『細かすぎて』復活も、関東芸人はほとんどなし? 「いるはず」なのに、いなかった芸人とは……

 24日に放送された『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)の視聴率が10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にとどまった。

 3月に終了した『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)の名物企画の復活として話題を集めるも、事前にとんねるずの木梨憲武と関根勤の「出演なし」が発表され、さまざまな憶測を呼んでいた。一部報道では、打ち切り番組の一企画がわずか7カ月で復活することに木梨が難色を示し、関根も同調としたとされる。

 確かに、過去の名場面はオープニングで一瞬映るのみであり、登場時のBGMも異なっており、あくまでも別番組の扱いであった。それは人選にも現れたといえる。

「名物出場者で不在だったのは、ずんのやすですね。やすは『空手の師範代』シリーズで優勝経験もあるほか、空手家の篠原信一のものまねでも知られます。やすの所属は関根と同じ浅井企画ですから、やはり関根に配慮して出場が叶わなかったのでしょう」(放送作家)

 さらに目立ったのは関西芸人の活躍である。おなじみの吉本芸人に加え、今回は松竹芸能の芸人の出場も目立った。

「菅野美穂のものまねでおなじみの梅小鉢の高田紗千子、キンタロー。、みょーちゃん劇団といったおなじみのメンバーに加えて、今回はストーカーやアイドルファンをはじめとする不審者を演じた森本サイダーや、中国の奇術である『変面』を披露したチョップリンなどの活躍も目立ちました。もちろん面白かったのもあるでしょうが、木梨派、関根派の芸人が出場しないことで枠が空いた可能性もありますね」(同)

 もともと石橋は関東芸人である自覚が強く、『細かすぎて』では、関東の若手芸人にチャンスを与えたい思いもあったようだ。だが、今回の関西芸人の活躍は、関東のお笑いシーンの弱体化が図らずも露呈してしまったといえそうだ。
(文=平田宏利)

ビートたけしは“暴露”したけれど……それでも熱い「熱湯風呂」本当の温度は?

 24日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)において、ビートたけしが「熱湯風呂は本当は熱くない」と暴露し、話題となっている。たけしは「週刊新潮」(新潮社)に報じられた芸能事務所の“熱湯しゃぶしゃぶ鍋事件”を受けて「昔だったら俺も『熱い風呂』に入れたパワハラで、訴えられてるかもしれない」と話し、笑いを誘っていた。だが続けて「本当は熱くないからね、別に。あれでヤケドしたヤツ、見たことない」と企画の裏側を語った。

「熱湯コマーシャル」は1983年から99年まで放送された『スーパーJOCKEY』(日本テレビ系)の名物コーナー。出演者が熱湯風呂に入った時間だけPRができる企画だ。たけし軍団やアイドルなどがルーレットで指名され“入浴”する場合もあり、たけしが当たった回もある。今回、当事者によって「熱くない」と暴露されてしまった「熱湯コマーシャル」は、実際は何度くらいだったのだろうか。

「『熱湯コマーシャル』に使用されているお湯の温度は、50度前後だったようです。これ以上になると低温やけどのリスクがあるため、ギリギリの配慮はなされていたわけです。ただ、人間の体感としては体温から5度上回ると熱いと感じるといわれていますので、100度の熱湯ではなくとも、決して『ぬるい』わけではないでしょう」(業界関係者)

 さらに『スーパーJOCKEY』の「熱湯コーマーシャル」には、時間にまつわるエピソードもある。

「この番組は生放送をうたっていましたが、実際は午後1時から2時の生放送に続き、もう1週分を2本撮りしていたようです。そのため1本目の生放送のお湯は熱く、2本目の収録時には冷めているといった裏話もあったようですね」(同)

 それでも、たけしの言う通り致命的な事故を起こしていない点に関しては、番組制作側にプロフェッショナルの技量があったと評価できそうだ。
(文=平田宏利)

米倉涼子の人気ドラマ『リーガルV』のミソジニーな描写も「分かりやすさ」として消費されることが怖い

米倉涼子の主演ドラマ『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)は、全く安定している。平均視聴率は15%前後を推移しており、『ドクターX』同様、固定ファンをがっちり獲得したようだ。物語の複雑性を極力排除し、ラストではスカッと事件を解決する分かりやすさ点が人気なのだろう。

 その「分かりやすさ」だが、一方で登場人物の描き方がステレオタイプに偏り、「嫌な男」「悪い女」といった単純な「悪」を表現した上で、正義の米倉涼子が成敗する……というパターンに陥っていると言うことでもある。それのどこが悪いのか、時代劇のようなものでお約束だからいいんだよ、といった意見は当然あるだろうし、それが求められているから視聴率も高いのだろう。

 しかし、現実にも存在する社会問題を毎回取り上げながら、ステレオタイプな描き方に終始する『リーガルV』の「分かりやすさ」は、いったい誰にとってのものなのか。現実の社会問題に対する視線まで、歪ませてしまいかねない描写になっていないか。そのことがどうしても気にかかる。高視聴率のドラマだからこそ、なおさらだ。

『リーガルV』テンプレ設定のどこがいけないのか?
 例えば第1話で扱われたのは、痴漢冤罪事件だった。翔子(米倉涼子)にスカウトされた若手弁護士・青島圭太(林遺都)が出勤中、会社員男性(児嶋一哉)が痴漢を疑われ駅員に取り押さえられている現場に遭遇。無実を訴える男性だが、痴漢冤罪で無罪を勝ち取るのは難しく金にもならないとして、翔子は示談を促す。しかし気が変わり、無罪を目指して暗躍する翔子は、警察調書の矛盾点をあげつらい冤罪を証明した。痴漢事件は、被害者を装った女性と、共謀男性とのでっちあげだったというオチだ。

 この展開を「分かりやすくて痛快」と好意的に受け止める感想は多かったが、痴漢冤罪という「ネタ」を軽く扱い、痴漢被害を矮小化してしまうストーリーには不穏な感情を覚えた。視聴者の感想として、痴漢被害をでっち上げる女性への罵倒や嫌悪感はあれど、女性とグルになった男性への反応が目立たないことも気になった。

 そして11月22日放送の第6話のエピソードは「婚活詐欺」。1話完結ではなく、29日放送の7話まで引っ張る。

 第6話で翔子の事務所にやってきた相談者の塩見(矢部太郎)は、婚約者に勧められて土地を3000万で一括購入したが、そこは騒音が酷いなど劣悪な土地だった。しかし引き渡し済みだから契約解除も不可能、おまけに婚約者名義となっているため、塩見が仲介業者を訴えようにも難しいのだという。婚約者・夏純(逢沢りな)に連絡を入れるも音信不通。翔子をはじめとする京極法律事務所の面々は、これは詐欺だと確信する。

 塩見に夏純を紹介したのは、相田栞(東ちづる)率いる高級婚活相談所「ローズブライダル」だ。しかも夏純は、京極法律事務所のパラリーガル・馬場雄一(荒川良々)が大金をつぎ込んだ末に失恋した相手と同一人物だったことが判明し、ますます詐欺の疑いが濃厚に。そして、京極法律事務所のパラリーガルで結婚願望を持つ伊藤理恵(安達祐実)が潜入捜査のためローズブライダルに入会したところ、あろうことか理恵も被害に遭ってしまう。夏純は六本木のキャバクラ嬢で、男たちに金品を貢がせていることもわかった。

 翔子たちの説得によって、塩見は夏純を訴えることに。示談を狙っていたが、夏純はなかなか手強く用意周到。実は夏純だけでなくローズブライダル自体が詐欺グループだった。会員にお見合いの斡旋をしているように見せかけ、セミナーなどに勧誘し金をせしめており、劣悪な土地を売りつけた不動産会社ともずぶずぶの関係だ。というわけで、ローズブライダルを訴え1億円を請求することになったが、ローズブライダル側の弁護を引き受けたのは、翔子がかつて弁護士として勤務していたFelix & Temma法律事務所。「負けられない戦いになった」と気合を入れ調査を開始する翔子だが、週刊誌によって「資格をはく奪された悪徳弁護士」「非弁行為」と書き立てられ窮地に陥る。

 第一審の口頭弁論では、京極法律事務所のパラリーガルで現役ホストの茅野(三浦翔平)が入手したローズブライダルのサクラ女性がやり口を語る動画を証拠として突き付けるも、被告側弁護士で翔子の元同僚・海崎(向井理)は、違法な方法で集めた証拠で信用できないと主張。結局、証拠は不採用になり、判決は原告側の訴えを棄却した。

 翔子は傍聴席から「裁判官、全然納得いかないんだけど」「納得できません!」「詐欺の証拠をもみ消すのが裁判官の仕事なの?」「誰の圧力? お金でももらったのかしら?」と言い放つ。ここには、翔子を潰したいFelix & Temma法律事務所の代表・天馬(小日向文世)と、そのクライアントで財政界とも通じる我妻(国広富之)が一枚噛んでいるのだろう。巨悪に立ち向かう翔子たち。なるほど、手に汗握る展開だ。

 翔子は裁判所に駆け付けたマスメディアにも「私間違ったこと言ってないわよ。詐欺師を守って被害者を見捨てる裁判官のほうがおかしいでしょ」「他にも声なき被害者が沢山いるはずなの。彼らがこのこと知ったら絶対こう言うわよ、『ふざけんなよ!』」と啖呵を切る。実は翔子はサクラを駆使してネットで今回の訴訟に注目が集まるよう仕向けていた。強敵を倒すためには「世論」を利用するしかない、と考え、先手を打っていたのだ。そして翔子が、塩見による控訴に加えて、ローズブライダルの被害者たちによる集団訴訟に挑もうとしていることが判明したところで第6話は終了した。

 第6話は、翔子が本来持っている正義感がひしひしと伝わってくるような1時間であった。最後は正義や弱者が勝つであろうことも想像できるから安心して見ていられる。「悪者がやっつけられるのが見たい」視聴者にとってはうってつけのドラマといえる。翔子率いる京極法律事務所の面々も個性的でドラマの魅力を増している。

 しかしやはり気になるのは、今回の「婚活詐欺」の設定も、結婚を焦る冴えない男、男を騙す六本木キャバ嬢や悪徳結婚相談所、とテンプレをなぞるような「分かりやすさ」であること。第7話は「男たちの“me too”運動」に発展するそうだ。もちろん結婚詐欺は犯罪で、その被害に遭う男性たちは救済されるべきだろう。痴漢冤罪もそうで、冤罪にもかかわらず証拠をでっち上げられたり、不当に逮捕され拘束されるような事態はおかしい。一方で、「典型的」な悪女や犯罪者、想像力を働かせなくてもわかる犯罪の動機(金目的など)等、分かりやすさを追求した結果、視聴者の固定観念を強化してしまう懸念を孕む。分かりやすさでウケているこのドラマだが、様々な社会的規範や固定観念を解きほぐそうという試みの対極にあるコンテンツだと言えるだろう。

「セックスしない夫婦は今後も増え続ける」精神科医・阿部輝夫氏が語る日本の“セックスレス問題”

 近年、カラダの関係がない“セックスレス夫婦”が増え続けているという。日本性科学会が1994年に定義したところによると、セックスレスとは「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクト(性的なふれあい)が1カ月以上ないこと」を指すが、一般社団法人日本家族計画協会が2017年に発表した「男女の生活と意識に関する調査」において、調査対象の20~69歳で「セックスレス」と回答した夫婦は、過去最高の47.2%だったとのこと。「約半数の夫婦がセックスレス」という現況は、多くのメディアによってセンセーショナルに取り上げられ、「セックスをしない日本人」のイメージがより広まった印象だ。

 今回、1991年に初めて「セックスレス」という言葉を提唱し、長年、セックスレスに悩む人たちの治療にあたってきた、あべメンタルクリニック院長の阿部輝夫氏に取材を行った。阿部氏の目に、セックスレス夫婦の増加はどう映るのか。セックスレス治療に訪れる患者の傾向をお聞きするとともに、世間がセックスレス問題をどう受け止めているかについての見解を伺った。

27年前には想定できなかった事態

――「日本人の約半数の夫婦がセックスレス」という調査結果について、先生はどのように思われますか?

阿部輝夫先生(以下、阿部) 悲しいですね。セックスレスの定義に沿った調査のようですから、半数近い夫婦が、性器的な結合も然ることながら、セクシャル・コンタクトすらないというのは、どうなってしまったんだろうと思います。私がセックスレスを提唱した91年当時には想定できなかったようなことが、現実に起きていると感じます。

――阿部先生は長年、セックスレス治療に取り組まれてきましたが、来院する患者さんにはどのような方が多いのでしょうか。

阿部 やはり「子づくりのためにセックスを取り戻したい」という30代後半の夫婦からの相談は多いですね。また、40代の妻が「このままセックスなしに人生を終えるのはイヤだ」と夫を連れてくるパターン。夫側はマスターベーションで十分だと思っているものの、妻は「女性として見られたい」という思いから、子づくりのためではない、男女としての夫婦のセックスを求めている……というケースです。

 それから、性嫌悪症の男性。性嫌悪症とは、性行為はもちろん、性的な事柄そのものに嫌悪感を抱くことで、『セックスレスの精神医学』(筑摩書房、2004年)にも急増していると書いたのですが、こうした相談は変わらずあります。私自身、近年は広報活動を控えていますが、昔の本やネット記事などを参考に、性嫌悪症だと自己診断して、当院に来られる男性は依然として多いです。

――男性の性嫌悪症とは、具体的にどのような症状なのでしょうか?

阿部 まず性障害は、次のような病型に分類できます。

1)生来型:その性機能不全が、初めての性体験からずっと存在し続けている場合
獲得型:その性機能不全が、ある時を契機に現れた場合

2)全般型:その性機能不全が、ある特定の刺激・状況またはパートナーに限られていない場合
状況型:その性機能不全が、ある特定の刺激・状況またはパートナーに限られている場合

3)心因型:心理的要因による性機能不全
複合型:心理的要因のほかに、身体疾患や薬物などが関与している場合

 増加している男性の性嫌悪症は、「獲得型」かつ「状況型」で、妻に対する愛情の質の変化によって、妻に限ってのみその気が起こらないケースです。一緒に暮らすうちに、妻が母親や妹、マスコットなどに思えてきて、性的な対象ではなくなってしまう……という。夫婦仲はすごくいいし、妻がかわいくて仕方がないんだけど、たとえ妻の裸を見ても性的魅力を感じず、ムラムラもしないんですね。でも、性的な欲求自体はあるから、マスターベーションはするし、人によっては婚外セックスをしていることもあります。

――男性の性嫌悪症は、受診で改善できるのでしょうか?

阿部 男性の性嫌悪症は、性欲低下症と同じくらい、最も治りにくい症例の1つなんです。以前は女性に多かったのですが、ここ数十年で男性の性嫌悪症が国内外を問わず増えたことで、さまざまな論文が出されました。しかし、治療しても改善が見られないことから、20年ほど前からほとんど論文が出なくなってしまったんです。それに伴い、アメリカの『DMS(精神疾患の診断統計マニュアル)』の5版からは、性嫌悪症が「性機能不全群」の項目から削除され、「他の特定される性機能不全」にまとめられてしまっています。ただ、4~5年前にできた抗うつ剤「エスシタロプラム」が男性の性嫌悪症にも効果が見込めるとなって、当院でも、エスシタロプラムを使用した患者さんの多くは、より改善が見られています。

――具体的にどのような治療をしていますか?

阿部 面談で、結婚年数、子どもの有無、セックスレス歴、妻をどう思っているかなどをヒアリングし、カウンセリングを中心に進めます。また、「妻を性的な目で見る」「昔の妻や、当時のセックスを思い出しながらマスターベーションをする」など、段階的にレベルアップしていって、最終的には夫婦での行為に至れるような宿題も出していきます。薬を使った方が、妻を性的な目で見ることへの抵抗感が早くなくなるようで、成功するスピードも確率も上がっていますね。

――改善には夫婦間での理解がないと難しいような気もします。

阿部 中には、妻が「私は悪くない。あなた1人で治して来て」というケースもありますが、いざというときには、やはり2人での話し合いが必要になってくるので、揃っての受診をお願いしています。ただ、男性の性嫌悪症が原因でセックスレスになっている夫婦は、先ほども述べた通り、愛情の質が変わっただけで仲はいいことが多いので、最初から揃って来られる方も少なくありませんよ。セックスレスについては、夫婦2人だけで話し合うと喧嘩してしまい、その話題自体を避けるようになることも少なくないようです。そのため、第三者を交えての建設的な話し合いの方がスムーズにいきやすいでしょう。

――女性が男性と同じような性嫌悪症になるケースも増えているのでしょうか?

阿部 そもそも女性の性嫌悪症は、「誰とでも嫌」という「全般型」が多いです。夫にのみという「状況型」でいうと、男性同様、「夫に愛情はあるものの、父親のように見えて性嫌悪症になる」といったパターンもありますが、夫の浮気や乱暴なセックス、あとは度重なる夫の勃起障害により、こちら側がその気になっているのにうまくいかないことが繰り返されたなど、不安や外傷体験から性嫌悪症になるケースの方が圧倒的に多いです。そのため、夫とはできないけれど、不倫相手とならできるという女性も少なくないですよ。

――ほかに女性の性障害で、近年見られる傾向はありますか?

阿部 性欲低下症で受診する女性は増えていますね。夫側が困って妻を連れてくるケースと、妻自身が「なんか不自然」「このまま歳をとっていくわけにはいかない」などと感じて自発的に来られるケースの両方があります。患者数が増えた背景には、女性の性が開けてきたことも関係しているのかもしれませんね。ただ最近では、30代などの若い女性も多いことから、仕事が忙しく、疲れやストレスが溜まり、性欲を司る男性ホルモンが低下して、欲求が湧かなくなっているということもあり得ると思います。

――女性側が原因のセックスレスでは、性欲低下症が一番多いですか?

阿部 いえ、私のクリニックで最も多いのは、「性器骨盤痛・挿入障害」です。幼少期の教育などから、セックスすると女性器が「破ける」「大量出血する」などのイメージを持ってしまい、恐怖心から、触れられるだけでも痛みを感じるケース。もしくは、ある時の経験をきっかけに痛みを感じるようになるケース。前者が「生来型」で後者が「獲得型」です。どちらも治療で100%治せるのですが、生来型の方はなかなか手ごわいですね。とある産婦人科医の話ですが、娘さんが生来型の性器骨盤痛・挿入障害で、結婚後もセックスができなかったため、下半身の痛みを感じなくする腰椎麻酔をしたのですが、娘さんは「痛い」と言ったんだそうです。実際には感じない痛みを、脳が感じてしまったんですね。

 なお性器骨盤痛・挿入障害の治療は、宿題を出しながらのカウンセリングが中心となります。宿題は、自分の性器を手鏡などで見て構造を理解してもらう「自己身体観察」から始め、コンドームを被せた綿棒2本など、細い物から挿入練習をしていき、最終段階では、挿入せずに性器同士の触れ合いを意識する「ノン・エレクト法」から、性行為へとつなげていきます。

―― 一口にセックスレスと言っても、その人それぞれに、さまざまなケースがあることがわかりましたが、セックスレス夫婦が増加の一途をたどる社会的背景について先生はどのように思われますか?

阿部 深夜まで営業している店の増加や、ネットの普及などで、セックス以外に楽しいことが増えていることも一因かもしれませんね。また、“草食男子”という言葉が定着するほど優しい男性が増えている印象がありますが、例えば女性が「痛い」と言ったら、すぐにやめてしまうような人も多いようです。本来なら、コミュニケーションを取りながら、セックスを継続できるように工夫していくものですが、そのコミュニケーションを面倒に感じてやめてしまうという。それこそネットで簡単にエッチな画像や動画が手に入るから、マスターベーションで十分と感じていたりする男性が増えていることも、セックスレスに拍車をかけているのかなと感じます。ただ、一方で、女性遍歴何百人とか、風俗大好きとか、セックスフルな男性もいて、両極端な印象もあります。程よい中間層が少ないんです。男性側の話になってしまいましたが、この両極端という傾向は、女性にも見られることです。

――セックスレスの増加に伴って、相談件数も増えているのでしょうか?

阿部 うちのクリニックの相談件数でいえば、減っていますね。もしかしたら、セックスレスでも問題ないと感じている夫婦が増えているということなのかもしれません。以前はオルガズム障害で受診する女性も多かったのですが、近年はほとんどいなくなりました。感じない女性がいなくなったのかもしれませんが、恐らく、感じなくても困らない女性が増えたということの表れなのでしょう。

――今後、セックスレス夫婦の増加が止まったり、減少に転じたりする可能性はあると思いますか?

阿部 どうでしょうか……。最近の傾向を見ていると、「それでもいい」とセックスレスを問題視していない人が増えているようですし、恐らく日本では、セックスレス夫婦は増えていくんだろうと思います。「子どもがほしいけどセックスレス」という夫婦も、医療の力に頼るようになっているみたいですから。「セックスで人生が豊かになる」という視点は、どんどん減っていきそうですね。その夫婦の価値観だから、両者が納得していれば、何もお節介しなくていいとは思います。ただ本音を言えば、セックスレスによって少子化が進み、いずれ労働人口が減って、日本が成り立たないようになったらと思うと、寂しいかなとは感じてしまいますけどね。
(取材・文=千葉こころ)

阿部輝夫(あべ・てるお)
1944年宮城県生まれ。順天堂大学医学部卒。医学博士。順天堂大学精神科助教授、米・コーネル大学精神科Human Sexual Program研究員、順天堂大学付属浦安病院勤務を経て、96年に「あべメンタルクリニック」を開業、同院長。

「本人役?」「普段と何も変わらない」『リーガルV』6話、武井壮の登場に爆笑続出

 11月29日夜9時から第7話が放送される、米倉涼子主演の『リーガルV ~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)。視聴率は第5話まで15%越えを記録していたが、第6話は14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となった。

 同ドラマは、弁護士資格を剥奪された元弁護士・小鳥遊翔子(米倉)が「京極法律事務所」を立ち上げ、大手事務所の弁護士に立ち向かっていく物語。小鳥遊はペーパー弁護士・京極雅彦(高橋英樹)やあがり症の若手弁護士・青島圭太(林遣都)など、“ワケあり弁護士”たちをスカウトし、自由奔放なやり方で法廷を支配する。

 第6話では、不動産トラブルを抱えた男性・塩見一郎(矢部太郎)が「京極法律事務所」に訪ねてくるシーンからスタート。塩見は、高級結婚相談所「ローズブライダル」で出会った女性・藤原夏純(逢沢りな)と共に暮らすため、3000万円の土地を一括で買ったというのだが、後から日当たりも悪く騒音もひどい土地であることが判明。そして、結婚を約束したはずの夏純とも音信不通になってしまったという。

 塩見の話を聞いて結婚詐欺に違いないと確信した翔子たちは、夏純を訴えるべく立ち上がるが、「ローズブライダル」からは個人情報の提供を拒否されてしまう。そこで、パラリーガルの伊藤理恵(安達祐実)が「ローズブライダル」に潜入し、夏純の身辺調査を行うことに。しかし、調査よりも自分自身の婚活に乗り気になってしまった理恵は、事務所での報告を終えると「今から本命とのお見合いです!」と宣言して相手男性のもとへ。理恵が本命と呼んだ相手は、力自慢の男性・野村雅也(武井壮)。しかし野村は、レストランの席についた途端、「第1希望の女性から連絡があった」と言い出し理恵を置き去りに。

 するとその後、野村の本命相手も夏純であったことが判明。彼もまた、夏純に騙されていた被害者だったのだ。そこで、翔子や青島は団結して夏純を訴えることを決めるが、調査を進めるうちに夏純は「ローズブライダル」とグルであることが発覚。「ローズブライダル」はサクラ会員や自己啓発セミナー、不動産業者など多くの人間と手を組み、何も知らずに入会した会員たちを巧みに騙し続けていたのだ。

「理恵と野村はレストランに入ってから、しばらく和気あいあいと会話をしていました。しかし会話の内容は、僻地でゴリラに遭遇した時の対処法。ゴリラの特徴や効果的な技を身振り手振りで解説する野村には、『普段の武井さんと何も変わらない』『本人役かと思った』『“大体のゴリラはいけますね”って』『理恵さんの趣味がちょっとわからない(笑)』と視聴者から爆笑の声が上がりました」(芸能ライター)

 第7話で翔子は、「ローズブライダル」に対して集団訴訟を起こすことを決め、青島と共に被害者たちへ向けた説明会を開くことに。被害者の中には人気コメンテーター兼社会学者・高市哲也(野間口徹)の姿もあり、翔子は彼を利用して世間の注目を集めようと計画。しかし高市は、自分が騙されたことを認めようとせず、さらにはほかの被害者たちも二の足を踏むばかり。その結局、集団訴訟は暗礁に乗り上げてしまう。

「これまでの『リーガルV』は1話完結の形でしたが、今回の事件は2週に渡って描かれることに。ライバル事務所『Felix&Temma法律事務所』との対決も本格化しており、『次回で大逆転してほしい』『この裁判がクライマックスにどうつながるのか楽しみ』と期待の声が上がっています」(同)

 翔子率いる京極法律事務所は、最大の敵に勝つことができるのか。今後も目が離せない。

「とんかつ冨貴」の店舗も解体されて……ホテル増え、観光地となっていく“秋葉原の変貌”

 

 オタクの街としてにぎわう秋葉原。その一方で、再開発も急ピッチで進んでいる。かつての電気街は、いまや完全に別の街になろうとしている。

 先日話題になったのは、2016年に惜しまれつつも閉店した「とんかつ冨貴」の店舗の解体だ。秋葉原の中でも老舗だった同店の閉店は、その変化を示す事件であった。

 隣接する、 こちらも長く秋葉原の風景だったアウトドア用品店「ニッピン」も閉店し、一帯は新たにビルが建設されるという。

 跡地はどうなるのかまだ明らかにされていないが、大方の予想ではホテルになるのではないかという。

 外国人観光客も押し寄せる秋葉原では、今年に入ってから、5軒あまりのホテルがオープンしている。

「訪日外国人の増加を受けて、日本全国でホテルの新規開業ラッシュは続いています。一時よりは落ち着いているとはいえ、宿泊料金は高騰している状況ですから、まだまだホテルの新規開業は続くでしょう。とりわけ、滞在型の観光の需要が伸びている中、世界でも類のないオタクの街であり、交通の便もよい秋葉原は、訪日外国人相手のホテルには、格好の地域といえますからね」(業界誌関係者)

 法規制の結果、数が減ったとはいえ、秋葉原周辺では民泊も増加している。そして、その料金も平均で1泊1万円が相場と、かなり高額。

 東京全体で見ると、ホテルの開業数そのものは、数年前のラッシュ時に比べると鈍化している。バブル的な状況を見て、ホテル業界では、部屋数の増加を抑制する動きに入っているようだ。ただ、秋葉原に限っていえば、まだまだホテルの需要はいくらでもあるということらしい。

 今後は、 オタク文化を軸として、関連商業施設やホテルが立ち並ぶ一大観光地となっていく秋葉原。東京五輪を見据えて、街はどのように変貌していくのだろうか?

(文=ピーラー・ホラ)

渡辺謙の所属事務所、南果歩に激怒! 『とくダネ!』独占インタビューも相次ぐ「記事削除」

 11月29日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)で放送された南果歩の独占インタビューを巡って、芸能メディア界隈に波紋が広がっている。放送後に掲載された各メディアの後追い記事が、次々と削除されているというが……。

 離婚後、初のテレビインタビューとなった南。放送では、今年5月に離婚した渡辺謙との結婚生活から、夫の不倫を知った経緯や心境など、あけすけに話していた。

「渡辺は胃がん、南は乳がんと、夫婦はそれぞれがんを患い、手術を受けています。互いに支え合う美しい夫婦像と、各メディアでは盛んに取り上げられていたものですが、2017年3月に『週刊文春』(文藝春秋)報道で、渡辺とホステス女性の不倫関係が大々的に報じられました」(芸能ライター)

 放送で南は、不倫については「記者の手紙で知った」と明かし、「頭が真っ白」になったという。心労から眠れなくなり、食事も満足に取れずで、8キロも激ヤセしてしまったそうだ。

「その後は病院に通うこととなり、南は医師のすすめもあって一時は日本を離れていたと話しました。さらに、離婚の決定的な理由は不倫発覚ではないと断言しながらも、『決定的なことがあったけど、それはちょっとお話できない。(不倫が離婚の原因では)まったくない。私も(結婚は)2回目なので、最後まで一緒にいようと思っていた」などと、一部は含みをもたせたままでしたが」(同)

 そして放送終了後には、各スポーツ紙のウェブサイトが、南の発言を中心としたニュースをこぞって報じていたものの、午後にはそのほとんどが削除されてしまった。

「実は渡辺の所属するケイダッシュが、今回の放送に激怒していて、各メディアに“後追い禁止令”を出しているんです。すでに掲載してしまった社もこれにならい、自主的に記事を削除しているようです。ケイダッシュ幹部は南の所属事務所や、放送したフジテレビにも怒り心頭で、今後は何らかの“落とし前”を要求するかもしれません」(芸能プロ関係者)

 南は今回、出演する舞台『オイディプスREXXX』の宣伝の一環として、出演を引き受けたようだ。

「しかし南は、一部女性誌の直撃にも、渡辺との離婚についてペラペラとしゃべっているだけに、本人からすれば『なぜ私だけ苦しまなければならないの』という心境なのでしょう。離婚成立から半年が経過していますが、まだまだ吐き出したいものは残っているようです」(同)

 ここにきて突然の復讐劇を開始した南。不倫騒動の第2ラウンドが開幕してしまうのだろうか。

「お母さん、いくら何でも作りすぎ」『黄昏流星群』7話、パンを大量に焼く真璃子にツッコミも

 11月29日夜10時から第8話が放送される、佐々木蔵之介主演の『黄昏流星群』(フジテレビ系)。視聴率は第1話と第2話が7.3%、以降は6%前後をキープしており、第7話は6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録している。

 同ドラマは、弘兼憲史の漫画『黄昏流星群』(小学館)が原作となっており、人生の折り返し地点に差し掛かったサラリーマン・瀧沢完治(佐々木)が、旅先で出会った女性・目黒栞(黒木瞳)と禁断の恋に落ちるというストーリー。完治の妻・真璃子(中山美穂)も自分よりはるかに年下の日野春輝(ジャニーズWEST・ 藤井流星)に惹かれていくが、彼は瀧沢家の一人娘・美咲(石川恋)の婚約者。許されない思いを抱えながら、人生に葛藤する男女の姿が描かれる。

 第7話では、完治が荻野倉庫での新しい事業計画を立ち上げることに。これまで企業相手に取引していた倉庫を、個人向けにも貸し出すというビジネスだ。さっそく完治は、課長の川本保(礼二)を説得し、個人向け倉庫の運営をスタート。こうして一気に仕事量が増えることになった完治だが、今までとは違うやりがいを感じ始めていた。

 しかし、残業で帰りが遅くなってしまう日々が続き、美咲と春輝の結納については全て真璃子が対応することに。そんなある日、美咲からも「夕飯はいらない」と連絡が入り寂しさを感じた真璃子は、ひとり黙々とパン生地をこね始める。そして、焼きあがったパンを食卓に並べていると、ちょうどそこに完治が帰宅。しかし完治は、そのパンを食べずにビールを飲み始め、意気揚々と仕事の話をし始め、真璃子は「やっぱりあなた仕事が好きなのね」と静かに声をかけるのだった。

 数日後、完治がいつものように残業をしていると、栞が差し入れを持ってやって来た。完治は、久しぶりに栞とゆっくり話すことができて心底嬉しそうな様子。しかし、残業続きの完治を心配して様子を見に来た真璃子に、栞と2人きりで過ごしているところを目撃されてしまう。

「真璃子は数種類のパンを6~7個焼き上げていますが、食べる人がいないため常に余っている状態。テーブルの上はパンを乗せたお皿でいっぱいになっており、視聴者からは『お母さんいくら何でも作りすぎ』『パン屋かよ!』『すごくおいしそうだけどなんでそんなに焼いちゃったの?』とツッコミが続出しました」(芸能ライター)

 第8話では、春輝との結納を済ませたばかりの美咲が、「先生とロンドンに行く」と書いたメモを残して突然姿を消してしまう。それを見た完治は全てを理解し、美咲の浮気相手・戸浪(高田純次)のことを真璃子に説明。一方、真璃子は自分だけが何も知らなかったことにショックを受けるが、美咲の件を謝罪するため、ひとまず日野家に足を運ぶことに。

「真璃子は美咲の手前、春輝と会わないようにしていましたが、第7話では夜の遊園地でデートをしています。『なんだかんだ春輝といる時が幸せそう』『パン食べてくれたの春輝くんだけだったね』と2人の相性の良さを認める声も上がっており、いずれ結ばれることを期待する声も多いようです」(同)

 誰もが許されない想いを抱える中、真っ先に自分の恋を優先した美咲。今後の展開からも目が離せない。

武田真治『南くんの恋人』話で思い出された“激ヤバ”事件

 黒歴史ドラマの話に触れたことで、ネット上では“あの件”を思い出した視聴者も少なくなかったようだ。

 26日、俳優の武田真治が『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演。番組では人気絶頂時の話になり、「僕は神輿に担がれてることに気付かないで、こうやって俺は時代を作ってるんだって、調子に乗ってたんですよ」と当時を振り返った。

「武田は高校在学中に『第2回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でグランプリを受賞。10代で絶大な人気を誇る若手俳優となりました。しかし、給料は10万円に満たなかったようで、『南くんの恋人、あの頃、給料1ケタなんですよ。家賃がだいたい7万5,000円ぐらい。(家賃払ったら)1万円とかしか残らない』と衝撃告白しました」(テレビ誌ライター)

『南くんの恋人』は、1994年にテレビ朝日系で放送された武田の主演ドラマ。しかし、武田は共演女優からラジオ番組で強烈な暴露をされているのだ。

「“元祖電脳アイドル”と呼ばれた千葉麗子から、シャレにならない告発を受けています。千葉が浅草キッドのラジオ番組に出演した際に『ドラマに出ていたときだったんですけど、その人と楽屋で2人きりになって。そしたらその人、楽屋の電気を消して、ズボンを脱いで局部を出して……。私、悲鳴を上げて部屋を出ました』と告白。千葉は個人名こそ出さなかったが、状況からすると愚行の主は武田だったようです。部屋を出た千葉は、スタッフに『あの人との共演シーンをなくしてください』とお願いしたと明かしています。この件がさまざまなメディアで取り上げられ、武田の人気は急失速しました」(週刊誌記者)

 武田といえば、最近は“筋トレタレント”に方向転換。NHKの『みんなで筋肉体操』で話題を呼ぶなど、クリーンなイメージを持たれているだけに、『南くんの恋人』に関するエピソードはNGワードにしておいたほうがいいかも!?