『獣になれない私たち』田中圭の出演シーン減で視聴率アップ!?「イライラがなくなった」と視聴者安堵

(これまでのレビューはこちらから)

 新垣結衣主演ドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)の第8話が11月28日に放送され、平均視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 前回、結構なスピードで話が進んだためか、今回10%手前まで上昇し、最終回目前で好調な様子を見せてきましたが、果たして視聴者の感想はどうだったのでしょうか?

 ではでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう!

■失踪中の兄が見つかり動揺する恒星

 京谷(田中圭)と別れてすっきりした晶(新垣)は、次に会社の改革へ動き出す。手始めに求人募集を開始。面接をしたところ、なんと京谷の元カノ・朱里(黒木華)が現れ、九十九社長(山内圭哉)の「いいやん!」のひと言で採用されることに。

 そして、勤務初日を迎えた朱里。遅刻はしたものの、仕事面では問題なし。その上、晶と仲良くなるなど幸先のいいスタートを切った。

 一方、恒星(松田龍平)の方はというと、失踪していた兄・陽太(安井順平)が見つかったとの連絡が入り、一時的に一緒に暮らすことになるも、実家の家業が失敗してから、仲が悪くなってしまった2人は、険悪なムードに。しかし、久しぶりに2人で過すことで恒星は陽太ときちんと向き合おうと決心。陽太の嫁に会いに行く途中、言い合いになるも、なんとか和解。元の家族に戻ることができた……と言うのが今週のストーリーでした。

■イライラせず、視聴者の満足度高めだった8話

 今回の話は恒星の家族についてがメインで、ネットでは「割と面白かった」と高評価の声が。朱里や京谷、晶の会社の同僚といった、いつも登場するたびに「ウザい!」といった声が上がる人物の話は少なく、気分よく見られた点がよかったのかもしれません。

 また、恒星の兄とのやり取りも安定。俳優の演技力の高さに加え、話の内容も両親や嫁などの話はいれず、兄弟の話だけに絞っており「わかりやすかった」との指摘も上がっており、視聴者は8話にして大満足したようです。

 ただ、恒星と兄の話は今回の1話でまとめられてしまっており、次回からはまた、ムカつくことが多い、晶の会社パートなどに再び重点が行く予感。また、視聴者の苦情の声がネットに響き渡るのでしょうか?

■田中圭のシーン少なく「よかった」との声が!?

 また、8話がよかったと言われているポイントがもうひとつ。田中圭の出番少なかった点です。

 先日、内田理央との深夜の密会が報道され、ドラマ放送中に「ドラマでも現実でも最低男だ」と言われていただけに、嫌悪感を持つ女性視聴者もいるようですが、今回はそうではなく……。

 ただ単に、京谷と別れて晶が元気になり、やっと視聴者が見たいガッキーになったというのが理由。確かに、田中のシーンが少なかった今回、やたらとガッキーの笑顔がかわいく、声がいつもよりワントーンあがっていたような気が……するような!?

 別に田中が悪いわけではないのですが(笑)。元カノとの関係を清算できず、前に進めない男で、視聴者のイライラの原因のひとつだったため、出番がすくなかったことに歓喜の声が上がるのもしょうがない!? このまま、静かにフェードアウトしていって欲しいものです!

 以上、8話のレビューでした。

 やっと、晶と恒星のラブストーリーが始まった感が漂ってきた同ドラマ。ですが、放送前に“ラブになるかもしれないストーリー”と、どっちつかずな番宣をしていただけに、どんな展開になるか、まだまだわからず! 先が読めないだけに、放送を期待して待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『進撃の巨人』は、ちゃんと完結に向かってる? 最終回のコマ公開で話題に……

 いったい、どうなるのだろうか。大ヒットマンガ『進撃の巨人』(講談社)が、いよいよ完結間近なのではないかとウワサになっている。

 発端となったのは、作者の諫山創氏に密着したドキュメンタリー番組『情熱大陸』(TBS系)での出来事。ここで、諫山氏が最終回の最後のコマを公開したのである。

 その最後のコマというのは、エレンとおぼしき人物が、赤ん坊を抱いて「お前は自由だ……」という言葉を呟いているもの。子どもの母親はミカサなのかヒストリアなのか? 果たして、どのようにして完結するのか? さまざまな考察がネット上で沸騰している。

 明らかなのは、ヒット作といえども引き延ばしをすることなく順調に大団円に向かって物語が進んでいること。

「それでも、当初の予定よりは長くなっています。諫山氏は、はじめは16巻くらいで終わる予定で構想を練っていたようです。来月発売の最新刊は27巻ですが、伏線をちゃんと回収しようとした結果であり、無理な引き延ばしはまったく行われていません。どんなに延びても30巻はいかずに完結するでしょう」(編集者)

 今や世界的なヒット作になった『進撃の巨人』だが、無理な引き延ばしをすることなく進行しているのは、称賛に値する。かつての『DRAGON BALL』(集英社)のように、あまりのヒット作になると、作品の周辺で糧を得ている人が多くなりすぎて、作者が終わらせたくても終われないという作品も少なくない。そうした中で、物語が破綻することもなく、順調にクライマックスに向けて流れているのは、作者のみならず編集部の真摯な姿勢も感じ取れる。

「謎が謎を呼ぶような展開の作品というものは、ベテラン作家であっても風呂敷をたたむのに苦労するもの。むしろ、きちんとたためる作品のほうが少ないものです。きちんとたためないまま延々と連載が続いて、読者からも半ば呆れられている、そんな作品も多い中で『進撃の巨人』は、真の名作となるでしょうね……ちゃんと、風呂敷がたためれば」(前述編集者)

「こんな巨人に人類が勝てるのか?」と思っていたのも、何年も前。まさか、こんな展開になるとは誰も予測し得なかった『進撃の巨人』。どんな最終回を迎えるのか、ワクワクが止まらない。
(文=ピーラー・ホラ)

及川光博と離婚……檀れい、過去の「別居疑惑」記事に見る“ワケあり母”との関係性

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます

<今回の有名人>
「笑顔で出した結論です」檀れい
(及川光博・檀れい 離婚報告、11月28日)

 プライベートを露出することで注目を集めようとしない、歌や踊りなどの純粋な“芸”で人を楽しませる芸能人も、離婚となればいちいち世間サマが納得してくれそうな理由を説明しなければいけないのだから、芸能人というのは因果な商売である。

 ミュージシャン・及川光博と女優・檀れいが離婚を発表した。結婚当初から不仲や別居といった報道がされていたため、「離婚に近い夫婦」とみられていた時もあったが、いつの間にか不仲説は消えていた。それだけに驚いたファンも多かったのではないだろうか。

 2人とも夫婦ウリをしていないので、離婚したところで仕事には何の支障もないが、なんとなく思い出される記事がある。2012年9月13日号の「女性セブン」(小学館)が、及川と檀について「別居か」と不確定な形で報じていたのだ。

 檀は夫である及川とは住まず、実母の家にいるという。その理由を檀の“知人”は、「及川がワケありの檀を受け止められなかった」と話していた。

 檀の母親は、檀が宝塚音楽学校に入った頃に、夫を捨て、檀の妹を連れて駆け落ちしているという。檀から見て継父にあたる男性が交通事故で亡くなった後、檀が母親と妹を金銭的に援助していたそうだ。

 結婚後も、檀が2人の面倒を見るつもりでいたが、いざ結婚してみたら、及川がドラマ『相棒』(テレビ朝日系)を降板、収入は檀の半分以下となる。檀は早く子どもが欲しいと思っていたものの、収入が激減したことで仕事をたくさん入れざるを得なかった。そうすることで、すれ違いが生まれたのだという。さらに檀の妹が結婚したことで、母親は1人に。檀は及川に母親の面倒を見てもらいたいと思っていたが、及川はいい顔をせず。檀の知人は「及川さんが手に入れたかったのは“妻”ではなく“宝塚”の檀さんだったのかもしれません」と見解を語っていた。

 まとめると、檀は及川のせいで子どもも作れず、働かざるを得なかった。それなのに、及川は親の面倒も見てくれない。及川が愛したのは、スターとしての檀で、人間として愛しているわけではない……と言いたいのだろう。

 週刊誌において、「〇〇の知人」は「〇〇」に都合の良い話をするのが定石なので、及川サゲのエピソードを披露したのだろう。「及川冷たい!」と共感する人もいるかもしれないが、私は檀の言い分に違和感があった。

 芸能人という不確かな仕事をしている以上、収入が変化することは十分あり得る。収入が減ったとしても、それは責められないのではないだろうか。また、及川に檀のお母さんの面倒を見てもらいたいという発想も、ちょっと極端に感じる。人気芸能人が家族の生活の面倒を見ることはよくあるが、妹さんが結婚したのであれば、お母さん1人を見ればいいことになり、金銭的負担は減って楽になるはずだ。記事を読む限り、お母さんは日常生活を1人で送るのに差しさわりがある状態には感じられないため、同居は必要なさそうだ。それなら今まで通り、金銭的な援助を続ければいいのではないだろうか。どうして、「及川に面倒を見てほしい」ところまで飛躍してしまうのだろうか。

 断っておくが、私は親の面倒を見なくていいとか、見捨てろと言っているのではない。

 お母さんが健康に生活を送っているなら、これまで通り金銭的援助はそのままにして、時々会いに行くというスタイルをとればいいのではないだろうか。なぜ夫と離れて、お母さんと同居する必要があるのだろうか。親の面倒を見ることは“親孝行”とされ、「いいことだ」と言われる。しかし、特に差し迫った事情があるわけでもないのに、本来の自分の持ち場……檀の場合、結婚した家庭ではなく親を優先するのだとしたら、それは「親から離れられない」という依存ではないかと思う。

 檀は、及川が特に健康状態に問題があるわけでもない「母親の面倒を見てほしい」と言ってきたら、諸手をあげて大賛成できるのだろうか。もし躊躇するとしたら、及川と同じである。「優しい」とか「冷たい」という言葉で片づけられる問題ではないのだ。

 一般人の世界でも、ワケありの母親より、娘の方が経済力や行動力を持つようになると、娘が親孝行に勤しむ話をよく聞く。このケースがうまくいくのは、“他人が入ってこない”状態の時である。娘に彼氏ができたり、結婚すると、母親は最優先されなくなったことに不満を感じ、娘は娘で、自分の母親を“常に”気遣ってくれない彼氏や配偶者を「冷たい」と感じる。こうなると、娘の配偶者は母娘共通の“敵”となる。

 檀がそうだと決めつけるつもりは毛頭ないが、ワケありの家庭に育ち、成功した娘ほど、家族との“境界”がわからないことは多々ある。人間関係には、段階と関係に応じた“助け方”があるはずなのに、家族だと境界線が引けず、「お母さんのために給料を全部渡す」といった具合に、極端な接し方しかできなくなってしまう話はよく聞く。

 及川と檀は、離婚を報告する書面で「笑顔で出した結論です」と述べた。笑顔で離婚を決める人はあまりいないと思うが、もしかしたら、及川を憎む隙もないほどに、檀の頭の中を占めていたのは、母親のことなのかもしれない……そんなことを思ったりもする。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

坂上忍が深く反省した……!? ファンへの対応が話題になった芸能人3人

“お浜さん”こと浜崎あゆみが、NON STYLE・石田明の奥さんにしたファンサービスが話題になっている。

 石田は、熱心な“あゆファン”の奥さんと結婚して今年10月2日で6年目。同日は浜崎の誕生日であり、「結婚記念日を祝いながら浜崎あゆみさんを祝うというのが恒例」とTwitterに投稿している。

 このTwitterが浜崎の目に留まり、どうやら奥さん宛にプレゼントを贈った様子。11月12日に石田は自身のTwitterで「浜崎あゆみさんから結婚記念日にサプライズプレゼントが届きました。キングオブ神対応」と大絶賛している。ファンからは「ayuちゃんさすが!」「わざわざ送ってあげるなんて優しすぎる」と称賛の声が上がっていた。

 しかし浜崎は毎回絶賛されているわけではなく、過去には批判が続出したファンサービスも。台風で中止になった2017年10月のライブで、グッズ販売ブースに突然姿を現す浜崎。ファンと触れ合う姿の写真を自身のSNSに投稿するも、ネット上では「危険だから中止したはずなのに」「そこまでしてグッズ売りたい?」といった反響が起こっていた。

 今回はお浜さんのように、ファンへの対応が話題になった芸能人たちをご紹介していこう。

 

●マギー

 ハーフモデル・マギーは、ファンをガン無視したエピソードが広まって話題に。千原ジュニアがその現場を目撃したようで、無視された少年へ変わりに“マギーのサイン”を書いてあげたと明かしている。名前は伏せていたものの、至るところで暴露しまくっているジュニア。2015年3月放送の『千原ジュニアのヘベレケ』(東海テレビ)で同じトークをした際、ジュニアがサインを書く手の動きで視聴者にはマギーだとバレてしまったようだ。

 この噂について元アイドル・菊地亜美は、同年10月に同番組へ出演した際にマギーを援護。直接マギーから話を聞いた菊地が、無視したファンはずっとムービーを撮ったりする厄介なファンと話している。しかしネット上では「菊地がついた嘘にしか思えない」「厄介なファンじゃなくても無視してそうだけどね」と辛辣な声も上がった。

 

●明石家さんま

 2016年1月放送の『踊る! さんま御殿!!』(日本テレビ系)に登場した坂上忍は、明石家さんまの驚くべきファンサービスを語っている。新幹線の喫煙室で、男性から写真撮影を頼まれた坂上。男性との写真を断った後に座席に戻ると、なんとさんまがその男性と肩を組んでピースサインで写メを撮っていたそうだ。さんまのサービス精神を見て、坂上は断ってしまったことを深く反省。

 番組を見ていた視聴者からは、「さすがさんまさんだね!」「ここまでしてくれるなんて芸能人の鏡だわ」「さんまさんもそうだけど、反省している坂上さんも凄いと思う」と絶賛の声が相次いでいた。

 果たして“ファンサービス”に正解はあるのだろうか。

『細かすぎて』復活も、関東芸人はほとんどなし? 「いるはず」なのに、いなかった芸人とは……

 24日に放送された『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)の視聴率が10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にとどまった。

 3月に終了した『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)の名物企画の復活として話題を集めるも、事前にとんねるずの木梨憲武と関根勤の「出演なし」が発表され、さまざまな憶測を呼んでいた。一部報道では、打ち切り番組の一企画がわずか7カ月で復活することに木梨が難色を示し、関根も同調としたとされる。

 確かに、過去の名場面はオープニングで一瞬映るのみであり、登場時のBGMも異なっており、あくまでも別番組の扱いであった。それは人選にも現れたといえる。

「名物出場者で不在だったのは、ずんのやすですね。やすは『空手の師範代』シリーズで優勝経験もあるほか、空手家の篠原信一のものまねでも知られます。やすの所属は関根と同じ浅井企画ですから、やはり関根に配慮して出場が叶わなかったのでしょう」(放送作家)

 さらに目立ったのは関西芸人の活躍である。おなじみの吉本芸人に加え、今回は松竹芸能の芸人の出場も目立った。

「菅野美穂のものまねでおなじみの梅小鉢の高田紗千子、キンタロー。、みょーちゃん劇団といったおなじみのメンバーに加えて、今回はストーカーやアイドルファンをはじめとする不審者を演じた森本サイダーや、中国の奇術である『変面』を披露したチョップリンなどの活躍も目立ちました。もちろん面白かったのもあるでしょうが、木梨派、関根派の芸人が出場しないことで枠が空いた可能性もありますね」(同)

 もともと石橋は関東芸人である自覚が強く、『細かすぎて』では、関東の若手芸人にチャンスを与えたい思いもあったようだ。だが、今回の関西芸人の活躍は、関東のお笑いシーンの弱体化が図らずも露呈してしまったといえそうだ。
(文=平田宏利)

『細かすぎて』復活も、関東芸人はほとんどなし? 「いるはず」なのに、いなかった芸人とは……

 24日に放送された『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)の視聴率が10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にとどまった。

 3月に終了した『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)の名物企画の復活として話題を集めるも、事前にとんねるずの木梨憲武と関根勤の「出演なし」が発表され、さまざまな憶測を呼んでいた。一部報道では、打ち切り番組の一企画がわずか7カ月で復活することに木梨が難色を示し、関根も同調としたとされる。

 確かに、過去の名場面はオープニングで一瞬映るのみであり、登場時のBGMも異なっており、あくまでも別番組の扱いであった。それは人選にも現れたといえる。

「名物出場者で不在だったのは、ずんのやすですね。やすは『空手の師範代』シリーズで優勝経験もあるほか、空手家の篠原信一のものまねでも知られます。やすの所属は関根と同じ浅井企画ですから、やはり関根に配慮して出場が叶わなかったのでしょう」(放送作家)

 さらに目立ったのは関西芸人の活躍である。おなじみの吉本芸人に加え、今回は松竹芸能の芸人の出場も目立った。

「菅野美穂のものまねでおなじみの梅小鉢の高田紗千子、キンタロー。、みょーちゃん劇団といったおなじみのメンバーに加えて、今回はストーカーやアイドルファンをはじめとする不審者を演じた森本サイダーや、中国の奇術である『変面』を披露したチョップリンなどの活躍も目立ちました。もちろん面白かったのもあるでしょうが、木梨派、関根派の芸人が出場しないことで枠が空いた可能性もありますね」(同)

 もともと石橋は関東芸人である自覚が強く、『細かすぎて』では、関東の若手芸人にチャンスを与えたい思いもあったようだ。だが、今回の関西芸人の活躍は、関東のお笑いシーンの弱体化が図らずも露呈してしまったといえそうだ。
(文=平田宏利)

ビートたけしは“暴露”したけれど……それでも熱い「熱湯風呂」本当の温度は?

 24日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)において、ビートたけしが「熱湯風呂は本当は熱くない」と暴露し、話題となっている。たけしは「週刊新潮」(新潮社)に報じられた芸能事務所の“熱湯しゃぶしゃぶ鍋事件”を受けて「昔だったら俺も『熱い風呂』に入れたパワハラで、訴えられてるかもしれない」と話し、笑いを誘っていた。だが続けて「本当は熱くないからね、別に。あれでヤケドしたヤツ、見たことない」と企画の裏側を語った。

「熱湯コマーシャル」は1983年から99年まで放送された『スーパーJOCKEY』(日本テレビ系)の名物コーナー。出演者が熱湯風呂に入った時間だけPRができる企画だ。たけし軍団やアイドルなどがルーレットで指名され“入浴”する場合もあり、たけしが当たった回もある。今回、当事者によって「熱くない」と暴露されてしまった「熱湯コマーシャル」は、実際は何度くらいだったのだろうか。

「『熱湯コマーシャル』に使用されているお湯の温度は、50度前後だったようです。これ以上になると低温やけどのリスクがあるため、ギリギリの配慮はなされていたわけです。ただ、人間の体感としては体温から5度上回ると熱いと感じるといわれていますので、100度の熱湯ではなくとも、決して『ぬるい』わけではないでしょう」(業界関係者)

 さらに『スーパーJOCKEY』の「熱湯コーマーシャル」には、時間にまつわるエピソードもある。

「この番組は生放送をうたっていましたが、実際は午後1時から2時の生放送に続き、もう1週分を2本撮りしていたようです。そのため1本目の生放送のお湯は熱く、2本目の収録時には冷めているといった裏話もあったようですね」(同)

 それでも、たけしの言う通り致命的な事故を起こしていない点に関しては、番組制作側にプロフェッショナルの技量があったと評価できそうだ。
(文=平田宏利)

米倉涼子の人気ドラマ『リーガルV』のミソジニーな描写も「分かりやすさ」として消費されることが怖い

米倉涼子の主演ドラマ『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)は、全く安定している。平均視聴率は15%前後を推移しており、『ドクターX』同様、固定ファンをがっちり獲得したようだ。物語の複雑性を極力排除し、ラストではスカッと事件を解決する分かりやすさ点が人気なのだろう。

 その「分かりやすさ」だが、一方で登場人物の描き方がステレオタイプに偏り、「嫌な男」「悪い女」といった単純な「悪」を表現した上で、正義の米倉涼子が成敗する……というパターンに陥っていると言うことでもある。それのどこが悪いのか、時代劇のようなものでお約束だからいいんだよ、といった意見は当然あるだろうし、それが求められているから視聴率も高いのだろう。

 しかし、現実にも存在する社会問題を毎回取り上げながら、ステレオタイプな描き方に終始する『リーガルV』の「分かりやすさ」は、いったい誰にとってのものなのか。現実の社会問題に対する視線まで、歪ませてしまいかねない描写になっていないか。そのことがどうしても気にかかる。高視聴率のドラマだからこそ、なおさらだ。

『リーガルV』テンプレ設定のどこがいけないのか?
 例えば第1話で扱われたのは、痴漢冤罪事件だった。翔子(米倉涼子)にスカウトされた若手弁護士・青島圭太(林遺都)が出勤中、会社員男性(児嶋一哉)が痴漢を疑われ駅員に取り押さえられている現場に遭遇。無実を訴える男性だが、痴漢冤罪で無罪を勝ち取るのは難しく金にもならないとして、翔子は示談を促す。しかし気が変わり、無罪を目指して暗躍する翔子は、警察調書の矛盾点をあげつらい冤罪を証明した。痴漢事件は、被害者を装った女性と、共謀男性とのでっちあげだったというオチだ。

 この展開を「分かりやすくて痛快」と好意的に受け止める感想は多かったが、痴漢冤罪という「ネタ」を軽く扱い、痴漢被害を矮小化してしまうストーリーには不穏な感情を覚えた。視聴者の感想として、痴漢被害をでっち上げる女性への罵倒や嫌悪感はあれど、女性とグルになった男性への反応が目立たないことも気になった。

 そして11月22日放送の第6話のエピソードは「婚活詐欺」。1話完結ではなく、29日放送の7話まで引っ張る。

 第6話で翔子の事務所にやってきた相談者の塩見(矢部太郎)は、婚約者に勧められて土地を3000万で一括購入したが、そこは騒音が酷いなど劣悪な土地だった。しかし引き渡し済みだから契約解除も不可能、おまけに婚約者名義となっているため、塩見が仲介業者を訴えようにも難しいのだという。婚約者・夏純(逢沢りな)に連絡を入れるも音信不通。翔子をはじめとする京極法律事務所の面々は、これは詐欺だと確信する。

 塩見に夏純を紹介したのは、相田栞(東ちづる)率いる高級婚活相談所「ローズブライダル」だ。しかも夏純は、京極法律事務所のパラリーガル・馬場雄一(荒川良々)が大金をつぎ込んだ末に失恋した相手と同一人物だったことが判明し、ますます詐欺の疑いが濃厚に。そして、京極法律事務所のパラリーガルで結婚願望を持つ伊藤理恵(安達祐実)が潜入捜査のためローズブライダルに入会したところ、あろうことか理恵も被害に遭ってしまう。夏純は六本木のキャバクラ嬢で、男たちに金品を貢がせていることもわかった。

 翔子たちの説得によって、塩見は夏純を訴えることに。示談を狙っていたが、夏純はなかなか手強く用意周到。実は夏純だけでなくローズブライダル自体が詐欺グループだった。会員にお見合いの斡旋をしているように見せかけ、セミナーなどに勧誘し金をせしめており、劣悪な土地を売りつけた不動産会社ともずぶずぶの関係だ。というわけで、ローズブライダルを訴え1億円を請求することになったが、ローズブライダル側の弁護を引き受けたのは、翔子がかつて弁護士として勤務していたFelix & Temma法律事務所。「負けられない戦いになった」と気合を入れ調査を開始する翔子だが、週刊誌によって「資格をはく奪された悪徳弁護士」「非弁行為」と書き立てられ窮地に陥る。

 第一審の口頭弁論では、京極法律事務所のパラリーガルで現役ホストの茅野(三浦翔平)が入手したローズブライダルのサクラ女性がやり口を語る動画を証拠として突き付けるも、被告側弁護士で翔子の元同僚・海崎(向井理)は、違法な方法で集めた証拠で信用できないと主張。結局、証拠は不採用になり、判決は原告側の訴えを棄却した。

 翔子は傍聴席から「裁判官、全然納得いかないんだけど」「納得できません!」「詐欺の証拠をもみ消すのが裁判官の仕事なの?」「誰の圧力? お金でももらったのかしら?」と言い放つ。ここには、翔子を潰したいFelix & Temma法律事務所の代表・天馬(小日向文世)と、そのクライアントで財政界とも通じる我妻(国広富之)が一枚噛んでいるのだろう。巨悪に立ち向かう翔子たち。なるほど、手に汗握る展開だ。

 翔子は裁判所に駆け付けたマスメディアにも「私間違ったこと言ってないわよ。詐欺師を守って被害者を見捨てる裁判官のほうがおかしいでしょ」「他にも声なき被害者が沢山いるはずなの。彼らがこのこと知ったら絶対こう言うわよ、『ふざけんなよ!』」と啖呵を切る。実は翔子はサクラを駆使してネットで今回の訴訟に注目が集まるよう仕向けていた。強敵を倒すためには「世論」を利用するしかない、と考え、先手を打っていたのだ。そして翔子が、塩見による控訴に加えて、ローズブライダルの被害者たちによる集団訴訟に挑もうとしていることが判明したところで第6話は終了した。

 第6話は、翔子が本来持っている正義感がひしひしと伝わってくるような1時間であった。最後は正義や弱者が勝つであろうことも想像できるから安心して見ていられる。「悪者がやっつけられるのが見たい」視聴者にとってはうってつけのドラマといえる。翔子率いる京極法律事務所の面々も個性的でドラマの魅力を増している。

 しかしやはり気になるのは、今回の「婚活詐欺」の設定も、結婚を焦る冴えない男、男を騙す六本木キャバ嬢や悪徳結婚相談所、とテンプレをなぞるような「分かりやすさ」であること。第7話は「男たちの“me too”運動」に発展するそうだ。もちろん結婚詐欺は犯罪で、その被害に遭う男性たちは救済されるべきだろう。痴漢冤罪もそうで、冤罪にもかかわらず証拠をでっち上げられたり、不当に逮捕され拘束されるような事態はおかしい。一方で、「典型的」な悪女や犯罪者、想像力を働かせなくてもわかる犯罪の動機(金目的など)等、分かりやすさを追求した結果、視聴者の固定観念を強化してしまう懸念を孕む。分かりやすさでウケているこのドラマだが、様々な社会的規範や固定観念を解きほぐそうという試みの対極にあるコンテンツだと言えるだろう。

「セックスしない夫婦は今後も増え続ける」精神科医・阿部輝夫氏が語る日本の“セックスレス問題”

 近年、カラダの関係がない“セックスレス夫婦”が増え続けているという。日本性科学会が1994年に定義したところによると、セックスレスとは「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクト(性的なふれあい)が1カ月以上ないこと」を指すが、一般社団法人日本家族計画協会が2017年に発表した「男女の生活と意識に関する調査」において、調査対象の20~69歳で「セックスレス」と回答した夫婦は、過去最高の47.2%だったとのこと。「約半数の夫婦がセックスレス」という現況は、多くのメディアによってセンセーショナルに取り上げられ、「セックスをしない日本人」のイメージがより広まった印象だ。

 今回、1991年に初めて「セックスレス」という言葉を提唱し、長年、セックスレスに悩む人たちの治療にあたってきた、あべメンタルクリニック院長の阿部輝夫氏に取材を行った。阿部氏の目に、セックスレス夫婦の増加はどう映るのか。セックスレス治療に訪れる患者の傾向をお聞きするとともに、世間がセックスレス問題をどう受け止めているかについての見解を伺った。

27年前には想定できなかった事態

――「日本人の約半数の夫婦がセックスレス」という調査結果について、先生はどのように思われますか?

阿部輝夫先生(以下、阿部) 悲しいですね。セックスレスの定義に沿った調査のようですから、半数近い夫婦が、性器的な結合も然ることながら、セクシャル・コンタクトすらないというのは、どうなってしまったんだろうと思います。私がセックスレスを提唱した91年当時には想定できなかったようなことが、現実に起きていると感じます。

――阿部先生は長年、セックスレス治療に取り組まれてきましたが、来院する患者さんにはどのような方が多いのでしょうか。

阿部 やはり「子づくりのためにセックスを取り戻したい」という30代後半の夫婦からの相談は多いですね。また、40代の妻が「このままセックスなしに人生を終えるのはイヤだ」と夫を連れてくるパターン。夫側はマスターベーションで十分だと思っているものの、妻は「女性として見られたい」という思いから、子づくりのためではない、男女としての夫婦のセックスを求めている……というケースです。

 それから、性嫌悪症の男性。性嫌悪症とは、性行為はもちろん、性的な事柄そのものに嫌悪感を抱くことで、『セックスレスの精神医学』(筑摩書房、2004年)にも急増していると書いたのですが、こうした相談は変わらずあります。私自身、近年は広報活動を控えていますが、昔の本やネット記事などを参考に、性嫌悪症だと自己診断して、当院に来られる男性は依然として多いです。

――男性の性嫌悪症とは、具体的にどのような症状なのでしょうか?

阿部 まず性障害は、次のような病型に分類できます。

1)生来型:その性機能不全が、初めての性体験からずっと存在し続けている場合
獲得型:その性機能不全が、ある時を契機に現れた場合

2)全般型:その性機能不全が、ある特定の刺激・状況またはパートナーに限られていない場合
状況型:その性機能不全が、ある特定の刺激・状況またはパートナーに限られている場合

3)心因型:心理的要因による性機能不全
複合型:心理的要因のほかに、身体疾患や薬物などが関与している場合

 増加している男性の性嫌悪症は、「獲得型」かつ「状況型」で、妻に対する愛情の質の変化によって、妻に限ってのみその気が起こらないケースです。一緒に暮らすうちに、妻が母親や妹、マスコットなどに思えてきて、性的な対象ではなくなってしまう……という。夫婦仲はすごくいいし、妻がかわいくて仕方がないんだけど、たとえ妻の裸を見ても性的魅力を感じず、ムラムラもしないんですね。でも、性的な欲求自体はあるから、マスターベーションはするし、人によっては婚外セックスをしていることもあります。

――男性の性嫌悪症は、受診で改善できるのでしょうか?

阿部 男性の性嫌悪症は、性欲低下症と同じくらい、最も治りにくい症例の1つなんです。以前は女性に多かったのですが、ここ数十年で男性の性嫌悪症が国内外を問わず増えたことで、さまざまな論文が出されました。しかし、治療しても改善が見られないことから、20年ほど前からほとんど論文が出なくなってしまったんです。それに伴い、アメリカの『DMS(精神疾患の診断統計マニュアル)』の5版からは、性嫌悪症が「性機能不全群」の項目から削除され、「他の特定される性機能不全」にまとめられてしまっています。ただ、4~5年前にできた抗うつ剤「エスシタロプラム」が男性の性嫌悪症にも効果が見込めるとなって、当院でも、エスシタロプラムを使用した患者さんの多くは、より改善が見られています。

――具体的にどのような治療をしていますか?

阿部 面談で、結婚年数、子どもの有無、セックスレス歴、妻をどう思っているかなどをヒアリングし、カウンセリングを中心に進めます。また、「妻を性的な目で見る」「昔の妻や、当時のセックスを思い出しながらマスターベーションをする」など、段階的にレベルアップしていって、最終的には夫婦での行為に至れるような宿題も出していきます。薬を使った方が、妻を性的な目で見ることへの抵抗感が早くなくなるようで、成功するスピードも確率も上がっていますね。

――改善には夫婦間での理解がないと難しいような気もします。

阿部 中には、妻が「私は悪くない。あなた1人で治して来て」というケースもありますが、いざというときには、やはり2人での話し合いが必要になってくるので、揃っての受診をお願いしています。ただ、男性の性嫌悪症が原因でセックスレスになっている夫婦は、先ほども述べた通り、愛情の質が変わっただけで仲はいいことが多いので、最初から揃って来られる方も少なくありませんよ。セックスレスについては、夫婦2人だけで話し合うと喧嘩してしまい、その話題自体を避けるようになることも少なくないようです。そのため、第三者を交えての建設的な話し合いの方がスムーズにいきやすいでしょう。

――女性が男性と同じような性嫌悪症になるケースも増えているのでしょうか?

阿部 そもそも女性の性嫌悪症は、「誰とでも嫌」という「全般型」が多いです。夫にのみという「状況型」でいうと、男性同様、「夫に愛情はあるものの、父親のように見えて性嫌悪症になる」といったパターンもありますが、夫の浮気や乱暴なセックス、あとは度重なる夫の勃起障害により、こちら側がその気になっているのにうまくいかないことが繰り返されたなど、不安や外傷体験から性嫌悪症になるケースの方が圧倒的に多いです。そのため、夫とはできないけれど、不倫相手とならできるという女性も少なくないですよ。

――ほかに女性の性障害で、近年見られる傾向はありますか?

阿部 性欲低下症で受診する女性は増えていますね。夫側が困って妻を連れてくるケースと、妻自身が「なんか不自然」「このまま歳をとっていくわけにはいかない」などと感じて自発的に来られるケースの両方があります。患者数が増えた背景には、女性の性が開けてきたことも関係しているのかもしれませんね。ただ最近では、30代などの若い女性も多いことから、仕事が忙しく、疲れやストレスが溜まり、性欲を司る男性ホルモンが低下して、欲求が湧かなくなっているということもあり得ると思います。

――女性側が原因のセックスレスでは、性欲低下症が一番多いですか?

阿部 いえ、私のクリニックで最も多いのは、「性器骨盤痛・挿入障害」です。幼少期の教育などから、セックスすると女性器が「破ける」「大量出血する」などのイメージを持ってしまい、恐怖心から、触れられるだけでも痛みを感じるケース。もしくは、ある時の経験をきっかけに痛みを感じるようになるケース。前者が「生来型」で後者が「獲得型」です。どちらも治療で100%治せるのですが、生来型の方はなかなか手ごわいですね。とある産婦人科医の話ですが、娘さんが生来型の性器骨盤痛・挿入障害で、結婚後もセックスができなかったため、下半身の痛みを感じなくする腰椎麻酔をしたのですが、娘さんは「痛い」と言ったんだそうです。実際には感じない痛みを、脳が感じてしまったんですね。

 なお性器骨盤痛・挿入障害の治療は、宿題を出しながらのカウンセリングが中心となります。宿題は、自分の性器を手鏡などで見て構造を理解してもらう「自己身体観察」から始め、コンドームを被せた綿棒2本など、細い物から挿入練習をしていき、最終段階では、挿入せずに性器同士の触れ合いを意識する「ノン・エレクト法」から、性行為へとつなげていきます。

―― 一口にセックスレスと言っても、その人それぞれに、さまざまなケースがあることがわかりましたが、セックスレス夫婦が増加の一途をたどる社会的背景について先生はどのように思われますか?

阿部 深夜まで営業している店の増加や、ネットの普及などで、セックス以外に楽しいことが増えていることも一因かもしれませんね。また、“草食男子”という言葉が定着するほど優しい男性が増えている印象がありますが、例えば女性が「痛い」と言ったら、すぐにやめてしまうような人も多いようです。本来なら、コミュニケーションを取りながら、セックスを継続できるように工夫していくものですが、そのコミュニケーションを面倒に感じてやめてしまうという。それこそネットで簡単にエッチな画像や動画が手に入るから、マスターベーションで十分と感じていたりする男性が増えていることも、セックスレスに拍車をかけているのかなと感じます。ただ、一方で、女性遍歴何百人とか、風俗大好きとか、セックスフルな男性もいて、両極端な印象もあります。程よい中間層が少ないんです。男性側の話になってしまいましたが、この両極端という傾向は、女性にも見られることです。

――セックスレスの増加に伴って、相談件数も増えているのでしょうか?

阿部 うちのクリニックの相談件数でいえば、減っていますね。もしかしたら、セックスレスでも問題ないと感じている夫婦が増えているということなのかもしれません。以前はオルガズム障害で受診する女性も多かったのですが、近年はほとんどいなくなりました。感じない女性がいなくなったのかもしれませんが、恐らく、感じなくても困らない女性が増えたということの表れなのでしょう。

――今後、セックスレス夫婦の増加が止まったり、減少に転じたりする可能性はあると思いますか?

阿部 どうでしょうか……。最近の傾向を見ていると、「それでもいい」とセックスレスを問題視していない人が増えているようですし、恐らく日本では、セックスレス夫婦は増えていくんだろうと思います。「子どもがほしいけどセックスレス」という夫婦も、医療の力に頼るようになっているみたいですから。「セックスで人生が豊かになる」という視点は、どんどん減っていきそうですね。その夫婦の価値観だから、両者が納得していれば、何もお節介しなくていいとは思います。ただ本音を言えば、セックスレスによって少子化が進み、いずれ労働人口が減って、日本が成り立たないようになったらと思うと、寂しいかなとは感じてしまいますけどね。
(取材・文=千葉こころ)

阿部輝夫(あべ・てるお)
1944年宮城県生まれ。順天堂大学医学部卒。医学博士。順天堂大学精神科助教授、米・コーネル大学精神科Human Sexual Program研究員、順天堂大学付属浦安病院勤務を経て、96年に「あべメンタルクリニック」を開業、同院長。

「本人役?」「普段と何も変わらない」『リーガルV』6話、武井壮の登場に爆笑続出

 11月29日夜9時から第7話が放送される、米倉涼子主演の『リーガルV ~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)。視聴率は第5話まで15%越えを記録していたが、第6話は14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となった。

 同ドラマは、弁護士資格を剥奪された元弁護士・小鳥遊翔子(米倉)が「京極法律事務所」を立ち上げ、大手事務所の弁護士に立ち向かっていく物語。小鳥遊はペーパー弁護士・京極雅彦(高橋英樹)やあがり症の若手弁護士・青島圭太(林遣都)など、“ワケあり弁護士”たちをスカウトし、自由奔放なやり方で法廷を支配する。

 第6話では、不動産トラブルを抱えた男性・塩見一郎(矢部太郎)が「京極法律事務所」に訪ねてくるシーンからスタート。塩見は、高級結婚相談所「ローズブライダル」で出会った女性・藤原夏純(逢沢りな)と共に暮らすため、3000万円の土地を一括で買ったというのだが、後から日当たりも悪く騒音もひどい土地であることが判明。そして、結婚を約束したはずの夏純とも音信不通になってしまったという。

 塩見の話を聞いて結婚詐欺に違いないと確信した翔子たちは、夏純を訴えるべく立ち上がるが、「ローズブライダル」からは個人情報の提供を拒否されてしまう。そこで、パラリーガルの伊藤理恵(安達祐実)が「ローズブライダル」に潜入し、夏純の身辺調査を行うことに。しかし、調査よりも自分自身の婚活に乗り気になってしまった理恵は、事務所での報告を終えると「今から本命とのお見合いです!」と宣言して相手男性のもとへ。理恵が本命と呼んだ相手は、力自慢の男性・野村雅也(武井壮)。しかし野村は、レストランの席についた途端、「第1希望の女性から連絡があった」と言い出し理恵を置き去りに。

 するとその後、野村の本命相手も夏純であったことが判明。彼もまた、夏純に騙されていた被害者だったのだ。そこで、翔子や青島は団結して夏純を訴えることを決めるが、調査を進めるうちに夏純は「ローズブライダル」とグルであることが発覚。「ローズブライダル」はサクラ会員や自己啓発セミナー、不動産業者など多くの人間と手を組み、何も知らずに入会した会員たちを巧みに騙し続けていたのだ。

「理恵と野村はレストランに入ってから、しばらく和気あいあいと会話をしていました。しかし会話の内容は、僻地でゴリラに遭遇した時の対処法。ゴリラの特徴や効果的な技を身振り手振りで解説する野村には、『普段の武井さんと何も変わらない』『本人役かと思った』『“大体のゴリラはいけますね”って』『理恵さんの趣味がちょっとわからない(笑)』と視聴者から爆笑の声が上がりました」(芸能ライター)

 第7話で翔子は、「ローズブライダル」に対して集団訴訟を起こすことを決め、青島と共に被害者たちへ向けた説明会を開くことに。被害者の中には人気コメンテーター兼社会学者・高市哲也(野間口徹)の姿もあり、翔子は彼を利用して世間の注目を集めようと計画。しかし高市は、自分が騙されたことを認めようとせず、さらにはほかの被害者たちも二の足を踏むばかり。その結局、集団訴訟は暗礁に乗り上げてしまう。

「これまでの『リーガルV』は1話完結の形でしたが、今回の事件は2週に渡って描かれることに。ライバル事務所『Felix&Temma法律事務所』との対決も本格化しており、『次回で大逆転してほしい』『この裁判がクライマックスにどうつながるのか楽しみ』と期待の声が上がっています」(同)

 翔子率いる京極法律事務所は、最大の敵に勝つことができるのか。今後も目が離せない。