スリムクラブと2700のどさくさ復帰に苦言続出「ザブングルより早いとは」「無期限って何?」

「やっぱり吉本興業はダメだな」

 ネット上ではこんな声ばかり聞こえてきている。

 8月9日、吉本興業は反社会的勢カの宴会に出席して金銭を受け取るなどした、「闇営業」問題で、謹慎処分などになっている所属芸人11人について、8月19日をもって謹慎処分を解き、吉本が運営する劇場に復帰することを正式に発表。11人は今後も社会貢献活動を行っていくという。

 この11人は6月24日付けで謹慎処分になっていたが、わずか2カ月足らずでの復帰には異論が噴出。ネット上でも「お盆休みかよ」「え、もう?」「短っ」「早すぎだろ」との声が大半を占めている。

「吉本興業よりもよっぽど迅速で適切な対応をとっていた、ワタナベエンターテインメント所属のザブングルの謹慎期間でさえ8月いっぱい。彼らは吉本芸人がお家騒動でゴタゴタしていた間にも熊本でボランティア活動を行ったり、介護活動をしたりしていた。そんな彼らより先に吉本芸人たちが復帰することには、『ザブングルより早いとかありえない!』と、世間は唖然としています」(芸能ライター)

 そして、多くの人が納得いかないのが、スリムクラブと2700も、ちゃっかり一緒に復帰していることだという。

 というのもこの2組は、詐欺グループの忘年会に出席した件とは別に、まったく異なる反社会的勢カとの接触が6月27日に判明。同日中に『無期限謹憶』処分となっていたからだ。

「この2組については、相手が反社とわかっていた可能性もあり、だからこそ他とはわけて『無期限』とされていたはず。それがあっさり解けたことで、ネット上では『スリムクラブと2700は別だろ』『どさくさに紛れてスリムと2700も組み込んできやがった』『無期限謹慎ってこんなに早く解けるのか』と、吉本の対応を非難する声が連打されています。また、11人が会社に嘘をついていたのは間違いなく、線引きをするならそれを指示した雨上がり決死隊・宮迫博之とその他になるはず。会見をして反旗を翻したとはいえ、ロンドンブーツ1号2号・田村亮も11人側に入れないとおかしいでしょうね」(スポーツ紙記者)

 芸能界での「無期限」にはまったく“重み”がなくなってしまった今回の裁定。吉本興業にコンプライアンス遵守の意識は本当にあるのだろうか。

 

スリムクラブと2700のどさくさ復帰に苦言続出「ザブングルより早いとは」「無期限って何?」

「やっぱり吉本興業はダメだな」

 ネット上ではこんな声ばかり聞こえてきている。

 8月9日、吉本興業は反社会的勢カの宴会に出席して金銭を受け取るなどした、「闇営業」問題で、謹慎処分などになっている所属芸人11人について、8月19日をもって謹慎処分を解き、吉本が運営する劇場に復帰することを正式に発表。11人は今後も社会貢献活動を行っていくという。

 この11人は6月24日付けで謹慎処分になっていたが、わずか2カ月足らずでの復帰には異論が噴出。ネット上でも「お盆休みかよ」「え、もう?」「短っ」「早すぎだろ」との声が大半を占めている。

「吉本興業よりもよっぽど迅速で適切な対応をとっていた、ワタナベエンターテインメント所属のザブングルの謹慎期間でさえ8月いっぱい。彼らは吉本芸人がお家騒動でゴタゴタしていた間にも熊本でボランティア活動を行ったり、介護活動をしたりしていた。そんな彼らより先に吉本芸人たちが復帰することには、『ザブングルより早いとかありえない!』と、世間は唖然としています」(芸能ライター)

 そして、多くの人が納得いかないのが、スリムクラブと2700も、ちゃっかり一緒に復帰していることだという。

 というのもこの2組は、詐欺グループの忘年会に出席した件とは別に、まったく異なる反社会的勢カとの接触が6月27日に判明。同日中に『無期限謹憶』処分となっていたからだ。

「この2組については、相手が反社とわかっていた可能性もあり、だからこそ他とはわけて『無期限』とされていたはず。それがあっさり解けたことで、ネット上では『スリムクラブと2700は別だろ』『どさくさに紛れてスリムと2700も組み込んできやがった』『無期限謹慎ってこんなに早く解けるのか』と、吉本の対応を非難する声が連打されています。また、11人が会社に嘘をついていたのは間違いなく、線引きをするならそれを指示した雨上がり決死隊・宮迫博之とその他になるはず。会見をして反旗を翻したとはいえ、ロンドンブーツ1号2号・田村亮も11人側に入れないとおかしいでしょうね」(スポーツ紙記者)

 芸能界での「無期限」にはまったく“重み”がなくなってしまった今回の裁定。吉本興業にコンプライアンス遵守の意識は本当にあるのだろうか。

 

土屋太鳳、山崎賢人との4度目の共演映画で指摘される”2つの心配ごと”とは?

 熱愛疑惑のある2人だけに注目度は高そうだが……。

 8月5日、山崎賢人と土屋太鳳が、実写版『今際の国のアリス』で共演することが発表された。同名漫画を原作にした実写シリーズで、2020年にネットフリックスで独占配信されるという。

 山崎と土屋が共演するのは今作で4度目。今回は山崎主演の大ヒット映画『キングダム』の佐藤信介氏が監督を務めるとあって、山崎ファンの期待は高まるばかりだが、その一方で、土屋ファンからは不安の声が上がっているという。

「土屋はクライマーの女子高生を演じます。彼女はこれまでに何度も女子高生役を演じていますが、このところの作品では制服が似合わなくなり、“コスプレ”にしか見えなくなってきている。昨年はドラマ『チア☆ダン』、映画『春待つ僕ら』でセーラー服姿を披露しているのですが、いずれも『高校生には見えない』と酷評されました。『今際の国のアリス』は世界190カ国で配信されますし、世界中に間違った日本の女子高生像を植え付けないか心配ですね」(芸能記者)

 また、土屋といえば先日、日本テレビのチャリティ番組『24時間テレビ』でスイスにある4,000メートル級のブライトホルン登山に挑戦することが発表されている。

「彼女は本格的な登山経験がないうえに、放送される8月下旬はすでに映画の撮影が始まっています。おそらく、役作りをかねてこの企画を受けたのだと思われますが、登山が成功しても疲労困憊のまま映画の撮影に臨むことになる。そのため、土屋ファンは彼女が無理をして体調を崩さないかと心配しているようです」(前出・記者)

 土屋は山崎がときめくような演技を見せられるだろうか。

SixTONES、「ただのイジメ」「高圧的で怖い」とコントめぐり怒りの声続出【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、8月2日~7日公開の動画をチェックします!

「蓮とビス」Snow Man・向井の参加でコントが成立

 通常の「Jr.チャンネル」は、月・火曜日以外にそれぞれ5グループの動画がアップされているが、7月29日より5組出演の特別企画「蓮とビス(はすとびす)」がスタート。「7夜連続」と打ち出したわりに更新が遅れて1日2本になる回もありつつ、8月4日分をもってついに完結した。前回の記事にて、筆者は4話までの感想を「意味がわからない」「カオス」と、やや否定的に表現していたが……。最後まで見た現在の心境は、正直言って「これなら全員で普通にフリートークやゲームをした方が良かったのでは……」と、モヤモヤした気持ちが残ってしまった。というのも、一部メンバーの言動によって、結果的にファン同士が揉める原因を生み出すなど、一概に“大成功”とは言えない内容だったからだ。

 そもそも、これは「ドラマ風?ワンシチュエーションコメディー!」と銘打ったもので、「稽古なし、リハーサルなしのいきなり本番収録スタイル」で撮影が行われたという。物語の設定は「ちょっとだけ未来の東京・葛飾区に存在するカフェでのお話」で、Snow Man・深澤辰哉はカフェのマスター、SixTONES・ジェシーがカフェのアルバイト役を演じている。1~4話は、タイトルの「西部劇を愛する葛飾ウエスタン高校」「筋肉を愛する墨田スクワット体育高校」「波を愛する江戸川サーフィン水産高校」「足立油田高校…おぼっちゃま兄弟現る!」に沿って、SixTONES、Travis Japan、Snow Manメンバーがユニットの超えた組み合わせで登場していた。ストーリーの合間には、ミニゲームも盛り込まれており、4話に出てきた美 少年(渋谷区生まれのイケメンアイドル・シャイニーズ役)が、自分たちの動画で過去に行ったドゥビドゥバドゥゲームを楽しむ姿も。

 そして、5話はカフェのバイトを演じるSnow Man・向井康二が「ふっかさん、カメラOKです」と、何やらカメラをセッティングするシーンから始まり、お客さん役のTravis Japan・中村海人、松倉海斗、松田元太、宮近海斗、吉澤閑也、Snow Man・宮舘涼太の会話パートへ移行する。この後、カフェ内ではバイトの面接を実施するとのことで、「何ができる人探してるんですか?」(宮舘)と聞かれた深澤は、言いづらそうに「編集」「編集っていうか。まぁ、パソコン?」と、返していた(ここで深澤が『編集』の言葉を誤魔化した理由は、後に公開される動画内で判明する)。

 まずやって来たバイト候補者は、やたら声の大きいSnow Man・佐久間大介。現場のカフェはシンプルでオシャレな内装だが、「佐久間くんがうちで働くと、メリットってあるのかな?」(深澤)の質問に対し、「僕は、ここをメイドカフェにしようと思っています!」(佐久間)と的はずれな回答。すかさず、向井は「絶対アカンやん!」と吠え、メイドカフェに乗り気な深澤が「お帰りなさいませ、ご主人さま~!」とメイドになりきった時も、「もう実践してる!」とツッコミ。

 同じバイトの立場のジェシーは、他者の演技やセリフのリズムを乱すほどボケ倒していたが、5話は代わりに向井が入ったことで、抜群に“見やすく”なっている。関西Jr.時代に鍛えたコントのセンスが光り、向井は「ドラマ風?ワンシチュエーションコメディー」というブレブレな世界観における“調整役”として、うまく機能していると感じた。そんなバランサーの向井も、次のバイト志望者・Snow Manの阿部亮平が入って来た際は「店長は僕です」とボケをかますなど、笑いに貪欲な姿勢が微笑ましい。

 以降、面接の場面も「阿部くんは、メイドの経験ってある?」(深澤)「あるわけないでしょ」(向井)「2年ほど」(阿部)「あるん!?」(向井)「うちはまぁ、見ての通りメイドカフェなんだけどさ」(深澤)「えっ、どこがですか?」(向井)と、向井効果でテンポの良いラリーが続く。最後のTravis Japan・七五三掛龍也も含めて3人がバイトに受かると、8分頃からは、もはや「Jr.チャンネル」レギュラー・ノニジュース(においの強い健康ドリンク)を賭けた一発芸大会に発展。思わず「可愛い!」と声に出したくなる“ツンデレメイド”の阿部(13分27秒頃)や、向井&深澤のコントローラーを使ったコンビ芸(16分21秒頃~)も、注目ポイントだ。

 コメント欄やSNS上では、「SixTONES推しだけど、これまでの回で1番コントとして成り立ってて面白かった。Snow Manスゴい」「視聴者を置いていかない笑いで面白かった! 向井くんいいね!」「康二いるからか、コント感があって見やすかった」「トラジャも萎縮してないし、適度な後輩感が可愛い。スノトラ、もっとコラボしてほしい!」と、高く評価されていた。5話の再生回数は9日時点で38万台。

 4日更新の6話は、バイトが向井ではなくジェシーに交代(向井がうまく立ち回っていただけに、少しガッカリ……)。そして、ようやくHiHi Jetsが食レポの強豪校・江東グルメ高校の生徒役でカフェに現れた。ジェシーがほかのお客さん(中村、宮近、松倉、松田、SixTONES・松村北斗、高地優吾)の接客で気を取られていると、背後の高橋優斗が自分たちの入店をお知らせするように、ジェシーのお尻にタッチ(3分27秒頃)。

 その後、ジェシーがHiHi Jetsの特徴であるローラースケートに関する一人しゃべりを続ける中、「じゃあ、すいません。注文いいですか?」と、割り込む高橋。「注文しちゃうんですか?」との意地悪な反応にも、高橋は「しないんですか? 逆に?」と切り返し、先輩相手に食ってかかる堂々とした振る舞いに拍手を贈りたくなった。グルメ高校とあって大量の料理を注文した彼らにも、ノニジュースの洗礼が。珍しくグループイチの策士・猪狩蒼弥が飲むハメになり、耐えきれず吐き出しそうになる一幕も(この日の猪狩はボサボサ頭&メガネが可愛い)。

 高橋は周囲の雑音やボケを聞いても、本筋の芝居に軌道修正する頼もしい一面を見せていたが、途中でジェシーがフレンチトーストを手渡すと、「台本に沿ってないですけど」と困惑(7分30秒頃~)。悪ノリした松村らに「おいしい? おいしい?」と味の感想を催促され、「おいちぃです」(高橋)と、恥ずかしそうに答えていた。なお、動画の後半は高地、松倉、松田、中村、ジェシーチームとHiHi Jetsの「エア食レポ選手権」を開催。敗者のHiHi Jetsと、相手チームの問題の答えを出してしまった中村もノニジュースを飲まされていた。

 ちなみに、最後は別撮りの美 少年の映像に切り替わり、8月10日~11日にかけてアメリカ・ロサンゼルスで行われるイベントに出演することを告知している。6話の再生回数は9日時点で29万台。

 4日は最終話が配信され、SixTONES、Snow Man、Travis Japanメンバーのうち17名が出演。これまで、謎めいた演出が随所に出てきたが、今回でその全貌が明らかになった。Travis Japan・七五三掛とSixTONES・京本大我がカフェに入って来ると、「まだ僕のことあの女性見てるわ」「街歩いてても人の視線めっちゃくちゃ感じるのよ」(京本)「最近モテてますアピール?」(宮近)「そういうんじゃなくて、いつの間にか有名人になってるような」(七五三掛)「YouTubeで話題になっちゃったみたいな?」(SixTONES・森本慎太郎)と、会話。

 すると、店員サイドのジェシー&深澤が見るからに動揺し始め、「慎太郎が『YouTubeがなんたら』って言ったところから様子がおかしいな」(松村)などと責められると、「実はこのカフェをカメラで撮って、YouTubeに上げてた」(深澤)「ふっかさんとね、『暇だな~』言うてですね、YouTubeの撮影をしようって決めたんですよ」(ジェシー)「YouTubeの動画を切り忘れてて、一連の流れが全部撮られてたんだ」(深澤)と白状した。編集してアップすると予想以上に反響があったため、「このYouTubeがバズれば、広告収入で傾いた経営を立て直せるかなと思って……」と、事情を打ち明ける深澤。確かに、1話の冒頭を見返すと、深澤とジェシーがカメラを配置している場面から始まっていた。

 メンバーがYouTubeに理解を示したことから、「許していただけたということで、堂々と撮影しちゃいましょう」(ジェシー)と、Snow Manの動画でも過去にやった人狼ゲームを行うことに。15分頃からはほぼ“素”状態のSixTONES・田中樹や、ゲームマスターのSnow Man・阿部が仕切る中、普通にゲームを楽しんでいる。このゲームは、市民たちが話し合いの中で敵の人狼を見破っていくもので、今回の役職は人狼3人、市民が10人、占い師1人、霊媒師2人、騎士1人。Snow Manバージョンは、最初に佐久間が処刑される流れが定番となっているものの、深澤は「別に皆さん気にしないで。(今回は)適用じゃない」と、呼びかけた。

 しかし、深澤の発言が“フリ”になり、すぐさま狙いを定められた佐久間。本人が「俺は市民だ!」と言い張ると、「マジで今回、人狼のパターンもある」(深澤)「俺もYouTube見ましたけど、あんな目してなかった」(ジェシー)「なんか目、血走ってる」(田中)と、思いのほか“本当の人狼説”も浮上した。結局、1人目の処刑者となってしまい、佐久間は“死んだらしゃべれない”ルールを忠実に守ってフリーズ。また、「蓮とビス」では散々、無茶振りによって一発ギャグを披露してきた吉澤が、またしても「閑也、笑わせてあげてよ」(宮近)と指示を受けコミカルな動きや声で場を盛り上げた。

 次はゲームマスター・阿部が処刑され、吉澤に疑いがかかった時には「おかしいだろ! 違うやろ! あんだけやらせといて!」(吉澤)と、思わず愚痴をポロリ。「違うんですよ。俺、市民側のマンモスなんですよ」と意味不明な言い分に対し、周囲は「役職はない?」(宮近)「役職あるんだったら言えよ」(森本)「役職はマンモスです。ガチで普通の市民」(吉澤)「じゃあ、お前死んでもいいな?」(田中)「死んでも大丈夫です」(吉澤)「じゃあ、閑也でいいじゃん」(田中)「なんでですか! 死んだらしゃべれないじゃないですか!」(吉澤)「もう死ぬんだから静かにして」(森本)と、一気に追い詰めた。

 一度は松田がターゲットになるも、投票で追放されて「うわ~!」とショックを受ける吉澤。すると田中が「お前、死んでんだからしゃべんなよ」と、“ガチなトーン”で警告した上に、松村も「閑也、万が一ギャグやりたくなったら、あれ(ノニジュース)一杯飲んでからギャグやって」と、難題を押し付けた。直後に田中も処刑となったが、“死んでるくせ”に自分は平然と会議に参加(さっき注意された吉澤が可哀想)。続いて、疑惑の目を向けられた高地は、他者が人狼かどうかを知ることができる霊媒師だと名乗り、佐久間と吉澤の情報をチェックすると、2人が人狼だったと暴露した。

 また、はじめに佐久間をかばっていた向井が餌食になり、「制限時間内に残る1人を見つけられなかったら市民側の負け」という緊急ルールを導入。流れですでに死んだ向井も言葉を発するが、頑なに出しゃばらない吉澤がなんとも健気だ。時間が迫るにつれ、霊媒師は高地と松倉であると確定したが、占い師と騎士の正体は不明のまま。人狼を絞り込むために、深澤が「騎士も(名乗り)出よう!」と声をかけると、中村が手を挙げ、「誰かずっと守り続けてた?」(深澤)「俺、高地くん」(中村)と申告。だが、最終確認の「市民の人!」(宮近)の合図で、なぜか中村も挙手していた。その時、中村の隣に座る田中は口をおさえて笑っている様子。田中は残る人狼を把握していたようで、席を立ってスタッフ側に近づくなり、「みんな頭悪いな」と、ボソッと囁いた(29分55秒頃)。

 最後の投票で処刑が決まったのは京本で、ラストの人狼は中村だと判明。初っ端で仲間の佐久間&吉澤が片付けられてしまうも、中村は市民に紛れ込んで人狼チームを勝利に導いたのだった。タネ明かしした途端、「わかりやすかったじゃん」(ジェシー)「『俺、騎士』って言った後、『市民の人!』って言ってもう1回手挙げてた」(田中)と冷静に考えれば“人狼=中村”と見破れるはずだと指摘する2人。「なんで海人はあそこで騎士って出ちゃったの?」(森本)との質問に、本人は「それしか助からなそうだったから」と返したが、「市民の一点張りでよかったんだよ」(松村)「『市民、市民』って言っておけば、あそこで『俺、騎士』って出たから、絶対人狼やん!」(森本)「俺が騎士だったんだけど、万が一俺が生きてたら、だってお前もう……」(田中)と、集中攻撃するSixTONESメンバー。

 おそらく、中村は騎士が名乗り出る場面で周囲のリアクションを観察し、「騎士はすでに死んでいる」と踏んで、疑いから逃れるために危険な賭けに出たのだとみられる。結局、これで勝ったのだから、負けた側にいちいちダメ出しされる筋合いはないだろう。個人的には、なぜ中村が責められなければいけないのか……と苛立ちが募ってしまったが、最終的に「まぁ、だから時間的には最高だよ」(ジェシー)「いいタイミング」(田中)「これはもう中村海人の勝ち!」(ジェシー)と評価していたことが、唯一の救いだった。

 しかし、発言権のあるSixTONESの「3人にちゃんと祝杯を」(森本)「勝利の美酒」(田中)の一声で、人狼チームの3人がノニジュースで乾杯(中村は活躍したのになぜ……)。佐久間&吉澤が元気いっぱいに「うまーい!」と叫ぶと、田中が「じゃあ、閑也にもう一杯」と、スタッフに促したところで本編が終了した。

 この人狼を含め、「蓮とビス」に関してはネット上でさまざまな意見が上がっている。「樹が『みんな頭悪い』ってカメラの近くでコソッとつぶやいたの、俺は全部分かってる感が出ててさすがだった」と、田中を褒めるコメントもあれば、「閑也がスベるのを楽しんだり、人狼に勝ってもノニジュースを飲ませたり、松倉に対する態度も全然笑えなかった。松村と田中、ただのイジメはやめろ」「閑也が可哀想でビックリ。イジりはやりすぎたらいじめじゃん。康二がいた5話目は1番まとまってたし、トラジャも楽しそうだった」「正直、最近のスト怖い」「『蓮とビス』が面白かったのはストファンだけでは? 人狼もいじめにしか見えなくてひどかった」「『蓮とビス』はストがいない方が見やすかった。ストはほかのグループと混ざったら全然面白くない。むしろ邪魔」「ストがトラジャをいじめているようにしか見えなかった。高圧的な態度が嫌だって、美 少年ファンの自分でも思った」「ストファンでも、あれはやばいと思った。不快だったし、全く面白くなかったから、あんなことになるならストいらない」と、主にSixTONESへの怒りの声が続出。

 こうした批判に対し、SixTONESファンは「ノニジュースについて、『ストがトラジャに飲ませすぎ!』みたいなツイートもあったけど、どこまでが台本かわからないのに、ストが飲ませたって言うのは違うでしょ」「『面白くなかったのはストのせい』って遠回しに言っている人が多くて意地悪だなと思った」「『蓮とビス』のストが面白くなかったとか言われてるけど、こっちからしたらストがいない回の方が死ぬほど面白くなかった」と反論している。

 中には、再生回数の高さを持ち出してほかのグループをこき下ろすSixTONESファンの書き込みもあったようで、「ストのファンって、なんで論点すり替えるの?」「スト擁護派が気持ち悪くて鳥肌立つ」と、悪口合戦に発展してしまった。

 一方で、実は「蓮とビス」がスタートして以降、アップが遅れがちになっており、「Jr.チャンネル」公式Twitterは7月31日、8月2日~4日と、連日にわたって謝罪していた。編集が間に合わず遅れていたのか不明ながら、視聴者からは「動画の更新が遅れてたのは、慣れないふっかが編集してたから……って考えたら鳥肌立った!」「動画の投稿が遅れていたことすら意味があったとは……やられた! 1話から見直してくる」」と、衝撃を受けている。

 確かに凝った演出には見えるが、筆者はこれを絶賛する気にはどうしてもなれない。例えば6話は4日の朝8時にずれ込み、7話が2時間以上遅れた同日午後10時台アップと、かなりスケジュールが乱れていた。多少の誤差ならまだしも、翌日になったり、大幅な時間変更は、楽しみにしているファンに対して失礼ではないかと、引っかかってしまったのだ(演出ではなく、現実的に『Jr.チャンネル』側の作業が追いつかなかった可能性もある)。

 また、8月4日にお笑いトリオ・ニブンノゴ!の宮地謙典がTwitterにて「蓮とビス」の原案・脚本を担当したと報告。「大好きなジャニーズのメンバーにお話しをかけるこの幸せたるや!」「メンバー多忙の中、楽しそうにやってくれてます!アドリブかなり多め!」とツイートしたところ、「面白い脚本を書いてくれてありがとうございます」「続編待ってます」といったお礼の言葉が寄せられるうち、「面白くなかったです。応援しているグループのせいで『面白くない』と言われて悲しくなりました」と、否定的なコメントも見受けられた。7話の再生回数は9日時点で33万台。

 Snow Manの動画はプロモーションの「【驚異の身体能力】スポーツクライミングで大熱戦!」(5日)と、通常分の「【ボードゲーム】ベストアクトで演技力対決してみた!」(7日)が配信されている。まず、1本目はau×CLIMBING(KDDI株式会社)の提供で、人工のホールドを使ったスポーツクライミングにチャレンジ。auは携帯電話サービスの会社とあって、佐久間が「ここWi-Fi飛んでる」と、お笑いコンビ・メイプル超合金のネタを入れ込むと、宮舘が前に出てきて「佐久間もauさんも、今日は飛ばしてます」と、解説。宮舘はいつもあまり積極的に発言しないキャラだけに、珍しく自らの意志で動く姿が新鮮に映った。

 ロケ地の「ボルダリングジム&ショップ B-PUMP 荻窪店」は、A.B.C-Z・塚田僚一主演映画『ラスト・ホールド!』(18年公開)に出演した阿部、佐久間、深澤、宮舘、岩本照、渡辺翔太がお世話になった場所とのこと。今年1月加入組の向井、目黒蓮に向けて、深澤が「たぶん初めて挑戦するじゃん?」と話を振ると、「ハッハッハ! 初めてじゃないよ。今日で2回目だ!」と、胸を張る向井。「だとしたら、そんなドヤるなよ!」(岩本)「なんなんすか! 2回目で何が悪いんですか!」(向井)と険悪な空気になり、「朝から揉めるなよ~」(深澤)「やめましょうって!」(ラウール)と、“喧嘩コント”に突入した。シャドーボクシングで拳を交えた後、岩本が向井の乳首あたりに触れてオチに。“劇団向井”の流れを知らない視聴者のため、深澤が「今、ワンパッケージあるんですよ」と、補足していた。

 今回、Snow Manは「TEAM au」に所属する楢﨑智亜選手、藤井快選手の指導を受けるが、足をけがしたラウールは見学側へ回るそう。「どっちかというと、審判というか、ジャッジメント役をやっていただきたい」(深澤)「じゃあ佐久間くん、ジャッジメント!」(ラウール)「うぅ~!」(佐久間)「いや、人狼やるなよ」(阿部)とリズミカルな会話が続き、メンバーが笑顔に包まれた。冒頭だけでもオリジナルメンバーと新メンバーのラウール、向井のコンビネーションは抜群で、まだ9人体制になってから1年もたっていないにもかかわらず、息はピッタリだ。

 いざ始めてみると、初心者にしてはスイスイと登っていく目黒とは対照的に、向井は“無駄の多い動き”で周囲の笑いを誘う。続いて、深澤が「Snow Manで最も得意な方にやっていただきたい」と進行すると、やや照れ気味の表情で出てくる渡辺。すかさず、深澤は「違う、違う、違う!」とツッコミを入れ、「まさか、久々に翔太がボケたからビビったわ!」と、動揺していた(実際に得意なのは岩本)。こうして多くのメンバーがウケを狙って行動するのは、安心して任せられるツッコミ役の深澤、阿部(時には向井)らの存在も大きいだろう。この5分程度の段階でも、今のグループが「いい雰囲気なんだな」ということが、ひしひしと伝わってくる。見学のラウールも率先して声をかけ、「けがしないでください」(6分15秒頃)と、“運動部の女子マネジャー”のような役割も担っていた。

 登り方をレクチャーしてもらった後は、向井、佐久間、深澤、渡辺と、目黒、阿部、岩本、宮舘の2チームに分かれ、スポーツクライミング対決を実施。腕の筋肉や、横顔好きにはたまらない動画になっており、ファンならば彼らの凛々しい顔にも惚れ惚れするだろう。そんな中、オイシイところを持っていったのが阿部。手につけた粉末チョークをパンパンとはたき、「よし……よし見えた! 見えたわ」と、やる気満々で臨んだ。これでクリアすれば、カッコいい~! となる場面ながら、スタート直後に手が滑って落下。驚きや衝撃で現場がザワつき、「一回、リプレイで」(ラウール)「その前の、『パンパン、見えた!』『パンパン、見えた』からリプレイ!」(渡辺)と、さっそくイジられる阿部だった。

 大将戦は岩本VS向井で、先攻の岩本が楽々とゴール地点に辿り着くと、向井はTシャツを脱ぎ捨てて本気度をアピール。だが、特に鍛え上げられたボディではなかったため、「大した体じゃねー」(佐久間)「ショボいな」(渡辺)と、仲間にも茶化される始末。「ムエタイを思い出せ!」(ラウール)「キツかったあの日々! あの日々があって俺はジャニーズに入れたんだ!」(向井)と熱い思いを吐き出したものの、あえなく力尽きて失敗。一丸となって向井を応援した8人は「頑張った!」(岩本)と励ますなど、最後まで大盛り上がりだった。

 そして、通常分は「BESTACT(ベストアクト)」なるボードゲームを使い、演技力No.1決定戦を行っている。この回は、加入時から“渡辺好き”を公言しているラウールが渡辺に対して「それはないっすよ」「ちょっと感性外れてますね」と言い放ち、意外に当たりが強い一面を見せる新たな展開も。再生回数は1本目が46万台、通常より約2時間遅れでアップされた2本目は28万台となっている(9日時点)。

 一方、8日の『ジャニーズJr.8・8祭り ~東京ドームから始まる~』公演にて、SixTONESとSnow Manが2組同時にCDデビュー(2020年)すると発表があった。SixTONESは「Jr.チャンネル」を卒業し、YouTubeに単独のアーティストチャンネルが誕生。「蓮とビス」は5グループにとって最後の合同企画になったようだが、ファンの間に軋轢を生むという、ある意味で歴史に刻まれる7本となった。
(中村チズ子)

山里亮太、漫才合間の「風俗通い」暴露がじつはこの時期デリケートだったワケ

 8月9日に放送されたバラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)に、南海キャンディーズ・山里亮太が出演。同番組にてVTRで登場した相方の山崎静代が、山里の風俗店通いを暴露した。

「しずちゃんによれば、漫才の出番が1日3回ある時、空き時間が1時間半〜2時間できる。その間、山里は風俗店に行き、戻ってくると性サービスを受けたその手でツッコんでくるそう。しずちゃんは『次の漫才、気持ち悪くてできないですよね。女心が全然分かっていない』と不満を吐露していましたが、暴露された山里は蒼井優と結婚したばかりとあって『ふざけんじゃねぇよ! 終わったぞ。ネット上のニュースと一緒だ!(蒼井優と)スピード離婚だ、バカタレが! 責任取れよ、脱力タイムズを一生恨むからな!』とスタジオで声を荒らげて動揺していました。確かに昔の話とはいえ、蒼井には絶対に知られたくない話だったでしょうからね」(テレビ誌ライター)

 そんな山里には、春に大きな仕事が舞い込む可能性がありそうだという。テレビ関係者が耳打ちする。

「吉本興業の上層部に歯向かった加藤浩次は、来年3月までに“自主降板”という形で『スッキリ』のMCを外れるというのが既定路線だと言われています。そして、その後任には番組で“天の声”を務めている山里が最有力候補。朝の情報番組ですからさわやかなイメージは必須なはずでした。せっかく蒼井との結婚で山里の好感度が爆上げとなっていますから、風俗イメージなどはご法度だったのに……。山里は将来を考えて、しずちゃんにもクギを刺して、今後こうしたヨゴレネタは完全NGにしておいたほうが良さそうですね」

 かつては「非モテ」「キモ芸人」枠にいた山里だが、そのキャラを捨てるときが来たようだ。

山里亮太、漫才合間の「風俗通い」暴露がじつはこの時期デリケートだったワケ

 8月9日に放送されたバラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)に、南海キャンディーズ・山里亮太が出演。同番組にてVTRで登場した相方の山崎静代が、山里の風俗店通いを暴露した。

「しずちゃんによれば、漫才の出番が1日3回ある時、空き時間が1時間半〜2時間できる。その間、山里は風俗店に行き、戻ってくると性サービスを受けたその手でツッコんでくるそう。しずちゃんは『次の漫才、気持ち悪くてできないですよね。女心が全然分かっていない』と不満を吐露していましたが、暴露された山里は蒼井優と結婚したばかりとあって『ふざけんじゃねぇよ! 終わったぞ。ネット上のニュースと一緒だ!(蒼井優と)スピード離婚だ、バカタレが! 責任取れよ、脱力タイムズを一生恨むからな!』とスタジオで声を荒らげて動揺していました。確かに昔の話とはいえ、蒼井には絶対に知られたくない話だったでしょうからね」(テレビ誌ライター)

 そんな山里には、春に大きな仕事が舞い込む可能性がありそうだという。テレビ関係者が耳打ちする。

「吉本興業の上層部に歯向かった加藤浩次は、来年3月までに“自主降板”という形で『スッキリ』のMCを外れるというのが既定路線だと言われています。そして、その後任には番組で“天の声”を務めている山里が最有力候補。朝の情報番組ですからさわやかなイメージは必須なはずでした。せっかく蒼井との結婚で山里の好感度が爆上げとなっていますから、風俗イメージなどはご法度だったのに……。山里は将来を考えて、しずちゃんにもクギを刺して、今後こうしたヨゴレネタは完全NGにしておいたほうが良さそうですね」

 かつては「非モテ」「キモ芸人」枠にいた山里だが、そのキャラを捨てるときが来たようだ。

大島美幸から滝川クリステルへ「男を立てて」アドバイス 「夫は社長で、妻は秘書」も

 7日に結婚を発表した小泉進次郎衆議院議員とフリーアナウンサーの滝川クリステル。芸能界からも祝福の声が相次ぐ中、森三中の大島美幸も8日に出席したイベントの場で、小泉議員と滝川アナの結婚を祝福。<男を立ててということです。おめでとうございます>との“昭和的”なアドバイスを送った。

 大島美幸は2002年に鈴木おさむと“0日婚”で入籍。鈴木おさむのエッセイ『ブスの瞳に恋してる』(マガジンハウス文庫)は、鈴木が妻・大島との結婚生活を綴ったもので、「ブス」というのは大島を差している。

 大島美幸といえば、体を張った芸で笑いをとっているイメージが強いが、家庭人としては“昭和的”な古き良き価値観が端々に窺える。

 たとえば、結婚10年目となる2012年に出版した、レシピ本『春夏秋冬 いいヨメ 毎日ごはん』(ワニブックス)に関するインタビューで大島は、<食べ物は身体を作るもと。だから、家族を活かすも殺すもヨメ次第なんですよね。これからは愛妻弁当を目標に、いいヨメ修業を頑張りたいと思っています>と語っており、家庭における「ヨメ」の役割を強く意識しているようだ。

 2017年には、自身の妊活体験について綴った著書『森三中・大島美幸の日本一、明るくまじめな妊活本』(オレンジページ)を出版。そこには夫の鈴木おさむは、不妊検査を拒否したという記述もある。妊活のため大島は仕事を休むなどライフスタイルを変えたが、鈴木は生活を変える気がないなど、夫婦間で妊活に対する温度差があったようだ。

 妊活に協力的ではなかった鈴木に対して、大島は<夫は社長で、妻は秘書>だと割り切るように意識を変え、休業中ということもあって時間に余裕のある大島が病院の予約や情報収集を行ったといい、妊活中は夫を<この人は社長なんだ>と思うことで乗り切ったという。「妻が変われば夫も変わる。夫を変えたければ、まず妻が変わる」という話のようだ。

 夫婦が同じ価値観で“合っている”のであれば、他人が口出しをすることではない。大島の価値観や経験談に正しいも間違いもないだろう。ただ同じように、「男を立てて」というアドバイスが有効でない家庭もある。どういったやり方がうまくいくのか、それぞれ自分たちで模索していくしかないのだろう。

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認知症・義母の特養入所に「情けない」ーーダブル介護を背負った嫁【老いてゆく親と向き合う】

 

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。藤本千恵子さん(仮名・58)のダブル介護生活の話の3回目をお届けする。脳出血で倒れた夫の公男さん(65)が退院してから、藤本さんの負担はさらに重くなった。

自宅でのリハビリがはじまる

 公男さんを自宅で介護するようになると、日中危なくて目が離せない状態になった。そこで、ヨシエさんを初めてショートステイにお願いする決断をした。

「はじめは1泊から。いろんなショートステイをケアマネジャーさんが探してくれて、義母も慣れてくると、4~5日は泊まれるようになりました。自分の息子が車いす生活になったことは、なんとなく理解しているようで、『千恵ちゃん、悪いね』と言ってくれていました。『公男さんのリハビリが大変だから』と言うと、『わかった』と気持ちよく行ってくれました」

 公男さんがデイケア(リハビリの通所介護)に行く週3回、午前10時~午後4時までは、藤本さんの休息時間となった。しばらくすると訪問リハビリを利用し、理学療法士(PT)が外に出て歩行訓練をしてくれるようになる。

「外の世界は傾斜があったり段差があったりして、室内でのリハビリとは環境がまったく違います。今日はここまで行けた、次は信号を渡れるようにしよう、と少しずつ目標が高くなっていきました」

思いのほか早い入所に「まだ頑張れるのに、どうしよう」

 そんな生活が1年ほど続いた。ヨシエさんの介護はショートステイを利用することでやり繰りしていたが、公男さんの介護も長期戦になることが予想され、藤本さん夫婦はヨシエさんの施設探しをはじめた。

「特別養護老人ホーム(特養)を何カ所か見学して、『夫の介護もあるので』と言って申し込みをしました。『400人待ち』と言われて、しばらくは順番が回ってこないと覚悟していたところ、申し込みから3カ月くらいで『入れます』と。喜ぶというより、『え? こんなに早く、どうしよう?』と戸惑いました。『まだ頑張れるのに』と思ってしまうんです。でもこうした反応は、どうも特養に申し込んだ家族に共通のものらしくて、いつも利用しているショートステイのスタッフから『今断ると、もうチャンスはなくなりますよ』と言われて、入所をお願いすることにしました」

 2人を介護しているということが考慮されて、優先順位が上がったのだろう。ヨシエさんが特養入所を受け入れてくれるのかが次の問題だった。

「夫から、義母に伝えました。『リハビリが大変だから、入ってくれないか』と。義母は納得してくれました。私からも、『ごめんね。公男さんもがんばるから、お義母さんもがんばって』と……」

 そのときの藤本さんの気持ちを聞いてみると、「なんだか情けなかった」と微妙な感情を明かしてくれた。

「あるとき、90歳で一人暮らしをしていた父のところで、『なんで私ばかり』と泣いてしまいました。父は、『千恵子はごちゃごちゃ考えすぎるからだ』と言っていました。慰めるつもりだったのかな(笑)」

 公男さんからは、謝られた。「申し訳ない。自分と結婚しなかったら、こんなことにはならなかったのに」と――。

(11回に続く)

坂口鈴香(さかぐち・すずか)
終の棲家や高齢の親と家族の関係などに関する記事を中心に執筆する“終末ライター”。訪問した施設は100か所以上。 20年ほど前に親を呼び寄せ、母を見送った経験から、 人生の終末期や家族の思いなどについて探求している。 

【介護をめぐる親子・家族模様】シリーズ

【マンガ】生理前の「ネガティブ期」……SNSとはどう付き合うのが正解?【第78回】

「生理痛なんて、みんな一緒!」

1カ月ごとにやってくる、尋常じゃない腹痛・寒気・吐き気……。
周囲の言葉を信じて10数年も耐え続けた「生理痛」、医者にかかってみたらビョーキと診断されちゃった!?

30歳から治療を開始した「月経困難症」との向き合い方をつづる、日常闘病コミックエッセイ。

PMSとSNS

――「私の生理、病名がつきました。」は、毎週日曜更新になります。今後ともお楽しみに!

 

<著者プロフィール>

まお

月経困難症。体験した事や思った事を4コマ漫画にしています。自分の体、大切な人の体を考える事や、行動する事のきっかけになればうれしいです。ポジティブに生きてるオタク。



<バックナンバーはこちら>

第1回~第10回まとめ読み……私の生理、ビョーキでした!?
第11回~第20回まとめ読み……ピル服用、7カ月の間に起きたこと
第21回~第30回まとめ読み……ピル服用で「不正出血」が止まらない!?
第31回~第40回まとめ読み……「生理を知らない成人男性」って実在したの!?
第41回~第50回まとめ読み……卵巣に「のう腫」が見つかったらどうする?

【第51回】新しい職場で大寝坊!
【第52回】30代で更年期障害!?
【第53回】ピル由来と思しき「新たな症状」
【第54回】3度めの「低容量ピル」
【第55回】「不正出血」が起きたワケ
【第56回】ピルを飲むと太るって本当?
【第57回】「ピル太り」実録レポート!
【第58回】ピル太りに効いたダイエット方法
【第59回】自己管理できない人、じゃない!
【第60回】初めて知った「太った人」の辛さ
【第61回】「心無い言葉」への対処法
【第62回】引越し先、選ぶ基準は○○への距離!
【第63回】半年間で「卵巣のう腫」はどうなった?
【第64回】ピル処方、4度目の転院! 
【第65回】はじめての院外処方
【第66回】超・低容量ピルの結果は
【第67回】こんな医者はイヤだ!
【第68回】鎮痛剤、そんなにもらえるの!?
【第69回】派遣の条件は「休めること」!
【第70回】「謎の吐き気」がやってきた
【第71回】PMSは気付かない!?
【第72回】漢方薬の正しい飲み方
【第73回】漢方には白湯がいい
【第74回】漢方薬のヤバイ中身
【第75回】毎日薬を4種類!?
【第76回】PMSで無駄にイライラ
【第77回】昔の母親もPMSだった

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』レビュー:差別の応酬を乗り越え、多様性を成熟させる「元・底辺中学校」生徒の奮闘記

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』レビュー:差別の応酬を乗り越え、多様性を成熟させる「元・底辺中学校」生徒の奮闘記の画像1

――本屋にあまた並ぶ新刊の中から、サイゾーウーマン読者の本棚に入れたい書籍・コミックを紹介します。

■『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ、新潮社)

【概要】

 アイルランドの父を持ち、日本人(著者)を母に持つ英国生まれの息子が、人種差別が根強く残る地域の中学校に通うことを決めた――。殺伐とした英国の縮図のような「元・底辺中学校」で、ぶつかり合いながらもたくましく過ごす息子や友人たちの日常を描くノンフィクション。著者は、保育士として見た英国社会を活写したルポタージュ『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で、新潮ドキュメント賞を受賞したブレイディみかこ。英国で教育現場に携わったこともある著者ならではの視点で、今の英国が向き合う混乱と、それに立ち向かう人々が描かれる。

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 7月24日、英国では、メイ前首相に代わり、ボリス・ジョンソン首相が就任した。新首相がEU強硬離脱を宣言したことで、英国は欧州のみならず、世界からその動向を注視されている――とはいっても、多くの日本人にとって英国の社会事情はかなり遠い話だ。しかし英国は、日本が近い将来確実に直面し、かつ悩み惑うであろう問題にすでにぶつかり、向き合いつつある“先輩”なのかもしれない。そう感じさせたのが、英国在住のブレイディみかこ氏によるノンフィクション『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)だ。

 白人が圧倒的マジョリティーとして、1991年には人口の94%を占めていた英国。経済のグローバル化や人的移動、少子化が進んだ結果、2011年の調査では白人の割合は87%まで減少した。経済的に成功した移民は子どもを教育レベルの高い学校に入れるため、英国では学費も学力レベルも高いほど人種に多様性があり、一方で学力レベルが低い公立学校には白人労働者階級の子どもが集中するという、著者が“人種の多様性格差”と名付けてしまうような現象が起こっている。

 それまで、比較的裕福(つまり人種も多様)なミドルクラスの子どもが通う地域一番の教育校とされる小学校で、「人種差別はあってはならないもの」と学んでいた著者の息子は、中学進学時に、白人労働者階級の子どもが多く通う「元・底辺中学校」を選んだ。音楽やダンスなど生徒が積極的に興味を持つ分野の教育に力を入れることで、生徒の意欲を育み、学力ランキングも上げることに成功したという、雑多だが活気のある学校だ。しかしそこで息子は、今まで関わりの少なかった層の人々と触れ合い、ミドルクラスに属していては見えない、英国のある種の「現実」とぶつかり、戸惑うことになる。

 通学中に見知らぬ男性に「ファッキン・チンク」(※中国人、ひいては東洋系に向けた差別用語)とののしられたり、自身も移民なのにあからさまに人種差別をする同級生・ダニエルに怒りを覚えたり、衣食住が十分に整わない「アンダークラス(※日本でいう生活保護に近い福祉サービスを受ける層)」に属し、万引で苦しい生活を補おうとする同級生・ティムと出会ったり――。11歳の少年が引き受けるには複雑で重い日々のトラブルに、11歳だからこそ真っすぐ、正面から体当たりでぶつかっていく日常が、母である著者を通して描かれていく。

 著者の息子が持ち帰ってくる日々の悩みは、英国をはじめとする社会がぶち当たっているひずみみそのものだ。「元・底辺中学校」は、人種や国籍の多様性に乏しい代わりに、貧富の差や家庭環境には大きなバラつきがあった。「多様性はいいこと」だと学校で学んでいた息子は、頻発するトラブルの厄介さに「どうして多様性があるとややこしくなるの?」と母に質問する。

「多様性ってやつは物事をややこしくするし、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃないほうが楽よ」

「楽じゃないものが、どうしていいの?」

「楽ばっかりしてると、無知になるから。(略)多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」

 多様性は、差別意識も複雑なものにする。比較的裕福な家庭のダニエルは、金銭的事情で生活用品を十分にそろえられないティムをバカにし、対して英国人であるティムは東欧系であるダニエルの人種を差別することで巻き返そうとする。それは、社会のいたるところで起こっている、差別の応酬だ。対象は人種や国籍、性別に限らない。貧富、階級、出身、性的指向、高齢者と若者などさまざまなレイヤーの差別が複雑に絡み合い、単純に善悪をつけられるほうがまれだ。しかし、複雑な状況について知り、考えることをあきらめれば、それぞれの階層の分断が深まっていくばかりだ。

 息子たちは、学校という場で、その分断と向き合わざるを得ない。いじめも暴力も差別もまん延する中で、息子とダニエルは好きな音楽や映画を通して友情を深め、取っ組み合いのケンカをしたダニエルとティムはサッカーを通して相手を少しずつ認め始める。分断された端と端から、少年たちが小さな手を取り合っていくさまは、大人にとってはまぶしく、学ばされることも多い光景だ。

 年齢より大人びた息子の考え方は、自身がミックスとして生まれ、英国にも日本にもはっきりとした帰属意識を持てないことと無関係ではないだろう。英国では「チンク」とあおられるのに、日本に帰省すれば「ガイジン」と言われたり、知らない中年男性に「YOUは何しに日本へ?」と、しつこく絡まれたりする。ルーツとなるどちらの国からも「異邦人」として扱われる違和感が、彼に成熟を促し、人を区別することにまつわる感覚を繊細にしている。

 日々分断と差別による対立に向き合うための一助として、息子は学校教育で学んだ「エンパシー(empathy)」という概念について両親に語る。エンパシーとは、息子にとっては「自分で誰かの靴を履いてみること」であり、著者は「自分と違う理念や信念を持つ人や、別にかわいそうだと思えない立場の人々が何を考えているのだろうと想像する力のこと」だとつなげる。それは、英国のみならず、世界中のそこかしこで起きている混乱を乗り越えるために、これから身につけなければいけない能力なのかもしれない。

 日本も、ここ5年で在留外国人が増加の一途をたどり、過去最高を更新し続けている。英国が移民の流入に混乱するさまを、遠い国のこととして見ていられる時間はもう少ないかもしれない。遠くない将来には、ルーツも信念も宗教観も多様な人々と、今よりさらに身近に関わり合って生きることになるだろう。それは、圧倒的なマジョリティとして“楽”に生きてきた人――つまり多くの日本人が、“うんざりするほど大変だし、めんどくさい”ことと向き合うことを意味する。それを受け入れようと受け入れまいと、多様性の広がりが逆行することはない。それならば、前を向いて進んでいくしかない。そう考える人々にとって本書は、肩肘張らない参考書になるはずだ。
(保田夏子)