嵐・松本潤がマネジャーと大ゲンカ!? 『VS嵐』収録前に起きた“プロテイン事件”

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 嵐が出演するゲームバラエティ番組『VS嵐』(フジテレビ系)。7月5日の放送回は、同局で今夏放送されるドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』チームを迎え、関ジャニ∞横山裕も参戦。嵐チームに加わるプラスワンゲストには、お笑いコンビ・南海キャンディーズが登場した。

 この日は、相葉雅紀と横山、風間俊介の“仲良しトリオ”がカラオケに行ったという話で盛り上がっていたが、中でもファンの反応がよかったのは、番組の中で度々登場した松本潤とマネジャーのエピソードだろう。

 「絶対○○してしまう、自分の中のルール」について聞かれた嵐メンバーは、「松本さんなんかはルールありそう」(櫻井翔)「ルールに縛られてる男ですから」(二宮和也)と、松本に話を振る。これに松本が「そうだね、だいぶ前からね」と返答すると…

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TBS宇垣美里アナ「ヤンジャン」表紙グラビアに「乳出さなきゃ意味ないよ」の声!?

 期待しすぎて肩透かし?

 TBSの宇垣美里アナが7月5日発売の「週刊ヤングジャンプ」(集英社)の表紙に初登場。同誌に登場してきた女優やアイドルたちに負けず劣らずの美貌を見せつけた。

 さらに6ページに及ぶ巻頭グラビアでは、寝そべったり、ホースで水遊びをしたり、カメラをのぞき見たりと、テレビとは違う素の表情をさらしている。

 ネット上ではファンから「かわいい」との賛辞が上がる一方、掲載されたのが「ヤンジャン」ということで、控えめな露出度に対する不満の声も聞かれた。

「青年漫画誌のグラビアといえば、やはり水着が定番。もちろん、局アナですからそこまではできないことを読者もわかっていますが、最大露出が二の腕では物足りなさが残ります。何よりも宇垣アナといえば、女子アナファンの間では“隠れ巨乳”として知られ、推定90センチ超でFカップともGカップとも言われています。実際、横向きやあおむけのカットでは、重力に逆らうようにツンと上を向いたバストのふくらみが確認できますから、もう少しそのあたりを強調できる衣装にしてほしかったですね」(グラビア誌編集者)

 ネット上では「水着じゃないのか」「乳出さなきゃ意味ないよ!」「面白味のないグラビア」と、ガッカリした人たちも少なからずいたようだ。

 最近はテレビでの露出が減り、もっぱらラジオが主戦場となっている宇垣アナ。このままフリー一直線となりそうな気配だが……。

『孤独のグルメ』最終回は、まさかの角野卓造登場!“本当の名店”のかつてないニラ玉で最終飯

 いよいよ最終回を迎えた『孤独のグルメ Season7』(テレビ東京系)。今や局を代表するドラマと言っても過言ではない本作。第12話「東京都中央区八丁堀 ニラ玉ライスとエビチリ」を振り返る。

(前回までのレビューはこちらから)

■久住バンドの生演奏からスタート

 今回、井之頭五郎(松重豊)が訪れたのは東京は中央区八丁堀。いつもと冒頭のBGM(松重“五郎”豊のテーマ 「STAY ALONE」)の雰囲気が違うと思ったら、まさかの原作者・久住昌之擁するザ・スクリーントーンズご本人による生演奏。

 五郎が商談で訪れたライブハウスでリハーサルをしていたのがスクリーントーンズだったという設定。目の前で「アイリッシュ・スプーン」(Season7のOP曲)の演奏が開始され「あ、なんか始まっちゃった」と慌てる五郎。からの、そのまま生演奏を活かしてのオープニングで「最終飯」を彩る。

 久住とすれ違う瞬間、五郎は「あれ、あの人……?」と何かに気付きかけるが「……ま、いっか」とやり過ごす。正直よくある手法だが、五郎風に言わせてもらえば「こういうの、なんかうれしい」。

 ちなみにこのライブハウスのマスター「五十嵐さん」を演じるのは大友康平。無茶を平気で言ってくる一見粗野な客だが、五郎もそれを受け入れ、逆に遠慮なく言い返せる認め合った間柄のよう。

 店を出た五郎に今期最後の「空腹」の波が。あんこうやフグなど高級そうな店ばかりの中「もっと庶民の店はないのかな」とさすらう。ようやく見つけた「中華シブヤ」という「教科書通りの町の中華屋」に安堵する五郎。

「庶民メシにありつけそうだ」と暖簾をくぐる。暖簾はなかったが。

 

■角野卓造が中華店にいるパラレル感

「いらっしゃい」

 迎え撃つ大将が、まさかの角野卓造。言わずと知れた「幸楽」(@TBS系『渡る世間は鬼ばかり』)のマスター。漂うラスボス感。

 しかし、この日は白い割烹着や帽子を着用していないので、パラレルワールド感がすごい。当然だが、いつまで経っても泉ピン子やえなりかずきは顔を出さない。

 あの橋田壽賀子が創造した天地とは別の異世界が広がる。メガネもしていないし、黒いポロシャツなんか着てる。もちろん何を着ててもいいのだが、やはり「中華店」に「角野」とハメてきたことで、ちょっとした部分が気になる。

 なんたって、ここの「勇」(渡る世間~での角野の役名)は調理でなくフロア担当だ。もう違和感だけでお腹がいっぱいになりそうだ。

 しかし、

「この赤地に白で手書き文字のオーソドックスなメニュー、これは信頼できそうだ」

 と、ラスボス・角野の撒き散らす「違和感」に気を取られることなく、いつものようにメニューを凝視、熟考する五郎。

「エビトースト? ちょっと気になるじゃないか……」

「ニラ玉かぁ……いやエビチリが俺を呼んでいる気がする……」

「ニラ玉かエビチリか、うーん……気絶するほど悩ましい」

 で、どうするのかと思ったら、

「すみません、ニラ玉とエビチリとライス。あとエビトーストください」

「全部頼む」という解決法。たしかにこれなら気絶しなくて済むが、ずるい。

 

■客が全員注文するメニューとは?

 さっそく出てきたのは「エビトースト」。

 四つ切りにした食パン(耳なし)にエビのすり身的なものを塗り、油でカラッと揚げたもの。

「想像してたのと違う」と、いきなりうれしい誤算。本品もうまそうだが、五郎の想像していた「エビトースト」も気になる。

 そうこうしてるうちに正午を回り、近くのサラリーマンがなだれ込んでくる。

 3人グループのサラリーマンは全員ニラ玉とライス。2人組もニラ玉とライス。さらに後から来た別の2人組がニラ玉丼と、全員がニラ玉だけを欲する異様な状況。

「何? みんなニラ玉? だって『ニラ玉』だよ? いったい何この店?」

 言いたいことはわかるぞ、五郎。だって「ニラ玉」だもん。

 餃子やレバニラなど、いわゆるメインを張る人気者に比べ、ひっそりと野に咲く地味なポジション。そんな「ニラ玉」に今、引く手数多のオファーが。

 そして、その渦中の「ニラ玉」が到着。驚くのはその見た目。

 たっぷりのニラを炒めたその上に、ドーンとでかい卵炒めが覆いかぶさっている。「中華ニラオムレツ」とでも言えばいいだろうか。

 いわゆる我々の知る、ニラと卵が規則正しく入り混じるあの色の配分ではない。真っ黄色の塊の下から少しだけ濃緑がはみ出て見える。

 卵でニラを包むようにして口へ。

「おーーなんじゃこりゃ。ニラ、味が濃い、強い、そして太い」

「野生の裸のニラの旨味だ」

 五郎の顔が至福で歪む。

「これは美味い。注文が殺到するわけだ」

「こんなにもニラの味がダイレクトに飛び込んでくるとは。豚肉もここではニラのサポートに徹してる感じだ」

「卵を一緒に炒めないのはこのためか!」

 一人でどんどん「事件」を解明していく味探偵・五郎。

 別々に炒めているからこそ、一緒に食べた時、味の具合が変化する。口に入れた時、初めて「ニラ玉」が完成する。食べたかのように語らせてもらったが推測だ。

 ついには白米だけを口に入れて「ニラ玉の余韻だけで、ご飯がぐいぐい進む。やっぱり俺は骨の髄から白いご飯至上主義者なんだな」と五郎、自分再発見。白米至上主義者って米国の差別団体みたいで、ちょっと怖い。

 最終的に五郎は「ニラ玉に対する認識がひっくり返った」とまで言っていた。

■エビチリで終わりかと思いきや

 さらにエビチリが到着。絶妙なオレンジ色のとろみ餡が艶かしく光る。

 大きめのエビを頬張り「これはいいエビチリだ。生姜が効いてる」と絶賛。

 筆者は過去に料理本を見ながら拙くもエビチリを作ってみたことがあるのだが、確かにニンニクも生姜も刻んで入れた。しかし、まず第一声でエビを差し置いて生姜を褒めるのが、さすがだ。

「エビチリからのエビトー(スト)」とエビリレー。

 前回はガリガリ君(ガーリックスープにガーリックトースト)だったが、さしずめ今回は「エビエビ君」か。

 さらにエビトーに食べるラー油をかけて「味変え」。どこまでも楽しみ尽くす五郎。

 メニューにない「ニラ玉ラーメン」を頼む常連客が「(味がぼやけるけど)どっちも食べたいんだもん」と笑うのを聞きながら、

「その気持ちわかります。俺とてニラ玉、エビチリ、どっちも食いたい、どうしようもない奴です」と勝手に心の中で自己紹介。

 いつもそうだが、五郎はまわりの雰囲気も「食べて」いる。

 気づけば回りのテーブルが「ニラ玉」で埋め尽くされていくのが壮観。

「ノーヒントで店の看板メニューを引き当てた自分を褒めてやりたい」と自画自賛したくなる気持ちもよくわかる。グルメサイトで得た情報で食べた時には得られない快感。

 パセリも完食し、いよいよ今期も終了かと思いきや、「追加でチャーシュー麺ください」ときた。常連客の「ニラ玉ラーメン」を見て我慢できなくなったのだ。これぞ五郎。

 Season7の初回、とんかつを食べた後に「追いステーキ」という荒技を見せてくれたが、今回もいわば「追いチャーシュー麺」。

 予想を超える追加に角野もたじろぐ。

 

■庶民中華とは何か

 出てきたのはオーソドックスなチャーシュー麺。五郎はチャーシューを噛みしめなごら「この店の誠実さが染み込んでいる」と、うれしそう。面と向かって言われたら「うるせえな」と思ってしまいそうだが、心の中だからOK。

 そして麺をすすりながら「これこれ、『庶民中華』のラーメンだ」と喜ぶ。

 今日は「庶民メシ」「庶民味」とやたら「庶民」という言葉を乱発しているが、今回も昼からメイン3品、しかもラーメンじゃなくチャーシュー麺というブルジョワ・オーダー。

 むしろ「庶民」を乱発しすぎて、逆に五郎がお忍びで下界にやってきた王家の人間に見えて来る。一度でいいから五郎の収支を見てみたい。

 いわゆるこの場合の「庶民中華」は、やたら志を掲げるラーメン専門店とかでない「町中華」という意味なのだろう。五郎は最後にSeason7を総括するように、こう言っている。

「こういう普通のラーメンがいいんだよ。『どうだどうだ』という押し付けがましさが微塵もない、町の定番。でもこんなラーメンを食べられる店が、都会ではどんどん減っている」

「毎日、八丁堀界隈で働く人々に普通の美味しさを淡々と提供し続ける。時代に媚びず、背伸びもせず、地道な味の工夫で客の心をがっちり掴んでいる。こういう店こそが本当の名店だと思う」

 一瞬、宮沢賢治の詩かと思ったが、五郎のコメントをほぼ添削しているという原作者・久住の想いがこもった言葉だ。

「最後はチャーシュー1枚締め。よーーお。(ぺろり)」で終了。チャーシューを用意して一緒に「締め」たかった。

「気持ちいい食べっぷりですね、見てる私までお腹いっぱいになっちゃいましたよ」と角野もご満悦。「お会計お願いします」と言われた時の角野の「あいよ!」の声が心地よく響いた。

「まだまだ、すごい店があるもんだ。明日は浅草か。何を食おうかな。」と街に消えていく五郎。

 つづく「ふらっとQUESUMI」も最終回だからと特段変わった部分もなく、いつも通り酒を飲んで申し訳程度の挨拶をしておしまい。

 気取らない最終回ながら、最後の「本当の名店」に対する台詞には熱い想いを感じた。

 当然あるであろうSeason8に期待もかかるが、力を抜いて作り続けて欲しい。
(文=柿田太郎)

原作ファンを裏切った真利子監督の“宮本愛”!! エンドマークなき閉幕『宮本から君へ』第12話

 池松壮亮演じる主人公・宮本浩が勤めている弱小文具メーカーは、まるでサッカーW杯で優勝を遂げたかのような大騒ぎです。大手製薬会社へのクリアファイル納品のプレゼン結果が伝えられ、「ありがとうございます!」と涙ながらに絶叫する宮本を見て、みんな奇跡が起きたとばかりにクラッカーを鳴らして、祝福します。新米サラリーマン・宮本が最後の大暴走を見せた『宮本から君へ』(テレビ東京系)第12話を振り返りましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

 文具問屋の安達(高橋和也)から、宮本の携帯電話に連絡が入りました。同僚の田島(柄本時生)らはコンペに勝ったと勘違いして大喜びしますが、残念ながらコンペには破れ、益戸(浅香航大)のいる大手文具メーカーが納品することに正式決定したのでした。小田課長(星田英利)に「勝っても負けても、結果を噛み締めたい」とサウナで全裸宣言していた宮本は、全力を尽くしても敗者となった結果をとことん噛み締めます。誰も宮本に声を掛けられずにいる中、岡崎部長(古舘寛治)が歩み寄り、「けじめだ。これを持って、朝いちでお詫びにいけ」と商品券の入った紙包みを渡します。お土産や金券を用意して、相手のご機嫌をとる営業スタイルは宮本がずっと拒んできたものですが、岡崎部長はそれを命じたのです。宮本が大暴走の末、手に入れた結果です。どんなにつらくても、この結果を噛み締めるしかありません。

 翌朝、大手製薬会社との仲介役だった「ワカムラ文具」の島貫部長(酒井敏也)のもとに、宮本は一連の騒ぎの謝罪に向かいます。先輩の神保(松山ケンイチ)と小田課長も付き添っていますが、宮本はひとりで詫びに行かせてくださいと頼みます。自分のケツは自分でぬぐいたいという宮本のこだわりでした。小田課長は「無駄骨も喰おうと思えば喰える」と、宮本を「ワカムラ文具」へと送り出します。本当、宮本は上司と先輩に恵まれています。

 島貫部長のいる営業部のドアをノックしようとした瞬間、島貫にいつもお茶汲みを命じられている女子社員の富永ちゃん(桜まゆみ)が出てきました。富永ちゃんは宮本がコンペに破れた真相を打ち明けます。宮本の土下座攻勢に島貫部長は根負けして見積書を書いたと思いきや、島貫は見積書の金額を宮本の提示額よりも高く設定して、大手製薬会社に送っていたのでした。何というタヌキ親父ぶりでしょうか。怒りで震える宮本ですが、宮本が島貫を敵に回したことにも責任があります。意を決した宮本がドアを開けると、島貫だけでなく、コンペに勝ったお礼を伝えにきた益戸も待ち構えていました。宮本が上司を誰も連れていないことに、島貫は顔をこわばらせます。営業先が再び修羅場と化していきます。

 宮本はスーツの内ポケットに手を入れたまま、ツカツカと島貫のいるデスクの前まで進みます。これが菅原文太か高倉健ならチャカかドスをギラリと取り出すところですが、一介のサラリーマンである宮本は残念ながら拳銃も刃物も持ち合わせていません。岡崎部長から渡された商品券を渡すのか? いや、宮本が内ポケットから出したのは、「営業 宮本浩」と記された一枚の名刺でした。「ふざけているのか!」と顔を真っ赤にした島貫に対し、宮本は執拗に名刺を差し出します。「名刺」という名のとおり、宮本浩という名前を何度も何度も島貫に突き刺そうとするのでした。見かねた益戸が宮本を後ろから羽交い締めにしながら「転職しろ! お前には営業は無理だ!!」と諭します。宮本とは水と油の関係だった益戸ですが、宮本のこれからのことを親身になって考えた上での本音だったような気がします。

 

■ズタボロの宮本の前に現われたヒロインは……?

 しがない中小企業の営業マンたちの熱い祭りは終わりました。宮本の過剰な情熱なら、もしかしたらビジネスの常識を覆すことができるかもしれないと信じた小田課長と神保でしたが、彼らの一瞬の夢も潰えて、日常業務へと戻ることになります。神保はこの負け戦を最後に、新会社を設立しなくてはいけません。「ドン・キホーテ」という、あまりにも自虐的な店名のカラオケパブで、慰労会を開く宮本、神保、小田課長の3人でした。

 何ひとつ思いどおりに物事が進まないことにフラストレーションが溜まっている宮本は、隣席のサラリーマンがぶつかったことをきちんと謝らないことに腹を立てます。自分も島貫に詫びを入れることができなかったのに、他人の不手際はカチンとくるものです。宮本はこの頭を下げることのできないサラリーマン・佐々木(松澤匠)と殴り合いのケンカを始めますが、相手はボクシング経験者で宮本は血だるまにされてしまいます。宮本も殴り返すものの、むしろそのことが宮本は頭にきます。ボクシング経験者なら、初心者のパンチは簡単に避けることができるはず。宮本は「ボクサーなら、俺のパンチをかわせよ」と叫びますが、「僕も、ただのサラリーマンです、ボクサーじゃありません」と相手は冷静に返すのでした。日々の業務に鬱屈を感じているのは宮本だけではありません。酔っぱらい同士のケンカでも、宮本はみじめに完敗を喫するのでした。

 全力を出し切れば、満足できる結果が待っていると信じて、ここまで突っ走ってきた宮本ですが、残念ながら入社して1年ちょいのサラリーマンが1週間そこら頑張ったことに報いるほど、世間は甘くありません。身も心もズタボロになった宮本がひとりで夜の外濠公園を歩いていると、そこには夜空を眺めている子どもたちがいました。大都会・東京でも晴れた夜にはシリウスやベガなどの明るい星を見つけることができるようです。ふと目をやると、子どもたちの横には甲田美沙子(華村あすか)が佇んでいました。以前、外濠公園で転んだ子どもに手を差し伸べていた美沙子と、またまた遭遇してしまったのです。美沙子は相変わらずキュートなルックスで、思わず声を掛ける宮本でした。

■視聴者を置いてけぼりにした驚愕の幕切れ

 4月からスタートした『宮本から君へ』は第12話となる今回が最終回です。コンペに破れた宮本は、原作どおり年上のOL・中野靖子(蒼井優)との仲を深め、これからの希望を感じさせるエンディングになるのだろうと予測していたのでしたが、真利子哲也監督はそんな原作ファンの期待をあっけなく破りました。第1話から第11話までずっと新井英樹の原作コミックに忠実に映像化してきた真利子監督は、熟考に熟考を重ねた挙げ句、最後の最後で暴走してみせたのです。人生のどん底にいる宮本の前に、包容力のある大人の女・靖子ではなく、過去の女・美沙子を出すのでは意味合いがまったく異なります。

 再会を果たした宮本と美沙子はバーに立ち寄り、カクテルを傾けながら近況を伝え合います。美沙子と付き合っていたのは、わずか数カ月前のことなのに、ずいぶん昔のことのように思えてきます。美沙子には酷い捨てられ方をした宮本ですが、昔と同じような笑顔を浮かべる美沙子を見ているとどうでもよくなってきます。美沙子は甘く囁きます。「私たちあのまま付き合っていたら、どうなっていたかな。相性はよかったんだよ」と。美沙子とは1回だけSEXした直後に別れたのですが、美沙子は「相性はよかった」と証言しているので、SEXが別れた原因ではなかったようです。宮本ならずとも男性視聴者がホッとした瞬間です。

 美沙子は宮本を捨てて、元カレとヨリを戻したわけですが、結局はまたそのカレに捨てられたそうです。捨てられた翌日に宮本と遭遇したので、美沙子は宮本こそが自分にとっての“運命の人”だと感じているようです。美沙子をもう一度抱いて、仕事の悔しさを忘れればいいじゃないか。これは一生懸命頑張った自分への、神さまからのご褒美に違いない。宮本の頭の中には、そんな考えが去来したことでしょう。ですが、宮本は棚から落ちてきたボタモチは決して口にしようとはしません。自分の手で掴み取って豪快に食べてこそのボタモチなのです。

宮本「ぶっ殺すぞ! このクソったれ女! 俺とてめえの関係は憎むか惚れるかの二つに一つだ。どっちだ、八方美人さんよお! てめーがいい顔すれば、誰だって尻尾振ると思ってんのか!?」

 バーを出た宮本はあらん限りの暴言で、追いすがろうとする美沙子を罵倒し尽くします。つらいことがあるとどうしても身近な男性に依存してしまう美沙子に対する、宮本なりの精一杯のエールでした。「宮本さんのバカッ!」という美沙子の怒声を背中に浴び、宮本は「くそ! くそ!」とつぶやきながら夜の街へと消えていくのでした――。

「えっ、これが終わり?」と多くの視聴者が驚いたTVドラマ版『宮本から君へ』のエンディングです。原作コミックの三分の一も消化できていないので、第2シーズン、第3シーズンに期待を寄せる声もネットには上がっています。本編そのものには「終わり」とも「完」とも打たれていませんが、でもTVドラマ版『宮本から君へ』はこのブツ切れ感ある終わり方がやはりベストでしょう。靖子でも美沙子でも、宮本が異性との恋愛に生きる希望を見出しての終わり方では、宮本が美沙子に誘われて会社をサボって海へ出掛けた第3話の頃からちっとも成長していないことになるからです。人間はそう簡単には成長しません。でも、宮本はどん底の中で辛酸を舐め尽くすことで、さらにパワーアップした猛烈な暴走をいつかまた見せてくれるはずです。

 孤高の漫画家・新井英樹の会社員時代の体験をベースにした原作コミック『宮本から君へ』ですが、実際に新井英樹は飯田橋にあった文具メーカーを1年2カ月で辞め、漫画家へと転職します。『宮本から君へ』で長編デビューを果たして以降、その過激さに拍車が掛かり、漫画史に残る『愛しのアイリーン』(安田顕主演映画として、9月14日より劇場公開)や『ザ・ワールド・イズ・マイン』といった大暴走ドラマを生み出すことになるのです。

 池松壮亮が全力で演じ切った宮本浩は、結局は仕事も恋愛も何ひとつうまく収まりませんでしたが、そのガムシャラな暴走ぶりは、まるで夜空を彩る流れ星のように観る者の心に焼き付きました。そして、夜の街へと人知れず消えていきました。宮本が残したものは一体、何だったのでしょう? 職場や飲み会の席で、受け取ったり、差し出す名刺が、今後はこれまでになく重く感じられるのではないでしょうか。とてもちっぽけだけど、名刺一枚分の熱さと重さを視聴者に伝えて、宮本は去っていったように思います。3カ月間にわたる大暴走の熱い余韻を残し、宮本浩は伝説のサラリーマンとなったのです。
(文=長野辰次)

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』#21「敵か味方か、乗るか乗らないか」

 前回から、追加戦士・高尾ノエル(元木聖也)が登場。

 快盗・ルパンエックス、国際警察所属のパトレンエックスという2形態に変身し、ルパンレンジャー、パトレンジャーに味方したりしなかったりするややこしいヤツだ。

「敵か味方か!?」的な追加戦士はこれまでのスーパー戦隊にも存在したが、本作は史上初のダブル戦隊ということで、ルパレン・パトレン、どちらについても主人公の味方であることには変わりがない(さすがにギャングラーの味方ではないでしょ!?)。ますますどっち側のキャラなのか読めないのだ。

●今の子どもたちはこの設定についていけてるのか!?

 #21は、引き続きノエル中心にエピソードが展開。

 前回、どちらかというとルパレンに味方するような行動を取っていたノエルだが、今回はややパトレン寄りに。

 国際警察に入ったギャングラー出現情報をルパレン側に流し、ルパンコレクションを回収する手助けしたかと思ったら、

「では、情報料を払ってもらおう」

 とルパレンに襲いかかり、ルパンコレクションを奪い取ってしまったノエル。

 意外だったのはルパンエックス形態でルパレンと戦っていたこと。

 ルパンエックスの時はルパンレンジャー側、パトレンエックスの時はパトレンジャー側……と、形態によって味方する陣営を変える二重人格的なキャラなのかと思っていたのだが、そういうわけじゃなかったのか。

 形態ごとに能力が違うようなので、その時々で必要とされる能力に応じて形態を変えるキャラなのだろうか(今のところ、どこがどう違うのかよく分からんが)。

 結局、ルパレンと戦ってルパンコレクションを奪ったということで、パトレンからの信用を勝ち取ったノエル。

 しかし、それもこれも疑いの目を払拭するため、ルパレンと口裏を合わせて仕組んだプロレスだったのだ。

 ……ということは、やっぱりノエルはルパレン寄りの存在なのか?

 かと思えば、ルパンコレクションをめぐってコグレ(温水洋一)との間に、ただならぬ空気を漂わせていたり。本心が読めないな、このキャラ。

 敵、味方、3陣営がワチャワチャと入り乱れての戦いが楽しい本作。そこにノエルまで加わって、さらなる混戦必至。大きなお友達にとっては燃える展開だが、ちびっ子たちがこのややこしい設定についていけているのか少々心配だ。

 まあ、ボクが幼稚園児の頃も『機動戦士ガンダム』の内容を理解できないながら、「シャアは悪者だけど、ちょっといいヤツ」くらいの認識で楽しめていたので、今の子どもたちも分からないなりに楽しんでいるといいけど。

●ギャングラーの存在感が薄くなりっぱなし

 心配といえば、ギャングラーの存在感のなさも……。

 ただでさえ対怪人戦よりも、戦隊同士の戦いの方に心を奪われがちな本作だが、ノエルの加入で、本来の敵・ギャングラーの影がさら に薄くなっている。

 今回登場した怪人のガバット・カババッチ(ベネディクト・カンバーバッチのパロディなんだろうか!?)にしても、「ムシバミ菌」なる菌を使ってダムを崩壊させるという壮大な計画を進行していたのに、ノエル絡みのエピソードで時間を使いすぎたせいか、「ダムの危機!」的な緊張感皆無なままアッサリやられてしまった。

 巨大化した後も、ロボット変形シーンの方が長かったんじゃないかというくらいの即死っぷり(約3分で爆発)。コイツ、何しに出てきたんだ感がハンパない。

 唯一の見せ場は、エックストレインゴールドからの砲撃が股間に直撃し、悶絶していたことくらいか……。

 ま、しかし、ダムが特撮の舞台になるというのはCG時代を感じた。

 実際の火薬をドッカンドッカン爆発させていた時代の特撮だったら、絶対に使用許可なんて出ないだろう。

●次回もノエルのターン!?

 次回、#22「人生に恋はつきもの」では、

「キューピッドになろうと思って!」

 ということで、ノエルがパトレン2号・陽川咲也(横山涼)とルパンイエロー・早見初美花(工藤遥)の恋を応援するようだ。またしてもノエルのターン!

 ギャングラー怪人に初美花が捕らわれてしまい、咲也がそれを助けに。初美花は変身しちゃえば逃げられるんだけど、咲也が助けに来ているから変身もできない……みたいな展開だろうか。

 例のごとくギャングラーの見せ場が少なそうだけど、もうちょっとがんばれ、ギャングラー!?
(文と絵=北村ヂン)

「会いたい」「人恋しい」「寝床がうまい」資産家を籠絡する連続殺人犯の手口とは?

 2013年12月末に京都府で起こった青酸化合物による殺人事件は、当初捜査関係者も予期していなかった驚くべき展開を迎える。

 この事件で夫を殺害したとして逮捕された妻の筧千佐子被告は、過去に夫や交際相手を殺し、多額の遺産を相続していたことが発覚。最初の夫が死亡した1994年以降、交際や結婚を繰り返していた彼女の身の回りでは、実に10人もの男たちが死亡していたのだ。

 裁判によって、3件の殺人事件と、1件の強盗殺人未遂罪から京都地裁によって死刑判決を言い渡された千佐子と面会を続け、事件に迫ったノンフィクションライターの小野一光は、『全告白 後妻業の女「近畿連続青酸死事件」筧千佐子が語ったこと』(小学館)を上梓した。本書の記述から、事件の内容と、千佐子という人物の恐ろしさを見てみよう。

 地方銀行を寿退社した千佐子のいちばん初めの結婚生活は、1969年から25年にわたって続く平凡なものだった。2人の子どもに恵まれ、プリント工場を設立した夫妻だが、千佐子の勝ち気な性格が災いし、旦那の実家との関係はうまくいかなかった。夫の死後、彼女は工場を引き継いだものの、先物取引などによって作った借金が膨れ上がり、工場は競売にかけられてしまう。

 彼女が資産家たちを次々と毒牙にかけていったのは、工場を廃業した2001年以降のこと。02年、05年、06年、07年、08年と交際相手や結婚相手が急死を遂げており、その後も、最後の事件となった13年末までほぼ1~2年ごとに不審死は続く。生前に公正証書を作成し、相手親族の反対を押し切ってまで結婚を強行した彼女は、不審死のたびに数百万~数千万の遺産を相続し続けていったのだ。結婚相談所を通じて男性たちに接近した彼女が提示していた交際相手の希望条件は「年収1,000万円以上」「歳はなんぼでもいい」「健康でなくてもいい」という、あからさまなものだったという。

 裁判において、その証言は二転三転し、「黙秘します」と宣言したすぐ後に犯行を認めるなど不可解な発言が数多いものの、一貫して被害者に対する謝罪の言葉を述べることはなかった千佐子。135日間の長い審理期間の末、京都地裁は「極刑を選択せざるを得ない」と死刑判決を下したが、その顔に反省の色はなく、まるで他人事のようにしれっとしたものだったという。

 また、彼女の恐ろしさは、犯した事件の残忍さだけではない。彼女の自身のパーソナリティもまた、「異常」という言葉がふさわしいものだった。

 拘置所で彼女と面会した小野は、その様子をこう綴る。

 面会に訪れる20歳も年下のノンフィクションライターに対して、「人恋しい」「会いたい」と、まるでラブレターのような手紙を送る彼女の行動は、「女」を使いながら彼を籠絡しようとするものだった。さらに、別の男性に対しては「寝床が上手」とも話し、「それしたら男が公正証書でも何でも書く」という自信を見せていたという。そんな手練手管が、人生経験豊富なはずの資産家たちの心を鷲掴みにし、彼らの愛情と信頼を獲得していった。遺産という目標を獲得するために、男心をくすぐることに成功した彼女は、健康食品と偽った青酸化合物入りのカプセルを飲ませて彼らを殺害していった。

 その一方で、小野が事件について質問を投げかけると、途端に彼女の目の奥は「漆黒」で満たされる。「すべては私の主観でしかない」と断りながらも、小野は「死刑が確定した5人の殺人犯と会ってきたが、いずれも同じ目を私に見せている」と記述する。事件について語る千佐子からは、まるで良心の呵責が感じられず、これまで幾多の凶悪犯罪を取材してきたノンフィクションライターをして「底が見えない」と言わしめるほどの狂気を感じさせるものだった。

 今回の裁判において争われた4件は、小野の取材によって判明した不審死の一部にすぎない。おそらく、事件の全容はまだ明らかにされていないのだろう。何よりも、筧千佐子という人間の「底」は、まだ解明されていないのだ。
(文=萩原雄太[かもめマシーン])

『プレバト!!』で俳句パクリ騒動の東国原英夫に“前科”あった?「過去にもコメント盗用疑惑が……」

 タレントの東国原英夫が、バラエティー番組『プレバト!!』(TBS系)で詠んだ俳句が、過去に他の人によって発表された俳句と酷似していると指摘された。

 指摘されたのは、6月7日オンエアの同番組内で東国原が詠んだ「梅雨明けや 指名手配の 顔に×」という句。これが、2017年6月に宮崎日日新聞の文芸欄に載った「梅雨寒や 指名手配の 顔に×」と似ているというもの。あまりの酷似ぶりにネット上では「これは盗作」「意図的だ」「あまりに似ている」「認めた方がいい」といった意見が噴出した。

 東国原はTwitterで「確認しました。正直、大変驚いています。結論から言います。僕は、このご指摘の俳句、全く知りませんでした」と盗作に関しては完全否定。

 その上で「しかし、ここまで似ると最早、盗作と言われても仕方無い状況です。ましてや、宮日新聞に掲載されたとなると更に疑念を持たれるのは致し方無いと思います。全く承知していなかったとは言え、結果的に類似句になってしまったのは私の至らなさ・責任」と謝罪した。

 さすがに本人が言うように、ここまで似ていると疑念を持たれても仕方がないだろうが、東国原の盗用疑惑はこれだけではないというのだ。

「情報番組で最近はよくコメンテーター業をしていますが、そのコメントが新聞の朝刊の社説に似ている言い回しを、持論として展開することがあり『新聞の受け売りじゃないか』と局内でも話題になることがこれまでにもありました。また、昼のワイドショーで声高に指摘する際も『それ他の人も言っていること』という場面が何度もあり、独自の視点に欠けているということが何度もあったようです」(テレビ局関係者)

 東国原といえば、宮崎県知事、衆院議員を務め、一時は政治家として活躍。その後タレントに復帰、コメンテーターも多く務めている。

「政界からのオファーは、ずっとあるようですが、政治家をやるよりもタレント、コメンテーターをやるほうがずっとラクだし、お金も稼げるというメリットもあるようです。顔も売れていて、好感度はないですが知名度は抜群。情報番組やワイドショーに出まくって、年収は1億円に届かないくらいといわれています」(同)

 視聴者からすれば、芸能人の中身の薄いコメントよりも、もっと内容のある鋭いコメントを聞きたいものだが……。

『プレバト!!』で俳句パクリ騒動の東国原英夫に“前科”あった?「過去にもコメント盗用疑惑が……」

 タレントの東国原英夫が、バラエティー番組『プレバト!!』(TBS系)で詠んだ俳句が、過去に他の人によって発表された俳句と酷似していると指摘された。

 指摘されたのは、6月7日オンエアの同番組内で東国原が詠んだ「梅雨明けや 指名手配の 顔に×」という句。これが、2017年6月に宮崎日日新聞の文芸欄に載った「梅雨寒や 指名手配の 顔に×」と似ているというもの。あまりの酷似ぶりにネット上では「これは盗作」「意図的だ」「あまりに似ている」「認めた方がいい」といった意見が噴出した。

 東国原はTwitterで「確認しました。正直、大変驚いています。結論から言います。僕は、このご指摘の俳句、全く知りませんでした」と盗作に関しては完全否定。

 その上で「しかし、ここまで似ると最早、盗作と言われても仕方無い状況です。ましてや、宮日新聞に掲載されたとなると更に疑念を持たれるのは致し方無いと思います。全く承知していなかったとは言え、結果的に類似句になってしまったのは私の至らなさ・責任」と謝罪した。

 さすがに本人が言うように、ここまで似ていると疑念を持たれても仕方がないだろうが、東国原の盗用疑惑はこれだけではないというのだ。

「情報番組で最近はよくコメンテーター業をしていますが、そのコメントが新聞の朝刊の社説に似ている言い回しを、持論として展開することがあり『新聞の受け売りじゃないか』と局内でも話題になることがこれまでにもありました。また、昼のワイドショーで声高に指摘する際も『それ他の人も言っていること』という場面が何度もあり、独自の視点に欠けているということが何度もあったようです」(テレビ局関係者)

 東国原といえば、宮崎県知事、衆院議員を務め、一時は政治家として活躍。その後タレントに復帰、コメンテーターも多く務めている。

「政界からのオファーは、ずっとあるようですが、政治家をやるよりもタレント、コメンテーターをやるほうがずっとラクだし、お金も稼げるというメリットもあるようです。顔も売れていて、好感度はないですが知名度は抜群。情報番組やワイドショーに出まくって、年収は1億円に届かないくらいといわれています」(同)

 視聴者からすれば、芸能人の中身の薄いコメントよりも、もっと内容のある鋭いコメントを聞きたいものだが……。

隣客にディープキス、パンツ半脱げで昏睡!? 泥酔アラサー女子の「プロすぎる帰り方」

(前回はこちら) 

どうも、紫帆です。都内の某飲み屋街で小さなバーを経営している私が、夜毎の営業中に目撃したクソ客・変な客・珍事件について、お話させていただきますね。さて、今宵のお客さまは――

大迷惑! 狭いトイレで昏睡する“泥酔女子”

kuso08-600

 とある週末、常連のお客さまが連れていらした、30代前半の元気な女性。

 常連さんの会社の後輩である彼女は、かなりの豊満体型もあってか、とにかく酒豪です。甲類焼酎の緑茶割りをガンガン空にしながら、「去年までスナックでバイトしてた」という経験も納得のトークの冴えと、華やかな笑顔を披露していました。

 ところが夜が深まるにつれ、徐々に許容量を超えてきたのか、彼女の目の焦点が定まらなくなってきました。たまたま居合わせた男性客にディープキスをしたり、また別の男性にしなだれかかったりと乱れる彼女を心配するものの、連れてきた張本人である常連さんは「いつもこんな感じなんだよ。男みたいなもんだから、大丈夫大丈夫」とのんきに構えています。

 しばらくしてトイレに立った彼女。こちらの不安は的中し、いつまで経っても個室から出てこなくなってしまいました。金曜の夜、このままトイレを占拠されては困ります。事実、「トイレに行きたいから」という理由で他の店に移動してしまったグループも。困り果てたわたしは、彼女をトイレから引きずり出すという強硬手段を取ることにしました。

 が、おそらくは体重90キロ以上の豊満体型で、その上泥酔して寝ているので動かすことすら困難です。常連さんの力も借りて、やっとの思いで狭いトイレの個室から出したものの、背もたれが低く安定しないカウンターチェアに座らせることもできず、決して広くはない店内で床に転がしておくわけにもいかず……。

 仕方なく一旦、店外の路上に寝かせることに(本当に仕方なくです!)。

 薄暗がりの中、うち上げられた大型水生哺乳動物か、はたまた魚市場のマグロかといった体(てい)の彼女をよく見ると、トイレの途中だったのかパンツがずり落ちたまま。し、しかもパンツに装着された生理用ナプキン(肌に触れる面)が丸見えではないですか! 

 当然同じ女性として看過することはできず、初対面の女性の生理用パンツを、無理やり穿かせ直すという荒業を為し終えたのでした……。

 その後も気にかけて見守っていたところ、一時間ほどたって、奇跡の復活を遂げた彼女。常連さんが「タクシー拾うところまで送るよ」と店を出るよう促すと、豊満女子はさっきまで酔い潰れていたとは思えないくらい元気に「また来るわ!」と片手を上げて帰って行きました。その様子があまりにも豪気かつ爽やかで、こちらとしてはとても迷惑だったはずなのに「この女、飲みのプロだな!」と感心せざるを得ませんでした。

 ちなみに常連さんは、気を遣って実際の飲み代よりだいぶ多めに置いて行ってくださいましたけどね。まいど~!

 

(隔週金曜日・次回は7月20日更新)

プロフィール
浮川紫帆(うきがわ・しほ)
東京都内の繁華街の一角でバーを経営する30代バツイチ女性。ママ歴は6年。好きなお酒はマカストロングのお湯割り。

(イラスト=ドルショック竹下)