「ジャニーさんに誘われたときは、驚いた」――16歳の“僕”が「スター抜てき」と引き換えたもの

1週間でデビューを決めた”僕”との「ただれた関係」

toyokawa300 「タレント、アイドルである前に社会人としての自覚や責任を果たすようにしていただきたい」

 NHK・木田幸紀放送総局長は、6月20日に行われた定例会見で、相次ぐジャニーズ所属タレントの不祥事に、厳しい表情でそう苦言を呈した。

 元TOKIO・山口達也の女子高生への強制わいせつに続き、NEWSの小山慶一郎や加藤シゲアキ、手越祐也に未成年女性との飲酒問題が立て続けに勃発し、NHKも番組の差し替えや、クレーム処理などの対応に追われていることを受けてのことだ。

「大アイドル帝国を築き上げ、NHKにまで大きな影響力を及ぼすようになっていたジャニーズのおごりとゆるみが招いた不祥事であることは明白です。これだけ続くということは、表沙汰にならなかっただけで、これが彼らの日常だったと思われても仕方ないでしょう。ジャニーズ事務所の罪は大きいですよ」(芸能記者)

 だが、ジャニーズ事務所に所属タレントを、一人前の社会人として教育する能力があるかどうかは、大いに疑問だ。

「創業者で現社長のジャニー喜多川氏には、これまでに未成年への性的暴行疑惑が山ほどあり、裁判で一部が認定されてもいる。にもかかわらず、これまできちんとした説明もなければ、社会的制裁を受けることもほとんどないまま、今も芸能界・テレビ界に大きな影響力を保ち続けている。そんな姿から、所属タレントたちは社会人としての何を学べばいいのか」(同前)

 本コラムではそんなジャニー氏の毒牙にかけられたタレント本人たちによる、勇気ある告発を紹介してきた。

 今回は、豊川誕のケースを紹介しよう。

 

「自室のベッドを使うことがなかった」

 豊川は、推定3歳のときに孤児となり、兵庫県姫路市の公園で保護されて児童養護施設で育った。高校を中退し、里親の家から家出して大阪のゲイバーや喫茶店でアルバイトをしているときにスカウトされ、上京。ジャニーズ入りし、1975年3月、16歳のときに「汚れなき悪戯」でレコードデビューを果たした。「豊川誕」という名前は、「豊川稲荷に捨てられていた」というギミックとともにメリー喜多川がつけたものだった。孤児であることを、堂々と売りにしていたのである。

 豊川は、上京初日から、ジャニー氏と当時のタレントたちが寝泊まりする「合宿所」に招かれ、自室が与えられた。だが、最初の1週間は「自室のベッドを使うことがなかった」という。豊川は、97年に上梓した『ひとりぼっちの旅立ち―元ジャニーズ・アイドル 豊川誕半生記』(鹿砦社)の中で、実に淡々と告白している。

では、どこで寝ていたのか。

 ジャニーさんの部屋であった。

 彼のベッドで毎晩、自由にされ続けたのだ。自分のやっていることが何であるのかはわかっていたつもりだ。だてにゲイバーで働いていたわけじゃない。

 豊川と他の告発者との大きな違いは、その孤児としての壮絶な生い立ちからくる、腹の据わり方とくくり方だ。

 「ジャニーさんにベッドに誘われた時は正直、驚いた。だが、これから、この人に育ててもらわなければどうにもならないということも、僕は十分すぎるほど、理解していたのである」

 そしてジャニー氏の求めに応じていた結果、なんとわずか1週間目にしてフォーリーブスの地方公演のステージにゲストとして登場するようになり、次なるスター候補としてファンに紹介され歌を披露するという大舞台が与えられたという。すなわちデビューが決まったのだ。

 当時のジャニーズ事務所は、郷ひろみが抜けたあとで、新たなスターの育成が急務であったこと。また若き日の豊川がジャニーズの歴史を振り返っても1、2を争う美少年であったことも間違いないが、それでも、下積みもなければ、まともなレッスンも受けないままの少年の抜てきは、やはり異例のことだったはずだ。

 その真相が絶対的な立場を利用したただれた肉体関係にあったのならば、当然、許されることではないし、これ以上のファンへの裏切りはない。

 ただ、豊川氏は、この『ひとりぼっちの旅立ち』の帯に「ジャニーさん、メリーさん、ありがとう!!」と綴っており、実際に、一冊を通して、彼らへのドロドロとした恨みはほとんど感じられない。ジャニーズを離れたあとも、メリー氏には何かと世話になっていたようで、最近のブログ(「豊川誕とみんな友達」livedoor Blog)などでの様子を見ても、現在も、彼らには感謝の気持ちの方が大きいようだ。

 だからこそ、逆に、ジャニー氏による数々の行為があったことがリアルに浮かび上がるのだ。

 性的関係を迫られるばかりでなく、当時の合宿所では酒やたばこは、未成年者でも暗黙の了解で許されていること、17歳のときに睡眠薬遊びにハマったことなどが綴られている。

 タレント、アイドルである前に社会人としての自覚や責任を――この言葉をジャニー氏はどう聞いたのか。

(渡邊孝浩)

『義母と娘のブルース』綾瀬はるかのロボット演技賞賛も、奥山佳恵登場シーンには「モンペ出すな」と苦情殺到!

 綾瀬はるか主演ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)の第2話が7月17日に放送され、平均視聴率は11.3%(ビデオリサーチ調べ、関東平均)を記録。1話に続き、2ケタ台を維持しました。

 前回、試行錯誤の末にやっとみゆきから一緒に住むことを許された亜希子ですが、今週はどんな展開を見せたのでしょうか??

 それでは早速、簡単なあらすじから振り返ります。

(これまでのレビューはこちら

■不器用ながらもみゆきと向き合う亜希子

 みゆき(横溝菜帆)から父・良一(竹野内豊)と結婚し、一緒に住むことを許された亜希子(綾瀬)。だが、一緒に住んでみたものの、みゆきとの関係はギクシャクしたまま。

 そんな中亜希子は、みゆきが創立記念日で休校と知り、会社をズル休みしてみゆきと一緒に過ごすことに。最初は、なかなか心を開いてくれないみゆきだったが、亜希子の熱心な姿に徐々に打ち解け、晴れて亜希子を母親と認める。

 一方、亜希子は家族との時間を大切にしようと、仕事を辞め、主婦になることを決意する、といったストーリーでした。

■ドラマオリジナルシーンに賞賛の声!

 1話では、ドラマオリジナルのアスレチック施設でのシーンが長々と続き、放送中から「つまらない」「期待はずれ」という声が続々と上がり、正直「このドラマ、大丈夫!?」と思ってたんですが、今回は前回とは真逆でドラマオリジナルのシーンに賞賛する声が上がっていました。

 亜希子とみゆきが2人で夕食の買い出しに行き、みゆきは実母と一緒に食材当てゲームをしていたことを思い出す、とここまでは原作通り。しかし、ドラマでは亜希子が「私たちもやりましょう!」と提案し、2人で対立しながらもゲームをやるという内容が追加され、このシーンに「オリジナル部分が面白い!」「原作のギャグ感を残しながらいい展開になってる!」「森下佳子さんの脚本いいわ~!」といった声が。また、亜希子が会社を辞めると上司に告げたオリジナルシーンに涙する人が続出。子どものためにキャリアウーマンという地位を犠牲して家庭に入るのではなく、子育てを仕事として考えて、新しい道を切り開く「転職」として描いているところに、「こういう考えいいね!」「犠牲になるのが嫌で共働きというドラマはよくあるけど、“転職”として考えるドラマはあまりないから面白い!」といった声が上がってました。

 ただ、このシーンで個人的に惜しかったと思ったのは、亜希子が上司から「給料をいくら上げれば残るのか?」と聞かれた際、「10億で!」と答えるところ。ここはキャリアウーマンなんだから、「35億!」と答えて欲しかった……振り向きざまに(笑)。まあ、でも全体的に見て、「このドラマの面白さがやっと見えてきたな!」という印象で、この先も楽しめそうです。

■奥山佳恵の回想シーンに「いらない!」の声続出。

 一方で、視聴者からの苦情が殺到していたのが、みゆきの実母の回想シーン。この実母役を奥山佳恵が演じているのですが、奥山と言えば、ブログでダウン症の次男の卒業式に家族で参加できなかった不満を爆発させたり、小学生になった次男の学童へ行く補助が見つからず、上級生に補助を頼んだりと、いろいろな事件を起こし、いわゆる「モンペ」として世間で認知されるように。

 そのため、回想シーンに奥山が登場した瞬間にネットでは「うわ~いらない!」「モンペの顔は見たくない!」「あんな芸能界とっくに引退したような、美人でもなんでもないモンペをわざわざ使わなくても……」と散々な声が。また、奥山が映る実母の遺影である写真が画面に映っただけで、「映すな!」という声が殺到……。やはり、義母と娘の物語にモンペ認定された役者を使うのはいかがなものか、と言うのが世間の考えのよう。

 その上、「綾瀬はるかの演技がいいのに、奥山がチラッと映るだけで気分悪くなる~!」「キャストもみんな良いし、ストーリーも面白いけど、奥山だけは許せない!」という厳しい声も。もう亡くなった人の役と言うことで、幽霊になって出てくるといったシーンがない限り、今後そんなに出ることはなさそう。ですが、“ちょい出”でこれだけの反感を買うぐらいですから、3話以降は出さないほうがいいかもしれません。

■「なんか物足りない……」を満たす佐藤健!

 ここまで、ストーリーもキャストも評判がいい同ドラマですが、視聴者からは「佐藤健の登場が少なすぎる」と残念がる声が。原作では佐藤の役は2巻から登場する重要人物のため、ドラマ前半ではあまり登場させることはできないのが正直なところ。1話、2話のようにドラマオリジナルシーンで少し出演させるぐらいが限界なのでしょう。

 ですが、佐藤の役柄が実に面白い。1話ではバイク便の兄ちゃんなのに送り先を間違える、2話では漢字を間違えるなど、一言でいうと“ただのバカ”なのですが、どこか愛嬌があり憎めない。今まで陰のある役や好青年役が多かった佐藤がこの役で、新しいイメージを作っていくのかと思うとワクワクします。そして、ドラマ後半(から多く登場すると推測)では、佐藤がストーリーにどう絡んでいくかも楽しみ。焦らず、気長に待ちましょう!

 以上、2話のレビューでした。

 視聴率も順調に2ケタを記録している同ドラマ。来週はPTAというママ社会の強敵集団とひと悶着あるよう。元キャリアウーマンだった亜希子がどんな手を使って立ち向かうのか、楽しみに放送を待ちましょう!

(ドラマっ子KOROちゃん)

永尾まりやに男性器を見せつけ……ロンブー田村淳の“セクハラ”がヤバすぎる!

 いったい何があったのか、視聴者は気になったことだろう。

 7月12日に放送されたバラエティ番組『田村淳の地上波ではダメ!絶対!』(BSスカパー!)でMCを務めるロンドンブーツ1号2号の田村淳が、番組でのトラウマについて語った。

「この日、ゲストには元AKB48の大和田南那が登場。すると、淳は『嫌なんですよね、元AKBの人たち。企画が気に入らないと帰ったりするから』と語り、名前は明かさなかったものの、途中で退席した人がいたことを明かしました」(テレビ誌ライター)

 同番組はYouTubeにもアップされており、ネット上ではすぐにこの“元AKB48”が永尾まりやのことだと特定された。永尾が出演したのは2016年のこと。「地上波では扱えない商品を通販番組」とのコンセプトで放送されたのだが、紹介されたのはアダルトグッズだった。

「その商品が、男性器を覆う『ペニストッキング』でした。永尾は番組の趣旨を聞かされていないまま出演していたようで、絶句。淳からは『永尾はどんなアダルトグッズが好き?』『アダルトグッズといえば何を頭に浮かべる?』と“セクハラ口撃”されるも、『わかんないですよ。ローションとか?』と懸命に答えていました。その後も男性器の模型を触らせて、『慣れてるね』とイジるなど、セクハラ行為はエスカレート。あげくには、スタッフを下半身裸にして実演させ、さらにその陰部を永尾に見せつけるため、仕切りを外すように何度も指示。それに永尾が眉間にシワを寄せると、『永尾、見た?』と聞いて、永尾に渋々『見ました……』と答えさせるなど、そのリアクションを楽しんでいました。しかし、次の商品『フニャチンくん』が紹介される直前、事務所から出演NGが下され、途中で退席したことが淳から報告されました」(同)

 BSならではのコンセプトで人気を集める番組だが、淳の考える「地上波ではできないこと」が単なるセクハラだとしたら、なんともお粗末なタレントである。

永尾まりやに男性器を見せつけ……ロンブー田村淳の“セクハラ”がヤバすぎる!

 いったい何があったのか、視聴者は気になったことだろう。

 7月12日に放送されたバラエティ番組『田村淳の地上波ではダメ!絶対!』(BSスカパー!)でMCを務めるロンドンブーツ1号2号の田村淳が、番組でのトラウマについて語った。

「この日、ゲストには元AKB48の大和田南那が登場。すると、淳は『嫌なんですよね、元AKBの人たち。企画が気に入らないと帰ったりするから』と語り、名前は明かさなかったものの、途中で退席した人がいたことを明かしました」(テレビ誌ライター)

 同番組はYouTubeにもアップされており、ネット上ではすぐにこの“元AKB48”が永尾まりやのことだと特定された。永尾が出演したのは2016年のこと。「地上波では扱えない商品を通販番組」とのコンセプトで放送されたのだが、紹介されたのはアダルトグッズだった。

「その商品が、男性器を覆う『ペニストッキング』でした。永尾は番組の趣旨を聞かされていないまま出演していたようで、絶句。淳からは『永尾はどんなアダルトグッズが好き?』『アダルトグッズといえば何を頭に浮かべる?』と“セクハラ口撃”されるも、『わかんないですよ。ローションとか?』と懸命に答えていました。その後も男性器の模型を触らせて、『慣れてるね』とイジるなど、セクハラ行為はエスカレート。あげくには、スタッフを下半身裸にして実演させ、さらにその陰部を永尾に見せつけるため、仕切りを外すように何度も指示。それに永尾が眉間にシワを寄せると、『永尾、見た?』と聞いて、永尾に渋々『見ました……』と答えさせるなど、そのリアクションを楽しんでいました。しかし、次の商品『フニャチンくん』が紹介される直前、事務所から出演NGが下され、途中で退席したことが淳から報告されました」(同)

 BSならではのコンセプトで人気を集める番組だが、淳の考える「地上波ではできないこと」が単なるセクハラだとしたら、なんともお粗末なタレントである。

『健康で文化的な最低限度の生活』吉岡里帆の絶妙な“平凡感”が視聴者を自然にドラマの世界へ引き込む良作

 素朴系女優・吉岡里帆が新人ケースワーカー役を演じるドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)の第1話が17日に放送され、平均視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。やや出遅れ感がでてしまいました。

 安定した生活を求めて公務員になった義経えみる(吉岡)ですが、配属されたのは生活保護受給者を支援する福祉生活課。福祉に関する知識など何ひとつ持たないまま110世帯を担当させられ、理想としていた平穏な生活とは程遠い激務続きの毎日を送ることになってしまいます。

 そんな中、平川孝則という受給者から「これから死にます」という電話が。一方的に通話は切られてしまい、えみるは慌てて平川の親戚に様子を窺うよう頼むのですが、「いつものこと」と一笑に付されてしまいます。しかしその後、平川はビルから飛び降り自殺。えみるは責任を感じ、悲しみに暮れ、今後は受給者にもっと寄り添おうと決心するのでした。

 それから数カ月が経ち、えみるは阿久沢正男(遠藤憲一)という受給者と面談することに。1日に1食しか摂っていないという阿久沢の健康状態とお金の使い道が気になり、家庭訪問することになるのですが、そこで月5万円返済の借金を抱えていることが発覚します。

 えみるは、債務整理をするため日本司法支援センター(通称・法テラス)へ出向くよう勧めますが、今さら何をしても借金は変わらないと、阿久沢は及び腰の様子。そこへ現れた先輩ケースワーカーの半田明伸(井浦新)は、「法テラスへ行きましょう」の一辺倒ではなく、阿久沢が借金を背負うことになったいきさつについて、まず耳を傾けます。

 すると阿久沢は、印刷会社が倒産し、借金を抱えてしまった後に別れた妻子と、15年あまり会っていない寂しさを吐露。阿久沢の本当の気持ちを知ったえみるは、「過去を捨てきれないってことじゃないですか。またやり直したいってことじゃないですか」と、深層心理を指摘し、人生の再スタートを切るよう背中を押します。

 その結果、法テラスへ赴くことを決心した阿久沢は、借金をすでに完済していたこと、過払い金150万円が戻ってくることを知り、15年間の苦しみから解放された喜びと安堵で涙します。その姿を見たえみるも涙を流し、阿久沢に心から感謝の言葉をもらったことで、ケースワーカーとしてのやりがいを感じたところで今回は終了となりました。

 さて感想ですが、やや長ったらしく感じるタイトルは、日本国憲法第25条にある「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という条文からのもの。しかし、“最低限度の生活”の基準とは? また、不正受給など何かとニュースに取り上げられる生活保護の実態とは何か。このドラマは、それらの疑問点にスポットライトをあてた作品になっています。

 そんな謎多い世界に、それまで平々凡々に生きてきた人間が放り込まれ悪戦苦闘するという、特殊な環境下を描くドラマではありがちな設定ですが、こういった場合、いわば“視聴者の視点”代わりになる主役は、案外さじ加減が難しいのではないかと思います。あまり個を出し過ぎては邪魔になるし、出さな過ぎたら逆に、テーマに対する発言力が薄れてしまう可能性もあります。

 そういう意味では、純朴なルックスと演技力が確かな吉岡をキャスティングしたのは正解だったのではないでしょうか。絶妙な平凡感で視聴者をドラマの世界へ引き込みつつ、ここぞというシーンではしっかり自分の意見(作家の主張)を述べ、印象深くすることができていたと思います。

 そして、そんなえみるを温かく見守る、先輩役・井浦の好演も光っていました。前々クールに放送された『アンナチュラル』(TBS系)では悪口・乱暴な法医解剖医を演じていましたが、今回はマイナスイオン出まくりの朗らかな役と、見事なカメレオン俳優ぶりを発揮しています。ドラマのテーマがテーマなだけに、今後はえげつない描写も出てくるかもしれませんが、清涼剤的な役割を担い、吉岡とのコンビも楽しめそうです。

 その描写についてですが、テレビでどこまで踏み込めるのかが、今後の大きな注目ポイントとなってくるのではないでしょうか。それと、今回のように問題を抱えたケースワーカーが登場して解決、という流れが続いてしまうとどうしてもマンネリ化してしまいます。それをうまく打破できるかどうかも視聴率の推移を左右するカギになってきそうです。

 ただ、遠藤や井浦だけでなく、えみるの上司役の田中圭、同僚役の川栄李奈など、ベテランから若手まで名バイプレーヤーが顔を揃えているため、彼らのキャラクターを掘り下げることでドラマに深みが増していく期待感はありました。視聴率的には残念なスタートになってしまいましたが、次回を楽しみに待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『健康で文化的な最低限度の生活』吉岡里帆の絶妙な“平凡感”が視聴者を自然にドラマの世界へ引き込む良作

 素朴系女優・吉岡里帆が新人ケースワーカー役を演じるドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)の第1話が17日に放送され、平均視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。やや出遅れ感がでてしまいました。

 安定した生活を求めて公務員になった義経えみる(吉岡)ですが、配属されたのは生活保護受給者を支援する福祉生活課。福祉に関する知識など何ひとつ持たないまま110世帯を担当させられ、理想としていた平穏な生活とは程遠い激務続きの毎日を送ることになってしまいます。

 そんな中、平川孝則という受給者から「これから死にます」という電話が。一方的に通話は切られてしまい、えみるは慌てて平川の親戚に様子を窺うよう頼むのですが、「いつものこと」と一笑に付されてしまいます。しかしその後、平川はビルから飛び降り自殺。えみるは責任を感じ、悲しみに暮れ、今後は受給者にもっと寄り添おうと決心するのでした。

 それから数カ月が経ち、えみるは阿久沢正男(遠藤憲一)という受給者と面談することに。1日に1食しか摂っていないという阿久沢の健康状態とお金の使い道が気になり、家庭訪問することになるのですが、そこで月5万円返済の借金を抱えていることが発覚します。

 えみるは、債務整理をするため日本司法支援センター(通称・法テラス)へ出向くよう勧めますが、今さら何をしても借金は変わらないと、阿久沢は及び腰の様子。そこへ現れた先輩ケースワーカーの半田明伸(井浦新)は、「法テラスへ行きましょう」の一辺倒ではなく、阿久沢が借金を背負うことになったいきさつについて、まず耳を傾けます。

 すると阿久沢は、印刷会社が倒産し、借金を抱えてしまった後に別れた妻子と、15年あまり会っていない寂しさを吐露。阿久沢の本当の気持ちを知ったえみるは、「過去を捨てきれないってことじゃないですか。またやり直したいってことじゃないですか」と、深層心理を指摘し、人生の再スタートを切るよう背中を押します。

 その結果、法テラスへ赴くことを決心した阿久沢は、借金をすでに完済していたこと、過払い金150万円が戻ってくることを知り、15年間の苦しみから解放された喜びと安堵で涙します。その姿を見たえみるも涙を流し、阿久沢に心から感謝の言葉をもらったことで、ケースワーカーとしてのやりがいを感じたところで今回は終了となりました。

 さて感想ですが、やや長ったらしく感じるタイトルは、日本国憲法第25条にある「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という条文からのもの。しかし、“最低限度の生活”の基準とは? また、不正受給など何かとニュースに取り上げられる生活保護の実態とは何か。このドラマは、それらの疑問点にスポットライトをあてた作品になっています。

 そんな謎多い世界に、それまで平々凡々に生きてきた人間が放り込まれ悪戦苦闘するという、特殊な環境下を描くドラマではありがちな設定ですが、こういった場合、いわば“視聴者の視点”代わりになる主役は、案外さじ加減が難しいのではないかと思います。あまり個を出し過ぎては邪魔になるし、出さな過ぎたら逆に、テーマに対する発言力が薄れてしまう可能性もあります。

 そういう意味では、純朴なルックスと演技力が確かな吉岡をキャスティングしたのは正解だったのではないでしょうか。絶妙な平凡感で視聴者をドラマの世界へ引き込みつつ、ここぞというシーンではしっかり自分の意見(作家の主張)を述べ、印象深くすることができていたと思います。

 そして、そんなえみるを温かく見守る、先輩役・井浦の好演も光っていました。前々クールに放送された『アンナチュラル』(TBS系)では悪口・乱暴な法医解剖医を演じていましたが、今回はマイナスイオン出まくりの朗らかな役と、見事なカメレオン俳優ぶりを発揮しています。ドラマのテーマがテーマなだけに、今後はえげつない描写も出てくるかもしれませんが、清涼剤的な役割を担い、吉岡とのコンビも楽しめそうです。

 その描写についてですが、テレビでどこまで踏み込めるのかが、今後の大きな注目ポイントとなってくるのではないでしょうか。それと、今回のように問題を抱えたケースワーカーが登場して解決、という流れが続いてしまうとどうしてもマンネリ化してしまいます。それをうまく打破できるかどうかも視聴率の推移を左右するカギになってきそうです。

 ただ、遠藤や井浦だけでなく、えみるの上司役の田中圭、同僚役の川栄李奈など、ベテランから若手まで名バイプレーヤーが顔を揃えているため、彼らのキャラクターを掘り下げることでドラマに深みが増していく期待感はありました。視聴率的には残念なスタートになってしまいましたが、次回を楽しみに待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『櫻井・有吉THE夜会』に三宅健&滝沢秀明が登場! 7月19日(木)ジャニーズアイドル出演情報

出演情報――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一

●V6

【ゲスト】
22:00~23:07 『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系) 三宅健

●嵐

22:00~23:07 『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系) 櫻井翔

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「子どもの困りごとは親のせい」ではありません。不安を解消して楽しく子育てしたい親御さんへ

 こんにちは。小児科専門医の森戸やすみです。私は日々、東京都世田谷区にある小児科クリニックで診療する傍ら、ウェブサイトやブログで小児医療や子育てについての情報を発信したり、書籍(最新刊は『小児科医ママの子どもの病気とホームケアBOOK』(内外出版社))を書いたりしています。今回、新しく連載「小児科医ママのはじめて子育てQ&A」を始めることになりました。よろしくお願いします。

 私は、毎日、外来診療をしているのですが、保護者の方からの質問は似ていることよくあります。「子どもが初めての熱を出したんですが、どうしたらいいでしょう」「こんなにしょっちゅう風邪をひくのは、何か問題があるからでしょうか」「この子は発達障害でしょうか」など。多くの人は初めてか2回目の育児なのですから、疑問や不安があるのは当然ですね。なぜ子どもはこのような症状が出るのか、この先どうやって治るのかということを改めて考えたことがなかったという人も多いはずです。

 お子さんの具合が悪くなると、焦ってネット検索する親御さんも多いでしょう。でもインターネットには変な情報がたくさんあります。クリニックの無料育児相談会で「インターネットの記事は、誰が書いたのか、その人は専門家なのか確認してください。専門家への取材もなくライターさんが書いた記事だったら、健康に関することは読み飛ばしましょう。正しい保証はないし、医師からみて間違っていることのほうが多いのです」と伝えると、みなさん驚かれます。でも、本当にそれくらい都市伝説やデマが多いのです。

 また、実際にお子さんを連れて医療機関に行っても、無愛想な医師に出くわすことがあるという話を聞きます。「これは質問していいことか」とか「こんなことを聞いたら怒られるのではないか」と迷って聞けないということも少なくないようです。日本小児科学会はワクチンの同時接種を認めているのに、医師の個人的な見解で「一度に2本まで」など決めているクリニックもあります。母乳のことでみてもらった助産院、乳児健診で行った保健所でおかしな“育児指導”をされることもあります。これでは疑問や不安が解消できないどころか、よりつらくなってしまいますね。

 それなのに、子どもに何か困ったことがあると、例え論理的に通らないことでも、なんでも親の――特に母親のせいにされがちです。体重が小さく生まれると、食が細いと、お座りやハイハイがなかなかできないと、「母親の愛情不足ではないか」という人がいます。大きくなってからも、勉強やスポーツが苦手だと、落ち着きがないと、内向的だと、やはり「母親のせいではないか」「母親のしつけが悪いんじゃないか」と非難された経験のある女性はたくさんいると思います。そんなことはありません。父親は、親になったことを実感するのに時間がかかるという話がありますが、母親だって出産後すぐに育児方法が天から降りてくるわけもなく、どちらも親としてゼロからの出発です。それに「子どもに関係することのすべてが親のせい」ということはあり得ません。

 初めての育児は、私にとっても大変でした。小児科医は毎日、仕事でお子さんを診療しますが、病気の専門家であって、子育ての専門家ではありません。それまで、授乳もおむつ替えもやったことがなかったのです。子どもが真っ赤な顔をしてウンウンとうなっているのを見て、親御さんたちが言っていたのはこれかと思いました。こういう自分でやってみて、初めてわかることが多々あります。

 長女が3歳くらいのときに微熱と腹痛で何度も吐いたときは、悪いほうに考えてしまって、同僚の小児外科の医師に「急性虫垂炎ではないですよね? 腹膜炎になったらどうしよう」と電話し、「その年齢で急性虫垂炎は相当めずらしいよ」と言われたこともあります。それから教科書を見直して冷静になりましたが、小児科医でも自分の子どものことだと、こんなものです。でも正しい知識を再確認すれば、冷静になれるということでもありますね。

 子育ては大変だけど、とても楽しい体験でもあります。私自身、上の子が乳児のときは夜、眠ってくれなくて自分が睡眠不足になり、小児科当直より辛い!と思いました。でも、ニコニコしている子どもは可愛くて、いるだけで幸せを感じます。大体の人はそうでしょうけれど、なんで子どもは眠いときに泣くのか、眠ればいいのにと思いました。本当は楽しくできるはずの子育てが、デマや変な指導、なんでも母親のせいにする風潮などのために耐えきれないくらい辛いと感じることもあります。

 ですから、この連載では、お母さんだけでなくお父さんも、すべての親御さんに向けて書いていきます。子育ての不安や疑問を少しでも解消して楽しく子育てをしてもらえるよう、私の経験もまじえながら、子育てや小児医療に関する情報をお伝えしていきたいと思っています。

不倫中の惨事! 人妻が自宅ガレージで間男と一酸化炭素中毒死

 タイの洞窟に閉じ込められていた少年らの救援活動中に酸欠死したダイバーや、西日本豪雨で災害対応中に殉職した警察官など、他人のために命をなげうった者たちの「名誉の死」がたたえられる一方、世の中には「不名誉な死」もある。

 先日、米ニュージャージー州で男女に訪れた死も、そのひとつといえるだろう。

 地元メディア「NJ.COM」などによると、7月9日午後9時ごろ、同州ニューアーク市の集合住宅に併設されたガレージで、男女の遺体が発見された。女性はこの住宅に住む主婦(41)で、なんと遺体の発見者の妻だった。

 自室にいた夫は排気ガスの臭いが漂っていることに気づき、ガレージを確認したところ、妻と、のちに自動車整備工(56)と身元の判明する男性が、共に倒れているのを発見したという。

 当時、扉が閉じられたガレージの内部では、1台の車がアイドリング状態で停車中だったといい、排気ガスに含まれる一酸化炭素が充満したことで、2人は中毒死したとみられている。また、近所の住民一人が一酸化炭素中毒の症状を訴え、病院に搬送されたとも伝えられている。

 ところで、死亡した2人はガレージの中で何をしていたのか?

 地元司法機関は、2人はガレージの中でセックスを楽しんでいたところ、事故に見舞われたとみている。また、死亡した女性が車を修理してくれた報酬として、自らの体を男性に提供していたという情報もある。彼女の母親の話によると、オイルフィルターを交換してもらうため、当日午後5時半頃、男性のもとを訪ねていたようだ。しかし、自動車整備工であれば、排気ガスの危険性について把握していたはずだが……。

 ともかく、不倫の最中に間男と共に亡くなった妻の遺体を発見した夫や、13歳と23歳になる2人の娘など、残された遺族の心中は察するに余りある。「危険な情事」を行う際には、くれぐれも命まで危険にさらさないよう、気をつけたいものだ。

ベネディクト・カンバーバッチ、新作ドラマのためのハゲ頭がナチュラルすぎる!

 ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』での、クールな英国紳士といったルックスが定着しているベネディクト・カンバーバッチ。先月、暴漢に襲われている自転車の配達員を救ったことを報じられた時も、「正義感が強そうな、イメージそのもの」だと絶賛された。

 実際の彼だが、真面目なだけではなく、ユーモアセンスのある楽しい男。2014年のアカデミー賞のレッドカーペットでは、記念撮影しているセレブたちの後方で“変顔をしながら両手を上げてジャンプする”フォトボムをして「おちゃめすぎる」「かわいすぎる」と話題に。

 『SHERLOCK』の彼と、フォトボムする彼にギャップを感じる人も多かったが、実は彼、イメージチェンジの名手。役のイメージに合わせて体重を増やしたり減らしたり、髪の毛の色を大胆に変えたり、無精ヒゲを生やしたりと外見を変化させてきた。舞台役者である両親の血を引いている上、名門ハーロー校やマンチェスター大学、ロンドン音楽芸術学院で演劇を学んだ彼の演技力は抜群で、大きなイメチェンをしなくても演技力で役になりきれるのに、徹底してビジュアルを作り込むのだ。

 そんなベネディクトが、2016年6月のEUからの脱退を問うイギリスの国民投票を描いた新作TVドラマ『Brexit』で、離脱の立役者になった実在の政治戦略家ドミニク・カミングス役にキャスティングされた。前髪の生え際が頭部中央まで後退し、丸顔で目がくりっとした「信楽焼の狸」を思わせる顔立ちのドミニクを、髪の量が多く、面長で、細めでクールな瞳をしている狐顔のベネディクトがどう演じるのか。熱い注目が集まった

 7月16日、ロンドンで『Brexit』の撮影を行っている彼の姿がパパラッチされたのだが、この写真が世間を仰天させた。とてもナチュラルなハゲ頭になっていたからだ。

(パパラッチ写真はこちら)

 ドミニクを演じるにあたり、おそらく髪を剃るだろうと推測されおり、先月公開されたドラマの宣伝用写真では頭のてっぺんまで髪の毛が後退している姿を披露していた。しかし今回のパパラッチ写真で、頭部中央どころか、後方も中央部分を剃っていることが判明。また、サイドに残した髪の毛はさらさらなストレートにしており、髪の色を柔らかな栗色にすることで「柔らかそうな髪質」を演出。生え際部分も、ぽつぽつと髪を残しており「後退がどうにも止められない、切ない髪事情」を表現。まるで一昔前のウィリアム王子のような、ナチュラルな頭部なのだ。

 また両端の髪をストレートに伸ばしているからか、丸顔にも見える。目は細いままだが、体形もドミニクに似るよう工夫し、実際そのように見えるから不思議だ。役作りに熱心なベネディクトのこと。きっと薄毛の人の心情も研究し、なにげないしぐさも演技の中に取り入れることだろう。

 『ブラック・スキャンダル』(15)でのジョニー・デップや、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(08)のトム・クルーズら、これまでにも役のためにハゲ頭になった役者は多いが、ベネディクトほどナチュラルではなかった。どの角度から見ても自然なベネディクトの頭髪に、ネット上では「さすが」と舌を巻く者が続出している。

 『Brexit』は、英公共テレビ局「チャンネル4」で放送される。話題になれば日本でも放送されそうだが、そのナチュラルな頭部を見ることはできるだろうか?