCニュース」のジャニー氏訃報記事では、やはりこんな記述がある。

<彼の事務所は業界を支配していたため、ジャニー喜多川には誰も触れることができず、あえて強大な事務所を脅かそうとする日本の主要メディアはいなかった>

日本版『ネバーランドにさよならを』がつくられる必要性
 もちろん、亡くなってすぐに故人に対する批判を行うのは不謹慎であるという感情論も理解できなくはない。

 しかし、たとえば、今年3月に亡くなった萩原健一の訃報を伝える際には、俳優・ミュージシャンとしての功績のみならず、大麻取締法違反、飲酒運転、出演料をめぐる恐喝未遂容疑といった、過去の逮捕歴も同時に報道するメディアが多かった。

 であれば、ジャニー氏の訃報を伝える際、男性アイドルの市場を盛り上げた功績だけでなく、その裏で確かに起きていた性虐待に言及するのもメディアとして当然の責務なのではないだろうか。

 エンターテインメント業界の超大物による性的虐待疑惑といえば、海外ではマイケル・ジャクソンによる事例が真っ先に挙げられる。

 もちろんマイケルは世界のエンタメを牛耳る立場の人物ではなかったが、偉大なアーティストだった。それでも海外ではマイケルの事例に関してメディアが口をつぐむようなことは起きなかった。

 没後10年を迎えた今年は、マイケルに性的虐待を受けたと告発する被害者のドキュメンタリー『Leaving Neverland』(日本では『ネバーランドにさよならを』という邦題でNetflixにて配信されている)が大きな話題を呼んだ。

 イギリスのChannel 4とアメリカのHBOが共同製作した『ネバーランドにさよならを』は、内容の真偽について議論のある作品ではあるが、少なくとも芸能界の超大物が抱える性的虐待問題にメディアが踏み混むことは出来ている。

 性的虐待の被害者を生み出さないため、また、メディアの公平性のためにも、日本のテレビ局はジャニー氏の過去について正しく報道し、かつ、『ネバーランドにさよならを』のような検証企画を製作することが求められているのではないか。

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日テレ『24時間テレビ』、歴代の“醜聞録”――マラソン距離偽装説や虐待疑惑まで

 2019年で42回目となる、恒例の特別番組『24時間テレビ~愛は地球を救う~』(日本テレビ系)。放送のたびに、「偽善だ」「ヤラセだ」などと毎回叩かれながらも注目を集める日本の夏の風物詩だ。そんな番組では、放送中に24時間かけて走りきるというチャリティーマラソンが行われている。近年のマラソンランナーと、それにまつわる報道を振り返ってみよう。

ランナー徳光和夫に「世紀の茶番!!」とネット怒り(2011)

 番組史上最高齢の70歳で挑戦したフリーアナウンサーの徳光和夫。徳光は無事に、放送時間内に東京・日本武道館のゴールテープを切った。

 徳光はゴール後、「千里の道も一歩から! ズボラなおれでもできるんだから、誰でもできる!」と声を振り絞ったが、番組内で走行した総距離は公表されず......。その答えは、直後に生出演した『行列のできる法律相談所』(同)で、63.2キロと明かされた。『24時間テレビ』で公表しなかった理由については、『行列~』司会の島田紳助が「沿道が応援の人であふれてパニックになることを避けるため」と説明した。これにかみ付いたのは、徳光の"追っかけ隊"だ。

「徒歩9時間」疑惑のマラソンコース(2013)

 お笑いトリオ・森三中の大島美幸。このマラソンのために88キロあった体重を71キロまで落として臨み、放映時間にこそ間に合わなかったものの無事ゴールし、皆の祝福を浴びた。

 ところが、放送中から終了後にわたり、このマラソンの走行距離に対しある疑惑が持たれた。番組内では、当初の大島の体重にかけて88㎞の距離を走るとしていたが、このマラソンのスタート地点を見つけた人物が、Twitterで神奈川県藤沢市桐原町のオイレス工業だと書きこみ。これを見た人々が地図で位置を確認し、ゴールの日本武道館への主なルートを割り出したところ、なんと48㎞の距離しかないことが発覚したのだ。

ランナー、TOKIO・城島茂決定でネットから心配の声(2014)

 ランナーがTOKIO・城島茂だと発表されると同時に、ネット上では「えっまじ?」「茂大丈夫なのか」「TOKIO今年ツアーじゃん大丈夫か?」といった心配の声が多く上がる一方で、「全国民が応援するな、これは」「沿道まで行くよ!」「ランナー全然どうでもよかったのに、茂と聞いちゃあいてもたってもいられねぇ」という熱いエールも多数上がった。また、日本テレビに対して「茂が断らないの知っててオファーしてんだろ」という怒りの声も。

ランナー・城島のゴールシーン、視聴率41.9%獲得(2014)

 番組全体の平均視聴率は歴代6位となる17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、城島がゴールした直後の午後8時50分には、41.9%の瞬間最高視聴率を獲得。昨年の瞬間最高39.3%からアップし、TOKIOの影響力の高さを見せつけた。

 普段から運動をしないという43歳の城島が“ジャニーズ最長”の101キロマラソンに挑戦するとあって、ゴールが心配されていた今回のマラソン。スターターは城島にとって“あこがれの存在”である先輩の少年隊・東山紀之が務めたが、舞い上がってしまったのか、スタート早々いきなり道を間違えた上に、ハイペースで走り出すという城島ならではのハプニングもみられた。

マラソンの応援ギャラリーで“城島渋滞”も発生(2014)

「マラソンの応援に集まったギャラリーの数は歴代トップではないでしょうか。国道246号は城島の走行ルートに沿って渋滞が発生し、“城島渋滞”という言葉も生まれたようです。TwitterやSNSで城島の位置がリアルタイムにわかるため、応援に駆けつける人が多かったみたいですね。それだけ国民に愛されている存在だということでしょうが、今後のチャリティマラソン実行に際してはSNS対策も必要になりそうです」(ジャニーズに詳しい記者)

 番組では、『ザ!鉄腕!DASH!!』(同)でTOKIOに農作業を指導してきた三瓶明雄さんへの思いも明かされた。城島が今回走ることを決めた理由の1つに、「明雄さんのために走りたい」「自分が姿を見せるだけで生きる気力を取り戻してくれる」という思いがあったという。ランナー決定から数週間後の6月6日に死去した明雄さんだが、城島のその思いはマラソン中の頭に巻いたタオルに込められていたようだ。

チャリティランナー選出までの舞台裏

「大前提として『24時間テレビ』は、日テレの看板番組を手がける人気ディレクター数人が毎年ローテーションで総合演出を担当するのが通例となっています。ですからランナー候補もおのずと、そのディレクターが担当している番組の出演者からピックアップされることが多いんです」(テレビ局関係者)

 例えば、日曜夜8時の人気番組『世界の果てまでイッテQ!』の演出を手がける古立善之氏は2009年、そして13年と『24時間テレビ』を担当しているが、それぞれの年のランナーは、イモトアヤコ(09年)、森三中・大島美幸(13年)と、どちらも『イッテQ』の出演者だ。また『行列のできる法律相談所』を手がける高橋利之氏が担当した05年のランナーは、当時『行列』に出演していた丸山和也弁護士だった。

マラソンランナーは出演料1000万円?

 「チャリティ」を謳う同番組だけに、毎年「出演者にギャラは支払われているのか?」と議論が巻き起こる中、今年も同様の現象がネット上で散見されそうだ。

「日テレ側は、あくまで『出演者はノーギャラ』というスタンスのようですが、2013年、『フラッシュ』(光文社)が各出演者のギャラを暴露する記事を掲載。ネット上は大荒れになりました」(芸能ライター)

 同記事では、メインパーソナリティを担当した嵐のギャラが5000万円、マラソンランナーを努めた森三中・大島美幸が1000万円、さらに上戸彩と羽鳥慎一がそれぞれ500万円と、具体的な金額を詳報していた。

チャリティ募金額、1億円以上減少(2017)

 17年の『24時間テレビ』は、平均視聴率も18.6%と歴代2位タイとなる高視聴率を獲得。しかし、集まった募金額は近年で最も低く、番組の存在意義に疑問の声も上がっている。

「同番組では、集められた募金額をエンディングに発表するのですが、今年は1億2902万958円で、昨年より1億円以上少ない額に。放送終了時に公開される募金額は、2009年からいずれも2億円を突破しているだけに『視聴率が良くても、集まった寄付金は、最近では最低額なんでしょ? 意味ないじゃん』『番組やらずに製作費丸々寄付した方がいいんじゃない?』と揶揄する声が噴出しました。

チャリTシャツ、嵐・二宮和也は無関心?(2019)

 今年は嵐がメインパーソナリティを担当。出演者が着用する“チャリTシャツ”は、大野が描いたイラストがプリントされており、ファンの間で話題を呼んだ。

 しかし、二宮は大野がTシャツのデザインを担当するとは聞いていなかったらしく、「俺、まったく知らなくて。どこで気づいたんだろう? 発表と同時に知ったぐらい。リーダーがやるんだ、って。で、その後は『デザインできました』って流れだから」と無関心な様子で告白。

『24時間テレビ』の企画をTOKIO・松岡拒否(2010)

 『24時間テレビ』といえばチャリティーマラソンのほかにも、オリジナルドラマや身体障害者によるチャレンジ企画など、メインパーソナリティーが出演する番組コンテンツが主軸なるといっても過言ではない。3回目となるTOKIOは落ち着いた番組運びを期待されての起用だが、実際現場ではそのTOKIOのおかげで、ちょっとした”騒動”が起こったという。

「障害がある人たちと、TOKIOが一緒にオーケストラのコンサートをするという、『旅立ちの時コンサート』という企画があるんです。松岡昌宏はTOKIOではドラム担当なので、打楽器の担当にしようとなったのですが、それを本人に伝えに行くと、それを聞くなり”何コレ? つまんない。こんなのイヤだよ”とひと言。すべて会議で決まっていたのに、現場は騒然ですよ」(テレビ局関係者)

『24時間テレビ』とジャニーズ事務所の黒い思惑

 1978年に始まった同番組。最初はさまざまなジャンルの芸能人が和気あいあいと出演し、“愛は地球を救う”をテーマに番組を進めてきたといわれるが、20年前からある“異変”が起こったという。

「20年ほど前から、出演陣にいわゆる“旬な人物+ジャニーズ枠”なるものができました。95年にSMAPがパーソナリティとして出演後、TOKIOやKinKi Kids、V6らが出演してきましたが、2003年からは11年連続でジャニーズ所属タレントがメインパーソナリティに選ばれた。背景にあるのは、日テレ系ドラマのキャスティング権を得たい事務所の思惑、そして熱狂的なファンがいるタレントを起用することで、募金額を少しでも上げたい日テレの思惑が合致しているからでしょう。

YOSHIKIの寄付金額に誤り(2018)

 YOSHIKIは番組の趣旨に賛同したことで、2018年の放送にノーギャラで出演すると、自らTwitterで報告。本番では、YOSHIKIに憧れる盲目の“天才ドラマー少年”とともに、「紅」や「ENDLESS RAIN」など、X JAPANの名曲をセッションした。

「そして総合司会の羽鳥慎一、水卜麻美アナウンサーとのトークでは、YOSHIKIが用意した300万円の目録を手渡す一幕も。日頃からチャリティ活動に勤しむYOSHIKIですが、この日も自腹で寄付金を用意したということです」(芸能ライター)

 ところが、このシーンには日テレサイドの“大失態”が含まれていたのだという。

「実は、YOSHIKIが用意した寄付金は、300万円ではなく……

「チャリティー番組とは思えない下品さ」と批判も(2017)

 真面目なテーマを掲げた番組かと思いきや、時には“下品な企画”で視聴者を不快にさせたことも。

「15年の深夜企画で、NON STYLE・井上裕介が橋本マナミの自宅を訪れる様子が放送されました。この時井上は、発見した下着をカメラに堂々とさらしたり、ベッドに上がって腰を振る姿を披露し、ネット上には『チャリティー番組とは思えない下品さ』『深夜とはいえ低俗すぎる』などと多くの苦言が寄せられたんです」(芸能ライター)

両足マヒの少年へ“虐待疑惑”(2016)

 16年の放送で、視聴者から大ブーイングが巻き起こったのは「両足マヒになんて負けない! 少年と家族が挑む富士登山」という企画。ここには、転落事故が原因で下半身不随になった12歳の少年が登場。リハビリによって杖を使えば歩けるようになった少年が、父親・母親・弟と浜口京子の支えによって、富士山の登頂を目指すという内容だった。

「問題になったのは登頂後の映像です。武道館でのAKB48のライブに合わせて、登山を終えてへたり込んだ少年の姿が映されたのですが、そこで男性が、少年の頭をはたき、帽子が飛んでゆく様子が放送されたんです。顔が見えないため、父親なのかスタッフなのか定かではなく、激励のつもりだったのかもしれませんが、そのあまりにも荒々しい触れ方には『虐待にしか見えない』『かわいそうというか、もはや胸クソわるい』などの声が飛び交う事態に。

チャリティーマラソンの後遺症を隠ぺい?(2013)

 名物企画である「チャリティーマラソン」をめぐって、13年のランナーに関する“大トラブル”が発生していたという。

「14年は森三中の大島美幸が完走しましたが、昨年は北斗晶、それに夫・佐々木健介と2人の息子がランナーを務めました。実は、北斗には表に出ていない裏話があるんです。放送から約半年後、北斗がヒザの治療のために芸能活動を休止したことが話題になっていましたが、これはチャリティーマラソンが原因だったそうなんです」(制作会社スタッフ)

 北斗の入院は1カ月半に及び、ブログでは手術の様子についてもすべて明かされていた。そして、今年の『24時間テレビ』にも北斗は出演し、元気な姿を見せていたが……

 

『24時間テレビ』「感動ポルノ」を障害者はどう見るのか?

 近年、同番組における障害者への演出に対し「感動ポルノ(健常者に勇気や希望を与えるための道具)ではないか?」という声も寄せられている。昨年放送された裏番組『バリバラ』(NHK Eテレ)では「検証!『障害者×感動』の方程式」がテーマに掲げられ、本家を「感動ポルノ」と皮肉に扱った内容が大きな話題を呼んだ。はたして『24時間テレビ』は「感動ポルノ」なのだろうか? 6月にバニラ・エア搭乗拒否騒動で話題になった「バリアフリー研究所」代表の木島英登氏に、同番組の障害者の取り上げ方について聞いた。

『24時間テレビ』に精神障害や発達障害はなぜいない?

 同番組の定番企画として、足の不自由な障害者が登山をしたり、知的障害者の子どもたちがコンサートをしたりといった「障害者が何かにチャレンジする」というコーナーがある。これらが「募金目当ての感動ポルノだ」という視聴者からの批判が出るのも夏の風物詩のようなものだが、不思議なのは、同番組で取り上げられる障害者が身体障害者および知的障害者ばかりなことだ。そこには、うつ病・パニック障害等の精神障害者、ADHD(注意欠陥・多動性障害)・ASD(自閉症スペクトラム)等の発達障害者は出てこない。それはいったいなぜなのだろうか?

 日本テレビに電話でコメントを求めたところ、担当者不在で話を聞くことはできなかった。そこで、精神障害や発達障害の当事者の声を聞いてみた。

一般人100人による、『24時間テレビ』が苦手な理由 

 「これを見ないと夏が終わらない」という根強い支持者もいる一方で、不快感を抱いている視聴者も。そこで今回、「『24時間テレビ』が好きではない」という100人の男女に、苦手な点を聞いてみた。

テレビ関係者&制作スタッフによる、『24時間テレビ』の意味

 企業にとってもスポンサーイメージも良いため広告料も出しやすく、「総製作費40億円という話もある」(先の関係者)という、まさに日テレのドル箱番組。そんな『24時間テレビ』は、業界人にとってどんな位置にあるのだろうか。

【2019年最新】海外ドラマおすすめ作品はコレ! 「超人気」から「マニアック」まで一挙紹介

――海外生活20年以上、見てきたドラマは数知れず。そんな本物の海外ドラマジャンキー・堀川樹里が、新旧さまざまな作品のディティールから文化論をひきずり出す!

『ウォーキング・デッド』人気の要因――吸血鬼ブームの反動?

 アメリカのB級ホラー映画界で不動の人気を誇るキャラクターといえば、ずばりゾンビである。視覚的に刺激的で、いつどこから襲われるか分からないというゾクゾクするスリル感。容赦なく無差別的に、そして黙々と人を襲うゾンビは、アメリカ人にとって恐怖のツボをピンポイントに突く存在なのである。

 そんなアメリカで大人気のゾンビだが、そのルーツはコンゴにあると言われている。コンゴで信仰されていた不思議な力を持つ神「ンザンビ」が、アメリカに連れてこられた奴隷たちの口伝えによりいつの間にかお化けという意味の「ゾンビ」に変わってしまったというのだ。初期のゾンビは魂のない体だけの奴隷のようなもので、1932年にゾンビが初登場した映画『ホワイト・ゾンビ』でも、機械のような奴隷マシーンとして描かれている。

 今日の、人間を襲い食べる恐ろしい存在として描かれたのは、1968年に公開されたジョージ・A・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』。この作品では、白人ゾンビの大群が、黒人の主人公たちを襲う姿が描かれ、ゾンビが人肉を貪るというシーンは、当時世間に大きな衝撃を与えた。そして、同監督が次に手がけた『ゾンビ』では、「ゾンビは生きている者の新鮮な肉を食す」「倒すには頭部を破壊しなければならない」という、ゾンビ方程式なるものが作り出された。

『クリミナル・マインド』はなぜウケた?――犯罪者の心理をプロファイリング

 21世紀に入り、アメリカでは空前のクライム・サスペンス・ブームが起きている。視聴者のニーズに応えようと次々と犯罪捜査ドラマが制作され、その多くがヒットとなっている。アメリカ人が、ここまで犯罪ドラマを好む理由は、ずばりアメリカが犯罪大国であるからだろう。

 アメリカでは年間1,115万件の主要犯罪(放火を除く)が起こっているが、そのうち凶悪・暴力犯罪事件は138万件(外務省発表)。ちなみに日本の年間刑法犯認知総件数は182万件で、そのうち凶悪・暴力犯罪は約4万件(警察庁の警察白書)である。日本の人口はアメリカの半分以下であるが、それを考慮してもアメリカの犯罪が格段に多いことがよく分かる。

 このようにアメリカでの犯罪事件発生率はとても高いのだが、逆に犯罪検挙率はとても低い。殺人事件における検挙率はわずか60%程度(日本は98.2%)。多発する殺人事件に犯人検挙が追いつかないのだろう。300人以上を殺害したとされるヘンリー・リー・ルーカスや、33人の少年を強姦した後殺害した殺人ピエロことジョン・ゲイシーなど、日本では考えられないほど多くの犠牲者を出した後、やっと逮捕されるという連続殺人事件も多い。

『NCIS ネイビー犯罪捜査班』――アメリカで視聴率ナンバー1を獲得

 銃器の合法所持が認められているアメリカでは、殺人発生率が非常に高く、日本の5倍以上だとされている。合法所持が認められているからこそ、この程度で済んでいるのだという恐ろしい説もあり、強姦、児童性的虐待、強盗、ギャング抗争などを含むと、莫大な犯罪数になり、ゆえに犯罪大国だと言われるのである。

 一方で犯罪検挙率は低いものとなっており、殺人事件においては60%程度。犯人の手がかりが全くつかめなかったり、容疑者が特定できても逃亡され、迷宮入りし「コールドケース」となる事件も少なくない。

 殺人は34分毎、強姦は6分毎、傷害は34秒毎に発生しているアメリカ(在米日本大使館発表)。当然のように国民の犯罪に対する関心は高く、犯人逮捕のために協力を惜しまない。FBI重要指名手配犯らの逮捕につながる手がかりを、リアルな事件再現ドラマと写真を交えながら呼びかけるTV番組『AMERICA’S MOST WANTED』(1988年~)には、毎週多くの情報がネットや電話で寄せられ、実際に犯人逮捕に云るケースも多い。また、事件現場に急行する警察官と行動を共にし、犯人逮捕までの過程を撮影したまま放送している緊迫感溢れるドキュメンタリー番組『COPS』も安定した視聴率のもと、1989年から続くロングランとなっている。

『グレイズ・アナトミー』――じれったい王道ラブストーリーを描く

 1960年代に放送された『ベン・ケーシー』を筆頭に、『外科医ギャノン』『St.Elsewhere』『ER 緊急救命室』『シカゴホープ』など様々な医療ドラマが放送されてきたアメリカ。その中で2005年に放送開始された『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』は「常に患者目線」なドラマとして、視聴者から熱狂的な支持を得た。

 ドラマがヒットした背景には、「お金持ち以外は満足な治療が受けられない」というアメリカが抱える医療制度問題が色濃く影響している。

 アメリカでは医療保障においても個人主義であり、日本のように国民全員が加入できる公的医療保険制度はない。個人で、もしくは勤務先を通して民間医療保険に加入するか、または保険に入らず完全自己負担で医者にかかることになる。

『SHERLOCK シャーロック』――ハンパじゃないこだわりに迫る

 医師から作家に転向し、多くの名作を残したアーサー・コナン・ドイルの人気推理小説シリーズ『シャーロック・ホームズ』。鋭い観察眼と推理力を持つ顧問探偵シャーロック・ホームズの活躍を、友人で医師のジョン・H・ワトソンの目を通して描いた作品で、今なお世界中で愛され、読み継がれている。2012年にギネスから「映画やテレビドラマで最も多くの俳優に演じられた小説の登場人物」認定されたシャーロックだが、近年まで英テレビドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』(1984~94)に主演したジェレミー・ブレットが、「挿絵のイメージそのもの」であることから、シャーロックのイメージに最も近いとされていた。

 08年、英「BBC」局が「ベネディクト・カンバーバッチ主演で、物語の舞台を現代に移してシャーロックを蘇らせる」とドラマ『SHERLOCK シャーロック』の制作を発表した時、「巻き毛で透き通った瞳のシャーロックか……」と戸惑う声が上がった。「辻馬車でなくタクシーで移動するシャーロックなんて、雰囲気が出ない」と落胆する人もいた。しかし、放送がスタートすると、大半の人が「シャーロックの性格と雰囲気を見事に体現している」とベネディクトを絶賛。舞台が現代のロンドンであることも、違和感なく受け入れられた。

『アルフ』――声優と地球に向けられた優しいまなざしが魅力

 「UFOにさらわれた!」「エイリアンに襲われた!」「政府は地球外生命に関する情報を握っている!」というB級ネタが大好きなアメリカ人。彼らの「奇抜な発想」や「豊かな想像力」はテレビ界にも生かされており、今からさかのぼること半世紀以上も前から宇宙やエイリアンを題材にしたドラマが制作されている。

 1959年に放送開始された『トワイライト・ゾーン』を皮切りに、1965年には「アメリカ政府の惑星殖民政策により宇宙へと飛び出した」家族のスペース・ファミリードラマ『宇宙家族ロビンソン』が、翌年には『宇宙大作戦スタートレック』がスタート。単なるSFファンタジードラマに留まらず、作品を通して当時アメリカが抱えていた差別問題や社会問題なども描き、人々の意識改革を促してきた。

 また、人間そっくりのエイリアンが「ひょんなことから」地球に住むようになる、というストーリーラインも人気で、1963年に放送開始された「地球に不時着した人間そっくりの火星人」が繰り広げるコメディ『My Favorite Martian』や、70年代後半に入ると、当時駆け出しの役者だったロビン・ウィリアムズ演じる「オーク星からやって来た人間そっくりの宇宙人」のコミカルな物語『Mark & Mindy』が登場。

『THIS IS US』――“ドラマ疲れ”のアメリカで愛される理由は……

 4月からNHKのBSプレミアムでシーズン2が放送される『THIS IS US 36歳、これから』。家族愛、人間のつながりがテーマの一見地味なファミリードラマだが、アメリカでは大ヒットしている。

 物語の主人公は、シーズン1で36歳の誕生日を迎える“三つ子”。ケヴィンとケイトは血のつながった兄妹、ランダルは捨て子でケヴィンとケイトが生まれた病院に保護されたのだが、三つ子の一人を死産で失い、悲しみに暮れるジャックとレベッカ夫婦に見いだされ、引き取られた。3人は男気のあるジャックと、家庭を平和にするための努力を惜しまないレベッカから、無償の愛を注がれ育つ。

 ドラマは、「3人が36歳になり、ミッドライフ・クライシス(中年の危機)に足を踏み入れた現在」と「36年前に3人がこの世に生を受け育った過去」、「3人が生まれる前の遠い昔」を何度も行き来しながら、家族、人生、幸せとは何なのかを視聴者に問いかけながら進んでいく。

 昨年2月に放送されたシーズン2第14話の視聴数は、昨年アメリカで放送されたドラマのエピソードの中で最多を記録。シビアな評価で知られるレビューサイト「Rotten Tomatoes」でも、シーズン1・2は91%、シーズン3は94%と、高く評価されている。なぜ『THIS IS US 36歳、これから』は、ここまで全米から愛されているのか? その魅力をひもといてみたい。

『ゲーム・オブ・スローンズ』――あの人気ミュージシャンも登場!

 5月に最終回を迎えた、人気ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。怒涛の展開を見せた最終話は賛否両論だったが、最終シーズンは1話約1,500万ドル(約16億2,000円)の制作費用をかけている作品だけに、見応えは十分。今なお余韻に浸り続けるファンは多い。

 超自然現象や魔法、巨大なドラゴンが登場する中世ヨーロッパのような暗黒の異世界を舞台に、7つの王国からなる統一王朝の支配者“鉄の玉座”をめぐってって死闘を繰り広げる諸名家の興亡を描いた同作。ジョージ・R・R・マーティン著の人気ファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』が原作となっている。莫大な制作費を投入した迫力満点な映像のほか、グロテスクな暴力シーン/セックスシーンが多く、“大人が楽しめるファンタジードラマ”として世界的に大ヒットした。

 ヒットのもうひとつの要因は、登場人物たちのキャラクター。冷酷かつ残虐な王、小人症というハンディがあるものの頭脳明晰で情にも厚い男、壮絶な戦いの中で凛と強く生きていく女性たちなど、魅力たっぷりなキャラクターが登場し、「善人かと思ったけど、見方によっては悪者かもしれない」という展開も。

■堀川樹里(ほりかわ・じゅり)
6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴20年以上、豪州→中東→東南アジア→米国→台湾を経て、現在は日本に帰国。数年後に来るだろう海外生活を前に、日本での生活を満喫中。

星稜・奥川の評価急上昇で「163km」大船渡・佐々木とドラフトは1位指名で競合へ

 今年も多くの感動を生んだ夏の甲子園だが、大会MVPを選ぶとすれば、星稜高校(石川)の奥川恭伸で異論はないだろう。

 最速163kmを誇る大船渡高校(岩手)の佐々木朗希が予選で敗れ、目玉となる選手がなかなか見当たらない中、奥川は準決勝まで防御率0.00を継続。決勝こそ敗れたものの、その見事なピッチングは鮮烈な印象を残した。こうなると俄然興味が沸くのが秋のドラフト会議だが、佐々木と奥川にはどれだけ指名が集中するのか?

 大会が始まる前、世間の目が一斉に注がれていたのは佐々木だった。身長190cmの恵まれた体を持つ佐々木は、春のU-18合宿で163kmを計測し、一気に注目の的に。出身地も同じ岩手ということで、“大谷二世”とも呼ばれたが、県大会決勝戦を登板回避し、甲子園の土を踏む夢は叶わなかった。そんな中、甲子園で一気に評価を上げたのが奥川だ。今大会を現地で取材したフリーのスポーツライターがいう。

「世間の目は佐々木にばかり向いていましたが、関係者の間では、大会前から“奥川の方が上”という声もありました。春の選抜では、履正社(大阪)を被安打3、17奪三振という完璧なピッチングで完封しましたし、球速も最速154kmと、佐々木と遜色ありません。今大会の3回戦の智辯和歌山戦では14回で165球を投げきっており、スタミナも十分です。素材では佐々木に軍配があがりますが、完成度では奥川の方が上でしょう」(スポーツライター)

 こうなると、12球団は「163kmの大谷二世」か「完成度の高い甲子園のヒーロー」かの選択を迫られることになるが、果たして何チームが2人を指名するのか? 週刊誌のスポーツ担当記者はいう。

「今年のドラフトは超不作で、大学生や社会人にも目立った選手はいないので、ドラフト1位指名は奥川と佐々木、さらに大学No.1投手と評価される明治大学・森下暢仁の3人に絞られます。まず、佐々木で決まりなのが日本ハムで、こちらは指名を公表済み。さらに楽天も、かつて大谷翔平を指名せず、地元から大ブーイングを浴びた過去があるので、今回は佐々木を指名せざるを得ないでしょう。一方、奥川で決まりなのは中日。奥川は石川県出身で、こちらは北陸中日新聞の販売エリアですから、奥川で間違いありません」(スポーツ担当記者)

 すでに3チームの指名は確実な佐々木と奥川。残りの球団は、どう動くのか。

「佐々木と奥川の”BIG2”を避けそうなのは西武とヤクルトです。西武は競合が嫌いな上、投手陣がボロボロで即戦力が必要なので、森下で行くでしょう。またヤクルトも、今シーズンは酷い成績で立て直しが急務なので、森下で勝負しそうです。それ以外の10球団は佐々木か奥山。佐々木が6~7チーム。残りが奥山といったところでしょう」(同上)

 ちなみに今年のドラフト会議は10月17日。令和初のドラフトは”2強”の激突が見ものになりそうだ。