さらば築地市場──新旧巨大市場の全貌を紹介した『市場をゆく』

 10月11日、豊洲市場が開場した。築地から豊洲への移転が決定してから17年。石原慎太郎氏→猪瀬直樹氏→舛添要一氏→小池百合子氏と4都知事の交代を経て、二転三転した市場移転だが、紛糾した土壌汚染問題に加え、腐敗臭が漂っている、地下水位が上がりやすい、通路や店舗スペースが築地に比べて狭いなど、いまださまざまな問題を抱えている。10月15日には、ターレ(荷役用運搬車、ターレット)の荷台に乗った70代女性が事故により負傷するというニュースも報じられた。

 いくつかの不安材料を抱えた新市場だが、その実態はどのようなものなのだろう。『市場をゆく』(イカロス出版)は、そんな知られざる市場の機能を解説したMOOK本だ。閉場した築地市場、新たに開かれた豊洲市場、戦後間もない頃の闇市や、金魚や馬の専門市場など、市場のすべてを全5章にわたって仔細に紹介している。市場用語集や“せり”のハンドサインなど、マニアックな情報も掲載され、楽しい一冊となっている。

 件の豊洲市場は、青果棟、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟の3つの棟を中心に構成され、市場全体の広さは約40万平方メートルと、築地市場の約1.7倍。主な特長として「建物全体を閉鎖型にし、商品の適温管理(コールドチェーン)を可能にした」「従来の市場とは違い、仕入れと出荷の流れを一方向に整理し、物流をスムーズにした」「卸売場棟と仲卸売場棟の間に巨大な連絡通路が通り、運搬車に乗ったまま移動できる」「見学デッキを設け、観光客の安全な見学を実現」など、新しい技術が導入されている。また、都心と結ぶ幹線道路「環状2号」が11月4日に暫定開通し、銀座の隣であった築地市場に比べ、渋滞も大幅に改善されている。

 東京五輪後の2023年には、食を中心とした観光施設「千客万来施設」も開業される予定で、豊洲市場のさらなる発展が見込まれている。諸問題がうやむやにされないことを祈りつつ、新市場の今後を見守っていきたい。
(文=平野遼)

さらば築地市場──新旧巨大市場の全貌を紹介した『市場をゆく』

 10月11日、豊洲市場が開場した。築地から豊洲への移転が決定してから17年。石原慎太郎氏→猪瀬直樹氏→舛添要一氏→小池百合子氏と4都知事の交代を経て、二転三転した市場移転だが、紛糾した土壌汚染問題に加え、腐敗臭が漂っている、地下水位が上がりやすい、通路や店舗スペースが築地に比べて狭いなど、いまださまざまな問題を抱えている。10月15日には、ターレ(荷役用運搬車、ターレット)の荷台に乗った70代女性が事故により負傷するというニュースも報じられた。

 いくつかの不安材料を抱えた新市場だが、その実態はどのようなものなのだろう。『市場をゆく』(イカロス出版)は、そんな知られざる市場の機能を解説したMOOK本だ。閉場した築地市場、新たに開かれた豊洲市場、戦後間もない頃の闇市や、金魚や馬の専門市場など、市場のすべてを全5章にわたって仔細に紹介している。市場用語集や“せり”のハンドサインなど、マニアックな情報も掲載され、楽しい一冊となっている。

 件の豊洲市場は、青果棟、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟の3つの棟を中心に構成され、市場全体の広さは約40万平方メートルと、築地市場の約1.7倍。主な特長として「建物全体を閉鎖型にし、商品の適温管理(コールドチェーン)を可能にした」「従来の市場とは違い、仕入れと出荷の流れを一方向に整理し、物流をスムーズにした」「卸売場棟と仲卸売場棟の間に巨大な連絡通路が通り、運搬車に乗ったまま移動できる」「見学デッキを設け、観光客の安全な見学を実現」など、新しい技術が導入されている。また、都心と結ぶ幹線道路「環状2号」が11月4日に暫定開通し、銀座の隣であった築地市場に比べ、渋滞も大幅に改善されている。

 東京五輪後の2023年には、食を中心とした観光施設「千客万来施設」も開業される予定で、豊洲市場のさらなる発展が見込まれている。諸問題がうやむやにされないことを祈りつつ、新市場の今後を見守っていきたい。
(文=平野遼)

『今日から俺は!!』初の視聴率2ケタ&「視聴熱」週間1位獲得 人気の秘密はDA PUMPと共通?

 25日、賀来賢人主演ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)の第7話が放送され、放送開始から初の2ケタ台となる平均視聴率10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。さらに、WEBサイト「ザテレビジョン」の集計による、SNSなどの視聴者動向を元にした“視聴熱”ランキングのウィークリー部門(11月19~25日)において初の1位を獲得し、注目度が高まっている。

「“今日俺”という愛称が浸透しつつある同ドラマは、1980年代の千葉を舞台にした同名のヤンキーギャグ漫画が原作です。初回から平均視聴率9.8%、視聴熱のデイリーランキングで3位と健闘し、回を重ねるごとに注目度はアップしていました。第7話に関しては、原作で1位2位を争うほど人気のエピソードのため、初の視聴率2ケタを予想する声は多かったのですが、期待通りの結果にプラスして、安藤サクラがヒロインを務めるNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』を抑えての視聴熱週間1位も獲得したため、『これはシリーズ化確定では?』『映画化も希望する』などと、ファンは盛り上がりを見せているようです」(芸能関係者)

 今クール、日本テレビ系列のドラマで最も期待されていたのは、恐らく2016年にヒットしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の主演・新垣結衣×脚本家・野木亜紀子コンビによる『獣になれない私たち』だっただろう。しかし、同作品の7話終了時点での全話平均視聴率は8.8%。それに対して『今日俺』は9.4%と上回っている。識者の間では、この予想外(?)の健闘ぶりと、今年再ブレークを果たしたDA PUMPとの共通点を指摘する声も上がっている。

「29枚目のシングル『U.S.A.』(SONIC GROOVE)のヒットによって年末のNHK紅白歌合戦の出場を決めるなど、再ブレークを果たしたDA PUMPですが、その背景には、歌詞や振り付けの微妙なセンスと、メンバーのパフォーマンス・スキルの高さが絶妙なバランスでマッチした“ダサカッコ良さ”がありました。『今日俺』に関しても、賀来が演じる主人公・三橋貴志の金髪パーマをはじめ、ビジュアル的にはB級テイストながらも、脚本&演出を務める福田雄一氏に鍛え上げられた実力派揃い、という点が好結果に繋がっているのではないでしょうか」(同)

 原作コミックの単行本は全38巻あり、今月24日発売のコミック誌「サンデーS(スーパー)」(小学館)において特別編の連載がスタートするなど、エピソードには事欠かない『今日俺』。少女コミックの映像化が乱発する業界の流れを変えるようなキラーコンテンツとなるか、注目が集まる。

吉岡里帆、2019年カレンダーが不評!? みかん大量喰い、球体に顔入れて……珍テーマ続出にファンも困惑

 最近、何をやってもバッシング状態の女優・吉岡里帆。そんな吉岡がこのたび、「吉岡里帆 2019カレンダー」を発売した。

 吉岡は11月19日、自身のInstagramにて「『吉岡里帆 2019カレンダー』発売。今年もれもんらいふの千原徹也さんにアートディレクションをして頂きました!色の世界へ月ごとに染まっています。今年も勿論特大サイズ」というコメントとともに、カレンダーの表紙と3カットの写真を掲載。それぞれオレンジをテーマにこたつで大量のみかんを食べているショット、アバンギャルドな赤のワンピースを着ているショット、球体の顔を入れて斜め上を見上げる顔のアップのショットなど、個性的な仕上がりとなっている。

「吉岡さんの昨年のカレンダーは、自然光の中で釣り堀にて釣りをしていたり、遊園地でデートしている風だったりと、清楚な魅力が満載で完全に男性ファンを意識した作りで、女性タレント全体で10位にランクインする売り上げを誇っていました。しかし今回は、完全にアートなコンセプト。ファンに向けてというよりは、本人の趣味嗜好がかなり入っている仕上がりですね」(テレビ局勤務)

 このカレンダーについて、ネットでは「吉岡里帆ちゃんに良さが出てない。のん(能年玲奈)っぽい写真だよね」「カレンダーの全部似合ってないよ。こういう顔の人は木漏れ日の中でほほ笑むとかそっち系でしょ」「普段のほうがかわいい」「どんぎつねコスのカレンダーの方が絶対売れるよ」と辛辣な声が続出するなど、評判はイマイチの様子だ。

 さらに、このカレンダーでは顔アップのショットがあるのだが、そこに映る吉岡の右目の目頭の切れ込みが目立つというのもあり、「この子、向かって左(右目)の切開やりすぎだよね」「最後の目頭怖すぎます! アップはきつい」と、根強く囁かれる整形説まで再燃してしまっている状況だ。

「流出している学生時代の写真と比べると、吉岡の目元の目頭の切れ込みが鋭くなっているという説は昔からありますが、確かにカレンダーで使用されている写真では、目頭の切れ込みが目立ってしまっていますね。このショットは使用しないほうが良かったかも(笑)。水着ショットも一応ありますが、胸の谷間などがまったく見えず、しかもポージングもセクシーなものではないので、男性ファンにとってはあまりおいしくないカレンダーと言えるでしょう。この仕上がりで昨年よりランキングが上にいったら、本当に人気があるということになると思いますが……」(芸能事務所勤務)

 主演した映画、ドラマともに大コケしてしまい、今年は吉岡にとって苦しい一年となってしまった印象があるが、このカレンダーの売り上げで巻き返しを図ってほしいところだ。

Koki,映画未出演で映画賞受賞に失笑の嵐! カーオブザイヤー、レコード大賞……「次回受賞」大喜利が開始

 木村拓哉と工藤静香の次女でモデルのKoki,が、「ELLE CINEMA AWARDS 2018」の「エル・ガール ライジングスター賞」を獲得。11月26日に東京都内で行われた授賞式に出席した。

 今回Koki,が受賞したのは、エンタメ界において今年最も輝いており、これからの活躍を応援したい女性に贈られる映画の賞。2015年の創設以来、映画未出演の受賞者は初めてとのこと。

 受賞の感想を問われたKoki,は「とても光栄に思います」と述べ、続けて「もっともっと経験を重ねて、いろいろなキャラクターを演じられるモデルになりたいと思います」と抱負を語っていたのだが……。

「今回の受賞に、ネットでは『どうして?』と失笑の嵐です。Koki,さんをモデルデビューさせた『ELLE』を出版しているハースト婦人画報社は、会社全体でKoki,さんをバックアップしており、現在、知名度と価値を上げて看板モデルに育てようとしている。今回の受賞はその一環なんでしょうが、映画出演がないのに映画賞とは、無理矢理感満載。少々やりすぎですよ。せめて、“ネイルが似合う”“花が似合う”とか“父親譲りでジーンズが似合う”とかなら、世間も『そうなのかな?』で済んだのに。ネットでは、流行を発信するファッション誌である『ELLE』自体が『胡散臭い!』との声も上がっており、致命的なダメージを受けている状態ですよ」(ファッション誌編集)

 他の受賞者といえば、女優の寺島しのぶ、俳優の東出昌大、映画監督の三島有紀子と、当然ながら有名映画関係者ぞろい。寺島が主演した日米合作映画『オー・ルーシー!』は「第33回インディペンデント・スピリット賞」において、新人作品賞、主演女優賞にノミネート。また東出が主演した映画『寝ても覚めても』も、「第70回カンヌ国際映画祭」に出品され国内外で評判も良く、今回の受賞は納得といったところ。しかし、そんな中にKoki,の名が加わるととなると、世間の反応も冷ややかになってしまうのは仕方ないだろう。

 また、“ゴリ押し”に関しても「ここまでくると恥ずかしいレベル!」「コネもなく頑張っている若手の女優やモデルに失礼」との指摘が業界内外から聞こえているもの事実だ。

「ちなみに、ネットでは『次は一体、何の賞を受賞するのか』ということが話題になっています。『お金を払えばもらえる“モンドセレクション”』『歌ってもいないのに歌手を両親に持つから“レコード大賞”』『父親に続いて“ベストジーニスト”』『いやいや、免許持てない年だけど“カーオブザイヤー”じゃない?』などなど。大いに“バカにされている”模様です」(同)

 突拍子もない受賞でゴリ押し感を強めたKoki,。まだまだ、親の知名度にあやかった特別待遇は続きそうだ。

Koki,映画未出演で映画賞受賞に失笑の嵐! カーオブザイヤー、レコード大賞……「次回受賞」大喜利が開始

 木村拓哉と工藤静香の次女でモデルのKoki,が、「ELLE CINEMA AWARDS 2018」の「エル・ガール ライジングスター賞」を獲得。11月26日に東京都内で行われた授賞式に出席した。

 今回Koki,が受賞したのは、エンタメ界において今年最も輝いており、これからの活躍を応援したい女性に贈られる映画の賞。2015年の創設以来、映画未出演の受賞者は初めてとのこと。

 受賞の感想を問われたKoki,は「とても光栄に思います」と述べ、続けて「もっともっと経験を重ねて、いろいろなキャラクターを演じられるモデルになりたいと思います」と抱負を語っていたのだが……。

「今回の受賞に、ネットでは『どうして?』と失笑の嵐です。Koki,さんをモデルデビューさせた『ELLE』を出版しているハースト婦人画報社は、会社全体でKoki,さんをバックアップしており、現在、知名度と価値を上げて看板モデルに育てようとしている。今回の受賞はその一環なんでしょうが、映画出演がないのに映画賞とは、無理矢理感満載。少々やりすぎですよ。せめて、“ネイルが似合う”“花が似合う”とか“父親譲りでジーンズが似合う”とかなら、世間も『そうなのかな?』で済んだのに。ネットでは、流行を発信するファッション誌である『ELLE』自体が『胡散臭い!』との声も上がっており、致命的なダメージを受けている状態ですよ」(ファッション誌編集)

 他の受賞者といえば、女優の寺島しのぶ、俳優の東出昌大、映画監督の三島有紀子と、当然ながら有名映画関係者ぞろい。寺島が主演した日米合作映画『オー・ルーシー!』は「第33回インディペンデント・スピリット賞」において、新人作品賞、主演女優賞にノミネート。また東出が主演した映画『寝ても覚めても』も、「第70回カンヌ国際映画祭」に出品され国内外で評判も良く、今回の受賞は納得といったところ。しかし、そんな中にKoki,の名が加わるととなると、世間の反応も冷ややかになってしまうのは仕方ないだろう。

 また、“ゴリ押し”に関しても「ここまでくると恥ずかしいレベル!」「コネもなく頑張っている若手の女優やモデルに失礼」との指摘が業界内外から聞こえているもの事実だ。

「ちなみに、ネットでは『次は一体、何の賞を受賞するのか』ということが話題になっています。『お金を払えばもらえる“モンドセレクション”』『歌ってもいないのに歌手を両親に持つから“レコード大賞”』『父親に続いて“ベストジーニスト”』『いやいや、免許持てない年だけど“カーオブザイヤー”じゃない?』などなど。大いに“バカにされている”模様です」(同)

 突拍子もない受賞でゴリ押し感を強めたKoki,。まだまだ、親の知名度にあやかった特別待遇は続きそうだ。

「神回」の声続出の『僕らは奇跡でできている』、榮倉奈々と視聴者がシンクロし感動の渦に包まれる

 高橋一生主演『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系)。第7話の視聴率は、7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と前回より0.8ポイントアップしました。大きなドラマも終盤に差し掛かり、序盤に蒔いた種が少しずつ咲き始めている印象です。

 今話では、相河の過去が明かされ、視聴者から「神回!」との声が続出。まずはあらすじから振り返っていきましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

■セラピスト相河、再び

 ある日、相河(高橋)の大学に虹一くん(川口和空)が遊びにやってきました。しかし、家に帰ると母・涼子(松本若菜)に塾をサボったことがバレてしまい、大事なスケッチブックを取り上げられてしまいます。翌日、虹一くんはおなかが痛いと言って学校を休みますが、マンションの2階にある自分の部屋から防災用のロープを使って家を抜け出し、再び相河に会いに来ました。

「家にいたくない」という虹一くんを相河はひとまず自宅へ連れて帰り、虹一くんを預かっていることを涼子に伝えてもらおうと、水本先生(榮倉奈々)の歯科クリニックを訪れます。ちょうどそこには、虹一くんを探しにやってきた涼子の姿がありました。

 その後、相河家に涼子と水本先生が虹一くんを迎えに来るのですが、「勉強ができないことがダメだって言ってるわけじゃないの」「いつまでも逃げてるからダメだって言ってるの」と、“ダメな子”扱いされ傷ついた虹一くんは、帰宅を拒否。その日は相河の家にお泊まりすることになりました。

 翌日、相河は虹一くんを森へ連れていきます。リスがかじったクルミを見つけたり、バードコールを使って鳥たちと会話をしたり、得意な絵を描いたり、顔や服に土をつけながら、思いっきり森を満喫した虹一くん。相河家に帰ると、涼子と水本先生が待っていました。

 人と違うところが悪目立ちしてしまうという虹一くんに、母親として“やればできる”ということを教えてあげたいという涼子。でも、教科書を読むと頭が痛くなったり、しきりに瞬きをする虹一くんを知っている相河は、「やれないのかもしれない」と言います。でも、それは「(勉強を)やりたくないからですよ」と、涼子は受け入れようとはしません。

 その瞬間、怒っているような、悔しそうな、悲しそうな……なんともいえない表情をした相河は、自分の小さい頃のことやおじいちゃん(田中泯)に言われたある言葉に救われたことを、言葉を探しながら、ゆっくりと話しました。

 数日後、涼子と水本先生が相河の家にやってきました。病院で目の検査をしたところ、虹一くんは光に対する感受性が強く文字を読むときにストレスがかかってしまうそうです。その夜、「ダメなお母さんでごめんね」と謝る涼子に、虹一くんは、

「朝起こしてくれる」「ご飯を作ってくれる」「もしものときのためにベランダからロープで逃げる練習をしてくれる……」

 と、西野カナの歌詞みたいに“お母さんのすごいところ”を100個を挙げ始めます。「ダメな子」だと言われ傷ついた虹一くんに相河がしてあげたように、今度は虹一くんが「ダメな母親」と自分を責める涼子を「ダメじゃない」と認めてあげるのでした。

 その頃、相河家では家政婦・山田さん(戸田恵子)の計らいで、2人っきりで夕飯を共にする相河と水本先生。本当に虹一くんのすごいところを100個言ったのか疑う水本先生に、「水本先生のすごいところも100個言えます」と、相河は指を折りながら「時間を守ります」「会ったとき『こんにちは』って言ってくれます」とひとつひとつ挙げていきます。水本先生も泣きながら、自分自身を褒めてあげるのでした。

 水本先生が帰った後、家に戻ってきた山田さんに、相河から「僕と水本先生をどうしたいんですか?」と案外鋭い質問が。2人の結結婚式を一人で妄想し始める山田さんに、「僕は山田さんから生まれたんですよね?」と相河がさらに衝撃の質問をくりだすという『僕キセ』始まって以来のシリアスな雰囲気で今話は終了です。

■相河の“ウサギ”だった過去

 子どもの頃、人と同じようにできなくて怒られたり、周りからばかにされてきたという相河。中学生のときに入った理科クラブでの研究で初めて先生に褒められたのが嬉しくて、「すごい」と言われたいから研究を続けました。1話で水本先生は、カメを見下し、自分はすごいと証明したくて走るイソップ童話のウサギだと言った相河ですが(レビューはこちらから)、彼自身もまた、昔はウサギだったワケです。

 でも、“生き物のことだけは絶対に負けたくない”と思ううちに、プレッシャーからか研究も楽しくなくなり、つらいと感じるようになったそうです。そんなときにおじいちゃんに言われたのが、「やりたいならやればいい。やらなきゃって思うならやめればいい」という言葉。ウサギだった相河に、自分にしか見えない世界を楽しむためだけに前に進む、カメとしての生き方を教えてくれました。

「理科ができてもできなくても、僕は居てもいいんだなあって思いました」

「やれないことがたくさんありましたが……、今もありますが、やりたいことがやれてありがたいです」

 と、泣きながら、一生懸命涼子に伝えようとする姿に、視聴者からは「つらかった思いが一気に蘇ってきたんだろうな」「涙腺崩壊した」と、感動の声が。また、「高橋一生素敵だな」「演技上手いね~! 役に入ってる!」と、その演技を称賛する声も。

 確かに、自分の過去を話すときのちょっとだけ震えた声や強張った表情、無理して笑おうとして口元が震えていたり、そういう姿はまるで役と同化しているようで、初回のレビューで、「まるで高橋一生のPVのようなドラマ」と書いてしまったことを後悔したくなるくらいの名演技でした。

 

■否定せず、認めてあげること

 7話の見どころはそれだけではありません。相河が水本先生のすごいところを挙げるシーン。時間を守ったり、あいさつをしたり、相河が言うことは誰でもできることのように思えます。でも、「誰でもできることは、できてもすごくないんですか?」という相河には、水本先生と同じように、ハッとさせられた視聴者が続出。

「『すごいところ』って、『人より優れているところ』ってことじゃないんだな」「神回すぎて号泣」「当たり前のことでもすごいと褒めて感謝してくれる人がいたら強く生きていけるよね、自分もそうありたい」と、大絶賛されていました。

 序盤こそ「感じ悪い」との声が寄せられていた榮倉奈々ちゃん演じる水本先生も、5話でうっかり相河の前で泣いてしまってからは、煙たがっていた相手の家を自ら涼子と一緒に訪れたり、虹一くんのことでダメな母親と思われないか怖かったと涼子が母親としての不安を吐き出したときも、「誰がそう思うんですか?」と相河と言葉を被せたり、だいぶ変化を見せています。

「朝自分で起きます」「忙しくてもメイクをします」「一人で焼肉屋に入ります」と、相河に続けて自分のすごいところを挙げるときも、涙こそ流しているものの、表情は明るく、幸せそうに笑っていました。以前のような、トゲトゲしさはありません。相河の言葉で自信を取り戻しつつある水本先生は、「回を重ねるごとに大切なことに気づかされる」という視聴者たちの姿とシンクロしているように思えました。

「完全」ではない登場人物たちを決して否定することなく、疑問を投げかけることで相手に気づかせるというストーリーが、優しく胸に響いてくるこのドラマ。これまで批判めいたことも書いてきましたが、この7話を観て、改めて、いい作品だなあと感じました。

 さて、ラストに爆弾発言を残した相河ですが、今夜放送の8話では、山田さんとの関係がついに明らかになるそうです。物語もいよいよラストスパート、ますます目が離せなくなりそうです。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

【中国未解決事件簿】政府要人の口封じ説も……北京人気ホステス殺害事件

 事件は、GDPが18兆元(約294兆円)を超えるなど、中国が急速な経済成長を謳歌していた2005年に起きた。

 舞台となったのは、当時、北京市朝陽区で営業していた、中国随一の高級ナイトクラブ「天上人間」だ。このナイトクラブでは、ルックスや接客など、厳しい審査を突破した女子大生やモデル数百名がホステスとして所属していた。

 その中でも身長172cm、体重45kgという抜群のスタイルを武器に、不動のナンバーワンの座に君臨していた人気ホステス、梁海玲が自宅で遺体で発見されたのは、同年11月13日のことだった。

 死因は首を絞められたことによる窒息死で、警察は殺人事件として捜査を開始。その中で明らかとなった梁の赤裸々な私生活も話題に上がった。梁には年下の2人の“ヒモ”がおり、2人に毎月それぞれ2万元(約32万円)を手当として渡していたという。人気ホステスの座に10年にわたって君臨していた彼女の資産が1,000万元(約1億6,000万円)に上ることも驚きをもって報じられた。

 そんな梁を殺害した犯人として、まず初めに疑いの目を向けられたのは交際していた2人の“ヒモ”たちだ。しかし、現金や金目の物などがなくなっていないこともあり、彼らは事情聴取をされたものの、シロであると断定されたのだった。

 また、「天上人間」の関係者に疑いの目を向ける報道もあったものの、捜査が進んでも動機やアリバイの点で疑わしい人物は見つからず、結局、未解決のまま迷宮入りしてしまったのである。

 同事件がコールドケースとなった今、ひそかにささやかれているのは「政府要人による口封じ説」だ。

 人気ホステスだった梁は、多くの政府幹部職員を顧客に持っていた。そこで、何かのきっかけで機密情報を知ってしまった梁を、要人や政府関係者が暗殺したのではないかというのだ。実際、「天上人間」には、政府高官を専用に接待するVIPルームが存在しており、主に中国共産党高級幹部の師弟派閥“太子党”関係者が多く通っていたことも明らかとなっている。また、10年も同店に勤めていた梁だが、捜査中には生前の写真などが一切公開されなかったことも、さまざまな臆測を呼ぶ一因となっている。

 事件発生から5年後の2010年5月、「天上人間」は、管理売春を営んでいた容疑や消防法違反などで営業停止処分を受け、その後、閉店している。今月で事件から13年の歳月が経過したが、犯人は野放しにされたまま、もしかすると今頃、何食わぬ顔で権力の中枢にいるのかもしれない。
(文=青山大樹)

大塚愛の離婚は正解——「女性自身」が報じた、元夫と不倫相手をめぐる恐怖の真相

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 驚きの一報が。元貴乃花親方と景子夫人が離婚していた。暴力騒動以降、不仲説などが飛び交っていたが、とうとう、という感じだ。今のところ景子夫人への同情論が多く見受けられるが、その原因に靴職人の息子の存在が。今後も要注目!

第438回(11/22〜11/27発売号より)
1位「大塚愛 離婚の驚真相『夫の不倫恋人が自宅を強襲』卑劣すぎる警察トラブル」(「女性自身」12月11日号)
2位「米津玄師 引きこもりスタジオ生活を癒す深夜2時の『密会デート女性』!」(「女性自身」12月11日号)
3位「NEWS加藤シゲアキ 名作ドラマの呪いか!? SMAPファンからブーイング」(「週刊女性」12月11日号)
※「女性セブン」は合併号休み

 11月21日に明らかになった大塚愛と「RIP SLYME」メンバーのSUの離婚だが、早々にとんでもない事態が勃発している。その中心人物は離婚した2人ではなく、昨年SUとの不倫が報じられたモデルの江夏詩織だ。離婚成立当日、江夏は自身のインスタグラムにSUと同じメガネをかけ、大塚似せたようなポーズをして登場、大塚を挑発していると炎上騒動となったのだ。

 そんな中、「女性自身」がさらなる恐怖の騒動を報じている。それはSUと江夏の不倫が世間に発覚する以前の2016年11月、SUが不在の深夜、江夏が大塚の自宅インターホンを何度も鳴らし、警察に連行されるという事件が起こっていたというのだ。長女と2人、さぞかし恐怖だっただろう。

 不倫相手が家に乗り込んだり、子どもを狙ったりする恐怖は、これまでも何度もドラマになっているが、本当にあるんだな。ドラマでも恐怖なのだから、大塚の恐怖は想像を絶する。さらに江夏は、SUにも「別れるなら私、死ぬから!」と迫っていたらしい。あーー、かつてこうした騒動で多用されていた、いわゆる“地雷女”か。

 さらにそんな相手と不倫してしまったSUも気の毒、と一瞬思ってしまったが記事によると、とんでもなかった。問題は夫のSUも同様だったから。そんな騒動があり、不倫関係が写真誌に撮られて、挙げ句バンド活動を休止する事態となっても、SUは江夏と連絡を取り続けたという。また事態収拾に動いた大塚に逆ギレ、別居したのだ。さらに子どものためにやり直したいという大塚に「そういうの、負担だから!」と言い放つ。その挙げ句の離婚——。

 本当なら、とんだ男だ。大塚はブログで離婚の理由を「子どもの生活を守るため」としたためたが、離婚して正解だと思う。久々に恐怖とムカムカが同時に襲ってきた離婚“真相”記事だった。

 今年もっとも注目されたアーティストのひとり、米津玄師。めったに公の場にあらわられず、華やかな場が不得意で、人間関係が苦手で個人主義で、しかしイラストも映像作品もすごいという天才肌の米津に初スキャンダルだ。

 本人はこうした芸能マスコミの餌食になることは大嫌いに違いないとは思うが、しかし仕方ない。これだけ話題になってしまったのだから。『紅白』に出るかどうかも注目されているから。よって「女性自身」の目の付けどころも大変いいと思う。

 ということで、その内容だ。 11月中旬夜11時。米津は20代の中川翔子似のかわいい女性(一般人のようだ)とカフェレストランで3時間ほど過ごしたらしい。外に出てきた2人は仲睦まじい様子だったとか。そして——。2人はタクシーを拾い、向かった先は車で数分の私鉄駅近く。女性を1人で降ろして、米津は帰宅したというのだ。

 ここで大きな疑問が。女性を降ろした時間は記事によると深夜2時半だという。“私鉄駅近く”とわざわざ書いてあるということは、女性は駅に向かったのか? 電車もうないぞ!? さらに、もし女性の自宅が“私鉄駅”近くなら、なぜ自宅まで送らない。深夜に路上にひとり放置? 記事に掲載されている写真を見るとこの女性は結構若い。米津は紳士ではない?! 女性の扱いがヘタ!?

 数々の疑問が頭をよぎるが、その真相は記事を読む限りわからない。そして記事にはもう1人の女性の存在もクローズアップされているが、こちらも所属事務所の社長で家族のような存在だとか。謎の多い米津玄師、その私生活の謎はさらに深まった。

 これまで稲垣吾朗が5回出演したスペシャルドラマ『犬神家の一族』(フジテレビ系)。その主役・金田一耕助役を今度はNEWSの加藤シゲアキが演じる。12月24日のイブに。ということでSMAPファンが激怒、フジには抗議の電話やメールが殺到しているらしい。その中には“ジャニーズによるあえての戦略か?”というものも。このファンの指摘、つまり事務所の意趣返しは“あり”だと思う。フジとしても話題になるし。でも、ほかにも原因の可能性が。『ほんとにあった怖い話夏の特別編2018』(同)に稲垣吾朗がMC出演し話題になったが、これにジャニーズ事務所が不快感をあらわしたというから、そのお詫びだったりして!?

ハラスメントを未然に防ぐ「ハラミ会」が物議 飲み会でのセクハラ対策、正解はあるのか

 瀧波ユカリによる漫画作品『モトカレマニア』(講談社)に登場する「ハラミ会」をめぐってTwitter上で議論になっている。

 月刊漫画雑誌『Kiss』(講談社)で連載中、先日コミックス第2巻が発売された『モトカレマニア』は、数年前に別れた元彼の存在を引きずり、“モトカレマニア”と化した主人公・難波ユリカ/27歳のOLが、転職先で元彼と再会して……という物語だ。

 「ハラミ会」は、そんな物語の本筋ではない。ユリカの転職先で元彼も働く小規模な不動産会社の男性社員たちによる、「ハラスメントを未然(ミゼン)に防止する会」の略称だ。

 コミックス第1巻、男性社員たちは仮採用として入社したユリカに「我々は一般女性とは飲みません(ホステスなどのプロとは飲む)」「だから歓迎会はないんだ」と宣言し、「オレ達『ハラミ会』の会員だから☆」「飲みの席でうっかりセクハラする自分に嫌気がさした男たちだけで飲む会なんだ」「女性が何で傷つくかオレらにはわかんねーんだよな~」「我々のことはダメ人間だと思ってくれてかまわないんで!」という。その会社はいわゆるブラック企業ではなさそうだが、女性社員はユリカ一人だ。

 転職したてのユリカは、「今の若い世代は飲み会を嫌うと言われていますが、銭がかからぬなら話は別」というちゃっかりした思考の持ち主で、新人歓迎会でのタダ飯を期待するも、男性社員たちの「ハラミ会」宣言で期待を裏切られ、友人・ひろ美に「『セクハラしちゃうから女はお断り』っていうのもセクハラじゃない?」と愚痴る。

 前述のように、作中における「ハラミ会」の描写は物語の本筋ではなく、わずか3ページほどに過ぎない。だがTwitter上では、本筋とはほぼ関係のない「ハラミ会」をめぐり、加熱した議論が繰り広げられた。

Twitterでは「ハラミ会」歓迎が多数
 ハラミ会への賛否でいえば、Twitterでは「否」よりも「賛」が多い印象だ。「対立を煽っている」「女性を排除している」と批判的な意見もある一方で、「素晴らしい配慮」「リスク回避」「理想郷」「合理的」「お互いのため」「君子危うきに近寄らず」「女性専用車両と同じ」「男子会のようなもの」と賛同する意見が圧倒的に上回っている。

 「どこまでセーフか」「どんな言動がセクハラになるか」がわからないから、男性は女性との接点を避けるしかなくなるのだ、といった声も頻出しており、多くの人がセクハラ問題に関心を持ち警戒していることの現れだと感じた。

 他方、男女間の対立構造が見えやすいTwitterの特性からか、「リベラルやフェミが頑張った結果」「フェミニストさんたちにコストを払い続けてもメリットない」「女性を恐れて逃げ出す男が現れた」など、ミソジニーを露わにするツイートも少なくない。関係性を放棄してしまう姿勢には、強い疑問を抱く。また、同性間であってもセクハラは起こり得る。

 様々な感想が見られたハラミ会。しかし、実はハラミ会はこれで終わりではない。Twitterで拡散しているのは、『モトカレマニア』第1巻の一場面だが、第2巻ではハラミ会のその後が描かれるシーンもあるのだ。

「昔の自由」は他の誰かを縛り付けていた
 仕事を頑張ったユリカは、正社員登用されることになった。ついにユリカの歓迎会が職場のメンバーで開かれる。「ハラミ会じゃなかったの???」と不審がるユリカに、社長は「つきましては我々一同飲みの場でのふるまいも一新したく」と説明。他の社員とも事前に話し合いを済ませていたようだ。

 社長は「下ネタトークやお下劣なゲームなども封印し 難波さんが参加しても我々に合わせて無理をすることなどないように努める所存であります」と宣言。ハラミ会だった男性社員たちも納得している様子だ。

 これは、作者の瀧波ユカリが提示したひとつの解決策と言えよう。拒絶するのではなく、相互理解と配慮。酔いに任せて好き勝手な言動で相手を傷つける“自由”は保障されないが、それはよくよく考えれば、他者と付き合ううえで最低限のマナーである。

 下ネタトークやお下劣なゲームなしで、男女の別なく仕事仲間とのコミュニケーションをとる。そのこと自体を、優等生的で窮屈だと見る向きもあるだろうが、「昔は自由で良かった」と振り返るとき、その「昔」の「自由」は、傍若無人だったり暴力的だったりしたかもしれない。批判と反省を込めて「昔」を懐かしむ姿勢が求められるだろう。

 厚生労働省は事業主に対して、職場におけるセクハラ・パワハラ対策を義務づけている。11月19日には、職場のハラスメント対策の骨子案が労働政策審議会の分科会で示された。骨子案では、企業にパワハラ防止の取り組みを義務付け、就業規則などでも対応方針を明記させるほか、セクハラ対策強化として、被害申告をした従業員に解雇など不利益に取り扱うことを禁じる規定を男女雇用機会均等法に明記する考えなどが示されている。また、取引先や顧客など社外の人間からセクハラ被害を受けた際の対応にも指針設け明確化するとのことだ。世の中は少しずつ、むしろ窮屈な枠組みから解放される方向へ前進している。