「英語を仕事にできる人」と「しゃべれるけど仕事にはできない人」は何が違う?

 一言で「英語ができる」といっても色々な段階があるが、その最高峰といえるのが「仕事で英語を使える」レベルだろう。『英語がサクッと口から出る 英語の「筋トレ」4センテンス繰り返しCDドリル初級編』(主婦の友社)著者の渡部泰子氏は、帰国子女やインターナショナルスクール出身者でなく、英語の勉強は中学生からだがTOEIC985点。通訳、英語講師を仕事にしている、学習による英語のプロだ。そんな渡部氏に、前編に引き続き日本人の英語学習の問題点や、英語を仕事にすることについて話を聞く。

【インタビュー前編はこちらから】

■「英語できない」はスキルより失敗を恐れる国民性にある

――渡部さんご自身は、幼少期からガッツリ海外漬けの生活をされていたわけではないですよね。

渡部泰子氏(以下、渡部) はい。英語は好きでしたが、英語教室などもさほどポピュラーではなかったように記憶しています。英語自体は中学の授業から学び始め、短大の英文学科に進み、19歳のときに初めてホームステイで海外に一週間行きました。その時はまだ「英語で気持ちを表現する」という段階ではまったくありませんでしたね。

 その後、就職したのですが、英語を使うことや学ぶことはあまりなく、やはり英語が学びたい、そして仕事で使ってみたいと、会社を辞めてカリフォルニア大学サンディエゴ校付属の、母国語が英語でない学生に向けた語学学校に半年間留学したんです。生徒は多国籍で、当時はヨーロッパの人が多かったです。

――ドイツ、フランス、イタリア、スペインなどの人たちの言葉は、「日本語と英語」よりは母国語が英語に近いですよね。そういった人たちはやはり日本人より上達が早いでしょうか?

渡部 早いと思います。それには要因が2つありますね。まずお話にあった「日本語より母国語が英語に似ている」という点です。単語も英語と似ているものが多いですし、その点では習得しやすいでしょうね。ただ、そういったこと以外に、「性格」という点も大きいと思います。

 日本人はシャイで控えめで、他人に迷惑をかけてはいけない、目立ってはいけない、というところがありますよね。語学学校でイタリア系ブラジル人の方がいましたが、見事に3ヶ月でペラペラになって帰っていったことを鮮明に覚えています。彼女は性格がラテンで、恥ずかしがったりしないし、人との交流を楽しめるんです。そういった性格の違いも大きいと思います。

――私自身も6週間ですが留学していました。そのときに、関西の人は物おじしないし、話すのが好きなので上達が早いな、と感じました。「日本人の英語できない問題」はスキルより、案外メンタルによるところが大きいのかもしれないですね。

 多国籍の生徒たちの中で授業を受けていて、「言葉が分からなくて恥ずかしい」という感覚は、日本人がやはり顕著でしたか?

渡部 そうですね。あと、決めつけてはいけないんですが、「恥ずかしい」という感覚は男性に多い気がします。特に女性がいると「カッコ悪い所を見せられない」となってしまう。

 

■ちょっと使えるようになったら、ビビらずにすぐに飛び込め!

――英語のスキルを大きく分けると「物おじせず旅行ができるレベル」「日常会話ができるレベル」「仕事で英語ができるレベル」の3つになると思うのですが、渡部さんの場合、留学から帰ってきたあと、早速仕事として英語を使うことを始めていますね。

渡部 はい。ご縁があって、最初の仕事はIBMでの英語を使ったアシスタント業務でした。職場は多国籍でしたね。

――英語で仕事をするって、とんでもなくハードルが高そうですが……。

渡部 英語はちょっとできるようになったら、できるだけ使える環境に行くことをお勧めします。仕事に限らずプライベートでも、キッカケをつかんで自分からその場に身を置くことで、英語に慣れることになりますから。

 また、IBMの仕事はアシスタントでしたので、センテンスは短く、交渉するような立場ではありませんでしたし、当時の自分の英語のレベルに合っていたというのもよかったですね。

――ただ、その後渡部さんはユナイテッド航空の機内通訳(※機内での英語、日本語双方を用いたお客様対応。フライトアテンダント業務でなく、通訳専門のスタッフ。現在は募集していない)に転職します。トラブル対応も含まれる仕事で、使う英語のレベルも一気に難しくなりますよね。不安はなかったのでしょうか。

渡部 このポジションは機内に一人しかいないからものすごく不安でしたね。最初のフライトの時は、「あっちの人が何か言ってる!」とフライトアテンダントの腕をつかんでしまったこともあって、子供っぽかったなと反省しました。

■日本語発音の「ビール」はアメリカ人には「ミルク」に聞こえる

――日本人の英語にまつわる機内トラブルなどはありますか?

渡部 日本人で多いのは、「ビールと牛乳」のトラブルです。ビールは「BEER」、最後はRです。ただし、日本人が日本語英語の調子で「BEER」と言うと、アメリカ人にはその「R」が「L」に聞こえてしまうんです。そうすると「MILK」なのかと、牛乳が出されてしまうんですね。

「ビールを注文したのに牛乳が出てきた、馬鹿にされているのか?」というような声をいただくことがよくありましたが、これは本当によくあることなんですよ、とお伝えしていました。

――日本人が照れくさくて苦手とする「R」の発音ですね。「照れくさい」「恥ずかしい」という日本的思考は、案外英語習得のラスボスなのかもしれません。「大人が機内で注文するんだから、普通牛乳じゃなくてビールだって分かるでしょ?」というのも、考えてみれば日本的な「察してくれ」の文化ですし。

 

■早かったり、分からなかったら遠慮なく聞き返していい

――英語上達のためには、英語を使う場所に身を置くことが大切なんですね。

渡部 そうだと思います。今はネットを利用した様々なサービスがありますよね。例えば、「ミートアップ」というサービスがあります。外国人と話すためのパーティーや、趣味の集まり、勉強会を探すプラットフォームで、主催をすることも、参加だけすることもできます。さまざまなミートアップがあるので、検索してみるといいですよ。

――いざ参加してみて、相手が言ってることが分からない時はどうすればいいでしょうか。

渡部 聞き取れない理由は、まずスピードだと思いますので、「Could you speak more slowly?(もう少しゆっくり話してください)」と聞きましょう。

――ゆっくり話しているのに、分からない! というときは、どうすればいいでしょう。

渡部 そういったときに便利なフレーズが、「Can you rephrase it?(言い換えていただけませんか?)」です。簡単に「Simple English please.」でもいいですね。

――英語って、類義語がかなり多いですから、「Simple English please.」って、いいですね。

渡部 何回も聞き返したっていいんです。逆に、一番やってはいけないのは笑顔で、わかったふりをすることですね。

――怖さや恥ずかしさからそうしてしまう日本人は多いでしょうね。

 後編では引き続き渡部氏に、うっかり日本人が使いがちな「英語のスラング」の注意点について伺う。

 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])

■渡部泰子
東京生まれ。TOEIC985点。総合商社、外資系企業などに勤務後独立。株式会社マグノリア・コンサルティング代表。通訳、リサーチや海外とのコーディネーション、個人/企業向けの英語トレーニングを行っている。

◆石徹白未亜の過去記事はこちらから◆

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【奥山かずさ】ニチアサデビューで“大きなお友達”も大量発生中!?

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

――芸能界に興味がなかった元公務員志望女優は、特撮戦隊のヒロイン役でスターダムを駆け上がる!

【奥山かずさ】ニチアサデビューで大きなお友達も大量発生中!?の画像1
(写真/宮下祐介)

「今日もこの撮影の前に戦ってきました!」

 そう語るのは今年2月から放送されている日曜朝の特撮番組『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系・9時30分~/以下、『ルパパト』)に明神つかさ/パトレン3号役として出演中の女優、奥山かずさ。

 大手芸能事務所オスカープロモーションに所属している彼女は、学生時代にも仙台でモデル活動をしていたが、当時は芸能界への興味も薄く、大学卒業後は堅実に公務員を目指していたという。

「芸能界は自分とはまったく違う世界だと思っていたので正直、今みたいに女優で食べていけることは想像していなかったです」

 しかし、2016年に応募者4万人の中から『第1回ミス美しい20代コンテスト』で、準グランプリに選ばれたことがきっかけで、今の事務所に移籍して上京。そして、今年『ルパパト』で本格的に女優デビューを果たした。

 同作はこれまでのスーパー戦隊シリーズとは異なり、怪盗と警察の2つの部隊に分かれている。劇中で奥山は警察戦隊の一員を演じているが、実は彼女の父親は本物の警察官だったのだとか。

「捕まるほうじゃなくてよかったですね。怪盗役だったら、お父さんに何を言われたことか(笑)。私自身、子どもの頃の夢は警察官でしたし、最近は2度も一日警察署長を務めることができたので、父には制服姿の写真をたくさん送りました。でも、“飛び級昇進”されたのが悔しかったのか、反応は薄かったです(笑)」

 そんな子ども向け番組でヒロインを演じる彼女は、モグラ女子としての一面も持ち、「週刊ヤングマガジン」や「フライデー」(共に講談社)では、水着姿で表紙を飾っている。

「全然、真逆なことをしている感じですよね。思い返すと昔から兄と一緒に特撮は観ていたので、歴代の戦隊ヒロインがグラビアで話題になるのも知っていましたが、まさか自分もそうなるとは……小さなお友達用と、大きなお友達用の二面性ですかね(笑)」

 小さなお友達も大きなお友達もとりこにする、彼女の今後から目が離せない!

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

(文/伊藤綾)
(ヘア&メイク/ISINO)

奥山かずさ(おくやま・かずさ)
1994年3月10日生まれ、青森県出身。仙台でスカウトされ、2016年に『第1回ミス美しい20代コンテスト』で準グランプリを獲得すると、オスカープロモーションに移籍し、東京進出。趣味はスポーツ観戦で、中高生時代は投手としてソフトボール部に所属。

長澤まさみの60万円は安い!? ダレノガレ明美や田中みな実の方が……女性芸能人の家賃事情

 現在、舞台『メタルマクベス』に出演中の長澤まさみ。来年も主演を務めた映画『コンフィデンスマンJP』や木村拓哉と共演した『マスカレード・ホテル』、人気コミックを実写化した『キングダム』に出演するなど、絶好調の様子を見せている。

 そんな長澤が、とある物件に最近引っ越したことが11月15日発売の「女性セブン」(小学館)で報道され、話題を呼んでいる。記事によると長澤は最近、高級住宅街に位置するかつて皇族の持ち物だった高級ヴィンテージマンションに移り住んだといい、現在の部屋の家賃は60万円超え、広さは100平方メートル以上なのだという。

 このニュースを受け、ネットでは「まさみ稼いでるな」「リアルダー子になるわけですね」と長澤の豪奢な暮らしぶりに興味津々の人が続出。しかし一方で「このクラスの女優にしては安い 港区や中目黒に住む人はもっと高い」「60万って聞いて安いのかな?と思ってしまった。ダレノガレは100万超えてるんでしょ?」という声も……。

 名前が上がったレントのダレノガレ明美は、昨年10月にバラエティ番組で現在住んでいるマンションの間取りが3LDKで広さは200平米以上、家賃が130万円だということを明かし話題に。自身のInstagramでもその豪華な自宅の写真を掲載し、ファンの羨望を浴びている。

「ダレノガレさんはモデルの仕事だけでなく、香水やコンタクト、クレンズジュースや化粧品などのプロデュース業が順調で、それゆえ年収が6,000万円以上あることを明かしています。この稼ぎ額を考えると、130万円の部屋に住んでいても全く不思議ではないです。しかし、タレントとしての格を考えると、長澤さんよりダレノガレさんのほうが、家賃が高いということに違和感を覚える人が多いのはわかる気がします」(テレビ局関係者)

 ダレノガレと同じく、100万超えの家賃なのではないかと噂されているのが、フリーアナウンサーの田中みな実だ。田中は11月10日放送のラジオ番組『田中みな実あったかタイム』(TBSラジオ)にて、現在住んでいる東京・港区に対するこだわりを吐露。ゲストである渋谷生まれ渋谷育ちのホフディラン・小宮山雄飛とトークする中で渋谷区の住民が港区の住民にコンプレックスがあるという話題になった際、「確かに」「私も港区から出たくなくて、引っ越し先も港区の中で考えています」などと港区女子としてのプライドを垣間見せた。

「港区といえば3LDKで100平米オーバーくらいの部屋に住もうと思ったら100万円を越しますからね。さすがにそこまで広い部屋に住んでるわけでもないかもしれませんが(笑)、稼ぎの良い田中アナの家賃が100万円を超えている可能性は十分あるでしょう」(テレビ局関係者)

 さすが、売れっ子女性芸能人は私生活もゴージャス!! うらやましいとしかいいようがない。

長澤まさみの60万円は安い!? ダレノガレ明美や田中みな実の方が……女性芸能人の家賃事情

 現在、舞台『メタルマクベス』に出演中の長澤まさみ。来年も主演を務めた映画『コンフィデンスマンJP』や木村拓哉と共演した『マスカレード・ホテル』、人気コミックを実写化した『キングダム』に出演するなど、絶好調の様子を見せている。

 そんな長澤が、とある物件に最近引っ越したことが11月15日発売の「女性セブン」(小学館)で報道され、話題を呼んでいる。記事によると長澤は最近、高級住宅街に位置するかつて皇族の持ち物だった高級ヴィンテージマンションに移り住んだといい、現在の部屋の家賃は60万円超え、広さは100平方メートル以上なのだという。

 このニュースを受け、ネットでは「まさみ稼いでるな」「リアルダー子になるわけですね」と長澤の豪奢な暮らしぶりに興味津々の人が続出。しかし一方で「このクラスの女優にしては安い 港区や中目黒に住む人はもっと高い」「60万って聞いて安いのかな?と思ってしまった。ダレノガレは100万超えてるんでしょ?」という声も……。

 名前が上がったレントのダレノガレ明美は、昨年10月にバラエティ番組で現在住んでいるマンションの間取りが3LDKで広さは200平米以上、家賃が130万円だということを明かし話題に。自身のInstagramでもその豪華な自宅の写真を掲載し、ファンの羨望を浴びている。

「ダレノガレさんはモデルの仕事だけでなく、香水やコンタクト、クレンズジュースや化粧品などのプロデュース業が順調で、それゆえ年収が6,000万円以上あることを明かしています。この稼ぎ額を考えると、130万円の部屋に住んでいても全く不思議ではないです。しかし、タレントとしての格を考えると、長澤さんよりダレノガレさんのほうが、家賃が高いということに違和感を覚える人が多いのはわかる気がします」(テレビ局関係者)

 ダレノガレと同じく、100万超えの家賃なのではないかと噂されているのが、フリーアナウンサーの田中みな実だ。田中は11月10日放送のラジオ番組『田中みな実あったかタイム』(TBSラジオ)にて、現在住んでいる東京・港区に対するこだわりを吐露。ゲストである渋谷生まれ渋谷育ちのホフディラン・小宮山雄飛とトークする中で渋谷区の住民が港区の住民にコンプレックスがあるという話題になった際、「確かに」「私も港区から出たくなくて、引っ越し先も港区の中で考えています」などと港区女子としてのプライドを垣間見せた。

「港区といえば3LDKで100平米オーバーくらいの部屋に住もうと思ったら100万円を越しますからね。さすがにそこまで広い部屋に住んでるわけでもないかもしれませんが(笑)、稼ぎの良い田中アナの家賃が100万円を超えている可能性は十分あるでしょう」(テレビ局関係者)

 さすが、売れっ子女性芸能人は私生活もゴージャス!! うらやましいとしかいいようがない。

「愛の葉Girls」自殺問題に見る、芸能界「カネの問題」とやりがい搾取 業界側の言い分

「PASSPO☆」「ベイビーレイズJAPAN」など中堅アイドルグループの解散が相次ぎ、超大手と地下の二極化が進んでいるアイドル業界。10月にメディアを騒がせた地下アイドルの自殺事件をきっかけに、アイドル業界に蔓延している夢をエサにした“やりがい搾取”的な状況も衆目を集めることとなりました。

 芸能マネージャーが芸能ニュースの裏側をちょっぴり教えちゃう本連載、今回は新たな局面に進もうとしているアイドル業界、特に地下アイドルについて語っていただきます!

––

 10月にワイドショーをこれでもかと騒がせた地下アイドルの自殺事件……。ギョーカイの端っことはいえ、芸能マネージャーという仕事を生業としている身としては、どうにも他人事には思えない胸の痛む事件でした。もちろん、あの事件自体はものすごく極端なケースで、あんなことがザラにあるのが芸能界……みたいなことはないですよ? 報道されていた内容の真偽のほどはこれからの裁判で明らかになっていくと思いますが、とてもじゃないけどまともな事務所ならあんなやり方はしないでしょう。でも、この事件にちりばめられているキーワードだけに関していえば、ぶっちゃけこの業界にはよくあることなんですよね……。

 今日は、キレイゴトだけでは済まない“アイドル育成の光と影”とでもいいましょうか、そこらへんの裏事情をお話できればと思います。

「タレントの学費を出す」なんてザラにあった昭和の芸能界
 あれだけ報道されていたのでみなさんすでにご存じだと思いますが、今回の騒動は今年の3月に愛媛県のご当地アイドルグループ「愛の葉Girls」(えのはがーるず)の大本萌景さん(当時16歳)が自殺した件で、所属事務所の社長や社員によるパワハラ、過重労働などが原因だったとして、遺族が損害賠償を求める訴訟を起こしたというもの。それがきっかけとなって、メジャーアイドルを夢見る少女たちを取り巻く劣悪な労働環境や、アイドル業界に蔓延している、憧れをエサにしたいわゆる「やりがい搾取」的な状況が問題視され、連日メディアを賑わせていました。

 自殺した大本萌景さんに関しては、事務所の社長が進学費用を貸し付けると言いながら直前で撤回したこと、学校と芸能活動の両立を阻害したこと、アイドル活動をやめると言いだした萌景さんに「違約金1億円支払え」と発言したこと、遅刻や忘れ物によるペナルティー罰金を科せられていたことなんかが真偽を含め問題とされているんですが……。

 さっきも言いましたが、普通のまともな芸能事務所だったら、こんなやり方はまずしないんですよ。でも、この事件にちりばめられてるワードって実は、特に若いタレントをマネジメントしている芸能プロにとってみれば、決して遠い世界の話ではない、そういう種類のことではあるんです。「お金を出す」とか「お金を貸す」、あるいは「学校に行く、行かない」とかね。所属タレントの学費を出してあげるなんて会社、たくさんあると思いますよ。というか、特に昔はそれが普通だったんです。

 それというのも、それこそ野口五郎さんや山口百恵さんの時代から、“スターになる子”が裕福な家庭の子であることなんて、ほとんどなかったわけですよ。昭和の時代には特に、親が借金してお金に困っているとか、スナックを経営して女手一つで子育てしているとか、そういう環境からアイドルになる子が見いだされるケースが多かった。この5月に亡くなった西城秀樹さんに関しては、有名暴力団の若頭の愛人をしていた実姉が尽力して彼を世に出した……なんて業界ではよく知られていた話を、この秋あたりに「週刊文春」が短期集中連載で記事化していましたよね。

 芸能事務所にとってはタレントの存在が何よりの飯のタネなので、とにかくいい人材を確保しないことには何も始まらない。たとえばの話ですが、大スターの素質がありそうなかわいい子を見つけることができたとして、でもその子のおうちが、それこそ生活保護を受けているような家庭だったとする。となれば、ある程度資金力のある芸能事務所だったら「お金は自分たちがなんとかするから、娘さんを預からせてください」って話に、そりゃあなりますよね。

 あるいは「学費を出す」みたいなところまでは行かなくても、まだまだ売り上げを上げるレベルではないような地方出身のタレントの卵を都内の寮に住まわせている事務所なんて、特に大手プロになればなるほどザラにあります。それもやっぱり、資金的なケアをしている、という意味では同じですよね。

 でもそういうのって芸能界に限ったことじゃなくて、たとえばプロ野球でもそうでしょ?  読売ジャイアンツが高橋由伸の親の11億円の借金を肩代わりしたというのは有名な話。こういう話って、実はどの世界にもあることなんです。でもそれが、こと芸能に関しては、一見華やかな業界であるがゆえになおのこと、目をつけられやすくもなってくるんですよね……。

 そして、そういうなんらかの事情がある家庭の場合、問題のある親御さんも中にはやっぱりいらっしゃるわけで。連絡しても全然つかまらないとか、アル中であるとか、離婚して行方知れずになっちゃったりとか。それこそお金を借りに事務所に来たり……というか、「うちの娘はナンボ稼いどんねん。1割よこせや!」なんて怒鳴り込んできた親もいました(笑)。まるでドラマかマンガみたいですけどね、ホントの話なんです。

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自殺問題の背景にある、構造的な貧困問題
 親やお金のこともそうなんですが、若いタレントを扱う芸能マネージャーの仕事の一番大変なところでもあるのが、「子どもと仕事をする」ということ。これがホント難しくて。さっき話したように、問題のある家庭環境の子も多いし、そうすると親がしっかりしていないケースも多々あるでしょ? となると、子どもがちゃんとしつけられていない、時間を守れない、勝手に休む、平気で人の物を盗む、悪口や陰口をものすごく言うとか、人として基本的なことができない子もたくさんいるわけです。

 そうすると、マネージャーによっては「罰金を取る」というやり方をする人も中にはいるでしょう、そりゃ。実際に取ることはしなくても、「遅刻すると罰金○円」「陰口たたくと○円」なんてふうに口約束するとかね。もちろん僕は、自殺したアイドルの子の事務所の人を擁護する気はまったくありません。ただ、そういうやり方で、なかなか言うことを聞かない子をなんとかしようとする人も、世の中にはいるでしょうね。「辞めるなら1億円払え」なんて言葉も、売り言葉に買い言葉で言ってしまったのかもしれない。

 でも、それを真に受けて彼女が亡くなってしまったことは本当に悲劇で。「そんなお金払うわけないし、バカ言ってんじゃないよこのオヤジ! じゃあいいよ、弁護士に相談するよ!」ってなればよかった。でもそんなことが考えられないほど彼女は追い詰められていたんだと思うし、そういう知恵を授けてあげられなかった彼女の親御さんも、本当にお気の毒だと思います。

 まあでもとにかく、そういう構造的なひずみが、あの事件の背景にはあるかもしれませんね。だからあの事務所の社長だけが絶対的な悪者で、すべてがあの社長のせいで起こったんだ、という単純な話ではないと思う。もしかすると当事者や芸能界の問題だけではなくて、この事件には、教育だったり福祉だったりという問題が、根深く横たわっているのかもしれません。

「それ、本当に売れると思ってやってますか?」
 あと、こういうことを僕が言っていいのかわからないけど、今回の事件の報道を見て、「あんな活動やってたって、絶対売れるわけねーじゃん」っていうような内容の仕事を、アイドルたちに一生懸命やらせてるという、そのことにもすごく驚きましたね。「農業アイドル」ということでスーパーで即売会だとか、野菜を売るとかしていたみたいですけど……。周りにいた大人たちは、本当に“売れる”と思ってそれをやらせていたんでしょうか? ちゃんと戦略を練って、「いつかメジャーアイドルになりたい」という少女たちの夢や希望に見合った活動をさせてあげていたんでしょうか? 小さいとはいえそれなりに歴史も規模もある東京の芸能プロで働いている自分としては、どうしてもそういうことを思ってしまうんです。

 それを考えると、たとえば女性アイドルでいうと、今年で20周年を迎えたハロー!プロジェクトって、やっぱりすごいなって思いますね。結果としていろんな問題を起こした子もいるけど、「研修生」からの育成システムがきちんと確立されているし、そして何より、つんくさんというカリスマ的な“プロデューサー”が、今は退いたとはいえ巨大な存在として控えていることの意味は、やっぱり大きいと思うんですよね。そういう人格的にも素晴らしい“師”がいて、それを見て女の子たちも自覚的に育つというか。秋元康さんみたいに、現場の子に手を出したりもしてないしね(笑)。

 まあとにかく世間の「地下アイドル」と呼ばれているタレントさんたちの活動を見ていると、運営している人たちの“志”がどこにあるのかよくわからない……という場合が多いなあというのが、僕の正直な印象です。

 それこそ、wezzy編集部のある渋谷にも、ヨレヨレのスーツを着て、たいしてかわいくもない(失礼!)女の子たちを引き連れて、小さなライブハウスのあるエリアまで道玄坂を上っていくギョーカイ崩れのおじさんをよく見かけるじゃないですか。ああいう風景を見ていると、「その子が本当に売れると思って、自信を持ってやっているの? ほかのアイドルと差別化してどう売っていくのか、ちゃんと考えてるの?」なんて問いただしたくなりますよね、どうしても。

 今年で活動15周年を迎えた新潟のご当地アイドル「Negicco」や、今年解散してしまいましたけど11年の活動を続けた「バニラビーンズ」など、大ブレークに至らないまでも長く活動を続けていくようなスタイルのアイドルたちももちろんいますけどね。

 でも、その子たちの大事な大事な一度きりの人生なんだから、絵空事の夢を見せてただ消費させるだけじゃなく、見込みがないなら見込みがないで、きちんと諦めさせてあげるというのも、僕ら芸能マネージャーの重要な仕事だと思っていますけどね。

(構成/白井月子)

「愛の葉Girls」自殺問題に見る、芸能界「カネの問題」とやりがい搾取 業界側の言い分

「PASSPO☆」「ベイビーレイズJAPAN」など中堅アイドルグループの解散が相次ぎ、超大手と地下の二極化が進んでいるアイドル業界。10月にメディアを騒がせた地下アイドルの自殺事件をきっかけに、アイドル業界に蔓延している夢をエサにした“やりがい搾取”的な状況も衆目を集めることとなりました。

 芸能マネージャーが芸能ニュースの裏側をちょっぴり教えちゃう本連載、今回は新たな局面に進もうとしているアイドル業界、特に地下アイドルについて語っていただきます!

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 10月にワイドショーをこれでもかと騒がせた地下アイドルの自殺事件……。ギョーカイの端っことはいえ、芸能マネージャーという仕事を生業としている身としては、どうにも他人事には思えない胸の痛む事件でした。もちろん、あの事件自体はものすごく極端なケースで、あんなことがザラにあるのが芸能界……みたいなことはないですよ? 報道されていた内容の真偽のほどはこれからの裁判で明らかになっていくと思いますが、とてもじゃないけどまともな事務所ならあんなやり方はしないでしょう。でも、この事件にちりばめられているキーワードだけに関していえば、ぶっちゃけこの業界にはよくあることなんですよね……。

 今日は、キレイゴトだけでは済まない“アイドル育成の光と影”とでもいいましょうか、そこらへんの裏事情をお話できればと思います。

「タレントの学費を出す」なんてザラにあった昭和の芸能界
 あれだけ報道されていたのでみなさんすでにご存じだと思いますが、今回の騒動は今年の3月に愛媛県のご当地アイドルグループ「愛の葉Girls」(えのはがーるず)の大本萌景さん(当時16歳)が自殺した件で、所属事務所の社長や社員によるパワハラ、過重労働などが原因だったとして、遺族が損害賠償を求める訴訟を起こしたというもの。それがきっかけとなって、メジャーアイドルを夢見る少女たちを取り巻く劣悪な労働環境や、アイドル業界に蔓延している、憧れをエサにしたいわゆる「やりがい搾取」的な状況が問題視され、連日メディアを賑わせていました。

 自殺した大本萌景さんに関しては、事務所の社長が進学費用を貸し付けると言いながら直前で撤回したこと、学校と芸能活動の両立を阻害したこと、アイドル活動をやめると言いだした萌景さんに「違約金1億円支払え」と発言したこと、遅刻や忘れ物によるペナルティー罰金を科せられていたことなんかが真偽を含め問題とされているんですが……。

 さっきも言いましたが、普通のまともな芸能事務所だったら、こんなやり方はまずしないんですよ。でも、この事件にちりばめられてるワードって実は、特に若いタレントをマネジメントしている芸能プロにとってみれば、決して遠い世界の話ではない、そういう種類のことではあるんです。「お金を出す」とか「お金を貸す」、あるいは「学校に行く、行かない」とかね。所属タレントの学費を出してあげるなんて会社、たくさんあると思いますよ。というか、特に昔はそれが普通だったんです。

 それというのも、それこそ野口五郎さんや山口百恵さんの時代から、“スターになる子”が裕福な家庭の子であることなんて、ほとんどなかったわけですよ。昭和の時代には特に、親が借金してお金に困っているとか、スナックを経営して女手一つで子育てしているとか、そういう環境からアイドルになる子が見いだされるケースが多かった。この5月に亡くなった西城秀樹さんに関しては、有名暴力団の若頭の愛人をしていた実姉が尽力して彼を世に出した……なんて業界ではよく知られていた話を、この秋あたりに「週刊文春」が短期集中連載で記事化していましたよね。

 芸能事務所にとってはタレントの存在が何よりの飯のタネなので、とにかくいい人材を確保しないことには何も始まらない。たとえばの話ですが、大スターの素質がありそうなかわいい子を見つけることができたとして、でもその子のおうちが、それこそ生活保護を受けているような家庭だったとする。となれば、ある程度資金力のある芸能事務所だったら「お金は自分たちがなんとかするから、娘さんを預からせてください」って話に、そりゃあなりますよね。

 あるいは「学費を出す」みたいなところまでは行かなくても、まだまだ売り上げを上げるレベルではないような地方出身のタレントの卵を都内の寮に住まわせている事務所なんて、特に大手プロになればなるほどザラにあります。それもやっぱり、資金的なケアをしている、という意味では同じですよね。

 でもそういうのって芸能界に限ったことじゃなくて、たとえばプロ野球でもそうでしょ?  読売ジャイアンツが高橋由伸の親の11億円の借金を肩代わりしたというのは有名な話。こういう話って、実はどの世界にもあることなんです。でもそれが、こと芸能に関しては、一見華やかな業界であるがゆえになおのこと、目をつけられやすくもなってくるんですよね……。

 そして、そういうなんらかの事情がある家庭の場合、問題のある親御さんも中にはやっぱりいらっしゃるわけで。連絡しても全然つかまらないとか、アル中であるとか、離婚して行方知れずになっちゃったりとか。それこそお金を借りに事務所に来たり……というか、「うちの娘はナンボ稼いどんねん。1割よこせや!」なんて怒鳴り込んできた親もいました(笑)。まるでドラマかマンガみたいですけどね、ホントの話なんです。

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自殺問題の背景にある、構造的な貧困問題
 親やお金のこともそうなんですが、若いタレントを扱う芸能マネージャーの仕事の一番大変なところでもあるのが、「子どもと仕事をする」ということ。これがホント難しくて。さっき話したように、問題のある家庭環境の子も多いし、そうすると親がしっかりしていないケースも多々あるでしょ? となると、子どもがちゃんとしつけられていない、時間を守れない、勝手に休む、平気で人の物を盗む、悪口や陰口をものすごく言うとか、人として基本的なことができない子もたくさんいるわけです。

 そうすると、マネージャーによっては「罰金を取る」というやり方をする人も中にはいるでしょう、そりゃ。実際に取ることはしなくても、「遅刻すると罰金○円」「陰口たたくと○円」なんてふうに口約束するとかね。もちろん僕は、自殺したアイドルの子の事務所の人を擁護する気はまったくありません。ただ、そういうやり方で、なかなか言うことを聞かない子をなんとかしようとする人も、世の中にはいるでしょうね。「辞めるなら1億円払え」なんて言葉も、売り言葉に買い言葉で言ってしまったのかもしれない。

 でも、それを真に受けて彼女が亡くなってしまったことは本当に悲劇で。「そんなお金払うわけないし、バカ言ってんじゃないよこのオヤジ! じゃあいいよ、弁護士に相談するよ!」ってなればよかった。でもそんなことが考えられないほど彼女は追い詰められていたんだと思うし、そういう知恵を授けてあげられなかった彼女の親御さんも、本当にお気の毒だと思います。

 まあでもとにかく、そういう構造的なひずみが、あの事件の背景にはあるかもしれませんね。だからあの事務所の社長だけが絶対的な悪者で、すべてがあの社長のせいで起こったんだ、という単純な話ではないと思う。もしかすると当事者や芸能界の問題だけではなくて、この事件には、教育だったり福祉だったりという問題が、根深く横たわっているのかもしれません。

「それ、本当に売れると思ってやってますか?」
 あと、こういうことを僕が言っていいのかわからないけど、今回の事件の報道を見て、「あんな活動やってたって、絶対売れるわけねーじゃん」っていうような内容の仕事を、アイドルたちに一生懸命やらせてるという、そのことにもすごく驚きましたね。「農業アイドル」ということでスーパーで即売会だとか、野菜を売るとかしていたみたいですけど……。周りにいた大人たちは、本当に“売れる”と思ってそれをやらせていたんでしょうか? ちゃんと戦略を練って、「いつかメジャーアイドルになりたい」という少女たちの夢や希望に見合った活動をさせてあげていたんでしょうか? 小さいとはいえそれなりに歴史も規模もある東京の芸能プロで働いている自分としては、どうしてもそういうことを思ってしまうんです。

 それを考えると、たとえば女性アイドルでいうと、今年で20周年を迎えたハロー!プロジェクトって、やっぱりすごいなって思いますね。結果としていろんな問題を起こした子もいるけど、「研修生」からの育成システムがきちんと確立されているし、そして何より、つんくさんというカリスマ的な“プロデューサー”が、今は退いたとはいえ巨大な存在として控えていることの意味は、やっぱり大きいと思うんですよね。そういう人格的にも素晴らしい“師”がいて、それを見て女の子たちも自覚的に育つというか。秋元康さんみたいに、現場の子に手を出したりもしてないしね(笑)。

 まあとにかく世間の「地下アイドル」と呼ばれているタレントさんたちの活動を見ていると、運営している人たちの“志”がどこにあるのかよくわからない……という場合が多いなあというのが、僕の正直な印象です。

 それこそ、wezzy編集部のある渋谷にも、ヨレヨレのスーツを着て、たいしてかわいくもない(失礼!)女の子たちを引き連れて、小さなライブハウスのあるエリアまで道玄坂を上っていくギョーカイ崩れのおじさんをよく見かけるじゃないですか。ああいう風景を見ていると、「その子が本当に売れると思って、自信を持ってやっているの? ほかのアイドルと差別化してどう売っていくのか、ちゃんと考えてるの?」なんて問いただしたくなりますよね、どうしても。

 今年で活動15周年を迎えた新潟のご当地アイドル「Negicco」や、今年解散してしまいましたけど11年の活動を続けた「バニラビーンズ」など、大ブレークに至らないまでも長く活動を続けていくようなスタイルのアイドルたちももちろんいますけどね。

 でも、その子たちの大事な大事な一度きりの人生なんだから、絵空事の夢を見せてただ消費させるだけじゃなく、見込みがないなら見込みがないで、きちんと諦めさせてあげるというのも、僕ら芸能マネージャーの重要な仕事だと思っていますけどね。

(構成/白井月子)

Sexy美少年のコメント欄大荒れ、Snow Man・渡辺は冴え渡るワードセンス!【Jr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、11月15日~21日公開の動画をチェックします!

Travis Japan、エンドレスリピートできる1本

 15日に配信されたのは「Travis Japan【ダンス動画】Happy Groovy (dance ver.)」。彼らのオリジナル曲「Happy Groovy」のダンスリハーサル映像を公開している。概要欄によると、多くの要望を受けて定点カメラで撮影したという。技術力のあるTravis Japanだからこそ見応えがある上に、定点カメラのおかげで一人ひとりの癖、パフォーマンスの違いが楽しめる。個人的には、かねてより「Happy Groovy」の中村海人のダンスをじっくり見たいと思っていたため、今回の動画は「Jr.チャンネル」に感謝してもしきれない。首や背中、腰の反り方など上半身の動かし方が独特で、音楽に身を委ねて気持ちよさそうに踊る姿は、プロのダンサーに匹敵するのではないだろうか。7人の比較のためにも、筆者は公開後10回以上は再生しているが、やはり中村のダンスが一番好みだと、再確認できた。

 コメント欄はそれぞれのダンスに対する感想や、「スタジオの音をそのまま流してくれてるから、普段のコンサートだと聞けないスニーカーのキュッキュッて音とか、クラップとかも聞こえて、スゴく楽しい映像!」「衣装とかじゃなくて、ほぼ同じ格好で踊るとダンスの個性がわかりやすい!」「アイドルではなく、ダンスのプロ集団にしか見えない」と、称賛の嵐。再生回数は23日までに33万台で、通常回の2倍程度に跳ね上がっている。

 16日の「SixTONES【すとーんずのらじお】公開ライブ配信 from YouTube Space Tokyo」は、「Jr.チャンネル」初の生放送の模様をアップしたもの(計1時間23分)。ライブは9分50秒頃に始まり、お客さんを前にハイテンションの6人が元気よくタイトルコール。私服姿なのか、森本慎太郎、京本大我らが黒を基調としたシンプルなコーディネートでやって来た一方、松村北斗は昔のアメリカ映画に出ていそうな“金持ちの室内着”ふうスタイルで登壇している。「YouTube アーティストプロモ」キャンペーン、滝沢秀明プロデュースの「JAPONICA STYLE [Official Music Video] 」(4日配信)制作と大躍進の彼らだけに、スタート直後で3万人もの人たちが番組を視聴中だとか。

 トークはいつものリラックスムードで進み、街で気づかれたエピソードなど前述のキャンペーンの反響を語るメンバー。PCのチャット欄に目を向けた京本は「『山下(智久)くんに会ったの?』っていうのがあるんだけど、ちょっとね。ちゃんと話したい」(27分30秒頃~)と切り出した。なんでも、高地優吾と仕事の移動中、横を走る車について、マネジャーが「あれ山下くんの車だよ」と、2人に教えたそう。窓を開けて「山下く~ん!」と手を振ってみると、気づいた本人が「MVカッコよかったよ」と、うれしい言葉をかけてくれたとか。山下がコンサートのMCでMVの宣伝をしたことを知っていた京本らは「ありがとうございます」と、感謝を伝えて別れたようだ。

 さらに、京本はその後仕事を終えてマネジャー・高地と3人でラーメン屋に行くと、今度は嵐の二宮和也に遭遇したと報告。「俺らもう次の仕事の時間があったから、二宮くんに2人で『ごちそうさまです!』って言って」(高地)「ごちそうしてもらって。二宮くんもMV見てくれてて。『めっちゃカッコよかった』って」(京本)「しかも俺らが宣伝する前に、店入って来た瞬間に『あ、MV見たよ』みたいな」(高地)と二宮の神対応を明かす2人に、森本が「二宮くんに『ごちそうさまです』って言っておごってもらったんじゃなくて、おごってもらって『ごちそうさまです』だよね?」と聞くと、「ううん、違う。『ごちそうさまです』って言っておごってもらった」(京本)とのこと。ケチで有名な二宮にさりげなく支払いを任せるとは、なかなか根性のすわったコンビだ(二宮が払えなければ無銭飲食?)。ちなみに、同日を振り返った高地は「充実したジャニーズ人生でした」と言い切ってしまい、田中樹に「もっとこれから感じていけよ!」と、ツッコまれていた。

 以降はファンの質問に答えつつ、「KYゲーム」(10月5日の動画参照)を行った後、MVを視聴して現場で裏話を解説。曲の中盤で京本が口紅を塗るシーンは、滝沢に「口紅やれ」と任命されたといい、当初は「血を口に塗りたいです」と自ら望むも、ボツになったと告白した。高地はMVの“扇子芸”をイジられたが(1時間9分過ぎ)、「結構、滝沢さんの評価は良かったんじゃないかなって思う」と自負。そんな間も差し入れのバナナとりんごを食べ、“まるで動物園”と化した賑やかさは、とても初めてのネット生放送と思えない雰囲気。手元の資料やPC頼み&スタッフの指示ありきだったとはいえ、田中の優れた仕切り力によって、いい意味で緊張感のないナチュラルな会話が成り立っていた。再生回数は公開後1週間で驚異の51万台。

 11月17日配信分は「東京B少年【体力測定】運動能力が1番あるのは誰だ!?」(再生回数は23日時点で19万台)。タイトル通りの体力測定企画で、東京B少年の5人が「握力」「反復横跳び」「立ち幅跳び」「上体反らし」「上体起こし」の5つに挑戦している。握力は、一見弱々しい金指一世が意外にも40.2kg、佐藤龍我も42.4kgでドヤ顔を披露(2分26秒頃)。反復横跳びと、立ち幅跳びは野球経験者の那須雄登が活躍している。ラストは上体起こしを行い、回数を聞いた直後には金指の普段は聞けない「っしゃ!」という野太い声についつい笑ってしまった(8分20秒頃)。また、上体を起こす佐藤と、それを支える岩崎大昇の“キス寸前”シーンも必見ポイント(8分30秒以降)。佐藤は「ちょっと、大昇とキスしそうになっちゃった。危なかった」と、漏らしていた。そんな奮闘の甲斐もあり、佐藤が優勝するも、最年長の藤井直樹は最下位に。罰ゲームのモノマネは、B少年ファンなら楽しめる1コマだろう。

 B少年といえば、19日にジャニーズ公式サイト・Johnny's netにて「Sexy美少年」への改名が突如発表され、ファンを驚かせた。メンバーは自分たちの動画を「BTube」と呼んでいた上に、「東京B少年【質問に答えます】包み隠さず話します!」(10日配信)の中で、ファンの名称が「B少女」に決定した矢先の出来事だった。それだけに、今回の動画のコメント欄を見てみると、「新しい名前ってドッキリ? ウソであってほしい」「名前戻して。東京B少年のままでいい」「Sexy美少年はダサすぎて無理……。事務所の人に言われた時に嫌って言えなかったの?」「なぜSexy美少年になっちゃったの? メンバーはユニット名の変更に対してどう思ってる? ぜひ本人たちの声が聞きたい!」など、先頭はほぼグループ名に関する話題で埋まっている。今後の更新で改名について胸中を語るのか、注目していきたい。

 18日は「HiHi Jets【無音ダンス】持ち歌なら目隠しでも踊れます?!」で、5人が目隠し&無音で踊り、体内時計だけでオリジナル曲「baby gone」の振り付けを「揃えられるか」を検証している。まずは猪狩蒼弥が「お手並み拝見ということで。10秒たったらゲットダウン(足を開いてしゃがむ技)」と指示したところ、高橋優斗のみ一足早く9秒02頃に実行。井上瑞稀、作間龍斗、橋本涼は10秒台後半だったが、高橋の隣りにいた橋本は物音で誘導され、慌てて動いたようだ。本番を前に目隠しを着けた井上が、走り回ってメンバーにちょっかいを出す場面も。最近、めっきり男らしくなった井上の幼い行動に安心感を覚えたのは、筆者だけだろうか。

 普段、「baby gone」はローラースケートでパフォーマンスをしているものの、今回は通常スタイルかつ、メンバーは目隠し・無音のため、いつもとは異なる環境。いざ撮影が始まると、高橋は1人で先走り、ドタバタと足踏み、キレの悪いナヨナヨダンスを繰り広げた。開始20秒で全員バラバラになってしまい、1度ストップ。ちなみに筆者は高橋の様子を観察するうち、なぜかお笑いコンビ・アンガールズの田中卓志の姿が頭をよぎった。5人は今の映像をチェックし、画面上では正解の映像と合わせて比較。一同は見事に自分の世界観に入り込み、もはやカオスの空間に。次は最初の手拍子の振り付けを参考に「何が起きても踊り続ける」精神で再チャレンジ。橋本だけ数メートル離れたかなり前方で曲の終りを迎え、メンバーは大爆笑だった。

 通しで見てみると、井上と作間の振りが揃う一方、高橋はやはりフライング気味。作間、猪狩、橋本が衝突のアクシデント、橋本は途中でダンスを放棄しており、やりたい放題。そして、高橋は終始スタイルが不格好で、特に7分頃からは、やや不審者並みの仕草、アクションが面白かった。ダンス系動画はアクセスが伸びやすいのか、HiHi Jetsにしてはいつもより高い25万台(23日時点)。

 21日に更新されたのは「Snow Man【質問に答えます】コメント欄企画!」。メンバー6人がコメント欄に寄せられた意見、要望を紹介しつつ、フリートークする動画となっている。最初は「Snow ManがSixTONESにドッキリを仕掛ける動画が見たいです」とのリクエストに触れ、深澤辰哉が「目の前でめっちゃケンカするとかでしょ」と案を出すも、「笑っちゃうじゃない」という岩本照のコメントを受けて、即「俺たち、無理なんですよ、そういうの。だからこれはナシ!」と、あっさり片付けた(とはいえ実現に期待)。

 さらに、4月配信の宮舘涼太のお料理企画「今夜のオカズ宮舘を添えて」のクリスマスバージョン&プレゼント交換会を求める声に対し、「でもさ、やっぱり『宮舘を添えて』の第2弾はたぶん、みんな見たいって思ってるから」(阿部亮平)「みんな待ってるよ」(渡辺翔太)と、好反応を示すメンバー。実際、第2弾を待ちわびている身としては、宮舘の発言が気になったが、肝心の本人は無言でうなずくなど、特に言及はなかった。もしや、すでに何か構想を考えているのか……?

 対照的に、「雪合戦大会に6人で出場」という提案には「1年間こうさ、トレーニングを重ねた人がその雪合戦大会に出るわけでしょ? 生半可な気持ちでは行けない」と、急に熱く語り出す宮舘が印象的だった。このほか、深澤はオリジナル曲「Boogie Woogie Baby」の間奏で岩本がカッコよくキメる「Are You Ready Come on!」の“誇張しすぎ”な再現や、ファンから「スベらない一発芸」伝授のお願いを受けてKAT-TUN・亀梨和也のモノマネをお披露目。ここで渡辺は、アプリで女性の顔に変身(9月26日配信の動画)した深澤に向けて言い放った「全然よくない」を、またしても炸裂させていた。

 そして、Snow Manもついにプロモーション動画が実現。SixTONESが2度もコラボレーションしたセブン‐イレブンが再び「Jr.チャンネル」に協力し、「Snow Man【カフェラテ飲んで一言】ノーミスで10周!セブン-イレブンのカフェラテでCMリレー」(19日公開)なる企画を行った。新しく生まれ変わったカフェラテを飲み、「アイドルらしいキメ台詞」で魅力を伝えていき、CMを10本作成できればクリア。前の人たちが使ったワードやジャンル、的外れな言葉はもちろん、噛んでもアウトと、なかなか厳しいルールに苦戦する様子を収めている。

 カフェラテの試飲&資料を読み込んだ上で本番が始まり、深澤、岩本、阿部が味に関して述べる中、4人目の渡辺は「味はもちろんだけど、手に持った時のカップのフィット感が最高!」と、1周目でいきなりカップを褒めた。その瞬間に深澤、岩本、阿部は笑いがこらえきれず、顔を伏せて吹き出す始末。続いて、5人目の佐久間大介が「まるで天使がいれてくれたコーヒーのようだ」と、カフェラテをコーヒーと間違え、1周目でつまづいてしまった。また、トップバッターの深澤が4・5周目でオーバーに「ぬっ! 臓器が喜んでる~!」「ぬっ! 五臓六腑に染み渡る~!」と臓器関連の一言を発した際には「3周目ぐらいからもうね、見ている人がね、飲みたいって気持ちにならない!」(渡辺)と、バッサリ。

 こうして撮り直しを繰り返した結果、なんとか10周を終えてPRの任務を遂行。最後の振り返りで岩本も触れているが、個人的にもツボだったのは渡辺のターンだ。「僕ね、結構前からセブン‐イレブンのカフェラテ飲んでるんだけど、従来の時より、泡がなんとなくだけど130%アップしている気がする」「君にはわかるかな? ミルクの原料を一から見直ししたことを……」と、明らかに資料を丸コピした感想で他メンバーとの差別化を図る渡辺。筆者はなんだか、豆知識を入れ込む渡辺の顔がV6・長野博に見えてきた。

 これだけでなく、「このカフェラテに使っている豆にお礼を言います。ありがとう」「カフェラテ界のジャニーさん!(ジャニー喜多川社長)」「僕今まで、ジャニーズで渡辺翔太としてやってきましたけど、この名前をやめて今日からカフェラテという名前に改名します」といったキラーワードを連発。さまざまな角度のコメントで楽しませてくれた。再生回数は通常回が9万台、2本目は16万台(23日時点)を記録している。
(中村チズ子)

Sexy美少年のコメント欄大荒れ、Snow Man・渡辺は冴え渡るワードセンス!【Jr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、11月15日~21日公開の動画をチェックします!

Travis Japan、エンドレスリピートできる1本

 15日に配信されたのは「Travis Japan【ダンス動画】Happy Groovy (dance ver.)」。彼らのオリジナル曲「Happy Groovy」のダンスリハーサル映像を公開している。概要欄によると、多くの要望を受けて定点カメラで撮影したという。技術力のあるTravis Japanだからこそ見応えがある上に、定点カメラのおかげで一人ひとりの癖、パフォーマンスの違いが楽しめる。個人的には、かねてより「Happy Groovy」の中村海人のダンスをじっくり見たいと思っていたため、今回の動画は「Jr.チャンネル」に感謝してもしきれない。首や背中、腰の反り方など上半身の動かし方が独特で、音楽に身を委ねて気持ちよさそうに踊る姿は、プロのダンサーに匹敵するのではないだろうか。7人の比較のためにも、筆者は公開後10回以上は再生しているが、やはり中村のダンスが一番好みだと、再確認できた。

 コメント欄はそれぞれのダンスに対する感想や、「スタジオの音をそのまま流してくれてるから、普段のコンサートだと聞けないスニーカーのキュッキュッて音とか、クラップとかも聞こえて、スゴく楽しい映像!」「衣装とかじゃなくて、ほぼ同じ格好で踊るとダンスの個性がわかりやすい!」「アイドルではなく、ダンスのプロ集団にしか見えない」と、称賛の嵐。再生回数は23日までに33万台で、通常回の2倍程度に跳ね上がっている。

 16日の「SixTONES【すとーんずのらじお】公開ライブ配信 from YouTube Space Tokyo」は、「Jr.チャンネル」初の生放送の模様をアップしたもの(計1時間23分)。ライブは9分50秒頃に始まり、お客さんを前にハイテンションの6人が元気よくタイトルコール。私服姿なのか、森本慎太郎、京本大我らが黒を基調としたシンプルなコーディネートでやって来た一方、松村北斗は昔のアメリカ映画に出ていそうな“金持ちの室内着”ふうスタイルで登壇している。「YouTube アーティストプロモ」キャンペーン、滝沢秀明プロデュースの「JAPONICA STYLE [Official Music Video] 」(4日配信)制作と大躍進の彼らだけに、スタート直後で3万人もの人たちが番組を視聴中だとか。

 トークはいつものリラックスムードで進み、街で気づかれたエピソードなど前述のキャンペーンの反響を語るメンバー。PCのチャット欄に目を向けた京本は「『山下(智久)くんに会ったの?』っていうのがあるんだけど、ちょっとね。ちゃんと話したい」(27分30秒頃~)と切り出した。なんでも、高地優吾と仕事の移動中、横を走る車について、マネジャーが「あれ山下くんの車だよ」と、2人に教えたそう。窓を開けて「山下く~ん!」と手を振ってみると、気づいた本人が「MVカッコよかったよ」と、うれしい言葉をかけてくれたとか。山下がコンサートのMCでMVの宣伝をしたことを知っていた京本らは「ありがとうございます」と、感謝を伝えて別れたようだ。

 さらに、京本はその後仕事を終えてマネジャー・高地と3人でラーメン屋に行くと、今度は嵐の二宮和也に遭遇したと報告。「俺らもう次の仕事の時間があったから、二宮くんに2人で『ごちそうさまです!』って言って」(高地)「ごちそうしてもらって。二宮くんもMV見てくれてて。『めっちゃカッコよかった』って」(京本)「しかも俺らが宣伝する前に、店入って来た瞬間に『あ、MV見たよ』みたいな」(高地)と二宮の神対応を明かす2人に、森本が「二宮くんに『ごちそうさまです』って言っておごってもらったんじゃなくて、おごってもらって『ごちそうさまです』だよね?」と聞くと、「ううん、違う。『ごちそうさまです』って言っておごってもらった」(京本)とのこと。ケチで有名な二宮にさりげなく支払いを任せるとは、なかなか根性のすわったコンビだ(二宮が払えなければ無銭飲食?)。ちなみに、同日を振り返った高地は「充実したジャニーズ人生でした」と言い切ってしまい、田中樹に「もっとこれから感じていけよ!」と、ツッコまれていた。

 以降はファンの質問に答えつつ、「KYゲーム」(10月5日の動画参照)を行った後、MVを視聴して現場で裏話を解説。曲の中盤で京本が口紅を塗るシーンは、滝沢に「口紅やれ」と任命されたといい、当初は「血を口に塗りたいです」と自ら望むも、ボツになったと告白した。高地はMVの“扇子芸”をイジられたが(1時間9分過ぎ)、「結構、滝沢さんの評価は良かったんじゃないかなって思う」と自負。そんな間も差し入れのバナナとりんごを食べ、“まるで動物園”と化した賑やかさは、とても初めてのネット生放送と思えない雰囲気。手元の資料やPC頼み&スタッフの指示ありきだったとはいえ、田中の優れた仕切り力によって、いい意味で緊張感のないナチュラルな会話が成り立っていた。再生回数は公開後1週間で驚異の51万台。

 11月17日配信分は「東京B少年【体力測定】運動能力が1番あるのは誰だ!?」(再生回数は23日時点で19万台)。タイトル通りの体力測定企画で、東京B少年の5人が「握力」「反復横跳び」「立ち幅跳び」「上体反らし」「上体起こし」の5つに挑戦している。握力は、一見弱々しい金指一世が意外にも40.2kg、佐藤龍我も42.4kgでドヤ顔を披露(2分26秒頃)。反復横跳びと、立ち幅跳びは野球経験者の那須雄登が活躍している。ラストは上体起こしを行い、回数を聞いた直後には金指の普段は聞けない「っしゃ!」という野太い声についつい笑ってしまった(8分20秒頃)。また、上体を起こす佐藤と、それを支える岩崎大昇の“キス寸前”シーンも必見ポイント(8分30秒以降)。佐藤は「ちょっと、大昇とキスしそうになっちゃった。危なかった」と、漏らしていた。そんな奮闘の甲斐もあり、佐藤が優勝するも、最年長の藤井直樹は最下位に。罰ゲームのモノマネは、B少年ファンなら楽しめる1コマだろう。

 B少年といえば、19日にジャニーズ公式サイト・Johnny's netにて「Sexy美少年」への改名が突如発表され、ファンを驚かせた。メンバーは自分たちの動画を「BTube」と呼んでいた上に、「東京B少年【質問に答えます】包み隠さず話します!」(10日配信)の中で、ファンの名称が「B少女」に決定した矢先の出来事だった。それだけに、今回の動画のコメント欄を見てみると、「新しい名前ってドッキリ? ウソであってほしい」「名前戻して。東京B少年のままでいい」「Sexy美少年はダサすぎて無理……。事務所の人に言われた時に嫌って言えなかったの?」「なぜSexy美少年になっちゃったの? メンバーはユニット名の変更に対してどう思ってる? ぜひ本人たちの声が聞きたい!」など、先頭はほぼグループ名に関する話題で埋まっている。今後の更新で改名について胸中を語るのか、注目していきたい。

 18日は「HiHi Jets【無音ダンス】持ち歌なら目隠しでも踊れます?!」で、5人が目隠し&無音で踊り、体内時計だけでオリジナル曲「baby gone」の振り付けを「揃えられるか」を検証している。まずは猪狩蒼弥が「お手並み拝見ということで。10秒たったらゲットダウン(足を開いてしゃがむ技)」と指示したところ、高橋優斗のみ一足早く9秒02頃に実行。井上瑞稀、作間龍斗、橋本涼は10秒台後半だったが、高橋の隣りにいた橋本は物音で誘導され、慌てて動いたようだ。本番を前に目隠しを着けた井上が、走り回ってメンバーにちょっかいを出す場面も。最近、めっきり男らしくなった井上の幼い行動に安心感を覚えたのは、筆者だけだろうか。

 普段、「baby gone」はローラースケートでパフォーマンスをしているものの、今回は通常スタイルかつ、メンバーは目隠し・無音のため、いつもとは異なる環境。いざ撮影が始まると、高橋は1人で先走り、ドタバタと足踏み、キレの悪いナヨナヨダンスを繰り広げた。開始20秒で全員バラバラになってしまい、1度ストップ。ちなみに筆者は高橋の様子を観察するうち、なぜかお笑いコンビ・アンガールズの田中卓志の姿が頭をよぎった。5人は今の映像をチェックし、画面上では正解の映像と合わせて比較。一同は見事に自分の世界観に入り込み、もはやカオスの空間に。次は最初の手拍子の振り付けを参考に「何が起きても踊り続ける」精神で再チャレンジ。橋本だけ数メートル離れたかなり前方で曲の終りを迎え、メンバーは大爆笑だった。

 通しで見てみると、井上と作間の振りが揃う一方、高橋はやはりフライング気味。作間、猪狩、橋本が衝突のアクシデント、橋本は途中でダンスを放棄しており、やりたい放題。そして、高橋は終始スタイルが不格好で、特に7分頃からは、やや不審者並みの仕草、アクションが面白かった。ダンス系動画はアクセスが伸びやすいのか、HiHi Jetsにしてはいつもより高い25万台(23日時点)。

 21日に更新されたのは「Snow Man【質問に答えます】コメント欄企画!」。メンバー6人がコメント欄に寄せられた意見、要望を紹介しつつ、フリートークする動画となっている。最初は「Snow ManがSixTONESにドッキリを仕掛ける動画が見たいです」とのリクエストに触れ、深澤辰哉が「目の前でめっちゃケンカするとかでしょ」と案を出すも、「笑っちゃうじゃない」という岩本照のコメントを受けて、即「俺たち、無理なんですよ、そういうの。だからこれはナシ!」と、あっさり片付けた(とはいえ実現に期待)。

 さらに、4月配信の宮舘涼太のお料理企画「今夜のオカズ宮舘を添えて」のクリスマスバージョン&プレゼント交換会を求める声に対し、「でもさ、やっぱり『宮舘を添えて』の第2弾はたぶん、みんな見たいって思ってるから」(阿部亮平)「みんな待ってるよ」(渡辺翔太)と、好反応を示すメンバー。実際、第2弾を待ちわびている身としては、宮舘の発言が気になったが、肝心の本人は無言でうなずくなど、特に言及はなかった。もしや、すでに何か構想を考えているのか……?

 対照的に、「雪合戦大会に6人で出場」という提案には「1年間こうさ、トレーニングを重ねた人がその雪合戦大会に出るわけでしょ? 生半可な気持ちでは行けない」と、急に熱く語り出す宮舘が印象的だった。このほか、深澤はオリジナル曲「Boogie Woogie Baby」の間奏で岩本がカッコよくキメる「Are You Ready Come on!」の“誇張しすぎ”な再現や、ファンから「スベらない一発芸」伝授のお願いを受けてKAT-TUN・亀梨和也のモノマネをお披露目。ここで渡辺は、アプリで女性の顔に変身(9月26日配信の動画)した深澤に向けて言い放った「全然よくない」を、またしても炸裂させていた。

 そして、Snow Manもついにプロモーション動画が実現。SixTONESが2度もコラボレーションしたセブン‐イレブンが再び「Jr.チャンネル」に協力し、「Snow Man【カフェラテ飲んで一言】ノーミスで10周!セブン-イレブンのカフェラテでCMリレー」(19日公開)なる企画を行った。新しく生まれ変わったカフェラテを飲み、「アイドルらしいキメ台詞」で魅力を伝えていき、CMを10本作成できればクリア。前の人たちが使ったワードやジャンル、的外れな言葉はもちろん、噛んでもアウトと、なかなか厳しいルールに苦戦する様子を収めている。

 カフェラテの試飲&資料を読み込んだ上で本番が始まり、深澤、岩本、阿部が味に関して述べる中、4人目の渡辺は「味はもちろんだけど、手に持った時のカップのフィット感が最高!」と、1周目でいきなりカップを褒めた。その瞬間に深澤、岩本、阿部は笑いがこらえきれず、顔を伏せて吹き出す始末。続いて、5人目の佐久間大介が「まるで天使がいれてくれたコーヒーのようだ」と、カフェラテをコーヒーと間違え、1周目でつまづいてしまった。また、トップバッターの深澤が4・5周目でオーバーに「ぬっ! 臓器が喜んでる~!」「ぬっ! 五臓六腑に染み渡る~!」と臓器関連の一言を発した際には「3周目ぐらいからもうね、見ている人がね、飲みたいって気持ちにならない!」(渡辺)と、バッサリ。

 こうして撮り直しを繰り返した結果、なんとか10周を終えてPRの任務を遂行。最後の振り返りで岩本も触れているが、個人的にもツボだったのは渡辺のターンだ。「僕ね、結構前からセブン‐イレブンのカフェラテ飲んでるんだけど、従来の時より、泡がなんとなくだけど130%アップしている気がする」「君にはわかるかな? ミルクの原料を一から見直ししたことを……」と、明らかに資料を丸コピした感想で他メンバーとの差別化を図る渡辺。筆者はなんだか、豆知識を入れ込む渡辺の顔がV6・長野博に見えてきた。

 これだけでなく、「このカフェラテに使っている豆にお礼を言います。ありがとう」「カフェラテ界のジャニーさん!(ジャニー喜多川社長)」「僕今まで、ジャニーズで渡辺翔太としてやってきましたけど、この名前をやめて今日からカフェラテという名前に改名します」といったキラーワードを連発。さまざまな角度のコメントで楽しませてくれた。再生回数は通常回が9万台、2本目は16万台(23日時点)を記録している。
(中村チズ子)

のん(能年玲奈)、小泉今日子を呼んででも……『あまちゃん』ファミリー・渡辺えりの劇団が正念場

「やはり以前に比べると2時間ドラマもバラエティの仕事も減ってきて、苦労されてるようです。肝心の舞台も精力的には活動してますが、なかなか集客できないようです」(テレビ局関係者)

 来年公開の周防正行監督の最新作『カツベン!』の出演陣にも名前を連ねている芸能界屈指の個性派女優・渡辺えり。

「女優としての実績は言うまでもありませんが、しゃべりが達者なのでバラエティでも重宝されてました。また、脚本制作や演出も手掛けるので、自身の劇団の舞台での仕事があるときは相当多忙なようです。ただ、やはりテレビに比べると舞台はギャラも安いですし、ましてや自身の劇団となると、集客をしないと赤字になりますからね。最近、えりさんと話した方は『私のようなタイプが演じる役がドラマでも減ってきて、かなりきついです』と弱音をこぼしていたそうです」(ドラマスタッフ)

 12月からはマギーが演出することでも話題になった舞台『喜劇 有頂天団地』で主演するように、舞台役者としてはまだまだオファーが絶えないという。

「バラエティだと彼女とキャラがかぶってギャラも安いあき竹城さんが競合になっているようです。ドラマだと芝居の上手さではえりさんの上を行く藤山直美さんもいますからね。最近、アクの強い役は60代ではなく50代のキムラ緑子さんとかYOUさんとか麻生祐未さんあたりが演じたりしてます」(芸能事務所関係者)

 そんな中でも、自身の劇団員のためにも最低年1回の公演は続けていくという。

「今年、自身の主催するオフィス『3○○(さんじゅうまる)』の40周年記念公演をやりましたが、空席も多くかなり苦戦していたようです。えりさんとしては、のん(能年玲奈)さんや小泉今日子さんあたりを呼んででも、集客を多くして劇団員を食わせていきたいという意思もあるようです。すでに来年の本は書いてますし、のんさんも今のままではなかなか仕事がないでしょうからお互いのためにも実現する可能性は高いと思いますよ」(舞台関係者)

 のんの復帰は『あまちゃん』仲間の舞台になるかもしれない――。

「トラクターで遊ぶなよ」『下町ロケット』6話、無人トラクターにはしゃぐ佃にツッコミ続出

 11月25日夜9時から第7話が放送される、阿部寛主演の『下町ロケット』(TBS系)。視聴率は第5話まで2桁をキープしており、第6話も13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調を維持している。

 同ドラマは、池井戸潤の小説を原作とした作品。元宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平(阿部)は、父親が経営していた下町の工場「佃製作所」を引き継ぎいだ。特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステム開発、人工心臓弁ガウディ計画など、さまざまな困難を社員と共に切り抜けてきた佃は、農機具パーツの開発に乗り出し、取引先とのトラブルや社員の抱える問題に立ち向かっていく。

 第6話では、帝国重工の財前(吉川晃司)が新規事業として無人農業ロボットの開発を計画。佃製作所に、エンジンとトランスミッションを供給してほしいと申し出てくる。さらに財前は、佃の大学時代の友人で無人農業ロボット研究の第一人者・野木博文(森崎博之)に協力を仰ぎたいと提案。そこで佃は、北海道農業大学で教授を務めている野木に会うため、単身で北海道に乗り込むことに。

 その後、大学の敷地内で、無人トラクターが人との衝突を検知し、安全な位置で自動停止する場面を佃は目撃。そのトラクターのエンジンが自社のものであることを見抜き、野木に無人農業ロボット開発の援助を要請。野木は、無人トラクターを眺めながら、ともに実験を重ねた学生時代を思い出し、佃の頼みを受け入れることを決意。

 しかし、そこに財前が現れると、野木は「いつから大企業の手先に成り下がったんだ」と機嫌を損ねてしまう。野木自身も過去に大企業と手を組んだことがあったが、訴えられたり技術を盗まれたりと、散々な目に遭ったという。その結果、夢がノルマに変わる恐ろしさを痛感し、企業とは二度と関わらないと固く誓っていたのだった。その後、佃は、学会のために東京にやって来た野木を帝国重工に連れて行き、懸命に働く社員たちの姿を見せる。そして、彼らの熱意を目の当たりにした野木は、正式に無人農業ロボットの開発を引き受けることに。

「大学のシーンで登場した無人トラクターは、決められた時間に車庫から出て畑を耕すようプログラムされています。前方に人が立つと停止するトラクターを見た佃は、カバンや足を出して自動停止の精度を確認。その楽しそうな様子には、視聴者から『トラクターで遊ぶなよ(笑)』『佃さんがここぞとばかりにはしゃいでいる』『最先端技術に対して無邪気すぎ』『ちゃんと止まってくれるトラクターまで可愛く見えてきた』と爆笑の声が上がりました」(芸能ライター)

 第7話で佃は、佃製作所を訪れた財前から、突然取引の中止を告げられてしまう。聞けば、帝国重工の次期社長候補・的場(神田正輝)が、エンジンとトランスミッションを内製化する方針を打ち出したらしいのだ。しかし、納得のいかない佃製作所の社員たちは猛抗議に出て、財前にはどうすることもできない。そして、騒動を知った野木も「佃が離脱するならプロジェクトを降りる」と、宣言するのだった。

「野木は人工衛星の研究をしていたこともあり、佃とは腹を割って話せる間柄。『野木さんいい人そうで信頼できる』『佃社長とかなり仲良しなやりとりが楽しい』『早く2人で仕事をしているところが見たいなぁ』と、今後の活躍に期待が寄せられています」(同)

 かつて苦楽を共にした佃と野木は、再び同じ夢を見ることができるのだろうか。