同性ウケが悪いのは顔のせい? 吉岡里帆が女性に嫌われる理由をDr.高須幹弥が解説

【第75回】「高須幹弥センセイ、同性ウケの悪い女性の顔ってどんな顔ですか?」

 連続テレビ小説『あさが来た』や『カルテット』(TBS系)で注目を集め、一躍トップ女優へと上りつめた吉岡里帆。今やドラマに映画、CMと引っ張りだこだが、一部の女性からは「あざとい」「ぶりっこ」「男に媚びている」との声も聞かれ、中には、性格だけでなく、顔の造形からそのような雰囲気を感じるとの指摘もある。

 “もっとも女性に嫌われている女優”と称されている吉岡の女性ウケの悪さは、顔立ちが原因なの? 教えて! 高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥先生!

■ピンでCMに出まくるのは美人の証

 まずは吉岡里帆さんの顔立ちから見てみましょう。

 開きのいい丸い目は、眼球自体が大きく、下まぶたの外側が下がったタレ目で、「タレ目形成」を希望する患者さんからも人気のカタチをしています。鼻も大きな欠点はないものの、すごく高いわけではなく、軽いダンゴ鼻で、あまり主張しない鼻をしているし、口も小さめなことから、清楚な印象を与えていますね。色白の綺麗な肌をしていて、輪郭もゴツゴツしていない上、ほっぺにほどよく脂肪がついて丸みを帯び、全体的に整ってもいるので、癒やし系で清楚系な雰囲気の漂う美人顔といえるでしょう。

 そもそも単体でCMに出まくるのは、相当のビジュアルがないとできないんですよ。顔にクセがあると、単体では使えませんから。ももいろクローバーZだって、4人だから出られるけど、ひとりじゃ無理でしょう? そのため、単体でCMに出まくっている新垣結衣さんや広瀬すずさんなどと並ぶ美人度だと思います。

 女性を評価するとき、ほとんどの男性が外見から入るのに対し、女性は中身を重視するので、吉岡さんが同性から嫌われる理由と顔立ちはあまり関係ないように思います。ただ、強いて顔立ちでいうのであれば、黒髪で、色白で肌が綺麗で、丸みのある輪郭で、鼻も極端に高すぎず、顎も出すぎず、丸くてクリっとした大きな目といった顔は男性ウケするので、同性からは嫌われやすいかもしれません。顔立ちだけで見れば、吉岡さんのほか、新垣さんや広瀬さん、桜井日奈子さんや有村架純さんなども、一部の女性からウケの悪い顔の特徴をしています。

 それでも吉岡さんだけが女性アンチが多く、「あざとい」「ぶりっこ」「男に媚びている」という印象を持たれてしまうのは、おそらく、癒やし系の顔立ちに、しゃべり方や声のトーン、表情の作り方など、キャラクター的な要素が相まって、癒やしを求める男性にとって理想的な女性だからかと感じます。新垣さんなどは元気なイメージがあり好感を抱けますが、吉岡さんはおっとりとした雰囲気でしゃべり方もゆっくりなので、同性には“男性ウケを狙った計算高い女性”に見えてしまうのでしょう。昔でいう、細川ふみえさんや裕木奈江さんのようなタイプに近く、女性からは嫌われやすいのですが、結局オトコはこういうタイプの女性が好きで、例え計算だとしても騙されてしまうんです(笑)。

 とはいえ、吉岡さんも、癒やし系や清楚系に憧れる女性からは好かれていると感じます。なので、吉岡さんをディスる女性は、ヤンキー系やギャル系、キャバ系など、派手系の、種族の違う女性が多いのでは? 彼女たちが好むのは、明日花キララさんや一条響さんなど、ガッツリメイクと派手な格好で可愛く見せる、いわば吉岡さんとは真逆のタイプですよね。

高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
公式ブログ

同性ウケが悪いのは顔のせい? 吉岡里帆が女性に嫌われる理由をDr.高須幹弥が解説

【第75回】「高須幹弥センセイ、同性ウケの悪い女性の顔ってどんな顔ですか?」

 連続テレビ小説『あさが来た』や『カルテット』(TBS系)で注目を集め、一躍トップ女優へと上りつめた吉岡里帆。今やドラマに映画、CMと引っ張りだこだが、一部の女性からは「あざとい」「ぶりっこ」「男に媚びている」との声も聞かれ、中には、性格だけでなく、顔の造形からそのような雰囲気を感じるとの指摘もある。

 “もっとも女性に嫌われている女優”と称されている吉岡の女性ウケの悪さは、顔立ちが原因なの? 教えて! 高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥先生!

■ピンでCMに出まくるのは美人の証

 まずは吉岡里帆さんの顔立ちから見てみましょう。

 開きのいい丸い目は、眼球自体が大きく、下まぶたの外側が下がったタレ目で、「タレ目形成」を希望する患者さんからも人気のカタチをしています。鼻も大きな欠点はないものの、すごく高いわけではなく、軽いダンゴ鼻で、あまり主張しない鼻をしているし、口も小さめなことから、清楚な印象を与えていますね。色白の綺麗な肌をしていて、輪郭もゴツゴツしていない上、ほっぺにほどよく脂肪がついて丸みを帯び、全体的に整ってもいるので、癒やし系で清楚系な雰囲気の漂う美人顔といえるでしょう。

 そもそも単体でCMに出まくるのは、相当のビジュアルがないとできないんですよ。顔にクセがあると、単体では使えませんから。ももいろクローバーZだって、4人だから出られるけど、ひとりじゃ無理でしょう? そのため、単体でCMに出まくっている新垣結衣さんや広瀬すずさんなどと並ぶ美人度だと思います。

 女性を評価するとき、ほとんどの男性が外見から入るのに対し、女性は中身を重視するので、吉岡さんが同性から嫌われる理由と顔立ちはあまり関係ないように思います。ただ、強いて顔立ちでいうのであれば、黒髪で、色白で肌が綺麗で、丸みのある輪郭で、鼻も極端に高すぎず、顎も出すぎず、丸くてクリっとした大きな目といった顔は男性ウケするので、同性からは嫌われやすいかもしれません。顔立ちだけで見れば、吉岡さんのほか、新垣さんや広瀬さん、桜井日奈子さんや有村架純さんなども、一部の女性からウケの悪い顔の特徴をしています。

 それでも吉岡さんだけが女性アンチが多く、「あざとい」「ぶりっこ」「男に媚びている」という印象を持たれてしまうのは、おそらく、癒やし系の顔立ちに、しゃべり方や声のトーン、表情の作り方など、キャラクター的な要素が相まって、癒やしを求める男性にとって理想的な女性だからかと感じます。新垣さんなどは元気なイメージがあり好感を抱けますが、吉岡さんはおっとりとした雰囲気でしゃべり方もゆっくりなので、同性には“男性ウケを狙った計算高い女性”に見えてしまうのでしょう。昔でいう、細川ふみえさんや裕木奈江さんのようなタイプに近く、女性からは嫌われやすいのですが、結局オトコはこういうタイプの女性が好きで、例え計算だとしても騙されてしまうんです(笑)。

 とはいえ、吉岡さんも、癒やし系や清楚系に憧れる女性からは好かれていると感じます。なので、吉岡さんをディスる女性は、ヤンキー系やギャル系、キャバ系など、派手系の、種族の違う女性が多いのでは? 彼女たちが好むのは、明日花キララさんや一条響さんなど、ガッツリメイクと派手な格好で可愛く見せる、いわば吉岡さんとは真逆のタイプですよね。

高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
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イライラの原因は「80cmを確保」でゼロ円解決!?  動線最悪の「汚ベッド」を配置換え!

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

 

【煩悩003-11】イライラする「ベッドルーム」を配置換え!(Eさん・32歳)

 ひきつづき、第3回目のクライアント・東京都世田谷区の2DKに住むEさん(32歳)のお部屋です。

 前回は「キッチン」のビフォーアフターを動画で紹介しました。今回から、「ベッドルーム」に入ります。

 ドアを開けて、部屋全体の乱れをチェックしてみましょう!

 部屋全体が暗いのは、モノが多いためです。モノの影が重さを作り出します。ベッドルームは、レンタル家具店のコーディネーターがデザインしたそうです。部屋の中央に、セミダブルベッドが配置されています。アメリカンスタイルでかっこいいけれど、6畳ではちょっと窮屈そう……。実際、「狭くて、時々イライラしてしまいます」とEさん。

 

イライラの原因は「家具のレイアウト」?

 間取図で確認してみましょう。

 Eさんの行動をイメージして、赤い線で「動線」を引きました。

 朝の行動をイメージしてみましょう。(4)のクローゼットで着替えて、(3)のラックからストッキングを出します。(2)の化粧台へ移動してメイクをして、(3)で香水やアクセサリーをつけます。……行ったり来たりで、朝からイライラしそうですね。

 整理収納の目的は「生活を楽にすること」です。

 今回は、モノを減らしてから家具の配置を見直します!

 ベッドルームのドアから、(1)〜(2)側を写した写真です。身支度をするにも、部屋中をグルグル歩きまわるEさんの姿が想像できます。

 ベッドと化粧台のスペースは、ギリギリ座れる程度です。体をよけないと、引き出しを開けることもできません。本をとるにも、骨が折れそうな姿勢が必要です。

 

(2)の化粧台を、近くで見てみました

 ここで、フルメイクをするそうです。引き出しが開けにくいため、メイク道具は置きっぱなしになっているようです。

 

(3)の全体を、見てみましょう

 (3)の側は、スチールラックとミニ冷蔵庫がありました。その周りに、下着、書類、アクセサリー、香水、ヘアケア用品などがまとまりなく置かれていました。

 

(3)のスチールラックを、近くで見てみました

 スチールラックの上には、下着の山が置いてあります。引き出しの位置が高いので、出し入れするのも面倒なので放り投げているんだとか。

 

(4)の全体を、見てみましょう

 (4)側は、リビングのクローゼットと同じ状態でした。開かずの扉となったクローゼット前には、ドアハンガーに掛けられた洋服が山盛り。ポジティブにみれば、よく着る服はこれだけです!

 

(4)のベッド脇を、近くで見てみました

 ベッド脇には、書類や衣替えの服が層となっていました。ときどき、足の指先をぶつけて悲しくなるそうです。こんな時は、指の痛みより心が痛くなりますよね。

 通り道を防ぐモノの山は、リビングやキッチンの作業とともに無くなりました。モノを劇的に減らしたことで、家具の配置を見直す余裕も生まれます。

 

  すべて、80cm以上の動作空間を確保しました。

 クローゼット前で着替えをする。化粧台の上で座ってメイクをする。本棚の上で、携帯の充電をする……など、生活しやすい空間を確保するには、これくらいのスペースを設けると、断然動きやすくなります。

 片付けは、「モノを捨てる」「快適な収納にする」だけではありません。「動線の見直し」も、生活を楽にするためには重要です!

 次回は、畳みたくない女子必見! 洋服迷子も卒業できる「極楽クローゼット」収納術です。

 

――「30代女子の『煩悩部屋』ビフォーアフター」は毎週月曜更新です。次回をお楽しみに!

 

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
Instagramはこちらから

 

●連載「煩悩部屋」バックナンバーはこちら

●Eさんのお部屋・バックナンバーはこちら

<リビング編>

【3-001】“多すぎる欲望”に埋もれた30女の汚部屋
【3-002】「捨てられない!」で溢れた30女リビング
【3-003】封印されし「ミニクローゼット」を断捨離
【3-004】ネットワークビジネスの「不良在庫」を断捨離!

<キッチン編>

【3-005】「腐ったザクロ」と「モノ」に溢れる汚キッチンを清掃!
【3-006】“無料”と“流行”に汚染された30女の汚台所
【3-007】30女キッチンの「吊り戸棚」を800円で整理
【3-008】レシートまみれの「キッチンカウンター」
【3-009】ゴミに埋まる「キッチンテーブル塚」
【3-010】動画で見る「汚DK」ビフォーアフター!



<片付けに悩む[30代・ひとり暮らしの女性]を大募集>

自分のお部屋を片付けたい、都内近郊在住の30代女性を募集。収納ライターのito makiさんが、30代女性・ひとり暮らしの「煩悩部屋」を一掃いたします。URL先の応募要項をご一読の上、ふるってご応募ください!

★応募フォームはこちら★

 

イライラの原因は「80cmを確保」でゼロ円解決!?  動線最悪の「汚ベッド」を配置換え!

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

 

【煩悩003-11】イライラする「ベッドルーム」を配置換え!(Eさん・32歳)

 ひきつづき、第3回目のクライアント・東京都世田谷区の2DKに住むEさん(32歳)のお部屋です。

 前回は「キッチン」のビフォーアフターを動画で紹介しました。今回から、「ベッドルーム」に入ります。

 ドアを開けて、部屋全体の乱れをチェックしてみましょう!

 部屋全体が暗いのは、モノが多いためです。モノの影が重さを作り出します。ベッドルームは、レンタル家具店のコーディネーターがデザインしたそうです。部屋の中央に、セミダブルベッドが配置されています。アメリカンスタイルでかっこいいけれど、6畳ではちょっと窮屈そう……。実際、「狭くて、時々イライラしてしまいます」とEさん。

 

イライラの原因は「家具のレイアウト」?

 間取図で確認してみましょう。

 Eさんの行動をイメージして、赤い線で「動線」を引きました。

 朝の行動をイメージしてみましょう。(4)のクローゼットで着替えて、(3)のラックからストッキングを出します。(2)の化粧台へ移動してメイクをして、(3)で香水やアクセサリーをつけます。……行ったり来たりで、朝からイライラしそうですね。

 整理収納の目的は「生活を楽にすること」です。

 今回は、モノを減らしてから家具の配置を見直します!

 ベッドルームのドアから、(1)〜(2)側を写した写真です。身支度をするにも、部屋中をグルグル歩きまわるEさんの姿が想像できます。

 ベッドと化粧台のスペースは、ギリギリ座れる程度です。体をよけないと、引き出しを開けることもできません。本をとるにも、骨が折れそうな姿勢が必要です。

 

(2)の化粧台を、近くで見てみました

 ここで、フルメイクをするそうです。引き出しが開けにくいため、メイク道具は置きっぱなしになっているようです。

 

(3)の全体を、見てみましょう

 (3)の側は、スチールラックとミニ冷蔵庫がありました。その周りに、下着、書類、アクセサリー、香水、ヘアケア用品などがまとまりなく置かれていました。

 

(3)のスチールラックを、近くで見てみました

 スチールラックの上には、下着の山が置いてあります。引き出しの位置が高いので、出し入れするのも面倒なので放り投げているんだとか。

 

(4)の全体を、見てみましょう

 (4)側は、リビングのクローゼットと同じ状態でした。開かずの扉となったクローゼット前には、ドアハンガーに掛けられた洋服が山盛り。ポジティブにみれば、よく着る服はこれだけです!

 

(4)のベッド脇を、近くで見てみました

 ベッド脇には、書類や衣替えの服が層となっていました。ときどき、足の指先をぶつけて悲しくなるそうです。こんな時は、指の痛みより心が痛くなりますよね。

 通り道を防ぐモノの山は、リビングやキッチンの作業とともに無くなりました。モノを劇的に減らしたことで、家具の配置を見直す余裕も生まれます。

 

  すべて、80cm以上の動作空間を確保しました。

 クローゼット前で着替えをする。化粧台の上で座ってメイクをする。本棚の上で、携帯の充電をする……など、生活しやすい空間を確保するには、これくらいのスペースを設けると、断然動きやすくなります。

 片付けは、「モノを捨てる」「快適な収納にする」だけではありません。「動線の見直し」も、生活を楽にするためには重要です!

 次回は、畳みたくない女子必見! 洋服迷子も卒業できる「極楽クローゼット」収納術です。

 

――「30代女子の『煩悩部屋』ビフォーアフター」は毎週月曜更新です。次回をお楽しみに!

 

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伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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【3-001】“多すぎる欲望”に埋もれた30女の汚部屋
【3-002】「捨てられない!」で溢れた30女リビング
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【3-004】ネットワークビジネスの「不良在庫」を断捨離!

<キッチン編>

【3-005】「腐ったザクロ」と「モノ」に溢れる汚キッチンを清掃!
【3-006】“無料”と“流行”に汚染された30女の汚台所
【3-007】30女キッチンの「吊り戸棚」を800円で整理
【3-008】レシートまみれの「キッチンカウンター」
【3-009】ゴミに埋まる「キッチンテーブル塚」
【3-010】動画で見る「汚DK」ビフォーアフター!



<片付けに悩む[30代・ひとり暮らしの女性]を大募集>

自分のお部屋を片付けたい、都内近郊在住の30代女性を募集。収納ライターのito makiさんが、30代女性・ひとり暮らしの「煩悩部屋」を一掃いたします。URL先の応募要項をご一読の上、ふるってご応募ください!

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飛田、円山町、町田……かつて紡がれた男女の交わりに思いを馳せる『青線~売春の記憶を刻む街』

 今回は趣向を変えてノンフィクションの作品をご紹介しようと思う。

 「青線」というものをご存知だろうか? 戦後の一時期、売春が認められていた場所を「赤線」と呼んでおり、これと差別化するために「青線」は生まれた。青線は赤線とは違い、非合法に売春が行われていた地帯である。

 昔は全国各地に存在していた赤線、青線地帯だが、売春防止法が施行された現在は当然、その役割をなくしたかのように見える。しかし、かつて青線街であった場所には、現在も昔の名残を残してバーや料理屋として営業する店が連なっている。新宿のゴールデン街や、横浜・黄金町などがそうである。

 本作『青線~売春の記憶を刻む街』(集英社)は、かつての青線の色を強く放っている地域を全国規模で取材し、紹介している作品だ。古くから色街として親しまれてきた地域は、今も男女のいざこざが絶えない。渋谷・円山町などが最たる例である。東電OL殺人事件の舞台となった円山町は、現在もラブホテルが軒を連ね、あちこちで男女が交わっている。

 青線、赤線街として全国的に認知度が高いのは、大阪・飛田だろう。その地域に足を踏み入れると、時代をタイムスリップしたように感じるという。料亭の形で並ぶ店先には呼び込みの老女がいて、その奥にはアイドルやタレントと見まごうほどの美しい女性がニコニコと笑顔を振りまいている——そこで行われているのは「自由恋愛」だ。

 また、思わぬベッドタウンにも青線の色を強く残している場所がある。東京・町田だ。「たんぼ」と呼ばれた町田の青線は、ラブホテル街の中にプレハブ小屋の飲み屋を装った店が立ち並び、そこには外国人の娼婦がいたという。元をただすと米兵相手の日本人娼婦が体を売っていた場所であった「たんぼ」には、現在、その面影はまったくない。しかし、かつての「たんぼ」へ通じる道の前には、現在もラブホテルが立ち並んでいるという。

 本作は東京から大阪、沖縄のチョンの間までも深く取材している。自分自身が住む街はもちろん、旅先にも、かつての青線の面影を色濃く残した場所が存在する。そんな地で、どのような男女の物語が紡がれていたのか、想像するのも面白い。
(いしいのりえ)

高橋一生&森川葵は“公開告白”で交際スタート? テレビ番組で公開告白した芸能人3人

 意中の人への告白は一世一代の大イベント。シチュエーションやタイミングなど工夫を凝らすものだが、中にはテレビの力を借りて告白する芸能人も。吉高由里子(30)のモノマネで一躍有名になった福田彩乃(30)もその1人だ。

 福田は10月27日放送の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に出演。オープニングで「気になる人がいる……」と漏らし、リズムネタでブレイク中の医者芸人“しゅんしゅんクリニックP”に公開告白した。残念ながら“しゅんしゅん”は「顔はキレイだと思うけど、性格がまだわからないんで……」とお断り。

 福田はかつてシェフの川越達也(45)にも番組内で告白し、うまい具合にはぐらかされている。そのため、今回の告白には「福田の告白ネタ、もはや誰も興味ないだろ」「さすがにあざとい」とブーイングの声が続出した。

 今回は福田のように、番組で公開告白した芸能人を紹介しよう。

 

●二階堂ふみ

 まずは人気個性派女優の二階堂ふみ(24)。2017年に出演した『しゃべくり007』(日本テレビ系)では、「アンパンマンで言ったらしょくぱんまん」「サザエさんでは隣の家に住んでる伊佐坂先生」など独特なタイプを披露している。

 二階堂はメイプル超合金・カズレーザー(34)に対し、「カズ様とずっとお会いしたかった」「顔がカッコいい」「ずっとドキドキしてた」と続けざまに番組内で求愛。これにはカズレーザーも「今日入れ食いじゃないっスか~」と笑いを誘うしかなかった。

 2015年には人気絶頂の星野源(37)との熱愛が報じられていた二階堂だけに、「今が旬の話題性のある人に食いつくんだね」「ほんと好きな男コロコロ変わる」「求愛アピールがあざといんだよね」など非難殺到。「源さんはどうなったの?」とのツッコミももちろん上がっていた。

 

●森川葵

 続いては、変幻自在の演技で“カメレオン女優”の異名を持つ森川葵(23)。自身のインスタグラムでは“芸能界入りのキッカケはファミチキ”と発言し、ファミチキを食べたい一心でオーディションに応募した過去を明かしている。

 森川は昨年出演した『A-Studio』(TBS系)内で、人気俳優の高橋一生(37)に「私の中では“一生様”」「やっぱりすごく顔が好きです。どタイプなんです!」とファン時代からの想いを告白。司会の笑福亭鶴瓶(66)も「テレビでそんなこと言う女優いないで」と苦笑していた。

 しかし驚いたことに、今年2月に『FLASH』(光文社)が森川と高橋の熱愛をスクープ。「ファンから彼女になれるなんてすごい!」「結局若い娘がいいんだ。なんかがっかりした……」と悲喜こもごもの声が続出している。ただ、何より話題になったのが、“スクープ写真の高橋の私服がダサすぎ”問題。腰にチェーンをつけたファッションが「チェーンはさすがにあり得ない」「そんなに変かな? トータルで見るとカッコイイと思うけど」と議論を巻き起こすことに。

 大勢の人に見守られる公開告白は、する側・される側もインパクト大。相応の覚悟を持って臨んで欲しいものだ。

織田裕二『SUITS/スーツ』第6話 ハッカーが困った案件をすべて解決!いくら何でも反則過ぎるだろ!

『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第6話。「消えた20億円の謎!敵は巨大投資詐欺グループ」

(前回までのレビューはこちらから)

■「投資詐欺」と「親子げんか」案件

 今回は「投資詐欺で20億円騙し取られた件」と「親子げんかで一億円盗まれた件」が同時進行していた。

「投資詐欺」は、甲斐正午(織田裕二)と蟹江貢(小手伸也)がタッグを組んで担当。

 内海財団の会長・内海真須美(ジュディ・オング)がインドネシアに発電所を建設するという轟ファイナンスに20億円投資したものの計画は頓挫。そのまま返ってこない金を取り戻したいとのこと。

 轟ファイナンスは、破産の申し立てをしているため3000万円しか返せないという。しかし、最初から真須美から金を騙し取り計画倒産をするつもりだった可能性もあり、証拠を掴むために資金の流れを探ることに。

 一方の「親子げんか」は、鈴木大輔(中島裕翔)が担当。

 リゾート開発会社・アテナリゾート会長の藤原一輝(大澄賢也)の娘が、社員証を偽造して会社に侵入。さらに口座をハッキングして、1億円以上を別口座に移していたというのだ。

 

■蟹江とのコンビで甲斐の存在感が消える

 日本を代表する資産家である真須美からの依頼ということで、幸村チカ(鈴木保奈美)ははりきって甲斐と蟹江という事務所のエース級を組ませたものの、普段から反発し合っているふたり。いきなりコンビを組まされても上手くいくはずもない。

 蟹江が轟ファイナンスの経理部長を詰問していたら持病で倒れ、そのまま死んじゃったり、資金の流れを掴むため相手方弁護士のアソシエイトを脅し、裏帳簿を入手したと思ったら、ダミーの帳簿だったり……(結局それは相手方のブラフで本物だったのだが)。

 熱血漢で、真贋見極めないまま体当たりで案件にぶつかっていくタイプだ。

「勝つためなら手段を選ばない弁護士」という触れ込みの甲斐だが、そのキャッチフレーズ、蟹江の方がよっぽどふさわしいんじゃないだろうか。

 甲斐の方は、いろいろと考えを巡らせてはいたものの、要は何をやっているのかよく分からないまま。キャラが濃厚すぎる蟹江とコンビを組んだことによって、甲斐の影がオフホワイトくらい極薄となってしまった。

 そして、大輔が担当した「親子げんか」案件。

 藤原の娘・華名(佐久間由衣)に会いに行き、事情を聞き出したところ、父親の会社が環境審査のデータをごまかして小さな島にホテルを建設したことに反発しており、ハッキングで盗み取った1億円は島の住人たちに還元するつもりだという。

 メチャクチャ青臭い上にハッカー!

 華名の、ショートカットにダブルのライダース。さらにガムをクチャクチャ噛んでいるというコーディネイト。謎のハッカー観に笑ってしまった。

 結局、華名が父親に反発していたのは、母親が闘病中だというのにリゾートホテルの建設に没頭していたのが許せなかったからだと判明。

 しかし、リゾートホテルの建設は母親の夢だったのだ。

 大輔から、藤原が妻の夢を叶えるために環境審査で不正をしてまでホテル建設を推し進めていたということを教えられ、和解をすることにした華名。

 ……いや、妻の夢だろうが何だろうが、環境審査をごまかしたのはアウトだと思うけど、それでいいの!?

■ハッカーが全部解決かよ……

 蟹江のミスもあり、膠着状態に陥っていた「投資詐欺」の案件も、何だかんだでスーパーハッカー・華名を仲間に引き入れたことで話はガンガン進んで行く。

 轟ファイナンス社長のクレジットカードの履歴や、轟ファイナンスの経理情報をハッキングして、シンガポールの銀行に資金を隠しているんじゃないかと突き止め、あとは甲斐と蟹江、大輔の3人が力を合わせて、どの銀行に資金を隠しているのかを特定。

 ……どうせなら、シンガポールの銀行もハッキングしてもらえば、もっとアッサリ解決したんじゃないの!?

 いがみあっている甲斐と蟹江による凸凹コンビの協力プレイなど、それなりに見どころはあった第6話だが、結局、案件自体はハッカーがすべて解決してしまい、弁護士たちが右往左往していたのは何だったんだ感も……。

 近年のドラマや映画、アニメなどでありがちな展開ではあるものの、難しい問題を解決するためにハッカーを使うのは反則だと思うのだ。いっくらなんでも万能過ぎる!

 サスペンスドラマにいきなりドラえもんが登場してきて秘密道具「ホームズ・セット」(シャーロック・ホームズみたいに推理ができる道具)を貸してくれた……くらいの掟破りだと思うのだが。

 このドラマにおいて、最大の懸念材料であった大輔の経歴詐称の件も、ハッカーがハーバード大学のアーカイブを書き換えることによってサクッと解決。

 もう何でもアリっすね。

 それに比べて、大輔の「完全記憶能力」の活かされてなさよ……。時々、思い出したかのようにチョロッと使われてはいるものの、「たまたまその時、スマホで動画を撮っていた」くらいのことで代替できる程度の使われ方しかしていない。

 甲斐も、経歴詐称させてまで大輔を雇うくらいなら、ハッカーを雇った方がよっぽど役に立つんじゃないだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

 

織田裕二『SUITS/スーツ』第6話 ハッカーが困った案件をすべて解決!いくら何でも反則過ぎるだろ!

『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第6話。「消えた20億円の謎!敵は巨大投資詐欺グループ」

(前回までのレビューはこちらから)

■「投資詐欺」と「親子げんか」案件

 今回は「投資詐欺で20億円騙し取られた件」と「親子げんかで一億円盗まれた件」が同時進行していた。

「投資詐欺」は、甲斐正午(織田裕二)と蟹江貢(小手伸也)がタッグを組んで担当。

 内海財団の会長・内海真須美(ジュディ・オング)がインドネシアに発電所を建設するという轟ファイナンスに20億円投資したものの計画は頓挫。そのまま返ってこない金を取り戻したいとのこと。

 轟ファイナンスは、破産の申し立てをしているため3000万円しか返せないという。しかし、最初から真須美から金を騙し取り計画倒産をするつもりだった可能性もあり、証拠を掴むために資金の流れを探ることに。

 一方の「親子げんか」は、鈴木大輔(中島裕翔)が担当。

 リゾート開発会社・アテナリゾート会長の藤原一輝(大澄賢也)の娘が、社員証を偽造して会社に侵入。さらに口座をハッキングして、1億円以上を別口座に移していたというのだ。

 

■蟹江とのコンビで甲斐の存在感が消える

 日本を代表する資産家である真須美からの依頼ということで、幸村チカ(鈴木保奈美)ははりきって甲斐と蟹江という事務所のエース級を組ませたものの、普段から反発し合っているふたり。いきなりコンビを組まされても上手くいくはずもない。

 蟹江が轟ファイナンスの経理部長を詰問していたら持病で倒れ、そのまま死んじゃったり、資金の流れを掴むため相手方弁護士のアソシエイトを脅し、裏帳簿を入手したと思ったら、ダミーの帳簿だったり……(結局それは相手方のブラフで本物だったのだが)。

 熱血漢で、真贋見極めないまま体当たりで案件にぶつかっていくタイプだ。

「勝つためなら手段を選ばない弁護士」という触れ込みの甲斐だが、そのキャッチフレーズ、蟹江の方がよっぽどふさわしいんじゃないだろうか。

 甲斐の方は、いろいろと考えを巡らせてはいたものの、要は何をやっているのかよく分からないまま。キャラが濃厚すぎる蟹江とコンビを組んだことによって、甲斐の影がオフホワイトくらい極薄となってしまった。

 そして、大輔が担当した「親子げんか」案件。

 藤原の娘・華名(佐久間由衣)に会いに行き、事情を聞き出したところ、父親の会社が環境審査のデータをごまかして小さな島にホテルを建設したことに反発しており、ハッキングで盗み取った1億円は島の住人たちに還元するつもりだという。

 メチャクチャ青臭い上にハッカー!

 華名の、ショートカットにダブルのライダース。さらにガムをクチャクチャ噛んでいるというコーディネイト。謎のハッカー観に笑ってしまった。

 結局、華名が父親に反発していたのは、母親が闘病中だというのにリゾートホテルの建設に没頭していたのが許せなかったからだと判明。

 しかし、リゾートホテルの建設は母親の夢だったのだ。

 大輔から、藤原が妻の夢を叶えるために環境審査で不正をしてまでホテル建設を推し進めていたということを教えられ、和解をすることにした華名。

 ……いや、妻の夢だろうが何だろうが、環境審査をごまかしたのはアウトだと思うけど、それでいいの!?

■ハッカーが全部解決かよ……

 蟹江のミスもあり、膠着状態に陥っていた「投資詐欺」の案件も、何だかんだでスーパーハッカー・華名を仲間に引き入れたことで話はガンガン進んで行く。

 轟ファイナンス社長のクレジットカードの履歴や、轟ファイナンスの経理情報をハッキングして、シンガポールの銀行に資金を隠しているんじゃないかと突き止め、あとは甲斐と蟹江、大輔の3人が力を合わせて、どの銀行に資金を隠しているのかを特定。

 ……どうせなら、シンガポールの銀行もハッキングしてもらえば、もっとアッサリ解決したんじゃないの!?

 いがみあっている甲斐と蟹江による凸凹コンビの協力プレイなど、それなりに見どころはあった第6話だが、結局、案件自体はハッカーがすべて解決してしまい、弁護士たちが右往左往していたのは何だったんだ感も……。

 近年のドラマや映画、アニメなどでありがちな展開ではあるものの、難しい問題を解決するためにハッカーを使うのは反則だと思うのだ。いっくらなんでも万能過ぎる!

 サスペンスドラマにいきなりドラえもんが登場してきて秘密道具「ホームズ・セット」(シャーロック・ホームズみたいに推理ができる道具)を貸してくれた……くらいの掟破りだと思うのだが。

 このドラマにおいて、最大の懸念材料であった大輔の経歴詐称の件も、ハッカーがハーバード大学のアーカイブを書き換えることによってサクッと解決。

 もう何でもアリっすね。

 それに比べて、大輔の「完全記憶能力」の活かされてなさよ……。時々、思い出したかのようにチョロッと使われてはいるものの、「たまたまその時、スマホで動画を撮っていた」くらいのことで代替できる程度の使われ方しかしていない。

 甲斐も、経歴詐称させてまで大輔を雇うくらいなら、ハッカーを雇った方がよっぽど役に立つんじゃないだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

 

『下町ロケット』第6話 悪役たちが“顔面パレード”する後半戦スタート!! 変人・軽部に恋の予感か

 鍋料理の後のおじやのように味わい深い、オジさん俳優たちが大挙出演する熱血理系ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。今週もいい出汁加減です。阿部寛演じる佃社長の道楽みたいなものだったロケット開発ですが、新章「ヤタガラス編」に突入し、具体的なビジネスへと展開していくことになります。高齢化、労働者不足が叫ばれる日本社会に、新しい希望をもたらすことになりそうです。さっそく、『下町ロケット ヤタガラス』第6話を振り返ってみましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

「けったくそ、悪い話だなぁッ」。理系ならではの変人キャラ・軽部(徳重聡)が2週間ぶりの登場です。ベンチャー企業「ギアゴースト」の伊丹社長(尾上菊之助)が佃社長(阿部寛)を裏切って、ライバル社「ダイダロス」と資本提携したことが「佃製作所」の社員全員に知らされます。ひねくれ者と思われている軽部ですが、社員みんなの気持ちを率直に代弁するのでした。

 今週の軽部の台詞はこのひと言だけでしたが、その後もなかなかの挙動不審ぶりで楽しませてくれました。「ギアゴースト」を退職した副社長・島津(イモトアヤコ)が「佃製作所」へ最後のあいさつに訪れたのですが、立花(竹内涼真)やアキ(朝倉あき)は「一緒にやりましょうよ」と「佃製作所」に再就職することを勧めます。普段はぶっきらぼうな軽部ですが、天才エンジニアである島津の実直な仕事ぶりには好意を抱いています。無言ながらも、子犬のようなつぶらな瞳で、「島ちゃん、一緒に働こうよ♪」とアイコンタクトを懸命に送る軽部でした。

 苦労を共にしてきた伊丹社長から用済み扱いされた島津ですが、捨てる神あれば拾う神ありです。変人と天才との間で恋は芽生えるのでしょうか。池井戸潤の原作小説にはなかったサイドストーリーに俄然注目です。

 

■夢は現実化するとノルマに変わる!?

 ロケット開発の現場から外された「帝国重工」の財前部長(吉川晃司)の新しい部署は「企画推進部」でした。ロケットに関わる周辺ビジネスを考える部署のようです。そこで財前部長が閃いたアイデアは、人工衛星による測位情報を利用した無人農業ロボットの実用化でした。この農業ロボットが全国に普及すれば、高齢化が進む日本の農業を救うことができるのです。単なる道楽と思われていたロケットの打ち上げが、日本の第一次産業に大革命をもたらすことになるのです。財前部長から農業ロボット用のエンジンとトランスミッションの提供を頼まれ、佃社長の鼻息はいつになく強めです。

 佃社長はエンジンとトランスミッションの開発に加え、もうひとつ重要なミッションを託されます。農業ロボット研究の第一人者である北海道農業大学の野木教授(森崎博之)を、このプロジェクトに巻き込んでほしいというものでした。野木教授は佃社長の大学時代の親友です。北海道で久々の再会を果たした佃社長と野木教授は、学生たちと一緒にキャンパス内での宴会を楽しむのでした。北海道で生まれた「TEAM NACS」のリーダー・森崎だけに、ジンギスカン鍋を囲む姿がよく似合います。

 ところがビジネスの話になると、野木教授の顔色がサッと変わるではありませんか。以前、「キーシン」というベンチャー企業から共同開発を持ち掛けられ、情報を盗まれるという痛い目にあっていたのです。金儲けのために自分の研究が利用されることを嫌った野木教授は、名台詞を吐くのでした。「企業と組むことで、夢は目標となり、ノルマに変わる」と。この名言を話す相手が現われる日を、野木教授はずっと待っていたようです。

 しかし、佃社長も自社の存続が掛かっているので、「そりゃ、そうですね」と引き下がるわけにもいきません。学会で上京してきた野木教授を「いいものを見せてやる」と誘い、「帝国重工」へと強制的に連行するのでした。佃社長の「いいもの」とは、「帝国重工」と「佃製作所」が共同で開発しているロケット用新型バルブの実験現場でした。会社の垣根を越えて、開発チームのメンバーたちが共に汗を流しています。BGMは英国合唱団「LIBERA」が歌う中島みゆきの名曲「ヘッドライト・テールライト」。佃社長の「彼らにはノルマを乗り越える歓びがあるんだ」という言葉に、ついついうなずいてしまう野木教授でした。一流詐欺師のような佃社長の見事な手口に、若干の恐ろしさを覚えます。

 

■悪の貴公子、さっそうと登場!

 池畑慎之介演じる悪徳弁護士・中川は刑務所送りとなりましたが、新章スタートに合わせて新しい悪役たちがぞろぞろと姿を見せました。「ダイダロス」の重田社長(古舘伊知郎)のもとに、野木教授から情報を盗んだ「キーシン」の戸川社長(甲本雅裕)、広報担当の北堀(モロ師岡)が顔をそろえます。これにダースベイダー化した「ギアゴースト」の伊丹社長が加わり、悪のマシン軍団の完成です。カメラは丁寧に、一人ひとりの悪党づらをクローズアップで映して見せます。オジさん俳優たちは、みんな悪いことがしたくて堪らないといった風情です。『下町ロケット』はサラリーマン版『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)なのかもしれません。

 美味しい悪役をオジさん俳優たちだけに独占させるのは、もったいないというものです。「佃製作所」を退職して、新潟県燕市にある実家の農業を継いだ殿村(立川談春)ですが、故障しがちな古いトラクターに頭を抱えている殿村の前に、さっそうと悪役界の貴公子が現われるのでした。ミュージカル『テニスの王子様』や『エリザベート』『モーツァルト!』など、ミュージカル界で活躍する古川雄大の出番です。

 農林協に勤める大農家の三男坊である吉井(古川雄大)は、殿村家の自家米が農林協を遠さずに消費者に直売されていることが気に入りません。トラクターの故障箇所を見ていた佃社長を「こんな、修理のおっさん」呼ばわりした挙げ句、「米の品質なんて、客に分かるわけないだろ。米なんて、喰えりゃいいの」と農林協の職員とは思えない大暴言を吐くのでした。そのくせ、殿村から「あんたみたいな人がいると、米がまずくなる」と怒鳴られると、すたこらと退散していきます。とてもライトな小悪党ぶりは、古舘伊知郎率いる悪のマシン軍団とは違った軽やかなフレーバーで視聴者を楽しませてくれます。
 
 タレントの好感度ランキングがもてはやされた時期は、テレビドラマでも映画でも悪役をやると好感度が下がり、CMの仕事が来なくなってしまうという底の浅い理由から、俳優たちが悪役をやりたがらないというつまらない風潮がありましたが、北野武監督の『アウトレイジ』(10年)がヒットしたあたりから、風向きが変わってきたようです。俳優はダークサイド側の人間も演じられてこそ一人前です。うさん臭い芸能プロダクションの社長役のモロ師岡は、北野監督の名作『キッズ・リターン』(96年)では才能ある新人ボクサー(安藤政信)に酒と下剤を教えて潰してしまうロートルボクサーを好演しました。こういうアクのある俳優がいることで、いい出汁加減のドラマができるのです。甘い夢を語る、いい人たちだらけでは社会もドラマも回りません。

 新章スタートとなった第6話の視聴率は13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。福澤克雄チーフディレクターの演出により、前回の12.7%からちょい数字が回復しました。佃社長が言った「ノルマを乗り越える歓びがある」という台詞は、野木教授だけでなく、TBSのドラマ班にも向けた言葉でもあるようです。平均視聴率18.5%を記録した前シリーズに、どこまで後半戦は迫ることができるのか。軽部の恋の行方と共に注目したいと思います。
(文=長野辰次)

『下町ロケット』第6話 悪役たちが“顔面パレード”する後半戦スタート!! 変人・軽部に恋の予感か

 鍋料理の後のおじやのように味わい深い、オジさん俳優たちが大挙出演する熱血理系ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。今週もいい出汁加減です。阿部寛演じる佃社長の道楽みたいなものだったロケット開発ですが、新章「ヤタガラス編」に突入し、具体的なビジネスへと展開していくことになります。高齢化、労働者不足が叫ばれる日本社会に、新しい希望をもたらすことになりそうです。さっそく、『下町ロケット ヤタガラス』第6話を振り返ってみましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

「けったくそ、悪い話だなぁッ」。理系ならではの変人キャラ・軽部(徳重聡)が2週間ぶりの登場です。ベンチャー企業「ギアゴースト」の伊丹社長(尾上菊之助)が佃社長(阿部寛)を裏切って、ライバル社「ダイダロス」と資本提携したことが「佃製作所」の社員全員に知らされます。ひねくれ者と思われている軽部ですが、社員みんなの気持ちを率直に代弁するのでした。

 今週の軽部の台詞はこのひと言だけでしたが、その後もなかなかの挙動不審ぶりで楽しませてくれました。「ギアゴースト」を退職した副社長・島津(イモトアヤコ)が「佃製作所」へ最後のあいさつに訪れたのですが、立花(竹内涼真)やアキ(朝倉あき)は「一緒にやりましょうよ」と「佃製作所」に再就職することを勧めます。普段はぶっきらぼうな軽部ですが、天才エンジニアである島津の実直な仕事ぶりには好意を抱いています。無言ながらも、子犬のようなつぶらな瞳で、「島ちゃん、一緒に働こうよ♪」とアイコンタクトを懸命に送る軽部でした。

 苦労を共にしてきた伊丹社長から用済み扱いされた島津ですが、捨てる神あれば拾う神ありです。変人と天才との間で恋は芽生えるのでしょうか。池井戸潤の原作小説にはなかったサイドストーリーに俄然注目です。

 

■夢は現実化するとノルマに変わる!?

 ロケット開発の現場から外された「帝国重工」の財前部長(吉川晃司)の新しい部署は「企画推進部」でした。ロケットに関わる周辺ビジネスを考える部署のようです。そこで財前部長が閃いたアイデアは、人工衛星による測位情報を利用した無人農業ロボットの実用化でした。この農業ロボットが全国に普及すれば、高齢化が進む日本の農業を救うことができるのです。単なる道楽と思われていたロケットの打ち上げが、日本の第一次産業に大革命をもたらすことになるのです。財前部長から農業ロボット用のエンジンとトランスミッションの提供を頼まれ、佃社長の鼻息はいつになく強めです。

 佃社長はエンジンとトランスミッションの開発に加え、もうひとつ重要なミッションを託されます。農業ロボット研究の第一人者である北海道農業大学の野木教授(森崎博之)を、このプロジェクトに巻き込んでほしいというものでした。野木教授は佃社長の大学時代の親友です。北海道で久々の再会を果たした佃社長と野木教授は、学生たちと一緒にキャンパス内での宴会を楽しむのでした。北海道で生まれた「TEAM NACS」のリーダー・森崎だけに、ジンギスカン鍋を囲む姿がよく似合います。

 ところがビジネスの話になると、野木教授の顔色がサッと変わるではありませんか。以前、「キーシン」というベンチャー企業から共同開発を持ち掛けられ、情報を盗まれるという痛い目にあっていたのです。金儲けのために自分の研究が利用されることを嫌った野木教授は、名台詞を吐くのでした。「企業と組むことで、夢は目標となり、ノルマに変わる」と。この名言を話す相手が現われる日を、野木教授はずっと待っていたようです。

 しかし、佃社長も自社の存続が掛かっているので、「そりゃ、そうですね」と引き下がるわけにもいきません。学会で上京してきた野木教授を「いいものを見せてやる」と誘い、「帝国重工」へと強制的に連行するのでした。佃社長の「いいもの」とは、「帝国重工」と「佃製作所」が共同で開発しているロケット用新型バルブの実験現場でした。会社の垣根を越えて、開発チームのメンバーたちが共に汗を流しています。BGMは英国合唱団「LIBERA」が歌う中島みゆきの名曲「ヘッドライト・テールライト」。佃社長の「彼らにはノルマを乗り越える歓びがあるんだ」という言葉に、ついついうなずいてしまう野木教授でした。一流詐欺師のような佃社長の見事な手口に、若干の恐ろしさを覚えます。

 

■悪の貴公子、さっそうと登場!

 池畑慎之介演じる悪徳弁護士・中川は刑務所送りとなりましたが、新章スタートに合わせて新しい悪役たちがぞろぞろと姿を見せました。「ダイダロス」の重田社長(古舘伊知郎)のもとに、野木教授から情報を盗んだ「キーシン」の戸川社長(甲本雅裕)、広報担当の北堀(モロ師岡)が顔をそろえます。これにダースベイダー化した「ギアゴースト」の伊丹社長が加わり、悪のマシン軍団の完成です。カメラは丁寧に、一人ひとりの悪党づらをクローズアップで映して見せます。オジさん俳優たちは、みんな悪いことがしたくて堪らないといった風情です。『下町ロケット』はサラリーマン版『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)なのかもしれません。

 美味しい悪役をオジさん俳優たちだけに独占させるのは、もったいないというものです。「佃製作所」を退職して、新潟県燕市にある実家の農業を継いだ殿村(立川談春)ですが、故障しがちな古いトラクターに頭を抱えている殿村の前に、さっそうと悪役界の貴公子が現われるのでした。ミュージカル『テニスの王子様』や『エリザベート』『モーツァルト!』など、ミュージカル界で活躍する古川雄大の出番です。

 農林協に勤める大農家の三男坊である吉井(古川雄大)は、殿村家の自家米が農林協を遠さずに消費者に直売されていることが気に入りません。トラクターの故障箇所を見ていた佃社長を「こんな、修理のおっさん」呼ばわりした挙げ句、「米の品質なんて、客に分かるわけないだろ。米なんて、喰えりゃいいの」と農林協の職員とは思えない大暴言を吐くのでした。そのくせ、殿村から「あんたみたいな人がいると、米がまずくなる」と怒鳴られると、すたこらと退散していきます。とてもライトな小悪党ぶりは、古舘伊知郎率いる悪のマシン軍団とは違った軽やかなフレーバーで視聴者を楽しませてくれます。
 
 タレントの好感度ランキングがもてはやされた時期は、テレビドラマでも映画でも悪役をやると好感度が下がり、CMの仕事が来なくなってしまうという底の浅い理由から、俳優たちが悪役をやりたがらないというつまらない風潮がありましたが、北野武監督の『アウトレイジ』(10年)がヒットしたあたりから、風向きが変わってきたようです。俳優はダークサイド側の人間も演じられてこそ一人前です。うさん臭い芸能プロダクションの社長役のモロ師岡は、北野監督の名作『キッズ・リターン』(96年)では才能ある新人ボクサー(安藤政信)に酒と下剤を教えて潰してしまうロートルボクサーを好演しました。こういうアクのある俳優がいることで、いい出汁加減のドラマができるのです。甘い夢を語る、いい人たちだらけでは社会もドラマも回りません。

 新章スタートとなった第6話の視聴率は13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。福澤克雄チーフディレクターの演出により、前回の12.7%からちょい数字が回復しました。佃社長が言った「ノルマを乗り越える歓びがある」という台詞は、野木教授だけでなく、TBSのドラマ班にも向けた言葉でもあるようです。平均視聴率18.5%を記録した前シリーズに、どこまで後半戦は迫ることができるのか。軽部の恋の行方と共に注目したいと思います。
(文=長野辰次)