松本人志と岡村隆史の因縁「ナイナイはダウンタウンのチンカスみたい。悲しいですよね」

 宮迫博之や田村亮など、反社会的勢力とのつながり発覚によって謹慎あるいは吉本興業との契約解除になっている芸人たちをめぐり、吉本上層部と芸人たちの騒乱が夏の大きなトピックとなった。特に注目を集めたのが、事実上の吉本トップであるダウンタウン松本人志と、吉本主流派である松本一派(浜田雅功、今田耕司、東野幸治、板尾創路ら)ではない極楽とんぼ加藤浩次の意見の対立だ。

 吉本興業の大崎洋会長は、ダウンタウンのマネージャーとして彼らの才能を見抜き、世に送り出した存在。松本人志は1995年発行の著書『松本』(朝日新聞社)ですでに、<オレたちの唯一の育ての親><大崎洋とダウンタウンには歴史があり、信頼関係がある><もし仮に大崎洋が吉本をやめるといえば、オレもきっとやめるだろう>と明言している。そして宮迫博之と田村亮が記者会見を開き、吉本上層部を批判した後にも、松本は大崎会長の辞任だけは断固阻止する姿勢を示していた。

 一方の加藤浩次は、岡本昭彦社長や大崎会長は、松本一派より下の世代の芸人たちにとっては威圧的な存在であり、とても風通しの良い会社とは言えないことを主張。岡本社長や大崎会長は「吉本興業はファミリー」だと述べたが、「ファミリーだとは思えない」と批判し、社長と会長の辞任を求めた。

 この主張をしたことにより、加藤の吉本内での立場は危うくなったと見られている。そこで加藤とは『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で深い仲であるナインティナインの岡村隆史が、共通の友人である中居正広の仲介により、松本人志に「加藤を助けてほしい」と頼むべく食事会に臨んだようだ……という報道が、8月上旬にいくつものメディアで相次いだ。

 スポニチアネックスは、『吉本問題解決へ 中居正広が仲介役に 松本と岡村の間取り持ち東野加え食事会』と題した記事を8月3日にリリース。<闇営業に端を発した吉本興業の分裂騒動を受け、タレントの中居正広(46)が仲介役となり、ダウンタウンの松本人志(55)とナインティナインの岡村隆史(49)らとともに食事会を開いていたことが2日、分かった。>とし、<テレビ局幹部は「食事会では中居さんが積極的に話しやすい雰囲気をつくったと聞く。おかげで岡村さんも大先輩に心の内を語ることができ、一丸で進もうという思いで一致したようだ」と話す。>等と綴っていた。

 またZAKZAK(夕刊フジ)は6日の記事で『吉本騒動、岡村隆史が松本人志と会談したワケ 極楽・加藤の立場守るために…会長に意見できる松本頼る』と題し、<収拾のカギを握るダウンタウンの松本人志と、ナインティナインの岡村隆史が長年の恩讐を越えて会談したというのだ。>。日刊ゲンダイも、『中居正広は“芸能界フィクサー”か 吉本闇問題で存在感発揮』という記事で、スポニチの内容を引用しながら<松本と岡村には距離があったが、会社の今後について、松本との意見交換を求める岡村が松本の電話番号を聞いてきて、両人とそれぞれ親交のある中居が間を取り持ったという。>と記した。

 ところがその食事会自体を、松本人志はTwitterで“ガセネタ”だと否定。実際には開催されていない会合の内容を、「食事会では中居さんが積極的に話しやすい雰囲気をつくったと聞く。おかげで岡村さんも大先輩に心の内を語ることができ、一丸で進もうという思いで一致したようだ」などとペラペラ話したテレビ局幹部、ナゾである。

「ダウンタウンのチンカスみたい」
 松本人志の否定が本当なのであれば、その食事会は開催されていないわけだが、松本人志と岡村隆史という組み合わせに多くのマスコミが飛びついたのは理由がある。松本が大ブレイクした頃、後輩であるナインティナインを著書で手ひどく腐していたからだ。

 前掲『松本』は、松本の二作目の著書。1993年~95年に、「週刊朝日」に連載していたコラムをまとめたものだ。一作目の『遺書』は250万部、『松本』も200万部を売り上げる大ヒットとなっている。とにかく当時、ダウンタウンブームは凄まじいものがあった。松本人志は天下をとったのだ。

 超売れっ子だったことに若さもあいまって、松本人志のコラムはこれ以上ないほど自信に満ち溢れた傲慢な“オレ様節”全開だった。それもまたウケる要素だったのだろう。今、同じことをやれば大炎上必至だが、当時は価値観の多様性など誰も気にしていなかったのかもしれない。あるいは芸人の冗談にいちいち反発するような風潮もなかったかもしれないし、誰かが声を上げても無視されるか「PTAのようなつまらないヤツ」と叩かれる側だったかもしれない。

 ともあれ『松本』の最後で、彼はナインティナインを「ダウンタウンのチンカス」と表現していた。ポスト・ダウンタウン、つまりダウンタウンの次のお笑い世代に苦言を呈する文脈でのことだ。

<なんやろ、いまの若い人みてたら、ダウンタウンの細胞の一部を培養したようなヤツらばっかり。ナインティナインなんて、ダウンタウンのチンカスみたいじゃないですか。悲しいですよね。>

 この言葉に打撃を受けたナイナイは、ダウンタウンと犬猿の仲、というよりは松本人志に怯えることとなった、とまことしやかに伝えられている。とはいえ岡村隆史は松本とも親しい東野幸治と親密でもあり、それほど厳密に派閥などはないのかもしれないが。

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今さら聞けない「慰安婦」問題の基本を研究者に聞く――なぜ何度も「謝罪」しているのに火種となるのか

 「慰安婦」はいなかったとする「否定派」の主張を、資料の検証や元「慰安婦」の聞き取りを行っている歴史学者、政治学者らが反証し、問題の争点を浮上させた映画『主戦場』。4月から上映している東京・渋谷の映画館イメージフォーラムではいまなお終映日未定のロングランとなっており、現代ではアンタッチャブルとなりつつあった「慰安婦」問題への関心が高まっている。

 また、現在開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」内の企画展「表現の不自由展・その後」で展示されていた少女像(※1)について批判が殺到、脅迫やテロを予告するようなファクス・電話が相次いだため、展示開始からわずか3日で同企画展自体が中止となった。これついては、「表現の自由」の制限のみならず、歴史を歪曲する動きが表出したことも懸念すべき点だといえよう。それを裏付けるように、大阪市の松井一郎市長は8月5日に記者団に対し、「慰安婦問題は完全なデマ」などと語っている。

 歴史学において事実だとされている「慰安婦」問題。だが、それを否定するような政治家の発言や、外務省などの対応は国際的にも非難を浴びている。しかしながら、現在の学校教育においては教科書から「慰安婦」の文字が消え、どこに火種があるのか、なにが国際的に非難されているのか、理解している人は少ない。また、韓国とのあつれきに耳目が集中するため、問題が朝鮮人「慰安婦」に狭められることで、取りこぼされる事実も。そこで今回の特集では、改めて「慰安婦」問題の全体像を取り上げてみたい。

 第1回は、長年「慰安婦」問題を研究し、『日本軍「慰安婦」問題の核心』(花伝社)などの著書を持つ、林博史・関東学院大学教授に「慰安婦」の実態や問題の本質を解説してもらった。

――まず基本的なことですが、研究者の方が「いわゆる慰安婦」という言い回しをしたり、「慰安婦」とカギ括弧付きで表記したりすることを不思議に思う人もいると思うのですが、その理由を教えてください。

林博史氏(以下、林氏) 日本軍「慰安婦」制度というのは、軍専用に女性たちを集めて、兵士のセックスの相手をさせることを指します。明治以降、日本では国が性売買を公認・管理する公娼制が敷かれ、その場合は「娼妓」などの言葉を使っていました。日本軍も最初は同じような言葉を使っていたんですけれども、次第に兵士を「慰安」する女性として、「慰安婦」を使い始めた。研究者も、日本軍が使っていた歴史用語として「慰安婦」を使いますが、この言葉は実態をまったく表していない。彼女たちは「慰安婦」ではなく、性暴力の被害者・性奴隷です。そのためカギ括弧を付けて使用しています。 

――近年は韓国政府や支援団体の対応がメディアに取り上げられることが多く、「慰安婦」=朝鮮人(現在の北朝鮮も含む)というイメージが強いのですが、日本人、朝鮮人、中国人、台湾人、インドネシア在住のオランダ人、東南アジアの方も、日本軍「慰安婦」になっています。そして「慰安婦」になった経緯や被害のあり方も、まったく異なります。もちろん一人ひとり事情は異なりますが、「慰安婦」問題の全体像を把握するために、国籍ごとの傾向を教えてください。

林氏 まず日本軍が国内にいる場合は、各駐屯地の近くに売春宿があり、兵士たちは普段からそこに通っていました。日中戦争が始まってそれぞれの部隊が中国へ行くことになると、通っていた売春宿に「女性たちを連れて一緒にきてくれ」と頼むわけです。だから最初は、日本人女性が連れて行かれました。

 ただ、普段から売春に関わっている女性は、性病にかかっている率が高く、兵士にうつるケースが多い。そこで、性病になっていない、若くて売春に関わっていない女性を集めようという発想になる。しかし日本国内で女性を集めると大問題になるので、朝鮮半島や台湾といった植民地から連れてくるわけです。どちらも植民地になってから日本の公娼制度が持ち込まれ、業者が若い女性を借金漬けにして売春に従事させる仕組みが完成されていますから、日本軍が直接関わらなくても、業者を使って女性を集めることができました。そのため、朝鮮人・台湾人の場合は人身売買が多い。

※1 慰安婦をモチーフとしており、平和の少女像とも呼ばれる。韓国国内やアメリカ、ドイツ、オーストラリアなど、海外にも設置される。「歴史戦」と呼ばれる、海外での「慰安婦」問題の論争の火種のひとつともなっており、設置された国や都市において、外務省が撤去のため積極的な手回しをしていることが海外でも問題視されている。

――借金漬けにするパターンというのは?

林氏 親に何百円、今でいう何十万~何百万円というお金を渡して娘を買う。たとえば、その娘を慰安所のある中国に連れて行く場合は、それなりの服を買う費用や交通費がかかる。それらのコストと業者の取り分を上乗せした金額で、慰安所の経営者に売り渡す。そうすると「おまえは何百円で買った」と言われて、返済のために働かされるわけです。

 親に金を渡すことなく、本人を騙して連れて行くパターンもあります。貧しい家の娘を、「食事の支度や裁縫など日本軍兵士の身の回りの世話をする仕事があり、食事も3食提供される」とそそのかして連れて行く。その場合も交通費などはかかるので、結局借金漬けにされる。ですから、詐欺といっても、実は人身売買だというケースが多い。

 否定派は「強制連行はなかった」といいますが(※2)、朝鮮半島から慰安所のある中国や東南アジアに連れて行くときに、腕を縛り、さるぐつわをはめて連れて行くというのは不可能です。移動だけで、何週間も何カ月もかかりますから。借金漬けにするか、1人では帰れない地点まで騙して連れて行くしかない。

――中国や東南アジアなどの、占領地の女性はどうでしょうか?

林氏 都市部には売春業があるので現地の仕組みを使って女性を集めることが可能ですが、農村部には売春業がないので、日本軍が自分たちで女性を集めることになります。中国や東南アジアで多いのは、軍が駐屯している村の村長らに「女性を用意しろ」と迫る。拒否すると自分の身が危ないので、彼らはなんとか女性を集めてくる。大体は「村のために」と集められた地元の女性や、周辺の村の女性ですね。また、中国では農村部に抗日勢力がいたので、ゲリラ討伐として男は殺し、女性は拉致して連れてくる。その場合は、トラックに押し込んだり引きずって連れてきたりと、暴力的な連行がありました。

 先に説明した通り、日本人「慰安婦」の中にはもともと売春に携わっていた女性が多いといわれていますが、 軍人の回想録や手記には「女性が『私は騙された』と話していた」といった記述がたくさんあります。ですから業者が騙して連れてきたケースが多々あったとみています。ただ、やはり数としては、植民地・占領地の女性が多かった。だから「慰安婦」をはじめとする日本軍の性暴力を考えるときは、朝鮮人はもちろん、中国・台湾・東南アジアの人のことを含めて考えるべきでしょう。

――確かに、「慰安婦」を韓国との問題と見ると、日本人「慰安婦」の前身である公娼制度の問題、セックスワーカーの人権問題など、いろんなものがこぼれ落ちてしまいます。

林氏 「慰安婦」制度というのは、日本軍が性暴力の仕組みを組織的に作り運営したということが一番の問題なのです。今は、日本と韓国の国家間の火種になっていますが、原点に戻って「女性の人権を踏みにじった問題」として考えるべきでしょう。

「慰安婦」問題の本質とは何か

――日本軍が「組織的に」慰安所を設置したというのが、国際的にも問題視されるポイントですね。

林氏 日本軍の場合は、陸軍海軍の中央部が仕組みを作った上で、現地では物資の補給などを管理する後方支援の部署が慰安所の設置と運営を行っています。後方支援担当ですから最前線ではなく、軍の支配が安定した都市部に慰安所を作る。すると前線にいる兵士は、「都市部にいる兵士は戦闘もせずに、慰安所で楽しんでる」と不満を募らせ、戦地で女性を拉致してきては集団で強姦し、監禁して慰安所のようなものを作っていく。要は軍が慰安所を設置したために、性暴力がどんどん促進されていく。そこが問題なのです。

――それを踏まえると、否定派のいう「慰安所にいる『慰安婦』は、多額の収入を得ていた売春婦だった」(※3)という主張は朝鮮人「慰安婦」のことだけで、中国農村部でレイプされたような人たちのことまで考えていないように思います。

林氏 否定派は、そういった人たちを「慰安婦」ではないと言っています。女性を強姦するような兵士がいたものの、それは兵士個人の行動で、日本軍とは関係ないという主張です。

 それと彼らの「売春婦」の理解の仕方にも、疑問があります。実はイギリス軍も19世紀に、慰安所に似た仕組みを持っていたんです。しかしイギリスの女性たちが1870年代に、売春を国家が公認することは女性に対する人権侵害であり、そうした女性は「奴隷」だと批判し、女性の参政権がないにもかからず、男性議員を巻き込んで、1880年代には制度を廃止させるのです。これが1870~80年代に起きたことは素晴らしいことです。

 否定派の人たちは、「慰安婦」は公娼制における売春婦で性奴隷ではない、と主張するけれども、19世紀のイギリスでは「公娼制度自体が性奴隷」という考え方が多数派なんです。ところが日本では現代でも、セックスワーカーは粗雑に扱われますし、父親による娘への性的虐待・近親強姦が無罪にされる事件があります。男の性欲を満たすために女性の人権が踏みにじられていること自体が問題なんです。その認識が、「慰安婦」問題と結びついている。そのことに気づいてほしいですね。

※2 否定派の論客が多く名を連ねる「歴史事実委員会」は、2007年6月14日に米紙「ワシントン・ポスト」に「The Facts」(事実)と題した意見広告を出しており、これが否定派の主張のひな型となっている。その中の「事実1」では、「日本陸軍により女性たちが自らの意思に反して売春を強いられたことを積極的に示す歴史的文書は、これまで歴史家や調査機関によってひとつも発見されていない」としている。また、07年3月には参議院予算委員会で、安倍首相が「官憲が家に押し入っていって人を人さらいのごとく連れていくという、そういう強制性はなかった」と発言している。

※3 「The Facts」の「事実5」では、「日本陸軍に配置された『慰安婦』は、一般に報告されているような『性奴隷』ではなかった」「彼女たちは、当時世界中どこでもありふれていた公娼制度の下で働いていた」「将官がもらうよりはるかに多額の収入を得ていた」と主張している。しかし、当時の占領地が極端なインフレになっていたこと、業者が食費などを「慰安婦」に請求しており、彼女たちが生活に困窮していたことが、研究や資料から明らかになっている。

――もうひとつ、否定派が問題否定の根拠とする、「慰安婦」の存在を示すような「公文書がない」という主張は、どう見るべきでしょうか?

林氏 まず公文書は、敗戦と同時に処分するよう、軍から指令が下りています。たとえ残っていたとしても、加害者側の文書からは、被害の実態は見えてこないでしょう。特に性暴力に関わることでは、加害者側がわざわざ「強制しました」なんて書かないでしょうしね。また海外の公文書は残っていますし、「慰安婦」について描かれた日本人兵士の回想録も多数ある。

 それらの事実に加えて、想像してみればわかることなのです。例えば女性が朝鮮半島から中国に連れてこられて、性行為を拒否して帰ろうとしても、どうやって一人で帰れるのか。当時は、軍が認めなければ、自由に移動もできないのです。見知らぬ土地で逃げることもできず、軍人の相手を拒否すれば暴力を振るわれ、廃業の自由もない。よく否定派の人たちは、「将兵たちとスポーツをしたりピクニックに行ったりした」と彼女たちが楽しそうにしていたから「性奴隷」ではないと主張しますが(※4)、人は過酷な状況を生き抜くためには、泣き暮らしてばかりはいられない。だからといってその人が、その状況を喜んで受け入れたわけではないのです。

国家としての「謝罪」とは?

――世論調査では「河野談話の見直し」を求める人が年々増加しており、韓国との「慰安婦」問題については、「もうすでに何回も謝罪したじゃないか、賠償したじゃないか」と思っている人も多いようです。

林氏 まず「慰安婦」問題に対する日本政府の最初のリアクションとしては、1993年の河野談話があります。確かに「心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる」としているんですが、「当時の軍の関与の下に」という言い方にとどまっている。「関与」というのは、ほかに主体がいたということで、軍や政府の責任を認めてない。しかも当時官房長官である河野洋平氏の談話で、宮澤喜一首相は謝っていないのです。

 続く村山談話は戦後50年に際し、戦争責任について抽象的・全般的な話にとどまっています。慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認したという15年の日韓合意は、実は文書が存在していないんですよ。共同記者会見でそれぞれの外務大臣が話しただけで、合意文書を交わしたわけではない。あの中で岸田文雄外務大臣が「安倍内閣総理大臣は日本国の内閣総理大臣として」「心からお詫びと反省の気持ちを表明する」と言ったわけですが、普通の感覚でいえば、友達を通じて「○○くんが謝ってたよ」と言われても、謝罪とは受け取らないでしょう。

 また、これまでも日本から韓国にお金を渡していますが、一度も「賠償」とは言っていないのです。目的をあいまいにしているので、「口封じ」と思われても仕方がない。そのわりに、韓国側から反発が起こると、日本政府は「すでに賠償は終わった」と主張するのだから不思議なものです。

 謝罪とはどういうことかを考える必要があります。少女像の設置に関して日本政府は反対しているけれども、どうして反対できるのでしょうか。例えば日本において、空襲や原爆被害者の慰霊碑などを建てるときに、アメリカ政府が「もうそれは終わったことだ、けしからん」と言うようなものです。また現在は学校教育の中で、自民党などの圧力によって教科書から「慰安婦」という文字が消え、問題を教える機会がない。でも過ちを繰り返さないために、後世に伝えていくことが謝罪なのです。政治家の言葉を見る限り、一応は「謝罪」しているんですが、実際は「謝る気持ちなんてない」ということを示している。「謝罪の意」があるのなら、その姿勢を継続して示すべきです。ちなみに、日本の総理大臣が自分の口で元「慰安婦」の方たちに謝ったことは一度もない。

――アジア女性基金(※5)の際には、総理大臣から被害者への「手紙」はありました。

林氏 アジア女性基金の一番の問題は、基金を受け取る人には謝罪の手紙を渡すという仕組み。受け取らない人には渡さない。「自分のお詫びの仕方を受け入れる人には謝罪するけど、受け入れない人には何もしない」なんておかしいでしょう? 謝罪は、被害を受けた人すべてにしなければならないのです。

※4 アメリカ戦争情報局心理作戦班が慰安所や「慰安婦」について調査した「日本人戦争捕虜尋問レポート」では、ビルマ・ミッチナーに設置された慰安所での様子について、「慰安婦」が将兵とピクニックに行ったり、スポーツを楽しんだり、夕食会に参加したといった記述がみられる。同レポートでは、「慰安婦」の募集について、甘言や虚偽の説明があったともしている。

※5 正式名称は「女性のためのアジア平和国民基金」。元「慰安婦」への「償い事業」のために設立された財団法人で、日本政府の出資金と民間の募金による民間基金のため、国家責任および国家賠償を求める元「慰安婦」からの反発が大きかった。 橋本龍太郎、小泉純一郎といった歴代総理の名で「元慰安婦の方々への内閣総理大臣のおわびの手紙」が出された。

――「慰安婦」の存在自体は戦中~戦後に知られていましたが、大きく動いたのは、1991年に韓国で金学順さんが実名で名乗り出たことがきっかけです。日本でも支援グループがいくつも結成され、「慰安婦」問題を解決しようという機運が、今よりもずっと高まっていました。

林氏 それまでは誰が被害者なのかわからなかったために、償うという発想自体なかった。彼女たちが名乗り出たことで、謝罪し賠償するべきだという意識に変わりました。いま振り返ってみると、90年代は、日本人は「社会はもっと良くなるし、自分たちの手で良くしていける。きちんと償いをして、あの不幸な過去を乗り越えていけるはずだ」という希望や自信があった。自国の悪事を認めるのは、自信がないとできない行為です。

 同時に、国際社会自体が90年代に大きく変わりました。冷戦構造が終わって、さまざまな国家犯罪が明るみに出ることで、国家による人権蹂躙や暴力を償わなければならないという考え方が一気に浮上してきた。戦時性暴力に対しても、問題が長らく放置されることで人権侵害が継続することがクローズアップされました。ボスニア・ ヘルツェゴビナ紛争に関する戦争犯罪を裁く旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(※6)を契機に、これまで国際社会が戦時性暴力を取り上げてこなかったという反省が生まれた。戦時性暴力をあいまいにしてきた歴史をさかのぼると、日本軍「慰安婦」制度に直面するわけです。

 また冷戦終結と同時に、世界中に人身売買が広がりました。「慰安婦」問題は、先にも述べたように暴力的な拉致だけじゃなく、人身売買がすごく大きなウェイトを占めていた。国家による組織的な人身売買問題として、戦時性暴力とは別の側面で「慰安婦」問題が注目されるようになりました。国際社会としては、平和国家となった日本は、それらの問題に対してひとつの模範を示せるのではという期待があったのです。しかし、日本は人身売買に関しては「強制連行はなかった」とはねつけ、戦時性暴力に対しても人身売買に対しても、きちんとした対応が取れなかった。

――元「慰安婦」のほとんどが高齢となり、すでに亡くなっている方も少なくありません。彼女たちの名誉回復のためにも解決は急務ですが、賠償金を含め、戦争を知らぬ世代が戦争責任を負わされることや、何度も謝罪・賠償させられるのではという疑念が、右傾化や「慰安婦」問題への無関心につながっているように思えます。戦争を知らぬ世代は、この問題とどう向き合えばいいのでしょうか?

林氏 まず賠償についてですが、安倍内閣がアメリカから1機100億円以上もする戦闘機を100機以上購入する予定ですが、日韓合意で日本が支払った額は、その1機の1/10ですよ。それほどの高額ではありません。そもそも日本という国家が継続している以上、その恩恵を受けているなら、過去にやった行為について被害者に償うのは当然のことでしょう。日本という国の構成員としての責任があります。また、日本では女性の人権を踏みにじるような社会のあり方が今も続いていて、過去から何も学んでいない。それを変えるためにも、「慰安婦」問題に向き合い、解決しなければならない。

 韓国では、♯MeToo運動の盛り上がりと連動して、「慰安婦」問題に関心を寄せる若い世代が増えています。韓国も他国同様に、性暴力事件については被害者の方が辱められるような社会で、元「慰安婦」の人が50年もの間、名乗り出られなかった。♯MeToo運動を通じて、そういった社会を変えよう、性暴力は被害者が恥ずべきことではないという理解が広まり、「慰安婦」問題と若い世代を結びつけている。もちろん韓国にも理解に乏しい人はいますが、少なくとも文在寅政権を支えている人たちは、過去の認識を転換しようとしている。それを見ると、現在の「慰安婦」問題における日韓の対立関係の原因は、性暴力に対する認識の差だと思います。ナショナリズムの争いではなく、一人ひとりの人権侵害の問題として捉えるべきでしょう。

 また個人としては、この問題に関しては日本の男性がもっと怒るべきだと思っています。慰安所の前に日本軍兵士がズラーッと並んでいる有名な写真があるでしょう。数分ごとに男たちがどんどん入っていく。つまり男の兵士たちも、まともな人間として扱われていない。「慰安婦」問題において女性たちが深刻な被害を受けた問題であることは言うまでもないことなのですが、男の人間性も踏みにじられている問題でもある。私自身は、男性がもっとこの問題に気がつくべきだと思っています。

 第2回では、軽視された男性の人権と、「男性性」を利用した日本軍による兵士の性的コントロール、「慰安婦」問題における軍と兵士の共存関係について、女性史・ジェンダー研究家の平井和子氏に解説してもらう。

※6 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争では各部族が「民族浄化」として、敵対する部族の女性を強制収容所に入れ、組織的な強姦を行い、妊娠・出産させた。特にセルビア人によるボシュニャク人女性への性暴力は深刻で、「見えない子ども」と呼ばれるレイプによって生まれた子どもたちは、2万人とも目されている。

(取材・文=小島かほり)

川越シェフに何があった? 3年ぶりテレビ出演も「顔が変わりすぎ」で視聴者騒然

 かつて一世を風靡した”イケメンシェフ”の変わりように視聴者が騒然となっている。

 8月2日の『爆報! THEフライデー』(TBS系)が次週の予告編として、エンディングでイタリアンシェフの川越達也が出演するシーンを放送したところ、その容姿の激変ぶりに視聴者が騒然となっている。

 川越シェフといえば、2010年頃から深夜番組『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)への出演でたちまちお茶の間の人気者となり、コラボメニューの販売やキッチン用品のプロデュースなど、さまざまな方面で活躍。”イケメンシェフ”としてお茶の間の人気を集めていた。

「しかし、2013年5月、食べログに書き込まれた『川越シェフのレストランで水を頼んだら800円取られた』というレビューに対し、『年収300万円、400万円の人が慣れない高級店に行き、批判を書くのはおかしい』と反論。これをきっかけに猛バッシングを受け、メディアから姿を消してしまいました」(芸能記者)

 そんな川越シェフだったが、同番組の予告編では全盛時とは似ても似つかない別人のような顔つきになっていた。

  約3年ぶりにテレビに登場するという川越シェフは、すっかり頰が削げ落ち、かなり痩せているようだった。このあまりの別人ぶりにネット上でも、「顔変わった?」「こんな顔だったっけ?」「かなり痩せたな」「ここ数年で何があったんだ?」などの驚きの反応が噴出していた。

「現在は故郷・宮崎の野菜を販売する『プレーンファーム タツヤカワゴエ』や、レストランのサポートやプロデュースを行う『アンカーシェフ』というビジネスを展開しているようです。 もともと料理人というより、ベンチャー起業家的なノリだったので、現在の活動のほうが性に合っているのでは?」(前出・記者)

 9日の放送では川越シェフの空白の3年間も明らかになるか?

Nスタの良原安美アナに半同棲報道、TBS女子アナが”リッチマン”と繋がる社内事情

 相次ぐ女子アナのスキャンダルに、TBSも頭が痛いに違いない。

 6日発売の写真週刊誌「FLASH」(光文社)が、若手の良原安美アナと外資の投資銀行エリートとの“半同棲”を報じた。

 同誌によると、良原アナは6月中旬の深夜、TBSがある東京・赤坂からタクシーで、都内にある高級タワーマンションに向かったという。良原アナは度々このマンションを訪れ、夜を明かしているとされる。部屋の主であるAさんは、大学卒業後、米国の名門投資銀行であるメリルリンチに就職。その後、世界有数の金融機関グループに転職したグローバルエリート。同社の平均年収は20代で1,000万円以上というから、同年代のサラリーマンと比べると、かなりのリッチマンだ。

 良原アナは2015年の「ミス立教大学」に選出されたのをきっかけに、大手芸能事務所セント・フォースに所属。16年春から1年間、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)でお天気キャスターを務めた。昨年4月にTBSに入社し、現在は『サンデージャポン』で新人ジャーナリスト、『Nスタ』でニュースプレゼンターを担当している。

 正直まだ、これといった活躍がなく、同期の宇賀神メグアナ、田村真子アナには一歩先を行かれた感が否めない。いずれにせよ、2年目のまだこれからの実績の乏しい女子アナだ。ましてや、6月から報道に起用されたばかりで、今回のスキャンダルは、あまり好ましいことではないだろう。

 TBS女子アナの熱愛スキャンダルといえば、5月中旬に「FLASH」が、”次期エース候補”ともいわれていた山本里菜アナと、赤いベンツのオープンカーを乗り回す外資系金融機関に勤める会社員男性との同棲が報じられたばかり。その男性が勤務する会社では、若手でも年収数千万円にも上るそうで、この男性も高級車を所有できるほど、稼いでいるものと推測されたものだ。この報道に関し、山本アナは交際自体は認めたが、同棲は否定している。

 その直前の4月下旬には、“エース格”の古谷有美アナが、気鋭のIT企業OrigamiのY社長との京都デートが、「FLASH」にて報じられている。

 次から次へと、立て続きに報道されるTBS女子アナと、“おカネ持ち”との熱愛には、「どんだけ、リッチマンが好きなんだ!?」との声も聞こえてきそう。いずれも、同じ週刊誌で報じられたとなると、もはや狙われているというしかなさそうだが、「ガードが甘い」と指摘されても致し方ないだろう。

「TBSの女子アナといえば、近年、“エース格”と呼ばれた田中みな実アナ、枡田絵理奈アナ、吉田明世アナらが続々退社してしまいました。立場は違うが、若手の人気者・宇垣美里アナも去りました。毎春、美形の女子アナを採用してはいまずが、なかなか育たないのが実状。そのため、結果的に『NEWS23』や『Nスタ』などで、フリーの女子アナに依存するような状況になり、局内からは不満の声も多数漏れ伝わってきます。がんばっても報われないならば、『仕事に集中するより、男あさりに精を出して、カネ持ちを見つけよう』という風潮になっているのかもしれません」(女子アナウオッチャー)

 ここ数年、TBSでは局を代表するような女子アナがまったく出てきていない。むろん独身なら恋愛は自由だが、スキャンダルではなく“仕事”で目立つ女子アナが出てくることを祈るばかりだ。

『スッキリ』元SMAP解禁でファン歓喜! 加藤浩次ら出演者の”反乱”が実を結んだ!?

 7日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で注目のトラックメーカー・SASUKEが生パフォーマンスを行い、話題となっている。

 SASUKEは2003年、愛媛県生まれの16歳。5歳から作曲を始め、作詞、歌、ラップ、ダンス、DJ、ドラムなどマルチにこなし、15歳の時、新しい地図に「#SINGING」を提供したことで、広くその名が知られることとなった。

 番組では、新しい地図のレコーディングの映像を長尺で流すなどしたため、これを見た彼らのファンや視聴者からは「地上波でこんなに流れることあったかな。スッキリさんありがとう」「さすがスッキリ」「3人の名前を出してくれた」「ちゃんと地図の話も4人の写真付きで出ててびっくり」「やっぱり加藤さんと春菜ちゃんがいるからなのかな」といった称賛の声が相次いだのだが……。

「日テレといえば、『24時間テレビ』をはじめジャニーズ事務所と蜜月なことは有名ですが、『スッキリ』では2017年11月、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が『GQメン・オブ・ザ・イヤー2017』を受賞した際、3人の場面をカットして放送。これに、ナレーションの“天の声”として出演する山里亮太が反発。『香取くんと草なぎくんと、吾郎ちゃんも選ばれてるのよね』とコメントし、MCの加藤浩次も『(3人が)出てこないじゃん。なんだよそれ』と不信感を口にしました。また、7月19日に東京五輪スタッフのユニフォーム発表会見を取り上げた際にも、香取の名前や映像が出ないことに疑問を抱いた近藤春菜が、『これって香取さんがデザインしたんですよね?』と発言。ジャニーズ事務所に忖度し、意図的に3人を排除しようとするスタッフ側と出演者たちの攻防がたびたび繰り広げられていました。

 加藤らは打ち合わせの段階でもたびたびスタッフに物申していたといいますし、公正取引員会のジャニーズ事務所への“注意”をきっかけに、テレビ局に対する視聴者の不信感も高まる中、“ジャニーズに忖度する番組”というイメージを一掃するためにも、今回SASUKEを取り上げ、間接的に新しい地図を解禁したのでしょう。“あくまでSASUKEを取り上げただけ”とジャニーズ側にも言い訳ができますし。非常にうまいやり方でしたね」(芸能ライター)

 闇営業問題を発端とする吉本騒動で加藤の発言にも注目が集まる『スッキリ』だが、ここにきて、また株を上げたようだ。

滝川クリステルと小泉進次郎氏、“週刊誌泣かせ”の結婚報告に「見習うべき」と業界称賛の声

 8月7日、自民党・小泉進次郎衆議院議員とフリーアナウンサー・滝川クリステルの“電撃結婚”が明らかになり、首相官邸でツーショット会見を行った。これまで小泉氏と滝川の熱愛が報じられたことはなかったため、一部メディア関係者は「ただただ驚くばかり」と、いち視聴者と変わらない反応を見せているという。そして、結婚と妊娠を発表に至った経緯、そしてタイミングには、一部芸能プロ関係者からは、「見習うしかない」という声も上がっているようだ。

 小泉氏は会見で、「この発表に至るまでは一度も2人で外に出たことはないし、一度もどこかに一緒に移動するとか、そういったこともありませんでした」と語った。また、会見同日に更新した、滝川のインスタグラムよると、2人は数年ほど前に共通の知人を通じて出会い、昨年から交際関係に発展したという。

「滝川は2002年からキャスターを務めた『ニュースJAPAN』(フジテレビ系)で大ブレーク。直後は元サッカー日本代表の中田英寿など、数多くの男性有名人との交際が報じられた“恋多き女子アナ”でしたが、09年に熱愛が発覚した俳優・小澤征悦との破局後は、これといった交際相手の存在は浮上していません。小澤とはその後、女優の杏を巻き込んでの“三角関係”が取り沙汰されてたものの、こちらは“ガセ”ということで決着しています」(テレビ局関係者)

 一方の小泉氏は、これまで特定の女性との熱愛報道は、ほとんど伝えられていない。

「“お遊び”のウワサは各方面から出ていたものの、『実は〇年前に、〇〇と交際していた』といった話がポロッと出るぐらいで、マスコミに絶対に尻尾を掴ませない。本気の交際でも、単なる遊びでも細心の注意を払っているようで、一般人やモデルなど、少しでもマスコミに情報が漏れそうな女性とは、深い仲にはならなかったようです」(週刊誌記者)

 だが、滝川と同じ“フリーアナウンサー”である小川彩佳との関係が、一時期疑われていたこともあったという。

「なんでも、小泉氏は小川に熱心なアプローチをかけていたといいます。ただ、ちょうどそのとき、小川には恋人がいたため、交わされ続けていたそうですが、実のところ小泉氏は当時、別の女性アナウンサーと交際関係にあったとか。こうした話が業界内でささやかれてるうちに、某局のアナウンスルームでは、『進次郎には気を付けろ』と言われるようになったとか」(同)

 しかし、このウワサがメディアに報じられることはなく、この度の結婚発表となった。

「ちょうど『週刊文春』(文藝春秋)と『週刊新潮』(新潮社)をはじめ、各週刊誌の記者たちが夏期休暇に入る時期に発表したので、結婚について、根掘り葉掘り誌面に書かれることもないはず。タイミングとしてはベストとしか言いようがありません。交際報道によって炎上する芸能人やプロダクションは、彼らの“危機管理能力”を見習うべきです」(芸能プロ関係者)

 関係者も舌を巻いた小泉氏と滝川の「結婚発表」は、今後芸能人たちにとっての“お手本”になるかもしれない。

鈴木おさむ、フジ『ブス恋』リメークに批判噴出! 「価値観の変化に気づいてない」と指摘

 稲垣吾郎が主演、ヒロインを森三中・村上知子が務めたテレビドラマ『ブスの瞳に恋してる』(フジテレビ系、2006年)が、13年ぶりに『ブスの瞳に恋してる2019』としてリメークされ、動画配信サービス「FOD(フジテレビオンデマンド)」で公開されることが明らかになった。しかし、ネット上では「なんで今さら?」「時代錯誤も甚だしい」と、批判の声が噴出している。

「『ブスの瞳に恋してる』は、放送作家の鈴木おさむが、妻・大島美幸(森三中)との出会いから、新婚生活までをつづった同名のエッセイが原作。今回は、鈴木本人が脚本を担当し、主演をEXILE・NAOTO、ヒロインを富田望生が務めます」(芸能ライター)

 同作は、「超美人と付き合っていた売れっ子放送作家が、ひょんなことから“ブス”に一目ぼれする」というラブコメディー。“ブス”がタイトルに入ったドラマと言えば、昨年12月に放送が発表された『ちょうどいいブスのススメ』(日本テレビ系)があるが……。

「“ちょうどいいブス”のキャッチコピーでプチブレークしていた、お笑い芸人の相席スタート・山崎ケイの同名エッセイが、今年1月にドラマ化しました。しかし、放送発表の時点で、ネット上では『人の容姿をネタにするな!』『今どき“ブス”とか“美人”とかで人を判断するのはおかしい』『こういうドラマが容姿差別を助長する』と大炎上。結局、タイトルを『人生が楽しくなる幸せの法則』に変更し、放送されました」(同)

 こうした前例もあり「『ブス恋』リメークは地上派じゃ放送できないから配信でやるのか」との声もあるが、「時代に逆行してる。このドラマを今掘り返す意味がわからない」「日テレが炎上騒ぎになったのに、フジは何も学んでないな」と批判も多い。

「原作・脚本を担当している鈴木に対しても、『女性をブスと言うことが面白いと思ってるなら、世間の価値観が変わってることに気付いてない』『そもそも自分の妻を“ブス”と言う人だからね。それがいかに人を傷つける言葉か、いまだに理解してないんでしょう』『もう鈴木おさむは時代錯誤。平成に置き去りにすればよかったのに』と批判が続出。仮にこれが地上派での放送と発表されていたら、『ちょうどいいブス』以上の炎上になっていたかもしれませんね」(同)

 鈴木は18年9月に「週刊朝日」(朝日新聞出版)の連載にて、自身が脚本・演出を担当した舞台で、女性芸人を“ブスいじり”したことについて振り返っている。鈴木はその女性芸人を「俗に『ブスキャラ』と言われることの多い彼女。本人もそれを仕事としてイジられに出る」とした上で、「容姿イジリがウケにくかった。夢を求めて舞台を見に来ている女性客にとっては、好みではなかったのだろう」と、この演出が観客に不評だった理由を分析している。『ブスの瞳に恋してる2019』は、この時の反省がどれほど生かされているのだろうか。

【セリアずぼらシュラン】スニーカーにつけると悪目立ち……「ショートファーポンポン」の使い道

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドをズボラなアラサー女子がご案内! 私見全開でアイテムを斬る「セリアずぼらシュラン」開店です★

今日のセリアアイテム【ショートファーポンポン】

便利度:★☆☆☆☆(好みの問題ですが、私には向いてなかった……)
コスパ:★★☆☆☆(ボサボサしていてクオリティはイマイチ)
主張度:★★★★☆(足元から主張したい人には最適!)

 「オシャレは足元から」とはよく言いますが、実は100均にも、足元を彩るようなオシャレアイテムがたくさんあるんです。今回は、スニーカーなどに取りつける「ショートファーポンポン」というアイテムをセリアで購入しました!

 こういったポンポンは、バッグにつけている人が多いイメージ。靴につけるといっても、ブーツのくるぶし部分に使う人がほとんどな気がします。しかし同商品は基本、スニーカーの紐につけるポンポン! 直径4cmでブルーのカラーリングは、足元を主張したい人にはピッタリかもしれません。

 早速、普段ランニングなどで使っているスニーカーで試してみたのですが……たとえようのない違和感があります。悪目立ちしているというか、浮いているというか……遠くからだと、ゴミがついているようにも見えてしまうかもしれません。ポンポンをつける靴のデザインにも気をつけた方が良さそうです。

 しかし、ネット上で購入者の声を見てみると「ショートファーポンポン」をスニーカーではなくヘアゴムにつけている人が結構いるのです! つまり、自分好みのオリジナルファー付きヘアゴムを作っているのですが、こちらは特に違和感ナシ。スニーカーにつける以外の使い道はほかにもありそうですね。

セルライトが写った水着写真を「汚いケツ!」と罵られたカミラ・カベロ、その対応に称賛が集まる

 いま、米ショービズ界で最も注目を集めている“シャミラ”こと、歌手のカミラ・カベロ&ショーン・メンデスのカップル。6月20日にコラボ曲「セニョリータ」のエロティックなミュージック・ビデオを発表すると、すかさず公共の場でイチャイチャを開始。もともと親友と公言するほど仲の良かった2人だが、至るところでキスし、すっかり恋人関係へとステップアップしたようだ。

 ショーンはパパラッチを気にするそぶりを見せるものの、カミラの方はまったく意に介さず。ショーンにしなだれかかったり、背伸びしてキスしたりと積極的。ネット上には「カミラはショーンに夢中すぎて、頭の中がお花畑状態」「もうおなかいっぱい」などと嫉妬のような意見も飛び交っている。

 女性人気の高いショーンを射止めたために、女性からの厳しい目線にさらされているカミラ。そんな彼女が、自身のパパラッチ写真へのバッシングに対して反論した。

 問題のパパラッチ写真は、7月29日にマイアミのビーチで撮られたカミラの水着姿。着用している白の水着は、後ろから見ると桃のような美尻が丸見えの大胆なデザインだ。複数ショットがニュースサイトで取り上げられたのだが、アンチが目をつけたのは「カミラのおしりと太ももにセルライトが浮き出ている」ショットだった。SNSで、「汚ないケツ」「キモっ!」「だらしない体」「触ったら凸凹してそう」「ショーンがかわいそう」など、鬼の首を取ったかのように彼女をディスったのだ。

 そんな悪意にあふれた書き込みに対して、カミラは8月3日、憐れむようなメッセージをインスタグラムのストーリーに投稿。

 「傷つくのが嫌だから、意図的にSNS断ちしてたの。でも(自身のシングル曲)『ハバナ』発売2周年記念のための写真を探している時に、私をボディ・シェイミング(体形や外見への批判)する記事のタイトルが目に入ってきちゃったの」と、切り出した。

 「正直に言う。そのタイトルを見た瞬間、どんな写真なんだろうと想像して不安な気持ちになったわ。『やだ、きっとセルライトだわ!』『やだ、おなかをへこませていなかったんだわ!』って。でも…… 映りの悪い写真は絶対にあるし、角度によっては変な写真もあるのよ。私の体は(表面がガチガチの)岩でできているわけでも、筋肉だけでできているわけでもないんだから」と、ざっくばらんに語り始める。

 そして、「『写真修整や画像加工が当然の世界』で育った若い女性たちの悲しいところは、現実的ではない完璧さを求めるところなのよね」と指摘し、「このメッセージは、私の妹のようなソーシャルメディア世代の女子に向けて書いているわ。みんな修整した写真に見慣れてしまって、これが現実だと思ってる。修整した体、修整した肌を見て、これが『今どきの標準』だって」「ちがうのよ。フェイクなの。フェイクが『今どきの現実』になっちゃってるの」とSNSの闇に切り込んだ。

 続けて「女子のみんな、セルライトは普通なのよ。脂肪も普通。美しいし自然なものなの」と呼びかけ、「私は『今どきのクソみたいなウソ』なんて信じない」「あなたも私と同じ気持ちでありますように」「愛だけを込めて、カミラ」と締めくくった。

 ボディ・シェイミング攻撃を受けるセレブの多くは、スルーするか、もしくは「ネットいじめだ!」と感情的に反論する傾向にある。カミラのように、本質的な問題を指摘した上で諭すセレブは少ない。そのため、ネット上では「画像修整に洗脳されている若い子たちの目を覚ますようなメッセージを発信してくれてありがとう」などと、カミラの反論が評価されている。

 米エンタメサイト「Variety」の最新インタビューで、新曲について「私は恋に落ちたの。現在起きていることを歌にした」と明かしたカミラと、先月上旬にファンとのQ&Aで「カミラと交際しているのか?」と聞かれた時、横に首を振り否定したショーン。2人のロマンスの行方も、非常に気になるところである。

【エッセイマンガ】統合失調症にかかりました〜ふり返りエピソード・前編〜

 自身の闘病経験を漫画にした『統合失調症にかかりました』がインスタグラムで話題のさいこ。2018年3月のアカウント開設以来、増え続けたフォロワーは3万人を越え、その反響の大きさを物語っています。

 現在、サイゾーウーマンにて猫目線での統合失調症を描いた『統合失調症〜にゃんside〜』を連載中ですが、今回、番外編として、インスタグラム上で注目を集めた前作『統合失調症にかかりました』の振り返りエピソードを2週にわたって特別掲載。

ふり返りエピソード・前編 〜外の世界はFPS〜

 

ー『ふり返りエピソード』後編は8月14日(水)更新。『統合失調症にかかりました〜にゃんside〜』最新話は8月21日(水)更新予定です。

【『統合失調症にかかりました』はこちらから】
自己紹介編
まとめ前編1~9話/まとめ後編10~18話
19話/20話/21話/22話/23話/24話/25話/26話/27話/28話/29話/30話/31話/32話/最終話

※本作品は個人の経験に基づいたものです。統合失調症の症状もあくまでもその一部であり、絶対ではありません。個人差がありますことをご理解ください。

さいこ/@s_______ic
インスタグラムにて、統合失調症にかかった自身の体験マンガを日々投稿。
https://www.instagram.com/s_______ic/